JP6069911B2 - 偽造防止用マーカーシート及びその製造方法、異なる複数の偽造防止用マーカーシートの製造方法、偽造防止機能付与部材、偽造防止機能を備えた物品 - Google Patents
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(1)基材と、前記基材上に形成された、拡大して観察されることで輪郭の形状が識別可能な複数のマーカーと、を具備することを特徴とする偽造防止用マーカーシートの製造方法であって、前記基材上に、第1感光性樹脂を塗布する第1感光性樹脂塗布工程と、前記第1感光性樹脂の上に、拡大して観察されることで輪郭の形状が識別可能なマーカーに対応するパターンを複数有する第1マスクを配置する第1マスク配置工程と、前記第1マスク配置工程で配置された前記第1マスクを介して、前記第1感光性樹脂を露光する第1パターン形成工程と、前記第1感光性樹脂を現像する第1現像工程と、前記基材上に、第2感光性樹脂を塗布する第2感光性樹脂塗布工程と、前記第1マスクと同じマスクパターンを有する第2マスクを、前記第2感光性樹脂上で、前記第1マスク配置工程における前記第1マスクの配置位置から前記第1マスクの中心を回転軸として所定の角度を回転させた位置に配置する第2マスク配置工程と、前記第2マスク配置工程で配置された前記第2マスクを介して、前記第2感光性樹脂を露光する第2パターン形成工程と、前記第2感光性樹脂を現像する第2現像工程と、を具備することを特徴とする偽造防止用マーカーシートの製造方法。
(2)前記第1マスクと、前記第2マスクとが、同一のマスクであることを特徴とする(1)に記載の偽造防止用マーカーシートの製造方法。
(3)前記第1感光性樹脂と前記第2感光性樹脂の色が同じであることを特徴とする(1)または(2)に記載の偽造防止用マーカーシートの製造方法。
(4)前記第1感光性樹脂と前記第2感光性樹脂の色が異なることを特徴とする(1)または(2)に記載の偽造防止用マーカーシートの製造方法。
(5)基材と、前記基材上に形成された、拡大して観察されることで輪郭の形状が識別可能な複数のマーカーと、を具備することを特徴とする偽造防止用マーカーシートの製造方法であって、前記基材上に、感光性樹脂を塗布する感光性樹脂塗布工程と、前記感光性樹脂の上に、拡大して観察されることで輪郭の形状が識別可能なマーカーに対応するパターンを複数有するマスクを配置する第1マスク配置工程と、前記第1マスク配置工程で配置された前記マスクを介して、前記感光性樹脂を露光する第1パターン形成工程と、前記第1マスクと同じマスクパターンを有する第2マスクを、前記感光性樹脂上で、前記第1マスク配置工程における前記第1マスクの配置位置から前記第1マスクの中心を回転軸として所定の角度を回転させた位置に配置する第2マスク配置工程と、前記第2マスク配置工程で配置された前記マスクを介して、前記感光性樹脂を露光する第2パターン形成工程と、を具備することを特徴とする偽造防止用マーカーシートの製造方法。
(6)前記第1マスク及び前記第2マスクが、円盤状であることを特徴とする(1)〜(5)のいずれかに記載の偽造防止用マーカーシートの製造方法。
(7)前記マーカーの外形形状の大きさが、50〜300μmの範囲であることを特徴とする(1)〜(6)のいずれかに記載の偽造防止用マーカーシートの製造方法。
(8)(1)〜(7)のいずれかに記載の偽造防止用マーカーシートの製造方法により第1偽造防止用マーカーシートを製造する第1製造工程と、(1)〜(7)のいずれかに記載の偽造防止用マーカーシートの製造方法により第2偽造防止用マーカーシートを製造する第2製造工程を少なくとも備え、前記第1製造工程において、第1マスク配置工程での第1マスクの配置位置に対する、第2マスク配置工程での第2マスクの配置位置の回転角度の差が、前記第2製造工程において、第1マスク配置工程での第1マスクの配置位置に対する、第2マスク配置工程での第2マスクの配置位置の回転角度の差と異なることを特徴とする異なる複数の偽造防止用マーカーシートの製造方法。
(9)前記第1製造工程での第1マスク配置工程での前記第1マスクと、前記第2製造工程での第1マスク配置工程での前記第1マスクと、前記第1製造工程での第2マスク配置工程での前記第2マスクと、前記第2製造工程での第2マスク配置工程での前記第2マスクとが、同一のマスクであることを特徴とする(8)に記載の異なる複数の偽造防止用マーカーシートの製造方法。
(10)基材と、前記基材上に直接形成された、拡大して観察されることで輪郭の形状が識別可能な複数のマーカーと、を具備し、前記基材上の複数の前記マーカーのパターンが、複数の前記マーカーが配置された単位パターンと、前記単位パターンを回転移動させたパターンとを重ね合わせたパターンであることを特徴とする偽造防止用マーカーシート。
(11)前記マーカーの色が、複数あることを特徴とする(10)に記載の偽造防止用マーカーシート。
(12)前記マーカーの輪郭の形状が、複数種類の形状を有することを特徴とする(10)または(11)に記載の偽造防止用マーカーシート。
(13)前記マーカーの内部に、拡大して観察されることで識別可能である形状が形成されていることを特徴とする(10)〜(12)のいずれかに記載の偽造防止用マーカーシート。
(14)偽造防止用マーカーシートに、少なくとも接着層と剥離紙とを積層した偽造防止機能付与部材であって、前記偽造防止用マーカーシートが、基材と、前記基材上に直接形成された、拡大して観察されることで輪郭の形状が識別可能な複数のマーカーと、を具備し、前記基材上の複数の前記マーカーのパターンが、複数の前記マーカーが配置された単位パターンと、前記単位パターンを回転移動させたパターンとを重ね合わせたパターンであることを特徴とする偽造防止機能付与部材。
(15)偽造防止用マーカーシートを有することを特徴とする、偽造防止機能を備えた物品であって、前記偽造防止用マーカーシートが、基材と、前記基材上に直接形成された、拡大して観察されることで輪郭の形状が識別可能な複数のマーカーと、を具備し、前記基材上の複数の前記マーカーのパターンが、複数の前記マーカーが配置された単位パターンと、前記単位パターンを回転移動させたパターンとを重ね合わせたパターンであることを特徴とする、偽造防止機能を備えた物品。
以下図面に基づいて、本発明の実施形態を詳細に説明する。本発明の実施形態に係るマーカーシート1について説明する。
図1は、マーカーシート1を示す平面図である。マーカーシート1は、基材3と、基材3上に直接形成された複数のマーカー5とを備える。マーカー5の形状が、拡大して観察されることで識別可能である。また、基材3上の複数のマーカー5のパターンが、複数のマーカー5が配置された単位パターンと、単位パターンを回転移動させたパターンとを重ね合わせたパターンである
本発明に係るマーカーシートに、少なくとも接着層と剥離紙とを積層することで本発明に係る偽造防止機能付与部材を得ることができる。偽造防止機能付与部材としては、例えば、偽造防止用ラベル51や、偽造防止用転写箔61が挙げられる。なお、接着層としては、後述する粘着剤層53やヒートシール剤層63など、通常または特殊な環境下で粘着力または接着力を発揮する層である。
次に、本発明に係るマーカーシートの第1の製造方法について説明する。
図7(a)、図8(a)は、第1感光性樹脂塗布工程を示す。第1感光性樹脂塗布工程とは、基材上に第1感光性樹脂を塗布する工程である。
図7(b)、図8(b)は、第1マスク配置工程を示す。第1マスク配置工程とは、第1感光性樹脂の上に、拡大して観察されることで輪郭の形状が識別可能なマーカーに対応するパターン(ここでは透過部25)を複数有する第1マスクを配置する工程である。
図7(b)、図8(c)は、第1パターン形成工程を示す。第1パターン形成工程とは、第1マスク配置工程で配置された第1マスクを介して、第1感光性樹脂を露光する工程である。
図7(c)、図9(d)は、第1現像工程を示す。第1現像工程とは、第1感光性樹脂を現像する工程である。
図7(d)、図9(e)は、第2感光性樹脂塗布工程を示す。第2感光性樹脂塗布工程とは、基材上に第2感光性樹脂を塗布する工程である。
図7(e)、図9(f)は、第2マスク配置工程を示す。第2マスク配置工程とは、第1マスクと同じマスクパターンを有する第2マスクを、第2感光性樹脂の上で、第1マスク配置工程における第1マスクの配置位置から第1マスクの中心を回転軸として所定の角度を回転させた位置に配置する工程である。
図7(e)、図10(g)は、第2パターン形成工程を示す。第2パターン形成工程とは、第2マスク配置工程で配置された第2マスクを介して、第2感光性樹脂を露光する工程である。
図7(f)、図10(h)は、第2現像工程を示す。第2現像工程とは、第2感光性樹脂を現像する工程である。
ネガ型感光性樹脂は特に限定されることはなく、一般的に使用されるネガ型感光性樹脂を用いることができる。例えば、架橋型樹脂をベースとした化学増幅型感光性樹脂、具体的にはポリビニルフェノールに架橋剤を加え、さらに酸発生剤を加えた化学増幅型感光性樹脂等が挙げられる。また、アクリル系ネガ型感光性樹脂として、紫外線照射によりラジカル成分を発生する光重合開始剤と、分子内にアクリル基を有し、発生したラジカルにより重合反応を起こして硬化する成分と、その後の現像により未露光部が溶解可能となる官能基、例えば、アルカリ溶液による現像の場合は酸性基をもつ成分とを含有するものを用いることができる。上記のアクリル基を有する成分のうち、比較的低分子量の多官能アクリル分子としては、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(DPHA)、ジペンタエリスリトールペンタアクリレート(DPPA)、テトラメチルペンタトリアクリレート(TMPTA)等が挙げられる。また、高分子量の多官能アクリル分子としては、スチレン‐アクリル酸‐ベンジルメタクリレート共重合体の一部のカルボン酸基部分にエポキシ基を介してアクリル基を導入したポリマーや、メタクリル酸メチル‐スチレン‐アクリル酸共重合体等が挙げられる。
なお、ポジ型感光性樹脂も特に限定されるものではなく、一般的に使用されるものを用いることができる。具体的には、ノボラック樹脂をベース樹脂とした化学増幅型感光性樹脂等が挙げられる。
次に、本発明に係るマーカーシートの第2の製造方法について説明する。第2の製造方法では、二色の感光性樹脂を用いる第1の製造方法とは異なり、感光性樹脂を複数回露光した後に現像工程を行うことで、単一の色のマーカーを有するマーカーシート31cまたは31dを得る。
図12(a)は、感光性樹脂塗布工程を示す。感光性樹脂塗布工程とは、基材3上に感光性樹脂14を塗布する工程である。
図12(b)は、第1マスク配置工程を示す。第1マスク配置工程とは、感光性樹脂14の上に、拡大して観察されることで輪郭の形状が識別可能なマーカーに対応するパターン(ここでは透過部25)を複数有する第1マスク21aを配置する工程である。
図12(c)は、第1パターン形成工程を示す。第1パターン形成工程とは、第1マスク配置工程で配置された第1マスク21aを介して、感光性樹脂14を露光する工程である。
図13(d)は、第2マスク配置工程を示す。第2マスク配置工程とは、第1マスクと同じマスクパターンを有する第2マスクを、第1感光性樹脂上で、第1マスク配置工程における第1マスクの配置位置から第1マスクの中心を回転軸として所定の角度を回転させた位置に配置する工程である。
図13(e)は、第2パターン形成工程を示す。第2パターン形成工程とは、第2マスク配置工程で配置された第2マスク21bを介して、感光性樹脂14を露光する工程である。
図13(f)は、現像工程を示す。現像工程とは、感光性樹脂層を現像し、マーカーを形成する工程である。形成されるマーカーは、拡大して観察されることで輪郭の形状が識別可能である。
本発明に係るマーカーシートの製造方法では、第1マスクと第2マスクの二つを用いてパターニングを行っているため、第1マスクと第2マスクの回転角度を変えることで、無数の異なるパターンを形成することができる。
図10(h)は、マーカーシート31aを示す図で、図11(a)は、同じマスクを用いるが、マーカーシート31aとはパターンの異なるマーカーシート31bを示す図である。
この際、第1製造工程における、第1マスク配置工程での第1マスクに対する、第2マスク配置工程での第2マスクの配置位置の回転角度の差と、第2製造工程における、第1マスク配置工程での第1マスクに対する、第2マスク配置工程での第2マスクの配置位置の回転角度の差とが異なる。そのため、マーカーシート31aにおける、同じハート型のマーカー17aとマーカー33aとの位置は、マーカーシート31bにおける、マーカー17aとマーカー35aとの位置と異なり、マーカーシート31aとマーカーシート31bとが、異なるパターンを有することができる。
(1)基材フィルム(帝人デュポンフィルム社製HPE−16、厚さ16μmのPETフィルム)の上に赤色顔料を含むネガ型感光性樹脂(DNPファインケミカル製IT−G R1501−5)をスピンコート(500rpm 10秒、スロープ2秒)し、プリベーク(50℃2分)した。
(3)ガラス基板上にクロム薄膜の遮光膜が形成された、ランダムな配置のマーカーのパターンを作製するための円盤状のマスクを、基材フィルムとマスクのアライメントマークの中心点を合わせて配置し、そのマスクを介してネガ型感光性樹脂層を露光(300mJ)した。
(4)ネガ型感光性樹脂層を現像液(ヘンケル社製ディスパースH、100倍希釈)にて1分間現像し、純水にてリンスした。その後ポストベーク(150℃30分)し、赤色のマーカーが得られた。
(5)赤色のマーカーが形成された基材フィルム上に、同じ赤色顔料を含むネガ型感光性樹脂をスピンコート(500rpm 10秒、スロープ2秒)し、プリベーク(50℃2分)した。
(6) (3)で使用したマスクを、マスクの中心を軸としてθ=1/2π(90°)回転し、ネガ型感光性樹脂層を露光(300mJ)した。
(7)ネガ型感光性樹脂層を現像液(ディスパースH100倍希釈)にて1分間現像し、純水にてリンスした。その後ポストベーク(150℃30分)し、基材フィルム上に赤色のマーカーが形成されたマーカーシート(例えば、図11(b)に示すマーカーシート31c)が得られた。
実施例1の(6)において、すなわち第2マスク配置工程において、θ=π(180°)回転する以外は、実施例1と同様にマーカーシート(例えば、図11(c)に示すマーカーシート31d)を作成した。
(1)基材フィルム(帝人デュポンフィルム社製HPE−16、厚さ16μmのPETフィルム)の上に赤色顔料を含むネガ型感光性樹脂(DNPファインケミカル製IT−G R1501−5)をスピンコート(500rpm 10秒、スロープ2秒)し、プリベーク(50℃2分)した。
(3)ガラス基板上にクロム薄膜の遮光膜が形成された、ランダムな配置のマーカーのパターンを作製するためのマスクを、基材フィルムとマスクのアライメントマークの中心点を合わせて配置し、そのマスクを介してネガ型感光性樹脂層を露光(300mJ)した。
(4)ネガ型感光性樹脂層を現像液(ヘンケル社製ディスパースH、100倍希釈)にて1分間現像し、純水にてリンスした。その後ポストベーク(150℃30分)し、ランダムな配置の赤色のマーカーが得られた。
(5)赤色のマーカーが形成された基材フィルム上に青色顔料を含むネガ型感光性樹脂(DNPファインケミカル製IT−G B1501−5)をスピンコート(500rpm 10秒、スロープ2秒)し、プリベーク(50℃2分)した。
(6) (3)で使用したマスクを、マスクの中心を軸としてθ=1/2π(90°)回転し、ネガ型感光性樹脂層を露光(300mJ)した。
(7)ネガ型感光性樹脂層を現像液(ディスパースH100倍希釈)にて1分間現像し、純水にてリンスした。その後ポストベーク(150℃30分)し、ランダムな配置の赤色と青色のマーカーが混在したマーカーシート(例えば、図10(h)に示すマーカーシート31a)が得られた。
実施例3の(6)において、すなわち第2マスク配置工程において、θ=π(180°)回転する以外は、実施例3と同様にマーカーシート(例えば、図11(a)に示すマーカーシート31b)を作成した。
3………基材
5、5a………マーカー
7………基体
9………貫通部
13………第1感光性樹脂
14………感光性樹脂
15………露光光
17、17a〜17e………マーカー
19………第2感光性樹脂
21………マスク
23………遮光部
25、25a〜25e………透過部
27………アライメントマーク
29………透明基板
31a〜31d………マーカーシート
33、33a〜33e………マーカー
35、35a〜35e………マーカー
37、37a〜37e………マーカー
39、39a〜39e………マーカー
51………偽造防止用ラベル
53………粘着剤層
61………偽造防止用転写箔
63………ヒートシール剤層
71………カード
73………マーカーシート付与部
81………有価証券
83………マーカーシート付与部
Claims (15)
- 基材と、前記基材上に形成された、拡大して観察されることで輪郭の形状が識別可能な複数のマーカーと、を具備することを特徴とする偽造防止用マーカーシートの製造方法であって、
前記基材上に、第1感光性樹脂を塗布する第1感光性樹脂塗布工程と、
前記第1感光性樹脂の上に、拡大して観察されることで輪郭の形状が識別可能なマーカーに対応するパターンを複数有する第1マスクを配置する第1マスク配置工程と、
前記第1マスク配置工程で配置された前記第1マスクを介して、前記第1感光性樹脂を露光する第1パターン形成工程と、
前記第1感光性樹脂を現像する第1現像工程と、
前記基材上に、第2感光性樹脂を塗布する第2感光性樹脂塗布工程と、
前記第1マスクと同じマスクパターンを有する第2マスクを、前記第2感光性樹脂上で、前記第1マスク配置工程における前記第1マスクの配置位置から前記第1マスクの中心を回転軸として所定の角度を回転させた位置に配置する第2マスク配置工程と、
前記第2マスク配置工程で配置された前記第2マスクを介して、前記第2感光性樹脂を露光する第2パターン形成工程と、
前記第2感光性樹脂を現像する第2現像工程と、
を具備することを特徴とする偽造防止用マーカーシートの製造方法。 - 前記第1マスクと、前記第2マスクとが、同一のマスクであることを特徴とする請求項1に記載の偽造防止用マーカーシートの製造方法。
- 前記第1感光性樹脂と前記第2感光性樹脂の色が同じであることを特徴とする請求項1または2に記載の偽造防止用マーカーシートの製造方法。
- 前記第1感光性樹脂と前記第2感光性樹脂の色が異なることを特徴とする請求項1または2に記載の偽造防止用マーカーシートの製造方法。
- 基材と、前記基材上に形成された、拡大して観察されることで輪郭の形状が識別可能な複数のマーカーと、を具備することを特徴とする偽造防止用マーカーシートの製造方法であって、
前記基材上に、感光性樹脂を塗布する感光性樹脂塗布工程と、
前記感光性樹脂の上に、拡大して観察されることで輪郭の形状が識別可能なマーカーに対応するパターンを複数有するマスクを配置する第1マスク配置工程と、
前記第1マスク配置工程で配置された前記マスクを介して、前記感光性樹脂を露光する第1パターン形成工程と、
前記第1マスクと同じマスクパターンを有する第2マスクを、前記感光性樹脂上で、前記第1マスク配置工程における前記第1マスクの配置位置から前記第1マスクの中心を回転軸として所定の角度を回転させた位置に配置する第2マスク配置工程と、
前記第2マスク配置工程で配置された前記マスクを介して、前記感光性樹脂を露光する第2パターン形成工程と、
前記感光性樹脂を現像する現像工程と、
を具備することを特徴とする偽造防止用マーカーシートの製造方法。 - 前記第1マスク及び前記第2マスクが、円盤状であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の偽造防止用マーカーシートの製造方法。
- 前記マーカーの外形形状の大きさが、50〜300μmの範囲であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の偽造防止用マーカーシートの製造方法。
- 請求項1〜7のいずれか1項に記載の偽造防止用マーカーシートの製造方法により第1偽造防止用マーカーシートを製造する第1製造工程と、
請求項1〜7のいずれか1項に記載の偽造防止用マーカーシートの製造方法により第2偽造防止用マーカーシートを製造する第2製造工程を少なくとも備え、
前記第1製造工程において、第1マスク配置工程での第1マスクの配置位置に対する、第2マスク配置工程での第2マスクの配置位置の回転角度の差が、
前記第2製造工程において、第1マスク配置工程での第1マスクの配置位置に対する、第2マスク配置工程での第2マスクの配置位置の回転角度の差と異なる
ことを特徴とする異なる複数の偽造防止用マーカーシートの製造方法。 - 前記第1製造工程での第1マスク配置工程での前記第1マスクと、
前記第2製造工程での第1マスク配置工程での前記第1マスクと、
前記第1製造工程での第2マスク配置工程での前記第2マスクと、
前記第2製造工程での第2マスク配置工程での前記第2マスクとが、
同一のマスクであることを特徴とする請求項8に記載の異なる複数の偽造防止用マーカーシートの製造方法。 - 基材と、
前記基材上に直接形成された、拡大して観察されることで輪郭の形状が識別可能な複数のマーカーと、
を具備し、
前記基材上の複数の前記マーカーのパターンが、複数の前記マーカーが配置された単位パターンと、前記単位パターンを回転移動させたパターンとを重ね合わせたパターンである
ことを特徴とする偽造防止用マーカーシート。 - 前記マーカーの色が、複数あることを特徴とする請求項10に記載の偽造防止用マーカーシート。
- 前記マーカーの輪郭の形状が、複数種類の形状を有することを特徴とする請求項10または請求項11に記載の偽造防止用マーカーシート。
- 前記マーカーの内部に、拡大して観察されることで識別可能である形状が形成されていることを特徴とする請求項10〜12のいずれか1項に記載の偽造防止用マーカーシート。
- 偽造防止用マーカーシートに、少なくとも接着層と剥離紙とを積層した偽造防止機能付与部材であって、
前記偽造防止用マーカーシートが、基材と、前記基材上に直接形成された、拡大して観察されることで輪郭の形状が識別可能な複数のマーカーと、を具備し、
前記基材上の複数の前記マーカーのパターンが、複数の前記マーカーが配置された単位パターンと、前記単位パターンを回転移動させたパターンとを重ね合わせたパターンであることを特徴とする偽造防止機能付与部材。 - 偽造防止用マーカーシートを有することを特徴とする、偽造防止機能を備えた物品であって、
前記偽造防止用マーカーシートが、基材と、前記基材上に直接形成された、拡大して観察されることで輪郭の形状が識別可能な複数のマーカーと、を具備し、
前記基材上の複数の前記マーカーのパターンが、複数の前記マーカーが配置された単位パターンと、前記単位パターンを回転移動させたパターンとを重ね合わせたパターンであることを特徴とする、偽造防止機能を備えた物品。
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