JP6080723B2 - 可搬型除塵装置 - Google Patents

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Description

本発明は、圧縮空気を吐出して塵や埃を除去する可搬型の除塵装置に関する。
電子機器の回路基板やコネクタ端子等に付着した塵や埃を除去するのに、従来から、スプレー缶から圧縮空気を噴出して行う方法がある。しかしながら、この方法では、多くの機器を取り扱う現場においては大量のスプレー缶を保持しておかなければならないし、またコストも高くなってしまう。このようなスプレー缶に代わるものとして、バッテリ駆動による可搬型の除塵装置がある(特許文献1)。この除塵装置は、バッテリを電源として駆動するモータによって、脈動した圧縮空気を連続的にノズル部から吐出するようになっている。
実用新案登録第2590225号公報
特許文献1の除塵装置においては、圧縮空気を連続的に吐出するようになっているので、電力を短時間のうちに消耗するため、頻繁なバッテリの交換や充電が必要になる。また、より効率的に除塵を行うためには高い圧力で空気を吐出して大きな圧力変動を与えることが重要であるが、上述のようなコンプレッサによる連続的な吐出では脈動があるとはいっても十分に大きな圧力変動を生じさせるのは難しい。
そこで本発明は、消費電力が小さく、且つ効率的に除塵を行うことができる可搬型除塵装置を提供することを目的とする。
すなわち本発明は、
エアポンプと、
該エアポンプから吐出される圧縮空気を貯留するエアタンクと、
該エアタンクに貯留された圧縮空気を外部に吐出するための吐出口と、
前記エアタンクと前記吐出口との間に配置された常閉弁と、
前記エアポンプ及び前記常閉弁の駆動を制御する制御回路と、
該制御回路に接続された外部入力操作部と、を備え、
前記制御回路は、前記エアタンク内の圧力が基準圧力値以下の場合に前記エアポンプを作動させるエアポンプ駆動手段と、前記外部入力操作部の操作に基づき前記エアタンク内の圧縮空気を外部にインパルス状に吐出させるように前記常閉弁を第1の基準時間の間だけ開放する弁開放手段と、前記インパルス状に圧縮空気を吐出した後は第2の基準時間の間、前記常閉弁の開放を阻止するための弁開放阻止手段と、を有する、可搬型除塵装置を提供する。
当該可搬型除塵装置においては、圧縮空気をインパルス状に吐出するようになっているので、除塵を行う場所において短時間に大きな圧力差を生じさせることができるようになり、効率的な除塵が可能となる。また、インパルス状に圧縮空気を吐出した後の所定の時間は常閉弁が開放せず圧縮空気をすぐには吐出できないようになっているので、無駄に圧縮空気が消費されることが防止されるので装置の消費電力を低減することができる。また小型のエアポンプと小容量のエアタンクとを使用することが可能にもなり、装置全体を小型軽量なものとすることができる。
好ましくは、前記制御回路は、第3の基準時間内における前記エアポンプの駆動時間の合計が第4の基準時間を超えた場合には前記エアポンプが駆動されないようにするエアポンプ駆動阻止手段をさらに有するようにすることができる。
また好ましくは、前記エアポンプ駆動阻止手段により前記エアポンプの駆動が阻止されてから第5の基準時間が経過後に前記エアポンプの駆動を可能にするエアポンプ駆動可能化手段をさらに有するようにすることができる。
エアポンプを連続して駆動し続けるとエアポンプが過熱して故障の原因となることがあるが、エアポンプの駆動時間をこのように監視することによって、エアポンプが異常に過熱する前にエアポンプを休止させて故障を未然に防ぐことが可能となる。
好ましくは、前記エアタンクは、圧縮空気を貯留するタンク室を構成するタンク壁と、該タンク壁の外側に開口し前記エアポンプの圧縮空気出力口に連通される第1外側開口と、該第1外側開口と連通し前記タンク壁の内側で前記タンク室の下部底面から離れた上方位置に開口する第1内側開口と、前記タンク壁の外側に開口し前記常閉弁を介して前記吐出口に連通する第2外側開口と、該第2外側開口と連通し前記タンク壁の内側で前記タンク室の上方位置に下方に向かって開口する第2内側開口と、を有する、ようにすることができる。
エアタンク内には結露した水が溜まることがあるが、エアポンプからの圧縮空気を受け入れる第1内側開口がタンク室の下部底面から離れた上方位置に設けられているので、水はタンク室の下部底面に溜まりエアポンプ側への逆流が防止される。また、圧縮空気のタンク室からの出口となる第2内側開口がタンク室の上方位置に下方に向かって開口しているので、装置全体を上下逆さまになるように傾けた際に第2内側開口が上方を向いてタンク室内に溜まった水を受け入れやすくなる。これにより、水を吐出口から外部に排水することが容易となる。
前記エアポンプの前記圧縮空気出力口から前記圧縮空気入口管の前記第1外側開口の間に延びる圧縮空気供給管を有し、該圧縮空気供給管は前記圧縮空気出力口から下方に延びた後に上方に延びて前記圧縮空気入口管の前記第1外側開口に至るように配置することができる。
このような構成により、タンク室内に溜まった水が第1内側開口からエアポンプ型に逆流した場合でも圧縮空気供給管の途中で一旦止まるようになり、エアポンプまでには到達しにくくなる。
前記制御回路は、前記常閉弁を開いた状態に維持し且つ前記エアポンプを駆動し続けるドレン排出手段を有するようにすることができる。
上述のように当該装置を上下逆さまにしたときに、常閉弁を開いた状態に維持しつつエアポンプを駆動することにより、エアタンク内に溜まった水を圧縮空気によって効率的に排出することが可能となる。
バッテリをさらに備え、前記エアポンプ、前記常閉弁、及び前記制御回路が前記バッテリを電源として駆動するようにすることができる。
バッテリ駆動とすることで外部電源が必要なくなるので、電源が確保できないような場所においても使用可能となる。
好ましくは、前記エアポンプを包囲する振動吸収材と、前記エアポンプを前記振動吸収材とともに収容するエアポンプ収容ケースと、をさらに備えるようにすることができる。
振動吸収材でエアポンプを包囲し、さらにエアポンプ収容ケースに収容するようにすることで、エアポンプの騒音及び振動が外部に伝わるのを抑制することが可能となる。
以下、本発明に係る可搬型除塵装置の実施形態を添付図面に基づき説明する。
本発明に係る可搬型除塵装置の前方斜視図である。 図1の可搬型除塵装置の後方斜視図である。 図1の可搬型除塵装置の装置ハウジングの内部を示す側面図である。 図3の可搬型除塵装置の常閉電磁弁が閉じている状態での部分断面図である。 図3の可搬型除塵装置の常閉電磁弁が開いている状態での部分断面図である。 図5の可搬型除塵装置をドレン排出を行うために傾けた状態の図である。 回路ブロック図である。 制御のフローチャートを示す第1の図である。 制御のフローチャートを示す第2の図である。 制御のフローチャートを示す第3の図である。
本発明の実施形態に係る可搬型除塵装置10は、図1及び図2に示すように、装置ハウジング12の上部後方に設けられたハンドル14と、該ハンドル14の上に設けられたショットスイッチ20(外部入力操作部)と、装置ハウジング12の上部前方から上方前方に向かって延びる圧縮空気吐出チューブ22と、を備えており、後述するように、ショットスイッチ20を押すことで圧縮空気吐出チューブ22の先端の吐出口24からインパルス状の圧縮空気が吐出され、このインパルス状に吐出された圧縮空気を除塵する場所に当てることで塵や埃を吹き飛ばすようになっている。装置ハウジング12の後面16には、当該除塵装置10を起動/停止させるためのメインスイッチ30と、当該除塵装置10が起動しているときに点灯する起動表示LED(緑LED)32と、当該除塵装置10の各種状態を表示するための赤LED34−1、緑LED34−2,及び黄LED34−3と、外部電源97(図7)を接続するための電源端子98と、が設けられている。後述するように当該除塵装置10は内部にバッテリ36(図3)を備えていて該バッテリ36を電源として駆動するようになっているが、電源端子98に外部電源97を接続することによって、バッテリ36の充電を行えるとともに、外部電源97を駆動電源として駆動することもできるようになっている。装置ハウジング12の上部と後部にはそれぞれベルトフック取付部18、19が設けられていて、これらベルトフック取付部18、19に図示しない肩掛け用のベルトを取り付けることもできる。
図3乃至図5に示すように、装置ハウジング12の内部には、電源としてのバッテリ36と、メイン回路基板38及びサブ回路基板39と、メイン回路基板38の図で見て奥側でエアポンプ収容ケース40内にスポンジ状の振動吸収材42に包まれた状態で配置されたエアポンプ44と、エアポンプ44からの圧縮空気を貯留するエアタンク50と、エアタンク50と吐出口24との間に設けられた常閉電磁弁70(常閉弁)と、を備える。振動及び騒音源となるエアポンプ44をこのように配置することで、振動及び騒音が外部に伝わるのを防いでいる。なお、エアポンプ収容ケース40の上部にはエアポンプ44に吸引される空気を当該エアポンプ収容ケース40内に導くための吸気口41が設けられている。
エアタンク50は、図4及び図5に示すように、エアポンプ44から供給される圧縮空気を貯留するタンク室51を構成するタンク壁52を有し、このタンク壁52は全体として円筒形状で上部52−2が円弧状に窪んだ形状を有するようになっている。タンク壁52の下部52−3の後方位置には第1内側開口55と第1外側開口56とを有する第1継手54が連結固定されている。この第1継手54の第1内側開口55はタンク壁52の内周面52−1からさらにタンク室51内に突出した位置にあり、また第1外側開口56はタンク壁52の外側で開口していてエアポンプ44の圧縮空気出力口46に繋がるエアチューブ82(圧縮空気供給管)が接続されている。タンク壁52の上部52−2の前方位置には下方に向かってタンク室51内に開口した第2内側開口57と、タンク壁52の外側に開口する第2外側開口58と、第2内側開口57から第2外側開口58にまで上方に向かって延在する出口流路60とが形成されている。タンク壁52の下部52−3の前方位置にはさらに、第3内側開口63と第3外側開口64とを有する第2継手62が連結固定されている。この第2継手62の第3内側開口63もタンク室51の内周面52−1からさらにタンク室51内に突出した位置にあり、また第2外側開口58はタンク室51の外側で開口していて、メイン回路基板38上に配置された圧力センサ84にエアチューブ85を介して連通されている。エアタンク50内には結露した水が溜まることがあるが、上述のようにタンク壁52の下部52−3に設けられた第1継手54の第1内側開口55と第2継手62の第3内側開口63とがそれぞれタンク壁52の内周面52−1から突出して下部52−3から上方に離れた位置にあるので、水はタンク室51内で下部52−3に溜まりエアポンプ44側及び圧力センサ84側には流れないようになっている。また、第1外側開口55とエアポンプ44の圧縮空気出力口46とを繋ぐエアチューブ82は、圧縮空気出力口46から一旦下方に延びてエアポンプ収容ケース40から出た後に上方に折り返して第1外側開口56にまで至るように配置されているので、仮にエアタンク50内の水が第1内側開口55からエアチューブ82内に浸入したとしても折り返された場所に溜まってエアポンプ44には到達しないようにもなっている。
エアタンク50の第2外側開口58は連結管86を介して常閉電磁弁70の入口開口71に接続されている。この常閉電磁弁70は、下方に向かって開口した流路開閉口73を、通常は、プランジャ74の先端に固定された流路閉止部材75で閉鎖し、当該常閉電磁弁70の駆動により入口開口71と出口開口72との間の連通するようになっている。具体的には、常閉電磁弁70は、コイルハウジング76と、コイルハウジング76内に配置された円筒状のソレノイドコイル77と、ソレノイドコイル77の内側で軸線方向に摺動可能に配置されたプランジャ74と、プランジャ74の先端に固定された流路閉止部材75と、圧縮空気が通る流路を構成する流路構成部78と、プランジャ74及び流路閉止部材75を流路構成部78に形成された流路開閉口73に向かって付勢するスプリング79と、ソレノイドコイル77によって吸引されたプランジャ74が当接するプランジャ受部材80と、を有する。この常閉電磁弁70は、ソレノイドコイル77に電圧が印加されていない状態ではスプリング79の付勢力により流路閉止部材75が流路開閉口73に押し付けられているので、入口開口71と出口開口72との間が遮断された状態となる(図4)。ソレノイドコイル77に電圧を印加するとプランジャ74がスプリング79の付勢力に抗してソレノイドコイル77に磁気吸引されるので流路閉止部材75が流路開閉口73から離れて、入口開口71と出口開口72との間が連通される(図5)。なお当該除塵装置10で用いている常閉電磁弁70は、高速応答特性を有し、具体的にはおよそ30ミリ秒間だけ開放することができる性能を有するものであり、それによってインパルス状の圧縮空気の吐出が可能となる。
常閉電磁弁70の出口開口72には、装置ハウジング12の開口部13から外部に延在する圧縮空気吐出チューブ22が連結されている。この圧縮空気吐出チューブ22は可撓性を有していて、先端の吐出口24が任意の方向を向くように曲げることができる。
後述するように当該除塵装置10においては、ショットスイッチ20を6秒を超えて押し続けることで、常閉電磁弁70が開放状態となり且つエアポンプ44が駆動し続ける状態となるようにされている。このとき、当該除塵装置10を図5の状態から図で見て反時計回りに図6の状態にまで傾けていくと、エアタンク50の下部52−3に溜まった水がタンク壁52の前面部52−4をつたって第2内側開口57にまで至る。第2内側開口57にまで至った水はエアポンプ44からの圧縮空気によって、出口流路60、連結管86、常閉電磁弁70の流路、及び圧縮空気吐出チューブ22の中を通って全体として下方に向かって送り出されて、吐出口24から外部に排出される。当該除塵装置10は、図6に示すように傾けたときにエアタンク50から吐出口24にまで至る流路が全体として下方に向かうようになっているので、内部に溜まった水を外部に排出しやすい。
エアポンプ44及び常閉電磁弁70は、バッテリ36を電源として、メイン回路基板38上に構成された制御回路88(図7)によって駆動制御される。図7に示すように、制御回路88にはバッテリ36が接続される。制御回路88のスイッチング制御部90は、メインスイッチ30の操作に基づいて起動スイッチング部91のON/OFFを制御する。メインスイッチ30がONにされると、スイッチング制御部90は起動スイッチング部91をONにしてメイン制御部92を起動させる。メインスイッチ30がOFFの状態では、起動スイッチング部91はOFFにされてメイン制御部92にはバッテリ36の電力が供給されず、スイッチング制御部90のみが起動している状態となる。このようにメインスイッチ30がOFFのときにメイン制御部92をバッテリ36から切り離すことによって、比較的に大きな電力を消費するメイン制御部92による当該除塵装置10を使用しない間の待機電力をなくし、バッテリ36の電力の無駄な消費を抑制している。制御回路88にはバッテリ36の残量を検出するバッテリ残量検出部93も設けられている。このバッテリ残量検出部93は、バッテリ36の電圧を測定することによりバッテリ36の残量を検出するようになっており、測定した電圧値をメイン制御部92に送信するようになっている。また過放電防止回路94も設けられており、バッテリ36の電圧が一定値以下に下がった場合にはそれ以上電流が流れないように回路を遮断して、過放電によるバッテリ36の劣化を防ぐようにしている。エアポンプ制御部95はメイン制御部92からの制御信号に基づいてエアポンプ44の駆動をON/OFFする。また電磁弁制御部96はメイン制御部92からの制御信号に基づいて常閉電磁弁70を開閉する。上述のショットスイッチ20及び圧力センサ84はメイン制御部92に接続されていて、メイン制御部92は、ショットスイッチ20のON/OFF状態と圧力センサ84が測定した圧力値に基づいて、エアポンプ44と常閉電磁弁70との制御を後述するように適宜実行する。当該除塵装置10は、上述のように外部電源97を駆動源として駆動することも可能である。具体的には、商用AC電源97−1をAC/DCアダプタ97−2を介して電源端子98に接続することにより、当該除塵装置10は駆動可能となる。制御回路88に設けられた電源切替制御部99は、外部電源97が接続されていないときにはバッテリ36を駆動源とし、外部電源97が接続されたときには外部電源97を駆動源とするように、バッテリ36と外部電源97とを切り替える。また、外部電源97が接続されたときには、メイン制御部92はバッテリ36の電圧値がフル充電の状態から下がっていればバッテリ36を外部電源97の電力で充電するようにする。充電中は赤LED34−1が点灯し、充電が完了すると緑LED34−2が点灯する。
当該除塵装置10の動作を図8乃至図10のフローチャートを参照しながら説明する。メインスイッチ30をONにするとメイン制御部92が起動して制御が開始し(S10)、図8乃至図10に示す3つのフローチャートで示す制御S1、S2、S3が同時に実行される。図8のフローチャートに示す制御S1では、メインスイッチ30がONにされた後(S10)、バッテリ残量検出部93でバッテリ36の電圧測定を行う(S100)。測定された電圧が9V未満であるかをまず判断し(S102)、9V以上であれば次に10V未満であるかを判断する(S104)。10V未満であった場合には、バッテリ36の充電が必要である旨を示すために赤LED34−1を点滅させる(S106)。次に直近20分間(特許請求の範囲における第3の基準時間)のエアポンプ44の合計の稼働時間が15分(第4の基準時間)を超えているかを判断する(S108)。15分以下である場合には、バッテリ36の電圧測定(S100)に戻ってバッテリ36の電圧の監視を継続する。15分を超えている場合には、エアポンプ44が連続して駆動されたことによる発熱によってエアポンプ44が故障する虞があるため、エアポンプ44を強制的に休止させるようにエアポンプ休止フラグをONにする(S110)。後に詳述するようにエアポンプ休止フラグがONの状態では、エアポンプ44は強制的にOFFにされて如何なる操作に対しても起動しない(エアポンプ駆動阻止手段)。次に、エアポンプ44が休止状態となったことを示すために黄LED34−3を点滅させ(S112)、エアポンプ休止フラグがONになってからの時間が15分(第5の基準時間)を超えたかどうかを判断する(S114)。15分以下であった場合にはエアポンプ休止フラグをONにしたままバッテリ電圧測定(S100)に戻る。15分を超えていた場合には、エアポンプ44は十分に休止して冷却されたと判断してエアポンプ休止フラグをOFFにする(S116)。これにより、エアポンプ44は再び駆動可能な状態となる(エアポンプ駆動可能化手段)。S102においてバッテリ36の電圧が9Vより小さかった場合には、当該除塵装置10をこのまま駆動し続けるにはバッテリ36の電圧が低すぎると判断して、赤LED34−1を3秒間点滅させて警告した後に(S120)、メイン制御部92がスイッチング制御部90に命令して起動スイッチング部91をOFFにして(S122)、後に説明する図9及び図10に示す制御S2、S3も含めて全ての制御S1、S2、S3を終了させる(S124)。なお、エアポンプ休止フラグがONの状態では、メインスイッチ30を操作しても起動スイッチング部91はOFFにならずに制御S1、S2、S3は継続され、エアポンプ休止フラグがONになってからの時間を監視し続けて、エアポンプ44がすぐには再稼働できないようにしている。ただし、バッテリ36の電圧が9Vよりも小さくなって起動スイッチング部91がOFFにされた場合には、全ての制御S1、S2、S3が終了するため、バッテリ36を交換もしくは充電して当該除塵装置10をすぐに再起動した際にはエアポンプ44は過熱しているにも関わらず稼働されることになってしまう。そのような状況を防ぐために、メイン基板38にボタン電池等の電源を設けて、起動スイッチング部91がOFFにされた後も、直近20分間のエアポンプ44の稼働時間及びエアポンプ休止フラグがONになっている時間のカウントを継続して過熱した状態のエアポンプ44が稼働しないようにしてもよい。
図9のフローチャートに示す制御S2では、メインスイッチ30がONにされた後(S10)、エアポンプ休止フラグがONであるかを判断する(S200)。エアポンプ休止フラグがOFFであるときにはエアポンプ44の駆動が可能な状態であると判断し、エアタンク50内の圧力を圧力センサ84で測定する(S202)。測定した圧力が160kPaよりも大きいかを判断し(S204)、160kPa以下であった場合にはエアタンク50内の圧力が低すぎるためエアポンプ制御部95によってエアポンプ44をONにしてエアタンク50に圧縮空気を供給する(エアポンプ駆動手段)(S206)。エアタンク50内の圧力が160kPaよりも大きくなると次に200kPaよりも大きいかを判断する(S208)。200kPa以下である場合には、エアポンプ44のON/OFFを切り替えることなくエアポンプ休止フラグを判断するステップ(S200)に戻る。圧力が200kPaよりも大きくなるとエアポンプ44はエアポンプ制御部95によってOFFにされる(S210)。すなわち当該除塵装置10においては、エアタンク50内の圧力が常に160kPaから200kPaを僅かに超えた圧力の間に維持される。エアポンプ休止フラグがONであった場合には(S200)、エアタンク50の圧力値に関係なくエアポンプ44は強制的にOFFになる(S210)。
図10のフローチャートに示す制御S3では、メインスイッチ30がONにされた後(S10)、エアポンプ休止フラグがONであるかの判断(S300)、後述するドレン排出フラグがONであるかの判断(S302)、及び後述する電磁弁一次停止フラグがONであるかの判断(S304)をそれぞれ行う。いずれのフラグもONでない場合には、次にショットスイッチ20がONであるかの判断を行う(S306)。ショットスイッチ20がONであった場合にはショットスイッチ20が押され続けてONの状態が6秒を超えて続いているかを判断する(S308)。6秒以下であった場合には、吐出口24から除塵を行うためのインパルス状の圧縮空気を吐出する(S310)。具体的には、電磁弁制御部96によって常閉電磁弁70を30ミリ秒(第1の基準時間)だけ開けるように制御することによりエアタンク50内に貯留されている圧縮空気をインパルス状に吐出する(弁開放手段)。その後に電磁弁一時停止フラグをONにして(S312)、エアポンプ休止フラグの監視ステップ(S300)に戻る。なお、インパルス状の圧縮空気を吐出するとエアタンク50内の圧力は200kPaから150kPa程度にまで低下する。すなわち、エアタンク50内の圧力は160kPa以下となるため、図9の制御S2におけるS204において圧力が160kPa以下であると判断されてエアポンプ44がONにされ(S206)、その後200kPaを超えるまでエアポンプ44は駆動される。当該除塵装置10においてエアタンク50の圧力を150kPaから200kPaにまで上げるためにはおよそ2秒間エアポンプ44を駆動させる必要がある。S312において電磁弁一時停止フラグがONにされると、S304において電磁弁一時停止フラグがONであると判断され、次に電磁弁一時停止フラグがONの状態が2秒(第2の基準時間)を超えたかどうか判断する(S320)。2秒を超えていた場合には、電磁弁一時停止フラグをOFFにする(S322)。すなわち、制御回路88は、インパルス状に圧縮空気を吐出した後の2秒間は、電磁弁一時停止フラグをONにしてショットスイッチ20の操作を無効とし、2秒を超えると電磁弁一時停止フラグをOFFにして再びショットスイッチ20の操作を有効にする(弁開放阻止手段)。ショットスイッチ20を6秒を超えて押し続けると、ショットスイッチ20のON時間が6秒を超えたと判断され(S308)、常閉電磁弁70を開放状態に維持し(S330)且つエアポンプ44をONにして(S332)、ドレン排出フラグをONにする(S334)(ドレン排出手段)。この状態ではエアポンプ44からの圧縮空気はエアタンク50、常閉電磁弁70、及び圧縮空気吐出チューブ22を通って吐出口24から連続して吐出され続ける。これにより内部の水分を外部に追い出すことができ、特に図6に示す状態にまで当該除塵装置10を傾けることでエアタンク50内に溜まった水を効率的に外部に排出することが可能となる。S334でドレン排出フラグがONにされると、S302においてドレン排出フラグがONであると判断して、次にドレン排出フラグがONになっている時間が20分を超えたかを判断する(S340)。20分を超えていない場合にはショットスイッチ20がONになっているかを判断する(S342)。ドレン排出フラグがONになっている時間が20分を超えたか、又はショットスイッチ20がONになっている場合には、常閉電磁弁70を閉じ(S344)、エアポンプ44をOFFにするとともに(S346)、ドレン排出フラグをOFFにする(S348)。図8の制御S1においてエアポンプ休止フラグがONにされていたときには、S300においてエアポンプ休止フラグがONであると判断して、常閉電磁弁70を閉じた状態にする(S350)。エアポンプ休止フラグがONである間は、常閉電磁弁70は閉じた状態に維持される。
上記実施形態における、エアタンク50の圧力設定値や第1乃至第5の基準時間は、エアポンプの性能やエアタンクの大きさ等によって適宜変更してもよい。また、上記実施形態ではバッテリ36により駆動されることを前提に説明をしているが、必ずしもバッテリを備えている必要はなく外部電源97に接続して使用するようにしてもよい。外部電源97を使用している場合には、電圧の降下を考慮する必要はないため制御S1におけるS100−S106及びS120−S124のステップを実行しないようにしてもよい。
可搬型除塵装置10; 装置ハウジング12; 開口部13; ハンドル14; 後面16; ベルトフック取付部18、19; ショットスイッチ(外部入力操作部)20; 圧縮空気吐出チューブ22; 吐出口24; メインスイッチ30; 起動表示LED(緑LED)32; 赤LED34−1; 緑LED34−2; 黄LED34−3; バッテリ36; メイン回路基板38; サブ回路基板39; エアポンプ収容ケース40;吸気口41; 振動吸収材42; エアポンプ44; 圧縮空気出力口46; エアタンク50; タンク室51; タンク壁52; 内周面52−1; 上部52−2; 下部52−3; 前面部52−4; 第1継手54; 第1内側開口55; 第1外側開口56; 第2内側開口57; 第2外側開口58; 出口流路60; 第2継手62; 第3内側開口63; 第3外側開口64; 常閉電磁弁(常閉弁)70; 入口開口71; 出口開口72; 流路開閉口73; プランジャ74; 流路閉止部材75; コイルハウジング76; ソレノイドコイル77; 流路構成部78; スプリング79; プランジャ受部材80; エアチューブ82(圧縮空気供給管); 圧力センサ84; エアチューブ85; 連結管86; 制御回路88; スイッチング制御部90; 起動スイッチング部91; メイン制御部92; バッテリ残量検出部93; 過放電防止回路94; エアポンプ制御部95; 電磁弁制御部96; 外部電源97; 商用AC電源97−1; AC/DCアダプタ97−2; 電源端子98; 電源切替制御部99

Claims (8)

  1. エアポンプと、
    該エアポンプから吐出される圧縮空気を貯留するエアタンクと、
    該エアタンクに貯留された圧縮空気を外部に吐出するための吐出口と、
    前記エアタンクと前記吐出口との間に配置された常閉弁と、
    前記エアポンプ及び前記常閉弁の駆動を制御する制御回路と、
    該制御回路に接続された外部入力操作部と、を備え、
    前記制御回路は、前記エアタンク内の圧力が基準圧力値以下の場合に前記エアポンプを作動させるエアポンプ駆動手段と、前記外部入力操作部の操作に基づき前記エアタンク内の圧縮空気を外部にインパルス状に吐出させるように前記常閉弁を第1の基準時間の間だけ開放する弁開放手段と、前記インパルス状に圧縮空気を吐出した後第2の基準時間の間前記外部入力操作部の操作を無効として、該外部入力操作部の操作に基づく前記常閉弁の開放を阻止する弁開放阻止手段と、を有する、可搬型除塵装置。
  2. 前記制御回路は、第3の基準時間内における前記エアポンプの駆動時間の合計が第4の基準時間を超えた場合には前記エアポンプが駆動されないようにするエアポンプ駆動阻止手段をさらに有する、請求項1に記載の可搬型除塵装置。
  3. 前記エアポンプ駆動阻止手段により前記エアポンプの駆動が阻止されてから第5の基準時間が経過後に前記エアポンプの駆動を可能にするエアポンプ駆動可能化手段をさらに有する、請求項2に記載の可搬型除塵装置。
  4. 前記エアタンクは、圧縮空気を貯留するタンク室を構成するタンク壁と、該タンク壁の外側に開口し前記エアポンプの圧縮空気出力口に連通される第1外側開口と、該第1外側開口と連通し前記タンク壁の内側で前記タンク室の下部底面から離れた上方位置に開口する第1内側開口と、前記タンク壁の外側に開口し前記常閉弁を介して前記吐出口に連通する第2外側開口と、該第2外側開口と連通し前記タンク壁の内側で前記タンク室の上方位置に下方に向かって開口する第2内側開口と、を有する、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の可搬型除塵装置。
  5. 前記エアポンプの前記圧縮空気出力口から前記圧縮空気入口管の前記第1外側開口の間に延びる圧縮空気供給管を有し、該圧縮空気供給管は前記圧縮空気出力口から下方に延びた後に上方に延びて前記圧縮空気入口管の前記第1外側開口に至るように配置されている請求項4に記載の可搬型除塵装置。
  6. 前記制御回路は、前記常閉弁を開いた状態に維持し且つ前記エアポンプを駆動し続けるドレン排出手段を有する、請求項1乃至5の何れか一項に記載の可搬型除塵装置。
  7. バッテリをさらに備え、前記エアポンプ、前記常閉弁、及び前記制御回路が前記バッテリを電源として駆動するようにされた、請求項1乃至6の何れか一項に記載の可搬型除塵装置。
  8. 前記エアポンプを包囲する振動吸収材と、前記エアポンプを前記振動吸収材とともに収容するエアポンプ収容ケースと、をさらに備える、請求項1乃至7の何れか一項に記載の可搬型除塵装置。
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