JP6079480B2 - モジュールおよびこれを備える携帯機器 - Google Patents

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Description

本発明は、マザーボードに実装された状態で筐体内に収納され該筐体の一壁面に近接して配置されるモジュールおよびこのモジュールを備える携帯機器に関する。
図9に示す通り、従来、基板500に実装されたパッケージIC等の発熱部品501のアウターリード502を含む全体が熱伝導性のよい樹脂材料で封止されて樹脂層503が形成されることにより、モジュールが備える発熱部品501から発生する熱の放熱が図られている(例えば特許文献1)。すなわち、発熱部品501の熱が樹脂層503全体に拡散し均熱化されることによりモジュールが冷却される。また、樹脂層503に形成された冷却フィン504によりモジュールの冷却効率の向上が図られている。なお、図9は従来の発熱部品を備えるモジュールを示す図である。
特開平8−204069号公報(段落0009,0010、図1、要約書など)
上記したように、アウターリード502を含む発熱部品501の全体が樹脂層503により被覆された状態でモジュールが携帯機器の筐体内に収納される。ところが、近年、携帯電話、タブレット、携帯音楽プレーヤー、デジタルカメラ、カーナビゲーションシステムなどの携帯機器の小型化および薄型化が急速に進んでいるので、次のような問題が生じるおそれがある。すなわち、小型化および薄型化された携帯機器の筐体の一壁面に発熱部品501を備えるモジュールが近接して配置される。したがって、樹脂層503表面からの発熱部品501の輻射熱により筐体が熱くなって筐体を直接手で持つことができず、携帯機器として使用できなくなるおそれがある。
この発明は、上記した課題に鑑みてなされたものであり、マザーボードに実装された状態で筐体内に収納され該筐体の一壁面に近接して配置されたときに発熱部品の熱をマザーボードに効率よく逃がすことができるモジュールを提供すると共に、このモジュールを備える携帯機器を提供することを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明のモジュールは、マザーボードに実装された状態で筐体内に収納され該筐体の一壁面に近接して配置されるモジュールにおいて、主基板と、前記主基板の一方主面に実装された発熱部品と、前記主基板の一方主面および前記発熱部品を樹脂材料により被覆して形成された第1の樹脂層と、前記第1の樹脂層の樹脂材料よりも熱伝導率が低い樹脂材料から成る第2の樹脂層とを備え、前記第1の樹脂層よりも前記筐体の前記一壁面に近接して前記第2の樹脂層が配置されていることを特徴としている。
このように構成された発明では、主基板の一方主面に発熱部品が実装され、主基板の一方主面および発熱部品が樹脂材料により被覆されて第1の樹脂層が形成されている。また、第1の樹脂層の樹脂材料よりも熱伝導率が低い樹脂材料から成る第2の樹脂層が、第1の樹脂層よりも筐体の一壁面に近接して配置されている。そのため、モジュールがマザーボードに実装された状態で筐体内に収納され該筐体の一壁面に近接して配置されたときに、モジュール内における熱伝導率が筐体の一壁面から離れるのに連れ高くなるように、モジュール内における熱伝導率の分布に勾配が生じる。したがって、モジュール内において発熱部品の熱が筐体の一壁面から離れる方向に伝熱されるので、発熱部品の熱がモジュールの筐体の一壁面側から輻射されるのを抑制することができ、発熱部品の熱をマザーボードに効率よく逃がすことができる。
また、前記主基板が前記マザーボード側に配置され、前記第2の樹脂層が、前記第1の樹脂層を被覆しているとよい。
このように構成すると、第1の樹脂層に被覆された発熱部品の熱が第2の樹脂層と反対側に配置された主基板に伝熱される。したがって、主基板がマザーボード側に配置されるので、より効率よく発熱部品の熱をマザーボードに逃がすことができる。
また、前記主基板の他方主面に実装された他の部品と、前記主基板の他方主面および前記他の部品を前記第1の樹脂層と同じ樹脂材料により被覆して形成された第3の樹脂層と、前記第3の樹脂層に設けられ、一端が前記主基板の他方主面に接続され、他端が前記第3の樹脂層の表面に露出して前記マザーボードに接続される柱状の接続導体とをさらに備えていてもよい。
このようにすると、主基板の他方主面に他の部品が実装され、主基板の他方主面および他の部品が第1の樹脂層と同じ樹脂材料により被覆されて第3の樹脂層が形成されている。また、第3の樹脂層に柱状の接続導体が設けられ、接続導体の一端が主基板の他方主面に接続され、接続導体の他端が第3の樹脂層の表面に露出してマザーボードに接続される。したがって、モジュール内において発熱部品の熱が筐体の一壁面から離れる方向に伝熱されると共に、マザーボードに接続される接続導体を介して発熱部品の熱をさらに効率よくマザーボードに逃がすことができる。また、主基板の他方主面に他の部品が実装されることによりモジュールの実装密度の向上を図ることができる。
また、前記発熱部品は、能動部品および受動部品が搭載された副基板を備え、前記副基板と前記主基板の一方主面とが接続されているとよい。
このように構成すると、副基板に能動部品および受動部品が搭載されて形成された発熱部品が主基板の一方主面に実装されることにより、モジュールの実装密度の向上を図ることができる。
また、前記能動部品および前記受動部品の少なくともいずれか一方は、前記副基板の前記主基板の一方主面と対向する主面に実装され複数の外部端子を有するものを含み、前記副基板と前記主基板の一方主面とが前記各外部端子を介して接続されていてもよい。
このように構成すれば、能動部品および受動部品の少なくともいずれか一方は、副基板の主基板の一方主面と対向する主面に実装され複数の外部端子を有するものを含んでおり、副基板と主基板の一方主面とが各外部端子を介して接続された、実用的な構成のモジュールを提供することができる。
また、前記第1の樹脂層が前記マザーボード側に配置され、前記第2の樹脂層が、前記主基板の前記他方主面を被覆していてもよい。
このように構成すると、第1の樹脂層に被覆された発熱部品の熱が第2の樹脂層と反対側の第1の樹脂層の表面側に伝熱される。したがって、第1の樹脂層がマザーボード側に配置されるので、より効率よく発熱部品の熱をマザーボード側に逃がすことができる。
また、前記発熱部品が電力制御用の半導体素子を備えるとよい。
このようにすると、電力制御用の半導体素子の熱を効率よくマザーボードに逃がすことができる実用的な構成の電力制御用のモジュールを提供することができる。
また、本発明の携帯機器は、請求項1ないし7のいずれかに記載のモジュールを備え、前記筐体が当該機器の筐体であることを特徴としている。
このように構成された発明では、筐体内のマザーボードに実装されたモジュールの熱がマザーボードに逃がされることにより、モジュールの熱により筐体が熱くなるのが防止された携帯機器を提供することができる。
本発明によれば、第1の樹脂層の樹脂材料よりも熱伝導率が低い樹脂材料から成る第2の樹脂層が、第1の樹脂層よりも筐体の一壁面に近接して配置されることにより、モジュールがマザーボードに実装された状態で筐体内に収納され該筐体の一壁面に近接して配置されたときに、モジュール内において発熱部品の熱が筐体の一壁面から離れる方向に伝熱されるので、発熱部品の熱がモジュールの筐体の一壁面側から輻射されるのを抑制することができ、発熱部品の熱をマザーボードに効率よく逃がすことができる。
本発明の第1実施形態にかかるモジュールを備える携帯機器の要部拡大図である。 本発明の第2実施形態にかかるモジュールを備える携帯機器の要部拡大図である。 本発明の第3実施形態にかかるモジュールを備える携帯機器の要部拡大図である。 本発明の第4実施形態にかかるモジュールを備える携帯機器の要部拡大図である。 本発明の第5実施形態にかかるモジュールを備える携帯機器の要部拡大図である。 本発明の第6実施形態にかかるモジュールを備える携帯機器の要部拡大図である。 本発明の第7実施形態にかかるモジュールを備える携帯機器の要部拡大図である。 本発明の第8実施形態にかかるモジュールを備える携帯機器の要部拡大図である。 従来の発熱部品を備えるモジュールを示す図である。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態について図1を参照して説明する。図1は本発明の第1実施形態にかかるモジュールを備える携帯機器の要部拡大図である。
図1に示すように、携帯電話、タブレット、携帯音楽プレーヤー、デジタルカメラ、カーナビゲーションシステムなどの携帯機器1は、樹脂や金属により形成される筐体2と、マザーボード3と、モジュール10とを備え、モジュール10は、マザーボード3に実装された状態で筐体2内に収納され該筐体2内の一壁面2aに近接して配置される。なお、マザーボード3は、ガラスエポキシ樹脂や液晶ポリマー等の樹脂材料や、セラミック材料などの一般的な基板形成用の材料により形成される。
モジュール10は、主基板11と、電力制御用のMOSFET等の半導体素子を含むIC12(本発明の「半導体素子」「発熱部品」「能動部品」に相当)と、チップインダクタやチップキャパシタ、チップレジスタ等のチップ部品13(本発明の「受動部品」に相当)とを備え、モジュール10は、例えば、携帯機器に電源を供給したりバッテリを充電するためのスイッチングレギュレータとして構成される。
主基板11は、ガラスエポキシ樹脂や液晶ポリマー等の樹脂基板、セラミック(LTCC)基板、ガラス基板などの一般的な基板により構成される。なお、モジュール10の使用目的に応じて、主基板11は、単層基板および多層基板のいずれに形成されてもよい。また、主基板11の一方主面11aには、IC12およびチップ部品13などの部品を実装するための実装用電極11cが形成され、他方主面11bには、モジュール10をマザーボード3に接続するための接続用電極11dが形成されている。なお、各実装用電極11cと各接続用電極11dとは、主基板11の内部にAgやCu、Au、Al等を含む導電材料により設けられた配線パターン(図示省略)やビア導体(図示省略)等を介して電気的に接続されている。
IC12およびチップ部品13は、はんだや超音波振動等を用いた一般的な表面実装技術を用いて主基板11の一方主面11aに表面実装されている。また、主基板11の一方主面11aと、IC12およびチップ部品13とがエポキシ樹脂等の一般的なモールド用の樹脂により被覆されて第1の樹脂層14が形成されている。また、第1の樹脂層14の樹脂材料よりも熱伝導率が低い樹脂材料から成る第2の樹脂層15が、第1の樹脂層14を被覆して形成されている。また、主基板11がマザーボード3側に配置され、主基板11の他方主面11bの各接続用電極11dがマザーボード3に接続されることにより、モジュール10がマザーボード3に実装されている。そして、第2の樹脂層15が、第1の樹脂層14よりも筐体2の一壁面2aに近接して配置されている。
以上のように、この実施形態では、主基板11の一方主面11aに電力制御用の半導体素子を含むIC12およびチップ部品13が実装され、主基板11の一方主面11aと、IC12およびチップ部品13とが樹脂材料により被覆されて第1の樹脂層14が形成されている。また、第1の樹脂層14の樹脂材料よりも熱伝導率が低い樹脂材料から成る第2の樹脂層15が、第1の樹脂層14よりも筐体2の一壁面2aに近接して配置されている。
そのため、モジュール10がマザーボード3に実装された状態で筐体2内に収納され該筐体2の一壁面2aに近接して配置されたときに、モジュール10内における熱伝導率が筐体2の一壁面2aから離れるのに連れ高くなる。すなわち、モジュール10内における熱伝導率の分布に勾配が生じる。したがって、モジュール10内においてIC12の熱が筐体2の一壁面2aから離れる方向に伝熱されるので、IC12の熱がモジュール10の筐体2の一壁面2a側の表面から輻射されるのを抑制することができ、IC12の熱を主基板11を介してマザーボード3に効率よく逃がすことができる。
また、主基板11がマザーボード3側に配置され、第1の樹脂層14が、第1の樹脂層14の樹脂材料よりも熱伝導率が低い樹脂材料により形成された第2の樹脂層15により被覆されている。そのため、第1の樹脂層14に被覆されたIC12等の発熱部品の熱が、第2の樹脂層と反対側に配置されて第1の樹脂層14に接触している主基板11に第1の樹脂層14を介して伝熱される。したがって、発熱部品の熱がモジュール10の筐体2の一壁面2a側の第2の樹脂層15の表面から輻射されるのを効率よく抑制することができる。また、主基板11がマザーボード3側に配置されているので、より効率よくIC12の熱をマザーボード3に逃がすことができる。
以上のように、電力制御用の半導体素子を含むIC12の熱を効率よくマザーボード3に逃がすことができる実用的な構成の電力制御用のモジュール10を提供することができる。また、モジュール10が電力制御用に構成されている場合に、パワーインダクタ等の発熱する受動部品がチップ部品13として主基板11の一方主面11aに実装されていてもよい。この場合、チップ部品13の熱もIC12の熱と同様に効率よくマザーボード3に逃がすことができる。
そして、筐体2内のマザーボード3に実装されたモジュール10の熱がマザーボード3に逃がされることにより、モジュール10の熱により筐体2が熱くなるのが防止された携帯機器1を提供することができる。
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態について図2を参照して説明する。図2は本発明の第2実施形態にかかるモジュールを備える携帯機器の要部拡大図である。
この実施形態のモジュール10aが、図1のモジュール10と異なるのは、図2に示すように、主基板11の他方主面11bの実装用電極11cに本発明の「他の部品」としてチップ部品13がさらに実装されている点である。以下では上記した第1実施形態と異なる点について説明を行い、その他の構成については同一符号を付すことによりその構成の説明は省略する。
図2のモジュール10aでは、主基板11の他方主面11bおよび各チップ部品13が、第1の樹脂層14と同じ樹脂材料により被覆されて第3の樹脂層16が形成されている。なお、主基板11の他方主面11bに、発熱部品であるIC12(能動部品)が本発明の「他の部品」としてさらに実装されていてもよい。また、主基板11の他方主面11bに、パワーインダクタ等の発熱するチップ部品13(受動部品)が本発明の「他の部品」としてさらに実装されていてもよい。
また、第3の樹脂層16には柱状の接続導体17が設けられている。接続導体17の一端は主基板11の他方主面11bの実装用電極11cに接続され、その他端は第3の樹脂層16の表面に露出して第3の樹脂層16の表面に形成された接続用電極11dに接続されている。また、接続用電極11dがマザーボード3に接続される。なお、接続導体17は、Cu、Au、Ag、Al等の金属ピンが主基板11の他方主面11bの実装用電極11cに実装されることにより構成されたり、第3の樹脂層16に形成されたビア孔にCu、Au、Ag、Al等を含む導電ペーストが充填されたり、ビアフィルめっきが施されることにより形成される。
以上のように、この実施形態では、上記した第1実施形態と同様の効果を奏することができると共に、次のような効果を奏することができる。すなわち、主基板11の他方主面11bにチップ部品13が実装され、主基板11の他方主面11bおよび各チップ部品13が第1の樹脂層14と同じ樹脂材料により被覆されて第3の樹脂層16が形成されている。また、第3の樹脂層16に柱状の接続導体17が設けられ、接続導体17の一端が主基板11の他方主面11bに接続され、接続導体17の他端が第3の樹脂層16の表面に露出して接続電極11dを介してマザーボード3に接続される。
したがって、モジュール10a内においてIC12等の発熱部品の熱が筐体2の一壁面2aから離れる方向に伝熱されると共に、マザーボード3に接続される接続導体17を介して発熱部品の熱をさらに効率よくマザーボード3に逃がすことができる。また、主基板11の他方主面11bにチップ部品3等の他の部品が実装されることによりモジュール10aの実装密度の向上を図ることができる。
<第3実施形態>
本発明の第3実施形態について図3を参照して説明する。図3は本発明の第3実施形態にかかるモジュールを備える携帯機器の要部拡大図である。
この実施形態のモジュール10bが、図1のモジュール10と異なるのは、図3に示すように、主基板11の一方主面11aの実装用電極11cに発熱部品100が実装されている点である。以下では上記した第1実施形態と異なる点について説明を行い、その他の構成については同一符号を付すことによりその構成の説明は省略する。
発熱部品100は、IC12(能動部品)およびチップ部品13が搭載された副基板101を備えている。副基板101は、主基板11と同様に、ガラスエポキシ樹脂や液晶ポリマー等の樹脂基板、セラミック(LTCC)基板、ガラス基板などの一般的な基板により構成される。また、モジュール10bの使用目的に応じて要求される発熱部品100の構成に応じて、副基板101は、単層基板および多層基板のいずれに形成されてもよい。また、副基板101の両主面には、IC12およびチップ部品13などの部品を、はんだや超音波振動等を用いた一般的な表面実装技術により表面実装するための実装用電極が形成されている。なお、副基板101の両主面に形成された各実装用電極は、副基板101の内部にAgやCu、Au、Al等を含む導電材料により設けられた配線パターン(図示省略)やビア導体(図示省略)等を介して電気的に接続されている。
また、副基板101の主基板11の一方主面と対向する主面に形成された実装用電極と、主基板11の一方主面11aに形成された実装用電極11cとが、接続導体17により接続されることにより、副基板101と主基板11の一方主面11aとが接続されている。
以上のように、この実施形態では、上記した第1実施形態と同様の効果を奏することができると共に、次のような効果を奏することができる。すなわち、副基板100にIC12およびチップ部品13が搭載されて形成された発熱部品100が主基板11の一方主面11aに実装されることにより、モジュール10bの実装密度の向上を図ることができる。
また、モジュール10b内においてIC12等の発熱素子を備える発熱部品100の熱が筐体2の一壁面2aから離れる方向に伝熱されると共に、主基板11に接続される接続導体17を介して発熱部品100の熱を効率よくマザーボード3に逃がすことができる。
なお、パワーインダクタ等の発熱する受動部品がチップ部品13として副基板100に搭載されて発熱部品100が形成されてもよい。
<第4実施形態>
本発明の第4実施形態について図4を参照して説明する。図4は本発明の第4実施形態にかかるモジュールを備える携帯機器の要部拡大図である。
この実施形態のモジュール10cが、図3のモジュール10bと異なるのは、図4に示すように、副基板101の主基板11の一方主面11aと対向する主面に実装されたチップ部品13が有する複数の外部端子13aを介して、副基板101と主基板11の一方主面11aとが接続されている点である。具体的には、副基板101の主基板11の一方主面11aと対向する主面に形成された実装用電極と、主基板11の一方主面11aに形成された実装用電極11cとが、副基板101の主基板11の一方主面11aとの対向面に実装されたチップ部品13の外部端子13aを介して接続されることにより、副基板101と主基板11の一方主面11aとが接続されている。その他の構成については上記した第3実施形態の構成と同様であるため、同一符号を付すことによりその構成の説明は省略する。
以上のように、この実施形態では、上記した第3実施形態と同様の効果を奏することができる。また、副基板101と主基板11の一方主面11aとを接続するチップ部品13がパワーインダクタ等の発熱部品である場合に、チップ部品13の熱を主基板11を介して直接マザーボード3に逃がすことができる。
なお、IC12の上面および下面の両面に外部端子が形成されている場合には、IC12の外部端子を介して、副基板101と主基板11の一方主面11aとが接続されていてもよい。
<第5実施形態>
本発明の第5実施形態について図5を参照して説明する。図5は本発明の第5実施形態にかかるモジュールを備える携帯機器の要部拡大図である。
この実施形態のモジュール10dが、図1のモジュール10と異なるのは、図5に示すように、第1の樹脂層14がマザーボード3側に配置され、第2の樹脂層15が、主基板11の他方主面11bを被覆している点である。以下では上記した第1実施形態と異なる点について説明を行い、その他の構成については同一符号を付すことによりその構成の説明は省略する。
IC12およびチップ部品13を被覆する第1の樹脂層14には接続導体17が設けられている。接続導体17の一端は主基板11の一方主面11aの実装用電極11cに接続され、その他端は第1の樹脂層14の表面に露出して第1の樹脂層14の表面に形成された接続用電極11dに接続されている。また、接続用電極11dがマザーボード3に接続される。
以上のように、この実施形態では、上記した第1実施形態と同様に、第1の樹脂層14に被覆されたIC12やチップ部品13等の発熱部品の熱が第2の樹脂層15と反対側の第1の樹脂層14の表面側に伝熱される。したがって、第1の樹脂層14がマザーボード3側に配置されるので、より効率よく発熱部品の熱をマザーボード3側に逃がすことができる。また、マザーボード3に接続される接続導体17を介して発熱部品の熱をさらに効率よくマザーボード3に逃がすことができる。
<第6実施形態>
本発明の第6実施形態について図6を参照して説明する。図6は本発明の第6実施形態にかかるモジュールを備える携帯機器の要部拡大図である。
この実施形態のモジュール10eが、図5のモジュール10dと異なるのは、図6に示すように、主基板11の一方主面11aに、IC12およびチップ部品13が搭載された副基板101を備える発熱部品100が実装されている点である。また、副基板101の主基板11の一方主面11aと対向する主面に実装されたチップ部品13が有する複数の外部端子13aを介して、副基板101と主基板11の一方主面11aとが接続されている。その他の構成については上記した第5実施形態の構成と同様であるため、同一符号を付すことによりその構成の説明は省略する。
以上のように、この実施形態では、上記した第4および第5実施形態と同様の効果を奏することができる。
<第7実施形態>
本発明の第7実施形態について図7を参照して説明する。図7は本発明の第7実施形態にかかるモジュールを備える携帯機器の要部拡大図である。
この実施形態のモジュール10fが、図6のモジュール10eと異なるのは、図7に示すように、副基板101の主基板11の一方主面11aと対向する主面に形成された実装用電極と、主基板11の一方主面11aに形成された実装用電極11cとが、接続導体17により接続されることにより、副基板101と主基板11の一方主面11aとが接続されている点である。その他の構成については上記した第6実施形態の構成と同様であるため、同一符号を付すことによりその構成の説明は省略する。
以上のように、この実施形態では、上記した第3および第5実施形態と同様の効果を奏することができる。
<第8実施形態>
本発明の第7実施形態について図8を参照して説明する。図8は本発明の第8実施形態にかかるモジュールを備える携帯機器の要部拡大図である。
この実施形態のモジュール10gが、図5のモジュール10dと異なるのは、図8に示すように、主基板11の他方主面11bに形成された実装用電極11cにチップ部品13が実装されている点である。また、主基板11の他方主面11bおよびチップ部品13は、第2の樹脂層15により被覆されている。その他の構成については上記した第8実施形態の構成と同様であるため、同一符号を付すことによりその構成の説明は省略する。
以上のように、この実施形態では、上記した第5実施形態と同様の効果を奏することができると共に、次のような効果を奏することができる。すなわち、主基板11の他方主面11bにチップ部品13等の部品が実装されることによりモジュール10gの実装密度の向上を図ることができる。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、上記したもの以外に種々の変更を行なうことが可能であり、例えば、本発明の発熱部品は上記した例に限らず、バイポーラトランジスタ、整流ダイオード、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)、サイリスタ、ゲートターンオフサイリスタ(GTO)、トライアック等、発熱を伴う所謂パワー半導体素子により形成される発熱部品を備えることにより、種々のモジュールを提供することができる。
また、第1および第3の樹脂層と、第2の樹脂層とは、それぞれ、一般的なモールド用の樹脂材料により形成することができるが、例えば、第1および第3の樹脂層を熱伝導率が約10W/(m・k)の樹脂材料により形成し、第2の樹脂層を熱伝導率が約0.1W/(m・k)の樹脂材料により形成するとよい。また、第1の樹脂層の樹脂材料の熱伝導率と、第3の樹脂層の樹脂材料の熱伝導率とを異ならせることにより、モジュール内の熱伝導率が筐体側からマザーボード側に向けて段階的に高くなるようにしてもよい。具体的には、図2のモジュール10aにおいて、第3の樹脂層の樹脂材料の熱伝導率を、第1の樹脂層の樹脂材料の熱伝導率よりも高くするとよい。すなわち、各樹脂層の樹脂材料の熱伝導率を適宜設定することによりモジュール内における熱伝導率の勾配の向きを調整することができるので、発熱部品の熱をモジュール外の所定の方向に逃がすことができる。
そして、マザーボードに実装された状態で筐体内に収納され該筐体の一壁面に近接して配置されるモジュールおよびこのモジュールを備える携帯機器に本発明を広く適用することができる。
1 携帯機器
2 筐体
2a 一壁面
3 マザーボード
10,10a,10b,10c,10d,10e,10f,10g モジュール
11 主基板
11a 一方主面
11b 他方主面
12 半導体IC(半導体素子、発熱部品、能動部品)
13 チップ部品(他の部品、受動部品)
13a 外部端子
14 第1の樹脂層
15 第2の樹脂層
16 第3の樹脂層
17 接続導体
100 発熱部品
101 副基板

Claims (8)

  1. マザーボードに実装された状態で筐体内に収納され該筐体の一壁面に近接して配置されるモジュールにおいて、
    主基板と、
    前記主基板の一方主面に実装された発熱部品と、
    前記主基板の一方主面および前記発熱部品を樹脂材料により被覆して形成された第1の樹脂層と、
    前記第1の樹脂層の樹脂材料よりも熱伝導率が低い樹脂材料から成る第2の樹脂層とを備え、
    前記第1の樹脂層よりも前記筐体の前記一壁面に近接して前記第2の樹脂層が配置されている
    ことを特徴とするモジュール。
  2. 前記主基板が前記マザーボード側に配置され、
    前記第2の樹脂層が、前記第1の樹脂層を被覆していることを特徴とする請求項1に記載のモジュール。
  3. 前記主基板の他方主面に実装された他の部品と、
    前記主基板の他方主面および前記他の部品を前記第1の樹脂層と同じ樹脂材料により被覆して形成された第3の樹脂層と、
    前記第3の樹脂層に設けられ、一端が前記主基板の他方主面に接続され、他端が前記第3の樹脂層の表面に露出して前記マザーボードに接続される柱状の接続導体と
    をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載のモジュール。
  4. 前記発熱部品は、能動部品および受動部品が搭載された副基板を備え、前記副基板と前記主基板の一方主面とが接続されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のモジュール。
  5. 前記能動部品および前記受動部品の少なくともいずれか一方は、前記副基板の前記主基板の一方主面と対向する主面に実装され複数の外部端子を有するものを含み、前記副基板と前記主基板の一方主面とが前記各外部端子を介して接続されていることを特徴とする請求項4に記載のモジュール。
  6. 前記第1の樹脂層が前記マザーボード側に配置され、
    前記第2の樹脂層が、前記主基板の前記他方主面を被覆していることを特徴とする請求項1に記載のモジュール。
  7. 前記発熱部品が電力制御用の半導体素子を備えることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載のモジュール。
  8. 請求項1ないし7のいずれかに記載のモジュールを備える携帯機器において、
    前記筐体が当該機器の筐体であることを特徴とする携帯機器。
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