JP6077841B2 - センサー付きウェザーストリップの取付構造 - Google Patents
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Description
センサー付きウェザーストリップ10には、スライドドア1とフロントドア(サイドドア)100との間に人体の一部(指や手足)などの異物が挟まった場合にその挟み込みを検知して対応する信号を出力するセンサー(感圧センサー)Sが取付けられている(例えば、特許文献1参照)。
取付基部11の内側にはフランジ4に当接して保持する複数の保持リップ14,14が設けられ、また取付基部11には剛性をアップさせるために断面略U字形状の芯材15が埋設されている。
また、フランジ4に対するセンサー付きウェザーストリップ10の保持力を向上させるため芯材15を取付基部11に埋設させるとその分、車体重量が増加するとともにコスト高にもなる。
そのため、センサー付きウェザーストリップの取付脚はブラケットに対して接着剤で固定する必要があるので、一旦取付けられると補修や交換などの際に容易に取り外すことはできない。
また、他の目的は外観上の見栄えを特に悪化することのないセンサー付きウェザーストリップの取付構造を提供することにある。
前記取付基部(31)は、車幅方向車外側に向けて延びる部位(31b,31e,31g,31h,31i)を有するとともにその延びる部位(31b,31e,31g,31h,31i)によって、前記センサー付きウェザーストリップ(30)の前記車体の前後方向への動きを規制するように前記スライドドア(21)に組付けられてなり、
前記スライドドア(21)には、車幅方向車内側に向けて延びるフランジ(24,44,25a,46)が形成されるとともに、
前記取付基部(31)は、前記フランジ(24,44,25a)に形成された凹部(24a,45)に差し込まれるようにして前記スライドドア(21)に組付けられてなり、
前記スライドドア(21)は、車外側は車内側に設けられたドアアウターパネル(22)とドアインナーパネル(23)が組み合わされてなり、前記ドアアウターパネル(22)は樹脂構造であり前記フランジ(24)が端部に形成されてなり、
前記取付基部(31)の車幅方向車外側に向けて延びる部位(31b)は、断面略楔形状で前記フランジ(24)の凹部(24a)に圧入状態で差し込まれるようにして組付けられることを特徴とする。
前記取付基部(31)は、車幅方向車外側に向けて延びる部位(31b,31e,31g,31h,31i)を有するとともにその延びる部位(31b,31e,31g,31h,31i)によって、前記センサー付きウェザーストリップ(30)の前記車体の前後方向への動きを規制するように前記スライドドア(21)に組付けられてなり、
前記スライドドア(41)は、車外側と車内側に設けられたドアアウターパネル(42)とドアインナーパネル(23)が組み合わされ、両パネル(42,23)がヘミング結合されることで車体の前方に向けて延びるフランジ(47)が形成されるとともに、
前記取付基部(31)の車幅方向車外側に向けて延びる部位(31g,31h,31i)は、前記フランジ(47)の後方に沿って延びる前記ドアインナーパネル(23)の部位に差し込まれるとともに、前記取付基部(31)は、前記フランジ(47)の車内側に面接触するようにして組付けられることを特徴とする。
したがって、センサー付きウェザーストリップがフランジから抜け落ちたり、また抜け落ちなくてもフランジに対して傾いたりすることが防止される。
しかも、従来例のように取付基部に芯材を埋設させる必要もないので車体車量が特に増加することもなくコスト高になることもない。
さらに、フランジに対してセンサー付きウェザーストリップを組付ける際に、接着剤を使用する必要がないので、後日、補修や交換などの際に容易に取り外すことができる。
取付基部がフランジの凹部に差し込まれる場合は、取付基部の車幅方向車外側に向けて延びる、断面略楔形状の部位をフランジの凹部に圧入状態で差し込むようにすればワンタッチで組付けることができ、しかも抜け難い構造にすることができるので、接着剤で完全に固定するものとは異なり取外すこともできる。また、フランジの凹部に取付基部を差し込むタイプのものは、従来例(図10)で示したようにフランジを三方から覆う断面略U字形状のタイプの取付基部より、センサー付きウェザーストリップの全体形状を小さくすることができその分、軽量化が図れ、特に取付基部(11)の車外側の側壁(11b)が見えないため見栄えもよい。
図1及び図9を参照して、本発明の第1実施形態に係るセンサー付きウェザーストリップの取付構造について説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係るセンサー付きウェザーストリップの取付構造を、フロンドア100が左右方向に開閉し、スライドドア21が前後方向に移動するワゴン車に適用した例を示すもので、図9のA−A線拡大断面図に相当する。なお、従来例で示したものと同一部分には同一符号を付した。
センサー付きウェザーストリップ30は、スライドドア21に形成されたフランジ24に対して直接、取付けられる取付基部31と、その取付基部31に一体成形され、スライドドア21の閉時にスライドドア21の前端面とその前端面が対向するフロントドア100との間に指等の障害物があるとその障害物に弾接する中空部32と、その中空部32に組み込まれ障害物を検知して対応する電気信号を出力するセンサー(感圧センサー)Sを備えている。
底壁部31cの前側には中空部32が一体成形され、連結壁31aの後側には断面C字形状のチャンネル部33が一体成形されている。また、脚部31bの前後には車内側に延びる複数(前側と後側にそれぞれ3本)の保持片34が設けられている。また、チャンネル部33にはセンサーSに接続されるワイヤーハーネスWが保持されている。なお、取付基部31には、従来例で示したように、剛性を向上させるような芯材に相当するものは使用されていない。
ドアアウターパネル22の端部には車幅方向車内側に向けて延びるフランジ24が形成されている。より詳細には、ドアアウターパネル22は基本的には車体の前後方向に延びるが、前側では一旦、車幅方向車内側に向けて折れ曲がった後、前側に折れ曲がり、さらに車内側に折れ曲がってなるものであり、最後(二回目)に車内側に折れ曲がった部位が、鋼板からなるドアインナーパネル23の前端部よりも車内側に突出したフランジ24となっている。フランジ24には車内側から車外側に延びる凹部24aが形成されている。凹部24aの深さは取付基部31の脚部31bの長さよりも長く、凹部24aの溝幅は取付基部31の脚部31bに設けられた左右の保持片34間の間隔よりも狭くしてある。
なお、ドアインナーパネル23も基本的には車体の前後に延びるが、前側には車外側に向かって突出した段部23aが形成されている。
なお、フランジ24に対してセンサー付きウェザーストリップ30を組付ける際に、接着剤は一切使用していない。
したがって、センサー付きウェザーストリップ30がフランジ24から抜け落ちたり、また抜け落ちなくてもフランジ24に対して傾いたりすることが防止される。
この場合(図2)、取付基部31は、断面略L字形状であり、車体の前後方向に延びる連結部31dと、連結部31dの前端から車幅方向車外側に向けて延びる底壁部31eを有している。
次に図3及び図9を参照して、本発明の第2実施形態に係るセンサー付きウェザーストリップの取付構造について説明する。
図3は、本発明の第2実施形態に係るセンサー付きウェザーストリップの取付構造を示したもので、図9のA−A線拡大断面図に相当する。なお、従来例で示したものと同一部分には同一符号を付した。
この場合、フランジ46の端部(至端)に取付基部31の連結部31dの車外側面が弾接するとともに、フランジ46の前側側面に取付基部31の底壁部31eが粘着テープ(ここでは両面テープを使用)Tを介して固着されるようにして組付けられる。
次に図6及び図9を参照して、本発明の第3実施形態に係るセンサー付きウェザーストリップの取付構造について説明する。
図6は、本発明の第3実施形態に係るセンサー付きウェザーストリップの取付構造を示したもので、図9のA−A線拡大断面図に相当する。なお、従来例で示したものと同一部分には同一符号を付した。
なお、脚部31g,31hの先端には差し込まれる穴23b,23cの径よりも大きい厚肉部(ストッパー)が形成され、容易に抜け落ちないようにされている。また、ここでは、チャンネル部33をドアインナーパネル23の段部23aに弾接させて取付状態の安定性を図っている。
また、脚部31g,31h,31i及び差し込まれる穴23b,23c,23dは、車体の上下方向に連続していてもよいし、間欠的に複数が配置されていてもよい。
そして、第3実施形態の図6と図7ではドアアウターパネル42が金属製であっても樹脂製であってよい。
2 ドアアウターパネル
3 ドアインナーパネル
4 フランジ
10 センサー付きウェザーストリップ
11 取付基部
11a 車内側壁
11b 車外側壁
11c 連結壁
12 中空部
13 チャンネル部
14 保持リップ
15 芯材
21 スライドドア
22 ドアアウターパネル
23 ドアインナーパネル
23a 段部
23b 穴
23c 穴
23d 穴
24 フランジ
24a 凹部
25 ブラケット
25a フランジ
30 センサー付きウェザーストリップ
31 取付基部
31a 連結部
31b 脚部
31c 底壁部
31d 連結部
31e 底壁部
31f 連結部
31g 脚部
31h 脚部
31i 脚部
32 中空部
33 チャンネル部
34 保持片
35 保持リップ
42 ドアアウターパネル
44 フランジ
45 凹部
46 フランジ
47 フランジ
100 フロントドア
101 ボディ
S センサー(感圧センサー)
T 粘着テープ
W ワイヤーハーネス
Claims (2)
- 車体の前後方向に移動するスライドドアの前端面に車体前側に向けて突設されるように前記スライドドアに取付けられる取付基部と、該取付基部に一体成形され、前記スライドドアの閉時にスライドドアの前端面とその前端面が対向するフロントドア又はボディとの間に指等の障害物があるとその障害物に弾接する中空部と、該中空部に組み込まれ前記障害物を検知して対応する電気信号を出力するセンサーを備えるセンサー付きウェザーストリップの取付構造であって、
前記取付基部は、車幅方向車外側に向けて延びる部位を有するとともにその延びる部位によって、前記センサー付きウェザーストリップの前記車体の前後方向への動きを規制するように前記スライドドアに組付けられてなり、
前記スライドドアには、車幅方向車内側に向けて延びるフランジが形成されるとともに、
前記取付基部は、前記フランジに形成された凹部に差し込まれるようにして前記スライドドアに組付けられてなり、
前記スライドドアは、車外側と車内側に設けられたドアアウターパネルとドアインナーパネルが組み合わされてなり、前記ドアアウターパネルは樹脂構造であり前記フランジが端部に形成されてなり、
前記取付基部の車幅方向車外側に向けて延びる部位は、断面略楔形状で前記フランジの凹部に圧入状態で差し込まれるようにして組付けられることを特徴とするセンサー付きウェザーストリップの取付構造。 - 車体の前後方向に移動するスライドドアの前端面に車体前側に向けて突設されるように前記スライドドアに取付けられる取付基部と、該取付基部に一体成形され、前記スライドドアの閉時にスライドドアの前端面とその前端面が対向するフロントドア又はボディとの間に指等の障害物があるとその障害物に弾接する中空部と、該中空部に組み込まれ前記障害物を検知して対応する電気信号を出力するセンサーを備えるセンサー付きウェザーストリップの取付構造であって、
前記取付基部は、車幅方向車外側に向けて延びる部位を有するとともにその延びる部位によって、前記センサー付きウェザーストリップの前記車体の前後方向への動きを規制するように前記スライドドアに組付けられてなり、
前記スライドドアは、車外側と車内側に設けられたドアアウターパネルとドアインナーパネルが組み合わされ、両パネルがヘミング結合されることで車体の前方に向けて延びるフランジが形成されるとともに、
前記取付基部の車幅方向車外側に向けて延びる部位は、前記フランジの後方に沿って延びる前記ドアインナーパネルの部位に差し込まれるとともに、前記取付基部は、前記フランジの車内側に面接触するようにして組付けられることを特徴とするセンサー付きウェザーストリップの取付構造。
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