JP6071096B1 - 防災水洗トイレシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の防災水洗トイレシステムは、電気を効率良く利用しながら、電動ポンプ部によって地下水を安定して供給する。【解決手段】防災水洗トイレシステム1は、地中に埋設されて、電動ポンプ部312によって井戸2から汲み上げられた地下水Wを貯水する貯水槽314と、電動ポンプ部312と貯水槽314とを接続し、電動ポンプ部312で汲み上げられた地下水Wを貯水槽314に供給する供給管315と、貯水槽314の内部に溜められた地下水Wの貯水量が予め定めた基準貯水量を超えることで供給管315を閉塞させる供給管閉塞部316と、供給管315内の圧力を検出する圧力検出部317と、圧力検出部317で検出した圧力が予め定めた基準圧力を超えた場合に、電動ポンプ部312を停止させる電動ポンプ制御部318と、地下水Wが流通し地中に埋設されている排水管7と、排水管7に着脱可能に接続される便器4と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、防災水洗トイレシステムに関する。
地震や洪水等の災害によって、建物や住居の施設機能の低下やライフラインである上下水道が損傷してしまい、施設内の水洗トイレが使用できなくなる場合がある。このような場合には、小学校や公園等の避難場所にて仮設トイレが使用されている。
このような仮設トイレとして、例えば、特許文献1には、予め避難場所に設置しておく防災水洗トイレシステムが記載されている。この防災水洗トイレシステムは、井戸から地下水を汲み上げる深井戸ポンプ部及び電動ポンプ部と、地下水を貯水する貯水槽と、貯水槽から地下水が供給される複数の便器と、便器で処理された排泄物等を含む排水を流通させる排水管と、を備えている。の防災水洗トイレシステムでは、地下に埋設した貯水槽に溜められた地下水を便器に供給している。便器を安定して使用するためには、貯水槽内に一定量の地下水を溜めておく必要がある。
そのため、電動ポンプ部で汲み上げた地下水を貯水槽に送る前に一定量溜めておく圧力タンクが地上に設けられている。この圧力タンクは、内部が密閉されていることで、内部に溜められた地下水の貯水量が低下したことを圧力によって検出している。これにより、圧力タンクでは、貯水量に応じて電動ポンプ部の駆動を調整し、常に一定量の地下水が溜められているよう自動的に調整されている。
特許第5625197号公報
しかしながら、貯水槽以外に貯水タンクを別途設けるにはスペースが必要となる。そのため、貯水タンク用のスペースを確保できない場合には、地下に埋設した貯水槽のみを設けることがある。ところが、貯水タンクは便器や排水管に直接接続されているために、圧力タンクのように内部を密閉することが難しい。その結果、溜めている地下水の量の変化に正確に連動して内部の圧力が変化しない可能性がある。そのため、貯水槽内の地下水の量に応じて電動ポンプ部を停止させて、電気を効率良く利用することが難しいという課題がある。一方、災害時には、電気が安定して供給されない可能性がある。そのため、電気を効率良く使用しながら、電動ポンプ部によって安定して地下水を確保する必要がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、電気を効率良く利用しながら、電動ポンプ部によって地下水を安定して供給することが可能な防災水洗トイレシステムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
本発明の第一の態様における防災水洗トイレシステムは、井戸と、前記井戸内を挿通された揚水管と、前記揚水管に接続され、地下水を汲み上げる電動ポンプ部と、地中に埋設されて、前記電動ポンプ部によって前記井戸から汲み上げられた前記地下水を貯水する貯水槽と、前記電動ポンプ部と前記貯水槽とを接続し、前記電動ポンプ部で汲み上げられた前記地下水を前記貯水槽に供給する供給管と、前記貯水槽の内部に溜められた前記地下水の貯水量が予め定めた基準貯水量を超えることで前記供給管を閉塞させる供給管閉塞部と、前記供給管内の圧力を検出する圧力検出部と、前記圧力検出部で検出した圧力が予め定めた基準圧力を超えた場合に、前記電動ポンプ部を停止させる電動ポンプ制御部と、前記電動ポンプ部によって汲み上げられた前記地下水が流通し、前記地下水が流通する上流側から下流側に向かって下り勾配で傾斜するように地中に埋設されている排水管と、前記排水管に着脱可能に接続されて、排泄物を受ける便器と、を備える。
このような構成によれば、基準貯水量を超えた場合に、供給管が閉塞される。そのため、電動ポンプ部から貯水槽への地下水の供給を停止させることができる。また、地下水の供給の停止に伴い、供給管が閉塞された状態で電動ポンプ部から地下水が供給されることで、供給管内の圧力が上昇する。この圧力が基準圧力を超えた場合に、電動ポンプが停止されることで、地下水を供給する必要が無い場合に、電動ポンプ部を停止させることができる。その結果、電動ポンプ部を効率的に運転させることができる。
また、上記防災水洗トイレシステムでは、前記供給管閉塞部は、前記貯水槽内に配置され、貯水されている前記地下水から浮力を受けるフロート部と、前記供給管を閉塞可能な弁部と、前記フロート部と前記弁部とを接続する支持部を有し、前記支持部は、前記フロート部が上昇することで前記供給管を閉塞させる閉塞位置に前記弁部を移動させ、前記フロート部が下降することで前記供給管を開放させる開放位置に前記弁部を移動させてもよい。
このような構成によれば、貯水槽内に溜められた地下水の水面の位置に応じてフロート部が移動する。このフロート部の移動により弁部が移動することで、水面の上昇によって供給管を閉塞及び開放させることができる。したがって、貯水槽内の貯水量に応じて高い精度で電動ポンプ部の駆動を制御できる。
また、上記防災水洗トイレシステムでは、前記揚水管に接続され、前記貯水槽に前記地下水を供給する深井戸ポンプ部と、前記深井戸ポンプ部と前記供給管とを接続する送水配管と、前記深井戸ポンプ部で汲み上げられた前記地下水の流通方向を切り替えて、前記深井戸ポンプ部で汲み上げられた前記地下水を前記送水配管に送る送水切替部とを備えていてもよい。
このような構成によれば、仮に電気を供給することができずに電動ポンプ部を運転させることができない場合でも、代わりに深井戸ポンプ部によって手動で地下水を汲み上げることで貯水槽に地下水を溜めることができる。したがって、電動ポンプ部と深井戸ポンプ部との少なくとも一方によって地下水を貯水槽内に供給することができる。これにより、災害時のように電気を確保することが困難な環境であっても、地下水を安定して貯水して、便器を使用することができる。
また、上記防災水洗トイレシステムでは、前記貯水槽は、前記基準貯水量を超えた場合に、前記貯水槽内の前記地下水を前記排水管に排出するオーバーフロー配管を有していてもよい。
このような構成によれば、貯水槽内の地下水の量が基準貯水量を超えた場合には、オーバーフロー配管から排水管に排出される。そのため、貯水槽から地表に地下水があふれ出ることを抑えることができる。
本発明の防災水洗トイレシステムによれば、電気を効率良く利用しながら、電動ポンプ部によって地下水を安定して供給することができる。
本発明の実施形態に係る防災水洗トイレシステムを説明する模式図である。 本発明の実施形態に係る供給管閉塞部を説明する要部拡大図である。 本発明の実施形態に係る送水切替部を説明する要部拡大図である。
以下、本発明に係る実施形態の防災水洗トイレシステム1について図1から図3を参照して説明する。
第一実施形態の防災水洗トイレシステム1は、地震等の災害が発生時に避難場所となる学校等に予め設けておくことで、災害時に水洗式の仮設トイレとして使用するものである。図1に示すように、防災水洗トイレシステム1は、地下水Wを採取可能な井戸2と、井戸2から地下水Wを汲み上げる汲水部3と、汲水部3から地下水Wが供給される複数の便器4と、地表Gで後述する便器4が固定される被固定部5と、便器4を覆うテント部6と、便器4で処理された排泄物等を含む排水W2を流通する排水管7と、排水管7に接続されて既設の下水管100に地下水W等を排出する中間マンホール10と、を備えている。
井戸2は、地表Gから地中に向かって鉛直方向下方の地下水源まで貫通する穴である。本実施形態の井戸2は、例えば、20m程度の深さにある地下水Wを採取可能な深井戸である。井戸2は、井戸ケーシング21が鉛直方向に延在して埋設されていることで、穴を掘削することと同時に内壁が支持されている。
井戸ケーシング21は、後述する揚水管ユニット313が挿通可能な大きさの断面形状をなす管材である。
汲水部3は、地表Gに設けられる便器4に汲み上げた地下水Wを供給する。汲水部3は、地下水Wを地表Gまで供給する供給部31と、地表Gで供給部31から便器4に地下水Wを供給する着脱ポンプ部35とを有する。
供給部31は、井戸2の深部から地表Gの着脱ポンプ部35まで地下水Wを供給させる。供給部31は、地表Gに設けられる深井戸ポンプ部311と、深井戸ポンプ部311と同じく井戸2から地下水Wを汲み上げる電動ポンプ部312と、井戸2内から深井戸ポンプ部311及び電動ポンプ部312まで地下水Wを送る揚水管ユニット313と、井戸2から汲み上げられた地下水Wを貯水する貯水槽314と、電動ポンプ部312と貯水槽314とを接続する供給管315と、貯水槽314内の貯水量に応じて供給管315を閉塞する供給管閉塞部316と、供給管315内の圧力を検出する圧力検出部317と、圧力検出部317の検出結果に応じて電動ポンプ部312を制御する電動ポンプ制御部318と、深井戸ポンプ部311と供給管315とを接続する送水配管319と、深井戸ポンプ部311で汲み上げられた地下水Wの流通方向を切り替える送水切替部320と、貯水槽314から地表Gまで延びる接続管321と、を有している。
深井戸ポンプ部311は、貯水槽314に地下水Wを供給する。深井戸ポンプ部311は、本実施形態のように20m程度の深さの井戸2から地下水Wを汲み上げる深井戸用の手押しポンプである。深井戸ポンプ部311は、井戸2の鉛直方向上方の地表Gに予め設けられている。本実施形態の深井戸ポンプ部311は、地下水Wを汲み上げる深井戸ポンプ本体311aと、深井戸ポンプ本体311aに地下水Wの汲み上げを行わせる深井戸ポンプレバー311bと、深井戸ポンプ本体311aに設けられて地下水Wを吐出する深井戸ポンプ水口311cとを有している。
深井戸ポンプ本体311aは、架台を介して地表Gに設置されている。深井戸ポンプ本体311aは、内部にピストンを有している。深井戸ポンプ本体311aは、ピストンを鉛直方向上下に動かすことで揚水管ユニット313を介して地下水Wを引き上げて、井戸2内から地下水Wを汲み上げている。
深井戸ポンプレバー311bは、深井戸ポンプ本体311aに取り付けられている。深井戸ポンプレバー311bは、上下方向に動かされることで、深井戸ポンプ本体311a内のピストンを鉛直方向上下に動かしている。
深井戸ポンプ水口311cは、深井戸ポンプ本体311aに取り付けられている吐出口である。深井戸ポンプ水口311cは、深井戸ポンプ本体311aが汲み上げた地下水Wを外部に吐出している。
電動ポンプ部312は、井戸2から地下水Wを汲み上げる深井戸用の電動ポンプ部312である。電動ポンプ部312は、不図示の発電機やバッテリーから電気が供給されることで、揚水管ユニット313を介して地下水Wを汲み上げている。電動ポンプ部312は、後述する揚水管ユニット313の水中ポンプ313cの駆動を調整する地上ユニット312aを有している。なお、電動ポンプ部312は、450W以上の出力を有するポンプが好ましい。
地上ユニット312aは、揚水管ユニット313と接続されている。地上ユニット312aは、水中ポンプ313cに信号を送ることで地下水Wの汲み上げ量を調整している。地上ユニット312aは、図示しないスイッチ部が操作されることによって信号が入力され、水中ポンプ313cによる地下水Wの吸い上げの開始及び停止や、吸い上げる量を調整している。
揚水管ユニット313は、深井戸ポンプ部311の揚水管と電動ポンプ部312の揚水管とが一体に形成されている揚水管である。本実施形態の揚水管ユニット313は、例えば、タンデム式ポンプの一部として使用されている。揚水管ユニット313は、深井戸ポンプ部311及び電動ポンプ部312に接続されて地下水Wを汲み上げている。具体的には、本実施形態の揚水管ユニット313は、井戸ケーシング21内を地下水Wまで挿通するタンデム揚水管本体313aと、タンデム揚水管本体313aに固定されるタンデムユニット313bと、タンデムユニット313bよりも鉛直方向下方でタンデム揚水管本体313aに固定される水中ポンプ313cとを備えている。さらに、揚水管ユニット313は、タンデム揚水管本体313aから分岐して電動ポンプ部312に接続される分岐揚水管313dと、分岐揚水管313d内の地下水Wの流通方向を調整して供給量を切り替える切替弁313eとを備えている。
タンデム揚水管本体313aは、深井戸ポンプ本体311aに接続されて鉛直方向下方に向かって延在している。タンデム揚水管本体313aは、井戸ケーシング21内を挿通する配管である。本実施形態のタンデム揚水管本体313aは、地下水Wを地上の深井戸ポンプ本体311aまで流通させている。
タンデムユニット313bは、井戸2内の地下水Wに浸かる位置に配置されている。タンデムユニット313bは、タンデム揚水管本体313aの途中に設けられている。タンデムユニット313bは、電動ポンプ部312及び深井戸ポンプ本体311aの最高揚程を向上させる。
水中ポンプ313cは、井戸2内に設けられている。水中ポンプ313cは、タンデムユニット313bよりも鉛直方向下方で地下水W中に浸かるよう配置されている。水中ポンプ313cは、タンデム揚水管本体313aの鉛直方向下方の端部に設けられている。水中ポンプ313cは、電動ポンプ部312からの信号を受けて地下水Wを汲み上げる。本実施形態における水中ポンプ313cは、例えば、最大径100mm程度で揚程30m、吐出量20L以上の深井戸用水中ポンプを使用することが好ましい。
分岐揚水管313dは、地上においてタンデム揚水管本体313aより水平方向に分岐して地上ユニット312aに接続されている。本実施形態では、深井戸ポンプ部311が設置されている架台内で、タンデム揚水管本体313aと接続されている。
切替弁313eは、揚水管ユニット313における地下水Wの流通方向を切り替えて、深井戸ポンプ部311と地上ユニット312aとに供給する地下水Wの供給量を調整している。具体的には、切替弁313eは、閉塞されることで分岐揚水管313dへの地下水Wの供給を停止して深井戸ポンプ部311への地下水Wの供給量を増加させる。逆に、切替弁313eは、開放されることで分岐揚水管313dへの地下水Wの供給量を増加させて、深井戸ポンプ部311への地下水Wの供給量を減少させる。より具体的には、本実施形態では、深井戸ポンプ部311を使用する際には、切替弁313eを閉塞して、分岐揚水管313dへの地下水Wの供給を停止させる。一方、電動ポンプ部312を使用する際には、切替弁313eを開放して、分岐揚水管313dへの地下水Wの供給を開始させる。この状態で、深井戸ポンプ部311を使用せずに電動ポンプ部312を使用することで、分岐揚水管313dから電動ポンプ部312に向かって大量の地下水Wが供給される。
貯水槽314は、深井戸ポンプ部311や電動ポンプ部312によって揚水管ユニット313を介して汲み上げられた地下水Wを溜める。本実施形態の貯水槽314は、深井戸ポンプ部311や電動ポンプ部312とは独立した位置で地中に埋め込まれている。貯水槽314は、地下水Wを溜めておく貯水槽本体314aと、貯水槽本体314aの貯水量が予め定めた基準貯水量を超えた場合に、貯水槽本体314a内の地下水Wを排水管7に排出するオーバーフロー配管314bとを有する。
ここで、基準貯水量とは、便器4を水洗トイレとして複数回連続して使用する際に、必要な地下水Wの量である。基準貯水量は、接続される便器4の数や想定される使用頻度に基づいて定められる。
貯水槽本体314aは、地中に埋設されている。貯水槽本体314aは、鉛直方向上方が地表Gで開口している。貯水槽本体314aは、後述するマンホール蓋10aのような貯水蓋314cを有している。貯水槽本体314aは、後述する供給管315に接続されている。貯水槽本体314aは、供給管315から供給される地下水Wを貯水可能とされている。本実施形態の貯水槽本体314aは、ポリ塩化ビニルによって形成され、100L程度の地下水Wを貯水可能とされている。貯水槽本体314aは、鉛直方向上方が開口した有底円筒状や有底角筒状をなしている。
オーバーフロー配管314bは、貯水槽本体314aから地下水Wがあふれ出ないように、貯水槽本体314a内の地下水Wを排水管7に排出する。本実施形態のオーバーフロー配管314bは、基準貯水量となった場合の水面の鉛直方向の位置よりもわずかに上方で、貯水槽本体314aと接続されている。
供給管315は、電動ポンプ部312で汲み上げられた地下水Wを貯水槽314に供給する。本実施形態の供給管315は、地上ユニット312aと貯水槽本体314aとを接続する配管である。供給管315は、地中に埋設されている。供給管315は、オーバーフロー配管314bよりも鉛直方向の上方で貯水槽本体314aに接続されている。
供給管閉塞部316は、貯水槽本体314aの内部に溜められた地下水Wの貯水量が基準貯水量を超えることで供給管315を閉塞させる。供給管閉塞部316は、供給管315の貯水槽本体314a側の開口部付近に設けられている。供給管閉塞部316は、ボールタップである。本実施形態の供給管閉塞部316は、図2に示すように、フロート部316aと、弁部316cと、支持部316bとを有している。
フロート部316aは、貯水槽本体314a内に配置されている。フロート部316aは、貯水槽本体314a内に溜められている地下水Wから浮力を受けて、水面上に浮いている。本実施形態のフロート部316aは、中空球状のプラスチック部材である。
弁部316cは、供給管315を閉塞可能とされている。弁部316cは、供給管315内の地下水Wが流通する流路を閉塞する。弁部316cは、パッキンが付いていて供給管315に嵌まり込むことで、供給管315を閉塞する。
支持部316bは、フロート部316aと弁部316cとを接続している。支持部316bは、フロート部316aが上昇することで供給管315を閉塞させる閉塞位置に弁部316cを移動させる。支持部316bは、フロート部316aが下降することで供給管315を開放させる開放位置に弁部316cを移動させる。
圧力検出部317は、供給管315内の圧力を検出する。本実施形態の圧力検出部317は、供給管315の内部に設けられている。圧力検出部317は、検出した圧力情報を電動ポンプ制御部318に送っている。なお、圧力検出部317は、電動ポンプ制御部318とともに地上ユニット312aに一体に組み込まれていても良い。
電動ポンプ制御部318は、圧力検出部317で検出した圧力が予め定めた基準圧力を超えた場合に、電動ポンプ部312を停止させる。電動ポンプ制御部318は、圧力検出部317から送られてくる圧力情報が基準圧力を超えているか否かを判定する。電動ポンプ制御部318は、圧力情報が基準圧力を超えていると判定した場合には、電動ポンプ部312に運転を停止するよう指示を送る。電動ポンプ制御部318は、圧力情報が基準圧力を超えていないと判定した場合には、電動ポンプ部312に運転を開始または継続するよう指示を送る。
ここで、基準圧力とは、供給管315が閉塞されているとみなせる供給管315内の圧力値である。基準圧力は、供給管315の長さに基づいて予め定められる。
送水配管319は、図1に示すように、深井戸ポンプ部311と供給管315とを接続している。本実施形態の送水配管319は、供給管閉塞部316及び圧力検出部317よりも下流側で供給管315に接続されている。送水配管319は、図3に示すように、深井戸ポンプ部311の深井戸ポンプ水口311cに接続されている。送水配管319は、深井戸ポンプ部311で汲み上げられた地下水Wの流通方向をそのまま後述する桝部73に吐出させる第一流通方向と、供給管315に送る第二流通方向とに分岐させている。
送水切替部320は、深井戸ポンプ部311で汲み上げられた地下水Wの流通方向を切り替えている。送水切替部320は、深井戸ポンプ部311で汲み上げられた地下水Wを供給管315に送る。本実施形態の送水切替部320は、送水配管319と深井戸ポンプ水口311cとの接続部分に設けられている。送水切替部320は、地下水Wの流通方向が第一流通方向及び第二流通方向の何れか一方となるように切り替えている。送水切替部320が地下水Wの流通方向を第二流通方向に切り替えることで、地下水Wは供給管315に送られる。送水切替部320が地下水Wの流通方向を第一流通方向に切り替えることで、地下水Wは桝部73に受かって外部に吐出される。
接続管321は、図1に示すように、貯水槽本体314aの内部から着脱ポンプ部35まで延びている。接続管321は、着脱ポンプ部35に対して着脱可能に接続されている。本実施形態の接続管321は、貯水槽本体314aに溜められた地下水Wを着脱ポンプ部35まで流通させる配管である。接続管321は、設置される便器4ごとに設けられている。接続管321は、地表Gの被固定部5から貯水槽314内部の底部分まで延びている。接続管321は、一方の端部が貯水槽本体314a内で地下水Wに浸かる位置に配置されている。接続管321は、他方の端部が地表Gの被固定部5の鉛直方向上方を向く面で開口するように配置されている。
着脱ポンプ部35は、貯水槽314に溜められた地下水Wを汲み上げて便器4に供給する。着脱ポンプ部35は、地表Gに設けられた被固定部5で供給部31に対して着脱可能に接続される。着脱ポンプ部35は、便器4に対して着脱可能に接続される。着脱ポンプ部35は、設置される便器4ごとに設けられている。本実施形態の着脱ポンプ部35は、浅井戸用の手押しポンプである。
被固定部5は、地表Gに設けられている。被固定部5は、便器4及び着脱ポンプ部35が固定される。本実施形態の被固定部5は、コンクリートによって平板状に形成されている。本実施形態の被固定部5は、設置される便器4ごとに設けられている。被固定部5には、内部を地中から延びる接続管321が挿通しており、被固定部5の鉛直方向上方を向く面で開口している。また、被固定部5には、内部を後述する縦管72が挿通しており、接続管321の開口と隣接して被固定部5の鉛直方向上方を向く面で開口している。本実施形態の被固定部5には、鉛直方向上方を向く面の接続管321及び縦管72の開口の周りにボルト固定用孔が複数形成されている。被固定部5では、これらの孔に固定具であるボルトが便器4及び着脱ポンプ部35に設けられた不図示の貫通孔を挿通させた状態で固定されることで、便器4及び着脱ポンプ部35が着脱可能に固定される。
なお、便器4及び着脱ポンプ部35と被固定部5との固定構造は、本実施形態のような構造に限定されるものではなく、被固定部5に対して着脱可能な構造であればよい。
便器4は、陶器製の洋式便器である。便器4は、離間して複数箇所に配置されている。本実施形態では例えば、便器4は、二ケ所に配置されている。便器4は、地表Gに設けられた被固定部5で接続管321及び縦管72に対して着脱可能とされている。本実施形態の便器4は、底部分の外周にボルトが挿通可能な貫通孔(不図示)が形成されている。
テント部6は、地表Gで組み立てられて便器4及び着脱ポンプ部35を覆う。本実施形態のテント部6は、鉛直方向に長い縦長のドーム形状をなしている。テント部6は、折り畳み式となっており、例えば、災害の発生していない通常時には折りたたまれて収容されており、災害の発生した緊急時に広げて組み立てることで便器4及び着脱ポンプ部35の周りに設置される。テント部6は、利用者の入室時、退室時に開閉自由なファスナー(不図示)が設けられている。テント部6は、このファスナーを閉めることで、外部から内部が見えないように形成されている。
排水管7は、便器4から排出される排泄物や地下水Wを含む排水W2を既設の中間マンホール10まで流通させている。排水管7は、下流側に向かって下り勾配で傾斜するよう地中に埋設される排水管本体71と、排水管本体71と各便器4とを接続する縦管72と、深井戸ポンプ部311から排出される地下水Wを受ける桝部73と、桝部73と排水管本体71とを接続する注水孔74と、をさらに有している。
を有している。
排水管本体71は、地中に埋設されており、便器4から排出される排水W2や貯水槽314のオーバーフロー配管314bから排出される地下水Wを中間マンホール10に向かって流通させている。本実施形態の排水管本体71は、上流側でオーバーフロー配管314bと接続され、下流側で中間マンホール10と接続されている。
縦管72は、地表Gから鉛直方向下方に延びており、排水管本体71まで連通する管材である。縦管72は、排水管本体71の延在方向に沿って離間して、設置される便器4に対応して複数箇所に配置されている。縦管72は、便器4が被固定部5に取り付けられることで便器4と連通する。
桝部73は、深井戸ポンプ部311から吐出された地下水Wを受けるコンクリート桝であり、地表Gから直方状に窪んで形成されている。桝部73は、深井戸ポンプ水口311cから吐出された地下水Wを飛散しないように受けている。桝部73には、例えば、グレーチングが設けられていてもよい。
注水孔74は、桝部73で受けた地下水Wを排水管本体71に流通させている。注水孔74は、排水管本体71の上流側と接続されている。
中間マンホール10は、排水管本体71と接続されており、排水W2や地下水Wを既設の下水管100に流通させている。中間マンホール10は、マンホール蓋10aを有している。中間マンホール10は、マンホール蓋10aを取り外すことで内部を点検可能とされている。なお、本実施形態における中間マンホール10が接続されている下水管100は、既に地中に埋設されている下水道の汚水管であり、公知の下水管100である。
次に、上記構成の防災水洗トイレシステム1の作用について説明する。
本実施形態の防災水洗トイレシステム1は、地震等の災害が起きた際に学校や公園等の避難所で使用される。この防災水洗トイレシステム1では、予め地上ユニット312aが作動して電動ポンプ部312によって地下水Wが汲み上げられる。
具体的には、揚水管ユニット313の切替弁313eを切り替えて分岐揚水管313d内に地下水Wを流通させる。また、地上ユニット312aの図示しないスイッチ部を操作することで、地上ユニット312aから水中ポンプ313cに対して駆動するよう信号が出力され、水中ポンプ313cは地下水Wの吸い上げを開始する。水中ポンプ313cによって吸い上げられ地下水Wは、タンデム揚水管本体313a及び分岐揚水管313d内を流通して汲み上げられる。
地上ユニット312aで汲み上げた地下水Wは、供給管315を介して貯水槽本体314aに送られる。貯水槽本体314a内では、地下水Wの貯水量に応じて、水面に浮いているフロート部316aが上下する。地下水Wが予め定めた基準貯水量を上回ると、支持部316bを介して弁部316cが閉塞位置まで移動する。これにより、供給管315が閉塞される。供給管315が閉塞された状態で地上ユニット312aから地下水Wが供給され続けることで、供給管315内の圧力が上昇する。供給管315内の圧力は圧力検出部317によって検出され続け、圧力情報が電動ポンプ制御部318に送られる。供給管315内の圧力が基準圧力を超えると、圧力検出部317から圧力情報を受けた電動ポンプ制御部318は、電動ポンプ部312に運転を停止するよう指示を送る。これにより、貯水槽314内に基準貯水量の地下水Wが確保された状態で電動ポンプ部312が停止する。
利用者が便器4を使用する際には、貯水槽本体314aに地下水Wが溜められた状態で、利用者はテント部6の中に入りファスナー部を閉めることで、テント部6の内部で排泄を行う。利用者が排泄した排泄物は、縦管72内を排水管本体71に向かって落下する。
その後、利用者が、着脱ポンプ部35を動かし、着脱ポンプ部35によって貯水槽本体314a内の地下水Wを汲み上げる。地下水Wは、接続管321内を流通して着脱ポンプ部35まで汲み上げられて便器4に送られる。便器4に送られた地下水Wは、便器4内を洗浄する。便器4内を洗浄した地下水Wは、縦管72内を排水管本体71に向かって落下する。排泄物及び便器4を洗浄した地下水Wを含む排水W2は、排水管本体71を中間マンホール10に向かって流通する。中間マンホール10まで流れた排水W2は、下水管100に排出される。
また、貯水槽本体314a内の地下水Wの量が減少するとフロート部316aの位置も下がる。この状態で基準貯水量を下回ると、支持部316bを介して弁部316cが開放位置まで移動する。これにより、供給管315が開放される。供給管315が開放されることで、供給管315内の圧力が低下する。供給管315内の圧力が基準圧力を下回ると、圧力検出部317から圧力情報を受けた電動ポンプ制御部318は、電動ポンプ部312に運転を開始するよう指示を送る。これにより、貯水槽本体314a内に再び地下水Wが供給される。
また、仮に地上ユニット312aに何らかの故障が生じた場合や、地上ユニット312aへの電気の供給が断たれてしまった場合には、送水切替部320を第二流通方向に切り替えて深井戸ポンプ部311を使用する。具体的には、送水切替部320を第二流通方向に切り替えた状態で、深井戸ポンプレバー311bを上下方向に動かす。これにより、深井戸ポンプ本体311a内のピストンが作動し、地下水Wが汲み上げられる。この際、分岐揚水管313dへ地下水Wが流通しないように切替弁313eを切り替えておく。そして、深井戸ポンプ部311によって汲み上げられた地下水Wは、送水配管319を介して供給管315に送り込まれる。これにより、深井戸ポンプ部311によって地下水Wが貯水槽本体314aに供給される。
上記のような防災水洗トイレシステム1によれば、貯水槽本体314a内の地下水Wの量が基準貯水量を超えた場合に、供給管閉塞部316によって供給管315が閉塞される。そのため、地上ユニット312aから貯水槽本体314a内への地下水Wの供給を停止させることができる。また、この状態で地上ユニット312aから地下水Wが供給され続けることで、供給管315内の圧力が上昇する。その後、供給管315内の圧力が基準圧力を超えると、電動ポンプ制御部318によって地上ユニット312aが停止される。したがって、貯水槽本体314aに十分な地下水Wが貯留されており、地下水Wを貯水槽本体314aに供給する必要が無い場合に、地上ユニット312aを停止させることができる。その結果、電気を効率良く利用して電動ポンプ部312を効率的に運転させることができる。これにより、災害時のように電気を確保することが困難な環境であっても、電気を効率良く利用しながら、地下水Wを貯水槽314に安定して供給し、水洗式の便器4を使用することができる。
また、貯水槽本体314a内の地下水Wの量が減少して基準貯水量を下回った場合に、供給管315が供給管閉塞部316によって開放される。そのため、供給管315内の圧力が低下する。その後、供給管315内の圧力が基準圧力を下回ると、電動ポンプ制御部318によって地上ユニット312aが運転を再開する。したがって、地上ユニット312aから貯水槽本体314a内への地下水Wの供給を開始させることができる。その結果、地上ユニット312aから供給される地下水Wによって、貯水槽本体314aに基準貯水量まで地下水Wを再び溜めることができる。したがって、貯水槽314内の地下水Wの量に連動させて電動ポンプ部312の駆動を制御することができる。これにより、電気を節約しながら電動ポンプ部312を効率良く運転させて、貯水槽本体314a内に地下水Wを安定して確保することができる。その結果、電気を効率良く利用しながら、水洗式の便器4を長期間継続して使用することができる。
また、便器4を個別に使用するたびに、電動ポンプ部312を何度も連続して起動と停止とを繰り返させる必要がなくなり、電動ポンプ部312に供給する電気量を抑えられる。
また、フロート部316aによって貯水槽本体314a内の地下水Wの水面の位置に応じて弁部316cが閉塞位置と開放位置との間で移動する。そのため、水面の位置の変化に合わせて供給管315を閉塞及び開放させることができる。したがって、貯水槽本体314a内の貯水量に応じて高い精度で電動ポンプ部312の駆動を制御できる。
また、電動ポンプ部312だけでなく、深井戸ポンプ部311を備えている。この深井戸ポンプ部311によって汲み上げられた地下水Wは、送水切替部320を第二流通方向に切り替えることで、送水配管319から供給管315を介して貯水槽本体314a内に供給される。したがって、電動ポンプ部312と深井戸ポンプ部311との少なくとも一方によって地下水Wを貯水槽本体314a内に供給することができる。そのため、仮に電気を供給することができずに電動ポンプ部312を運転させることができない場合でも、深井戸ポンプ部311によって手動で地下水Wを汲み上げて貯水槽本体314aに供給することができる。これにより、災害時のように電気を確保することが困難な環境であっても、地下水Wを安定して貯水槽本体314a内に供給し、便器4を長期間継続して使用することができる。
また、送水管切替部を第一流通方向に切り替えることで、深井戸ポンプ部311を貯水槽本体314a内に地下水Wを溜めるために利用するだけでなく、深井戸ポンプ水口311cから地下水Wを桝部73に排出する場合と同様に使用することもできる。
また、貯水槽本体314a内の地下水Wの貯水量が予め定めた量を超えた場合には、オーバーフロー配管314bから排水管本体71に排出される。そのため、貯水槽本体314aから地表Gに地下水Wがあふれ出てしまうことを防ぐことができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、各実施形態における各構成及びそれらの組み合わせ等は一例であり、本発明の趣旨から逸脱しない範囲内で、構成の付加、省略、置換、及びその他の変更が可能である。また、本発明は実施形態によって限定されることはなく、特許請求の範囲によってのみ限定される。
なお、本発明で使用される便器4の数は、本実施形態に限定されるものではなく、排水管7の長さや配置を変更することで、設置場所に合わせて適宜選択することが可能となる。
また、排水管本体71の中間マンホール10に向かう下り勾配の角度は、特に限定されるものではなく、設置される場所や設置する便器4の数に合わせて適宜選択すれば良い。即ち、排水管本体71の下り勾配を大きくすれば、地下水Wの流れる速度を上げることができ、多くの排泄物を一度の処理することが可能となる。
また、井戸2の深さが浅く、地下水Wの水面が地表Gから7m以内の浅井戸であれば、本実施形態のように揚水管ユニット313を用いた構造に限定されるものではない。
1…防災水洗トイレシステム G…地表 W…地下水 2…井戸 21…井戸ケーシング 3…汲水部 31…供給部 311…深井戸ポンプ部 311a…深井戸ポンプ本体 311b…深井戸ポンプレバー 311c…深井戸ポンプ水口 312…電動ポンプ部 312a…地上ユニット 313…揚水管ユニット 313a…タンデム揚水管本体 313b…タンデムユニット 313c…水中ポンプ 313d…分岐揚水管 313e…切替弁 314…貯水槽 314a…貯水槽本体 314b…オーバーフロー配管 314c…貯水蓋 315…供給管 316…供給管閉塞部 316a…フロート部 316b…支持部 316c…弁部 317…圧力検出部 318…電動ポンプ制御部 319…送水配管 320…送水切替部 321…接続管 35…着脱ポンプ部 4…便器 5…被固定部 6…テント部 7…排水管 71…排水管本体 72…縦管 73…桝部 74…注水孔 10…中間マンホール 10a…マンホール蓋 100…下水管 W2…排水

Claims (4)

  1. 井戸と、
    前記井戸内を挿通された揚水管と、
    前記揚水管に接続され、地下水を汲み上げる電動ポンプ部と、
    地中に埋設されて、前記電動ポンプ部によって前記井戸から汲み上げられた前記地下水を貯水する貯水槽と、
    前記電動ポンプ部と前記貯水槽とを接続し、前記電動ポンプ部で汲み上げられた前記地下水を前記貯水槽に供給する供給管と、
    前記貯水槽の内部に溜められた前記地下水の貯水量が予め定めた基準貯水量を超えることで前記供給管を閉塞させる供給管閉塞部と、
    前記供給管内の圧力を検出する圧力検出部と、
    前記圧力検出部で検出した圧力が予め定めた基準圧力を超えた場合に、前記電動ポンプ部を停止させる電動ポンプ制御部と、
    前記電動ポンプ部によって汲み上げられた前記地下水が流通し、前記地下水が流通する上流側から下流側に向かって下り勾配で傾斜するように地中に埋設されている排水管と、
    前記排水管に着脱可能に接続されて、排泄物を受ける便器と、を備える防災水洗トイレシステム。
  2. 前記供給管閉塞部は、
    前記貯水槽内に配置され、貯水されている前記地下水から浮力を受けるフロート部と、
    前記供給管を閉塞可能な弁部と、
    前記フロート部と前記弁部とを接続する支持部を有し、
    前記支持部は、前記フロート部が上昇することで前記供給管を閉塞させる閉塞位置に前記弁部を移動させ、前記フロート部が下降することで前記供給管を開放させる開放位置に前記弁部を移動させる請求項1に記載の防災水洗トイレシステム。
  3. 前記揚水管に接続され、前記貯水槽に前記地下水を供給する深井戸ポンプ部と、
    前記深井戸ポンプ部と前記供給管とを接続する送水配管と、
    前記深井戸ポンプ部で汲み上げられた前記地下水の流通方向を切り替えて、前記深井戸ポンプ部で汲み上げられた前記地下水を前記供給管に送る送水切替部とを備える請求項1または請求項2に記載の防災水洗トイレシステム。
  4. 前記貯水槽は、前記基準貯水量を超えた場合に、前記貯水槽内の前記地下水を前記排水管に排出するオーバーフロー配管を有する請求項1から請求項3の何れか一項に記載の防災水洗トイレシステム。
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