JP6081131B2 - Led発光装置 - Google Patents

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Description

本発明はLED素子を備えたLED発光装置に関するものであり、さらに詳しくは回路基板上に実装した複数のLED素子とその上部にレンズを備えたLED発光装置に関する。
近年、LED素子は半導体発光素子であるため、長寿命で優れた駆動特性を有し、さらに小型で発光効率が良く、鮮やかな発光色を有することから、カラー表示装置のバックライトや照明装置等に広く利用されるようになってきた。
特に近年、複数の発光部を同心円状に設け、発光部の上面にレンズを載置して複数の配光(集光)特性をもたせた照明装置(LED発光装置、例えば特許文献1)が提案されている。
以下、同心円状の発光部の上面にレンズを載置した従来のLED発光装置に付いて説明する。なお、理解し易いように発明の趣旨を外さない範囲において図面を一部簡略化し、また部品名称も本願にそろえている。
図16、図17、図18は特許文献1に示されたLED発光装置100の構成を示し、図16はLEDモジュール100aの平面図、図17はLEDモジュール100aの部分断面図、図18はLEDモジュール100aにレンズを組み込んだLED発光装置100の断面図である。
図16においてLEDモジュール100aは、回路基板102の上面に同心円状に配設した複数のLED素子群101A、101B、101Cと、このLED素子群101A、101B、101Cの間を分けるように設けた仕切部材103a、103b、103cとを有している。LED素子群101Aは複数のLED素子101aからなり、同様にLED素子群101Bは複数のLED素子101b、LED素子群101Cは複数のLED素子101cからなる。なお、特許文献1において、LED素子101a、101b、101cは同じLED素子である。
LED素子群101A、101B、101Cに含まれるLED素子101a、101b、101cは、それぞれ回路基板102上に設けられたパターン電極(図示せず)にフリップチップ実装され個別の回路を構成している。LED素子101a、101b、101cからなる回路は、それぞれ配線電極102hを介して駆動電極102a、102b、102c、102dに接続している。なお駆動電極102dは共通電極である。
図17は図16に示すLEDモジュール100aのC−C断面図である。仕切部材103aの内側では複数のLED素子101aによってLED素子群101Aが形成されている。同様に仕切部材103aと仕切部材103bの間では複数のLED素子101bによってLED素子群101Bが形成され、また仕切部材103bと仕切部材103cの間では複数のLED素子101cによってLED素子群101Cが形成されている。さらに仕切部材103aの内側にはLED素子群101Aを被覆するように蛍光体層104a設けられている。同様に仕切部材103aと仕切部材103bの間にはLED素子群101Bを被覆するように蛍光体層104bが設けられ、仕切部材103bと仕切部材103cの間にはLED素子群101Cを被覆するように蛍光体層104cが設けられている。なお、蛍光体層104a、104b、104cは同じ材質であり、仕切部材103a、103b、103cは各発光部105a、105b、105cから横方向に光が漏れないようにしている。
すなわち、仕切部材103aの内部にはLED素子群101Aと蛍光体層104aによって第1の発光部105aが形成されている。同様に仕切部材103aと仕切部材103bの間にはLED素子群101Bと蛍光体層104bによって第2の発光部105bが形成され、切部材103bと仕切部材103cの間にはLED素子群101Cと蛍光体層104cによって第3の発光部105cが形成されている。各発光部105a、105b、105cは配線電極102hを介して駆動電極102a、102b、102c、102dに接続し、駆動電極102a、102b、102c、102dに印加される駆動電圧によって、各々独立に点灯駆動される。
前述したように駆動電極102dが共通電極であり、駆動電極102aが第1の発光部105aに接続し、駆動電極102bが第2の発光部105bに接続し、駆動電極102cが第3発光部105cに接続しているので、駆動電極102aと駆動電極102d間に駆動電圧を印加すると第1の発光部105aが点灯し、駆動電極102bと駆動電極102d間に駆動電圧を印加すると第2の発光部105bが点灯し、駆動電極102cと駆動電極102d間に駆動電圧を印加すると第3の発光部105cが点灯する。
図18はLED発光装置100の完成状態を示す断面図である。支持枠106はLEDモジュール100aの回路基板102にネジ107によって組み付けられており、この支持枠106に第1レンズ108A、第2レンズ108Bが取り付けられている。
次に、LED発光装置100の動作を説明する。図18に示すごとく、LEDモジュール100aの上部に第1レンズ108A、第2レンズ108Bを配置することにより、LEDモジュール100aの第1の発光部105a、第2の発光部105b、第3の発光部105cから出射する発光が第1レンズ108A、第2レンズ108Bによって集光される。また特許文献1においてLED発光装置100は、第1の発光部105aだけを発光させることよって狭い小スポットで照明できる。同様に第1の発光部105a及び第2の発光部105bを発光させることにより中スポットで照明でき、第1の発光部105a、第2の発光部105b及び第3の発光部105cを発光させることにより大スポットで照明を行うことができる。このようにして必要に応じて照明のスポットサイズを簡単に変化させ得るLED発光装置を提供できる。
WO2011/144597号公報(図1、図4、図6)
上記引用文献1に記載されたLED発光装置100は、同心円状に形成された複数の発光部と、複数の発光部の上部にレンズを備えることによって、出射効率が良い状態で必要に応じて照明のスポットサイズを変化させられた。しかしながらLED発光装置100は、支持枠6を回路基板102にネジ107を用いて取り付け、この支持枠106に厚い第1レンズ108A、第2レンズ108Bを組み込んでいる。この結果、厚みが大きくなると共に重くなるので取り扱い易くない。また、発光色が単一であるため演出効果が不足するという問題もある。
そこで本発明の目的は、上記問題点を解決しようとするものであり、出射効率が良く照明のスポット形状を変化させ得るLED発光装置おいて、薄型化並びに軽量化により取り扱い易くし、また発光色を調整することにより演出性を向上させることができるLED発光装置を提供することである。
上記目的を達成するため本発明におけるLED発光装置の構成は、下記の通りである。
回路基板上に、複数のLED素子を有して同心円に形成された第1と第2の発光部と、前記第1と第2の発光部の上部にレンズを備えるLED発光装置において、前記第1と第2の発光部の上部に設けられた透明樹脂層と、前記透明樹脂層の上部に透明接着剤にて接着され、フレネルレンズからなる平面型レンズと、前記第1と第2の発光部を隔てる仕切り部材とを備え、前記第1又は第2の発光部を構成するLED素子は、蛍光体層を含み、前記透明樹脂層は、前記蛍光体層より厚いことを特徴とする。
上記構成によれば、透明樹脂層の形成と、その透明樹脂層に対する平面型レンズの接着によって、薄型化並びに軽量化が達成され取り扱い易くなる。この結果、照明器具への組み込み性が向上する。
前記第1と第2の発光部は、互いに発光色が異なると良い。
上記構成によれば、第1と第2の発光部を切り替えたり、同時に発光させたりすることによって演出性が向上する。
上記構成によれば、LED素子の上面に積層した蛍光体層と該蛍光体層より厚い透明樹脂層の上部に平面型レンズを接着することで、透明樹脂層と平面型レンズをしっかり固定できる。さらに透明樹脂層が充分に厚いためLED素子及び蛍光体層からの発光を効率よく集光できる。
上記構成によれば、仕切部材によって第1及び第2の発光部から回路基板面と平行な方向に広がろうとする光を遮ることができるため、スポット形状を明瞭にすることができる。
前記第1又は第2の発光部に含まれる複数のLED素子は、個々のLED素子の上面に蛍光体層を載置したLEDパッケージを構成していると良い。
上記構成によれば、個々のLED素子の特性に合わせた蛍光体層を個々のLED素子毎に形成できる。この結果、LEDパッケージの発光特性の選択幅が広がったり、発光色の均一化に係る管理が容易になったりする。
前記第1又は第2の発光部に含まれる前記LEDパッケージは、LEDパッケージ群をなし、前記LEDパッケージ群は異なる発光色のLEDパッケージが混在していても良い。
前記第1又は第2の発光部に含まれる前記LEDパッケージ群において、前記異なる発光色のLEDパッケージに含まれるLED素子は、上面に蛍光体層を載置していなくても良い。
上記構成によれば、蛍光体層によって波長変換されたLEDパッケージと、蛍光体層による波長変換が行われないLEDパッケージを組み合わせることによって、発光強度や発光色に幅をもたせることができる。
上記の如く本発明によれば、出射効率が良く照明のスポット形状を変化させ得るLED発光装置おいて、薄型化並びに軽量化することで取り扱い易くし、また発光色を調整することにより演出性を向上させることができるLED発光装置を提供できる。
本発明の第1実施形態におけるLED発光装置の平面図である。 図1に示すLED発光装置のA−A断面図である。 本発明の第2実施形態におけるLED発光装置の平面図である。 図3に示すLED発光装置のA−A断面図である。 本発明の第3実施形態におけるLED発光装置の平面図である。 図5に示すLED発光装置のA−A断面図である。 図6に示すLEDパッケージの断面図である。 本発明の第4実施形態におけるLED発光装置の平面図である。 図8に示すLED発光装置のA−A断面図である。 本発明の第5実施形態におけるLED発光装置の平面図である。 図10に示すLED発光装置のA−A断面図である。 本発明の第6実施形態におけるLED発光装置の平面図である。 図12に示すLED発光装置のB−B断面図である。 本発明の第7実施形態におけるLED発光装置の平面図である。 図14に示すLED発光装置のA−A断面図である。 従来技術におけるLEDモジュールの平面図である。 図16に示すLEDモジュールのC−C断面図である。 従来技術におけるLED発光装置の断面図である。
(第1実施形態)
以下図面により本発明の実施形態を説明する。図1は本発明の第1実施形態におけるLED発光装置10の平面図、図2は図1に示すLED発光装置10の断面図である。図1においてLED発光装置10は、回路基板2の上面に同心円状に配設された第1のLED素子群1Aと第2のLED素子群1Bと、このLED素子群1A、1B間を仕切るように設けられた仕切部材3a、3bとを有している。また各LED素子群1A、1Bは、LED素子群1Aが複数のLED素子1aによって構成され、同様にLED素子群1Bが複数のLED素子1bによって構成されている。なお、本実施形態において、LED素子1a、1bは同じLED素子を用いた事例を示すが、これに限定されるものではない。
第1及び第2のLED素子群1A、1Bに含まれるLED素子1a、1bは、回路基板2上に設けられたパターン電極(図示せず)にフリップチップ実装されている。LED素子1a、1bからなる回路はそれぞれ配線電極2hを介して駆動電極2a、2b、及び2dに接続している。なお駆動電極2dは共通電極である。
図2は図1に示すLED発光装置10のA−A断面図である。仕切部材3aの内側には複数のLED素子1aからなるLED素子群1Aがある。同様に仕切部材3a、3b間には複数のLED素子1bからなるLED素子群1Bがある。また仕切部材3aの内側にはLED素子群1Aを被覆するように透明樹脂層6aが設けられている。同様に切部材3a、3b間にはLED素子群1Bを被覆するように透明樹脂層6bが設けられている。さらに透明樹脂層6a、6bの上面には透明接着剤(図示せず)により平面型レンズ8が接着されている。なお、本実施形態においては、この平面型レンズ8としてフレネルレンズを用いている。平面型レンズとしては、フレネルレンズに限定されず、内部反射を利用したTIR(Total Internal Reflection)レンズであっても良い。
回路基板2は、放熱性を考慮し、セラミック基板やアルミ板上に絶縁膜を備えた金属基板などから選ばれる。回路基板2の外形は、13.5mm×13.5mm×0.9mm若しくは19.0mm×19.0mm×0.9mmである。仕切部材3a、3bは、シリコーン樹脂に酸化チタンやアルミナなどの白色反射性微粒子を混練し硬化させたもので、幅が1mm程度、高さが3mm程度である。外側の仕切部材3bの外径は11.2mm若しくは17.0mmである。透明樹脂層6a、6bは耐熱性及び対光性からシリコーン樹脂を用いる。同様に平面型レンズ8もシリコーン樹脂からなり、厚さが0.5〜1mmである。LED素子1a、1bの実装形態は、フリップチップ実装に限られず、ダイボンディング及びワイヤボンディングを使うフェイスアップ実装であっても良い。
以上のようにして仕切部材3aの内側にはLED素子群1Aと透明樹脂層6aによって第1の発光部5Aが形成される。同様に仕切部材3a、3b間にはLED素子群1Bと透明樹脂層6bによって第2の発光部5Bが形成される。各発光部5A、5Bは、回路基板2上の配線電極2hを介して駆動電極2a、2b、2dに接続し、駆動電極2a、2b、2dに印加される駆動電圧によって各々独立に点灯駆動される。
前述のように駆動電極2dが共通電極であり、駆動電極2aが第1の発光部5Aに接続し、駆動電極2bが第2の発光部5Bに接続する。このとき駆動電極2aと駆動電極2dの間に駆動電圧を印加すると第1の発光部5Aが点灯する。同様に駆動電極2bと駆動電極2dの間に駆動電圧を印加すると第2の発光部5Bが点灯する。また、駆動電極2aと駆動電極2dの間と、駆動電極2bと駆動電極2dの間に同時に駆動電圧を印加すると第1の発光部5Aと第2の発光部5Bの両方が同時に点灯する。
次に、LED発光装置10の動作を説明する。図2に示すごとく、透明樹脂層6a、6bの上部に接着した平面型レンズ8により、第1の発光部5A、又は第2の発光部5Bからの出射光は集光する。この結果、発光効率が向上する。第1発光部5Aのみを発光させることにより小さいスポットの照明光が得られる。また第1発光部5A及び第2発光部5Bを同時発光させることにより大きいスポットの照明光が得られる。この結果、必要に応じて照明のスポット形状を変化させることができる。
なお本実施形態では発光部5A、5Bの数が2個であったが、発光部の数はこれに限られず、2以上であれば良い。
(第2実施形態)
次に図3、図4により本発明の第2実施形態のLED発光装置に付いて説明する。図3は本発明の第2実施形態におけるLED発光装置20の平面図、図4は図3に示すLED発光装置20の断面図である。第2実施形態におけるLED発光装置20は、第1実施形態におけるLED発光装置10と基本的構成は同じであり、同一要素には同一番号を付し、重複する説明は省略する。
第2実施形態におけるLED発光装置20は、第1実施形態におけるLED発光装置10と、回路基板2,LED素子群1A、1B、仕切部材3a、3b、及び平面型レンズ8を共通にしている。LED発光装置20とLED発光装置10の間で異なるところは、図4の断面図に示す如くLED発光装置20において、LED素子群1A、1Bの上に蛍光体層4a、4bを設け、さらに蛍光体層4a、4bの上に透明樹脂層6a、6bを積層したことである。すなわち第1の発光部5AはLED素子群1A、蛍光体層4a、透明樹脂層6aによって構成されている。同様に第2の発光部5BはLED素子群1B、蛍光体層4b、透明樹脂層6bによって構成されている。
蛍光体層4a、4bはシリコーン樹脂に蛍光体を混練し硬化させたもので、厚さが0.3〜0.5mmである。蛍光体層4aは暖色系、蛍光体層4bは寒色系に調整されている。発光色の調整方法の一例として、LED素子1a、1bに青色LEDを採用し、第2の発光部5Bでは蛍光体層4bに含まれる蛍光体をYAGとし、第1の発光部5Aでは蛍光体層4aに含まれる蛍光体をYAGと赤色系蛍光体のCASNとしても良い。また蛍光体層4aと4bの厚さを異ならせても良い。ちなみに電球色は3000K程度、温白色が3500K程度、白色が4000〜4500K、昼白色5000K程度、昼光色が6500K程度になる。
次にLED発光装置20の動作を説明する。LED発光装置10と同様にLED発光装置20でも、透明樹脂層6a、6bの上部に接着した平面型レンズ8により、第1の発光部5A及び第2の発光部5Bからの出射光が集光する。第1の発光部5Aのみを発光させると、小スポットの照明光が得られる。このとき暖色系の柔らかい照明光となるので落ち着いた雰囲気を演出できる。これに対し第1の発光部5A及び第2の発光部5Bの2つを同時発光させると大スポットの照明光が得られる。このときの明るく寒色系の照明光が得られるので活動的な雰囲気を演出できる。
(第3実施形態)
次に図5、図6、図7により本発明の第3実施形態のLED発光装置に付いて説明する。図5は本発明の第3実施形態におけるLED発光装置30の平面図、図6は図5に示すLED発光装置30断面図、図7は図5に示すLEDパッケージ11の断面図である。
図5、図6に示す本発明の第3実施形態におけるLED発光装置30の基本的構成は第2実施形態におけるLED発光装置20と同じであり、同一要素には同一番号を付し、重複する説明は省略する。LED発光装置30とLED発光装置20の違いは、LED発光装置30においてLED素子群1A、1Bに含まれる複数のLED素子上面にだけ蛍光体層が載置されていることである(以下、LED素子上面に個別に蛍光体層を備えたものをLEDパッケージと呼ぶ)。そこでLED発光装置30の説明に先立ってLEDパッケージを図7により説明する。
図7はLEDパッケージ11の断面図であり、LEDパッケージ11を実装基板12にフリップチップ実装した状態を示す。LEDパッケージ11は、下面にフリップチップ実装用の端子電極15a、15bを有し、LED素子1の上面に蛍光体層14を載置している共に、LED素子1の側面を反射性の白色樹脂13で被覆している。なお図示していないがLED素子1の下面に発光層があり、発光層の下に反射層がある。
LEDパッケージ11では、LED素子1から発した光は、直接的に又は白色樹脂13若しくは前述した反射層によって反射し蛍光体層14へ入射する。この蛍光体層14に入射した光は、一部が波長変換され白色光として上方に出射する。
すなわちLED発光装置30はLED発光装置20のように共通の蛍光体層4a、4bを設ける必要がない。一般に発光色はLED素子の素子特性や蛍光体層の厚み、蛍光体濃度に依存して変動する。LED発光装置20では蛍光体層4a、4bの厚み等を厳重に管理しなければならない反面、LED発光装置30は予めLEDパッケージ11を製造する際に素子特性に合わせて蛍光体層11を調整できるので発光色の管理が容易になる。
図7に示すようにLEDパッケージ11は、回路基板12の表面に設けたパターン電極12a、12bに、端子電極15a、15bを介してフリップチップ実装されていた。このときLEDパッケージ11はLED素子1の上面に蛍光体層14を載置すると共に側面を反射性の白色樹脂13で被覆していたが、これに限定されるものではなく、LEDパッケージとしてはLED素子1の上面にだけ蛍光体層14を載置しただけでも良く、またLED素子1の上面及び側面を蛍光体層で被覆しも良い。
次に図5、図6により、LED発光装置30の全体構成を説明する。図5は本発明の第3実施形態におけるLED発光装置30の平面図、図6は図5に示すLED発光装置30のA−A断面図である。
前述のように第3実施形態におけるLED発光装置30は、第2実施形態におけるLED発光装置20と基本的構成は同じである。すなわちLED発光装置30とLED発光装置20では回路基板2、仕切部材3a、3b、及び平面型レンズ8は共通である。LED発光装置30とLED発光装置20で異なるところは、LED発光装置20ではLED素子群1A、1BがLED素子1a、1bとこれらを被覆する蛍光体層4a、4bを備えているのに対し、LED発光装置30ではLED素子群1A、1BがLEDパッケージ11a、11bを備えていることである。なお透明樹脂層6a、6bは、LED発光装置20では蛍光体層4a、4bを被覆しているが、LED発光装置30ではLEDパッケージ11a、11bを被覆している。
また本実施形態においてはLEDパッケージ11a、11bに載置する蛍光体層14を異ならせており、LEDパッケージ11aには暖色系の蛍光体層14aを載置し、LEDパッケージ11bには寒色系の蛍光体層14bを載置している。
LEDパッケージ11a、11bは、図7に示すパターン電極12a、12bを、回路基板2の表面に各LEDパッケージ11a、11bに対応して設け、各パターン電極12a、12bに各LEDパッケージ11a、11bをフリップチップ実装したものである。また、LED発光装置30では、LED素子1(図7参照)に青色LEDを採用し、第2の発光部5Bを構成するLEDパッケージ11bの蛍光体層14(図7参照)にYAGを含有させ、第1の発光部5Aを構成するLEDパッケージ11aの蛍光体層14にはYAGとともに赤色系蛍光体のCANS等を含有させている。この結果、LED発光装置30の動作はLED発光装置20とほぼ等しくなる。
(第4実施形態)
次に図8、図9により本発明の第4実施形態のLED発光装置に付いて説明する。図8は本発明の第4実施形態におけるLED発光装置40の平面図、図9は図8に示すLED発光装置40のA−A断面図である。第4実施形態におけるLED発光装置40は、第3実施形態におけるLED発光装置30と基本的構成は同じであり、同一要素には同一番号を付し、重複する説明は省略する。
すなわち第4実施形態におけるLED発光装置40と第3実施形態におけるLED発光装置30は、回路基板2及びLED素子群1A、1B、及び平面型レンズ8を共通にしている。LED発光装置40とLED発光装置30の異なるところは、LED発光装置40が仕切部材3a(図5参照)を省略し、仕切部材3bのみにすると共に、仕切部材3bの内部を共通の透明樹脂層6で被覆していることである。
(第5実施形態)
次に図10、図11により本発明の第5実施形態のLED発光装置に付いて説明する。図10は本発明の第5実施形態におけるLED発光装置50の平面図、図11は図10に示すLED発光装置50のA−A断面図である。第5実施形態におけるLED発光装置50は、第4実施形態におけるLED発光装置40と基本的構成は同じであり、同一要素には同一番号を付し、重複する説明は省略する。
すなわち第5実施形態におけるLED発光装置50と第4実施形態におけるLED発光装置40は、回路基板2及びLED素子群1A、1B、及び平面型レンズ8を共通にしている。LED発光装置50とLED発光装置40の異なるところは、LED発光装置50が仕切部材3bを省略し、表示部全体を共通の透明樹脂6で被覆していることである。この透明樹脂6の被覆方法としては、成型金型を用いて一体成型すると良い。
(第6実施形態)
次に図12、図13により本発明の第6実施形態のLED発光装置に付いて説明する。図12は本発明の第6実施形態におけるLED発光装置60の平面図、図13は図12に示すLED発光装置60のA−A断面図である。第6実施形態におけるLED発光装置60は、第5実施形態におけるLED発光装置50と基本的構成は同じであり、同一要素には同一番号を付し、重複する説明は省略する。
第6実施形態におけるLED発光装置60と第5実施形態におけるLED発光装置50は、回路基板2及びLED素子群1A、1B、透明樹脂層6、及び平面型レンズ8を共通にしている。LED発光装置60とLED発光装置50の異なるところは、LED発光装置60のLED素子群1Bを構成するLEDパッケージ群において、LED素子1の上面に蛍光体層14bを載置したLEDパッケージ11bと、LED素子1の上面に蛍光体層を載置していないLEDパッケージ11cとを交互に配置していることである。
すなわちLED素子群1Bが含まれるLEDパッケージ群には、LEDパッケージ11bとLEDパッケージ11cが混在している。なお、本実施形態においてLEDパッケージ11bと混在させるLEDパッケージ11cは、LED素子1(図7参照)が蛍光体層で被覆されていなかったが、LED素子1を透明樹脂で被覆してLEDパッケージを構成し青色発光させても良い。また、LEDパッケージ11aとLEDパッケージ11bの発光色を同じにしたり、LEDパッケージ11cの代わりにLEDパッケージ11bと発光色の異なるLEDパッケージを準備し、これをLEDパッケージ11bと混在させたりしても良い。LEDパッケージ11bとLEDパッケージ11cの個数の比は1対1に限られず、所望の発光色にあわせて調整する。
本実施形態のように発光色の異なるLEDパッケージを混在させてLEDパッケージ群を構成しても発光部の発光色を調整できる。本実施形態のLED装置60は、第1の発光部5Aを構成するLEDパッケージ11aは暖色で発光する。このとき第2の発光部5BではLEDパッケージ11bによる寒色系の発光に加えて、LEDパッケージ11cによる青色発光とが混色し、さらに青味を帯びた寒色系の強い発光を得ることができる。
(第7実施形態)
次に図14、図15により本発明の第7実施形態のLED発光装置に付いて説明する。図14は本発明の第7実施形態におけるLED発光装置70の平面図、図15は図14に示すLED発光装置70のA−A断面図である。第7実施形態におけるLED発光装置70は、第3実施形態におけるLED発光装置30と基本的構成は同じであり、同一要素には同一番号を付し、重複する説明は省略する。
第7実施形態におけるLED発光装置70と第3実施形態におけるLED発光装置30は、回路基板2、LED素子群1A、1B、仕切部材3a、3b、及び平面型レンズ8を共通にしている。LED発光装置70とLED発光装置30の異なるところは、LED発光装置70が仕切部材3a、3bの間に透明樹脂層を設けずに、平面型レンズ8を仕切部材3a、3bの上面に接着したことである。すなわちLEDパッケージ11a、11bと平面レンズ8の間は空気層6nが存在する。
上記構成によれば、LED素子群1A、1Bの上部に設けた空気層6nの屈折率と平面レンズ8の屈折率の差が大きくなるので集光性が高くなる。また透明樹脂層6(図6参照)を形成する工数を省略することができる。
1、1a、1b、101a、101b、101c LED素子
1A、1B、101A、101B、101C LED素子群
2、12、102 回路基板
2a、2b、2d 駆動電極
2h、102h 配線電極
102a、102b、102c、102d 駆動電極
3a、3b、103a、103b、103c 仕切部材
4a、4b、14、104a、104b、104c 蛍光樹脂層
5A、105a 第1の発光部
5B、105b 第2の発光部
105c 第3の発光部
6、6a、6b 透明樹脂層
6n 空気層
8 平面型レンズ
10、20、30、40、50、60、70、100 LED発光装置
11、11a、11b、11c LEDパッケージ
12a、12b パターン電極
13 白色樹脂
15a、15b 端子電極
100a LEDモジュール
106 支持枠
107 ネジ
108A 第1レンズ
108B 第2レンズ

Claims (5)

  1. 回路基板上に、複数のLED素子を有して同心円に形成された第1と第2の発光部と、前記第1と第2の発光部の上部にレンズを備えるLED発光装置において、
    前記第1と第2の発光部の上部に設けられた透明樹脂層と、
    前記透明樹脂層の上部に透明接着剤にて接着され、フレネルレンズからなる平面型レンズと、
    前記第1と第2の発光部を隔てる仕切り部材とを備え、
    前記第1又は第2の発光部を構成するLED素子は、蛍光体層を含み、
    前記透明樹脂層は、前記蛍光体層より厚い
    ことを特徴とするLED発光装置。
  2. 前記第1と第2の発光部は、互いに発光色が異なることを特徴とする請求項1に記載のLED発光装置。
  3. 前記第1又は第2の発光部に含まれる複数のLED素子は、個々のLED素子の上面に蛍光体層を載置したLEDパッケージを構成していることを特徴とする請求項1又は2に記載のLED発光装置。
  4. 前記第1又は第2の発光部に含まれる前記LEDパッケージは、LEDパッケージ群をなし、前記LEDパッケージ群は異なる発光色のLEDパッケージが混在していることを特徴とする請求項3に記載のLED発光装置。
  5. 前記第1又は第2の発光部に含まれる前記LEDパッケージ群において、前記異なる発光色のLEDパッケージに含まれるLED素子は、上面に蛍光体層を載置していないことを特徴とする請求項4に記載のLED発光装置。
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