JP6076636B2 - 蒸発器構造 - Google Patents
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Description
また、第1エバポレータをバイパスするバイパス流路が第1エバポレータの内部に設置されていたため、バイパス流路を形成して冷媒を流すために複数の部品が必要となり、流路圧損が生じ易かった。
請求項6に記載された発明は、第1エバポレータと第2エバポレータとを並設して成るエバポレータ本体を備えると共に、該エバポレータ本体が、その一側に少なくとも冷媒を供給可能な外部接続部を有し、他側に前記第1エバポレータと第2エバポレータとを連通可能な連通部を有し、更に、前記エバポレータ本体の一側から他側へ延びて、前記第1エバポレータをパイパス可能なバイパス流路を有する蒸発器構造において、前記外部接続部が、外部からの冷媒を前記第1エバポレータと前記バイパス流路とに対して分岐可能な内部分岐用通路をそれぞれ有する分岐用部材とされ、前記分岐用部材が、少なくとも冷媒入口部と、前記第1エバポレータに対する第一接続口部と、前記バイパス流路に対するバイパス接続口部とを有し、前記内部分岐用通路が、前記冷媒入口部と前記第一接続口部との重複部分に直接形成されると共に、前記冷媒入口部と前記バイパス接続口部との重複部分に直接形成されていることを特徴とする。
請求項6の発明によれば、上記構成によって、以下のような作用効果を得ることができる。即ち、前記外部接続部が、外部からの冷媒を前記第1エバポレータと前記バイパス流路とに対して分岐可能な内部分岐用通路をそれぞれ有する分岐用部材とされたことにより、第1エバポレータとバイパス流路との分岐部や、分岐用部材そのものを小型化することができるようになると共に、内部分岐用通路における冷媒の流れを安定化させ、内部分岐用通路の流路圧損を低減して、熱交換効率の向上を図ることが可能となる。また、内部分岐用通路を、冷媒入口部と第一接続口部との重複部分に直接形成することができると共に、冷媒入口部とバイパス接続口部との重複部分に直接形成することができる。
図6〜図10(主に図6、図7参照)に示すように、上記した外部接続部14が、外部からの冷媒2を第1エバポレータ11とバイパス流路16とに対して分岐可能な内部分岐用通路31a,31bを有する分岐用部材32とされるようにする。
ここで、上記した外部接続部14は、エバポレータ本体13の製造時に、エバポレータ本体13の側部(一側)に対して、一体的に固定されるものである。
上記において、分岐用部材32が、少なくとも冷媒入口部33と、第1エバポレータ11に対する第一接続口部34と、バイパス流路16に対するバイパス接続口部35とを有するものとされる。
より詳しくは、上記した分岐用部材32は、外側部(図7中下側)に、上記した冷媒入口部33と冷媒出口部36とを有すると共に、内側部(図7中上側)に、上記した第1エバポレータ11の入口部に対する第一接続口部34およびバイパス流路16の入口部に対するバイパス接続口部35と、第2エバポレータ12の出口部に対する第二接続口部37とを有するものとされる。
上記において、内部分岐用通路31a,31bが、(少なくとも)バイパス接続口部35の端部の位置に連通されるようにするのが好ましい。
ここで、更に、内部分岐用通路31aについても、第一接続口部34の端部の位置に連通されるようにしても良い。
例えば、分岐用部材32は、図7に示すように、金属片を削出し加工して形成された単一の金属ブロック41によって構成されるようにすることができる。
ここで、上記した金属ブロック41は、アルミニウムなどの熱伝導率の高い金属などで形成されるようにする。
或いは、上記において、図8に示すように、分岐用部材32が、その内部に、第1エバポレータ11とバイパス流路16とに対する冷媒2の分配量を調整可能な分配器43を備えるようにしても良い。
ここで、上記した分配器43は、冷媒2の分配量に応じた大きさに設定された内部分岐用通路31a,31bを有する分配プレートなどとされる。内部分岐用通路31a,31bは、分配器43の分配プレートに対してそれぞれ面直に形成されるようにする。そして、分配器43は、内部分岐用通路31a,31bを冷媒入口部33や、第一接続口部34や、バイパス接続口部35などと軸線を平行にした状態で、分岐用部材32の内部に設置されるようにする。
また、或いは、上記において、図9、図10に示すように、分岐用部材32が、プレス成形された2枚の金属プレート49a,49bを接合して構成されるものとしても良い。
この場合、2枚の金属プレート49a,49bは、少なくとも、冷媒入口部33と、第1エバポレータ11の入口部に対する第一接続口部34と、バイパス流路16の入口部に対するバイパス接続口部35とを、上記した同一の平面に沿ってそれぞれ半割りした形状に構成される(半割状プレート)。この際、上記した内部分岐用通路31a,31bは、2枚の金属プレート49a,49bを組合せた時に、上記した分配器43(または分配減圧器)のものと同様の内部分岐用通路31a,31b(またはオリフィス開口)がそれぞれ形成されるようにする。この場合、内部分岐用通路31a,31bは、上記したように、冷媒入口部33や第一接続口部34やバイパス接続口部35などに対して軸線が傾斜するものとされているが、平行にしても良い。
外部接続部14が、外部からの冷媒2を第1エバポレータ11とバイパス流路16とに対して分岐可能な内部分岐用通路31a,31bを有する分岐用部材32とされたことにより、第1エバポレータ11とバイパス流路16との分岐部や、分岐用部材32そのものを小型化することができるようになると共に、内部分岐用通路31a,31bにおける冷媒2の流れを安定化させ、内部分岐用通路31a,31b(分岐部)の流路圧損を低減して、熱交換効率の向上を図ることが可能となる。
冷媒入口部33の軸線と、第一接続口部34の軸線と、バイパス接続口部35の軸線とが、平行に外部接続部14に配置されたことにより、冷媒入口部33から第一接続口部34およびバイパス接続口部35へ向かう冷媒2の流れ方向の変化を小さくして、内部分岐用通路31a,31bにおける流路圧損を、より低減させることが可能となる。
内部分岐用通路31a,31bが、少なくともバイパス接続口部35の端部の位置に連通されたことにより、バイパス流路16へ向かう冷媒2の流れ方向の変化を更に小さくして、内部分岐用通路31a,31bにおける流路圧損を、一層効果的に低減させることが可能となる。
例えば、分岐用部材32を、金属片を削出し加工して形成された単一の金属ブロック41によって構成することにより、部品精度を上げると共に、部品点数を削減してその分のコストを下げることが可能となる。また、分岐用部材32をエバポレータ本体13に取付ける際に、熱変形を起し難いものとすることができる。
そして、分岐用部材32が、内部に、第1エバポレータ11とバイパス流路16とに対する冷媒2の分配量を調整可能な分配器43を備えたことにより、第1エバポレータ11とバイパス流路16とに対する冷媒2の分配量を正確に規定することが可能となる。
或いは、分岐用部材32が、プレス成形された2枚の金属プレート49a,49bを接合することによって構成されたことにより、最も安価で且つ最も容易に分岐用部材32を構成することが可能となる。
7 蒸発器
11 第1エバポレータ
12 第2エバポレータ
13 エバポレータ本体
14 外部接続部
15 連通部
16 バイパス流路
31a 内部分岐用通路
31b 内部分岐用通路
32 分岐用部材
33 冷媒入口部
34 第一接続口部
35バイパス接続口部
41 金属ブロック
43 分配器
49a 金属プレート
49b 金属プレート
Claims (6)
- 第1エバポレータと第2エバポレータとを並設して成るエバポレータ本体を備えると共に、
該エバポレータ本体が、その一側に少なくとも冷媒を供給可能な外部接続部を有し、他側に前記第1エバポレータと第2エバポレータとを連通可能な連通部を有し、更に、前記エバポレータ本体の一側から他側へ延びて、前記第1エバポレータをパイパス可能なバイパス流路を有する蒸発器構造において、
前記外部接続部が、外部からの冷媒を前記第1エバポレータと前記バイパス流路とに対して分岐可能な内部分岐用通路をそれぞれ有する分岐用部材とされ、
前記分岐用部材が、少なくとも冷媒入口部と、前記第1エバポレータに対する第一接続口部と、前記バイパス流路に対するバイパス接続口部とを有し、
前記内部分岐用通路が、前記冷媒入口部と前記第一接続口部との重複部分に直接形成されると共に、前記冷媒入口部と前記バイパス接続口部との重複部分に直接形成され、
前記内部分岐用通路は、前記冷媒入口部と、前記第一接続口部または前記バイパス接続口部との軸間距離を調整することでそれぞれの大きさが設定されていることを特徴とする蒸発器構造。 - 前記冷媒入口部の軸線と、第一接続口部の軸線と、バイパス接続口部の軸線とが、平行に配置され、
前記第一接続口部と前記バイパス接続口部との軸線間の距離が、前記冷媒入口部の口径よりも広くなるように配置されたことを特徴とする請求項1記載の蒸発器構造。 - 前記内部分岐用通路が、少なくとも前記バイパス接続口部の端部の位置に連通されたことを特徴とする請求項2記載の蒸発器構造。
- 前記分岐用部材が、内部に、前記第1エバポレータと前記バイパス流路とに対する冷媒の分配量を調整可能な分配器を備え、
該分配器が、前記冷媒入口部と、前記第一接続口部と、前記バイパス接続口部との分岐部分の位置に埋め込まれていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の蒸発器構造。 - 前記分岐用部材が、プレス成形された2枚の金属プレートを接合して構成されたことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の蒸発器構造。
- 第1エバポレータと第2エバポレータとを並設して成るエバポレータ本体を備えると共に、
該エバポレータ本体が、その一側に少なくとも冷媒を供給可能な外部接続部を有し、他側に前記第1エバポレータと第2エバポレータとを連通可能な連通部を有し、更に、前記エバポレータ本体の一側から他側へ延びて、前記第1エバポレータをパイパス可能なバイパス流路を有する蒸発器構造において、
前記外部接続部が、外部からの冷媒を前記第1エバポレータと前記バイパス流路とに対して分岐可能な内部分岐用通路をそれぞれ有する分岐用部材とされ、
前記分岐用部材が、少なくとも冷媒入口部と、前記第1エバポレータに対する第一接続口部と、前記バイパス流路に対するバイパス接続口部とを有し、
前記内部分岐用通路が、前記冷媒入口部と前記第一接続口部との重複部分に直接形成されると共に、前記冷媒入口部と前記バイパス接続口部との重複部分に直接形成されていることを特徴とする蒸発器構造。
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