JP6080612B2 - 電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、たとえばナースコールシステムを構成するナースコール親機において、左右に並設して使用する通話ユニットや選局ユニット等といった電子機器に関するものである。
従来、たとえばナースコールシステムを構成するナースコール親機では、所謂通話ユニットや選局ユニットといった異なる種類の電子機器を左右に並設することがある(特許文献1)。そして、電子機器を並設してナースコール親機を構成するに際し、該ナースコール親機を卓上で使用する場合には連結金具を利用して電子機器同士を連結していた。一方、ナースコール親機を壁面に設置して使用する場合には、見栄えが良くなるように予め寸法等を計測して各電子機器の設置位置を決定した後、各設置位置に対応する電子機器をそれぞれ設置していた。
特開2008−79800号公報
しかしながら、従来の電子機器は、壁面に設置する場合、上述したように一々寸法等を計測しなければならないため、設置作業が非常に煩雑になる。また、たとえ寸法等を計測したとしても、実際に設置してみると一方の電子機器が他方の電子機器に対して傾いている等、見栄えが良くない状況が起こりやすいという問題もある。一方、電子機器同士を連結する場合にも、使用する連結金具を電子機器とは別個に保管する必要がある等、管理や使い勝手の点で問題があった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みなされたものであって、一々寸法等を計測することなく壁面に対して見栄え良く並設することができる上、連結金具の管理等も容易な電子機器を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、電子基板を内蔵した本体ケースの後面に、前記本体ケースを壁面に設置するための設置部材が着脱自在に備えられており、壁面に固定した前記設置部材に前記本体ケースを取り付けることにより、前記本体ケースを壁面に設置可能とした電子機器であって、長手方向での両端部に位置決め孔が設けられた帯状の金属板が備えられているとともに、前記設置部材の前面に、前記位置決め孔へ挿通可能な位置決め突起が左右方向に複数設けられており、前記金属板の一端側の前記位置決め孔へ自身の前記位置決め突起を挿通させる一方、他端側の前記位置決め孔へ自身の左右何れか側方に設置されている電子機器の設置部材に設けられた位置決め突起を挿通させることにより、前記自身の左右何れか側方に設置されている電子機器に対する自身の設置位置を位置決めすることができるとともに、本体ケースの後面に、金属板の端部をネジ止め可能な連結部が設けられており、金属板を介して他の電子機器と直接連結することも可能となっていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、長手方向での両端部に位置決め孔が設けられた帯状の金属板が備えられているとともに、設置部材の前面に、位置決め孔へ挿通可能な位置決め突起が左右方向に複数設けられており、金属板の一端側の位置決め孔へ自身の位置決め突起を挿通させる一方、他端側の位置決め孔へ自身の左右何れか側方に設置されている電子機器の設置部材に設けられた位置決め突起を挿通させることにより、自身の左右何れか側方に設置されている電子機器に対する自身の設置位置を位置決めするようになっている。したがって、一々寸法等を計測することなく、複数の電子機器を見栄え良く左右方向に並設することができ、電気機器の並設作業が容易となるし、実際に設置してみると一方の電子機器が他方の電子機器に対して傾いている等といった見栄えの良くない状況も起こりにくい。
また、本体ケースの後面に、金属板の端部をネジ止め可能な連結部を設け、金属板を介して他の電子機器と直接連結することも可能となっているため、たとえば複数の電子機器を卓上等で使用する際には、上記位置決めに利用する金属板により電気機器同士を直接連結することができる。すなわち、位置決めに使用する部材と、連結に使用する部材とを共有することができ、構成の合理化を図ることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、本体ケースの後面に、金属板を収納状態で保管する保管用凹部が設けられていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、本体ケースの後面に、金属板を収納状態で保管する保管用凹部を設けている。したがって、金属板を簡易に且つ確実に保管することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、本体ケースの連結部に隣接する位置に、本体ケースから配線を引き出し可能な開口が設けられており、連結部へ金属板の端部をネジ止めすると、金属板により開口が覆われるようになっていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、本体ケースの連結部に隣接する位置に、本体ケースから配線を引き出し可能な開口を設け、連結部へ金属板の端部をネジ止めすると、金属板により開口が覆われるようにしているため、たとえば卓上等での使用中に開口を介して埃等が進入しづらくなる。
本発明によれば、一々寸法等を計測することなく、複数の電子機器を見栄え良く左右方向に並設することができ、電気機器の並設作業が容易となるし、実際に設置してみると一方の電子機器が他方の電子機器に対して傾いている等といった見栄えの良くない状況も起こりにくい。
ナースコールシステムにおけるナースコール親機を前面側から示した説明図である。 設置板を壁面への設置機構として取り付けた通話ユニットを後方から示した斜視説明図である。 設置板が取り外された状態にある通話ユニットを後面側から示した斜視説明図である。 分解状態にある設置板を前面側から示した説明図である。 選局ユニットを後面側から示した説明図である。 連結金具を用いた設置板の位置決め作業を示した説明図である。 通話ユニットの設置板を壁面へネジ止めした状態を示した説明図である。 連結状態にある通話ユニット及び選局ユニットを後方側から示した斜視説明図である。 第1角度調整板を用いて傾斜姿勢をとらせた通話ユニットを示した説明図である。 第2角度調整板を用いて傾斜姿勢をとらせた通話ユニットを示した説明図である。
以下、本発明の一実施形態となる通話ユニットや選局ユニットについて、図面にもとづき詳細に説明する。
図1は、ナースコールシステムにおけるナースコール親機1を前面側から示した説明図である。
ナースコール親機1は、ナースコールシステムを構成するものであって、各病室のベッドサイドに設置されるナースコール子機(図示せず)等との間で通話するためのハンドセット2を有する通話ユニット3、及び通話するナースコール子機を選局するための複数の選局スイッチ4、4・・を有する選局ユニット5、5等からなる。
ここで、本発明の要部となる通話ユニット3や選局ユニット5の壁面への設置構造、及び通話ユニット3や選局ユニット5の連結構造に関し、まず通話ユニット3について図2〜図4をもとに説明する。図2は、設置板11を壁面への設置機構として取り付けた通話ユニット3を後方から示した斜視説明図である。図3は、設置板11が取り外された状態にある通話ユニット3を後面側から示した斜視説明図である。図4は、分解状態にある設置板11を前面側から示した説明図である。
通話ユニット3は、種々の電子基板(図示せず)等を内蔵した略角箱状の本体ケース6の前面に、ハンドセット2や液晶画面7、スピーカ8、各種ボタン9、9・・等を備えてなるものであって、該本体ケース6の後面に、選局ユニット5との連結構造となる上側連結部10及び下側連結部43に加え、壁面への設置構造となる設置板11や収容凹部12等が設けられている。上側連結部10は、選局ユニット5と連結するにあたり後述する連結兼用金具52(図5に示す)をネジ止めするための連結孔13を有する平面状部であって、本体ケース6の後面における左上部(後方側から見て)に設けられている。また、下側連結部43は、選局ユニット5と連結するにあたり連結専用金具56(図5に示す)をネジ止めするための連結孔44を有する平面状部であって、本体ケース6の後面における左下部(後方側から見て)に設けられている。
設置板11は、本体板15と、第1角度調整板16と、第2角度調整板17との3つの合成樹脂製板状部材を組み立ててなる。本体板15は、略矩形に形成されており、中央稍上部と中央稍下部とには、設置板11を壁面へネジ止めするための5つの固定孔18、18・・が穿設されている。そして、本体板15の前面側における各固定孔18の開口縁に沿って、後方へ凹んだ段部18aが形成されており、設置板11を壁面へネジ止めした際にネジ頭を段部18a内に収容可能としている。また、下側の固定孔18、18・・の更に下方には、第1角度調整板16を本体板15に当接させた傾倒姿勢で掛止するための第1掛止孔19が穿設されている。さらに、本体板15の前面下端部には、通話ユニット3を壁面へ設置するにあたり設置板11の設置位置を位置決めするための上下2つの突起を有する位置決め突起部23、23・・が設けられている。該位置決め突起部23、23・・は、電子機器の隣設方向となる左右方向に並ぶ2つの位置決め突起部23、23で一組となっており、本体板15の左右両下部に夫々一組ずつ設けられている。加えて、本体板15の左右両側面の下端部には、本体板15を本体ケース6の後面へ回動及び着脱自在に取り付けるための本体軸24、24が左右夫々外方へ突設されている。また、各本体軸24の左右夫々内方に隣接して切り欠き25が設けられており、本体軸24に弾性を付与し、特に左右方向への撓みを許容している。
一方、本体板15の上側の固定孔18、18・・の下方には、第2角度調整板17を本体板15に当接させた傾倒姿勢で掛止するための第2掛止孔20が穿設されている。また、本体板15における上側の固定孔18、18・・の更に上方となる上端部には、第2角度調整板17を本体板15に対して回動自在に蝶着するための一対の第2蝶着軸21、21と、第2角度調整板17の回動時に第2角度調整板17の第2軸受け部33、33との干渉を避けるためのスリット22、22とが設けられている。さらに、本体板15の上縁に沿っては、第1角度調整板16を本体板15に対して回動自在に蝶着するための一対の第1蝶着軸26、26が設けられている。加えて、本体板15の左右両側縁の上端部には、設置板11を後述の如く角度調整機構として使用する際に、本体ケース6の後面側へ傾倒させた姿勢で保持するための保持爪27が夫々設けられている。
第1角度調整板16は、本体板15よりも小型の矩形に形成されており、その上縁部に沿っては、壁面へネジ止めされた設置板11へ本体ケース6を取り付ける際に、本体ケース6の支持腕36が当接する支持部28が設けられている。また、支持部28の下方には、本体板15の第1蝶着軸26、26を軸支するための第1軸受け部29、29が設けられている。さらに、第1角度調整板16の下縁部には、第1掛止孔19へ掛止可能な第1掛止爪30と、設置板11を角度調整機構として使用する際に、第1角度調整板16を本体ケース6に対して第1角度で起立した姿勢で保持するための一対の第1保持部31、31とが設けられている。加えて、第1角度調整板16の略中央部には、第2角度調整板17を収容可能な収容開口部32が開設されている。なお、第1角度調整板16の上下方向長さは、本体板15の第1蝶着軸21、21から位置決め突起部23、23・・までの上下方向長さよりは短くなっており、本体板15へ第1角度調整板16を取り付けた際に、位置決め突起部23、23・・が露出するようになっている。また、支持部28の左右両端部は、第1角度調整板16の本体よりも左右方向夫々外側へ突出している。
第2角度調整板17は、収容開口部32内へ収容可能な略矩形体であって、上端部には本体板15の第2蝶着軸21、21を軸支するための第2軸受け部33、33が設けられている。また、第2角度調整板17の下縁部には、第2掛止孔20へ掛止可能な第2掛止爪34と、設置板11を角度調整機構として使用する際に、第2角度調整板17を本体ケース6に対して第2角度で起立した姿勢で保持するための一対の第2保持部35、35が設けられている。
そして、上記本体板15、第1角度調整板16、及び第2角度調整板17からなる設置板11は、本体板15の前面側において第1蝶着軸26、26へ第1角度調整板16の第1軸受け部29、29を、第2蝶着軸21、21へ第2角度調整板17の第2軸受け部33、33を夫々軸支させることで組み立て可能となっており、通常は、第1角度調整板16の第1掛止爪30を第1掛止孔19へ、第2角度調整板17の第2掛止爪34を第2掛止孔20へ夫々掛止させ、両角度調整板16、17を本体板15に対して傾倒させた状態となっている。
一方、収容凹部12は、本体ケース6の後面の略中央部において、本体ケース6の上部から下縁部にかけて前方へ凹むように設けられた凹部であって、左右幅は設置板11と略同じ、上下長さは設置板11よりも長く、前後深さは設置板11と略同じに形成されており、設置板11を収容凹部12内へ収容可能となっている。そして、該収容凹部12内の上端部における左右両隅部には、設置板11の支持部28が下方から当接可能な円弧に湾曲した支持腕36、36が設けられている。また、各支持腕36の左右夫々外側には、上方へ向かうにつれ徐々に後方へ突出しており、支持腕36により支持部28を支持する際、支持部28の端部を後方へ押圧する支持段部37が設けられている。さらに、凹部12内における支持腕36や支持段部37の下方には、設置板11を角度調整機構として使用する際に、第1角度調整板16や第2角度調整板17の各保持部31、35を嵌入させるための嵌入凹部38、38が設けられている。
また、収容凹部12の左右両側面の下部には、左右外方へ切り欠かれて設置板11の本体軸24、24を前方へ進入可能としているとともに、進入した本体軸24、24を上方へ移動可能とした側面視略L字状の支持溝39、39が設けられている。そして、該支持溝39、39の上端部と支持腕36、36との上下方向での距離は、設置板11(特に本体板15)の上下方向長さと略同じとなっている。また、収容凹部12の左右両側面の下端部で支持溝39、39よりも更に下方となる位置には、設置板11を角度調整機構として使用する際に、設置板11の本体軸24、24を軸支するための軸孔40、40が設けられている。さらに、収容凹部12の左右両下隅部で軸孔40、40に隣接する位置には、軸孔40、40内に挿入された本体軸24、24を後方側へ押しつけ、回転時等において本体軸24、24のがたつきを防止するための支持突起41、41が突設されている。そして、本体板15における本体軸24、24から保持爪27、27までの上下長さと同じ距離だけ、収容凹部12の左右両側面において軸孔40、40から上方となる位置に、保持爪27、27が係止可能な被係止孔42、42が設けられている。
次に、選局ユニット5について、図5をもとに説明する。図5は、選局ユニット5を後面側から示した説明図である。尚、通話ユニット3で説明した構成要素と同じ構成要素については同符号を用いる。
選局ユニット5は、種々の電子基板(図示せず)等を内蔵した略角箱状の本体ケース45の前面に、複数の選局スイッチ4、4・・、及び選局スイッチ4、4・・毎に対応して設けられた患者の名前等を表示するための表示部46、46・・やナースコール子機からの呼び出しの有無を点灯/点滅等により報知する報知部47、47・・等を備えてなるものであって、本体ケース45の左右方向での幅は、通話ユニット3の本体ケース6に比べて短くなっている。そして、本体ケース45の後面に、通話ユニット3や他の選局ユニット5との連結構造となる上側連結部48、48及び下側連結部58に加え、壁面への設置構造となる設置板11や収容凹部49等が設けられている。選局ユニット5において上側連結部48、48は、本体ケース45の上部に左右で一対設けられており、通話ユニット3の上側連結部10同様、連結兼用金具52をネジ止めするための連結孔13を有する平面状部として構成されている。また、各上側連結部48の左右夫々外側(すなわち、各上側連結部48よりも本体ケース45の外寄り)に隣接して、本体ケース45の内部空間と連通する開口50が設けられており、該開口50を介することで、本体ケース45の内外にわたり信号線や電源ケーブル等を配線可能となっている。一方、下側連結部58、58は、本体ケース45の下部に左右で一対設けられており、通話ユニット3の下側連結部43同様、連結専用金具56をネジ止めするための連結孔44を有する平面状部として構成されている。
また、選局ユニット5の設置板11は、上記通話ユニット3の設置板11と同様のものであり、該設置板11を収容する収容凹部49も、上記通話ユニット3の収容凹部12と略同様に構成され、支持腕36や支持段部37、嵌入凹部38、支持溝39、軸孔40、支持突起41、及び被係止孔42については全て備えている。ただ、選局ユニット5の収容凹部49内には、上記通話ユニット3の収容凹部12と異なり、更に前方へ凹んだ保管用凹部51が設けられており、通話ユニット3と選局ユニット5とを(場合によっては選局ユニット5、5同士を)連結したり、通話ユニット3や選局ユニット5の壁面への設置位置を位置決めしたりするための連結兼用金具52、及び通話ユニット3と選局ユニット5とを(場合によっては選局ユニット5、5同士を)連結するための連結専用金具56が保管用凹部51内にネジ止めされて収納されている。該連結兼用金具52は、所定方向へ長い帯状の金属板であって、長手方向の両端部に、上記連結時及び位置決め時に利用する2つの位置決め孔からなる位置決め孔部53が設けられているとともに、位置決め孔部53から所定距離だけ長手方向中央寄りとなる位置には、上記位置決め時に使用しない位置決め突起部23との干渉を避けるための逃げ孔部54が設けられている。また、連結専用金具56も、連結兼用金具52同様、所定方向へ長い帯状の金属板であって、長手方向の両端部に夫々ネジ止め孔(図示せず)が設けられている。
上述したような構成を有する通話ユニット3及び選局ユニット5の壁面への設置作業について、図6及び図7をもとに説明する。ここでは、左から通話ユニット3、選局ユニット5、選局ユニット5の順で3つの電子機器を並設する場合について説明する。まず左端に位置することになる通話ユニット3の設置位置を所望の位置に決定し、固定孔18の前方側から固定用ネジ55(図7に示す)を壁面側へ螺入させる等して、通話ユニット3の設置板11を壁面に固定する。次に、通話ユニット3の右隣に隣設する選局ユニット5の設置位置を、図6に示す如く連結兼用金具52を用いて位置決めする。すなわち、連結兼用金具52の一端側の位置決め孔部53に通話ユニット3の設置板11の右側の組における中央寄りの位置決め突起部23を挿通させる(このとき、同じ組の外寄りの位置決め突起部23は、同端の逃げ孔部54に挿通した状態となる)とともに、連結兼用金具52の他端側の位置決め孔部53に選局ユニット5の設置板の左側の組の外寄りの位置決め突起部23を挿通させることで、通話ユニット3に対する選局ユニット5の設置板11の固定位置を位置決めし、当該固定位置に固定用ネジ55を用いて選局ユニット5の設置板11を固定する。更に、もう1つ並設する選局ユニット5についても、図6に示す如く連結兼用金具52を用いて位置決めする。すなわち、今度は通話ユニット3に比べて本体ケース45の左右幅が狭い選局ユニット5の右隣に別の選局ユニット5を設置することになるため、連結兼用金具52の一端側の位置決めネジ孔部53に、左側の選局ユニット5の右側の組の中央寄りの位置決め突起部23を、他端側の位置決め孔部53に、右側の選局ユニット5の左側の組の中央寄りの位置決め突起部23を夫々挿通させることで、左側の選局ユニット5に対する右側の選局ユニット5の設置板11の固定位置を位置決めし、当該固定位置に固定用ネジ55を用いて設置板11を固定する。このように、基準となる電子機器や隣設する電子機器の種類の違い(具体的には左右幅の違い)により、位置決め間隔が異なる状況であったとしても、同じ連結兼用金具52及び設置板11を利用して位置決めを行う。
そして、壁面へ固定されている設置板11、11・・に対し、順次対応する通話ユニット3若しくは選局ユニット5を取り付けていけばよい。すなわち、通話ユニット3若しくは選局ユニット5の本体ケース6、45の後面を設置板11にあてがい、切り欠きを介して本体軸24、24を支持溝39、39内へ進入させることで、設置板11を収容凹部12、49内へ収容させた後、本体軸24、24が支持溝39、39の上端に位置するとともに支持部28が支持腕36に当接するまで、通話ユニット3若しくは選局ユニット5を下方へスライドさせる(相対的には、収容凹部12、49内において設置板11が上方へスライドすることになる)ことにより、通話ユニット3若しくは選局ユニット5は設置板11に取り付けられ、前面側から見ると通話ユニット3及び選局ユニット5、5が左右方向へ一列に見栄え良く並設されることになり、通話ユニット3及び選局ユニット5、5の壁面への設置は完了となる。
なお、上記設置状態においては、設置板11の後面と本体ケース6、45の後面とは略面一となっている。また、支持部28が支持腕36と支持段部37とにより前後方向から挟持されているとともに、本体軸24、24が支持溝39、39内にあるため、通話ユニット3や選局ユニット5は前後方向へがたついたりしない。さらに、本体軸24、24が支持溝39、39内にあり、設置板11が収容凹部12、49内に収容されている状態において、設置板11の保持爪27、27は常に被係止孔42、42の上方にあり、収容凹部12、49内で設置板11を相対的にスライドさせて通話ユニット3若しくは選局ユニット5を着脱する際に、保持爪27、27が被係止孔42、42に干渉したりすることはない。加えて、設置板11から取り外す際には、取り外したい通話ユニット3若しくは選局ユニット5を、本体軸24、24が支持溝39、39の下端に位置するまで上方へスライドさせた後、前方へ引き出せばよい。
一方、通話ユニット3や選局ユニット5を卓上に設置して使用する場合もあり、この場合に通話ユニット3と選局ユニット5とを(場合によっては選局ユニット5、5同士を)連結することがある。そこで、通話ユニット3と選局ユニット5とを連結したり、選局ユニット5、5同士を連結する際には、図8に示す如く、選局ユニット5から連結兼用金具52及び連結専用金具56を取り外し、連結兼用金具52の両端部の位置決め孔部53、53を、並設する通話ユニット3と選局ユニット5との上側連結部10、48(若しくは上側連結部48、48同士)に夫々ネジ止めするとともに、連結専用金具56の両端部のネジ止め孔を、並設する通話ユニット3と選局ユニット5との下側連結部43、58(若しくは下側連結部58、58同士)に夫々ネジ止めすればよい。このとき使用するネジは、保管用凹部52での保管に利用していたネジを使用する。また、連結兼用金具52による連結に伴い、選局ユニット5では開口50が連結兼用金具52で覆われることになり、開口50を介して埃等が進入しづらくなる。
また、卓上で通話ユニット3や選局ユニット5を連結して使用する場合、卓上に対して通話ユニット3や選局ユニット5を所定の角度だけ傾斜させて載置した方が使い勝手が良いこともある。その際、上記通話ユニット3や選局ユニット5では、設置板11を角度調整機構として利用することで卓上に対して傾斜姿勢を取ることができる。すなわち、設置板11の本体軸24、24を軸孔40、40に軸支させるとともに、第1掛止爪30の第1掛止孔19への掛止を解除して第1角度調整板16を本体板15に対して起立させ、第1保持部31、31を嵌入凹部38、38へ嵌入させる。すると、通話ユニット3や選局ユニット5を、図9に示す如き傾斜姿勢で卓上に載置することができる。一方、傾斜角度を緩やかにしたい際には、第1角度調整板16ではなく、第2掛止爪34の第2掛止孔20への掛止を解除して第2角度調整板17を本体板15に対して起立させ、第2保持部35、35を嵌入凹部38、38へ嵌入させればよい。すると、通話ユニット3や選局ユニット5を、図10に示す如き傾斜姿勢で卓上に載置することができる。
以上のような構成を有する通話ユニット3や選局ユニット5によれば、壁面に固定する設置板11の前面に位置決め突起部23、23・・を左右方向に複数備えており、長手方向での両端部に位置決め突起部23を挿通可能な位置決め孔部53を有する帯状の連結兼用金具52を用い、図6に示す如く、一端側の位置決め孔部53へ自身の位置決め突起部23を挿通させる一方、他端側の位置決め孔部53へ自身の左側に設置されている通話ユニット3(若しくは選局ユニット5)の設置板11に設けられた位置決め突起部23を挿通させることにより、左側に設置されている通話ユニット3(若しくは選局ユニット5)に対する自身の設置位置を位置決めすることにより、一々寸法等を計測することなく、通話ユニット3や選局ユニット5を見栄え良く左右方向へ並設することができる。したがって、通話ユニット3や選局ユニット5の並設作業が容易となるし、実際に設置してみると一方の電子機器が他方の電子機器に対して傾いている等といった見栄えの良くない状況も起こりにくい。また、連結兼用金具52の各位置決め孔部53へ挿通させる位置決め突起部23を、左右方向へ複数備えられた位置決め突起部23、23・・の中から選択的に決定することで、通話ユニット3の隣に選局ユニット5を隣設する場合や、選局ユニット5の隣に選局ユニット5を隣設する場合といったように位置決めの間隔が異なる状況であっても、同じ連結兼用金具52及び設置板11を利用して位置決めすることができ、汎用性に富む。
また、通話ユニット3や選局ユニット5を卓上等で使用する際には、上記位置決めに利用する金具を用いて通話ユニット3と選局ユニット5とを(場合によっては選局ユニット5、5同士を)連結することができる。すなわち、位置決めに使用する部材と、連結に使用する部材とを共有することができ、構成の合理化を図ることができる。
さらに、選局ユニット5の後面に保管用凹部51が設けられており、連結兼用金具52を収納状態で保管可能としている。したがって、連結兼用金具52を簡易に且つ確実に保管することができる。
加えて、選局ユニット5では、本体ケース45の内外にわたり信号線や電源ケーブル等を配線するための開口50を各上側連結部48の左右夫々外側に隣接して設けており、連結兼用金具52による連結に伴い、選局ユニット5では開口50が連結兼用金具52で覆うようにしているため、開口50を介して埃等が進入しづらくなる。
なお、本発明に係る電子機器は、上記実施形態の態様に何ら限定されるものではなく、電子機器の全体的な構成は勿論、連結金具や設置板等の構成について、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、必要に応じて適宜変更することができる。
たとえば、上記実施形態では、壁面へ通話ユニット3や選局ユニット5を並設するに際し、左端の通話ユニット3から順に設置するとしているが、中央の選局ユニット5をまず設置した後、連結兼用金具52を用いて位置決めしながら左端の通話ユニット3や右端の選局ユニット5を設置してもよく、電子機器の設置順は適宜変更可能である。
また、選局ユニット5をどれだけ並設するかも適宜変更可能であるし、通話ユニット3の右側ではなく、左側に選局ユニット5を並設することも当然可能である。またさらに、通話ユニット3や選局ユニット5以外の電子機器を並設することを想定し、左右方向へより多くの位置決め突起を設けてもよい。
さらに、上記実施形態では、設置板11を卓上で使用する際の角度調整機構としても使用可能としているが、壁面への設置用に特化し、たとえば一枚板として構成することも可能である。さらにまた、設置板11と本体ケース6、45との着脱に係る構成についても、上記スライドにより着脱する構成に限定されることはなく、ネジ止め等であっても何ら問題はない。
加えて、ナースコールシステムにおけるナースコール親機を構成する通話ユニット3や選局ユニット5について説明してきたが、上記実施形態の設置機構や角度調整機構に係る構成は、たとえばナースコール子機として使用する電子機器や、インターホンシステムにおいて使用する電子機器等といった他の電子機器にも好適に採用することができる。
1・・ナースコール親機、3・・通話ユニット(電子機器)、5・・選局ユニット(電子機器)、6、45・・本体ケース、10、48・・上側連結部、11・・設置板(設置部材)、12、49・・収容凹部、13・・ネジ孔、23・・位置決め突起部(位置決め突起)、24・・本体軸、28・・支持部、36・・支持腕、37・・支持段部、39・・支持溝、50・・開口、51・・保管用凹部、52・・連結兼用金具(金属板)、53・・位置決め孔部(位置決め孔)。

Claims (3)

  1. 電子基板を内蔵した本体ケースの後面に、前記本体ケースを壁面に設置するための設置部材が着脱自在に備えられており、壁面に固定した前記設置部材に前記本体ケースを取り付けることにより、前記本体ケースを壁面に設置可能とした電子機器であって、
    長手方向での両端部に位置決め孔が設けられた帯状の金属板が備えられているとともに、前記設置部材の前面に、前記位置決め孔へ挿通可能な位置決め突起が左右方向に複数設けられており、前記金属板の一端側の前記位置決め孔へ自身の前記位置決め突起を挿通させる一方、他端側の前記位置決め孔へ自身の左右何れか側方に設置されている電子機器の設置部材に設けられた位置決め突起を挿通させることにより、前記自身の左右何れか側方に設置されている電子機器に対する自身の設置位置を位置決めすることができるとともに、
    前記本体ケースの後面に、前記金属板の端部をネジ止め可能な連結部が設けられており、前記金属板を介して他の電子機器と直接連結することも可能となっていることを特徴とする電子機器。
  2. 前記本体ケースの後面に、前記金属板を収納状態で保管する保管用凹部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記本体ケースの前記連結部に隣接する位置に、前記本体ケースから配線を引き出し可能な開口が設けられており、前記連結部へ前記金属板の端部をネジ止めすると、前記金属板により前記開口が覆われるようになっていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電子機器。
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