JP6072088B2 - 放射線撮像システム、放射線撮像方法およびプログラム - Google Patents

放射線撮像システム、放射線撮像方法およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6072088B2
JP6072088B2 JP2015002598A JP2015002598A JP6072088B2 JP 6072088 B2 JP6072088 B2 JP 6072088B2 JP 2015002598 A JP2015002598 A JP 2015002598A JP 2015002598 A JP2015002598 A JP 2015002598A JP 6072088 B2 JP6072088 B2 JP 6072088B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
radiation
irradiation
unit
detection level
detection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015002598A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015232541A5 (ja
JP2015232541A (ja
Inventor
友彦 松浦
友彦 松浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2015002598A priority Critical patent/JP6072088B2/ja
Priority to EP15166340.8A priority patent/EP2944257B1/en
Priority to US14/704,917 priority patent/US9606243B2/en
Priority to CN201510250089.1A priority patent/CN105078486B/zh
Publication of JP2015232541A publication Critical patent/JP2015232541A/ja
Publication of JP2015232541A5 publication Critical patent/JP2015232541A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6072088B2 publication Critical patent/JP6072088B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01TMEASUREMENT OF NUCLEAR OR X-RADIATION
    • G01T1/00Measuring X-radiation, gamma radiation, corpuscular radiation, or cosmic radiation
    • G01T1/16Measuring radiation intensity
    • G01T1/17Circuit arrangements not adapted to a particular type of detector
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/42Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment with arrangements for detecting radiation specially adapted for radiation diagnosis
    • A61B6/4208Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment with arrangements for detecting radiation specially adapted for radiation diagnosis characterised by using a particular type of detector
    • A61B6/4216Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment with arrangements for detecting radiation specially adapted for radiation diagnosis characterised by using a particular type of detector using storage phosphor screens
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/42Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment with arrangements for detecting radiation specially adapted for radiation diagnosis
    • A61B6/4208Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment with arrangements for detecting radiation specially adapted for radiation diagnosis characterised by using a particular type of detector
    • A61B6/4233Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment with arrangements for detecting radiation specially adapted for radiation diagnosis characterised by using a particular type of detector using matrix detectors
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/42Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment with arrangements for detecting radiation specially adapted for radiation diagnosis
    • A61B6/4266Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment with arrangements for detecting radiation specially adapted for radiation diagnosis characterised by using a plurality of detector units
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/54Control of apparatus or devices for radiation diagnosis
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01TMEASUREMENT OF NUCLEAR OR X-RADIATION
    • G01T7/00Details of radiation-measuring instruments
    • G01T7/005Details of radiation-measuring instruments calibration techniques

Description

本発明は、放射線撮像システム、放射線撮像方法およびプログラムに関する。
近年、TFTアクティブマトリクス基板上に蛍光体を配置し、放射線を電荷信号として蓄積し、それをデジタル信号に変換して診断画像を提供するFPD(flat panel detector)が実用化され、用いられている。
モダリティの撮影媒体をFPDにすると、放射線発生装置とFPDとの間のインターフェースの構築が困難な場合が生じ得る。これに対応する方法として、例えば、特許文献1や特許文献2では放射線発生装置とFPDとの間のインターフェースを設けずに、FPD側で放射線の照射開始を検知し、自動的に蓄積動作を開始するFPDが提案されている。
例えば、特許文献1では撮影メニュー選択時のTFT温度に基づいて閾値を制御する技術が提案されており、また、特許文献2では、リセット動作時のVS信号値に基づいて閾値を制御する技術が提案されている。
特開2012−083307公報 特開2011−185622公報
従来技術による閾値の設定方法では、複数のFPD(検出装置)を使用した場合であっても一律の閾値が設定されることになる。このため、検出装置の特性が外部環境により局所的に変化すると、複数の検出装置全体の検知精度に影響が及ぶこととなり、放射線照射の有無を検知する検知精度の改善は限定的なものとなる。
本発明は、外部環境が局所的に変化する場合でも適切に放射線照射の有無を検知可能な技術の提供を目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明の一つの態様に係る放射線撮像システムは、放射線に基づく画像データを出力する複数の放射線検出装置を備えた放射線撮像システムであって、前記複数の放射線検出装置において放射線の検知レベルをそれぞれ独立して計測する計測部と、少なくとも1つの放射線検出装置において計測された検知レベルに基づいて、放射線照射の有無を判定する照射判定部とを備え、放射線照射ありと判定された場合、前記複数の放射線検出装置は放射線に基づく画像データをそれぞれ独立して出力することを特徴とする。
本発明によれば、外部環境が局所的に変化する場合でも適切に放射線照射の有無を検知することが可能になる。
第1実施形態に係る放射線撮像装置の機能構成を示す図。 第1実施形態におけるFPDの機能構成を示す図。 第1実施形態における処理の流れを説明する図。 放射線照射判定の処理の流れを説明する図。 第2実施形態に係る放射線撮像装置の機能構成を示す図。 第2実施形態におけるFPDの機能構成を示す図。 第2実施形態における処理の流れを説明する図。
以下、実施の形態に係る放射線撮像装置について添付図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の記述でフォトダイオードを用いたFPDを例として説明するが、本発明は放射線を直接電子に変換する直接型FPDにおいても適用可能である。
<第1実施形態>
図1は第1実施形態に係る放射線撮像装置100の機能構成を示す図である。放射線撮像装置100の放射線発生部101は被検体103に放射線を照射する。放射線発生装置104は曝射スイッチの押下で放射線発生部101に高電圧パルスを与え、放射線を発生させる。FPD102(検出部)は、制御部105により制御されて、被検体103を通過した放射線を蛍光体により可視光に変換し、フォトダイオードで検出する。検出された電気信号はデジタルデータにAD変換され、画像データとして制御部105に送信される。
制御部105は1又は複数のコンピュータのCPUバス106に接続されており、CPUバス106にはさらに画像保存部107、画像処理部108、操作部109、表示部110が接続されている。また一般的なコンピュータに備えられているCPU(中央演算装置)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、グラフィック制御部、ネットワーク通信部等もCPUバス106に接続されている。CPUがROMまたはRAMに記憶されたプログラムを実行することによりコンピュータ全体が制御される。
画像処理部108は、前処理部115と診断用画像処理部116とを備える。前処理部115はFPDの固体撮影像素子の特性ばらつきを補正するためのオフセット補正、感度補正、画素補正などの前処理を行うことが可能である。診断用画像処理部116は階調処理、ダイナミックレンジ処理、空間周波数処理などの診断用画像処理を行うことが可能である。
表示部110は画像処理部108で処理した画像データをモニタに表示する。操作部109は画像処理部108や制御部105に指示を入力する。画像保存部107は制御部105から出力されたデジタル信号や画像処理部108で処理された画像データを保存する。
次に、FPD102の機能構成を説明する。図2はFPD102の機能構成を示す図であり、I/F部201(インターフェース部)は制御部105と接続され、制御信号の受信および画像データの送信を行う。
本実施形態に係る放射線撮像装置は、放射線を検出するFPD102(検出部)を有する。放射線撮像装置のFPD102は、放射線に応じた電荷情報を出力する撮像部203を備える。また、放射線撮像装置のFPD102は、電荷情報を用いて撮像部の複数の領域における放射線の検知レベルをそれぞれ計測する計測部(検知レベル計測部205a、検知レベル計測部205b)と、それぞれ計測された検知レベルと閾値との比較により、放射線照射の有無を判定する照射判定部206と、を備える。また、放射線撮像装置のFPD102(検出部)は、放射線に応じた電荷情報を出力する撮像部を、照射判定部の判定の結果に応じて制御する駆動制御部202を更に備える。ここで、撮像部の複数の領域は、互いに異なる領域である。計測部は、撮像部の互いに異なる領域の検知レベルを計測する複数の検知レベル計測部(検知レベル計測部205a、検知レベル計測部205b)を有する。
計測部の構成として、単一の計測部が電荷情報を用いて、撮像部203の異なる領域の放射線の検知レベルを計測してもよいし、複数の計測部が電荷情報を用いて、撮像部203の異なる領域の放射線の検知レベルを計測することも可能である。以下の説明では、複数の計測部の構成として、検知レベル計測部205a(第1の検知レベル計測部)および検知レベル計測部205b(第2の検知レベル計測部)を用いて、放射線の検知レベルを計測する構成例を説明する。
駆動制御部202はI/F部201が受信した制御信号と、後に説明する照射判定部206の判定結果に基づいて撮像部203の動作を制御する。A/D変換部204は、撮像部203の固体撮像素子に蓄積された電荷を電気信号として読み出し画像データを生成する。
計測部(検知レベル計測部205a、検知レベル計測部205b)は、撮像部203の異なる領域の検知レベルを計測する複数の検知レベル計測部を有する。撮像部203に接続された検知レベル計測部205a(第1の検知レベル計測部)および検知レベル計測部205b(第2の検知レベル計測部)は放射線の検知レベルを計測する。
照射判定部206は、複数の検知レベル計測部(検知レベル計測部205aおよび検知レベル計測部205b)で計測された複数の検知レベルと閾値とを比較する。そして、照射判定部206は複数の検知レベルに基づいて放射線照射の有無を判定し、その結果を駆動制御部202に伝達する。駆動制御部202は、比較の結果に応じて撮像部203を制御する。
次に、図3を用いて、放射線撮像装置100で実行される放射線照射判定方法における処理の流れについて説明する。まず、ステップS301で操作部109からの入力に基づいて、制御部105は撮影準備の指示を出力し、制御部105の撮影準備の指示は、I/F部201(インターフェース部)を介して駆動制御部202に入力される。駆動制御部202は、撮影準備の指示を受信すると、撮像部203を制御して撮像部203を待機状態にする。これにより、FPD102は、放射線発生部101から照射された放射線を撮像可能な待機状態に遷移する。
次に、ステップS302aおよびS302bで、検知レベル計測部205aおよび検知レベル計測部205bのそれぞれが放射線照射の検知レベルを計測する。ステップS302aおよびS302bの処理は、並列に実行される処理である。
放射線の計測方法として、例えば、撮像部203の放射線に応じた電荷を蓄積可能な固体撮像素子から出力される電荷情報(VS信号値)の大きさを検知レベルとして利用することができる。検知レベル計測部205aおよび検知レベル計測部205bは、電荷を蓄積する素子(固体撮像素子)から出力されるバイアス線の電流値を電荷情報として計測し、電流値に基づいて検知レベルを決定することが可能である。
本実施形態では検知レベル計測部205aと検知レベル計測部205bは空間的に異なる領域の固体撮影像素子を対象として検知レベルを計測するものとする。検知レベル計測部205aおよび検知レベル計測部205bは、同じタイミングで異なる領域の放射線の検知レベルを計測するものであり、検知レベル計測部205aの検知レベルをVSaとし、検知レベル計測部205bの検知レベルをVSbとして表す。
次に、ステップS303で、照射判定部206は、検知レベルVSaおよびVSbに基づいて、放射線発生部101から放射線が照射されているか否かの判定処理(放射線照射の有無判定処理)を行う。
照射判定部206は、複数の検知レベルの和が、閾値を超える場合、放射線照射ありと判定し、複数の検知レベルの和が、閾値以下となる場合、放射線照射なしと判定する。照射判定部206は、例えば、検知レベルVSaと検知レベルVSbとの和が別途定める閾値VSthを超える場合、放射線発生部101から放射線が照射されていると判断することが可能である。すなわち、検知レベルの和(VSa+VSb)>閾値VSthという関係を満たす場合、照射判定部206は放射線が照射されていると判定する。一方、検知レベルの和(VSa+VSb)≦閾値VSthとなる場合、照射判定部206は放射線が照射されていないと判定することができる。
尚、放射線照射の有無を判定するための処理は、上記の例に限定されるものではない。照射判定部206は、放射線照射の有無判定を判定する判定処理として、例えば、図4に示すようなアルゴリズムに従った判定方法を実行することも可能である。このアルゴリズムでは、別途定める2つの閾値VSth1、VSth2を基準として用いるものである。2つの閾値は、VSth1(第1の閾値)>VSth2(第2の閾値)という大小関係を有する。
放射線の検知レベルが、VSth1(第1の閾値)を超える場合を高レベル(レベルHIGH)とする。また、放射線の検知レベルが、VSth1以下であり、かつ、VSth2(第2の閾値)を超える場合を中レベル(レベルMID)とする。そして、放射線の検知レベルが、VSth2以下の場合を低レベル(レベルLOW)と定義する。
照射判定部206は、複数の検知レベルのうち少なくとも一方が第1の閾値を超えると判定する場合(高レベル(レベルHIGH)の場合)に、放射線照射ありと判定する。照射判定部206は、複数の検知レベルの両方が、第2の閾値を超える場合(中レベル(レベルMID)の場合)に、放射線照射ありと判定する。そして、照射判定部206は、複数の検知レベルのいずれか一方が第2の閾値以下となる場合(低レベル(レベルLOW)の場合)に、放射線照射なしと判定する。
ステップS401で、照射判定部206は、放射線の検知レベルVSaおよび VSbのうち少なくとも一方が高レベル(レベルHIGH)であるか否かを判定する。ステップS401の判定で、VSaおよび VSbのうち少なくとも一方が高レベル(レベルHIGH)である場合(S401−Yes)、照射判定部206は処理をステップS404に進める。ステップS404で、照射判定部206は判定結果として放射線照射ありと判定し、図4の処理を終了する。一方、ステップS401の判定で、VSaおよび VSbのうち少なくとも一方が高レベルでない場合(S401−No)、照射判定部206は処理をステップS402に進める。
ステップS402で照射判定部206はVSaおよび VSbの両方が中レベル(レベルMID)であるか否かを判定する。ステップS402の判定でVSaおよび VSbの両方が中レベルである場合(S402−Yes)、照射判定部206は処理をステップS404に進める。そして、ステップS404で、照射判定部206は判定結果として放射線照射ありと判定し、図4の処理を終了する。一方、ステップS402の判定で、VSaおよび VSbの両方が中レベルでない場合(S402−No)、照射判定部206は処理をステップS403に進める。そして、ステップS403で、照射判定部206は判定結果として放射線照射なしと判定し、図4の処理を終了する。
説明を図3に戻し、ステップS304で、駆動制御部202は照射判定部206から放射線照射の有無判定処理の結果を受信する。そして、駆動制御部202は有無判定処理の結果に応じて制御内容を切り替える。照射判定部206により放射線照射なしと判定された場合、駆動制御部202は、放射線照射の検知レベルの計測を継続させるように計測部を制御する。駆動制御部202は処理をステップS302a、S302bに戻し、放射線照射の検知レベルの計測を継続させる(S304−No)。
そして、ステップS302aおよびS302bで、検知レベル計測部205aおよび検知レベル計測部205bは、放射線照射の検知レベルを計測する。放射線照射ありと判定されない限り、放射線撮像装置100はステップS302a、S302b乃至ステップ304の処理を繰り返し行い、放射線が照射されるのを待機する。
一方、ステップS304の判定処理で、照射判定部206により放射線照射ありと判定された場合、駆動制御部202は処理をステップS305に進める(S304−Yes)。
そして、ステップ305で、照射判定部206が、S303における比較により放射線照射ありと判定した場合に、駆動制御部202は、撮像部203から蓄積された電荷に基づく画像を取得するための制御を行う。すなわち、駆動制御部202は、電荷の電気信号に基づく画像を取得するためにA/D変換部204を制御する。駆動制御部202の制御に従い、A/D変換部204は、撮像部203の固体撮像素子に蓄積された電荷を電気信号として読み出し画像データを生成する。A/D変換部204で生成された画像データは、I/F部201を介して制御部105に送信される。制御部105は、受信した画像データを画像保存部107や不図示のRAMに保存する。
次にステップS306で、画像処理部108は、画像保存部107や不図示のRAMに記憶された画像データに対して画像処理を施す。画像処理部108は、例えば、FPDの固体撮影像素子の特性ばらつきを補正するためのオフセット補正、感度補正、画素補正などの前処理と、階調処理、ダイナミックレンジ処理、空間周波数処理などの診断用画像処理を行うことが可能である。
そして、ステップS307で、表示部110は、画像処理部108で画像処理された画像データをモニタに表示し、放射線撮像装置100における処理を終了する。
<第2実施形態>
第1実施形態の放射線撮像装置100では、単一の検出装置(検出デバイス)および制御部105を用いる構成を説明した。本実施形態では、放射線に基づく画像データを出力する複数の検出装置を備えた放射線撮像装置を説明する。本実施形態に係る放射線撮像装置は、放射線に基づく画像データを出力する複数の検出装置を備えた複数の検出装置において放射線の検知レベルをそれぞれ計測する計測部と、計測された検知レベルに基づいて、放射線照射の有無を判定する照射判定部とを備える。
図5は第2実施形態に係る放射線撮像装置500の機能構成を示す図である。複数のFPD(検出装置)の構成例として、2つのFPD501aおよびFPD501bを用いる例を説明する。また、2つのFPD501aおよびFPD501bに対応して2つの制御部105aおよび制御部105bを用いる構成を例として説明する。
画像処理部108は、前処理部115、診断用画像処理部116および画像生成部502を備える。前処理部115、診断用画像処理部116は第1実施形態の画像処理部108で説明した構成と同様である。画像生成部502は、複数の検出装置で生成された複数の画像データを合成して一つの画像データを生成する。すなわち、画像生成部502は、複数のFPD(検出装置)のA/D変換部204で生成された複数の画像データを合成して一つの画像(画像データ)を生成する。画像生成部502が追加されている点で、本実施形態の画像処理部の構成は、第1実施形態の画像処理部108の構成と相違する。
その他の放射線撮像装置の構成については第1実施形態で用いた放射線撮像装置100と同等の構成であるため、重複した説明は省略する。
次に、本実施形態に係るFPD501a、FPD501bの機能構成を説明する。図6はFPD501a、FPD501bの機能構成を示す図である。本実施形態に係る放射線撮像装置は、放射線を検出する複数のFPD(検出装置)を有する(FPD501a、FPD501b)。複数のFPD(検出装置)のうちの各検出装置が、放射線に応じた電荷情報を出力する撮像部203と、電荷情報を用いて放射線の検知レベルを計測する検知レベル計測部205(計測部)と、を備える。また、各検出装置が、他の検出装置で計測された放射線の検知レベルを取得する検知レベル共有部601と、計測された検知レベルと閾値との比較により、放射線照射の有無を判定する照射判定部206と、を備える。照射判定部206は、計測された検知レベルおよび他の検出装置から取得した検知レベルと、閾値との比較により、放射線照射の有無を判定することが可能である。例えば、複数の検出装置として、FPD501aを第1の検出装置として、FPD501bを第2の検出装置とする。検知レベル共有部601は、第1の検出装置で計測された放射線の検知レベルと第2の検出装置で計測された放射線の検知レベルとを取得して共有する。照射判定部206は共有されたそれぞれの検知レベルと閾値との比較により、放射線照射の有無を判定する。
本実施形態に係る複数のFPDのそれぞれに設けられている検知レベル計測部205は、複数の検出装置における電荷情報を用いて放射線の検知レベルを計測する。また、複数のFPDのそれぞれに設けられている検知レベル共有部601は、他のFPDとの間で放射線の検知レベルを共有するための処理(共有処理)を実行する。検知レベル共有部601は、共有処理において、検知レベル計測部205で計測された検知レベルを出力し、他の検出装置で計測された放射線の検知レベルを取得する。
検知レベル共有部601は、検知レベル計測部205で計測された検知レベルの計測結果をI/F部201(インターフェース部)を介して制御部に送信(出力)する。この際、検知レベル共有部601は、検知レベル計測部205で計測された検知レベルの計測結果を照射判定部206に入力する。
制御部はCPUバス106を介して他のFPDを制御する他の制御部との間で検知レベルの計測結果を通信する。通信の結果、制御部は受信した他のFPDにおける検知レベルの計測結果をI/F部201を介して検知レベル共有部601に送信する。検知レベル共有部601は、受信(取得)した他のFPDの検知レベルの計測結果を照射判定部206に入力する。以上の処理により各FPDの検知レベル計測部205の検知レベルの計測結果が複数のFPD間で共有されることになる。更に具体的な処理については、図7を用いて後に説明する。
照射判定部206は複数の検知レベルに基づいて放射線照射の有無を判定し、その結果を駆動制御部202に伝達する。撮像部203およびA/D変換部204の構成については、第1実施形態と同様であるため説明は省略する。
次に、図7を用いて、図5および6に示す放射線撮像装置500における処理の流れについて説明する。
まず、ステップS701で操作部109からの入力に基づいて制御部105aはFPD501aを待機状態にする。制御部105aは撮影準備の指示を出力し、制御部105aの撮影準備の指示はI/F部201(インターフェース部)を介して駆動制御部202に入力される。駆動制御部202は、撮影準備の指示を受信すると、撮像部203を制御して撮像部203を待機状態にする。これにより、FPD501aは、放射線発生部101から照射された放射線を撮像可能な待機状態に遷移する。
次に、ステップS702で、操作部109からの入力に基づいて制御部105bはFPD501bを待機状態にする。制御部105bは撮影準備の指示を出力し、制御部105bの撮影準備の指示はI/F部201を介して駆動制御部202に入力される。駆動制御部202は、撮影準備の指示を受信すると、撮像部203を制御して撮像部203を待機状態にする。これにより、FPD501bは、放射線発生部101から照射された放射線を撮像可能な待機状態に遷移する。
次に、ステップS703aおよびS703bで、検知レベル計測部205が各FPD(FPD501a、FPD501b)における放射線照射の検知レベルを計測する。ステップS703aおよびS703bの処理は、並列に実行される処理である。計測方法は第1実施形態と同様の計測方法を適用することが可能であり、説明の重複を避けるため具体的な説明は省略する。ここで、FPD501aの検知レベル計測部205で得られた検知レベルをVSaとし、FPD501bの検知レベル計測部205で得られた検知レベルをVSbとして表す。
次にステップS704で、検知レベル共有部601はそれぞれのFPDで得られた検知レベルVSaおよびVSbを共有するための共有処理を行う。
検知レベル共有部601は、共有処理として、以下の処理を行うことが可能である。例えば、FPD501aの検知レベル共有部601は、FPD501aの検知レベル計測部205で計測された検知レベルの計測結果をI/F部201を介して、制御部105aに送信(出力)する。このとき、検知レベル共有部601は計測された検知レベルの計測結果をFPD501aの照射判定部206に入力する。
同様に、FPD501bの検知レベル共有部601は、FPD501bの検知レベル計測部205で計測された検知レベルの計測結果をI/F部201を介して、制御部105bに送信(出力)する。このとき、検知レベル共有部601は計測された検知レベルの計測結果をFPD501bの照射判定部206に入力する。
制御部105aはFPD501aの検知レベルの計測結果を、CPUバス106を介して、制御部105bに送信する。また、制御部105bはFPD501bの検知レベルの計測結果を、CPUバス106を介して、制御部105aに送信する。
制御部105aは、制御部105bから送信されたFPD501bの検知レベルの計測結果を受信する。そして、制御部105aは、受信したFPD501bの検知レベルの計測結果をI/F部201を介してFPD501aの検知レベル共有部601に送信する。FPD501aの検知レベル共有部601は、受信(取得)したFPD501bの検知レベルの計測結果をFPD501aの照射判定部206に入力する。
制御部105bは、制御部105aから送信されたFPD501aの検知レベルの計測結果を受信する。そして、制御部105bは、受信したFPD501aの検知レベルの計測結果をI/F部201を介してFPD501bの検知レベル共有部601に送信する。FPD501bの検知レベル共有部601は、受信(取得)したFPD501aの検知レベルの計測結果をFPD501bの照射判定部206に入力する。
FPD501aおよびFPD501bは以上の処理を並列に行うことにより、各FPDの検知レベル計測部205の検知レベルの計測結果が複数のFPD間(検出装置間)で共有されることになる。
尚、検知レベル共有部601による共有処理は上記の処理内容に限定されるものではなく、他の方法によることも可能である。例えば、検知レベル共有部601は無線通信機能を有するように構成することも可能である。他の方法として、各FPDの検知レベル共有部601同士が無線通信を直接的に行い、検知レベルVSaおよびVSbの共有を行うことも可能である。
次に、ステップS705で、照射判定部206は、検知レベルVSaおよびVSbに基づいて、放射線発生部101から放射線が照射されているか否かの判定処理(放射線照射の有無判定処理)を行う。判定処理として、照射判定部206は、第1実施形態で説明したような判定処理を行うことが可能である。照射判定部206は、第1の検出装置で計測された放射線の検知レベルおよび第2の検出装置で計測された放射線の検知レベルの和が閾値を超える場合、放射線照射ありと判定する。また、照射判定部206は、検知レベルの和が、閾値以下となる場合、放射線照射なしと判定する判定処理の具体的内容については、第1実施形態で説明したように、検知レベルの和(VSa+VSb)>閾値VSthという関係を満たす場合、照射判定部206は放射線が照射されていると判定する。例えば、複数の検出装置として、FPD501aを第1の検出装置として、FPD501bを第2の検出装置とする。照射判定部206は、第1の検出装置で計測された放射線の検知レベル(VSa)および第2の検出装置で計測された放射線の検知レベル(VSb)の和が、閾値VSthを超える場合、放射線照射ありと判定する。一方、検知レベルの和(VSa+VSb)≦閾値VSthとなる場合、照射判定部206は放射線が照射されていないと判定することができる。
あるいは、照射判定部206は、図4で説明したようなアルゴリズムに従って放射線の照射の有無を判定することが可能である。ここで、閾値VSthは、VSth1(第1の閾値)と、第1の閾値よりも低いVSth2(第2の閾値)と、を有するものとする。照射判定部206は、第1の検出装置で計測された放射線の検知レベルおよび第2の検出装置で計測された放射線の検知レベルのうち少なくとも一方が第1の閾値を超えると判定する場合に、放射線照射ありと判定する。また、照射判定部206は、第1の検出装置で計測された放射線の検知レベルおよび第2の検出装置で計測された放射線の検知レベルの両方が、第2の閾値を超える場合に、放射線照射ありと判定する。また、照射判定部206は、第1の検出装置で計測された放射線の検知レベルおよび第2の検出装置で計測された放射線の検知レベルのうち少なくとも一方が、第2の閾値以下となる場合に、放射線照射なしと判定する。
例えば、複数の検出装置として、FPD501aを第1の検出装置として、FPD501bを第2の検出装置とする。照射判定部206は、第1の検出装置で計測された放射線の検知レベルおよび第2の検出装置で計測された放射線の検知レベルのうち少なくとも一方が第1の閾値を超えると判定する場合に(高レベル(レベルHIGH)の場合)、放射線照射ありと判定する。
あるいは、照射判定部206は、第1の検出装置で計測された放射線の検知レベルおよび第2の検出装置で計測された放射線の検知レベルの両方が、第2の閾値を超える場合に(中レベル(レベルMID)の場合)、放射線照射ありと判定する。言い換えれば、照射判定部206は、第1の検出装置で計測された放射線の検知レベルおよび第2の検出装置で計測された放射線の検知レベルの両方が、第2の閾値を同時に超える場合に、放射線照射ありと判定する。計測部は、所定の計測サイクル(例えば、10μsec毎)で第1の検出装置と第2の検出装置の放射線の検知レベルを計測している。この計測サイクルの期間内に、照射判定部206は、第1の検出装置で計測された放射線の検知レベルおよび第2の検出装置で計測された放射線の検知レベルが、第2の閾値を超える場合に、放射線照射ありと判定する。
照射判定部206は、第1の検出装置で計測された放射線の検知レベルおよび第2の検出装置で計測された放射線の検知レベルのいずれか一方が、第2の閾値以下となる場合に(低レベル(レベルLOW)の場合)、放射線照射なしと判定する。以上のように図4で説明したようなアルゴリズムに従って放射線照射の有無を判定することも可能である。
なお、上記の例では、第1の閾値と第2の閾値を用いて放射線照射の有無を判定したが、1つの閾値でも判定を行うこともできる。照射判定部206は、複数の検出装置で計測されたそれぞれの検知レベルが、所定の閾値を超える場合に、放射線照射ありと判定してもよい。所定の閾値はVSth2(第2の閾値)に対応している。つまり、照射判定部206は、第1の検出装置で計測された放射線の検知レベルと第2の検出装置で計測された放射線の検知レベルとの両方が、所定の閾値を超える場合に、放射線照射ありと判定する。逆に、照射判定部206は、第1の検出装置で計測された放射線の検知レベルと第2の検出装置で計測された放射線の検知レベルのいずれか一方が、所定の閾値以下となる場合に、放射線照射なしと判定する。
そのため、放射線を検出する検出装置のいずれか一方が放射線を誤検知したとしても、放射線照射なしと判定される。つまり、放射線を検出する検出装置が外部環境により局所的に変化する場合でも適切に放射線照射の有無を検知することができる。なお、照射判定部206は、複数の検出装置で計測された複数の検知レベルをそれぞれ比較することにより、放射線照射の有無を判定してもよい。
ステップS706で、駆動制御部202は照射判定部206から放射線照射の有無判定処理の結果を受信する。そして、駆動制御部202は有無判定処理の結果に応じて制御内容を切り替える。照射判定部206により放射線照射なしと判定された場合、駆動制御部202は、放射線照射の検知レベルの計測を継続させるように計測部を制御する。駆動制御部202は処理をステップS703a、S703bに戻し、放射線照射の検知レベルの計測を継続させる(S706−No)。照射判定部206によって放射線照射なしと判定された場合、駆動制御部202は、放射線照射の検知レベルの計測を継続させるように計測部を制御する。そして、ステップS703a、S703bにおいて、計測部(検知レベル計測部205)は、複数の検出装置において放射線の検知レベルを再計測する。
そして、ステップS703aおよびS703bで、FPD501aの検知レベル計測部205およびFPD501bの検知レベル計測部205は、放射線照射の検知レベルを計測する。放射線照射ありと判定されない限り、放射線撮像装置500はステップS703a、S703b乃至ステップ706の処理を繰り返し行い、放射線が照射されるのを待機する。
一方、ステップS706の判定処理で、照射判定部206により放射線照射ありと判定された場合、駆動制御部202は処理をステップS707に進める(S706−Yes)。
FPD501aではステップS707aの画像取得処理(画像取得a)が実行され、FPD501bではステップS707bの画像取得処理(画像取得b)が実行される。ステップS707aおよびS707bでは、照射判定部によって放射線照射ありと判定された場合(S706−Yes)、複数の検出装置は放射線に応じた電荷を蓄積する。複数の検出装置は放射線に応じた電荷の蓄積を同時に開始する。そして、複数の検出装置は放射線に基づく画像データをそれぞれ出力する。また、先のステップS706で、照射判定部206によって放射線照射ありと判定された場合、駆動制御部202は蓄積された電荷に基づく画像を撮像部から取得するための制御を行う。ここで、ステップS707aおよびステップS707bの処理は、それぞれ並列に実行されるものである。
例えば、ステップ707aで、FPD501aの駆動制御部202は、電荷の電気信号に基づく画像を取得するためにA/D変換部204を制御する。FPD501aは放射線に応じた電荷を蓄積する。駆動制御部202の制御に従い、A/D変換部204は、撮像部203の固体撮像素子に蓄積された電荷を電気信号として読み出し画像データを生成する。A/D変換部204で生成された画像データは、I/F部201を介して制御部105aに送信される。制御部105aは、受信した画像データを画像保存部107や不図示のRAMに保存する。
同様に、ステップ707bで、FPD501bの駆動制御部202は、電荷の電気信号に基づく画像を取得するためにA/D変換部204を制御する。FPD501bは放射線に応じた電荷を蓄積する。駆動制御部202の制御に従い、A/D変換部204は、撮像部203の固体撮像素子に蓄積された電荷を電気信号として読み出し画像データを生成する。A/D変換部204で生成された画像データは、I/F部201を介して制御部105bに送信される。制御部105bは、受信した画像データを画像保存部107や不図示のRAMに保存する。以上の処理により、FPD501aおよびFPD501bから画像(画像データ)が取得される。つまり、照射判定部206によって放射線照射ありと判定された場合、複数の検出装置は放射線に応じた電荷を蓄積して、放射線に基づく画像データをそれぞれ出力することができる。
具体的には、照射判定部206によって放射線照射ありと判定された場合、複数の検出装置は放射線に応じた電荷を蓄積する。すなわち、複数の検出装置は放射線に応じた電荷の蓄積を同時に開始する。FPD501aとFPD501bは、放射線に応じた電荷の蓄積を同時に開始する。つまり、複数の検出装置において電荷の蓄積が連携して行われる。そして、複数の検出装置は蓄積された電荷を電気信号として読み出して、放射線に基づく画像データをそれぞれ出力する。なお、照射判定部206によって放射線照射なしと判定された場合、複数の検出装置は放射線に応じた電荷の蓄積を開始しない。
また、照射判定部206は、第1の検出装置で計測された放射線の検知レベルおよび第2の検出装置で計測された放射線の検知レベルのうち少なくとも一方が第1の閾値を超えると判定する場合に、放射線照射ありと判定する。このとき、第1の検出装置および第2の検出装置は放射線に応じた電荷の蓄積を同時に開始する。そして、第1の検出装置および第2の検出装置は蓄積された電荷を電気信号として読み出して、放射線に基づく画像データをそれぞれ出力することができる。ここで、第1の閾値は高レベルの閾値であるため、放射線が照射された可能性が高い。そのため、例えば、第1の検出装置で計測された検知レベルのみが第1の閾値を超えると判定された場合(第2の検出装置で計測された検知レベルが第1の閾値を超えていない場合)であっても、第1の検出装置と第2の検出装置から放射線に基づく画像データをそれぞれ出力する。
また、照射判定部206は、第1の検出装置で計測された放射線の検知レベルおよび第2の検出装置で計測された放射線の検知レベルの両方が、第2の閾値を同時に超える場合に、放射線照射ありと判定する。放射線の検知の計測サイクルの期間内に、第1の検出装置で計測された放射線の検知レベルおよび第2の検出装置で計測された放射線の検知レベルが、第2の閾値を超える場合に、照射判定部206は放射線照射ありと判定する。このとき、第1の検出装置と第2の検出装置は放射線に応じた電荷の蓄積を同時に開始する。そして、第1の検出装置および第2の検出装置は蓄積された電荷を電気信号として読み出して、放射線に基づく画像データをそれぞれ出力することができる。ここで、第2の閾値は中レベルの閾値であるため、放射線が照射された可能性が不明である。そのため、第1の検出装置で計測された放射線の検知レベルおよび第2の検出装置で計測された放射線の検知レベルの両方が第2の閾値を超えると判定された場合、第1の検出装置および第2の検出装置から放射線に基づく画像データをそれぞれ出力する。第1の検出装置で計測された放射線の検知レベルおよび第2の検出装置で計測された放射線の検知レベルの一方が第2の閾値を超えていないと判定された場合、第1の検出装置および第2の検出装置から放射線に基づく画像データをそれぞれ出力しない。
なお、照射判定部206の判定結果に基づいて、所定の閾値(中レベルの閾値、第2の閾値)を再設定することもできる。第1の検出装置で計測された検知レベルのみが所定の閾値を超えると判定され、第2の検出装置で計測された検知レベルが所定の閾値を超えていない場合、照射判定部206は、放射線照射なしと判定する。すなわち、第1の検出装置では放射線の誤検知とみなされる。よって、誤検知とされないように、照射判定部206は、第1の検出装置で検知された検知レベルが所定の閾値を超えないように、所定の閾値を再設定する。なお、第2の検出装置にも再設定された閾値が適用される。よって、第1の検出装置と第2の検出装置による放射線の誤検知を低減することができる。
ステップS708で、画像処理部108の画像生成部502は、複数のFPD(検出装置)のA/D変換部204で生成された複数の画像(画像データ)を合成して一つの画像(画像データ)を生成する。画像生成部502は画像保存部107や不図示のRAMに保存されている、FPD501aおよびFPD501bから取得した画像(画像データ)を結合して、一つの画像(画像データ)を生成する。結合による生成方法は、例えば、長尺撮影等で一般に用いられるスティッチングと呼ばれる画像処理技術で実現可能である。画像生成部502は生成した画像(画像データ)を他の画像と同様に、画像保存部107やRAMに記憶する。
次にステップS709で、画像処理部108は、画像保存部107やRAMに記憶された画像(画像データ)に対して画像処理を施す。画像処理部108の前処理部115は、例えば、FPDの固体撮影像素子の特性ばらつきを補正するためのオフセット補正、感度補正、画素補正などの前処理を行うことが可能である。また、診断用画像処理部116は、階調処理、ダイナミックレンジ処理、空間周波数処理などの診断用画像処理を行うことが可能である。
そして、ステップS710で、表示部110は、画像処理部108で画像処理された画像(画像データ)をモニタに表示し、放射線撮像装置500における処理を終了する。
(第3実施形態)
第1実施形態および第2実施形態で説明したFPDを、放射線を検出する検出装置として構成することも可能である。この場合、例えば、図2に示すように放射線を検出する検出部(FPD102)は、放射線に応じた電荷情報を出力する撮像部203を備える。また、検出部(FPD102)は、荷情報を用いて、撮像部203の異なる領域の放射線の検知レベルを計測する計測部(検知レベル計測部205a、205b)を備える。また、検出装置(FPD102)は、計測された検知レベルと閾値との比較により、放射線照射の有無を判定する照射判定部206を備える。
あるいは、図6に示すように、放射線を検出する検出装置(FPD501a、501b)は、放射線に応じた電荷情報を出力する撮像部203を備える。また、検出装置(FPD501a、501b)は、電荷情報を用いて放射線の検知レベルを計測する計測部(検知レベル計測部205)を備える。また、検出装置は、他の検出装置で計測された放射線の検知レベルを取得する検知レベル共有部601と、計測された検知レベルおよび取得した検知レベルと、閾値との比較により、放射線照射の有無を判定する照射判定部206と、を備える。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されないことはいうまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。上記の各実施形態によれば、放射線を検出する検出装置が外部環境により局所的に変化する場合でも適切に放射線照射の有無を検知することが可能になる。局所的に照射された放射線の検知や局所的に生じた検出装置の特性変化、外来ノイズ、物理的な衝撃等が生じ得る場合でも適切に放射線照射の有無を検知することが可能になる。上記の各実施形態によれば、外部環境が局所的に変化する場合でも適切に放射線照射の有無を検知することが可能になる。
(その他の実施形態)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
105a:制御部、105b:制御部、202:駆動制御部
203:撮像部、205:検知レベル計測部、206:照射判定部
501a:FPD(検出装置)、501b:FPD(検出装置)

Claims (19)

  1. 放射線に基づく画像データを出力する複数の放射線検出装置を備えた放射線撮像システムであって、
    前記複数の放射線検出装置において放射線の検知レベルをそれぞれ独立して計測する計測部と、
    少なくとも1つの放射線検出装置において計測された検知レベルに基づいて、放射線照射の有無を判定する照射判定部とを備え、
    放射線照射ありと判定された場合、前記複数の放射線検出装置は放射線に基づく画像データをそれぞれ独立して出力することを特徴とする放射線撮像システム。
  2. 前記照射判定部は、前記少なくとも1つの放射線検出装置で計測された検知レベルが、所定の閾値を超える場合に、放射線照射ありと判定することを特徴とする請求項1に記載の放射線撮像システム。
  3. 前記照射判定部は、第1の放射線検出装置で計測された放射線の検知レベルと第2の放射線検出装置で計測された放射線の検知レベルとの両方が、所定の閾値を超える場合に、放射線照射ありと判定することを特徴とする請求項1に記載の放射線撮像システム。
  4. 前記照射判定部は、第1の放射線検出装置で計測された放射線の検知レベルが所定の閾値以上であっても、第2の放射線検出装置で計測された放射線の検知レベルが所定の閾値以下となる場合、放射線照射なしと判定することを特徴とする請求項1に記載の放射線撮像システム。
  5. 前記照射判定部は、複数の放射線検出装置で計測された複数の検知レベルをそれぞれ比較することにより、放射線照射の有無を判定することを特徴とする請求項1に記載の放射線撮像システム。
  6. 放射線に応じた電荷情報を出力する撮像部を、前記照射判定部の判定の結果に応じて制御する駆動制御部を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の放射線撮像システム。
  7. 前記照射判定部は、
    前記第1の放射線検出装置で計測された放射線の検知レベルおよび前記第2の放射線検出装置で計測された放射線の検知レベルの和が前記閾値を超える場合、放射線照射ありと判定することを特徴とする請求項4に記載の放射線撮像システム。
  8. 前記閾値は、第1の閾値と前記第1の閾値よりも低い第2の閾値とを有し、
    前記照射判定部は、前記第1の放射線検出装置で計測された放射線の検知レベルおよび前記第2の放射線検出装置で計測された放射線の検知レベルのうち少なくとも一方が前記第1の閾値を超えると判定する場合であり、
    且つ、前記照射判定部は、前記第1の放射線検出装置で計測された放射線の検知レベルおよび前記第2の放射線検出装置で計測された放射線の検知レベルの両方が、前記第2の閾値を超える場合に、放射線照射ありと判定することを特徴とする請求項7に記載の放射線撮像システム。
  9. 前記照射判定部によって放射線照射ありと判定された場合、前記放射線検出装置は放射線に応じた電荷を蓄積することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の放射線撮像システム。
  10. 前記複数の放射線検出装置から出力された複数の画像データを合成して一つの画像データを生成する画像生成部を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の放射線撮像システム。
  11. 前記照射判定部によって放射線照射ありと判定された場合、前記駆動制御部は蓄積された電荷に基づく画像を前記撮像部から取得するための制御を行うことを特徴とする請求項6に記載の放射線撮像システム。
  12. 前記照射判定部によって放射線照射なしと判定された場合、前記計測部は、前記複数の放射線検出装置において前記放射線の検知レベルを再計測することを特徴とする請求項1に記載の放射線撮像システム。
  13. 前記照射判定部によって放射線照射なしと判定された場合、前記駆動制御部は、放射線照射の検知レベルの計測を継続させるように前記計測部を制御することを特徴とする請求項6に記載の放射線撮像システム。
  14. 放射線に基づく画像データを出力する複数の放射線検出装置と、画像生成部とを備えた放射線撮像システムであって、
    それぞれの放射線検出装置において放射線照射の有無を独立して判定する照射判定部を備え、
    放射線照射ありと判定された放射線検出装置は、電荷を蓄積して画像データを独立して出力し、前記画像生成部は、該出力された画像データを合成して1つの画像データを生成することを特徴とする放射線撮像システム。
  15. 放射線に基づく画像データを出力する複数の放射線検出装置を備えた放射線撮像システムであって、
    少なくとも1つの放射線検出装置において独立して計測された放射線の検知レベルに基づいて、放射線照射の有無を判定する照射判定部を備え、
    放射線照射ありと判定された場合、前記複数の放射線検出装置は放射線に基づく画像データをそれぞれ独立して出力することを特徴とする放射線撮像システム。
  16. 放射線に基づく画像データを出力する複数の放射線検出装置を用いて放射線を撮像する放射線撮像方法であって、
    前記複数の放射線検出装置において放射線の検知レベルをそれぞれ独立して計測する工程と、
    少なくとも1つの放射線検出装置において計測された検知レベルに基づいて、放射線照射の有無を判定する工程と、
    放射線照射ありと判定された場合、前記複数の放射線検出装置において放射線に基づく画像データをそれぞれ独立して出力する工程と、
    を有することを特徴とする放射線撮像方法。
  17. 放射線に基づく画像データを出力する複数の放射線検出装置を用いて放射線を撮像する放射線撮像方法であって、
    それぞれの放射線検出装置において放射線照射の有無を独立して判定する工程と、
    放射線照射ありと判定された放射線検出装置において、電荷を蓄積して画像データを独立して出力する工程と、
    前記出力された画像データを合成して1つの画像データを生成する工程と、
    を有することを特徴とする放射線撮像方法。
  18. 放射線に基づく画像データを出力する複数の放射線検出装置を用いて放射線を撮像する放射線撮像方法であって、
    少なくとも1つの放射線検出装置において独立して計測された放射線の検知レベルに基づいて、放射線照射の有無を判定する工程と、
    放射線照射ありと判定された場合、前記複数の放射線検出装置において放射線に基づく画像データをそれぞれ独立して出力する工程と、
    を有することを特徴とする放射線撮像方法。
  19. コンピュータに、請求項16乃至18のいずれか1項に記載の放射線撮像方法の各工程を実行させるためのプログラム。
JP2015002598A 2014-05-16 2015-01-08 放射線撮像システム、放射線撮像方法およびプログラム Active JP6072088B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015002598A JP6072088B2 (ja) 2014-05-16 2015-01-08 放射線撮像システム、放射線撮像方法およびプログラム
EP15166340.8A EP2944257B1 (en) 2014-05-16 2015-05-05 Radiation imaging apparatus, method of determining radiation irradiation, and storage medium
US14/704,917 US9606243B2 (en) 2014-05-16 2015-05-05 Radiation imaging apparatus, method of determining radiation irradiation, and storage medium
CN201510250089.1A CN105078486B (zh) 2014-05-16 2015-05-15 放射线摄像设备和用于判断放射线照射的方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014102727 2014-05-16
JP2014102727 2014-05-16
JP2015002598A JP6072088B2 (ja) 2014-05-16 2015-01-08 放射線撮像システム、放射線撮像方法およびプログラム

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2015232541A JP2015232541A (ja) 2015-12-24
JP2015232541A5 JP2015232541A5 (ja) 2016-08-25
JP6072088B2 true JP6072088B2 (ja) 2017-02-01

Family

ID=53039793

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015002598A Active JP6072088B2 (ja) 2014-05-16 2015-01-08 放射線撮像システム、放射線撮像方法およびプログラム

Country Status (4)

Country Link
US (1) US9606243B2 (ja)
EP (1) EP2944257B1 (ja)
JP (1) JP6072088B2 (ja)
CN (1) CN105078486B (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6639353B2 (ja) * 2016-07-29 2020-02-05 富士フイルム株式会社 放射線画像撮影システム、放射線画像撮影方法、及び放射線画像撮影プログラム
WO2018123112A1 (ja) * 2016-12-27 2018-07-05 株式会社島津製作所 光検出器
JP6664540B2 (ja) * 2017-02-28 2020-03-13 富士フイルム株式会社 放射線検出システム、放射線出力装置および放射線検出装置
CN107495978B (zh) * 2017-09-20 2021-01-12 上海联影医疗科技股份有限公司 X射线摄影系统及图像采集方法
JP7344769B2 (ja) * 2019-11-22 2023-09-14 キヤノン株式会社 放射線検出装置及び出力方法

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3465582B2 (ja) * 1998-04-21 2003-11-10 松下電器産業株式会社 撮影タイミング制御装置及びx線撮影装置
JP4675633B2 (ja) * 2004-03-09 2011-04-27 株式会社東芝 放射線レポートシステム
JP2011185622A (ja) 2010-03-05 2011-09-22 Konica Minolta Medical & Graphic Inc 放射線画像撮影装置
US8604440B2 (en) * 2010-03-09 2013-12-10 The University Of Chicago Use of flat panel microchannel photomultipliers in sampling calorimeters with timing
JP2012083307A (ja) 2010-10-14 2012-04-26 Fujifilm Corp 放射線検出装置、放射線画像撮影システム、放射線検出プログラム、及び放射線検出方法
JP5209021B2 (ja) * 2010-10-19 2013-06-12 富士フイルム株式会社 放射線画像撮影装置、放射線画像撮影システム、放射線画像撮影プログラム、及び放射線画像撮影方法
JP5199497B2 (ja) * 2011-08-31 2013-05-15 富士フイルム株式会社 放射線画像撮影装置、放射線画像撮影システム、放射線画像撮影装置の制御プログラム、及び放射線画像撮影装置の制御方法
JP5485308B2 (ja) * 2012-01-27 2014-05-07 富士フイルム株式会社 放射線画像撮影装置、放射線画像撮影方法およびプログラム
JP5587926B2 (ja) * 2012-02-10 2014-09-10 富士フイルム株式会社 放射線撮影システム及びその制御方法
JP2013219408A (ja) * 2012-04-04 2013-10-24 Canon Inc 放射線撮像装置、放射線撮像システム、及び、放射線撮像装置の制御方法
JP2014049983A (ja) 2012-08-31 2014-03-17 Canon Inc 放射線撮像装置、その制御方法及びプログラム
JP6138754B2 (ja) * 2014-03-03 2017-05-31 富士フイルム株式会社 放射線画像撮影システム、放射線画像撮影装置、放射線画像撮影装置の制御方法、及び放射線画像撮影装置の制御プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
EP2944257B1 (en) 2017-07-12
EP2944257A1 (en) 2015-11-18
US9606243B2 (en) 2017-03-28
US20150331116A1 (en) 2015-11-19
CN105078486A (zh) 2015-11-25
CN105078486B (zh) 2019-01-01
JP2015232541A (ja) 2015-12-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6072088B2 (ja) 放射線撮像システム、放射線撮像方法およびプログラム
US9082168B2 (en) Radiation imaging apparatus, radiation image processing apparatus, and image processing method
JP5393245B2 (ja) 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、x線画像撮影装置およびx線画像撮影装置の制御方法
EP1349378A1 (en) Gain correction of image signal and calibration for gain correction
US10055819B2 (en) Radiation imaging apparatus, radiation imaging method, and radiation imaging system
JP2013062792A (ja) 制御装置、撮影装置および制御方法
JP6491545B2 (ja) 画像処理装置、放射線撮影装置、画像処理方法、プログラム、および記憶媒体
US10140686B2 (en) Image processing apparatus, method therefor, and image processing system
US20160349195A1 (en) Image processing devices, image processing system, image processing method, and non-transitory recording medium
JP6202855B2 (ja) 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、及びプログラム
US10628951B2 (en) Distance measurement system applicable to different reflecting surfaces and computer system
US20140254765A1 (en) Display control apparatus, display control method, and computer-readable storage medium storing program
JP5627275B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
US9894306B2 (en) Radiation imaging system, control apparatus, control method, and storage medium
JP6325939B2 (ja) 放射線撮影装置およびゲイン画像作成方法
US20140252206A1 (en) Control apparatus, radiation imaging apparatus, radiation imaging system, control method of radiation imaging apparatus, and storage medium
JP2013255040A (ja) 撮像装置、撮像システム、撮像装置の制御方法およびプログラム
WO2017085905A1 (en) Radiation imaging system, signal processing apparatus, and signal processing method for radiographic image
JP2015080518A (ja) 放射線撮影装置およびその制御方法、放射線画像処理装置および方法、並びに、プログラムおよびコンピュータ可読記憶媒体
US20230115577A1 (en) Medical image processing apparatus, medical image processing method, and storage medium
US11369334B2 (en) Radiographic imaging apparatus, radiographic imaging system, and method of controlling radiographic imaging apparatus
JP2017217032A (ja) 放射線撮像装置、放射線撮像システム、放射線撮像方法、及びプログラム
JP2017148400A (ja) 放射線撮影装置、放射線撮影システム、及びプログラム
US20230119623A1 (en) Radiation imaging system, radiation imaging apparatus, control method of radiation imaging system, and non-transitory computer-readable storage medium
JP6501513B2 (ja) 放射線画像撮影装置及びその制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160523

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160629

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160704

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160812

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161011

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161202

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161227

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6072088

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151