JP6070219B2 - ブラインドシャッター装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ブラインドシャッター装置に関し、特にスラット間の開口隙間を調整する機能を有するブラインドシャッター装置に関する。
ブラインドシャッター装置は、横手方向に長い複数毎のスラットが前後で当接してシャッターとして機能する以外に、スラット間の開度を調節し、スラットをブラインドとして機能させて屋内への風や光の入り具合を調節することができる。複数のスラットは、シャッターとして機能する場合に1つのシャッターとして扱われ、シャッターを巻き取るやシャッターを巻き下ろす、等と表現することがある。ブラインドにするには、例えば各スラットを回動させてスラット間の開度を調節する装置がある。特許文献1には、スラット6の一番下に取り付けられている座板6xoが着地していない任意の位置(開口部が直接外部に露出している部分がある状態)で、スラット6を回動させることができるブラインドシャッター装置が開示されている。
ところで、スラットを回動させるにはモータなどの駆動装置が用いられるが、スラットが最大に回動した位置(最大の開口量の位置)に到達した場合は、駆動装置が停止するのが望ましい。駆動しつづければ、関連する部材にモータの駆動に係る荷重がずっと加わる状態になる。特許文献2には、最大に開口した位置での負荷を記憶して必要以上のトルクで駆動装置を駆動させないようにする装置が開示されている。しかし、スラットを回動させるのに必要なトルクは、シャッターが開いている開口量(座板の高さ)によって異なる。各スラット一枚一枚に対して駆動装置が取り付けられておらず、1つの駆動装置で全てのスラットを回動させるため、スラットが多く巻き取られていれば駆動するスラットの枚数が少なく、必要なトルクも小さい、ということになる。そのため、特許文献2の装置では、シャッターの開いている全ての高さについて必要なトルクを記憶しなければ、ある高さでは最大に開口する前にスラットの回動が止まったり、ある高さでは最大に開口しているのに駆動装置が駆動しつづけたり、という状態になる。そもそもブラインドシャッター装置が取り付けられる開口部は高さや幅が異なるため、ブラインドシャッター装置が取り付けられた状態で開口量(座板の高さ)毎に記憶させる必要がある。それは、施行の手間を増加させることになり、商品性を下げる要因となる。
一方、特許文献3には、スラット3aを回動するのではなく、シャッターの巻き取りと巻き下ろしとで、各スラット3a上部に開口するスリット33aが、上方に位置する別のスラット3aによって隠れたり現れたりすることで採光や風通しができるブライドとなるシャッター装置が開示されている。特許文献3のシャッター装置では、スリット33aを全て隠すためには座板3cが着地するのが前提となり、座板3cが着地後にスリット33aが全て隠れるように前後のスラット3aを係合させる。そのため、特許文献3では、シャッター3が全て巻き上げられた状態から座板3cが着地するまでの移動量から、座板3cの着地から全閉までの移動量を計算する手段が開示されている。しかし、ブラインドシャッター装置が特許文献1のように、シャッターの座板の高さがどこでもスラットが回動できるタイプでは、計算のみで負荷トルクを特定しにくい。それは、シャッターの長さも異なればシャッターの幅も異なることがあり、それによって座板の高さ毎の負荷トルクが異なるからである。つまり、計算式が複雑になりすぎたり、ある座板の高さでは適切な負荷トルクが計算できたとしてもある高さでは適切な負荷トルクが計算できない計算式になったり、等が考えられる。
特開2009−46906号公報 特開2002−70423号公報 特開2002−339674号公報
本発明は、上記状況に鑑みてなされたもので、座板の高さ毎にスラットを回動させる適正な荷重を比較的簡単に取得あるいは設定できるブラインドシャッター装置を提供することを解決すべき課題とする。
上記課題を解決するための(1)の発明の構成上の特徴は、複数のスラットから構成されるシャッターと、前記複数のスラットを巻き取り軸に巻き取り且つ前記巻き取り軸から巻き戻す前記シャッターの開閉移動及び前記スラット間の開度の大きさ変更を行う駆動部と、前記駆動部を駆動させる制御部と、を有し、建築物の開口部に設置されるブラインドシャッター装置であって、
前記制御部は、
前記駆動部に加わる負荷トルクを取得できる負荷トルク取得部と、
前記駆動部が駆動した量を取得できる駆動量取得部と、
前記シャッターの基準となる位置からのシャッターの駆動した量からシャッターの長さを求める長さ取得部と、
前記シャッターの長さ、前記シャッターの駆動した量、及び前記開閉移動する際の前記負荷トルクの大きさのうち少なくとも前記シャッターの長さ及び前記負荷トルクの大きさから前記スラットの幅を求め、前記駆動した量と前記負荷トルクとの関係を推測する駆動量トルク関係推測部と、
前記駆動量トルク関係推測部で推測した前記関係に基づいて、前記スラット間の前記開度の大きさ変更を行う前記負荷トルクの大きさを制御するスラット開度制御部と、
を有することである。ここで、シャッターの長さには、基準となる位置からの長さ、高さ、あるいはスラットの枚数を含む。スラットの枚数とスラット一枚の長さとが分かれば、シャッターの長さを決定できるからである。また、スラットの幅は、スラットの幅そのものとスラットの幅の種類を含む。
上記(1)の発明は以下に記す(2)〜(5)の構成のうちの1つ以上を任意に加えて採用できる。
(2)前記駆動した量とは、前記駆動部が駆動している時間又は前記スラットが前記駆動部の駆動で移動する量であることである。
(3)前記長さ取得部は、前記シャッターが前記巻き取り軸に巻き取られている前記シャッターの全開状態から前記巻き取り軸から巻き戻されている全閉状態に係る前記駆動した量から前記長さを求めることである。
(4)前記スラット開度制御部は、前記シャッターの前記駆動した量に基づいて、前記開度の大きさ変更を行う前記負荷トルクの大きさを制御することである。
(5)前記制御部は、前記スラット間が基準となる開度から最大開度までの前記駆動部が前記駆動した量及び前記負荷トルクに基づいて、前記駆動量トルク関係推測部が推測した前記関係を補正する補正部を有することである。
本発明においては、まず長さ取得部でシャッターの長さが求まり、駆動量トルク関係推測部でスラットの幅が求まり、それらから駆動した量と負荷トルクとの関係を推測することができる。そして、スラット開度制御部によって、駆動量トルク関係推測部で推測した関係に基づいてスラット間の開度の大きさ変更を行う負荷トルクの大きさを制御することができる。シャッターの長さは、シャッターの基準となる位置からのシャッターの駆動で求まり、何度も開閉移動する必要はない。そして、シャッターの長さが分かれば負荷トルクは決まるが、スラットの幅によって負荷トルクが異なるため、スラットの幅もシャッターの基準となる位置からのシャッターの駆動で求まる。また、シャッターの長さをまず求め、次にスラットの幅を求めることで、駆動した量と負荷トルクとの関係が推測しやすい。よって、本発明によれば、シャッターの開口量(座板の高さ)毎にスラットを回動させる適正な負荷トルクを比較的簡単に求めることができる。適正な負荷トルクがもとまれば、各部品が過大な負荷トルクを受けることがない。よって、ブラインド回動に係る各部品の軽量化や小型化が可能となり、コストが削減できる。
また、補正部は、スラット間が基準となる開度から最大開度までの駆動部が前動した量及び負荷トルクに基づいて、駆動量トルク関係推測部が推測した関係を補正する。つまり、スラット間の開度の大きさ変更をするための駆動した量と負荷トルクとで駆動量トルク関係推測部で推測された関係がよりよくなる。
実施形態1のブラインドシャッター装置の構成を示す概略図である。 実施形態1のブラインドシャッター装置のシャッターが全閉状態の斜視図である。 実施形態1のブラインドシャッター装置のシャッターがブラインド状態の斜視図である。 実施形態1のブラインドシャッター装置に係るスラットの枚数毎にブラインド全開にする必要負荷トルクについてのシャッターの種類毎のグラフである。 実施形態1のブラインドシャッター装置に係るあるシャッターのスラットの枚数毎にブラインド全開にする必要負荷トルクについてのスラットの幅寸法毎のグラフである。 実施形態1のブラインドシャッター装置で用いられるスラットの一部についての断面図である。 実施形態1のブラインドシャッター装置に係る4つの雛形のシャッターが全開状態から全閉状態となるパルス数を表にした説明図である。 実施形態1のブラインドシャッター装置に係る4つの雛形毎のある幅寸法のスラットをシャッターのある基準値からブラインド全開にするパルス数と負荷トルクとの関係の示した説明図である。 実施形態1のブラインドシャッター装置に係るスラットの幅寸法の種類毎の一枚当たりの重量の関係を表にした説明図である。 実施形態1のブラインドシャッター装置の制御部で実行される初期設定制御のフローチャートである。 実施形態1のブラインドシャッター装置の制御部で実行される初期設定微調整制御のフローチャートである。 実施形態1のブラインドシャッター装置の制御部で実行されるブラインド開動作制御のフローチャートである。
本発明の代表的な実施形態を図1〜図12を参照して説明する。本実施形態に係るブラインドシャッター装置10は、例えば図1に示すように、建築物9の開口部(窓など)93に取り付けられる。
各実施形態で用いられるブラインドシャッター装置10は、モータ(駆動部)11と、モータ11によって回転駆動する巻き取り軸12と、縦方向に延びる平行に並走された2本のガイドレール部15と、ガイドレール部15に沿って昇降され昇降に伴い開閉させるシャッター13と、モータ11および巻き取り軸12を格納する格納ボックス16と、制御部2とを備える。制御部2は、例えば格納ボックス16内に内蔵される。そして、シャッター13は、下端に位置する座板17と、座板17より上側の部分を構成する多数のスラット18とによって構成されている。スラット18は横長に延設されており、上下方向に複数個並設されている。ブラインドシャッター装置10は、スラット18が巻き取り軸12に巻き取られて窓93が直接外部に露出するシャッター使用形態と、各スラット18がそれぞれ回動してスラット18をブラインドとして使用するブラインド使用形態とに使い分けることができる。
シャッター使用形態では、モータ11は、シャッター13を巻き取り軸12に巻き取る巻き取り方向(矢印Y1方向)と、巻き取り軸12に巻き取られているシャッター13を巻き戻す巻き戻し方向(矢印Y2方向)と、にそれぞれ回転可能とされている。シャッター13はモータ11の一方向の回転により上昇し、モータ11の他方向の回転により下降する。
そして、ブラインド使用形態では、各スラット18はモータ11の駆動によって、上下方向で隙間のない「ブラインドの全閉位置(図2)」と、各スラット18間に隙間のある「ブラインドの全開位置(図3)」との間で回動することができる。モータ11は、シャッター使用形態でシャッター13を巻き取ったり巻き戻したりするのに使用される。また、スラット18の枚数に限らず1つのモータ11で各スラット18を1度に回動する。なお、シャッター使用形態及びブラインド使用形態で用いるモータ11は、それぞれ異なる駆動部を使用する構成も採用できる。
シャッター13を巻き取ったり、巻き戻したり、またスラット18をブラインドとして使用したりするには、コントローラ(図示略)を使用する。コントローラは制御部2に入力された動作に必要な情報(電気信号)を出力し、制御部2が受信した情報を元に必要な指令(電気信号)を各構成要素に出力する。コントローラに表示パネルやランプが点灯する場合、制御部2から制御状態や異常が発生していないかなどが表示される。コントローラと制御部2とは、電気信号などが送受信できる状態であれば有線でも無線でもよく、コントローラは建築物9の内部に配置されている。また、1つの建築物に対して、ブラインドシャッター装置10が各開口部93に取り付けられている場合、全てのブラインドシャッター装置10を1つのコントローラで制御することも、各開口部93付近に配置されている各コントローラで個別に制御することもできる。
本実施形態のブラインドシャッター装置10は、図2及び図3に図示されているような座板17が着地している位置でのブラインド状態以外でもブラインド状態にすることができる。上記したように、スラット18の回動は1つのモータ11で行うため、座板17が着地している位置と座板17が着地していない位置とでは、回動させるスラット18の枚数が異なる。回動させるスラット18の枚数が異なると、モータ11がスラット18を回動させる負荷トルクが異なる。例えば、図4に示すように、スラット18の枚数毎にブラインド全開にする必要負荷トルク(Nm)が異なる。図4には、ブラインドシャッター装置の大きさ(長さを基準)が異なる4つの雛形それぞれについて、スラット18の枚数毎にブラインドを全開にする必要負荷トルク(Nm)がグラフ化されている。横軸はモータ11のパルス数であり、「シャッター13が全閉状態でスラット18がブラインド全閉」からブラインドを全開にするパルス数は0が基準になっている。パルス数が増える毎にシャッター13が巻き取り軸12に巻き取られている。そして、シャッター13が巻き取られていることでブラインド全開にするスラット枚数が減少して、縦軸の負荷トルクが減少しているのが分かる。更に、シャッター13の長さが長いほど負荷トルクは大きくなるため、雛形No.1が一番長いシャッター13の負荷トルクを図示しており、雛形No.4が一番短いシャッター13の負荷トルクを図示している。雛形が4つあるのは、ブラインドシャッター装置が取り付けられる開口部93の大きさ(主に高さ)に対応させるためである。そして、同じ雛形(高さ)のブラインドシャッター装置において、スラットの幅(シャッター13が巻き取られたり巻き戻されたりするY1,Y2方向に対して略垂直方向)が異なる場合の必要負荷トルクの違いが図5に示されている。スラット18の幅は3つあり、図4では3つの幅のうちの1つの幅についての負荷トルクである。これらのデータは計算によって求めることができる。なお、各スラット18はコントローラのスイッチが押されている間回動し続けたり、所定角度毎に回動したり、1度の押下でブラインド全開まで回動したりと設定したり、スイッチを複数配置したりすることができる。そして、所定角度毎に回動する場合の角度も調節することができる。所定角度としては例えば5度、10度、15度、20度など、適宜、選択・設定でき、スラット18が略垂直状態のブラインド全閉位置からの角度を「ブラインド開き角度」とする。ブラインド開き角度はおおよそ110度(それ以上もそれ以下も可能である)が最大で、ブラインド全開位置である。
本実施形態のブラインドシャッター装置10は、図6(A)に示すように、上下に位置するスラット18同士が係合することができる。シャッター13が巻き取られる際は、スラット18同士は図6(B)のように係合が外れている。また、巻き戻される際は、座板17が着地するまで図6(B)のように係合していない状態で下降する。そして、座板17が着地後、更にモータ11を駆動して、図6(A)のように上下のスラット18同士が係合させる。座板17が着地したことは、着座スイッチ(図示略)によって検知することができる。図6(A)のように係合したスラット18は、係合したままではブラインドとして使用できない。スラット18が図6(A)のように係合したシャッター13の状態が「シャッターの全閉状態」となる。なお、シャッターの全閉状態からブラインド状態にするには、まずスラット18同士の係合が外れる位置まで、数枚のスラット18が巻き取り軸12に巻き取られる。
以下に、本実施形態のブラインドシャッター装置10が開口部93に取り付けられた後、座板17がどの位置であってもブラインド全開時に過負荷にならないように、適正な負荷トルクを取得する方法を説明する。
(実施形態1)
本実施形態1のブラインドシャッター装置10で用いられる制御部2は、図1に示されるように、負荷トルク取得部21と駆動量取得部22と雛形決定部(長さ取得部)23と関数決定部(駆動量トルク関係推測部)24とスラット開度制御部25と補正値取得部(補正部)26とメモリ27とを備える。
負荷トルク取得部21は、モータ11に加わる負荷トルクを取得する。駆動量取得部22は、モータ11に設置されているエンコーダパルスからモータ11が駆動した量として、パルス数を取得する。パルス数は、駆動した時間又は駆動した時間に応じてスラット18が移動した距離を絶対的及び相対的に換算可能である。雛形決定部(長さ取得部)23は、長さの異なるブラインドシャッター装置として用意されている4つの雛形の何れに相当するか決定する。決定の仕方は、シャッター13の基準となる位置からのシャッター13の駆動した量で決める。具体的には、シャッター13が全開状態から全閉状態となるパルス数で決める。図7には、4つの雛形のシャッター13が全開状態から全閉状態となるパルス数が図示されている。本実施形態のブラインドシャッター装置10では、シャッター13が全開状態から座板17が着地するまでのパルス数を駆動量取得部22から取得し、シャッター13が全開状態から全閉状態となるパルス数を求める。そして、得られたパルス数と図7のパルス数とで100パルス数以内の差で一致するものがない場合は、パルス数の大きいほうを雛形と決める。シャッター13が全開状態から全閉状態となるパルス数とシャッター13が全開状態から座板17が着地するまでのパルス数とに相関関係があることが分かっているため、シャッター13が全閉状態になる前にシャッター13が全閉状態になるパルス数を求めることができる。
関数決定部(駆動量トルク関係推測部)24は、図8に示すような、雛形毎にパルス数と負荷トルクとの関係が決定する。パルス数はシャッター13が全開状態から所定位置に至り、スラット18がブラインド全開になるまでのパルス数であり、負荷トルクはブラインド全開に必要な負荷トルクである。図8は、シャッター13が全開状態から全閉状態に至り、スラット18がブラインド全開になるまでのパルス数と負荷トルクとが一番上に記載されている。一番下は、シャッター13が全開状態からスラット18を一枚だけをブラインド状態で使用できるまで巻き戻されて、スラット18をブラインド全開にするまでのパルス数と負荷トルクとである。本実施形態のブラインドシャッター装置10では、図8に相当する情報がメモリ27に保存されているが、これらのデータは全て計算によって求めることができる。つまり、関数決定部24では、例えばパルス数を引数として負荷トルクが出力される関数を決定する構成でもよい。図8はパルス数と負荷トルクとがすでに関連づけされた表になっているだけである。さて、図8には、4つの雛形それぞれのスラット18の幅寸法が1つについて、パルス数と負荷トルクとの関係が表になっているが、上記したようにスラット18は3種類の幅寸法がある。つまり、1つの雛形に対して、3つのパルス数と負荷トルクとの関係が存在する。よって、スラット18の幅寸法の種類を決定する必要がある。関数決定部24では、表(あるいは関数)を決定するために、スラト18の幅寸法の種類をまず求める。そして、どの雛形のどの幅寸法の種類に対応する表を用いるかが決定できる。
スラット18の幅寸法の種類は、スラット18の一枚当たりの重量を求めることで、図9に示すように幅寸法の種類が決定する。まず、スラット18は、ブラインド開になる方向にバランススプリング(図示略)によって付勢されている。そこで、シャッター13を全開状態から閉じ方向に動き出した直後の負荷トルクと、シャッター13が全閉状態の負荷トルクとをそれぞれ負荷トルク取得部21によって取得し、更に駆動量取得部22からシャッター13が全開状態から座板17が着地するまでのパルス数とから、バランススプリングのバネ定数を計算する。そして、シャッター13は、座板17が着地したときにバランススプリングのスラット18を上げようとするトルクと、スラット18が下がろうとするトルクとが釣り合うように設定されているため、座板17に着地後の負荷トルクをスラット18の重量とみなす。座板17が着地した時のスラット18の枚数は、雛形が決定していれば分かるため、スラット18の一枚当たりの重量が計算できる。よって、図9に示すようにスラット18の一枚当たりの重量から幅寸法の種類が決定し、どの雛形のどの幅寸法の種類に対応する表を用いるかが決定できる。
そして、スラット開度制御部25では、関数決定部24で決まった表に基づいて、スラット18の回動を制御する。図8に示す表は、座板17の高さ毎(シャッター13が全開状態からのパルス数毎)に、スラット18をブラインド全開にするのに必要な負荷トルク、つまり最大負荷トルクが分かる。よって、スラット開度制御部25では、座板17の高さを駆動量取得部22からパルス数で取得し、モータ11がそのパルス数の負荷トルクに至れば、モータ11を停止する制御を行う。更に、スラット開度制御部25では、以下に説明する補正値取得部26で補正値が取得されていれば、補正値も考慮してスラット18の回動を制御する。
補正値取得部(補正部)26は、関数決定部で決まった雛形のパルス数と負荷トルクとを補正する補正値を取得する。メモリ27に保存されている表のデータや関数はあくまで初期状態に対応している。そのため、取り付けに係る要因やモータ11の劣化によってデータが変動することが考えられる。よって、ブラインドシャッター装置を設置後且つ関数決定部24でどの雛形のどの幅寸法の種類の表を使うか決定後に、実際に装置を駆動させた実測値との差を求める。具体的には、シャッター13が全閉状態で対応する負荷トルク(図8参照)に基づいてスラット18を回動させる。負荷トルクはスラット18をブラインド全開にするのに必要なトルクなので、モータ11が停止した際のスラット18のブラインド開き角度がブラインド全開(110度)であれば、補正する必要がないため、パルス数及び負荷トルクの補正値は互いに0である。しかし、スラット18がブラインド全開でなければ、ブラインド全開までモータ11を駆動し、そのときの最大負荷トルクと表から得られる負荷トルクとの差が負荷トルクの補正値となる。また、ブラインド全開に至るパルス数と表から得られるパルス数との差がパルス数の補正値となる。補正値取得部26で取得したパルス数及び負荷トルクの補正値は、スラット開度制御部25でスラット18の回動を制御する際に用いる。
(初期設定制御(雛形及びスラットの幅寸法の種類を決定する))
次に、本実施形態1のブラインドシャッター装置10が、スラット18を回動させる適正な負荷トルクを取得するために、制御部2で実行される初期設定制御について説明する。当該初期設定制御は、雛形決定部23及び関数決定部24で実行される制御であり、図10に示すフローチャートを参照して説明する。なお、図10のフローチャートは、初期設定制御の一例であり、当該フローチャートに限定されるものではない。
まず、制御部2のメモリ27には、4つの雛形の「シャッターの全開状態から全閉状態までのパルス数」のデータテーブル(図7参照)、雛形毎の「ブラインド全開に必要なモータの駆動した量(パルス数)と対応する必要な負荷トルク」のデータテーブル(図8参照)及び3つの「スラットの幅寸法毎のスラットの一枚当たりの重量」のデータテーブル(図9参照)が保存されている。図8のデータテーブルは、シャッター13が全開状態から巻き戻され、座板17の高さ毎に、スラット18がブラインド全開になるまでのパルス数と負荷トルクとが保存されている。各雛形の一番上のデータは、シャッター13が全開状態から全閉状態に至るパルス数と負荷トルク、一番下のデータがシャッター13の全開状態からスラット18を一枚だけブラインド状態で使用できるまで巻き戻され、スラット18をブラインド全開にするまでのパルス数と負荷トルクである。スラット18は、ブラインド開になる方向にバランススプリング(図示略)によって付勢されている。そのため、一枚のスラット18をモータ11で回動する際、ほとんどトルクを必要としない。特に、シャッター13の長さの長い雛形No.1は、スラット18の枚数が多く、多い枚数のスラット18を開方向に付勢するバランススプリングが用いられているため、枚数が少ない際の負荷トルクが非常に小さい。図示では小数点一桁しか表示されていないが、実際はまったく負荷トルクがないわけではない。しかし、モータ11はスラット18をブラインド全開にするために駆動しているため、パルス数は0ではない。また、図8には図示されていないが、雛形毎に幅寸法に対応した負荷トルクが1つのパルス数に対して3つ用意されている。図8はあくまで1つの幅寸法に対するパルス数に対する負荷トルクである。なお、これらのデータは計算によって求めることができるため、データテーブルをメモリ27に保存しておらず、都度計算して求めることもできる。図8のように1つのパルス数に対して1つの幅寸法の負荷トルクを保存しておき、他の幅寸法は計算して求めることもできる。
まず、シャッター13は全開状態とする。そして、雛形決定部23の制御を実行する。シャッター13を全閉状態にするように、雛形決定部23は制御部2を介してモータ11に閉動作方向(巻き取り軸12から巻き戻される方向Y2)に駆動するよう指示を出力する(ステップS100)。雛形決定部23がモータ11に全閉にする指示を出力するのは、例えば施工者がコントローラの初期設定スイッチを選択あるいはその初期設定スイッチの選択後にシャッター13を閉じる指示を選択した後、その指示を制御部2が受信した場合である。
雛形決定部23は、シャッター13が動作開始直後の最大負荷トルクを負荷トルク取得部21によって取得する(ステップS102)。ここで、モータ11の駆動直後の負荷トルクは電流が流れはじめで小さいため、約2秒間の負荷トルクのうちの最大値を最大負荷トルクとして取得する。シャッター13は、異常が発生するか停止指示を出さない限り下降する。なお、異常の発生に対する制御については公知の制御方法や手段によって処理されるものとする。
次に雛形決定部23は、座板17の着地が検知されると(ステップS104)、シャッター13の全開状態からのパルス数を駆動量取得部22によって取得する(ステップS106)。雛形決定部23は、駆動量取得部22で取得したパルス数に基づいて、シャッター13の全開状態から全閉状態までのパルス数を求め、「シャッターの全開状態から全閉状態までのパルス数」のデータテーブルから1つの雛形を選択する(ステップS108)。
次に制御部2は、関数決定部24の制御を実行する。シャッター13は、雛形決定部23で閉動作方向の駆動が指示された状態のままなので、閉動作方向にモータ11によって動作する(ステップS110)。シャッター13の動作の停止は、例えばコントローラを施工者が操作して行う。その際、施工者が目視してシャッター13が全閉状態であることを確認する。関数決定部24は、シャッター13の動作が停止した際の負荷トルクを負荷トルク取得部21によって取得する(ステップS112)。ここで欲しい負荷トルクは、最大負荷トルクである。シャッター13が全閉状態の負荷トルクが最大であることは分かっているためであるが、シャッター13の閉動作中の負荷トルクの随時取得し、最大値をステップS112で取得する負荷トルクとすることもできる。そして、関数決定部24はスラット18の幅寸法の種類を決定する(ステップS114)。スラット18の幅寸法の種類を決定するために、ステップS114ではスラット18一枚当たりの重量を計算する。スラット一枚当たりの重量は、上記したように、ステップS102とステップS112とでそれぞれ取得した負荷トルクと、ステップS106で取得したパルス数とから求めることができる。そうして求めた一枚当たりの重量から、関数決定部24はメモリ27の「スラットの幅寸法毎のスラットの一枚当たりの重量」データテーブル(図9参照)からスラット18の幅寸法の種類を決定する。そして最後に、関数決定部24は、メモリ27の雛形毎の「ブラインド全開に必要なモータの駆動した量(パルス数)と対応する必要な負荷トルク」データテーブル(図8参照)から、雛形決定部23で決定した雛形のどの幅寸法のパルス数と負荷トルクとの関係の表(組み合わせ)を使用するか決定する。制御部2では、以下に示す「スラット開度制御」で決定した表を使用する。
(初期設定微調整制御(補正値取得部))
次に、初期設定制御で決まった表のデータ(以下、「設定値」と称する)の補正値を取得する。メモリ27に保存されているデータはあくまで初期状態のデータである。取り付けに係る要因やモータ11の劣化によってデータが変動することが考えられる。そこで、以下に示す初期設定微調整制御(補正値取得部26で実行される制御)に基づいて補正値を求める。初期設定微調整制御は、図11に示すフローチャートを参照して説明する。なお、図11のフローチャートは、制御部2で実行される初期設定微調整制御の一例であり、当該フローチャートに限定されるものではない。
まず、シャッター13は全閉状態とする。制御部2は補正値取得部26の初期設定微調整制御を実行して、スラット18をブラインド全開にするのに、スラット18の枚数が一番多い時の必要な負荷トルクに基づいて設定値を補正する補正値を求める。補正値取得部26は、初期設定制御で決定した表(図8参照)のシャッター13が全開状態から全閉状態に至りスラット18をブラインド全開にするパルス数と負荷トルクとを取得し、それぞれをパルス数設定値、負荷トルク設定値とする(ステップS200)。そして、補正値取得部26は、スラット18をブラインド開回動させるようにモータ11に駆動の指示を出力する(ステップS202)する。補正値取得部26は、ステップS200で取得した負荷トルクになるまで、モータ11を駆動させる(ステップS204)。
次に、開回動が停止したスラット18のブラインド開き角度が、目標の角度110度であれば、補正値取得部26は初期設定微調整制御を終了し(ステップS206)、目標角度に達していなければ、モータ11に開回動の指示を出力する(ステップS208)。なお、ブラインド開き角度の確認は目視で行う。ここで、モータ11を開回動に駆動させる際、スラット18が目標角度になるまで、例えばコントローラのスイッチを押し続ける(ステップS212)。補正値取得部26は、ステップS214が実行されるまでモータ11の負荷トルクを負荷トルク取得部21によって適宜取得し、最大負荷トルクを求める(ステップS210)。
補正値取得部26は、ステップS212で現在のスラット18のブラインド開き角度がブラインド全開であると判断されると、ステップS214を実行する。ステップS214では、駆動量取得部22からパルス数を取得する。そして、補正値取得部26は、ステップS200で取得したパルス数設定値とステップS214で取得したパルス数との差をパルス数補正値とし(ステップS216)、ステップ200で取得した負荷トルク設定値とステップS210で取得した最大負荷トルクとの差を負荷トルク補正値とし(ステップS218)、それらをメモリ27に保存する。これで、パルス数設定値及び負荷トルク設定値を補正するパルス数補正値及び負荷トルク補正値の設定が完了する。
(ブラインド開動作制御(スラット開度制御部25))
本実施形態1のブラインドシャッター装置10は、制御部2のスラット開度制御部25が実行するブラインド開動作制御によって、スラット18のブラインド開回動を制御する。ブラインド開回動制御では、初期設定制御と初期設定微調整制御とで決まり、メモリ27に保存されているデータに基づいて、ブラインド開回動を制御する。ブラインド開動作制御は、図12に示すフローチャートを参照して説明する。なお、図12のフローチャートは、スラット開度制御部25で実行されるブラインド開動作制御の一例であり、当該フローチャートに限定されるものではない。
制御部2は、ブラインド全開の指示を受信すると、スラット開度制御部25のブラインド開回動制御を実行する。スラット開度制御部25は、シャッター13が現在の状態(座板17の位置)に至るのに必要だった駆動量(パルス数)を駆動量取得部22から取得する(ステップS300)。そして、メモリ27からパルス数補正値及び負荷トルク補正値を取り出す(ステップS302)。スラット開度制御部25は、取得したパルス数をパルス数補正値で補正した値に基づいて、メモリ27に保存されている上記制御で決定した表のパルス数と負荷トルクとを取り出す(ステップS304)。表からパルス数を取り出す際、取得したパルス数(補正値で補正されたパルス数)と表のパルス数とがぴったり一致するとは限らないため、例えば近い方のパルス数を取り出す。なお、図8に示す表がメモリ27に保存されている場合、表のパルス数は「シャッター13が全開状態から各位置に巻き戻され且つスラット18をブラインド全開にするまでのパルス数」である。そのため、ブラインド全開にするパルス数も考慮する必要がある。ステップS304で取り出したパルス数に、シャッター13の開閉動作でスラット一枚分移動するパルス数を加えた値を目標値とする(ステップS306)。そして、ステップS304で取り出した負荷トルクをステップS302で取り出した負荷トルク補正値で補正した値をしきい値とする(ステップS308)。
スラット開度制御部25は、スラット18を開回動するように、制御部2を介してモータ11に駆動を指示し(ステップS310)、負荷トルク取得部21から負荷トルクを取得する(ステップS312)。そして、ステップS312で取得した負荷トルクとステップS308で設定したしきい値とを比較して、負荷トルクがしきい値以上にならない間、ステップS312を繰り返す(ステップS314)。スラット開度制御部25は、ステップS314で負荷トルクがしきい値以上になれば、モータに停止を指示する(ステップS316)。そして、その時点のパルス数を駆動量取得部22から取得する(ステップS318)。スラット開度制御部25は、ステップS318で取得したパルス数がステップS308で設定した目標値±5以内であれば、スラット18がブラインド全開位置で停止したと判断し(ステップS320)、正常に停止したとしてブラインド開回動制御を終了する(ステップS322)。しかし、スラット開度制御部25は、ステップS318で取得したパルス数がステップS308で設定した目標値±5より大きければ、スラット18がブラインド全開に至る前に停止したと判断し(ステップS320)、ブラインド途中位置停止としてブラインド開回動制御を終了する(ステップS324)。制御部2は、スラット開度制御部25からステップS324で終了したと受信した場合、例えばコントローラに表示したり、音を発生したりして、シャッター13が正常にブラインド全開にならなかったことを報知することができる。
(効果)
本実施形態1のブラインドシャッター装置10によれば、まず初期設定制御によってシャッター13の長さ及びスラット18の幅寸法が特定されて、スラット18を回動させるパルス数と負荷トルクとの関係が決定できる。パルス数と負荷トルクとの関係とは、あるパルス数のときに最大負荷トルクが幾らになるかが求められる図8のデータテーブルだったり、関数だったりする。このデータテーブルのデータや関数は、ブラインドシャッター装置10を設置後に、実際に座板17の高さ毎にスラット18をブラインド全開にしてパルス数と負荷トルクとを取得する必要がない。また、パルス数と負荷トルクとの関係を求める前に、シャッター13の長さを特定することで、パルス数と負荷トルクとの関係を求めやすくしている。つまり、シャッター13の長さも含めて1度に特定しようとすると、関数が複雑になり、全ての関係を特定することができない等の問題が生じにくい。そのため、補正値を取得しても座板17の高さ毎に補正値を用意するのではなく、1つの補正値である。
従って、本実施形態1のブラインドシャッター装置10によれば、任意の座板17の高さ毎に適正な負荷トルクで、スラット18のブラインド回動を制御することができるため、各部品が過大な負荷トルクを受けることがない。よって、ブラインド回動に係る各部品の軽量化や小型化が可能となり、コストが削減できる。
(その他の実施形態)
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、雛形のシャッターの駆動量(パルス数)とブラインド全開に必要な負荷トルクとは、上記したように計算によって求めることができる。そのため、必ずしもメモリ27保存させておく必要はない。都度、計算して求めたものを使用することもできる。
また、初期設定制御や初期設定微調整制御は、初期設定以外の通常の操作に使用するコントローラを使用するのではなく、格納ボックス16に内蔵されている別のコントローラを操作することもできる。通常、初期設定は施工者以外が使用しないものであり、ユーザが偶然にも初期設定の制御を実行してしまうと、設定されている様々な情報が変更されて不具合の原因となるかもしれない。1度設定してしまうと簡単に変更しない設定に関しては、格納ボックス16内部のように施工時やメンテナンス以外ではオープンにされない場所に設定用のコントローラやリセットボタンなどが配置されている。よって、施工時に格納ボックス16を完全に閉塞してしまう前に、設定用に設置されているコントローラを操作することで初期設定制御等を行う構成もある。
その他に、決定した雛形のパルス数と負荷トルクとを補正するそれぞれの補正値は、補正値としてメモリ27に保存するのではなく、表の値そのものを変更して保存する方法でもよい。
また、制御部2は初期設定微調整制御を実行せず、スラット開度制御部25は補正値のない制御方法でブラインド開動作制御を実行することもできる。そして、制御部2が初期設定微調整制御を実行したとしても補正値が0の場合もあり得るので、スラット開度制御部25は補正値が保存されていなければ、補正値を0として制御することが考えられる。
10:ブラインドシャッター装置、11:モータ、12:巻き取り軸、
13シャッター、15ガイドレール部、16:格納ボックス、17:座板、
18:スラット、
2:制御部、21:負荷トルク取得部、22:駆動量取得部、23:雛形決定部、
24:関数決定部、25:スラット開度制御部、26:補正値取得部、27:メモリ、
9:建造物、93:開口部。

Claims (5)

  1. 複数のスラットから構成されるシャッターと、前記複数のスラットを巻き取り軸に巻き取り且つ前記巻き取り軸から巻き戻す前記シャッターの開閉移動及び前記スラット間の開度の大きさ変更を行う駆動部と、前記駆動部を駆動させる制御部と、を有し、建築物の開口部に設置されるブラインドシャッター装置であって、
    前記制御部は、
    前記駆動部に加わる負荷トルクを取得できる負荷トルク取得部と、
    前記駆動部が駆動した量を取得できる駆動量取得部と、
    前記シャッターの基準となる位置からのシャッターの駆動した量からシャッターの長さを求める長さ取得部と、
    前記シャッターの長さ、前記シャッターの駆動した量、及び前記開閉移動する際の前記負荷トルクの大きさのうち少なくとも前記シャッターの長さ及び前記負荷トルクの大きさから前記スラットの幅を求め、前記駆動した量と前記負荷トルクとの関係を推測する駆動量トルク関係推測部と、
    前記駆動量トルク関係推測部で推測した前記関係に基づいて、前記スラット間の前記開度の大きさ変更を行う前記負荷トルクの大きさを制御するスラット開度制御部と、
    を有するブラインドシャッター装置。
  2. 前記駆動した量とは、前記駆動部が駆動している時間又は前記スラットが前記駆動部の駆動で移動する量である請求項1に記載のブラインドシャッター装置。
  3. 前記長さ取得部は、前記シャッターが前記巻き取り軸に巻き取られている前記シャッターの全開状態から前記巻き取り軸から巻き戻されている全閉状態に係る前記駆動した量から前記長さを求める請求項1又は2に記載のブラインドシャッター装置。
  4. 前記スラット開度制御部は、前記シャッターの前記駆動した量に基づいて、前記開度の大きさ変更を行う前記負荷トルクの大きさを制御する請求項1〜3の何れか1項に記載のブラインドシャッター装置。
  5. 前記制御部は、前記スラット間が基準となる開度から最大開度までの前記駆動部が前記駆動した量及び前記負荷トルクに基づいて、前記駆動量トルク関係推測部が推測した前記関係を補正する補正部を有する請求項1〜4の何れか1項に記載のブラインドシャッター装置。
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