JP6079527B2 - 蓄電装置の配設構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両に搭載される蓄電装置の配置構造に関するものである。
従来、自動車等の車両に二次電池(例えば、ニッケル水素二次電池、ニッカド二次電池、リチウムイオン二次電池、鉛蓄電池)のような、電気を蓄積する蓄電装置を搭載することが知られている。この蓄電装置としては、二次電池以外にも、キャパシタが用いられることも知られている。
上記のような蓄電装置は、エンジンルーム、又はモータルーム(電動車両を駆動するモータが配設される場合)内に配設されることが多いが、蓄電装置(特にキャパシタ)は、耐熱性が高いとは言えないため、エンジンルーム内でも出来るだけ温度の低い所に配置される。例えば、特許文献1には、フロントサイドフレームの車幅方向外側前部に蓄電装置を配設することが開示されている。
特開2012−192890号公報
ところで、車両の運動性能(操安性や旋回性)を考慮した場合、重量物は極力車両の重心に近い位置に配設されているのが望ましく、特に、前輪と後輪の間のホイールベース内に配設されているのが好ましい。そのため、重量物である蓄電装置がフロントサイドフレームの前端部に配設される上記特許文献1のような構造は、運動性能を確保する観点からすると改善の余地がある。
なお、上記のように、蓄電装置をホイールベース内に配設することを考えた場合、例えばフロントタイヤの後方位置に蓄電装置を配設することが考えられる。しかし、この場合には、蓄電装置の前方がホイールハウスで覆われることとなるため、ホイールハウス組み付け後に蓄電装置の結線作業を行うことが困難となる。例えば、蓄電装置は、エンジン(又はモータ)によって発電された電力を蓄電するため、オルタネータ等のエンジン部品と電気接続する必要があるが、このような作業を行うことが困難となる。この場合、エンジン搭載後にホイールハウスを組み付けることも考えられないではないが、この場合には、車両の組立性が悪くなる場合がある。また、蓄電装置を装備する車両としない車両とで、エンジンの搭載とホイールハウスの組み付けの順番を異ならせることが設備上困難な場合など、既存の設備利用や車両の混合生産との関係で実施が困難な場合がある。
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、フロントタイヤの後方位置に蓄電装置を配置する一方で、蓄電装置の配線作業性、ひいては車両の組立作業性を良好に保つことが可能な技術を提供すること目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明は、車両前後方向に延びる左右一対のフロントサイドフレームと、当該フロントサイドフレームの後端部の位置で車室前部を仕切るダッシュパネルと、前記フロントサイドフレームの車幅方向外側に配置されるフロントタイヤと、当該フロントタイヤを覆うホイールハウスと、を備えた車両における蓄電装置の配設構
造であって、前記蓄電装置は、車幅方向における前記フロントサイドフレームの外側であってかつ車両前後方向における前記ダッシュパネルと前記フロントタイヤとの間の位置に、前記ホイールハウスにより車両前側から覆われた状態で配置されており、前記ホイールハウスは、ホイールハウス本体部と、このホイールハウス本体部とは別体に設けられかつ前記蓄電装置の前方に位置する分割部とを含み、前記ホイールハウス本体部と前記分割部とが協働して前記フロントタイヤを覆うように構成されているものである。
この構造によれば、蓄電装置を車両に固定し、ホイールハウスのうち、ホイールハウス本体部だけを車両に組み付けた状態でエンジン等を設置し、その後、蓄電装置に対する配線作業等を行ってから分割部を組み付ける、とった車両の組立作業が可能となる。また、車両の組立完了後は、必要に応じて、ホイールハウスのうち、分割部のみを取り外すことで、蓄電装置に対して外部から容易にアクセスすることが可能となる。よって、上記構造によれば、フロントタイヤの後方位置に蓄電装置を配置しながらも、車両の組立作業性やメンテナンス性を良好に保つことが可能となる。
より具体的に、前記蓄電装置は、電線接続用のコネクタを備えており、前記分割部は、少なくとも前記コネクタの前方に位置するものである。
この構成によれば、上記の通り、ホイールハウスのうち、ホイールハウス本体部のみを車両に取付けた状態で、蓄電装置に対するハーネスの接続を難なく行うことが可能となる。
なお、上記の蓄電装置の配設構造において、前記車両が、前記フロントサイドフレームの下方に配置されるサブフレームを備えるものでは、前記コネクタは、前記フロントサイドフレームの後端部よりも車両前側であって、かつ前記フロントサイドフレームとサブフレームとの間の高さに位置するものであるのが好適である。
この構造によれば、両フロントサイドフレームの内側に配置される、例えばオルタネータ等の発電装置と蓄電装置とを比較的短い距離で接続することが可能となる。すなわち、フロントサイドフレームとサブフレームとの間を通じて、車幅方向内側から外側に前記各フレームを横断するように直線的にハーネスを配索した上で、当該ハーネスを蓄電装置に接続することが可能となる。そのため、ハーネスの配索や結線作業を容易に行うことが可能となる。また、ハーネス長を短くできる分、電気抵抗ロスを低減して蓄電装置に対する給電効率を向上させることが可能となる。
また、上記の蓄電装置の配設構造において、前記蓄電装置は、前記分割部が取り付けられる取付部を備えており、前記分割部は、前記取付部に対して着脱可能に取り付けられるものであるのが好適である。
この構造によれば、車両に対して分割部をより安定的に取り付けることが可能となる。また、分割部が着脱可能なことにより、蓄電装置のメンテナンス性も良くなる。
この場合、前記コネクタは、前記取付部よりも車幅方向内側に配置されているのが好適である。
この構造によれば、車両下側からコネクタに対するハーネスの接続作業を行う場合に、前記取付部が邪魔になることがなく、ハーネスの配索、結線の作業性が向上する。
また、上記の蓄電装置の配設構造において、前記分割部は、その取り外し状態において、前記蓄電装置の略全体を前記フロントタイヤ側に露出させることが可能な形状を有するものであるのが好適である。
この構造によれば、車両の組立時には、ホイールハウス本体部を車両に取り付けた状態で、蓄電装置を後から車両に対して容易に取り付けることができ、また、車両の組立完了後は、必要に応じて、ホイールハウスから分割部のみを取り外すことで、蓄電装置の交換等を容易に行うことが可能となる。
以上説明したように、本発明の蓄電装置の配設構造によれば、フロントタイヤの後方位置に蓄電装置を配置しながらも、蓄電装置の配線作業性、ひいては車両の組立作業性を良好に保つことが可能となる。
本発明に係る蓄電装置の配設構造が適用された車両の前側要部を示す平面図である。 車両の前側要部を示す斜視図である。 蓄電装置の取り付け部分の周辺を示す車両の要部側面図である。 蓄電装置の取り付け部分の周辺を示す車両の要部正面図である。 蓄電装置の取り付け部分の周辺を示す車両の要部底面図である。 蓄電装置の取り付け構造を説明する説明図である。 蓄電装置本体を示す斜視図である。 ホイールハウスを示す斜視図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の好ましい実施の一形態について詳述する。
図1及び図2は、本発明に係る蓄電装置の配設構造が適用された車両の前側要部を示している。車両1は、車室前部とエンジンルーム2とを仕切るように設置されたダッシュパネル10と、このダッシュパネル10の前方において車両1の前後方向に延びる左右一対のフロントサイドフレーム12と、前記ダッシュパネル10の下端部に連続して車室の底面部を形成する図外のフロアパネルとを備える。
前記ダッシュパネル10の車幅方向中央部には、車両1の後方に向かって凹む凹入部10aが形成されている。そして、前記エンジンルーム2の後方部に、縦置き式に配設されるエンジン本体、具体的には、直列四気筒の4サイクル火花点火式ガソリンエンジンからなるエンジン本体3と、その後方に接続された図外のトランスミッションとを有するパワートレインが備えられている。エンジン本体3は、その後端部がダッシュパネル10に形成された凹入部10a内に入り込む状態、詳しくは、車両前後方向において、エンジン本体3の前端部がフロントタイヤ5の車軸近傍に位置し、エンジン本体3の吸気マニホールド3aおよび排気マニホールド3bがフロントサイドフレーム12の後端近傍に位置する状態でエンジンルーム2内に配設されている。つまり、この車両1は、重量物であるエンジン本体3等を可及的に車両1の後方側に備えることで、車両の重心が車体の中心部に近づけられている。
前記フロントサイドフレーム12は、閉断面形状に構成され、側面視で、車両前後方向に略水平に延びる水平部12aと、その後端から前記ダッシュパネル10に沿って傾斜しつつ後下り(前上がり)に延びて、図外のフロアフレームに繋がるキックアップ部12bとを有している(図4参照)。フロントサイドフレーム12の前端部には、前方に向けて突出する金属製の筒状体等からなる左右一対のクラッシュカン14が設けられ、それらの前端面には、さらに車幅方向に延びるバンパレインフォースメント16が設置されている。
前記フロントサイドフレーム12には、その下方にサブフレーム18が取り付けられており、このサブフレーム18に、ロアアーム22等からなるフロントサスペンションが支持されている。
前記サブフレーム18は、フロントサイドフレーム12の下方において車両前後方向に延び、かつ後端部がダッシュパネル10の近傍に位置する左右一対の第1サイドサブフレーム18aと、これら第1サイドサブフレーム18aの前端部同士を繋ぐように車幅方向に延びる第1フロントサブクロスメンバ18bと、このフロントサブクロスメンバ18bの両端部から上方に延びる一対の縦メンバ18cと、各縦メンバ18cの途中部分から車両前方に向かって延びる一対の第2サイドサブフレーム19aと、これら第2サイドサブフレーム19aの前端部同士を繋ぐように車幅方向に延びる第2フロントサブクロスメンバ19bと、を有する。なお、前記一対の第1サイドサブフレーム18aおよび第1フロントサブクロスメンバ18bは、アッパパネルとロアパネルとが接合されることにより全体が一体的かつほぼ閉断面形状に構成されている。
前記サブフレーム18は、各縦メンバ18cの上端部および各第2サイドサブフレーム19aの前端上部が前記水平部12aにボルトで締結され、また、各サイドサブフレーム18aの後端部が前記キックアップ部12bにボルトで締結されることにより、フロントサイドフレーム12に固定されている。図2及び図3に示すように、前記キックアップ部12bの前面には、前向き(又は下向き)に膨出する膨出部12cが形成されており、前記第1サイドサブフレーム18aの後端部はこの膨出部12cを介してフロントサイドフレーム12に固定されている。膨出部12cは、平坦な下面を備えた側面視略三角形状であり、前記第1サイドサブフレーム18aは、その上面が当該膨出部12cの下面に当接した状態で当該膨出部12cにボルトで締結されている。これにより、後下がりに傾斜するキックアップ部12bに対して第1サイドサブフレーム18aがほぼ水平姿勢で固定されている。なお、図3中の符号11は、フロントサイドフレーム12の前記キックアップ部12bと、その車幅方向外側に位置する図外のサイドシルとの間に設置されるトルクボックスである。
前記フロントサイドフレーム12の水平部12aのうち、その後側寄りの側面部には、当該水平部12aから立ち上がって車幅方向外側に延びるサスペンションタワー20が溶接等により固定されている。一方、前記第1サイドサブフレーム18aには、前記サスペンションタワー20に対応する位置にロアアーム22が揺動可能に支持されており、このロアアーム22と前記サスペンションタワー20とに亘ってショックアブソーバ24が取り付けられている。そして、前記ロアアーム22に固定される図外の車輪支持部材に前記フロントタイヤ5が固定され、図1に示すように、当該フロントタイヤ5がホイールハウス30により外側から覆われている。
なお、車両1の左側のフロントサイドフレーム12よりも車幅方向外側(左側/図1では下側)、つまりエンジンルーム2の左外側であってかつ車両前後方向における前記ダッシュパネル10とフロントタイヤ5との間の位置、より詳しくは、前記ホイールハウス30と前記トルクボックス11との間の位置には蓄電装置40が配設されている。
蓄電装置40は、前記エンジン本体3に付設されるオルタネータ4の発電電力を主に蓄電するものである。この蓄電装置40は、蓄電装置本体42と、これを車両1に固定するための取付用ブラケット50とを有し、取付用ブラケット50が車両1にボルトで締結されることにより、車両1に固定されている。
図6、図7に示すように、蓄電装置40は、電気二重層キャパシタ(以下、単にキャパシタという)からなる縦長かつ円柱状の複数の蓄電素子43と、これら蓄電素子43を直立状態で所定の配列で一体に保持する素子ホルダー44とを含む。取付用ブラケット50は、蓄電装置本体42の側面に沿って当該蓄電装置本体42を保持するように形成された金属製のプレート状の部材であり、2つの上側フランジ部52a、52bと1つの下側フランジ部52cとを有している。そして、前記ダッシュパネル10の前面側に接合された取り付けパネル26に対して前記上側フランジ部52a、52bがボルトで締結される一方、前記トルクボックス11の前面部を形成する前側パネル27に対して前記下側フランジ部52cがボルトで締結されており、これにより、蓄電装置40が車両1に固定されている。
このようにして車両1に固定された前記蓄電装置40は、図3に示すように、車両側面視で、フロントサイドフレーム12の後端部、詳しくはキックアップ部12b、その膨出部12cおよびサブフレーム18(第1サイドサブフレーム18a)の後端部と重なる位置に配置されている。この構成により、蓄電装置40は、その上部が、膨出部12cを含むキックアップ部12bによりエンジン本体3から遮蔽される一方、下部が、第1サイドサブフレーム18aによりエンジン本体3から遮蔽されている。
蓄電装置40は、これをオルタネータ4に接続するための第1コネクタ46a(本発明のコネクタに相当する)と、図外のDC/DCコンバータ等に接続するための第2、第3のコネクタ46b、46cとを備えている。これらコネクタ46a〜46cのうち、第1コネクタ46aおよび第2コネクタ46bは、上記フランジ部52a〜52cとは別に前記取付用ブラケット50に形成されたコネクタ固定用のフランジ部54a、54bに保持されている。これにより、第1コネクタ46aは、蓄電装置40の車幅方向内側の位置、詳しくは、図3〜図5に示すように、キックアップ部12b(フロントサイドフレーム12の後端部)のやや前方であってかつ第1サイドサブフレーム18aよりも上方の位置に、車幅方向内側に向く姿勢で配置されている(図5では、便宜上第1サイドサブフレーム18aを省略している)。この第1コネクタ46aは、図4に示すように、後述するホイールハウス30(分割部32b)の取付部56よりも車幅方向内側に配置されている。また、第2コネクタ46bは、第1コネクタ46aの上方の位置であってかつキックアップ部12bに沿った位置に、上側に向く姿勢で配置されている。一方、第3コネクタ46cは、当該蓄電装置40を車両1に固定するための前記上側フランジ部52aに保持されており、これにより第2コネクタ46bよりも車幅方向外側の位置に、上側に向く姿勢で配置されている。
図1に示すように、前記エンジンルーム2に設置されたエンジン本体3の前側左下方の位置であって、左側のフロントサイドフレーム12に接合されたサスペンションタワー20の車幅方向内側の位置にはオルタネータ4が配設されている。オルタネータ4は、エンジン本体3の側面等に固定された補機であり、エンジン本体3から伝動ベルトを介して回転駆動力を受けることにより発電する。オルタネータ4からはハーネスLaが導出されており、このハーネスLaが前記蓄電装置40の第1コネクタ46aに接続されている。ハーネスLaは、図4及び図5に示すように、フロントサイドフレーム12の近傍位置をその水平部12aと略平行に車両後方に配索され、キックアップ部12bの膨出部12cの前側を横断するように配索されることにより、左側のフロントサイドフレーム12の車幅方向内側から外側にほぼ真っ直ぐに導出されて蓄電装置40の第1コネクタ46aに接続されている。これにより、オルタネータ4と蓄電装置40とがハーネスLaにより電気的に繋がれ、車両1の減速時には、オルタネータ4が発生した電力が、前記ハーネスLaを介して蓄電装置40に蓄電されるようになっている。なお、蓄電装置40の第2、第3のコネクタ46b、46cには、図外のインバータ(電力制御装置)やDC/DCコンバータと蓄電装置を接続するためのハーネスが接続されるが、図4等では省略している。
また、左側のフロントサイドフレーム12の車幅方向内側面であって前記サスペンションタワー20よりも若干前側の位置には、鉛蓄電池6が設置されている。この鉛蓄電池6は、ハーネスLbを介してDC/DCコンバータやその他の電気機器類と接続されている。
前記蓄電装置40は、上述の通り、ホイールハウス30(左側のホイールハウス30)とトルクボックス11との間の位置に配設されており、従って、蓄電装置40はホイールハウス30によって前側から覆われている。
図8に示すように、左側のホイールハウス30は、ホイールハウス本体部32aと、このホイールハウス本体部32aとは別体に設けられて前記蓄電装置40の前方に位置する分割部32bとからなり、これらホイールハウス本体部32aと分割部32bとが協働してフロントタイヤ5を覆うアーチ型を形成するようになっている。
ホイールハウス本体部32aと分割部32bの境界線(分割線)は、図4に示すように、正面視で(車両前側から見た時に)、前記蓄電装置40の上側の位置で、ホイールハウス30の車幅方向内側端部から略水平に延び、蓄電装置40よりもやや車幅方向外側の位置で下向きにホイールアーチに沿って延びてホイールハウス30の後側下端部に至る。つまり、分割部32bを取り外すと、同図に示すように、蓄電装置40全体をフロントタイヤ5側に露出させることが可能となるようにホイールハウス30が構成されている。
ホイールハウス30のうち、ホイールハウス本体部32aは、図外のフェンダーパネルおよび前記サスペンションタワー20にボルトで締結等されることにより、車両1に固定されている。他方、分割部32bは、詳しく図示していないが、その上側および車幅方向外側の縁部がホイールハウス本体部32aに嵌合され、さらにボルトで締結されることにより当該ホイールハウス30aに固定されている。また、分割部32bは、その中央やや下側の領域が蓄電装置40にボルト止めされることにより、当該蓄電装置40等を介して車両1に固定されている。具体的には、図6及び図8に示すように、分割部32bの中央やや下側の領域には複数の取付穴34が形成される一方、蓄電装置40の取付用ブラケット50の前面には、前記取付穴34に対応するボルト穴を有した複数の取付部56が形成されている。これにより、分割部32bは、その中央やや下側の領域が蓄電装置40にボルトで締結されるようになっている。
なお、前記分割部32bには、図5及び図8に示すように、その下端部に車両後方に向かって略水平に延びて前記蓄電装置40をその下側から覆う板状のアンダガード部36が形成されている。これにより、跳ね石等から前記蓄電装置40が保護されている。
以上、本発明が適用された車両1の構造について説明したが、このような車両1の構成によれば、次のような利点がある。
まず、上記車両1によれば、フロントタイヤ5とダッシュパネル10との間の位置、すなわち、フロントタイヤ5とリヤタイヤの間のホイールベース内に蓄電装置40が配設される。そのため、車両1の重心に近い位置に蓄電装置40を配設することができ、これにより車両の運動性能(操安性や旋回性)の向上に寄与するという利点がある。
この場合、上記の車両1では、エンジン本体3が、エンジンルーム2内に縦置き式で、かつダッシュパネル10に形成された凹入部10a内に入り込むように配設されるため、蓄電装置40がエンジン本体3からの熱の影響を受けることが懸念されるが、上記車両1によれば、蓄電装置40は、比較的温度が低いエンジン本体3の吸気マニホールド3a(吸気管)側に配設されている。しかも蓄電装置40は、車両側面視で、フロントサイドフレーム12の後端部、すなわち膨出部12cを含むキックアップ部12bおよび第1サイドサブフレーム18a(サブフレーム18)と重なる位置に配置されることにより、当該フレーム12、18によりエンジン本体3から遮蔽されている。そのため、上記のように、フロントタイヤ5の後方位置に蓄電装置40が配置され、その側方位置にエンジン本体3が設置されていても、蓄電装置40がエンジン本体3の熱の影響を受け難い。従って、この車両1によれば、フロントタイヤ5の後方位置に蓄電装置40を配設しながらも、フロントサイドフレーム12やサブフレーム18を利用した合理的な構造で、蓄電装置40がエンジン本体3の熱の影響を受けることを抑制できるという利点がある。
特に、フロントサイドフレーム12やサブフレーム18は、上記の通り閉断面形状に構成されているために、エンジン本体3側から蓄電装置40側への熱伝達が効果的に遮断される。そのため、非常に高い遮熱効果を得ることができる。
また、蓄電装置40は、その前方がホイールハウス30により覆われているため、車幅方向のみならず、前側についてもエンジン本体3から遮蔽される。よって、蓄電装置40がホイールハウス30の熱の影響を受けることを非常に高度に抑制することができる。
その上、この車両1では、ホイールハウス30がホイールハウス本体部32aと分割部32bとから構成されており、分割部32bを取り外すことにより、容易に蓄電装置40全体を露出させることができる。そのため、蓄電装置40をホイールハウス30の後方に配設して、当該ホイールハウス30により蓄電装置40を前方から覆うようにしながも、蓄電装置40の配線作業性、ひいては車両1の組立作業性を良好に保つとともに、メンテナンス性を良好に保つことができるという利点もある。すなわち、仮にホイールハウス30が一体構造(ホイールハウス本体部32aと分割部32bとが一体物)であるとすれば、蓄電装置40を組み付けてホイールハウス30を固定すると、蓄電装置40がホイールハウス30により前方から覆われるため、その後、エンジン本体3をエンジンルーム2内に設置する場合には、オルタネータ4のハーネスLaと蓄電装置40との結線が困難となる。この場合、エンジン本体3を先に設置し、結線を行った後にホイールハウス30を組み付けることも考えられる。しかし、その他のハーネス類の配索作業などとの関係上、ホイールハウス30は、エンジン本体3の設置前に車両1に予め組み付けおくのが一般であり、この順番を入れ替える場合には、組立性の著しい低下を伴うばかりでなく、設備変更も伴うという不都合がある。この点、上述のような分割構造のホイールハウス30を用いる上記車両1によれば、蓄電装置40を車両1に固定し、まずホイールハウス本体部32aだけを車両1に組み付けておけば、その後にエンジン本体3をエンジンルーム2に設置する場合でも、オルタネータ4のハーネスLaを難なく蓄電装置40(第1コネクタ46a)に接続することができる。そしてその後、分割部32bを組み付けることで、簡単に蓄電装置40をホイールハウス30で覆うことができる。また、必要に応じて分割部32bを取り外すことで、外部から容易に蓄電装置40にアクセスすることもできる。従って、ホイールハウス30により蓄電装置40を前方から覆うようにしながも、蓄電装置40の配線作業性、ひいては車両1の組立作業性を良好に保つことができ、また、メンテナンス性も良好に保つことができる。
また、この車両1では、左右のフロントサイドフレーム12のうち、オルタネータ4に近い側(左側)のフロントサイドフレーム12の幅方向外側に蓄電装置40が配置されているため、オルタネータ4と蓄電装置40との距離が近い。そのため、ハーネスLaが比較的に短いものですみ、当該ハーネスLaの配索作業も容易になる。加えて、このようにハーネスLaの線長が短くなる分、電気抵抗によるロスが低減され、その結果、回生効率が向上するという利点もある。しかも、オルタネータ接続用の第1コネクタ46aは、前記分割部32bの取付部56よりも車幅方向内側に配置されており、フロントサイドフレーム12のキックアップ部12bの前方であってかつ第1サイドサブフレーム18aよりも上方の位置に、車幅方向内側に向く姿勢で配置されている。そのため、例えば車両1をリフトアップした状態で、当該車両1の下側から容易にハーネスLaを蓄電装置40に接続(結線)することができ、作業性が良いという利点もある。
また、ホイールハウス30の分割部32bは、その上側および車幅方向外側の縁部がホイールハウス本体部32aにボルトで締結等された上で、さらに、中央やや下側の領域が蓄電装置40(取付用ブラケット50)に固定されるので、分割部32bを比較的簡単な作業で着脱できるとともに、車両1に対して安定的に固定することができるという利点もある。すなわち、分割部32bがホイールハウス本体部32aにのみ固定される場合には、分割部32bの下側および車幅方向内側の縁部がフリーなため、分割部32bが走行時に不安定に振動する(ぐらつく)ことが考えられるが、上記のように分割部32bを蓄電装置40(取付用ブラケット50)に固定する構造によれば、このような振動が抑制され、分割部32bを安定させることが可能となる。
なお、上記の説明では言及していないが、上記蓄電装置40(蓄電装置本体42)に含まれる複数の蓄電素子43は、図5に示すように、車両1に蓄電装置40が固定された状態で、車幅方向外側では一列、内側ではほぼ二列に並ぶように配列されている。これにより、蓄電装置40の後側面が、平面視で車幅方向外側から内側に向かって車両前方にやや傾斜した形状となるように構成されている。これにより、フロントタイヤ5の転舵時に蓄電装置40が障害となることを回避しつつ、蓄電装置40をフロントタイヤ5の後方位置にコンパクトに配設できるようになっている。
ところで、上述した車両1は、本発明に係る蓄電装置の配設構造が適用された車両の好ましい実施の形態の例示であって、車両1の具体的な構造は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記実施形態では、蓄電装置40は、車両側面視で、キックアップ部12b(膨出部12c含む)および第1サイドサブフレーム18aの後端部と重なるように配設されているが、蓄電装置40が小型のものである場合には、キックアップ部12bのみと重なるように蓄電装置40が配設されていてもよい。
また、上記実施形態では、フロントサイドフレーム12およびサブフレーム18(第1サイドサブフレーム18a)が閉断面形状に構成されている結果、当該フロントサイドフレーム12等のうち、蓄電装置40と重なる部分が閉断面形状となっているが、勿論、当該部分は閉断面形状以外の形状であってもよい。但し、閉断面形状でれば、高い遮熱効果を享受できるため有利である。
また、上記実施形態のホイールハウス30は、分割部32bの取り外しにより、蓄電装置40の全体をフロントタイヤ5側に露出させ得るように形成されているが、蓄電装置40の一部、例えばハーネスLaの脱着に必要な最小限の範囲のみ、つまりコネクタ46a〜4cを含む狭い領域のみを露出させるように形成されていてもよい。また、蓄電装置40におけるコネクタ46a〜46cの具体的な位置や姿勢も、上記実施形態に限定されるものではなく、ハーネスLa等の接続作業をより円滑に行えるように適宜変更可能である。
また、上記実施形態では、ホイールハウス30のうち、分割部32bは、蓄電装置40にボルトで締結されているが、蓄電装置40以外の箇所(例えばキックアップ部12b等)に固定されるようにしてもよい。但し、実施形態のように分割部32bを蓄電装置40に固定する場合には、分割部32bの中央領域又はその近傍位置を固定することが可能となるため、分割部32bの着脱作業性が向上するという利点がある。
また、上記実施形態では、エンジンルーム2内に縦置き式でエンジン本体3が設置されるタイプの車両(FR方式の車両)に本発明を適用した例について説明したが、本発明は、エンジンルーム内に横置き式でエンジン本体が設置されるタイプの車両(FF方式の車両)についても適用可能である。但し、エンジンルーム内に横置き式でエンジン本体が設置される車両の場合には、熱源であるエンジン本体がエンジンルームの前側寄りに設置されるため、フロントタイヤの後方位置に蓄電装置を配設する場合には、当該蓄電装置とエンジン本体とは比較的離間し、蓄電装置は比較的熱の影響を受け難いと考えられる。従って、本発明は、フロントタイヤ5の後方位置に蓄電装置40を配置すると、エンジン本体3と蓄電装置40とが接近するために、蓄電装置40がエンジン本体3の熱の影響を受け易くなるタイプ、つまり、上記実施形態のように、エンジンルーム2内に縦置き式でエンジン本体3が設置されるタイプの車両1に特に有用なものとなる。
また、車両1は、このようにエンジン本体3のみを駆動源として走行する車両以外に、走行用モータを搭載した電気自動車やハイブリット車両についても適用可能である。このような構成によれば、フロントタイヤの後方位置に蓄電装置を配置する一方で、蓄電装置が走行用モータの熱の影響を受けることを合理的な構成で抑制することが可能となる。
1 車両
2 エンジンルーム
3 エンジン本体
4 オルタネータ
5 フロントタイヤ
10 ダッシュパネル
12 フロントサイドフレーム
12a 水平部
12b キックアップ部
12c 膨出部
18 サブフレーム
18a 第1サイドサブフレーム
30 ホイールハウス
32a ホイールハウス本体部
32b 分割部
40 蓄電装置

Claims (7)

  1. 車両前後方向に延びる左右一対のフロントサイドフレームと、当該フロントサイドフレームの後端部の位置で車室前部を仕切るダッシュパネルと、前記フロントサイドフレームの車幅方向外側に配置されるフロントタイヤと、当該フロントタイヤを覆うホイールハウスと、を備えた車両における蓄電装置の配設構造であって、
    前記蓄電装置は、車幅方向における前記フロントサイドフレームの外側であってかつ車両前後方向における前記ダッシュパネルと前記フロントタイヤとの間の位置に、前記ホイールハウスにより車両前側から覆われた状態で配置されており、
    前記ホイールハウスは、ホイールハウス本体部と、このホイールハウス本体部とは別体に設けられかつ前記蓄電装置の前方に位置する分割部とを含み、前記ホイールハウス本体部と前記分割部とが協働して前記フロントタイヤを覆う、ことを特徴とする蓄電装置の配設構造。
  2. 請求項1に記載の蓄電装置の配設構造において、
    前記蓄電装置は、電線接続用のコネクタを備えるものであり、
    前記分割部は、少なくとも前記コネクタの前方に位置する、ことを特徴とする蓄電装置の配設構造。
  3. 請求項2に記載の蓄電装置の配設構造において、
    前記車両は、前記フロントサイドフレームの下方に配置されるサブフレームを備え、
    前記コネクタは、前記フロントサイドフレームの後端部よりも車両前側であって、かつ前記フロントサイドフレームとサブフレームとの間の高さに位置する、ことを特徴とする蓄電装置の配設構造。
  4. 請求項2又は3に記載の蓄電装置の配設構造において、
    前記蓄電装置は、前記分割部が取り付けられる取付部を備えており、
    前記分割部は、前記取付部に対して着脱可能に取り付けられる、ことを特徴とする蓄電装置の配設構造。
  5. 請求項4に記載の蓄電装置の配設構造において、
    前記コネクタは、前記取付部よりも車幅方向内側に配置されている、ことを特徴とする蓄電装置の配設構造。
  6. 請求項1乃至5の何れか一項に記載の蓄電装置の配設構造において、
    前記分割部は、その取り外し状態において、前記蓄電装置の略全体を前記フロントタイヤ側に露出させることが可能な形状を有する、ことを特徴とする蓄電装置の配設構造。
  7. 請求項1に記載の蓄電装置の配設構造において、
    前記蓄電装置は、前記分割部が取り付けられる取付部を備えており、
    前記分割部は、前記取付部に対して着脱可能に取り付けられる、ことを特徴とする蓄電装置の配設構造。
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