JP2590225Y2 - 電動式エアーダスタ - Google Patents

電動式エアーダスタ

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JP2590225Y2
JP2590225Y2 JP1993023735U JP2373593U JP2590225Y2 JP 2590225 Y2 JP2590225 Y2 JP 2590225Y2 JP 1993023735 U JP1993023735 U JP 1993023735U JP 2373593 U JP2373593 U JP 2373593U JP 2590225 Y2 JP2590225 Y2 JP 2590225Y2
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JP
Japan
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duster
air
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compressor
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克次 菊池
篤樹 橋本
潔 杉岡
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Nitto Kohki Co Ltd
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Nitto Kohki Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、機器内の埃の除去や精
密機器或はその他の位置に付着した塵埃を除去するため
のポータブルタイプの電動式エアーダスタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より電子機器の精密機器の基板やそ
の他の機器類に付着した塵埃を除去する方法として、フ
ロンガスを利用したスプレの噴出力により除去する方法
が知られているが、フロンガスの規制等により、最近で
は、図5に示すようなダスタを用いて機器に付着したゴ
ミやホコリ等を除去するようにしている。これを同図に
従って具体的に説明すると、電磁往復動型のコンプレッ
サ1と、このコンプレッサ1に接続した圧縮空気送給用
のスパイラル状の送給チューブ2と、この送給チューブ
2の先端に接続したエアガン3とにより構成され、この
エアガン3には、把持部4とノズル5並びにスイッチ6
を設けている。このダスタを操作するには、エアガン3
のスイッチ6を押すと、圧縮空気がコンプレッサ1より
送給チューブ2に送られ、エアガン3のノズル5より圧
縮空気が吐出されて機器等のホコリ等を除去するように
している。
【考案が解決しようとする課題】
【0003】上記した従来のダスタは、コンプレッサ1
から吐出された圧縮空気は、送給チューブ2を介してエ
アガン3のノズル5より吐出されるので、吐出されるま
での配管が長いために結露しやすく、その結果、配管内
の吐出空気にミストが含まれることになり、精密機器等
のダスタとしては不向きである。この現象を防止する対
策としてエアガン3にフィルタ付きのドレイン機構を内
蔵してドレインを排出するようにしている場合もある。
また、コンプレッサの吐出空気には脈動があり、この脈
動がゴミを吹き散らす場合に好都合であるが、上記した
ように管路が長くなるため、コンプレッサ1から吐出さ
れる圧縮空気は却って脈動が損なわれ、ダスタに好都合
な脈動空気が減殺される結果になる。更に、従来のダス
タは機構が複雑で重量もあるため、持ち運びが不便であ
るとともに、商用電源がない場所での使用ができなかっ
た。
【0004】そこで、結露現象を生じさせることなく、
吐出空気に脈動が得られ、しかも携帯性に優れ如何なる
場所でも使用可能で、組立てが容易であると共に、ユニ
ットごとに取り外すことができるダスタの開発が望まれ
ていた。本考案は、上記した要望を満足することのでき
るダスタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】上記の目的を達成するため、本考案は、
持部の一方に電源部を有し、他方にクランク機構を設け
た電動機を有するユニット本体と、シリンダの先端にノ
ズル部を設けた空気吐出室を有し、この吐出室に隣接し
てピストンを有する圧縮室とを一体に形成された往復動
コンプレッサユニットとからなり、この両ユニット同士
を保持部材を介して着脱自在に連結させることにより、
両ユニットを個々に組立て又は取り外すことができるよ
うに構成した電動式エアーダスタである。
【0006】
【作用】本考案は、上述のように構成したから、機器の
基板等に付着しているゴミやホコリを取り除く場合、ユ
ニット本体を把持しながらスイッチをオンにすると、ユ
ニット本体内の電動機(モータ)が回転駆動し、この回
転運動をクランク機構等の連動機構を介して往復動コン
プレッサユニットを作動させる。このコンプレッサユニ
ットによって発生した圧縮空気は、ユニットに直結した
ノズル部より脈動的に吐出するので、ゴミやホコリを素
早く取り除くことができる。
【0007】具体的には、電源部を有するユニット本体
内のモータの回転運動を機構部内に設けたクランク機構
により直線往復運動に変換し、この往復運動を圧縮室
に設けたピストンを往復動させて脈動的な圧縮空気を発
生させると、このピストンの前面に取り付けたノズル部
より脈動的な圧縮空気が吐出する。この場合、ユニット
本体と機構部並びにノズル部を設けた往復動コンプレッ
ユニットを、保持部材を介して組立て又は取り外すこ
とができるため、全体の組立てが容易であり、しかもユ
ニットごとに取り外すことができるので、修理が簡単に
なり作業時間の短縮にも繋がる。
【0008】
【実施例】図面は、本考案における電動式エアーダスタ
の一実施例を示したものである。ユニット本体11の外
周面に作業者が手で把持するための把持部12を形成
し、ユニット本体11の後端部には、蓄電池を電源と
し、又は充電タイプの電源部13を着脱自在に設け、更
にユニット本体11の前方内部に電動機(本例のモータ
電圧は9.6V)14を配設し、把持部12の一部にモー
タ14をオンオフさせる押ボタンスイッチ15を設けて
いる。このモータ14は、ユニット本体11に取り付け
た基材16に固着し、出力軸17を突設させている。
【0009】また、ユニット本体11の基材16には、
ボルト18を介して機構部19を着脱自在に固着し、こ
の機構部19は、ケーシング20aに後述するボルト2
2を介してフランジカバ20bを固着し、このフランジ
カバ20bには、保持部材21を前述のボルト22を介
して固着し、この保持部材21の前方位置にボルト23
を介して往復動容積形圧縮機である往復動コンプレッサ
ユニット24を着脱自在に設ける。本実施例において、
この圧縮機24は、圧縮室25とピストン26からなる
往復動コンプレッサを用いている。
【0010】一方、上記したモータ14の出力軸17
は、機構部19の内部に設けた連動機構27により往復
動コンプレッサユニット24を駆動させている。本例に
おける連動機構は、クランク機構27を用いており、こ
のクランク機構27の構造は、図1において、出力軸1
7に設けた小ギア28と大ギア29を噛み合わせ、この
大ギア29に設けた駆動輪30の偏心位置に偏心軸31
を設け、この偏心軸31をガイドシャフト32の後端部
に設けた係合溝33に係合させ、後端部の反対面には、
フランジカバ20bに回動自在に軸着した案内輪34を
案内させる案内溝35を形成して、モータ14の回転運
動を直線往復運動に変換するように構成している。
【0011】ガイドシャフト32の先端部を往復動コン
プレッサユニット24のピストン26に設けたスプリン
グピン36に固着し、このピストン26を圧縮室25内
に往復動自在に設け、この圧縮室25の前面に空気吐出
室37を形成し、この空気吐出室37には、ヘッド38
で被蓋し、このヘッド38にアウトレットバルブ39を
設けた吸入口40と、インレットバルブ41を設けた吐
出口42を設け、このヘッド38にヘッドカバ43を固
着し、このヘッドカバ43には、吐出口42に連通した
取付口44があり、この取付口44にノズル部(好まし
くは内径1〜2mm程度)45の後端部を着脱自在に螺着さ
せ、更に吸入口40に連通する開口部46にフィルタ4
7を充填している。
【0012】次に上記実施例の作用を説明する。例え
ば、電子機器、精密機器の基板、光センサー部のホコリ
除去や自販機、両替機などの通貨処理機器内のホコリ除
去の作業を実施する場合、電源部13を有するユニット
本体11を把持しながら押ボタンスイッチ15をオンに
すると、ユニット本体11内のモータ14が回転駆動
し、この回転運動を機構部19内に設けたクランク機構
27によりガイドシャフト32を直線往復運動に変換
し、この往復運動を圧縮室25内に設けたピストン26
を往復動させて脈動的な圧縮空気を発生させ、この圧縮
空気は、吐出口42を通過してノズル部45より脈動的
に吐出され、機器等のホコリやゴミを吹き飛ばすように
して除去する。
【0013】この場合、ユニット本体11と機構部19
並びにノズル部45を設けた往復動コンプレッサユニッ
24は、保持部21を介してそれぞれ組立て又は取り
外すことができるため、全体の組立てが容易であり、ユ
ニットごとに取り外すことができるので、修理が簡単に
なり作業時間の短縮にも繋がる。
【0014】
【考案の効果】以上のことから明らかなように、本考案
によると、圧縮空気の流路内で結露現象が生じることな
く、モータである熱源が近接位置にあるので、ミストは
蒸発するため、本体内部等にドレイン機構等を設ける必
要がない。また、往復動コンプレッサユニットにノズル
部を直結させているので、吐出空気に充分な脈動が得ら
れ、ダスタとしての機能が有効に発揮されると共に、
ニット本体と往復動コンプレッサユニットを着脱自在に
連結させて全体の組立てが容易で、かつ、ユニットごと
に取り外すことができるので、修理が簡単になり作業時
間の短縮にも繋がり、しかも商用電源のない場所でも簡
便に使用することができる等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案における一実施例を示すダスタの一部切
欠き平面図である。
【図2】図1における一部切欠き正面図である。
【図3】図1における側面図である。
【図4】図1におけるクランク機構の部分を示した部分
拡大斜視図である。
【図5】従来におけるダスタの一例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
11 ユニット本体 12 把持部 13 電源部 14 電動機 19 機構部21 保持部材 24 往復動コンプレッサユニット 25 圧縮室 26 ピストン 27 クランク機構37 空気吐出室 45 ノズル部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−109292(JP,A) 実開 平4−74560(JP,U) 実開 平2−135688(JP,U) 実開 昭58−108189(JP,U) 特公 昭43−17869(JP,B1) 国際公開92/18260(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B08B 5/00 - 5/04

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 把持部の一方に電源部を有し、他方にク
    ランク機構を設けた電動機を有するユニット本体と、 シリンダの先端にノズル部を設けた空気吐出室を有し、
    この吐出室に隣接してピストンを有する圧縮室とを一体
    に形成された往復動コンプレッサユニットとからなり、 この両ユニット同士を保持部材を介して着脱自在に連結
    させることにより、両ユニットを個々に組立て又は取り
    外すことができるように構成した ことを特徴とする電動
    式エアーダスタ。
JP1993023735U 1993-04-12 1993-04-12 電動式エアーダスタ Expired - Fee Related JP2590225Y2 (ja)

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JP6730070B2 (ja) * 2016-04-21 2020-07-29 ダイセン株式会社 エアーノズル装置とエアーダスタとエアーチッパー
JP7316548B2 (ja) * 2019-11-12 2023-07-28 マックス株式会社 ブロワー

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