JPH09151860A - 空気圧縮装置 - Google Patents
空気圧縮装置Info
- Publication number
- JPH09151860A JPH09151860A JP33120695A JP33120695A JPH09151860A JP H09151860 A JPH09151860 A JP H09151860A JP 33120695 A JP33120695 A JP 33120695A JP 33120695 A JP33120695 A JP 33120695A JP H09151860 A JPH09151860 A JP H09151860A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- air
- compressor
- air compressor
- oil separator
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- Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 空気圧縮装置に封入されている油の劣化によ
って空気圧縮機１が潤滑不良や冷却不足により故障する
のを未然に防止する。 【解決手段】 オイルセパレータ６にオイル劣化検知手
段31を設け、このオイル劣化検知手段31が油の劣化を検
知したとき、これを報知手段37によって報知する。
って空気圧縮機１が潤滑不良や冷却不足により故障する
のを未然に防止する。 【解決手段】 オイルセパレータ６にオイル劣化検知手
段31を設け、このオイル劣化検知手段31が油の劣化を検
知したとき、これを報知手段37によって報知する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は油冷式の空気圧縮機
を具備する空気圧縮装置に関する。
を具備する空気圧縮装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のこの種空気圧縮装置の略示的系統
図が図５に示されている。油冷式の圧縮機１をモータ28
によって駆動すると、空気がエアフィルタ２、逆止弁
３、吸入管４を経て圧縮機１に吸入されて圧縮される。
圧縮機１から吐出された圧縮空気は吐出管５を通ってオ
イルセパレータ６内に導入され、この内部で転向するこ
とによって圧縮空気中に含まれる油の大部分が分離され
る。
図が図５に示されている。油冷式の圧縮機１をモータ28
によって駆動すると、空気がエアフィルタ２、逆止弁
３、吸入管４を経て圧縮機１に吸入されて圧縮される。
圧縮機１から吐出された圧縮空気は吐出管５を通ってオ
イルセパレータ６内に導入され、この内部で転向するこ
とによって圧縮空気中に含まれる油の大部分が分離され
る。
【０００３】次いで、この圧縮空気は円筒状のオイルセ
パレータエレメント７を流過する過程でこの中に残存す
る油を分離した後、逆止弁８、可撓性ホース９、開閉操
作弁10を通って需要先に供給される。
パレータエレメント７を流過する過程でこの中に残存す
る油を分離した後、逆止弁８、可撓性ホース９、開閉操
作弁10を通って需要先に供給される。
【０００４】オイルセパレータ６で圧縮空気から分離さ
れた油は滴下してその下部に一旦貯溜される。そして、
この油Ｏはオイルセパレータ６の底部から返油管11によ
り抽出され、可撓性ホース12を経てオイルクーラ13内に
入り、ここでフアン29により送風される外気によって冷
却された後、可撓性ホース14、温調弁15、オイルフィル
タ16、電磁開閉弁17、オリフィス18を経て吸気管４内に
入り、この中を流過する空気に伴われて圧縮機１内に吸
入される。
れた油は滴下してその下部に一旦貯溜される。そして、
この油Ｏはオイルセパレータ６の底部から返油管11によ
り抽出され、可撓性ホース12を経てオイルクーラ13内に
入り、ここでフアン29により送風される外気によって冷
却された後、可撓性ホース14、温調弁15、オイルフィル
タ16、電磁開閉弁17、オリフィス18を経て吸気管４内に
入り、この中を流過する空気に伴われて圧縮機１内に吸
入される。
【０００５】オイルセパレータエレメント７によって圧
縮空気から分離された油はオイルセパレータエレメント
７の下端開口を掩蓋するオイルパン7A内に溜まり、吸上
管19、逆止弁20、キャピラリチューブ21を経て吸気管４
内に入り、この中を流過する空気に伴われて圧縮機１内
に吸入される。
縮空気から分離された油はオイルセパレータエレメント
７の下端開口を掩蓋するオイルパン7A内に溜まり、吸上
管19、逆止弁20、キャピラリチューブ21を経て吸気管４
内に入り、この中を流過する空気に伴われて圧縮機１内
に吸入される。
【０００６】温調弁15を通る油の温度が所定値以下に低
下したとき、温調弁15が開となり、これによって返油管
11からの油はバイパス管22、温調弁15を通ってオイルフ
ィルタ16に導かれる。なお、23は空気抜き管で、この空
気抜き管23には安全弁24、圧力スイッチ25、圧力計26、
電磁開閉弁27が介装されている。
下したとき、温調弁15が開となり、これによって返油管
11からの油はバイパス管22、温調弁15を通ってオイルフ
ィルタ16に導かれる。なお、23は空気抜き管で、この空
気抜き管23には安全弁24、圧力スイッチ25、圧力計26、
電磁開閉弁27が介装されている。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の空気圧縮装
置の累積運転時間が長くなると、装置内に封入されてい
る油が劣化し、空気圧縮機１の潤滑不良、冷却不足等の
不具合を惹起するおそれがあった。
置の累積運転時間が長くなると、装置内に封入されてい
る油が劣化し、空気圧縮機１の潤滑不良、冷却不足等の
不具合を惹起するおそれがあった。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために発明されたものであって、その要旨とすると
ころは、油冷式の空気圧縮機と、この空気圧縮機で圧縮
された圧縮空気から油を分離するオイルセパレータと、
このオイルセパレータで分離された油を上記空気圧縮機
の吸入側へ戻す油回路を備えた空気圧縮装置において、
上記オイルセパレータにオイル劣化検知手段を設けると
ともにこのオイル劣化検知手段が油の劣化を検知したと
き、これを報知する報知手段を設けたことを特徴とする
空気圧縮装置にある。
するために発明されたものであって、その要旨とすると
ころは、油冷式の空気圧縮機と、この空気圧縮機で圧縮
された圧縮空気から油を分離するオイルセパレータと、
このオイルセパレータで分離された油を上記空気圧縮機
の吸入側へ戻す油回路を備えた空気圧縮装置において、
上記オイルセパレータにオイル劣化検知手段を設けると
ともにこのオイル劣化検知手段が油の劣化を検知したと
き、これを報知する報知手段を設けたことを特徴とする
空気圧縮装置にある。
【０００９】他の特徴とするところは、上記オイル劣化
検知手段を油の赤外線吸収特性を利用して特定波長域の
光透過率が限界値に達したとき、オイル劣化信号を出力
する光学的センサによって構成したことにある。
検知手段を油の赤外線吸収特性を利用して特定波長域の
光透過率が限界値に達したとき、オイル劣化信号を出力
する光学的センサによって構成したことにある。
【００１０】しかして、オイル劣化検知手段が油の劣化
を検知したとき、これが報知手段によって報知される。
を検知したとき、これが報知手段によって報知される。
【００１１】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態が図１ないし図
４に示されている。図１に示すように、オイルセパレー
タ６の外部にはその内部に貯溜された油Ｏの定常液面OL
の下方と上方とを互いに連通するガラス管30が設けら
れ、このガラス管30の中途、即ち、液面OLの下位に位置
するように光学的センサからなるオイル劣化検知手段31
が固定されている。
４に示されている。図１に示すように、オイルセパレー
タ６の外部にはその内部に貯溜された油Ｏの定常液面OL
の下方と上方とを互いに連通するガラス管30が設けら
れ、このガラス管30の中途、即ち、液面OLの下位に位置
するように光学的センサからなるオイル劣化検知手段31
が固定されている。
【００１２】このオイル劣化検知手段31は図２に示され
るように、赤外線投光器32、光学フィルタ33、受光素子
34からなる。赤外線投光器32から投射された赤外線はガ
ラス管30及びその内部に滞留する油Ｏを通り、更に、光
学フィルタ33を透過して受光素子34に受光される。
るように、赤外線投光器32、光学フィルタ33、受光素子
34からなる。赤外線投光器32から投射された赤外線はガ
ラス管30及びその内部に滞留する油Ｏを通り、更に、光
学フィルタ33を透過して受光素子34に受光される。
【００１３】油の劣化に伴って油中のカルボン酸が次第
に増加する。このカルボン酸は波長λo の近傍の赤外線
を吸収する特性を有するので、赤外線の透過率は図３に
示すように、その波長λo の近傍で低下する。なお、新
しい油の透過率は図２に実線で示されている。
に増加する。このカルボン酸は波長λo の近傍の赤外線
を吸収する特性を有するので、赤外線の透過率は図３に
示すように、その波長λo の近傍で低下する。なお、新
しい油の透過率は図２に実線で示されている。
【００１４】そこで、光学フィルタ33として波長λo の
近傍の赤外線のみを透過させるものを選択すれば、油の
劣化が進行するのに伴って受光素子34に受光される赤外
線の量が次第に低下するので、この赤外線の量に比例す
る電圧は図４に示されるように、時間の経過、即ち、劣
化の進行に応じて次第に低下する。
近傍の赤外線のみを透過させるものを選択すれば、油の
劣化が進行するのに伴って受光素子34に受光される赤外
線の量が次第に低下するので、この赤外線の量に比例す
る電圧は図４に示されるように、時間の経過、即ち、劣
化の進行に応じて次第に低下する。
【００１５】しかして、上記受光素子34で発生した電圧
を図１に示すように、判定手段35に入力し、これが設定
手段36から入力された設定値、即ち、油の劣化限界に対
応する電圧値に達したとき、判定手段35は報知手段37に
出力して油の劣化をランプの点灯、ブザーの奏鳴等によ
って運転者に報知する。
を図１に示すように、判定手段35に入力し、これが設定
手段36から入力された設定値、即ち、油の劣化限界に対
応する電圧値に達したとき、判定手段35は報知手段37に
出力して油の劣化をランプの点灯、ブザーの奏鳴等によ
って運転者に報知する。
【００１６】この報知に応じて装置内に封入されている
油を交換すれば、圧縮機１の潤滑不良や冷却不足に伴う
圧縮機１の故障を未然に防止できる。
油を交換すれば、圧縮機１の潤滑不良や冷却不足に伴う
圧縮機１の故障を未然に防止できる。
【００１７】
【発明の効果】本発明においては、オイル劣化検知手段
が油の劣化を検知したとき、これが報知手段によって報
知されるので、装置内に封入されている油を交換するこ
とによって空気圧縮機の潤滑不良や冷却不足に伴う空気
圧縮機の故障を未然に防止できる。
が油の劣化を検知したとき、これが報知手段によって報
知されるので、装置内に封入されている油を交換するこ
とによって空気圧縮機の潤滑不良や冷却不足に伴う空気
圧縮機の故障を未然に防止できる。
【００１８】オイル劣化検知手段を油の赤外線吸収特性
を利用して特定波長域の光透過率が限界値に達したと
き、オイル劣化信号を出力する光学的センサによって構
成すれば、油の劣化を安価に、しかも、確実に検知する
ことが可能となる。
を利用して特定波長域の光透過率が限界値に達したと
き、オイル劣化信号を出力する光学的センサによって構
成すれば、油の劣化を安価に、しかも、確実に検知する
ことが可能となる。
【図１】本発明の実施形態を示す系統図である。
【図２】上記実施形態におけるオイル劣化検知手段の構
成を示す略示的断面図である。
成を示す略示的断面図である。
【図３】油の赤外線吸収特性を示す線図である。
【図４】上記実施形態における受光素子に生起する電圧
の時間的変化を示す線図である。
の時間的変化を示す線図である。
【図５】従来の空気圧縮装置の系統図である。
１ 空気圧縮機 ６ オイルセパレータ Ｏ 油 11 返油管 31 オイル劣化検知手段
Claims (2)
- 【請求項１】 油冷式の空気圧縮機と、この空気圧縮機
で圧縮された圧縮空気から油を分離するオイルセパレー
タと、このオイルセパレータで分離された油を上記空気
圧縮機の吸入側へ戻す油回路を備えた空気圧縮装置にお
いて、 上記オイルセパレータにオイル劣化検知手段を設けると
ともにこのオイル劣化検知手段が油の劣化を検知したと
き、これを報知する報知手段を設けたことを特徴とする
空気圧縮装置。 - 【請求項２】 上記オイル劣化検知手段を油の赤外線吸
収特性を利用して特定波長域の光透過率が限界値に達し
たとき、オイル劣化信号を出力する光学的センサによっ
て構成したことを特徴とする請求項１記載の空気圧縮装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33120695A JPH09151860A (ja) | 1995-11-28 | 1995-11-28 | 空気圧縮装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33120695A JPH09151860A (ja) | 1995-11-28 | 1995-11-28 | 空気圧縮装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09151860A true JPH09151860A (ja) | 1997-06-10 |
Family
ID=18241088
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33120695A Withdrawn JPH09151860A (ja) | 1995-11-28 | 1995-11-28 | 空気圧縮装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09151860A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011220295A (ja) * | 2010-04-14 | 2011-11-04 | Kobe Steel Ltd | 圧縮機 |
| JP2014152744A (ja) * | 2013-02-12 | 2014-08-25 | Mitsubishi Electric Corp | 空気圧縮装置及び潤滑油劣化報知方法 |
| RU2670726C1 (ru) * | 2017-11-10 | 2018-10-24 | Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Кубанский государственный университет" (ФГБОУ ВО "КубГУ") | ИК-спектрометрический способ определения неуглеводородной смазочно-охлаждающей жидкости в сжатом воздухе |
-
1995
- 1995-11-28 JP JP33120695A patent/JPH09151860A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011220295A (ja) * | 2010-04-14 | 2011-11-04 | Kobe Steel Ltd | 圧縮機 |
| JP2014152744A (ja) * | 2013-02-12 | 2014-08-25 | Mitsubishi Electric Corp | 空気圧縮装置及び潤滑油劣化報知方法 |
| RU2670726C1 (ru) * | 2017-11-10 | 2018-10-24 | Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Кубанский государственный университет" (ФГБОУ ВО "КубГУ") | ИК-спектрометрический способ определения неуглеводородной смазочно-охлаждающей жидкости в сжатом воздухе |
| RU2670726C9 (ru) * | 2017-11-10 | 2018-11-30 | Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Кубанский государственный университет" (ФГБОУ ВО "КубГУ") | ИК-спектрометрический способ определения неуглеводородной смазочно-охлаждающей жидкости в сжатом воздухе |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030204 |