JP6076116B2 - 空気圧縮装置及び潤滑油劣化報知方法 - Google Patents

空気圧縮装置及び潤滑油劣化報知方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6076116B2
JP6076116B2 JP2013024883A JP2013024883A JP6076116B2 JP 6076116 B2 JP6076116 B2 JP 6076116B2 JP 2013024883 A JP2013024883 A JP 2013024883A JP 2013024883 A JP2013024883 A JP 2013024883A JP 6076116 B2 JP6076116 B2 JP 6076116B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air compressor
power
value
lubricating oil
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013024883A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014152744A (ja
Inventor
洋史 山田
洋史 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2013024883A priority Critical patent/JP6076116B2/ja
Publication of JP2014152744A publication Critical patent/JP2014152744A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6076116B2 publication Critical patent/JP6076116B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)

Description

この発明は、空気圧縮装置及び潤滑油劣化報知方法に関する。
鉄道車両においては、ブレーキ装置、ドアの開閉装置等の駆動源として圧縮空気が用いられている。このため、鉄道車両には、圧縮空気を生成する空気圧縮機が装備されている。空気圧縮機の圧縮方式は、レシプロ式、スクリュー式、スクロール式、無給油式等、いくつか種類があるが、無給油式以外の空気圧縮機では、摺動部や回転部の潤滑のために潤滑油が使用されている。潤滑油の使用により、微少な隙間から圧縮空気が漏れることを防ぐシール効果も得ることができる。
潤滑油を使用する給油式の空気圧縮機では、空気を圧縮する際、潤滑油の一部が圧縮空気に混入してしまう。このため、通常、オイルセパレータで潤滑油成分を分離してから、圧縮空気を空気溜に保存し、貯蔵した圧縮空気をブレーキ等に利用している。一方、分離された潤滑油は、オイル溜に蓄えられ、オイルクーラを経て再び空気圧縮機に送り込まれる。このようにして潤滑油は、空気圧縮装置内で循環利用される。
通常、圧縮空気は、圧縮過程での凝縮熱及び空気圧縮機自体の温度により加熱され、ある程度の温度を維持している。しかし、低外気温、低稼働率等の原因により低温になることがある。この場合、圧縮空気に溶け込んでいた水蒸気が凝縮し、オイル溜に蓄積され、潤滑油と水が循環・攪拌されることによって潤滑油が白濁して乳化する。さらに、潤滑油が金属摩耗粉と化学反応を起こして、金属石鹸を生成して、潤滑油がヘドロ化し、潤滑性能が低下する問題が生ずる。この問題に着目し、特許文献1に開示された技術では、潤滑油の温度が予め定められた温度以下になると、圧縮空気の使用量に関わらず、空気圧縮機を運転し続け、潤滑油の温度を一定の範囲内に維持することにより、潤滑油の劣化を防止する。
しかし、程度の差はあれ、潤滑油の劣化は避けがたい。従って、定期的な、潤滑油の劣化状態の確認が必須である。しかし、このような作業は、煩雑であり、保守員の負担も大きい。また、劣化状態の確認を怠ると、潤滑油の劣化が進み、効率の低下、部品或いは装置の損傷の危険を招く。
この点に関し、潤滑油の劣化を圧縮機の電流/電圧の瞬時値から求める技術が存在する(特許文献2参照)。
特開2000−291561号公報 特開2007−170411号公報
特許文献2の技術は、冷媒が閉空間に密封されている冷凍サイクルに関するものであり、圧縮空気と潤滑油と水とが混合・攪拌される空気圧縮機とは、潤滑油の劣化の程度と原因が全く異なる。また、電圧/電流の瞬時値と定常状態でのデータとを比較することにより潤滑油の不良を検出しているが、乳化等による劣化の場合、負荷が常時大きくなるため、瞬時値を比較するだけでは、劣化状態を正確に測定することはできない。また、検出結果がノイズの影響を強く受けてしまう。特に、モータをPWM制御する場合、断続電流によるノイズの影響が大きい。
本発明は、上記従来の問題点を解決するためになされたもので、空気圧縮装置内の潤滑油の劣化状態の検出・報知をより正確にし、確認作業の負担を軽減することを目的とする。
本発明に係る空気圧縮装置は、給油式の空気圧縮機と、空気圧縮機が生成した圧縮空気から潤滑油を除去して出力するオイルセパレータと、空気圧縮機を駆動するモータと、モータに供給される電力の実効値を検出する電力検出手段と、電力検出手段により検出された電力の実効値と予め定められた基準値とを比較し、比較結果に基づいて、オイルセパレータ内の潤滑油の劣化状態を報知する報知手段と、を備え、電力検出手段は、オイルセパレータ内の圧力を予め定められた第1の圧力値まで低減した後、モータを起動して圧縮空気を生成し、オイルセパレータ内の圧力が予め定められた第2の圧力値に達してから、モータに供給される電力の実効値を検出する。
本発明によれば、空気圧縮装置は、空気圧縮機を駆動するモータに供給する電力の実効値を検出し、検出した実効値に基づいて、油の劣化状態に関する報知を出力する。これにより、瞬時値で油の劣化状態を推定する装置に比較して、潤滑油の劣化状態を的確に検出・報知することが可能となる。
本発明の実施の形態に係る鉄道車両用ブレーキシステムの構成を示すブロック図である。 図1に示す空気圧縮装置の構成図である。 図1に示す圧縮機制御器のブロック図である。 圧縮機制御器が実行する圧縮空気生成処理のフローチャートである。 圧縮機制御器が実行する潤滑油劣化状態報知処理のフローチャートである。 モータに供給される電流実効値を測定する処理を説明するための図である。 潤滑油の劣化状態を報知する処理を説明するための図である。 温度計と水分センサを使用する実施の形態に係る空気圧縮装置の構成図である。
以下、本発明に係る空気圧縮装置を空気ブレーキシステムに使用する実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
実施の形態1に係る空気ブレーキシステム100は、空気溜に蓄積しておいた、圧縮空気を使用して車両ブレーキを駆動制御するシステムであり、大きく分けて、図1に示すように、ブレーキ部101と圧縮空気生成部102とを備える。
ブレーキ部101の制御方式は、任意である。圧縮空気を使用するブレーキ制御方式は、直通空気ブレーキ方式、自動空気ブレーキ方式、電気指令式空気ブレーキ方式に大別される。ここでは、各方式の詳細な説明は省略するが、いずれにおいても、圧縮空気生成部102で生成された圧縮空気を、供給空気溜31に一時的に溜め、ブレーキ使用時にブレーキシリンダ23に送り込み、制輪子24を車輪25の踏面に押しつけてブレーキを作用させる方式である。
次に、ブレーキ力の発生源である圧縮空気を生成する圧縮空気生成部102の構成を説明する。
圧縮空気生成部102は、図示するように、空気圧縮装置1と調圧器34を備える。
空気圧縮装置1は、図1及び図2に示すように、空気圧縮機2と、オイルセパレータ3と、モータ4と、CT(Current Transformer:電流トランス)5と、スイッチ6と、圧縮機起動装置32と、圧縮機制御器33とを備える。
図2に示すように、空気圧縮機2は、給油式のもので、空気フィルタ47と逆止弁48を介して外部より吸入した空気を、回転するスクリューロータ42により圧縮する。この際、オイルフィルタ49により濾過された潤滑油は、空気圧縮機2内の差圧により空気圧縮機2内に導入され、スクリューロータ42に噴射され、油膜を形成する。このため、生成された圧縮空気には、潤滑油が混入する。空気圧縮機2は、潤滑油が混入した圧縮空気を、オイルセパレータ3に吐出する。
オイルセパレータ3は、オイルセパレータエレメント50による濾過等により圧縮空気と潤滑油とを分離する。潤滑油と分離(除去)された圧縮空気は、逆止弁52を介してエアクーラ46に流入し、冷却された後に供給空気溜31に備蓄される。なお、このとき、逆止弁52の作用により、供給空気溜31に貯蔵されている圧縮空気の逆流はない。
また、オイルセパレータ3(その圧力容器内)には、圧力センサ53が配置されている。圧力センサ53の測定値は、圧縮機制御器33に供給される。また、オイルセパレータ3(その圧力容器)には、内部の圧力を低下させる圧力調整弁51が配置されている。
一方、オイルセパレータ3内で圧縮空気から分離された潤滑油は、一旦オイルセパレータ3内下部のオイル溜45に貯留される。その後、潤滑油はオイルクーラ44及び冷却ファン43により冷却され、オイルフィルタ49により濾過されて、空気圧縮機2内に再導入される。
モータ4は、交流モータから構成される。モータ4は、カップリング41を介して空気圧縮機2に連結され、空気圧縮機2の動力源として、スクリューロータ42を回転駆動する。
CT5は、SIV(Static Inverter;APU(Auxiliary Power Unit):静止型インバータ)38からモータ4に供給される電流を測定可能レベルの電流に変換して、圧縮機制御器33に供給する。
スイッチ6は、SIV38とモータ4との接続をオン・オフするスイッチである。
ブレーキ部101の供給空気溜31には供給圧力センサ35が取り付けられており、供給空気溜31の内部圧力を測定し、調圧器34に供給する。
図1に示す調圧器34は、供給圧力センサ35が測定した供給空気溜31の内部圧力Prと、予め設定されている圧力の目標値Ptとの偏差e(=Pt−Pr)に基づいて、例えば、PID(Proportional Integral Derivative)制御により、空気圧縮機2の稼働(モータ4の稼働)・非稼働を制御する。また、調圧器34は、何らかの異常により供給空気溜31の内部圧力が設定値以上になった場合には、供給空気溜31の圧縮空気を外部に放出させ、圧力を適正値まで低下させる。圧縮機制御器33は、通常動作状態では、調圧器34が出力した稼働・非稼働の指示を圧縮機起動装置32に供給する。
また、圧縮機制御器33は、TIS(Train-control Information management System:車両制御情報管理装置)36から空気圧縮機2の起動が指示されたときに、圧縮機起動装置32に起動信号を出力する。また、圧縮機制御器33は、CT5と共に、SIV38からモータ4に供給される電力を測定する電力検出手段としても機能する。なお、SIV38の出力電圧は固定であるため、モータ4のコイルに流れる電流を検出すれば、実質的に、電力を測定したものと等価となる。そこで、本実施の形態では、圧縮機制御器33は、CT5を介して、モータ4にSIV38から供給される電流を測定する。圧縮機制御器33は、検出された実効値(電力、電流)に基づいて、潤滑油の劣化を検出し、検出した劣化の状態に従って、複数の報知を出力する報知手段の一部としても機能する。
圧縮機制御器33の構成を具体的に説明すると、図3に示すとおり、圧縮機制御器33は、CPU71と、メモリ72と、RTC(Real Time Clock)73と、I/O74と、電流測定部75とを備える。
CPU71は、メモリ72に格納されている動作プログラムを実行し、処理を実行する。まず、CPU71は、図4を参照して後述するように、空気圧縮機2の運転とその制御に係る通常の処理を実行する。さらに、CPU71は、図5を参照して後述するように、モータ4に流れる電流の実効値を求め、求めた実効値から潤滑油の劣化を検出し、TIS36を介して、運転台とのインタフェース処理により、適当な報知を行う。
メモリ72は、RAM、ROM、フラッシュメモリ等から構成され、CPU71の動作プログラム(例えば、空気圧縮機2の運転を制御するプログラム、潤滑油の劣化を検出し、適当な報知を行うプログラム)を記憶し、CPU71のワークメモリとして機能し、後述する処理で使用する各種基準値(閾値)、例えば、第1電流閾値It1、第2電流閾値It2、第1基準期間Tt1、第2基準期間Tt2、第1基準圧力PR1、第2基準圧力PR2、各種フラグC1、C2、基準日時R1、R2等を記憶する。
RTC73は、現在日時を計時するタイマである。
I/O74は、外部装置とCPU71との間でデータを授受するためのインタフェースである。
電流測定部75は、CT5から供給される交流電流に基づいて、SIV38からモータ4の巻き線に流れる電流の実効値を求め、求めた電流実効値IEをI/O74を介してCPU71に通知する。
図1に示す圧縮機起動装置32は、圧縮機制御器33から空気圧縮機2の起動が指示されたときに、オイルセパレータ3内の圧力調整弁51を開放して、オイルセパレータ3内の圧力を低下させる。その後、圧縮機起動装置32は、圧力調整弁51を閉じ、スイッチ6を閉成して、SIV38からモータ4に電流を流し、モータ4を起動させ、これにより、空気圧縮機2を起動する。
TIS36は、運転台等に配置され、圧縮空気生成部102の圧縮機制御器33をはじめとする各種機器と情報伝達を行うことにより、車両制御用の種々の情報を管理する。また、TIS36は、圧縮機制御器33からの通知に基づき、運転台に設置された表示部37に潤滑油の劣化状態(程度)を示す注意や警告等を表示する。
表示部37は、運転台等に配置され、様々な情報を表示する。本実施の形態においては、潤滑油の劣化状態を示す注意、警告などのメッセージを表示する。表示部37とTIS36とは、潤滑油の劣化状態を報知するための報知手段の一部として機能する。
SIV38は、固定電圧・固定周波数の交流電圧を出力するインバータ装置であり、モータ4の交流電源として機能する。
次に、上記構成を有する圧縮空気生成部102が、圧縮空気を生成する処理を、空気圧縮機2の起動から停止までのプロセスに基づいて、図4を参照しながら説明する。
車両の起動時、空気圧縮機2を起動する旨の起動指令が運転台等から圧縮機制御器33に出力される。また、車両の運転中、供給空気溜31の内部圧力が予め定められた下限基準値を下回ると、調圧器34は、再起動指令を圧縮機制御器33に出力する。
起動指令または再起動指令を受信すると、圧縮機制御器33のCPU71は、図4に示す圧縮空気生成処理を開始し、まず、I/O74を介して圧縮機起動装置32に空気圧縮機2の起動指令を出力する(ステップS11)。
この起動指令に応答し、圧縮機起動装置32は、空気圧縮機2の圧力調整弁51を制御して、図6に示すように、空気圧縮機2のオイルセパレータ3内の圧力を一旦低下させる。なお、このとき、逆止弁52の作用により、供給空気溜31に貯蔵されている圧縮空気の逆流はない。
圧縮機制御器33のCPU71は、圧力センサ53により、オイルセパレータ3内の圧力をモニタし、オイルセパレータ3内の圧力がモータ4の起動に適した圧力である第1基準圧力PR1まで低減したか否かを判別し(ステップS12)、圧力が第1基準圧力PR1以下になるまで待機する(ステップS12;NO)。オイルセパレータ3内の圧力を開放することにより、モータ4に過負荷がかかることを防止すると共に、圧縮空気の影響を抑えて潤滑油の劣化状態の検出精度を向上させることが可能となる。
オイルセパレータ3内の圧力が、第1基準圧力PR1以下になったと判別すると(ステップS12;YES)、CPU71は、圧縮機起動装置32にスイッチ6の閉成を指示する(ステップS13)。指示に従って、圧縮機起動装置32は、スイッチ6を閉成(オン)する。これにより、SIV38からモータ4への電流の供給が開始する。これにより、モータ4が回転を開始し、空気圧縮機2が圧縮空気の生成を開始する。モータ4に流れる電流は、図6に示すように、急峻に増加し、その後、ほぼ一定値を維持するように変化する。
空気圧縮機2は、生成した圧縮空気を供給空気溜31に供給し、供給空気溜31は、供給された圧縮空気を蓄積する。
続いて、CPU71は、調圧器34から停止指令を受信したか否かを判別する(ステップS14)。
ここで、調圧器34は、供給圧力センサ35を介して供給空気溜31の内部圧力をモニタしており、供給圧力センサ35が検出した圧力が予め定められた上限圧力以上になると、即ち、供給空気溜31への圧縮空気の供給が進み、内部圧力が十分に高くなると、停止指令を圧縮機制御器33に出力する。
圧縮機制御器33のCPU71は、I/O74を介して、調圧器34からの停止指令を受信する。CPU71は、停止指令を受信すると(ステップS14;YES)、圧縮機起動装置32に停止指令を出力する(ステップS16)。
また、調圧器34から停止指令の出力がない場合であっても(ステップS14;NO)、TIS36から停止指令を受け取った場合にも(ステップS15;YES)、CPU71は、圧縮機起動装置32にスイッチ6の閉成を指示する(ステップS16)。
停止指令に応答して、圧縮機起動装置32は、スイッチ6を開成する。これにより、モータ4への電力の供給が停止し、モータ4が回転を停止し、空気圧縮機2が停止する。
ブレーキング、ドアの開閉などにより、供給空気溜31内の圧力が予め定められた下限圧力を下回ると、調圧器34は、供給圧力センサ35を介してこれを検出し、圧縮機制御器33に再起動指令を出力する。これにより、CPU71は、圧縮空気生成処理を再開する。
このような動作を繰り返すことにより、圧縮空気生成部102は、圧縮空気の生成及び供給空気溜31への供給を断続的に繰り返す。
この間、空気圧縮装置1内では、潤滑油が循環再利用され、徐々に劣化し、その粘性が徐々に高くなっていく。これにより、モータ4の負荷も徐々に増加する。
圧力機制御器33は、潤滑油の劣化を検出するため、上述の空気圧縮機2の起動処理の度に、潤滑油の劣化を検出し、劣化状態を必要に応じて報知する処理を実行する。
次に、図5を参照しながら、潤滑油劣化状態報知処理について説明する。
圧縮機制御器33のCPU71は、圧縮空気生成処理を開始し、ステップS13の処理を行って圧縮機起動装置32にスイッチ6の閉成を指示すると、並行して、図5に示す潤滑油劣化状態報知処理を実行する。
CPU71は、潤滑油劣化状態報知処理を開始すると、まず、圧力センサ53によりオイルセパレータ3内の圧力を計測し(ステップS21)、圧力が第2基準圧力PR2に達するまで待機する(ステップS21;NO)。ここで、第2基準圧力PR2は、図6に示すように、モータ4の起動後、急激に増加した電流値が安定してほぼ一定値となる圧力である。
オイルセパレータ3内の圧力が徐々に上昇し、第2基準圧力PR2に達したと判別すると(ステップS21;YES)、CPU71は、測定期間TDの間、電流測定部75を介して、SVI38からモータ4に供給される交流電流の実効値IEを測定する(ステップS22)。測定期間TDは、少なくとも測定対象の電流の数サイクル期間以上の期間であり、ノイズの影響を低減する観点からは、3秒程度から5分程度が望ましい。ただし、空気圧縮機2の全稼働期間に亘って測定する必要はない。測定期間TDの間、連続して実行値を測定してその平均値を取得してもよく、或いは、断続的に複数回実効値を取得してそれらの平均値を求める等してもよい。
測定期間TDが経過すると、CPU71は、測定期間TDの間に測定した電流実効値IEの平均値である平均実効電流値IEAを求める(ステップS23)。従って、ノイズなどにより電流値が瞬時的に変化したとしても、実効値を求めることにより、その影響は低減される。さらに、測定期間TDの間の電流実効値IEが平均化されるため、ノイズ等の影響がさらに低減される。
次に、CPU71は、求めた平均実効電流値IEAを、予め設定されている潤滑油劣化検出用の第1電流閾値It1と比較する(ステップS24)。
CPU71は、平均実効電流値IEA<第1電流閾値It1と判別した場合(ステップS24;NO)、潤滑油がほとんど劣化していないと推定されるので、特段の報知を行うことなく、今回の処理を終了する。
CPU71は、平均実効電流値IEA≧第1電流閾値It1と判断した場合(ステップS24;YES)、さらに、平均実効電流値IEA≧第2電流閾値It2か否かを判別する(ステップS25)。
CPU71は、平均実効電流値IEA<第2電流閾値It2と判別した場合(ステップS25;NO)、平均実効電流値IEAが第1電流閾値It1以上となったのが、今回初めてか否かを、フラグC1の値から判別する(ステップS28)。なお、フラグC1は、潤滑油交換時等に初期値0にリセットされている。
CPU71は、フラグC1=0、即ち、第1電流基準値以上となったのが、今回初めてであると判別した場合(ステップS28;YES)、フラグC1に1をセットし、基点日時R1にRTC73が計時している現在日時をセットし(ステップS29)、処理を終了する。
CPU71は、フラグC1=1、即ち、平均実効電流値IEAが第1電流閾値It1以上となったのが今回初めてではないと判別した場合(ステップS28;NO)、基点日時R1に設定されている日時とRTC73が計測している現在日時との差、即ち、平均実効電流値IEAが第1電流閾値It1以上となってからの経過日数を求め、経過日数が、第1基準期間Tt1以上であるか否かを判別する(ステップS30)。経過日数が第1基準期間Tt1以上であると判別した場合(ステップS30;YES)には、潤滑油の劣化がある程度進んでいる可能性があるため、CPU71は、TIS36に、報知(注意)を指示する(ステップS31)。TIS36は、指示に応答し、潤滑油の劣化状態に注意すべきことを示すメッセージ(注意メッセージ)を、運転台の表示部37に表示する(ステップS31)。経過日数が第1基準期間Tt1未満であると判別した場合は、劣化はさほど進んでいないと推定されるので、特に報知は行わず、今回の処理を終了する。
次に、ステップS25で、平均実効電流値IEA≧第2電流閾値It2と判別した場合(ステップS25;YES)、平均実効電流値IEAが第2電流閾値It2以上となったのが、今回初めてか否かを、フラグC2の値から判別する(ステップS26)。なお、フラグC2は、潤滑油交換時等に初期値0にリセットされている。
CPU71は、フラグC2=0、即ち、平均実効電流値IEAが第2電流閾値It2以上となったのが、今回初めてであると判別した場合(ステップS26;YES)、フラグC2に1をセットし、基点日時R2にRTC73が計時している現在日時をセットし(ステップS27)、処理を終了する。
CPU71は、フラグC2=1、即ち、第2電流閾値It2以上となったのが今回初めてではないと判別した場合(ステップS26;NO)、基点日時R2に記憶されている日時とRTC73が計測している現在日時との差、即ち、平均実効電流値IEAが第2電流閾値It2以上となってからの経過日数を求め、経過日数が、第2基準期間Tt2以上であるか否かを判別する(ステップS32)。
CPU71は、経過日数が第2基準期間Tt2以上であると判別した場合(ステップS32;YES)、潤滑油の劣化が相当進んでいる可能性が高いため、報知(警告)をTIS36に出力する。TIS36は、通知に応答し、潤滑油の劣化状態が進んでおり、交換すべき事を示すメッセージ(警告メッセージ)を、TIS36を介して運転台の表示部37に表示する(ステップS33)。
CPU71は、経過日数が第2基準期間Tt2未満であると判別した場合(ステップS32;NO)、特段の報知を行うことなく、今回の処理を終了する。なお、ステップS31と同等の報知(注意)を行ったり、注意よりは厳しく警告よりは軽いメッセージを表示したりしてもよい。
このようにして、本実施の形態の圧縮空気生成部102では、図7に模式的に示すように、潤滑油交換後、時間の経過に伴って、測定される平均実効電流値IEAが徐々に増加する。
そして、平均実効電流値IEAが第1電流閾値It1以上となってから、第1基準期間Tt1を経過すると、潤滑油が劣化状態にあり注意すべき旨の注意が報知される。
さらに、平均実効電流値IEAが第2電流閾値It2以上となってから、第2基準期間Tt2を経過すると、潤滑油を交換すべき旨の警告が報知される。
これにより、保守員は、容易に潤滑油の劣化状態、交換タイミング等を推定或いは判断できる。また、常時点検を行わなくても、適宜のタイミングで、目視での確認・交換等を行うことができる。
なお、基点日時R1、R2の設定データ、フラグC1、C2の値等は、潤滑油を交換した際に、圧縮機制御器33にコマンドを送る等して、リセットすることが望ましい。
また、第1電流閾値It1、第2電流閾値It2、第1基準期間Tt1、第2基準期間Tt2は、潤滑油の劣化状態に応じて適切な報知が成されるように、潤滑油の種類や運転環境等に応じて、実験などにより、適宜設定されることが望ましい。
また、図5のフローチャートにおいて、ステップS24、S30、S32において、NOと判別された場合にも、対応する報知を行うようにしてもよい。
(実施の形態2)
上記実施の形態においては、車両の運転中、空気圧縮機2を起動する度に、潤滑油の劣化状態を検出している。しかし、車両運行中の潤滑油の状態は変動し、例えば、その温度は、始発時の低温・常温状態から最大稼働時の高温状態まで様々に変化する。温度の変化に伴って、潤滑油の粘度も変化し、モータ4の負荷も変化する。従って、平均実効電流値IEAの取得条件もばらついてしまう。
この問題を避けるため、例えば、潤滑油の温度が基準温度以下の場合にのみ平均実効電流値IEAを測定するようにしてもよい。
この場合、例えば、図8に示すように、オイルセパレータ3内に潤滑油の温度を測定する温度計61を配置する。
CPU71は、図5の潤滑油劣化状態報知処理の開始後、温度計61の測定温度(潤滑油の温度)をチェックし、測定温度が基準温度未満であれば、図5のステップS21以降の処理を実行し、測定温度が基準温度以上であれば、処理を終了する。
また、1日の最初の起動指令を出力した場合にのみ、平均実効電流値IEAを測定するようにしてもよい。
この場合、例えば、CPU71は、空気圧縮機2の稼働履歴情報(ログ)をRTC73の現在日時の情報に基づいて、メモリ72に記録する。
CPU71は、図5の潤滑油劣化状態報知処理の開始後、稼働履歴情報から、今回の稼働が、1日のうちの最初の稼働であるか否かを判別し、最初の稼働であれば、ステップS21以降の処理を実行し、測定温度が基準温度以上であれば、処理を終了する。
さらに、保守員が、運転台よりTIS36を介して起動指令を出力した場合にのみ、平均実効電流値IEAを測定するようにしてもよい。この場合、保守員は、潤滑油が冷えているタイミングで、起動指令を出力することが望ましい。
(実施の形態3)
上記の実施の形態においては、モータ4を流れる電流のみで潤滑油の劣化の程度を検出したが、他の情報(物理量)を加味して検出してもよい。例えば、図8に示すように、オイルセパレータ3内のオイル溜45に、水分センサ62を配置し、水分センサの検出(水の有無、量)などを考慮して、潤滑油の劣化の程度を検出してもよい。
例えば、水の量をQとしたときに、第1電流閾値It1と第2電流閾値It2をそれぞれ次式のように修正してもよい。
It1’=It1−f(Q)
It2’=It2−f(Q) fは関数。
同様に、例えば、水の量をQとしたときに、第1基準期間Tt1と第2基準期間Tt2をそれぞれ次式のように修正してもよい。
Tt1’=Tt1−g(Q)
Tt2’=Tt2−g(Q) gは関数。
このような構成とすると、オイルセパレータ3内のオイル溜45の潤滑油の量の大小に応じて、第1電流閾値It1、第2電流閾値It2、第1基準期間Tt1、第2基準期間Tt2が、それぞれ、It1’、It2’、Tt1’、Tt2’に修正される。従って、報知を行うか否かの基準を適切に設定することが可能となる。
(変形例・応用例)
図5では、平均実効電流値IEAが第1電流閾値It1又は第2電流閾値It2となったときに、基点日時R1、R2に現在日時をセットしたが(ステップS27、ステップS29)、ノイズの影響などを除去するため、平均実効電流値IEAが、n(nは2以上の整数)回連続して、第1電流閾値It1又は第2電流閾値It2以上となったことを条件として、フラグC1、C2をセットしたり、基点日時R1、R2に現在日時をセットしたりしてもよい。
また、図5のフローチャートのステップS30及びS32では、空気圧縮機2が稼働していない日についても、経過日数に加えている。例えば、基点日時R1、R2をセットする代わりに、変数D1、D2に初期値1(日)をセットし、以後、ステップS26、S28でNOと判別されたときに、同一日であれば加算を繰り返さず、別日である場合のみ+1(日)することにより、空気圧縮機2が実際に稼働した日数のみを経過日数として計数してもよい。
同様に、日を時間に変更して、実際に稼働した経過「時間」のみを計数するようにしてもよい。
モータの種類は、交流モータに限定されず、直流モータでもよい。電流測定手段は、CT5に限定されず、例えば、ホール素子などを使用してもよい。
上記の実施の形態においては、電流閾値Itを2つ設置し、各電流閾値に基準期間Ttを1つ設定したが、これらの数は任意である。
電流閾値Itは1つでも、3つ以上でもよい。1つの電流閾値に2つ以上の基準期間Ttを設定してもよい。また、基準期間Ttを零に設定し、電流閾値を超えた時点で即時報知を行うこととしてもよい。そして、電流実効値IEが越えた電流閾値Itと、その経過期間とに応じて、報知(表示、通知)のレベルを変更してもよい。さらに、圧縮機制御器33は、一定レベル以上の場合に、調圧器34から起動指令を受信しても、圧縮機起動装置32への起動指令の伝達を停止し、モータ4の起動を停止するように設定してもよい。これは、空気圧縮機2或いは供給空気溜31が複数配置されている場合に有効である。
上記の実施の形態においては、モータ4に供給する電流の実効値を測定した。これは、上述したように、SIV38の出力電圧が固定であり、電流を測定することが電力の測定と実質的に等価だからである。モータ4に印加する電圧が変動する可能性がある場合には、例えば、電流に代えてモータ4に供給する電力を測定することが望ましい。本明細書において、電力を測定するとは、電力そのものを測定する場合と、電圧が固定の場合に、電流を測定する場合とを共に含むものである。
なお、本件実施の形態においては、鉄道車両用のブレーキ制御装置に用いられる空気圧縮装置について説明したが、この例に限らず、給油式の空気圧縮装置に広く適用することができる。
また、圧縮機制御器33のCPU71に上述の処理を実行させるプログラムを、記録媒体に記録して配布したり、通信により送受信してもよい。
1 空気圧縮装置、2 空気圧縮機、3 オイルセパレータ、4 モータ、5 CT(電流トランス)、6 スイッチ、23 ブレーキシリンダ、24 制輪子、25 車輪、31 供給空気溜、32 圧縮機起動装置、33 圧縮機制御器、34 調圧器、35 供給圧力センサ、36 TIS(車両制御情報管理装置)、37 表示部、38 SIV(静止型インバータ)、41 カップリング、42 スクリューロータ、43 冷却ファン、44 オイルクーラ、45 オイル溜、46 エアクーラ、47 空気フィルタ、48 逆止弁、49 オイルフィルタ、50 オイルセパレータエレメント、51 圧力調整弁、52 逆止弁、53 圧力センサ、54 水分センサ、61 温度計、62 水分センサ、100 空気ブレーキシステム、101 ブレーキ部、102 圧縮空気生成部。

Claims (10)

  1. 給油式の空気圧縮機と、
    前記空気圧縮機が生成した圧縮空気から潤滑油を除去して出力するオイルセパレータと、
    前記空気圧縮機を駆動するモータと、
    前記モータに供給される電力の実効値を検出する電力検出手段と、
    前記電力検出手段により検出された電力の実効値と予め定められた基準値とを比較し、比較結果に基づいて、前記オイルセパレータ内の潤滑油の劣化状態を報知する報知手段と、
    を備え
    前記電力検出手段は、前記オイルセパレータ内の圧力を予め定められた第1の圧力値まで低減した後、前記モータを起動して圧縮空気を生成し、前記オイルセパレータ内の圧力が予め定められた第2の圧力値に達してから、前記モータに供給される電力の実効値を検出する、
    空気圧縮装置。
  2. 前記報知手段は、電力閾値を記憶し、前記電力の実効値と電力閾値とを比較して、この比較結果に基づいて、前記報知の内容を決定とする、請求項1に記載の空気圧縮装置。
  3. 前記報知手段は、前記電力の実効値が前記電力閾値以上となっている経過期間を求める経過期間計測部と、前記経過期間が予め定められた期間閾値以上であるか否かを判別する判別手段と、を備え、前記経過期間が前記期間閾値以上であると判別した場合に、前記電力閾値に対応する報知を行う、請求項2に記載の空気圧縮装置。
  4. 前記電力検出手段は、予め定められた期間内継続して前記電力の実効値を測定する、請求項1から3の何れか1項に記載の空気圧縮装置。
  5. 前記電力検出手段は、予め定められた期間内に前記電力の実効値を複数回測定し、その平均値を求める、請求項1から3の何れか1項に記載の空気圧縮装置。
  6. 前記モータに供給される電圧は一定であり、
    前記電力検出手段は、前記モータに流れる電流を測定する、
    請求項1から5の何れか1項に記載の空気圧縮装置。
  7. 前記電力検出手段は、前記オイルセパレータ内の潤滑油の温度が予め定められた温度範囲内にあるタイミングで、前記電力の実効値を求める、請求項1から6の何れか1項に記載の空気圧縮装置。
  8. 前記オイルセパレータ内の潤滑油の劣化状態を示す指標となる物理量を測定するセンサをさらに備え、
    前記報知手段は、前記電力の実効値と前記センサで測定した物理量とを各々予め定められた基準値と比較し、比較結果に基づいて、前記オイルセパレータ内の潤滑油の劣化状態を報知する、
    請求項1から7の何れか1項に記載の空気圧縮装置。
  9. 前記空気圧縮機は、鉄道車両の空気ブレーキに使用される圧縮空気を溜める空気溜に圧縮空気を供給する装置である、請求項1から8の何れか1項に記載の空気圧縮装置。
  10. オイルセパレータ内の圧力を予め定められた第1の圧力値まで低減した後、給油式の空気圧縮機を駆動するモータを起動して圧縮空気を生成し、前記オイルセパレータ内の圧力が予め定められた第2の圧力値に達してから、前記モータに供給される電力の実効値を検出し、
    前記電力の実効値と予め定められた基準値とを比較し、比較結果に基づいて、前記オイルセパレータ内の潤滑油の劣化状態を報知する、
    空気圧縮装置の潤滑油劣化報知方法。
JP2013024883A 2013-02-12 2013-02-12 空気圧縮装置及び潤滑油劣化報知方法 Active JP6076116B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013024883A JP6076116B2 (ja) 2013-02-12 2013-02-12 空気圧縮装置及び潤滑油劣化報知方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013024883A JP6076116B2 (ja) 2013-02-12 2013-02-12 空気圧縮装置及び潤滑油劣化報知方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014152744A JP2014152744A (ja) 2014-08-25
JP6076116B2 true JP6076116B2 (ja) 2017-02-08

Family

ID=51574836

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013024883A Active JP6076116B2 (ja) 2013-02-12 2013-02-12 空気圧縮装置及び潤滑油劣化報知方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6076116B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022044863A1 (ja) * 2020-08-24 2022-03-03 株式会社日立産機システム 給油式空気圧縮機
JP2022080522A (ja) 2020-11-18 2022-05-30 ナブテスコ株式会社 空気圧縮装置、及び、空気吸引装置
CN115560972B (zh) * 2022-10-24 2023-08-08 四川新川航空仪器有限责任公司 一种具有姿态模拟功能的油气分离性能评估试验方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63268996A (ja) * 1987-04-24 1988-11-07 Tokyo Electron Ltd オイル回転ポンプ劣化警報装置
JPH09151860A (ja) * 1995-11-28 1997-06-10 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 空気圧縮装置
JP2006010277A (ja) * 2004-06-29 2006-01-12 Toshiba Corp 冷蔵庫

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014152744A (ja) 2014-08-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5910428B2 (ja) 監視装置、監視方法、プログラムおよび記録媒体
CN107091517B (zh) 空调机组的保护控制方法、装置以及空调机组
JP6076116B2 (ja) 空気圧縮装置及び潤滑油劣化報知方法
DK179369B1 (en) Controls and operation of variable frequency drives
EP2881582A1 (en) Pump condition monitoring and recording
US9512851B2 (en) Electronic apparatus with fan motor
TWI464355B (zh) An abnormality detection method and apparatus for a refrigerating apparatus
US20170307247A1 (en) Heat source system, and control device and control method therefor
KR102031368B1 (ko) 건설기계용 수냉각 시스템의 이상 진단장치 및 방법
US8768523B2 (en) Detection of blocked air line for electric compressor at start up
CN108361911B (zh) 一种电控盒、空调器及防火的控制方法
KR102353707B1 (ko) 스노링을 확인하기 위한 방법
US8781636B2 (en) Robust electric screw compressor blocked air line detection via motor current monitoring
JP6771552B2 (ja) 空気圧縮機の運転方法
TWI750511B (zh) 氣體壓縮機
KR101300419B1 (ko) 유압 시스템 제어장치
AU2004201018A1 (en) Compressed air system utilizing a motor slip parameter
US10099696B2 (en) Method for operating a drive train having a hydrodynamic clutch
JP4843385B2 (ja) 自動給水装置のポンプ渇水保護装置
JP2015218655A (ja) 圧縮空気供給システム
JPH1137516A (ja) 恒温液循環装置におけるメンテナンス事前予測システム
CN113885613B (zh) 一种物联网真空泵远程操控系统
WO2024070824A1 (ja) 状態監視システム及び状態監視方法
JP2018053723A (ja) セパレータタンクの高水位防止方法
JP2005291180A (ja) ポンプ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150703

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160629

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160705

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160817

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161213

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170110

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6076116

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250