JP5009258B2 - 蓄電池容量推定装置および蓄電池容量推定方法 - Google Patents

蓄電池容量推定装置および蓄電池容量推定方法 Download PDF

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Description

この発明は、蓄電池の容量を推定する蓄電池容量推定装置および蓄電池容量推定方法に関し、特に、自立型電源で用いられる蓄電池であっても容量を推定することが可能な蓄電池容量推定装置および蓄電池容量推定方法に関するものである。
一般的に、ニッケル水素蓄電池は、劣化すると内部抵抗が増加する。また、ニッケル水素蓄電池は、充電を中断すると開回路状態になるが、その際に電圧降下が生じる。この電圧降下の降下値は、電流と内部抵抗との積となるが、通常、ニッケル水素蓄電池は定電流で充電されるため、電圧降下値の大きさは内部抵抗に依存することになる。すなわち、ニッケル水素蓄電池において、劣化によって内部抵抗が増加すると、開回路状態になった際の電圧降下値が大きくなる。
このような性質を利用し、近年では、開回路状態における電圧降下値からニッケル水素蓄電池の容量を推定する方法が考案されている(例えば、非特許文献1参照)。具体的には、この方法では、ニッケル水素蓄電池を定電流で充電し、満充電となった時点で、充電を中断してニッケル水素電池を開回路状態にする。そして、開回路状態とした際に生じる電圧降下の降下値から内部抵抗を見積もって、ニッケル水素電池の容量を推定する。
Akira Yamashita,Hiroshi Wakaki,Keiichi Saito,Takahisa Shodai著,「Capacity Estimation of Nickel Metal Hydride Backup Batteries」,INTELEC’03(The 25th International Telecommunications Energy Conference)講演要旨集,2003年,p.739
しかしながら、太陽電池などの発電手段を有する自立型電源においてニッケル水素蓄電池のような蓄電池が用いられていた場合、発電手段を切り離して蓄電池への充電を中断すると、充電状態から開回路状態または放電状態へと変化する。すなわち、自立型電源では、回路の構成によって、充電を中断しても開回路状態にならない場合がある。そのため、自立型電源で用いられる蓄電池については、上述した従来の方法のように、開回路状態における電圧降下値から容量を推定することができなかった。
この発明は、上述した従来技術による課題を解決するためになされたものであり、自立型電源で用いられる蓄電池であっても容量を推定することが可能な蓄電池容量算出装置および蓄電池容量算出方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明は、蓄電池の容量を推定する蓄電池容量推定装置であって、充電が中断される直前の第1の時点で測定された蓄電池電圧と充電が中断された後の第2の時点で測定された蓄電池電圧に基づいて決定した放電電圧とを、前記第1の時点で測定された充電電流と前記第2の時点で測定された放電電流との比率で比例配分することによって、前記蓄電池の開回路電圧を設定する開回路電圧設定手段と、前記第1の時点で測定された蓄電池電圧と前記開回路電圧設定手段によって設定された開回路電圧との間の電圧降下値を算出する電圧降下値算出手段と、前記電圧降下値算出手段によって算出された電圧降下値に基づいて、前記蓄電池の容量を推定する蓄電池容量推定手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明は、蓄電池の容量を推定する蓄電池容量推定方法であって、充電が中断される直前の第1の時点で測定された蓄電池電圧と充電が中断された後の第2の時点で測定された蓄電池電圧に基づいて決定した放電電圧とを、前記第1の時点で測定された充電電流と前記第2の時点で測定された放電電流との比率で比例配分することによって、前記蓄電池の開回路電圧を設定する開回路電圧設定工程と、前記第1の時点で測定された蓄電池電圧と前記開回路電圧設定工程によって設定された開回路電圧との間の電圧降下値を算出する電圧降下値算出工程と、前記電圧降下値算出工程によって算出された電圧降下値に基づいて、前記蓄電池の容量を推定する蓄電池容量推定工程と、を含んだことを特徴とする。
本発明によれば、自立型電源で用いられる蓄電池であっても容量を推定することが可能になるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る蓄電池容量推定装置および蓄電池容量推定方法の好適な実施例を詳細に説明する。なお、以下に示す実施例では、太陽電池、蓄電池モジュールおよび負荷を備えた太陽電池システムの制御装置に本発明を適用した場合について説明する。
まず、本実施例1に係る太陽電池システムの構成について説明する。図1は、本実施例1に係る太陽電池システムの構成を示すブロック図である。同図に示すように、この太陽電池システムは、太陽電池1、蓄電池モジュール2、負荷3、逆流防止ダイオード4、充電停止スイッチ5、蓄電池電圧計測部6、蓄電池温度計測部7、充放電電流計測部8および制御装置100を有する。ここで、太陽電池1と蓄電池モジュール2は自立型電源を構成している。
太陽電池1は、太陽エネルギーを電気エネルギーに変換することによって電力を発電し、発電した電力を蓄電池モジュール2および負荷3に供給する。この太陽電池1としては、例えば、シリコン単結晶太陽電池などが用いられる。
蓄電池モジュール2は、太陽電池1から供給される電力を蓄えるとともに、太陽電池1による充電が中断された場合には、負荷3に電力を供給する。この蓄電池モジュール2としては、例えば、直列に接続された複数のニッケル水素蓄電池などが用いられる。
負荷3は、太陽電池1および蓄電池モジュール2から供給される電力を消費する。この負荷3としては、例えば、LED(Light Emitting Diode)照明器などが用いられる。
逆流防止ダイオード4は、カソード側の端子が太陽電池1と負荷3との間に接続され、アノード側の端子が蓄電池モジュール2のプラス端子に接続されている。この逆流防止ダイオード4は、充電停止スイッチ5と協働して、太陽電池1から蓄電池モジュール2への電流の流れを制御する。
充電停止スイッチ5は、逆流防止ダイオード4の両側を架け渡すように接続され、太陽電池1から蓄電池モジュール2への充電を制御する。この充電停止スイッチ5がオンとなった場合には、充電停止スイッチ5を介して太陽電池1から蓄電池モジュール2へ充電電流が流れ、蓄電池モジュール2が充電される。一方、充電停止スイッチ5がオフとなった場合には、逆流防止ダイオード4によって太陽電池1から蓄電池モジュール2へ流れる充電電流が遮断され、蓄電池モジュール2の充電が中断される。
蓄電池電圧計測部6は、蓄電池モジュール2の電圧(蓄電池電圧)を計測する。蓄電池温度計測部7は、蓄電池モジュール2の温度を計測する。充放電電流計測部8は、蓄電池モジュール2の充電電流および放電電流を計測する。
制御装置100は、太陽電池システムの全体制御を行う。この制御装置100は、スイッチ制御線10を介して充電停止スイッチ5に接続され、計測線9aを介して蓄電池電圧計測部6に接続されている。また、制御装置100は、計測線9bを介して蓄電池温度計測部7に接続され、計測線9cを介して充放電電流計測部8に接続されている。
このような構成のもと、本実施例1では、制御装置100が、充電が中断される直前に測定された蓄電池電圧および充電が中断された後に測定された蓄電池電圧に基づいて、蓄電池モジュール2の開回路電圧を設定する。そして、制御装置100は、充電が中断される直前に測定された蓄電池電圧と開回路電圧との間の電圧降下値を算出し、算出した電圧降下値に基づいて、蓄電池モジュール2の容量を推定する。これにより、本実施例1では、自立電源で用いられる蓄電池であっても容量を推定することができるようにしている。
かかる制御装置100は、図1に示すように、特に、容量推定開始判定部110、開回路電圧設定部120、電圧降下値算出部130および蓄電池容量推定部140を有する。
容量推定開始判定部110は、所定の開始条件に基づいて、容量推定の開始判定を行う。なお、ここで用いられる開始条件を、以下では「容量推定開始条件」と呼ぶ。
具体的には、容量推定開始判定部110は、充電停止スイッチ5がオンである場合に、蓄電池電圧計測部6によって計測される蓄電池電圧、蓄電池温度計測部7によって計測される温度、充放電電流計測部8によって計測される充電電流をそれぞれ測定する。そして、容量推定開始判定部110は、測定した蓄電池電圧、温度および充電電流に基づいて、容量推定開始条件が成立しているか否かを判定し、容量推定開始条件が成立していると判定した場合には、充電停止スイッチ5をオフにして充電を中断する。
ここで、容量推定開始判定部110による開始判定の一例について説明する。例えば、容量推定開始判定部110は、以下に示す条件1、2および3において、条件1および2のいずれか一方が成立し、かつ、条件3が成立している場合に、容量推定開始条件が成立していると判定する。なお、条件1における充電率の判定には、一般的に利用されている公知の充電率測定方法が用いられる。
条件1:推定充電率が90%以上であること。
条件2:充電電圧が14.0V以上であること。
条件3:前回の容量判定終了から30日以上経過していること。
開回路電圧設定部120は、充電が中断される直前に測定された蓄電池電圧および充電が中断された後に測定された蓄電池電圧に基づいて、蓄電池モジュール2の開回路電圧を設定する。
具体的には、開回路電圧設定部120は、容量推定開始判定部110によって容量推定開始条件が成立していると判定された場合に、時刻の測定を開始する。その後、開回路電圧設定部120は、所定の待機時間が経過した時点で、蓄電池電圧計測部6によって計測された蓄電池電圧および充放電電流計測部8によって計測された充放電電流(電流値ゼロ)を測定する。そして、開回路電圧設定部120は、ここで測定した蓄電池電圧を蓄電池モジュール2の開回路電圧として設定する。例えば、開回路電圧設定部120は、充電が中断されてから10秒が経過した時点で測定された電圧を、開回路電圧として設定する。
図2は、本実施例1における開回路電圧の設定方法を説明するための図である。同図において、Vは、充電が中断される直前に測定された蓄電池電圧を示しており、Vは、所定の待機時間が経過した時点で測定された蓄電池電圧を示している。この場合、開回路電圧設定部120は、同図に示すVを開回路電圧として設定する。
図1にもどって、電圧降下値算出部130は、充電が中断される直前に測定された蓄電池電圧と開回路電圧設定部120によって設定された開回路電圧との間の電圧降下値を算出する。
具体的には、電圧降下値算出部130は、開回路電圧設定部120によって開回路電圧が設定されると、設定された開回路電圧と、充電が中断される直前に容量推定開始判定部110によって測定された蓄電池電圧との差を求めることによって、両電圧間の電圧降下値を算出する。
蓄電池容量推定部140は、電圧降下値算出部130によって算出された電圧降下値に基づいて、蓄電池モジュール2の容量を推定する。
具体的には、蓄電池容量推定部140は、電圧降下値算出部130によって電圧降下値が算出されると、まず、算出された電圧降下値と、充電が中断される直前に容量推定開始判定部110によって測定された充電電流とから蓄電池モジュール2の内部抵抗値を算出する。
例えば、蓄電池容量推定部140は、電圧降下値算出部130によって算出された電圧降下値をΔV、容量推定開始判定部110によって測定された充電電流をIとした場合に、蓄電池モジュール2の内部抵抗値rをr=ΔV/Iにより算出する。
続いて、蓄電池容量推定部140は、算出した内部抵抗値と、蓄電池モジュール2の温度の関数として定義された基準抵抗値とを比較することによって、蓄電池モジュール2の容量を推定する。ここで用いられる基準抵抗値は、あらかじめ蓄電池モジュール2の容量を基準値として測定された内部抵抗値をもとに定義される。
例えば、定格容量が95Ahのニッケル水素蓄電池を10セル直列に接続した蓄電池モジュールを容量が初期値の80%になるまで加速劣化させる。次に、温度を−5℃から45℃の間とした環境下において、1分当たりの温度上昇が0.3℃に達するまで、20Aの電流で蓄電池モジュールを充電する。
その後、蓄電池モジュールを10分間放置し、その間の電圧降下値を測定する。そして、測定した電圧降下値を充電電流値で除して内部抵抗値を求め、これを充電終了時における蓄電池の温度の関数として放物線で近似する。これにより、以下に示す式(1)で表される温度Tの関数が得られる。この温度Tの関数を、蓄電池容量推定部140によって用いられる基準抵抗値Rとして定義する。
R=aT−bT+c ・・・(1)
ここで、a=5.8×10−6、b=6.3×10−4、c=0.059とする。
容量推定の説明にもどると、蓄電池容量推定部140は、上記で説明した温度Tの関数に、充電が中断される直前に容量推定開始判定部110によって測定された蓄電池モジュール2の温度を代入することによって、基準抵抗値Rを算出する。
そして、蓄電池容量推定部140は、算出した基準抵抗値Rと先に算出しておいた内部抵抗値rとを比較し、内部抵抗値rが基準抵抗値Rを超えていた場合には、蓄電池モジュール2の容量が80%を下回っていると推定する。
ここで、例えば、蓄電池容量推定部140は、蓄電池モジュール2の容量が80%を下回っていると推定した場合には、ディスプレイやプリンタなどの出力装置に蓄電池モジュール2の交換を促すメッセージを出力する。
次に、本実施例1に係る制御装置100による容量推定の処理手順について説明する。図3は、本実施例1に係る制御装置100による容量推定の処理手順を示すフローチャートである。
同図に示すように、制御装置100では、容量推定開始判定部110が、蓄電池モジュール2の蓄電池電圧、温度、充電電流をそれぞれ測定する(ステップS101)。
続いて、容量推定開始判定部110は、測定した蓄電池電圧、温度および充電電流に基づいて、容量推定開始条件が成立しているか否かを判定する。ここで、容量推定開始判定部110は、容量推定開始条件が成立するまで、蓄電池電圧、温度および充電電流の測定を繰り返す(ステップS102,No)。
そして、容量推定開始条件が成立していると判定した場合には(ステップS102,Yes)、容量推定開始判定部110は、充電停止スイッチ5をオフにして充電を中断する(ステップS103)。
充電が中断されると、開回路電圧設定部120が、時刻の測定を開始する(ステップS104)。そして、開回路電圧設定部120は、所定の待機時間が経過した時点で(ステップS105,Yes)、蓄電池モジュール2の蓄電池電圧および充放電電流(電流値ゼロ)を測定し(ステップS106)、測定した蓄電池電圧を開回路電圧として設定する(ステップS107)。
開回路電圧が設定されると、電圧降下値算出部130が、充電が中断される直前に測定された蓄電池電圧と開回路電圧設定部120によって設定された開回路電圧との間の電圧降下値を算出する(ステップS108)。
そして、蓄電池容量推定部140が、電圧降下値算出部130によって算出された電圧降下値に基づいて、蓄電池モジュール2の容量を推定する(ステップS109)。
上述してきたように、本実施例1では、開回路電圧設定部120が、充電が中断される直前に測定された蓄電池電圧および充電が中断された後に測定された蓄電池電圧に基づいて、蓄電池モジュール2の開回路電圧を設定する。また、電圧降下値算出部130が、充電が中断される直前に測定された蓄電池電圧と開回路電圧との間の電圧降下値を算出する。そして、蓄電池容量推定部140が、算出された電圧降下値に基づいて、蓄電池モジュール2の容量を推定する。したがって、本実施例1によれば、充電が中断されると開回路状態になる自立型電源において、蓄電池の容量を推定することが可能である。
以上、実施例1について説明したが、ここで、本実施例1における容量推定の具体例について説明しておく。図4は、本実施例1における容量推定の具体例を説明するための図である。例えば、同図に示すように、図1に示した太陽電池システムにおいて、逆流防止ダイオード4の代わりに、スイッチ21が太陽電池1と蓄電池モジュール2との間に設けられ、スイッチ22が蓄電池モジュール2と負荷3との間に設けられていた場合を考える。
同図において、太陽電池1は、定格出力90Wのシリコン単結晶太陽電池である。また、蓄電池モジュール2は、定格容量が95Ahのニッケル水素蓄電池を10セル直列に接続したモジュールである。これら太陽電池1および蓄電池モジュール2は自立型電源を構成している。
負荷3は、消費電力15WのLED照明器である。この負荷3は、昼間は、スイッチ22によって自立型電源から切り離されており、タイマーによって夜間だけ点灯するようになっている。したがって、昼間は、スイッチ21をオフにすることによって太陽電池1が切り離されると、蓄電池モジュール2は開回路状態となる。
制御装置200は、図1に示した制御装置100と同じ構成を有する。この制御装置200は、スイッチ制御線20aを介してスイッチ21に接続され、スイッチ制御線20bを介してスイッチ22に接続されており、各スイッチのオン/オフを制御する。
このような構成のもと、例えば、蓄電池モジュール2の充電電圧を14.8V、充電電流を4.1A、温度を35.2℃とした状態で、太陽電池1を切り離して充電を中断したところ、10秒後に蓄電池モジュール2の電圧は14.6Vとなったとする。この場合、内部抵抗値を算出すると、内部抵抗値が49mVとなる。この値は、式(1)に温度35.2℃を代入して得られる44mVを超えている。したがって、この時点で、蓄電池モジュール2の容量は80%未満に劣化していると推定される。
ところで、上記実施例1では、充電が中断された後に所定の待機時間が経過した時点で測定された蓄電池電圧を開回路電圧として設定する場合について説明した。しかしながら、本発明はこれに限られるわけではない。
例えば、充電が中断された後に所定の時間間隔ごとに蓄電池電圧の変化量を算出し、算出した変化量が所定の閾値以下となった時点での蓄電池電圧を開回路電圧として設定するようにしてもよい。以下では、このような場合を実施例2として説明する。
なお、本実施例2における太陽電池システムおよび制御装置の構成は、基本的には図1に示したものと同様であり、開回路電圧設定部120によって行われる処理が異なるのみである。そこで、ここでは、本実施例2に係る制御装置100による容量推定の処理手順について、開回路電圧設定部120によって行われる処理を中心に説明する。
図5は、本実施例2に係る制御装置100による容量推定の処理手順を示すフローチャートである。同図において、容量推定開始判定部110によって充電が中断されるまでの処理(ステップS201〜S203)は、図3に示したステップS101〜S103の処理と同様であるので説明を省略する。
充電が中断されると、開回路電圧設定部120が、時刻の測定を開始する(ステップS204)。そして、開回路電圧設定部120は、所定の時間が経過した時点で(ステップS205,Yes)、蓄電池モジュール2の蓄電池電圧および充放電電流(電流値ゼロ)を測定する(ステップS206)。
続いて、開回路電圧設定部120は、前回測定した蓄電池電圧と今回測定した蓄電池電圧との間の変化量から電圧降下勾配を算出する(ステップS207)。ここで、開回路電圧設定部120は、電圧降下勾配が所定の閾値を超えている間は開回路電圧を設定せずに(ステップS208,No)、上述したステップS204〜S207の処理を繰り返し行う。
そして、電圧降下勾配が所定の閾値以下となった場合に、開回路電圧設定部120は、その時点での蓄電池電圧を開回路電圧として設定する(ステップS208,Yes)。
例えば、開回路電圧設定部120は、充電が中断されてから5秒ごとに蓄電池モジュール2の電圧を10mV精度で測定し、蓄電電圧の変化量(電圧降下勾配)がゼロとなった時点での蓄電池電圧を開回路電圧として設定する。その場合、例えば、充電が中断されてから10秒後の電圧と15秒後の電圧との変化量がゼロであり、15秒後の時点で測定された電圧が13.45Vであったとすると、開回路電圧は13.45Vとなる。
開回路電圧が設定されると、電圧降下値算出部130が、充電が中断される直前の蓄電池電圧と開回路電圧設定部120によって設定された開回路電圧との間の電圧降下値を算出する(ステップS209)。そして、蓄電池容量推定部140が、電圧降下値算出部130によって算出された電圧降下値に基づいて、蓄電池モジュール2の容量を推定する(ステップS210)。
上述してきたように、本実施例2では、開回路電圧設定部120が、充電が中断された後に所定の時間間隔ごとに蓄電池電圧の変化量を算出し、算出した変化量が所定の閾値以下となった時点での蓄電池電圧を開回路電圧として設定する。したがって、本実施例2によれば、放電状態になるまでの時間が蓄電池ごとに異なる場合でも、蓄電池ごとに放電状態となったタイミングを的確に検出して、容量を推定することが可能である。
ところで、上記実施例1および2では、充電が中断された後に所定の待機時間が経過した時点で測定された蓄電池電圧、あるいは、所定の時間ごとの変化量が所定の閾値以下となった時点での蓄電池電圧を開回路電圧として設定する場合について説明した。しかしながら、本発明はこれに限られるわけではない。
例えば、充電が中断された後に所定の待機時間が経過した時点で測定された蓄電池電圧を蓄電池の放電電圧として決定し、決定した放電電圧および充電が中断される直前に測定された蓄電池電圧を、充電が中断される直前に測定された充電電流と所定の待機時間が経過した時点で測定された放電電流との比率で比例配分することによって、開回路電圧を設定してもよい。以下では、このような場合を実施例3として説明する。
まず、本実施例3に係る太陽電池システムの構成について説明する。図6は、本実施例3に係る太陽電池システムの構成を示すブロック図である。なお、ここでは説明の便宜上、図1に示した各部と同様の役割を果たす機能部については同一符号を付すこととしてその詳細な説明を省略する。
同図に示すように、この太陽電池システムは、太陽電池1、蓄電池モジュール2、負荷3、充電停止スイッチ31、蓄電池電圧計測部6、蓄電池温度計測部7、充放電電流計測部8および制御装置300を有する。ここで、太陽電池1と蓄電池モジュール2は自立型電源を構成している。
充電停止スイッチ31は、太陽電池1と蓄電池モジュール2との間に接続され、太陽電池1から蓄電池モジュール2への充電を制御する。ここで、充電停止スイッチ31がオンとなった場合には、充電停止スイッチ31を介して太陽電池1から蓄電池モジュール2へ充電電流が流れ、蓄電池モジュール2が充電される。また、充電停止スイッチ31がオフとなった場合には、充電停止スイッチ31を介して太陽電池1から蓄電池モジュール2へ流れる充電電流が遮断され、蓄電池モジュール2の充電が中断される。
制御装置300は、太陽電池システムの全体制御を行う。この制御装置300は、スイッチ制御線30aを介して充電停止スイッチ31に接続され、計測線9aを介して蓄電池電圧計測部6に接続されている。また、制御装置300は、計測線9bを介して蓄電池温度計測部7に接続され、計測線9cを介して充放電電流計測部8に接続されている。
かかる制御装置300は、図6に示すように、容量推定開始判定部310、開回路電圧設定部320、電圧降下値算出部130および蓄電池容量推定部140を有する。
容量推定開始判定部310は、実施例1における容量推定開始判定部110と同様に、容量推定開始条件に基づいて、容量推定の開始判定を行う。
具体的には、容量推定開始判定部310は、充電停止スイッチ31がオンである場合に、蓄電池電圧計測部6によって計測される蓄電池電圧、蓄電池温度計測部7によって計測される温度、充放電電流計測部8によって計測される充電電流をそれぞれ測定する。
そして、容量推定開始判定部310は、測定した蓄電池電圧、温度および充電電流に基づいて、容量推定開始条件が成立しているか否かを判定し、容量推定開始条件が成立していると判定した場合には、充電停止スイッチ31をオフにして充電を中断する。
開回路電圧設定部320は、充電が中断される直前に測定された蓄電池電圧および充電が中断された後に測定された蓄電池電圧に基づいて、蓄電池モジュール2の開回路電圧を設定する。
具体的には、開回路電圧設定部320は、容量推定開始判定部310によって容量推定開始条件が成立していると判定された場合に、時刻の測定を開始する。その後、開回路電圧設定部320は、所定の待機時間が経過した時点で、蓄電池電圧計測部6によって計測された蓄電池電圧および充放電電流計測部8によって計測された放電電流を測定する。
そして、開回路電圧設定部320は、ここで測定した蓄電池電圧を放電電圧として決定する。例えば、開回路電圧設定部320は、充電が中断されてから15秒が経過した時点で測定された電圧を放電電圧として決定する。
続いて、開回路電圧設定部320は、決定した放電電圧および充電が中断される直前に容量推定開始判定部310によって測定された蓄電池電圧を、充電が中断される直前に容量推定開始判定部310によって測定された充電電流と所定の待機時間が経過した時点で測定された放電電流との比率で比例配分することによって、開回路電圧を設定する。
図7は、本実施例3における開回路電圧の設定方法を説明するための図である。同図において、Vは、充電が中断される直前に測定された蓄電池電圧を示しており、Vは、所定の待機時間が経過した時点で測定された蓄電池電圧を示している。
ここで、充電が中断される直前に測定された充電電流をI、所定の待機時間が経過した時点で測定された放電電流をIとすると、開回路電圧設定部320は、例えば、以下に示す式(2)によって開回路電圧Vを設定する。
Figure 0005009258
次に、本実施例3に係る制御装置300による容量推定の処理手順について説明する。図8は、本実施例3に係る制御装置300による容量推定の処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、制御装置300では、容量推定開始判定部310が、蓄電池モジュール2の蓄電池電圧、温度、充電電流をそれぞれ測定する(ステップS301)。
続いて、容量推定開始判定部310は、測定した蓄電池電圧、温度および充電電流に基づいて、容量推定開始条件が成立しているか否かを判定する。ここで、容量推定開始判定部310は、容量推定開始条件が成立するまで、蓄電池電圧、温度および充電電流の測定を繰り返す(ステップS302,No)。
そして、容量推定開始条件が成立していると判定した場合には(ステップS302,Yes)、容量推定開始判定部310は、充電停止スイッチ31をオフにして充電を中断する(ステップS303)。
充電が中断されると、開回路電圧設定部320が、時刻の測定を開始する(ステップS304)。そして、開回路電圧設定部320は、所定の待機時間が経過した時点で(ステップS305,Yes)、蓄電池モジュール2の蓄電池電圧および放電電流を測定し(ステップS306)、測定した電圧を放電電圧として決定する。
続いて、開回路電圧設定部320は、決定した放電電圧および容量推定開始判定部310によって測定された蓄電池電圧を、測定した放電電流と容量推定開始判定部310によって測定された充電電流との比率で比例配分することによって、開回路電圧を設定する(ステップS307)。
開回路電圧が設定されると、電圧降下値算出部130が、充電が中断される直前の蓄電池電圧と開回路電圧設定部320によって設定された開回路電圧との間の電圧降下値を算出する(ステップS308)。そして、蓄電池容量推定部140が、電圧降下値算出部130によって算出された電圧降下値に基づいて、蓄電池モジュール2の容量を推定する(ステップS309)。
上述してきたように、本実施例3では、開回路電圧設定部320が、充電が中断された後に所定の待機時間が経過した時点で測定された蓄電池電圧を蓄電池モジュール2の放電電圧として決定し、決定した放電電圧および充電が中断される直前に測定された蓄電池電圧を、充電が中断される直前に測定された充電電流と所定の待機時間が経過した時点で測定された放電電流との比率で比例配分することによって、開回路電圧を設定する。したがって、本実施例3によれば、開回路電圧の実測ができない場合でも、蓄電池の容量を推定することが可能である。
ところで、上記実施例3では、充電が中断された後に所定の待機時間が経過した時点で測定された蓄電池電圧を放電電圧として決定する場合について説明した。しかしながら、本発明はこれに限られるわけではない。
例えば、充電が中断された後に所定の時間間隔ごとに蓄電池電圧の変化量を算出し、算出した変化量が所定の閾値以下となった時点での蓄電池電圧を放電電圧として決定してもよい。以下では、このような場合を実施例4として説明する。
なお、本実施例4における太陽電池システムおよび制御装置の構成は、基本的には図6に示したものと同様であり、開回路電圧設定部320によって行われる処理が異なるのみである。そこで、ここでは、本実施例4に係る制御装置300による容量推定の処理手順について、開回路電圧設定部320によって行われる処理を中心に説明する。
図9は、本実施例4に係る制御装置300による容量推定の処理手順を示すフローチャートである。同図において、容量推定開始判定部310によって充電が中断されるまでの処理(ステップS401〜S403)は、図8に示したステップS301〜S303の処理と同様であるので説明を省略する。
充電が中断されると、開回路電圧設定部320が、時刻の測定を開始する(ステップS404)。そして、開回路電圧設定部320は、所定の時間が経過した時点で(ステップS405,Yes)、蓄電池モジュール2の蓄電池電圧および放電電流を測定する(ステップS406)。
続いて、開回路電圧設定部320は、前回測定した蓄電池電圧と今回測定した蓄電池電圧との間の変化量から電圧降下勾配を算出する(ステップS407)。ここで、開回路電圧設定部320は、電圧降下勾配が所定の閾値を超えている間は放電電圧を決定せずに(ステップS408,No)、上述したステップS404〜S407の処理を繰り返し行う。
そして、電圧降下勾配が所定の閾値以下となった場合に、開回路電圧設定部320は、その時点での蓄電池電圧を放電電圧として決定する(ステップS408,Yes)。
例えば、開回路電圧設定部320は、充電が中断されてから5秒ごとに蓄電池モジュール2の電圧を10mV精度で測定し、蓄電電圧の変化量(電圧降下勾配)がゼロとなった時点での蓄電電圧を放電電圧として設定する。その場合、例えば、充電が中断されてから10秒後の電圧と15秒後の電圧との変化量がゼロであり、15秒後の時点で測定された電圧が13.12Vであったとすると、放電電圧は13.45Vとなる。
続いて、開回路電圧設定部320は、決定した放電電圧および容量推定開始判定部310によって測定された蓄電池電圧を、測定した放電電流と容量推定開始判定部310によって測定された充電電流との比率で比例配分することによって、開回路電圧を設定する(ステップS409)。
開回路電圧が設定されると、電圧降下値算出部130が、充電が中断される直前の蓄電池電圧と開回路電圧設定部120によって設定された開回路電圧との間の電圧降下値を算出する(ステップS410)。そして、蓄電池容量推定部140が、電圧降下値算出部130によって算出された電圧降下値に基づいて、蓄電池モジュール2の容量を推定する(ステップS411)。
上述してきたように、本実施例4では、開回路電圧設定部320が、充電が中断された後に所定の時間間隔ごとに蓄電池電圧の変化量を算出し、算出した変化量が所定の閾値以下となった時点での蓄電池電圧を蓄電池モジュール2の放電電圧として決定する。したがって、本実施例4によれば、開回路電圧の実測が不可能であり、かつ、放電状態になるまでの時間が蓄電池ごとに異なる場合でも、蓄電池ごとに放電状態となったタイミングを的確に検出して、容量を推定することが可能である。
以上、本発明に係る実施例1〜4について説明したが、これらの実施例によれば、自立型電源で用いられるニッケル水素蓄電池などの蓄電池の容量が推定できるようになり、蓄電池の劣化の程度や取替えの必要の有無を把握することができる。
以上のように、本発明に係る蓄電池容量推定装置および蓄電池容量推定方法は、自立型電源で用いられる蓄電池の容量を推定する場合に有用であり、特に、ニッケル水素蓄電池の容量を推定する場合に適している。
本実施例1に係る太陽電池システムの構成を示すブロック図である。 本実施例1における開回路電圧の設定方法を説明するための図である。 本実施例1に係る制御装置による容量推定の処理手順を示すフローチャートである。 本実施例1における容量推定の具体例を説明するための図である。 本実施例2に係る制御装置による容量推定の処理手順を示すフローチャートである。 本実施例3に係る太陽電池システムの構成を示すブロック図である。 本実施例3における開回路電圧の設定方法を説明するための図である。 本実施例3に係る制御装置による容量推定の処理手順を示すフローチャートである。 本実施例4に係る制御装置による容量推定の処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 太陽電池
2 蓄電池モジュール
3 負荷
4 逆流防止ダイオード
5、31 充電停止スイッチ
6 蓄電池電圧計測部
7 蓄電池温度計測部
8 充放電電流計測部
9a、9b、9c 計測線
10、20a、20b、30a スイッチ制御線
21、22 スイッチ
100、200、300 制御装置
110、310 容量推定開始判定部
120、320 開回路電圧設定部
130 電圧降下値算出部
140 蓄電池容量推定部

Claims (6)

  1. 蓄電池の容量を推定する蓄電池容量推定装置であって、
    充電が中断される直前の第1の時点で測定された蓄電池電圧と充電が中断された後の第2の時点で測定された蓄電池電圧に基づいて決定した放電電圧とを、前記第1の時点で測定された充電電流と前記第2の時点で測定された放電電流との比率で比例配分することによって、前記蓄電池の開回路電圧を設定する開回路電圧設定手段と、
    前記第1の時点で測定された蓄電池電圧と前記開回路電圧設定手段によって設定された開回路電圧との間の電圧降下値を算出する電圧降下値算出手段と、
    前記電圧降下値算出手段によって算出された電圧降下値に基づいて、前記蓄電池の容量を推定する蓄電池容量推定手段と、
    を備えたことを特徴とする蓄電池容量推定装置。
  2. 前記開回路電圧設定手段は、充電が中断された後に所定の待機時間が経過した時点を前記第2の時点とすることを特徴とする請求項1に記載の蓄電池容量推定装置。
  3. 前記開回路電圧設定手段は、充電が中断された後に所定の時間間隔ごとに蓄電池電圧の変化量を算出し、算出した変化量が所定の閾値以下となった時点を前記第2の時点とすることを特徴とする請求項1に記載の蓄電池容量推定装置。
  4. 前記蓄電池容量推定手段は、前記電圧降下値算出手段によって算出された電圧降下値に基づいて前記蓄電池の内部抵抗値を算出し、算出した内部抵抗値と、あらかじめ前記蓄電池の容量を基準値として測定された内部抵抗値をもとに当該蓄電池の温度の関数として定義された基準抵抗値とを比較することによって、前記蓄電池の容量を推定することを特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載の蓄電池容量推定装置。
  5. 前記蓄電池の推定充電率または充電電圧が所定の閾値以上であり、かつ、前回の容量判定終了から所定の期間が経過している場合に、容量推定を開始すると判定する容量推定開始判定手段をさらに備え、
    前記開回路電圧設定手段は、前記容量推定開始判定手段によって容量推定を開始すると判定された場合に、前記開回路電圧を設定することを特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載の蓄電池容量推定装置。
  6. 蓄電池の容量を推定する蓄電池容量推定方法であって、
    充電が中断される直前の第1の時点で測定された蓄電池電圧と充電が中断された後の第2の時点で測定された蓄電池電圧に基づいて決定した放電電圧とを、前記第1の時点で測定された充電電流と前記第2の時点で測定された放電電流との比率で比例配分することによって、前記蓄電池の開回路電圧を設定する開回路電圧設定工程と、
    前記第1の時点で測定された蓄電池電圧と前記開回路電圧設定工程によって設定された開回路電圧との間の電圧降下値を算出する電圧降下値算出工程と、
    前記電圧降下値算出工程によって算出された電圧降下値に基づいて、前記蓄電池の容量を推定する蓄電池容量推定工程と、
    を含んだことを特徴とする蓄電池容量推定方法。
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