JP6066890B2 - 劣化量推定装置、劣化量推定方法、及びプログラム - Google Patents

劣化量推定装置、劣化量推定方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、二次電池の劣化量を推定する劣化量推定装置、劣化量推定方法、及びプログラムに関する。
二次電池の容量や抵抗の劣化を正確に把握することは、二次電池を適切に運用するために必要とされている。特許文献1には、二次電池が充電中であるか否かによって演算処理を切り替えて劣化量を算出する技術が開示されている。
特開2012−127938号公報
劣化量を推定するロジックは、二次電池の管理を行うBMU(Battery Management Unit)に設けられることが多い。BMUは、二次電池の電力によって駆動するため、二次電池が保存状態にある場合にも逐次劣化量を推定する場合、保存中にもかかわらず二次電池の充電率を低下させることとなる。
本発明の目的は、二次電池を充放電しないときにおける消費電力を抑えつつ、適切に二次電池の劣化量を推定する劣化量推定装置、劣化量推定方法、及びプログラムを提供することにある。
第1の態様は、二次電池の温度を含む前記二次電池に係る情報を取得する情報取得部と、前記情報取得部が取得した情報に基づいて前記二次電池の劣化量を推定する劣化量推定部と、前記二次電池が充放電されていない場合に、前記情報取得部が前記二次電池の温度を取得した後、自装置に供給される電力を減少させ、前記情報取得部が次に前記二次電池に係る情報を取得するタイミングで自装置に供給される電力を増加させる電源制御部と、を備え、前記二次電池が充放電されている場合に、前記劣化量推定部は、前記情報取得部が取得した情報に基づいて算出される抵抗値と劣化のない二次電池の内部抵抗値とを比較することで、前記二次電池の劣化量を推定し、前記二次電池が充放電されていない場合に、前記劣化量推定部は、最後に推定された前記二次電池の劣化量と前記情報取得部が取得した情報とに基づいて、前記二次電池の劣化量を推定する劣化量推定装置である。
また、第2の態様は、第1の態様において、前記二次電池が充放電されていないときに前記情報取得部が前記二次電池に係る情報を取得する頻度は、前記二次電池が充放電されているときに前記情報取得部が前記二次電池に係る情報を取得する頻度より低い劣化量推定装置である。
また、第4の態様は、第1から第3の何れかの態様において、時間の計時を行う計時部を備え、前記電源制御部は、前記計時部が計時した時間が前記二次電池に係る情報を取得するタイミングになったときに、自装置に供給される電力を増加させる劣化量推定装置である。
また、第5の態様は、第1から第4の何れかの態様において、外部から前記二次電池に係る情報の取得命令を受信する命令受信部を備え、前記電源制御部は、前記命令受信部が前記取得命令を受信したときに、自装置に供給される電力を増加させる劣化量推定装置である。
また、第6の態様は、コンピュータと、前記コンピュータに供給される電力を制御する電力制御回路とを備え、前記コンピュータは、二次電池の温度を含む前記二次電池に係る情報を取得する情報取得部と、前記二次電池が充放電されていない場合に、前記情報取得部が取得した情報に基づいて、前記二次電池の劣化量を推定する劣化量推定部とを備え、前記電力制御回路は、前記二次電池が充放電されていない場合に、前記情報取得部が前記二次電池の温度を取得した後、前記コンピュータに供給される電力を減少させ、前記情報取得部が次に前記二次電池に係る情報を取得するタイミングで前記コンピュータに供給される電力を増加させ、前記劣化量推定部は、前記二次電池が充放電されている場合に、前記情報取得部が取得した情報に基づいて算出される抵抗値と劣化のない二次電池の内部抵抗値とを比較することで、前記二次電池の劣化量を推定し、前記劣化量推定部は、前記二次電池が充放電されていない場合に、最後に推定された前記二次電池の劣化量と前記情報取得部が取得した情報とに基づいて、前記二次電池の劣化量を推定する劣化量推定装置である。
また、第7の態様は、劣化量推定装置が、二次電池の温度を含む前記二次電池に係る情報を取得し、前記劣化量推定装置が、前記二次電池が充放電されていない場合に、前記二次電池の温度を取得した後、自装置に供給される電力を減少させ、次に前記二次電池に係る情報を取得するタイミングで自装置に供給される電力を増加させ、前記劣化量推定装置が、前記二次電池が充放電されている場合に、前記取得した情報に基づいて算出される抵抗値と劣化のない二次電池の内部抵抗値とを比較することで、前記二次電池の劣化量を推定し、前記劣化量推定装置が、前記二次電池が充放電されていない場合に、最後に推定された前記二次電池の劣化量と前記取得した情報に基づいて前記二次電池の劣化量を推定する劣化量推定方法である。
また、第8の態様は、コンピュータを、二次電池の温度を含む前記二次電池に係る情報を取得する情報取得部、前記二次電池が充放電されていない場合に、前記情報取得部が前記二次電池の温度を取得した後、前記コンピュータに供給される電力を減少させ、前記情報取得部が次に前記二次電池に係る情報を取得するタイミングで前記コンピュータに供給される電力を増加させる電源制御部、前記二次電池が充放電されていない場合に、前記情報取得部が取得した情報に基づいて、前記二次電池の劣化量を推定する劣化量推定部として機能させ、前記劣化量推定部は、前記二次電池が充放電されている場合に、前記情報取得部が取得した情報に基づいて算出される抵抗値と劣化のない二次電池の内部抵抗値とを比較することで、前記二次電池の劣化量を推定し、前記劣化量推定部は、前記二次電池が充放電されていない場合に、最後に推定された前記二次電池の劣化量と前記情報取得部が取得した情報とに基づいて、前記二次電池の劣化量を推定するプログラムである。
上記態様のうち少なくとも1つの態様によれば、二次電池が充放電されていない場合に、所定のタイミングで二次電池に係る情報を取得するとき以外は、劣化量推定装置に供給される電力を減少させる。これにより、二次電池が充放電されていない状態である保存状態における劣化量推定装置の消費電力を低減することができる。
第1の実施形態に係る劣化量推定装置の構成を示す概略ブロック図である。 第1の実施形態に係る劣化量推定装置のコンピュータの動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る劣化量推定装置の構成を示す概略ブロック図である。 第2の実施形態に係る劣化量推定装置のコンピュータの動作を示すフローチャートである。
《第1の実施形態》
以下、図面を参照しながら実施形態について詳しく説明する。
図1は、第1の実施形態に係る劣化量推定装置100の構成を示す概略ブロック図である。
劣化量推定装置100は、対象となる二次電池の容量及び抵抗の劣化量を算出する。劣化量推定装置100は、コンピュータ110、充放電判定回路120、タイマ回路130、電源制御回路140、残量表示部150を備える。劣化量推定装置100は、二次電池から供給される電力で動作する。
コンピュータ110は、CPU111、主記憶装置112、補助記憶装置113、インタフェース114を備える。
CPU111は、補助記憶装置113が記憶するプログラムを読み出して主記憶装置112に展開し、当該プログラムに従って二次電池の劣化量の推定処理を行う。
CPU111は、プログラムを実行することで、充放電判定部115、情報取得部116、劣化量推定部117、タイマ設定部118を備える。
充放電判定部115は、充放電判定回路120が出力する信号を取得し、二次電池が充放電されているか否かを判定する。
情報取得部116は、二次電池に設けられた図示しないセンサから温度、電圧、電流を取得する。
劣化量推定部117は、情報取得部116が取得した情報に基づいて二次電池の劣化量を推定する。
タイマ設定部118は、次に情報取得部116が温度、電圧、電流を取得するタイミングになったときに起動信号を出力するようタイマ回路130を設定する。
充放電判定回路120は、二次電池が充放電されているか否かを判定する。例えば、充放電判定回路120は、二次電池から入出する電流値が所定の閾値以下である状態が所定時間継続したときに、充放電されていないことを示す信号をコンピュータ110及び電源制御回路140に出力する。
タイマ回路130は、コンピュータ110によって設定されたタイミングに、起動信号を電源制御回路140に出力する。
電源制御回路140は、コンピュータ110に供給される電力を制御する。具体的には、電源制御回路140は、充放電判定回路120が出力する信号が二次電池が充放電されていることを示す間、二次電池からコンピュータ110へ電力を供給させる。電源制御回路140は、充放電判定回路120が出力する信号が二次電池が充放電されていないことを示す場合、タイマ回路130から起動信号を受信するまで、二次電池からコンピュータ110へ電力を供給させない。また、電源制御回路140は、充放電判定回路120が出力する信号が二次電池が充放電されていないことを示す場合、タイマ回路130から起動信号を受信してからコンピュータ110がタイマ回路130を設定するまで、二次電池からコンピュータ110へ電力を供給させる。本実施形態に係る電源制御回路140は、電源制御部の一例である。
残量表示部150は、二次電池の充電された電気量の残量を表示する。
次に、本実施形態に係る劣化量推定装置100による劣化量推定方法について説明する。
図2は、第1の実施形態に係る劣化量推定装置100のコンピュータ110の動作を示すフローチャートである。
電源制御回路140の制御により、二次電池からコンピュータ110への電力供給が開始されると、コンピュータ110のCPU111は、補助記憶装置113からプログラムを読み出して主記憶装置112に展開することで、当該プログラムを実行する。まず、CPU111がプログラムを実行すると、充放電判定部115は、充放電判定回路120が出力する信号を読み取り、二次電池が充放電されているか否かを判定する(ステップS1)。
充放電判定部115が二次電池が充放電されていると判定した場合(ステップS1:YES)、情報取得部116は、インタフェース114を介して二次電池に設けられたセンサから、二次電池の電流、電圧、温度を取得する(ステップS2)。なお、二次電池が複数のセルから構成される電池モジュールである場合、電圧として複数のセルの平均電圧、最大電圧または最小電圧を特定する。次に、劣化量推定部117は、情報取得部116が取得した情報に基づいて、二次電池の劣化量を推定する(ステップS3)。劣化量推定部117は、例えば、情報取得部116が取得した二次電池の電流値と電圧値から算出される抵抗値と劣化のない二次電池の内部抵抗値とを比較することで、劣化量を推定することができる。劣化量推定部117は、二次電池の劣化量を推定すると、当該劣化量を補助記憶装置113に記録する(ステップS4)。補助記憶装置113に記録された劣化量は、残量表示部150が表示する残量の計算や、充放電の運用条件の更新に用いられる。そして、ステップS1に戻り、劣化量の推定を繰り返し実行する。
他方、充放電判定部115がステップS1において二次電池が充放電されていないと判定した場合(ステップS1:NO)、情報取得部116は、インタフェース114を介して二次電池に設けられたセンサから、二次電池の電圧、温度を取得する(ステップS5)。当該電圧は、二次電池の保存電圧に相当する。次に、充放電判定部115は、劣化推定手法に基づいて単位時間当たりの劣化量を推定する(ステップS6)。
劣化推定手法に基づく単位時間当たりの劣化量の推定としては、例えば、アイリング則に従って、電池温度と保存電圧に基づいて単位時間当たりの劣化量を推定する方法が挙げられる。具体的には、以下に示す式(1)に従って単位時間当たりの劣化量を推定する方法である。
logL=logB−Ea/RT+αlogS ・・・(1)
Lは、性能劣化率を示す。Bは二次電池の反応定数である。Eaは、二次電池の活性化エネルギーを示す。Rは、気体定数を示す。Tは、二次電池の絶対温度を示す。Sは、二次電池の保存電圧を示す。
劣化量推定部117は、単位時間当たりの二次電池の劣化量を推定すると、当該劣化量に前回劣化量を推定した時刻からの経過時間を乗じて得られる劣化量を、補助記憶装置113が記憶する劣化量に加算することで、現在の二次電池の劣化量を推定する(ステップS7)。次に、劣化量推定部117は、当該劣化量を補助記憶装置113に記録する(ステップS8)。そして、タイマ設定部118は、次に二次電池に係る情報の取得及び二次電池の劣化量の推定を行うタイミングで起動信号を出力するよう、タイマ回路130を設定する(ステップS9)。タイマ設定部118がタイマ回路130を設定すると、電源制御回路140は、コンピュータ110に供給される電力を0にするため、コンピュータ110は動作を終了する。
なお、二次電池の性能劣化率は、雰囲気温度によって変動するため、タイマ設定部118は、二次電池の雰囲気温度が異なるようなタイミングに起動信号を出力するように、タイマ回路130を設定することが好ましい。例えば、タイマ設定部118は、二次電池が充放電されない時間が日単位である場合、日中のタイミングと日没後のタイミングで起動信号を出力するようにタイマ回路130を設定することができる。また例えば、タイマ設定部118は、二次電池が充放電されない時間が週単位である場合、月曜日と水曜日に起動信号を出力するようにタイマ回路130を設定することができる。また例えば、タイマ設定部118は、二次電池が充放電されない時間が年単位である場合、季節ごとに起動信号を出力するようにタイマ回路130を設定しても良い。
タイマ回路130が起動信号を出力する間隔は、少なくとも二次電池が充放電されているときに継続して劣化量を推定する間隔より長くする。これにより、二次電池が充放電されていない間、コンピュータ110へ供給される電力をカットすることができるため、二次電池を充放電しないときにおける消費電力を抑えることができる。
このように、本実施形態によれば、電源制御回路140は、二次電池が充放電されていない場合に、情報取得部116が二次電池の温度を取得した後、自装置に供給される電力を減少させ、情報取得部116が次に二次電池に係る情報を取得するタイミングで自装置に供給される電力を増加させる。これにより、劣化量推定装置100は、二次電池を充放電しないときにおける消費電力を抑えつつ、適切に二次電池の劣化量を推定することができる。
なお、本実施形態では、二次電池が充放電されていない間、電源制御回路140が、コンピュータ110に電力を供給させないようにする場合について説明したが、これに限られない。例えば、コンピュータ110に供給する電力を通常の電力より減少させ、コンピュータ110をスリープモードにしても良い。
《第2の実施形態》
図3は、第2の実施形態に係る劣化量推定装置200の構成を示す概略ブロック図である。
第1の実施形態では、電源制御回路140が、タイマ回路130が出力する起動信号に基づいてコンピュータ210の電力管理を行う場合について説明したが、第2の実施形態に係る劣化量推定装置200は、外部装置から起動信号を受信して、コンピュータ210の電力管理を行う。
劣化量推定装置200は、コンピュータ210、残量表示部220を備える。
残量表示部220は、二次電池の充電された電気量の残量を表示する。
コンピュータ210は、CPU211、主記憶装置212、補助記憶装置213、インタフェース214を備える。
CPU211は、補助記憶装置213が記憶するプログラムを読み出して主記憶装置212に展開し、当該プログラムに従って二次電池の劣化量の推定処理を行う。CPU211は、プログラムを実行することで、情報取得部215、充放電判定部216、起動信号受信部217、電源制御部218、劣化量推定部219を備える。
情報取得部215は、二次電池に設けられた図示しないセンサから温度、電圧、電流を取得する。
充放電判定部216は、情報取得部215が取得した情報に基づいて二次電池が充放電されているか否かを判定する。
起動信号受信部217は、外部装置から起動信号を受信する。外部装置は、第1の実施形態のタイマ設定部118と同様に、日中と日没後、月曜日と水曜日、季節ごとなど、定期的に起動信号を送信しても良い。また、外部装置は、天気予報により得られる気温や天候に基づいて、起動信号の出力タイミングを決定しても良い。
電源制御部218は、コンピュータ210に供給される電力を制御する。具体的には、電源制御部218は、充放電判定部216が二次電池が充放電されていると判定した場合、CPU211を通常のクロックで動作させるための電力を、二次電池からコンピュータ210へ供給させる。電源制御回路140は、充放電判定部216が二次電池が充放電されていないと判定した場合、起動信号受信部217が起動信号を受信するまで、起動信号受信部217が動作するのに十分なクロック数でCPU211を動作させるための電力を、二次電池からコンピュータ210へ供給させる。また、電源制御回路140は、充放電判定部216が二次電池が充放電されていないと判定した場合、起動信号受信部217が起動信号を受信してから劣化量推定部219が劣化量を推定するまで、CPU211を通常のクロックで動作させるための電力を、二次電池からコンピュータ210へ供給させる。
劣化量推定部219は、情報取得部215が取得した情報に基づいて二次電池の劣化量を推定する。
次に、本実施形態に係る劣化量推定装置200による劣化量推定方法について説明する。
図4は、第2の実施形態に係る劣化量推定装置200のコンピュータ210の動作を示すフローチャートである。
劣化量推定装置200のコンピュータ210に、CPU211を通常のクロックで動作させるための電力が供給されると、コンピュータ210のCPU211は、補助記憶装置213からプログラムを読み出して主記憶装置212に展開することで、当該プログラムを実行する。まず、CPU211がプログラムを実行すると、情報取得部215は、二次電池に係る情報を取得する(ステップS101)。次に、充放電判定部216は、情報取得部215が取得した情報に基づいて、二次電池が充放電されているか否かを判定する(ステップS102)。例えば、充放電判定部216は、二次電池から入出する電流値が所定の閾値以下である状態が所定時間継続した場合に、二次電池が充放電されていないと判定する。
充放電判定部216が二次電池が充放電されていると判定した場合(ステップS102:YES)、劣化量推定部219は、情報取得部215が取得した情報に基づいて、二次電池の劣化量を推定する(ステップS103)。劣化量推定部219は、例えば、情報取得部215が取得した二次電池の電流値と電圧値から算出される抵抗値と劣化のない二次電池の内部抵抗値とを比較することで、劣化量を推定することができる。劣化量推定部219は、二次電池の劣化量を推定すると、当該劣化量を補助記憶装置213に記録する(ステップS104)。そして、ステップS101に戻り、劣化量の推定を繰り返し実行する。
他方、充放電判定部216がステップS102において二次電池が充放電されていないと判定した場合(ステップS102:NO)、充放電判定部216は、劣化推定手法に基づいて単位時間当たりの劣化量を推定する(ステップS105)。次に、劣化量推定部219は、単位時間当たりの劣化量に前回劣化量を推定した時刻からの経過時間を乗じて得られる劣化量を、補助記憶装置213が記憶する劣化量に加算することで、現在の二次電池の劣化量を推定する(ステップS106)。次に、劣化量推定部219は、当該劣化量を補助記憶装置213に記録する(ステップS107)。
そして、電源制御部218は、起動信号受信部217が動作するのに十分なクロック数でCPU211を動作させるための電力を、二次電池からコンピュータ210へ供給させる(ステップS108)。つまり、電源制御部218は、自装置に供給される電力を減少させる。これにより、コンピュータ210は、CPU211の動作クロック数を低減させる。次に、起動信号受信部217は、外部装置から起動信号を受信したか否かを判定する(ステップS109)。起動信号受信部217は、起動信号を受信していないと判定した場合(ステップS109:NO)、起動信号を受信するまでステップS109の受信待機を継続待機する。
他方、起動信号受信部217は、起動信号を受信したと判定した場合(ステップS109:YES)、電源制御部218は、通常のクロック数でCPU211を動作させるための電力を、二次電池からコンピュータ210へ供給させる(ステップS110)。つまり、電源制御部218は、自装置に供給される電力を増加させる。そして、ステップS1に戻り、劣化量の推定を行う。
このように、本実施形態によれば、電源制御回路140は、二次電池が充放電されていない場合に、情報取得部215が二次電池の温度を取得した後、自装置に供給される電力を減少させ、外部装置から起動信号を受信したタイミングで自装置に供給される電力を増加させる。これにより、劣化量推定装置200は、二次電池を充放電しないときにおける消費電力を抑えつつ、適切に二次電池の劣化量を推定することができる。
以上、図面を参照して一実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、様々な設計変更等をすることが可能である。
例えば、上述した実施形態では、二次電池が充放電されていない場合にも、所定のタイミングで劣化量の推定を行う場合について説明したが、これに限られない。例えば、他の実施形態では、所定のタイミングで情報取得部215が二次電池に係る情報を取得した後、劣化量推定部219が劣化量を推定することなく劣化量推定装置200に供給される電力を低減しても良い。この場合、情報取得部215は、取得した二次電池に係る情報を補助記憶装置213に記録しておき、劣化量推定部219は、二次電池の充放電が開始されたときに、補助御記憶装置に記録された情報に基づいて、二次電池が充放電されていない間の劣化量を推定する。
また例えば、上述した実施形態では、アイリング則を示す式(1)に基づいて劣化量を推定する場合について説明したが、これに限られない。二次電池の保存時の劣化量は、雰囲気温度の影響が大きいため、温度を用いて劣化量を推定する他の方法を用いても良い。
なお、少なくとも1つの実施形態において、補助記憶装置213は、一時的でない有形の媒体の一例である。一時的でない有形の媒体の他の例としては、インタフェース214を介して接続される磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等が挙げられる。また、このプログラムが通信回線によってコンピュータ210に配信される場合、配信を受けたコンピュータ210が当該プログラムを主記憶装置212に展開し、上記処理を実行しても良い。
また、当該プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、当該プログラムは、前述した機能を補助記憶装置213に既に記憶されている他のプログラムとの組み合わせで実現するもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
100…劣化量推定装置 110…コンピュータ 111…CPU 112…主記憶装置 113…補助記憶装置 114…インタフェース 115…充放電判定部 116…情報取得部 117…劣化量推定部 118…タイマ設定部 120…充放電判定回路 130…タイマ回路 140…電源制御回路 150…残量表示部

Claims (7)

  1. 二次電池の温度を含む前記二次電池に係る情報を取得する情報取得部と、
    前記情報取得部が取得した情報に基づいて前記二次電池の劣化量を推定する劣化量推定部と、
    前記二次電池が充放電されていない場合に、前記情報取得部が前記二次電池の温度を取得した後、自装置に供給される電力を減少させ、前記情報取得部が次に前記二次電池に係る情報を取得するタイミングで自装置に供給される電力を増加させる電源制御部と、
    を備え
    前記二次電池が充放電されている場合に、前記劣化量推定部は、前記情報取得部が取得した情報に基づいて算出される抵抗値と劣化のない二次電池の内部抵抗値とを比較することで、前記二次電池の劣化量を推定し、
    前記二次電池が充放電されていない場合に、前記劣化量推定部は、最後に推定された前記二次電池の劣化量と前記情報取得部が取得した情報とに基づいて、前記二次電池の劣化量を推定する
    劣化量推定装置。
  2. 前記二次電池が充放電されていないときに前記情報取得部が前記二次電池に係る情報を取得する頻度は、前記二次電池が充放電されているときに前記情報取得部が前記二次電池に係る情報を取得する頻度より低い
    請求項1に記載の劣化量推定装置。
  3. 時間の計時を行う計時部を備え、
    前記電源制御部は、前記計時部が計時した時間が前記二次電池に係る情報を取得するタイミングになったときに、自装置に供給される電力を増加させる
    請求項1または請求項2に記載の劣化量推定装置。
  4. 外部から前記二次電池に係る情報の取得命令を受信する命令受信部を備え、
    前記電源制御部は、前記命令受信部が前記取得命令を受信したときに、自装置に供給される電力を増加させる
    請求項1から請求項3の何れか1項に記載の劣化量推定装置。
  5. コンピュータと、
    前記コンピュータに供給される電力を制御する電力制御回路と
    を備え、
    前記コンピュータは、
    二次電池の温度を含む前記二次電池に係る情報を取得する情報取得部と、
    前記二次電池が充放電されていない場合に、前記情報取得部が取得した情報に基づいて、前記二次電池の劣化量を推定する劣化量推定部と
    を備え、
    前記電力制御回路は、前記二次電池が充放電されていない場合に、前記情報取得部が前記二次電池の温度を取得した後、前記コンピュータに供給される電力を減少させ、前記情報取得部が次に前記二次電池に係る情報を取得するタイミングで前記コンピュータに供給される電力を増加させ
    前記劣化量推定部は、前記二次電池が充放電されている場合に、前記情報取得部が取得した情報に基づいて算出される抵抗値と劣化のない二次電池の内部抵抗値とを比較することで、前記二次電池の劣化量を推定し、
    前記劣化量推定部は、前記二次電池が充放電されていない場合に、最後に推定された前記二次電池の劣化量と前記情報取得部が取得した情報とに基づいて、前記二次電池の劣化量を推定する
    劣化量推定装置。
  6. 劣化量推定装置が、二次電池の温度を含む前記二次電池に係る情報を取得し、
    前記劣化量推定装置が、前記二次電池が充放電されていない場合に、前記二次電池の温度を取得した後、自装置に供給される電力を減少させ、次に前記二次電池に係る情報を取得するタイミングで自装置に供給される電力を増加させ、
    前記劣化量推定装置が、前記二次電池が充放電されている場合に、前記取得した情報に基づいて算出される抵抗値と劣化のない二次電池の内部抵抗値とを比較することで、前記二次電池の劣化量を推定し、
    前記劣化量推定装置が、前記二次電池が充放電されていない場合に、最後に推定された前記二次電池の劣化量と前記取得した情報に基づいて前記二次電池の劣化量を推定する
    劣化量推定方法。
  7. コンピュータを、
    二次電池の温度を含む前記二次電池に係る情報を取得する情報取得部、
    前記二次電池が充放電されていない場合に、前記情報取得部が前記二次電池の温度を取得した後、前記コンピュータに供給される電力を減少させ、前記情報取得部が次に前記二次電池に係る情報を取得するタイミングで前記コンピュータに供給される電力を増加させる電源制御部、
    前記二次電池が充放電されていない場合に、前記情報取得部が取得した情報に基づいて、前記二次電池の劣化量を推定する劣化量推定部
    として機能させ
    前記劣化量推定部は、前記二次電池が充放電されている場合に、前記情報取得部が取得した情報に基づいて算出される抵抗値と劣化のない二次電池の内部抵抗値とを比較することで、前記二次電池の劣化量を推定し、
    前記劣化量推定部は、前記二次電池が充放電されていない場合に、最後に推定された前記二次電池の劣化量と前記情報取得部が取得した情報とに基づいて、前記二次電池の劣化量を推定する
    プログラム。
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