JP6080302B2 - 包装物品の製造方法 - Google Patents

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本発明は、熱溶着部を有する包装袋を備えた包装物品の製造方法に関する。
従来、熱溶着部により形成された収容部を有する包装袋が知られている。こうした包装袋の種類としては、例えば、三方シール包装袋、四方シール包装袋、及びピロー包装袋が挙げられる。特許文献1には、縦シール部と一対の横シール部とからなる熱溶着部を有する三方シール包装袋が開示されている。この包装袋を製袋する充填包装機は、横シール部の封止を確実にすべく、横シール部を加圧する冷却ロールを備えている。
特開2009−234629号公報
ところで、上記のような包装袋は、熱溶着部の外縁から収容部に向けて引き裂くことで開封される。熱溶着部の外縁から引き裂きを開始する段階の引き裂き性は、例えば、熱溶着部の外縁にノッチや切り欠き部等を形成することで向上されるものの、熱溶着部の外縁から内縁にわたる部分の引き裂き性については未だ改善の余地がある。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、開封し易さを向上することの容易な包装物品の製造方法を提供することにある。
上記課題を解決する包装物品の製造方法は、熱溶着部により形成された収容部を有する包装袋を備えた包装物品の製造方法であって、前記熱溶着部を形成する第1工程と、前記熱溶着部を強制的に冷却すると同時に前記熱溶着部を加圧する第2工程とを含み、前記第2工程は、前記包装袋の外縁を構成する熱溶着部の外縁から前記収容部の外縁を構成する熱溶着部の内縁にわたる範囲、及び、前記熱溶着部の外縁から内縁を超える範囲の少なくとも一方の範囲に行われ、前記第2工程では、30〜100℃の温度範囲、かつ100〜400kPaの圧力範囲となるように前記包装袋における範囲を冷却及び加圧する
この方法によれば、上記範囲を冷却及び加圧する第2工程により、その範囲における熱溶着部の厚みが制御される。これにより、熱溶着部の外縁から内縁にわたる部分の引き裂き性のばらつきを抑制することが容易となる。
上記包装物品の製造方法について、前記収容部は、前記包装袋の外縁に向かって突出する形状の流出部を有し、前記第2工程が行われる前記熱溶着部の内縁は、前記流出部の外縁を構成する熱溶着部の内縁であることが好ましい。
本発明の包装物品の製造方法によれば、包装物品の開封し易さを向上することが容易となる
実施形態における包装物品を示す模式図。 (a)は、図1の2a−2a線に沿った端面図、(b)は図1の2b−2b線に沿った端面図。 包装物品の製造方法を示す模式図。 (a)及び(b)は、包装物品の変更例を示す模式図。 包装物品の変更例を示す模式図。 包装物品の変更例を示す模式図。 従来の包装物品を示す模式図。
以下、包装物品及び包装物品の製造方法の一実施形態について図1〜図3を参照して説明する。
<包装物品>
図1に示すように、包装物品11は、熱溶着部21により形成された収容部31を有する包装袋12と、その収容部31に収容された内容物13とを備える。包装袋12は、折り部24を有する三方シール包装袋であり、熱溶着部21は、縦シール部22と一対の横シール部23a,23bとを有している。一対の横シール部23a,23bの一部は、縦シール部22に重なっている。
収容部31は、包装袋12の外縁に向かって突出する形状の流出部32を有している。横シール部23aの外縁25には、V字状の切り欠き部25aが形成されている。
横シール部23aの外縁25から横シール部23aの内縁26にわたる範囲には、易開封部27が形成されている。その範囲を示す外縁25は、包装袋12の外縁を構成するとともに、内縁26は、流出部32の外縁を構成している。易開封部27は、横シール部23aの外縁25から内縁26まで連続して形成されている。
易開封部27は、下記(A)の易開封部27及び(B)の易開封部27の少なくとも一方から構成される。
(A)横シール部23aを形成する前に積層した基材の積層部分の厚みと等しい厚みを有する易開封部27。
(B)横シール部23aを形成する前に積層した基材の積層部分の厚みよりも薄い厚みを有する易開封部27。
上記の積層部分の厚みは、横シール部23aを形成する前に、重ね合わせて配置される各基材の厚みを合計した寸法をいう。上記の積層部分の厚み、及び横シール部23aの厚みの測定は、測定する箇所を切断したときの切断面の光学顕微鏡写真を用いて行うことができる。上記の積層部分の厚みは、一枚の基材の厚み寸法を測定し、その厚み寸法を二倍することで求めてもよい。また、上記の積層部分の厚みは、包装袋12の収容部31を構成する基材の厚みからも推定することができる。
図2(a)に示すように、本実施形態の易開封部27は、上記(B)の易開封部27から構成されている。この易開封部27の厚みは、上記の積層部分の厚みの60%以上であることが好ましく、より好ましくは70%以上である。易開封部27の厚みは、上記の積層部分の厚みの99%以下であることが好ましく、より好ましくは97%以下であり、さらに好ましくは95%以下である。
図2(b)は、横シール部23aにおいて、易開封部27が形成されていない部分を示している。この部分における横シール部23aは、上記の積層部分の厚みよりも厚い厚肉部28を有している。この厚肉部28に対して上記の易開封部27は薄肉部となっており、厚肉部28及び薄肉部は、内縁26に沿って連続して形成されている。
包装袋12を構成する基材としては、熱溶着可能な樹脂フィルムが用いられる。樹脂フィルムとしては、例えば、ベースフィルム層とシーラント層とからなる積層フィルム、及びベースフィルム層とシーラント層との間に中間層が設けられた積層フィルムが挙げられる。
ベースフィルム層を構成する樹脂としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフィン系樹脂、エチレン−ビニルアルコール共重合体、ポリエステル、ポリアミド、ポリイミド、及び塩化ビニリデンが挙げられる。シーラント層を構成する樹脂としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂が挙げられる。中間層を構成する材料としては、シリカ、酸化アルミニウム、アルミニウム、及び塩化ビニリデンが挙げられる。
なお、基材は、単層フィルムであってもよい。基材は、例えば、6〜300μmの範囲の厚みを有する基材から適宜選択して用いられる。
収容部31に収容される内容物13としては、例えば、飲食品が挙げられる。内容物13の形態は、特に限定されず、例えば液状体、ゲル状体、半固体及び固体が挙げられる。内容物13は、形態の異なる二種以上の混合物であってもよい。
本実施形態の包装物品11は、内容物13として食品が収容されることが好ましく、より好ましくは液体調味料やからし等の調味料が収容される。調味料を収容した包装物品11は、比較的小さい包装袋12を備えており、包装袋12の外形寸法のうち、最大となる外形寸法については、例えば150mm以下に構成されることが多い。
次に、包装物品11の作用について説明する。
包装物品11は、例えば、図1に示される引き裂き線41に沿って包装袋12が引き裂かれることで開封される。これにより、流出部32に開口が形成される。このとき、横シール部23aの外縁25から内縁26にわたる範囲には、上記(A)及び(B)から選ばれる少なくとも一方の易開封部27が形成されている。これにより、横シール部23aを形成する前の基材の厚みに基づく引き裂き性が、横シール部23aの外縁25から内縁26にわたって発揮され易くなる。なお、図2(b)に示される部分の横シール部23aは、厚肉部28を有するため、横シール部23aを形成する前の基材の厚みに基づく引き裂き性が発揮され難くなる。
<包装物品の製造方法>
図3に示すように、包装物品11の製造方法は、縦シール工程、横シール工程(第1工程)、冷却工程(第2工程)及び切断工程を有している。包装物品11の製造には、包装袋12を製袋するとともに収容部31に内容物13を充填する充填包装機が用いられる。
縦シール工程に供される基材は、その流れ方向に沿った折り部24で二つ折りの状態とされている。縦シール工程では、折り部24と反対側となる側部が熱溶着されることで、縦シール部22が形成される。この縦シール工程により、基材は筒状に成形される。
横シール工程では、縦シール部22と直交する方向に沿って基材が熱溶着されることで、横シール部23a,23bが形成される。横シール部23a,23bは、基材の流れ方向において所定の間隔で順次形成される。このとき、隣り合う一対の横シール部23a,23bの間に収容部31が形成される。なお、内容物13は、有底筒状に形成された基材の開口からノズル51を通じて流入され、開口を封止する横シール部23aが形成されることで、収容部31に収容される。
縦シール工程及び横シール工程における温度条件及び圧力条件は、例えば基材の種類に応じて適宜設定することができる。縦シール工程及び横シール工程は、例えば、110〜200℃の温度範囲で基材を加熱する。また、縦シール工程及び横シール工程は、100〜400kPaの圧力範囲で基材を加圧する。
図1及び図3に示すように、冷却工程では、太い破線で示される冷却部42が強制的に冷却されると同時に加圧される。すなわち、冷却工程では、図3において太い破線で囲まれる領域が冷却及び加圧される。この冷却工程では、横シール部23aの外縁25から横シール部23aの内縁26を超える範囲が冷却及び加圧される。この範囲を示す外縁25は、包装袋12の外縁を構成している。また、この範囲を示す内縁26は、収容部31の外縁のうち、流出部32の外縁を構成している。このように冷却工程は、横シール部23aの外縁25から内縁26を超えて突出する連続した範囲を対象に行われる。この範囲のうち、横シール部23aの内縁26を超える範囲は、収容部31を平面と仮定し、その収容部31の面積を100%としたとき、例えば10%以下を目安として設定される。
冷却工程では、100℃以下の温度で包装袋12を冷却することが好ましく、60℃以下の温度で包装袋12を冷却することがより好ましい。冷却工程では、30℃以上の温度で包装袋12を冷却することが好ましい。
冷却工程では、100kPa以上の圧力で包装袋12を加圧することが好ましく、120kPa以上の圧力で包装袋12を加圧することがより好ましい。冷却工程では、400kPa以下の圧力で包装袋12を加圧することが好ましい。
切断工程では、一体とされていた横シール部23a,23bが分離されるとともに、縦シール部22が基材の流れ方向と直交する方向に切断される。これにより、切り欠き部25aを有する包装物品11が得られる。
次に、包装充填機の詳細について説明する。包装充填機は、縦シール機構、横シール機構、冷却機構、及び切断機構を備えている。充填包装機には、基材の巻回された基材ロールが装着される。基材ロールから繰り出された基材は、二つ折りの状態とされた後に縦シール機構に供される。縦シール機構及び横シール機構は、それぞれ一対の加熱ロールを備えている。一対の加熱ロールは、回転駆動可能に構成され、そのロール間を通じる基材を加熱及び加圧する。冷却機構は、一対の冷却ロールを備えている。一対の冷却ロールは、回転駆動可能に構成され、そのロール間を通じる基材を冷却及び加圧する。切断機構は、例えば切断刃が装着されたロールを備えている。
加熱ロール及び冷却ロールには、基材に接触する接触部が突設される。この接触部の形状の設定により、縦シール部22、横シール部23a、及び冷却部42の形状が設定される。すなわち、冷却工程において冷却及び加圧する範囲は、加熱ロール又は冷却ロールの外面形状により設定することができる。
次に、包装物品11の製造方法における作用を説明する。
包装物品11の製造方法は、横シール部23aを強制的に冷却すると同時に横シール部23aを加圧する冷却工程を含む。この冷却工程は、横シール部23aの外縁25から内縁26を超える範囲に行われるため、その範囲における横シール部23aの厚みが制御される。これにより、横シール部23aの外縁25から内縁26にわたる部分の引き裂き性のばらつきを抑制することが容易となる。
本実施形態によって発揮される効果について、以下に記載する。
(1)包装物品11の製造方法は、横シール部23aの外縁25から内縁26を超える範囲に行われる冷却工程を含むため、包装物品11の開封し易さを向上することが容易となる。
(2)冷却工程が行われる横シール部23aの内縁26は、流出部32の外縁を構成している。この構成によれば、横シール部23aの外縁25から流出部32に向かって引き裂いて開封する際の開封し易さを向上することが容易となる。
(3)包装物品11において、包装袋12は、上記(A)及び(B)の少なくとも一方の易開封部27を有する。この易開封部27は、横シール部23aの外縁25から横シール部23aの内縁26にわたる範囲に形成されている。この構成によれば、横シール部23aを形成する前の基材の厚みに基づく引き裂き性が、横シール部23aの外縁25から内縁26にわたって発揮され易くなる。これにより、包装物品11を開封することが容易となる。
(4)包装物品11では、包装袋12の寸法が小さくなるにしたがって、開封の際に手で持つ部分が小さくなるため、包装袋12を引き裂くための力を加えることが困難となる。この点、例えば、納豆用の調味料(液体調味料又はからし)を内容物13とする包装物品11では、包装袋12の寸法が比較的小さく、納豆は男女問わずに幅広い年齢層の人々に食されるため、包装物品11の開封し易さを向上させることは特に重要である。こうした包装物品11において、上記(3)で述べた構成を適用することは、特に有利である。そして、例えば、包装物品11を開封する際に調味料が飛散することを抑制することもできる。
(変更例)
なお、前記実施形態を次のように変更して構成することもできる。
・図4(a)に示すように、流出部32の位置は縦シール部22に接した位置に変更されてもよい。また、流出部32の位置は、縦シール部22と折り部24との中間位置に変更されてもよい。
・流出部32の形状は、幅狭となる部位を有する形状であればよく、例えば、三角形状、四角形状、楕円形状、円形状等の形状や、これらの形状を組み合わせた形状を採用することができる。なお、流出部32の幅寸法は、縦シール部22の内縁と折り部24との間の寸法に対して1/2以下となるように設定されることが好ましい。
・図3に示すように、前記製造方法では、流出部32及び冷却部42を有する横シール部23aは、その横シール部23aに連続して形成される横シール部23bに対して下流側に形成しているが、図4(b)に示すように上流側に形成することもできる。
・図5に示すように、冷却工程において、冷却及び加圧を行う冷却部42の外縁は、横シール部23aの内縁26と重なる位置であってもよい。このように、冷却部42が、内縁26を超えずに外縁25から内縁26にわたる範囲に設定された場合であっても、その範囲における厚みが制御されることで、外縁25から内縁26にわたる部分の引き裂き性のばらつきを抑制することが容易となる。
・図6に示すように、易開封部27は、縦シール部22に形成されてもよい。また、易開封部27は、離間した複数から構成されてもよい。例えば、包装物品11の有する一対の横シール部23a,23bの両方に、易開封部27を形成することもできる。すなわち、易開封部27の位置や数及び冷却部42の範囲は、適宜変更することができる。
・図6において引き裂き線41で示すように、包装袋12を引き裂く方向は、適宜変更されてもよい。また、収容部31と横シール部23aとの境界部分まで包装袋12を引き裂いて内容物13を流出させてもよい。すなわち、包装物品11は、包装袋12の一部を完全に分離させない状態で内容物13を流出させることもできる。
・図1等に示される切り欠き部25aは、複数形成されているが、単数に変更されてもよい。前記切り欠き部25aの形状は、例えばU字状に変更されてもよいし、例えば図6に示されるノッチ22aに変更されてもよい。なお、包装袋12の引き裂きを開始する段階の引き裂き性を向上するという観点から、熱溶着部21の外縁部分に多数の疵を形成されてもよい。
・前記包装袋12の形状は、平面視で長四角形状であるが、正方形であってもよいし、隣接する一対の辺のなす角度は、鋭角又は鈍角であってもよい。隣接する一対の辺のなす角度は、例えば、70〜110度の範囲内に設定される。また、包装袋12の外縁は直線状に限らず、曲線状であってもよい。
・複数の包装物品11が連結されるとともに、これら包装物品11が例えばミシン目等で分離されるように構成されてもよい。この場合、冷却工程を適用する外縁25及び易開封部27を有する外縁25は、複数の包装物品11が個々に分離されたときに包装袋12の外縁となる部分を示す。
・前記包装物品11の製造方法は、前記充填包装機を用いる製造方法に限定されず、例えば、筒状に形成した基材を準備し、横シール工程及び冷却工程を行いつつ、内容物13を充填してもよい。
・前記包装物品11の備える包装袋12は、例えば、四方シール包装袋、ピロー包装袋等であってもよい。
次に、上記実施形態及び変更例から把握できる技術的思想について以下に記載する。
(イ)熱溶着部により形成された収容部を有する包装袋を備えた包装物品であって、前記熱溶着部は、縦シール部と前記縦シール部に重なる一対の横シール部を有し、前記一対の横シール部の少なくとも一方は、厚肉部及び薄肉部を有し、前記厚肉部及び薄肉部は、前記収容部の外縁を構成する前記横シール部の内縁に沿って連続して形成され、前記薄肉部は、前記包装袋の外縁を構成する前記横シール部の外縁から前記収容部の外縁を構成する前記横シール部の内縁にわたる範囲に形成されている包装物品。
この構成によれば、横シール部の外縁から内縁にわたる範囲には、肉薄部が形成されているため、この肉薄部を易開封部として包装物品を開封することが容易となる。また、厚肉部によりシール強度を高めることも可能である。
(ロ)熱溶着部により形成された収容部を有する包装袋を備えた包装物品であって、前記熱溶着部は、熱溶着された後の強制的な冷却及び加圧によって形成される易開封部を有し、前記易開封部は、前記熱溶着部を形成する前に積層した基材の積層部分の厚みと等しい厚みを有する易開封部、及び、前記積層部分の厚みよりも薄い厚みを有する易開封部の少なくとも一方の易開封部であり、かつ前記包装袋の外縁を構成する熱溶着部の外縁から前記収容部の外縁を構成する熱溶着部の内縁にわたる範囲に形成されてなる包装物品。
次に、実施例及び比較例を説明する。
(実施例1)
実施例1は、図1に示される包装物品において、内容物として納豆用の液体調味料を収容した包装物品である。この包装物品は、最大となる外形寸法(対角線に沿った寸法)は約75mmであり、図2(a)に示される易開封部の厚みは90μmである。この包装物品は、基材として厚みが50μmの樹脂フィルム(ベースフィルム層:延伸ポリアミド、シーラント層:リニアローデンシティポリエチレン)を用いて製造した。すなわち、横シール部を形成する前に積層した基材の積層部分の厚みは、100μmである。
横シール工程における加熱ロールの温度は135℃、圧力は240kPaに設定した。冷却工程における冷却ロールの温度は60℃、圧力は400kPaに設定した。
(比較例1)
図7に示すように、比較例1では冷却工程において冷却部73に変更した以外は、実施例1と同様にして包装袋72を備えた包装物品71を製造した。
(易開封性の評価)
各例の包装物品について、30名のパネラーが開封したときの開封し易さについて5段階で評価した。
表1は、評価方法と評価結果を示している。
表1に示される評価結果欄の“平均点”では、30名のパネラーの評価点を平均した平均点である。実施例1では、“平均点”、“5点と評価したパネラーの割合”、及び“5点又は4点と評価したパネラーの割合”のいずれも、比較例1より優れる結果となった。
11…包装物品、12…包装袋、21…熱溶着部、25…外縁、26…内縁、27…易開封部、31…収容部、32…流出部。

Claims (2)

  1. 熱溶着部により形成された収容部を有する包装袋を備えた包装物品の製造方法であって、
    前記熱溶着部を形成する第1工程と、
    前記熱溶着部を強制的に冷却すると同時に前記熱溶着部を加圧する第2工程とを含み、
    前記第2工程は、
    前記包装袋の外縁を構成する熱溶着部の外縁から前記収容部の外縁を構成する熱溶着部の内縁にわたる範囲、及び、
    前記熱溶着部の外縁から内縁を超える範囲の少なくとも一方の範囲に行われ
    前記第2工程では、30〜100℃の温度範囲、かつ100〜400kPaの圧力範囲となるように前記包装袋における範囲を冷却及び加圧することを特徴とする包装物品の製造方法。
  2. 前記収容部は、前記包装袋の外縁に向かって突出する形状の流出部を有し、
    前記第2工程が行われる前記熱溶着部の内縁は、前記流出部の外縁を構成する熱溶着部の内縁である請求項1に記載の包装物品の製造方法。
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