JP6073003B1 - 移動体制御装置、移動体制御方法及び移動体制御プログラム - Google Patents

移動体制御装置、移動体制御方法及び移動体制御プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6073003B1
JP6073003B1 JP2016559668A JP2016559668A JP6073003B1 JP 6073003 B1 JP6073003 B1 JP 6073003B1 JP 2016559668 A JP2016559668 A JP 2016559668A JP 2016559668 A JP2016559668 A JP 2016559668A JP 6073003 B1 JP6073003 B1 JP 6073003B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
failure
moving body
moving
mobile
content
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2016559668A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2017208416A1 (ja
Inventor
信仁 宮内
信仁 宮内
亮 岡部
亮 岡部
知彦 東山
知彦 東山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Application granted granted Critical
Publication of JP6073003B1 publication Critical patent/JP6073003B1/ja
Publication of JPWO2017208416A1 publication Critical patent/JPWO2017208416A1/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60WCONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
    • B60W50/00Details of control systems for road vehicle drive control not related to the control of a particular sub-unit, e.g. process diagnostic or vehicle driver interfaces
    • B60W50/02Ensuring safety in case of control system failures, e.g. by diagnosing, circumventing or fixing failures
    • B60W50/035Bringing the control units into a predefined state, e.g. giving priority to particular actuators
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60WCONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
    • B60W50/00Details of control systems for road vehicle drive control not related to the control of a particular sub-unit, e.g. process diagnostic or vehicle driver interfaces
    • B60W50/08Interaction between the driver and the control system
    • B60W50/14Means for informing the driver, warning the driver or prompting a driver intervention
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D1/00Control of position, course, altitude or attitude of land, water, air or space vehicles, e.g. using automatic pilots
    • G05D1/0088Control of position, course, altitude or attitude of land, water, air or space vehicles, e.g. using automatic pilots characterized by the autonomous decision making process, e.g. artificial intelligence, predefined behaviours
    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08GTRAFFIC CONTROL SYSTEMS
    • G08G1/00Traffic control systems for road vehicles
    • G08G1/16Anti-collision systems
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60WCONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
    • B60W50/00Details of control systems for road vehicle drive control not related to the control of a particular sub-unit, e.g. process diagnostic or vehicle driver interfaces
    • B60W2050/0001Details of the control system
    • B60W2050/0019Control system elements or transfer functions
    • B60W2050/0026Lookup tables or parameter maps
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60WCONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
    • B60W2555/00Input parameters relating to exterior conditions, not covered by groups B60W2552/00, B60W2554/00
    • B60W2555/60Traffic rules, e.g. speed limits or right of way

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Evolutionary Computation (AREA)
  • Artificial Intelligence (AREA)
  • Game Theory and Decision Science (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Navigation (AREA)

Abstract

移動体制御装置(10)は、移動体(100)に搭載されたプロセッサ(11)といった機器の故障が特定されると、特定された故障のレベルといった故障内容と、移動体(100)の移動場所及び移動体(100)の移動に影響を与える移動環境といった移動体(100)の周辺状況とに応じて、移動体(100)に対する制御内容を決定する。そして、移動体制御装置(10)は、決定された制御内容に従い、移動体(100)を制御する。

Description

この発明は、移動体に搭載された機器に故障が発生した場合の制御に関する。
自動運転システムをはじめとする先進運転支援システムでは、事故を防ぐ観点から設計の安全性が重視されている。
特に、先進運転支援システムの制御処理の中枢となっている電子制御装置の実装では、一部のハードウェア故障が発生しても制御不能とならないように、宇宙ロケット及び航空機と同様に多重系の仕組みが採用されている。多重系の中の1系統分が故障しても、残りの系統が正常動作可能であれば、電子制御装置は、実行処理を継続できることになる。
この電子制御装置は、ADAS ECU(Advanced Drive Assistance System Electronic Control Unit)と呼ばれている。
特許文献1には、車両を制御するアクチュエータに故障が発生した場合に、制限目標値を制限することが記載されている。具体例として、ブレーキ装置に故障が発生した場合に、正常動作するブレーキ装置で制御可能な範囲に最高速度を制限することが記載されている。
特開平11−180182号公報
機器に故障が発生した場合における適切な制御は常に同じとは限らない。つまり、ある状況において適切な制御であっても、別の状況においては適切ではない場合がある。
この発明は、機器に故障が発生した場合における適切な制御を実現することを目的とする。
この発明に係る移動体制御装置は、
移動体に搭載された機器の故障が特定されると、特定された前記故障内容と前記移動体の周辺状況とに応じて、前記移動体に対する制御内容を決定する故障対応部と、
前記故障対応部によって決定された制御内容に従い、前記移動体を制御する制御部と
を備える。
この発明では、故障内容と移動体の周辺状況とに応じて制御内容を決定する。そのため、機器に故障が発生した場合における適切な制御を実現することができる。
実施の形態1に係る移動体制御装置10の構成図。 実施の形態1に係る移動体制御装置10の動作概要の説明図。 実施の形態1に係る移動体制御装置10の全体的な処理のフローチャート。 実施の形態1に係る故障対応処理のフローチャート。 実施の形態1に係る故障対応処理を示すテーブル。 実施の形態1に係る移動体制御処理のフローチャート。 変形例1に係る移動体制御装置10の構成図。 変形例3に係る故障対応処理を示すテーブル。 実施の形態2に係る移動体制御装置10の構成図。 実施の形態2に係る故障対応テーブル42の説明図。 実施の形態2に係る周辺状況特定処理のフローチャート。
実施の形態1.
***構成の説明***
図1を参照して、実施の形態1に係る移動体制御装置10の構成を説明する。
移動体制御装置10は、移動体100に搭載されるマイクロプロセッサボード等を用いて構成されたコンピュータである。実施の形態1では、移動体100は車両である。
移動体制御装置10は、移動体100又は図示された他の構成要素と、一体化した形態又は分離不可能な形態で実装されても、あるいは、取り外し可能な形態又は分離可能な形態で実装されてもよい。
移動体制御装置10は、複数のプロセッサ11と、記憶装置12と、入出力インタフェース13と、通信インタフェース14とのハードウェアを備える。各プロセッサ11は、信号線を介して他のハードウェアと接続され、これら他のハードウェアを制御する。
各プロセッサ11は、プロセッシングを行うIC(Integrated Circuit)である。各プロセッサ11は、具体例としては、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、GPU(Graphics Processing Unit)である。
記憶装置12は、具体例としては、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)である。また、記憶装置12は、SD(Secure Digital)メモリカード、CF(CompactFlash)、NANDフラッシュ、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ブルーレイ(登録商標)ディスク、DVDといった可搬記憶媒体であってもよい。
入出力インタフェース13は、移動体100に搭載された情報ECU31(Electronic Control Unit)と制御ECU32と出力装置33等を接続する装置である。入出力インタフェース13は、具体例としては、USB(Universal Serial Bus)、HDMI(登録商標、High−Definition Multimedia Interface)、CAN(Controller Area Network)の接続端子である。
情報ECU31は、移動体100に搭載されたミリ波レーダ、カメラ、赤外線レーダ、超音波センサ、GPSセンサといったセンサで検出された検出情報を取得する装置である。また、情報ECU31は、移動体100に搭載されたアクセル、ステアリング、ブレーキといった機器から出力された機器情報を取得する装置である。機器情報は、出力元の機器の状態を示す。機器の状態には、機器の故障の有無及び故障内容が含まれる。
制御ECU32は、移動体に搭載されたアクセル、ステアリング、ブレーキといった機器を制御する装置である。
出力装置33は、ディスプレイ、スピーカ、光源といった情報を出力するための装置である。
通信インタフェース14は、路側に設置された路側機といった外部装置と通信するための装置である。通信インタフェース14は、具体例としては、NIC(Network Interface Card)である。
路側機は、信号機の状態と、路面状態と、周辺に存在する他の移動体と等を示す交通情報を配信する。
移動体制御装置10は、機能構成として、周辺状況特定部21と、移動体状況特定部22と、故障対応部23と、制御部24と、通知部25とを備える。周辺状況特定部21と、移動体状況特定部22と、故障対応部23と、制御部24と、通知部25との各部の機能はソフトウェアにより実現される。
記憶装置12には、移動体制御装置10の各部の機能を実現するプログラムが記憶されている。このプログラムは、複数のプロセッサ11により読み込まれ、複数のプロセッサ11によって実行される。これにより、移動体制御装置10の各部の機能が実現される。また、記憶装置12には、地図情報41が記憶されている。地図情報41は、道路と、道路の種別と、車線と、車線の種別といった情報を示す。
複数のプロセッサ11は、移動体制御装置10の各部の機能を実現するプログラムの実行を分担する。複数のプロセッサ11は、いずれか1つだけでも各部の機能を実現可能である。つまり、複数のプロセッサ11は、多重化された構成である。
複数のプロセッサ11によって実現される各部の機能の処理の結果を示す情報とデータと信号値と変数値は、記憶装置12、又は、複数のプロセッサ11内のレジスタ又はキャッシュメモリに記憶される。以下の説明では、複数のプロセッサ11によって実現される各部の機能の処理の結果を示す情報とデータと信号値と変数値は、記憶装置12に記憶されるものとして説明する。
複数のプロセッサ11によって実現される各機能を実現するプログラムは、記憶装置12に記憶されているとした。しかし、このプログラムは、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ブルーレイ(登録商標)ディスク、DVDといった可搬記憶媒体に記憶されてもよい。
***動作の説明***
図2から図6を参照して、実施の形態1に係る移動体制御装置10の動作を説明する。
実施の形態1に係る移動体制御装置10の動作は、実施の形態1に係る移動体制御方法に相当する。また、実施の形態1に係る移動体制御装置10の動作は、実施の形態1に係る移動体制御プログラムの処理に相当する。
図2を参照して、実施の形態1に係る移動体制御装置10の動作概要を説明する。
移動体100は、各種センサ及び路側機から得られる情報に基づきエンジンとステアリングとブレーキといった機器が自動運転制御される。移動中に移動体100に搭載されたセンサ又は機器又は移動体制御装置10を構成するプロセッサ11といったハードウェアが故障することがある。この場合には、移動体制御装置10によって、故障内容及び移動体100の周辺状況に応じて、移動体100が制御される。この際、故障個所及び故障内容が出力装置を介して運転手に通知される。
移動体100は、アクセルペダルとステアリングホイールとブレーキペダルといった人手による入力機器を運転手が操作することによる手動運転制御に、自動運転制御から切り替えることも可能である。
実施の形態1では、故障内容及び移動体100の周辺状況に応じて、移動体100の移動経路を示す経路情報が生成され、生成された経路情報に従い移動体100が制御される。なお、前提として、故障が発生していない場合には、運転手等によって予め設定された経路情報に従い移動体100が制御されるものとする。
図3を参照して、実施の形態1に係る移動体制御装置10の全体的な処理を説明する。
図3に示す処理は、移動体100が起動されると開始され、移動体100が起動状態にある限り、つまり移動体100が停止されるまで継続される。ここでいう起動とは、具体例としては、移動体100のエンジンが駆動された場合、又は、移動体100のモータの電源がオンされた場合である。また、ここでいう停止とは、移動体100のエンジンが切られた場合、又は、移動体100のモータの電源がオフされた場合である。
(ステップS1:起動判定処理)
制御部24は、移動体100が起動状態であるか否かを判定する。具体的には、制御部24は、エンジンが駆動しているか、又は、モータの電源がオンされた状態であるか否かを判定する。
制御部24は、移動体100が起動状態である場合には、処理をステップS2に進め、移動体100が起動状態でない場合には、処理を終了する。
(ステップS2:周辺状況特定処理)
周辺状況特定部21は、入出力インタフェース13を介して、情報ECU31から各種センサで検出された検出情報を取得する。また、周辺状況特定部21は、通信インタフェース14を介して、路側機から配信される交通情報を取得する。また、周辺状況特定部21は、記憶装置12から地図情報41を読み出す。そして、周辺状況特定部21は、取得された検出情報と交通情報と地図情報41とから、移動体100の周辺状況を特定する。
実施の形態1では、周辺状況は、移動体100が走行する道路と、移動体100が走行するエリアの種別とを示す移動体100の移動場所を表す。移動体100が走行する道路は、高速道路、一般道路といった道路の種別を表す。さらに、移動体100が走行する道路は、道路の種別が高速道路であれば、走行車線、追越車線、流入車線、流出車線、出入口、料金所といったことを表してもよい。また、移動体100が走行する道路は、道路の種別が一般道路であれば、走行車線、追越車線、左折車線、右折車線、交差点、踏切、ブラインドカーブといったことを表してもよい。移動体100が走行するエリアの種別は、都市部、繁華街、住宅地、郊外といった分類を表す。
(ステップS3:移動体状況特定処理)
移動体状況特定部22は、入出力インタフェース13を介して、情報ECU31から各種機器から出力された機器情報を取得する。移動体状況特定部22は、取得された機器情報から新たに故障した機器を特定する。また、移動体状況特定部22は、新たに故障した機器がある場合には、取得された機器情報から故障内容を特定する。
移動体状況特定部22は、新たに故障した機器がある場合には、処理をステップS4に進め、新たに故障した機器がない場合には、処理をステップS6に進める。
(ステップS4:故障対応処理)
故障対応部23は、ステップS3で移動体100に搭載された機器の故障が特定されると、ステップS3で特定された故障内容と、ステップS2で特定された移動体100の周辺状況とに応じて、移動体100に対する制御内容を決定する。実施の形態1では、故障対応部23は、故障内容と周辺状況とに応じて、移動体100の移動経路を示す経路情報を制御内容として生成する。
(ステップS5:通知処理)
通知部25は、故障した機器と、故障内容とを示す通知情報を、入出力インタフェース13を介して出力装置33に出力する。これにより、故障した機器と、故障内容とが運転手に通知される。
(ステップS6:移動体制御処理)
故障した機器がない場合には、制御部24は、予め設定された経路情報に従い、移動体100を制御する。一方、故障した機器がある場合には、制御部24は、ステップS4で生成された経路情報に従い、移動体100を制御する。
具体的には、制御部24は、経路情報に従い移動体100が移動する操作内容を示す操作情報を、入出力インタフェース13を介して制御ECU32に出力する。すると、制御ECU32は、出力された操作情報に従い、アクセル、ステアリング、ブレーキといった機器を制御し、経路情報に従い移動体100を移動させる。
図4及び図5を参照して、実施の形態1に係る故障対応処理(図3のステップS4)を説明する。
(ステップS401:故障レベル判定処理)
故障対応部23は、ステップS3で特定された故障内容から、発生した故障レベルを判定する。
実施の形態1では、故障対応部23は、軽1:過渡的エラーと、軽2:復旧処理可能と、中1:1系故障(フェールオペレーション可能)と、中2:リブート必要と、重:復旧不可との5つの故障レベルのいずれに、発生した故障が該当するかを特定する。故障対応部23は、故障レベルが軽1:過渡的エラーの場合、処理をステップS402に進める。故障対応部23は、故障レベルが軽2:復旧処理可能の場合、処理をステップS403に進める。故障対応部23は、故障レベルが中1:1系故障(フェールオペレーション可能)の場合、処理をステップS404に進める。故障対応部23は、故障レベルが中2:リブート必要の場合、処理をステップS405に進める。故障対応部23は、故障レベルが重:復旧不可の場合、処理をステップS406に進める。
具体的には、故障対応部23は、故障内容毎に故障レベルを予め定義しておき、定義に従い発生した故障レベルを判定すればよい。
また、故障対応部23は、診断テストを実行して、故障レベルを判定してもよい。診断テストとは、具体例としては、LSIの診断プログラム、車載装置間ネットワーク通信の基本試験、車載装置間ネットワーク通信ソフトウェアの復旧プログラムの動作確認試験、エンジンとステアリングとブレーキとを制御するソフトウェアの最小動作試験といったものである。この際、故障対応部23は、周辺状況に応じて、実行する診断テストを決定してもよい。診断テストによって処理時間等が変わるためである。例えば、走行車両の少ない高速道路を走行中のように安定した走行がしばらく続く場合には、時間のかかる診断テストを実行してもよいし、走行車両の多い一般道路を走行中のように不安定な走行の場合には、短時間で終わる診断テストを実行してもよい。
(ステップS402:過渡的エラー処理)
故障対応部23は、対応せず従来通りの処理を継続する。そのため、故障対応部23は、予め設定された経路情報をそのまま制御部24に出力する。
(ステップS403:復旧判定処理)
故障対応部23は、ステップS2で特定された移動体の周辺状況を考慮して、復旧した後に従来通りの処理を継続可能か否かを判定する。
具体例としては、実施の形態1では、故障対応部23は、移動体100が走行する道路が高速道路である場合と、移動体100が走行するエリアの種別が郊外である場合とには、処理が継続可能であると判定する。一方、故障対応部23は、移動体100が走行する道路が幹線道路以外の一般道路、又は、高速道路の出入り口である場合と、移動体100が走行する道路が渋滞している場合とには、処理が継続不可能であると判定する。なお、故障対応部23は、いずれにも該当する、及び、いずれにも該当しない場合は、処理が継続不可能であると判定するとしてもよい。また、周辺状況に含まれる他の情報を考慮して、処理を継続可能か否かを判定してもよい。
故障対応部23は、復旧した後に従来通りの処理を継続可能な場合には、処理をステップS407に進め、継続不可能な場合には、処理をステップS408に進める。
(ステップS404:移動判定処理)
故障対応部23は、ステップS2で特定された移動体の周辺状況を考慮して、修理工場まで移動可能か否かを判定する。この際、故障した系は停止させ、残りの系のみ稼働させる。残りの系が複数存在する場合には多重系での動作が維持されるが、残りの系が1つのみの場合には単独の動作になる。
具体例としては、実施の形態1では、故障対応部23は、移動体100が走行する道路が高速道路、又は、高速道路の出入り口である場合と、移動体100が走行するエリアの種別が郊外である場合とには、修理工場まで移動可能であると判定する。一方、故障対応部23は、移動体100が走行する道路が幹線道路以外の一般道路である場合と、移動体100が走行する道路が渋滞している場合とには、修理工場まで移動不可能であると判定する。なお、いずれにも該当する、及び、いずれにも該当しない場合は、修理工場まで移動不可能であると判定するとしてもよい。また、周辺状況に含まれる他の情報を考慮して、処理を継続可能か否かを判定してもよい。
故障対応部23は、修理工場まで移動可能な場合には、処理をステップS409に進め、移動不可能な場合には、処理をステップS408に進める。
(ステップS405:リブート判定処理)
故障対応部23は、ステップS2で特定された移動体の周辺状況を考慮して、リブートした後に従来通りの処理を継続可能か否かを判定する。
具体例としては、実施の形態1では、故障対応部23は、移動体100が走行するエリアの種別が郊外である場合には、処理が継続可能であると判定する。一方、故障対応部23は、移動体100が走行する道路が幹線道路以外の一般道路、又は、高速道路である場合、又は、高速道路の出入り口である場合と、移動体100が走行する道路が渋滞している場合とには、処理が継続不可能であると判定する。なお、故障対応部23は、いずれにも該当する、及び、いずれにも該当しない場合は、処理が継続不可能であると判定するとしてもよい。また、周辺状況に含まれる他の情報を考慮して、処理を継続可能か否かを判定してもよい。
故障対応部23は、リブートした後に従来通りの処理を継続可能な場合には、処理をステップS410に進め、継続不可能な場合には、処理をステップS409に進める。
(ステップS406:手動運転移行処理)
故障対応部23は、故障が復旧不可能なため、自動運転による制御から手動運転による制御への切り替えを行う。この場合には、故障対応部23は、図3の処理を終了する。
(ステップS407:故障復旧処理)
故障対応部23は、発生した故障に対応する復旧処理を実行する。復旧処理とは、復旧プログラムを実行するといったものである。そして、故障対応部23は、予め設定された経路情報をそのまま制御部24に出力する。
(ステップS408:路肩案内処理)
故障対応部23は、地図情報41を参照して、移動体100を停車可能な路肩といったエリアのうち、最寄りのエリアを検索する。そして、故障対応部23は、検索されたエリアを目的地とする経路情報を制御部24に出力する。
(ステップS409:工場案内処理)
故障対応部23は、地図情報41を参照して、最寄りの修理工場を検索する。故障対応部23は、検索された修理工場を目的地とする経路情報を制御部24に出力する。
(ステップS410:リブート処理)
故障対応部23は、故障が発生した機器をリブートする。そして、故障対応部23は、予め設定された経路情報をそのまま制御部24に出力する。
図6を参照して、実施の形態1に係る移動体制御処理(図3のステップS6)を説明する。
ここでは、経路情報が示す目的地までの経路を長期経路と呼び、長期経路のうち次の分岐点までの経路といった部分的な経路を中期経路と呼び、障害物を避けるといった直近の経路を短期経路と呼ぶ。
(ステップS601:位置特定処理)
制御部24は、ステップS2で特定された周辺状況から、長期経路における移動体100の位置を特定する。
(ステップS602:経路取得処理)
制御部24は、ステップS601で特定された位置から、長期経路における次の分岐点までの(中期)経路情報を取得する。
(ステップS603:車線変更判定処理)
制御部24は、ステップS602で特定された経路情報から、長期経路における次の分岐点までに車線変更が必要か否かを判定する。
制御部24は、車線変更が不要な場合には、処理をステップS604に進め、車線変更が必要な場合には、処理をステップS605に進める。
(ステップS604:分岐点到達判定処理)
制御部24は、分岐点に到達したか否かを判定する。
制御部24は、分岐点に到達していない場合には、処理をステップS606に進め、分岐点に到達した場合には、処理をステップS607に進める。
(ステップS605:第1中期経路特定処理)
制御部24は、分岐点までの車線変更を含む中期経路を特定する。
(ステップS606:第2中期経路特定処理)
制御部24は、右左折といった分岐点における中期経路を特定する。
(ステップS607:第3中期経路特定処理)
制御部24は、移動体100が現在走行中の車線を分岐点まで走行するという中期経路を特定する。
(ステップS608:障害物判定処理)
制御部24は、ステップS2で特定された周辺状況に基づき、ステップS605からステップS607のいずれかで特定された中期経路における、移動体100の進行方向に車両又は歩行者といった障害物が存在するか否かを判定する。
制御部24は、障害物が存在する場合には、処理をステップS609に進め、障害物が存在しない場合には、処理をステップS612に進める。
(ステップS609:回避経路判定処理)
制御部24は、移動体100の進行方向に存在する障害物を回避可能な経路が存在するか否かを判定する。
制御部24は、障害物を回避可能な経路が存在する場合には、処理をステップS610に進め、障害物を回避可能な経路が存在しない場合には、処理をステップS611に進める。
(ステップS610:第1短期経路特定処理)
制御部24は、障害物を回避する短期経路を特定する。
(ステップS611:第2短期経路特定処理)
制御部24は、路側に寄せる、あるいは、障害物の手前で停止するといった、障害物に衝突しない短期経路を特定する。
(ステップS612:追越判定処理)
制御部24は、移動体100の前方を走行する車両を追い越しする必要があるか否かを判定する。
制御部24は、車両を追い越しする必要がある場合には、処理をステップS613に進め、車両を追い越しする必要がない場合には、処理をステップS614に進める。
(ステップS613:第3短期経路特定処理)
制御部24は、車両を追い越しする短期経路を特定する。
(ステップS614:第4短期経路特定処理)
制御部24は、移動体100が現在走行中の車線を走行するという、短期経路を特定する。
(ステップS615:誘導処理)
制御部24は、ステップS610とステップS611とステップS613とステップS614とのいずれかで特定された短期経路に従い移動体100が移動する操作内容を示す操作情報を、入出力インタフェース13を介して制御ECU32に出力する。すると、制御ECU32は、出力された操作情報に従い、アクセル、ステアリング、ブレーキといった機器を制御し、短期経路に従い移動体100を移動させる。
***実施の形態1の効果***
以上のように、実施の形態1に係る移動体制御装置10は、故障内容と移動体の周辺状況とに応じて制御内容を決定する。そのため、機器に故障が発生した場合における適切な制御を実現することができる。
特に、実施の形態1に係る移動体制御装置10は、故障内容と周辺状況とに応じて、移動体100の移動経路を決定する。具体的には、故障内容と周辺状況とに応じて、路肩に寄せる経路情報を生成したり、最寄りの修理工場へ案内する経路情報を生成したりする。これにより、故障が発生した際に、事故の発生を減らすことができる。
また、実施の形態1に係る移動体制御装置10は、故障内容と周辺状況とに応じて、故障が特定された機器の制御内容を決定する。具体的には、故障内容と周辺状況とに応じて、復旧処理を行ったり、復旧処理を行わずに路肩に止めたりする。これにより、故障が発生した場合に、事故の発生を減らすことができる。
***他の構成***
<変形例1>
実施の形態1では、移動体制御装置10の各部の機能がソフトウェアで実現された。しかし、変形例1として、移動体制御装置10の各部の機能はハードウェアで実現されてもよい。この変形例1について、実施の形態1と異なる点を説明する。
図7を参照して、変形例1に係る移動体制御装置10の構成を説明する。
各部の機能がハードウェアで実現される場合、移動体制御装置10は、複数のプロセッサ11と記憶装置12とに代えて、複数の処理回路15を備える。複数の処理回路15は、移動体制御装置10の各部の機能及び記憶装置12の機能を実現する専用の電子回路である。
処理回路15は、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ロジックIC、GA(Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field−Programmable Gate Array)が想定される。
<変形例2>
変形例2として、一部の機能がハードウェアで実現され、他の機能がソフトウェアで実現されてもよい。つまり、移動体制御装置10の各部のうち、一部の機能がハードウェアで実現され、他の機能がソフトウェアで実現されてもよい。
プロセッサ11と記憶装置12と処理回路15とを、総称して「プロセッシングサーキットリー」という。つまり、各部の機能は、プロセッシングサーキットリーにより実現される。
<変形例3>
実施の形態1では、故障内容及び移動体100の周辺状況に応じて、移動体100の移動経路を示す経路情報が生成され、生成された経路情報に従い移動体100が制御された。変形例3として、図8に示すように、故障内容及び移動体100の周辺状況に応じて、運転手への通知方法を変えてもよい。
例えば、軽レベルの通知の場合には、ランプを点灯させる、あるいは、表示装置に表示を出す。中レベルの通知の場合には、ランプを点滅させる、あるいは、表示装置に表示を点滅表示させる。重レベルの通知の場合には、ランプを点滅させる、あるいは、表示装置に表示を点滅表示させることに加え、警告音を鳴らす。
<変形例4>
実施の形態1では、機器が故障した場合、経路情報を新たに生成して制御することと、故障した機器が多重化されている場合には縮退運転すること等を説明した。しかし、変形例4として、故障した機器に関係する他の機器についても制御してもよい。
具体例としては、プロセッサ11に故障が発生した場合、プロセッサ11がメモリ領域として使用している記憶装置12の領域の故障である可能性がある。そのため、故障対応部23は、使用する記憶装置12の領域を変更してもよい。例えば、故障対応部23は、各部を実現するソフトウェア、アプリケーションソフトウェア、OS(Operating System)、ドライバといったプログラムが使用する領域を変更してもよい。
<変形例5>
その他、故障内容及び移動体100の周辺状況に応じて、移動体100の最高速度を制御するといった他の制御を行ってもよい。
実施の形態2.
実施の形態1では、図4に示したフローチャートにより、図5にテーブルで示した故障時対応を決定する故障対応処理を実現した。しかし、現実に実装する場合には、故障対応処理は、図5に示すほど単純なテーブルでは表せず、複雑なテーブルとなることが想定される。そのため、故障対応処理をフローチャートで表し実装することは、ソフトウェア等の実装上効率的でない。
実施の形態2では、故障対応処理を効率的に実装する方法について説明する。実施の形態2では、実施の形態1と異なる点を説明する。
***構成の説明***
図9を参照して、実施の形態2に係る移動体制御装置10の構成を説明する。
移動体制御装置10は、記憶装置12に、故障対応テーブル42が記憶されている点が、図1に示す移動体制御装置10と異なる。
故障対応テーブル42は、図5に示すような、故障時対応を一意に決定するための情報が格納されたテーブルである。
但し、実施の形態2では、故障対応テーブル42は、現実に実装する場合を想定した、より詳細なテーブルである。つまり、図5では、5段階の故障レベルと、移動体100の移動場所を示す周辺状況とを条件として、条件毎に制御内容を記憶していた。これに対して、故障対応テーブル42は、より詳細な条件毎に制御内容を記憶する。
故障対応テーブル42の条件としては、(1)故障内容と、(2)周辺状況とが考えられる。
(1)の故障内容は、実施の形態1で説明した軽1、軽2、中1、中2、重といったレベルでもよいし、具体的な故障内容を分類したものでもよい。
(2)周辺状況は、実施の形態1で用いた移動体100の移動場所と、移動体100の移動に影響を与える移動環境とである。
移動環境は、移動体100が走行する道路の交通規制の有無と、移動体100が走行する道路の混雑状況と、移動体100が走行する道路の路面状態と、移動体100が走行するエリアの天候と、地震、火山噴火、津波、高波、体風、山火事、竜巻といった自然災害の発生の有無と、移動体100が走行する道路及びその周辺の白線、停止線、横断歩道、路側帯、歩道縁石等から特定される走行可能な路面の位置といったことを表す。路面状態は、路面が濡れているかと、凍結しているかと、凹凸があるかと、左右方向に傾いているかと、アスファルトと砂利と泥濘といった種別とである。また、天候は、雨又は雪が降っているかと、風速と、霧の有無と、日照量とである。その他にも、移動環境は、移動体100が走行する道路に設置された道路標識の内容と、移動体100の周辺を走行する救急車、消防車、パトロールカーといった緊急車両の有無と、移動体100の周辺に存在する歩行者及び建築物といった障害物といったことを表してもよい。
実施の形態2では、移動環境を、交通事故及びイベントにより交通規制あるいは車道に人があふれ出ている状況が発生している周辺特異状態と、事故及び災害といったことが発生している緊急事態状態と、路面不良及び視界不良といった運転困難状態と、周辺特異状態と緊急事態状態と運転困難状態とが発生していない通常状態とに分類する。
実施の形態2では、故障対応テーブル42は、(1)故障内容と、(2)周辺状況とを条件として、条件毎に制御内容を記憶する。しかし、単純に条件毎に制御内容を記憶すると、条件が多岐に渡り、故障対応テーブル42は非常に大きなテーブルになってしまう。
そこで、ここでは、図10に示すように、故障対応テーブル42を、(1)故障内容及び(2)周辺状況のうちの移動環境毎に分け、(2)周辺状況のうちの移動場所を条件として制御内容を記憶した複数のテーブルで構成する。つまり、故障対応テーブル42は、「故障内容の分類数」×「移動環境の分類数」個のテーブルで構成され、各テーブルは、移動場所毎に制御内容が定められる。
実施の形態2では、移動環境を、周辺特異状態ありと、緊急事態情報ありと、運転困難情報ありと、いずれもない通常時との4つに分類する。したがって、故障対応テーブル42は、実施の形態2では、「故障内容の分類数」×4個のテーブルで構成される。
なお、故障対応テーブル42を、(2)周辺状況のうちの移動環境毎に分け、(1)故障内容及び(2)周辺状況のうちの移動場所を条件として制御内容を記憶した複数のテーブルで構成してもよい。
***動作の説明***
実施の形態2に係る移動体制御装置10の動作概要を説明する。
図3のステップS4では、図4に示す処理を実行するのではなく、ステップS4の処理を実行する時点における(1)故障内容と移動環境とに対応する故障対応テーブル42から、移動場所に対応する制御内容を読み出す。
但し、移動体制御装置10がマイクロプロセッサボードを用いて構成されている場合には、記憶装置12の記憶容量が小さい。そのため、故障対応テーブル42を構成する全てのテーブルを記憶装置12に記憶しておくことが難しい可能性がある。そこで、実施の形態2では、故障対応テーブル42を外部サーバに記憶しておく。そして、移動体制御装置10は、外部サーバに記憶された故障対応テーブル42を構成する各テーブルから、移動環境に応じたテーブルだけを取得して記憶装置12に記憶する。
図3を参照して、実施の形態2に係る移動体制御装置10の全体的な処理を説明する。
ステップS2の処理とステップS4の処理とが実施の形態1と異なる。
(ステップS2:周辺状況特定処理)
周辺状況特定部21は、実施の形態1と同様に、周辺状況を特定する。この際、周辺状況特定部21は、周辺状況として、移動体100の移動場所だけでなく、移動環境も特定する。
また、周辺状況特定部21は、通信インタフェース14を介して、外部サーバに記憶された故障対応テーブル42を構成するテーブルのうち、特定された移動環境の分類に対応する複数のテーブルを取得する。そして、周辺状況特定部21は、取得された複数のテーブルを記憶装置12に書き込む。また、周辺状況特定部21は、移動環境に対応しないテーブルが記憶装置12に記憶されている場合には、移動環境に対応しないテーブルを記憶装置12から削除する。
なお、複数の移動環境の分類が該当する場合も起こり得る。この場合には、周辺状況特定部21は、該当する全ての分類のテーブルを取得し、記憶装置12に書き込む。
(ステップS4:故障対応処理)
故障対応部23は、ステップS2で記憶装置12に記憶された複数のテーブルのうち、ステップS3で特定された故障内容に対応するテーブルを特定する。そして、故障対応部23は、特定されたテーブルから、ステップS2で特定された移動場所に対応するレコードを読み出すことにより、移動体100に対する制御内容を決定する。
図11を参照して、実施の形態2に係る周辺状況特定処理(図3のステップS2)の処理を説明する。
実施の形態2では、周辺特異状態、緊急事態状態、運転困難状態、通常時の順に優先的に扱うものとする。
(ステップS201:状況特定処理)
周辺状況特定部21は、移動体100の周辺状況を特定する。
(ステップS202:周辺特異状態判定処理)
周辺状況特定部21は、周辺状況が周辺特異状態であるか否かを判定する。周辺状況特定部21は、周辺特異状態である場合には処理をステップS205に進め、周辺特異状態でない場合には処理をステップS203に進める。
(ステップS203:緊急事態状態判定処理)
周辺状況特定部21は、緊急事態状態であるか否かを判定する。周辺状況特定部21は、緊急事態状態である場合には処理をステップS206に進め、緊急事態状態でない場合には処理をステップS204に進める。
(ステップS204:運転困難状態判定処理)
周辺状況特定部21は、運転困難状態であるか否かを判定する。周辺状況特定部21は、運転困難状態である場合には処理をステップS207に進め、運転困難状態でない場合には処理をステップS208に進める。
(ステップS205:第1読込処理)
周辺状況特定部21は、故障対応テーブル42を構成するテーブルのうち、周辺特異状態に対応する複数のテーブルを外部サーバから取得し、記憶装置12に書き込む。
(ステップS206:第2読込処理)
周辺状況特定部21は、故障対応テーブル42を構成するテーブルのうち、緊急事態状態に対応する複数のテーブルを外部サーバから取得し、記憶装置12に書き込む。
(ステップS207:第3読込処理)
周辺状況特定部21は、故障対応テーブル42を構成するテーブルのうち、運転困難状態に対応する複数のテーブルを外部サーバから取得し、記憶装置12に書き込む。
(ステップS208:第4読込処理)
周辺状況特定部21は、故障対応テーブル42を構成するテーブルのうち、通常時に対応する複数のテーブルを外部サーバから取得し、記憶装置12に書き込む。
***実施の形態2の効果***
以上のように、実施の形態2に係る移動体制御装置10は、故障内容及び移動環境毎に用意され、移動場所に応じた制御内容が定められた故障対応テーブル42を用いて、移動体100の制御内容を決定する。これにより、効率的な実装により制御内容を決定することができる。
また、実施の形態2に係る移動体制御装置10は、故障対応テーブル42を外部サーバに記憶しておき、必要な情報を順次読み込み記憶装置12に記憶する。これにより、故障対応テーブル42のサイズに対して記憶装置12の記憶容量が小さくても、実装可能である。
また、実施の形態2に係る移動体制御装置10は、故障内容及び移動環境毎に分け、移動場所を条件として制御内容を記憶した複数のテーブルで故障対応テーブル42を構成する。そして、移動体制御装置10は、移動環境に対応する複数のテーブルを読み込んでおき、故障が発生した場合に、読み込んでおいたテーブルから故障内容に対応するテーブルを特定する。そして、移動体制御装置10は、特定されたテーブルから走行内容に対応する制御内容を読み出す。これにより、故障が発生した場合に、早期に制御内容を決定することができる。
***他の構成***
<変形例6>
実施の形態2では、図3に示したように、ステップS1からステップS6までの処理が繰り返し実行された。変形例6として、ステップS2の処理を他の処理と独立するスレッドあるいはタスクとして実行し、記憶装置12に記憶するテーブルを更新させてもよい。そして、周辺状況に変化があった場合に、コールバック関数等により、故障対応部23に周辺状況を通知するようにしてもよい。
<変形例7>
実施の形態2では、故障内容と周辺状況とを条件として、条件毎に制御内容を記憶した。変形例7として、条件に自動運転のカテゴリを追加してもよい。自動運転のカテゴリとは、高速域で制御する高速域カテゴリ、中速域で制御する中速域カテゴリ、低速域で制御する低速域カテゴリ、駐車を行う駐車カテゴリ等である。また、他にも、条件に運転手の状態を含めてもよい。運転手の状態は、運転手の存在と、運転手によるステアリング操作の有無と、運転手の視線と、運転手の居眠りの有無とである。
<変形例8>
実施の形態1,2では、移動体100として一般ユーザが使用する車両を想定した。変形例8として、移動体100は、業務用の車両であってもよい。具体例としては、移動体100は、タクシー、輸送用トラック、郵便ポスト巡回集配車両、パトロール車両である。このように、移動体100が業務用の車両の場合には、故障対応部23は、故障内容及び周辺状況によっては、業務用の拠点、物流拠点、企業関連施設といった場所を目的地とする経路情報を生成してもよい。
<変形例9>
実施の形態1,2では、移動体100として車両を想定した。変形例9として、移動体100は、車両に限らず、船舶、ヘリコプター、航空機といった他の種別であってもよい。
具体例としては、移動体100は、貨物運搬機能を有するドローンであってもよい。ドローンの場合であっても、車両の場合と同様に、故障内容及び周辺状況に応じて、経路情報が生成されドローンが制御される。例えば、繁華街、住宅地、郊外といった移動場所と、天候、風速といった移動環境とを示す周辺状況に応じた経路情報が生成される。ドローンを利用して配送を行うことを想定した試験も行われており、物流拠点から配送先までドローンが自動運転されることが検討されている。自動運転されたドローンに故障が発生した場合には最寄りの退避地点へ一旦着陸させるが、故障内容及び周辺状況からどこへ着陸させるか等が制御される。
<変形例10>
その他、移動体100が盗難された場合には、最寄りの警察署を目的地とする経路情報を生成してもよい。
10 移動体制御装置、11 プロセッサ、12 記憶装置、13 入出力インタフェース、14 通信インタフェース、15 処理回路、21 周辺状況特定部、22 移動体状況特定部、23 故障対応部、24 制御部、25 通知部、31 情報ECU、32 制御ECU、33 出力装置、41 地図情報、42 故障対応テーブル、100 移動体。

Claims (8)

  1. 移動体の移動に影響を与える移動環境毎に用意され、前記移動体に搭載された機器の故障内容及び前記移動体が移動する移動場所に応じた移動経路が定められた故障対応テーブルのうち、前記移動体の前記移動環境に対応するテーブルのみを読み込んでおき、移動体に搭載された機器の故障が特定されると、読み込んでおいたテーブルから特定された故障の故障内容及び前記移動場所に対応する移動経路を読み出して、前記移動体の移動経路を決定する故障対応部と、
    前記故障対応部によって決定された移動経路に従い、前記移動体を制御する制御部と
    を備える移動体制御装置。
  2. 前記故障対応部は、前記故障内容と前記移動環境前記移動場所とに応じて、前記故障が特定された機器の制御内容を決定する
    請求項に記載の移動体制御装置。
  3. 前記故障対応部は、前記故障内容と前記移動環境前記移動場所とに応じて、前記移動体の運転手への前記故障の通知方法を決定する
    請求項1又は2に記載の移動体制御装置。
  4. 前記故障対応テーブルは、移動環境毎、故障内容毎に用意され、
    前記故障対応部は、読み込んでおいたテーブルのうち、特定された故障の故障内容に対応するテーブルを特定し、特定されたテーブルから前記移動場所に対応する移動経路を読み出す
    請求項1から3までのいずれか1項に記載の移動体制御装置。
  5. 前記故障対応部は、読み込んでおいたテーブルのうち、前記移動体の前記移動環境に対応しないテーブルを削除する
    請求項1から4までのいずれか1項に記載の移動体制御装置。
  6. 前記故障対応テーブルは、交通規制あるいは車道に人が多い状況が発生している周辺特異状態と、事故又は災害が発生している緊急事態状態と、路面不良又は視界不良が発生している運転困難状態と、前記周辺特異状態と前記緊急事態状態と前記運転困難状態とのいずれも発生していない通常状態との移動環境毎に用意され、
    前記故障対応部は、前記周辺特異状態と前記緊急事態状態と前記運転困難状態と前記通常状態とのうち、前記移動体の移動環境に該当する状態に対応するテーブルを読み込んでおく
    請求項1から5までのいずれか1項に記載の移動体制御装置。
  7. コンピュータが、移動体の移動に影響を与える移動環境毎に用意され、前記移動体に搭載された機器の故障内容及び前記移動体が移動する移動場所に応じた移動経路が定められた故障対応テーブルのうち、前記移動体の前記移動環境に対応するテーブルのみを読み込んでおき、移動体に搭載された機器の故障が特定されると、読み込んでおいたテーブルから特定された故障の故障内容及び前記移動場所に対応する移動経路を読み出して、前記移動体の移動経路を決定し、
    コンピュータが、決定された移動経路に従い、前記移動体を制御する移動体制御方法。
  8. 移動体の移動に影響を与える移動環境毎に用意され、前記移動体に搭載された機器の故障内容及び前記移動体が移動する移動場所に応じた移動経路が定められた故障対応テーブルのうち、前記移動体の前記移動環境に対応するテーブルのみを読み込んでおき、移動体に搭載された機器の故障が特定されると、読み込んでおいたテーブルから特定された故障の故障内容及び前記移動場所に対応する移動経路を読み出して、前記移動体の移動経路を決定する故障対応処理と、
    前記故障対応処理によって決定された移動経路に従い、前記移動体を制御する制御処理と
    をコンピュータに実行させる移動体制御プログラム。
JP2016559668A 2016-06-02 2016-06-02 移動体制御装置、移動体制御方法及び移動体制御プログラム Expired - Fee Related JP6073003B1 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2016/066354 WO2017208416A1 (ja) 2016-06-02 2016-06-02 移動体制御装置、移動体制御方法及び移動体制御プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6073003B1 true JP6073003B1 (ja) 2017-02-01
JPWO2017208416A1 JPWO2017208416A1 (ja) 2018-06-14

Family

ID=57937636

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016559668A Expired - Fee Related JP6073003B1 (ja) 2016-06-02 2016-06-02 移動体制御装置、移動体制御方法及び移動体制御プログラム

Country Status (5)

Country Link
US (1) US10899361B2 (ja)
JP (1) JP6073003B1 (ja)
CN (1) CN109153387A (ja)
DE (1) DE112016006817T5 (ja)
WO (1) WO2017208416A1 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018176800A (ja) * 2017-04-04 2018-11-15 株式会社デンソー 自動運転制御装置
JP6480088B1 (ja) * 2018-01-04 2019-03-06 中国電力株式会社 飛行制御システム及び飛行計画作成方法
JP2019077236A (ja) * 2017-10-20 2019-05-23 株式会社デンソーテン 車両制御装置
JP2020104627A (ja) * 2018-12-27 2020-07-09 本田技研工業株式会社 車両制御装置
JP2020142769A (ja) * 2019-03-08 2020-09-10 マツダ株式会社 自動車用演算システム

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6637193B2 (ja) * 2016-10-18 2020-01-29 本田技研工業株式会社 車両制御装置
JP6689477B2 (ja) * 2018-03-05 2020-04-28 三菱電機株式会社 車載装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
JP6907983B2 (ja) * 2018-03-23 2021-07-21 株式会社デンソー 通知システム
EP4275909A3 (en) * 2018-07-02 2023-12-20 Actega North America Technologies, Inc. Systems and method for decorating substrates
JP7193289B2 (ja) * 2018-09-28 2022-12-20 日立Astemo株式会社 車載電子制御システム
JP7198056B2 (ja) * 2018-11-19 2022-12-28 日立Astemo株式会社 車両制御装置及び車両制御方法
JP7382192B2 (ja) * 2019-09-30 2023-11-16 株式会社Subaru 車両
CN111775928B (zh) * 2020-06-11 2024-04-02 吉泰车辆技术(苏州)有限公司 混动车辆的跛行控制方法及系统
JP7057904B1 (ja) * 2020-12-23 2022-04-21 住友ゴム工業株式会社 タイヤ管理システム、タイヤ管理方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11180182A (ja) * 1997-12-19 1999-07-06 Hitachi Ltd 自動車の走行制御装置
JP2006007892A (ja) * 2004-06-24 2006-01-12 Toyota Motor Corp 車両制御装置
JP2007203883A (ja) * 2006-02-02 2007-08-16 Nissan Motor Co Ltd 車両のフェイルセーフ走行制御システム
JP2012220286A (ja) * 2011-04-06 2012-11-12 Denso Corp 車両用制御装置

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05270428A (ja) 1992-03-23 1993-10-19 Mazda Motor Corp 車両の後輪操舵装置
JP2002347479A (ja) * 2001-05-29 2002-12-04 Denso Corp 車両統合制御システム
JP2004124841A (ja) 2002-10-03 2004-04-22 Jatco Ltd 車両の故障診断装置
US7245995B2 (en) * 2003-02-19 2007-07-17 Robert Bosch Gmbh Fault-tolerant vehicle stability control
US7010409B2 (en) * 2003-02-26 2006-03-07 Ford Global Technologies, Llc Reference signal generator for an integrated sensing system
JP4848027B2 (ja) 2004-01-30 2011-12-28 日立オートモティブシステムズ株式会社 車両制御装置
EP2177413B1 (en) * 2004-07-15 2015-02-25 Hitachi, Ltd. Vehicle control system
JP4958867B2 (ja) * 2008-09-19 2012-06-20 本田技研工業株式会社 エンジンセッティングシステムを備えた自動二輪車
US20100256903A1 (en) * 2009-04-01 2010-10-07 General Motors Corporation Vehicle telematics communication for generating road routing informatiion
JP2010263410A (ja) * 2009-05-07 2010-11-18 Renesas Electronics Corp 車両通信装置
US20140309876A1 (en) * 2013-04-15 2014-10-16 Flextronics Ap, Llc Universal vehicle voice command system
JP5639611B2 (ja) 2012-03-21 2014-12-10 富士重工業株式会社 車両の制御装置
US9045139B2 (en) * 2012-12-20 2015-06-02 Automotive Research & Testing Center Intuitive eco-driving assistance method and system
US9092984B2 (en) * 2013-03-14 2015-07-28 Microsoft Technology Licensing, Llc Enriching driving experience with cloud assistance
DE102015207636B4 (de) * 2014-06-13 2021-11-18 Ford Global Technologies, Llc Verfahren zum Betrieb eines elektromechanischen Fahrzeugbremssystems
JP5898746B1 (ja) * 2014-09-29 2016-04-06 富士重工業株式会社 車両の走行制御装置
US9679487B1 (en) * 2015-01-20 2017-06-13 State Farm Mutual Automobile Insurance Company Alert notifications utilizing broadcasted telematics data
EP3423865B1 (en) * 2016-03-01 2024-03-06 Brightway Vision Ltd. Gated imaging apparatus, system and method

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11180182A (ja) * 1997-12-19 1999-07-06 Hitachi Ltd 自動車の走行制御装置
JP2006007892A (ja) * 2004-06-24 2006-01-12 Toyota Motor Corp 車両制御装置
JP2007203883A (ja) * 2006-02-02 2007-08-16 Nissan Motor Co Ltd 車両のフェイルセーフ走行制御システム
JP2012220286A (ja) * 2011-04-06 2012-11-12 Denso Corp 車両用制御装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018176800A (ja) * 2017-04-04 2018-11-15 株式会社デンソー 自動運転制御装置
JP2019077236A (ja) * 2017-10-20 2019-05-23 株式会社デンソーテン 車両制御装置
JP7169059B2 (ja) 2017-10-20 2022-11-10 株式会社デンソーテン 車両制御装置
JP6480088B1 (ja) * 2018-01-04 2019-03-06 中国電力株式会社 飛行制御システム及び飛行計画作成方法
WO2019135272A1 (ja) * 2018-01-04 2019-07-11 中国電力株式会社 飛行制御システム及び飛行計画作成方法
JP2020104627A (ja) * 2018-12-27 2020-07-09 本田技研工業株式会社 車両制御装置
JP2020142769A (ja) * 2019-03-08 2020-09-10 マツダ株式会社 自動車用演算システム
JP7230596B2 (ja) 2019-03-08 2023-03-01 マツダ株式会社 自動車用演算システム

Also Published As

Publication number Publication date
US10899361B2 (en) 2021-01-26
WO2017208416A1 (ja) 2017-12-07
US20190300010A1 (en) 2019-10-03
JPWO2017208416A1 (ja) 2018-06-14
DE112016006817T5 (de) 2019-02-07
CN109153387A (zh) 2019-01-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6073003B1 (ja) 移動体制御装置、移動体制御方法及び移動体制御プログラム
US11760354B2 (en) Multi-way stop intersection precedence for autonomous vehicles
JP6588592B2 (ja) 自動運転車両に用いられる衝突予測及びエアバッグ事前展開システム
US8498778B2 (en) Navigation system controlled turn signals
WO2017168662A1 (ja) 走行計画生成装置、走行計画生成方法及び走行計画生成プログラム
EP3814909A2 (en) Using divergence to conduct log-based simulations
CN113302109B (zh) 实施自主车辆的回退行为的系统
US20190389455A1 (en) Blended autonomous driving system
AU2019433460B2 (en) Signaling for turns for autonomous vehicles
CN111583697B (zh) 驾驶支持系统和服务器装置
US12091055B2 (en) Tracking vanished objects for autonomous vehicles
KR102534960B1 (ko) 자율주행 차량들을 위한 행렬들의 검출 및 그에 대한 대응
US11938935B2 (en) Vehicle driving control apparatus
EP3934958A1 (en) Stranding and scoping analysis for autonomous vehicle services
CN115593429A (zh) 自动驾驶车辆对紧急车辆的响应
WO2018070015A1 (ja) 車両はみ出し判断方法及び車両はみ出し判断装置
US11608066B1 (en) Responding to input on a brake pedal of a brake by wire system for an autonomous vehicle
WO2021020155A1 (ja) 車両制御装置
JP7546210B2 (ja) 情報処理方法及び情報処理システム
US20230185993A1 (en) Configurable simulation test scenarios for autonomous vehicles
KR102581080B1 (ko) 정밀지도 기반으로 자율주행자동차의 종방향 주행을 제어하는 방법 및 이를 이용한 자율주행 제어 장치
WO2024004532A1 (ja) 運転制御装置、運転制御方法、情報提示制御装置及び情報提示制御方法
US20220402484A1 (en) Driving assistance apparatus
CN118819001A (zh) 车辆安全控制的仿真试验方法、系统、设备以及存储介质
JP2023123036A (ja) 運転支援方法及び運転支援システム

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20161130

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161206

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161228

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6073003

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees