JP6082647B2 - 洗濯機 - Google Patents

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Description

本発明は、一般家庭で使用する全自動洗濯機および乾燥機能を設けた洗濯乾燥機に係り、特に洗濯およびすすぎを行う際に、ポンプ作用により洗濯兼脱水槽の下部から上部へ導き、上部に導いた洗濯水を吐出させて洗濯を行う洗濯機に関するものである。
近年、全自動洗濯機の顧客に求められているニーズとして節水,節洗剤による省資源化が強く望まれており、それを実現することが大変重要な課題となっている。その課題を達成するため、従来から、洗濯兼脱水槽の底面に設けた攪拌翼を回転自在に配設するとともに、洗濯兼脱水槽の上部まで独立して複数の循環水路を成形し、攪拌翼の裏面に設けた裏羽根の回転によって、この循環水路を介して洗濯液を上昇させ、上部の開口部から洗濯兼脱水槽内へシャワー状に注ぐことが提案されている。
たとえば、下記特許文献1では、シャワー液同士の干渉による洗剤液の飛散を防止するため、互いに対向する位置に設けられたシャワーノズルから吐出される洗濯液を、鉛直方向の上から見て互いに重ならないようにずらして散布する方法が記載されている。
特開2012−157410号公報
しかし、上記特許文献1に記載の構造では、洗剤液のシャワーは対向する2方向からのみとなるため、実際にはシャワーの散布範囲が限定され、洗濯兼脱水槽内の洗濯物に満遍なく散水することが困難である。また、シャワーの着水点においては強い水流が洗濯物に作用して洗浄力が高まるが、このような着水点以外の場所では水流が弱く、局所的な洗浄力の低下により洗いムラの原因となっていた。
本発明は、このような点に鑑みなされたものであり、その目的は、強い水流の洗濯液を洗濯物全体に満遍なく注ぎ、洗浄力の向上と洗いムラの低減を実現する洗濯機を提供することにある。
外槽と、前記外槽内に回動自在に内置された洗濯兼脱水槽と、前記洗濯兼脱水槽の内底に回動自在に内置された撹拌翼と、前記撹拌翼と前記洗濯兼脱水槽を回転駆動する駆動手段と、前記外槽内に給水する給水手段と、前記駆動手段と前記給水手段を制御する制御手段と、前記洗濯兼脱水槽の底にある洗濯水を上昇させて開口部から散水するための循環流路部材を備えた洗濯機において、前記循環流路部材が周方向に異なる場所に3つ以上設け、各循環流路部材の開口部から散水される洗濯水は、他のいずれかの循環流路部材の開口部から散水される洗濯水の下に潜り込ませ、鉛直方向の上から見て、各循環流路部材の開口部から一方向に旋回する向きに洗濯水が散水され、かつ、その旋回方向についてそれぞれ1つ下流側にある循環流路部材の開口部から散水される洗濯水の下に潜り込むように各循環流路部材の開口部から洗濯水が散水される。
本発明によれば、強い水流の洗濯液を洗濯物全体に満遍なく注ぎ、洗浄力の向上と洗いムラの低減を実現した洗濯機を提供することが可能となる。
本発明の実施形態の全自動洗濯機の内部構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る洗濯兼脱水槽および攪拌翼の主断面を示す図である。 本発明の実施形態に係る全自動洗濯機における循環流路部材を示す図である。 本発明の実施形態に係る全自動洗濯機における循環流路部材の裏面の構造を示す図である。 本発明の実施形態に係る洗濯兼脱水槽内に吐出される洗濯液の状態を示した上面図である。
以下、本発明の実施形態に係わる実施例について、図を引用して説明する。
図1は本発明の実施に係るもので、全自動洗濯機1の内部構成を示す図である。
洗濯機、特に全自動洗濯機は、鋼板製の外枠5内に、吊り棒8およびコイルバネや弾性ゴムからなる防振装置4によって、洗濯兼脱水槽3を回転自在に内置した、合成樹脂製の外槽6を、吊架した構成となっている。外枠5上部には、制御手段であるコントロールユニット7、給水手段である電磁給水弁16を備えた合成樹脂製の上面カバー9が設けられ、外枠5下部には、合成樹脂製のベース部材10を有する。
以下、上述した各部材の詳細について説明する。
図1に示すように、全自動洗濯機1は内部機構を内包する略箱形の鋼板製の外枠5と、外枠5の下部に合成樹脂製のベース部材10を有し、ベース部材10の4隅には脚部10aが4箇所嵌挿されており、床面と直接接して全自動洗濯機1本体を支えている。ベース部材10の後部には、排水ホース11を引き出すホース引き出し口11aを設ける。
外枠5の上部には、合成樹脂で形成された上面カバー9が取り付けられ、上面カバー9の中央部には洗濯物12等を出し入れする洗濯物投入口9aを有しており、この洗濯物投入口9aを開閉するための蓋体9bが設けられている。上面カバー9の内部に有する電気部品は、上面カバー9の前側と後側の2箇所に設けられており、前側裏面に前部保護カバー9c、後側裏側に後部保護カバー9dを装着している。上面カバー9と前部保護カバー9cにて構成される空間部分には、電源スイッチ13、洗濯等の各工程などを操作する入力スイッチ部14、各工程の進行状況を表示する進行表示部14aなどを収納している。
上面カバー9と後部保護カバー9dにて構成される空間部分には、制御手段であるコントロールユニット7、水位を検知する感圧式の水位センサー15、洗濯水を外槽6に給水する電磁給水弁16等が収納されている。コントロールユニット7は、前部保護カバー9cによって構成される空間内、後部保護カバー9dによって構成される空間内のどちらに配置されていても構わない。また上面カバー9の後部外側には、水道の蛇口に接続された給水ホース17が設けられ、その他端は電磁給水弁16に接続されている。
尚、裏面に設けられた、前部保護カバー9c及び後部保護カバー9dは上面カバー9の表面から取り付けられる構成であって、電源スイッチ13や入力スイッチ部14が表面から取り付けられた部材に設けられた構造でも良い。上面カバー9は外枠5の上方開口部を包括するように、外枠5の上部に前部保護カバー9c,後部保護カバー9dを介し、上方または側面からネジ9eにて外枠5に固着されている。
外枠5の枠体内には、洗濯水を溜める有底略円筒状の外槽6を有し、外槽6は外枠5の上端から吊り下げ支持する吊り棒8および、コイルバネや弾性ゴムからなる防振装置4により垂下防振支持されている。外槽6は合成樹脂で形成されており、その下部壁面には水位検出のためのエアートラップ6aが形成されている。
外槽6内の洗濯水の水位の検出は、このエアートラップ6aから、エアーチューブ6bを介し水位検出手段である感圧式の水位センサー15にて行われる。洗濯工程等を行う際、コントロールユニット7の指令により、電磁給水弁16を開き、外槽6内に洗濯水が給水される。所定の水位になると水位センサー15により検知し、コントロールユニット7の指令により電磁給水弁16を閉め、給水を停止する。
外槽6の底部外側には排水装置である排水弁17、および排水ホース11が設けられ、外槽6底部に有する外槽排水口6cと排水弁17、排水弁17と排水ホース11は嵌着されている。脱水工程等を行う際、コントロールユニット7の指令により排水弁17が開かれ、外槽6内の洗濯水は、排水ホース11の他端から全自動洗濯機1の機外へ排水する。排水ホース11は表面に蛇腹を有しており、合成樹脂にて一体成型したものである。
また外槽6内周と洗濯兼脱水槽3外周との間には隙間があり、この隙間に洗濯物等が入らなくするとともに、外槽6全体の剛性を保つために、外槽6上面には洗濯兼脱水槽3に設けた流体バランサ19の上面を覆うような槽カバー20を備えている。
また、外槽6の底部外側には、鋼板製の取付けベース21を介して、駆動用モータ22、および駆動用モータ22の回転数を減速する減速機構24が取り付けられている。駆動用モータ22には誘導電動機または、同期電動機が用いられる。駆動機構は、駆動用モータ22でVベルト(図示せず)および減速機構24を介して攪拌翼2を駆動するものであっても、駆動用モータ22の駆動軸が減速機構24と同一軸上に構成されたものであっても良い。
回転数を減速する減速機構24の内部には、洗濯動作と脱水動作の切替えを行う電動操作クラッチ機構24aと遊星歯車減速機構24bを備えている。電動操作クラッチ機構24aにより、洗濯兼脱水槽3を静止させた状態で攪拌翼2を左右に回転させたり(攪拌モード)、洗濯兼脱水槽3と攪拌翼2を一体的に同一方向に回転させたり(脱水モード)を選択できる。
コイルバネや弾性ゴムからなる防振装置4は吊り棒8,吊り棒保持具8a,摺動筒4c,防振バネ4d,バネ受4e等から構成されている。吊り棒8の上端には凸球面を持った吊り棒保持具8aが固着され、吊り棒保持具8aは外枠5の上部4隅に設けられたコーナープレート5aの凹球面に嵌着されている。摺動筒4cは、外槽6に設けられた摺動筒受け6dの凹球面に嵌着されるよう凸球面を有し、内部には防振バネ4d,バネ受4eを設け、外槽6の振動を抑制している。
外枠5の下部に有する合成樹脂製のベース部材10は、外枠5とネジを用いて固定されており、外枠5の鋼板下端部の露出を防止し耐食性を向上させているとともに、外枠5全体の剛性を向上させることにより、全自動洗濯機1の外部障害からの保護を図っている。
以下に、本発明に係わる洗濯兼脱水槽3の説明を図2を用いて行う。
洗濯兼脱水槽3は、ステンレス鋼板で形成され、周壁に洗濯物12に含まれている洗濯水を遠心力にて洗濯物12と分離し排出するための脱水孔3bを複数個有している胴体部3aと、洗濯物12の偏りと反対方向にバランス用の流体が移動して、洗濯物12の偏りによる外槽6の振動を抑制する流体バランサ19を胴体部3aの上縁部に備えている。また、胴体部3aの底部には、上向きに湾曲した断面形状を持つ底板25が下端部に止着され、軸方向に長い有底円筒形状に形成されている。前記底板25の底面には、外槽6に通じる吸水口25aを複数個備えている。
洗濯兼脱水槽3の底部であって底板25の内周側には、回転自在な攪拌翼2を有している。この攪拌翼2は、底板25の大部分を覆う大径であって、周縁部を迫り上げるように上向きに湾曲させて、皿状形態に形成されており、洗濯物12を受け支える状態で回転するような構成となっている。尚、攪拌翼2の裏面には、裏羽根2aを放射状に一体に設けてある。また、攪拌翼2は、表面と裏面を連通する孔2bを湾曲した部分に多数有している。
攪拌翼2は、駆動用モータ22の回転数を減速機構24に設けた遊星歯車減速機構24bにより減速され、攪拌翼2の回転数は例えば、毎分90〜150回転で回転される。この攪拌翼2はコントロールユニット7の指令により正転/逆転を繰り返し、洗濯兼脱水槽3に有する洗濯物12を上下動に攪拌することにより、洗濯,すすぎ等を行う。
図3に示すように本実施形態では、洗濯兼脱水槽3の内周面に、周方向に4箇所の循環流路部材が設けられている。ここで、4箇所のうち1つの第1の循環流路部材26を例に挙げて、その構造の詳細について説明する。図4に示す通り、第1の循環流路部材26の裏面には、合成樹脂で一体に設けられた導水路26aを有しており、洗濯兼脱水槽3との間に独立した循環水路26bを形成している。また、第1の循環流路部材26の下部には、洗濯液を循環水路26bへ流入させるための流入口が設けられ、第1の循環流路部材26の上部には流路の出口としてシャワーを散水するための開口部26cが設けられている。
さらに、底板25の内周側と、攪拌翼2の裏面に設けられた裏羽根2aの外周側とで形成されたポンプ室25bに、循環水路26bが連通して設けられている。そして、洗濯液が攪拌翼2の裏側に設けた裏羽根2aの回転により発生する遠心力で外側に押し出されることによって、循環水路26bを経由して洗濯液が上昇し、第1の循環流路部材26の上部に設けた開口部26cから洗濯液が間欠的に注がれる。
図5に示す通り、4箇所に設けられた循環流路部材のうち、第1の循環流路部材26と第2の循環流路部材27は、洗濯兼脱水槽3の回転軸を中心として互いに対向する位置に設けられ、第3の循環流路部材33と第4の循環流路部材34は、洗濯兼脱水槽3の回転軸を中心として互いに対向する位置に設けられている。すなわち、4箇所の循環流路部材が回転軸を中心として90°ずつ周方向に異なる位置に設けられている。また、第1の循環流路部材26と第2の循環流路部材27は、その上部の略同一の高さに開口部26cと開口部27cがそれぞれ設けられており、洗濯液を洗濯物12の上部から散布するために用いられる。第3の循環流路部材33と第4の循環流路部材34も、その上部の略同一高さに開口部33cと開口部34cがそれぞれ設けられているが、これらの高さは上述の第1の循環流路部材26の開口部26cや第2の循環流路部材27の開口部27cの高さよりも低くなっている。このように高さの異なる開口部を設けることにより、洗濯物12が少なく水位が低い場合であっても、第3の循環流路部材33や第4の循環流路部材34を介して洗濯液を循環させてシャワーとして散水できる。逆に衣類が多く水位が第3の循環流路部材33の開口部33cや第4の循環流路部材34の開口部34cを超えて水に浸かっている場合でも、第1の循環流路部材26や第2の循環流路部材27の開口部からシャワーとして散水できる。
次に、上述した4箇所の循環流路から洗濯兼脱水槽3内に向かって洗濯液を流入するときの動作について説明する。
まず、洗濯物12を洗濯兼脱水槽3の中に投入し、電源スイッチ13をオンし、入力スイッチ部14に設けたスタートスイッチ(図示せず)をオンすると、コントロールユニット7の指令により、電磁給水弁16を制御して所定水位まで給水し、洗濯工程に入る。洗濯工程に入ると、駆動用モータ22は洗濯水流に応じて右回転・休止・左回転・休止とコントロールユニット7によって制御されて回転する。この制御された駆動用モータ22の回転は、減速機構24を介して攪拌翼2に伝えられる。したがって、駆動用モータ22の回転に応じて攪拌翼2および攪拌翼2の裏羽根2aが回転し、洗濯兼脱水槽3の中の洗濯物12と洗濯液が撹拌され、洗濯物12が洗浄される。
一方、攪拌翼2の裏羽根2aと循環流路部材27との間の洗濯液は、攪拌翼2の回転に応じて裏羽根2aの回転により遠心力で外側に押し出され、循環水路26bを通って循環水路26bに設けた開口部26c、開口部27c、開口部33c、開口部34cまたはリントフィルター28から洗濯兼脱水槽3内に間欠的に注がれる。尚、攪拌翼2の裏羽根2aによって循環水路26bに押し出された洗濯液の後には、攪拌翼2の裏羽根2aの下部にある底板25に設けた外槽6に通じる吸水口25aから新しい洗濯液が供給される。すなわち、外槽6と洗濯兼脱水槽3の間の洗濯液が供給されることになり、外槽6と洗濯兼脱水槽3の間の液面は、洗濯液を循環流路部材から吐出される瞬間は、洗濯兼脱水槽3内の洗濯液水位のほうが一時的に低くなる。ただし、洗濯兼脱水槽3の脱水用の穴3bおよび洗濯兼脱水槽3と攪拌翼2の間の隙間から、洗濯液が外槽6に流れるので、液面の差はある値でバランスし、一定となる。
このように洗濯液は、洗濯兼脱水槽3より攪拌翼2の裏羽根2a,循環水路26bを通って循環水路26bに設けた開口部26c等より吐出され、洗濯物12を通して洗濯兼脱水槽3へ達する経路で循環し、洗剤の溶解を助けると同時に、洗濯物12へ洗剤液を充分に浸透させることができるので、洗浄効果を大幅に高めることができる。
また、本実施形態では、図5に示すように、各循環流路部材の上部にある開口部の周方向中心位置を、各循環流路部材の周方向中心位置に対して全て同じ一方向にずらしている。これにより、鉛直方向の上から見たとき、各循環流路部材の開口部から吐き出されるシャワーは、回転軸に対して一方向へ偏った領域に散水する。その結果、鉛直方向の上から見たとき、各循環流路部材の開口部から散水されるシャワーは、一方向に旋回するような態様となる。しかも、各循環流路部材の開口部からのシャワーは、旋回方向についてそれぞれの1つ下流側にある循環流路部材の開口部からのシャワーの下に潜り込むように散水される。例えば、第3の循環流路部材33の開口部33cから吐き出されるシャワー液35は、第1の循環流路部材26の開口部26cから吐き出されるシャワー液30の上流の位置において、下に交差するようになる。このような構成により、複数のシャワー液が略同時に着水するようにしても、シャワー液どうしの干渉による洗濯液の飛散を防止できる。しかも、多くの循環水路から散水することで着水点が増加し、洗濯兼脱水槽3内の洗濯物12全体に強い水流の洗濯液を満遍なく散布できるので、洗いムラの低減と洗浄力の向上が実現可能となる。
更に、対向する位置にある循環流路部材の開口部から吐き出されるシャワーの散水領域は、互い重ならないようになっている。例えば、第1の循環流路部材26の開口部26cのうち第1の循環流路部材26の周方向中心に近い側の端部30aと、第2の循環流路部材27の開口部27cのうち第2の循環流路部材27の周方向中心に近い側の端部31bとを結んだ直線40を含む断面で区切られる2つの領域に分けた場合に、一方の領域に対しては第1の循環流路部材26の開口部26cから洗濯液を散布し、他方の領域に対しては第2の循環流路部材27の開口部27cから洗濯液を散布するようにした。これにより、対向する開口部からシャワーを散水しても、洗濯液が衝突して飛び跳ねるのを防止できる。
また、本実施形態においては、第3の循環流路部材33の開口部33cと第4の循環流路部材34の開口部34cを、第1の循環流路部材26の開口部26cと第2の循環流路部材27の開口部27cに対して70mm低い位置に設けている。そのため、開口部33cから吐き出されるシャワー液35と開口部34cから吹き出されるシャワー液36は、開口部26cから吹き出されるシャワー液30と開口部27cから吹き出されるシャワー液31の下に潜り込むように吐き出される。このため、各循環流路部材の開口部から散布されるシャワーの勢いが強い場合であっても、洗濯液が衝突して飛び跳ねるのを防止できる。そして、各シャワー液が他のいずれかのシャワー液の散水軌跡の下方に向けて吐き出す構造のため、着水点を増やしても洗濯液が衝突して飛び跳ねるのを防止することが可能である。したがって、循環経路を増加させて着水点を増やし、多くの洗濯物12に強い水流をあてることができ、洗浄力および洗いムラの向上を図ることが可能となる。また、循環水量の調整による洗浄力向上および洗いムラの低減も容易な構造となる。その結果、節水および節洗剤な洗濯機も実現可能となる。
ここで、図4に示す通り、循環流路部材26の裏側の循環水路26bには、一方向へ傾斜するリブが設けられており、攪拌翼2が右回転するときも、左回転するときも、ほぼ同じような散水が実現できる。
上述のとおり、本実施形態では、攪拌翼2の裏羽根2aの回転を利用して洗濯兼脱水槽3の底にある洗濯液を循環させ、循環水路26bから洗濯兼脱水槽3上部の開口部から散水する方式について説明したが、循環ポンプを別途設けて、これにより外槽6上部の開口部から散水する方式にしても良い。また、外槽6の内周面に循環流路を形成し、この循環流路の下端に設けた洗濯液流入口から、裏羽根2aの回転による遠心ポンプ作用で洗濯液を上方へ循環させ、循環流路の上部の開口部から散水させても構わない。
さらに、本実施形態では、循環流路を4つ設けて対応する4つの開口部から散水する構成について説明したが、これに限らず、循環流路を3つ設けて対応する3つの開口部から散水する構成や、循環経路を5つ以上設けて対応する5つ以上の開口部から散水する構成であって良い。その場合も、上から見て複数の開口部から一方向に旋回するように散水され、かつ、旋回方向について下流側に隣接する開口部から散水されるシャワーに対して、潜り込むように散水させることで、本実施形態と同様の作用効果を達成できる。
1 全自動洗濯機
2 攪拌翼
3 洗濯兼脱水槽
5 外枠
12 洗濯物
26 第1の循環流路部材
27 第2の循環流路部材
33 第3の循環流路部材
34 第4の循環流路部材

Claims (2)

  1. 外槽と、前記外槽内に回動自在に内置された洗濯兼脱水槽と、前記洗濯兼脱水槽の内底に回動自在に内置された撹拌翼と、前記撹拌翼と前記洗濯兼脱水槽を回転駆動する駆動手段と、前記外槽内に給水する給水手段と、前記駆動手段と前記給水手段を制御する制御手段と、前記洗濯兼脱水槽の底にある洗濯水を上昇させて開口部から散水するための循環流路部材を備えた洗濯機において、
    前記循環流路部材が周方向に異なる場所に3つ以上設けられており、各循環流路部材の開口部から散水される洗濯水は、他のいずれかの循環流路部材の開口部から散水される洗濯水の下に潜り込み、
    鉛直方向の上から見て、各循環流路部材の開口部から一方向に旋回する向きに洗濯水が散水され、かつ、その旋回方向についてそれぞれ1つ下流側にある循環流路部材の開口部から散水される洗濯水の下に潜り込むように各循環流路部材の開口部から洗濯水が散水されることを特徴とする洗濯機。
  2. 外槽と、前記外槽内に回動自在に内置された洗濯兼脱水槽と、前記洗濯兼脱水槽の内底に回動自在に内置された撹拌翼と、前記攪拌翼の下部に設けられた裏羽根と、前記撹拌翼と前記洗濯兼脱水槽を回転駆動する駆動手段と、前記外槽内に給水する給水手段と、前記駆動手段と前記給水手段を制御する制御手段と、前記洗濯兼脱水槽の底にある洗濯水を上昇させて開口部から散水するための循環流路部材を備えた洗濯機において、
    前記循環流路部材は、前記洗濯兼脱水槽の周方向に異なる場所の内周面に3つ以上設けられており、かつ、前記循環流路部材は、前記開口部が高い位置にあるものと前記開口部が低い位置にあるものとを有し、
    前記裏羽根を回転することにより、高い位置にある開口部から散水される洗濯水の散水軌跡の下方に向けて、低い位置ある開口部から洗濯水を散水し、
    鉛直方向の上から見て、各循環流路部材の開口部から一方向に旋回する向きに洗濯水が散水され、かつ、その旋回方向についてそれぞれ1つ下流側にある循環流路部材の開口部から散水される洗濯水の下に潜り込むように各循環流路部材の開口部から洗濯水が散水されることを特徴とする洗濯機。
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