JP6074712B2 - 映像データ送信装置及び受信装置 - Google Patents
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Description
映像信号、もしくはこれを構成する色信号、または輝度信号及び色差信号のデータである映像データに従って、1シンボルあたり複数Nビットの多値振幅変調を行って多値振幅変調信号を生成して送信する映像データ送信装置において、
上記映像データを第1から第Nの画素データに分離するデータ分離部と、
上記分離された第1から第Nの画素データに基づいて所定の(N−1)個の差分情報を算出する差分算出部と、
上記第1の画素データ又は上記第1の画素データを符号化処理したデータを第1の送信データとして上記多値振幅変調の第1のビットに割り当て、上記各差分情報又は上記各差分情報に1もしくは複数の所定のビットを付加したデータを第2から第Nの送信データとしてそれぞれ上記多値振幅変調の第2から第Nのビットに割り当てる場合、上記多値振幅変調信号の多値信号レベルの最大レベルと最小レベルとの間の中間値を有する中間レベルに最も近い多値信号レベルに対して、所定のNビットのデータが対応するように多値振幅変調を行う多値振幅変調部とを備え、
上記所定のNビットは、所定の第2のビット値の出現確率よりも低い出現確率を有する所定の第1のビット値が上記第2から第Nのビットに割り当てられたデータである。
映像信号、もしくはこれを構成する色信号、または輝度信号及び色差信号のデータである映像データに従って、1シンボルあたり複数Nビットの多値振幅変調を行って多値振幅変調信号を生成して送信する映像データ送信装置において、
上記映像データを第1から第Nの画素データに分離するデータ分離部と、
上記分離された第1から第Nの画素データに基づいて所定の(N−1)個の差分情報を算出する差分算出部と、
上記第1の画素データ又は上記第1の画素データを符号化処理したデータを第1の送信データとして上記多値振幅変調の第1のビットに割り当て、上記各差分情報又は上記各差分情報に1もしくは複数の所定のビットを付加したデータを第2から第Nの送信データとしてそれぞれ上記多値振幅変調の第2から第Nのビットに割り当てる場合、上記多値振幅変調信号の多値信号レベルの最大レベル及び最小レベルに対して、所定のNビットのデータが対応するように多値振幅変調を行う多値振幅変調部とを備え、
上記所定のNビットのデータは、所定の第1のビット値の出現確率よりも高い出現確率を有する所定の第2のビット値が上記第2から第Nのビットに割り当てられたデータである。
映像信号、もしくはこれを構成する色信号、または輝度信号及び色差信号のデータである映像データに従って、1シンボルあたり複数Nビットの多値振幅変調を行って送信された多値振幅変調信号を受信して復調し復元する映像データ受信装置において、
上記多値振幅変調の第1のビットを第1の受信データに割り当て、上記多値振幅変調の第2から第Nのビットを第2から第Nの受信データに割り当てる場合、上記多値振幅変調信号の多値信号レベルの最大レベルと最小レベルとの間の中間値を有する中間レベルに最も近い多値信号レベルに対して、所定のNビットのデータが対応するように、上記多値振幅変調信号を上記第1から第Nの受信データに復調する多値振幅復調部と、
上記復調された第1の受信データと、所定の(N−1)個の差分情報である上記第2から第Nの受信データとに基づいて第2から第Nの画素データに復元する復元部とを備え、
上記所定のNビットのデータは、所定の第2のビット値の出現確率よりも低い出現確率を有する所定の第1のビット値が、上記第2から第Nのビットに割り当てられたデータである。
映像信号、もしくはこれを構成する色信号、または輝度信号及び色差信号のデータである映像データに従って、1シンボルあたり複数Nビットの多値振幅変調を行って送信された多値振幅変調信号を受信して復調し復元する映像データ受信装置において、
上記多値振幅変調の第1のビットを第1の受信データに割り当て、上記多値振幅変調の第2から第Nのビットを第2から第Nの受信データに割り当てる場合、上記多値振幅変調信号の多値信号レベルの最大レベルと最小レベルの多値信号レベルに対して、所定のNビットのデータが対応するように、上記多値振幅変調信号を上記第1から第Nの受信データに復調する多値振幅復調部と、
上記復調された第1の受信データと、所定の(N−1)個の差分情報である上記第2から第Nの受信データとに基づいて第2から第Nの画素データに復元する復元部とを備え、
上記所定のNビットのデータは、所定の第1のビット値の出現確率よりも高い出現確率を有する所定の第2のビット値が、上記第2から第Nのビットに割り当てられたデータである。
映像信号、もしくはこれを構成する色信号、または輝度信号及び色差信号のデータである映像データに従って、1シンボルあたり複数Nビットの多値振幅変調を行って多値振幅変調信号を生成して送信する映像データ送信装置において、
上記映像データを第1から第Nの画素データに分離するデータ分離部と、
上記分離された第1から第Nの画素データに基づいて、少なくとも否定排他的論理和を含む演算を行って、所定の(N−1)個の差分情報を算出する差分算出部と、
上記第1の画素データ又は上記第1の画素データを符号化処理したデータを第1の送信データとして上記多値振幅変調の第1のビットに割り当て、上記各差分情報又は上記各差分情報に1もしくは複数の所定のビットを付加したデータを第2から第Nの送信データとしてそれぞれ上記多値振幅変調の第2から第Nのビットに割り当てる場合、上記多値振幅変調信号の多値信号レベルの最大レベルと最小レベルとの間の中間値を有する中間レベルに最も近い多値信号レベルに対して、所定のNビットのデータが対応するように多値振幅変調を行う多値振幅変調部とを備え、
上記所定のNビットのデータは、所定の第2のビット値の出現確率よりも低い出現確率を有する所定の第1のビット値が、上記第2から第Nのビットに割り当てられたデータである。
映像信号、もしくはこれを構成する色信号、または輝度信号及び色差信号のデータである映像データに従って、1シンボルあたり複数Nビットの多値振幅変調を行って多値振幅変調信号を生成して送信する映像データ送信装置において、
上記映像データを第1から第Nの画素データに分離するデータ分離部と、
上記分離された第1から第Nの画素データに基づいて、少なくとも否定排他的論理和を含む演算を行って、所定の(N−1)個の差分情報を算出する差分算出部と、
上記第1の画素データ又は上記第1の画素データ符号化処理したデータを第1の送信データとして上記多値振幅変調の第1のビットに割り当て、上記各差分情報又は上記各差分情報に1もしくは複数の所定のビットを付加したデータを第2から第Nの送信データとしてそれぞれ上記多値振幅変調の第2から第Nのビットに割り当てる場合、上記多値振幅変調信号の多値信号レベルの最大レベル及び最小レベルに対して、所定のNビットのデータが対応するように多値振幅変調を行う多値振幅変調部とを備え、
上記所定のNビットのデータは、所定の第1のビット値の出現確率よりも高い出現確率を有する所定の第2のビット値が、上記第2から第Nのビットに割り当てられたデータである。
本開示に係る映像データ送信装置及び映像データ受信装置によれば、多値振幅変調信号の多値信号レベルの最大レベルと最小レベルとの間の中間値を有する中間レベルに最も近い多値信号レベルに対して、低い出現確率を有する所定の第1のビット値が割り当てられたNビットのデータが対応するので、例えば2値変調方式と同じ又は同様の最大振幅を確保する場合も、伝送システムの受信誤りの発生する確率を低減することが可能となる。
また、映像信号が高精細化することにより隣接する画素データ間との差が小さい場合でも、同様のデータを続けて伝送する必要性をなくし、無駄を削減することができる映像データ送信装置及び方法、並びに映像データ受信装置及び方法を提供することができる。
以下、本開示に係る実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の各実施形態において、同様の構成要素については同一の符号を付して説明を省略する。
図1は、本開示の第1の実施形態に係る4値振幅変調方式を用いた伝送システムの送信装置1100の構成を示すブロック図である。図1は、多値振幅変調の多値数が4(1シンボルで2ビット伝送)、1つのデータグループに含まれる画素数が2の場合の例である。
換言すれば、第1の画素データを第1の送信データとして多値振幅変調の第1のビットに割り当て、差分情報を第2の送信データとして多値振幅変調の第2のビットに割り当てる場合、多値振幅変調信号の多値信号レベルの最大レベル及び最小レベルに対して、所定の2ビットのデータが対応するように多値振幅変調を行う。当該所定の2ビットのデータは、所定の第1のビット値“1”の出現確率よりも高い出現確率を有する所定の第2のビット値“0”が、第2のビットに割り当てられた2ビットのデータである。
換言すれば、多値振幅変調の第1のビットを第1の受信データに割り当て、多値振幅変調の第2のビットを第2の受信データに割り当てる場合、多値振幅変調信号の多値信号レベルの最大レベルと最小レベルの多値信号レベルに対して、所定の2ビットのデータが対応するように、多値振幅変調信号を第1から第2の受信データに復調する。当該所定の2ビットのデータとは、所定の第1のビット値“1”の出現確率よりも高い出現確率を有する所定の第2のビット値“0”が、上記第2のビットに割り当てられた2ビットのデータである。
また、図3(c)、図3(f)において、生成される多値振幅変調信号の多値信号レベルの最大レベル(0)と最小レベル(−6)に出現確率が大きいビット値“0”を割り当てる。換言すれば、中間レベルに最も近い多値信号レベル(−4、−2)に出現確率が小さいビット値“1”を割り当てる。これにより多値振幅変調信号の多値信号レベルの最大レベルと最小レベルの出現確率を大きくすることができ、伝送システムの受信誤りが発生する確率を低減することができる。また、図3(d)は図3(a)と同様である。図3(d)は図3(a)の第1の画素データAのビット値を反転したものであり、図3(e)は図3(b)の第1の画素データAのビット値を反転したものであり、図3(f)は図3(c)の第1の画素データAのビット値を反転したものである。
第1の実施形態においては、多値振幅変調の多値数が4(1シンボルで2ビット伝送)の場合について説明したが、多値数はこれ以外の値をとることも可能である。その一例として、多値数が8(1シンボルで3ビット伝送)の場合の構成例を示す。この場合、1つのデータグループに含まれる画素数は3となる。
換言すれば、第1の画素データを第1の送信データとして多値振幅変調の第1のビットに割り当て、各差分情報を第2から第3の送信データとしてそれぞれ多値振幅変調の第2から第3のビットに割り当てる場合、多値振幅変調信号の多値信号レベルの最大レベル及び最小レベルに対して、所定の3ビットのデータが対応するように多値振幅変調を行う。
当該所定の3ビットのデータは、所定の第1のビット値“1”の出現確率よりも高い出現確率を有する所定の第2のビット値“0”が、第2から第3のビットに割り当てられた3ビットのデータである。
また、差分情報B1およびC1において、出現確率が高いビット値“0”を最大レベルおよび最小レベルに割り当てる。これにより、多値振幅変調信号の多値信号レベルの最大レベルと最小レベルの出現確率が高くなり、多値振幅変調信号の多値信号レベルの最大レベルと最小レベルは1つの信号レベルのみと隣接するので、他の多値信号レベルに比較して受信誤りが発生する確率を低減することが可能となり、伝送システムの受信誤りの発生率を低減することが可能となる。
また、多値振幅復調部2301Aは、多値振幅変調の第1のビットを第1の受信データに割り当て、多値振幅変調の第2から第3のビットを第2から第3の受信データに割り当てる場合、多値振幅変調信号の多値信号レベルの最大レベルと最小レベルの多値信号レベルに対して、所定の3ビットのデータが対応するように、多値振幅変調信号を第1から第3の受信データに復調する。当該所定の3ビットのデータは、所定の第1のビット値“1”の出現確率よりも高い出現確率を有する所定の第2のビット値“0”が、上記第2から第3のビットに割り当てられたデータである。
図9は、本開示の第3の実施形態に係る4値振幅変調方式を用いた伝送システムの送信装置1200の構成を示すブロック図である。図9において、映像信号、もしくはこれを構成する色信号、または輝度信号及び色差信号のデータである映像データに従って、1シンボルあたり複数Nビットの多値振幅変調を行って多値振幅変調信号を生成して送信する映像データ送信装置において、送信する映像データを互いに隣接するN個の画素データに分割されたデータグループのうち、第1の画素データを多値振幅変調信号の最上位ビットに割り当て、それ以外の第2から第Nの画素データを各画素データに対応する差分情報をそれぞれ第2から第Nの送信データとして多値振幅変調信号の最上位以外の下位ビットに割り当てて送信する。ここで、差分情報とはデータグループに含まれる各画素間のデータの差を表すものであり、特に高精細映像データにおいては隣接画素間のデータの差が小さくなるため、例えば画素間のデータの差が小さいときのビット値を“0”とすると隣接画素データ間の差分情報においてビット値“0”の出現確率はビット値”1”の出現確率よりも大きくなる。従って、送信装置1200において生成される多値振幅変調信号の多値信号レベルの最大レベルと最小レベルとの間の中間値を有する中間レベルに近い多値信号レベルに差分情報のビット値“1”を割り当てることにより、多値振幅変調信号の多値信号レベルの最大レベルと最小レベルは1つの信号レベルのみと隣接するので、他の多値信号レベルに比較して受信誤りが発生する確率を低減することが可能となる。なお、映像データは映像信号、もしくはこれを構成する色信号、または輝度信号及び色差信号のデータのことであり、画素データは画素に対応したデータ、もしくは各画素におけるRGB信号の各色のデータ、もしくは各画素における輝度信号および色差信号のことであり、以下同様である。
図13は、本開示の第4の実施形態に係る4値振幅変調方式を用いた伝送システムの送信装置1200Aの構成を示すブロック図である。図9の送信装置1200に比較して、排他的論理和演算部1102aの代わりに減算部4102を備えたことを特徴とする。図13において、減算部4102は、第1の画素データAと第2の画素データBとを入力し、第2の画素データBの値から第1の画素データAの値を減算し、その結果を第1の画素データAと第2の画素データBとの差分情報B1としてビット付加部1206に出力する。すなわち、減算部4102は、データ分離部1101により分離された第1の画素データAおよび第2の画素データBに基づいて1個の差分情報B1を算出してビット付加部1206に出力する差分算出手段である。ここで、差分情報B1は第1の画素データAと第2の画素データBとの差を表す。
図17は、本開示の第5の実施形態に係る4値振幅変調方式を用いた伝送システムの送信装置1100Bの構成を示すブロック図である。図17の送信装置1100Bは、データ分離手段であるデータ分離部1101と、ビット毎の排他的論理和演算を行う排他的論理和演算部1102aと、多値振幅変調部1105と、データ分離部1101の前段にグレイ符号変換部1507を備えて構成されている。さらに、多値振幅変調部1105は、排他的論理和回路1103aと、多値振幅変調信号生成部1104とを備えて構成されている。
図21は、本開示の第6の実施形態に係る4値振幅変調方式を用いた伝送システムの送信装置1500の構成を示すブロック図である。図21の送信装置1500は、図13の送信装置1200Aに比較して、データ分離部1101の代わりにデータ分離部1201を備え、符号化部1205の前段に遅延部1607を備え、減算部4102の前段に遅延部1607の入出力データを入力する平均値算出部1509をさらに備え、減算部4102とデータ分離部1101との間に遅延部1508をさらに備えたことを特徴とする。
図28は、本開示の第7の実施形態に係る4値振幅変調方式を用いた伝送システムの送信装置1100Cの構成を示すブロック図である。図28の送信装置1100Cは、図1の送信装置1100に比較して、多値振幅変調部1105の代わりに多値振幅変調部1300を備えたことを特徴とする。
換言すれば、第1の画素データを第1の送信データとして多値振幅変調の第1のビットに割り当て、差分情報を第2の送信データとして多値振幅変調の第2のビットに割り当てる場合、多値振幅変調信号の多値信号レベルの最大レベル及び最小レベルに対して、所定の2ビットのデータが対応するように多値振幅変調を行う。当該2ビットのデータは、所定の第1のビット値“1”の出現確率よりも高い出現確率を有する所定の第2のビット値“0”が、第2のビットに割り当てられたデータである。
換言すれば、多値振幅変調の第1のビットを第1の受信データに割り当て、多値振幅変調の第2のビットを第2の受信データに割り当てる場合、多値振幅変調信号の多値信号レベルの最大レベルと最小レベルの多値信号レベルに対して、所定の2ビットのデータが対応するように、多値振幅変調信号を第1から第2の受信データに復調する。当該所定の2ビットのデータは、所定の第1のビット値“1”の出現確率よりも高い出現確率を有する所定の第2のビット値“0”が、上記第2のビットに割り当てられたデータである。
図32は、本開示の第8の実施形態に係る4値振幅変調方式を用いた伝送システムの送信装置1100Dの構成を示すブロック図である。図32の送信装置1100Dは、図28の送信装置1100Cに比較して、差分算出部1107aの代わりに否定排他的論理和演算部1602を備え、さらに多値振幅変調部1300の代わりに多値振幅変調部1300Aを備えたことを特徴とする。図32において、否定排他的論理和演算部1602は、データ分離部1101により分離された第1の画素データA及び第2の画素データBを入力し、否定排他的論理和演算を行って差分情報B1を算出し、当該差分情報B1を第2の送信データとして多値振幅変調部1300Aに出力する。
換言すれば、第1の画素データを符号化処理したデータを第1の送信データとして多値振幅変調の第1のビットに割り当て、各差分情報に1もしくは複数の所定のビットを付加したデータを第2の送信データとして多値振幅変調の第2のビットに割り当てる場合、多値振幅変調信号の多値信号レベルの最大レベル及び最小レベルに対して、所定の2ビットのデータが対応するように多値振幅変調を行う。当該所定の2ビットのデータは、所定の第1のビット値“0”の出現確率よりも高い出現確率を有する所定の第2のビット値“1”が、第2のビットに割り当てられたデータである。
換言すれば、多値振幅変調の第1のビットを第1の受信データに割り当て、多値振幅変調の第2のビットを第2の受信データに割り当てる場合、多値振幅変調信号の多値信号レベルの最大レベルと最小レベルの多値信号レベルに対して、所定の2ビットのデータが対応するように、多値振幅変調信号を第1から第2の受信データに復調する。当該所定の2ビットのデータは、所定の第1のビット値“0”の出現確率よりも高い出現確率を有する所定の第2のビット値“1”が、上記第2のビットに割り当てられたデータである。
また、上述した第1から第8の実施形態および変形例の構成は、適宜組み合わせることができる。例えば、第3の実施形態の符号化部およびビット付加部を第1又は第2の実施形態の送信装置に適用してもよい。また、第3の実施形態の復号化部を第1又は第2の実施形態の受信装置に適用してもよい。また、第4の実施形態の減算部を第1又は第2の実施形態の送信装置に適用してもよい。また、第4の実施形態の復元部を第1又は第2の実施形態の受信装置に適用してもよい。また、第5の実施形態のグレイ符号変換部を他の実施形態および変形例の送信装置に適用してもよい。また、第5の実施形態のグレイ符号逆変換部を他の実施形態および変形例の受信装置に適用してもよい。また、第6の実施形態の遅延部および平均値算出部を他の実施形態および変形例の送信装置および受信部に適用してもよい。
以上の実施形態において、同一の水平ラインに含まれる(すなわち、横方向に隣接する)画素を1つのデータグループについて説明したが、本発明はこれに限らず図27に示すように同一の列に含まれる(すなわち、縦方向に隣接する)画素を1つのデータグループとしてもよい。例えば、第6の実施形態において、横方向に隣接する2つの画素のデータの平均値を求めることについて説明したが、縦方向に隣接する2つの画素のデータの平均値を求めてもよい。
また、以上の実施形態において、RGB信号の各色のデータをそれぞれ別の伝送路(計3本)で伝送し、各色のデータが1本の伝送路で伝送するデータが1画素あたり8ビットの場合について説明したが、本発明はこれに限らず、8を除く2以上の値を用いてもよい。さらに、以上の実施形態において、RGB信号を伝送する場合について説明したが、本発明はこれに限らず、輝度信号および色差信号を伝送する構成としてもよい。また、各画素の信号を1本または2本の伝送路にまとめて伝送してもよく、また4本以上の伝送路に分割して伝送してもよい。なお、画素データのビット数が符号化部1205の入力ビット数と異なる場合は、第1の画素データAと差分情報B1をそれぞれ符号化部1205の入力ビット数(8B10B符号化の場合は8ビット)ごとに区切り、この単位毎に符号化部1205における符号化処理、およびビット付加部1206におけるビット付加を行うこととしてもよい。
以上のように構成された上述の実施形態に係る伝送システムにおいては、映像データに対して1シンボルあたり2ビット又は3ビットの多値振幅変調を行って多値振幅変調信号を伝送する伝送システムについて説明した。しかしながら、本発明は上述した実施形態に限定されず、たとえば上述した実施形態の変形例として、映像データに従って、1シンボルあたり複数Nビットの多値振幅変調を行って多値振幅変調信号を生成して送信する送信装置および当該送信装置から送信された多値振幅変調信号を受信して映像データを復元する受信装置からなる伝送システムにも適用することができる。
上記多値振幅変調手段は、上記第2から第Nの送信データをそれぞれ、上記第1の画素データとの排他的論理和演算を行って変換し、第2から第Nの変換送信データを出力する排他的論理和回路と、上記割り当てられたNビットに従って多値振幅変調を行う多値変調部とを備えてもよい。
上記差分算出手段は、上記分離された第1から第Nの画素データのうちのn(2≦n≦N)番目の各第nの画素データと、上記各第nの画素データに対応する所定の各第nの基準データとの上記所定の(N−1)個の差分情報を算出してもよい。
上記各第nの基準データは上記各第nの画素データにそれぞれ隣接する各第(n−1)の画素データであり、上記差分算出手段は、上記各第nの画素データと上記各第(n−1)の画素データとの排他的論理和演算を行って、もしくは上記各第nの画素データから上記各第(n−1)の画素データを減算してそれぞれ上記所定の(N−1)個の差分情報を算出してもよい。
また、上記差分算出手段は、各第nの画素データにそれぞれ隣接する各第(n−1)の画素データ及び各第(n+1)の画素データとの平均値を算出して上記各第nの基準データとして出力する平均値算出部を備え、上記差分算出手段は、上記各第nの画素データから上記各第nの基準データを減算してそれぞれ上記所定の(N−1)個の差分情報を算出してもよい。
上記復元手段は、上記第2から第Nの変換受信データをそれぞれ、上記第1の受信データとの排他的論理和演算を行って、上記所定の(N−1)個の差分情報を算出する排他的論理和回路と、上記所定の(N−1)個の差分情報と上記第1から第Nの画素データを上記第2から第Nの画素データに復元して出力する復元部とを備えてもよい。
上記排他的論理和回路は、上記第1から第Nの画素データのうちのn(2≦n≦N)番目の各第nの画素データと、上記各第nの画素データに対応する各第nの基準データとの上記所定の(N−1)個の差分情報を算出してもよい。
上記各第nの基準データは、上記各第nの画素データにそれぞれ隣接する各第(n−1)の画素データであり、上記復元部は、上記各第nの画素データと上記各第(n−1)の画素データとの排他的論理和演算を行って、もしくは上記各第nの画素データと上記各第(n−1)の画素データとの加算を行って上記第2から第Nの画素データに復元して出力してもよい。
また、上記復元手段は、各第nの画素に隣接する各第(n−1)の画素のデータと各第(n+1)の画素のデータとの平均値を算出して上記復元部に出力する平均値算出部をさらに備え、上記復元部は、上記各第nの画素データと上記各第nの基準データとの加算を行って上記第2から第Nの画素データに復元して出力してもよい。
以上のように構成された上述の実施形態に係る伝送システムにおいては、映像データに対して1シンボルあたり2ビット又は3ビットの多値振幅変調を行って多値振幅変調信号を伝送する伝送システムについて説明した。しかしながら、本開示は上述した実施形態に限定されず、たとえば上述した実施形態の変形例として、映像データに従って、1シンボルあたり複数Nビットの多値振幅変調を行って多値振幅変調信号を生成して送信する送信装置および当該送信装置から送信された多値振幅変調信号を受信して映像データを復元する受信装置からなる伝送システムにも適用することができる。
当該映像データ送信装置は、
上記映像データを第1から第Nの画素データに分離するデータ分離部と、
上記分離された第1から第Nの画素データに基づいて所定の(N−1)個の差分情報を算出する差分算出部と、
上記第1の画素データ又は上記第1の画素データを符号化処理したデータを第1の送信データとして上記多値振幅変調の第1のビットに割り当て、上記各差分情報又は上記各差分情報に1もしくは複数の所定のビットを付加したデータを第2から第Nの送信データとしてそれぞれ上記多値振幅変調の第2から第Nのビットに割り当てる場合、上記多値振幅変調信号の多値信号レベルの最大レベルと最小レベルとの間の中間値を有する中間レベルに最も近い多値信号レベルに対して、所定のNビットのデータが対応するように多値振幅変調を行う多値振幅変調部とを備え、
上記所定のNビットのデータは、所定の第2のビット値の出現確率よりも低い出現確率を有する所定の第1のビット値が、上記第2から第Nのビットに割り当てられたデータである。
上記所定の第1のビット値は“1”であって、上記所定の第2のビット値は“0”であってもよい。
当該映像データ送信装置は、
上記映像データを第1から第Nの画素データに分離するデータ分離部と、
上記分離された第1から第Nの画素データに基づいて所定の(N−1)個の差分情報を算出する差分算出部と、
上記第1の画素データ又は上記第1の画素データを符号化処理したデータを第1の送信データとして上記多値振幅変調の第1のビットに割り当て、上記各差分情報又は上記各差分情報に1もしくは複数の所定のビットを付加したデータを第2から第Nの送信データとしてそれぞれ上記多値振幅変調の第2から第Nのビットに割り当てる場合、上記多値振幅変調信号の多値信号レベルの最大レベル及び最小レベルに対して、所定のNビットのデータが対応するように多値振幅変調を行う多値振幅変調部とを備え、
上記所定のNビットのデータは、所定の第1のビット値の出現確率よりも高い出現確率を有する所定の第2のビット値が、上記第2から第Nのビットに割り当てられたデータである。
上記所定の第1のビット値は“1”であって、上記所定の第2のビット値は“0”であってもよい。
また、上記差分算出部は、少なくとも排他的論理和又は減算を含む所定の演算を行って上記所定の(N−1)個の差分情報をそれぞれ算出してもよい。さらに、上記差分算出部は、上記分離された第1から第Nの画素データのうちのn(2≦n≦N)番目の各第nの画素データと、上記各第nの画素データに対応する所定の各第nの基準データとの上記所定の(N−1)個の差分情報を算出してもよい。またさらに、上記各第nの基準データは上記各第nの画素データにそれぞれ隣接する各第(n−1)の画素データであり、上記差分算出部は、上記各第nの画素データと上記各第(n−1)の画素データとの排他的論理和演算を行ってそれぞれ上記所定の(N−1)個の差分情報を算出をするかもしくは上記各第nの画素データから上記各第(n−1)の画素データを減算してそれぞれ上記所定の(N−1)個の差分情報を算出してもよい。
当該映像データ受信装置は、
上記多値振幅変調の第1のビットを第1の受信データに割り当て、上記多値振幅変調の第2から第Nのビットを第2から第Nの受信データに割り当てる場合、上記多値振幅変調信号の多値信号レベルの最大レベルと最小レベルとの間の中間値を有する中間レベルに最も近い多値信号レベルに対して、所定のNビットのデータが対応するように、上記多値振幅変調信号を上記第1から第Nの受信データに復調する多値振幅復調部と、
上記復調された第1の受信データと、所定の(N−1)個の差分情報である上記第2から第Nの受信データとに基づいて第2から第Nの画素データに復元する復元部とを備え、
上記所定のNビットのデータは、所定の第2のビット値の出現確率よりも低い出現確率を有する所定の第1のビット値が上記第2から第Nのビットに割り当てられたデータである。
上記所定の第1のビット値は“1”であって、上記所定の第2のビット値は“0”であってもよい。
当該映像データ受信装置は、
上記多値振幅変調の第1のビットを第1の受信データに割り当て、上記多値振幅変調の第2から第Nのビットを第2から第Nの受信データに割り当てる場合、上記多値振幅変調信号の多値信号レベルの最大レベルと最小レベルの多値信号レベルに対して、所定のNビットのデータが対応するように、上記多値振幅変調信号を上記第1から第Nの受信データに復調する多値振幅復調部と、
上記復調された第1の受信データと、所定の(N−1)個の差分情報である上記第2から第Nの受信データとに基づいて第2から第Nの画素データに復元する復元部とを備え、
上記所定のNビットのデータは、所定の第1のビット値の出現確率よりも高い出現確率を有する所定の第2のビット値が、上記第2から第Nのビットに割り当てられたデータである。
上記所定の第1のビット値は“1”であって、上記所定の第2のビット値は“0”であってもよい。
上記映像データを第1から第Nの画素データに分離し、
上記分離された第1から第Nの画素データに基づいて所定の(N−1)個の差分情報をそれぞれ算出し、
上記第1の画素データに対して符号化処理を行って第1の送信データとして出力し、
上記第1の送信データを上記多値振幅変調の第1のビットに割り当て、上記各差分情報又は上記各差分情報に1もしくは複数の所定のビットを付加したデータを第2から第Nの送信データとしてそれぞれ上記多値振幅変調の第2から第Nのビットに割り当てる場合、上記多値振幅変調信号の多値信号レベルの最大レベルと最小レベルとの間の中間値を有する中間レベルに最も近い多値信号レベルに対して、所定のNビットのデータが対応するように多値振幅変調を行うことを含み、
上記所定のNビットのデータは、所定の第2のビット値の出現確率よりも低い出現確率を有する所定の第1のビット値が、上記第2から第Nのビットに割り当てられたデータである。
上記多値振幅変調の第1のビットを第1の受信データに割り当て、上記多値振幅変調の第2から第Nのビットを第2から第Nの受信データに割り当てる場合、上記多値振幅変調信号の多値信号レベルの最大レベルと最小レベルとの間の中間値を有する中間レベルに最も近い多値信号レベルに対して、所定のNビットのデータが対応するように、上記多値振幅変調信号を上記第1から第Nの受信データに復調し、
上記第1の受信データに対して復号化処理を行って上記第1の画素データとして出力し、
上記復調された第1の受信データと、所定の(N−1)個の差分情報である上記第2から第Nの受信データとに基づいて第2から第Nの画素データに復元することを含み、
上記所定のNビットのデータは、所定の第2のビット値の出現確率よりも低い出現確率を有する所定の第1のビット値が、上記第2から第Nのビットに割り当てられたデータである。
当該映像データ送信装置は、
上記映像データを第1から第Nの画素データに分離するデータ分離部と、
上記分離された第1から第Nの画素データに基づいて、少なくとも否定排他的論理和を含む演算を行って、所定の(N−1)個の差分情報を算出する差分算出部と、
上記第1の画素データ又は上記第1の画素データを符号化処理したデータを第1の送信データとして上記多値振幅変調の第1のビットに割り当て、上記各差分情報又は上記各差分情報に1もしくは複数の所定のビットを付加したデータを第2から第Nの送信データとしてそれぞれ上記多値振幅変調の第2から第Nのビットに割り当てる場合、上記多値振幅変調信号の多値信号レベルの最大レベルと最小レベルとの間の中間値を有する中間レベルに最も近い多値信号レベルに対して、所定のNビットのデータが対応するように多値振幅変調を行う多値振幅変調部とを備え、
上記所定のNビットのデータは、所定の第2のビット値の出現確率よりも低い出現確率を有する所定の第1のビット値が、上記第2から第Nのビットに割り当てられたデータである。
当該映像データ送信装置は、
上記映像データを第1から第Nの画素データに分離するデータ分離部と、
上記分離された第1から第Nの画素データに基づいて、少なくとも否定排他的論理和を含む演算を行って、所定の(N−1)個の差分情報を算出する差分算出部と、
上記第1の画素データ又は上記第1の画素データ符号化処理したデータを第1の送信データとして上記多値振幅変調の第1のビットに割り当て、上記各差分情報又は上記各差分情報に1もしくは複数の所定のビットを付加したデータを第2から第Nの送信データとしてそれぞれ上記多値振幅変調の第2から第Nのビットに割り当てる場合、上記多値振幅変調信号の多値信号レベルの最大レベル及び最小レベルに対して、所定のNビットのデータが対応するように多値振幅変調を行う多値振幅変調部とを備え、
上記所定のNビットのデータは、所定の第1のビット値の出現確率よりも高い出現確率を有する所定の第2のビット値が、上記第2から第Nのビットに割り当てられたデータである。
2100,2100A,2200,4200,2100B,2500,2200A,2200B…受信装置、
1101,1101A,1201…データ分離部、
1102a,1102b…排他的論理和演算部、
1103a,2102a…排他的論理和回路、
1104,1104A…多値振幅変調信号生成部、
1105,1106,1300,1300A…多値振幅変調部、
1107a,1107b…差分算出部、
1111a,1111b…パラレル/シリアル変換部、
1112…振幅加算部、
1113…否定排他的論理和回路、
1602…否定排他的論理和演算部、
2103a,2103b,2203,2204…復元部、
2104,2104A…データ結合部、
2105a,2105b,2106,2107,2108…復元手段、
2101,2101A…多値復調部、
2111…識別部、
2112a,2112b…シリアル/パラレル変換部、
2301,2301A…多値振幅復調部、
2400,2400A…多値振幅復調部、
2602…否定排他的論理和回路、
1205…符号化部、
1206…ビット付加部、
2205…復号化部、
4102…減算部、
1507…グレイ符号化変換部、
2506…グレイ符号逆変換部、
1508,1607,2506,2507,2606…遅延部、
1509,2508…平均値算出部。
Claims (29)
- 映像信号、もしくはこれを構成する色信号、または輝度信号及び色差信号のデータである映像データに従って、1シンボルあたり複数Nビットの多値振幅変調を行って多値振幅変調信号を生成して送信する映像データ送信装置において、
上記映像データを第1から第Nの画素データに分離するデータ分離部と、
上記分離された第1から第Nの画素データに基づいて所定の(N−1)個の差分情報を算出する差分算出部と、
上記第1の画素データ又は上記第1の画素データを符号化処理したデータを第1の送信データとして上記多値振幅変調の第1のビットに割り当て、上記各差分情報又は上記各差分情報に1もしくは複数の所定のビットを付加したデータを第2から第Nの送信データとしてそれぞれ上記多値振幅変調の第2から第Nのビットに割り当てる場合、上記多値振幅変調信号の多値信号レベルの最大レベルと最小レベルとの間の中間値を有する中間レベルに最も近い多値信号レベルに対して、所定のNビットのデータが対応するように多値振幅変調を行う多値振幅変調部とを備え、
上記所定のNビットのデータは、所定の第2のビット値の出現確率よりも低い出現確率を有する所定の第1のビット値が上記第2から第Nのビットに割り当てられたデータである映像データ送信装置。 - 上記所定の第1のビット値は“1”であって、上記所定の第2のビット値は“0”である請求項1記載の映像データ送信装置。
- 映像信号、もしくはこれを構成する色信号、または輝度信号及び色差信号のデータである映像データに従って、1シンボルあたり複数Nビットの多値振幅変調を行って多値振幅変調信号を生成して送信する映像データ送信装置において、
上記映像データを第1から第Nの画素データに分離するデータ分離部と、
上記分離された第1から第Nの画素データに基づいて所定の(N−1)個の差分情報を算出する差分算出部と、
上記第1の画素データ又は上記第1の画素データを符号化処理したデータを第1の送信データとして上記多値振幅変調の第1のビットに割り当て、上記各差分情報又は上記各差分情報に1もしくは複数の所定のビットを付加したデータを第2から第Nの送信データとしてそれぞれ上記多値振幅変調の第2から第Nのビットに割り当てる場合、上記多値振幅変調信号の多値信号レベルの最大レベル及び最小レベルに対して、所定のNビットのデータが対応するように多値振幅変調を行う多値振幅変調部とを備え、
上記所定のNビットのデータは、所定の第1のビット値の出現確率よりも高い出現確率を有する所定の第2のビット値が上記第2から第Nのビットに割り当てられたデータである映像データ送信装置。 - 上記所定の第1のビット値は“1”であって、上記所定の第2のビット値は“0”である請求項3記載の映像データ送信装置。
- 上記多値振幅変調部は、上記第1の画素データに対して符号化処理を行って上記第1の送信データとして出力する符号化部を備えた請求項1〜4のうちのいずれか1つに記載の映像データ送信装置。
- 上記多値振幅変調部は、上記符号化処理によって、上記第1の画素データのビット数よりも上記第1の送信データのビット数が大きくなる場合、上記各差分情報のビット数が上記第1の送信データのビット数と同数となるように1又は複数の所定のビットを上記各差分情報に付加し、上記第2から第Nの送信データとして出力するビット付加部をさらに備えた請求項5記載の映像データ送信装置。
- 上記多値振幅変調部は、
上記第2から第Nの送信データをそれぞれ、上記第1の送信データとの排他的論理和演算を行って第2から第Nの変換送信データに変換して出力する排他的論理和回路と、
上記第1の送信データ及び第2から第Nの変換送信データに基づいて多値振幅変調信号を生成する多値振幅変調信号生成部とを備えた請求項5又は6記載の映像データ送信装置。 - 上記差分算出部は、少なくとも排他的論理和又は減算を含む所定の演算を行って上記所定の(N−1)個の差分情報をそれぞれ算出する請求項1〜7のうちのいずれか1つに記載の映像データ送信装置。
- 上記差分算出部は、上記分離された第1から第Nの画素データのうちのn(2≦n≦N)番目の各第nの画素データと、上記各第nの画素データに対応する所定の各第nの基準データとの上記所定の(N−1)個の差分情報を算出する請求項1〜8のうちのいずれか1つに記載の映像データ送信装置。
- 上記各第nの基準データは上記各第nの画素データにそれぞれ隣接する各第(n−1)の画素データであり、
上記差分算出部は、上記各第nの画素データと上記各第(n−1)の画素データとの排他的論理和演算を行ってそれぞれ上記所定の(N−1)個の差分情報を算出する請求項9記載の映像データ送信装置。 - 上記各第nの基準データは上記各第nの画素データにそれぞれ隣接する各第(n−1)の画素データであり、
上記差分算出部は、上記各第nの画素データから上記各第(n−1)の画素データを減算してそれぞれ上記所定の(N−1)個の差分情報を算出する請求項9記載の映像データ送信装置。 - 上記差分算出部は、各第nの画素データにそれぞれ隣接する各第(n−1)の画素データ及び各第(n+1)の画素データとの平均値を算出して上記各第nの基準データとして出力する平均値算出部を備え、
上記差分算出部は、上記各第nの画素データから上記各第nの基準データを減算してそれぞれ上記所定の(N−1)個の差分情報を算出する請求項9記載の映像データ送信装置。 - 2進表記の映像データをグレイ符号表記に変換し、上記映像データとして上記データ分離部に出力するグレイ符号変換部をさらに備えた請求項1〜12のうちのいずれか1つに記載の映像データ送信装置。
- 映像信号、もしくはこれを構成する色信号、または輝度信号及び色差信号のデータである映像データに従って、1シンボルあたり複数Nビットの多値振幅変調を行って送信された多値振幅変調信号を受信して復調し復元する映像データ受信装置において、
上記多値振幅変調の第1のビットを第1の受信データに割り当て、上記多値振幅変調の第2から第Nのビットを第2から第Nの受信データに割り当てる場合、上記多値振幅変調信号の多値信号レベルの最大レベルと最小レベルとの間の中間値を有する中間レベルに最も近い多値信号レベルに対して、所定のNビットのデータが対応するように、上記多値振幅変調信号を上記第1から第Nの受信データに復調する多値振幅復調部と、
上記復調された第1の受信データと、所定の(N−1)個の差分情報である上記第2から第Nの受信データとに基づいて第2から第Nの画素データに復元する復元部とを備え、
上記所定のNビットのデータは、所定の第2のビット値の出現確率よりも低い出現確率を有する所定の第1のビット値が上記第2から第Nのビットに割り当てられたデータである映像データ受信装置。 - 上記所定の第1のビット値は“1”であって、上記所定の第2のビット値は“0”である請求項14記載の映像データ受信装置。
- 映像信号、もしくはこれを構成する色信号、または輝度信号及び色差信号のデータである映像データに従って、1シンボルあたり複数Nビットの多値振幅変調を行って送信された多値振幅変調信号を受信して復調し復元する映像データ受信装置において、
上記多値振幅変調の第1のビットを第1の受信データに割り当て、上記多値振幅変調の第2から第Nのビットを第2から第Nの受信データに割り当てる場合、上記多値振幅変調信号の多値信号レベルの最大レベルと最小レベルの多値信号レベルに対して、所定のNビットのデータが対応するように、上記多値振幅変調信号を上記第1から第Nの受信データに復調する多値振幅復調部と、
上記復調された第1の受信データと、所定の(N−1)個の差分情報である上記第2から第Nの受信データとに基づいて第2から第Nの画素データに復元する復元部とを備え、
上記所定のNビットのデータは、所定の第1のビット値の出現確率よりも高い出現確率を有する所定の第2のビット値が上記第2から第Nのビットに割り当てられたデータである映像データ受信装置。 - 上記所定の第1のビット値は“1”であって、上記所定の第2のビット値は“0”である請求項16記載の映像データ受信装置。
- 上記多値振幅復調部は、上記第1の受信データに対して復号化処理を行って第1の画素データとして出力する復号化部を備えた請求項14〜17のうちのいずれか1つに記載の映像データ受信装置。
- 上記多値振幅復調部は、
上記多値振幅変調信号に基づいて第1の受信データ及び第2から第Nの変換受信データを復調する多値復調部と、
上記第2から第Nの変換受信データをそれぞれ、上記第1の受信データとの排他的論理和演算を行って変換し、上記第2から第Nの受信データとして出力する排他的論理和回路とを備えた請求項18記載の映像データ受信装置。 - 上記復元部は、上記第1から第Nの受信データのうちのn(2≦n≦N)番目の各第nの受信データと、上記各第nの受信データに対応する各第nの基準データとの演算を行って上記第2から第Nの画素データを復元する請求項14〜19のうちのいずれか1つに記載の映像データ受信装置。
- 上記各第nの基準データは、上記各第nの画素データにそれぞれ隣接する各第(n−1)の画素データであり、
上記復元部は、上記各第nの受信データと上記各第(n−1)の画素データとの排他的論理和演算を行って上記第2から第Nの画素データに復元して出力する請求項20記載の映像データ受信装置。 - 上記各第nの基準データは上記各第nの画素データにそれぞれ隣接する各第(n−1)の画素データであり、
上記復元部は、上記各第nの受信データと上記各第(n−1)の画素データとの加算を行って上記第2から第Nの画素データに復元して出力する請求項20記載の映像データ受信装置。 - 上記映像データ受信装置は、各第nの画素データに隣接する各第(n−1)の画素データと各第(n+1)の画素データとの平均値を算出し、第nの基準データとして上記復元部に出力する平均値算出部をさらに備え、
上記復元部は、上記各第nの受信データと上記各第nの基準データとの加算を行って上記第2から第Nの画素データに復元して出力する請求項20記載の映像データ受信装置。 - 上記第1から第Nの画素データを元の順序に並べて出力するデータ結合部をさらに備えた請求項14〜23のうちのいずれか1つに記載の映像データ受信装置。
- 上記データ結合部から出力されるグレイ符号表記されたデータを2進表記に変換するグレイ符号逆変換部とをさらに備えた請求項24記載の映像データ受信装置。
- 映像信号、もしくはこれを構成する色信号、または輝度信号及び色差信号のデータである映像データに従って、1シンボルあたり複数Nビットの多値振幅変調を行って多値振幅変調信号を生成して送信する映像データ送信方法において、
上記映像データを第1から第Nの画素データに分離し、
上記分離された第1から第Nの画素データに基づいて所定の(N−1)個の差分情報をそれぞれ算出し、
上記第1の画素データに対して符号化処理を行って第1の送信データとして出力し、
上記第1の送信データを上記多値振幅変調の第1のビットに割り当て、上記各差分情報又は上記各差分情報に1もしくは複数の所定のビットを付加したデータを第2から第Nの送信データとしてそれぞれ上記多値振幅変調の第2から第Nのビットに割り当てる場合、上記多値振幅変調信号の多値信号レベルの最大レベルと最小レベルとの間の中間値を有する中間レベルに最も近い多値信号レベルに対して、所定のNビットのデータが対応するように多値振幅変調を行うことを含み、
上記所定のNビットのデータは、所定の第2のビット値の出現確率よりも低い出現確率を有する所定の第1のビット値が上記第2から第Nのビットに割り当てられたデータである映像データ送信方法。 - 映像信号、もしくはこれを構成する色信号、または輝度信号及び色差信号のデータである映像データに従って、1シンボルあたり複数Nビットの多値振幅変調を行って送信された多値振幅変調信号を受信して復調し復元する映像データ受信方法において、
上記多値振幅変調の第1のビットを第1の受信データに割り当て、上記多値振幅変調の第2から第Nのビットを第2から第Nの受信データに割り当てる場合、上記多値振幅変調信号の多値信号レベルの最大レベルと最小レベルとの間の中間値を有する中間レベルに最も近い多値信号レベルに対して、所定のNビットのデータが対応するように上記多値振幅変調信号を上記第1から第Nの受信データに復調し、
上記第1の受信データに対して復号化処理を行って上記第1の画素データとして出力し、
上記第1の画素データと、所定の(N−1)個の差分情報である上記第2から第Nの受信データとに基づいて第2から第Nの画素データに復元することを含み、
上記所定のNビットのデータは、所定の第2のビット値の出現確率よりも低い出現確率を有する所定の第1のビット値が上記第2から第Nのビットに割り当てられたデータである映像データ受信方法。 - 映像信号、もしくはこれを構成する色信号、または輝度信号及び色差信号のデータである映像データに従って、1シンボルあたり複数Nビットの多値振幅変調を行って多値振幅変調信号を生成して送信する映像データ送信装置において、
上記映像データを第1から第Nの画素データに分離するデータ分離部と、
上記分離された第1から第Nの画素データに基づいて、少なくとも否定排他的論理和を含む演算を行って、所定の(N−1)個の差分情報を算出する差分算出部と、
上記第1の画素データ又は上記第1の画素データを符号化処理したデータを第1の送信データとして上記多値振幅変調の第1のビットに割り当て、上記各差分情報又は上記各差分情報に1もしくは複数の所定のビットを付加したデータを第2から第Nの送信データとしてそれぞれ上記多値振幅変調の第2から第Nのビットに割り当てる場合、上記多値振幅変調信号の多値信号レベルの最大レベルと最小レベルとの間の中間値を有する中間レベルに最も近い多値信号レベルに対して、所定のNビットのデータが対応するように多値振幅変調を行う多値振幅変調部とを備え、
上記所定のNビットのデータは、所定の第2のビット値の出現確率よりも低い出現確率を有する所定の第1のビット値が上記第2から第Nのビットに割り当てられたデータである映像データ送信装置。 - 映像信号、もしくはこれを構成する色信号、または輝度信号及び色差信号のデータである映像データに従って、1シンボルあたり複数Nビットの多値振幅変調を行って多値振幅変調信号を生成して送信する映像データ送信装置において、
上記映像データを第1から第Nの画素データに分離するデータ分離部と、
上記分離された第1から第Nの画素データに基づいて、少なくとも否定排他的論理和を含む演算を行って、所定の(N−1)個の差分情報を算出する差分算出部と、
上記第1の画素データ又は上記第1の画素データ符号化処理したデータを第1の送信データとして上記多値振幅変調の第1のビットに割り当て、上記各差分情報又は上記各差分情報に1もしくは複数の所定のビットを付加したデータを第2から第Nの送信データとしてそれぞれ上記多値振幅変調の第2から第Nのビットに割り当てる場合、上記多値振幅変調信号の多値信号レベルの最大レベル及び最小レベルに対して、所定のNビットのデータが対応するように多値振幅変調を行う多値振幅変調部とを備え、
上記所定のNビットのデータは、所定の第1のビット値の出現確率よりも高い出現確率を有する所定の第2のビット値が上記第2から第Nのビットに割り当てられたデータである映像データ送信装置。
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