JP6080737B2 - 換気送風機用コントローラおよび空気調和システム - Google Patents

換気送風機用コントローラおよび空気調和システム Download PDF

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Description

この発明は、換気送風機用コントローラおよび空気調和システムに関する。
従来の換気送風機用コントローラとしては、例えば、設定温度を入力する入力部と、設定温度を表示する表示部と、温度を検出する検出部と、換気用送風機に制御信号を出力する出力部と、を有するものが知られている。
従来の換気送風機用コントローラは、例えば、屋根裏部屋に設置してあり、屋根裏部屋の温度が設定温度以上になったときに、ファンを動作させるように制御を行っていた。従来では、このように制御を行って、屋根裏部屋に外部の空気を取り込んで、屋根裏部屋の空気を排出して、屋根裏部屋の室温を下げていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−199635号公報(第2頁、図1)
しかしながら、従来の換気送風機用コントローラは、上記のように、室内温度が設定温度以上になったときに、ファンを動作させる制御を行うのみの単純な構成であった。このため、従来の換気送風機用コントローラでは、室内を所望の温度範囲内に制御することが困難であった。例えば、従来の換気送風機用コントローラは、室外の温度が所望の温度範囲内にないときでも、外部の空気を取り込んでしまうおそれがあった。
この発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、所望の温度範囲内に室内温度を制御することができる換気送風機用コントローラおよび空気調和システムを得るものである。
この発明に係る換気送風機用コントローラは、室外温度を検出する検出部と、前記室外温度が第1温度と第2温度との間にあるか否かの判定を行い、該判定結果に基づいて、室外と室内との換気を行う換気システムを制御する制御部と、第1動作モードと第2動作モードとを切り替える切替部とを有し、前記第1動作モードでは、前記制御部は、前記室外温度が前記第1温度と前記第2温度との間にあるときに、前記換気システムの給気用ファンを駆動するように制御を行い、前記室外温度が前記第1温度と前記第2温度との間にないときには、前記給気用ファンを停止するように制御を行い、前記第2動作モードでは、前記制御部は、前記室外温度が前記第1温度と前記第2温度との間にあるときに、前記給気用ファンを停止するように制御を行い、前記室外温度が前記第1温度と前記第2温度との間にないときには、前記給気用ファンを駆動するように制御を行うことを特徴とする。
この発明に係る換気送風機用コントローラは、室外温度が第1温度と第2温度との間にあるときに、室外と室内との換気を行うので、換気によって室内の温度を所望の温度範囲内に制御することができる。
この発明の実施の形態1に係る換気送風機用コントローラの正面図およびブロック図である。 図1に示す換気送風機用コントローラを備える空気調和システムの一例を示す概略図である(実施の形態1に対応する)。 図2に示す換気送風機用コントローラの動作の一例を説明するフローチャートである。 室外温度と図2に示す空気調和システムのファンの運転状態との関係を示すタイムチャートである。 図1に示す換気送風機用コントローラを備える空気調和システムの他の例を示す概略図である(実施の形態2に対応する)。 図5に示す熱交換換気装置の動作を説明する概略図である。 図5に示す換気送風機用コントローラの動作の一例を説明するフローチャートである。 1年間の気温の変化と図5に示す空気調和システムにおける第1設定温度および第2設定温度との関係を示すタイムチャートである。 1日の気温の変化と図5に示す空気調和システムにおける第1設定温度および第2設定温度との関係を示すタイムチャートである。
実施の形態1.
図1(a)は、この発明の実施の形態1に係る換気送風機用コントローラ100(以下、「コントローラ100」という)の正面図であり、図1(b)は、その構成を説明する概略ブロック図である。なお、以下の説明では、図において、同一の符号を付したものは、同一またはこれに相当するものであり、このことは、明細書の全文において共通することである。
実施の形態1に係るコントローラ100は、図1(a)および図1(b)に示すように、温度を検出する検出部102と、設定温度および動作モード等を入力する入力部104と、コントローラ100の制御等を行う制御部106(図1(b))と、設定温度等を表示する表示部108と、他の装置(例えば、図2に示すビニールハウス201、図5に示す住居301)との接続を行うインターフェース部110と、を有する。
検出部102は、例えば、サーミスタ等の温度センサを有し、温度に関する温度信号を出力する。検出部102が出力した温度信号は、制御部106に入力される。なお、検出部102は、コントローラ100に組み込まれて、コントローラ100と一体的に構成してあってもよく、または、コントローラ100とは別個に構成されて、コントローラ100に接続してあってもよい。
入力部104は、図1(a)に示すように、設定温度を入力する設定温度入力部104aと、動作モードを切り替える切替部104dとを有する。
設定温度入力部104aは、例えば、第1設定温度(第1温度)A1を入力する第1温度入力部104bと第2設定温度(第2温度)A2を入力する第2温度入力部104cとを有する。第1温度入力部104bおよび第2温度入力部104cは、例えば、ロータリースイッチで構成してあり、入力した設定温度を視認することができる。
切替部104dは、コントローラ100の第1動作モードと第2動作モードとを切り替える。切替部104dは、例えば、切替スイッチで構成してあり、入力した動作モードを視認することができる。
入力部104で入力された設定温度および動作モードは、図1(b)に示すように、制御部106に入力される。
制御部106は、検出部102、入力部104、インターフェース部110等からの入力に基づいて、表示部108およびインターフェース部110等の制御を行う。制御部106は、例えば、CPUまたは特定の処理を行う信号処理回路で構成してある。
表示部108は、例えば、液晶ディスプレイで構成してあり、少なくとも入力部104で入力された第1設定温度A1および第2設定温度A2を表示する。さらに、表示部108は、検出部102が検出した温度情報、切替部104dが入力した動作モード、その他の情報を表示することができる。なお、第1温度入力部104bおよび第2温度入力部104cがロータリースイッチ等で構成してあり、入力した設定温度を視認することができる場合には、表示部108を省略してもよい。また、表示部108は、表示機能および入力機能を有するタッチパネルで構成してあってもよく、この場合には、入力部104と表示部108とを一体的に構成することができる。
インターフェース部110は、コントローラ100と外部装置(例えば、図2に示すビニールハウス201、図5に示す住居301)との接続を行う。制御部106は、インターフェース部110を介して、外部装置と信号の入出力を行うことができる。例えば、制御部106が出力する制御信号は、インターフェース部110を介して、図2に示す給気用ファン202に入力される。
図2に示すように、この実施の形態に係るコントローラ100は、ビニールハウス201に組み込まれる。ビニールハウス201は、換気システムを構成する給気用ファン202および排気用ファン204ならびに空気調和装置206を備えており、これらは空気調和システム200を構成する。ビニールハウス201の内部は、上限管理温度と下限管理温度との間で温度管理されており、その内部では、例えば、農作物208が生産される。
この実施の形態では、図1(a)に示すコントローラ100の切替部104dを操作して、第1動作モードに設定してある。第1動作モードでは、後述するように、室外温度θが第1設定温度A1と第2設定温度A2との間にあるときは、制御部106は給気用ファン202を駆動するように制御を行う。また、第1動作モードでは、室外温度θが第1設定温度A1と第2設定温度A2との間にないときは、制御部106は給気用ファン202を停止するように制御を行う。
コントローラ100は、ビニールハウス201の外側に配置してあり、図1に示す検出部102は、ビニールハウス201の外部の室外温度θを検出する。なお、検出部102をビニールハウス201の外部に配置して、その他の構成をビニールハウス201の内部に配置して、それらを接続してあってもよい。
給気用ファン202は、ビニールハウス201の外部の空気をビニールハウス201の内部に取り入れる。排気用ファン204は、ビニールハウス201の内部の空気をビニールハウス201の外部へ排出する。空気調和装置206は、例えば、ヒートポンプであり、ビニールハウス201内の冷房または暖房を行う。
次に、図3を用いて、この実施の形態に係るコントローラ100の動作の一例を説明する。
まず、ステップS10にて、図2に示すビニールハウス201の温度管理を行うユーザは、図1に示す入力部104を利用して、図4に示す第1設定温度A1および第2設定温度A2を入力する。第1設定温度A1は、ビニールハウス201の下限管理温度に対応しており、第2設定温度A2は、ビニールハウス201の上限管理温度に対応する。なお、第1設定温度A1は、ビニールハウス201の下限管理温度と同じであってもよく、第2設定温度A2は、ビニールハウス201の上限管理温度と同じであってもよい。
この実施の形態では、第1設定温度A1は18℃であり、第2設定温度A2は22℃であるが、ユーザはこれらの設定温度を適宜設定することができる。設定した温度範囲の室外空気を室内に取り込むことによって、ビニールハウス201内の温度を所望の温度範囲に保つことができる。
入力部104で入力された第1設定温度A1および第2設定温度A2は、図1(b)に示す制御部106に入力される。
図3に示すステップS12にて、図1(b)に示す制御部106は、入力部104で入力された第1設定温度A1および第2設定温度A2を記憶する。ステップS14では、コントローラ100の制御を終了するか否かを判断する。例えば、コントローラ100の制御を終了するように、図示を省略してある運転スイッチに入力を行ったときは、ENDに進んで制御を終了する。
ステップS16にて、検出部102は、ビニールハウス201の外部の室外温度θを検出する。検出部102が検出した室外温度θは、制御部106に入力される。
ステップS18にて、制御部106は、室外温度θを第1設定温度A1および第2設定温度A2と比較する。室外温度θが、第1設定温度A1と第2設定温度A2との間にあるときは、ステップS20に進み、室外温度θが、第1設定温度A1と第2設定温度A2との間にないときは、ステップS22に進む。
ステップS20では、制御部106は、図2に示す給気用ファン202を駆動するように制御を行う。すなわち、図4に示すように、室外温度θが第1設定温度A1と第2設定温度A2との間にあるときは、制御部106は給気用ファン202を駆動するように制御を行う。
ステップS22では、制御部106は、給気用ファン202を停止するように制御を行う。すなわち、室外温度θが第1設定温度A1と第2設定温度A2との間にないときは、制御部106は給気用ファン202を停止するように制御を行う。
次に、図4を用いて、この実施の形態に係る空気調和システム200の制御の一例を説明する。図4において、縦軸は室外温度θ(℃)、横軸は時間t(hour)であり、室外温度θは、時間の経過とともに変化している。
時間帯t1−t2およびt5−t6では、室外温度θが第1設定温度A1よりも低く、第1設定温度A1と第2設定温度A2との間にないので、図1(b)に示す制御部106は、図2に示す給気用ファン202をOFFするように制御を行う。
時間帯t2−t3およびt4−t5では、室外温度θが第1設定温度A1と第2設定温度A2との間にあるので、制御部106は、給気用ファン202をONするように制御を行う。
時間帯t3−t4では、室外温度θが第2設定温度A2よりも高く、第1設定温度A1と第2設定温度A2との間にないので、制御部106は、給気用ファン202をOFFするように制御を行う。
上記のように、この実施の形態に係るコントローラ100は、ビニールハウス201外の室外温度θが、第1設定温度A1と第2設定温度A2との間にあるときに、換気を行うように制御を行っている。さらに、この実施の形態に係るコントローラ100は、ビニールハウス201外の室外温度θが、第1設定温度A1と第2設定温度A2との間にないときには、換気を停止するように制御を行っている。その結果、この実施の形態に係る空気調和システム200では、第1設定温度A1と第2設定温度A2との間にあるビニールハウス201外の空気を取り込んで、ビニールハウス201内の温度を所望の温度範囲内にコントロールすることができる。この実施の形態に係る空気調和システム200は、給気用ファン202を駆動して換気を行うのみで、ビニールハウス201内の温度を所望の温度範囲内にコントロールすることができるので、空気調和システム200の省エネルギー化が達成されている。
なお、この実施の形態のコントローラ100は、図2に示す給気用ファン202および排気用ファン204の両方に接続してあってもよい。給気用ファン202および排気用ファン204を同時に駆動することによって、換気効果が向上する。
また、この実施の形態のコントローラ100は、空気調和装置206に接続してあってもよい。
例えば、図4に示すように、室外温度θが第1設定温度A1よりも低いとき(t1−t2,t5−t6)には、コントローラ100は、給気用ファン202を停止して、空気調和装置206で暖房を行うように制御を行う。
室外温度θが第1設定温度A1と第2設定温度A2との間にあるとき(t2−t3,t4−t5)には、コントローラ100は、給気用ファン202を駆動して換気を行い、空気調和装置206を停止するように制御を行う。
室外温度θが第2設定温度A2よりも高いとき(t3−t4)には、コントローラ100は、給気用ファン202を停止して、空気調和装置206で冷房を行うように制御を行う。
上記のように、コントローラ100を給気用ファン202および空気調和装置206に接続することによって、コントローラ100は、空気調和システム200の自動制御を行うことができる。すなわち、コントローラ100は、給気用ファン202での換気ならびに空気調和装置206での冷房および暖房を利用して、ビニールハウス201内の温度を所望の温度範囲内に制御することができる。この自動制御が行われる空気調和システム200では、室外温度θが設定した温度範囲にあるときには、空気調和装置206を停止して、且つビニールハウス201外の空気を利用した換気を行うことによって、ビニールハウス201内の温度管理を行うことができる。その結果、空気調和システム200の省エネルギー化が達成されている。
また、コントローラ100は、空気調和装置206の運転信号に基づいて、空気調和システム200の制御を行うことができる。例えば、コントローラ100は、空気調和装置206が停止しているときに、換気を行うように制御を行い、空気調和装置206が駆動しているときには、換気を停止するように制御を行う。
実施の形態2.
実施の形態2では、図5に示すように、コントローラ100は、住居301に組み込まれる。住居301は、換気システムを構成する熱交換換気装置302および空気調和装置206を備えており、これらは空気調和システム300を構成する。コントローラ100は、住居301の外側に配置してあり、図1に示す検出部102は、住居301の外部の室外温度θを検出する。
この実施の形態では、図1(a)に示すコントローラ100の切替部104dを操作して、第2動作モードに設定してある。第2動作モードでは、後述するように、第1動作モードとは異なり、室外温度θが第1設定温度A1と第2設定温度A2との間にあるときは、コントローラ100は給気用ファンを停止するように制御を行う。また、第2動作モードでは、第1動作モードとは異なり、室外温度θが第1設定温度A1と第2設定温度A2との間にないときは、コントローラ100は給気用ファンを駆動するように制御を行う。なお、以下の説明では、上記の実施の形態1と重複する部分については、説明を省略する。
熱交換換気装置302は、給気通風路302Aおよび排気通風路302Bならびに全熱交換器302Cを備える。給気通風路302Aは、図示を省略してある給気用ファンを有し、住居301の外部の空気を住居301の内部に取り入れる。排気通風路302Bは、図示を省略してある排気用ファンを有し、住居301の内部の空気を住居301の外部に排出する。なお、給気通風路302Aと排気通風路302Bとは独立して形成してある。
全熱交換器302Cは、図6(a)に示すように、給気通風路302Aおよび排気通風路302Bに連通してあり、給気通風路302Aを流れる室外空気OAと排気通風路302Bを流れる室内空気RAとの全熱交換を行う。すなわち、室外空気OAは、給気通風路302Aに取り込まれ、全熱交換器302Cで熱交換が行われて、室内に調整空気SAとして供給される。また、室内空気RAは、排気通風路302Bに取り込まれ、全熱交換器302Cで熱交換が行われて、排気EAを室外に排気する。
全熱交換器302Cは、例えば、空気調和装置206で室内を冷却しているときには、排気通風路302Bを流れる冷たい室内空気RAと、給気通風路302Aを流れる暖かい室外空気OAとの全熱交換を行う。したがって、熱交換換気装置302は、空気調和装置206で室内を冷却しているときには、全熱交換器302Cで冷却された調整空気SAを住居301内に取り込むことができる。
また、全熱交換器302Cは、例えば、空気調和装置206で室内を暖房しているときには、排気通風路302Bを流れる暖かい室内空気RAと、給気通風路302Aを流れる冷たい室外空気OAとの全熱交換を行う。したがって、熱交換換気装置302は、空気調和装置206で室内を暖房しているときには、全熱交換器302Cで加熱された調整空気SAを住居301内に取り込むことができる。
上記のように、熱交換換気装置302は、通常の換気装置では、室外に捨てられてしまう室内の暖かい空気または冷やされた空気の熱を再利用して、熱交換を行いながら換気を行うことができる。したがって、熱交換換気装置302を含む空気調和システム300では、室内の冷房または暖房を行い且つ換気を行う場合に、室内の潜熱負荷の増加が抑制されており、空気調和システム300の省エネルギー化を達成している。
なお、この実施の形態では、全熱交換器302Cでの熱交換を行わない通常の換気を行う際には、図6(b)に示すように、給気通風路302Aの給気用ファンを停止し、排気通風路302Bの排気用ファンを駆動して、自然給気によって換気を行う。このように、この実施の形態では、通常の換気を行う際に、排気通風路302Bの排気用ファンを利用した第三種排気を行っており、空気調和システム300の省エネルギー化を達成している。
この実施の形態では、上記の実施の形態1とは異なり、図7に示すステップS10にて、住居301内の温度管理を行うユーザは、図1に示す入力部104を介して、図8に示す第1設定温度A1および第2設定温度A2を入力する。この実施の形態では、第1設定温度A1は22℃であり、第2設定温度A2は28℃であるが、ユーザはこれらの設定温度を適宜設定することができる。
また、この実施の形態では、実施の形態1とは異なり、図7に示すステップS18にて、室外温度θが第1設定温度A1と第2設定温度A2との間にあるときは、ステップS21に進み、室外温度θが第1設定温度A1と第2設定温度A2との間にないときは、ステップS23に進む。すなわち、この実施の形態では、室外温度θが第1設定温度A1と第2設定温度A2との間にあるときは、ステップS21にて、給気通風路302Aの給気用ファンを停止するように制御を行う。また、室外温度θが第1設定温度A1と第2設定温度A2との間にないときは、ステップS23にて、給気通風路302Aの給気用ファンを駆動するように制御を行う。
次に、図8を用いて、この実施の形態に係る空気調和システム300の制御の一例を説明する。図8は、1年間の気温の変化の一例を示しており、季節の変化に伴い気温が変化している。
11月〜4月を含む季節では、室外温度θが第1設定温度A1よりも低い。したがって、コントローラ100は、図6(a)に示すように、給気通風路302Aの給気用ファンを駆動するように制御を行う。このとき、熱交換換気装置302では、全熱交換運転が行われる。すなわち、室外の冷たい室外空気OAは、全熱交換器302Cで加熱されて、調整空気SAとして住居301内に取り込まれる。
5月、6月、10月を含む季節では、室外温度θが第1設定温度A1よりも低い期間および/または時間帯と、室外温度θが第1設定温度A1と第2設定温度A2との間にある期間および/または時間帯を含む。
その一例として、ある春の1日の気温の変化の例を、図9(a)に示す。図9(a)に示すように、気温は時間帯の変化に伴い変化している。
室外温度θが第1設定温度A1よりも低い時間帯(午前中、夜間)には、給気通風路302Aの給気用ファンを駆動して、熱交換換気装置302の全熱交換運転を行う。
室外温度θが第1設定温度A1と第2設定温度A2との間にある時間帯(昼)には、コントローラ100は、給気通風路302Aの給気用ファンを停止するように制御を行う。すなわち、昼頃の暖かい時間帯では、給気通風路302Aの給気用ファンを停止して第三種排気を行う。
7月〜9月を含む季節では、室外温度θが第1設定温度A1と第2設定温度A2との間にある期間および/または時間帯と、室外温度θが第2設定温度A2よりも高い期間および/または時間帯を含む。
その一例として、ある夏の1日の気温の変化の例を、図9(b)に示す。図9(b)に示すように、気温は時間帯の変化に伴い変化している。
室外温度θが第1設定温度A1と第2設定温度A2との間にある時間帯(夜間)には、コントローラ100は、給気通風路302Aの給気用ファンを停止するように制御を行う。すなわち、夜間の涼しい時間帯には、給気通風路302Aの給気用ファンを停止して第三種排気を行う。
室外温度θが第2設定温度A2よりも高い時間帯(日中)には、給気通風路302Aの給気用ファンを駆動して、熱交換換気装置302の全熱交換運転を行う。
上記のように、この実施の形態に係る空気調和システム300は、熱交換換気装置302を含んでおり、通常の換気装置では、室外に捨てられてしまう室内の暖かい空気または冷やされた空気の熱を再利用して、熱交換を行いながら換気を行うことができる。したがって、この実施の形態に係る空気調和システム300では、室内の冷房または暖房を行い且つ換気を行う場合において、室内の潜熱負荷の増加が抑制されており、空気調和システム300の省エネルギー化を達成している。
さらに、この実施の形態に係る空気調和システム300では、室外温度θが第1設定温度A1と第2設定温度A2との間にあるときに、給気通風路302Aの給気用ファンを停止して、排気通風路302Bの排気用ファンを利用した第三種排気を行っており、空気調和システム300の省エネルギー化を達成している。
なお、上記のように、コントローラ100は、図1に示す切替部104dの操作を行うのみで、第1動作モードと第2動作モードとを切り替えることができる。このため、この発明では、汎用性に優れるコントローラ100を得ることができる。
この発明は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々に改変することができる。すなわち、上記の実施の形態の構成を適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成に代替させてもよい。さらに、その配置について特に限定のない構成要件は、実施の形態で開示した配置に限らず、その機能を達成できる位置に配置することができる。
例えば、検出部102は、室外の温度を検出する第1検出部と室内の温度を検出する第2検出部とを含んでもよい。室外温度および室内温度を利用して空気調和システムの制御を行うことによって、さらに好適に室内の温度制御を行うことができる。
また、上記の実施の形態では、第1設定温度A1および第2設定温度A2は、固定値であったが、第1設定温度A1および第2設定温度A2は変動値であってもよい。
例えば、コントローラ100は、図示を省略してあるカレンダー部を有し、カレンダー部が判断する季節毎に、第1設定温度A1および第2設定温度A2を再設定することができる。例えば、コントローラ100は、第1季節の夏には第2季節の春よりも第2設定温度A2を高く再設定する。例えば、コントローラ100は、春に28℃に設定した第2設定温度A2を、夏には30℃に再設定する。
または、コントローラ100は、図示を省略してあるタイマー部を有し、タイマー部が判断する時間帯に応じて、第1設定温度A1および第2設定温度A2を再設定することができる。例えば、コントローラ100は、第1時間帯の夜には第2時間帯の昼よりも第1設定温度A1を高く再設定する。例えば、コントローラ100は、昼に22℃に設定した第1設定温度A1を、夜に24℃に再設定する。
または、コントローラ100は、HEMS等のエネルギー管理システムに接続してあり、エネルギー管理システムからの入力に応じて、第1設定温度A1および第2設定温度A2を再設定することができる。
100 換気送風機用コントローラ、102 検出部、104 入力部、104a 設定温度入力部、104b 第1温度入力部、104c 第2温度入力部、104d 切替部、106 制御部、108 表示部、110 インターフェース部、200 空気調和システム、201 ビニールハウス、202 給気用ファン、204 排気用ファン、206 空気調和装置、208 農作物、300 空気調和システム、301 住居、302 熱交換換気装置、302A 給気通風路、302B 排気通風路、302C 全熱交換器、A1 第1設定温度、A2 第2設定温度、EA 排気、OA 室外空気、RA 室内空気、SA 調整空気、θ 室外温度。

Claims (8)

  1. 室外温度を検出する検出部と、
    前記室外温度が第1温度と第2温度との間にあるか否かの判定を行い、該判定結果に基づいて、室外と室内との換気を行う換気システムを制御する制御部と、
    第1動作モードと第2動作モードとを切り替える切替部とを有し、
    前記第1動作モードでは、前記制御部は、前記室外温度が前記第1温度と前記第2温度との間にあるときに、前記換気システムの給気用ファンを駆動するように制御を行い、前記室外温度が前記第1温度と前記第2温度との間にないときには、前記給気用ファンを停止するように制御を行い、
    前記第2動作モードでは、前記制御部は、前記室外温度が前記第1温度と前記第2温度との間にあるときに、前記給気用ファンを停止するように制御を行い、前記室外温度が前記第1温度と前記第2温度との間にないときには、前記給気用ファンを駆動するように制御を行うことを特徴とする換気送風機用コントローラ。
  2. 前記制御部は、前記室外温度が前記第1温度と前記第2温度との間にあるときに、前記室内の暖房または冷房を行う空気調和装置を停止するように制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の換気送風機用コントローラ。
  3. 前記制御部は、前記室内の暖房または冷房を行う空気調和装置の動作が停止しているときに、前記室外温度が前記第1温度と前記第2温度との間にあるか否かの判定結果に基づいて、前記換気システムの制御を行うことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の換気送風機用コントローラ。
  4. 前記制御部は、季節を判断するカレンダー部を含み、第1季節では第2季節よりも前記第2温度を高く再設定することを特徴とする請求項1〜請求項のいずれか一項に記載の換気送風機用コントローラ。
  5. 前記制御部は、時間帯を判断するタイマー部を含み、第1時間帯では第2時間帯よりも前記第1温度を高く再設定することを特徴とする請求項1〜請求項のいずれか一項に記載の換気送風機用コントローラ。
  6. 請求項1〜請求項のいずれか一項に記載の換気送風機用コントローラと、
    前記室内と前記室外との換気を行う換気システムと、
    前記室内の暖房または冷房を行う空気調和装置と、を備えることを特徴とする空気調和システム。
  7. 請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の換気送風機用コントローラは、前記第1動作モードを選択してあることを特徴とする請求項6に記載の空気調和システム。
  8. 前記換気システムは、
    前記室外の室外空気を前記室内に取り込む給気通風路、
    前記給気通風路とは独立して形成してあり、前記室内の室内空気を前記室外に排出する排気用風路、および
    前記給気通風路を流れる前記室外空気と前記排気用風路を流れる前記室内空気との熱交換を行う全熱交換器を含み、
    請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の換気送風機用コントローラは、前記第2動作モードを選択してあることを特徴とする請求項6に記載の空気調和システム。
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