JP6068275B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、コネクタに関する。
従来、コネクタとしては、一対のコネクタハウジングと、一対のコネクタハウジングのうち一方のコネクタハウジングに設けられた嵌合部と、他方のコネクタハウジングに設けられ嵌合部が嵌合される被嵌合部とを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このコネクタでは、一方のコネクタハウジングの嵌合部が、固定ターミナルホルダが設けられたフレームとしてのアウターハウジングと、アウターハウジング内にコネクタハウジングの嵌合方向に移動可能に配置された可動ハウジングとしての可動ターミナルホルダとを有する。
そして、可動ターミナルホルダは、アウターハウジングの固定ターミナルホルダよりもコネクタハウジングの嵌合方向に先行した状態で仮係止されている。このため、一対のコネクタハウジングを嵌合させると、可動ターミナルホルダが固定ターミナルホルダより先に他方のコネクタハウジングの被嵌合部との嵌合を完了した後、固定ターミナルホルダが他方のコネクタハウジングの被嵌合部との嵌合を完了する。
このようにアウターハウジングと可動コネクタハウジングとの嵌合を完了するタイミングを異ならせることにより、一対のコネクタハウジングの嵌合力を分散することができ、コネクタハウジング内に収容される端子などの多極化に対応することができる。
特開平6−111882号公報
ところで、上記特許文献1のようなコネクタでは、可動ハウジングをフレーム内に仮係止させるために、可動ハウジングに係止される撓み可能な係止部をフレームに設けている。この係止部は、一対のコネクタハウジングを嵌合させることにより、他方のコネクタハウジングに設けられた係合解除片によって撓まされ、可動ハウジングの仮係止を解除する。
しかしながら、上記特許文献1のようなコネクタでは、可動ハウジングの仮係止を解除した係止部が撓まされたままの状態で、可動ハウジングの嵌合が完了してしまう。このため、係止部に永久変形が起こり、可動ハウジングを安定して仮係止できなくなってしまう恐れがあった。
そこで、この発明は、係止部の永久変形を防止でき、可動ハウジングの仮係止を安定して行うことができるコネクタの提供を目的としている。
請求項1記載の発明は、一対のコネクタハウジングと、この一対のコネクタハウジングのうち一方のコネクタハウジングに設けられた嵌合部と、他方のコネクタハウジングに設けられ前記嵌合部が嵌合される被嵌合部とを備えたコネクタであって、前記他方のコネクタハウジングの被嵌合部は、フレームと、このフレーム内に前記一方のコネクタハウジングの嵌合方向に移動可能に配置され前記嵌合部との嵌合を完了するタイミングが前記フレームと異なる可動ハウジングとを有し、前記フレームと前記可動ハウジングとのうち少なくともいずれか一方には、前記一方のコネクタハウジングの嵌合部と前記可動ハウジングとの嵌合が完了するまで、前記可動ハウジングを前記フレーム内に仮係止させる撓み可能な係止部が設けられ、前記係止部は、前記可動ハウジングに設けられた第1係止部と、前記フレームに設けられた第2係止部とを有し、前記第1係止部は、前記一方のコネクタハウジングの嵌合部と前記可動ハウジングとの嵌合途中で、前記嵌合部との当接により撓まされ前記フレームに設けられた被係止部に係止して前記可動ハウジングを前記フレーム内に保持させ、前記第2係止部は、前記一方のコネクタハウジングの嵌合部と前記可動ハウジングとの嵌合途中で、前記嵌合部との当接により撓まされ前記可動ハウジングの仮係止を解除し、前記係止部は、前記一方のコネクタハウジングの嵌合部と前記可動ハウジングとの嵌合が完了した状態で、前記可動ハウジングの仮係止を解除して復元されることを特徴とする。
このコネクタでは、係止部が一方のコネクタハウジングの嵌合部と可動ハウジングとの嵌合が完了した状態で、可動ハウジングの仮係止を解除して復元されるので、可動ハウジングの仮係止を解除した係止部が撓まされたままの状態で、可動ハウジングの嵌合が完了してしまうことがない。
従って、このようなコネクタでは、可動ハウジングの嵌合が完了した状態で、係止部が撓まされたまま保持されることがないので、係止部の永久変形を防止でき、可動ハウジングの仮係止を安定して行うことができる。
このコネクタでは、第1係止部が一方のコネクタハウジングの嵌合部と可動ハウジングとの嵌合途中で、可動ハウジングをフレーム内に保持し、第2係止部が一対のコネクタハウジングの嵌合前に、可動ハウジングをフレーム内に保持するので、可動ハウジングの嵌合が完了するまでの間に、可動ハウジングをフレーム内に確実に仮係止させることができる。
請求項記載の発明は、請求項記載のコネクタであって、前記可動ハウジングは、前記フレーム内に複数配置され、前記複数の可動ハウジングは、前記一方のコネクタハウジングの嵌合部との嵌合を完了するタイミングがそれぞれ異なることを特徴とする。
このコネクタでは、複数の可動ハウジングの一方のコネクタハウジングの嵌合部との嵌合を完了するタイミングがそれぞれ異なるので、一対のコネクタハウジングの嵌合力をさらに分散することができ、一対のコネクタハウジングの嵌合作業性を向上することができる。
本発明によれば、係止部の永久変形を防止でき、可動ハウジングの仮係止を安定して行うことができるコネクタを提供することができるという効果を奏する。
本発明の実施の形態に係るコネクタの分解斜視図である。 本発明の実施の形態に係るコネクタの一対のコネクタハウジングを嵌合させる前の断面図である。 本発明の実施の形態に係るコネクタの一対のコネクタハウジングの嵌合途中の断面図である。 本発明の実施の形態に係るコネクタの一対のコネクタハウジングの嵌合途中の断面図である。 本発明の実施の形態に係るコネクタの一対のコネクタハウジングの嵌合途中の断面図である。 本発明の実施の形態に係るコネクタの一対のコネクタハウジングの嵌合途中の断面図である。 本発明の実施の形態に係るコネクタの一対のコネクタハウジングの嵌合途中の断面図である。 本発明の実施の形態に係るコネクタの一対のコネクタハウジングの嵌合が完了したときの断面図である。 本発明の実施の形態に係るコネクタの一方のコネクタハウジングと一方の可動ハウジングとが嵌合を開始したときの断面図である。 本発明の実施の形態に係るコネクタの一方のコネクタハウジングと他方の可動ハウジングとが嵌合を開始したときの断面図である。 本発明の実施の形態に係るコネクタの一方のコネクタハウジングとフレームとが嵌合を開始したときの断面図である。 本発明の実施の形態に係るコネクタの一対のコネクタハウジングの嵌合が完了したときの断面図である。
図1〜図12を用いて本発明の実施の形態に係るコネクタについて説明する。
本実施の形態に係るコネクタ1は、一対のコネクタハウジング3,5と、この一対のコネクタハウジング3,5のうち一方のコネクタハウジング3に設けられた嵌合部7と、他方のコネクタハウジング5に設けられ嵌合部7が嵌合される被嵌合部9とを備えている。
また、他方のコネクタハウジング5の被嵌合部9は、フレーム11と、このフレーム11内に一方のコネクタハウジング3の嵌合方向に移動可能に配置され嵌合部7との嵌合を完了するタイミングがフレーム11と異なる可動ハウジング13とを有する。
さらに、フレーム11と可動ハウジング13には、可動ハウジング13をフレーム11内に仮係止させる撓み可能な係止部15が設けられている。
そして、係止部15は、一方のコネクタハウジング3の嵌合部7と可動ハウジング13との嵌合が完了した状態で、可動ハウジング13の仮係止を解除して復元される。
また、係止部15は、可動ハウジング13に設けられた第1係止部17と、フレーム11に設けられた第2係止部19とを有する。
さらに、第1係止部17は、一方のコネクタハウジング3の嵌合部7と可動ハウジング13との嵌合途中で、嵌合部7との当接により撓まされフレーム11に設けられた被係止部21に係止して可動ハウジング13をフレーム11内に保持させる。
また、第2係止部19は、一方のコネクタハウジング3の嵌合部7と可動ハウジング13との嵌合途中で、嵌合部7との当接により撓まされ可動ハウジング13の仮係止を解除する。
さらに、可動ハウジング13は、フレーム11内に複数配置され、複数の可動ハウジング13,13は、一方のコネクタハウジング3の嵌合部7との嵌合を完了するタイミングがそれぞれ異なる。
図1〜図12に示すように、一対のコネクタハウジング3,5のうち一方のコネクタハウジング3は、合成樹脂などの絶縁性材料からなり、一側面側に他方のコネクタハウジング5の被嵌合部9に嵌合される複数(ここでは3つ)の嵌合部7が設けられている。
複数の嵌合部7内には、それぞれ一方のコネクタハウジング3の他側面に設けられた複数の開口から複数の端子(不図示)が挿入されて収容配置される。なお、複数の端子は、それぞれ電源や機器などに接続された電線(不図示)の端末部に圧着などによって電気的に接続されている。
この一方のコネクタハウジング3は、複数の嵌合部7側を他方のコネクタハウジング5側に移動させることにより、複数の嵌合部7と、他方のコネクタハウジング5の被嵌合部9とが嵌合される。
他方のコネクタハウジング5は、車両に配置された静止系部材としてのパネル23に取付部25を介して取り付けられ、パネル23の開口から被嵌合部9の一側面に位置する開口側が露出され、被嵌合部9に一方のコネクタハウジング3の嵌合部7が嵌合される。この被嵌合部9は、フレーム11と、複数(ここでは2つ)の可動ハウジング13とを有する。
フレーム11は、合成樹脂などの絶縁性材料からなり、複数(ここでは3つ)の収容室27を区画するように筐体状に形成されている。複数の収容室27のうち中央部に位置する収容室27の底部側には、一方のコネクタハウジング3に収容された複数の端子に接続される複数の相手端子(不図示)が他面側に設けられた複数の開口から挿入されて収容配置される。なお、複数の相手端子は、それぞれ電源や機器などに接続された電線(不図示)の端末部に圧着などによって電気的に接続されている。
複数の収容室27のうち両側に位置する収容室27,27内には、フレーム11の他側面側の開口からそれぞれ可動ハウジング13,13が挿入され、可動ハウジング13がフレーム11内に一方のコネクタハウジング3の嵌合方向に移動可能に収容配置される。
可動ハウジング13,13は、合成樹脂などの絶縁性材料からなり、フレーム11の両側に位置する収容室27,27内にそれぞれ収容配置される。この可動ハウジング13の底部側には、フレーム11の中央部に位置する収容室27と同様に、複数の相手端子(不図示)が他面側に設けられた複数の開口からそれぞれ挿入されて収容配置される。
このような可動ハウジング13,13は、フレーム11の収容室27,27内において、フレーム11内に配置された状態から可動ハウジング13,13が一方のコネクタハウジング3の嵌合部7との嵌合完了状態に至るまでの間に、係止部15によってフレーム11内における仮係止状態が保持される。
係止部15は、可動ハウジング13,13にそれぞれ設けられた第1係止部17,17と、フレーム11の両側に位置する収容室27,27に設けられた第2係止部19,19とを有する。なお、可動ハウジング13,13の第1係止部17,17及びフレーム11の第2係止部19,19は、同様の構成であり、仮係止を解除するタイミングが異なるだけであるので、以下では一方の可動ハウジング13の第1係止部17と、フレーム11の一方の第2係止部19とについて説明する。
第1係止部17は、可動ハウジング13の上下面に対向して設けられ、嵌合方向前側を基端とし、嵌合方向後側を自由端とする撓み可能な一対の弾性片からなる。また、第1係止部17の自由端側には、可動ハウジング13の内部側に向けて突設された傾斜面を有する第1当接部29が設けられている。
この第1係止部17は、一方のコネクタハウジング3の嵌合部7がフレーム11及び可動ハウジング13の開口から挿入されることにより、嵌合部7の上下面に突設された第1解除突起31に第1当接部29が当接される。この第1解除突起31と第1当接部29との当接により、図3の矢印で示すように、第1係止部17が可動ハウジング13の外方に向けて撓まされる。
このとき、図4に示すように、第1係止部17の外方に位置するフレーム11には、孔部からなる被係止部21が設けられており、外方に撓まされた第1係止部17の先端が被係止部21に係止する。この第1係止部17と被係止部21との係止により、第1当接部29と第1解除突起31とが摺動しても、可動ハウジング13がフレーム11内を移動することがなく、可動ハウジング13をフレーム11内に保持することができる。
そして、一方のコネクタハウジング3の嵌合部7と可動ハウジング13との嵌合が完了した状態では、嵌合部7の第1解除突起31と第1当接部29との当接が解除され、第1係止部17が初期位置に復元される。
このように第1係止部17は、一方のコネクタハウジング3の嵌合部7と可動ハウジング13との嵌合が完了した状態で、初期位置に復元されるので、第1係止部17に永久変形が起きることを防止することができる。
第2係止部19は、第1係止部17より嵌合方向後側に位置され、フレーム11の収容室27の上下面に対向して設けられ、嵌合方向後側を基端とし、嵌合方向前側を自由端とする撓み可能な一対の弾性片からなる。また、第2係止部19は、第1係止部17の嵌合方向の直交方向(フレーム11及び可動ハウジング13の幅方向)に対して両側に一対設けられている。さらに、第2係止部19は、自由端側にフレーム11の内部側に向けて突設された傾斜面を有する第2当接部33が設けられ、中央部に第2当接部33よりも突出長さが小さく設定された初期係止部35が設けられている。
この第2係止部19は、フレーム11の収容室27内に可動ハウジング13が収容配置された状態で、第2当接部33が可動ハウジング13の第1係止部17の先端側の両側に設けられた傾斜面を有する孔37の内部に配置され、初期係止部35が可動ハウジング13の外周に設けられた段差部39の端面に当接される。これにより、可動ハウジング13をフレーム11の収容室27内に収容配置した状態で、可動ハウジング13がフレーム11内を移動することがなく、可動ハウジング13をフレーム11内に保持することができる。
このような第2係止部19は、一方のコネクタハウジング3の嵌合部7がフレーム11及び可動ハウジング13の開口から挿入され、嵌合部7の第1解除突起31と第1係止部17の第1当接部29とが当接した状態で、嵌合部7の第1解除突起31の両側に隣接して突設された第2解除突起41に第2当接部33が当接される。この第2解除突起41と第2当接部33との当接により、図5の矢印で示すように、第2係止部19がフレーム11の外方に向けて撓まされる。
この第2係止部19の撓みにより、可動ハウジング13の段差部39と初期係止部35との当接が解除され、フレーム11に対する可動ハウジング13の仮係止が解除され、図7の矢印で示すように、フレーム11内における可動ハウジング13の一方のコネクタハウジングの嵌合方向への移動が可能となる。
そして、一方のコネクタハウジング3の嵌合部7と可動ハウジング13との嵌合が完了した状態では、嵌合部7の第2解除突起41と第2当接部33との当接が解除され、第2係止部19が初期位置に復元される。
このように第2係止部19は、一方のコネクタハウジング3の嵌合部7と可動ハウジング13との嵌合が完了した状態で、初期位置に復元されるので、第2係止部19に永久変形が起きることを防止することができる。
このような係止部15を有する可動ハウジング13,13は、一方のコネクタハウジング3の嵌合部7との嵌合を完了するタイミングが、一方の可動ハウジング13と他方の可動ハウジング13とで異なるように設定されている。
詳細には、フレーム11の収容室27内において、一方の可動ハウジング13(ここでは図9における左側の可動ハウジングとする)が、他方の可動ハウジング13(ここでは図9における右側の可動ハウジングとする)よりも嵌合方向前側に位置されている。
このため、一対のコネクタハウジング3,5を嵌合させると、まず、一方の可動ハウジング13が一方のコネクタハウジング3の嵌合部7との嵌合を完了し、次に、他方の可動ハウジング13が一方のコネクタハウジング3の嵌合部7との嵌合を完了する。なお、コネクタ1では、フレーム11が静止系部材であるパネル23に固定されているので、最後にフレーム11と一方のコネクタハウジング3の嵌合部7との嵌合が完了するように設定されている。
このようなコネクタ1における一対のコネクタハウジング3,5の嵌合は、まず、図9に示すように、一方のコネクタハウジング3の嵌合部7を他方のコネクタハウジング5の被嵌合部9に挿入させ、一方のコネクタハウジング3の嵌合部7と一方の可動ハウジング13との嵌合を開始する。
次に、図10に示すように、一方のコネクタハウジング3の嵌合部7を他方のコネクタハウジング5の被嵌合部9にさらに挿入させ、一方のコネクタハウジング3の嵌合部7と一方の可動ハウジング13との嵌合を完了すると共に、嵌合部7と他方の可動ハウジング13との嵌合を開始する。
次に、図11に示すように、一方のコネクタハウジング3の嵌合部7を他方のコネクタハウジング5の被嵌合部9にさらに挿入させ、一方のコネクタハウジング3の嵌合部7と他方の可動ハウジング13との嵌合を完了する。このとき、一方の可動ハウジング13は、フレーム11に対する仮係止が解除されているので、一方のコネクタハウジング3の嵌合方向に移動され、一方のコネクタハウジング3の挿入を阻害することがない。
最後に、図12に示すように、一方のコネクタハウジング3の嵌合部7を他方のコネクタハウジング5の被嵌合部9にさらに挿入させ、一方のコネクタハウジング3の嵌合部7とフレーム11との嵌合を完了する。このとき、両方の可動ハウジング13,13は、フレーム11に対する仮係止が解除されているので、一方のコネクタハウジング3の嵌合方向に移動され、一方のコネクタハウジング3の挿入を阻害することがない。
なお、一対のコネクタハウジング3,5は、嵌合が完了した状態で、一方のコネクタハウジング3の両側に設けられたロック部43をフレーム11に係止させることにより、嵌合状態が保持される。
このように一方のコネクタハウジング3の嵌合部7と、他方のコネクタハウジング5の被嵌合部9を構成するフレーム11と可動ハウジング13,13との嵌合完了のタイミングを異ならせることにより、一対のコネクタハウジング3,5の嵌合における挿入力のピークを分散させることができ、一対のコネクタハウジング3,5の嵌合作業性を向上することができる。
このようなコネクタ1では、係止部15が一方のコネクタハウジング3の嵌合部7と可動ハウジング13との嵌合が完了した状態で、可動ハウジング13の仮係止を解除して復元されるので、可動ハウジング13の仮係止を解除した係止部15が撓まされたままの状態で、可動ハウジング13の嵌合が完了してしまうことがない。
従って、このようなコネクタ1では、可動ハウジング13の嵌合が完了した状態で、係止部15が撓まされたまま保持されることがないので、係止部15の永久変形を防止でき、可動ハウジング13の仮係止を安定して行うことができる。
また、第1係止部17は一方のコネクタハウジング3の嵌合部7と可動ハウジング13との嵌合途中で、可動ハウジング13をフレーム11内に保持し、第2係止部19は一対のコネクタハウジング3,5の嵌合前に、可動ハウジング13をフレーム11内に保持するので、可動ハウジング13の嵌合が完了するまでの間に、可動ハウジング13をフレーム11内に確実に仮係止させることができる。
さらに、第1係止部17及び第2係止部19は、一方のコネクタハウジング3の嵌合部7と可動ハウジング13との嵌合が完了した状態で、復元されるので、可動ハウジング13の嵌合が完了した状態で、撓まされたまま保持されることがなく、永久変形を防止することができる。
また、複数の可動ハウジング13,13は、一方のコネクタハウジング3の嵌合部7との嵌合を完了するタイミングがそれぞれ異なるので、一対のコネクタハウジング3,5の嵌合力をさらに分散することができ、一対のコネクタハウジング3,5の嵌合作業性を向上することができる。
なお、本発明の実施の形態に係るコネクタでは、他方のコネクタハウジングがパネルなどの静止系部材に固定されているが、これに限らず、一対のコネクタハウジングのうちいずれか一方を静止系部材に固定しなくともよい。
また、係止部は、フレームと可動ハウジングとの両方に設けられているが、これに限らず、少なくともいずれか一方に係止部が設けられていればよく、一方のみに係止部を設けてもよい。
さらに、可動ハウジングは、フレーム内に2つ配置されているが、これに限らず、2つ以上可動ハウジングをフレーム内に移動可能に配置させてもよい。加えて、複数の可動ハウジングは、フレームの幅方向だけでなく、高さ方向に配置させてもよい。
1…コネクタ
3,5…コネクタハウジング
7…嵌合部
9…被嵌合部
11…フレーム
13…可動ハウジング
15…係止部
17…第1係止部
19…第2係止部
21…被係止部

Claims (2)

  1. 一対のコネクタハウジングと、この一対のコネクタハウジングのうち一方のコネクタハウジングに設けられた嵌合部と、他方のコネクタハウジングに設けられ前記嵌合部が嵌合される被嵌合部とを備えたコネクタであって、
    前記他方のコネクタハウジングの被嵌合部は、フレームと、このフレーム内に前記一方のコネクタハウジングの嵌合方向に移動可能に配置され前記嵌合部との嵌合を完了するタイミングが前記フレームと異なる可動ハウジングとを有し、
    前記フレームと前記可動ハウジングとのうち少なくともいずれか一方には、前記一方のコネクタハウジングの嵌合部と前記可動ハウジングとの嵌合が完了するまで、前記可動ハウジングを前記フレーム内に仮係止させる撓み可能な係止部が設けられ、
    前記係止部は、前記可動ハウジングに設けられた第1係止部と、前記フレームに設けられた第2係止部とを有し、
    前記第1係止部は、前記一方のコネクタハウジングの嵌合部と前記可動ハウジングとの嵌合途中で、前記嵌合部との当接により撓まされ前記フレームに設けられた被係止部に係止して前記可動ハウジングを前記フレーム内に保持させ、
    前記第2係止部は、前記一方のコネクタハウジングの嵌合部と前記可動ハウジングとの嵌合途中で、前記嵌合部との当接により撓まされ前記可動ハウジングの仮係止を解除し、
    前記係止部は、前記一方のコネクタハウジングの嵌合部と前記可動ハウジングとの嵌合が完了した状態で、前記可動ハウジングの仮係止を解除して復元されることを特徴とするコネクタ。
  2. 請求項1記載のコネクタであって、
    前記可動ハウジングは、前記フレーム内に複数配置され、
    前記複数の可動ハウジングは、前記一方のコネクタハウジングの嵌合部との嵌合を完了するタイミングがそれぞれ異なることを特徴とするコネクタ。
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