JP6078424B2 - 害虫忌避用組成物 - Google Patents
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Description
害虫忌避成分が、ディート(N,N−ジエチル−3−メチルベンズアミド)であり、
液体油が、15〜60の炭素数を有する脂肪酸エステル油であり、
(メタ)アクリル酸系重合体が、(メタ)アクリロイルジメチルタウリンと少なくとも(メタ)アクリル酸との共重合体、及び、(メタ)アクリロイルジメチルタウリンと少なくとも(メタ)アクリル酸ヒドロキシエチルとの共重合体からなる群より選択される少なくとも1種であることを特徴としている。
本実施形態の害虫忌避用組成物は、通常、さらに、水を含む。
前記害虫忌避成分としては、上記の1種単独物又は2種以上を組み合わせたものが採用され得る。
また、前記害虫忌避用組成物によれば、組成物が例えば皮膚等の塗布対象物に塗布されて使用されたときに、塗布対象物において(メタ)アクリル酸系重合体によって形成される保護膜によって、害虫忌避成分の揮発を抑制することができる。
従って、害虫忌避用組成物によれば、害虫忌避成分による害虫忌避性能を持続的に発揮することができる。
前記害虫忌避用組成物によれば、例えばエタノールが組成物に配合されていなくとも、害虫忌避成分との相溶性を有する液体油によって、害虫忌避成分(特に、ディート)を組成物中に安定的に配合することができる。従って、エタノールによる皮膚刺激を抑えることができる。また、前記害虫忌避用組成物によれば、害虫忌避成分(特に、ディート)由来の臭いを(メタ)アクリル酸系重合体によって抑えることができ、皮膚に塗布されたときの使用感を格段に優れたものとすることができる。
そして、乳化された害虫忌避用組成物は、液体油が水中に分散されて乳化された分、含まれる水の量が増えることから、例えば皮膚に塗布されたときに、使用感に優れている。
また、乳化された害虫忌避用組成物は、例えば皮膚に塗布されたときに、(メタ)アクリル酸系重合体によって皮膚親和性に優れた保護保水膜を皮膚上に形成させることができる。これにより、組成物中の水の揮発が抑制されることから、害虫忌避用組成物は、水分保持力に優れている。
前記液体油は、20℃において半固形状であるものをも包含している。
酸素原子を含有する極性基としては、カルボン酸エステル基、ヒドロキシ基、又はエーテル基が好ましい。
前記液体油は、通常、15〜60の炭素数を有する有機化合物である。
前記脂肪酸エステル油は、炭素数6〜20の脂肪酸と、アルキルアルコールとがエステル結合してなる化合物である。
斯かるアルキルアルコールとしては、炭素数2〜20のものが好ましい。また、分子中に1〜3のヒドロキシ基を含むものが好ましい。
前記液体油がIOB値0.1以上の脂肪酸エステル油であることにより、液体油の皮膚における感触がさっぱりしてべたつかないものになるという利点がある。
なお、前記液体油は、IOB値が0.6以下であることが好ましい。
前記有機概念図論については、「有機概念図−基礎と応用−」(甲田善生著、三共出版、1984年)等に詳細に説明されている。
前記有機概念図論に基づいた手法は、官能基ごとにパラメーターを設定する官能基寄与法の一つである。各官能基には、無機性値、有機性値が定められている。なお、IOB値が大きいほど、無機性が高いことを表す。
前記害虫忌避成分に対する液体油の質量比が、0.1以上であることにより、害虫忌避効果がより優れたものになり得るという利点がある。一方、質量比が5.0以下であることにより、組成物が皮膚に塗布されたときのベタツキ感がより抑えられ、より十分な使用感を得ることができるという利点がある。
なお、本明細書における“(メタ)アクリル酸”との用語は、アクリル酸及びメタクリル酸を示している。また、“(メタ)アクリロイル” との用語は、アクリロイル及びメタクリロイルを示している。
また、前記(メタ)アクリル酸系重合体としては、例えば、(メタ)アクリロイルジメチルタウリンと(メタ)アクリル酸とジメチル(メタ)アクリルアミドとの共重合体であって架橋された共重合クロスポリマー等が挙げられる。
例えば、前記(メタ)アクリル酸系重合体としては、製品名「シマルゲル」シリーズ(セピック社製)に含有されている重合体などが採用される。
具体的には、前記(メタ)アクリル酸系重合体を含有する製品としては、(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマーが含有されている製品「シマルゲルEG」(セピック社製)、(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマーが分散されてなる製品「シマルゲル FL」(セピック社製)、(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマーが含有されている製品「セピノブ EMT10」(セピック社製)、(アクリル酸ナトリウム/アクリロイルジメチルタウリンNa/ジメチルアクリルアミド)クロスポリマーが含有されている製品「セピノブ P88」(セピック社製)等が挙げられる。
前記(メタ)アクリル酸系重合体の塩としては、Na塩、K塩、アンモニウム塩、マグネシウム塩などが挙げられる。
前記害虫忌避成分に対する(メタ)アクリル酸系重合体の質量比が、0.01以上であることにより、組成物の製剤安定性がより良好なものになるという利点がある。また、害虫忌避成分に起因する臭いをより抑えることができるという利点がある。一方、前記害虫忌避成分に対する(メタ)アクリル酸系重合体の質量比が2.0以下であることにより、組成物が皮膚に塗布されたときのベタツキ感をより抑えることができ、より十分な使用感を得ることができるという利点がある。
前記液体油に対する(メタ)アクリル酸系重合体の質量比が、0.25以上であることにより、組成物の製剤安定性がより良好なものになるという利点がある。また、害虫忌避成分に起因する臭いをより抑えることができるという利点がある。一方、前記液体油に対する(メタ)アクリル酸系重合体の質量比が10以下であることにより、組成物が皮膚に塗布されたときのベタツキ感をより抑えることができ、より十分な使用感を得ることができるという利点がある。
前記非イオン性界面活性剤のHLB値が7以上であることにより、より使用感に優れ、組成物の乳化をより安定なものにできるという利点がある。
前記ポリオキシエチレンアルキルエーテル型非イオン性界面活性剤がソルビタン構造をさらに有することにより、組成物の製剤安定性をより優れたものにでき、しかも、害虫忌避成分に起因する組成物の臭いをより抑えることができるという利点がある。
前記非イオン性界面活性剤に対する害虫忌避成分及び液体油の合計の質量比が、2以上であることにより、組成物の製剤安定性をより優れたものにできるという利点がある。また、質量比が100以下であることにより、組成物が皮膚に塗布されたときのべとつき感をより抑えることができ、組成物の製剤安定性をより優れたものにできるという利点がある。
前記害虫忌避用組成物は、液体油を1.0〜20.0質量%含むことが好ましい。液体油を1.0〜20.0質量%含むことにより、組成物の製剤安定性がより良好となり、組成物が皮膚に塗布されたときの使用感がより良好となり、害虫忌避成分に起因する臭いをより低く抑えることができるという利点がある。
前記害虫忌避用組成物は、(メタ)アクリル酸系重合体を0.1〜5.0質量%含むことが好ましい。(メタ)アクリル酸系重合体を0.1〜5.0質量%含むことにより、組成物の製剤安定性がより良好となり、組成物が皮膚に塗布されたときの使用感がより良好となり、害虫忌避成分に起因する臭いをより低く抑えることができるという利点がある。
前記害虫忌避用組成物は、非イオン性界面活性剤を0.1〜10.0質量%含むことが好ましい。非イオン性界面活性剤を0.1〜10.0質量%含むことにより、組成物の製剤安定性をより優れたものにできるという利点がある。
より具体的には、前記害虫忌避用組成物は、例えば、液体油と害虫忌避成分と非イオン性界面活性剤と(メタ)アクリル酸系重合体とを混合させてなる油相と、水とを混合することにより、水中に油相を乳化させて製造することができる。
また、前記害虫忌避用組成物は、ヒトの皮膚に塗布して使用される。その他、例えば、エアゾール容器に入れられスプレーによって噴射されることにより、塗布対象物に塗布されて使用される。
また、前記害虫忌避用組成物は、例えば、不織布などに含浸させた態様となり得る。即ち、前記害虫忌避用組成物は、いわゆるウェットティッシュにおける含浸液として使用され得る。
「害虫忌避成分」
・N,N−ジエチル−3−メチルベンズアミド(ディート)(購入品)
「極性基含有液体油」
・2−エチルヘキサン酸セチル(IOB値=0.13)(購入品)
「(メタ)アクリル酸系重合体を含有する原料」
・共重合体含有原料1
アクリロイルジメチルタウリンNa/アクリル酸ヒドロキシエチル共重合体
(セピック社製 製品名「シマルゲル(Simulgel)FL」)
共重合体を40質量%含有
・共重合体含有原料2
アクリロイルジメチルタウリンNa/アクリル酸Na共重合体
(セピック社製 製品名「シマルゲル(Simulgel)EG」)
共重合体を40質量%含有
・共重合体含有原料3
アクリロイルジメチルタウリンNa/アクリル酸ヒドロキシエチル共重合体
(セピック社製 製品名「SEPINOV EMT10」)
共重合体を 90質量%含有
・共重合体含有原料4
アクリロイルジメチルタウリンNa/アクリル酸Na/ジメチルアクリルアミド クロスポリマー
共重合体を 95質量%含有
(セピック社製 製品名「SEPINOV P88」)
「非イオン性界面活性剤」
・モノステアリン酸ポリオキシエチレン(EO20モル付加)ソルビタン
(HLB値=14)(購入品)
・親油性ステアリン酸グリセリン
(HLB値=4)(購入品)
「水」
・イオン交換水
「(メタ)アクリル酸系重合体以外の高分子化合物」
・ヒドロキシエチルセルロース(購入品)
ユニオンカーバイト社製 「ヒドロキシエチルセルロース WP−3」
「極性基含有液体油以外の油」
・流動パラフィン(IOB=0)(購入品)
・スクワラン (IOB=0)(購入品)
下記の表1に示す組成で各成分を混合することにより、害虫忌避用組成物を製造した。
具体的には、害虫忌避成分、液体油、(メタ)アクリル酸系重合体、及び非イオン性界面活性剤を80℃で均一に溶解させた油相と、80℃の水とを混合し、高速乳化分散機(PRIMIX社製 製品名「ホモミクサーMARKII」)によって撹拌し、乳化し、冷却することにより、クリーム状の害虫忌避用組成物を得た。
表1に示す数値は、害虫忌避用組成物100質量部における質量部を示す。
表1又は表2に示す組成とした点以外は、実施例1と同様にして、害虫忌避用組成物を製造した。
・サンプルA:害虫忌避用エアゾール製品
(ディート:9.75質量%含有、 油:含有せず、
高分子化合物:含有せず、 エタノール含有)
・サンプルB:害虫忌避用ジェル
(ディート:5質量%含有、油:含有せず、
高分子化合物(カルボキシビニルポリマー):5%含有、エタノール含有)
・サンプルC:害虫忌避用ローション(スプレータイプ)
(ディート:5質量%含有、油:含有せず、
高分子化合物:含有せず、エタノール含有)
蚊に対する忌避性能を下記方法により評価した。
即ち、忌避性能の評価は、ヒト前腕部の皮膚に実施例1の組成物、及び、サンプルA〜Cをそれぞれ0.1mg/cm2(ディート換算)となるように塗布した。塗布10分間後、4時間後、6時間後、8時間後の各時間において、塗布後の皮膚上でそれぞれヒトスジシマカ20匹を10分間放った。ヒトスジシマカが皮膚上から逃げないように、直径4cm×高さ12.5cmのガラス製中空円柱体で皮膚を覆った。そして、吸血固体数を数え、忌避率を算出することによって評価を行った。なお、何も塗布しない皮膚上においても同様な操作を行った。
忌避率は、下記の数式によって算出した。
忌避率A(%)=
[1−(各評価時の吸血個体数/無塗布時の吸血個体数)]×100
実施例2〜4の組成物についても、上記と同様に評価した。
ヤケヒョウヒダニに対する忌避性能を下記方法により評価した。
即ち、直径3.5cmの円形の黒画用紙上に実施例1の組成物を5mg/cm2(ディート換算)となるように塗布し、1時間、6時間、又は、24時間放置した。
各時間放置した後において、黒画用紙をシャーレ内に置き、黒画用紙の中心部にダニ誘引餌を置いた。そして、ヤケヒョウヒダニ10,000匹を黒画用紙の周囲に放した。24時間後に、黒画用紙にいるヤケヒョウヒダニの個体数を数えた。そして、忌避率を算出することによって評価を行った。なお、何も塗布しない黒画用紙を用いても同様な操作を行った。
忌避率は、下記の数式によって算出した。各試験は、4回ずつ行い、各試験結果を合計することによって、下記の忌避率を求めた。
忌避率B(%)=
[1−(塗布した黒画用紙上のダニ個体数/無塗布の黒画用紙上のダニ個体数)]×100
フタトゲチマダニに対する忌避性能を下記方法により評価した。
即ち、それぞれの評価試験において、直径9.0cm(63.6cm2)の丸濾紙に10.4mg/cm2の濃度となるよう実施例1の組成物、及び、サンプルA〜Cをそれぞれ0.5mg/cm2(ディート換算)の量で塗布した。塗布後の濾紙を、室温にて1時間、6時間または24時間放置(風乾)させた後、半分に折り、折り目を中心線として中心線から0.5cmの幅でカットし、濾紙を2枚に分割した。分割した塗布後の濾紙の片方と、同様にカットした無塗布濾紙とを、直径9.0cmのシャーレ内にそれぞれ置き、カットした部分の縁が互いに1cmあけて対向するように配置した。
離間した領域にフタトゲチマダニ(27〜36匹)を放ち、1、3、5、10、30、60分後において、塗布後の濾紙以外の領域にいる個体数と、シャーレ内にいる個体数とを数えた。
忌避率は、下記の数式によって算出した。
忌避率C(%)=
[1−(塗布後の濾紙以外の領域にいるダニ個体数/シャーレ内にいるダニ個体数)]×100
各試験サンプルを塗布した後におけるヒト皮膚での水分保持力を下記方法により評価した。
即ち、成人女性5名の前腕内側部の皮膚に、実施例1の組成物、サンプルB、サンプルC、及び、サンプルDの含浸液をそれぞれ小豆大の量で塗布し、30分後、60分後、120分後、360分後の水分量を皮表角層水分量測定装置(SKICON−200EX アイ・ビイ・エス社製)によって測定した。そして、塗布前における皮膚の水分量に対する水分量を水分保持力として表した。
なお、サンプルDの詳細は、下記の通りである。
・サンプルD:害虫忌避用ウェットティッシュ製品
(ディート:7質量%含有、油:含有せず、高分子化合物:含有せず)
また、何も塗布しなかった場合も同様に評価した。
図1から把握されるように、実施例1の組成物は、水分保持力に優れていた。
各試験サンプルの臭気の評価を下記方法により評価した。
即ち、実施例1の組成物、サンプルBをそれぞれ小豆大の量で手の甲に塗布し、1分間放置した。そして、成人10名によって、塗布された手の甲から3cmの距離を空けて臭気を確認した。臭いの評価は、VAS(Visual Analogue Scale)法によって行った。評価結果を10名の平均値によって表した。
なお、VAS法は、100mmの直線線分を想定し、一方の端(0mm地点)を「全く臭わない」とし、他方の端(100mm地点)を臭うとして評価結果を視覚化する方法である。
図2から把握されるように、実施例1の害虫忌避用組成物においては、臭気の発生が抑制されている。即ち、ディートの揮発が抑制されている。
各実施例及び各比較例で製造した組成物を、50℃で1ケ月間静置した後、外観を観察することにより、組成物の製剤安定性(乳化安定性)を評価した。
評価結果を表1及び表2に示す。表1及び表2から把握されるように、実施例の組成物は、製剤安定性にも優れていた。
組成 配合比(質量%)
1)ディート 3.0
2)ミリスチン酸プロピル 1.0
3)エチルヘキサン酸セチル 2.0
4)モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン 3.0
5)ブチレングリコール 10.0
6)サクシニル化カルボキシルメチルキトサン 0.1
7)アクリル酸系共重合体含有原料a 0.3
8)メチルパラベン 0.1
9)精製水 残量
「アクリル酸系共重合体含有原料a」
(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマーを含有:製品名「SEPINOV EMT10」(セピック社製)
(製造方法)
5)〜9)を加熱溶解させた水相に、1)〜4)を加熱溶解させた油相を加え、ホモミキサー(8000rpm、10分)を用いて乳化し、O/W型の乳化ローションを調製した。
組成 配合比(質量%)
1)セタノール 1.5
2)ディート 10.0
3)イソノナン酸イソトリデシル 5.0
4)パルミチン酸オクチル 3.0
5)ユーカリ油 0.8
6)モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン 3.0
7)ブチレングリコール 10.0
8)アクリル酸系共重合体含有原料b 1.0
9)アクリル酸系共重合体含有原料c 0.5
10)メチルパラベン 0.1
11)精製水 残量
「アクリル酸系共重合体含有原料b」
(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマーを40質量%含有:製品名「シマルゲルFL」(セピック社製)
「アクリル酸系共重合体含有原料c」
(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマーを40質量%含有:製品名「シマルゲルEG」(セピック社製)
(製造方法)
7)〜11)を加熱溶解させた水相に、1)〜6)を加熱溶解させた油相を添加し、ホモミキサー(4500rpm、10分)を用いて乳化し、O/W型の乳液を調製した。
組成 配合量(質量%)
1)セタノール 2.5%
2)スクワラン 1.0%
3)サラシミツロウ 1.0%
4)トリオクタン酸グリセリル 5.0%
5)エチルヘキサン酸セチル 1.0%
6)酢酸トコフェロール 0.1%
7)ディート 8.0%
8)モノステアリン酸グリセリン 3.0%
9)アクリル酸系重合体含有原料c 3.0%
10)ソルビタンモノステアレート 2.5%
11)1,3−ブチレングリコール 7.0%
12)濃グリセリン 5.0%
13)パラオキシ安息香酸ブチル 0.1%
14)パラオキシ安息香酸メチル 0.2%
15)精製水 残量
(製造方法)
10)〜14)を加熱溶解させた水相に、1)〜9)を加熱溶解させた油相を添加し、ホモミキサー(4500rpm、10分)を用いて乳化し、O/W型のスキンケアクリームを調製した。
Claims (5)
- 害虫忌避成分と、分子中に極性基を有する液体油と、(メタ)アクリル酸系重合体と、非イオン性界面活性剤とを含み、
前記害虫忌避成分が、ディート(N,N−ジエチル−3−メチルベンズアミド)であり、
前記液体油が、15〜60の炭素数を有する脂肪酸エステル油であり、
前記(メタ)アクリル酸系重合体が、(メタ)アクリロイルジメチルタウリンと少なくとも(メタ)アクリル酸との共重合体、及び、(メタ)アクリロイルジメチルタウリンと少なくとも(メタ)アクリル酸ヒドロキシエチルとの共重合体からなる群より選択される少なくとも1種である、害虫忌避用組成物。 - 前記非イオン性界面活性剤が、ポリオキシエチレンアルキルエーテル型ソルビタン系非イオン性界面活性剤である、請求項1に記載の害虫忌避用組成物。
- 前記害虫忌避成分に対する前記(メタ)アクリル酸系重合体の質量比が、0.01以上2.0以下である、請求項1又は2に記載の害虫忌避用組成物。
- 前記害虫忌避成分に対する前記液体油の質量比が、0.1以上10.0以下である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の害虫忌避用組成物。
- 前記非イオン性界面活性剤に対する前記害虫忌避成分及び前記液体油の合計の質量比が、2以上100以下である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の害虫忌避用組成物。
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