JP6074473B2 - 制御装置、放射線検出器、それらの制御方法、および放射線撮影システム - Google Patents

制御装置、放射線検出器、それらの制御方法、および放射線撮影システム Download PDF

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Description

本発明は、放射線撮影システム及び中継器の選択方法に関する。
対象物に放射線(例えば、X線)を照射し、当該対象物を透過した放射線の強度分布を検出して対象物の放射線画像を撮影する放射線撮影システムが知られている。このようなシステムは、医療分野・産業分野等で広く利用されている。
このような撮影では、特許文献1に示されるような半導体センサが用いられる場合がある。半導体センサを用いた場合、従来の感光性フィルムを用いる撮影に比べて非常に広いダイナミックレンジが得られるため、放射線の露光量の変動に影響されない放射線画像を得ることができる。また、従来の感光性フィルム方式と異なり、化学処理がいらず、即時的に出力画像を得ることができる。半導体センサを用いた撮影システムは、画像を取得する放射線画像撮影部と、撮影部の画像取得を制御し、撮影された画像をモニタ上に表示するための制御部とに大別される。
近年、より迅速かつ広範囲な部位の撮影を可能にするため、薄型で軽量な可搬型の撮影部(電子カセッテとも言う)が求められている。これまで、即時的に画像表示するため、撮影部と制御部との間には高速通信用のケーブルが用いられていた。しかし、このようなケーブルは、可搬型の撮影部を移動させる際や撮影部を所望の姿勢に設置する際に邪魔であり、操作性を損ねてしまう。そこで、無線による通信性能の向上も相まって、特許文献2に示されるようなワイヤレス型の電子カセッテも提案されている。
特開平8−116044号公報 特開2003−210444号公報
所望の撮影形態に合わせて電子カセッテを被検者に位置決めするため、種々の架台がある。立位状態での胸部撮影用のスタンドや横臥状態での撮影台などがそれに該当する。それぞれの架台は、電子カセッテを装着するための収納部を有している。収納部は、放射線発生装置に対して、電子カセッテの位置が正確に合わせられるように保持する。
ここで、収納部は、一般に、電子カセッテを内包するような金属製の筐体で構成される場合が多い。金属製の筐体は、電子カセッテに内蔵された無線アンテナと、制御部に接続された外部配置の無線通信部との間の無線通信性能を劣化させる要素となってしまう。
また、このような外部配置の無線通信部は、一般に、一台のみ設けられており、複数の中からいずれかを選択して、電子カセッテと制御部との間で無線通信を行なうような構成はなかった。
そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、電子カセッテ(検出器)の使用形態や装着先架台を判定し、その結果に基づいて複数の中継器の内のいずれかを選択する技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一態様による制御装置は、以下の構成を有する。すなわち、放射線検出器により撮影された放射線画像を中継器を介した無線通信により取得する制御装置であって、前記放射線検出器を撮影のための姿勢に保持する保持部に前記放射線検出器が装着されたか否かを検知する検知手段と、前記検知手段の検知結果に基づいて、前記無線通信に用いる中継器を選択する選択手段と、を有する。
本発明によれば、電子カセッテ(検出器)の使用形態や架台装着を判定し、その結果に基づいて検出器が無線通信する中継器を選択することができる。
本発明の一実施の形態に係わる放射線撮影システムの概略構成の一例を示す図。 図1に示す電子カセッテ1の構成の一例を示す図。 図1に示す制御部4の動作の一例を示すフローチャート。 実施形態2に係わる電子カセッテ1の構成の一例を示す図である。 実施形態2に係わる電子カセッテ1の動作の一例を示すフローチャート。 実施形態3に係わる放射線撮影システムの概略構成の一例を示す図。 実施形態2に係わる制御部4の動作の一例を示すフローチャート。
以下、本発明の一実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態においては、放射線としてX線を適用した場合を例に挙げて説明するが、放射線は、X線に限られず、例えば、電磁波やα線、β線、γ線などであってもよい。
(実施形態1)
図1は、本発明の一実施の形態に係わる放射線撮影システム(以下、X線撮影システムと呼ぶ)の概略構成の一例を示す図である。
一般に、X線撮影を行なう施設は、放射線管理区域を分けるため、撮影室Rと操作室Cとに分けられる。撮影室Rでは、X線撮影が行なわれ、操作室Cでは、撮影操作や画像確認の作業が行なわれる。そのため、電子カセッテ1及びX線発生装置3は、撮影室R内に設けられ、制御部(制御装置)4及びモニタ5は、操作室C内に設けられる。撮影室R内には、無線中継器(14、24、31)が設置される。これは、撮影室R内の電子カセッテ1と制御部4との間での無線通信を実現するためである。無線中継器(14、24、31)は、予め設定された無線仕様に従って電子カセッテ1と無線通信を行なう。
ここで、X線発生装置3は、放射線発生部として機能する。具体的には、X線管球を有し、被写体(すなわち、被検者)に向けてX線を照射する。
電子カセッテ(以下、カセッテと略す場合もある)1は、被写体を透過したX線を検出し、当該被写体に基づくX線画像(放射線画像)を取得する検出器として機能する。電子カセッテ1は、図2に示すように、X線検出センサ2を内蔵しており、被写体を透過したX線は、例えば、二次元の格子状に配列された光電変換素子によって検出される。また、電子カセッテ1には、X線検出センサ2に加え、電気回路6、バッテリ部7、無線通信回路8、等が内蔵される。電気回路6は、X線検出センサ2の駆動や読み出し等の撮影動作を制御するとともに、制御部4と通信を行なう。バッテリ部7は、電子カセッテ1の各部に電力を供給する。無線通信回路8は、アンテナを有し、制御部4との間で制御信号や画像信号を授受する。
ここで、制御部4は、1又は複数のコンピュータを含んで構成される。コンピュータには、例えば、CPU等の主制御手段、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等の記憶手段が具備される。また、コンピュータには、ネットワークカード等の通信手段、キーボード、ディスプレイ又はタッチパネル等の入出力手段等、が具備されていてもよい。なお、これら各構成手段は、バス等により接続され、主制御手段が記憶手段に記憶されたプログラムを実行することで制御される。
制御部4においては、X線撮影システムにおける処理を統括制御する。制御部4は、例えば、電子カセッテ1による撮影動作を制御し、電子カセッテ1により撮影された画像をモニタ5に表示させる。
ここで、X線画像の撮影に際しては、電子カセッテ1と被検者との位置関係を調整する必要がある。この位置関係の調整は、撮影する部位や被検者の状態に応じて行なわれる。電子カセッテ1を被検者に対して位置決めした状態を一定に維持するため、種々の架台が使用される。
電子カセッテ1は、スタンド(立位架台)10や撮影台(臥位テーブル)20等の架台に装着して使用される他、単体で可搬可能に使用される(図1の場合、可搬可能に使用されている)。電子カセッテ1がスタンド10や撮影台20に装着された場合には、それぞれの姿勢に保持された状態でX線撮影が行なわれる。例えば、電子カセッテ1がスタンド10に装着された場合、胸部等の撮影が立位で行なわれる(立位撮影)。また、例えば、電子カセッテ1が撮影台20に装着された場合には、胸部や腹部等の撮影が臥位(横臥した姿勢)した状態で行なわれる(仰臥撮影)。これら架台各々には、X線発生装置3に対して電子カセッテ1を正確に位置決めするため、電子カセッテ1を着脱可能に収納する収納部11及び21が設けられる。
収納部11及び21は、電子カセッテ1を内包する筐体構造を有しており、X線が入射される面が開口している。収納部11及び21は、X線の透過性の良い部材で形成されている。筐体自体は、X線入射方向の後方側にX線が漏れ難くするため、例えば、強度の高い鋼材が使用される。
電子カセッテ1は、このような鋼材により形成された筐体(すなわち、金属製)に内包されるため、電子カセッテ1に内蔵されたアンテナの無線路が狭まってしまう。また、電磁的には開口しているX線入射側には、X線検出センサ2やそれを機械的に包含する構造体が位置し、また、図示しない散乱線を除去するためのグリッドやX線の照射量を制御するフォトタイマなども配置される。これも、無線路を狭める要因となる。そのため、電子カセッテ1を収納部11及び21に格納した場合、無線転送性能が劣化してしまう。そこで、本実施形態においては、架台内部(収納部11及び21の筐体と同一空間内)及び架台外部の両方に無線中継器を配置する。
スタンド10は、台座部12が支柱13に対して上下に移動可能となっている。電子カセッテ1を内包する収納部11は、台座部12に取り付けられる。台座部12内部には、収納部11の内部と連続した空間が形成されており、無線中継器14が配置される。無線中継器14は、ケーブル15を介して操作室C内の制御部4に接続される。
撮影台20は、被検者Sが乗る天板22とそれを支持する架台部23とを具備して構成される。架台部23の上部且つ天板22の下部には、電子カセッテ1を保持する収納部21が設けられる。収納部21内部の下方には、無線中継器24が配置される。無線中継器24は、ケーブル25を介して操作室C内の制御部4に接続される。
また、電子カセッテ1は、撮影台20の天板22上で可搬可能に使用される。この場合、電子カセッテ1(無線通信回路8)は、撮影室R内の天井に配置された架台外部の無線中継器31と通信を行なう。無線中継器31は、ケーブル32を介して操作室C内の制御部4に接続される。電子カセッテ1には、無線のチャネル情報やアドレス情報などの通信設定が予め登録されており、電子カセッテ1は、この通信設定に基づいて通信を行なう。各無線中継器も、この通信設定に基づき通信を行なう。
架台各々(スタンド10、撮影台20)には、電子カセッテ1の装着を検知する装着検知部16及び26がそれぞれ設けられている。装着検知部16及び26は、その検知情報を制御部4に通知できるように、制御部4に接続されている。ここで、制御部4には、機能的な構成として、判定部81と、中継器選択部82と、通信制御部83と、通信設定部84とが設けられる。なお、通信設定部84については、実施形態1では触れず、実施形態2及び3において説明する。
判定部81は、電子カセッテ1の使用形態又はいずれの架台に装着されているかを判定する。この判定は、架台から受け取った検知情報や、中継器の内のいずれかを介した電子カセッテ1からの接続要求に基づいて行なわれる。中継器選択部82は、その判定結果に基づいていずれかの無線中継器を選択する。通信制御部83は、当該選択された中継器を介して電子カセッテ1との間の通信を制御する。これにより、制御部4においては、無線中継器を自動的に切り替えて通信を行なう。なお、判定部81においていずれの架台から検知情報を受け取ったか判定する際には、例えば、複数の架台からの検知情報を各ビットに割り当てることで判定すればよい。また、判定部81は、架台の装着を検知した旨の検知情報がない場合に接続要求を受け取った時には、電子カセッテ1が撮影台20の天板22上で可搬状態で使用されていると判定する。この場合、中継器選択部82では、天井に配置された無線中継器31を選択する。
次に、図3を用いて、図1に示す制御部4における動作の一例について説明する。ここでは、X線撮影を行なう場合の動作について説明する。
X線画像の撮影を行なう場合、操作者は、RIS(Radiology Information Systems)等の情報から撮影オーダーを取得し、その撮影手技に適応するように電子カセッテ1を該当の架台に設置する。すると、装着検知部16及び26のいずれかにおいて、架台への装着が検知され、その旨を示す検知情報が制御部4に向けて送られる。
検知情報を受信した制御部4は、判定部81において、電子カセッテ1が装着された架台を判定する(S101でYES)。判定の結果、電子カセッテ1が装着された架台がスタンド10であれば(S103でスタンド)、制御部4は、中継器選択部82において、スタンド10内部に設けられた無線中継器14を選択する(S104)。また、装着された架台が撮影台20であれば(S103で撮影台)、制御部4は、中継器選択部82において、撮影台20内部に設けられた無線中継器24を選択する(S105)。
一方、検知情報の受信がない状態で接続要求が送られてきた場合(S101でNOの後、S102でYES)、制御部4は、判定部81において、電子カセッテ1が可搬状態で使用されていると判定する。この場合、制御部4は、中継器選択部82において、電子カセッテ可搬使用時(架台外部)の無線中継器31を選択する(S106)。このようにして中継器の選択が済むと、制御部4は、当該選択した中継器を介して電子カセッテ1との間の通信を開始する(S107)。
以上説明したように実施形態1によれば、電子カセッテ1の使用形態又は電子カセッテ1が装着された架台を判定し、その判定結果に応じて複数の中継器の内のいずれか選択して通信を行なう。これにより、電子カセッテ1と制御部4との間における無線通信の品質を向上させられる。例えば、電子カセッテ1が架台に装着された状態においても、安定した無線通信路を確保できる。なお、同時に動作する無線中継器は一つであるので、無線通信が混信することもない。
(実施形態2)
次に、実施形態2について説明する。実施形態2においては、電子カセッテ1が複数設けられる場合について説明する。
図4は、実施形態2に係わる電子カセッテ1の構成の一例を示す図である。
電子カセッテ1には、複数のスイッチ41(この場合、2個)から構成される架台装着検知部42が設けられる。スタンド10や撮影台20の収納部11及び21には、その内部に突起部51が形成されている。突起部51は、スイッチ41を押圧可能な位置に配され、また、収納部毎にその形状が異なる。そのため、電子カセッテ1のスイッチ41は、収納部11及び21によって異なるスイッチ41が押圧される。これにより、電子カセッテ1においては、スイッチ41の押圧状態に基づいて装着先の架台を検知できる。なお、制御部4においては、実施形態1同様に、架台側に設けられた装着検知部16及び26からの検知情報に基づいて、電子カセッテ1が装着された架台を検知できる。
電子カセッテ1には、実施形態1を説明した図2に示す構成の他、メモリ45が設けられる。メモリ45は、各種情報を保持する検出器側保持手段として機能し、対応情報や通信設定情報を保持する。対応情報には、スイッチ41と架台等とを関係付けた情報が保持される。
また、通信設定情報には、電子カセッテ1の使用形態毎に最適な無線中継器とそれぞれに固有の通信設定(例えば、フレームレート等の情報)とが保持される。この情報は、電子カセッテ1と制御部4との双方で持つ。図4に示す通信設定情報によると、例えば、電子カセッテ1は、スタンド10に装着されている旨検知すると、無線中継器としてAP1を選択し、無線通信設定aに従った通信を行なう。また、例えば、電子カセッテ1は、撮影台20に装着されている旨検知すると、無線中継器としてAP2を選択し、無線通信設定bに従った通信を行なう。また、架台への装着が検知されない場合は、電子カセッテ1は、無線中継器としてAP3を選択し、無線通信設定cに従って通信を行なう。
なお、これら情報は、例えば、制御部4側のソフトウェアを用いて設定すればよい。例えば、有線等の別の通信手段を介して、制御部4から電子カセッテ1側に設定情報を提供すればよい。これにより、制御部4と電子カセッテ1との複数の組み合わせにおいても間違った設定を防ぐことができる。
電子カセッテ1の電気回路6には、機能的な構成として、カセッテ側判定部91と、カセッテ側中継器選択部92と、カセッテ側通信設定部93と、カセッテ側通信制御部94とが具備される。カセッテ側判定部91は、検出器側判定手段として機能し、電子カセッテ1の使用形態又はいずれの架台に装着されているかを判定する。この判定は、スイッチ41からの押圧情報や、無線通信回路8における通信動作に係わる情報(接続処理の開始等)を用いて、上述した対応情報を参照することにより行なわれる。
カセッテ側中継器選択部92は、検出器側中継器選択手段として機能し、カセッテ側判定部91による判定結果に基づいていずれかの無線中継器を選択する。また、カセッテ側通信設定部93は、検出器側通信設定手段として機能し、カセッテ側判定部91の判定結果に基づいて通信設定(中継器及びフレームレート等の設定)を行なう。この設定には、上述した通信設定情報が用いられる。カセッテ側通信制御部94は、検出器側通信制御手段として機能し、カセッテ側中継器選択部92により選択された中継器を介して、カセッテ側通信設定部93により設定された通信設定に従った通信を実行する。
また、制御部4にも、通信設定部84が設けられる。制御部4側に設けられる通信設定部84と、電子カセッテ1側に設けられるカセッテ側通信設定部93とは、同等の機能を果たすため、ここでは詳細な説明については省略する。
次に、図5を用いて、実施形態2に係わる電子カセッテ1における動作の一例について説明する。ここでは、X線撮影を行なう場合の動作について説明する。
X線画像の撮影を行なう場合、操作者は、RIS(Radiology Information Systems)等の情報から撮影オーダーを取得し、その撮影手技に適応するように電子カセッテ1を該当の架台に設置する。すると、電子カセッテ1に設けられたスイッチ41が、架台側に設けられた突起部51により押圧される。
ここで、電子カセッテ1は、カセッテ側判定部91において、いずれのスイッチ41が押圧されたかに基づいて装着された架台を判定する(S201)。判定の結果、電子カセッテ1が装着された架台がスタンド10であれば(S203でスタンド)、電子カセッテ1は、カセッテ側中継器選択部92において、スタンド10に対応する無線中継器AP1を選択する。このとき、電子カセッテ1は、カセッテ側通信設定部93において、スタンド10に対応した通信設定aの選択も行なう(S204)。
また、装着された架台が撮影台20であれば(S203で撮影台)、電子カセッテ1は、カセッテ側中継器選択部92において、撮影台20に対応する無線中継器AP2及び通信設定を選択する。このとき、電子カセッテ1は、カセッテ側通信設定部93において、撮影台20に対応した通信設定bの選択も行なう(S205)。
一方、スイッチ41が押圧されていない状態で無線通信回路8から無線通信を開始する旨通知された場合(S201でNOの後、S202でYES)、電子カセッテ1は、カセッテ側中継器選択部92において、可搬使用時の無線中継器AP3を選択する。このとき、電子カセッテ1は、カセッテ側通信設定部93において、可搬使用時の通信設定cの選択も行なう(S206)。なお、無線通信を開始する旨の通知は、ユーザによる送信操作又はX線撮影の開始や終了をトリガにした通知である。
このようにして中継器及び通信設定の選択が済むと、電子カセッテ1は、カセッテ側通信制御部94において、当該選択した中継器を介して、当該選択した通信設定に従った通信を制御部4との間で開始する(S207)。
なお、制御部4における動作は、実施形態1を説明した図3と同様であるため、図を用いた説明は省略する。相違点としては、中継器の選択時に、上述した電子カセッテ1同様に、通信設定を行なう。上述した通り、制御部4においても、電子カセッテ1側と同一内容の通信設定情報が保持される(例えば、ROM等を保持手段として用いればよい)。
以上説明したように実施形態2によれば、電子カセッテ1側において使用形態又は装着先の架台を判定し、当該判定結果に応じて中継器及び通信設定を決める。そして、当該決定した中継器を介して、同じく決定した通信設定に従った通信を行なう。すなわち、電子カセッテ1側において、撮影される形態毎に無線通信設定を区別する。これにより、複数の電子カセッテ1を設けた場合にも、安定した通信が行なえるとともに、また、混信も生じない。
(実施形態3)
次に、実施形態3について説明する。上述した実施形態1及び2においては、架台内部に無線中継器を設け、無線中継器と電子カセッテ1とを一対一に対応付けていたが、実施形態3においては、このような対応付けを行なわない場合について説明する。
図6は、実施形態3に係わる放射線撮影システムの概略構成の一例を示す図である。図6には、実施形態1を説明した図1に示す撮影室R及び操作室Cを俯瞰した図が示される。
ここで、収納部11及び21に電子カセッテ1を装着する際には、側方から出し入れする場合が多い。そのため、その方向に無線通信の通信路を設けるようにした方が、無線通信の性能を確保し易い。しかし、この場合、一つの無線中継器により、全ての収納部11及び21(架台)に対する無線通信性能を維持するのは難しい。
そこで、実施形態3においては、撮影室R内に複数の無線中継器62〜67を配置する。ここで、実施形態3に係わる制御部4の中継器選択部82においては、中継器の選択に際して、通信設定情報を参照する。そして、この参照に基づき中継器の候補を選択し、当該候補の中継器に対して当該中継器と電子カセッテ1との間の通信レベル(通信強度)のスキャンをかける。これにより、その時点における各中継器の通信レベルを判定し、最適な性能を出している無線中継器を選択する。この場合、全ての無線中継器に対してスキャンをかけるよりも短時間で通信設定が行なえる。ここで、例えば、電子カセッテ1がスタンド10に装着された場合には、側方の装着口から通信が行なわれる。この場合、中継器として領域70に位置する無線中継器が選択される。
次に、図7を用いて、図1に示す制御部4における動作の一例について説明する。ここでは、X線撮影を行なう場合の動作について説明する。
X線画像の撮影を行なう場合、操作者は、RIS(Radiology Information Systems)等の情報から撮影オーダーを取得し、その撮影手技に適応するように電子カセッテ1を該当の架台に設置する。すると、装着検知部16及び26のいずれかにおいて、架台への装着が検知され、その旨を示す検知情報が制御部4に向けて送られる。
検知情報を受信した制御部4は、判定部81において、電子カセッテ1が装着された架台を判定する(S301でYESの後、S303)。判定の結果、電子カセッテ1が装着された架台がスタンド10であれば(S303でスタンド)、制御部4は、中継器選択部82において、スタンド10に対応した中継器(無線中継器62及び63)の候補を選択する。候補の選択は、通信設定情報の参照に基づき行なわれる。そして、候補の中継器に対して通信レベルのスキャンをかけ最適な性能を出しているいずれかの無線中継器を選択する(S304)。このとき、制御部4は、通信設定部84において、スタンド10に対応した通信設定の選択も行なう(S307)。
また、装着された架台が撮影台20であれば(S303で撮影台)、制御部4は、中継器選択部82において、撮影台20に対応した中継器(無線中継器64及び65)の候補を選択する。候補の選択は、通信設定情報の参照に基づき行なわれる。そして、候補の中継器に対して通信レベルのスキャンをかけ最適な性能を出しているいずれかの無線中継器を選択する(S305)。このとき、制御部4は、通信設定部84において、撮影台20に対応した通信設定の選択も行なう(S308)。
一方、検知情報の受信がない状態で無線通信の要求が送られてきた場合(S301でNOの後、S302でYES)、制御部4は、中継器選択部82において、電子カセッテ可搬使用時に対応した中継器(無線中継器64〜67)の候補を選択する。そして、候補の中継器に対して通信レベルのスキャンをかけ最適な性能を出しているいずれかの無線中継器を選択する(S306)。このとき、制御部4は、通信設定部84において、可搬使用時の通信設定の選択も行なう(S309)。
このようにして中継器及び通信設定の選択が済むと制御部4は、当該選択した中継器を介して、当該選択した通信設定に従った通信を電子カセッテ1との間で開始する(S310)。
以上説明したように実施形態3によれば、架台外部に複数設けられた複数の中継器の内のいずれかを選択して通信を行なう。これにより、実施形態1の効果に加えて更に、中継器の数を抑えられる場合がある。
以上が本発明の代表的な実施形態の一例であるが、本発明は、上記及び図面に示す実施形態に限定することなく、その要旨を変更しない範囲内で適宜変形して実施できるものである。例えば、上述した実施形態1〜3を組み合わせて実施してもよい。
なお、上述した実施形態1〜3においては、スタンド10や撮影台20を架台の一例として説明したが、架台はこれに限られず、例えば、ユニバーサル架台等であってもよい。また、同種の架台が複数台あってもよい(例えば、スタンド10が2台等)。
また、上述した実施形態1〜3においては、スタンド10や撮影台20等の複数の架台がある場合について説明したが、架台は1台であってもよい。この場合、制御部4は、電子カセッテが架台に装着された場合に送られる検知情報が検出されると、架台に対応した無線中継器を選択する。また、検知情報の受信がない状態で無線通信の要求が送られてきた場合は、電子カセッテ可搬使用時に対応した無線中継器を選択する。また、電子カセッテは、スイッチ41の押圧に基づいて架台に装着されたことを判定し、架台に対応する無線中継器を選択する。また、スイッチ41が押圧されていない状態で無線通信回路8から無線通信を開始する旨通知された場合は、可搬使用時の無線中継器を選択する。そして、選択した無線中継に対応する通信設定を設定し、選択した無線中継器を介した通信を行なう。また更に、複数の架台があるが、電子カセッテを可搬使用しない構成を採ってもよい。この場合、図3のS102及びS106、図5のS202及びS206、図7のS302、S306、S309の処理は行なわれない。
なお、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラム若しくは記憶媒体等としての実施態様を採ることもできる。具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用してもよいし、また、一つの機器からなる装置に適用してもよい。
以上のように、上記実施形態によれば、電子カセッテ(検出器)の使用形態や架台装着を判定し、その結果に基づいて検出器が無線通信する中継器を選択することができる。つまり、電子カセッテが可搬使用される場合は、可搬使用時用に設けられた中継器を選択できるので、その中継器を介して通信することにより、良好な無線通信を実現できる。また、電子カセッテが架台に装着されて使用される場合は、装着された架台用に設けられた中継器を選択できるので、その中継器を介して通信することにより、良好な無線通信を実現できる。
1 電子カセッテ、2 X線検出センサ、3 X線発生装置、4 制御部、5 モニタ、6 電気回路、7 バッテリ部、8 無線通信回路

Claims (12)

  1. 放射線検出器により撮影された放射線画像を中継器を介した無線通信により取得する制御装置であって、
    前記放射線検出器を撮影のための姿勢に保持する保持部に前記放射線検出器が装着されたか否かを検知する検知手段と、
    前記検知手段の検知結果に基づいて、前記無線通信に用いる中継器を選択する選択手段と、
    を有することを特徴とする制御装置。
  2. 前記選択手段は、前記放射線検出器が装着された前記保持部に基づいて、前記中継器を選択することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記検知手段は、前記放射線検出器から送信された信号に基づいて、前記放射線検出器の装着を検知することを特徴とする請求項2に記載の制御装置。
  4. 前記検知手段は、前記放射線検出器を装着した前記保持部により送信された信号に基づいて、前記放射線検出器の装着を検知することを特徴とする請求項2に記載の制御装置。
  5. 前記選択された中継器に対応する通信設定に基づいて、前記選択された中継器を介して、前記放射線検出器との通信を行う通信手段をさらに有することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の制御装置。
  6. 被写体を透過した放射線を検出し、検出した放射線に基づく放射線画像を中継器を介して制御装置と無線通信する放射線検出器であって、
    放射線検出器を撮影のための姿勢に保持する保持部に自身が装着されたか否かを検知する検知手段と、
    前記検知手段の検知結果に基づいて、前記無線通信に用いる中継器を選択する選択手段と、
    を有することを特徴とする放射線検出器。
  7. 前記選択手段は、前記放射線検出器が装着された前記保持部に基づいて、前記中継器を選択することを特徴とする請求項6に記載の放射線検出器。
  8. 前記選択手段は、前記放射線検出器が装着された保持部に対応する前記中継器を選択することを特徴とする請求項7に記載の放射線検出器。
  9. 前記選択された中継器に対応する通信設定を設定する設定手段を更に有することを特徴とする請求項6から8のいずれか1項に記載の放射線検出器。
  10. 放射線検出器により撮影された放射線画像を中継器を介して無線通信により取得する放射線撮影システムであって、
    前記放射線検出器を撮影のための姿勢に保持する保持部に前記放射線検出器が装着されたか否かを検知する検知手段と、
    前記検知手段の検知結果に基づいて、前記無線通信に用いる中継器を選択する選択手段と、
    を有することを特徴とする放射線撮影システム。
  11. 放射線検出器により撮影された放射線画像を中継器を介して無線通信により取得する制御装置の制御方法であって、
    前記放射線検出器を撮影のための姿勢に保持する保持部に前記放射線検出器が装着されたか否かを検知する検知工程と、
    前記検知工程での検知結果に基づいて、前記無線通信に用いる中継器を選択する選択工程と、
    を有することを特徴とする制御装置の制御方法。
  12. 被写体を透過した放射線を検出し、該検出した放射線に基づく放射線画像を中継器を介して無線通信する放射線検出器の制御方法であって、
    前記放射線検出器を撮影のための姿勢に保持する保持部に前記放射線検出器が装着されたか否かを検知する検知工程と、
    前記検知工程での検知結果に基づいて、前記無線通信に用いる中継器を選択する選択工程と、
    を有することを特徴とする放射線検出器の制御方法。
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