JP6071627B2 - 医用情報管理装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、医用情報管理装置に関する。
ネットワークを介して接続された医用画像撮影装置、医用画像保管装置、読影レポート作成支援システム、及び電子カルテシステム等からなる医用画像診断システムがある。ユーザはクライアント端末で医用画像診断システムから提供される医用アプリケーションを利用し診断業務を行っている。診断業務に利用される医用アプリケーションとしては、具体的には、画像表示アプリケーション、レポート作成アプリケーション、電子カルテ作成アプリケーション等が挙げられる。
医用アプリケーションには複数の種類の情報が表示される。ある患者について診断業務を行う場合、基本的には、表示される複数の種類の情報は全て同一患者に関する情報となる。例えば、画像表示アプリケーションの表示画面には、患者情報(氏名、生年月日、性別、及び年齢等)、検査情報(検査日付や検査種別等)、画像情報(医用画像撮影装置で撮影された検査画像等)等が表示される。ユーザがある時点において患者Aの診断を行っている場合、患者情報、検査情報、及び画像情報は、全て患者Aに関する情報が表示されていなければならない。
また、複数の医用アプリケーションを利用して診断業務を行う場合がある。この場合、複数の医用アプリケーションにそれぞれ対応する複数の表示画面がクライアント端末等で表示される。これら複数の表示画面においても基本的には全て同一患者の情報が表示されていなければならない。例えば、画像表示アプリケーションの表示画面、レポート作成アプリケーションの表示画面、及び電子カルテ表示アプリケーションの表示画面が表示され、ユーザが患者Aの診断を行っている場合、これら全ての表示画面には患者Aに関する情報が表示されていなければならない。
しかしながら、医用アプリケーションの動作不正や想定外のユーザ操作等により、単一の医用アプリケーション内における情報の整合性、あるいは、複数の医用アプリケーション内における情報の整合性が崩壊してしまうことがある。例えば、画像表示アプリケーションにおいて、診断対象を患者Aから患者Bへ変更した場合、患者情報は患者Bに関する情報に変更されたが、検査画像は患者Bに関する画像に変更されず、患者Aに関する画像のままになってしまう場合がある。このような整合性の崩壊は、誤診を招く危険性を孕んでいる。
特開2010−262592号公報
目的は、医用アプリケーションを利用した診断業務の精度の向上を可能とする医用情報管理装置を提供することにある。
本実施形態に係る医用情報管理装置は、医用アプリケーションの表示画面を表示する表示手段と、医用アプリケーションにおいて利用され、予め設定された複数の監視項目がそれぞれ有する複数の値を取得する取得手段と、前記取得された複数の値が、前記医用アプリケーション内における複数の監視項目のうちの基準項目の値の変化の有無と他の項目の値の変化の有無との関連性に関する整合性判定ルールを満たすか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により前記取得された複数の値が前記整合性判定ルールを満たしていないと判定された場合、前記表示手段を制御して警告を表示させる警告手段と、を具備する。
本実施形態に係る医用情報管理装置のネットワーク環境を示す図。 図1の医用情報管理装置のハードウェア構成を示す図。 図2の処理部の機能構成を示す図。 図3の監視項目設定部による監視項目の設定処理を説明するための図であり、レポート作成アプリケーションの表示画面の一例を示す図。 図3の整合性判定ルール設定部による監視項目の設定処理を説明するための図であり、レポート作成アプリケーションの表示画面と画像表示アプリケーションの表示画面との一例を示す図。 図3の判定部による判定処理を具体的に説明するための図。 図3の判定部による判定処理を具体的に説明するための他の図。 図3の警告部による警告処理の一例を示すための図。 図2の医用情報管理装置による動作例の一例を示す図であり、過去レポートと今回レポートとの比較のための表示画面の一例を示す図。
以下、図面を参照しながら本実施形態に係わる医用情報管理装置を説明する。
図1は、本実施形態に係る医用情報管理装置1のネットワーク環境を示す図である。図に示すように、医用情報管理装置1は、互いにネットワーク(LAN)を介して医用画像撮影装置200、医用画像保管装置300、医用レポート保管装置400、及び電子カルテ保管装置500に接続されている。医用情報管理装置1、医用画像撮影装置200、医用画像保管装置300、医用レポート保管装置400、及び電子カルテ保管装置500は、医用画像診断システム100を構成している。医用情報管理装置1は、医用画像撮影装置200、医用画像保管装置300、医用レポート保管装置400、及び電子カルテ保管装置500等のハードウェア資源をLANを介して遠隔的に利用するシンクライアント端末として機能する。
医用画像撮影装置200は、検査により患者の体内等を撮影し、患者に関する医用画像データを発生する。医用画像データは、DICOM(Digital Imaging and Communications in Medicine)規格に準拠したフォーマットで医用画像保管装置300に送信される。
医用画像保管装置300は、医用画像撮影装置200からの医用画像データを保管する。また、医用画像保管装置300は、医用画像データに関連付けられた患者情報、検査情報、及び画像情報をデータベースで管理する。例えば、医用画像保管装置300は、医用情報管理装置1からの指示に従って画像表示アプリケーションを実行し、画像表示アプリケーションの表示画面のデータ及びロジックを医用情報管理装置1に送信する。
医用レポート保管装置400は、医用情報管理装置1等で作成された医用レポートを保管する。例えば、医用レポート保管装置400は、医用情報管理装置1からの指示に従ってレポート作成アプリケーションを実行し、レポート作成アプリケーションの表示画面のデータ及びロジックを医用情報管理装置1に送信する。
電子カルテ保管装置500は、医用情報管理装置1等で作成された電子カルテを保管する。例えば、電子カルテ保管装置500は、医用情報管理装置1からの指示に従って電子カルテ表示アプリケーションを実行し、電子カルテ表示アプリケーションの表示画面のデータ及びロジックを医用情報管理装置1に送信する。
医用情報管理装置1は、医用画像保管装置300や医用レポート保管装置400、電子カルテ保管装置500にLANを介してログインし、ログオンしている装置300,400,500にインストールされている医用アプリケーションを実行する。医用情報管理装置1の表示機器には、医用画像保管装置300や医用レポート保管装置400、電子カルテ保管装置500からの医用アプリケーションの表示画面が表示される。医用アプリケーションとしては、例えば、画像表示アプリケーション、レポート作成アプリケーション、電子カルテ表示アプリケーションがある。各医用アプリケーションは複数のアプリケーションに細分化することもできる。例えば、画像表示アプリケーションは、さらに、2D画像表示アプリケーションや3D画像表示アプリケーション等に細分化される。同種のアプリケーションが複数のメーカにより医用情報管理装置1に提供される場合もある。ユーザは、医用情報管理装置1において実行されている医用アプリケーションに応じた医用業務を、表示画面を観察しながら行う。
図2は、医用情報管理装置1のハードウェア構成を示す図である。図2に示すように、医用情報管理装置1は、処理部11を中枢として記憶部13、保管部15、入力部17、表示部19、送信部21、及び受信部23を有している。
記憶部13は、ROM及びRAM等の記憶媒体を装備する記憶装置である。例えば、記憶部13は、処理部11によりワークエリアとして利用される。すなわち、処理部11による処理により発生するデータを一時的に蓄えるために記憶部13が利用される。
保管部15は、HD(Hard Disk Drive)等の長期保存用の記憶媒体を装備する記憶装置である。例えば、保管部15は、医用画像保管装置300からの医用画像データ、医用レポート保管装置400からの医用レポート、電子カルテ保管装置500からの電子カルテを保管する。
入力部17は、ユーザからの各種命令や情報入力を、入力機器を介して受け付ける。入力部17は、ユーザによる入力機器の入力操作に応じた入力信号を処理部11に送信する。入力機器としては、マウスやトラックボールなどのポインティングデバイス、スイッチボタン等の選択デバイス、あるいはキーボード等が挙げられる。
表示部19は、画像合成回路、VRAM(Video Random Access Memory)、及び表示機器を装備している。表示部19は、受信部23を介して入力される単一又は複数の医用アプリケーションの表示画面を表示機器に表示する。複数の医用アプリケーションの表示画面を表示する場合、これら複数の表示画面は異なる表示機器に個別に表示されても良いし同一の表示機器に並列的に表示されても良い。表示機器としては、例えばCRTディスプレイや液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、プラズマディスプレイ等が挙げられる。
送信部21は、医用画像保管装置300や医用レポート保管装置400、電子カルテ保管装置500に指示や各種医用データを送信する。例えば、送信部21は、ユーザによる入力部17の入力操作に応じた入力信号を医用画像保管装置300や医用レポート保管装置400、電子カルテ保管装置500に送信する。また、送信部21は、処理部11により発生された各種医用データを医用画像保管装置300や医用レポート保管装置400、電子カルテ保管装置500に送信する。また、送信部21は、各種医用データの送信要求を医用画像保管装置300や医用レポート保管装置400、電子カルテ保管装置500に送信する。
受信部23は、医用画像保管装置300や医用レポート保管装置400、電子カルテ保管装置500から医用アプリケーションの表示画面のデータ及びロジックを受信する。また、受信部23は、送信要求に応答して医用画像保管装置300や医用レポート保管装置400、電子カルテ保管装置500から送信された各種医用データを受信する。
処理部11は、医用情報管理装置1の中枢として機能する制御装置である。処理部11は、半導体で構成された電子回路が複数の端子を有するパッケージに封入された集積回路を搭載している。ユーザにより入力部17を介して開始指示が入力されることを契機として処理部11は、記憶部13に記憶されているプログラムを実行する。処理部11は、ユーザに対する各種情報を、グラフィックを多用して表示部19に表示する。処理部11は、基礎的な操作を入力部17により行うことが出来るGUI(Graphical user Interface)を提供する。
また、処理部11は、単一の医用アプリケーション内における、または、複数の医用アプリケーション間における情報の整合性を既定の監視タイミングで監視するためのアプリケーション(以下、監視アプリケーションと呼ぶ)を実行する。監視アプリケーションは、例えば、記憶部13に記憶されている。情報の整合性が崩壊したと判断した場合、処理部11は、表示部19を利用してユーザに警告を発する。これによりユーザが異常な状態に気づくことができ、アプリケーションの異常状態により発生しうる誤診を防止できる。処理部11は、異常事態による影響を緩和することができる。ここで、監視とは、監視タイミング時に、監視対象の情報の値を取得し、他の情報の値との整合性を確認することを指す。以下、監視アプリケーションを実行することによる処理部11の具体的な動作例について説明する。
図3は、監視アプリケーションの実行による処理部11の機能構成を示す図である。図3に示すように、処理部11は、監視項目設定部31、監視タイミング設定部33、整合性判定ルール設定部35、取得部37、判定部39、及び警告部41を有する。
監視項目設定部31は、表示部19により表示されている単一又は複数の医用アプリケーションにおいて利用されている情報の中から、ユーザからの指示に従って、複数の監視項目を設定可能である。監視項目は、医用アプリケーションが表示または管理するあらゆる情報の中から任意に選択可能である。監視項目は、例えば、医用アプリケーションの表示画面に表示されている情報項目、医用アプリケーションが内部で管理している情報項目から適宜選択される。医用アプリケーションが内部で管理している情報項目は、具体的には、表示画面には表示されないが、医用アプリケーションが利用する情報項目である。なお、本実施形態において監視項目とは、医用アプリケーションの種類と情報項目との組合せを意味する。すなわち、同種類の情報項目であっても、属する医用アプリケーションが異なれば、異なる監視項目であるとする。例えば、レポート作成アプリケーションの患者情報と画像表示アプリケーションの患者情報とが監視項目に設定された場合、これら2つの監視項目は異なる監視項目であるとする。監視項目の識別子は、取得部37に供給される。
図4は、レポート作成アプリケーションの表示画面(レポート作成画面)RIの模式図である。図4のレポート作成画面RIの表示項目には、患者情報、所見、診断、過去レポート一覧、及び過去レポートの表示項目がある。患者情報は、さらに、患者ID、漢字氏名、生年月日、及び性別等の項目に細分化されている。監視項目設定部31は、これら情報を監視項目に設定することができる。一種類の情報が監視項目に設定されても良いし、複数種類の情報が監視項目に設定されても良い。例えば、患者IDのみが監視項目として設定されても良いし、患者ID、所見、及び診断の3種類の情報が監視項目として設定されても良い。監視項目の値は、典型的には、監視項目が有する文字列である。例えば、監視項目が患者IDの場合、患者IDの値は「0001」である。監視項目が検査画像等の画像の場合、監視項目の値は画像データである。本実施形態において画像データとは、画像データを構成する離散値(典型的には、0と1)の羅列である。
具体的には、項目「所見」の値は、「胃や腸管の周囲に腹水を認め、軽度増大しています。」である。項目「診断」の値は、「中部胆管癌術後:下大静脈前面へのろう孔形成を疑います。」。項目「検査日」の値は、「2010/02/05」や「2010/02/10」、「2010/02/15」である。
監視項目は、「患者ID」といった医用アプリケーションの表示画面に表示されている情報の最小要素ではなく、「患者情報」等の複数種類のサブ項目から構成される情報に設定されても良い。複数種類のサブ項目から構成される監視項目の場合、監視項目の値は、複数のサブ項目が有する全ての文字列であっても良いし、表示画面内の監視項目の局所表示領域LS1に限定したキャプチャ画像データであっても良い。例えば、監視項目が図4の「患者情報」の場合、監視項目の値は、患者ID、漢字氏名、生年月日、及び性別の全ての文字列、すなわち、「0001」、「東芝太郎」、「1997/01/01」、及び「男」であってもよいし、局所表示領域LS1のキャプチャ画像データであっても良い。監視項目は、典型的には、サービスマンにより設定される。
監視項目の設定は、種々の形態で医用情報管理装置1に記憶することが可能である。監視項目の設定は、監視アプリケーションの外部に記憶されても良いし、内部に記憶されても良い。監視アプリケーションの外部に記憶する場合、例えば、監視項目の設定は、設定ファイルとして保管部15に保存されても良いし、DB(Data Base)に格納して保管部15に保存されても良い。監視アプリケーションの内部に記憶する場合、監視アプリケーションの内部のアルゴリズムに組み込むことにより保存される。
監視タイミング設定部33は、監視項目設定部31により設定された監視項目の監視タイミングを設定する。監視タイミングは、具体的には、後述の取得部37が監視項目の値を取得するタイミングである。監視タイミングの識別子は、取得部37に供給される。
監視タイミングとしては、例えば、以下の3つのタイプが挙げられる。タイプ1.「10秒毎等の単位時間毎」、タイプ2.「医用アプリケーションがアクティブになった時」、タイプ3.「ユーザにより入力17を介して医用アプリケーションの表示指示がなされた時」である。なお、タイプ1の場合、単位時間の具体的な数値は、ユーザにより入力部17を介して任意に設定可能である。監視タイミングは、上記の3つのタイプの何れか一つに設定されても良いし、適宜組み合わされても良い。例えば、監視タイミングは、医用アプリケーションがアクティブになった時点と単位時間毎との組み合わせでも良い。監視タイミングは、監視項目に応じた適切なタイプの監視タイミングに設定されると良い。監視タイミングは、装置の負荷などを考慮し、ユーザにより入力部17を介して任意に設定可能である。監視タイミングは、典型的には、サービスマンにより設定される。しかしながら、監視タイミングは、監視項目と監視タイミングとを関連付けたLUT(Look Up Table)を利用して、監視項目設定部31により設定された監視項目に応じて自動的に設定されても良い。
監視タイミングの設定は、種々の形態で医用情報管理装置1に記憶することが可能である。監視項目の設定は、監視アプリケーションの外部に記憶されても良いし、内部に記憶されても良い。監視アプリケーションの外部に記憶する場合、例えば、監視タイミングの設定は、設定ファイルとして保管部15に保存されても良いし、DB(Data Base)に格納して保管部15に保存されても良い。監視アプリケーションの内部に記憶する場合、監視アプリケーションの内部のアルゴリズムに組み込むことにより保存される。
整合性判定ルール設定部35は、監視項目設定部31により設定された複数の監視項目について整合性判定ルールを設定する。整合性判定ルールは、監視項目間の依存関係に応じて異なるタイプが利用される。整合性判定ルールは、複数の監視項目のうちの基準項目の値の変化の有無と他の項目の値の変化の有無との関連性を規定する。例えば、整合性判定ルールは、典型的には、タイプ1.「基準となる監視項目の値と他の監視項目の値とは同じでなければならない」、タイプ2.「基準となる監視項目の値が変化した場合、他の監視項目の値も変化しなければならない」、である。タイプ1の整合性判定ルールを用いるか、タイプ2の整合性判定ルールを用いるかは、ユーザあるいはサービスマンにより入力部17を介して任意に設定可能である。または、タイプ1の整合性判定ルールとタイプ2の整合性判定ルールとの両方が用いられても良い。整合性判定ルールは、監視項目毎に設定されても良いし、複数の監視項目について一つ設定されても良い。整合性判定ルールは、ユーザあるいはサービスマンにより入力部17を介して任意に設定可能である。整合性判定ルールは、典型的には、サービスマンにより設定される。しかしながら、整合性判定ルールは、監視項目と整合性判定ルールとを関連付けたLUT(Look Up Table)を利用して、監視項目設定部31により設定された監視項目に応じて自動的に設定されても良い。
タイプ1の整合性判定ルールは、複数の医用アプリケーション間において監視項目の整合性が満足されるか否かの判定に利用される。具体的には、タイプ1の整合性判定ルールは、複数の医用アプリケーションの表示画面において表示されている情報が同一の患者の情報であることを確認するための判定ルールである。タイプ1の整合性判定ルールについて、図5を参照しながら具体的に説明する。
図5は、レポート作成アプリケーションの表示画面(レポート作成画面)RIと画像表示アプリケーションの表示画面(以下、画像表示画面)IIとの一例を示す図である。医用レポートの作成業務においては、典型的には、レポート作成画面RIと画像表示画面IIとが異なる表示機器に個別に表示される。ユーザは、これらレポート作成画面RIと画像表示画面IIとを参照しながら医用レポートを作成する。
図5に示すように、レポート作成画面RIと画像表示画面IIとの両方に患者IDが表示されている。レポート作成画面RIに表示されている患者IDと画像表示画面IIに表示されている患者IDとは常に同一でなければならない。なぜなら、レポート作成画面RIと画像表示画面IIとに表示されている患者IDが異なるということは、両者のアプリケーションが表示している患者が異なることを意味しているからである。すなわち、両者のアプリケーションで表示されている患者IDが異なる場合、ユーザが診断対象の患者とは異なる患者の検査画像を観察してしまい、誤診する可能性があるからである。このような誤診を防止するため、「レポート作成画面に表示されている患者IDの文字列と画像表示画面に表示されている患者IDの文字列とが常に同じでなければならない。」という整合性判定ルールが設定されると良い。この整合性判定ルールが満足されているか否かが確認されることにより、レポート作成画面RIと画像表示画面IIとに表示されている情報が常に同一患者に関する情報であることが保証される。
タイプ2の整合性判定ルールは、単一の医用アプリケーション内において監視項目の整合性が満足されか否かの判定に利用される。タイプ2の整合性判定ルールは、単一の医用アプリケーションの表示画面に表示されている情報が同一の患者の情報であることを確認するための判定ルールである。
例えば、レポート作成表示画面RIの患者情報欄に表示される患者情報と所見欄に表示される所見情報とは、常に同一患者のものである必要がある。しかしながら、医用アプリケーションの動作不正などにより、患者情報と所見情報とが別患者のものになってしまう場合がある。このように単一の医用アプリケーションの表示画面における複数の表示項目において異なる患者に関する情報が表示される場合、ユーザが誤診する可能性が高まってしまう。このような誤診を防止するため、「レポート作成画面に表示されている患者IDの文字列が変化した場合には、レポート作成画面に表示されている所見の文字列も変化しなければならない。」という整合性判定ルールが設定されると良い。この整合性判定ルールが満足されているか否かが確認されることにより、レポート作成画面内の複数の表示項目に表示されている情報が適切なタイミングで変化していることが保証される。
整合性判定ルールの設定は、種々の形態で医用情報管理装置1に記憶することが可能である。監視項目の設定は、監視アプリケーションの外部に記憶されても良いし、内部に記憶されても良い。監視アプリケーションの外部に記憶する場合、例えば、整合性判定ルールの設定は、設定ファイルとして保管部15に保存されても良いし、DB(Data Base)に格納して保管部15に保存されても良い。監視アプリケーションの内部に記憶する場合、監視アプリケーションの内部のアルゴリズムに組み込むことにより保存される。
取得部37は、単一又は複数の医用アプリケーションにおいて利用され、予め監視項目設定部31により設定された複数の監視項目がそれぞれ有する複数の値を、予め監視タイミング設定部33により設定された監視タイミングで取得する。例えば、監視タイミングが単位時間毎の場合、取得部37は、設定された単位時間毎に監視項目の値を定期的に取得する。各監視項目の値を取得する方法としては、例えば、以下の3通りの方法がある。下記の3通りの取得方法のうちの何れの取得方法を採用するかは、ユーザにより入力部17を介して任意に設定可能である。取得方法は、監視項目毎に設定されても良いし、監視項目が属する医用アプリケーション毎に設定されても良い。
取得方法1:取得方法1は、医用アプリケーションが能動的に転送する監視項目の値を取得部37が受け取る方法である。この場合、医用アプリケーションは、監視タイミングにおいて取得部37に監視項目の値を転送する。転送された値は、取得部37により受け取られる。
取得方法2:取得方法2は、監視項目の値を取得するためのアプリケーション・インタフェース(以下、値取得アプリケーション・インタフェース)を利用して取得部37が値を取得する方法である。医用アプリケーションが値取得アプリケーション・インタフェースを実装している場合、取得部37は、この値取得アプリケーション・インタフェースを利用して、監視タイミングにおいて監視項目が有する値を取得する。値取得アプリケーション・インタフェースは、例えば、ライブラリ関数に収容されている特定の関数により実現される。この場合、取得部37は、監視タイミングにおいて、値取得のための関数を実行し、実行した関数の返却値を監視項目の値として取得する。
取得方法3:取得方法3は、医用アプリケーションの表示画面のキャプチャ画像を画像解析することで監視項目の値を取得する方法である。この場合、取得部37は、監視タイミングにおいて、医用アプリケーションの表示画面のうちの監視項目の表示領域を含む局所表示領域の画像データをスクリーンショット機能により生成する。そして取得部37は、生成した局所表示領域の画像データを画像解析し、画像データに含まれる監視項目の値を認識する。取得方法3は、前述の取得方法1及び2を採用し難い場合に利用されると良い。例えば、他社のレポート作成アプリケーションから患者IDの文字列を取得する場合、他社のレポート作成アプリケーションに対して前述の取得方法1及び2の機能の実装を行なうことは難しい。この場合、取得部37は、レポート作成アプリケーションの表示画面に描出されている患者IDの文字列を含む局所表示領域の画像データを生成し、生成された画像データに含まれる文字列を文字認識することにより、患者IDの文字列を取得することができる。
判定部39は、取得部37により取得された複数の監視項目にそれぞれ対応する複数の値が整合性判定ルールを満たすか否かを判定する。整合性判定ルールを満たさない場合、整合性が崩壊していることを意味し、整合性判定ルールを満たす場合、整合性が保たれていることを意味する。
以下、図6及び図7を参照しながら、判定部39による判定処理について具体的に説明する。なお、以下の具体例において、監視項目は、レポート作成アプリケーションの患者ID、画像表示アプリケーションの患者ID、及び画像表示アプリケーションの画像表示領域であるとする。また、整合性判定ルールは、整合性判定ルール1「レポート作成アプリケーションの患者IDの文字列と、画像表示アプリケーションの患者IDの文字列とは同じでなければならない。」と整合性判定ルール2「画像表示アプリケーションの患者IDの文字列が変化した場合には、画像表示アプリケーションの画像表示領域に表示されている画像(以下、表示画像と呼ぶ)も変化しなければならない。」とであるとする。
図6に示すように、監視タイミングt−1における監視項目「レポート作成アプリケーションの患者ID」の値(文字列)が「01」であり、監視項目「画像表示アプリケーションの患者ID」の値(文字列)が「01」であり、監視項目「画像表示アプリケーションの表示画像」の値(画像データ)が「S1」であるとする。また、監視タイミングt−1の次の監視タイミングtにおける監視項目「レポート作成アプリケーションの患者ID」の値(文字列)が「02」であり、監視項目「画像表示アプリケーションの患者ID」の値(文字列)が「01」であり、監視項目「画像表示アプリケーションの表示画像」の値(画像データ)が「S2」であるとする。この場合、監視タイミングtにおけるレポート作成アプリケーションの患者IDの文字列と画像表示アプリケーションの患者IDの文字列とが異なるため、監視タイミングtにおいて上記の整合性判定ルール1が満たされていない。従って、判定部39は、監視タイミングtにおいて、監視項目「画像表示アプリケーションの患者ID」と監視項目「レポート作成アプリケーションの患者ID」との間において情報の整合性が満たされていないと正しく判定することができる。
また、2つ目の具体例として、図7に示す状態を考える。図7においては、監視タイミングtにおける監視項目「レポート作成アプリケーションの患者ID」の値(文字列)が「02」であり、監視項目「画像表示アプリケーションの患者ID」の値(文字列)が「02」であり、監視項目「画像表示アプリケーションの表示画像」の値(画像データ)が「S1」であるとする。この場合、監視タイミングtにおける画像表示アプリケーションの患者IDの文字列が「01」から「02」へ変化しているが、画像表示アプリケーションの表示画像は「S1」のまま変化しておらず、監視タイミングtにおいて、整合性判定ルール2が満たされていない。従って、判定部39は、監視タイミングtにおいて、監視項目「画像表示アプリケーションの患者ID」と監視項目「レポート作成アプリケーションの表示画像」との間において情報の整合性が満たされていないと正しく判定することができる。
警告部41は、判定部39により整合性判定ルールが満たされていないと判定された場合、表示部19に警告を表示させるために、表示部19に警告信号を送信する。警告信号に応答して表示部19は、整合性判定ルールが満たされていない旨の警告を表示する。例えば、警告表示として、ダイアログ・ボックスが表示されると良い。また、警告表示の他の例としては、医用アプリケーションの表示画面のうちの整合性判定ルールが満たされていない監視項目に関する局所表示領域と他の表示領域とが視覚的に区別して表示されると良い。例えば、整合性判定ルールが満たされていない監視項目に関する局所表示領域が他の表示領域よりも強調して表示されると良い。一方、判定部39により整合性判定ルールが満たされていると判定された場合、警告部41は、表示部19に警告を表示させないために、表示部19に非警告信号を送信する。非警告信号を受けた表示部19は、警告を表示せず、通常のレイアウトで医用アプリケーションの表示画面を表示する。あるいは、表示部19は、非警告信号を受けた場合、整合性が満たされている旨を表示しても良い。あるいは、判定部39により整合性判定ルールが満たされていると判定された場合、警告部41は、表示部19に何も信号を送信しなくても良い。この場合、警告信号が送信されない限りは表示部19は警告を表示しない。
図8は、警告表示の一例を示す図である。図8は、「レポート作成アプリケーションの患者IDの文字列と画像表示アプリケーションの患者IDの文字列とは同じでなければならない。」という整合性判定ルールが満たされなかった場合の警告表示例を示している。図8に示すように、レポート作成画面RI中の患者IDの文字列(「0001」)と画像表示画面II中の患者IDの文字列(「0003」)とが異なっている。従って、この場合、整合性判定ルールが満たされていない。整合性判定ルールが満たされていないと判定された場合、表示部19は、レポート作成画面RIと画像表示画面IIとの各々に警告のためのダイアログ・ボックスDBを表示する。ダイアログ・ボックスDBには、「患者IDが一致していません。」等の整合性判定ルールが満たされていない旨のメッセージが表示されると良い。表示部19は、ダイアログ・ボックスDB内の「OK」ボタンがユーザにより入力部17を介して押下されることを契機として、ダイアログ・ボックスDBを表示画面RI,IIから消去する。なお、ダイアログ・ボックスDBは、レポート作成画面RIと画像表示画面IIとのうちの何れか一方の表示画面のみに表示されても良い。また、マルチモニターの技術を利用して、レポート作成画面RIと画像表示画面IIとの両方に跨ってダイアログ・ボックスDBが表示されても良い。
また、表示部19は、レポート作成画面RI中の強調領域TRと画像表示画面IIの強調領域TRとのみを通常通りに表示し、その他の表示領域NRにマスクをかけてもよい。なお、強調領域TRは、表示画面RI,IIのうちの監視項目に限定した表示領域に相当する。図8の場合、監視項目が「患者ID」に設定されているので、強調領域TRは、患者IDに限定された表示領域に設定されている。例えば、その他の表示領域NRは、半透明の指定色(例えば、グレー等)で覆われる。これにより、整合性判定ルールが満たされていない監視項目に関する表示領域TRと他の表示領域NRとを視覚的に区別して表示することができる。なお、指定色は、ユーザにより入力部17を介して任意の色に設定可能である。また、マスクの透明度もユーザにより入力部17を介して任意の値に設定可能であっても良い。
監視アプリケーションの他の利用例として、同一患者に関する過去検査と今回検査との比較時が挙げられる。以下、比較時における監視アプリケーションの利用例について説明する。なお、以下の説明を具体的に行うため、過去検査に関するレポート(以下、過去レポートと呼ぶ)と今回検査に関するレポート(以下、今回レポートと呼ぶ)との比較時を例に挙げて説明する。
図9は、過去レポートと今回レポートとの比較のための表示画面例を示す図である。図9に示すように、表示画面RIには、過去レポートのための表示領域RR1、今回レポートのための表示領域RR2、及び過去レポートの一覧のための表示領域RR3が含まれている。表示領域RR3には、過去レポートに関するレコードが一覧で表示されている。各レコードは、過去検査に関する検査日、モダリティ、部位、及び年齢等の検査情報に関する項目を含んでいる。表示領域RR1は、監視項目設定部31により監視項目に設定されている。監視項目「表示領域RR1」の値は、過去レポートのデータである。ここで、監視項目「表示領域RR1」は、比較項目であるとする。
比較時においてユーザは、入力部17を介して表示領域RR3内の複数のレコードから表示対象のレコードを指定する。
正常状態時において、表示対象のレコードが指定されたことを契機として表示部19は、表示領域RR1には、指定されたレコードに関する過去レポートを表示する。しかし、表示対象のレコードが指定されたとしても、指定されたレコードに関する過去レポートが表示されない場合がある。このような異常状態において、表示領域RR1に表示されているレポートを、指定されたレコードに関する過去レポートであるとユーザが誤認してしまう虞がある。
本実施形態に係る医用情報管理装置1は、監視アプリケーションを利用して、レコードの指定が表示領域RR1に反映されない不具合を検出することができる。
まず、監視項目設定部31は、入力部17を介して指定されたレコードを監視項目に設定する。監視項目「入力部17を介して指定されたレコード」の値は、例えば、当該レコードが有する文字列である。監視項目「入力部17を介して指定されたレコード」は、基準項目であるとする。監視タイミングは、監視タイミング設定部33により「表示領域RR3に表示されている複数のレポートのうちの何れか一つが入力部17を介して指定された時」に設定される。取得部37は、当該監視タイミングにおいて基準項目の値と比較項目の値とを取得する。整合性判定ルールは、整合性判定ルール設定部35により前述のタイプ2「基準となる監視項目の値が変化した場合、他の監視項目の値も変化しなければならない」に設定される。判定部39は、基準項目の値と比較項目の値とがタイプ2の整合性判定ルールを満たすか否かを判定する。
例えば、監視タイミングt−1が前回のレコード選択時であり、監視タイミングtが今回のレコード選択時であるとする。この場合、取得部37は、監視タイミングt−1と監視タイミングtとの各々において、基準項目の値と比較項目の値とを取得する。判定部39は、監視タイミングt−1における基準項目の値と監視タイミングtにおける基準項目の値とを比較して基準項目の値が変化したか否かを判定する。同様に、判定部39は、監視タイミングt−1における比較項目の値と監視タイミングtにおける比較項目の値とを比較して基準項目の値が変化したか否かを判定する。そして判定部39は、比較項目の値が変化しているが、基準項目の値が変化していない場合、整合性判定ルールが満たされていないと判定する。それ以外の場合、判定部39は、整合性判定ルールが満たされていると判定する。
警告部41は、判定部39により整合性判定ルールが満たされていないと判定された場合、表示部19に警告を表示させるために、表示部19に警告信号を送信する。警告信号に応答して表示部19は、整合性判定ルールが満たされていない旨の警告を表示する。警告信号に応答して表示部19は、整合性判定ルールが満たされていない旨の警告を表示する。一方、判定部39により整合性判定ルールが満たされていると判定された場合、警告部41は、表示部19に警告を表示させないために、表示部19に非警告信号を送信する。非警告信号を受けた表示部19は、警告を表示せず、通常のレイアウトで医用アプリケーションの表示画面を表示する。
前述の動作により、レコードの指定が過去検査レコードの表示領域に反映されない不具合を検出することができる。
以上で、処理部11の具体的な動作例についての説明を終了する。
なお、前述の説明において、医用情報管理装置1は、ネットワークを介して接続された各種装置200,300,400,500にインストールされた医用アプリケーションをLANを介して遠隔的に利用するシンクライアント端末であるとした。しかしながら、本実施形態に係る医用情報管理装置1は、これに限定されない。すなわち、医用情報管理装置1に医用アプリケーションがインストールされていても良い。この場合、医用アプリケーションは、例えば、処理部11により実行される。
すなわち、医用情報管理装置は、シンクライアント端末でなくても良い。例えば、医用情報管理装置1がビューワ(viewer)であっても良い。この場合、医用情報管理装置1には、画像表示アプリケーションがインストールされている。また、医用情報管理装置1がレポート作成装置であっても良い。この場合、医用情報管理装置1には、レポート作成アプリケーションがインストールされている。医用情報管理装置1にインストール可能な医用アプリケーションは1種類に限定されず、複数の医用アプリケーションが医用情報管理装置1にインストールされても良い。
また、本実施形態に係る医用情報管理装置1は、監視装置であっても良い。当該監視装置は、医用アプリケーションの遠隔的操作または直接的操作を実行せず、前述の監視アプリケーションを利用して整合性の判定を専門的に行う。すなわち、当該監視装置は、処理部11を有し、医用アプリケーションの実行を行う他の医用装置にネットワークを介して接続されている。当該監視装置は、当該他の医用装置からデータを受信する。そして当該監視装置は、監視アプリケーションを利用し、受信されたデータに基づいて、当該他の医用装置が利用または実行する医用アプリケーションの情報の整合性を判定する。これにより、クライアント端末に監視アプリケーションをインストールする手間を削減することができる。
また、監視アプリケーションは、医用画像撮影装置200、医用画像保管装置300、医用レポート保管装置400、または電子カルテ保管装置500にインストールされていても良い。すなわち、前述の監視装置が医用画像撮影装置200、医用画像保管装置300、医用レポート保管装置400、または電子カルテ保管装置500に組み込まれていても良い。
前述の説明により、本実施形態に係る医用情報管理装置1は、表示部21、取得部37、判定部39、及び警告部41を備えている。表示部21は、医用アプリケーションの表示画面を表示する。取得部37は、医用アプリケーションにおいて利用され予め設定された複数の監視項目がそれぞれ有する複数の値を予め設定された監視タイミングで取得する。判定部39は、取得された複数の値が整合性判定ルールを満たすか否かを判定する。整合性判定ルールは、医用アプリケーション内における複数の監視項目のうちの基準項目の値の変化の有無と他の項目の値の変化の有無との関連性を規定する。警告部41は、整合性判定ルールを満たしていると判定された場合、表示部21に警告を表示させず、整合性判定ルールを満たしていないと判定された場合、表示部21を制御して警告を表示させる。
この構成により医用情報管理装置1は、単一の医用アプリケーション内で表示されている情報間の整合性、あるいは、複数の医用アプリケーションで表示されている情報の整合性が崩れた場合、ユーザに対して警告することができる。それにより、ユーザに誤診につながる危険な状態の発生を知らせることができ、誤診を未然に防止することが可能となる。
かくして本実施形態によれば、医用アプリケーションを利用した診断業務の精度及び効率の向上が可能となる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…医用情報管理装置、11…処理部、13…記憶部、15…保管部、17…入力部、19…表示部、21…送信部、23…受信部、31…監視項目設定部、33…監視タイミング設定部、35…整合性判定ルール設定部、37…取得部、39…判定部、41…警告部、100…医用画像診断システム、200…医用画像撮影装置、300…医用画像保管装置、400…医用レポート保管装置、500…電子カルテ保管装置

Claims (12)

  1. 医用アプリケーションの表示画面を表示する表示手段と、
    医用アプリケーションにおいて利用され、予め設定された複数の監視項目がそれぞれ有する複数の値を取得する取得手段と、
    前記取得された複数の値が、前記医用アプリケーション内における複数の監視項目のうちの基準項目の値の変化の有無と他の項目の値の変化の有無との関連性に関する整合性判定ルールを満たすか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記取得された複数の値が前記整合性判定ルールを満たしていないと判定された場合、前記表示手段を制御して警告を表示させる警告手段と、
    を具備する医用情報管理装置。
  2. 前記整合性判定ルールは、前記基準項目の値が変化したことを契機として前記他の項目の値も変化することである、請求項1記載の医用情報管理装置。
  3. 前記医用アプリケーションは、単一又は複数の医用アプリケーションを含み、
    前記判定手段は、前記複数の監視項目が前記単一の医用アプリケーションについて設定されている場合、前記整合性判定ルールを利用して前記単一の医用アプリケーション内で情報が整合しているか否かを判定し、前記複数の監視項目が前記複数の医用アプリケーションについて設定されている場合、前記整合性判定ルールを利用して前記複数の医用アプリケーション間で情報が整合しているか否かを判定する、
    請求項2記載の医用情報管理装置。
  4. 前記医用アプリケーションについて、ユーザからの指示に従って、前記複数の監視項目を設定する監視項目設定手段をさらに備える、請求項1記載の医用情報管理装置。
  5. 前記複数の値は、前記表示画面に表示される文字、前記表示画面に表示される画像データ、前記医用アプリケーションの設定値である、請求項1記載の医用情報管理装置。
  6. 前記取得手段が前記複数の値を取得するタイミングを、ユーザからの指示に従って、予め設定するタイミング設定手段、をさらに備える、請求項1記載の医用情報管理装置。
  7. 前記取得手段が前記複数の値を取得するタイミングは、単位時間毎、前記医用アプリケーションがアクティブになった時点、及びユーザからの指示に従って医用アプリケーションの表示指示がなされた時点の少なくとも一つである、請求項1記載の医用情報管理装置。
  8. 前記取得手段は、前記医用アプリケーションが能動的に転送する前記複数の監視項目の前記複数の値を受け取る、前記医用アプリケーションが有するライブラリ関数を使用する、及び前記医用アプリケーションの表示画面のキャプチャ画像を解析する、の少なくとも一つの方法により前記複数の値を取得する、請求項1記載の医用情報管理装置。
  9. 前記警告手段は、前記整合性判定ルールを満たしていないと判定された場合、前記表示手段を制御して前記表示画面に警告のためのダイアログ・ボックスを表示する、請求項1記載の医用情報管理装置。
  10. 前記警告手段は、前記整合性判定ルールを満たしていないと判定された場合、前記表示手段を制御して前記表示画面のうちの前記整合性判定ルールを満たしていないと判定された監視項目に関する第1の表示領域と、前記第1の表示領域以外の第2の表示領域とを視覚的に区別して表示する、請求項1記載の医用情報管理装置。
  11. 前記医用アプリケーションは、過去検査の表示アプリケーションと過去検査のリストの表示アプリケーションとを含み、
    前記複数の監視項目は、前記過去検査の表示アプリケーションの表示領域において表示されている複数の過去検査レコードのうちのユーザ指定の過去検査レコードと、前記過去検査のリストの表示アプリケーションの表示領域に表示されている検査とである、
    請求項1記載の医用情報管理装置。
  12. 前記過去検査の表示アプリケーションは、過去検査に関するレポートの表示アプリケーションであり、
    前記過去検査のリストの表示アプリケーションの表示領域に表示されている検査は、検査レコードである、
    請求項11記載の医用情報管理装置。
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