JP6079078B2 - 情報処理装置及び情報処理方法 - Google Patents

情報処理装置及び情報処理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6079078B2
JP6079078B2 JP2012202649A JP2012202649A JP6079078B2 JP 6079078 B2 JP6079078 B2 JP 6079078B2 JP 2012202649 A JP2012202649 A JP 2012202649A JP 2012202649 A JP2012202649 A JP 2012202649A JP 6079078 B2 JP6079078 B2 JP 6079078B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
wireless terminal
display device
destination
processing apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012202649A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014059151A (ja
Inventor
高広 八百山
高広 八百山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2012202649A priority Critical patent/JP6079078B2/ja
Publication of JP2014059151A publication Critical patent/JP2014059151A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6079078B2 publication Critical patent/JP6079078B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Navigation (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)

Description

本発明は、情報処理装置及び情報処理方法に関する。
大型の液晶パネルやタッチパネルが普及したことにより、公共の場において、デジタルサイネージ(電子看板又は電子案内板)が利用されるようになってきている。デジタルサイネージは、ネットワークを介して、情報提供者のサーバから情報を取得し、動的なコンテンツを、その画面上に出力することができる。情報提供者のサーバには、予め、利用者に関する情報が格納されており、デジタルサイネージの近くにいる利用者を識別し、その利用者に適合する情報を表示させることができる(特許文献1、2)。利用者に関する情報として、予め登録された、利用者の行動予定情報を用い、適当な時刻に、特定の利用者に対して情報を提示する方法も存在する(特許文献3)。
しかしながら、既存の方法では、デジタルサイネージのような、公共の場における表示装置において、ユーザごとに異なる目的地への経路情報を出力する方法が存在しなかった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、ユーザごとに異なる目的地への経路情報を提供できるようにすることを目的とする。
上述した課題を解決し目的を達成するため、本発明の一実施形態における情報処理装置は、
無線端末及び表示装置と通信可能な情報処理装置であって、
前記無線端末の位置情報を取得する位置情報取得手段と、
前記位置情報が、前記表示装置との距離が処理の距離以下である第一の位置を表す場合に、前記無線端末に関連付けられた目的地情報を読み込む読込手段と、
前記第一の位置から、読み込まれた前記目的地情報の表す目的地への経路情報を前記表示装置に出力する出力手段と、
前記位置情報が、予め定められた案内領域である第二の位置を表す場合に、該位置情報が表す位置から、前記表示装置が属する位置までの経路上に配置された照明装置を点灯させる誘導手段と、
を有する。
本発明によれば、ユーザごとに異なる目的地への経路情報を提供できるようにすることができる。
本発明の一実施形態における情報処理装置を含むシステムの概略図。 本発明の一実施形態におけるネットワークの概略図。 本発明の一実施形態における情報処理装置のハードウェア構成図。 本発明の一実施形態における無線端末のハードウェア構成図。 本発明の一実施形態における通信装置のハードウェア構成図。 本発明の一実施形態におけるゲートウェイのハードウェア構成図。 本発明の一実施形態における情報処理装置、無線端末、通信装置、ゲートウェイ、位置情報管理サーバの機能ブロック図。 本発明の一実施形態における無線端末の情報を格納するテーブルの例を表す図。 本発明の一実施形態における通信装置の情報を格納するテーブルの例を表す図。 本発明の一実施形態における無線端末の位置情報を格納するテーブルの例を表す図。 本発明の一実施形態における無線端末の位置情報を格納するテーブルの例を表す図。 本発明の一実施形態における無線端末の情報を格納するテーブルの別の例を表す図。 本発明の一実施形態における通信装置の情報を格納するテーブルの別の例を表す図。 本発明の一実施形態における無線端末の位置情報を格納するテーブルの別の例を表す図。 本発明の一実施形態における無線端末の位置情報を格納するテーブルの別の例を表す図。 本発明の一実施形態における情報処理装置を含むシステムの概略図。 本発明の一実施形態における情報処理装置が出力する経路情報の例を表す図。 本発明の一実施形態における情報処理装置を含むシステムの概略図。 本発明の一実施形態における情報処理装置が出力する経路情報の例を表す図。 本発明の一実施形態における位置情報管理サーバ、ゲートウェイ、通信装置及び無線端末の動作例を表す図。 本発明の一実施形態における情報処理装置の処理の流れを表すフローチャート。 本発明の一実施形態における情報処理装置、無線端末及び表示装置の動作例を表すシーケンス図。 本発明の一実施形態における情報処理装置の処理の流れを表すフローチャート。 本発明の一実施形態における情報処理装置、無線端末及び表示装置の動作例を表すシーケンス図。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
1.概要
2.ハードウェア構成
2.1 情報処理装置
2.2 無線端末
2.3 通信装置
2.4 ゲートウェイ
3.機能
3.1 位置情報管理機能
3.2 誘導機能
3.3 経路情報出力機能
3.4 目的地登録機能
4.動作例
4.1 位置情報管理処理
4.2 誘導・経路情報出力処理
4.2 目的地登録・経路情報出力処理
(1.概要)
まず、図1を用いて、本発明の一実施形態における情報処理装置100を含むシステムの概要について説明する。本発明の一実施形態における情報処理装置100は、位置情報管理サーバ102に格納された、ユーザの有する無線端末120の位置情報を取得することができる。そして、無線端末120(ユーザ)の現在位置が、例えばデジタルサイネージのような表示装置130の近傍に位置しているとき、予め、無線端末120に設定された目的地への経路情報を、その表示装置130に表示させることができる。
無線端末120は、典型的には、航空会社が発行した航空券や、駐車場の入場ゲートで発行される駐車券に組み込まれた、小型の無線装置か、あるいは、ユーザの所持するスマートフォンのような携帯端末である。無線端末120は、天井等に設置された通信装置140−146から送信される、屋内向けの測位信号を受信し、現在の位置を表す位置情報を取得することができる。屋内向けの測位信号の規格としては、IMES(Indoor Messaging System)規格がある。無線端末120は、取得した位置情報を、後述する、近距離無線通信ネットワーク(いわゆる、PAN(Personal Area Network))180を通じて、位置情報管理サーバ102に伝送する。本情報処理装置100は、位置情報管理サーバ102を通じて、無線端末120の位置情報を随時取得することができる。
無線端末120には、無線端末120のユーザの目的地情報が予め設定されている。あるいは、無線端末120に目的地情報が設定されていない場合には、情報処理装置100によって設定され得る。例えば、無線端末120が、航空券に組み込まれている場合には、航空券の発行時に、予め、出発空港の搭乗口や、到着空港の出口を表す位置情報が、目的地情報として格納される。また、無線端末120が、駐車券に組み込まれている場合には、駐車時に、駐車位置を表す位置情報が、目的地情報として格納される。そして、上述したように、無線端末120を所持するユーザが、表示装置130の近くにいるとき、現在地から目的地までの経路情報を、表示装置130に表示させることができる。
本情報処理装置100は、表示装置130に経路情報を出力する機能の他に、ユーザを、表示装置130そのものへと誘導する機能を有する。詳しくは後述するが、図16のような領域内において、他の領域と区別可能なように、予め設けられた、案内領域(濃い網掛け部分)に、ユーザ(無線端末120)が一定時間留まっていた場合に、そのユーザを、最寄りの表示装置130へと誘導する。ユーザを誘導するために、例えば、無線端末120の現在位置と、表示装置130の位置との間にある、案内領域に設けられた照明装置180を点灯させることができる。これにより、ユーザは、表示装置130にたどり着くことができる。そうして、表示装置130に表示された目的地への経路情報を得ることができる。
表示装置130は、いわゆるデジタルサイネージであり、公共の場所に設置される、大型の表示装置である。表示装置130は、情報処理装置100と通信可能なように構成され、情報処理装置100からの指示に応じて、画面上に経路情報等を表示する。また、表示装置130は、ユーザからの操作を受け付けるための、タッチパネルを備えていてもよい。さらに、詳しくは後述するが、表示装置130も、上述した無線端末120を内蔵することができる。これにより、表示装置130の位置情報も、位置情報管理サーバで管理され得る。
通信装置140−146は、空間の天井等に設置され、例えば、IMES規格に従って構成される、測位信号を送出する。測位信号には、通信装置140−146の夫々の設置された位置を表す緯度、経度、フロア情報等が含まれる。
また、通信装置140−146は、各無線端末及び後述するゲートウェイ160とネットワーク180を構成し、各無線端末から受信した位置情報を、ゲートウェイ160に中継する中継機能を有する。図2は、図1から、ネットワーク180を構成する装置を抜き出して表したものである。ネットワーク180は、例えば、ZigBee(登録商標)によって構成される、PANである。ネットワーク180が、ZigBeeによって構成される場合には、通信装置140−146は、ZigBeeルータ(他のZigBeeデバイス間のデータ中継機能を有するデバイス)として機能する。
ゲートウェイ160は、ネットワーク180とネットワーク190とを相互に接続し、ネットワーク180側から送信されたデータを、ネットワーク190に中継する。例えば、ネットワーク180がZigBee(登録商標)による近距離無線通信ネットワークであり、ネットワーク190がIEEE802.3規格に基づくLANである場合には、それらの間での通信方式の変換を行う。また、ゲートウェイ160は、ネットワーク180の構成を管理する機能を有する。
図2に示されるように、無線端末120−134は、ネットワーク180の末端に接続され、近距離無線通信にZigBee(登録商標)が用いられる場合には、ZigBeeエンドデバイス(後述するZigBeeルータ又はZigBeeコーディネータに接続された、データの中継機能を有さないデバイス)として機能する。一方、ネットワーク180を形成して管理するために必要なZigBeeコーディネータ機能(ZigBeeネットワーク内に一台のみ存在し、ネットワークの立ち上げや管理を行うデバイス)は、ゲートウェイ160によって提供される。
上述したように、無線端末120は、位置情報管理サーバ102に対して、ネットワーク180を介して、位置情報を送信することができる。一方、情報処理装置100は、他の端末又は装置と、LAN(有線又は無線)又は3G回線に代表される移動体通信網のようなネットワーク190を介して通信することができる。
以上の構成により、本発明の一実施形態における情報処理装置100は、無線端末120の組み込まれたチケット等を通じて、ユーザの現在位置を取得することができる。そして、ユーザが、電子案内板の近くに位置しているとき、予め登録された目的地への経路情報を、電子案内板に表示させることができる。
なお、以下の例では、無線端末のユーザの目的地情報を、無線端末に格納する例を用いて説明する。しかしながら、無線端末のIDのような識別情報が、ユーザの目的地情報と関連付けられ、目的地情報を設定又は格納する代わりに、その識別情報を設定又は格納するようにしてもよい。識別情報と、ユーザの目的地情報との関連付けは、情報処理装置100においてなされ得る。
(2.ハードウェア構成)
次に、図3、図4、図5、図6を用いて、本発明の一実施形態における情報処理装置100、無線端末120、通信装置140、ゲートウェイ160のハードウェア構成について説明する。
(2.1 情報処理装置)
図3は、本発明の一実施形態における情報処理装置100のハードウェア構成を表す。情報処理装置100は、例えば、汎用のサーバ又はPCの備えるハードウェアによって構成され得る。情報処理装置100は、CPU300、RAM302、ROM304、HDD306、通信部308、表示部310、入力部312及びバス314を有する。
CPU300は、情報処理装置100の動作制御を行うプログラムを実行する。RAM302は、CPU300のワークエリア等を構成する。ROM304は、情報処理装置100のシステムプログラム等を記憶する。HDD306は、OSやアプリケーションのプログラムや、データ等を保管する。HDD306は、例えば、半導体メモリ、磁気テープ、光学ディスク等を用いる、任意の記憶装置であってもよい。通信部308は、外部の装置と通信するための装置であり、例えば、IEEE802.3規格に基づくLANと接続するためのインターフェースを含む装置である。表示部310は、例えば液晶ディスプレイのように、情報処理装置100の操作画面や処理結果を、ユーザに対して提示する装置である。入力部312は、例えばキーボードや、マウスのように、ユーザからの入力を受け付ける装置である。バス314は、上記装置を電気的に接続する。
上記構成により、本発明の一実施形態における情報処理装置100は、ユーザの有する無線端末に設定された目的地情報を読み込み、現在地から目的地までの経路情報を、表示装置130に出力することができる。
なお、表示部310及び入力部312は、任意の構成要素である。
また、本明細書において、位置情報管理サーバ102は、情報処理装置100とは別個のハードウェアとして例示する。しかしながら、位置情報管理サーバ102の機能は、情報処理装置100と統合されてもよい。
(2.2 無線端末)
図4は、本発明の一実施形態における無線端末120のハードウェア構成を表す。無線端末120は、小型(例えば、ICチップを内蔵した、厚さ5mm程度(但し、これに限られない)のカード型を含む任意の形状)の無線端末か、又はスマートフォンのような携帯端末である。無線端末120は、CPU400、RAM402、ROM404、第一通信部406、第二通信部408、測位信号受信部410及びバス412を有する。
CPU400は、無線端末の動作制御を行うプログラムを実行する。RAM402は、CPUのワークエリア等を構成する。ROM404は、CPU400が実行するプログラムや、プログラムの実行に必要なデータを記憶する。第一通信部406は、外部の装置と通信するための装置であり、例えば、ZigBee(登録商標)のような、近距離無線通信方式に従って通信を行う装置である。第二通信部408は、外部の装置と通信するための装置であり、例えば、IEEE802.11規格に従う無線LANによる通信を行う装置である。測位信号受信部410は、通信装置140が送信する測位信号を受信するための装置であり、例えば、IMES規格により定義されたフレームフォーマットの測位信号を受信する。バス412は、各装置を電気的に接続する。
上記構成により、本発明の一実施形態における無線端末120は、通信装置140から送信された測位信号を用いて、位置情報を取得し、この位置情報を、位置情報管理サーバ102へと送信することができる。
なお、無線端末120は、第二通信部408として、例えば第三世代移動体通信システム(いわゆる、3G)のような、携帯電話通信網にアクセス可能な通信装置を備えていてもよい。あるいは、無線LANによる通信のための通信装置と、3Gによる通信のための通信装置との、両方を備えていてもよい。
また、無線端末120が、第二通信部408として、例えば有線LANによる通信を行うための装置を備えていてもよい。
また、無線端末120が、スマートフォンのような携帯端末である場合には、表示部及び入力部を有し得る。表示部とは、例えば液晶ディスプレイのように、無線端末120の操作画面や処理結果を、ユーザに対して表示する装置である。入力部とは、例えばマウス、キーボード、タッチパネル、ボタン等のように、ユーザからの入力を受け付ける装置である。
(2.3 通信装置)
図5は、本発明の一実施形態における通信装置140−146(以下、代表的に通信装置140について説明する)のハードウェア構成例を表す。通信装置140は、CPU500、RAM502、ROM504、通信部506、測位信号送信部508及びバス510を有する。
CPU500は、通信装置140の動作制御を行うプログラムを実行する。RAM502は、CPU500のワークエリア等を構成する。ROM504は、CPU500が実行するプログラムや、プログラムの実行に必要なデータを記憶する。通信部506は、外部の装置と通信するための装置であり、例えば、ZigBee(登録商標)のような近距離無線通信方式に従って無線通信可能な装置である。測位信号送信部508は、無線端末120が現在位置を取得するために用いる測位信号を送信する装置であり、例えば、IMES規格により定義されたフレームフォーマットで測位信号を送信する。より具体的には、測位信号送信部508は、IMES規格によって定義されるフレーム構造を有するデータを用いて、1.5754GHzの搬送波を変調して信号を生成し、これをアンテナより送出する。バス510は、上記装置を電気的に接続する。
上記構成により、本発明の一実施形態における通信装置140は、無線端末120及び情報処理装置122が測位を行うために必要な、測位信号を送信することができる。また、無線端末120及び情報処理装置122と、ゲートウェイ160との間の通信を中継することができる。
また、通信装置140は、照明装置180を含んでいてもよい。照明装置180は、情報処理装置100からの信号を受信して、発光又は消光することのできる、LEDのような照明装置である。当該信号は、通信部506を通じて、受信され得る。
(2.4 ゲートウェイ)
図6は、本発明の一実施形態におけるゲートウェイ160のハードウェア構成を表す。ゲートウェイ160は、CPU600、RAM602、ROM604、第一通信部606、第二通信部608及びバス610を有する。
CPU600は、ゲートウェイ160の動作制御を行うプログラムを実行する。RAM602は、CPU600のワークエリア等を構成する。ROM604は、CPU600が実行するプログラムや、プログラムの実行に必要なデータを記憶する。第一通信部606は、外部の装置と通信するための装置であり、例えば、ZigBee(登録商標)のような近距離無線通信方式に従って無線通信可能な装置である。第二通信部608は、外部の装置と通信するための装置であり、例えば、IEEE802.3規格に基づくLANと接続するためのインターフェースを含む装置である。バス610は、上記装置を電気的に接続する。
上記構成により、本発明の一実施形態におけるゲートウェイ160は、通信装置140、無線端末120及び情報処理装置122により構成される、近距離無線通信による、ネットワーク180を管理することができる。また、本ゲートウェイ160は、ネットワーク180と、ネットワーク190とを、相互に接続することができる。
(3.機能)
次に、図7を用いて、本発明の一実施形態における情報処理装置100、無線端末120、通信装置140、ゲートウェイ160及び位置情報管理サーバ102の機能ブロックの構成について説明する。図7には、これらの装置が備える様々な要素のうち、本実施形態の説明に特に関連する要素が示されている。また、図7において、各手段を結ぶ矢印は、各手段の間での主な情報の流れを表している。特に、破線の矢印は、異なる装置間での主な情報の流れを表している。以下では、上記構成によって提供される機能を、「位置情報管理機能」、「誘導機能」、「経路情報出力機能」、「目的地登録機能」に分けて説明する。
(3.1 位置情報管理機能)
まず、無線端末120の位置情報を、取得して管理する機能について説明する。上述したように、無線端末120の位置情報は、無線端末120が、通信装置から送信される測位信号を受信することによって、取得される。ここでは、測位信号が、IMES規格に従って構成される測位信号であるものとして説明する。無線端末120は、ネットワーク180を用いて、取得した位置情報を、位置情報管理サーバ102へと送信することができる(表示装置130に内蔵される無線端末を含む)。
本発明の一実施形態における通信装置140は、位置情報格納手段700と、測位信号送信手段702を有する(中継手段712については後述する)。
位置情報格納手段700は、通信装置140が設置される位置を表す位置情報を格納する。位置情報には、例えば、緯度、経度、フロアを表す情報が含まれる。位置情報は、通信装置ごとに、通信装置の設置者等によって予め設定される。設置済の通信装置の位置情報は、例えば、図9に示されるテーブルによって、通信装置を識別するための識別子ととともに、管理される。当該テーブルに記載された情報は、情報処理装置100に格納される。
測位信号送信手段702は、位置情報格納手段700に格納された位置情報を含む測位信号を生成して、無線端末120に送信する。測位信号は、IMES規格によって定義されるフレーム構造によって構成され得る。
本発明の一実施形態における無線端末120は、測位信号受信手段704、位置情報取得手段706、識別情報格納手段708及び位置情報送信手段710を有する。
測位信号受信手段704は、通信装置140から送信された測位信号を受信する。測位信号受信手段704は、受信した測位信号を、位置情報取得手段706に渡す。
位置情報取得手段706は、測位信号受信手段704が受信した、IMES規格に従って構成される測位信号から、位置情報を取得する。位置情報には、緯度、経度、フロアの情報が含まれる。位置情報取得手段706は、取得した位置情報を、位置情報送信手段710に渡す。
識別情報格納手段708は、無線端末120の識別情報を格納する。識別情報には、例えば、無線端末120の有する固有のMACアドレスを用いることができる。
位置情報送信手段710は、位置情報取得手段706から受け取った位置情報と、識別情報格納手段708に格納される識別情報とを、通信装置140に送信する。ここで、これらの情報は、通信装置140(又は通信装置142−146)と、ゲートウェイ160とにより中継されて(ネットワーク180経由で)、位置情報管理サーバ102に伝送され得る。無線端末120は、複数設置された通信装置のうち、測位信号の送信元である通信装置140に対して、位置情報と識別情報とを送信することができる。通信装置140及びゲートウェイ160における、中継処理の詳細については、後述する。位置情報と識別情報は、無線端末120が、測位信号を通じて位置情報が取得するたびに、送信され得る。無線端末120による、位置情報の取得は、例えば、所定の時刻、一定間隔、又は、無線端末120に備えられた加速度センサ(図示されない)による加速度の変化の検出に応じて、行われ得る。
本発明の一実施形態における通信装置140は、さらに中継手段712を有する。
中継手段712は、無線端末120から、位置情報管理サーバ102宛に送信された位置情報と識別情報とを、他の通信装置及び/又はゲートウェイ160へと中継する。中継された情報は、当該通信装置に格納されたルーティング情報に基づいて、次のノード(通信装置又はゲートウェイ)へと伝送され得る。無線端末120から送信された位置情報及び識別情報は、ゲートウェイ160に伝送され、その後、位置情報管理サーバ102へと伝送される。中継手段712は、ネットワーク180がZigBee(登録商標)によって構成される場合には、ZigBeeルータの機能を提供することができる。
本発明の一実施形態におけるゲートウェイ160は、通信変換手段714を有し、ネットワーク180の構成を管理する。ゲートウェイ160は、ネットワーク180がZigBee(登録商標)によって構成される場合には、ZigBeeコーディネータとしての機能を提供することができる。
通信変換手段714は、ネットワーク180に属する通信装置140−146から受信したデータを、外部のネットワーク(例えば、図1のネットワーク190)に適合する形式に変換し、そのデータを、位置情報管理サーバ102へと送信する。
本発明の一実施形態における位置情報管理サーバ102は、位置情報受信手段716及び位置情報格納手段718を有する。
位置情報受信手段716は、無線端末120から送信された、識別情報と位置情報とを受信する。受信した識別情報と位置情報とは、位置情報格納手段718に渡される。
位置情報格納手段718は、位置情報受信手段716から受け取った位置情報を、位置情報受信手段716から同様に受け取った識別情報ごとに、異なるテーブルに格納する。図10(A)は、無線端末120の位置情報を順次格納する、位置情報管理テーブルの例を示している。同様に、図10(B)は、無線端末を内蔵する表示装置130の位置情報の格納された例を示している。位置情報管理テーブルは、「日時」と、「緯度」と、「経度」と、「フロア」の項目を有する。「日時」は、無線端末120から位置情報を受信した日時を格納する。あるいは、日時は、無線端末120が位置情報を取得した日時を格納してもよい。この場合には、日時を表す情報が、無線端末120から、別途取得され得る。「緯度」、「経度」及び「フロア」の情報は、無線端末120から受信した位置情報に含まれる情報である。このように、図10に例示される位置情報管理テーブルは、位置情報を送信した装置の識別情報ごとに設けられ、位置情報の一定期間内の履歴を格納することができる。
以上の機能によって、本発明の一実施形態における情報処理装置100は、位置情報管理サーバ102を介して、ユーザの無線端末120や、表示装置130の位置情報を取得することができる。また、各無線端末は、位置情報を、PANのようなネットワーク180を通じて繰り返し送信し得るため、アクセスポイント等を通じて位置情報を送信する場合に比べて、通信に係る消費電力を低く抑えることができる。
(3.2 誘導機能)
次に、本発明の一実施形態における情報処理装置100が、無線端末120を所持するユーザを、照明装置180を用いて、表示装置130の設置された場所へと誘導する機能について説明する。本機能は、例えば図16に示されるような環境において、ユーザを表示装置130へと導くために、用いられる。図16は、空港内の出発ロビーにおいて、無線端末120を組み込んだ航空券を所持するユーザ120が、案内領域に一定時間以上留まった後、表示装置130に誘導される例を表している。図16において、濃い網掛け部分は、案内領域を示し、淡い網掛け部分は、それ以外の通行可能な領域を示し、黒塗りの部分は、通行不可能な領域を表している。案内領域は、他の領域とは区別可能なように、例えば床の色が異なるように、設けられた領域である。ユーザは、何らかの情報が必要な場合に、案内領域に留まると、支援が受けられるとの指示を受けている。図16には、天井に設置された複数の通信装置と、表示装置130と、ゲートウェイ160と、本情報処理装置100と、位置情報管理サーバ102が、模式的に表されている。
本発明の一実施形態における情報処理装置100は、端末情報格納手段720、位置情報取得手段722、通信装置情報格納手段724、端末位置監視手段726、誘導手段728及び表示装置探索手段730を有する。
端末情報格納手段720は、情報処理装置100が管理対象とする無線端末(表示装置を含む)の端末情報を格納する。端末情報は、例えば、図8に示される、端末情報管理テーブルを用いて、格納され得る。以下、端末情報管理テーブルに含まれる項目について説明する。
−端末ID:全ての無線端末に予め付されたID
−端末種別:無線端末が組み込まれる媒体又は装置の種別。無線端末が、航空券又は駐車券のような、ユーザによって所持される媒体に搭載されている場合には、「航空券」又は「駐車券」が格納される(但し、この例に限られない)。また、表示装置130に組み込まれている場合には、「表示装置」が格納される(以下、無線装置が組み込まれた表示装置を、単に表示装置と表現する)。
−識別情報:無線端末が固有に有する、例えばMACアドレスのような、識別情報。識別情報は、前述した、位置情報管理機能を通じて、各無線端末から位置情報とともに送信される識別情報に対応する。各無線端末の有する識別情報は、既知であり、予め、当該テーブルに設定される。
−目的地情報:無線端末120に目的地情報が格納済みであるかどうかを表す。例えば、航空券に搭載された無線端末120には、出発空港の搭乗口や、到着空港の出口を表す位置情報が、目的地情報として、予め設定されている。したがって、この項目は、常に「設定済」となる。一方、駐車券に搭載された無線端末120には、当初、目的地情報(駐車位置)が設定されていない。そのため、この項目には、当初、「未設定」が格納される。
位置情報取得手段722は、後述する、端末位置監視手段726から、無線端末の識別情報を受け取り、その無線端末の、位置情報(緯度、経度、フロア)及びその位置情報の取得日時を、位置情報管理サーバ102の位置情報格納手段718から取得する。そして、取得した位置情報及び取得日時を、端末位置監視手段726に渡す。位置情報は、無線端末の現在の位置情報を表している。なお、位置情報には、その無線端末の、位置情報の履歴が含まれていてもよい。
通信装置情報格納手段724は、通信装置の設置位置情報を格納する。通信装置の設置位置情報は、例えば、図9の通信装置情報格納テーブルを用いて、格納される。図9に示される通信装置情報格納テーブルは、図16における、通信装置140−154の設置位置を格納した例である。図9の通信装置情報格納テーブルには、以下の項目が含まれる。
−通信装置ID:各通信装置に予め割り振られた固有のID
−緯度、経度、フロア:各通信装置の設置位置。各通信装置は、この設置位置を表す位置情報を含む測位信号を無線端末に送信する
−案内領域:当該通信装置が、例えば図16に示されるような、案内領域上に設置されているかどうかを表すフラグ
通信装置情報格納テーブルは、例えば、通信装置が設置された段階で、予め作成される。
端末位置監視手段726は、所定のタイミングで、管理対象となる無線端末(表示装置を含む)の位置情報及びその位置情報の取得日時を取得し、無線端末の位置の変動を監視する。所定のタイミングは、一定時間おきであってもよいし、所定の時刻であってもよい。端末位置監視手段726は、端末情報格納手段720から、監視対象の無線端末の全て又は一部の識別情報を取得し、この識別情報を、位置情報取得手段722に渡す。そして、位置情報取得手段722から、各識別情報に対応する、位置情報と、その取得日時を取得する。ここで、端末位置監視手段726は、端末情報格納手段720に格納された無線端末のうち、「目的地情報」の項目が「設定済」となっている無線端末の識別情報のみを取得して、その位置情報と取得日時を取得するようにしてもよい。
端末位置監視手段726は、位置情報取得手段722から取得した、無線端末120の現在の位置情報及びその取得日時と、その直前に取得した位置情報及びその取得日時とを比較し、その無線端末120が、一定時間、案内領域に留まっていたか判定する。そのために、端末位置監視手段726は、まず、通信装置情報格納手段724の通信装置情報格納テーブル(図9)を参照する。次に、無線端末の現在の位置情報が、「案内領域」の項目が「Y」である(すなわち、案内領域上に設置された)通信装置の何れかの位置情報と一致するか判定する。そして、無線端末の現在の位置情報が、そのような案内領域上の通信装置の位置情報及び無線端末の直前の位置情報と一致し、かつ、現在及び直前の位置情報の取得日時の間隔が一定時間以上であるとき、無線端末120が、案内領域に一定時間以上留まったとみなす。一定時間は、例えば、10秒、30秒、1分等、任意の時間を設定することができる。端末位置監視手段726は、無線端末が、案内領域に一定時間以上留まったとみなした場合には、誘導手段728に、その無線端末120の位置情報を渡す。また、端末位置監視手段726は、位置情報取得手段722から取得した位置情報のうち、表示装置(「端末種別」が「表示装置」の無線端末)の位置情報を、共に、誘導手段728に渡す。
誘導手段728は、無線端末120と、無線端末120の最寄りの表示装置130までの間にある、照明装置180を点灯させ、無線端末のユーザを表示装置130(の近傍)へと視覚的に誘導する。照明装置180は、案内領域上に予め設置され、本情報処理装置と通信可能なように構成されている。誘導手段728は、端末位置監視手段726から受け取った無線端末の位置情報及び表示装置の位置情報を、表示装置探索手段730に渡し、最寄りの表示装置130の位置情報を受け取る。そして、誘導手段728は、無線端末の現在の位置から、表示装置130の位置の間に設置された照明装置180に対して、照明を点灯させるための信号を送信する。信号は、近距離無線通信ネットワーク180を通じて送信されてもよいし、ネットワーク190を通じて送信されてもよい。あるいは、信号は、別途設けられた配線によって送信されてもよい。誘導手段728は、一定時間の経過後、又は、端末位置監視手段726からの指示に応じて、照明装置180を消灯させることができる。
なお、照明装置180は、本情報処理装置100から制御可能な、任意の照明装置が用いられる。任意の位置の照明装置を点灯させるために、各照明装置の設置位置を表す位置情報が、予め、本情報処理装置の記憶手段に格納されてもよい。また、好ましくは、照明装置が、案内領域上の通信装置に組み込まれていてもよい。この場合には、本情報処理装置100は、特定の通信装置に対して信号を送信することにより、組み込まれた照明装置を点灯させることができる。
図16の例では、無線端末120は、通信装置142が設置された、案内領域に一定時間留まっている。また、最寄りの表示装置130は、案内領域上には存在しないが、これに最も近い案内領域は、通信装置150の設置された、案内領域である。そこで、誘導手段は、この二つの位置の間に含まれる案内領域に設置された照明装置に対して、点灯させるための信号を送信する。
表示装置探索手段730は、誘導手段728から、無線端末120の位置情報と、表示装置の位置情報を受け取り、無線端末120の位置に最も近い表示装置の位置情報を、誘導手段728に渡す。このため、表示装置探索手段730は、まず、無線端末120の位置情報に含まれる「フロア」が同一の、表示装置の識別情報を特定する。次に、無線端末120の位置情報に含まれる「緯度」及び「経度」によって表される経緯座標と、特定された表示装置の各経緯座標とを用いて、両者間の距離をそれぞれ求める。そして、両者間の距離が最も短くなる表示装置を特定し、その位置情報を、誘導手段728に渡す。
以上の機能により、本発明の一実施形態における情報処理装置100は、案内領域上に一定時間留まったユーザを、表示装置の近傍まで、視覚的に誘導することができる。
(3.3 経路情報出力機能)
次に、本発明の一実施形態における情報処理装置100が、目的地への経路情報を、表示装置に出力する機能について説明する。本機能は、上述した通り、図16に示されるような環境において、表示装置130の近くにいるユーザに対して、目的地(例えば、出発空港の搭乗口1600)への経路情報を提示するために、用いられる。また、本機能は、図18に示されるような、駐車場において、ユーザに対して、目的地(例えば、自分の車の駐車位置)への経路情報を提示するために、用いられる。なお、以下では、駐車券に組み込まれた無線端末120に、既に目的地情報が設定されているものとして説明する。駐車券に組み込まれた無線端末120への、目的地情報の設定機能については、後述する。
本発明の一実施形態における情報処理装置100は、目的地情報読込手段732及び経路情報出力手段734をさらに有する。
既に説明した、端末位置監視手段726は、上述したように、位置情報取得手段722から、監視下の無線端末の位置情報を、随時取得し、その変動を監視する。ここで、端末位置情報監視手段726は、位置情報が、表示装置(又はその近傍)の位置情報と一致し、かつ、「目的地情報」が「設定済」の「航空券」(又は「駐車券」)の無線端末を検出する。近傍とは、例えば、両者の位置情報が表すフロアが同一であり、両者の経緯座標から求めた距離が、一定距離以下であることをいう。一定距離とは、例えば、5mや10mのように表されるが、この例に限られない。端末位置監視手段726は、表示装置との距離が一定距離以下であり、かつ、「端末種別」が「航空券」又は「駐車券」である無線端末の、「目的地情報」が「設定済」である場合に、以下の情報を経路情報出力手段734に渡す。
−「端末種別」が「航空券」又は「駐車券」である無線端末(ユーザの所持する無線端末120)の識別情報及びその現在の位置情報
−その無線端末と同一の位置(又は近傍)にある表示装置130の識別情報
なお、端末位置監視手段726は、上記の情報を経路情報出力手段734に渡した後に、上述した、誘導機能によって、照明装置が点灯している場合には、これらを消灯するための信号を、照明装置に送信してもよい。照明装置を消灯させるタイミングは、任意に定めることができる。
目的地情報読込手段732は、経路情報出力手段734から、無線端末の識別情報を受け取り、その無線端末の目的地情報格納手段740から、予め格納された目的地情報を読み込む。読み込んだ目的地情報は、経路情報出力手段734に渡される。目的地情報読込手段732は、識別情報を用いて、その無線端末と通信するか、あるいは、その識別情報と予め関連付けられたIPアドレス等を用いて、無線端末と通信できる。目的地情報は、例えば、無線端末が航空券に組み込まれている場合には、搭乗口や出口のゲートの位置を表す位置情報(緯度、経度、フロア)であってもよい。また、例えば、無線端末が駐車券に組み込まれている場合には、駐車位置を表す位置情報(緯度、経度、フロア)であってもよい。目的地情報には、本発明の適用対象に応じて、任意の位置情報が設定され得る。
経路情報出力手段734は、端末位置監視手段726から、ユーザの所持する無線端末120の識別情報及び位置情報並びに表示装置130の識別情報を受け取ると、ユーザの無線端末の識別情報を、目的地情報読込手段732に渡す。そして、ユーザの所持する無線端末120の位置(現在地)から、目的地情報(目的地の位置情報)の表す位置(目的地)までの経路を特定し、その経路情報を、表示装置130へと出力する。現在地から目的地までの経路は、既存の任意の経路探索技術を用いて、算出することが可能である。あるいは、単に、二地点を結ぶ矢印によって、方向のみが表現されてもよい。あるいは、二地点を含む領域の地形情報を用い、通行可能な領域に沿って、現在地と目的地との間に道順を描くことによって、表現されてもよい。経路情報出力手段734は、表示装置130と、その識別情報を用いて通信するか、あるいは、その識別情報と予め関連付けられたIPアドレス等を用いて、表示装置130と通信できる。経路情報出力手段734が、表示装置130に対して出力する経路情報の例を、図17及び図19に示す。図17は、図16における、空港における出発ロビーの例に対応し、現在位置から、目的地である搭乗口1600までの経路を、地図と共に表している。また、図19は、図18における、駐車場の例に対応し、現在位置から、目的地である駐車位置までの経路を、地図と共に表示している。図19の例は、現在地と目的地のフロアが異なる例を表している。この場合には、例えば、現在地から、フロアを移動する手段である、エレベータまでの経路と、そのエレベータから目的地からの経路を出力する。経路情報出力手段734は、任意の形式により、経路情報を、表示装置130に出力することができる。
以上の機能により、本発明の一実施形態における情報処理装置100は、表示装置の近くにいるユーザに対して、現在地から目的地までの経路情報を提示することができる。
(3.4 目的地登録機能)
次に、本発明の一実施形態における情報処理装置100が、無線端末に対し、目的地情報を設定する機能について説明する。本機能は、例えば、図18に示される駐車場において、ユーザが車を駐車した後に、駐車券に組み込まれた無線端末122に対し、その駐車位置を、目的地情報として書き込むために、用いられる。なお、上述したように、航空券に組み込まれる無線端末120には、航空券の発券時に、予め、目的地情報が設定されている。そのため、本機能により、目的地情報を登録する処理は不要である。
本発明の一実施形態における情報処理装置100は、目的地情報設定手段736をさらに有する。
既に説明した、端末位置監視手段726は、上述したように、位置情報取得手段722から、監視下の無線端末の位置情報を、随時取得し、その変動を監視する。端末位置監視手段726は、位置情報取得手段722から取得した、無線端末122の現在の位置情報及びその取得日時と、その直前に取得した位置情報及びその取得日時とを比較し、その無線端末122が、一定時間、駐車領域に留まっていたか判定する。そのために、端末位置監視手段726は、まず、通信装置情報格納手段724の通信装置情報格納テーブル(図13)を参照する。図13の通信装置情報格納テーブルは、空港の例で用いた図9の通信装置情報格納テーブルと同様であるが、「案内領域」の項目に代えて、「駐車領域」の項目を有する点で、異なっている。次に、無線端末の現在の位置情報が、「駐車領域」の項目が「Y」である(すなわち、駐車領域上に設置された)通信装置の何れかの位置情報と一致するか判定する。そして、無線端末の現在の位置情報が、そのような駐車領域上の通信装置の位置情報及び無線端末の直前の位置情報と一致し、かつ、現在及び直前の位置情報の取得日時の間隔が一定時間以上であるとき、無線端末122が、駐車領域に一定時間以上留まったとみなす。一定時間は、例えば、10秒、30秒、1分等、任意の時間を設定することができる。端末位置監視手段726は、無線端末が、駐車領域に一定時間以上留まったとみなした場合には、その無線端末122の識別情報と、現在の位置情報を目的地情報設定手段736に渡す。
目的地情報設定手段736は、端末位置監視手段726から受け取った識別情報を用いて無線端末122と通信し、端末位置監視手段726から受け取った位置情報を、目的地情報として、無線端末122の目的地情報格納手段740に設定する。また、目的地情報設定手段736は、無線端末122に対して目的地情報を設定した後、端末情報格納手段720の端末情報管理テーブル(図12)の、同無線端末122の「目的地情報」の項目を、「設定済」に書き換える。
以上の機能により、本発明の一実施形態における情報処理装置100は、目的地情報が設定されていない無線端末に対して、その無線端末の現在の位置情報を、目的地情報として、設定することができる。
(4.動作例)
次に、主に図20−24を用いて、本発明の一実施形態における情報処理装置100の動作例について説明する。ここでは、本情報処理装置100の処理を、以下の通り分類して説明を行う。
−無線端末(ユーザの所持する航空券又は駐車券に組み込まれた無線端末及び表示装置に組み込まれた無線端末を含む)の位置情報を取得するための「位置情報管理処理」(図20)
−ユーザを表示装置まで誘導し、その後、予め設定された目的地への経路情報を表示装置に出力する「誘導・経路情報出力処理」(図21、22、16、17)
−無線端末に目的地情報を設定した後、その目的地への経路情報を表示装置に出力する「目的地登録・経路情報出力処理」(図23、24、18、19)
(4.1 位置情報管理処理)
まず、図20を用いて、無線端末120の位置情報を、位置情報管理サーバ102に格納する、位置情報管理処理の動作例について説明する。以下では説明を省略するが、他の無線端末についても、同様に位置情報が取得される。図20で示される一連のステップ(特に、ステップS2010−S1522)は、以下のようなタイミングで、繰り返し実行されてもよい。
−一定時間おき
−外部の装置又はユーザから処理を実行するよう指示を受けたとき
−無線端末120が、図示しない加速度センサ等により、加速度の変化(すなわち、端末の移動)を検知した時、またはその変化が終了した後
−その他、任意のタイミング
ステップS2000において、例えば図16に示される通信装置142の測位信号送信手段702は、以下のような位置情報を含む測位信号を、一定の領域に送信し続ける。
−緯度 「35.66625」
−経度 「139.76525」
−フロア「4」
ステップS2010において、無線端末120の測位信号受信手段704は、通信装置142の測位信号送信手段702から送信された測位信号を、受信する。
ステップS2012において、無線端末120の位置情報取得手段706は、受信した測位信号から、位置情報を取得する。位置情報は、例えば、IMES規格に従って定義された、測位信号を構成するフレーム内の所定の位置に含まれている。本実施例において、無線端末120が取得した位置情報は、以下の通りとなる。
−緯度 「35.66625」
−経度 「139.76525」
−フロア「4」
ステップS2014において、無線端末120の位置情報送信手段710は、識別情報格納手段708に格納された識別情報とともに、上記位置情報を、通信装置142に送信する。ここで、無線端末120の識別情報(MACアドレス)は、以下の通りであるものとする。
−識別情報 「012345abcd01」
ステップS2016において、通信装置154の中継手段712は、無線端末120から受信した位置情報と識別情報とを、ゲートウェイ160に中継する。
ステップS2018において、ゲートウェイ160の通信変換手段714は、通信装置140の属するネットワーク180から送信された通信データを、LANのようなネットワーク190に適合する形式に変換する。
ステップS2020において、位置情報管理サーバ102の位置情報受信手段716は、通信装置140とゲートウェイ160とを介して、無線端末120の位置情報と識別情報とを受信する。
ステップS2022において、位置情報管理サーバ102の位置情報格納手段718は、受信した識別情報を用いて、無線端末120の位置情報を格納する。このとき、当該位置情報管理サーバ102が、無線端末120から位置情報を受信した日時が、ともに格納される。本実施例において、位置情報管理サーバ102は、無線端末120から受信した位置情報を、図10(A)に示された、位置情報管理テーブルに格納して管理する。本実施例では、位置情報を受信した日時が「2012/8/13 10:00:30」であるとすると、以下の位置情報が、位置情報管理テーブルに、新たに格納される。
−日時 「2012/8/13 10:00:30」
−緯度 「35.66625」
−経度 「139.76525」
−フロア「4」
上記処理が繰り返し実行されることにより、位置情報管理サーバ102には、ユーザの無線端末の位置情報を、取得して管理することができる。
なお、上記の例では説明を省略したが、表示装置130の位置情報も、通信装置154から送信される測位信号により取得され、位置情報管理サーバ102の位置情報格納手段718に格納される。格納される位置情報の例を図10(B)に示す。
(4.2 誘導・経路情報出力処理)
次に、図21、22を用いて、無線端末120を所持するユーザを、表示装置の近傍まで誘導した後に、予め設定された目的地への経路情報を、表示装置に出力する処理の動作例について説明する。当該動作例は、図16に示される、空港の出発ロビーの例に基づいて、説明する。ユーザは、予め目的地情報(搭乗口)が設定された無線端末120の組み込まれた、航空券を所持している。なお、当該処理に先立ち、端末情報格納手段720の端末情報管理テーブルには、図8に示される端末情報が格納されており、通信装置情報格納手段724の通信装置情報格納テーブルには、図9に示される情報が格納されているものとする。
図21は、当該処理を行う情報処理装置100の処理フローを表すフローチャートである。
ステップS2100において、処理が開始される。
ステップS2102において、端末位置監視手段726は、端末情報管理テーブル(図8)を参照し、以下の条件に適合する無線端末の識別情報を用いて、その位置情報と取得日時を、位置情報取得手段722を介して取得する。
−「端末種別」の項目が「航空券」であり、かつ、「目的地情報」の項目が「設定済」である無線端末
−「端末種別」の項目が「表示装置」である無線端末(表示装置)
本実施例では、条件に適合する、無線端末120(識別情報「012345abcd01」)及び表示装置130(識別情報「012345abcd11」)の、以下の位置情報が取得されたものとする。
−無線端末120
日時:2012/8/13 10:00:30(図10(A)の下から二番目のエントリに対応)
緯度:35.66625
経度:139.76525
フロア:4
−表示装置130
日時:2012/8/13 10:00:30(図10(B)の下から二番目のエントリに対応)
緯度:35.66615
経度:139.76535
フロア:4
ステップS2104において、端末位置監視手段726は、取得した位置情報のうち、表示装置の位置情報と一致する(又はその近傍の位置情報を有する)、「端末種別」が「航空券」の無線端末がないか確認する。なお、「近傍」であると判定する条件として、無線端末と表示装置の間の距離が「5m」以下であると設定されているものとする。そして、そのような無線端末、すなわち表示装置130の近くにある無線端末が見つかった場合、ステップS2114に進む。そうでない場合には、ステップS2106に進む。本実施例では、表示装置130の位置情報と、「航空券」の無線端末120の位置情報は、一致していない。また、無線端末120と表示装置130との間の距離は、地球の半径を約6378kmの球体として求めると、約14mとなり、上記の「近傍」の条件を満たさない。従って、ステップS2106に進む。
ステップS2106において、端末位置監視手段726は、通信装置情報格納手段724の通信装置情報格納テーブル(図9)を参照する。次に、無線端末の現在の位置情報が、案内領域上に設置された通信装置の何れかの位置情報と一致するか判定する。判定の結果、一致する場合には、ステップS2108に進む。そうでない場合には、ステップS2102に戻る。本実施例においては、無線端末の現在の位置情報は、図9の通信装置情報格納テーブルに記された、案内領域上の通信装置142の位置情報と一致する。従って、ステップS2108に進む。
ステップS2108において、端末位置監視手段726は、無線端末の直前の位置情報が、現在の位置情報と一致し、かつ、現在の位置情報の取得日時と、直前の位置情報の取得日時との間に、一定時間以上の間隔があるかどうか判定する。ここで、一定時間は、例えば30秒と設定されているものとする。直前と現在の位置情報が一致し、かつ、一定時間以上の間隔がある場合には、ステップS2110に進む。そうでない場合には、ステップS2102に戻る。本実施例においては、無線端末の、直前の位置情報が以下の通り取得されていたものとする。
−無線端末120
日時:2012/8/13 10:00:00(図10(A)の下から三番目のエントリに対応)
緯度:35.66630
経度:139.76525
フロア:4
よって、無線端末120の現在の位置情報と、直前の位置情報とが一致せず、ステップS2102に戻る。
その後、ユーザが、一定時間、現在の位置に留まっていたものとして、説明を進める。この場合、ステップS2102に戻った後、同様の処理により、以下のような位置情報が取得される。
−無線端末120
日時:2012/8/13 10:01:00(図10(A)の一番下のエントリに対応)
緯度:35.66625
経度:139.76525
フロア:4
−表示装置130
日時:2012/8/13 10:01:00(図10(B)の一番下のエントリに対応)
緯度:35.66615
経度:139.76535
フロア:4
そして、ステップS2104、ステップS2106において、上述した通りの処理が実行され、ステップS2108が再度実行される。このステップS2108では、無線端末の現在の位置情報は、上述の通りであり、直前の位置情報は、以下の通りである。
−無線端末120
日時:2012/8/13 10:00:30(図10(A)の下から二番目のエントリに対応)
緯度:35.66625
経度:139.76525
フロア:4
従って、現在の位置情報と、直前の位置情報が一致する。また、それぞれの取得時間の間隔は、30秒であり、一定時間以上となる。よって、端末位置監視手段726は、無線端末120が、案内領域に一定時間以上留まったとみなし、ステップS2110に進む。
ステップS2110において、表示装置探索手段730は、無線端末120の位置情報に含まれる「フロア」が同一である、最寄りの「表示装置」を特定する。本実施例においては、無線端末120と表示装置130との間の距離が、およそ14mであり、この表示装置130が、無線端末120の最寄りの表示装置であると特定される。例示しないが、複数の表示装置に対して、同様に距離が計算され、最も距離が短い表示装置が特定される。
ステップS2112において、誘導手段728は、無線端末120と、最寄りの表示装置130の間にある、案内領域上の照明装置を点灯させるための信号を、各照明装置へと送信する。その後、ステップS2102へと戻る。各照明装置は、図16における、通信装置142、144、150の位置に設置されるか、又はその通信装置に内蔵され、情報処理装置100と通信可能なように構成され得る。
その後、無線端末120の組み込まれた航空券を所持するユーザは、点灯した照明装置の視覚的なガイドに従って、表示装置130の位置まで辿り着いたものとして、説明を進める。この場合、ステップS2102に戻った後、同様の処理により、以下のような位置情報が取得される。
−無線端末120
日時:2012/8/13 10:06:30(図11(A)の一番下のエントリに対応)
緯度:35.66615
経度:139.76535
フロア:4
−表示装置130
日時:2012/8/13 10:06:30(図11(B)の一番下のエントリに対応)
緯度:35.66615
経度:139.76535
フロア:4
そして、ステップS2104において、表示装置130の位置情報と、無線端末120の位置情報とが一致することにより、ステップS2114に進む。なお、ここで、端末位置監視手段726は、照明装置を消灯させるための信号を、照明装置に送信してもよい。
ステップS2114において、目的地情報読込手段732は、無線端末120の識別情報(又は予め関連付けられたIPアドレス)を用いて、その無線端末120と通信し、目的地情報格納手段740から、予め格納された目的地情報を読み込む。本実施例においては、予め設定された、出発空港の搭乗口を示す、以下の目的地情報が読み込まれる。
−目的地情報
緯度:35.66615
経度:139.76555
フロア:4
ステップS2116において、経路情報出力手段734は、ユーザの所持する無線端末120の位置(現在地)から、目的地情報(目的地の位置情報)の表す位置(目的地)までの経路を特定し、その経路情報を、表示装置130へと出力する。本実施例においては、図17に示されるような経路情報が出力される。ここでは、現在地である無線端末120の現在位置と、目的地である搭乗口の位置との間に、通行不可能な領域が存在するため、その領域を迂回するように、経路が生成される。経路情報には、経路そのものの情報の他に、売店や化粧室のような、ユーザにとって目印となるような情報が含まれてもよい。
ステップS2118において、処理が終了する。
図22は情報処理装置100と、無線端末120と、表示装置130と、照明装置の、それぞれの動作例を表すシーケンス図である。当該動作例は、図21のフローチャートにおいて用いた実施例に基づいて、説明される。
ステップS2200において、図16に示される空港のロビー内で、無線端末120の組み込まれた航空券を所持するユーザが、通信装置142の設置位置に対応する、案内領域に一定時間留まっていたとする。無線端末120の位置情報送信手段710は、通信装置142から受信した位置情報を、ネットワーク180を介して、位置情報管理サーバ102に送信し続ける。
ステップS2202において、情報処理装置100の位置情報取得手段722は、無線端末120と表示装置130の、以下の位置情報を取得する。
−無線端末120
日時:2012/8/13 10:01:00(図10(A)の一番下のエントリに対応)
緯度:35.66625
経度:139.76525
フロア:4
−表示装置130
日時:2012/8/13 10:01:00(図10(B)の一番下のエントリに対応)
緯度:35.66615
経度:139.76535
フロア:4
ここで、無線端末120の直前の位置情報は、以下の通りであるものとする。
−無線端末120
日時:2012/8/13 10:00:30(図10(A)の下から二番目のエントリに対応)
緯度:35.66625
経度:139.76525
フロア:4
従って、無線端末120が、一定時間、案内領域に留まっていたとみなす。
ステップS2204において、表示装置探索手段730は、およそ14mの距離にある、表示装置130を、無線端末120の最寄りの表示装置と特定する。
ステップS2206において、誘導手段728は、無線端末120と、最寄りの表示装置130の間にある、案内領域上の照明装置を点灯させるための信号を、各照明装置へと送信する。
ステップS2208において、図16における、通信装置142、144、150の位置に設置された各照明装置が、点灯する。
ステップS2210において、ユーザは、表示装置130の設置位置に到達したものとする。無線端末120の位置情報送信手段710は、通信装置154から受信した位置情報を、ネットワーク180を介して、位置情報管理サーバ102に送信する。
ステップS2212において、情報処理装置100の位置情報取得手段722は、無線端末120と表示装置130の、以下の位置情報を取得する。
−無線端末120
日時:2012/8/13 10:06:30(図11(A)の一番下のエントリに対応)
緯度:35.66615
経度:139.76535
フロア:4
−表示装置130
日時:2012/8/13 10:06:30(図11(B)の一番下のエントリに対応)
緯度:35.66615
経度:139.76535
フロア:4
ステップS2214において、目的地情報読込手段732は、無線端末120と通信し、目的地情報格納手段740から、予め設定された、以下の目的地情報を読み込む。
−目的地情報
緯度:35.66615
経度:139.76555
フロア:4
ステップS2216において、経路情報出力手段734は、ユーザの所持する無線端末120の位置(現在地)から、目的地情報(目的地の位置情報)の表す位置(目的地)までの経路を特定し、その経路情報を、表示装置130へと出力する。本実施例においては、図17に示されるような経路情報が出力される。
ステップS2218において、表示装置130は、無線端末120の現在位置から、目的地である搭乗口への経路情報を表示する。
以上の処理により、本発明の一実施形態における情報処理装置100は、ユーザに対して、目的地への経路情報を、表示装置を通じて、提供することができる。また、ユーザが、表示装置そのもの場所を把握できていない場合には、照明装置を用いて、視覚的に、その表示装置へと誘導することができる。
(4.3 目的地登録・経路情報出力処理)
次に、図23、24を用いて、目的地情報の設定されていない無線端末に対して、目的地情報を設定した後に、その目的地への経路情報を、表示装置に出力する処理の動作例について説明する。当該動作例は、図18に示される、駐車場の例に基づいて、説明される。ユーザは、駐車場への入場時に、目的地情報が設定されていない無線端末122が組み込まれた、駐車券を受け取る。そして、その駐車券を所持したまま、車を駐車する。なお、当該処理に先立ち、端末情報格納手段720の端末情報管理テーブルには、図12に示される端末情報が格納されており、通信装置情報格納手段724の通信装置情報格納テーブルには、図13に示される情報が格納されているものとする。
図23は、当該処理を行う情報処理装置100の処理フローを表すフローチャートである。
ステップS2300において、処理が開始される。
ステップS2302において、端末位置監視手段726は、端末情報管理テーブル(図12)を参照し、以下の条件に適合する無線端末の識別情報を用いて、その位置情報と取得日時を、位置情報取得手段722を介して取得する。
−「端末種別」の項目が「駐車券」である無線端末
−「端末種別」の項目が「表示装置」である無線端末(表示装置)
本実施例では、条件に適合する、無線端末122(識別情報「012345abcd02」)及び表示装置132(識別情報「012345abcd12」)の、以下の位置情報が取得される。
−無線端末122
日時:2012/8/14 10:00:30(図14(A)の下から二番目のエントリに対応)
緯度:35.66000
経度:139.76005
フロア:5
−表示装置132
日時:2012/8/14 10:00:30(図14(B)の下から二番目のエントリに対応)
緯度:35.66000
経度:139.76000
フロア:1
ステップS2304において、位置情報を取得した無線端末122の端末情報のうち、「目的地情報」の項目が「未設定」である場合には、ステップS2306に進む。そうでない場合には、ステップS2312に進む。
ステップS2306において、端末位置監視手段726は、通信装置情報格納手段724の通信装置情報格納テーブル(図13)を参照する。次に、無線端末の現在の位置情報が、駐車領域上に設置された通信装置の何れかの位置情報と一致するか判定する。判定の結果、一致する場合には、ステップS2308に進む。そうでない場合には、ステップS2302に戻る。本実施例においては、無線端末122の現在の位置情報は、図13の通信装置情報格納テーブルに記された、駐車領域上の通信装置156の、以下の位置情報と一致する。
−通信装置156
緯度:35.66000
経度:139.76005
フロア:5
従って、ステップS2308に進む。
ステップS2308において、端末位置監視手段726は、無線端末の直前の位置情報が、現在の位置情報と一致し、かつ、現在の位置情報の取得日時と、直前の位置情報の取得日時との間に、一定時間以上の間隔があるかどうか判定する。ここで、一定時間は、例えば30秒と設定されているものとする。直前と現在の位置情報が一致し、かつ、一定時間以上の間隔がある場合には、ステップS2310に進む。そうでない場合には、ステップS2302に戻る。本実施例においては、無線端末の、直前の位置情報が以下の通り取得されていたものとする。
−無線端末122
日時:2012/8/14 10:00:00(図14(A)の下から三番目のエントリに対応)
緯度:35.66020
経度:139.76525
フロア:4
よって、無線端末122の現在の位置情報と、直前の位置情報とが一致せず、ステップS2302に戻る。
その後、ユーザが、一定時間、同じ位置に留まっていた(すなわち、車を駐車して一定時間が経過した)ものとして、説明を進める。この場合、ステップS2302に戻った後、同様の処理により、以下のような位置情報が取得される。
−無線端末122
日時:2012/8/14 10:01:00(図14(A)の一番下のエントリに対応)
緯度:35.66000
経度:139.76005
フロア:5
−表示装置132
日時:2012/8/14 10:01:00(図14(B)の一番下のエントリに対応)
緯度:35.66000
経度:139.76000
フロア:1
そして、ステップS2304、ステップS2306において、上述した通りの処理が実行され、ステップS2308が再度実行される。このステップS2308では、無線端末の現在の位置情報は、上述の通りであり、直前の位置情報は、以下の通りである。
−無線端末122
日時:2012/8/14 10:00:30(図14(A)の下から二番目のエントリに対応)
緯度:35.66000
経度:139.76005
フロア:5
従って、現在の位置情報と、直前の位置情報が一致し、それぞれの取得時間の間隔が、30秒以上となる。よって、端末位置監視手段726は、無線端末120が、駐車領域に一定時間以上留まったとみなし、ステップS2310に進む。
ステップS2310において、目的地情報設定手段736は、無線端末122と通信し、無線端末122の現在の位置情報を、目的地情報として、無線端末122の目的地情報格納手段740に設定する。本実施例においては、無線端末122に、以下の目的地情報が設定される。
−目的地情報
緯度:35.66000
経度:139.76005
フロア:5
また、目的地情報設定手段736は、無線端末122に対して目的地情報を設定した後、端末情報格納手段720の端末情報管理テーブル(図12)の、同無線端末122の「目的地情報」の項目を、「設定済」に書き換える。
その後、無線端末122の組み込まれた駐車券を所持するユーザは、駐車した車から一旦離れ、目的を果たした後、駐車場内の別フロアにある表示装置132の位置まで辿り着いたものとして、説明を進める。この場合、ステップS2302に戻った後、同様の処理により、以下のような位置情報が取得される。
−無線端末122
日時:2012/8/14 10:06:30(図15(A)の一番下のエントリに対応)
緯度:35.66000
経度:139.76000
フロア:1
−表示装置132
日時:2012/8/14 10:06:30(図15(B)の一番下のエントリに対応)
緯度:35.66000
経度:139.76000
フロア:1
そして、ステップS2304において、無線端末122は、既に「目的地情報」が「設定済」となっていることから、ステップS2312に進む。
ステップS2312において、端末位置監視手段726は、取得した位置情報のうち、表示装置の位置情報と一致する(又はその近傍の位置情報を有する)、「端末種別」が「駐車券」の無線端末がないか確認する。そして、そのような無線端末、すなわち表示装置130の近くにある無線端末が見つかった場合、ステップS2314に進む。そうでない場合には、ステップS2302に戻る。本実施例では、「端末種別」が「駐車券」である、無線端末122の位置情報と、表示装置132の位置情報とが、一致している。そこで、ステップS2314に進む。
ステップS2314において、目的地情報読込手段732は、無線端末122の識別情報(又は予め関連付けられたIPアドレス)を用いて、その無線端末122と通信し、目的地情報格納手段740から、予め格納された目的地情報を読み込む。本実施例においては、駐車位置を示す以下の目的地情報が読み込まれる。
−目的地情報
緯度:35.66000
経度:139.76005
フロア:5
ステップS2316において、経路情報出力手段734は、ユーザの所持する無線端末120の位置(現在地)から、目的地情報(目的地の位置情報)の表す位置(目的地)までの経路を特定し、その経路情報を、表示装置130へと出力する。本実施例においては、図19に示されるような経路情報が出力される。ここでは、現在地である無線端末122の現在位置と、目的地である駐車位置とは、フロアが異なる。そのため、フロアを移動する手段であるエレベータへの経路と、該当フロアにおける、エレベータから駐車位置までの経路を生成する。経路情報には、経路そのものの情報の他に、化粧室のようなユーザにとって目印となるような情報が含まれてもよい。
ステップS2118において、処理が終了する。
図24は情報処理装置100と、無線端末122と、表示装置132の、それぞれの動作例を表すシーケンス図である。当該動作例は、図23のフローチャートにおいて用いた実施例に基づいて、説明される。
ステップS2400において、図18に示される駐車場内で、無線端末122の組み込まれた駐車券の発行を受けたユーザが、通信装置156の設置位置に対応する、駐車領域に一定時間留まっていたとする。無線端末122の位置情報送信手段710は、通信装置156から受信した位置情報を、ネットワーク180を介して、位置情報管理サーバ102に送信し続ける。
ステップS2402において、情報処理装置100の位置情報取得手段722は、無線端末122と表示装置132の、以下の位置情報を取得する。
−無線端末122
日時:2012/8/14 10:01:00(図14(A)の一番下のエントリに対応)
緯度:35.66000
経度:139.76005
フロア:5
−表示装置132
日時:2012/8/14 10:01:00(図14(B)の一番下のエントリに対応)
緯度:35.66000
経度:139.76000
フロア:1
ここで、無線端末122の直前の位置情報は、以下の通りであるものとする。
−無線端末122
日時:2012/8/14 10:00:30(図14(A)の下から二番目のエントリに対応)
緯度:35.66000
経度:139.76005
フロア:5
従って、無線端末122が、一定時間、駐車領域に留まっていることが検出される。
ステップS2404において、目的地情報設定手段736は、無線端末122と通信し、無線端末122の現在の位置情報を、目的地情報として、無線端末122の目的地情報格納手段740に設定する。本実施例においては、無線端末122に、以下の目的地情報が設定される。
−目的地情報
緯度:35.66000
経度:139.76005
フロア:5
また、目的地情報設定手段736は、無線端末122に対して目的地情報を設定した後、端末情報格納手段720の端末情報管理テーブル(図12)の、同無線端末122の「目的地情報」の項目を、「設定済」に書き換える。
ステップS2406において、無線端末122の目的地情報格納手段740に、ステップS2404で設定された目的地情報が格納される。
ステップS2408において、ユーザは、表示装置132の設置位置に到達したものとする。無線端末122の位置情報送信手段710は、通信装置158から受信した位置情報を、ネットワーク180を介して、位置情報管理サーバ102に送信する。
ステップS2410において、情報処理装置100の位置情報取得手段722は、無線端末122と表示装置132の、以下の位置情報を取得する。
−無線端末122
日時:2012/8/14 10:06:30(図15(A)の一番下のエントリに対応)
緯度:35.66000
経度:139.76000
フロア:1
−表示装置132
日時:2012/8/14 10:06:30(図15(B)の一番下のエントリに対応)
緯度:35.66000
経度:139.76000
フロア:1
ステップS2412において、目的地情報読込手段732は、無線端末120と通信し、目的地情報格納手段740から、予め格納された、以下の目的地情報を読み込む。
−目的地情報
緯度:35.66000
経度:139.76005
フロア:5
ステップS2414において、経路情報出力手段734は、ユーザの所持する無線端末122の位置(現在地)から、目的地情報(目的地の位置情報)の表す位置(目的地)までの経路を特定し、その経路情報を、表示装置132へと出力する。本実施例においては、図19に示されるような経路情報が出力される。
ステップS2416において、表示装置132は、無線端末122の現在位置から、目的地である駐車位置への経路情報を表示する。
以上により、本発明の一実施形態における情報処理装置100は、ユーザの目的地を事後的に設定し、その目的地への経路情報を提供することができる。
100 情報処理装置
102 位置情報管理サーバ
120、122 無線端末
140、142、144、146 通信装置
160 ゲートウェイ
700 位置情報格納手段
702 測位信号送信手段
704 測位信号受信手段
706 位置情報取得手段
708 識別情報格納手段
710 位置情報送信手段
712 中継手段
714 通信変換手段
716 位置情報受信手段
718 位置情報格納手段
720 端末情報格納手段
722 位置情報取得手段
724 通信装置情報格納手段
726 端末位置監視手段
728 誘導手段
730 表示装置探索手段
732 目的地情報読込手段
734 経路情報出力手段
736 目的地情報設定手段
740 目的地情報格納手段
特開2010−191487号公報 特開2008−257216号公報 特開2012−128812号公報

Claims (9)

  1. 無線端末及び表示装置と通信可能な情報処理装置であって、
    前記無線端末の位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    前記位置情報が、前記表示装置との距離が所定の距離以下である第一の位置を表す場合に、前記無線端末に関連付けられた目的地情報を読み込む読込手段と、
    前記第一の位置から、読み込まれた前記目的地情報の表す目的地への経路情報を前記表示装置に出力する出力手段と、
    前記位置情報が、予め定められた案内領域である第二の位置を表す場合に、該位置情報が表す位置から、前記表示装置が属する位置までの経路上に配置された照明装置を点灯させる誘導手段と、
    を有する、情報処理装置。
  2. 前記照明装置は、前記無線端末が前記第二の位置に一定時間留まった場合に点灯する、
    請求項に記載の情報処理装置。
  3. 前記第二の位置は、他の領域とは区別可能なように設けられた前記案内領域を表す位置であり、
    前記照明装置は、前記案内領域に設置される、
    請求項又はに記載の情報処理装置。
  4. 前記位置情報が、予め定められた駐車領域である第三の位置を表す場合に、該位置情報を、目的地情報として前記無線端末に設定する設定手段
    をさらに有する、請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記設定手段によって設定される前記目的地情報は、前記無線端末が前記第三の位置に一定時間留まった場合に設定される、
    請求項に記載の情報処理装置。
  6. 前記第一の位置は、前記表示装置の属する位置か、又は該位置の近くの位置である、
    請求項1乃至何れか一項に記載の情報処理装置。
  7. 前記位置情報は、前記無線端末が、通信装置から受信した測位信号を用いて取得した位置情報である、
    請求項1乃至何れか一項に記載の情報処理装置。
  8. 前記位置情報取得手段は、前記通信装置の中継手段を介して、前記無線端末から送信された前記位置情報を取得する、
    請求項に記載の情報処理装置。
  9. 無線端末及び表示装置と通信可能な情報処理装置で実行される情報処理方法あって、
    前記無線端末の位置情報を取得する位置情報取得段階と、
    前記位置情報が、前記表示装置との距離が所定の距離以下である第一の位置を表す場合に、前記無線端末に関連付けられた目的地情報を読み込む読込段階と、
    前記第一の位置から、読み込まれた前記目的地情報の表す目的地への経路情報を前記表示装置に出力する出力段階と、
    前記位置情報が、予め定められた案内領域である第二の位置を表す場合に、該位置情報が表す位置から、前記表示装置が属する位置までの経路上に配置された照明装置を点灯させる誘導段階と、
    を有する、情報処理方法。
JP2012202649A 2012-09-14 2012-09-14 情報処理装置及び情報処理方法 Expired - Fee Related JP6079078B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012202649A JP6079078B2 (ja) 2012-09-14 2012-09-14 情報処理装置及び情報処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012202649A JP6079078B2 (ja) 2012-09-14 2012-09-14 情報処理装置及び情報処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014059151A JP2014059151A (ja) 2014-04-03
JP6079078B2 true JP6079078B2 (ja) 2017-02-15

Family

ID=50615763

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012202649A Expired - Fee Related JP6079078B2 (ja) 2012-09-14 2012-09-14 情報処理装置及び情報処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6079078B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6790381B2 (ja) * 2016-03-03 2020-11-25 株式会社リコー 情報処理装置、端末装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム
JP2018055505A (ja) * 2016-09-29 2018-04-05 富士通株式会社 案内システム、案内方法、案内プログラム及び照明装置
JP6469782B1 (ja) * 2017-08-29 2019-02-13 楽天株式会社 案内システム、案内方法、情報処理装置、及び情報処理プログラム
JP7048529B2 (ja) * 2019-02-26 2022-04-05 本田技研工業株式会社 車両位置分析装置及び車両位置分析方法

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005106769A (ja) * 2003-10-02 2005-04-21 Namco Ltd 室内用誘導システムおよび室内用誘導方法
JP4049767B2 (ja) * 2004-07-27 2008-02-20 株式会社ナビタイムジャパン ナビゲーションシステム、経路探索装置およびナビゲーション装置ならびにプログラム
JP2006275520A (ja) * 2005-03-25 2006-10-12 Clarion Co Ltd ナビゲーション装置、方法及びプログラム
US8836580B2 (en) * 2005-05-09 2014-09-16 Ehud Mendelson RF proximity tags providing indoor and outdoor navigation and method of use
JP2008257216A (ja) * 2007-03-12 2008-10-23 Akira Tomono 公衆用情報提示装置
JP2009265019A (ja) * 2008-04-28 2009-11-12 Denso Corp カーナビゲーション装置
JP2012128812A (ja) * 2010-12-17 2012-07-05 Kyocera Corp 情報提示システム及び情報提示システムの電子表示機器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014059151A (ja) 2014-04-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2869080B1 (en) Method of controling a terminal device and program
JP5823622B2 (ja) 情報処理装置及び情報処理方法
JP4392747B2 (ja) ナビゲーションシステム
JP6079078B2 (ja) 情報処理装置及び情報処理方法
JP2005085187A (ja) 無線lanシステムを利用した駐車場管理システム
CN105027177A (zh) 交通工具管理系统
KR101880715B1 (ko) 버스 승객 알림 방법 및 이를 이용하는 장치
KR20160092660A (ko) 경로 생성 지원 서비스 제공 장치 및 방법
JP2009053798A (ja) 情報提供システム、情報提供装置、情報取得装置、情報提供方法及びプログラム
JP5216931B1 (ja) バスロケーションシステム
JP2013170932A (ja) 充電施設情報提供システム
JP2011048582A (ja) 情報収集装置
EP3528479A1 (en) Electronic device, control device, control program, and operation method of electronic device
JP2002274381A (ja) 列車利用支援方法およびシステム、ならびに列車利用支援用プログラム
CN206400781U (zh) 一种识别车位忙闲的检测系统及其检测装置
JP5655150B2 (ja) 通信システム、移動体搭載装置、端末装置、およびセンタサーバ
KR20170087270A (ko) 숙박 관리 서버, 숙박 관리 방법, 숙박 관리를 위해 매체에 저장된 컴퓨터 프로그램 및 휴대 단말
JP5987712B2 (ja) 目的地転送システム、目的地転送方法、及び目的地転送プログラム
KR101892700B1 (ko) 운전 숙련도를 고려한 주차장 공유 시스템, 그 방법 및 컴퓨터 프로그램이 기록된 기록매체
JP2010060504A (ja) 車載機器、経路誘導システム、車載機器の通信制御方法およびプログラム
WO2016152133A1 (ja) 車両誘導システム及び車両誘導方法
KR101479663B1 (ko) 버스 정류소의 공용 스피커를 이용한 목적지 안내 방법 및 목적지 안내 시스템
CN117043030A (zh) 自动驾驶控制方法、电子设备、移动终端及车辆
KR101702778B1 (ko) 무선 통신 서비스를 수행하는 유비쿼터스 센서네트워크를 이용한 시스템 및 이를 위한 데이터 송수신 방법
JP6164946B2 (ja) ナビゲーション装置、ナビゲーション方法、ナビゲーション情報取得プログラムおよびナビゲーション情報提供プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150831

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160428

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160510

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160707

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161220

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170102

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6079078

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees