JP6073772B2 - エンジン - Google Patents

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Description

本発明はエンジンに関する。詳しくは過給機付きエンジンに関する。
従来、過給機付きのエンジンにおいて、各気筒のうち同位相の気筒からなる複数の気筒群に独立した排気マニホールドをそれぞれ設けて動圧過給を行うエンジンが知られている。
このようなエンジンにおいて、高速域での燃費を改善するために、各排気マニホールドが開閉弁を介して連通されたエンジンが公知である。このエンジンは、開閉弁を開状態にすることで動圧過給方式の排気マニホールドを静圧方式の排気マニホールドに変更可能に構成されたものである。これにより、エンジンは、排気マニホールド同士が連通されて実質の配管径を大きくすることで熱損失による燃費悪化を抑制することができる。例えば、特許文献1に記載の如くである。
特許文献1に記載のエンジンは、予め設けられた低速低負荷の弁閉領域と高速高負荷の弁開領域とに基づいて全ての開閉弁が開状態と閉状態とのどちらか一方の状態に制御される。しかし、エンジンは、運転状態に応じて全ての開閉弁を開状態または閉状態にする制御態様では低速回転時における過給機の応答性の向上と過給機の高速回転時におけるエンジンの燃費の向上を両立させることが難しい場合があった。
特開2008−038657号公報
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、過給機の低速回転時における過給機の応答性と過給機の高速回転時におけるエンジンの燃費とを向上させることができるエンジンの提供を目的とする。
即ち、本発明においては、3以上の排気マニホールドが過給機にそれぞれ接続されている過給機付きのエンジンであって、各排気マニホールドが連結管によってそれぞれ連結され、各連結管には各排気マニホールドを独立した状態にする開閉弁がそれぞれ設けられ、エンジンの回転数毎にエンジンの負荷率における第一基準値と第二基準値とが設定され、負荷率が第一基準値未満の場合、全ての開閉弁を閉状態にし、負荷率が第一基準値以上であって第二所基準未満の場合、一部の開閉弁を開状態にし、負荷率が第二基準値以上の場合、全ての開閉弁を開状態にするものである。
本発明においては、前記負荷率の単位時間当たりの増減量が所定値以上になった場合、全ての前記開閉弁を閉状態にし、負荷率の単位時間当たりの増減量が所定値未満になり、その状態が所定時間継続した場合、負荷率に応じて開閉弁を開閉するものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
即ち、本発明によれば、エンジンの負荷率に基づいて過給機に供給される排気の圧力状態が変更される。これにより、過給機の低速回転時における過給機の応答性と過給機の高速回転時におけるエンジンの燃費とを向上させることができる。
即ち、本発明によれば、エンジンの負荷状態が変動すると、過給機の応答性を向上させる。これにより、過渡応答時における黒煙の発生を抑制するとともに燃費を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係るエンジンが搭載される船舶の構成を示す概略図。 本発明の一実施形態に係るエンジンと過給機との構成を示す概略図。 本発明の一実施形態に係るエンジンの排気マニホールドの構成を示す概略図。 本発明の一実施形態に係るエンジンの制御構成を示す概略図。 本発明の一実施形態に係るエンジンのある回転数における負荷率毎の開閉弁の状態と燃費との関係を表すグラフを示す図。 本発明の一実施形態に係るエンジンの回転数毎の燃費を最小にする開閉弁の状態と負荷率との関係を表すグラフ(マップ)を示す図。 本発明の他の実施形態に係るエンジンの開閉弁の制御態様を表すフローチャートを示す図。 本発明の他の実施形態に係るエンジンの開閉弁の制御態様のうち開閉弁制御を表すフローチャートを示す図。
始めに、図1を用いて本発明に係る過給機を備えるエンジン1が搭載される船舶の一実施形態である船舶100について説明する。
図1に示すように、船舶100は、船体101、船橋102、機関室103、プロペラ104および舵108を具備している。船舶100は、船体101の上部に操縦室等を有する船橋102が設けられている。また、船舶100は、船体101の後方に機関室103が設けられている。機関室103には、プロペラ104を駆動する内燃機関である主機105と、発電機107を駆動する内燃機関である補機106とが設けられている。船体101の船尾には、プロペラ104と舵108とが設けられている。船舶100は、プロペラ軸104aを介して主機105の動力がプロペラ104に伝達可能に構成されている。
ここで、主機105と補機106とは、軽油若しくは重油を燃料とするディーゼルエンジンであるエンジン1から構成される。エンジン1は、外気と燃料とを混合して燃焼させることで出力軸を回転駆動させる。なお、エンジン1は、ディーゼルエンジンに限定されるものではない。
以下に、図2から図4を用いて、本発明の一実施形態に係る過給機3を備えるエンジン1について説明する。
図2に示すように、エンジン1は、ディーゼルエンジンであり、本実施形態においては、八つの気筒を有する直列八気筒エンジンである。なお、本実施形態において、一つの段過給機3を具備する直列八気筒エンジンとしたがこれに限定されるものではなく、複数の過給機3(例えば、二段過給機)を具備する八気筒以上の多気筒エンジンであればよい。
エンジン1は、外部の空気と燃料噴射弁15から供給される燃料とを各気筒1aの内部において混合して燃焼させることで出力軸を回転駆動させる。エンジン1は、外気を取り入れる吸気装置2と排気を外部に排出する排気装置7を具備する。また、エンジン1は、回転数検出センサー14、燃料噴射弁15の噴射量検出センサー16、および制御装置であるECU17を具備する。
吸気装置2は、過給機3のコンプレッサ部3a、給気管4、インタークーラー5、給気マニホールド6、を具備している。
過給機3は、排気の排気圧を駆動源として吸気を加圧圧縮するものである。過給機3は、コンプレッサ部3aとタービン部3bとを備えている。
過給機3のコンプレッサ部3aは、吸気を加圧圧縮するものである。コンプレッサ部3aは、連結軸3cによってタービン部3bと連結される。コンプレッサ部3aは、タービン部3bからの回転動力が連結軸3cを介して伝達可能に構成されている。コンプレッサ部3aは、給気管4を介してインタークーラー5が接続されている。
インタークーラー5は、給気を冷却するものである。インタークーラー5は、図示しない冷却水ポンプによって供給される冷却水と加圧された吸気(以下、加圧後の吸気を給気と記す)との間で熱交換を行うことで給気を冷却する。インタークーラー5は、給気マニホールド6が接続されている。
給気マニホールド6は、給気をエンジン1の各気筒1aに分配するものである。給気マニホールド6は、エンジン1の各気筒に接続されている。給気マニホールド6は、エンジン1の各気筒1aにインタークーラー5で冷却された給気が供給可能に構成されている。
排気装置7は、排気マニホールド8・9・10・11、過給機3のタービン部3bを具備している。
排気マニホールド8・9・10・11は、エンジン1の同位相の気筒からなる4つの気筒群(本実施形態において第1、第8気筒と、第2、第7気筒と、第3、第6気筒と、第4、第5気筒)に排気マニホールド8・9・10・11がそれぞれ独立して接続されている。つまり、排気マニホールド8は第1、第8気筒からの排気を、排気マニホールド9は第2、第7気筒からの排気を、排気マニホールド10は第3、第6気筒からの排気を、排気マニホールド11は第4、第5気筒からの排気を、合わせて排気する。
図3に示すように、排気マニホールド8・9・10・11には、端部(一側端部)に連結管12(網掛け部分)が着脱自在に連結されている。また、排気マニホールド8・9・10・11は、他側端部に過給機3が接続されている。
連結管12は、屈曲管12a、開閉弁12b、分岐管12c、開閉弁12d、分岐管12e、開閉弁12fおよび延長管12gから構成されている。屈曲管12a、開閉弁12b、分岐管12c、開閉弁12d、分岐管12e、開閉弁12fおよび延長管12gは、排気マニホールド8・9・10・11に加え、互いに着脱可能に構成されている。このように構成されていることにより、連結管12は、3以上の独立した排気マニホールドを互いに連結可能に構成されている。
隣り合う排気マニホールド8と排気マニホールド9とは、排気マニホールド8の一側端部に屈曲管12aの一側端部が連結され、屈曲管12aの他側端部に開閉弁12b、分岐管12cを介して排気マニホールド9が連結されている。隣り合う排気マニホールド9と排気マニホールド10とは、排気マニホールド9に連結されている分岐管12cに開閉弁12d、分岐管12eを介して排気マニホールド10が連結されている。隣り合う排気マニホールド10と排気マニホールド11とは、排気マニホールド10に連結されている分岐管12eに開閉弁、延長管12gを介して排気マニホールド11が連結されている。つまり、排気マニホールド8・9・10・11は、連結管12によって互いに連結されている。
このように構成することで、排気マニホールド8・9・10・11は、一側端部同士が連結管12で連結されている。つまり、連結管12が各排気マニホールド8・9・10・11の一側端部に集中的に配置されている。このように構成することで、排気装置7は、連結管12の着脱や開閉弁12b、開閉弁12dおよび開閉弁12fのメンテナンスが容易な構成で動圧過給方式と静圧過給方式とに切り替え可能な排気マニホールド8・9・10・11を構成することができる。
図2と図3とに示すように、過給機3のタービン部3bは、排気の圧力によって回転動力を発生させるものである。タービン部3bは、連結軸3cによってコンプレッサ部3aと連結されコンプレッサ部3aに回転動力を伝達可能に構成されている。タービン部3bは、排気マニホールド8・9・10・11が接続されている。また、タービン部3bは、排気管13を介して外部に連通されている。
以上より、吸気装置2は、上流側(外部)から過給機3のコンプレッサ部3a、給気管4、インタークーラー5、給気マニホールド6が順に接続されている。また、排気装置7は、上流側(エンジン1)から排気マニホールド8・9・10・11、過給機3のタービン部3b、排気管13が順に接続されている。
排気装置7は、全ての開閉弁12b・12d・12fを閉状態にした場合、排気マニホールド8・9・10・11がそれぞれ独立して過給機3のタービン部3bに接続される。これにより、排気装置7は、動圧過給方式に対応した排気マニホールドが構成される。
排気装置7は、一部の開閉弁12b・12fを開状態にした場合、排気マニホールド8と排気マニホールド9とが連通され、排気マニホールド10と排気マニホールド11とが連通される。つまり、連通された排気マニホールド8・9と連通された排気マニホールド10・11とが独立して過給機3のタービン部3bに接続される。これにより、排気装置7は、二組の静圧過給方式に対応した排気マニホールド8・9と排気マニホールド10・11とが構成される。
排気装置7は、一部の開閉弁12b・12dを開状態にした場合、排気マニホールド8と排気マニホールド9と排気マニホールド10とが連通される。つまり、連通された排気マニホールド8・9・10と排気マニホールド11とが独立して過給機3のタービン部3bに接続される。これにより、排気装置7は、静圧過給方式に対応した排気マニホールド8・9・10と動圧過給方式に対応した排気マニホールド11とが混在して構成される。
排気装置7は、全ての開閉弁を開状態にした場合、排気マニホールド8・9・10・11が連通された状態で過給機3のタービン部3bに接続される。すなわち、排気装置7は、静圧過給方式に対応した排気マニホールド8・9・10・11が構成される。
吸気装置2において、外部の空気(吸気)は、過給機3のコンプレッサ部3aによって吸入されるとともに加圧圧縮される。この際、吸気は、加圧圧縮されることにより圧縮熱が発生し温度が上昇する。コンプレッサ部3aで加圧圧縮された吸気は、過給機3から給気として排出される。
過給機3から排出された給気は、給気管4を介してインタークーラー5に供給される。インタークーラー5に供給された給気は、冷却された後に給気マニホールド6を介してエンジン1に供給される。
排気装置7において、エンジン1からの排気は、排気マニホールド8・9・10・11を介して過給機3のタービン部3bに供給される。タービン部3bは、排気によって回転される。タービン部3bの回転動力は、連結軸3cを介してコンプレッサ部3aに伝達される。タービン部3bに供給された排気は、排気管13、図示しない浄化装置等を介して外部に排出される。
次に、図4を用いて、エンジン1の制御構成について説明する。
図4に示すように、回転数検出センサー14は、エンジン1のエンジン回転数である回転数Nを検出するものである。回転数検出センサー14は、センサーとパルサーとから構成され、エンジン1の出力軸に設けられる。なお、本実施形態において、回転数検出センサー14をセンサーとパルサーとから構成しているが、回転数Nを検出することができるものであればよい。
噴射量検出センサー16は、燃料噴射弁15から噴射される燃料の噴射量Fを検出するものである。噴射量検出センサー16は、図示しない燃料供給管の途中部に設けられる。噴射量検出センサー16は、流量センサーから構成される。なお、本実施形態において、噴射量検出センサー16を流量センサーで構成しているがこれに限定するものでなく、燃料の噴射量Fを検出できるものであればよい。
ECU17は、エンジン1を制御するものである。具体的には、エンジン1本体や開閉弁12b・12d・12fを制御する。ECU17には、エンジン1の制御を行うための種々のプログラムやデータが格納される。ECU17は、CPU、ROM、RAM、HDD等がバスで接続される構成であってもよく、あるいはワンチップのLSI等からなる構成であってもよい。
ECU17は、回転数検出センサー14に接続され、回転数検出センサー14が検出する回転数Nを取得することが可能である。
ECU17は、燃料噴射弁15と接続され、燃料噴射弁15を制御することが可能である。
ECU17は、噴射量検出センサー16に接続され、噴射量検出センサー16が検出する噴射量Fを取得することが可能である。
ECU17は、排気マニホールド8・9・10・11の開閉弁12b・12d・12fに接続され、開閉弁12b・12d・12fの開閉状態を制御することが可能である。
ECU17には、取得した回転数Nと取得した噴射量Fとに基づいてエンジン1の出力トルクTを算出するための出力トルクマップM1が格納される。さらに、ECU17には、取得した回転数Nと算出した出力トルクTとに基づいてエンジン1の負荷率L(n)を算出するための負荷率算出マップM2が格納される。ここで、負荷率L(n)は、n番目に算出した負荷率Lを言う。また、ECU17には、取得した回転数Nと算出した負荷率L(n)に基づいてエンジン1の燃費FCを最小にする開閉弁12b・12d・12fの開閉状態を決定するための開閉弁マップM3が格納される。
図5と図6とを用いて、ECU17に格納される開閉弁マップM3について説明する。開閉弁マップM3は、取得した回転数Nと算出したエンジン1の負荷率L(n)とに基づいて開閉弁12b・12d・12fの開閉状態を決定するための基準となる負荷率である第一基準値Laと第二基準値Lbとが示されている。
図5に示すように、第一基準値Laは、エンジン1の任意の回転数Nにおいて、開閉弁12b・12d・12fのうち全ての開閉弁が閉状態のときにエンジン1の燃費FCが最小となる負荷率L(n)の範囲と一部の開閉弁(例えば開閉弁12b・12f)が開状態のときに燃費FCが最小となる負荷率L(n)の範囲との境の負荷率をいう。また、第二基準値Lbは、任意の回転数Nにおいて、開閉弁12b・12d・12fのうち一部の開閉弁が開状態のときにエンジン1の燃費FCが最小となる負荷率L(n)の範囲と全ての開閉弁が開状態のときに燃費FCが最小となる負荷率L(n)の範囲との境の負荷率をいう。つまり、エンジン1は、任意の回転数N毎に、負荷率L(n)と第一基準値Laとの関係および負荷率L(n)と第二基準値Lbとの関係から燃費FCを最小にするための開閉弁の状態が定まる。
図6に示すように、エンジン1の回転数N毎の第一基準値Laと第二基準値Lbとから開閉弁マップM3が構成される。つまり、開閉弁マップM3は、回転数N毎にエンジン1の燃費FCが最小となる負荷率L(n)の範囲と各開閉弁12b・12d・12fの状態との関係が示されている。
次に、本発明に係るエンジン1の開閉弁12b・12d・12fの制御態様について説明する。
ECU17は、取得した回転数Nと取得した噴射量Fとに基づいて出力トルクマップM1と負荷率算出マップM2とからエンジン1の負荷率L(n)を算出する。ECU17は、負荷率L(n)の単位時間当たりの増減量が所定値Lc未満の場合、エンジン1の運転状態が一定であると判断する。すなわち、ECU17は、船舶100が燃費を重視する一定航走モードで運航されていると判断する。そして、ECU17は、取得した回転数Nおよび算出した負荷率L(n)に基づいて開閉弁マップM3からエンジン1の開閉弁12b・12d・12fの開閉状態を決定する。
ECU17は、負荷率L(n)の単位時間当たりの増減量が所定値Lc以上になった場合、エンジン1の運転状態が変動していると判断する。すなわち、ECU17は、船舶100が加減速のレスポンスを重視する過渡モードで運航されていると判断する。そして、ECU17は、取得した回転数Nおよび算出した負荷率L(n)に関わらず全ての開閉弁12b・12d・12fを閉状態にする。
次に、図6から図8を用いて、エンジン1の開閉弁12b・12d・12fの制御態様について具体的に説明する。
図6から図8に示すように、ステップS110において、ECU17は、回転数検出センサー14が検出する回転数N、噴射量検出センサー16が検出する噴射量Fを取得し、ステップをステップS120に移行させる。
ステップS120において、ECU17は、取得した回転数Nと取得した噴射量Fとに基づいて出力トルクマップM1からエンジン1の出力トルクTを算出し、ステップをステップS130に移行させる。
ステップS130において、ECU17は、取得した回転数Nと算出した出力トルクTとに基づいて負荷率算出マップM2からエンジン1の負荷率L(n)を算出し、ステップをステップS140に移行させる。
ステップS140において、ECU17は、算出したL(n)とL(n−1)との差の絶対値が所定値Lc未満か否か判定する。
その結果、算出したL(n)とL(n−1)との差の絶対値が所定値Lc未満であると判定した場合、ECU17はステップをステップS150に移行させる。
一方、算出したL(n)とL(n−1)との差の絶対値が所定値Lc未満でないと判定した場合、すなわち、算出したL(n)とL(n−1)との差の絶対値が所定値Lc以上であると判定した場合、ECU17はステップをステップS560に移行させる。
ステップS150において、ECU17は、算出したL(n)とL(n−1)との差の絶対値が所定値Lc未満の状態を所定時間T以上継続したか否か判定する。
その結果、算出したL(n)とL(n−1)との差の絶対値が所定値Lc未満の状態を所定時間T以上継続したと判断した場合、ECU17はステップをステップS200に移行させる。
一方、算出したL(n)とL(n−1)との差の絶対値が所定値Lc未満の状態を所定時間T以上継続していないと判定した場合、ECU17はステップをステップS560に移行させる。
ステップS200において、ECU17は、開閉弁制御Aを開始し、ステップをステップ210に移行させる(図8参照)。
ステップS170において、ECU17は、n=N+1として、ステップをステップS110に移行させる。
図8に示すように、ステップS210において、ECU17は、算出したL(n)が第一基準値La以上か否か判定する。
その結果、算出したL(n)が第一基準値La以上であると判定した場合、ECU17はステップをステップS220に移行させる。
一方、算出したL(n)が第一基準値La以上でないと判定した場合、すなわち、算出したL(n)が第一基準値La未満であると判定した場合、ECU17はステップをステップS430に移行させる。
ステップS220において、ECU17は、算出したL(n)が第二基準値Lb以上か否か判定する。
その結果、算出したL(n)が第二基準値Lb以上であると判定した場合、ECU17はステップをステップS230に移行させる。
一方、算出したL(n)が第二基準値Lb以上でないと判定した場合、すなわち、算出したL(n)が第一基準値La以上であって第二基準値Lb未満であると判定した場合、ECU17はステップをステップS330に移行させる。
ステップS230において、ECU17は、排気マニホールドの全ての開閉弁12b・12d・12fを開状態にして開閉弁制御Aを終了してステップをステップS110に移行させる(図7参照)。
ステップS330において、ECU17は、排気マニホールドの一部の開閉弁12b・12fまたは開閉弁12b・12dを開状態にし、開閉弁制御Aを終了してステップをステップS110に移行させる(図7参照)。
ステップS430において、ECU17は、排気マニホールドの全ての開閉弁12b・12d・12fを閉状態にし、開閉弁制御Aを終了してステップをステップS110に移行させる(図7参照)。
図7に示すように、ステップS560において、ECU17は、排気マニホールドの全ての開閉弁12b・12d・12fを閉状態にし、ステップをステップS170に移行させる。
以上のごとく、本発明に係るエンジン1は、回転数Nと負荷率L(n)に基づいて排気マニホールド8・9・10・11の開閉弁12b・12d・12fの開閉状態を切り換えることで過給機3に供給される排気の圧力状態が変更される。これにより、過給機3の低速回転時における過給機3の応答性と過給機3の高速回転時におけるエンジン1の燃費とを向上させることができる。また、エンジン1の負荷状態が変動すると、全ての開閉弁12b・12d・12fを閉状態に切り換えることで過給機3の応答性を向上させる。これにより、過渡応答時における黒煙の発生を抑制するとともに燃費を向上させることができる。
1 エンジン
3 過給機
8 排気マニホールド
9 排気マニホールド
10 排気マニホールド
11 排気マニホールド
12 連結管
12b 開閉弁
12d 開閉弁
12f 開閉弁
L(n) 負荷率
La 第一基準値
Lb 第二基準値

Claims (2)

  1. 3以上の排気マニホールドが過給機にそれぞれ接続されている過給機付きのエンジンであって、
    各排気マニホールドが連結管によってそれぞれ連結され、各連結管には各排気マニホールドを独立した状態にする開閉弁がそれぞれ設けられ、
    エンジンの回転数毎にエンジンの負荷率における第一基準値と第二基準値とが設定され、
    負荷率が第一基準値未満の場合、全ての開閉弁を閉状態にし、
    負荷率が第一基準値以上であって第二所基準未満の場合、一部の開閉弁を開状態にし、
    負荷率が第二基準値以上の場合、全ての開閉弁を開状態にするエンジン。
  2. 前記負荷率の単位時間当たりの増減量が所定値以上になった場合、全ての前記開閉弁を閉状態にし、
    負荷率の単位時間当たりの増減量が所定値未満になり、その状態が所定時間継続した場合、負荷率に応じて開閉弁を開閉する請求項1に記載のエンジン。
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