JP6081756B2 - 包装容器 - Google Patents

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Description

本発明は、乾燥剤を収容可能な包装容器に関するものである。
従来、乾燥剤を収容可能な包装容器が知られている。例えば、特許文献1には、被収容物を収容可能な容器本体と、この容器本体の口部に着脱可能であるとともに前記被収容物を取り出し可能な取出口を有する中栓と、前記容器本体に着脱可能であるとともに前記取出口を塞ぐ形状のキャップとを備える包装容器が開示されている。前記中栓は、乾燥剤を保持する保持部を有し、この保持部は、側方に開放する開口部を有する略箱形を呈する。この保持部の開口部は、当該中栓が前記容器本体に装着された状態では、容器本体の内周面と対向している。
特開平07−096961号公報
上記特許文献1に記載の包装容器は、乾燥剤を保持するための部材として、容器本体及びキャップとは別体の中栓を必要とするため、部品点数が多いという問題がある。また、この包装容器に乾燥剤を収容するときの作業工数が多いという問題もある。具体的には、この包装容器に乾燥剤を収容するには、容器本体に装着されているキャップを取り外した後に、当該容器本体に装着されている中栓を取り外し、この中栓の保持部に側方から乾燥剤を挿入し、そして、容器本体に対し、中栓、キャップの順に装着するという作業が必要となる。このように、乾燥剤を収容する工程は非常に煩雑であり、また、このような工程の自動化も非常に困難である。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、部品点数が少なく、かつ、乾燥剤の収容が容易な包装容器を提供することを目的とする。
前記課題を解決するための手段として、本発明は、包装容器であって、特定方向に開口する本体側開口部を有するとともに被収容物を収容可能な形状の容器本体と、特定方向に開口する蓋側開口部を有するとともに、この蓋側開口部が前記本体側開口部と対向する姿勢で当該本体側開口部を塞ぐように前記容器本体に着脱可能な蓋部材とを備え、前記蓋部材は、乾燥剤を保持可能な保持部を有し、前記保持部は、前記蓋側開口部側から挿入される乾燥剤を保持可能な形状を有する包装容器を提供する。
本発明の包装容器によれば、従来のような中栓を省略することができ、かつ、乾燥剤の収容が容易となる。具体的には、本発明の包装容器は、前記容器本体の本体側開口部を塞ぐ形状の蓋部材が、乾燥剤を保持可能な保持部を有しており、この保持部が前記蓋側開口部側から挿入される乾燥剤を保持可能な形状を有するので、従来のような中栓が省略され、しかも、前記蓋側開口部側から乾燥剤を挿入するという簡便な工程で、当該蓋部材への乾燥剤の装着が完了する。よって、本発明の包装容器によれば、部品点数の削減によって製造コスト及び管理コストが低減され、また、製造工程のうち特に乾燥剤を装着する工程が簡素化される。さらに、乾燥剤を、被収容物側に開放して設けることができるため、被収容物に対する乾燥効果を高くすることができる。
この場合において、前記蓋部材は、前記容器本体に着脱可能であるとともに前記被収容物を取り出し可能な取出口と前記保持部とを有する蓋本体と、前記取出口を塞ぐ形状の開閉蓋とを有し、前記保持部は、前記蓋本体における前記取出口からずれた位置に形成されており、かつ、前記開閉蓋が前記蓋本体から離間して前記取出口が外部に露出した状態において、前記乾燥剤を外部に露出させない形状を有することが好ましい。
このようにすれば、前記開閉蓋を前記蓋本体から離間して前記取出口を露出させることで、前記容器本体から前記蓋部材を脱着することなく被収容物の取り出しが可能となる。さらに、前記取出口が外部に露出した状態であっても、前記保持部に保持された乾燥剤は外気にさらされない。よって、乾燥剤のもつ吸湿機能の低下が抑制される。
さらにこの場合において、前記蓋部材は、前記開閉蓋が前記蓋本体に対して回動可能となるように当該開閉蓋と前記蓋本体とを接続するヒンジ部をさらに有し、前記蓋本体及び前記開閉蓋は、前記ヒンジ部と接続された側の端部である基端部と、この基端部とは反対側の端部である開閉端部とをそれぞれ有し、前記開閉蓋は、前記取出口を塞ぐ閉姿勢と、前記取出口を外部に露出させる開姿勢との間で前記ヒンジ部を回動中心として回動可能であり、前記保持部は、前記蓋本体の、基端部と開閉端部とを結ぶ方向において前記取出口よりも当該基端部寄りに形成されていることが好ましい。
このようにすれば、前記開閉蓋を前記開姿勢から前記閉姿勢としたときの衝撃によって生じる振動が、前記保持部に伝わるのが抑制されるので、乾燥剤の容器本体内への脱落が抑制され、さらに、乾燥剤の割れや崩壊を防ぐことができる。具体的には、前記開閉蓋を前記開姿勢から前記閉姿勢とするとき、当該開閉蓋は、前記ヒンジ部を回動中心として回動し、その開閉端部が前記蓋本体の開閉端部と接触する。このときの衝撃によって前記蓋本体の開閉端部近傍に振動が発生するが、前記保持部は、前記蓋本体の基端部と開閉端部とを結ぶ方向において、前記取出口よりも当該基端部寄りに形成されているので、この振動が前記保持部に伝わるのが抑制される。
また、本発明において、前記取出口の中心は、前記蓋本体における基端部と開閉端部との中央部よりも前記開閉端部側に偏っていることが好ましい。
このようにすれば、前記被収容物の取り出し性が向上すると同時に、前記蓋本体に保持部を形成するためのスペースを十分に確保することができる。また、前記蓋本体の開閉端部と前記保持部との間隔を大きくすることができるため、前記蓋本体と前記開閉蓋との接触時の衝撃によって生じる振動が、前記保持部に伝わるのを抑制することができる。
また、本発明において、前記保持部は、前記開閉蓋が前記開姿勢となった状態において、前記乾燥剤と外部との間に介在する介在部と、前記乾燥剤の前記容器本体内への離脱を阻止する離脱阻止部とを有することが好ましい。
このようにすれば、前記介在部が乾燥剤の外気との接触を確実に防止しながら、前記離脱阻止部が乾燥剤を確実に保持することができる。
この場合において、前記離脱阻止部は、前記乾燥剤を挟み込む挟持片と、前記挟持片が前記乾燥剤を挟み込んだ状態において当該乾燥剤に下側から当接する当接片とを有することが好ましい。
このようにすれば、乾燥剤の保持が容易となる。具体的には、前記離脱阻止部は乾燥剤を挟み込む挟持片を有するので、この挟持片に挟み込まれた乾燥剤の位置が確実に固定される。そして、前記離脱阻止部は、前記挟持片に挟み込まれた状態の乾燥剤に下側から当接する当接片を有するので、この乾燥剤が前記挟持片から脱落して下方、すなわち、容器本体内へ落下するといった不具体の発生が抑制される。また、乾燥剤が前記蓋本体に固定されることにより、乾燥剤が当該蓋本体に固定されない場合に比べ、乾燥剤が蓋本体に対して相対変位して蓋本体の一部と接触することにより乾燥剤が割れたり、崩壊したりするといった不具合の発生を防ぐことができる。
以上のように、本発明によれば、部品点数が少なく、かつ、乾燥剤の収容が容易な包装容器を提供することができる。
本発明の一実施形態の包装容器の断面図である。 図1に示す包装容器の蓋部材の裏面図である。 図1のIII−III線での断面図である。
本発明の実施形態の包装容器10について、図1〜図3を参照しながら説明する。図1及び図2は、後述の開閉蓋50が開姿勢となった状態を示している。
図1に示す包装容器10は、図示しない被収容物を収容可能な容器本体20と、この容器本体20に着脱可能であるとともに乾燥剤Dを保持可能な蓋部材30とを備えている。
容器本体20は、特定方向(図1では上方)に開口する本体側開口部20aを有する。具体的には、容器本体20は、本体側開口部20aを取り囲む形状の内周面を有する周壁21と、この周壁21の下端を塞ぐ形状の底壁22とを有する。容器本体20の周壁21における本体側開口部20a側の端部には、蓋部材30を嵌合可能な嵌合部21aが形成されている。容器本体20の周壁21は、本体側開口部20a側の端部とこの端部とは反対側の端部とを結ぶ方向(図1の上下方向)に長い形状を有する。また、この容器本体20は、透明の材料からなる。
蓋部材30は、本体側開口部20aを塞ぐように、容器本体20に着脱可能な蓋本体40と、この蓋本体40に対して開閉される開閉蓋50と、蓋本体40と開閉蓋50とを接続するヒンジ部60とを有する。この蓋部材30は、半透明ないし不透明の材料からなる。
蓋本体40は、周壁41と、この周壁41の上端に接続された上壁42とを有する。周壁41の下端は、特定方向(図1では下方)に開口する蓋側開口部40aを取り囲む形状を有する。この周壁41の下端には、容器本体20の嵌合部21aに嵌合される被嵌合部41aが形成されている。つまり、蓋本体40は、蓋側開口部40aが本体側開口部20aと対向する姿勢で当該本体側開口部20aを塞ぐように容器本体20に装着される。このとき、被嵌合部41aが嵌合部21aに嵌合される。蓋本体40は、ヒンジ部60と接続された側(図1では右側)の端部である基端部41bと、この基端部41bとは反対側(図1では左側)の端部である開閉端部41cとを有する。上壁42は、前記被収容物を取り出し可能な円形の取出口40bを取り囲む内周面を有する。この取出口40bの中心軸A2は、蓋本体40の基端部41bと開閉端部41cとを結ぶ方向の中央部(中心軸A1)よりも開閉端部41c側に偏っている。
そして、蓋本体40は、乾燥剤Dを保持する保持部40cを有する。保持部40cは、基端部41bと開閉端部41cとを結ぶ方向(図1の左右方向)において取出口40bよりも基端部41b寄りに形成されている。この保持部40cの詳細は、後述する。
開閉蓋50は、取出口40bを塞ぐ形状を有する。具体的には、開閉蓋50の外形は、蓋本体40の上壁42の外形と略同一形状を有する。この開閉蓋50は、ヒンジ部60と接続された側の端部である基端部51bと、この基端部51bとは反対側の端部である開閉端部51cとを有する。これにより、開閉蓋50は、取出口40bを塞ぐ閉姿勢(図1の二点鎖線の姿勢)と、取出口40bを外部に露出させる開姿勢(図1の実線の姿勢)との間でヒンジ部60を回動中心として回動可能となっている。
ここで、保持部40cについて説明する。
保持部40cは、開閉蓋50が蓋本体40から離間した状態、すなわち、開閉蓋50が前記開姿勢となった状態において、乾燥剤Dを外部に露出させない形状を有する。具体的には、本実施形態においては、保持部40cは、蓋本体40の上壁42の一部であって、開閉蓋50が前記開姿勢となった状態において、乾燥剤Dと外部との間に介在する介在部42aと、乾燥剤Dの容器本体20内への離脱を阻止する離脱阻止部44とを有する。保持部40cが介在部42aを有するので、乾燥剤Dは、外部に露出することなく周壁41と上壁42とにより囲まれる空間内に位置される。
離脱阻止部44は、蓋本体40の上壁42の一部である介在部42aから下方に向かって延びる形状の第一壁45と、この第一壁45との間で乾燥剤Dを挟持可能な第二壁46と、第一壁45と第二壁46との間に挟み込まれた乾燥剤Dに下側(蓋側開口部40a側)から当接する当接片47とを有する。つまり、第一壁45及び第二壁46が「挟持片」を構成する。これら第一壁45と第二壁46との間は、両者の間に乾燥剤Dが圧入される寸法に設定されることが好ましい。
図1及び図2に示すように、第一壁45は、蓋本体40の周壁41のうち、基端部41b側から開閉端部41c側に向かって延びている。この第一壁45は、図2に示すように、基端部41bと開閉端部41cとを結ぶ方向と直交する方向(図2の上下方向)に離間した位置に形成された一対の壁部からなる。第二壁46は、介在部42aから下方に向かって延びており、第一壁45と対向する対向面を有する。図3に示すように、この第二壁46は、その下端部に前記一対の壁部の並び方向(図3の左右方向)に離間した一対の突出部位を有する。当接片47は、第二壁46の下端部(突出部位)につながっており、第二壁46から第一壁45側に向かって突出する形状を有する。本実施形態では、この当接片47は、基端部41bと開閉端部41cとを結ぶ方向と直交する方向(図2の上下方向、図3の左右方向)に離間した位置に一対形成されている。このように、当該当接片47を離間した位置に一対形成することにより、当接片47が基端部41bと開閉端部41cとを結ぶ方向と直交する方向に連続して延びる形状を有する場合に比べて、乾燥剤Dの装着時の、乾燥剤Dと当接片47との接触が低減されて乾燥剤Dの挿入が容易となり、かつ、乾燥剤Dの欠けや削れを防止することができるため、好ましい。なお、この当接片47は、省略されてもよい。
次に、乾燥剤Dの装着工程を説明する。
まず、容器本体20の嵌合部21aと蓋本体40の被嵌合部41aとの係合を解除することにより、容器本体20から蓋部材30を取り外す。そして、蓋本体40の挟持片、すなわち、第一壁45と第二壁46との間に、蓋側開口部40a側から乾燥剤Dを挿入する。乾燥剤Dは、その蓋側開口部40a側(図3の乾燥剤Dの下側)の部位に、当接片47が蓋側開口部40a側(図3の乾燥剤Dの下側)から当接する位置まで挿入される。その後、蓋部材30を再び容器本体20に取り付けることにより、乾燥剤Dの装着が完了する。このように、本実施形態の包装容器10は、容器本体20の本体側開口部20aを塞ぐ形状の蓋部材30が、乾燥剤Dを保持可能な保持部40cを有しており、この保持部40cが蓋側開口部40a側から挿入される乾燥剤Dを保持可能な形状を有するので、従来のような中栓が省略され、しかも、蓋側開口部40a側から乾燥剤Dを挿入するという簡便な工程で、当該蓋部材30への乾燥剤Dの装着が完了する。よって、部品点数の削減によって製造コスト及び管理コストが低減され、また、製造工程のうち、特に乾燥剤Dを装着する工程が簡素化される。さらに、乾燥剤Dは挟持片により挟み込まれるので、この乾燥剤Dは、蓋部材30に対して確実に位置決めがなされた状態で蓋部材30に固定される。このように乾燥剤Dが蓋部材30に対して固定されることによって、蓋部材30に対して乾燥剤Dが相対変位可能に保持されている場合に比べて、乾燥剤Dと蓋本体40の一部との接触が防止され、乾燥剤Dの割れや崩壊が防止される。加えて、乾燥剤Dの蓋側開口部40a側(図3の乾燥剤Dの下側)の部位は当接片47により支えられるので、この乾燥剤Dが挟持片から脱落して下方、すなわち、容器本体20内へ落下するといった不具体の発生が抑制される。
続いて、本実施形態の包装容器10から被収容物を取り出す工程を説明する。
まず、蓋部材30の開閉蓋50を前記閉姿勢(図1の二点鎖線の姿勢)から前記開姿勢(図1の実線の姿勢)とする。具体的には、開閉蓋50の開閉端部51cを蓋本体40の開閉端部41cから離れる方向に押し上げることにより、当該開閉蓋50をヒンジ部60を回動中心として回動させる。これにより、取出口40bが露出するので、この取出口40bを介して容器本体20内に収容された被収容物を取り出す。本実施形態の包装容器10は、この状態、つまり、開閉蓋50が開姿勢となっている状態において、乾燥剤Dと外部との間には介在部42aが介在するので、乾燥剤Dが直接外気にさらされない。よって、乾燥剤Dのもつ吸湿機能の低下が抑制される。さらに、開閉蓋50を前記開姿勢とした場合であっても、乾燥剤Dが外部から見えないので、外観に優れる。また、本実施形態の包装容器10では、取出口40bの中心軸A2は、蓋本体40の中心軸A1よりも開閉端部41c側に偏っているので、前記被収容物の取り出し性の向上と、蓋本体40に保持部40cを形成するための十分なスペースの確保とが同時に達成される。
容器本体20内から被収容物を取出した後、開閉蓋50を前記開姿勢から前記閉姿勢とする。具体的には、開閉蓋50の開閉端部51cが蓋本体40の開閉端部41cに近づく方向に向かって、当該開閉蓋50の開閉端部51cを押し上げることにより、開閉蓋50の開閉端部51cが蓋本体40の開閉端部41cに接触するまで、当該開閉蓋50をヒンジ部60を回動中心として回動させる。これにより、取出口40bが開閉蓋50によって閉塞される。このとき、つまり、開閉蓋50が蓋本体40に接触したとき、開閉蓋50の開閉端部51cと蓋本体40の開閉端部41cとの接触部位においては、特に強い衝撃が発生する。本実施形態の包装容器10では、保持部40cは、基端部41bと開閉端部41cとを結ぶ方向において、取出口40bよりも基端部41b寄りに形成されているので、前記衝撃によって生じる振動が保持部40cに伝わるのが抑制される。よって、乾燥剤Dの容器本体20内への脱落や、乾燥剤Dの割れや崩壊が抑制される。
なお、今回開示された各実施形態は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、上記実施形態では、蓋部材30が、蓋本体40と開閉蓋50とヒンジ部60とを有するものを示したが、この蓋部材30としては、開閉蓋50及びヒンジ部60が省略され、かつ、蓋本体40の取出口40bが閉塞されているものであってもよい。この場合、被収容物の取り出しは、蓋部材30を容器本体20から取り外すことにより行われる。
また、上記実施形態では、蓋部材30が、蓋本体40と開閉蓋50とヒンジ部60とを有するものを示したが、ヒンジ部60は省略されてもよい。つまり、開閉蓋50が蓋本体40に対して分離されることにより、取出口40bが外部に露出する、あるいは、開閉蓋50が蓋本体40に対して所定方向にスライドされることにより、取出口40bが外部に露出する構造であってもよい。
また、上記実施形態では、取出口40bの形状は円形であったが、被収容物を取り出せる形状であり、乾燥剤Dの保持部40cを設けることができるのであれば、取出口40bの形状はどのような形状でもよく、例えば、多角形や楕円形などでもよい。
また、上記実施形態では、蓋本体40の基端部41bから開閉端部41c側に向かって、保持部40cと取出口40bとがこの順に形成された例を示したが、保持部40cは、取出口40bからずれた位置に形成されていればよい。例えば、この保持部40cと取出口40bとは、基端部41bから開閉端部41c側に向かって先の順とは逆の順に形成されてもよく、また、基端部41bと開閉端部41cとを結ぶ方向と直交する方向に、順不同で形成されていてもよい。
また、上記実施形態では、取出口40bの中心軸A2は、蓋本体40の中心軸A1よりも開閉端部41c側に偏っている例を示したが、この取出口40bの中心軸A2は、蓋本体40の中心軸A1よりも基端部41b側に偏っていてもよく、また、両中心軸A1,A2は、一致していてもよい。
また、上記実施形態では、ヒンジ部60が蓋本体40の基端部41bと開閉蓋50の基端部51bとの間を接続する例を示したが、ヒンジ部60の接続箇所はこの部位に限られない。例えば、ヒンジ部60は、蓋本体40の上壁42のうち第二壁46との接続部(取出口40bから僅かに基端部41b側にずれた部位)と開閉蓋50との間を接続してもよい。この場合、その接続部を基準として、基端部41b側に保持部40cが、開閉端部41c側に取出口40bがそれぞれ設けられる。
また、上記実施形態では、離脱阻止部44は、第一壁45および第二壁46を含む例を示したが、蓋側開口部40a側から乾燥剤Dを挿入し、保持することができるのであれば、離脱阻止部44の形状は特に限定されるものではなく、例えば、第一壁45を設けず、第二壁46と周壁41により、乾燥剤Dを保持してもよい。ただし、第二壁45と周壁41により乾燥剤Dを保持する場合に比べて、第一壁45および第二壁46により乾燥剤Dを保持する場合の方が、乾燥剤Dと周壁41との接触面積が低減されることで、乾燥剤Dの挿入が容易となり、かつ乾燥剤Dの欠けや削れを防止することができるため好ましい。
また、上記実施形態では、離脱阻止部44は、蓋本体40の上壁42の一部である介在部42aから下方に向かって形成されていたが、蓋側開口部40a側から乾燥剤Dを挿入することができるのであれば、介在部42aは周壁41の一部であってもよく、離脱阻止部44は、周壁41から突出して設けられていてもよい。
また、上記実施形態では、第一壁45は、図2に示すように、基端部41bと開閉端部41cとを結ぶ方向と直交する方向(図2の上下方向)に離間した位置に形成された一対の壁部からなるが、乾燥剤Dを保持できるのであれば、第一壁45の形状は特に限定されるものではなく、例えば、第一壁45は、3以上の壁部から形成されていてもよく、第二壁46と対向する対向面を有していてもよい。ただし、乾燥剤Dと第一壁45との接触面積を減らすことで乾燥剤Dの挿入が容易となり、かつ、その挿入時の乾燥剤Dの欠けや削れを防止することができ、さらに、その挿入後は当該乾燥剤Dを十分に保持することができるという観点から、この第一壁45は、複数の壁部からなることが好ましい。
また、上記実施形態においては、第二壁46は、介在部42aから下方に向かって延びており、第一壁45と対向する対向面を有しているが、第二壁46の形状は、乾燥剤Dを保持できるのであれば特に限定されるものではなく、例えば、介在部42aから下方に向かって延びる、棒形状でもよい。また、この第二壁46は、その下端部に1対の突出部位を有するが、当該下端部の形状は特に限定されるものではなく、当該突出部位は省略されてもよいし、3以上設けられてもよい。
また、上記実施形態においては、当接片47は、基端部41bと開閉端部41cとを結ぶ方向と直交する方向(図2の上下方向、図3の左右方向)に離間した位置に一対形成された例を示したが、乾燥剤Dを保持でき、乾燥剤Dの蓋側開口部40a側(図3の乾燥剤Dの下側)の部位に当接片47が当接するのであれば、この当接片47は、第二壁46の少なくとも一部に設けられていればよく、例えば、基端部41bと開閉端部41cとを結ぶ方向と直交する方向に連続して延びる形状とされていてもよい。また、同様の当接片47は、第一壁45に設けられていてもよい。
10 包装容器
20 容器本体
20a 本体側開口部
21 周壁
21a 嵌合部
22 底壁
30 蓋部材
40 蓋本体
40a 蓋側開口部
40b 取出口
40c 保持部
41 周壁
41a 被嵌合部
41b 基端部
41c 開閉端部
42 上壁
42a 介在部
44 離脱阻止部
45 第一壁(挟持片)
46 第二壁(挟持片)
47 当接片
50 開閉蓋
51b 基端部
51c 開閉端部
60 ヒンジ部
A1 蓋本体の中心軸
A2 取出口の中心軸
D 乾燥剤

Claims (4)

  1. 包装容器であって、
    特定方向に開口する本体側開口部を有するとともに被収容物を収容可能な形状の容器本体と、
    特定方向に開口する蓋側開口部を有するとともに、この蓋側開口部が前記本体側開口部と対向する姿勢で当該本体側開口部を塞ぐように前記容器本体に着脱可能な蓋部材とを備え、
    前記蓋部材は、乾燥剤を保持可能な保持部を有し、
    前記保持部は、前記蓋側開口部側から挿入される乾燥剤を保持可能な形状を有し、
    前記蓋部材は、前記容器本体に着脱可能であるとともに前記被収容物を取り出し可能な取出口と前記保持部とを有する蓋本体と、前記取出口を塞ぐ形状の開閉蓋とを有し、
    前記保持部は、前記蓋本体における前記取出口からずれた位置に形成されており、かつ、前記開閉蓋が前記蓋本体から離間して前記取出口が外部に露出した状態において、前記乾燥剤を外部に露出させない形状を有し、
    前記蓋部材は、前記開閉蓋が前記蓋本体に対して回動可能となるように当該開閉蓋と前記蓋本体とを接続するヒンジ部をさらに有し、
    前記蓋本体及び前記開閉蓋は、前記ヒンジ部と接続された側の端部である基端部と、この基端部とは反対側の端部である開閉端部とをそれぞれ有し、
    前記開閉蓋は、前記取出口を塞ぐ閉姿勢と、前記取出口を外部に露出させる開姿勢との間で前記ヒンジ部を回動中心として回動可能であり、
    前記保持部は、前記蓋本体の基端部と開閉端部とを結ぶ方向において前記取出口よりも当該基端部寄りに形成されている包装容器。
  2. 請求項に記載の包装容器において、
    前記取出口の中心は、前記蓋本体における基端部と開閉端部との中央部よりも前記開閉端部側に偏っている包装容器。
  3. 請求項1又は2に記載の包装容器において、
    前記保持部は、前記開閉蓋が前記開姿勢となった状態において、前記乾燥剤と外部との間に介在する介在部と、前記乾燥剤の前記容器本体内への離脱を阻止する離脱阻止部とを有する包装容器。
  4. 請求項に記載の包装容器において、
    前記離脱阻止部は、前記乾燥剤を挟み込む挟持片と、前記挟持片が前記乾燥剤を挟み込んだ状態において当該乾燥剤に下側から当接する当接片とを有する包装容器。
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