JP6068389B2 - 射出成形機のパージ方法 - Google Patents

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Description

本発明は、成形に使用する樹脂材料を第一成形材料から異なる第二成形材料に切替える際に用いて好適な射出成形機のパージ方法に関する。
一般に、射出成形機(射出装置)の場合、材質や色の異なる成形品を引き続いて生産する際には、前の生産に使用した第一成形材料から次の生産に使用する第二成形材料に切替える必要があるため、前の生産終了後、パージ処理工程により樹脂替えを行っている。パージ処理工程では、通常、加熱筒内の残留樹脂(第一成形材料)を排出した後、次の生産に使用する第二成形材料を供給するため、この第二成形材料には前の第一成形材料の残留分を混入させないことが求められる。
従来、このようなパージ処理工程を行うパージ方法としては、特許文献1に開示される射出成形機における樹脂替え/色替え方法及び特許文献2に開示される射出成形機で用いられるパージ方法が知られている。同文献1に開示される方法は、通常の成形運転に近似の作業形態で樹脂の種類替えや色替え可能にし、作業者の負担軽減及び省人化を図ることを目的としたものであり、具体的には、射出シリンダの先端を金型の樹脂入口に当接させた状態で、射出シリンダ内の旧樹脂を金型内に排出した後、射出シリンダ内に新樹脂を供給して可塑化しながら射出スクリュを後退させ射出スクリュ先端側に新樹脂を貯留し、射出スクリュの寸動前進と寸動前進のストロークよりも小さなストロークの寸動後退とを射出スクリュが前進限位置に至るまで複数回繰り返し金型内に新樹脂を充填する寸動高速射出を行なって、金型から成形品を取り出す、樹脂替え成形サイクルを複数回繰り返してから、新樹脂による射出成形へ移行するようにしたものである。
また、同文献2で開示される方法は、樹脂替えの際に、好適な樹脂替え運転制御条件を自動的に選択可能にすることを目的としたものであり、具体的には、前の成形運転で用いた樹脂材料から次の成形運転で用いる樹脂材料への樹脂替えを行うに際し、前の成形運転で用いた樹脂材料の樹脂条件(例えば、樹脂原料種別と溶融温度種別と色種別との組み合わせで定義される樹脂条件)と、次の成形運転で用いる樹脂材料の樹脂条件とに基づき、あらかじめ用意された複数の樹脂替え運転制御条件の中から1つの樹脂替え運転制御条件を選択し、選択した樹脂替え運転制御条件を用いて樹脂替え運転を制御するようにしたものである。
特開平11−28753号公報 特開2008−195023号公報
しかし、上述した従来における射出成形機のパージ方法は、次のような解決すべき課題も存在した。
第一に、パージ処理工程では、第一成形材料の残留分を単独のパージ処理のみでは完全に排出することができないため、通常、次に供給する第二成形材料に混入させることにより排出している。したがって、第一成形材料の残留分を如何に効率的かつ効果的に排出させるかが、材料コストの削減、更にはパージ処理時間を短縮して生産効率を高める上で重要なポイントとなる。しかし、従来のパージ方法には、このようなアプローチから構築したパージ手法は何ら存在せず、第一成形材料を効率的かつ効果的に排出させる観点からは必ずしも十分であるとは言えなかった。
第二に、パージ条件に対する最適化、即ち、パージ処理を行う際の温度条件や動作条件(パージ速度や計量回転数等)に対する最適化も必ずしも十分に行われているとは言えない。したがって、現実には、生産工程における各種成形条件を踏襲したパージ条件を設定しているのが実情である。このため、パージ処理工程におけるパージ条件の最適化を図ることにより、無用な不良品の発生を抑制し、材料コストの削減及びパージ処理時間の短縮を更に推進させる観点からも更なる改善の余地があった。
本発明は、このような背景技術に存在する課題を解決した射出成形機のパージ方法の提供を目的とするものである。
本発明は、上述した課題を解決するため、射出装置1iから残留する第一成形材料R1を排出し、この第一成形材料R1に対して異なる第二成形材料R2を供給することにより、第一成形材料R1から第二成形材料R2に切替える際に用いる射出成形機1のパージ方法であって、予め所定の方法により残留する第一成形材料R1を射出装置1iから排出後、パージ処理工程として、射出装置1iに第二成形材料R2を投入し、計量動作及びパージ動作を所定回数だけ繰り返す前段パージ工程(S7)と、この前段パージ工程(S7)の終了後、当該前段パージ工程(S7)よりも少ない計量値の計量動作及びパージ動作を所定回数だけ繰り返す計量パージ処理(S9)並びにこの計量パージ処理(S9)の終了後に行う無回転のスクリュを後退させて前進させる空パージ動作を所定回数だけ繰り返す空パージ処理(S11)をセットとした一連のパージ動作を、設定した繰り返し回数に基づき、複数回にわたって繰り返し行う後段パージ工程(S9〜S13)とを有する入替パージ工程(S6〜S13)を備えることを特徴とする。
この場合、発明の好適な態様により、入替パージ工程では、温度に係わる設定条件として、射出装置1iの加熱筒中部3m及び加熱筒後部3rを含む後側加熱温度Trは、加熱筒前部3fを含む前方の前側加熱温度Trよりも低く設定することができる。また、前側加熱温度Tfは、第一成形材料R1及び第二成形材料R2に係わる樹脂の加工温度Tp以上であって分解温度Td以下の範囲に設定することができるとともに、後側加熱温度Trは、第一成形材料R1及び第二成形材料R2に係わる樹脂の融点以上に設定することができる。一方、入替パージ工程(S9〜S13)では、計量動作時の計量回転数Npを、成形時に設定する設定計量回転数Nsよりも高速に設定することができるとともに、パージ動作時のパージ速度Vpを、成形時に設定する設定パージ速度Vsよりも高速に設定することができる。さらに、後段パージ工程(S9〜S13)では、空パージ処理における後退ストロークXsを、計量パージ処理(S9)の計量ストロークXmよりも長く設定することができる。なお、パージ処理工程では、設定画面Dp,Dpeとして、材料排出工程(S4)に対応する第一設定表示部Dpa,Dpaeと、入替パージ工程(S6〜S13)に対応する第二設定表示部Dpb,Dpbeとをそれぞれ表示することができる。
このような手法による本発明に係る射出成形機1のパージ方法によれば、次のような顕著な効果を奏する。
(1) 射出装置1iに第二成形材料R2を投入した後、計量動作及びパージ動作を所定回数だけ繰り返す前段パージ工程(S7)と、この前段パージ工程(S7)の終了後、当該前段パージ工程(S7)よりも少ない計量値の計量動作及びパージ動作を所定回数だけ繰り返す計量パージ処理(S9)並びにこの計量パージ処理(S9)の終了後に行う無回転のスクリュを後退させて前進させる空パージ動作を所定回数だけ繰り返す空パージ処理(S11)をセットとした一連のパージ動作を、設定した繰り返し回数に基づき、複数回にわたって繰り返し行う後段パージ工程(S9〜S13)とを有する入替パージ工程(S6〜S13)を設けたため、射出装置1iからの第一成形材料R1の残留分の排出を効率的かつ効果的に行うことができる。この結果、パージ処理時間の短縮を実現し、材料コストの削減及び生産効率の向上を図ることができる。
(2) 好適な態様により、入替パージ工程における温度に係わる設定条件として、射出装置1iの加熱筒中部3m及び加熱筒後部3rを含む後側加熱温度Trを、加熱筒前部3fを含む前方の前側加熱温度Tfよりも低く設定すれば、温度条件の観点からパージ条件の最適化を図れるため、無用な不良品の発生を低減し、材料コストの削減及びパージ処理時間の短縮をより推進することができる。
(3) 好適な態様により、前側加熱温度Tfを、第一成形材料R1及び第二成形材料R2に係わる樹脂の加工温度以上であって分解温度以下の範囲に設定すれば、前側加熱温度Tfを設定するに際し、例えば、加工温度Tpに対して「+T1〜T2〔℃〕」として設定できるため、前側加熱温度Tfに対する設定の容易化を図れるとともに、より現実的かつ的確な温度設定を行うことができ、加熱筒3の前側における加熱温度の、より望ましい最適化を実現できる。
(4) 好適な態様により、後側加熱温度Trを、第一成形材料R1及び第二成形材料R2に係わる樹脂の融点以上に設定すれば、後側加熱温度Trを設定するに際し、融点に対して「+T3〜T4〔℃〕」として設定できるため、後側加熱温度Trに対する設定の容易化を図れるとともに、より現実的かつ的確な温度設定を行うことができ、加熱筒3の後側における加熱温度の、より望ましい最適化を実現できる。
(5) 好適な態様により、入替パージ工程(S6〜S13)における計量動作時の計量回転数Npを、成形時に設定する設定計量回転数Nsよりも高速に設定すれば、特に、計量動作時の計量回転数Npに対する最適化を図れるため、第二成形材料R2に混入させた第一成形材料R1の残留分の排出を、計量回転数Npの観点から効率的かつ効果的に行うことができる。
(6) 好適な態様により、入替パージ工程(S6〜S13)におけるパージ動作時のパージ速度Vpを、成形時に設定する設定パージ速度Vsよりも高速に設定すれば、特に、パージ動作時のパージ速度Vpに対する最適化を図れるため、第二成形材料R2に混入させた第一成形材料R1の残留分の排出を、パージ速度Vpの観点から効率的かつ効果的に行うことができる。
(7) 好適な態様により、後段パージ工程(S9〜S13)において、空パージ処理における後退ストロークXsを、計量パージ処理(S9)の計量ストロークXmよりも長く設定すれば、特に、空パージ動作における後退ストロークXsに対する最適化を図れるため、第二成形材料R2に混入させた第一成形材料R1の残留分の排出を、空パージ動作を行う観点から効率的かつ効果的に行うことができる。
(8) 好適な態様により、パージ処理工程において、設定画面Dp,Dpeに、材料排出工程(S4)に対応する第一設定表示部Dpa,Dpaeと、入替パージ工程(S6〜S13)に対応する第二設定表示部Dpb,Dpbeとをそれぞれ表示するようにすれば、材料排出工程(S4)と入替パージ工程(S6〜S13)に対応した個別の設定を行うことができる。これにより、パージ処理工程の処理形態を柔軟に設定でき、ユーザサイドの利便性及び使い勝手を高めることができる。
本発明の好適実施形態に係るパージ方法の処理手順を説明するためのフローチャート、 同パージ方法を実施できる射出成形機における射出装置の駆動系及び制御系をブロック系統で示す構成図、 同パージ方法におけるパージ処理工程で使用する設定画面図、 同パージ方法の有効性を説明するための模式図、 同パージ方法の基礎となる検証試験の評価表、 同検証試験に基づき最適化したパージ条件の全体説明図、 本発明の変更実施形態に係るパージ方法におけるパージ処理工程で使用する設定画面図、
次に、本発明に係る好適実施形態を挙げ、図面に基づき詳細に説明する。
まず、本実施形態に係るパージ方法を実施できる射出成形機1の構成について、図2及び図3を参照して説明する。
図2中、1は射出成形機、特に、型締装置を省略した射出装置1iを示す。射出装置1iにおいて、3は加熱筒であり、この加熱筒3の前端部にはヘッド部4を介してノズル5を取付固定するとともに、加熱筒3の後端上部にはホッパー6を備える。ノズル5は加熱筒3の内部における溶融した樹脂を金型に対して射出する機能を有するとともに、ホッパー6は樹脂材料(第一成形材料R1,第二成形材料R2)を加熱筒3の内部に供給する機能を有する。
また、加熱筒3の内部にはスクリュ2を回転自在及び進退自在に装填する。このスクリュ2は、螺旋状のフライト部2mpが形成されたスクリュ本体部2mを備えるとともに、このスクリュ本体部2mの前端にトピード部2t及びスクリュ先端部2sを備える。スクリュ本体部2mは、前側から後側に、メターリングゾーンZm,コンプレッションゾーンZc,フィードゾーンZfを有する。一方、スクリュ2の後端部はスクリュ駆動部7に結合する。スクリュ駆動部7は、スクリュ2を回転させるスクリュ回転機構7r及びスクリュ2を前進及び後退させるスクリュ進退機構7mを備える。なお、スクリュ回転機構7r及びスクリュ進退機構7mの駆動方式は、油圧回路を用いた油圧方式であってもよいし電動モータを用いた電気方式であってもよく、その方式は問わない。
さらに、加熱筒3は、前側から後側に、加熱筒前部3f,加熱筒中部3m,加熱筒後部3rを有し、各部3f,3m,3rの外周面には、前部加熱部11f,中部加熱部11m,後部加熱部11rをそれぞれ付設する。同様に、ヘッド部4の外周面には、ヘッド加熱部11hを付設するとともに、ノズル5の外周面には、ノズル加熱部11nを付設する。これらの各加熱部11f,11m,11r,11h,11nはバンドヒータ等により構成することができる。
一方、21は射出成形機1全体の制御を司る成形機コントローラを示す。成形機コントローラ21は、CPU及び付属する内部メモリ22m等のハードウェアを内蔵することによりコンピュータ機能を有するコントローラ本体22を備える。また、コントローラ本体22には、ディスプレイ23及びドライバ24を接続する。この場合、ディスプレイ23にはタッチパネル式の設定部が付属し、このディスプレイ23を用いて各種設定を行うことができる。さらに、ドライバ24には、前述したスクリュ回転機構7r及びスクリュ進退機構7mを接続するとともに、各加熱部11f,11m,11r,11h,11nを接続する。これにより、コントローラ本体22はドライバ24を介してスクリュ回転機構7r及びスクリュ進退機構7mを駆動制御できるとともに、各加熱部11f,11m,11r,11h,11nを通電制御できる。
したがって、成形機コントローラ21は、HMI(ヒューマン・マシン・インタフェース)制御系及びPLC(プログラマブル・ロジック・コントローラ)制御系を包含し、内部メモリ22mには、PLCプログラムとHMIプログラムを格納する。なお、PLCプログラムは、射出成形機1における各種工程のシーケンス動作や射出成形機1の監視等を実現するためのソフトウェアであり、HMIプログラムは、射出成形機1の動作パラメータの設定及び表示,射出成形機1の動作監視データの表示等を実現するためのソフトウェアである。ソフトウェアには、本実施形態に係るパージ方法に係わる処理を実行するためのソフトウェア、即ち、パージプログラム22mpも含まれる。
他方、図3は、ディスプレイ23に表示されるパージ処理工程において使用する設定画面Dpを示す。この設定画面Dpは、上半部に、材料排出工程に対応する第一設定表示部Dpaを配するとともに、下半部に、入替パージ工程に対応する第二設定表示部Dpbを配する。なお、後に詳述するが、材料排出工程は、主に射出装置1iから第一成形材料R1を排出する工程である。また、入替パージ工程は、前段パージ工程及び後段パージ工程からなり、第二成形材料R2を投入し、主に第二成形材料R2を使用できるようにする工程である。
第一設定表示部Dpaと第二設定表示部Dpbは、それぞれ材料排出工程と入替パージ工程に対応する独立した設定表示部として構築してもよいし、或いは一部を共有できるように構築してもよい。例示の場合、材料排出工程における設定は第一設定表示部Dpaにより行うことができるとともに、入替パージ工程における主な設定は第二設定表示部Dpbにより行い、一部の設定、即ち、共通に使用する一部のパージ条件は、第一設定表示部Dpaにおける背圧モード設定部31,計量回転数設定部32,パージ速度設定部33,材料切れ監視設定部34等により設定できる。
また、第二設定表示部Dpbには、前段パージ工程で使用する前段パージ工程設定部35を備えるとともに、後段パージ工程で使用する計量パージ処理設定部36及び空パージ処理設定部37を備えており、前段パージ工程設定部35には、計量停止位置(計量値)設定部35x及びパージ回数設定部35n等を備えるとともに、計量パージ処理設定部36には、計量停止位置(計量値)設定部36x及びパージ回数設定部36n等を備え、さらに、空パージ処理設定部37には、計量停止位置(計量値)設定部37x及びパージ回数設定部37nを備える。また、38は後段パージ工程の回数、即ち、計量パージ処理及び空パージ処理の全体の繰り返し回数設定部を示す。
このように、パージ処理工程に用いる設定画面Dpに、材料排出工程に対応する第一設定表示部Dpaと、入替パージ工程に対応する第二設定表示部Dpbとをそれぞれ表示するようにすれば、材料排出工程と入替パージ工程に対応した個別の設定を行うことができる。これにより、パージ処理工程の処理形態を柔軟に設定でき、ユーザサイドの利便性及び使い勝手を高めることができる利点がある。
次に、射出成形機1を用いた本実施形態に係るパージ方法の基礎となる検証試験について、図4〜図6を参照して説明する。
検証試験は、加熱筒3に残留する第一成形材料R1を排出し、この第一成形材料R1に対して異なる第二成形材料R2を供給することにより、第一成形材料R1から第二成形材料R2に切替える樹脂替え、特に、色替えを想定して行った。このため、第一成形材料R1は黒色に着色したポリプロピレン樹脂を使用するとともに、第二成形材料R2は着色無しのポリプロピレン樹脂を使用した。
まず、2〔kg〕の第一成形材料R1をホッパー6から加熱筒3に投入する。そして、一般的な自動パージ処理(材料排出工程)を行うことにより第一成形材料R1を排出した。即ち、最初に、スクリュ2を50〔mm〕(計量値)後退させる計量を行った後に前進させるパージ処理を5回繰り返して行い、この後、スクリュ2を10〔mm〕(計量値)後退させる計量を行った後に前進させるパージ処理を第一成形材料R1の排出が完了するまで繰り返して行った。なお、他のパージ条件として、パージ速度は10〔mm/s〕、計量回転数は100〔rpm〕に設定した。なお、上述した材料排出工程は、必ずしも自動パージ処理で行う必要はなく、例えば、材料が終了するまで生産工程を継続したり、手動で排出操作を行うなど、第一成形材料R1の排出方法は任意である。
自動パージ処理が終了したなら、第二成形材料R2をホッパー6から加熱筒3に投入し、本実施形態に係るパージ方法の要部となる入替パージ工程を、パージ条件を変更しながら行った。そして、各パージ条件による入替パージ工程が終了したなら、スクリュ2を加熱筒3から取り出し、目視により第一成形材料R1の残留状態を確認した。入替パージ工程では、第二成形材料R2を、少なくとも検証試験を行うに必要な量を投入し、基本的には、異なるパージ条件を設定しながら上述した自動パージ処理の処理手順を踏襲して行った。異なるパージ条件の項目としては、「加熱温度」,「パージ速度」,「計量回転数」,「空パージの有無」を対象とした。
この場合、パージ処理としては、最初に、スクリュ2を50〔mm〕(計量値)後退させる計量を行った後に前進させるパージ処理を5回繰り返す前段パージ工程を行うとともに、この後、後段パージ工程を行った。後段パージ工程では、スクリュ2を10〔mm〕(計量値)後退させる計量を行った後に前進させる計量パージ処理を状況に応じて設定した所定回数だけ繰り返して行い、この後、スクリュ2を回転させることなく所定ストローク後退させた後に前進させる空パージ処理を状況に応じて設定した所定回数だけ繰り返して行う一連のパージ動作を、設定した繰り返し回数だけ行う。なお、パージ速度は10〔mm/s〕、計量回転数は100〔rpm〕に設定した。
図5(a)〜(c)は検証試験の結果を示す。まず、図5(a)は、「加熱温度」の検証結果を示す。この場合、サンプルNo.SA1〜SA4までの四種類を使用し、加熱する部位と温度を組合わせることにより加熱温度の影響について検証した。図5(a)において、例えば、サンプルNo.SA1は、ノズル5〜加熱筒前部3fの加熱温度を180〔℃〕に設定し、かつ加熱筒中部3m〜加熱筒後部3rの加熱温度を180〔℃〕に設定した場合を示す。なお、サンプルNo.SA2〜SA4は、各部の加熱温度の組合わせを変更したものである。
そして、以上のパージ処理終了後、スクリュ2を加熱筒3から取出し、目視により残留量を確認した。この場合、残留度合の評価として、「◎」は微少、「○」は少ない、「△」は稍多い、「×」は多い、を用いた。なお、第一成形材料R1の成形時に設定する設定加熱温度は共に220〔℃〕とした。図5(a)から明らかなように、サンプルNo.SA4が最も良好な結果を示した。また、他のサンプルを参照すれば、加熱筒中部3m〜加熱筒後部3rの加熱温度Trは、成形時の設定温度(220〔℃〕)よりも低い温度(180〔℃〕)に設定することが望ましい点を確認できた。しかし、ノズル5〜加熱筒前部3fの加熱温度Tfは、成形時の設定温度(220〔℃〕)よりも低い温度(180〔℃〕)に設定することは望ましくない点も確認できた。
したがって、第一成形材料R1の残留分をより迅速に排除するには、加熱筒中部3m及び加熱筒後部3rを含む後側加熱温度Trを、第一成形材料R1の成形時に設定する設定加熱温度よりも低く設定、換言すれば、前側加熱温度Tfよりも低く設定する。この場合、設定に際しては、第一成形材料R1及び第二成形材料R2の樹脂特性を考慮し、第一成形材料R1に係わる樹脂の融点以上に設定することができる。これにより、後側加熱温度Trを設定するに際し、融点に対して「+5〜15〔℃〕」等として設定できるため、後側加熱温度Trに対する設定の容易化を図れるとともに、より現実的かつ的確な温度設定を行うことができ、加熱筒3の後側における加熱温度の、より望ましい最適化を実現できる利点がある。
また、ノズル5〜加熱筒前部3fの前側加熱温度Tf、即ち、加熱筒前部3fを含む前方の前側加熱温度Tfは、第一成形材料R1の成形時に設定する設定加熱温度よりも低くならないように考慮する。特に、第一成形材料R1及び第二成形材料R2の樹脂特性を考慮すれば、第一成形材料R1に係わる樹脂の加工温度Tp以上であって分解温度Td以下の範囲に設定することができる。これにより、前側加熱温度Tfを設定するに際し、例えば、加工温度Tpに対して「+15〜25〔℃〕」等として設定できるため、前側加熱温度Tfに対する設定の容易化を図れるとともに、より現実的かつ的確な温度設定を行うことができ、加熱筒3の前側における加熱温度の、より望ましい最適化を実現できる利点がある。
一方、図5(b)は、「パージ速度」と「計量回転数」の検証結果を示す。この場合、サンプルNo.SA5〜SA8までの四種類を使用し、「パージ速度」と「計量回転数」を組合わせることにより、これらの影響について検証した。図5(b)において、例えば、サンプルNo.SA5は、パージ速度を10〔mm/s〕、計量回転数を200〔rpm〕に設定した場合を示す。なお、サンプルNo.SA6〜SA8は、パージ速度と計量回転数の大きさの組合わせを変更したものである。また、前述した図5(a)と同様、前側加熱温度Tfを220〔℃〕、後側加熱温度Trを180〔℃〕にそれぞれ設定した。
そして、以上のパージ処理終了後、スクリュ2を加熱筒3から取出し、目視により残留量を確認した。なお、第一成形材料R1の成形時において設定する設定パージ速度Vsは10〔mm/s〕、設定計量回転数Nsは100〔rpm〕とした。この結果、図5(b)から明らかなように、サンプルNo.SA6が最も良好な結果を示した。また、他のサンプルも参照すれば、パージ速度は100〔mm/s〕に設定することが望ましい点、計量回転数は200〔rpm〕に設定することが望ましい点を確認できた。
したがって、第一成形材料R1の残留分をより迅速に排除するには、計量動作時の計量回転数Npを、成形時に設定する設定計量回転数Nsよりも高速に設定することが望ましい。このような設定により、特に、計量動作時の計量回転数Npに対する最適化を図れるため、第二成形材料R2に混入させた第一成形材料R1の残留分の排出を、計量回転数Npの観点から効率的かつ効果的に行うことができる利点がある。また、パージ動作時のパージ速度Vpは、成形時に設定する設定パージ速度Vsよりも高速に設定することが望ましい。このような設定により、特に、パージ動作時のパージ速度Vpに対する最適化を図れるため、第二成形材料R2に混入させた第一成形材料R1の残留分の排出を、パージ速度Vpの観点から効率的かつ効果的に行うことができる利点がある。
他方、図5(c)は、「空パージの有無」、即ち、空パージの有効性の検証結果を示す。この場合、サンプルNo.SA9〜SA11までの三種類を使用し、空パージの「ストローク」の長さを変更することにより、これらの影響について検証した。図5(c)において、サンプルNo.SA9は、空パージの後退ストロークを0、即ち、空パージを行わない場合を示すとともに、サンプルNo.SA10は、空パージの後退ストロークを10〔mm〕に、サンプルNo.SA11は、空パージの後退ストロークを50〔mm〕にそれぞれ設定した場合を示す。また、前述した図5(a),(b)の検証結果を受け、前側加熱温度Tfを250〔℃〕、後側加熱温度Trを180〔℃〕にそれぞれ設定するとともに、パージ速度Vpを100〔mm/s〕、計量回転数Npを200〔rpm〕に設定した。
そして、空パージを追加した以上のパージ処理が終了したなら、スクリュ2を加熱筒3から取出し、目視により残留量を確認した。この結果、図5(c)から明らかなように、サンプルNo.SA11が最も良好な結果を示した。このように、第一成形材料R1の残留分をより迅速に排除するには、空パージを行うことが望ましい点を確認できた。特に、空パージを行うには、後退ストロークXsをできるだけ長くすることがより良好となる点も確認できた。したがって、空パージ動作における後退ストロークXsに係わる設定の目安としては、少なくとも、後述する計量パージ処理の計量ストロークXm、即ち、スクリュ2を10〔mm〕後退させる計量ストローク(計量値)Xmよりも長く設定することが望ましい。このような設定を行えば、特に、空パージ動作における後退ストロークXsに対する最適化を図れるため、第二成形材料R2に混入させた第一成形材料R1の残留分の排出を、空パージ動作を行う観点から効率的かつ効果的に行える利点がある。
なお、以上の検証結果を踏まえ、得られたパージ条件の有効性について考察したため、図4を参照して説明する。
通常、加熱筒3の内部壁面に付着した第一成形材料R1に係わる残留樹脂は、スクリュ2の前進時にトピード部2tの先端、即ち、最外殻のリングバルブ2trにより掻き取られるため、第二成形材料R2がトピード部2tの先端近傍を流動する際に一緒に排出される。図4中、Frは第二成形材料R2の流動方向を示している。したがって、加熱筒前部3fの加熱温度が高く、パージ速度が高速になる程、残留樹脂の排出、即ち、残留樹脂と第二成形材料R2の置換効果が促進されるものと考えられる。ただし、加熱筒3の内部壁面近傍の樹脂流速は、ノズル5及びヘッド部4近傍の樹脂よりも遅くなるため、残留樹脂の排出効果はあまり期待できない。また、計量中もリングバルブ2trの隙間から樹脂が流出してトピード部2tの近傍を流動するが、樹脂置換効果は小さく、スクリュ2の回転数にも影響されない。
一方、検証試験では、計量動作時に、加熱筒3の内壁温度とスクリュ2の表面温度を計測した。この結果、スクリュ2の停止中の表面温度は加熱筒3の内壁温度より僅かに低くなるとともに、回転動作中の表面温度はホッパー6側から送られる未溶融樹脂により大幅に低下する。したがって、この温度状態を考慮すれば、トピード部2t近傍の樹脂温度はスクリュ先端部2s近傍の樹脂温度に対してより低い温度になるものと推察できる。通常、低温の樹脂の場合、金属の表面に対する濡れ性は悪い。このため、比較的低温となるトピード部2t近傍の樹脂は、トピード部2t(リングバルブ2tr)の表面に対しても濡れ性が悪く、より剥がれ易いことが考えられる。
この結果、図4(a)〜(c)に示すように、スクリュ2が前進方向Ffに移動する際には、スクリュ先端部2sに付着した残留樹脂R1sが、ヘッド部4の内壁に付着した残留樹脂R1hに接触し、スクリュ2の後退時に、残留樹脂R1sがヘッド部4の内壁側に移動するものと推測される。したがって、この挙動メカニズムを促進させ、パージ処理時における使用樹脂量を低減するには、トピード部2tとへッド部4との接近回数を増加、即ち、計量値を小さくしてショット回数(パージ回数)を増加させることが有効と考えられる。また、空パージの有効性、特に、後退ストロークXsが長いほど良好な結果を得ることを確認できたことから、空パージの作用を強化、即ち、後退ストロークXsを長くし、その回数を増やすことが有効と考えられる。
このように、残留樹脂R1sを除去しにくい部位は、スクリュ先端部2sとなるため、スクリュ先端部2sの残留樹脂R1sを効果的に排出することを考慮して、後段パージ工程の計量条件(ストローク条件)を設定した。具体的には、スクリュ2を10〔mm〕(計量値)後退させる計量を行った後に前進させる計量パージ処理を、状況に応じて設定した所定回数だけ繰り返して行うとともに、加えて、スクリュ2を回転させることなく所定ストローク後退させた後に前進させる空パージ処理を、状況に応じて設定した所定回数だけ繰り返して行い、さらに、この計量パージ処理と空パージ処理をセットとした一連のパージ動作を、設定した繰り返し回数に基づき、複数回にわたって繰り返し行うようにした。なお、計量パージ処理における計量値(10〔mm〕)は、前段パージ工程の計量値(50〔mm〕)よりも十分に小さくなるように設定した。この結果、特に、トピード部2tにおける残留樹脂の低減(除去)に効果的な手法であることが確認できた。
図6は、図4及び図5(a)〜(c)の検証結果に基づき、生産時のパージ方法における特に入替パージ工程に係わるパージ条件の設定手法をまとめて示したものである。なお、図6(a)中、ラインLcは、成形時に設定する各成形条件のレベル等、比較基準となるレベルを示している。
まず、図6(a)は設定条件を示す。加熱温度としては、ノズル5,ヘッド部4及びスクリュ先端部2s、即ち、加熱筒前部3fを含む前方における前側加熱温度Tfを、第一成形材料R1の成形時に設定する設定加熱温度よりも低くならないよう考慮して設定する。また、スクリュ本体部2m、即ち、加熱筒中部3m〜加熱筒後部3rの後側加熱温度Trは、前側加熱温度Tfよりも低い温度に設定する。一方、計量動作時のスクリュ2の計量回転数Npは、成形時に設定する設定計量回転数Nsよりも高速に設定するとともに、パージ動作時のスクリュ2のパージ速度Vpは、成形時に設定する設定パージ速度Vsよりも高速に設定する。
また、図6(b)は計量条件(ストローク条件)を示す。前段パージ工程は通常のパージ処理の条件を踏襲して設定できる。したがって、一例として、計量値は中レベルとし、パージ回数も数回で足りる。一方、後段パージ工程は、本実施形態に係るパージ方法の要部となり、比較的重要なパージ工程となる。即ち、計量パージ処理と空パージ処理を組合わせた処理を行うものであり、具体的には、計量パージ処理における計量値を少レベルに設定し、かつ回数も数回よりも多い複数回に設定する。さらに、空パージ処理における後退ストロークXsは長く設定、望ましくは10〔mm〕以上に設定し、かつ回数も数回よりも多い複数回に設定する。このように、空パージ処理では、処理時間を考慮し、後退ストロークXsをより長く設定し、かつショット回数(パージ回数)をより多く設定することが望ましい。
次に、以上の検証結果を踏まえた本実施形態に係るパージ方法について。図1に示すフローチャートを参照して説明する。
今、第一成形材料R1により生産が行われている場合を想定する(ステップS1)。一方、第一成形材料R1による生産が終了し、樹脂替え、例えば、色を変更した第二成形材料R2による生産に切替えるものとする(ステップS2)。なお、第一成形材料R1及び第二成形材料R2はポリプロピレン樹脂を用いた。そして、本実施形態に係るパージ方法に基づくパージ処理工程を実行する。即ち、概要的には、材料排出工程(ステップS4,S5)を実行することにより、射出装置1iから残留する第一成形材料R1を排出し、この第一成形材料R1に対して異なる第二成形材料R2を供給することにより、第一成形材料R1から第二成形材料R2に切替えるパージ処理工程(ステップS6〜S13)を実行する。この場合、材料排出工程は、主に、射出装置1iに残留する第一成形材料R1を排出する一般的なパージ方法により実施できる。一方、入替パージ工程は、主に、第二成形材料R2を供給し、この第二成形材料R2を使用できるようにする本実施形態に係るパージ方法の要部として実施できる。
このため、パージ処理工程を実行するに際しては、まず、各種パージ条件の設定を行う(ステップS3)。設定に際しては、図3に示した設定画面Dpを用いる。材料排出工程における設定は、設定画面Dpの上側に配した第一設定表示部Dpaを用いることかできる。例示する実施形態の材料排出工程は、スクリュ2を50〔mm〕後退させる計量を行った後に前進させるパージ処理を5回繰り返して行うとともに、この後、スクリュ2を10〔mm〕後退させる計量を行った後に前進させるパージ処理を第一成形材料R1の排出が完了するまで繰り返して行うため、このための各種設定、即ち、第一設定表示部Dpaにおける背圧モード設定部31,計量回転数設定部32,パージ速度設定部33,材料切れ監視設定部34等により必要な設定を行う。
この場合、前述したように、計量回転数設定部32及びパージ速度設定部33は、後述する入替パージ工程、即ち、前段パージ工程及び後段パージ工程でも共通に使用するため、この時点の設定において、計量回転数Npを成形時に設定する設定計量回転数Nsよりも高速に設定するとともに、パージ速度Vpは、成形時に設定する設定パージ速度Vsよりも高速に設定する。したがって、一例として、計量回転数Npは200〔rpm〕に、パージ速度Vpは100〔mm/s〕にそれぞれ設定した。また、材料排出工程における温度条件は、第一成形材料R1の成形時における設定加熱温度をそのまま踏襲してもよいし、前段パージ工程及び後段パージ工程の温度条件を設定してもよい。前段パージ工程及び後段パージ工程の温度条件を適用する場合には、前側加熱温度Tfを250〔℃〕に設定し、後側加熱温度Trを180〔℃〕に設定できる。
次いで、入替パージ工程における前段パージ工程と後段パージ工程に係わるパージ条件の設定を行う。設定に際しては、図3に示した設定画面Dpの下側に配した第二設定表示部Dpbを用いるとともに、第一設定表示部Dpaの一部を用いる。前段パージ工程及び後段パージ工程では、温度条件として、前側加熱温度Tfを、第一成形材料R1の成形時に設定する設定加熱温度よりも低くならないように考慮し、かつ後側加熱温度Trを、前側加熱温度Tfよりも低く設定する。したがって、図示を省略したが、温度設定画面を表示することにより、前側加熱温度Tfを250〔℃〕に設定し、後側加熱温度Trを180〔℃〕に設定する。なお、前側加熱温度Tfは、例示の場合、ノズル加熱部11n,ヘッド加熱部11h及び前部加熱部11fにより制御できるとともに、後側加熱温度Trは、例示の場合、中部加熱部11m及び後部加熱部11rにより制御できる。
また、前段パージ工程では、計量動作及びパージ動作を所定回数だけ繰り返して行う。一方、この前段パージ工程の終了後に行う後段パージ工程では、前段パージ工程よりも少ない計量値の計量動作及びパージ動作を所定回数だけ繰り返して行う計量パージ処理及び無回転のスクリュを後退させて前進させる空パージ動作を所定回数だけ繰り返す空パージ処理を、設定した所定の繰り返し回数だけ行うため、このための各種設定、即ち、第二設定表示部Dpbにおける前段パージ工程設定部35,計量パージ処理設定部36及び空パージ処理設定部37を用いて必要なパージ条件を設定する。
具体的には、前段パージ工程設定部35における計量停止位置設定部35xにより、計量値となる計量停止位置(例示は50〔mm〕)を設定するとともに、パージ回数設定部35nにより、パージ回数(例示は5〔回〕)を設定する。また、計量パージ処理設定部36における計量停止位置設定部36xにより、計量値となる計量停止位置(例示は10〔mm〕)を設定するとともに、パージ回数設定部36nにより、パージ回数(例示は20〔回〕)を設定する。さらに、空パージ処理設定部37における計量停止位置設定部37xにより、計量値となる計量停止位置(例示は50〔mm〕)を設定するとともに、パージ回数設定部37nにより、パージ回数(例示は5〔回〕)を設定する。また、繰り返しパージ回数設定部38により、後段パージ工程の回数、即ち、計量パージ処理及び空パージ処理の全体の繰り返し回数を設定する。
そして、以上の設定が終了したならパージ開始キーをONする。これにより、最初に、材料排出工程に基づく第一成形材料R1の排出処理を行う(ステップS4)。即ち、設定したパージ条件により、最初に、スクリュ2を50〔mm〕後退させる計量を行った後に前進させるパージ処理を5回繰り返して行う。次いで、スクリュ2を10〔mm〕後退させる計量を行った後に前進させるパージ処理を設定した所定回数だけ行う。これにより、射出装置1iから第一成形材料R1を排出するための材料排出工程が終了する(ステップS5)。
材料排出工程が終了したなら入替パージ工程に移行する。まず、第二成形材料R2をホッパー6に投入する(ステップS6)。次いで、設定したパージ条件に基づいて、前段パージ工程及び後段パージ工程を行う。前段パージ工程では、スクリュ2を50〔mm〕後退させる計量を行った後に前進させるパージ処理を5回繰り返して行い、設定回数に達したなら後段パージ工程に移行する(ステップS7,S8)。
また、後段パージ工程では、基本処理として、計量パージ処理と空パージ処理を含む。まず、計量パージ処理では、スクリュ2を10〔mm〕後退させる計量を行った後に前進させるパージ動作を20回繰り返して行い、設定回数に達したなら空パージ処理に移行する(ステップS9,S10)。空パージ処理では、スクリュ2を50〔mm〕後退させる計量を行った後に前進させるパージ動作を5回繰り返して行う(ステップS11,S12)。以上の計量パージ処理と空パージ処理は、後段パージ工程におけるマイナーサイクルとなるため、このマイナーサイクルを、設定した繰り返し回数分、即ち、複数回にわたって繰り返し実行する(S9〜S13)。以上により、本実施形態に係るパージ方法に基づく一連のパージ処理工程が終了する。
よって、このような本実施形態に係るパージ方法によれば、射出装置1iに第二成形材料R2を投入した後、計量動作及びパージ動作を所定回数だけ繰り返す前段パージ工程と、この前段パージ工程の終了後、当該前段パージ工程よりも少ない計量値の計量動作及びパージ動作を所定回数だけ繰り返す計量パージ処理,及びこの計量パージ処理の終了後、無回転のスクリュを後退させて前進させる空パージ動作を所定回数だけ繰り返す空パージ処理を、所定の繰り返し回数だけ行う後段パージ工程を有する入替パージ工程を設けたため、射出装置1iからの第一成形材料R1の残留分の排出を効率的かつ効果的に行うことができる。この結果、パージ処理時間の短縮を実現し、材料コストの削減及び生産効率の向上を図ることができる。
特に、本実施形態に係るパージ方法と従来のパージ条件に基づくパージ方法を比較した結果、従来、12〔kg〕以上必要としていた樹脂量は、3〔kg〕程度まで削減することができ、この場合の削減率は、75〔%〕以上になるなど、材料コストの大幅な削減が可能となった。また、パージ処理工程全体の時間も、従来、概ね110〔分〕以上要していたものが、50〔分〕程度まで短縮できるなど、パージ処理時間の大幅な短縮も実現できた。
また、入替パージ工程における温度に係わる設定条件として、射出装置1iの加熱筒中部3m及び加熱筒後部3rを含む後側加熱温度Trは、加熱筒前部3fを含む前方の前側加熱温度Tfよりも低く設定したため、温度条件の観点からパージ条件の最適化が可能となり、無用な不良品の発生を低減し、材料コストの削減及びパージ処理時間の短縮をより推進することができる。
なお、図7には、変更実施形態に係るパージ方法に基づくパージ処理工程で使用する設定画面Dpeを示す。変更実施形態に係る設定画面Dpeは、各種成形材料に対応した設定を容易にできるようにしたものである。一般に、成形材料として使用できる樹脂は多種多様に存在する。しかも、第一成形材料R1又は第二成形材料R2として使用する樹脂の特性は大きく異なる場合も少なくないため、第一成形材料R1と第二成形材料R2の組合わせに対応する特に温度条件の設定は容易でない。そこで、様々な成形材料の組合わせに基づく温度条件を予めデータベース化し、組合わせに対応するパージ条件に対する的確かつ確実な設定を、容易かつ迅速に行うことができるようにした。
例示の設定画面Dpeは、前述した第一設定表示部Dpaと同様の第一設定表示部Dpaeと第二設定表示部Dpbと同様の第二設定表示部Dpbeを備えるという基本構成は同じとなる一方、樹脂選択部41,温度表示部42及びパージモード選択キー43を追加した点が異なる。この場合、樹脂選択部41には、第一成形材料選択部41f,中間材選択部41m,第二成形材料選択部41sが含まれる。第一成形材料選択部41fにより第一成形材料R1を選択できるとともに、第二成形材料選択部41sにより第二成形材料R2を選択できる。また、中間材選択部41mにより中間材を選択できる。なお、中間材は、第一成形材料R1に対して第二成形材料R2を直接入替えるのではなく、第一成形材料R1を排出した後、第二成形材料R2を投入する前に、一旦、投入する素材となる。樹脂の種類によっては、中間材を投入することにより、排出性及び入替効率をより高めることができる。
したがって、第一成形材料選択部41f,中間材選択部41m,第二成形材料選択部41sからそれぞれ使用する材料を選択すれば、予め設定されたデータベースから、選択した組合わせに基づく最適な加熱温度が読み出され、温度表示部42に表示される。また、使用する組合わせのタイプは、パージモード選択キー43により選択できる。即ち、第一成形材料R1から中間材に入替えるときの温度設定モード、中間材から第二成形材料R2に入替えるときの温度設定モード、第一成形材料R1から第二成形材料R2に入替えるときの温度設定モードを、それぞれON/OFFにより選択できる。その他、図7において、図3と同一部分には同一符号を付してその構成を明確にするとともに、詳細な説明は省略する。
以上、好適実施形態について詳細に説明したが、本発明は、このような実施形態に限定されるものではなく、細部の構成,形状,素材,数量,数値,手法等において、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、任意に変更,追加,削除することができる。
例えば、材料排出工程として、計量動作及びパージ動作を所定回数だけ繰り返すとともに、この後、より少ない計量値の計量動作及びパージ動作を所定回数だけ繰り返すパージ処理を例示したが、このような処理手順に限定されるものではなく、第一成形材料R1を排出できる方法であれば、他の方法を排除するものではない。他方、計量回転数Npを、成形時に設定する設定計量回転数Nsよりも高速に設定し、また、パージ速度Vpを、成形時に設定する設定パージ速度Vsよりも高速に設定することが望ましいが、必須の条件となるものではない。なお、本発明に係るパージ方法は、実施形態として、ポリプロピレン樹脂を用いた場合を例示したが、各種樹脂材料に適用できる。
本発明に係るパージ方法は、成形に使用する樹脂を第一成形材料から異なる第二成形材料に入替えるパージ処理工程を行うことができる各種射出成形機に利用できる。
1:射出成形機,1i:射出装置,3m:加熱筒中部,3r:加熱筒後部,3f:加熱筒前部,R1:第一成形材料,R2:第二成形材料,Tr:後側加熱温度,Tf:前側加熱温度,Tp:樹脂の加工温度,Td:樹脂の分解温度,(S4):材料排出工程,(S7):前段パージ工程,(S9):計量パージ処理,(S11):空パージ処理,(S9〜S13):後段パージ工程,(S6〜S13):入替パージ工程,Np:計量回転数,Ns:設定計量回転数,Vp:パージ速度,Vs:設定パージ速度,Dp(Dpe):設定画面,Dpa(Dpae):第一設定表示部,Dpb(Dpbe):第二設定表示部

Claims (8)

  1. 射出装置から残留する第一成形材料を排出し、この第一成形材料に対して異なる第二成形材料を供給することにより、第一成形材料から第二成形材料に切替える際に用いる射出成形機のパージ方法であって、予め所定の方法により残留する第一成形材料を射出装置から排出後、パージ処理工程として、射出装置に第二成形材料を投入し、計量動作及びパージ動作を所定回数だけ繰り返す前段パージ工程と、この前段パージ工程の終了後、当該前段パージ工程よりも少ない計量値の計量動作及びパージ動作を所定回数だけ繰り返す計量パージ処理並びにこの計量パージ処理の終了後に行う無回転のスクリュを後退させて前進させる空パージ動作を所定回数だけ繰り返す空パージ処理をセットとした一連のパージ動作を、設定した繰り返し回数に基づき、複数回にわたって繰り返し行う後段パージ工程とを有する入替パージ工程を備えることを特徴とする射出成形機のパージ方法。
  2. 前記入替パージ工程では、温度に係わる設定条件として、射出装置の加熱筒中部及び加熱筒後部を含む後側加熱温度を、加熱筒前部を含む前方の前側加熱温度よりも低く設定することを特徴とする請求項1記載の射出成形機のパージ方法。
  3. 前記前側加熱温度は、前記第一成形材料及び前記第二成形材料に係わる樹脂の加工温度以上であって分解温度以下の範囲に設定することを特徴とする請求項2記載の射出成形機のパージ方法。
  4. 前記後側加熱温度は、前記第一成形材料及び前記第二成形材料に係わる樹脂の融点以上に設定することを特徴とする請求項2又は3記載の射出成形機のパージ方法。
  5. 前記入替パージ工程は、計量動作時の計量回転数を、成形時に設定する設定計量回転数よりも高速に設定することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の射出成形機のパージ方法。
  6. 前記入替パージ工程は、パージ動作時のパージ速度を、成形時に設定する設定パージ速度よりも高速に設定することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の射出成形機のパージ方法。
  7. 前記後段パージ工程は、前記空パージ処理における後退ストロークを、前記計量パージ処理の計量ストロークよりも長く設定することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の射出成形機のパージ方法。
  8. 前記パージ処理工程では、設定画面として、前記射出装置から残留する第一成形材料を排出する材料排出工程に対応する第一設定表示部と前記入替パージ工程に対応する第二設定表示部とをそれぞれ表示することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の射出成形機のパージ方法。
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