JP6078374B2 - 電源装置及び充電制御方法 - Google Patents

電源装置及び充電制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6078374B2
JP6078374B2 JP2013032839A JP2013032839A JP6078374B2 JP 6078374 B2 JP6078374 B2 JP 6078374B2 JP 2013032839 A JP2013032839 A JP 2013032839A JP 2013032839 A JP2013032839 A JP 2013032839A JP 6078374 B2 JP6078374 B2 JP 6078374B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
charge
storage battery
mode
rectifier
amount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013032839A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014165966A (ja
Inventor
卓也 須藤
卓也 須藤
知仁 後川
知仁 後川
圭一 廣瀬
圭一 廣瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Origin Electric Co Ltd
Original Assignee
Origin Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Origin Electric Co Ltd filed Critical Origin Electric Co Ltd
Priority to JP2013032839A priority Critical patent/JP6078374B2/ja
Publication of JP2014165966A publication Critical patent/JP2014165966A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6078374B2 publication Critical patent/JP6078374B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)

Description

本発明は、電源装置及び充電制御方法に関する。さらに詳しくは、電力変換回路から供給される自然エネルギーをもとにした電力を有効に利用することができる電源装置及び充電制御方法に関する。
電源装置として、例えば、太陽電池等の直流電力や、風力発電機や潮力発電機等の交流電力といった自然エネルギーをもとにした電力を直流電力に変換して、出力端子を介して外部の負荷に供給する電力変換回路を備えた電源システム等が知られており(例えば、特許文献1を参照。)、低コストとなる効率のよい電源システムが求められている。
図5は、従来の電源装置9の一態様を示したブロック図であり、電源装置9は、外部の負荷91及び蓄電池92に接続される出力端子93と、交流の電力供給源94から入力され、直流電圧を出力端子に出力する整流器95と、太陽電池96から直流電圧を出力端子に出力する電力変換回路97と、を備えている。
図5に示した電源装置9は、時刻により蓄電池92への充電及び放電を制御可能なシステムであり、整流器95の運転を停止または出力を制限することにより、蓄電池92から放電させ、交流の電力供給源94から入力される商用入力電力の消費を削減するものである。また、電源装置9は、出力端子93と接続される外部の負荷91の消費電力がそれ程大きくない場合等といった入力電力にある程度余裕ができる場合には、整流器95を運転して蓄電池92への充電を行うことにより、太陽電池96からの電力の有効利用や使用電力の平滑化を図るようにしている。
特開2000−055439号公報
図5に示した電源装置9では、太陽電池96からの電力が入力される電力変換回路97が整流器95と並列に接続される。このため、自然エネルギーをもとにする太陽電池96による発電能力が負荷91の電力を超えるレベルであれば、太陽電池96によって発電された電力を蓄電池92に充電した方が低コストとなり、環境的にも望ましい動作となる。
ところが、図5に示した電源装置9は、整流器95の運転及び停止等を制御して蓄電池92への充電を行うが、通常、整流器95は定格電流まで出力してしまうので、蓄電池92への充電が開始されると、整流器95の出力能力の上限まで充電をしてしまう。このため、太陽電池96の発電能力が低いときには、蓄電池92は、整流器95からの充電電流を優先的に使用して充電してしまうため、太陽電池96の発電能力が高くなったときでも、電力を蓄電池92の充電に使用できずに廃棄してしまっているのが現状であった。
本発明は、前記の課題に鑑みてなされたものであり、時刻により蓄電池への充電及び放電を制御するにあたり、電力変換回路を介して自然エネルギーをもとにした電力を有効に利用することができる電源装置及び充電制御方法を提供するものである。
上記の目的を達成するために、本発明の電源装置は、外部の負荷に接続される出力端子と、前記出力端子及び蓄電池に接続される充放電端子と、交流又は直流の電力供給源から直流電圧を前記出力端子に出力する電力変換回路と、交流の電力供給源から入力され、直流電圧を前記出力端子に出力する整流器と、前記充放電端子に接続された前記蓄電池へ充電する充電モード、及び前記蓄電池から前記出力端子へ放電する放電モードを有し、前記充電モードでは、前記充放電端子を通じて供給される電流によって前記蓄電池が充電される充電量が予め算出した目標充電量を下回ると、前記目標充電量になるように前記整流器からの出力を増大させ、前記充放電端子を通じて供給される電流によって前記蓄電池が充電される充電量が予め算出した前記目標充電量を上回ると、前記整流器からの出力を減少させるように制御し、前記放電モードでは、前記電力変換回路及び前記整流器から前記蓄電池を充電させないように制御する制御部と、を備えることを特徴とする。
できる限り、自然エネルギーを利用した電力変換回路から電流が供給されるため、自然エネルギーを基にした電力を有効に利用することができる。
本発明の電源装置は、前記した本発明において、前記制御部は、前記充電モードの時間内で充電すべき総充電量を設定し、前記総充電量を基に前記充電モードにおける設定した時刻での前記目標充電量を算出することが好ましい。
目標充電量を設定することにより、制御部による制御及び蓄電池の充電を効率よく実施することができる。
本発明の電源装置は、前記した本発明において、前記制御部は、前記放電モードの期間に蓄電池から前記充放電端子を通じて放電した電流の総和を基に前記総充電量として設定することが好ましい。
放電モードにおいて蓄電池が放電した電流の総和を基に総充電量として設定することにより、放電した分だけを充電することになり、特性や充電量の不明な蓄電池であっても効率よく充電することができる。
上記の目的を達成するために、本発明の充電制御方法は、外部の負荷に接続される出力端子と、前記出力端子及び蓄電池に接続される充放電端子と、交流又は直流の電力供給源から直流電圧を前記出力端子に出力する電力変換回路と、交流の電力供給源から入力され、直流電圧を前記出力端子に出力する整流器と、を備える電源装置の充電制御方法であって、前記充放電端子に接続された前記蓄電池へ充電する充電モード、及び前記蓄電池から前記出力端子へ放電する放電モードを有し、前記充電モードでは、前記充放電端子を通じて供給される電流によって前記蓄電池に充電される充電量が予め算出した目標充電量を下回ると、前記目標充電量になるように前記整流器からの出力を増大させ、前記充放電端子を通じて供給される電流によって前記蓄電池が充電される充電量が予め算出した前記目標充電量を上回ると、前記整流器からの出力を減少させるように制御し、前記放電モードでは、前記電力変換回路及び前記整流器から前記蓄電池を充電させないように制御することを特徴とする。
できる限り、自然エネルギーを利用した電力変換回路から電流が供給されるため、自然エネルギーを基にした電力を有効に利用することができる。
本発明の充電制御方法は、前記した本発明において、前記充電モードの時間内で充電すべき総充電量を設定し、前記総充電量を基に前記充電モードにおける設定した時刻での前記目標充電量を算出することが好ましい。
目標充電量を設定することにより、制御部による制御及び蓄電池の充電を効率よく実施することができる。
本発明の充電制御方法は、前記した本発明において、前記放電モードの期間に蓄電池から前記充放電端子を通じで放電した電流の総和を基に前記総充電量として設定することが好ましい。
放電モードにおいて蓄電池が放電した電流の総和を基に総充電量として設定することにより、放電した分だけを充電することになり、特性や充電量の不明な蓄電池であっても効率よく充電することができる。
本発明の電源装置及び充電制御方法によれば、充電モード及び放電モードを有し、時刻により蓄電池への充電及び放電を制御するため、電力変換回路から入力される自然エネルギーをもとにした電力を有効に利用することができる。
本発明の実施形態に係る電源装置の一態様を示したブロック図である。 蓄電池の充電時における充電制御方法を示すフローチャートである。 自然エネルギーを太陽光とした場合の時刻と充電量の関係の一例を示した図である。 自然エネルギーを太陽光とした場合の時刻と電力変換回路から供給される充電量の関係の一例を示した図である。 従来の電源装置の一態様を示したブロック図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。
(1)電源装置の構成:
図1は、本発明の実施形態に係る電源装置1の一態様を示したブロック図である。図1に示した電源装置1は、外部の負荷71に接続される出力端子2と、出力端子2及び蓄電池73に接続される充放電端子3と、電力変換回路4と、交流の電力供給源72から入力される整流器5と、制御部6と、を基本構成として備える。
出力端子2は、外部の負荷71と接続され、電力変換回路4、整流器5及び蓄電池73から供給された直流電力を外部の負荷71に出力する。ここで、外部の負荷71としては、出力端子2より供給される直流電力によって動作する任意の機器等であり、例えば、工場、ビルディング、マンション、戸建て住宅等の建築物の内外に配設された各種設備や機器等が挙げられる。
充放電端子3は、出力端子2及び蓄電池73に接続され、接続される出力端子2に、蓄電池73が放電した電力を供給する。また、充放電端子3は、電力変換回路4及び整流器5と接続され、これらから供給される電力を蓄電池73に出力する。
電力変換回路4は、太陽光等の自然エネルギーにより生じた交流又は直流の電力供給源から直流電圧を出力端子及び充放電端子に出力する。例えば、自然エネルギーである太陽光を利用した太陽電池74により生じた直流電力を電圧変換して、あるいは自然エネルギーである風力発電や潮力発電によって生じた交流電力を直流電力に変換し、直流電力を出力端子及び充放電端子に供給する。なお、図1では、自然エネルギーによる発電として、太陽光発電とした態様を示している。
整流器5は、交流の電力供給源72から入力された交流を整流し、直流を出力端子2及び充放電端子3に出力する。例えば、整流器5は、商用電源等から供給される交流電力を直流電力に変換し、変換された直流電力を出力端子2及び充放電端子3に供給する。出力端子2に供給された直流電力は、前記したとおり外部の負荷71に供給され、また、充放電端子3に供給された直流電力は、接続される蓄電池73の充電に使用されることになる。
制御部6は、充放電端子3の充電電流及び放電電流を監視し、蓄電池73への充電、蓄電池73からの放電を実施するために、電力変換回路4及び整流器5を制御するものである。制御部6は、充放電端子3に接続された蓄電池73へ充電する充電モードと、蓄電池73から出力端子2へ放電する放電モードを有している。
充電モードは、蓄電池73を充電させるモードである。充電モードでは、蓄電池73を充電するに際して、充放電端子3を通じて供給される電流によって蓄電池73が充電される充電量が予め算出した目標充電量を下回ると、目標充電量になるように整流器5の出力を増大させるように制御する。充放電端子3を通じて供給される電流によって蓄電池73が充電される充電量が目標充電量を上回ると、整流器5の出力を減少させるように制御する。電力変換回路4を通じて供給される電流だけで、目標充電量を上回ると、整流器5の出力を停止させてもよい。
ここで、充電量とは、充電モードにおける設定した時刻までに充電された電流の総和をいう。
このように、蓄電池73への充電は、電力変換回路4を通じて供給される太陽光等の自然エネルギーによる電力及び整流器5を通じて供給される交流の電力供給源72による電力を用いる。電力変換回路4を通じて供給される電力で目標充電量を上回る場合は、整流器5から供給される電力を減少ないしは停止させるように整流器5を制御する。一方、電力変換回路4を通じて供給される電力で目標充電量を下回る場合は、目標充電量となるように整流器5から供給する電力を増大させて整流器5の出力を制御する。
このように制御すると、自然エネルギーを利用した電力変換回路4を通じて供給される電力を最大限に利用しつつ、充電モードの期間内に蓄電池73に目標とする総充電量を充電することができる。
制御部6が有するもう1つのモードである放電モードは、蓄電池73を充電させないモードであり、制御部6は、電力変換回路4や整流器5に対して、電力変換回路4又は整流器5を通じて蓄電池73を充電させないように制御する。放電モードでは、負荷の要求に応じて蓄電池73を放電させる。このとき、制御部6は、積算放電量を監視し、次の充電で充電する容量を把握しておく。
制御部6は、例えば、充電モードの時間内で充電すべき総充電量を設定した場合に、総充電量を基に充電モードにおける設定した時刻での目標充電量を算出することができる。このように、目標充電量を算出して、各時刻での目標充電量を設定すると、蓄電池73の充電モードの期間内での充電が確実になる。
総充電量は、必要とされる所望の充電量としてもよいが、制御部6は、放電モードの期間に蓄電池から充放電端子を通じて放電した電流の総和を基に総充電量を設定するようにしてもよい。総充電量は充放電効率を考慮して、放電した電流の総和よりも適宜大きく設定する。このように設定した総充電量は、放電モードにおいて蓄電池73が放電した電流量に応じたものであるから、これを総充電量とすることにより、放電した分に応じて充電することになり、蓄電池73の充電状態を確実に回復することができる。
次に、図2を用いて、図1に示す電源装置1を構成する制御部6の動作の一例を説明する。図2は、充電モードにおける制御部6の動作を示すフローチャートである。図1に示した電源装置1は、接続される蓄電池73の充電モードが開始されると、図2に示した制御手順を開始することになる。
制御部6の時刻管理により充電モードが開始される。制御部6は、充電モード開始時刻から充電モード終了時刻までの時間から、充電のために必要な時間(充電時間)を算出する(図2のステップ1)。あるいは、入力された充電時間を直接設定してもよい。また、後記する図3でも示しているが、放電モード開始時刻での総充電量までの充電を確実にするため、余裕の時間を見込んで充電時間を算出するようにしてもよい。
充電時間を算出又は設定したら、総充電量を充電時間で除して、設定した時刻での目標充電量が算出される(図2のステップ2)。
前記したように、蓄電池73の充電は、電力変換回路4を通じて供給される太陽電池74等の自然エネルギーからの電力、及び整流器5を通じて供給される交流の電力供給源72(商用電源)からの電力がある。充電が行われている間、設定した時刻における目標充電量と蓄電池73への充電量とを比較した場合に、充電量が目標充電量より多い場合と少ない場合がある。
蓄電池73への充電量が目標充電量より少ない場合には(図2のステップ3の「Y」)、制御部6が、整流器5に対して、整流器5から供給する電力の出力を抑制しない(図2のステップ4)。整流器5は、交流の電力供給源72(商用電源)からの電力を供給して蓄電池73を充電し、電力変換回路4を通じて供給される太陽電池74等の自然エネルギーからの電力で足りない分を補填するようにする。
一方、蓄電池73への充電量が目標充電量より多い、あるいは両者が等しい場合にあっては(図2のステップ3の「N」)、制御部6が、整流器5に対して、整流器5から供給する電力の出力を抑制又は停止する(図2のステップ5)。この場合は、電力変換回路4からの電力を優先的に蓄電池73に供給することになる。蓄電池73への充電量と目標充電量とが等しい場合は、ここでは、ステップ5に進めたが、ステップ4に進めてもよい。
なお、整流器5から供給される電力の出力を抑制するには、出力電流を制限する方法及び出力電圧を制限する方法が考えられるが、これらのいずれを用いてもよいし、両方を用いるようにしてもよい。
蓄電池73への充電量が総充電量に達したら(図2のステップ6の「Y」)、充電モードが終了する。達していない場合には(図2のステップ6の「N」)、達するまでこれが繰り返されることになる。
自然エネルギーを利用する太陽電池74とした場合の時刻と充電量の関係の一例を図3に示す。図3では、放電モード終了時刻から充電が開始される。つまり、放電モード終了時刻=充電モード開始時刻となる。一方、本来は放電モード開始時刻で充電モードを終了とするが、放電モード開始時刻での総充電量の充電達成を確実にするため、図3に示すように、放電モード開始時刻1時間前に総充電量の充電達成することを目標としてもよい。制御部6は、放電モード開始時刻の1時間前を総充電量の充電達成時刻、つまり充電モードの終了時刻と設定して、充電モード終了時刻に蓄電池73が総充電量の充電完了となるように、図2に示したような手順で動作することになる。
また、制御部6は、充電モード開始時刻から充電モード終了時刻まで、設定した目標充電量を算出する。設定した時刻と目標充電量の関係の一例を、図3にラインAとして示す。制御部6は、充電中にあっては、蓄電池73への充電量を監視しながら、目標充電量を下回らないように、整流器5の出力を制御する。
図3では、時刻と蓄電池73の充電量の関係の一例をラインBとして示している。充電モード開始時刻を日の出時刻、充電モード終了時刻を日の入り時刻とした場合にあっては、例えば10時頃〜14時頃については、日射量が大きく、太陽電池74の発電電力に余力がある時間帯となる。図3に示したラインBにもあるように、電力変換回路4から供給される電力も多くなり、蓄電池73にも、目標充電量を上回って充電されることになる。設定した時刻での充電量が目標充電量を上回っているとき、例えば、図3のラインBにおける10時頃から14時頃は整流器5の出力を減少又は停止させている。
ところで、図5に示した従来の電源装置9のように、制御部による充電管理が行われない場合、時刻と蓄電池92の充電量の関係は図3のラインCのようになる。蓄電池92の充電量は、整流器95の容量によって決まる充電電流で充電されるため、ほとんどが交流の電力供給源94(商用電源)からの電力が充電されることになる。よって、整流器95は定格電流まで出力してしまい、ラインCに示すように充電モード終了時刻よりかなり早く総充電量を充電達成してしまう。その結果、システムの運用コストは高くなり、加えて電力的にもコスト高となってしまう。
一方、本発明の電源装置1にあっては、制御部6により充放電端子の充電電流及び放電電流を監視し、蓄電池73の充放電状態を制御するので、太陽光発電に余剰がある場合には、その余剰電力が蓄電池に充電されるため、太陽光発電による発電量の余剰分を有効に使用して充電することができ、かつ、交流の電力供給源72(商用電源)からの入力で充電される充電量を必要最小限とすることができる。さらに、太陽光発電等の自然エネルギーを有効に活用することができることになる。
なお、例えば、日の出から10時頃まで、また、14時頃から日の入りまでには、日射量がそれ程大きくない場合がある。図4は、図3において、電力変換回路4から供給される充電量と蓄電池73への目標充電量の関係の一例を示した図である。電力変換回路4から供給される充電量を、ラインDとして示している。図4に示すように、電力変換回路4から供給される太陽電池74による電力だけでは、日の出から10時頃及び14時頃から日の入りまでが、目標充電量(ラインA)に達しないことになる。これは、図2に示した充電量が目標充電量より少ない状態を指す(図2におけるステップ3の「Y」)。この場合には、制御部6は、整流器5から電力を増大するように制御する(図2におけるステップ4)。電力変換回路4から供給される太陽電池74による電力で足りない分は、整流器5から供給される電力により補填される。図4の斜線部分が補填される分を示している。制御部6は、整流器5からの補填で蓄電池73を充電し、目標充電量を上回るように制御する。
制御部6が、放電モードの期間に蓄電池から充放電端子を通じて放電した電流の総和を基に総充電量を設定する場合は、放電モードでは放電モード開始時刻から放電した電流量を積算する。充電モードでは、充電した電流量を積算し、その積算量が放電した電流量の積算値に達すると充電完了とする。
なお、図3や図4では、設定時刻における目標充電量について、ラインAで示したリニアのライン(直線状)の例を挙げているが、目標充電量は時刻に対して凸凹があるようなラインとなるようにしてもよい。例えば、日射量が大きい10時頃〜14時頃の時間帯については、太陽電池74による相当量の発電が期待できるので、ラインA(直線状)より目標充電量が大きくなるように設定してもよい。逆に、日の入りから10時頃、15時頃から日の入りといった時間帯は、太陽電池74では発電量が小さくなる場合があるので、ラインA(直線状)より目標充電量が小さくなるように設定してもよい。潮力発電や風力発電についても同様である。潮流速度や風力に応じて目標充電量を調整してもよい。
以上説明したように、図1に示した本発明の電源装置1は、充電モードと放電モードを有する制御部6を備え、制御部6が、時刻により蓄電池73への充電及び放電を制御するため、電力変換回路4から入力される自然エネルギーをもとにした電力を有効に利用する電源装置1とすることができる。
すなわち、本発明の電源装置1は、時刻により充電及び放電を繰り返すシステムとして、例えば、自然エネルギーを太陽光発電とした場合に、発電開始時刻や発電終了時刻(日の出時刻や日の入り時刻)が分かる場合等は、充電モード終了までに総充電量の充電が達成できるように、各時刻での目標充電量を設定し、整流器5からの充電により目標充電量を満たすように電力変換回路4や整流器5から供給される充電のための電流を制御するものである。これにより、設定された時刻に充電が完了し、太陽電池74による電力を用いて蓄電池へ充電できることになり、電力変換回路4から供給される電力をさらに有効に使用する電源装置1とすることができる。
(実施形態の変形)
なお、本発明は、以下に示す実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に載せるような変更等は、本発明の範囲に含まれるものである。
例えば、前記した図3や図4で示した時刻と蓄電池73の充電量の関係(ラインA、ラインB、ラインC、ラインD)はあくまでも一例であり、電力変換回路4へ供給される自然エネルギーの種類や、整流器5や蓄電池73の容量等に応じて任意に設定することができる。
また、前記した実施形態では、自然エネルギーによる発電の手段の例として太陽光発電を例に挙げて説明したが、自然エネルギーによる発電の手段としては風力発電や潮力発電等やそれ以外の自然エネルギーによる発電手段を用いてもよい。
その他、本発明の実施の際の具体的な構造及び形状等については、前記した実施形態等に限定されず、本発明の目的を達成できる範囲で他の構造等に変形等するようにしてもよい。
本発明は、低コストで蓄電池を充電することが可能な電源装置として、産業上の利用可能性は高い。
1 電源装置
2 出力端子
3 充放電端子
4 電力変換回路
5 整流器
6 制御部
71 負荷
72 交流の電力供給源
73 蓄電池
74 太陽電池
9 電源装置
91 負荷
92 蓄電池
93 出力端子
94 交流の電力供給源
95 整流器
96 太陽電池
97 電力変換回路

Claims (6)

  1. 外部の負荷に接続される出力端子と、
    前記出力端子及び蓄電池に接続される充放電端子と、
    交流又は直流の自然エネルギーをもとにした電力源から直流電圧を前記出力端子及び前記充放電端子に出力する電力変換回路と、
    交流の商用電源から入力され、直流電圧を前記出力端子及び前記充放電端子に出力する整流器と、
    前記電力変換回路、又は前記電力変換回路と前記整流器から前記充放電端子を通じて供給される電流によって前記蓄電池充電する充電モード、及び前記蓄電池から前記出力端子へ放電する放電モードを有し、前記充電モードでは、任意時刻での前記蓄電池の充電量と予め算出した前記任意時刻での目標充電量とを比較し、前記任意時刻での前記蓄電池充電量が前記任意時刻での目標充電量を下回ると、記整流器からの出力を増大させ、前記任意時刻での前記蓄電池充電量が前記任意時刻での目標充電量を上回ると、前記整流器からの出力を減少させるように制御し、前記放電モードでは、前記電力変換回路及び前記整流器から前記蓄電池を充電させないように制御する制御部と、
    を備えることを特徴とする電源装置。
  2. 前記制御部は、前記充電モードの時間内で充電すべき総充電量を設定し、
    前記総充電量を基に前記充電モードにおける設定した時刻での前記目標充電量を算出することを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
  3. 前記制御部は、前記放電モードの期間に蓄電池から前記充放電端子を通じて放電した電流の総和を基に前記総充電量として設定することを特徴とする請求項2に記載の電源装置。
  4. 外部の負荷に接続される出力端子と、
    前記出力端子及び蓄電池に接続される充放電端子と、
    交流又は直流の自然エネルギーをもとにした電力源から直流電圧を前記出力端子及び前記充放電端子に出力する電力変換回路と、
    交流の商用電源から入力され、直流電圧を前記出力端子及び前記充放電端子に出力する整流器と、を備える電源装置の充電制御方法であって、
    前記電力変換回路、又は前記電力変換回路と前記整流器から前記充放電端子を通じて供給される電流によって前記蓄電池充電する充電モード、及び前記蓄電池から前記出力端子へ放電する放電モードを有し、前記充電モードでは、任意時刻において前記蓄電池の充電量と予め算出した前記任意時刻における目標充電量とを比較し、前記任意時刻での前記蓄電池充電量が前記任意時刻での目標充電量を下回ると、記整流器からの出力を増大させ、前記任意時刻での前記蓄電池充電量が前記任意時刻での目標充電量を上回ると、前記整流器からの出力を減少させるように制御し、前記放電モードでは、前記電力変換回路及び前記整流器から前記蓄電池を充電させないように制御することを特徴とする充電制御方法。
  5. 前記充電モードの時間内で充電すべき総充電量を設定し、
    前記総充電量を基に前記充電モードにおける設定した時刻での前記目標充電量を算出することを特徴とする請求項4に記載の充電制御方法。
  6. 前記放電モードの期間に蓄電池から前記充放電端子を通じて放電した電流の総和を基に前記総充電量として設定することを特徴とする請求項5に記載の充電制御方法。
JP2013032839A 2013-02-22 2013-02-22 電源装置及び充電制御方法 Active JP6078374B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013032839A JP6078374B2 (ja) 2013-02-22 2013-02-22 電源装置及び充電制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013032839A JP6078374B2 (ja) 2013-02-22 2013-02-22 電源装置及び充電制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014165966A JP2014165966A (ja) 2014-09-08
JP6078374B2 true JP6078374B2 (ja) 2017-02-08

Family

ID=51616128

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013032839A Active JP6078374B2 (ja) 2013-02-22 2013-02-22 電源装置及び充電制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6078374B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016082671A (ja) * 2014-10-15 2016-05-16 株式会社Nttドコモ 直流電源システムおよび電力制御方法
WO2017033399A1 (ja) * 2015-08-21 2017-03-02 パナソニックIpマネジメント株式会社 管理装置、充放電制御装置、蓄電システム、及び充放電制御方法
CN107196381A (zh) * 2017-07-20 2017-09-22 深圳市正弦动力技术有限公司 一种高性能电池充放电控制器

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004274981A (ja) * 2003-01-15 2004-09-30 Sumitomo Electric Ind Ltd 2次電池制御方法、電源システム及び通信装置
JP5497397B2 (ja) * 2009-10-05 2014-05-21 パナソニック株式会社 電力供給システム
JP5836164B2 (ja) * 2012-03-09 2015-12-24 三菱電機株式会社 太陽光発電システム
WO2013190603A1 (ja) * 2012-06-18 2013-12-27 日立コンシューマエレクトロニクス株式会社 電気機器制御システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014165966A (ja) 2014-09-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5519692B2 (ja) 二次電池の制御方法および電力貯蔵装置
JP6026713B1 (ja) 電力管理システム
JP6455661B2 (ja) 自立運転システム
JP5541982B2 (ja) 直流配電システム
WO2014167928A1 (ja) 蓄電池の充放電制御装置および蓄電池の充放電制御方法
JP2013138530A (ja) 太陽電池発電システム
JP6248720B2 (ja) 電源装置及びその制御方法
JP2012161189A (ja) 蓄電池への太陽電池電力の充放電制御方法
JP6078374B2 (ja) 電源装置及び充電制御方法
JP5480343B2 (ja) 直流電源システム
JP6580950B2 (ja) 電力管理装置
KR20130051772A (ko) 태양광 발전 장치 연계형 전력공급장치 및 이의 제어 방법
JP2016116435A (ja) 電力変換システム
JP2019033636A (ja) 電力供給装置
JP6358376B2 (ja) 蓄電池用変換装置、電力供給システムおよび電力供給制御方法
JP6722295B2 (ja) 電力変換システム、電力供給システムおよび電力変換装置
JP2015213409A (ja) 負荷平準化装置
JP2006060984A (ja) 電源装置
JP2016015803A (ja) 負荷平準化装置
JP2015231327A (ja) 直流電源システム及び整流装置
RU137160U1 (ru) Устройство управления зарядкой аккумуляторов возобновляемых источников электроэнергии
JP5895135B2 (ja) 集電箱
KR101255470B1 (ko) 에너지 저장 시스템
JP6713924B2 (ja) 蓄電池コントローラ、蓄電装置、および蓄電池の充放電方法
WO2016098141A1 (ja) ヒートポンプ給湯装置およびその制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160127

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20160408

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20160408

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160928

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161004

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161125

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161227

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170116

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6078374

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250