JP6072852B2 - 特典付与装置、特典付与方法及び特典付与プログラム - Google Patents

特典付与装置、特典付与方法及び特典付与プログラム Download PDF

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本発明は、特典付与装置、特典付与方法及び特典付与プログラムに関する。
SNS(Social Networking Service)が広く利用されている。かかるSNSによって、ユーザは、ネットワークを介して多種多様な人とコミュニティを築き、コミュニケーションを図ることができる。
特開2001−325199号公報
しかしながら、上記の従来技術では、オンラインでの活動をオフラインの行動に結び付けるのは困難であった。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、オンラインでの活動をオフラインの行動に結びつけることができる特典付与装置、特典付与方法及び特典付与プログラムを提供することを目的とする。
一態様の特典付与装置は、ユーザがメッセージをチャット形式で投稿可能なルームをネットワーク上に生成させる生成部と、前記ルームに参加するユーザの位置情報を取得する取得部と、前記取得部によって取得されたユーザの位置情報が所定の条件を満たす場合に、当該ユーザに特典を付与することを決定する決定部とを有する。
実施形態の一態様によれば、オンラインでの活動をオフラインの行動に結びつけることができるという効果を奏する。
図1は、実施形態に係るネットワークシステムの構成例を示す図である。 図2は、実施形態に係る特典付与装置の構成例を示す図である。 図3は、グループ情報の一例を示す図である。 図4は、待合せ情報の一例を示す図である。 図5は、招待申請画面の一例を示す図である。 図6は、実施形態に係る特典付与処理の手順を示すフローチャートである。 図7は、リマインド画面の一例を示す図である。 図8は、スケジューラとの連携の一例を示す図である。 図9は、画面遷移の一例を示す図である。 図10は、特典付与装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本願に係る特典付与装置、特典付与方法及び特典付与プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る特典付与装置、特典付与方法及び特典付与プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
[1.システム構成]
まず、図1を用いて、実施形態に係るネットワークシステムの構成について説明する。図1は、実施形態に係るネットワークシステムの構成例を示す図である。図1に示すように、ネットワークシステム1には、特典付与装置10と、外部システム20と、端末装置30A〜30Nとが収容される。なお、以下では、端末装置30A、30B、・・・、30Nを区別なく総称する場合に、「端末装置30」と記載する。
これら特典付与装置10、外部システム20及び端末装置30A〜30Nは、図示しないネットワークNを介して相互に通信可能に接続される。かかるネットワークNには、有線または無線を問わず、インターネット(Internet)、LAN(Local Area Network)やVPN(Virtual Private Network)などの任意の種類の通信網を採用できる。
外部システム20は、特典付与装置10の外部に設けられたシステムである。例えば、外部システム20の一例としては、会社サーバ21と、SNS(Social Networking Service)サーバ22とが含まれる。
このうち、会社サーバ21は、所定の組織、例えば企業等によって運営されるサーバ装置である。一態様としては、会社サーバ21には、企業内で情報共有を行うためのグループウェアがインストールされる。かかるグループウェアがインストールされた会社サーバ21では、電子メール、電子掲示板、スケジューラや文書データベースなどの機能を統合的に提供することができる。
また、SNSサーバ22は、ソーシャルネットワーキングサービスを提供するサービス提供者によって運営されるサーバ装置である。一態様としては、SNSサーバ22は、ソーシャルネットワーキングサービスの提供を受けるクライアント側のコミュニケーションアプリケーションがインストールされた端末装置30に対し、各種のサービスを提供する。以下では、コミュニケーションアプリケーションのことを「コミュニケーションアプリ」と略記する場合がある。例えば、SNSサーバ22は、チャット形式のメッセージ交換サービスを始め、自分のプロフィールやアバターなどを公開するマイページ機能、SNS上で交流のある友人や知人を登録するアドレス帳の機能、マイページを訪問したユーザの履歴を参照できる訪問履歴の参照機能、ブログのように簡単にエントリを更新できる日記帳の機能などを提供できる。
端末装置30は、ユーザによって使用される情報処理端末である。かかる端末装置30は、携帯端末全般をその範疇に含む。例えば、端末装置30には、スマートフォン、携帯電話機やPHS(Personal Handyphone System)などの移動体通信網に接続する能力を有する移動体通信端末を採用できる。また、端末装置30には、移動体通信網に接続する能力を持たないPDA(Personal Digital Assistants)などのタブレット端末を採用することもできる。なお、図1に示す端末装置30のユーザには、企業に所属する社員によって使用される端末装置も含まれることとする。
特典付与装置10は、下記の特典付与サービスを提供するコンピュータである。かかる特典付与装置10の一態様としては、パッケージソフトウェアやオンラインソフトウェアとして上記の特典付与サービスを提供する特典付与プログラムを所望のコンピュータにインストールさせることによって実装できる。例えば、サーバ装置10は、上記の特典付与サービスを提供するWebサーバとして実装することとしてもよいし、アウトソーシングによって上記の特典付与サービスを提供するクラウドとして実装することとしてもかまわない。
このような構成の下、実施形態に係る特典付与装置10は、オンラインでの活動をオフラインの活動に結び付ける特典付与サービスを実現する。この点を図1の例を用いて説明する。以下の説明では、一例として、SNS上でのメッセージ交換というオンラインでの活動をランチというオフラインの活動に結び付けるインセンティブとして、ランチ補助を特典として付与する場合を想定する。
図1に示すように、特典付与装置10は、会社サーバ21上で動作するグループウェアからランチという目的を共有するグループが成立したことを検出する(1)。すると、特典付与装置10は、(1)で検出されたグループに含まれるユーザをメンバとし、各メンバがメッセージをチャット形式で投稿可能なトークルームを開設するように、SNSサーバ22へ指示する(2)。その後、特典付与装置10は、トークルームのメンバとなった各ユーザが使用する端末装置30にトークルームの開設をメールによって通知する(3)。以下では、一例として、グループウェアからグループとして通知されたユーザを「○○」、「あの人」、「ダチa」及び「マル子」とし、これら4人をメンバとするトークルームが開設される場合を想定する。さらに、以下では、端末装置30Aがユーザ「○○」によって使用されており、かかる端末装置30Aに表示される画面の遷移を例示しながら説明を行うこととする。
このようにしてトークルームの開設が通知された段階t1で、端末装置30Aでは、トークルームの開設を知らせる通知及びトークルームに参加する自分(○○)以外のメンバ「あの人」、「ダチa」及び「マル子」の案内などの内容を含むメールが表示される。かかる表示によって、ユーザ「○○」は、トークルームの開設を知ることができ、以降、ランチに関する話題をトークルームへ投稿することが可能になる。同様に、ユーザ「あの人」、「ダチa」及び「マル子」もトークルームの開設を知り、ランチについての投稿がトークルームになされることになる。なお、図1の例では、一例として、タイムラインが画面の上方向から下方向へ流れ、自分(○○)が投稿したメッセージの吹き出しが右側に表示されるとともに、自分以外によって投稿されたメッセージの吹き出しが左側に表示されることとする。
その後、特典付与装置10は、トークルームに投稿されたメッセージのログを取得する(4)。続いて、特典付与装置10は、(4)で取得したログに含まれるメッセージからメンバが集合する集合場所や集合時間などの待合せに関するキーワードを抽出する(5)。例えば、トークルームに投稿されたメッセージのログが取得された段階t2でT1〜T6までのメッセージが投稿されているとしたとき、時間と場所に関するキーワードがメッセージT1及びメッセージT3から抽出される。この例では、メッセージT1のうち下線が引かれた部分「明日」および「13:30」が抽出されるとともに、メッセージT3のうち下線が引かれた部分「六本木」及び「イタリアンA」が抽出される。
このように、集合時間および集合場所が特定可能なキーワードが抽出された後に、特典付与装置10は、端末装置30からトークルームのメンバの位置情報を取得する(6)。そして、特典付与装置10は、(5)で抽出されたキーワードから特定される集合時間「13:30」もしくはその近傍の時刻「13:30±α」に(6)で取得された全てのメンバの位置情報が(5)で抽出されたキーワードから特定される集合場所もしくはその近傍となった段階t3で、SNSサーバ22を介して、図示のチェックイン画面を各メンバの端末装置30に表示させる(7)。かかるチェックイン画面上に表示されたチェックインボタンB1へのタッチ操作に応答して、ユーザの到着が特典付与装置10へ通知される。これによって、各ユーザは、チェックインボタンB1へのタッチ操作を通じて、六本木のイタリアンAへの到着確認の手続きを行うことができる。
そして、特典付与装置10は、全てのメンバの端末装置30から到着の通知を受け付けた場合に、各ユーザに対するランチ補助の支給を決定する(8)。この場合には、特典付与装置10は、会社サーバ21上で動作するグループウェアに対し、各メンバに所定額のランチ補助を支給する決済を依頼する(9)。かかるランチ補助の決済が会社サーバ21によって実行された場合には、ランチ補助の決済を通知するメールが各メンバの端末装置30へ通知されることになる。このように、ランチ補助の決済が通知された段階t4で、端末装置30では、ランチ補助の決済が下りた旨を始め、ランチ補助の支給額、ランチ補助を受けた回数やランチ補助受けることができる残り回数などの通知を含むメールが表示される。例えば、ユーザ「○○」が使用する端末装置30Aに表示されるメールの場合には、会社からユーザ「○○」にランチ補助が800円支給されるとともに、8月中にランチ補助を4回受けており、8月中にあと1回ランチ補助を受けることができることがわかる。
このように、ランチという共通の目的を持った4人のユーザがSNS上のメッセージ交換というオンラインの活動でランチを実現するためのオフラインの行動を決めることができる。そして、オンラインの活動で決められたオフラインの行動が実行に移された場合には、各ユーザは、その行動の対価として、ランチ補助という特典を得ることができる。したがって、実施形態に係る特典付与装置10は、特典の付与をオフラインの行動のインセンティブとして機能させることができる結果、オンラインでの活動をオフラインの行動に結びつけることが可能となる。
[2.特典付与装置の構成]
図2を用いて、実施形態に係る特典付与装置10の構成について説明する。図2は、実施形態に係る特典付与装置10の構成例を示す図である。図2に示すように、特典付与装置10は、通信I/F(Interface)部11と、記憶部13と、制御部15とを有する。なお、特典付与装置10は、図2に示した機能部以外にも既知のコンピュータが有する各種の機能部、例えば各種の入力デバイスや音声出力デバイスなどの機能部を有することとしてもかまわない。
(通信I/F部11について)
通信I/F部11は、他の装置、例えば会社サーバ21、SNSサーバ22や端末装置30との間で通信制御を行うインタフェースである。かかる通信I/F部11の一態様としては、LANカードなどのネットワークインタフェースカードを採用できる。
例えば、通信I/F部11は、会社サーバ21から同一の目的、例えばランチを共有するユーザのグループ成立の通知を受信したり、また、目的に対応する特典の付与、例えばランチ補助の決済の依頼を会社サーバ21へ送信したりする。また、通信I/F部11は、グループ成立が検出されたユーザをメンバとするトークルームの開設指示をSNSサーバ22へ送信したり、SNSサーバ22からトークルームへ投稿されたメッセージのログを受信したりする。
(記憶部13について)
記憶部13は、制御部15で実行されるOS(Operating System)や上記の特典付与サービスを提供する特典付与プログラムなどの各種プログラムを記憶する記憶デバイスである。記憶部13の一態様としては、フラッシュメモリなどの半導体メモリ素子、ハードディスク、光ディスクなどの記憶装置が挙げられる。なお、記憶部13は、上記の種類の記憶装置に限定されるものではなく、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)であってもよい。
記憶部13は、制御部15で実行されるプログラムに用いられるデータの一例として、グループ情報13aと、待合せ情報13bとを記憶する。なお、上記のグループ情報13a及び待合せ情報13b以外にも、他の電子データ、例えばグループウェアで管理されるユーザのアカウントとSNSサーバ22によって管理されるユーザのアカウントとの対応関係に関するデータなども併せて記憶することもできる。
(グループ情報13aについて)
グループ情報13aは、トークルームに参加するユーザのグループに関する情報である。かかるグループ情報13aの一態様としては、グループID(identifier)、目的および構成メンバなどの項目が対応付けられたデータを採用できる。なお、ここで言う「グループID」とは、グループを識別する識別情報を指す。
図3は、グループ情報13aの一例を示す図である。図3に示す1番目のレコードでは、グループID「0001」のグループがランチを目的とするグループであり、グループの構成員が「○○」、「あの人」、「ダチa」及び「マル子」の4人であることを意味する。また、図3に示す2番目のレコードでは、グループID「0002」のグループが合コンを目的とするグループであり、グループの構成員が「△△」、「××」及び「□□」の3人であることを意味する。
(待合せ情報13bについて)
待合せ情報13bは、グループの待合せに関する情報である。かかる待合せ情報13bの一態様としては、グループID、集合場所および集合時間などの項目が対応付けられたデータを採用できる。ここで言う「集合場所」は、グループのメンバが待ち合わせで集合する場所を指し、例えば、地名や施設名などが該当する。また、「集合時間」は、グループのメンバが待ち合わせで集合する時間を指す。
図4は、待合せ情報13bの一例を示す図である。図4に示す1番目のレコードでは、グループID「0001」のグループが2012年8月28日13時30分に六本木のイタリアンAで待ち合わせることを意味する。さらに、図4に示す2番目のレコードでは、グループID「0002」のグループが2012年8月24日19時00分に銀座のパブHで待ち合わせることを意味する。
(制御部15について)
制御部15は、各種の処理手順を規定したプログラムや制御データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行する。制御部15は、図2に示すように、検出部15aと、生成部15bと、抽出部15cと、取得部15dと、決定部15eとを有する。
制御部15は、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)などに特典付与プログラムを実行させることによって実現できる。また、上記の各機能部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードワイヤードロジックによっても実現できる。
(検出部15aについて)
検出部15aは、同一の目的を共有する複数人のユーザを検出する処理部である。一態様としては、検出部15aは、会社サーバ21上で動作するグループウェアから同一の目的を共有するグループの成立通知を受け付ける。かかるグループの成立通知には、グループの目的及びグループを構成する各メンバなどの情報が含まれる。このとき、検出部15aは、会社サーバ21からグループの成立通知として受け付けたメンバを特定する情報、例えばメンバIDやメンバの名称がグループウェアによって管理されるアカウントのものである場合には、SNSサーバ22によって管理されるアカウントのものに変換する。その上で、検出部15aは、グループの目的及びグループを構成する各メンバを生成部15bへ出力する。
かかるグループには、一例として、会社サーバ21によってグループウェアを利用する複数人のユーザがマッチングされる。例えば、会社サーバ21は、一方のユーザが他方のユーザを招待する申請を受け付けることによってマッチングすることができる。この場合には、会社サーバ21は、招待を申請されたユーザによって申請が承認された場合に、グループを成立させる。これは、一方のユーザが申請して他方のユーザがそれを承認することによって両者が同一の目的を共有できる公算が高まるからである。図5は、招待申請画面の一例を示す図である。図5には、ユーザ「○○」がユーザ「あの人」及びユーザ「ダチa」に対し、ユーザ「マル子」と一緒に招待を申請する場合の画面例が図示されている。図5に示すように、ユーザ「○○」は、自身が使用する端末装置30または図示しない情報処理装置を介して、招待を申請する相手のユーザに「あの人」及び「ダチa」を指定するとともに、招待の申請相手へ共同で申請する共同申請者に「マル子」を指定する。その後、ユーザ「○○」は、共同申請画面P1に設けられた「リクエストを送信する」のボタンB4を押下操作することによってユーザ「あの人」及びユーザ「ダチa」に対し、招待を申請できる。その後、ユーザ「あの人」及びユーザ「ダチa」から申請が承認された場合には、ユーザ「○○」、「あの人」、「ダチa」及び「マル子」がマッチングされ、グループが成立する。
また、会社サーバ21は、図示しない記憶デバイスに記憶された各ユーザのスケジュールを参照し、ユーザ間で同一の時間帯にスケジュールが入っていないユーザ同士をグループとしてマッチングすることもできる。このとき、会社サーバ21は、マッチングするユーザを同一の部門や課に絞ったり、マッチングするユーザを年齢の違いが所定の範囲内であるユーザ同士に絞ったりすることもできる。
(生成部15bについて)
生成部15bは、検出部15aによって検出された複数人のユーザをメンバとし、各メンバがメッセージをチャット形式で投稿可能なルームをネットワーク上に生成させる処理部である。一態様としては、生成部15bは、検出部15aによって検出された複数人のユーザを構成メンバとするグループにグループIDを採番する。続いて、生成部15bは、先に採番したグループIDに検出部15aによって検出された目的及び各メンバを対応付けて記憶部13内のグループ情報13aに追加登録する。これとともに、生成部15bは、検出部15aによって検出された複数人のユーザをメンバとするトークルームを開設するように、SNSサーバ22へ指示する。例えば、図1に示すように、「○○」、「あの人」、「ダチa」及び「マル子」のグループが成立した場合には、これら4人をメンバとするトークルームが開設される。
(抽出部15cについて)
抽出部15cは、トークルームのログに含まれるメッセージからキーワードを抽出する処理部である。一態様としては、抽出部15cは、下記に例示するタイミングでSNSサーバ22からトークルームに投稿されたメッセージのログを取得する。例えば、抽出部15cは、記憶部13に記憶されたグループ情報13aが更新される度に、最新のグループ情報に含まれる各グループIDをSNSサーバ22に通知しておく。このように通知しておいたグループIDに対応するグループのトークルームに新規のメッセージが投稿された場合に、当該トークルームのログを通知させる。これによって、新規のメッセージが投稿される度に、当該新規のメッセージが投稿されたトークルームのログを取得することができる。また、抽出部15cは、一定周期または定期時刻に記憶部13に記憶されたグループ情報13aを読み出す。続いて、抽出部15cは、グループ情報13aに含まれるグループIDに対応するグループのトークルームのログを順次取得し、全てのグループIDに対応するグループのトークルームのログを取得するまで繰り返す。
かかるトークルームのログの取得後に、抽出部15cは、当該ログに含まれる各メッセージから場所および時間に関するキーワードを抽出する。例えば、抽出部15cは、ログに含まれる各メッセージのテキストに対し、形態素解析を実行する。そして、抽出部15cは、解析結果として得られた品詞が「名詞」または「固有名詞」である形態素のうち、地名、施設名または時間に関する名詞の形態素をキーワードとして抽出する。このとき、抽出部15cは、地名、施設名または時間に関するキーワードが複数抽出された場合には、複数抽出されたキーワードのうち最も新しいメッセージから抽出されたキーワードを採用する。このようにして得られた地名および施設名に関するキーワードが「集合場所」と推定されるとともに、時間に関するキーワードが「集合時間」と推定される。その上で、抽出部15cは、待合せ情報13bのうちキーワードの抽出を行ったトークルームのグループIDに対応する集合場所及び集合時間を更新する。
(取得部15dについて)
取得部15dは、トークルームのメンバとなったユーザの位置情報を取得する処理部である。一態様としては、取得部15dは、記憶部13に記憶されたグループ情報13aを読み出す。そして、取得部15dは、グループ情報13aに含まれるグループIDを1つ選択する。その上で、取得部15dは、記憶部13に記憶された待合せ情報13bのうち先に選択されたグループIDに対応するレコードの集合場所および集合時間を読み出す。続いて、取得部15dは、OS等で内部管理された現時刻が先に読み出された集合時間から設定されるチェックイン許可範囲内であるか否かを判定する。
かかるチェックイン許可範囲とは、集合時間を基準に設定される時間の範囲である。例えば、集合時間よりも前に集合場所に到達して待機することは好ましく、集合時間に遅れて集合場所に到達するのは好ましくない。このことから、一例としては、集合時間以後にチェックインを許可する期間よりも集合時間以前にチェックインを許可する期間を長く設定できる。例えば、集合時間が13時30分である場合には、当日の施設の開店時間から13時30分以前であればチェックインを許可し、30分遅刻の14時までチェックインを許可する開店時間から14時までをチェックイン許可範囲とすることができる。
その後、取得部15dは、現時刻がチェックイン許可範囲内である場合に、SNSサーバ22を介して、グループIDに対応するグループの構成員である各メンバの端末装置30の位置情報を取得する。かかる位置情報の取得は、一例として、端末装置30にインストールされたコミュニケーションアプリに、端末装置30が内蔵するGPS(Global Positioning System)受信機によって測定された位置情報をSNSサーバ22に登録させる位置登録の設定を「オン」に設定させることによって実現できる。
(決定部15eについて)
決定部15eは、ユーザの位置情報が目的に関係する所定の条件を満たす場合に、当該ユーザに目的に対応する特典を付与することを決定する処理部である。一態様としては、決定部15eは、取得部15dによって取得された各メンバの位置情報が待合せ情報13bに含まれる集合場所から所定の誤差範囲、例えばGPSの測定誤差の範囲内であるか否かを判定する。このとき、いずれかのメンバの位置情報が集合場所から誤差範囲内でない場合には、トークルームに参加するグループのメンバが集合場所に全員揃っていないことがわかる。この場合には、端末装置30にチェックイン画面は表示させない。一方、各メンバの位置情報が集合場所から誤差範囲内である場合には、トークルームに参加するグループのメンバが集合場所に全員揃ったことがわかる。この場合には、決定部15eは、SNSサーバ22を介して、図1に示したチェックイン画面を各メンバの端末装置30に表示させる。その後、決定部15eは、各メンバの端末装置30に表示されたチェックイン画面上でチェックイン操作がなされた場合に、目的に対応する特典を付与することを決定する。このように、集合時間にユーザの位置情報が集合場所から誤差範囲内である場合に、ユーザに特典を付与することを決定するので、集合時間に集合場所にいないユーザに特典が付与されるのを抑制できる。
[3.特典付与装置による処理手順]
次に、実施形態に係る特典付与装置10による処理手順について説明する。図6は、実施形態に係る特典付与処理の手順を示すフローチャートである。この処理は、一例として、前回に処理を実行してから一定周期が経過してから処理が起動されるか、あるいはOS等によって内部管理される現時刻が定期時刻になった場合に、処理が起動される。
図6に示すように、取得部15dは、記憶部13に記憶されたグループ情報13aを読み出す(ステップS101)。続いて、取得部15dは、ステップS101で読み出したグループ情報13aに含まれるグループIDを1つ選択する(ステップS102)。
そして、取得部15dは、記憶部13に記憶された待合せ情報13bのうちステップS102で選択されたグループIDに対応するレコードの集合場所および集合時間を読み出す(ステップS103)。
続いて、取得部15dは、OS等で内部管理された現時刻がステップS103で読み出された集合時間から設定されるチェックイン許可範囲内であるか否かを判定する(ステップS104)。なお、現時刻がチェックイン許可範囲内ではない場合(ステップS104No)には、後述するステップS110の処理へ移行する。
このとき、現時刻がチェックイン許可範囲内である場合(ステップS104Yes)には、取得部15dは、SNSサーバ22を介して、グループIDに対応するグループの構成員である各メンバの端末装置30の位置情報を取得する(ステップS105)。
ここで、決定部15eは、ステップS105で取得された各メンバの位置情報が待合せ情報13bに含まれる集合場所から所定の誤差範囲内であるか否かを判定する(ステップS106)。
このとき、いずれかのメンバの位置情報が集合場所から誤差範囲内でない場合(ステップS106No)には、トークルームに参加するグループのメンバが全員揃っていないことがわかる。この場合には、端末装置30にチェックイン画面は表示させず、ステップS110の処理へ移行する。
一方、各メンバの位置情報が集合場所から誤差範囲内である場合(ステップS106Yes)には、トークルームに参加するグループのメンバが全員揃ったことがわかる。この場合には、決定部15eは、SNSサーバ22を介して、図1に示したチェックイン画面を各メンバの端末装置30に表示させる(ステップS107)。
その後、決定部15eは、ステップS107で各メンバの端末装置30に表示させたチェックイン画面上でチェックイン操作を受け付け(ステップS108)、当該チェックイン操作なされた場合に、目的に対応する特典を付与することを決定する(ステップS109)。例えば、図1の例では、決定部15eは、会社サーバ21上で動作するグループウェアに対し、各メンバに所定額のランチ補助を支給する決済を依頼する。
そして、ステップS101で読み出した全てのグループIDを対象に処理が実行されるまで(ステップS110No)、上記のステップS102〜ステップS109までの処理が繰り返し実行される。その後、ステップS101で読み出した全てのグループIDを対象に処理が実行されると(ステップS110Yes)、処理を終了する。
(効果)
上述してきたように、本実施形態に係る特典付与装置10によれば、特典の付与をオフラインの行動のインセンティブとして機能させることができる結果、オンラインでの活動をオフラインの行動に結びつけることが可能である。
[4.変形例及び応用例]
上記の実施形態に係る特典付与装置10は、上記の実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、上記の特典付与装置10の他の実施形態について説明する。
[4−1.リマインド]
本実施形態に係る特典付与装置10は、上記の実施形態の応用例として、集合時間よりも前に設定された設定時間になった場合に、当該目的の実現への行動を促す注意喚起を行うこともできる。
例えば、特典付与装置10は、OS等によって内部管理された現時刻が記憶部13に記憶された待合せ情報13bに含まれる集合時間よりも前の時間であって予め設定された設定時間、例えば集合時間の1時間前あるいは前日になったか否かを判定する。その上で、特典付与装置10は、現時刻が設定時間になった場合に、図7に示すリマインド画面を端末装置30Aに表示させる。図7は、リマインド画面の一例を示す図である。図7には、ランチ前日になった場合に端末装置30Aに通知されたリマインド画面が図示されている。図7に示すリマインド画面の表示によって、ユーザは、翌日の8月28日の13時30分から六本木のイタリアンAでランチの予定があったことを思い出すことができる。かかるリマインド画面に、ランチのリマインドに併せて予算を表示させることによって予め必要な現金を用意しておくことができる。さらに、図7に示すリマインド画面に表示された「地図を見る」ボタンB2が押下された場合には、勤務地から集合場所である六本木のイタリアンAまでの地図を表示させることができる。これによって、ユーザは、集合時間に遅れず、さらに、集合時間に迷わずに、現地へ到着することが可能になる。
[4−2.マッチングの応用例]
上記の実施形態では、同一の目的を共有する複数人のユーザが会社サーバ21上で動作するグループウェアによってマッチングされる場合を例示したが、端末装置30上で動作するコミュニケーションアプリにマッチングさせることもできる。
図8は、スケジューラとの連携の一例を示す図である。図8には、ユーザ「○○」が端末装置30A上で動作するコミュニケーションアプリを通じて、ユーザ「マル子」、「あの人」及び「ダチa」を招待する場合の画面例が図示されている。図8の左側の画面例に示すように、端末装置30Aには、スケジュールの目的の入力欄Ob1、スケジュールの日時または時間帯の入力欄Ob2、リマインド機能のオンまたはオフを選択する選択欄Ob3及び招待するユーザを選択するOb4を含む予定登録画面が表示される。これらOb1〜Ob4に必要事項が入力された上で予約登録画面の右上にある完了ボタンB4が押下されると、選択欄Ob4で選択されたユーザ「マル子」、「あの人」及び「ダチa」が入力欄Ob1に入力された目的「ランチ」を共有するグループとしてマッチングされる。かかるマッチングの後に、目的およびグループの各ユーザを含むグループの成立通知がコミュニケーションアプリによって検出部15aへ実行される。さらに、図8の右側の画面例に示すように、コミュニケーションアプリによって同一の目的を共有するユーザがマッチングされた場合には、入力欄Ob1に入力された目的「ランチ」及び入力欄Ob2に入力された日時「2012年月28日13時30分」をスケジュールに登録することができる。加えて、抽出部15cによって集合場所が抽出された場合には、集合場所「六本木 イタリアンA」も併せてスケジュールに登録することができる。
[4−3.スケジューラとの連携]
本実施形態に係る特典付与装置10は、上記の実施形態の応用例として、抽出部15cによって抽出された集合場所及び集合時間を端末装置30上で動作するスケジューラに登録することもできる。このとき、特典付与装置10は、コミュニケーションアプリのスケジューラに集合場所及び集合時間を登録することとしてもよいし、端末装置30上で動作する他のスケジューラに集合場所及び集合時間を登録することとしてもかまわない。これによって、ユーザ間の待ち合わせにスケジューラの機能を自動的に連携させることができる。
[4−4.グループの統合]
本実施形態に係る特典付与装置10は、上記の実施形態の応用例として、グループ情報13aに含まれるグループのうち所定の条件を満たす複数のグループを統合することができる。
すなわち、特典付与装置10は、グループ間の目的が同一である場合もしくは近似する場合に、互いのグループを合成する。このとき、特典付与装置10は、グループ間の不適切な合成を抑制する観点から、下記に例示する条件をAND条件またはOR条件で適用することができる。例えば、特典付与装置10は、グループ間で互いの集合場所のズレが所定の範囲、例えば同一の最寄り駅または市町村である場合に絞って合成することもできる。また、特典付与装置10は、グループ間で互いの集合時間のズレが所定の範囲、例えば1時間以内である場合に絞ってグループを合成することもできる。また、特典付与装置10は、グループ間で互いのトークルームのログに含まれるメッセージにコミュニティの拡大を希望する単語の配列、例えば「大勢」の後に「肯定語」が出現する配列が存在する場合に絞ってグループを合成することもできる。
このように、グループを統合することによってコミュニティを拡大させることができる。なお、ここでは、グループを統合する場合を例示したが、トークルームが生成されてからチェックインが実行されて目的が達成されたトークルームで元の目的とは異なる別の目的の単語がキーワードとして検出された場合に、当該キーワードの後に肯定語を含むメッセージを投稿したユーザ同士をメンバとし、当該トークルームとは別のトークルームをSNSサーバ22に生成させることもできる。
[4−5.人数条件]
上記の実施形態では、グループを構成するメンバのうち全てのユーザの位置情報が集合場所から所定の誤差範囲内に存在する場合に絞って特典を付与することを決定する場合を例示したが、必ずしも全てのユーザの位置情報が集合場所から誤差範囲内に存在せずとも、特典の付与を決定することとしてもかまわない。例えば、特典付与装置10は、グループを構成するメンバのうち所定の割合、例えば過半数のユーザの位置情報が集合場所から所定の誤差範囲内に存在する場合に、ユーザに特典を付与することとしてもかまわない。これによって、ごく一部のユーザの不在によって他の大部分のユーザが特典を受けることができないといった酷な状況が生じるのを抑制できる。この場合には、チェックイン許可範囲内の時間に集合場所から誤差範囲内に存在するユーザの割合が高いほどユーザに付与する特典の利益を高めることもできる。
[4−6.特典付与の決定基準の応用例]
上記の実施形態では、トークルームのログに含まれるメッセージからキーワードを検索することによって集合場所及び集合時間を抽出し、集合時間にユーザの位置情報が集合場所から所定の誤差範囲内に存在するか否かを判定する場合を例示したが、必ずしも集合場所や集合時間を特定しておく必要はない。例えば、各ユーザの位置情報が所定の範囲、例えば10m圏内に存在する場合に、ユーザに特典を付与することを決定してもよい。つまり、同一の目的を共有するユーザ同士が同一の時間を同じ場所で共有している場合に、ユーザに特典を付与することもできる。
[4−7.適用範囲]
上記の実施形態では、特典としてランチ補助がユーザに付与される場合を例示したが、ランチ補助などの現金以外のクーポン、楽曲、デジタルコンテンツの他、任意の商品を特典として付与することができる。例えば、特典付与装置10は、ブランドのオフィシャルアカウントとのコミュニケーション機能を提供することもできる。
図9は、画面遷移の一例を示す図である。図9に示す左側の画面例では、初音ミク(登録商標)のプレミアムイベントをオフィシャルアカウントで告知するトークルームが図示されている。具体的には、メッセージT10にて初音ミク(登録商標)のイベントの日時「9月9日15時00分」が告知されており、メッセージT11にて初音ミク(登録商標)のイベントの場所「有楽町 会場ホールH」が告知されており、メッセージT12にて入室済みのユーザがイベント参加を表明している。これ以降に、新規のユーザが当該トークルームへの入室を要求した場合には、当該トークルームへの入室を要求することによって当該入室を要求するユーザと、既に入室済みのユーザとが初音ミク(登録商標)のイベントに参加するという同一の目的を持つユーザとしてマッチングされることになる。さらに、当該入室を要求するユーザと、既に入室済みのユーザとをメンバとするトークルームにトークルームが再生成される。
その後、トークルームのメンバであるユーザが端末装置30Aを所持して日時「9月9日15時00分」に場所「有楽町 会場ホールH」へ到達すると、図9の中央に示すチェックイン画面が端末装置30Aに表示されることなる。そして、ユーザが端末装置30Aに表示されたチェックインボタンB5を押下すると、特典付与装置10が当該ユーザへの特典としてプレミアムイベント限定の初音ミク(登録商標)のフィギュアの引換券を発行することを決定する。すると、特典付与装置10によってフィギュアの引換券の発行がイベントの主催者が運営する運営サーバへ依頼される。このようにして、図9の右側の画面例に示すように、フィギュアの引換券として、QRコード(登録商標)が端末装置30Aへ発行される。かかるQRコード(登録商標)の発行を受けたユーザは、取扱店に設置されたQRコード(登録商標)リーダにかざすことによってフィギュアの引換えを受ける権限を有する者として認証される。この結果、ユーザは、イベントの参加の対価として、プレミアムイベント限定の初音ミク(登録商標)のフィギュアを手に入れることができる。このように、フィギュアの引換券の付与をイベント参加というオフラインの行動のインセンティブとして機能させることができる結果、上記の実施形態と同様に、オンラインでの活動をオフラインの行動に結びつけることが可能となる。
[4−8.派生のマッチング]
また、特典付与装置10は、図9に示したように、集合時間にユーザが集合場所に到着した場合には、集合場所に到着したユーザ同士をマッチングすることもできる。すなわち、特典付与装置10は、集合時間にユーザが集合場所に到着する度に、到着したユーザと、その前に到着していたユーザとを「イベントを一緒に楽しむ」という同一の目的を共有するグループとして検出する。その上で、特典付与装置10は、先に検出されたユーザをメンバとするトークルームの開設をSNSサーバ22へ指示する。つまり、イベントの告知という第1段階からユーザが実際にイベントに参加した第2段階で、「イベントを一緒に楽しむ」という同一の目的であって第1段階よりも発展的な目的を共有するユーザ同士をさらにマッチングしてトークルームを開設させる。これによって、よりイベントに熱意を持ったユーザ達を囲い込むことが可能になる。
[4−9.分散および統合]
また、図示した各装置の各構成要素は、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、検出部15a、生成部15b、抽出部15c、取得部15dまたは決定部15eを特典付与装置10の外部装置としてネットワーク経由で接続するようにしてもよい。また、検出部15a、生成部15b、抽出部15c、取得部15dまたは決定部15eを別の装置がそれぞれ有し、ネットワーク接続されて協働することで、上記の特典付与装置10の機能を実現するようにしてもよい。すなわち、特典付与装置10は、複数のサーバコンピュータで実現してもよく、また、機能によっては外部のプラットフォーム等をAPI(Application Programming Interface)やネットワークコンピューティングなどで呼び出して実現するなど、構成は柔軟に変更できる。
[4−10.特典付与プログラム]
上記の実施形態における特典付与装置10は、例えば図10に示すような構成のコンピュータ100によって実現される。図10は、特典付与装置10の機能を実現するコンピュータ100の一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ100は、CPU110、RAM120、ROM130、HDD140、通信インターフェイス(I/F)150、入出力インターフェイス(I/F)160およびメディアインターフェイス(I/F)170を有する。
CPU110は、ROM130またはHDD140に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM130は、コンピュータ100の起動時にCPU110によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ100のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD140は、CPU110によって実行されるプログラムおよび当該プログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス150は、ネットワークNを介して他の機器からデータを受信してCPU110へ送り、CPU110が生成したデータを、ネットワークNを介して他の機器へ送信する。
CPU110は、入出力インターフェイス160を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、および、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU110は、入出力インターフェイス160を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU110は、生成したデータを、入出力インターフェイス160を介して出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス170は、記録媒体180に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM120を介してCPU110に提供する。CPU110は、当該プログラムを、メディアインターフェイス170を介して記録媒体180からRAM120上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体180は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
コンピュータ100が上記の実施形態における特典付与装置10として機能する場合、コンピュータ100のCPU110は、RAM120上にロードされたプログラムを実行することにより、検出部15a、生成部15b、抽出部15c、取得部15d及び決定部15eの各機能を実現する。また、HDD140には、記憶部13内のデータが格納される。
コンピュータ100のCPU110は、これらのプログラムを、記録媒体180から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から、ネットワークNを介してこれらのプログラムを取得してもよい。
10 特典付与装置
11 通信I/F部
13 記憶部
15 制御部
15a 検出部
15b 生成部
15c 抽出部
15d 取得部
15e 決定部
20 外部システム
21 会社サーバ
22 SNSサーバ
30A,30B,30N 端末装置

Claims (9)

  1. ユーザがメッセージをチャット形式で投稿可能なルームをネットワーク上に生成させる生成部と、
    前記ルームに参加するユーザの位置情報を取得する取得部と、
    前記ルームのログに含まれるメッセージから場所および時間に関するキーワードを抽出する抽出部と、
    所定の条件として、前記抽出部によって抽出されたキーワードに対応する時間に、前記取得部によって取得されたユーザの位置情報が前記抽出部によって抽出されたキーワードに対応する場所に存在する場合に、前記ユーザに特典を付与することを決定する決定部と、
    を備えることを特徴とする特典付与装置。
  2. ユーザがメッセージをチャット形式で投稿可能なルームをネットワーク上に生成させる生成部と、
    前記ルームに参加するユーザの位置情報を取得する取得部と、
    前記取得部によって取得されたユーザの位置情報が所定の条件を満たす場合に、当該ユーザに特典を付与することを決定する決定部と、
    を備え、
    前記生成部は、
    同一の目的を共有する複数人のユーザをメンバとする前記ルームを生成し、異なるルーム間で互いの前記目的が同一もしくは近似する場合に、互いのルームを1つのルームに統合する、
    ことを特徴とする特典付与装置。
  3. 前記決定部は、
    前記取得部によって取得されたユーザの位置情報が互いに共通する場合に、前記ユーザに特典を付与することを決定す
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の特典付与装置。
  4. 前記決定部は、
    前記ルームのメンバとなったユーザのうち所定の割合のユーザの位置情報が所定の条件を満たす場合に、当該位置情報が前記条件を満たすユーザに特典を付与することを決定する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の特典付与装置。
  5. 前記生成部は、
    予め定められた前記ルームのメンバと同一の目的を共有するユーザを新たに検出した場合には、検出されたユーザ各々がメッセージをチャット形式で投稿可能なルームを再生成させ、
    前記決定部は、
    前記ルームのメンバとなったユーザのうち、予め定められた時刻の条件に合致する時間内に前記位置情報が所定条件を満たす当該ユーザを検出した場合に、当該ユーザに特典を付与することを決定する
    とを特徴とする請求項1、3又は4のいずれか一つに記載の特典付与装置。
  6. コンピュータが、
    ユーザがメッセージをチャット形式で投稿可能なルームをネットワーク上に生成させる生成工程と、
    前記ルームに参加するユーザの位置情報を取得する取得工程と、
    前記ルームのログに含まれるメッセージから場所および時間に関するキーワードを抽出する抽出工程と、
    所定の条件として、前記抽出工程によって抽出されたキーワードに対応する時間に、前記取得工程によって取得されたユーザの位置情報が前記抽出工程によって抽出されたキーワードに対応する場所に存在する場合に、前記ユーザに特典を付与することを決定する決定工程と、
    を実行することを特徴とする特典付与方法。
  7. コンピュータに、
    ユーザがメッセージをチャット形式で投稿可能なルームをネットワーク上に生成させる生成手順と、
    前記ルームに参加するユーザの位置情報を取得する取得手順と、
    前記ルームのログに含まれるメッセージから場所および時間に関するキーワードを抽出する抽出手順と、
    所定の条件として、前記抽出手順によって抽出されたキーワードに対応する時間に、前記取得手順によって取得されたユーザの位置情報が前記抽出手順によって抽出されたキーワードに対応する場所に存在する場合に、前記ユーザに特典を付与することを決定する決定手順と、
    を実行させることを特徴とする特典付与プログラム。
  8. コンピュータが、
    ユーザがメッセージをチャット形式で投稿可能なルームをネットワーク上に生成させる生成工程と、
    前記ルームに参加するユーザの位置情報を取得する取得工程と、
    前記取得工程によって取得されたユーザの位置情報が所定の条件を満たす場合に、当該ユーザに特典を付与することを決定する決定工程と、
    を実行し、
    さらに前記生成工程は、
    同一の目的を共有する複数人のユーザをメンバとする前記ルームを生成し、異なるルーム間で互いの前記目的が同一もしくは近似する場合に、互いのルームを1つのルームに統合する、
    ことを特徴とする特典付与方法。
  9. コンピュータに、
    ユーザがメッセージをチャット形式で投稿可能なルームをネットワーク上に生成させる生成手順と、
    前記ルームに参加するユーザの位置情報を取得する取得手順と、
    前記取得手順によって取得されたユーザの位置情報が所定の条件を満たす場合に、当該ユーザに特典を付与することを決定する決定手順と、
    を実行させ、
    さらに前記生成手順は、
    同一の目的を共有する複数人のユーザをメンバとする前記ルームを生成し、異なるルーム間で互いの前記目的が同一もしくは近似する場合に、互いのルームを1つのルームに統合する、
    ことを特徴とする特典付与プログラム。
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