JP6080634B2 - 情報処理装置及び情報処理方法及びプログラム - Google Patents
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Description
以下では、主に、複数のアプリケーションプログラムを同時に実行・表示するカーナビゲーションシステムについて説明を行う。
このとき、経路案内アプリケーションの動作の快適性を損なうことなく、各アプリケーションの動作応答性を向上させることを考える。
まず、アプリケーションの組み合わせごとに、各アプリケーションの実行優先度を前もって設定しておく方法が考えられるが、ユーザ−がアプリケーションの追加・削除を行えるカーナビゲーションシステムでは、実行するアプリケーションの組み合わせと、それぞれのアプリケーションの優先度を前もって設定することは難しい。
また、経路案内アプリケーションの優先度を最優先に設定した場合、道なりを走行する場合や、目的地が設定されておらず、経路案内機能を利用しない場合でもCPU(Central Processing Unit)リソースが経路案内アプリケーションに割り当てられてしまい、他のアプリケーションの動作を阻害することになる。
そのため、各アプリケーションのプロセス優先度を動的に変更することで、任意のアプリケーションの応答性を向上する手段を提供することが考えられる。
特許文献2では、複数アプリケーションのウィンドウの面積の大きさに応じて、プロセスの優先度を変更する手法が提案されている。
特許文献3では、アプリケーションのウィンドウの使用頻度に応じて、前面に表示する時間を変更する手法が提案されている。
特許文献4では、アプリケーションの選択回数が所定の回数に達した時にマンマシンインターフェースの優先度を高く切り替える手法が提案されている。
特許文献5では、タッチパネルのスライド操作の速度や移動量に応じて、ユーザインタフェースを変更する手法が提案されている。
特許文献6では、車両の速度と加速度から運転特性を導き、運転者に適したナビゲーションモードを判定する運転特性評価工程が提案されている。
また、ある特定のアプリケーション、たとえば、経路案内アプリケーションのプロセス優先度が常に最高になるように調整することで、経路案内アプリケーションの快適性を阻害することなく、複数のアプリケーションを動作させていた。
そのため、目的地を設定していない場合や、経路案内が必要な交差点手前や高速道路出入口手前、目的地周辺以外のように、経路案内機能が不要な場合でも経路案内アプリケーションが最優先で処理されてしまうため、経路案内以外のアプリケーションの動作を阻害することになる。
タッチパネル式のディスプレイ装置に接続され、前記ディスプレイ装置の表示画面に複数のアプリケーションの領域を表示させる情報処理装置であって、
アプリケーションごとに、領域の前記表示画面上の座標範囲を管理するアプリケーション領域管理部と、
前記ディスプレイ装置へのタッチがあった場合に、タッチ位置の前記表示画面上の座標とタッチがあった時刻とを取得するタッチ座標取得部と、
前記タッチ座標取得部により取得されたタッチ位置の座標と前記アプリケーション領域管理部により管理されている各アプリケーションの領域の座標範囲とに基づき、いずれのアプリケーションの領域がタッチされたかを算出するタッチ情報算出部と、
アプリケーションごとに所定時間単位で領域のタッチ状況を解析し、タッチ状況の解析結果に基づき、アプリケーションごとに所定時間単位でハードウェアリソースの割当て比率を動的に決定する割当て比率決定部とを有することを特徴とする。
図1は、実施の形態1〜3のカーナビゲーションシステムのハードウェア構成を示す。
図1に示すカーナビゲーションシステムは、情報処理装置の例に相当する。
HW_2はRAM(Random Access Memory)で、アプリケーションのプログラムコードやアプリケーションのデータ(変数値やパラメータ値)を一時的に格納し、CPUでのアプリケーションの実行に用いられる記憶手段である。
HW_3はストレージで、複数のアプリケーションのプログラムコードや地図データなどを保存するための、フラッシュROM(Read Only Memory)やハードディスクドライブなどを指す。
HW_5はタッチパネルで、上記ディスプレイに対して指で触れた画面上の座標を取得するための手段である。
なお、本タッチパネルは複数の指、および複数人の指の座標を同時に取得することが可能である。
また、ディスプレイHW_4とタッチパネルHW_5は、一体となって、タッチパネル式のディスプレイ装置として構成されている。
HW_7はGPS(Global Positioning System)で、自車位置の緯度・経度の座標を取得するための手段である。
HW_8は無線モジュールで、本カーナビゲーションシステムとインターネット接続を行うための手段である。
本モジュールを利用して、インターネット経由でアプリケーションを入手することが可能である。
本アプリケーションは自車位置から目的地へ運転者を誘導するための経路案内や交差点の右左折などの音声案内などを行う。
また、右左折交差点や高速道出入口など、詳細な経路案内を行う地点の集合である、経路案内地点リストを保有する。
これらのアプリケーションは工場出荷時にインストール済みでも、インターネット経由で取得したアプリケーションでも構わない。
つまり、アプリケーション領域管理部SW_MW_2は、アプリケーションごとに、領域の表示画面上の座標範囲を管理する。
つまり、タッチ情報算出部SW_MW_3は、タッチ座標取得部SW_MW_1で取得されたタッチ位置の座標とアプリケーション領域管理部SW_MW_2により管理されている各アプリケーションの領域の座標範囲とに基づき、いずれのアプリケーションの領域がタッチされたかを算出する。
そして、アプリケーションごとにタッチされた回数や、移動距離を算出する。
経路案内地点リストには、経路案内アプリケーションSW_APP_1において詳細な案内を行う経路案内地点(詳細案内位置)の座標情報が示されており、経路案内地点リスト取得部SW_MW_5は経路案内地点リストを取得し、保持する。
経路案内地点リスト取得部SW_MW_5の動作は主に実施の形態2で説明する。
なお、経路案内地点リスト取得部SW_MW_5は、詳細案内位置記憶部の例に相当する。
経路案内地点距離算出部SW_MW_6の動作は主に実施の形態2で説明する。
なお、経路案内地点距離算出部SW_MW_6は、距離判定部の例に相当する。
なお、本プロセス優先度の算出はタッチ情報算出部SW_MW_3単体、あるいは経路案内地点距離算出部SW_MW_6単体の情報を利用して、プロセスの優先度を算出しても構わない。
プロセス優先度は、アプリケーションの実行のために用いられるハードウェアリソース(具体的にはCPUリソース)の割当て比率である。
このように、プロセス優先度算出部SW_MW_7は、アプリケーションごとに所定時間単位で領域のタッチ状況を解析し、タッチ状況の解析結果に基づき、アプリケーションごとに所定時間単位でハードウェアリソースの割当て比率を動的に決定しており、割当て比率決定部の例に相当する。
なお、プロセス優先度算出部SW_MW_7で算出された各アプリケーションのプロセス優先度の値に従って、各アプリケーションに対するCPUリソースの配分を行う。
経路案内地点距離対応プロセス優先度算出部SW_MW_7_2の動作は主に実施の形態2で説明する。
プロセス優先度調整部SW_MW_7_3の動作は主に実施の形態3で説明する。
図5は、経路案内アプリケーションSW_APP_1の領域を配置し、左側にアプリケーションSW_APP_1およびSW_APP_2の領域を配置・表示した例である。
図5では、アプリケーションSW_APP_1およびSW_APP_2の領域は、操作可能な状態で表示されているが、アイコンのように、アプリケーションを起動するための領域が表示されていてもよい。
この図で、タッチ時刻はタッチイベントを受信した時刻を記録した例である。
また、タッチ座標はその時刻に検知したタッチイベントの座標で、左上を(0,0)として記録している。
このタッチイベント情報は、タッチ座標取得部SW_MW_1により生成される。
この図で、アプリケーションは経路案内アプリケーションSW_APP_1の他、アプリケーション2 SW_APP_2とアプリケーション3 SW_APP_3の計3つのアプリケーションが実行され、各アプリケーションの領域が図5のように表示されており、それぞれのアプリケーションの領域が表示されている左上座標と右下座標をテーブルとして保存・管理している。
なお、アプリケーションの領域の大きさはユーザ操作により動的に変更が可能で、変更に伴い、このアプリケーション領域情報も変更される。
このアプリケーション領域情報は、アプリケーション領域管理部SW_MW_2により生成・更新される。
また、ディスプレイHW_4上で実行・表示されているアプリケーションのアプリケーション領域情報はアプリケーション領域管理部SW_MW_2が随時更新しているものとする。
そして、タッチ情報算出部SW_MW_3は、それぞれのアプリケーションごとのタッチイベントの変化量を算出する。
このとき、変化量とは、任意の極短期間における各アプリケーションのタッチイベントの回数(頻度)や、最大移動速度などである(S3)。
例えば、100msecの間に各アプリケーションのイベントタッチ回数が5回、3回、2回の場合、それぞれのアプリケーションのプロセス優先度(割当量)は50%、30%、20%となる(S4)。
そして、算出したプロセス優先度をOS SW_OSに渡す。
OS SW_OSは、プロセス優先度に応じて各アプリケーションのプロセスに対してCPUリソースの割り当てを行う(S5)。
そして、再び、S1に遷移し、プロセス優先度変更を繰り返す。
実施の形態1における実施例として、各アプリケーションに対するタッチイベントの頻度の比較によって各アプリケーションのプロセス優先度を変更する手法が考えられる。
このとき、タッチ頻度算出部SW_MW_3_1はアプリケーション領域管理部SW_MW_2が保持するアプリケーション領域情報から各アプリケーションでどの程度タッチイベントを受け付けたかを算出する。
図6の例の場合、経路案内アプリケーションSW_APP_1は3回、アプリケーションSW_APP_2は5回、アプリケーションSW_APP_3は2回タッチイベントを受け付けたことが分かる。
プロセス優先度算出部SW_MW_7はこれらのタッチイベントの頻度からプロセス優先度を算出する。
この場合、タッチイベント数はSW_APP_1:SW_APP_2:SW_APP_3=3:5:2のため、アプリケーションのプロセス優先度をそれぞれ、30%、50%、20%に設定し、SW_OSに通知する。
OS SW_OSは指定されたプロセス優先度に従い、CPUのリソースを割り振る。
実施の形態1における別の実施例として、各アプリケーションに対するタッチイベントの移動速度の比較によって各アプリケーションのプロセス優先度を変更する手法が考えられる。
このとき、タッチ移動速度算出部SW_MW_3_3はアプリケーション領域管理部SW_MW_2が保持するアプリケーション領域情報から各アプリケーションで連続するタッチの移動量と連続時間から移動速度を算出する。
この例の場合、経路案内アプリケーションSW_APP_1の最大移動速度は2012/12/27/10:00:03:500〜600間の(500,0)−(500,700)間で700/msec、アプリケーションSW_APP_2の最大移動速度は2012/12/27/10:00:03:100〜200間の(20,10)−(20,50)=40/msec、アプリケーションSW_APP_3の最大移動速度は2012/12/27/10:00:03:800〜900間の(60,600)−(60,500)=100/msecとなることが分かる。
プロセス優先度算出部SW_MW_7はこれらのタッチイベントの最大移動速度からプロセス優先度を算出する。
この場合、最大移動速度はSW_APP_1:SW_APP_2:SW_APP_3=70:4:10のため、アプリケーションのプロセス優先度をそれぞれ、83%、5%、12%に設定し、SW_OSに通知する。
OS SW_OSは指定されたプロセス優先度に従い、CPUのリソースを割り振る。
例えば、タッチパネルをなぞる速度(スクロール操作の速度)が最も速いアプリケーションに対してCPUリソースを割り振り操作のレスポンスを向上させることが可能である。
図9は、実施の形態2の経路案内アプリケーションの経路案内画面である。
この図で、NaviDisplay_1はカーナビゲーションシステムのタッチパネル付きディスプレイである。
NaviApp_1は経路案内アプリケーションの画面表示である。
CarPos_1は走行中の自車位置である。
Path_1は経路で、経路案内アプリケーションが導出する自車位置CarPos_1から目的地への経路情報である。本図では太いラインで示す。
GuidePoint_1は経路案内地点を指す。
ここで、経路案内地点とは、経路案内アプリケーションがユーザに対して経路を間違いなく進めるようにするために、情報量を増やしてユーザに通知する地点で、例えば、右左折の指示や、道路の走行レーン情報、高速道路の入口あるいは出口の情報を、音声、あるいは、2画面表示にてユーザに通知される。
このとき、建物の3D表示処理や音声出力など、複数の処理を同時に行う必要があるため、CPUリソースを通常よりも必要とする。
このように経路案内地点は、経路案内アプリケーションにおいて詳細な案内が行われる位置であり、詳細案内位置に相当する。
経路案内地点の座標情報は、経路案内地点リスト取得部SW_MW_5により保持されている。
このとき、経路表示の画面は大きく変わらないが、経路に関する音声案内出力GuideSound_2が出力される。
例えば、「500m先、左方向です」といった音声ガイダンスなどがそれに当たる。
なお、本例では音声案内を500m前に出力することとしているが、任意の距離で構わない。
経路表示に加え、音声案内が加わることで、図9の時よりもCPU負荷が若干増加する。
この図で、NaviApp_3は自車が経路案内地点に到達した時点での経路案内アプリケーションの画面表示で、左半分画面には通常の経路案内画面を横に1/2にした表示(GuideMap_3)、右半分画面を経路案内地点の詳細の地図表示(GuideDetail_3)を示す。
また、同時に、進行方向に関する音声案内を行う(GuideSound_3)。
なお、CarPos_3−1、CarPos_3−2は共に走行中の自車位置である。
GuideMap_3の自車位置とGuideDetail_3の自車位置は同期をしており、地理的に同じ地点を指す。
つまり、経路案内地点ではGuideMap_3とGuideDetail_3の2画面表示で、かつ、音声案内GuideSound_3を同時に実行しなければならないため、CPU使用率が自ずと高くなってしまう。
縦軸は経路案内アプリケーションのプロセス優先度であり、上方向に行くほど優先度が高くなる。
横軸は現在地から経路案内地点までの距離を指す。
本例では、経路案内地点を右左折を行う交差点として説明する。
そして、自車が交差点を過ぎると、再び割り当て優先度最小値になるよう、優先度を減少させる。
また、距離に対する優先度の変化率は変更することが可能である。
なお、カーナビゲーションシステムは自車位置取得部SW_MW_4においてGPS HW_7から自車の緯度経度情報を受け取り保存しておくこととする。
このとき、経路中の交差点や、高速道路の出入口など、音声案内や案内詳細図の表示が必要となる地点のリストを経路案内地点リストとして生成する(T1)。
また、経路案内地点リスト取得部SW_MW_5は経路案内アプリケーションSW_APP_1から経路案内地点リストを取得する(T2)。
そして、算出したプロセス優先度をOS SW_OSに渡す。
OS SW_OSはそのプロセス優先度に応じて各プロセスに対してCPUリソースの割り当てを行う(T5)。
そして、再び、T1に遷移し、プロセス優先度変更を繰り返す。
実施の形態2における実施例として、道なり走行時でのCPU負荷低減方法がある。
例えば、自車が交差点500m前に到達するまでは緩やかにプロセス優先度を上げるため、CPU負荷を低減しながら動作する。
そして、そして、交差点300m手前まで音声案内を行うため、プロセス優先度を徐々に割り当て最大値まで上げる。
そして、交差点300mに到達すると、図11のように経路案内詳細図と共に、交差点の左折案内の音声案内を行うため、プロセス優先度を割り当て最大値にする。そして、交差点を左折すると同時にそのプロセス優先度を割り当て最小値まで低下させる。
例えば、道なりに走行する場合や、高速道路走行中に出口やパーキングエリアまでの距離が長い場合にCPU負荷を低減することが可能である。
そして、自車の所在位置と経路案内地点との間の距離が閾値以下になった時点で、経路案内アプリケーションへのCPUリソースの割当て比率を経路案内アプリケーションに許容されている最高割当て比率にする。
その後、自車が経路案内地点に到達した後は、自車の所在位置と経路案内地点との間の距離が長くなるのに従って経路案内アプリケーションへのCPUリソースの割当て比率を低くしていく。
なお、この割り当て方法は一例であり、自車が経路案内地点に到達した後も、一定の距離の間(例えば300m)は、最高割当て比率を維持していてもよい。
図15は、図9で説明した経路案内アプリケーションNaviApp_4と、二つのアプリケーションApp_4_1とApp_4_2を同時に実行させた例を示す。
App_4_1とApp_4_2は経路案内アプリケーション以外のアプリケーションで、例えば、ブラウザや、メーラ、動画再生、オーディオプレーヤーアプリケーションなど、ナビゲーションシステムで動作するアプリケーションである。
なお、これらのアプリケーションは画面上に表示されており、いずれのアプリケーションもタッチパネルによる操作が可能である。
また、例えば、App_4_2を動画再生やオーディオプレーヤーアプリケーションなどと仮定すると、Music_4_2のように表示の他に音声出力することが可能である。
このとき、経路案内アプリケーションNaviApp_5からは交差点右左折指示などの音声案内GuideSound_5が流れる。
さらに、図15と同様に二つのアプリケーションApp_5_1とApp_5_2を同時に実行している。
つまり、図15から音声案内GuideSound_5が加わることで、CPU負荷が若干増加する。
このとき経路案内アプリケーションは二つの案内画面GuideMap_6とGuideDetail_6を出力し、音声案内処理GuideSound_6を同時に行う。
そのため、CPU負荷としては最大となる。
経路案内アプリケーションに対するプロセス優先度の変化は図13で説明したものと同じであるが、そのグラフと反比例してその他のアプリケーションのプロセス優先度を変化させている。
つまり、アプリケーションに許容されているプロセス優先度の総量から経路案内アプリケーションへのプロセス優先度を差し引いた残りの優先度を、経路案内アプリケーション以外のアプリケーションへのプロセス優先度としている。
OS SW_OSはそのプロセス優先度に応じて各プロセスに対してCPUリソースの割り当てを行う(U4)。
そして、再び、U1に遷移し、プロセス優先度変更を繰り返す。
実施の形態3における実施例として、道なり走行時での複数アプリケーションの負荷平準化方法がある。
例えば、自車が交差点500m前に到達するまでは、その他のアプリケーションのプロセス優先度を割り当て最大値から緩やかに減少、逆に経路案内アプリケーションのプロセス優先度を徐々に高くしていく。
そして、交差点300m前にて、経路案内アプリケーションのプロセス優先度を割り当て最大値にし、その他のアプリケーションをその最小値に設定する。
そして、交差点を過ぎると、再び、そのプロセス優先度を逆転させる。
例えば、この走行区間において、動画再生アプリケーションのプロセス優先度を経路案内アプリケーションのプロセス優先度よりも上げることで、経路案内の動作に影響を与えることなく、動画の再生をスムーズに行うことが可能である。
あるいは、これらの実施の形態のうち、1つを部分的に実施しても構わない。
あるいは、これらの実施の形態のうち、2つ以上を部分的に組み合わせて実施しても構わない。
なお、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
Claims (5)
- タッチパネル式のディスプレイ装置に接続され、前記ディスプレイ装置の表示画面に複数のアプリケーションの領域を表示させる情報処理装置であって、
アプリケーションごとに、領域の前記表示画面上の座標範囲を管理するアプリケーション領域管理部と、
前記ディスプレイ装置へのタッチがあった場合に、タッチ位置の前記表示画面上の座標とタッチがあった時刻とを取得するタッチ座標取得部と、
前記タッチ座標取得部により取得されたタッチ位置の座標と前記アプリケーション領域管理部により管理されている各アプリケーションの領域の座標範囲とに基づき、いずれのアプリケーションの領域がタッチされたかを算出するタッチ情報算出部と、
アプリケーションごとに所定時間単位で領域のタッチの移動速度を解析し、移動速度が速いアプリケーションほどハードウェアリソースの割当て比率を大きくして、アプリケーションごとに所定時間単位でハードウェアリソースの割当て比率を動的に決定する割当て比率決定部とを有することを特徴とする情報処理装置。 - 前記割当て比率決定部は、
アプリケーションごとに所定時間単位で領域へのタッチ回数を解析し、タッチ回数が多いアプリケーションほどハードウェアリソースの割当て比率を大きくすることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記複数のアプリケーションのうちの少なくとも1つのアプリケーションは、移動体の経路案内を行う経路案内アプリケーションであることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
- タッチパネル式のディスプレイ装置に接続され、前記ディスプレイ装置の表示画面に複数のアプリケーションの領域を表示させるコンピュータが行う情報処理方法であって、
前記コンピュータが、アプリケーションごとに、領域の前記表示画面上の座標範囲を管理するアプリケーション領域管理ステップと、
前記ディスプレイ装置へのタッチがあった場合に、前記コンピュータが、タッチ位置の前記表示画面上の座標とタッチがあった時刻とを取得するタッチ座標取得ステップと、
前記タッチ座標取得ステップにより取得されたタッチ位置の座標と前記アプリケーション領域管理ステップにより管理されている各アプリケーションの領域の座標範囲とに基づき、前記コンピュータが、いずれのアプリケーションの領域がタッチされたかを算出するタッチ情報算出ステップと、
前記コンピュータが、アプリケーションごとに所定時間単位で領域のタッチの移動速度を解析し、移動速度が速いアプリケーションほどハードウェアリソースの割当て比率を大きくして、アプリケーションごとに所定時間単位でハードウェアリソースの割当て比率を動的に決定する割当て比率決定ステップとを有することを特徴とする情報処理方法。 - コンピュータを、請求項1に記載された情報処理装置として機能させることを特徴とするプログラム。
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