JP2016116435A - 電力変換システム - Google Patents

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Abstract

【課題】電力変換器の低電力時の電力変換効率を向上させ、電力変換器の寿命を長くすると同時に電力の平準化やピークシフトができ、電力変換器を増設せずにシンプルかつローコストに構成された電力変換システムを提供する。
【解決手段】電力変換システム10は、発電装置12、二次電池14、電力変換器16、逆流防止手段18aおよび制御手段18bを有する。制御手段18bは、電力変換器16の低電力時の電力変換効率を向上させかつ電力変換器16の寿命を長くするための間欠駆動機能を備え、二次電池14に接続され、二次電池14の放電電圧のみに基づいて電力変換器16の電力変換を開始または終了し、電力変換器16からの交流電力を最大にするように制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電力変換効率が高い領域で電力変換器を使用することによって、電力変換器から最大の交流電力を出力する電力変換システムに関するものである。
近年、自然エネルギを利用する発電システム、例えば地熱エネルギ、風力エネルギ、太陽光エネルギを利用する発電システムが注目されている。しかしながら、例えば太陽光発電は、天候の影響を受けて出力が大きく変動するので、その変動による効率低下を抑制したり、その変動を平滑化したりする技術が提案されている。
例えば、図8(a)に示すように、従来の太陽光発電システム50は、太陽光発電装置52(太陽電池、ソーラーセルともいう)と、その発電した電力が最大となるように制御するためのMPPT(Max Power Point Tracking)ユニット54と、発電された直流電力から商用の交流電力を電気的に生成する電力変換器56(インバータともいう)で構成されている。
MPPTユニット54は、太陽光発電装置52が最大電力点で動作するように出力電圧、出力電流を追従制御するユニットであり、例えば、太陽光発電装置52の出力電圧を変化させ、その変化前後の出力電力が大きくなるような電圧の増減極性を選定して、最大電力点まで動作点を移動させる山登り法や、太陽光発電装置52の出力電圧が一定になるように制御する電圧追従法が考案されている。
そして、例えば、太陽光発電装置52の定格出力電力が10kWの場合のMPPTユニット54の出力電力は、図8(b)に示すように、午前7時から午後7時までの日照条件の変化によって0kWから10kWまで激しく変化するが、その波形は、5〜10分程度の短周期変動と日の出から日の入りまでの長周期変動とが合成された形であり、その波形の短周期変動を平準化した場合の出力電力は、最大5kW程度となる。これに対応して、電力変換器56は、その最大5kW程度の電力を出力するために、その2倍の10kWの電力変換能力、即ち、平準化した出力電力の最大値5kWに対して200%の余剰変換能力が必要となる。このように大きな負荷変動とそれに伴う大きな余剰変換能力は、電力変換器56の寿命を短くするだけでなく、電力変換効率を低下させる要因となっていた。
具体的には、図9に示すように、電力変換器56の電力変換効率は、定格入力電力のh%の時にη%となり、それよりも高い電力範囲ではほぼ一定であるが、それよりも低い電力範囲では著しく低下することが知られている。従って、定格入力電力のh%よりも低い電力範囲では電力変換器56を全く作動させず、定格入力電力のh%よりも高い電力範囲で常に作動させるのが好ましいが、低日射時には定格入力電力のh%よりも低い電力範囲に対応する電力しか発電できないので、電力変換器56の電力変換効率が著しく低下していた。
その解決策として、特許文献1には、直流を交流に変換するインバータを2台で構成し、そのうちの1台で最大電力追従制御を行い、得られた最大直流電力をもっとも効率が高くなるように2台のインバータに分担させることにより、発電運転の全領域で効率の良い運転が出来るようになると共に、副次的な効果として、それぞれのインバータの運転時間を短縮できるので、インバータの寿命を延ばすことが出来る太陽光発電システムが記載されている。
また、特許文献2には、複数のインバータが並列に備えられ、負荷の要求電力に応じてそれらのインバータを選択的に駆動することにより、システムの消費電力を低減し、インバータの効率を高める電力貯蔵システムが記載されている。
さらに、特許文献3には、従来利用できなかった、特に低日射時の発電電力を有効に利用し、太陽光発電装置における電力変換効率の向上を図るとともに、特に低日射時に発生していたインバータのチャタリング現象を極力防止するようにした、信頼性の高い太陽光発電装置が記載されている。
特開平5−313767号公報 特開2013−85459号公報 特許第3688744号公報
しかしながら、特許文献1に記載の太陽光発電システムは、定格出力電力が小さい2台のインバータに分担させても、低電力時の電力変換効率の低下という問題を本質的に解消したわけではなく、負荷変動によるインバータの短寿命化という問題に加えて、インバータの増設分のコストが増加すると共に、太陽電池の出力に応じて各々のインバータに交流出力電流基準値を与えることでシステムが複雑化するという新たな問題が生じた。
また、特許文献2に記載の電力貯蔵システムは、定格出力電力が小さい複数のインバータを選択的に駆動しても、低電力時の電力変換効率の低下という問題を本質的に解消したわけではなく、双方向コンバータの使用によって電力変換効率が低下するという問題に加えて、インバータの増設分のコストと双方向コンバータ分のコストが増加すると共に、負荷の要求電力に応じてインバータを選択的に駆動することでシステムが複雑化するという新たな問題が生じた。
さらに、特許文献3に記載の太陽光発電装置は、DC/DCコンバータを介して設けた蓄電手段に低日射時の発電電力を充電し、その電力でインバータの制御回路を駆動しても、その電力がインバータを通って負荷に出力されないため、低日射が長時間継続すると充電量が増加し、インバータの制御回路だけでは消費できなくなる。従って、この太陽光発電装置は、低電力時の電力変換効率の低下という問題を本質的に解消したわけではなく、充電容量不足の場合に生じる負荷変動によるインバータの短寿命化という問題とDC/DCコンバータの使用によって電力変換効率が低下するという問題に加えて、DC/DCコンバータ分のコストが増加すると共に、蓄電手段の充電をオンオフすることがインバータの負荷変動を引き起こすという新たな問題が生じた。
本発明の目的は、上記従来技術の問題点を解消し、電力変換器の低電力時の電力変換効率を向上させ、電力変換器の寿命を長くすると同時に電力の平準化やピークシフトができ、電力変換器を増設せずにシンプルかつローコストに構成された電力変換システムを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、上記目的に加え、DC/DCコンバータの使用による電力変換効率の低下がなく、DC/DCコンバータを使用せずにシンプルかつローコストに構成された電力変換システムを提供することにある。
本発明者は、上記目的を達成するために、鋭意研究を重ねた結果、二次電池を発電装置に並列に常時接続して発電装置の出力電力を平準化することによって、電力変換器の寿命を長くすると同時に電力の平準化やピークシフトができること、また、電力変換器の余剰変換能力を削減し、定格出力電力が小さい電力変換器を選定すれば、電力変換器の低電力時の電力変換効率を向上させることができること、および、電力変換器を増設せずにシンプルかつローコストに電力変換システムを構成することができることを知見した。
また、本発明者は、二次電池の放電電圧が上昇し、第1の設定値に到達した時点で電力変換器の電力変換を開始し、二次電池の放電電圧が下降し、第1の設定値よりも低い第2の設定値に到達した時点で電力変換器の電力変換を終了するように制御することによって、電力変換器の低電力時の電力変換効率の低下という問題を完全に解消できることを知見した。さらに別の方法として、本発明者は、二次電池と電力変換器との間にスイッチを設け、二次電池の放電電圧が上昇し、第1の設定値に到達した時点でスイッチをオンして電力変換器への放電を開始し、二次電池の放電電圧が下降し、第1の設定値よりも低い第2の設定値に到達した時点でスイッチをオフして電力変換器への放電を終了しても、同様の結果が得られることを知見し、本発明に至ったものである。
即ち、本発明の第1の実施形態は、エネルギを直流電力に変換して出力する発電装置と、発電装置に接続され、発電装置への逆流を防止する逆流防止手段と、逆流防止手段に接続され、逆流防止手段からの直流電力を常時平準化する二次電池と、逆流防止手段および二次電池に接続され、二次電池によって平準化された直流電力を交流電力に変換して出力する電力変換器と、二次電池に接続され、二次電池の放電電圧のみに基づいて電力変換器の電力変換を開始または終了する制御手段と、を有し、制御手段は、二次電池の放電電圧が上昇し、第1の設定値に到達した時点で電力変換器の電力変換を開始し、二次電池の放電電圧が下降し、第1の設定値よりも低い第2の設定値に到達した時点で電力変換器の電力変換を終了するように制御する電力変換システムを提供するものである。
ここで、上記においては、さらに、発電装置と逆流防止手段との間に接続され、発電装置がエネルギから変換した直流電力を最大にするように制御する制御装置を有し、二次電池は、互いに直列に接続された少なくとも1つの二次電池要素から成り、発電装置の最大出力電圧は、各二次電池要素の過充電危険電圧の和よりも低く、各二次電池要素の満充電電圧の和と同じまたはそれよりも低いのが好ましい。
さらに、逆流防止手段および二次電池ならびに電力変換器の間に接続され、二次電池によって平準化された直流電力を供給するかしないか切り換えることができる電力遮断手段と、外部電源から外部負荷への交流電力を供給するかしないか切り換えることができる電源切換装置と、を有し、制御手段は、二次電池の放電電圧が上昇し、第1の設定値に到達した時点で電力変換器の電力変換を開始すると同時に、外部電源からの交流電力が外部負荷に供給されないように、電力遮断手段および電源切換装置を制御し、二次電池の放電電圧が下降し、第1の設定値よりも低い第2の設定値に到達した時点で電力変換器の電力変換を終了すると同時に、外部電源からの交流電力が外部負荷に供給されるように、電力遮断手段および電源切換装置を制御するのが好ましい。
制御手段は、二次電池の放電電圧が第1の設定値に到達した時点で電力変換器を起動すると共に電力遮断手段をオンした後、電力変換器からの交流電力が安定的に外部負荷に供給されるようになった時点で、電源切換装置をオフし、二次電池の放電電圧が第2の設定値に到達した時点で電源切換装置をオンした後、外部電源からの交流電力が安定的に外部負荷に供給されるようになった時点で、電力変換器を停止すると共に電力遮断手段をオフするのが好ましい。
また、本発明の第2の実施形態は、エネルギを直流電力に変換して出力する直流電力発生装置と、直流電力発生装置に接続され、直流電力発生装置への逆流を防止する逆流防止手段と、逆流防止手段に接続され、逆流防止手段からの直流電力を常時平準化する二次電池と、二次電池に接続され、二次電池によって平準化された直流電力を交流電力または電圧の異なる直流電力に変換して出力する電力変換器と、二次電池と電力変換器との間に設けられた第1スイッチと、二次電池に接続され、二次電池の端子間電圧に基づいて第1スイッチをオンオフする制御手段と、を有し、制御手段は、二次電池の端子間電圧が上昇し、第1の設定値に到達した時点で第1スイッチをオンし、二次電池の端子間電圧が下降し、第1の設定値よりも低い第2の設定値に到達した時点で第1スイッチをオフする電力変換システムを提供するものである。
ここで、上記においては、直流電力発生装置は、エネルギを直接直流電力に変換して出力する直流発電装置、ならびに、エネルギを交流電力に変換する交流発電装置とエネルギから変換された交流電力を直流電力に再変換して出力するACDC変換器とから成る複合装置の少なくとも一方を備え、直流電力発生装置は、さらに、直流発電装置と逆流防止手段との間に接続され、かつ直流発電装置がエネルギから変換した直流電力を最大にするように制御する直流MPPT装置を有し、複合装置は、さらに、交流発電装置とACDC変換器との間に接続され、かつ交流発電装置がエネルギから変換した交流電力を最大にするように制御する交流MPPT装置を有し、二次電池は、互いに直列に接続された少なくとも1つの二次電池要素から成り、直流電力発生装置の最大出力電圧は、各二次電池要素の過充電危険電圧の和から成る二次電池の過充電危険電圧よりも低く、各二次電池要素の満充電電圧の和から成る二次電池の満充電電圧と同じまたはそれよりも低いのが好ましい。
さらに、逆流防止手段と二次電池との間に設けられた第2スイッチを有し、制御手段は、二次電池の端子間電圧、温度、および電流を監視し、二次電池の端子間電圧が予め設定された電圧下限値よりも低い場合、二次電池の端子間電圧が電圧下限値よりも高い値に予め設定された電圧上限値よりも高い場合、二次電池の温度が予め設定された温度下限値よりも低い場合、二次電池の温度が温度下限値よりも高い値に予め設定された温度上限値よりも高い場合、または二次電池の電流が予め設定された電流上限値よりも大きい場合のいずれかの場合に、第2スイッチをオフし、制御手段は、二次電池の端子間電圧が電圧下限値以上かつ電圧上限値以下の場合、かつ二次電池の温度が温度下限値以上かつ温度上限値以下の場合、かつ二次電池の電流が電流上限値以下の場合に、第2スイッチをオンするのが好ましい。
ここで、上記においては、二次電池の電圧下限値は、二次電池の放電終止電圧と第2の設定値との間の値に設定され、二次電池の電圧上限値は、二次電池の満充電電圧と第1の設定値との間の値に設定されるのが好ましい。
さらに、逆流防止手段と電力変換器との間を、二次電池を介さずに直接接続するために設けられた第3スイッチを有し、制御手段は、第2スイッチがオフの場合に、第3スイッチをオンし、第2スイッチがオンの場合に、第3スイッチをオフするのが好ましい。
さらに、外部電源から外部負荷への交流電力または直流電力を供給するかしないか切り換えることができる電源切換装置を有し、制御手段は、第1スイッチおよび第3スイッチの少なくとも一方がオンの場合に、外部電源からの交流電力または直流電力が外部負荷に供給されないように電源切換装置を制御し、第1スイッチおよび第3スイッチが共にオフの場合に、外部電源からの交流電力または直流電力が外部負荷に供給されるように電源切換装置を制御するのが好ましい。
本発明の電力変換システムによれば、電力変換器の低電力時の電力変換効率を向上させ、電力変換器の寿命を長くすると同時に電力の平準化やピークシフトができ、電力変換器を増設せずにシンプルかつローコストに構成することができる。
また、本発明の電力変換システムによれば、これに加え、DC/DCコンバータの使用による電力変換効率の低下がなく、DC/DCコンバータを使用せずにシンプルかつローコストに構成することができる。
本発明の第1の実施形態の電力変換システムの構成を示す回路図である。 図1に示す二次電池の構成を示す回路図である。 図1に示す二次電池に蓄積された電力量に対する放電電圧の変化を示すグラフである。 晴天時の電力変換器の作動状態を示すグラフである。 曇天時の電力変換器の作動状態を示すグラフである。 (a)は、本発明の第2の実施形態の電力変換システムの構成を示す回路図であり、(b)は、(a)の直流電力発生装置とは異なる直流電力発生装置の構成を示す回路図である。 (a)は、本発明の第3の実施形態の電力変換システムの構成を示す回路図であり、(b)は、(a)の直流電力発生装置とは異なる直流電力発生装置の構成を示す回路図である。 (a)は、従来の太陽光発電システムの基本構成を示す回路図であり、(b)は、そのMPPTユニットの出力電力を示すグラフである。 一般的な電力変換器の電力変換効率を示すグラフである。
以下に、本発明に係る電力変換システムを添付の図面に示す好適実施形態に基づいて詳細に説明する。まず、本発明の第1の実施形態の電力変換システムについて説明する。図1は、本発明の第1の実施形態の電力変換システムの構成を示す回路図である。
電力変換システム10は、発電装置12、二次電池14、電力変換器16、逆流防止手段18aおよび制御手段18bを有する。逆流防止手段18aおよび制御手段18bは、第1制御装置18の中に配置されても良い。発電装置12は、エネルギを直流電力に変換して出力し、逆流防止手段18aは、発電装置12に接続され、発電装置12への逆流を防止し、二次電池14は、逆流防止手段18aに接続され、逆流防止手段18aからの直流電力を常時平準化し、電力変換器16は、逆流防止手段18aおよび二次電池14に接続され、二次電池14によって平準化された直流電力を交流電力に変換して出力し、制御手段18bは、電力変換器16の低電力時の電力変換効率を向上させかつ電力変換器16の寿命を長くするための間欠駆動機能を備え、二次電池14に接続され、二次電池14の放電電圧のみに基づいて電力変換器16の電力変換を開始または終了し、電力変換器16からの交流電力を最大にするように制御する。
発電装置12は、地熱発電装置、風力発電装置、太陽光発電装置を含む。発電装置12からの直流電力は、発電装置12の発電状態に応じて二次電池14の充放電がなされることによって平準化される。即ち、発電装置12からの直流電力が急激に増加した場合には二次電池14の充電がなされ、発電装置12からの直流電力が急激に減少した場合には二次電池14の放電がなされる。逆流防止手段18aは、例えばダイオードであり、発電電圧がゼロの時間帯に二次電池14の電気が発電装置12に逆流するのを防止するものであり、発電装置12と二次電池14との間に接続される。
二次電池14は、逆流防止手段18aを介して発電装置12に常時接続され、逆流防止手段18aを通過した発電装置12からの直流電力を常時平準化するので、充電のオンオフによる電力変換器16の負荷変動が生じないという効果を有する。制御手段18bは、二次電池14の放電電圧のみに基づいて電力変換器16の電力変換を開始または終了し、発電装置12からの直流電力の大きさとは無関係に制御するので、両方の物理量に基づいて制御する場合と比較してシンプルかつローコストに構成することができるという効果を有する。
電力変換システム10は、さらに、発電装置12と逆流防止手段18aとの間に接続された第2制御装置20を有するのが好ましい。第2制御装置20は、MPPT制御機能を備え、発電装置12がエネルギから変換した直流電力を最大にするように制御する。本発明の第1の実施形態の制御装置は、第2制御装置20に対応する。
電力変換システム10は、さらに、逆流防止手段18aおよび二次電池14ならびに電力変換器16の間に接続され、二次電池14によって平準化された直流電力を供給するかしないか切り換えることができる電力遮断手段18cと、外部電源24から外部負荷26への交流電力を供給するかしないか切り換えることができる電源切換装置22と、を有するのが好ましい。電力遮断手段18cは、第1制御装置18の中に配置されても良い。
図8(a)の従来の太陽光発電システム50では、例えば、太陽光発電装置52の出力電圧が600V、出力電力が0〜10kWである場合に、出力電圧が400V、電力変換能力が5kW±100%の電力変換器56が使用されるので、電力変換効率が85%、電力変換器56内のコンデンサの交換寿命が7年となる。これに対して、二次電池14を用いた図1の電力変換システム10では、発電装置12の出力電圧が600V、出力電力が0〜10kWである場合に、出力電圧が400V、電力変換能力が5kW±20%の電力変換器16が使用されるので、電力変換効率が90%、電力変換器16内のコンデンサの交換寿命が15年となる、即ち、二次電池14を用いた電力変換システム10は、従来よりも電力変換器の電力変換効率を向上させ、寿命を長くすることができる。
また、二次電池14の充電容量と放電容量は、発電装置12からの直流電力の波形における5〜10分程度の短周期変動の山を吸収し、かつ、谷を埋めるのに十分な能力を有するように設計する必要が有る。例えば、短周期変動を平準化した場合の直流電力を基準として、短周期変動の山が最大1.6kWhであり、短周期変動の谷が最大1.4kWhであると想定される場合には、例えば、二次電池14の全容量を8kWhとし、その60%が充電された状態で、所定の開路電圧を発生するように設計すれば良い。この二次電池14は、所定の開路電圧を発生した状態で、最大3.2kWhのエネルギを吸収できるので、上記直流電力の山を吸収できると同時に、最大4.8kWhのエネルギを放出できるので、上記直流電力の谷を埋めることができる。
次に、二次電池14の構成について説明する。図2は、図1に示す二次電池の構成を示す回路図である。
二次電池14は、互いに直列に接続された少なくとも1つの二次電池要素14aから成るのが好ましい。発電装置12の最大出力電圧は、各二次電池要素14aの過充電危険電圧Vcの和よりも低く、各二次電池要素14aの満充電電圧Vdの和と同じまたはそれよりも低いのが好ましい。
ここで、過充電危険電圧Vc(安全限界電圧ともいう)とは、二次電池の正負極端子間に安全にかけられる電圧の上限値であり、この電圧を超えると、過充電による破損、例えば破裂や発火が発生する恐れがある充電電圧である。また、満充電電圧Vdとは、長時間にわたる放電の間に徐々に低下していく二次電池の正負極端子間の放電開始時の放電電圧である。
図2には、互いに直列に接続された第1〜第m二次電池群14g−1〜14g−mが記載されているが、二次電池群14gの個数は、1つ以上であれば良い。また、図2には、それぞれ複数の二次電池要素14aを並列に接続して構成される二次電池群14gが記載されているが、各二次電池群14gの二次電池要素14aの個数は、1つ以上であれば良い。
二次電池14が互いに直列に接続された2つの二次電池要素14aから成る場合についてより詳細に説明すると、二次電池14は、第1二次電池群14g−1と第2二次電池群14g−2とを有する。第1二次電池群14g−1は、少なくとも1つの第1二次電池要素14a−1を含み、その第1二次電池要素14a−1は、第1満充電電圧Vd−1と第1過充電危険電圧Vc−1とを有する。また、第2二次電池群14g−2は、第1二次電池群14g−1に直列に接続され、少なくとも1つの第2二次電池要素14a−2を含み、その第2二次電池要素14a−2は、第2満充電電圧Vd−2と第2過充電危険電圧Vc−2とを有する。
図1の電力変換システム10では、発電装置12の最大出力電圧が、二次電池14の満充電電圧Vd、即ち、第1二次電池要素14a−1の第1満充電電圧Vd−1と第2二次電池要素14a−2の第2満充電電圧Vd−2とを加算して得られた満充電電圧と同じまたはそれよりも低いので、発電装置12と二次電池14との間に電圧変換用のDC−DCコンバータを設けずに両者を直接並列に接続することができる。従って、このような二次電池14を用いた電力変換システム10は、従来よりもシンプルかつローコストに構成することができる。なお、ここで省略できるDC−DCコンバータは、発電装置12の最大出力電圧と二次電池14の満充電電圧との関係を調整するためにそれらの間に設けられる電圧変換用のDC−DCコンバータであり、MPPT制御回路の中に使用されることがあるMPPT制御機能用のDC−DCコンバータとは異なるものである。
第1二次電池要素14a−1の接続数および第2二次電池要素14a−2の接続数は、特に制限的ではないが、第1二次電池群14g−1の合計放電容量が、第2二次電池群14g−2の合計放電容量に等しくなるようにそれぞれ決定されるのが好ましい。なお、複数の二次電池を並列に接続した場合の合計放電容量は、二次電池の接続数に比例する。ここで、第2二次電池群14g−2の合計放電容量に等しいとは、第2二次電池群14g−2の合計放電容量±10%の範囲内にあることをいう。二次電池14の放電容量は、第1二次電池群14g−1の合計放電容量と第2二次電池群14g−2の合計放電容量の内、小さい方の合計放電容量によって制限される。
次に、二次電池群14gの第1の形態について説明する。
第1二次電池群14g−1および第2二次電池群14g−2のそれぞれは、互いに同じ二次電池を並列に接続された構成でも良い。その場合には、第1二次電池要素14a−1および第2二次電池要素14a−2の種類は、特に制限的ではないが、鉛蓄電池、ニッケル水素電池、LTO系リチウムイオン電池、LFPO系リチウムイオン電池、NCA系リチウムイオン電池、ニッケル系リチウムイオン電池、コバルト系リチウムイオン電池およびマンガン系リチウムイオン電池の中からそれぞれ選択される1種であるのが好ましい。
次に、二次電池群14gの第2の形態について説明する。
第1二次電池群14g−1および第2二次電池群14g−2のそれぞれは、互いに近接した平均放電電圧を有する水溶液系二次電池とリチウムイオン電池とが並列に接続された構成でも良い。その場合には、水溶液系二次電池は、鉛蓄電池またはニッケル水素電池であり、リチウムイオン電池は、LTO系リチウムイオン電池、LFPO系リチウムイオン電池、NCA系リチウムイオン電池、ニッケル系リチウムイオン電池、コバルト系リチウムイオン電池およびマンガン系リチウムイオン電池の中から選択される1種であるのが好ましい。
ここで、平均放電電圧とは、長時間にわたる放電の間に徐々に低下していく二次電池の正負極端子間の放電開始から放電終了までの放電電圧の平均値であるが、放電中の放電電圧の低下速度は、ほぼ一定なので、二次電池の充電率が約50%の時の二次電池の放電電圧を用いても良い。また、水溶液系二次電池とリチウムイオン電池とが互いに近接した平均放電電圧を有するとは、二次電池14が所定の負荷に接続された時に、両方が共に所定の分割電圧を担うことができる場合がある、即ち、両方が放電して負荷を駆動することができる場合があることをいう。
その場合にはさらに、リチウムイオン電池の過充電危険電圧が、水溶液系二次電池の充電終止電圧よりも高くなるように構成され、リチウムイオン電池は、リチウムイオン電池の過充電危険電圧を超えて充電されるとリチウムイオン電池が危険な状態に至り、水溶液系二次電池は、水溶液系二次電池の充電終止電圧を超えて充電されると水溶液系二次電池が過充電に至るものであり、第1二次電池群14g−1および第2二次電池群14g−2のそれぞれに対して、リチウムイオン電池が過充電に至る過充電エネルギが与えられた場合に、水溶液系二次電池が水系電解液分解反応を行うことにより過充電エネルギを吸収し、第1二次電池群14g−1および第2二次電池群14g−2のそれぞれの充電電圧を水溶液系二次電池の充電終止電圧に抑え、リチウムイオン電池がその過充電危険電圧に至るのを防止するようにしたものであるのが好ましい。
次に、二次電池群14gの第3の形態について説明する。
第3の形態の二次電池群14gは、図2と異なり、互いに直列に接続された第1二次電池群14g−1および第2二次電池群14g−2から成る水溶液系二次電池群が、互いに直列に接続された第3二次電池群14g−3および第4二次電池群14g−4から成るリチウムイオン電池群に対して、並列に接続された構成でも良い。その場合には、第3二次電池群14g−3は、第3放電電圧範囲を有する少なくとも1つの第3二次電池要素14a−3を含み、第4二次電池群14g−4は、第4放電電圧範囲を有する少なくとも1つの第4二次電池要素14a−4を含む。また、水溶液系二次電池群を構成する直列接続の電池の合計平均放電電圧は、リチウムイオン電池群を構成する直列接続の電池の合計平均放電電圧に近接する。
その場合には、水溶液系二次電池群を構成する第1二次電池要素14a−1および第2二次電池要素14a−2は、鉛蓄電池またはニッケル水素電池であり、リチウムイオン電池群を構成する第3二次電池要素14a−3および第4二次電池要素14a−4は、LTO系リチウムイオン電池、LFPO系リチウムイオン電池、NCA系リチウムイオン電池、ニッケル系リチウムイオン電池、コバルト系リチウムイオン電池およびマンガン系リチウムイオン電池から成る群から選択される1種であるのが好ましい。なお、第2の形態の説明の中で、水溶液系二次電池の充電終止電圧とリチウムイオン電池の過充電危険電圧との関係について説明したが、第3の形態では、それぞれの電池を電池群に読み換え、それぞれの電圧を電池群を構成する直列接続の電池の合計電圧に読み換えることができる。また、平均放電電圧の近接についても同様に読み換えることができる。
次に、太陽光発電装置の出力電圧と出力電流の関係について説明する。
出力開放時は、出力電流はゼロであり、この時の出力電圧を開放電圧という。逆に、出力短絡時は、出力電圧はゼロであり、この時の出力電流を短絡電流という。負荷接続時は、負荷抵抗の大きさに対応して動作点が変化し、負荷の抵抗値をゼロから徐々に増加させて、動作点の出力電圧を増加させると、出力電流が短絡電流から徐々に減少し、出力電圧が開放電圧の80%になる近傍からは、出力電流が急速に減少し、出力電圧が開放電圧に等しくなった時に、出力電流がゼロになる。
次に、太陽光発電装置の温度を一定とし、受光量をパラメータとして100%から25%まで低下させた場合の太陽光発電装置の出力電圧と出力電流の関係を説明する。受光量を100%から25%まで低下させた場合、短絡電流と出力電流の減少量は100%から25%まで低下するのに対して、開放電圧はほとんど変化しない。即ち、太陽光発電装置の出力電圧と出力電流の関係を示すグラフ上では、受光量が25%の時のグラフは、受光量が100%の時のグラフの出力電圧のスケールを変更せずに、出力電流のスケールのみを100%から25%に書き換えたグラフとほぼ同一である。従って、受光量を100%から25%まで低下させた場合でも、MPPT制御による動作点の電圧は、開放電圧の80%の近傍から変化しない。従って、太陽光発電装置の温度変化による影響が小さい場合には、MPPT制御による動作点の電圧と同じ放電電圧を有する二次電池を太陽光発電装置に接続すれば、その太陽光発電装置は、MPPT制御機能がなくてもMPPT制御機能による動作点の電圧に保持することができる。
次に、電力変換器16を間欠駆動する制御手段18bの制御方法について説明する。図3は、図1に示す二次電池に蓄積された電力量に対する放電電圧の変化を示すグラフである。なお、Vgは、二次電池14の放電終止電圧を示し、Wgは、その時に二次電池14に残っている電力量を示す。また、縦軸は、満充電の状態を示し、Vdは、上述のように二次電池14の満充電電圧を示す。
二次電池14を充電すると横軸の右から左に向かうように二次電池14の放電電圧が上昇し、二次電池14に蓄積された電力量がWeの時に放電電圧が第1の設定値Veに到達するので、制御手段18bは、この時点で電力変換器16の電力変換を開始するように制御する。電力変換システム10が電源切換装置22を有する場合には、それと同時に、制御手段18bは、外部電源24からの交流電力が外部負荷26に供給されないように、電力遮断手段18cおよび電源切換装置22を制御する。
具体的には、制御手段18bは、二次電池14の放電電圧が第1の設定値Veに到達した時点で電力変換器16を起動すると共に電力遮断手段18cをオンした後、電力変換器16からの交流電力が安定的に外部負荷26に供給されるようになった時点で、電源切換装置22をオフするのが好ましい。
二次電池14を放電すると横軸の左から右に向かうように二次電池14の放電電圧が下降し、二次電池14に蓄積された電力量がWeよりも少ないWfの時に放電電圧が第1の設定値Veよりも低い第2の設定値Vfに到達するので、制御手段18bは、この時点で電力変換器16の電力変換を終了するように制御する。電力変換システム10が電源切換装置22を有する場合には、それと同時に、制御手段18bは、外部電源24からの交流電力が外部負荷26に供給されるように、電力遮断手段18cおよび電源切換装置22を制御する。
具体的には、制御手段18bは、二次電池14の放電電圧が第2の設定値Vfに到達した時点で電源切換装置22をオンした後、外部電源24からの交流電力が安定的に外部負荷26に供給されるようになった時点で、電力変換器16を停止すると共に電力遮断手段18cをオフするのが好ましい。
次に、制御手段18bによって間欠駆動された電力変換器16の晴天時の動作について説明する。図4は、晴天時の電力変換器の作動状態を示すグラフである。
A0は、午前7時から午後7時までの晴天時の発電装置12の出力電力波形に含まれる5〜10分程度の短周期変動を除去し、日の出から日の入りまでの長周期変動だけを残した直流電力を参照用として示したものである。また、A1〜A5は、A0から変換されて電力変換器16から出力された交流電力である。
A1は、二次電池14の放電電圧が発電装置12による充電によって上昇し、第1の設定値Veに到達した時点で電力変換器16の電力変換を開始した後、受光量不足で充電量よりも放電量の方が大きいために二次電池14の放電電圧が下降し、第1の設定値Veよりも低い第2の設定値Vfに到達した時点で電力変換器16の電力変換を終了したことを示す。
A2は、放電量がゼロになったために再び二次電池14の放電電圧が上昇し、第1の設定値Veに到達した時点で電力変換器16の電力変換を開始した後、A1の時よりも受光量が増加したもののまだ不足していて、充電量よりも放電量の方がわずかに大きいために二次電池14の放電電圧が徐々に下降し、第2の設定値Vfに到達した時点で電力変換器16の電力変換を終了したことを示す。
A3は、同様に電力変換器16の電力変換を開始した後、日中は受光量が十分大きくて、充電量よりも放電量の方が小さいために二次電池14の放電電圧が下降せず、夕方になって受光量が減少して第2の設定値Vfに到達した時点で電力変換器16の電力変換を終了したことを示す。A4は、A2と同様であり、A5は、A1と同様である。また、A1〜A5の縦軸は、電力変換器16が起動から停止まで定格の交流電力W0を出力することを示す。
次に電力変換器16の曇天時の動作について説明する。図5は、曇天時の電力変換器の作動状態を示すグラフである。
B0は、午前7時から午後7時までの曇天時の発電装置12の出力電力波形に含まれる短周期変動を除去し、A0と同様に長周期変動だけを残した直流電力を参照用として示したものである。また、B1〜B6は、B0から変換されて電力変換器16から出力された交流電力である。
B1は、A1と同様であり、B2は、A2と同様であるが、受光量不足で充電量が小さいため、B1とB2の間隔がA1とA2の間隔よりも広くなる。また、受光量不足で充電量よりも放電量の方がかなり大きいため、B1の幅がA1の幅よりも狭くなり、B2の幅がA2の幅よりも狭くなる。
B3は、同様に電力変換器16の電力変換を開始した後、日中でも受光量が不足していて、充電量よりも放電量の方が大きいために二次電池14の放電電圧が下降して電力変換器16の電力変換を終了したことを示す。B4は、B3と同様であり、B5は、B2と同様であり、B6は、B1と同様である。また、B1〜B6の縦軸は、電力変換器16が起動から停止まで定格の交流電力W0を出力することを示す。
本発明の電力変換システムは、電力変換器の低電力時の電力変換効率を向上させ、電力変換器の寿命を長くすると同時に電力の平準化やピークシフトができ、電力変換器を増設せずにシンプルかつローコストに構成することができるという効果がある。
また、本発明の電力変換システムは、これに加え、DC/DCコンバータの使用による電力変換効率の低下がなく、DC/DCコンバータを使用せずにシンプルかつローコストに構成することができるという効果がある。
本発明の第1の実施形態の電力変換システムは、基本的に以上のように構成される。
次に、本発明の第2の実施形態の電力変換システムについて説明する。図6(a)は、本発明の第2の実施形態の電力変換システムの構成を示す回路図であり、図6(b)は、図6(a)の直流電力発生装置とは異なる直流電力発生装置の構成を示す回路図である。
電力変換システム30は、二次電池14、電力変換器16、逆流防止手段18a、直流電力発生装置32、制御手段38aおよび第1スイッチ38bを有する。直流電力発生装置32は、エネルギを直流電力に変換して出力する。逆流防止手段18aは、直流電力発生装置32に接続され、直流電力発生装置32への逆流を防止する。二次電池14は、逆流防止手段18aに接続され、逆流防止手段18aからの直流電力を常時平準化する。電力変換器16は、二次電池14に接続され、二次電池14によって平準化された直流電力を交流電力または電圧の異なる直流電力に変換して出力する。第1スイッチ38bは、二次電池14と電力変換器16との間に設けられる。制御手段38aは、二次電池14に接続され、二次電池14の端子間電圧に基づいて第1スイッチ38bをオンオフし、電力変換器16からの交流電力を最大にするように制御する。
電力変換システム30は、電力変換システム10と比較すると、発電装置12の代わりに直流電力発生装置32を有する点、ならびに制御手段18bおよび電力遮断手段18cの代わりに制御手段38aおよび第1スイッチ38bを有する点以外は同一の構成を有するものであるので、同一の構成要素には、同一の参照符号を付し、その説明を省略する。
まず、第1スイッチ38bを用いて電力変換器16への放電を開始または終了する制御手段38aの制御方法について、上述の第1の実施形態と同様に図3を用いて説明する。
二次電池14を充電すると横軸の右から左に向かうように二次電池14の端子間電圧が上昇し、二次電池14に蓄積された電力量がWeの時に端子間電圧が第1の設定値Veに到達するので、制御手段38aは、この時点で電力変換器16への放電を開始するように制御する。即ち、制御手段38aは、二次電池14の端子間電圧が上昇し、第1の設定値Veに到達した時点で第1スイッチ38bをオンする。電力変換システム30が電源切換装置22を有する場合には、それと同時に、制御手段38aは、外部電源24からの交流電力が外部負荷26に供給されないように、電源切換装置22を制御する。具体的には、制御手段38aは、二次電池14の端子間電圧が第1の設定値Veに到達した時点で第1スイッチ38bをオンすると共に電源切換装置22をオフするのが好ましい。
二次電池14を放電すると横軸の左から右に向かうように二次電池14の端子間電圧が下降し、二次電池14に蓄積された電力量がWeよりも少ないWfの時に端子間電圧が第1の設定値Veよりも低い第2の設定値Vfに到達するので、制御手段38aは、この時点で電力変換器16への放電を終了するように制御する。即ち、制御手段38aは、二次電池14の端子間電圧が下降し、第1の設定値Veよりも低い第2の設定値Vfに到達した時点で第1スイッチ38bをオフする。電力変換システム30が電源切換装置22を有する場合には、それと同時に、制御手段38aは、外部電源24からの交流電力が外部負荷26に供給されるように、電源切換装置22を制御する。具体的には、制御手段38aは、二次電池14の端子間電圧が第2の設定値Vfに到達した時点で第1スイッチ38bをオフすると共に電源切換装置22をオンするのが好ましい。
次に、電力変換システム30のいくつかの好ましい形態について、順に説明する。
直流電力発生装置32は、直流発電装置32a1および複合装置32bの少なくとも一方を備えるのが好ましい。直流発電装置32a1は、エネルギを直接直流電力に変換して出力する。複合装置32bは、交流発電装置32b1とACDC変換器32b2とから成り、交流発電装置32b1は、エネルギを交流電力に変換し、ACDC変換器32b2は、エネルギから変換された交流電力を直流電力に再変換して出力する。
直流電力発生装置32が直流発電装置32a1を備える場合には、直流電力発生装置32は、さらに、直流MPPT装置32a2を有するのが好ましい。直流MPPT装置32a2は、直流発電装置32a1と逆流防止手段18aとの間に接続され、直流発電装置32a1がエネルギから変換した直流電力を最大にするように制御する。
直流電力発生装置32が複合装置32bを備える場合には、複合装置32bは、さらに、交流MPPT装置32b3を有するのが好ましい。交流MPPT装置32b3は、交流発電装置32b1とACDC変換器32b2との間に接続され、交流発電装置32b1がエネルギから変換した交流電力を最大にするように制御する。
二次電池14は、互いに直列に接続された少なくとも1つの二次電池要素14aから成り、直流電力発生装置32の最大出力電圧は、各二次電池要素14aの過充電危険電圧の和から成る二次電池14の過充電危険電圧よりも低く、各二次電池要素14aの満充電電圧の和から成る二次電池14の満充電電圧と同じまたはそれよりも低いのが好ましい。これによって、直流電力発生装置32が発生させた電力を最大にすると共に、本システム使用時の安全性を向上させることができる。
電力変換システム30は、さらに、第2スイッチ38cを有するのが好ましい。第2スイッチ38cは、逆流防止手段18aと二次電池14との間に設けられる。制御手段38aは、二次電池14の端子間電圧、温度、および電流を監視し、二次電池14の端子間電圧が予め設定された電圧下限値よりも低い場合、二次電池14の端子間電圧が電圧下限値よりも高い値に予め設定された電圧上限値よりも高い場合、二次電池14の温度が予め設定された温度下限値よりも低い場合、二次電池14の温度が温度下限値よりも高い値に予め設定された温度上限値よりも高い場合、または二次電池14の電流が予め設定された電流上限値よりも大きい場合のいずれかの場合に、第2スイッチ38cをオフし、制御手段38aは、二次電池14の端子間電圧が電圧下限値以上かつ電圧上限値以下の場合、かつ二次電池14の温度が温度下限値以上かつ温度上限値以下の場合、かつ二次電池14の電流が電流上限値以下の場合に、第2スイッチ38cをオンするのが好ましい。これによって、本システム使用時の安全性をさらに向上させることができる。
また、二次電池14の電圧下限値は、二次電池14の放電終止電圧Vgと第2の設定値Vfとの間の値に設定され、二次電池14の電圧上限値は、二次電池14の満充電電圧Vdと第1の設定値Veとの間の値に設定されるのが好ましい。これによって、本システム使用時の安全性をさらに向上させることができる。
電力変換システム30は、さらに、第3スイッチ38dを有するのが好ましい。第3スイッチ38dは、逆流防止手段18aと電力変換器16との間を、二次電池14を介さずに直接接続するために設けられる。制御手段38aは、第2スイッチ38cがオフの場合に、第3スイッチ38dをオンし、第2スイッチ38cがオンの場合に、第3スイッチ38dをオフするのが好ましい。また、電力変換システム30では、二次電池14、逆流防止手段18a、制御手段38a、第1スイッチ38b、第2スイッチ38cおよび第3スイッチ38dを1つの筐体に収納することによって、ブースタ38を構成しても良い。ブースタ38は、弱電力用のブースタであり、太陽光発電装置を備えた電力変換システムではPVブースタと呼ばれる。これによって、直流電力発生装置32が発生させた電力を無駄なく外部負荷26に供給することができる。
電力変換システム30は、さらに、電源切換装置22を有するのが好ましい。電源切換装置22は、外部電源24から外部負荷26への交流電力または直流電力を供給するかしないか切り換えることができる。制御手段38aは、第1スイッチ38bおよび第3スイッチ38dの少なくとも一方がオンの場合に、外部電源24からの交流電力または直流電力が外部負荷26に供給されないように電源切換装置22を制御し、第1スイッチ38bおよび第3スイッチ38dが共にオフの場合に、外部電源24からの交流電力または直流電力が外部負荷26に供給されるように電源切換装置22を制御するのが好ましい。これによって、電力を外部負荷26に途切れることなく連続的に供給することができる。なお、電力変換器16から出力される電力が交流電力である場合には、外部電源24から外部負荷26に供給される電力も交流電力であり、電力変換器16から出力される電力が直流電力である場合には、外部電源24から外部負荷26に供給される電力も直流電力であるのが好ましい。
次に、本発明の第3の実施形態の電力変換システムについて説明する。図7(a)は、本発明の第3の実施形態の電力変換システムの構成を示す回路図であり、図7(b)は、図7(a)の直流電力発生装置とは異なる直流電力発生装置の構成を示す回路図である。電力変換システム40は、電力変換システム30と比較すると、直流MPPT装置32a2の接続位置および交流MPPT装置32b3の有無以外は同一の構成を有するものであるので、同一の構成要素には、同一の参照符号を付し、その説明を省略する。
図6(a)のように、直流発電装置32a1を備えた電力変換システム30では、直流発電装置32a1とブースタ38に備えられた逆流防止手段18aとの間に直流MPPT装置32a2が接続され、直流発電装置32a1がエネルギから変換した直流電力を最大にするように制御する。直流発電装置32a1として例えば太陽光発電装置を使用する場合には、直流MPPT装置32a2の設置台数は、直流発電装置32a1を構成する発電要素の数と同じなので、各発電要素が出力する直流電力を独立して最大にするように制御できるという利点がある。これに対して、図7(a)のように、直流発電装置32a1を備えた電力変換システム40では、ブースタ38に備えられた第1スイッチ38bと電力変換器16との間に直流MPPT装置32a2が接続され、二次電池14が平準化した直流電力を最大にするように制御する。この場合、一般的には、直流MPPT装置32a2の設置台数は、電力変換器16の設置台数と同じなので、設置コストを低減できるという利点がある。
図6(b)のように、交流発電装置32b1を備えた電力変換システム30では、交流発電装置32b1とACDC変換器32b2との間に交流MPPT装置32b3が接続され、交流発電装置32b1がエネルギから変換した交流電力を最大にするように制御する。交流発電装置32b1として例えば風力発電装置を使用する場合には、交流MPPT装置32b3の設置台数は、交流発電装置32b1の数と同じなので、複数の風力発電装置を備える場合には、各風力発電装置が出力する交流電力を独立して最大にするように制御できるという利点がある。これに対して、図7(b)のように、交流発電装置32b1を備えた電力変換システム40では、図7(a)と同様の位置に接続された直流MPPT装置32a2が二次電池14によって平準化された直流電力を最大にするように制御するので、上述のように設置コストを低減できるという利点がある。
本発明の電力変換システムは、電力変換器の低電力時の電力変換効率を向上させ、電力変換器の寿命を長くすると同時に電力の平準化やピークシフトができ、電力変換器を増設せずにシンプルかつローコストに構成することができるという効果がある。
また、本発明の電力変換システムは、これに加え、DC/DCコンバータの使用による電力変換効率の低下がなく、DC/DCコンバータを使用せずにシンプルかつローコストに構成することができるという効果がある。
本発明の第2の実施形態の電力変換システムは、基本的に以上のように構成される。
以上、本発明の電力変換システムについて詳細に説明したが、本発明は上記記載に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更をしても良いのはもちろんである。
本発明の電力変換システムは、電力変換器の低電力時の電力変換効率を向上させ、電力変換器の寿命を長くすると同時に電力の平準化やピークシフトができ、電力変換器を増設せずにシンプルかつローコストに構成することができるという効果に加え、DC/DCコンバータの使用による電力変換効率の低下がなく、DC/DCコンバータを使用せずにシンプルかつローコストに構成することができるという効果があるので、産業上有用である。
10、30、40 電力変換システム
12 発電装置
14 二次電池
14a 二次電池要素
14a−1〜14a−m 第1〜第m二次電池要素
14g 二次電池群
14g−1〜14g−m 第1〜第m二次電池群
16 電力変換器
18 第1制御装置
18a 逆流防止手段
18b 制御手段
18c 電力遮断手段
20 第2制御装置
22 電源切換装置
24 外部電源
26 外部負荷
32 直流電力発生装置
32a1 直流発電装置
32a2 直流MPPT装置
32b 複合装置
32b1 交流発電装置
32b2 ACDC変換器
32b3 交流MPPT装置
38 ブースタ
38a 制御手段
38b 第1スイッチ
38c 第2スイッチ
38d 第3スイッチ
50 太陽光発電システム
52 太陽光発電装置
54 MPPTユニット
56 電力変換器

Claims (10)

  1. エネルギを直流電力に変換して出力する発電装置と、
    前記発電装置に接続され、前記発電装置への逆流を防止する逆流防止手段と、
    前記逆流防止手段に接続され、前記逆流防止手段からの直流電力を常時平準化する二次電池と、
    前記逆流防止手段および前記二次電池に接続され、前記二次電池によって平準化された直流電力を交流電力に変換して出力する電力変換器と、
    前記二次電池に接続され、前記二次電池の放電電圧のみに基づいて前記電力変換器の電力変換を開始または終了する制御手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記二次電池の前記放電電圧が上昇し、第1の設定値に到達した時点で前記電力変換器の電力変換を開始し、前記二次電池の前記放電電圧が下降し、前記第1の設定値よりも低い第2の設定値に到達した時点で前記電力変換器の電力変換を終了するように制御する電力変換システム。
  2. さらに、前記発電装置と前記逆流防止手段との間に接続され、前記発電装置が前記エネルギから変換した直流電力を最大にするように制御する制御装置を有し、
    前記二次電池は、互いに直列に接続された少なくとも1つの二次電池要素から成り、
    前記発電装置の最大出力電圧は、各二次電池要素の過充電危険電圧の和よりも低く、各二次電池要素の満充電電圧の和と同じまたはそれよりも低い請求項1に記載の電力変換システム。
  3. さらに、前記逆流防止手段および前記二次電池ならびに前記電力変換器の間に接続され、前記二次電池によって平準化された直流電力を供給するかしないか切り換えることができる電力遮断手段と、外部電源から外部負荷への交流電力を供給するかしないか切り換えることができる電源切換装置と、を有し、
    前記制御手段は、前記二次電池の前記放電電圧が上昇し、第1の設定値に到達した時点で前記電力変換器の電力変換を開始すると同時に、前記外部電源からの交流電力が前記外部負荷に供給されないように、前記電力遮断手段および前記電源切換装置を制御し、前記二次電池の前記放電電圧が下降し、前記第1の設定値よりも低い第2の設定値に到達した時点で前記電力変換器の電力変換を終了すると同時に、前記外部電源からの交流電力が前記外部負荷に供給されるように、前記電力遮断手段および前記電源切換装置を制御する請求項1または2に記載の電力変換システム。
  4. 前記制御手段は、前記二次電池の前記放電電圧が前記第1の設定値に到達した時点で前記電力変換器を起動すると共に前記電力遮断手段をオンした後、前記電力変換器からの交流電力が安定的に前記外部負荷に供給されるようになった時点で、前記電源切換装置をオフし、前記二次電池の前記放電電圧が前記第2の設定値に到達した時点で前記電源切換装置をオンした後、前記外部電源からの交流電力が安定的に前記外部負荷に供給されるようになった時点で、前記電力変換器を停止すると共に前記電力遮断手段をオフする請求項3に記載の電力変換システム。
  5. エネルギを直流電力に変換して出力する直流電力発生装置と、
    前記直流電力発生装置に接続され、前記直流電力発生装置への逆流を防止する逆流防止手段と、
    前記逆流防止手段に接続され、前記逆流防止手段からの直流電力を常時平準化する二次電池と、
    前記二次電池に接続され、前記二次電池によって平準化された直流電力を交流電力または電圧の異なる直流電力に変換して出力する電力変換器と、
    前記二次電池と前記電力変換器との間に設けられた第1スイッチと、
    前記二次電池に接続され、前記二次電池の端子間電圧に基づいて前記第1スイッチをオンオフする制御手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記二次電池の前記端子間電圧が上昇し、第1の設定値に到達した時点で前記第1スイッチをオンし、前記二次電池の前記端子間電圧が下降し、前記第1の設定値よりも低い第2の設定値に到達した時点で前記第1スイッチをオフする電力変換システム。
  6. 前記直流電力発生装置は、エネルギを直接直流電力に変換して出力する直流発電装置、ならびに、エネルギを交流電力に変換する交流発電装置と前記エネルギから変換された交流電力を直流電力に再変換して出力するACDC変換器とから成る複合装置の少なくとも一方を備え、
    前記直流電力発生装置は、さらに、前記直流発電装置と前記逆流防止手段との間に接続され、かつ前記直流発電装置が前記エネルギから変換した直流電力を最大にするように制御する直流MPPT装置を有し、
    前記複合装置は、さらに、前記交流発電装置と前記ACDC変換器との間に接続され、かつ前記交流発電装置が前記エネルギから変換した交流電力を最大にするように制御する交流MPPT装置を有し、
    前記二次電池は、互いに直列に接続された少なくとも1つの二次電池要素から成り、
    前記直流電力発生装置の最大出力電圧は、各二次電池要素の過充電危険電圧の和から成る前記二次電池の過充電危険電圧よりも低く、各二次電池要素の満充電電圧の和から成る前記二次電池の満充電電圧と同じまたはそれよりも低い請求項5に記載の電力変換システム。
  7. さらに、前記逆流防止手段と前記二次電池との間に設けられた第2スイッチを有し、
    前記制御手段は、前記二次電池の端子間電圧、温度、および電流を監視し、前記二次電池の端子間電圧が予め設定された電圧下限値よりも低い場合、前記二次電池の端子間電圧が前記電圧下限値よりも高い値に予め設定された電圧上限値よりも高い場合、前記二次電池の温度が予め設定された温度下限値よりも低い場合、前記二次電池の温度が前記温度下限値よりも高い値に予め設定された温度上限値よりも高い場合、または前記二次電池の電流が予め設定された電流上限値よりも大きい場合のいずれかの場合に、前記第2スイッチをオフし、
    前記制御手段は、前記二次電池の端子間電圧が前記電圧下限値以上かつ前記電圧上限値以下の場合、かつ前記二次電池の温度が前記温度下限値以上かつ前記温度上限値以下の場合、かつ前記二次電池の電流が前記電流上限値以下の場合に、前記第2スイッチをオンする請求項6に記載の電力変換システム。
  8. 前記二次電池の前記電圧下限値は、前記二次電池の放電終止電圧と前記第2の設定値との間の値に設定され、前記二次電池の前記電圧上限値は、前記二次電池の前記満充電電圧と前記第1の設定値との間の値に設定される請求項7に記載の電力変換システム。
  9. さらに、前記逆流防止手段と前記電力変換器との間を、前記二次電池を介さずに直接接続するために設けられた第3スイッチを有し、
    前記制御手段は、前記第2スイッチがオフの場合に、前記第3スイッチをオンし、前記第2スイッチがオンの場合に、前記第3スイッチをオフする請求項7または8に記載の電力変換システム。
  10. さらに、外部電源から外部負荷への交流電力または直流電力を供給するかしないか切り換えることができる電源切換装置を有し、
    前記制御手段は、前記第1スイッチおよび前記第3スイッチの少なくとも一方がオンの場合に、前記外部電源からの交流電力または直流電力が前記外部負荷に供給されないように前記電源切換装置を制御し、前記第1スイッチおよび前記第3スイッチが共にオフの場合に、前記外部電源からの交流電力または直流電力が前記外部負荷に供給されるように前記電源切換装置を制御する請求項9に記載の電力変換システム。
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