JP2012047072A - エアポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、エアポンプの小形化(コンパクト化)、振動及び騒音の低減、空気漏れの解消を図ることを目的とする。
【解決手段】本発明は、往復作動により空気を送るダイヤフラムと、前記ダイヤフラムを往復作動させる電動機と、前記ダイヤフラムが収納されるダイヤフラムケースと、前記ダイヤフラムケースを支持し、前記電動機に固定する固定ベースを備え、前記固定ベースは、電動機に固定する電動機固定ベース部と、前記ダイヤフラムケースを支持するダイヤフラムケース支持ベース部を有し、前記電動機固定ベース部と前記ダイヤフラムケース保持ベース部が交差するT字形状で、かつ合成樹脂により一体に形成されていることを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、ダイヤフラムが往復作動して空気を送るエアポンプに関する。
本発明のエアポンプの従来技術としては、特開2003−286963号(特許文献1)、特開2009−62,933号公報(特許文献2)が挙げられる。
特許文献1に示すエアポンプは、駆動源に電動機を使用し、電動機の出力軸に装着された円筒状のカムが回転すると、カム外周筒とこれに固定されたダイヤフラムが上下動する構造になっており、ダイヤフラムで形成されるポンプ室内の空気圧を変化させ、ポンプ室上部に装着した2個の逆止弁の開閉で吸排気を繰返すもので、エアポンプの一つの形態を示している。
特許文献2に示すエアポンプは、空気圧を検出するスイッチを付加することで、より使い勝手の良いエアポンプを実現するための実施形態を示している。
特許文献2に示す発明において好ましい構成例として下記が挙げられている。
(1).ダイヤフラム(A)の膜部には、リング状の肉厚部を設ける。
(2).偏芯カムは樹脂成形品で外周に円筒状の開口穴を有し、この開口穴には任意の重さのバランサー(錘)が取り付けられるようにする。
(3).ポンプ室の上面には吸排気口を設けられ、個別に逆止弁を取り付け、排気側の逆止弁の上部には吐出口を有するダンパー室を設け、前記逆止弁の上面には通気性のあるフィルターを設ける。
(4).吸気口側の逆止弁の上部には空気室を形成し、空気室の圧力変動で可動するダイヤフラム(B)を設ける。
(5).空気室には連通するノズルが設けられ、ノズル外周には太いチューブが挿入され、別に設ける封止容器と連結し、ノズルの内径部は前記空気室を含め2分割され、一方は気圧検出スイッチを操作する上室となり、他方は下室となり吸気口を介してポンプ室に至る。
特開2003−286963号公報 特開2009−62933号公報
上記従来のエアポンプでは、金属製のクランク形状の固定ベースを用い、ダイヤフラムとダイヤフラムケースで構成されるポンプ室と、電動機とを直交状に配置することで全体のバランスを取り、振動及び騒音を低減する構成としている。
しかし、エアポンプの振動を完全に遮断することは非常に困難であるため、固定ベースにゴム足を取り付け、収納ケースまたは製品へ結合することで、エアポンプ外部への振動の伝播を低減させる構成となっている。
一般的には、振動を低減するためにゴム足を取り付けて、収納ケースや製品へ組み込まれることが多い。防振の効果を求める場合、ゴム足をある程度の高さにしなければならないため、高さ寸法が大形化する欠点がある。
また、気圧検出スイッチを設けたエアポンプにおいては、ポンプ室とは別に、気圧を検出するための空気室を設けており、前記空気室を設けるために、チューブを接続するノズル部とダイヤフラムケースが別部品で構成されている。このため、部品点数が増えコストアップにつながることや、部品の結合箇所が増えることにより空気漏れが増加することなどが懸念される。
従来のエアポンプでは固定ベースとダイヤフラムケースがネジ固定されており、ダイヤフラムケース上部に設置されているノズルの向きに自由度がなく、向きが固定されている。
本発明は上記課題に鑑み、エアポンプの小形化(コンパクト化)、振動及び騒音の低減、空気漏れの解消を図ることを目的とする。
本発明は、往復作動により空気を送るダイヤフラムと、前記ダイヤフラムを往復作動させる電動機と、前記ダイヤフラムが収納されるダイヤフラムケースと、前記ダイヤフラムケースを支持し、前記電動機に固定する固定ベースを備え、前記固定ベースは、電動機に固定する電動機固定ベース部と、前記ダイヤフラムケースを支持するダイヤフラムケース支持ベース部を有し、前記電動機固定ベース部と前記ダイヤフラムケース保持ベース部が交差するT字形状で、かつ合成樹脂により一体に形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、電動機固定ベース部と前記ダイヤフラムケース保持ベース部が交差するT字形状で、かつ合成樹脂により一体に固定ベースを形成ことにより、コンパクトなエアポンプを提供することができる。
また、エアポンプと前記収納ケースの間に防振ゴムを介在して、エアポンプを防振ゴムで収納ケース内に吊り下げ支持することにより、振動及び騒音の低減することができた。
さらに、ノズル部とダイヤフラムケースを合成樹脂で一体に形成することにより、空気漏れを解消することができた。
本発明の実施例に係るエアポンプ全体構成の斜視図である。 本発明の実施例に係るものでエアポンプ全体構成を後ろから見た斜視図である。 本発明の実施例に係るエアポンプの正面断面図である。 本発明の実施例に係るエアポンプの側面断面図である。 本発明の実施例に係るダイヤフラムケースの斜視図である。 本発明の実施例に係るダイヤフラムケースの正面断面図である。 本発明の実施例に係る固定ベースの斜視図である。 本発明の実施例に係る固定ベースの側面断面図である。 本発明の実施例に係るもので防振ゴムを取り付けたエアポンプの斜視図である。 本発明の実施例に係る防振ゴムの斜視図である。 本発明の実施例に係るものでエアポンプを収納ケースに組み込んだ状態の斜視図である。 本発明の実施例に係る冷蔵庫の正面図である。 本発明の実施例に係るもので図11の冷蔵庫の中央断面図である。 本発明の実施例に係るもので図11の冷蔵庫本体の正面図である。 本発明の実施例に係るもので図11の冷蔵庫本体の冷蔵室部分の正面図である。 本発明の実施例に係るもので図14の冷蔵室の最下段空間部の平面図である。 本発明の実施例に係るもので図14の冷蔵室の最下段空間部の斜視図である。
本発明の実施例に係るエアポンプに関し、図1〜7に沿って説明する。
エアポンプ1は、ポンプ部と電動機を有する。ポンプ部はダイヤフラム、ダイヤフラムケース、固定ベース、可動アーム等を有する。
さて、図7、図8に示す固定ベース2は合成樹脂(PBT、ABSなど)で形成される。固定ベース2は、図7、図8、図4に示すように、後述する電動機と接合する電動機固定ベース部2dと後述するダイヤフラムケースと接合するダイヤフラムケース支持ベース部2eを有する。固定ベース2は電動機固定ベース部2dとダイヤフラムケース支持ベース部2eが交差するT字形状で、合成樹脂により一体に形成されている。
T字形状の固定ベース2を合成樹脂で一体に作ることで鋼板等の金属性のものに比べ軽量になる。また、T字形状の固定ベースを金属板にプレス加工をして作ることは困難であるが合成樹脂の成型加工で形成することで容易、かつ安価に作ることができる。また、金属板のプレス加工では作ることが無理なT字形状の固定ベースに補強リブが付く複雑な形状・構造であっても合成樹脂の成型加工では容易に作ることができる。
その補強リブに関して述べる。固定ベース2は電動機固定ベース部2dの両側に補強リブ2f、2gを有する。ダイヤフラムケース支持ベース部2eの下面(ダイヤフラムケースが合わせる反対側面)から離れる方向に延在するように形成する。補強リブ2fは、固定ベース2は電動機固定ベース部2dから後述する電動機の回転軸心方向に向けて立上がるように形成される。補強リブ2gは補強リブ2fから外側に向けて立上がるように形成される。補強リブ2f、2gは直角に交差する配置構成になっている。この補強リブ2f、2gにより、合成樹脂で作られて固定ベース2は堅牢な構造になる。
T字形状の固定ベースは、電動機の回転軸を避けて固定ベースの両側に離間して補強リブ2f、2gを付ける複雑な形状・構造になるが、金属板のプレス加工とは違い、合成樹脂の成型加工であるので容易に作ることができる。
また、固定ベース2は、電動機固定ベース部2dの補強2gの先端に設ける防振ゴム保持リブ2cを有する。この防振ゴム保持リブ2cに関しては後述する。
ダイヤフラムケース4は固定ベース2と同様、合成樹脂で形成される。このダイヤフラムケース4は、図3、図4に示すように、ダイヤフラムケース支持ベース部2eに接合して固定される。ダイヤフラムケース4とダイヤフラムケース支持ベース部2eが合わさってできたダイヤフラム収納部の内部空間には、ダイヤフラム3が収納される。ダイヤフラム3とダイヤフラムケース4によってポンプ室5が構成される。ダイヤフラムケース支持ベース部2eはダイヤフラムケース4の反対側に膨らむ断面が湾曲した形状とし、ダイヤフラム3が往復作動できるようにした。
ダイヤフラムケース4とダイヤフラムケース支持ベース部2eは外周が円形で、円形をしたダイヤフラム3は外周がダイヤフラムケース4とダイヤフラムケース支持ベース部2eに挟持され、気密が保たれる。
電動機6はダイヤフラム3を駆動するもので回転軸6aを有する。クランク機構のクランクディスクになる偏心カム7は、軸心から偏心ところに回転軸6aが圧入固定される回転軸差込穴7aを有する。偏心カム7は電動機6に回されて偏心回転運動をする。偏心カム7の外周は可動アーム9に設けたボールベアリング8に嵌合する。クランク機構のクランク軸になる可動アーム9はボールベアリング8を介して偏心カム7に連結されるので、偏心カム7の偏心回動にともない可動アーム9は往復作動作をする。
ボールベアリング8は可動アーム9の受穴9aに圧入により嵌め込み固定され、抜け止め爪9bによって抜け止めされる。可動アーム9はダイヤフラムケース支持ベース部2eに設けた通し穴2aに通して組み立てられる。このため、通し穴2aは可動アーム9の受穴9aの外回りよりも大きい穴になっている。可動アーム9にはボールベアリング8が設けられるところと反対側の端部にダイヤフラム3が取り付けられる。ゴム等で形成された可撓性のあるダイヤフラム3は可動アーム9の受座面9cと固定片10に挟持され、ネジ10aで締結される。
クランク機構としての偏心カム7は、図4に示すように、バランスウエイト7cを有する。バランスウエイト7cは合成樹脂で偏心カム7と一体に形成されている。バランスウエイト7cは、クランク機構としての可動アーム9を間にして電動機6の反対側に配置されることになる。なお、バランスウエイト7cは偏心カム7と別体に作り、回転アンバランス量の程度に応じたものを選択して使用することができる。
固定ベース2と電動機6は、図4に示すように、固定ベース2の電動機固定ベース部2dと電動機6の回転軸6aがある回転軸側端面を接合し、ねじで締結する。電動機固定ベース部2dは、図8に示すように、位置決め突起2hを有する。この位置決め突起2hを電動機6の回転軸側端面に設けた位置決め突起受け穴(図せず)に嵌めて位置決めをし、
図7に示すように、電動機固定ベース部2dにある回転軸通し穴2iの回りに設けたねじ通し穴2jより差し込んだねじで締結する。
この締結で、電動機6の回転軸心方向と電動機固定ベース部2dの長手方向が直角に交差する構成になる。そして、固定ベース2の電動機固定ベース部2dとダイヤフラムケース支持ベース部2eがT字形状になっているので、図4に示すように、電動機6の回転軸側がダイヤフラムケース支持ベース部2eの下側に入り込むようになる。このため、ダイヤフラムケース支持ベース部2eの中央にある通し穴2aを通して下がる可動アーム9が電動機6の回転軸側に接近し、電動機の端部からポンプ部の端部までの長さが縮まりコンパクトになる。
すなわち、ダイヤフラムケース支持ベース部2eの中央にある通し穴2aに通された可動アーム9は電動機固定ベース部2dと隣接して並行に並ぶので、電動機と動アーム9との狭まりコンパクト化される。このため、バランスウエイト7cは可動アーム9を介して電動機6の反対側に配置するが、ダイヤフラムケース支持ベース部2eの下側に収まるのでコンパク化は損なわれない。
また、電動機6がダイヤフラムケース支持ベース部2eの下側に入り込むように置かれので、ダイヤフラム3を往復作動させるクランク機構の可動アーム9と電動機6との距離は狭まり、短縮化される。この距離の短縮化により、ダイヤフラム3の往復駆動による電動機の軸受にかかる偏心荷重は低減され電動機の寿命を延ばすことができる。また、偏心荷重の低減により電動機の振動も下がる。
ダイヤフラムケース4は、図3〜図6に示すように、前記ポンプ室5内の前記ダイヤフラム3と対向するところである上部側に吸気口4aと排気口4bを有する。吸気口4aと排気口4bの中央に取り付け穴4c、その周りに複数個のエア通路4dが設けられている。取り付け穴4cには傘状の吸気弁11と排気弁12が取り付けられ空気の流れを制御している。ダイヤフラム3の往復作動作により、吸気弁11と排気弁12が交互に開閉をして吸気口4aからポンプ室5に吸引された空気は排気口4bへと送られる。
また、ダイヤフラムケース4には空気が流通する流通孔があるノズル部4eを有する。このノズル部4eには、図11に示すように、チューブ13を挿入し取り付け、チューブ13の他端を外部の容器へ接続する。ノズル部4eの外周にはチューブ13を接続した時のエア漏れを低減するために複数段のリブ4fを設けており、このリブ4fの径はチューブ13の内径よりも大きい。このリブ4fはチューブ13の抜け止めにもなっている。
ダイヤフラムケース4とノズル部4eは合成樹脂で一体に形成されるので、それぞれが別部品であるものとは違い、組み立てが不要になる。ダイヤフラムケース4とノズル部4eを組み合わせるところがないので、シール部材が不要であり、シール不良による空気漏れは生じない。
圧力検出装置は、図3、図4に示すように、吸気口4a側に設けられる。
圧力検出装置は圧力スイッチ20、圧力ダイヤフラム20a、ダイヤフラム座20b、バネ20c、バネガイド20d、バネ受台20e、圧力スイッチ20を上側で支持し、圧力ダイヤフラム20a、ダイヤフラム座20bを被う外カバー20fを有する。ノズル部4eの流通孔は吸気口4aと圧力検出装置に連通している。ノズル部4eに通じてきる外部側機器の気圧が基準圧より高いときは、ダイヤフラム座20bが圧力スイッチ20を押して圧力スイッチ20がオンになり、エアポンプが作動する。エアポンプの作動により、外部側機器の気圧が基準圧より下がると、バネ20cを撓めてダイヤフラム座20bが圧力スイッチ20から離れ、圧力スイッチ20がオフし、エアポンプの作動は停止する。
また、外カバー20fは、排気口4bを被う排気口カバー部20gを有する。外カバー20fは、ねじ20hでねじ止めされる。排気口カバー部20gと、排気口4bの上部および回りとの間に隙間があるので、排気は損なわれず行われる。このエアポンプは排気用のポンプとして述べたが、排気口側を供給系につなぐことで、給気ポンプにもなる。
固定ベース2のダイヤフラムケース支持ベース部2eとダイヤフラムケース4は、ダイヤフラムケース支持ベース部2eの外周に設けた複数の複数の爪受け2bとダイヤフラムケース4の外周に設けた複数の係合爪4gによって結合される。複数の爪受け2bと複数の係合爪4gをつき合わせ、固定ベース2とダイヤフラムケース4を押し合わせるころにより、合成樹脂で作られた爪受け2bと係合爪4gが撓んで互いに係止されて締結になる。この爪受け2bと係合爪4gで構成する爪係合手段での締結はねじを用いるものに比べ、組み立てが簡単でねじ部品も不要である。
この爪係合手段の締結は、ダイヤフラムケース4とダイヤフラムケース支持ベース部2eとの間に挟んだダイヤフラム3の弾力で爪受け2bと係合爪4gとの係止が強められるので外れに難い、しっかりした締結になり、ダイヤフラム3によるポンプ室のシールも良く行われる。ダイヤフラム3の外周側には厚みのあるリングを設けているので弾力が増し、更に確実な強固な締結と十分な気密を図ることができる。
爪受け2bと係合爪4gはそれぞれが等間隔で配置されているので、ノズル部4eの方向を変えることができる。例えば、エアポンプ自体はそのままで、ノズル部4eを反対側にしたいときいはダイヤフラムケース4を180度移動回転して取り付けることでノズル部4eを逆向にできる。
また、爪受け2bと係合爪4gの組み合わせである爪係合手段は、爪受け2bをダイヤフラムケース4に、係合爪4gをダイヤフラムケース支持ベース部2eの外周に設けることも可能である。
上述した本発明のエアポンプにかかわる実施例の主なる特徴、およびその作用効果をまとめて以下に述べる。
(1).固定ベース2は電動機固定ベース部2dとダイヤフラムケース支持ベース部2eが交差するT字形状で、合成樹脂で形成されている。鋼板等の金属材料を使用するものに比べ軽量である。また、T字形状の固定ベースを金属板にプレス加工をして作ることは困難であるが合成樹脂の成型加工で形成することで容易、かつ安価に作ることができる。また、金属板のプレス加工では作ることが無理なT字形状の固定ベースに補強リブが付く複雑な形状・構造であっても合成樹脂の成型加工では容易に作ることができる。
(2).ダイヤフラムケース4とノズル部4eは合成樹脂で一体に形成されている。ダイヤフラムケースとノズル部が別部品であるものとは違い、組み立てが不要になる。ダイヤフラムケース4とノズル部4eを組み合わせるところがないので、シール部材が不要であり、シール不良による空気漏れは生じない。
(3)固定ベース2のダイヤフラムケース支持ベース部2eとダイヤフラムケース4は、ダイヤフラムケース支持ベース部2eの外周に設けた複数の複数の爪受け2bとダイヤフラムケース4の外周に設けた複数の係合爪4gによって締結される。この爪受け2bと係合爪4gで構成する爪係合手段での締結はねじを用いるものに比べ、組み立てが簡単でねじ部品も不要である。
この爪係合手段の締結は、ダイヤフラムケース4とダイヤフラムケース支持ベース部2eとの間に挟んだダイヤフラム3の弾力で爪受けと係合爪との係止が強められるので外れに難い、しっかりした締結になり、ダイヤフラム3によるポンプ室のシールも良く行われる。
また、勘合位置をずらすことでノズルの位置を変えることが可能となる。ノズルの向きを変えることができるため、外部に設けられた容器を接続する際のエアポンプ、または容器の配置をより合理的な配置とすることが可能となる。
(4).電動機6はT字形状をした固定ベース2の電動機固定ベース部2dに回転軸がある電動機6の側端面を接合してねじ止めされる。電動機6は回転軸側のところが固定ベース2のダイヤフラムケース支持ベース部2eの下側に入り込むように置かれる。このため、電動機6の端部からポンプ部の端部までの長さが縮まり、コンパクトなエアポンプが提供できる。
(5).電動機6がダイヤフラムケース支持ベース部2eの下側に入り込むように置かれので、ダイヤフラム3を往復作動させるクランク機構の可動アーム9と電動機6との距離は狭まり、短縮化される。この距離の短縮化により、ダイヤフラム3の往復駆動による電動機の軸受にかかる偏心荷重は低減され電動機の寿命を延ばすことができる。また、偏心荷重の低減により電動機の振動も下がる。
また、バランスウエイト7cは可動アーム9を介して電動機6の反対側に配置されるが、ダイヤフラムケース支持ベース部2eの下側に収まるので、エアポンプのコンパク化には影響ない。
次に、本発明の実施例にかかわるエアポンプの収納および防振支持について、図9〜図11を用いて説明する。
図9は防振ゴム14を取り付けたエアポンプ1の斜視図で、図11はエアポンプ1を収納ケース15に組み込んだ状態の斜視図である。
収納ケース15は、箱形の下収納ケース部15aと上収納ケース部15bを有する。エアポンプ1は図9及び図11に示すように、防振ゴム14によって収納ケース15に吊り下げるように取り付けられている。
図10は防振ゴム14の斜視図である。防振ゴム14は電動機6を包み保持する電動機保持部14aと、収納ケース15へ吊り下げるための複数本の吊り下げ足14bから構成されている。防振ゴム14は位置決め穴14cを有する。位置決め穴14cは内側から外側まで貫通した穴になっている。前述したように固定ベース2の電動機固定ベース部2dの両側には補強リブ2gがあり、補強リブ2gの下端に防振ゴム保持リブ2cが設けられている。電動機6を防振ゴム14に挿入し、防振ゴム保持リブ2cを防振ゴム14の位置決め穴14cに挿入することで、エアポンプ1は所定の位置に固定される。
電動機6は、防振ゴム14に包むように保持され、複数本の吊り下げ足14bで防振ゴム14を収納ケース15内に吊り下げるように支持したので電動機6の振動及び騒音を低減することがでる。
次に、本発明の一実施形態のエアポンプを有する冷蔵庫について、図12から図17を引用して説明する。
まず、図12から図14を参照しながら冷蔵庫全体に関して説明する。図12は本実施形態の冷蔵庫の正面図、図13は図12の冷蔵庫の中央縦断面図、図14は図12の冷蔵庫本体の正面図である。
冷蔵庫は、冷蔵庫本体101及び扉106〜110を備えて構成されている。冷蔵庫本体101は、鋼板製の外箱111と樹脂製の内箱112との間にウレタン発泡断熱材113及び真空断熱材(図示せず)を有して構成され、上から冷蔵室102,冷凍室103,104,野菜室105の順に複数の貯蔵室を有している。換言すれば、最上段に冷蔵室102が、最下段に野菜室105が、それぞれ区画して配置されており、冷蔵室102と野菜室105との間には、これらの両室と断熱的に仕切られた冷凍室103,104が配設されている。冷蔵室102及び野菜室105は冷蔵温度帯の貯蔵室であり、冷凍室103,104は、0℃以下の冷凍温度帯(例えば、約−20℃〜−18℃の温度帯)の貯蔵室である。
なお、冷凍室103は製氷室103aと急冷凍室103bとに区画されている。これらの貯蔵室は仕切り壁133,134,135により区画されている。
冷蔵庫本体101の前面には、貯蔵室102〜105の前面開口部を閉塞する扉106〜110が設けられている。
冷蔵室扉106は冷蔵室102の前面開口部を閉塞する扉、製氷室扉107は製氷室103aの前面開口部を閉塞する扉、急冷凍室扉108は急冷凍室103bの前面開口部を閉塞する扉、冷凍室扉109は冷凍室104の前面開口部を閉塞する扉、野菜室扉110は野菜室105の前面開口部を閉塞する扉である。冷蔵室扉106は観音開き式の両開きの扉で構成され、製氷室103a,急冷凍室103b,冷凍室104,野菜室105は、引き出し式の扉によって構成され、引き出し扉とともに貯蔵室内の容器が引き出される。
冷蔵庫本体101には、冷凍サイクルが設置されている。この冷凍サイクルは、圧縮機114、凝縮器(図示せず)、キャピラリチューブ(図示せず)及び蒸発器115、そして再び圧縮機114の順に接続して構成されている。圧縮機114及び凝縮器は冷蔵庫本体101の背面下部に設けられた機械室に設置されている。蒸発器115は冷凍室103,104の後方に設けられた冷却器室に設置され、この冷却器室における蒸発器115の上方に送風ファン116が設置されている。
蒸発器115によって冷却された冷気は、送風ファン116によって冷蔵室102,製氷室103a,急冷凍室103b,冷凍室104及び野菜室105の各貯蔵室へと送られる。具体的には、送風ファン116によって送られる冷気は、開閉可能なダンパー装置を介して、その一部が冷蔵室102及び野菜室105の冷蔵温度帯の貯蔵室へと送られ、他の一部が製氷室103a,急冷凍室103b及び冷凍室104の冷凍温度帯の貯蔵室へと送られる。
送風ファン116によって冷蔵室102,製氷室103a,急冷凍室103b,冷凍室104及び野菜室105の各貯蔵室へと送られる冷気は、各貯蔵室を冷却した後、冷気戻り通路を通って冷却器室へと戻される。このように、本実施形態の冷蔵庫は冷気の循環構造を有しており、各貯蔵室を適切な温度に維持する。
冷蔵室102内には、透明な樹脂板で構成される複数段の棚117〜120が取り外し可能に設置されている。最下段の棚120は、内箱112の背面及び両側面に接するように設置され、その下方空間である最下段空間121を上方空間と区画している。また、冷蔵室扉106の内側には複数段の扉ポケット125〜127が設置され、これらの扉ポケット125〜127は冷蔵室扉106が閉じられた状態で冷蔵室102内に突出するように設けられている。
次に、図15から図17を参照しながら、冷蔵室102の最下段空間121における機器の配置に関して説明する。図14は図12の冷蔵庫本体の冷蔵室部分の正面図である。図16は図15の冷蔵室の最下段空間部分の平面図である。図17は図15の冷蔵室の最下段空間部分の断面斜視図である。
最下段空間121には、左から順に、製氷室103aの製氷皿に製氷水を供給するための製氷水タンク122,デザートなどの食品を収納するための収納ケース123,室内を減圧して食品の鮮度保持及び長期保存するための室124が設置されている。減圧貯蔵室124は、減圧手段(エアポンプ等)によって、大気圧から大気圧よりも低圧にするように構成された貯蔵室をいう。減圧貯蔵室124は、冷蔵室102の横幅より狭い横幅を有し、冷蔵室102の側面に隣接して配置されている。
このように、減圧貯蔵室124は、冷蔵庫の冷凍室103,104及び野菜室105の上に配置された冷蔵室102の最下段空間121に配置されているので、使い勝手が良好である。
製氷水タンク122及び収納ケース123は左側の冷蔵室扉106の後方に配置されている。これによって、左側の冷蔵室扉106を開くのみで、製氷水タンク122及び収納ケース123を引き出すことができる。
製氷水タンク122の後方には、図15及び図16に示すように、製氷水ポンプ128が設置されている。減圧貯蔵室124の後部側方の空間には、図15及び図16に示すように、減圧貯蔵室124を減圧するための減圧手段の一例であるエアポンプ1が配置されている。これによって、エアポンプ1は、減圧貯蔵室124の側面に設けられたポンプ接続部に導管を容易に接続することができると共に、収納ケース123を取り出すことにより前方から簡単にメンテナンスすることができる。
次に、図17を参照しながら、減圧貯蔵室124の基本的な構成及びその冷却方法に関して説明する。減圧貯蔵室124は、食品出し入れ用開口部を有する箱状の減圧貯蔵室本体140と、減圧貯蔵室本体140の食品出し入れ用開口部を開閉する減圧貯蔵室ドア160と、食品を収納して減圧貯蔵室ドア160に出し入れする食品トレイ124とを備えて構成されている。減圧貯蔵室本体140で減圧貯蔵室ドア160の食品出し入れ用開口部42aを閉じることにより、減圧貯蔵室ドア160と食品トレイ124とで囲まれた空間が減圧される低圧空間として形成される。食品トレイ124は、減圧貯蔵室ドア160の背面側に取り付けられ、減圧貯蔵室ドア160の移動に伴って前後に移動可能である。
1…エアポンプ
2…固定ベース
2a…通し穴
2b…爪受け
2c…防振ゴム保持リブ
2e…ダイヤフラムケース支持ベース部
2e…ダイヤフラムケース支持ベース部
2f…補強リブ
2g…補強リブ
2h…位置決め突起
2i…回転軸通し穴
2j…ねじ通し穴
3…ダイヤフラム
4…ダイヤフラムケース
4a…吸気口
4b…排気口
4c…取り付け穴
4d…エア通路
4e…ノズル部
4f…リブ
4g…係合爪
5…ポンプ室
6…電動機
6a…回転軸
7…偏心カム
7a…回転軸差込穴
8…ボールベアリング
9…可動アーム
9a…受穴9a
9b…抜け止め爪
9c…受座面
10…固定片
10a…ネジ
11…吸気弁
12…排気弁
13…チューブ
14…防振ゴム
14a…電動機保持部
14b…吊り下げ足
14c…位置決め穴
15…収納ケース
15a…下収納ケース部
15b…上収納ケース部
20…圧力スイッチ
20a…圧力ダイヤフラム
20b…ダイヤフラム座
20c…バネ
20d…バネガイド
20e…バネ受台
20f…外カバー
20g…排気口カバー部
20h…ねじ
101…冷蔵庫本体
102…冷蔵室
103…冷凍室
103a…製氷室
103b…急速冷凍室
104…冷凍室
105…野菜室
106…冷蔵室扉
107…製氷室扉
112…内箱
113…ウレタン発泡断熱材
114…圧縮機
115…蒸発器
116…送風ファン
120…最下段の棚
121…最下段空間
122…製氷水タンク
123…収納ケース
124…減圧貯蔵室
128…製氷水ポンプ
140…減圧貯蔵室本体
160…減圧貯蔵室ドア
161…食品トレイ

Claims (7)

  1. 往復作動により空気を送るダイヤフラムと、前記ダイヤフラムを往復作動させる電動機と、前記ダイヤフラムが収納されるダイヤフラムケースと、前記ダイヤフラムケースを支持し、前記電動機に固定する固定ベースを備え、
    前記固定ベースは、電動機に固定する電動機固定ベース部と、前記ダイヤフラムケースを支持するダイヤフラムケース支持ベース部を有し、前記電動機固定ベース部と前記ダイヤフラムケース保持ベース部が交差するT字形状で、かつ合成樹脂により一体に形成されていることを特徴とするエアポンプ。
  2. 前記ダイヤフラムケースは、前記ダイヤフラムとでポンプ室を構成し、吸気弁、及び排気弁を備え、空気が流通する流通孔を有するノズル部を備え、かつノズル部とダイヤフラムケースを合成樹脂で一体に形成したことを特徴とする、請求項1記載のエアポンプ。
  3. 前記ダイヤフラムを間に挟む前記ダイヤフラムケース支持ベース部と前記ダイヤフラムケースを締結する複数の爪係合手段が前記ダイヤフラムケース支持ベース部および前記ダイヤフラムケースの外周に設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載のエアポンプ。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載のエアポンプを収納ケースに収めたポンプ収納体であって、
    前記エアポンプと前記収納ケースの間に防振ゴムを介在し、前記エアポンプは防振ゴムで収納ケース内に吊り下げ支持したことを特徴とするポンプ収納体。
  5. 前記防振ゴムは、前記電動機を包括して保持する部分と、収納ケースに吊り下げるための吊り下げ足を有することを特徴とする請求項4記載のポンプ収納体。
  6. 前記固定ベースは電動機を固定する電動機固定ベース部の両側面に位置決めリブを有し、前記位置決めリブと前記防振ゴムに設けられた位置決め穴を嵌合して防振ゴムの位置を固定することを特徴とする請求項4又は5記載のポンプ収納体。
  7. 請求項1記載のエアポンプにおいて、
    前記電動機の回転軸にあるクランク機構を介して前記ダイヤフラムに往復動を伝える可動アームを備え、
    前記ダイヤフラムケース支持ベース部の中央にある通し穴に通された前記可動アームは前記電動機固定ベース部と並行に並び、
    前記回転軸のアンバランス振動を緩和するバランスウエイトは前記可動アームを間にして電動機の反対側に配置したことを特徴とするエアポンプ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015029977A (ja) * 2013-08-06 2015-02-16 日東工器株式会社 可搬型除塵装置
CN113153705A (zh) * 2021-04-26 2021-07-23 贝德凯利电气(深圳)有限公司 一种具有防水透气结构的隔膜泵

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