JP6072909B2 - カーテンエアバッグ装置 - Google Patents

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    • B60R21/231Inflatable members characterised by their shape, construction or spatial configuration
    • B60R21/232Curtain-type airbags deploying mainly in a vertical direction from their top edge

Description

本発明は、車両の側面衝突時やロールオーバ(横転)時に、乗員保護を目的として車両室内の側面部に沿って膨張展開するカーテンエアバッグに関するものである。
近年、車両には高い安全性が求められている。この傾向は世界各国に共通していて、現在では世界各国でエアバッグが車両の安全装置としてほぼ標準装備されている。そして、車両開発に関係する事業者はさらなる安全性向上を重要な開発テーマとして掲げ、これに伴って日々新たなエアバッグを開発している。
車両の安全性の評価基準は各国において異なっていて、各事業者は製造品が多国の評価基準に対応し得るよう開発を行っている。例えば世界最大の自動車保有台数をほこる米国では、米国高速道路交通安全局(NHTSA)によって米国連邦自動車安全基準(FMVSS)が制定されている。このNHTSAによって正式に制定されたFMVSS226の基となっているFMVSSの規則策定の通知(NPRM;Notice of Proposed Rule Making: docket Number NHTSA-2009-0183)には「側突時・ロールオーバ(横転)時において、放出緩和システムによりサイドウィンドウを通した乗員の車外放出の見込みを減少させる」という要件が提案されている。この要件は、放出緩和システムを成す車外放出軽減対策装置としてカーテンエアバッグを備えることで達成可能である。
カーテンエアバッグは、車室内のサイドドアの上方に設置されていて、衝撃発生時に車両のサイドウィンドウに沿って膨張展開するエアバッグである。カーテンエアバッグは各種エアバッグの中でも大型であり、装備させるインフレータ(ガス発生装置)も出力の大きなものが必要になることがある。しかし、インフレータは出力の大きいものほど高価であり、さらには形状も大型になってレイアウト上の問題が生じやすくなる傾向がある。そのため、カーテンエアバッグはなるべく無駄のないガス容量で乗員を拘束できる構成が望まれている。例えば、特許文献1のカーテンエアバッグが備えている非膨張領域であれば、ガスを利用しなくとも乗員を拘束することができる。
特開2005−186654号公報
カーテンエアバッグは、ガス容量を抑えた構成であるほど、低出力で安価かつ小型のインフレータを使用することが可能になる。しかしその場合であっても、カーテンエアバッグの本来の機能である乗員の車外放出防止性能を低下させないことが前提である。車外放出防止性能は、側突時に乗員がサイドウィンドウから放出される量、すなわち車外放出量が少ないほど高く評価される。特許文献1のカーテンエアバッグが備える非膨張領域は、ガス容量を抑えるという利点はあるものの、安易に設置するとカーテンエアバッグの車外放出防止性能に影響を与えるおそれがあり、設置するには相応の配慮が必要である。
本発明は、このような課題に鑑み、ガス容量を抑えつつも高い車外放出防止性能を発揮可能なカーテンエアバッグを提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明にかかるカーテンエアバッグの代表的な構成は、車両室内の側面部上方に収納され、側面部に沿って膨張展開するカーテンエアバッグであって、ガスが流入して膨張する袋状の膨張領域と、ガスの流入しない非膨張領域とを備え、膨張領域は、側面部のセンタピラーの車両後方側におけるリアサイドウィンドウの上部にて車両前後方向に延びるダクト部と、リアサイドウィンドウの車両前方側に設けられ、センタピラーの上下の所定範囲に重なって膨張する前方膨張部と、リアサイドウィンドウ上の車両後方側で膨張する後方膨張部と、リアサイドウィンドウ上の車両下方側にて車両前後方向に延び、前方膨張部の下端と後方膨張部の下端とを連絡する下側連絡部と、を含み、非膨張領域は、ダクト部、下側連絡部、前方膨張部および後方膨張部によって囲まれてリアサイドウィンドウを覆い、後方膨張部の前縁は、車外放出防止性能評価試験における試験装置であるインパクタの衝突目標としてリアサイドウィンドウが覆う開口領域内に設定されるそれぞれ所定面積を有する複数の打点位置のうち、センタピラーから車両後方側へ向かって2番目に位置する第2打点位置上であって第2打点位置の打点中心から車両後方側の領域に位置し、後方膨張部の前縁から連続する下側連絡部の上縁は、第2打点位置上であって打点中心から車両下方側の領域に位置することを特徴とする。
上記構成では、ガスの必要のない非膨張領域を設けるにあたり、車外放出防止性能が低下しないよう工夫を凝らしている。まず上記構成では、車外放出防止性能評価試験におけるインパクタの複数の打点位置のうち、第2打点位置を目安にして非膨張領域を設けている。例えば、車外放出防止性能評価試験における第1打点位置はセンタピラーに近い位置であるが、カーテンエアバッグのセンタピラー付近の領域はセンタピラーに支えられることで車外放出防止性能が元々高い。しかし、第1打点位置よりも車両後方側に位置する第2打点位置では、センタピラー等の支えになる部位から遠いため、カーテンエアバッグの車外放出防止性能は低下し、乗員の車外放出量が増加しがちである。そこで上記構成では、第2打点位置の主要部分、特に車両後方側と車両下方側とには膨張領域(後方膨張部および下側連絡部)を設けている。膨張領域であれば、非膨張領域に比べて車内側に突出しているため、乗員を早期に拘束してその車外放出量を抑えることができる。そして、第2打点位置の上部の車両前方側には非膨張領域を設けている。この構成であれば、ガス容量を削減しつつ、車外放出防止性能を高く維持することが可能である。
上記の非膨張領域は、複数の打点位置のうち、センタピラーから車両後方側へ向かって1番目に位置する第1打点位置に重なるとよい。非膨張領域は膨張しないため、各膨張領域の車内側表面に比べて車外側に位置していて、乗員の車外放出量を抑えるという点においては不利になりかねない。しかし第1打点位置に重なるカーテンエアバッグ上の領域は、センタピラーに重なって支えられる領域に近接しているため、車外放出量が元々少ない。したがって、上記のように第1打点位置に重なる領域を非膨張領域とすることで、車外放出防止性能を下げることなく、ガス容量を削減することが可能になる。
当該カーテンエアバッグ装置は、膨張領域にガスを供給するインフレータと、ダクト部の上部の所定位置にインフレータを取り付けてダクト部へインフレータからのガスを導くインフレータ取付部と、ダクト部からガスを受けて前方膨張部よりも車両前方側で膨張するフロントメインチャンバと、ダクト部からガスを受けて後方膨張部よりも車両後方側で膨張するリアメインチャンバと、をさらに備え、前方膨張部はフロントメインチャンバからガスを受けることでフロントメインチャンバに続いて膨張し、後方膨張部はリアメインチャンバからガスを受けることでリアメインチャンバに続いて膨張するとよい。
上記構成では、前方膨張部および後方膨張部は、各メインチャンバに続いてその後に膨張する領域(ディレーチャンバ)として実現されている。この構成によれば、前方膨張部および後方膨張部は、メインチャンバに比べて若干遅く(数msec〜数十msec)に膨張展開が完了するため、側面衝突に続いて発生するロールオーバ時に合わせて膨張状態となる。したがって、非膨張領域もまたロールオーバ時に合わせて緊張してその乗員拘束性能を発揮することが可能になる。
当該カーテンエアバッグ装置はさらに、前方膨張部とフロントメインチャンバとを連絡する前方連絡口を有し、前方連絡口の上下幅は、前方膨張部の上下長さよりも短いとよい。すなわち前方膨張部は、上下全体でフロントメインチャンバとつながっているのではなく、前方膨張部よりも上下に小さい前方連絡口でフロントメインチャンバとつながっている。この構成の前方連絡口であれば、フロントメインチャンバから前方膨張部への単位時間あたりのガスの供給量を制限し、ロールオーバ時に合わせて前方膨張部の膨張展開を完了させることができる。
当該カーテンエアバッグ装置はさらに、後方膨張部とリアメインチャンバとを連絡する後方連絡口を有し、後方連絡口の上下幅は、後方膨張部の上下長さよりも短いとよい。後方膨張部もまた、上下全体でリアメインチャンバとつながっているのではなく、後方膨張部よりも上下に小さい後方連絡口でリアメインチャンバとつながっている。この構成の後方連絡口であれば、リアメインチャンバから後方膨張部への単位時間あたりのガスの供給量を制限し、ロールオーバ時に合わせて後方膨張部の膨張展開を完了させることができる。
上記の前方膨張部、後方膨張部およびそれらを連絡する下側連絡部は、膨張領域に含まれる他の部位に比べて遅延して膨張展開が完了するディレーチャンバであるとよい。前方膨張部、後方膨張部および下側連絡部は、ディレーチャンバとして他のメインチャンバ等に比べて若干遅延して(数msec〜数十msec)膨張展開が完了するため、側面衝突に続いて発生するロールオーバ時に合わせて膨張状態となる。したがって、これらディレーチャンバおよびダクト部に囲われた非膨張領域もまたロールオーバ時に合わせて緊張してその乗員拘束性能を発揮することが可能になる。
本発明によれば、ガス容量を抑えつつも高い車外放出防止性能を発揮可能なカーテンエアバッグが提供可能となる。
本発明のカーテンエアバッグ装置の実施形態としてカーテンエアバッグを例示した図である。 図1(b)の展開時のクッション部を単独で例示した図である。 図1(b)のカーテンエアバッグの拡大詳細図である。 図3の非膨張領域付近を各方向から例示した図である。 図4(a)の非膨張領域の変形例である。
100 …カーテンエアバッグ、102 …クッション部、104 …ルーフサイドレール、106 …インフレータ、108 …車両、110 …フロントサイドウィンドウ、112 …リアサイドウィンドウ、114 …クッション部の上縁、116 …インフレータ取付部、118 …ダクト部、120 …フロントメインチャンバ、122 …前部座席、124 …リアメインチャンバ、126 …後部座席、128 …フロントディレーチャンバ、129 …フロントディレーチャンバの下端、130 …センタピラー、131 …前方連絡口、132 …リアディレーチャンバ、133 …リアディレーチャンバの下端、134 …下側連絡部、135 …後方連絡口、136 …非膨張領域、137 …車両前方のチャンバ、138 …タブ、140 …ストラップ、142 …クッション部の縁部、144 …フロントピラー、144a …フロントサイドウィンドウの開口領域、144b …リアサイドウィンドウの開口領域、146 …リアディレーチャンバの前縁、148 …下側連絡部の上縁、150 …インパクタ、F1、F2 …オフセットライン、L1〜L2 …変形例におけるリアディレーチャンバと下側連絡部の境界
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
(第1実施形態)
図1は、本発明のカーテンエアバッグ装置の実施形態としてカーテンエアバッグ100を例示した図である。図1(a)は車両室内を車幅方向の車内側から見た図であって、カーテンエアバッグ100のクッション部102の収納形態を例示している。クッション部102は緊急時に膨張展開して乗員を保護する部位であって、続く図1(b)ではこのクッション部102の膨張展開時を例示している。なお、本願において「上」と表現する場合は着目点から見て車両天井方向を示し、「下」と表現する場合は着目点から見て車両床方向を示す。
図1(a)に例示するように、クッション部102は、巻回されて車両前後に長尺なロール状の収納形態となって、車両室内の側面部上方(ルーフサイドレール104)に取り付けられ、設置される。通常は、ルーフサイドレール104はルーフトリム(図示省略)で覆われるため、設置されたクッション部102は車両室内からは視認不能である。なお、クッション部102の収納形態は、折り畳みによっても実現することができる。
カーテンエアバッグ100はガス発生装置であるインフレータ106をクッション部102の上部に備えていて、クッション部102はインフレータ106から供給されるガスの圧力によって膨張して乗員を拘束する。本実施形態で採用しているインフレータ106は、シリンダ型(筒型)のものである。現在普及しているインフレータには、ガス発生剤が充填されていてこれを燃焼させてガスを発生させるタイプや、圧縮ガスが充填されていて熱を発生させることなくガスを供給するタイプ、さらにはガス発生剤と圧縮ガスとを両方備えたタイプのものなどがある。インフレータ106としては、いずれのタイプも利用可能である。
車両108に側面衝突時やロールオーバ(横転)等が発生すると、まず車両108に備えられたセンサ(図示省略)が衝撃を感知し、インフレータ106に発火信号を発信する。すると、インフレータ106の火薬が燃焼し、発生したガスがクッション部102へ供給される。クッション部102は、インフレータ106からのガスを受給すると、図1(b)に例示するように、車室の側面部(フロントサイドウィンドウ110およびリアサイドウィンドウ112)に沿うように下方へ向かって膨張領域が展開し、乗員の保護を行う。
図2は、図1(b)の展開時のクッション部102を単独で例示した図である。図2に例示するクッション部102は、例えば、その表面を構成する基布を表裏で縫製したり、OPW(One-Piece Woven)を用いて紡織したりすることにより製造される。クッション部102は、大きく分けて、ガスが流入するよう袋状に形成されている膨張領域と、ガスの流入しない布状に形成された非膨張領域136とを含んで構成されている。
ガスの流れに沿ってクッション部102の各部位を説明する。クッション部102の上縁114の中央付近には、インフレータ取付部116が設けられている。インフレータ取付部116はインフレータ106(図1(b)参照)を取り付ける取付口の役割をする部位であって、インフレータ106からのガスをその下方のダクト部118へと導く。ダクト部118は、図1(a)のリアサイドウィンドウ112の上部にて車両前後方向に延びているガスの通路であって、上部のインフレータ取付部116から受けたガスを車両前後方向の各部位へと流す。ダクト部118は、クッション部102の上縁114に沿って配置されていて、車両前方のチャンバ137の前端から、リアメインチャンバ124の後端まで延びている。
クッション部102の膨張領域は複数の小部屋(チャンバ)に区画されている。まず、ダクト部118の車両前方側には、フロントメインチャンバ120が設けられている。フロントメインチャンバ120はダクト部118からガスを受けて膨張展開し、主に図1(b)の前部座席122の乗員の保護を行う。また、ダクト部118の車両後方には、リアメインチャンバ124が設けられている。リアメインチャンバ124もまたダクト部118からガスを受けて膨張展開し、後部座席126の乗員の保護を行う。
フロントメインチャンバ120の車両後方側かつダクト部118の車両下方側には、本実施形態に置ける前方膨張部として、フロントディレーチャンバ128が設けられている。フロントディレーチャンバ128は、その車両前方側のフロントメインチャンバ120を通じてガスを受給し、このフロントメインチャンバ120に僅かに遅れて膨張展開を完了する。フロントディレーチャンバ128は、図1(b)のセンタピラー130(車両前方側にフロントサイドウィンドウ110、車両後方側にリアサイドウィンドウ112が存在するピラー)の上下の所定範囲に重なって膨張する。
前方膨張部であるフロントディレーチャンバ128とフロントメインチャンバ120とは、前方連絡口131で連絡されている。前方連絡口131は、ガスの通路であって、フロントディレーチャンバ128の車両前側の中央部付近に設けられている。前方連絡口131の上下幅は、フロントディレーチャンバ128の上下長さよりも短く設定されている。言い換えると、フロントディレーチャンバ128は、上下全体でフロントメインチャンバ120とつながっているのではなく、フロントディレーチャンバ128よりも上下に小さい前方連絡口131でフロントメインチャンバ120とつながっている。この構成の前方連絡口131によって、ガスをフロントディレーチャンバ128に対して前方のフロントメインチャンバ120に回り込ませながら流入し、そしてフロントディレーチャンバ128への単位時間あたりのガスの供給量を制限することで、フロントディレーチャンバ128の膨張展開をあえて遅延させている。その結果、ロールオーバ時に合わせてフロントディレーチャンバ128の膨張展開を完了させることが可能になっている。
リアメインチャンバ124の車両前方側かつダクト部118の車両下方側には、本実施形態に置ける後方膨張部として、リアディレーチャンバ132が設けられている。リアディレーチャンバ132は、その車両後方のリアメインチャンバ124を通じてガスを受給し、このリアメインチャンバ124に僅かに遅れて膨張展開を完了する。リアディレーチャンバ132は、図1(b)のリアサイドウィンドウ112の後部に重なって膨張する。
後方膨張部であるリアディレーチャンバ132とリアメインチャンバ124とは、後方連絡口135で連絡されている。後方連絡口135は、ガスの通路であり、リアディレーチャンバ132の車両後側の下部付近に設けられている。後方連絡口135の上下幅もまた、リアディレーチャンバ132の上下長さよりも短く設定されている。すなわち、リアディレーチャンバ132は、上下全体でリアメインチャンバ124とつながっているのではなく、リアディレーチャンバ132よりも上下に小さい後方連絡口135でリアメインチャンバ124とつながっている。この構成の後方連絡口135によって、ガスをリアディレーチャンバ132に対して後方のリアメインチャンバ124に回り込ませながら流入し、そしてリアディレーチャンバ132への単位時間あたりのガスの供給量を制限することで、リアディレーチャンバ132の膨張展開をあえて遅延させている。その結果、ロールオーバ時に合わせてリアディレーチャンバ132の膨張展開を完了させることが可能になっている。
フロントディレーチャンバ128の下端129の車両後部と、リアディレーチャンバ132の下端133の車両前部は、下側連絡部134によってつながれている。下側連絡部134は、図1(b)のリアサイドウィンドウ112上の車両下方側にて車両前後方向に延び、フロントディレーチャンバ128とリアディレーチャンバ132との間でガスを連絡する。この下側連絡部134もまた、フロントディレーチャンバ128等と同じくディレーチャンバとして、膨張領域の他の部位よりも遅れて膨張展開が完了する部位である。
上記のように、本実施形態では、クッション部102は、フロントメインチャンバ120とリアメインチャンバ124との間に、各ディレーチャンバを備えた構成となっている。なお、フロントメインチャンバ120のさらに車両前方のチャンバ137もまた、他のチャンバよりも遅延して膨張展開が完了するディレーチャンバとして設定することが可能である。ディレーチャンバとして実施したチャンバ137であれば、ロールオーバ時において、サイドウィンドウの前端付近であっても乗員を効率よく拘束することが可能になる。
非膨張領域136は、車両上下方向をダクト部118および下側連絡部134に囲まれ、車両前後方向を前方膨張部であるフロントディレーチャンバ128および後方膨張部であるリアディレーチャンバ132に囲まれてリアサイドウィンドウ112を覆う。すなわち、非膨張領域136は、ダクト部118および各ディレーチャンバに囲われた部位となっている。非膨張領域136は、ガスの流入しない布状の部位であるものの、ダクト部118と下側連絡部134、およびフロントディレーチャンバ128とリアディレーチャンバ132から引っ張られて緊張し、乗員拘束力を発揮することが可能になっている。なお、クッション部102の縁部142等も布状で膨張しない部位であるが、非膨張領域136とは異なる部位として区別する。
上述したフロントディレーチャンバ128、リアディレーチャンバ132およびそれらを連絡する下側連絡部134は、膨張領域に含まれる他の部位に比べて遅延して膨張展開が完了するディレーチャンバである。これらフロントディレーチャンバ128等は、他のメインチャンバ等に比べて若干遅延して(数msec〜数十msec)膨張展開が完了するため、側面衝突に続いて発生するロールオーバ時に合わせて膨張状態となる。したがって、フロントディレーチャンバ128等およびダクト部118に囲われた非膨張領域136もまた、ロールオーバ時に合わせて緊張してその乗員拘束性能を発揮することが可能になっている。
当該カーテンエアバッグ100では、非膨張領域を設けることでクッション部102のガス容量を削減し、インフレータ106に求める出力を抑えることが可能になっている。そのためカーテンエアバッグ100は、出力の低く安価で小型のインフレータの使用も許容可能である。そのような小型のインフレータであれば、図1(b)のルーフサイドレール104上のレイアウトの自由度も向上するため、好適である。
その他、クッション部102の上縁114にはルーフサイドレール104(図1(b)参照)への取付け用の部位として、複数のタブ138が設けられている。タブ138は帯状に形成されていて、ボルトを使用するなどしてルーフサイドレール104に固定される。また、車両前端にはストラップ140が設けられている。ストラップ140は、クッション部102の膨張展開時の姿勢を安定させる部材である。ストラップ140は、縁部142とフロントピラー144とを連結する。膨張領域は膨張すると車両前後方向に若干収縮し、ストラップ140はその際に緊張する形状を有している。ストラップ140が緊張することで膨張展開時の各チャンバ等に張力が加えられ、その姿勢が崩れることなく安定する。
上述したように、当該カーテンエアバッグ100の非膨張領域は、インフレータ106に必要な出力を抑えながらも、高い車外放出軽減性能を発揮可能となっている。特にカーテンエアバッグ100では、非膨張領域を設ける範囲や位置を工夫している。以下、非膨張領域の詳細な構成について説明する。
図3は、図1(b)のカーテンエアバッグ100の拡大詳細図である。図3に例示する記号A1〜A4、B2、B3、B5は、NPRM(NHTSA-2009-0183)に基づく車外放出防止性能評価試験におけるインパクタ150(乗員を模擬した試験装置。図4(b)参照)の打点である。車外放出防止性能評価試験とは、NPRM(NHTSA-2009-0183)に定められる試験を示す。
インパクタ150は、同NPRM(NHTSA-2009-0183)のV.「Proposed Ejection Mitigation Requirements and Test Procedures」で規定されている。インパクタ150の衝突目標は、同NPRM(NHTSA-2009-0183)のV.「Proposed Ejection Mitigation Requirements and Test Procedures」、d.「Locations Where the Device Would Impact the Ejection Mitigation Countermeasure To Asses Efficacy」、4.「Method for Determining Impactor Target Locations」で定められるターゲットロケーション(Target locations)に規定されている。これらの打点は、同NPRMで記載されている各ターゲットの打点位置、例えばA1〜A4、B2、B3などに示されている各ポイントによって例示される。
各打点はフロントサイドウィンドウ110およびリアサイドウィンドウ112がそれぞれ覆う開口領域144a、144b(採光用開口部)に対して設定され、クッション部102はこれら各打点を覆い得るように設計される。なお、採光用開口部の定義は、サイドウィンドウの開口部(ウィンドウガラスの50mm車内の部分を含む)を、車両長手方向の中心面(車両の中心を長手方向に切った鉛直面)へ向かって水平に投影させた範囲であるとされている。
打点位置A1等の各打点位置は、インパクタ150(図4(b)等参照)の形状に合わせた所定の面積を有して、採光用開口部の各所に設定されている。その設定手順の概要は、まず、採光用開口部にオフセットラインF1、F2(採光用開口部の外縁をその中心に向かって25±2mm動かしたライン)を設定する。そして、インパクタ150のアウトライン(インパクタ150のヘッドフォームの外形線)を、このアウトラインが所定の点でオフセットラインF1、F2に(2mm以内で)接する位置に配置し、これを打点位置として決定する。
具体的には、はじめに主目標位置(本実施形態では打点位置A1・A4、B3・B2が相等)を決定する。まず、採光用開口部の中心を通る鉛直線と水平線を引き、採光用開口部を4つの区分に分ける。この4つの区分のうち、例えばセンタピラー130より車両前方側の採光用開口部では、前方下部の区分と後方上部の区分とが主4分区間となる。また、センタピラー130より車両後方側の採光用開口部では、前方上部の区分と後方下部の区分とが主4分区間となる。そして、これらの主4分区間内にて、前述のインパクタ150のオフセットラインが2点または3点で接するように配置したものが、主目標位置(打点位置A1・A4、B3・B2)となる。
次に、2次目標位置(例えば、打点位置A3・A2が相等)を決定する。まず、採光用開口部の内部に、既に決定した2つの主目標位置(例えば打点位置A1・A4)同士の間を3等分するように2本の鉛直線を引く。そして、インパクタ150のアウトラインを、この鉛直線にその中心がくるよう、かつ、前述した4つの区分のうち下部の区分ではオフセットラインにアウトラインの下部が接するよう、または上部の区分ではオフセットラインにアウトラインの上部が接するよう、配置する。これらが、2次目標位置(打点位置A2・A3)となる。
しかし、例えばセンタピラー130の車両後方側の開口領域144bのような窓枠自体が小さい場合は、2次目標位置の決定方法が異なる。本実施形態では、このように窓枠が小さい場合であって、既に決定した打点位置B3、B2の間が360mm以上ある場合は、これら打点位置B3、B2の打点中心同士を結んだ直線上の中間点を、2次目標位置(例えば、打点位置B5)として決定する。
以上のようにして設定した各打点位置を基準にして、NPRMに基づく側面衝突試験時では、インパクタ150の車外方向への移動量を測定する。その際の移動量の測定基準は、インパクタが各サイドウィンドウの内面に触れている状態において、インパクタ150の最も車外表面に接する垂直面である。
図3に例示するように、非膨張領域136は、リアサイドウィンドウ112が覆う開口領域144aにおいてセンタピラー130から車両後方側へ向かって1番目に位置する第1打点位置である打点位置B3に重なるよう設けられている。非膨張領域136は膨張しないため、各膨張領域の車内側表面に比べて車外側に位置していて、乗員の車外放出量を抑えるという点においては不利になりかねない。しかし打点位置B3に重なるカーテンエアバッグ100上の領域は、センタピラー130に重なって支えられる領域に近接しているため、車外放出防止性能が元々高い。したがって、上記のように打点位置B3に重なる領域を非膨張領域136とすることで、車外放出防止性能を下げることなく、ガス容量を削減することが可能になる。
膨張しない非膨張領域136であっても、上記のようにセンタピラー130に近い打点位置B3付近であれば高い車外放出防止性能を発揮することができる。しかしながら、打点位置B3よりも車両後方側、すなわち開口領域144bの中心側へ行くほど、センタピラー130等の支えとなる部位から遠くなるため、車外放出防止性能が低下して車外放出量は大きくなるおそれがある。そこで、本実施形態では、非膨張領域の後端を設定するにあたっても、特別な工夫を施している。
図4は、図3の非膨張領域付近を各方向から例示した図である。図4(a)は、図3の打点位置B5付近の拡大図である。図4(a)に例示する打点位置B5は、センタピラー130(図3参照)から車両後方側へ向かって2番目に位置する第2打点位置である。本実施形態では、非膨張領域136の後端であって膨張領域(リアディレーチャンバ132および下側連絡部134)との境目を、この打点位置B5上に設定している。
本実施形態では、リアディレーチャンバ132の前縁146は打点位置B5上における打点中心Pよりも車両後方側の領域に位置し、下側連絡部134の上縁148は打点位置B5上における打点中心Pよりも車両下方側の領域に位置するよう設定されている。ここで、リアディレーチャンバ132の前縁146とは、リアディレーチャンバ132を縁取っている主に車両上下方向へ延びた接合ラインである。この前縁146は、非膨張領域136の後端も構成している。また下側連絡部134の上縁148は、下側連絡部134を縁取っている主に車両前後方向へ延びた接合ラインであって、非膨張領域136の下端も構成している。
リアディレーチャンバ132の前縁146と下側連絡部134の上縁148は互いにある程度湾曲しつつ連続していて、明確に区分けして呼ぶ必要はない。しかしながらここでは、おおよそ、前縁146は車両鉛直方向の接線を有し得る部分を含む箇所、および上縁148は車両水平方向の接線を有し得る部分を含む箇所として呼び分けている。
本実施形態では図4(a)に例示しているように、下側連絡部134の上縁148は、打点位置B5に対して、打点中心Pよりも下方の位置における車両前方側から進入するように延びている。そしてリアディレーチャンバ132の前縁146は、下側連絡部134の上縁148から続く打点中心Pよりも車両下方側かつ車両後方側の位置から、少なくともこの上縁148の打点位置B5への進入箇所よりも上方から出るよう、車両上方側へ向かって延びている。
図4(b)は、図4(a)のA−A断面図である。図4(b)に例示するように、本実施形態では、打点位置B5にインパクタ150を接触させた場合、インパクタ150はその車両後方側半分がリアディレーチャンバ132に拘束される。また、図4(c)は図4(a)のB―B断面図であるが、インパクタ150の車両下側半分は下側連絡部134に拘束される。これらのように、インパクタ150は、車外側に突出したリアディレーチャンバ132および下側連絡部134に接触し、それらよりも車外側に位置する非膨張領域136には触れにくい。
上記のように、本実施形態では、打点位置B5の主要部分、特に車両後方側と車両下方側とには膨張領域(リアディレーチャンバ132および下側連絡部134)を設けているため、打点位置B5に向かうインパクタ150と早期に接触して拘束し、その車外放出量を抑えることが可能になっている。また、打点位置B5の上部の車両前方側には非膨張領域を設けているため、ガス容量の削減にも資する構成となっている。
また、本実施形態では、フロントディレーチャンバ128とリアディレーチャンバ132が、各メインチャンバに比べて若干遅く(数msec〜数十msec)に膨張展開が完了するため、これらは側面衝突に続いて発生するロールオーバ時に合わせて膨張状態となる。したがって、非膨張領域136もまたロールオーバ時に合わせて緊張し、その乗員拘束性能を発揮することが可能になっている。
図5は、図4(a)の非膨張領域136の変形例である。以下では、非膨張領域136とリアディレーチャンバ132および下側連絡部134との境界を記号L1〜L6で記す。例えば図5(a)では、境界L1は、打点位置B5上のほぼ打点中心Pを通るようにして、打点中心Pの車両後方側の上部から打点中心Pの車両下方側の前部へと延びるよう設定されている。また図5(b)の境界L2は、下側連絡部134の上縁が打点中心Pから車両前方側へ向かって直線的に延びるよう設定されている。図5(c)の境界L3では、リアディレーチャンバ132の前縁が打点中心Pから車両上方に沿って直線的に設けられている。さらには、図5(d)の境界L4は比較的大きく弧を描いていて、図5(e)の境界L5は途中の屈曲の角度が小さく全体的に斜めに延びている。図5(f)では、非膨張領域136が打点中心Pまでは到達していないが、境界L6は打点中心Pと同じ程度まで車両後方側に位置する部分と、および打点中心Pと同じ程度にまで車両下方側に位置する部分とを有してから車両上方側および車両前方側へ沿って延びている。これらの形状の非膨張領域136であっても、打点位置B5のインパクタ150(図4参照)の大部分には膨張領域であるディレーチャンバ132および下側連絡部134が接触するため、その車外放出量を抑えることができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、以上に述べた実施形態は、本発明の好ましい例であって、これ以外の実施態様も、各種の方法で実施または遂行できる。特に本願明細書中に限定される主旨の記載がない限り、この発明は、添付図面に示した詳細な部品の形状、大きさ、および構成配置等に制約されるものではない。また、本願明細書の中に用いられた表現および用語は、説明を目的としたもので、特に限定される主旨の記載がない限り、それに限定されるものではない。
したがって、当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
また、上記実施形態においては本発明にかかるカーテンエアバッグを自動車に適用した例を説明したが、自動車以外にも航空機や船舶などに適用することも可能であり、同様の作用効果を得ることができる。
本発明は、車両の側面衝突時やロールオーバ(横転)時に、乗員保護を目的として車両室内の側面部に沿って膨張展開するカーテンエアバッグに利用することができる。

Claims (5)

  1. 車両室内の側面部上方に収納され、該側面部に沿って膨張展開するカーテンエアバッグであって、
    ガスが流入して膨張する袋状の膨張領域と、
    ガスの流入しない非膨張領域とを備え、
    前記膨張領域は、
    前記側面部のセンタピラーの車両後方側におけるリアサイドウィンドウの上部にて車両前後方向に延びるダクト部と、
    前記リアサイドウィンドウの車両前方側に設けられ、前記センタピラーの上下の所定範囲に重なって膨張する前方膨張部と、
    前記リアサイドウィンドウ上の車両後方側で膨張する後方膨張部と、
    前記リアサイドウィンドウ上の車両下方側にて車両前後方向に延び、前記前方膨張部の下端と前記後方膨張部の下端とを連絡する下側連絡部と、
    を含み、
    前記非膨張領域は、前記ダクト部、前記下側連絡部、前記前方膨張部および前記後方膨張部によって囲まれて前記リアサイドウィンドウを覆い、
    前記後方膨張部は、上縁が前記ダクト部に近接して設けられていて、
    前記後方膨張部の前縁は、前記非膨張領域の後端を構成し、車両鉛直方向の接線を有する部分を含んで車両上下方向へ延びていて
    前記後方膨張部の前記前縁から連続する前記下側連絡部の上縁は、前記非膨張領域の下端を構成し、車両水平方向の接線を有する部分を含んで車両前後方向へ延びていて
    前記後方膨張部の前縁と前記下側連絡部の上縁とは、互いに湾曲して連続することで弧を描いてつながっていることを特徴とするカーテンエアバッグ装置。
  2. 前記膨張領域にガスを供給するインフレータと、
    前記ダクト部の上部の所定位置に前記インフレータを取り付けて該ダクト部へ該インフレータからのガスを導くインフレータ取付部と、
    前記ダクト部からガスを受けて前記前方膨張部よりも車両前方側で膨張するフロントメインチャンバと、
    前記ダクト部からガスを受けて前記後方膨張部よりも車両後方側で膨張するリアメインチャンバと、
    をさらに備え、
    前記前方膨張部は前記フロントメインチャンバからガスを受けることで該フロントメインチャンバに続いて膨張し、前記後方膨張部は前記リアメインチャンバからガスを受けることで該リアメインチャンバに続いて膨張することを特徴とする請求項に記載のカーテンエアバッグ装置。
  3. 当該カーテンエアバッグ装置はさらに、
    前記前方膨張部と前記フロントメインチャンバとを連絡する前方連絡口を有し、
    前記前方連絡口の上下幅は、前記前方膨張部の上下長さよりも短いことを特徴とする請求項に記載のカーテンエアバッグ装置。
  4. 当該カーテンエアバッグ装置はさらに、
    前記後方膨張部と前記リアメインチャンバとを連絡する後方連絡口を有し、
    前記後方連絡口の上下幅は、前記後方膨張部の上下長さよりも短いことを特徴とする請求項またはに記載のカーテンエアバッグ装置。
  5. 前記前方膨張部、後方膨張部およびそれらを連絡する下側連絡部は、前記膨張領域に含まれる他の部位に比べて遅延して膨張展開が完了するディレーチャンバであることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のカーテンエアバッグ装置。
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