JPH10281593A - 分配器の製造方法 - Google Patents
分配器の製造方法Info
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- JPH10281593A JPH10281593A JP9090694A JP9069497A JPH10281593A JP H10281593 A JPH10281593 A JP H10281593A JP 9090694 A JP9090694 A JP 9090694A JP 9069497 A JP9069497 A JP 9069497A JP H10281593 A JPH10281593 A JP H10281593A
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B41/00—Fluid-circulation arrangements
- F25B41/40—Fluid line arrangements
- F25B41/42—Arrangements for diverging or converging flows, e.g. branch lines or junctions
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B39/00—Evaporators; Condensers
- F25B39/02—Evaporators
- F25B39/028—Evaporators having distributing means
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Particle Accelerators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】従来の分配器の製造方法は、多くの工程と熟練
とを必要とするとともに、冷媒偏流の少ない冷媒流路の
構築がむずかしく、また、得られる分配器の構造も複雑
且つ設置スペースが大きく、コスト的にも高価になるな
どの問題があった。 【解決手段】銅製のシート1aとろう材層1bとのクラ
ッド材から成るシート部材1に対して、プレス成型によ
る凹状回路部2を形成し、同様に他方の銅製シート部材
4にもプレス成型による凹状回路部3を形成する。つぎ
に、これら両シート部材1と4とを重ね合わせて加熱
し、シート部材1、4間をろう材層1bによって一体に
接合すると同時に、凹状回路部2、3の相互組み合わせ
による冷媒流路を形成する。これにより少ない工程と簡
単な手順のもと、簡素且つコンパクトで偏流の少ない分
配器を製造することが可能となる。
とを必要とするとともに、冷媒偏流の少ない冷媒流路の
構築がむずかしく、また、得られる分配器の構造も複雑
且つ設置スペースが大きく、コスト的にも高価になるな
どの問題があった。 【解決手段】銅製のシート1aとろう材層1bとのクラ
ッド材から成るシート部材1に対して、プレス成型によ
る凹状回路部2を形成し、同様に他方の銅製シート部材
4にもプレス成型による凹状回路部3を形成する。つぎ
に、これら両シート部材1と4とを重ね合わせて加熱
し、シート部材1、4間をろう材層1bによって一体に
接合すると同時に、凹状回路部2、3の相互組み合わせ
による冷媒流路を形成する。これにより少ない工程と簡
単な手順のもと、簡素且つコンパクトで偏流の少ない分
配器を製造することが可能となる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱交換器等の冷媒
流路に対して、冷媒を分配供給するために使用される分
配器の製造方法に関し、特に、簡素でコンパクトな分配
器を簡便に製作することのできる製造方法に関する。
流路に対して、冷媒を分配供給するために使用される分
配器の製造方法に関し、特に、簡素でコンパクトな分配
器を簡便に製作することのできる製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の冷媒分配器の製造方法として、た
とえば、実開昭57−21987号に示されるように、
複数の管体をろう付けにより接続して分配構造をつくる
方法や、あるいは、2枚の板状体を圧延により積層した
のちに板状体間に液圧をかけ、これにより両板状体間に
冷媒流路を形成し、分配器とする方法等が知られてい
る。
とえば、実開昭57−21987号に示されるように、
複数の管体をろう付けにより接続して分配構造をつくる
方法や、あるいは、2枚の板状体を圧延により積層した
のちに板状体間に液圧をかけ、これにより両板状体間に
冷媒流路を形成し、分配器とする方法等が知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の製造方法によると、たとえば、前者の場合には、ろ
う付け作業を必要とするため、数多くの工程と熟練とを
必要とし、さらには、構成材として、分流器と、この分
流器から熱交換器の複数冷媒路に冷媒を供給するための
分流管とを必要とするために、得られる分配器の構造が
複雑なものとなり、さらに、この複雑さの傾向は、分流
管での冷媒流通抵抗等によって生ずる冷媒偏流に配慮し
た構造とするときには、いっそう強まることになる。
来の製造方法によると、たとえば、前者の場合には、ろ
う付け作業を必要とするため、数多くの工程と熟練とを
必要とし、さらには、構成材として、分流器と、この分
流器から熱交換器の複数冷媒路に冷媒を供給するための
分流管とを必要とするために、得られる分配器の構造が
複雑なものとなり、さらに、この複雑さの傾向は、分流
管での冷媒流通抵抗等によって生ずる冷媒偏流に配慮し
た構造とするときには、いっそう強まることになる。
【0004】この結果、設置スペースは大きなものとな
り、さらに、このタイプにおいては、高価な分流器の使
用を不可欠であることから、工程数の多さとも相まっ
て、コスト面での負担も大きなものとなる。
り、さらに、このタイプにおいては、高価な分流器の使
用を不可欠であることから、工程数の多さとも相まっ
て、コスト面での負担も大きなものとなる。
【0005】一方、後者の方法については、設置スペー
スが大きくなるなどの問題はないけれども、冷媒流路が
液圧によって形成される関係上、冷媒偏流の少ない冷媒
流路の構築がむずかしく、このため、冷媒分配対象に対
する均等性確保の点で問題があった。
スが大きくなるなどの問題はないけれども、冷媒流路が
液圧によって形成される関係上、冷媒偏流の少ない冷媒
流路の構築がむずかしく、このため、冷媒分配対象に対
する均等性確保の点で問題があった。
【0006】従って、本発明の目的は、少ない工程と簡
単な手順とによって分配器を製造することができ、しか
も、簡素且つコンパクトな構造と均等な冷媒分配性能と
を備えた分配器を製作する分配器の製造方法を提供する
ことにある。
単な手順とによって分配器を製造することができ、しか
も、簡素且つコンパクトな構造と均等な冷媒分配性能と
を備えた分配器を製作する分配器の製造方法を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、互いに重ね合わされるシート部材のうちの
少なくとも一方の側のシート部材の表面にろう材層を形
成し、これらシート部材のうちの少なくとも一方の側の
シート部材に凹状回路部を形成し、これらシート部材を
重ね合わせて加熱処理をほどこし、これにより両シート
部材を前記ろう材層によって接合一体化して両シート部
材間に前記凹状回路部による冷媒流通路を形成すること
を特徴とする分配器の製造方法を提供するものである。
成するため、互いに重ね合わされるシート部材のうちの
少なくとも一方の側のシート部材の表面にろう材層を形
成し、これらシート部材のうちの少なくとも一方の側の
シート部材に凹状回路部を形成し、これらシート部材を
重ね合わせて加熱処理をほどこし、これにより両シート
部材を前記ろう材層によって接合一体化して両シート部
材間に前記凹状回路部による冷媒流通路を形成すること
を特徴とする分配器の製造方法を提供するものである。
【0008】上記のシート部材としては、たとえば、銅
または銅合金製のシートが芯材として使用され、このシ
ート部材に対する凹状回路部形成のための手段として
は、プレス成型や圧延成型などが適用される。
または銅合金製のシートが芯材として使用され、このシ
ート部材に対する凹状回路部形成のための手段として
は、プレス成型や圧延成型などが適用される。
【0009】ろう材層を構成する材料としては、たとえ
ば、Cu−Sn−Ni−P系合金やCu−Sn−Ag−
P系合金などが使用される。
ば、Cu−Sn−Ni−P系合金やCu−Sn−Ag−
P系合金などが使用される。
【0010】ろう材層は、互いに重ね合わされるシート
部材の一方の側にのみ形成される場合と、両方のシート
部材に形成される場合とがある。
部材の一方の側にのみ形成される場合と、両方のシート
部材に形成される場合とがある。
【0011】いずれの場合にもろう材層は、相手側のシ
ート部材または相手側のシート部材に形成されたろう材
層に対して対面するように配され、両シート部材はこの
状態のもとに重ね合わされ、加熱されることによって、
ろう材層による接合、いわゆる、ブレージングによって
接合一体化される。
ート部材または相手側のシート部材に形成されたろう材
層に対して対面するように配され、両シート部材はこの
状態のもとに重ね合わされ、加熱されることによって、
ろう材層による接合、いわゆる、ブレージングによって
接合一体化される。
【0012】凹状回路部は、多くの場合、両方のシート
部材に形成され、その形状は両シート部材を重ね合わせ
たときに、凹状回路部同志が互いに合致しあうような形
状とされる。
部材に形成され、その形状は両シート部材を重ね合わせ
たときに、凹状回路部同志が互いに合致しあうような形
状とされる。
【0013】凹状回路部によって形成される冷媒流路
は、偏流防止のため、断面が円形であることが好まし
く、この場合、凹状回路部は、両シート部材間で互いに
均等な深さの断面半円状に設けられる。
は、偏流防止のため、断面が円形であることが好まし
く、この場合、凹状回路部は、両シート部材間で互いに
均等な深さの断面半円状に設けられる。
【0014】いずれかの側のシート部材にのみ凹状回路
部を形成し、他方のシート部材は偏平のまゝこれらを組
み合わせ、これを加熱一体化させることによって、片側
の凹状回路部だけによる断面異形の冷媒流路を形成する
ことはさしつかえない。
部を形成し、他方のシート部材は偏平のまゝこれらを組
み合わせ、これを加熱一体化させることによって、片側
の凹状回路部だけによる断面異形の冷媒流路を形成する
ことはさしつかえない。
【0015】いずれか一方の側、または、双方のシート
部材として、複数枚のシート部材を使用することは考え
られ、その場合、複数枚のシート部材は、あらかじめ積
層して複合化しておくか、あるいは、本発明における加
熱処理の際に、いずれかのシート部材にあらかじめ形成
しておいたろう材層によって、複合一体化させるなどの
方法が考えられる。
部材として、複数枚のシート部材を使用することは考え
られ、その場合、複数枚のシート部材は、あらかじめ積
層して複合化しておくか、あるいは、本発明における加
熱処理の際に、いずれかのシート部材にあらかじめ形成
しておいたろう材層によって、複合一体化させるなどの
方法が考えられる。
【0016】両シート部材を重ね合わせる際に、凹状回
路部の端部位置にあらかじめ連結管を挿入しておいて、
両シート部材の加熱によってこの連結管を回路部の中に
一体的に組み込むことは、熱交換器の冷媒流路との接続
の際に、この連結管を接続端として活用できることか
ら、実際的である。
路部の端部位置にあらかじめ連結管を挿入しておいて、
両シート部材の加熱によってこの連結管を回路部の中に
一体的に組み込むことは、熱交換器の冷媒流路との接続
の際に、この連結管を接続端として活用できることか
ら、実際的である。
【0017】連結管の構成材としては、たとえば、銅ま
たは銅合金が使用される。
たは銅合金が使用される。
【0018】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明におけるひとつの
実施の形態を図1により説明する。
実施の形態を図1により説明する。
【0019】図1において、(イ)は一方の側のシート
部材1の構造を示したもので、りん脱酸銅から成る1m
m厚さのシート1aと、Cu−6wt%Sn−5wt%
Ni−7wt%Pから成る50μm厚さのろう材層1b
とのクラッド材によって構成されている。
部材1の構造を示したもので、りん脱酸銅から成る1m
m厚さのシート1aと、Cu−6wt%Sn−5wt%
Ni−7wt%Pから成る50μm厚さのろう材層1b
とのクラッド材によって構成されている。
【0020】このシート部材1は、まず(ロ)のよう
に、プレス成型によってその中央部に断面半円の凹状回
路部2が形成され、ついで、(ハ)のように、同じくプ
レス成型によって断面半円の凹状回路部3を形成された
他方の銅製のシート部材4と重ね合わされる。
に、プレス成型によってその中央部に断面半円の凹状回
路部2が形成され、ついで、(ハ)のように、同じくプ
レス成型によって断面半円の凹状回路部3を形成された
他方の銅製のシート部材4と重ね合わされる。
【0021】これらシート部材1と4とは、ろう材層1
bが両者間に介在するようにして重ね合わせられ、さら
に、形状が合致するような設計のもとにあらかじめ成型
された凹状回路部2と3とは、相互にずれることなく上
下間で組み合わされる。
bが両者間に介在するようにして重ね合わせられ、さら
に、形状が合致するような設計のもとにあらかじめ成型
された凹状回路部2と3とは、相互にずれることなく上
下間で組み合わされる。
【0022】つぎに、凹状回路部2、3の端部位置に銅
製の連結管5を挿入し、ついで、この状態のまゝ、全体
を不活性ガス(N2 ガス)雰囲気下に入れ、720℃で
3分間の熱処理をほどこすことによって、分配器を製造
した。
製の連結管5を挿入し、ついで、この状態のまゝ、全体
を不活性ガス(N2 ガス)雰囲気下に入れ、720℃で
3分間の熱処理をほどこすことによって、分配器を製造
した。
【0023】以上により製造された分配器は、シート部
材1、4間がろう材層1bによって完全に接合一体化さ
れ、凹状回路部2、3の組み合わせによる断面円形の冷
媒流路も確実に形成されており、さらに、連結管5と凹
状回路部2、3とが強固に結合した、堅固な構造を有す
るものであった。
材1、4間がろう材層1bによって完全に接合一体化さ
れ、凹状回路部2、3の組み合わせによる断面円形の冷
媒流路も確実に形成されており、さらに、連結管5と凹
状回路部2、3とが強固に結合した、堅固な構造を有す
るものであった。
【0024】図2は本発明製造方法の他の実施の形態を
示したもので、厚さ1.5mmの無酸素銅シートの表面
に、厚さ60μmのろう材層をクラッドしたものを双方
のシート部材として適用した例である。
示したもので、厚さ1.5mmの無酸素銅シートの表面
に、厚さ60μmのろう材層をクラッドしたものを双方
のシート部材として適用した例である。
【0025】ろう材層としては、Cu−10wt%Sn
−8wt%Ag−8wt%Pから成る合金を使用した。
−8wt%Ag−8wt%Pから成る合金を使用した。
【0026】まず、シート部材のそれぞれに、ろう材層
側から凹ませるようにして、断面半円の凹状回路部をプ
レス加工により形成した。
側から凹ませるようにして、断面半円の凹状回路部をプ
レス加工により形成した。
【0027】つぎに、(イ)および(ロ)のように、こ
れらシート部材1、4をその凹状回路部2、3が相互に
合致するように重ね合わせ、さらに、凹状回路部2、3
の端部位置に連結管5をそれぞれ挿入したのち、これら
全体を不活性ガス(Arガス)の中に入れ、加熱処理を
した。
れらシート部材1、4をその凹状回路部2、3が相互に
合致するように重ね合わせ、さらに、凹状回路部2、3
の端部位置に連結管5をそれぞれ挿入したのち、これら
全体を不活性ガス(Arガス)の中に入れ、加熱処理を
した。
【0028】700℃で5分間の加熱処理をほどこすこ
とによって得られた分配器は、シート部材1側のろう材
層1bとシート部材4側のろう材層4bとによって、シ
ート部材1、4間が強固に接合されていると同時に、凹
状回路部2、3の組み合わせによる冷媒流路6も確実に
形成され、さらに、連結管5もシート部材1、4に対し
て強く結合した、安定な構造を有するものであった。
とによって得られた分配器は、シート部材1側のろう材
層1bとシート部材4側のろう材層4bとによって、シ
ート部材1、4間が強固に接合されていると同時に、凹
状回路部2、3の組み合わせによる冷媒流路6も確実に
形成され、さらに、連結管5もシート部材1、4に対し
て強く結合した、安定な構造を有するものであった。
【0029】以上のふたつの実施形態によって製作され
た分配器は、いずれも構造が簡素且つコンパクトであ
り、さらに、プレス成型のような精密加工にもとづく凹
状回路部2、3の組み合わせによって、冷媒流路6がつ
くられるものであることから、冷媒流路6がその全長に
わたって均一なものとなり、したがって、偏流のない、
均等性に富む冷媒分配能力を確保することができる。
た分配器は、いずれも構造が簡素且つコンパクトであ
り、さらに、プレス成型のような精密加工にもとづく凹
状回路部2、3の組み合わせによって、冷媒流路6がつ
くられるものであることから、冷媒流路6がその全長に
わたって均一なものとなり、したがって、偏流のない、
均等性に富む冷媒分配能力を確保することができる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による分配
器製造方法によれば、表面にろう材層を有するシート部
材をプレス成型等により加工して凹状回路部を形成し、
このシート部材同志、あるいは、このシート部材と他の
シート部材とを重ね合わせて加熱処理をほどこし、これ
によってシート部材間をろう材層により接合するととも
に、凹状回路部によって冷媒流路を形成したので、製造
工程が少なく且つ手順が簡単であり、したがって、経済
的に有利な状況のもとで分配器を製造することができ
る。
器製造方法によれば、表面にろう材層を有するシート部
材をプレス成型等により加工して凹状回路部を形成し、
このシート部材同志、あるいは、このシート部材と他の
シート部材とを重ね合わせて加熱処理をほどこし、これ
によってシート部材間をろう材層により接合するととも
に、凹状回路部によって冷媒流路を形成したので、製造
工程が少なく且つ手順が簡単であり、したがって、経済
的に有利な状況のもとで分配器を製造することができ
る。
【0031】また、これによって得られる分配器も、図
1、2からも明らかなように構造が簡素であると同時に
コンパクトであり、さらには、凹状回路部により構成さ
れる冷媒流路が、精密加工であるプレス成型等によって
形成されるので、冷媒流路が全長にわたって均質なもの
となり、したがって、均等分配性にすぐれた分配器を提
供することができる。
1、2からも明らかなように構造が簡素であると同時に
コンパクトであり、さらには、凹状回路部により構成さ
れる冷媒流路が、精密加工であるプレス成型等によって
形成されるので、冷媒流路が全長にわたって均質なもの
となり、したがって、均等分配性にすぐれた分配器を提
供することができる。
【図1】本発明による分配器製造方法におけるひとつの
実施形態説明図であり、(イ)、(ロ)、(ハ)はその
製造手順を示す。
実施形態説明図であり、(イ)、(ロ)、(ハ)はその
製造手順を示す。
【図2】本発明による分配器製造方法における他の実施
の形態説明図であり、(イ)は平面図、(ロ)はそのA
−A部断面図である。
の形態説明図であり、(イ)は平面図、(ロ)はそのA
−A部断面図である。
1 シート部材 1a シート 1b ろう材層 2 凹状回路部 3 凹状回路部 4 シート部材 4b ろう材層 5 連結管 6 冷媒流路
Claims (5)
- 【請求項1】互いに重ね合わされるシート部材のうちの
少なくとも一方の側のシート部材の表面にろう材層を形
成し、これらシート部材のうちの少なくとも一方の側の
シート部材に所定形状の凹状回路部を形成し、これら両
シート部材を重ね合わせて加熱処理をほどこし、これに
より両シート部材を前記ろう材層によって接合一体化し
て両シート部材間に前記凹状回路部による冷媒流路を形
成することを特徴とする分配器の製造方法。 - 【請求項2】前記両シート部材が、銅または銅合金製の
シートと、表面にろう材層を形成した銅または銅合金製
のシートとから成ることを特徴とする請求項第1項記載
の分配器の製造方法。 - 【請求項3】前記両シート部材が、そのいずれもが表面
にろう材層を形成した銅または銅合金製のシートから成
ることを特徴とする請求項第1項記載の分配器の製造方
法。 - 【請求項4】前記両シート部材が、その双方に、たがい
に重ね合わされたときに相互に合致する形状の凹状回路
部を形成されていることを特徴とする請求項第1項ない
し第3項のいずれかに記載の分配器の製造方法。 - 【請求項5】前記凹状回路部が、加熱処理の前に、その
端部位置へ連結管が挿入されていることを特徴とする請
求項第1項ないし第4項のいずれかに記載の分配器の製
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9090694A JPH10281593A (ja) | 1997-04-09 | 1997-04-09 | 分配器の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9090694A JPH10281593A (ja) | 1997-04-09 | 1997-04-09 | 分配器の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10281593A true JPH10281593A (ja) | 1998-10-23 |
Family
ID=14005646
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9090694A Pending JPH10281593A (ja) | 1997-04-09 | 1997-04-09 | 分配器の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10281593A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014020653A (ja) * | 2012-07-17 | 2014-02-03 | Calsonic Kansei Corp | 蒸発器構造 |
-
1997
- 1997-04-09 JP JP9090694A patent/JPH10281593A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014020653A (ja) * | 2012-07-17 | 2014-02-03 | Calsonic Kansei Corp | 蒸発器構造 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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