JP6065725B2 - コンタクト装置及びコンタクト方法 - Google Patents

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Description

本発明は、コンタクト装置及びコンタクト方法に関する。
従来、基板に設けられた端子部に、装置側に設けられたプローブピンやコンタクトといった接点部を接触させて、基板と装置との電気的導通をとることが行われている。ここで、端子部と接点部とを相対的にスライドさせて両者の接触を図ると、擦れにより双方の寿命が短縮したり、接触精度が低下したりすることが懸念される。このような懸念を回避するものとして、上プレートの開閉のためのスイング機構と、弾性支持機構及びクランプ機構を採用した構成が知られている(特許文献1参照)。特許文献1に開示された構成は、下プレートの上に重ねられた上プレートを弾性支持機構によりスイング機構と共に支持している。そして、特許文献1に開示された構成は、上プレート30をクランプ機構により下方に押圧して、上プレートの下面側に設けられたプローブピンを端子部に接触させている。また、被検査体の電極部をコンタクトに押さえつける開閉機構を備えた検査用コンタクトプローブユニットも知られている(特許文献2)。さらに、下部クリップと、上部クリップとを備えたクリップ式中継コネクタが知られている(特許文献3参照)。また、プリント板をプローブピンによって表裏両側から接触保持する時に、片方のプローブピンと対向する押え部材で押えた後に、タイミングをずらして他方のプローブピンと対向する押え部材で押える治具が知られている(特許文献4参照)。上記特許文献に開示された技術は、いずれも、端子部と接点部との接触状態を改善することができる。
特開平9−257834号公報 特開2002−367702号公報 特開平11−183521号公報 特開平4−339279号公報
しかしながら、上記のいずれの特許文献にも、その装置を稼動させるための動力については、何ら開示されていない。すなわち、クリップ形状の装置の場合、クリップ部を開閉するための何らかの動力が必要となる。この操作を手動で行うとしても、繰り返しの操作を手動で行うのは煩雑である。何らかの動力により稼動させる場合には、動力源の配置の問題もある。また、例えば、プロービング装置等のコンタクト装置が試験装置に組み込まれる場合、試験対象となる基板の位置合せを行うためのセンシング手段や、コントローラ、通信インターフェース等々、種々の機構も必要となる。この結果、装置が大型化し、コストも上昇する。
そこで、本明細書開示のコンタクト装置及びコンタクト方法は、端子部と接触部との電気的導通及び電気的導通解除の動作を格別の動力を備えることなく行うことを課題とする。なお、前記課題に限らず、後述する発明を実施するための形態に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によっては得られない作用効果を奏することも本発明の他の課題の1つとして位置付けることができる。
本明細書開示のコンタクト装置は、回転可能に軸支され、回転することで前記クリップ部の後端部を押圧し、前記クリップ部の前端部を開状態とする中継部と、前記接点部と接触させる基板を保持する基板保持部と、前記クリップ部に向かって移動するときに、前記中継部を押圧し、前記中継部を介して前記クリップ部の前端部を開状態とする押圧部とを備えるハンド部と、を、備え、前記クリップ部の軸支される位置は前記前端部と前記後端部との間であり、前記中継部の軸支される位置は前記クリップ部の軸支される位置と前記後端部との間である
クリップ部は、基板を搬送するハンド部の動作によって開閉することができる。すなわち、クリップ部を開閉させるための格別の動力は不要であり、ハンド部が基板を搬送するための一連の動作の中で端子部と接触部との電気的導通及び電気的導通解除の動作を実現することができる。すなわち、ハンド部を駆動する動力によってクリップ部を開閉することができるため、クリップ部を開閉するためだけの動力は不要となる。
本明細書開示のコンタクト方法は、前端部に接点部が設けられたクリップ部と、端子部を備えた基板を搭載したハンド部とを、前記接点部と前記端子部とが対向する状態に配置する工程と、前記ハンド部を前記クリップ部側へ移動させて、前記ハンド部が備える押圧部によって中継部を押圧することによって前記中継部が備える押し上げ部を回転させ、前記クリップ部を形成する第1ブロックと第2ブロックのうち、下側に位置する第2ブロックの後端部を前記押し上げ部によって押し上げて前記クリップ部の前端部を開状態とする工程と、開状態となった前記クリップ部の前端部に前記端子部を挿入する工程と、前記ハンド部を下方に退避させて、前記押圧部による前記中継部の押圧を解除し、前記クリップ部の前端部を閉状態として前記端子部に前記接点部を接触させるとともに、前記基板を前記ハンド部から離脱させる工程と、を含む。
ハンド部が基板を搬送するための一連の動作の中でクリップ部の開閉を行い、端子部と接触部との電気的導通及び電気的導通解除の動作を実現することができる。
本明細書開示のコンタクト装置及びコンタクト方法によれば、端子部と接触部との電気的導通及び電気的導通解除の動作を格別の動力を備えることなく行うことができる。
図1は実施形態のコンタクト装置の斜視図である。 図2は実施形態のコンタクト装置の概略構成を示すブロック図である。 図3は、実施形態のコンタクト装置を側面から観た状態を、クリップ部を断面として示した説明図である。 図4は実施形態のコンタクト装置に含まれるクリップ部及び中継部の分解斜視図である。 図5(A)は閉状態のクリップ部及び中継部を示す斜視図であり、図5(B)は開状態のクリップ部及び中継部を示す斜視図である。 図6はクリップ部及び中継部の図1におけるA−A線断面図である。 図7は中継部の回転による第2ブロックの動作を示す説明図であり、(A)は閉状態を示し、(B)は開状態を示す説明図である。 図8は中継部の他の例を示す説明図である。 図9(A)〜(D)は実施形態のコンタクト装置に基板をセットする一連の動作を示す説明図である。 図10(E)〜(H)は実施形態のコンタクト装置から基板を回収する一連の動作を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。ただし、図面中、各部の寸法、比率等は、実際のものと完全に一致するようには図示されていない場合がある。また、図面によっては、説明の都合上、実際には存在する構成要素が省略されている場合がある。なお、本明細書において、上下方向、前後方向は、図3に示す方向と定めて説明することとする。
(実施形態)
図1は実施形態のコンタクト装置1の斜視図である。図2は実施形態のコンタクト装置1の概略構成を示すブロック図である。図3は、実施形態のコンタクト装置1を側面から観た状態を、クリップ部10を断面として示した説明図である。図4は実施形態のコンタクト装置1に含まれるクリップ部10及び中継部20の分解斜視図である。図5(A)は閉状態のクリップ部10及び中継部20を示す斜視図であり、図5(B)は開状態のクリップ部10及び中継部20を示す斜視図である。図6はクリップ部10及び中継部20の図1におけるA−A線断面図である。コンタクト装置1は、基板2に対する種々の試験を実施する試験機の一部に組み込まれる。
図1及び図2を参照すると、コンタクト装置1は、クリップ部10、中継部20及びハンド部30を備える。クリップ部10は、後に詳述するように第1軸部材14によって開閉可能に組み合わされた第1ブロック11及び第2ブロック13を備える。そして、クリップ部10は、その前端部10aに複数の接点部17を備えている。接点部17はスプリングプローブであり、第2ブロック13に整列して配置されている。中継部20は、クリップ部10の後端部10b、より具体的に第2ブロック13を押圧し、クリップ部10の前端部10aを開状態とする。なお、第1ブロック11は、試験機への取り付け部を備える。第1ブロック11及び第2ブロック13は、いずれも絶縁性のエンプラ材で形成されることが望ましく、本実施形態では、アクリル製である。
ハンド部30は、ハンドベース部31を備え、基板2を保持する基板保持部32を備える。本実施形態における基板保持部32は、基板2に設けられた取付穴2aに挿入されるピン状の部分であり、基板2の位置決めをしつつ、基板2をハンドベース部31上に保持することができる。なお、基板保持部32の形態は、ピン状のものに限定されるものでなく、例えば、枠状や、土手状のものであってもよい。要は、基板2をハンドベース部31上に位置決めしつつ保持することができるものであれば採用することができる。なお、基板2は、先端部にエッジコネクタ2bを備える。このエッジコネクタ2bは、端子部に相当する。
ハンド部30は、制御部35の指令によって動作する前後進・昇降アクチュエータ34と接続されている。これにより、ハンド部30は、前後進動作、昇降動作が可能となり、基板保持部32に保持した基板2をクリップ部10に供給したり、クリップ部10に供給されている基板2を回収したりすることができる。ハンド部30は、クリップ部10と対向する側の端部に中継部20を押圧する押圧部33を備える。押圧部33は、バー状の部分であり、基板保持部32に保持された基板2の端部、より具体的にエッジコネクタ2bよりもクリップ部10側へ突出した状態に設けられている。押圧部33は、中継部20を押圧することによって第2ブロック13の後端部に作用し、クリップ部10の前端部は開状態とする。なお、押圧部33の形状はバー状に限定されるものではなく、ハンド部30の移動に伴って中継部20を押圧することができるものであればどのような形状であってもよい。
ここで、クリップ部10及び中継部20について、より詳細に説明する。クリップ部10は、第1ブロック11と第2ブロック13を備える。第1ブロック11は、上側に位置し、第2ブロック13は、下側に位置している。第2ブロック13は、第1軸部材14を備えている。第1軸部材14の両端部は、第1ブロック11に設けられた第1軸穴11aに挿通され、第2ブロック13が第1軸部材14によって開閉可能に第1ブロック11と組み合わされている。クリップ部10は、この第1軸部材14を境として前端部10aと後端部10bとに区分けされる。クリップ部10は、前端部10aに接点部17を備える。本実施形態において、接点部17は、第2ブロック13に設けられているが、接点部17は、試験対象となる基板の種類に応じて第1ブロック11側に設けることもできるし、第2ブロック13と第1ブロック11の双方に設けることもできる。また、クリップ部10は、後端部10bの第1ブロック11と第2ブロック13との間に弾性部材、より具体的にバネ18が組み込まれている。これにより、クリップ部10の前端部10aは、通常時において閉状態となる。なお、本実施形態では、バネ18は、コイルスプリングを用いているが、クリップ部10を閉状態とすることができるものであれば、他の弾性部材を用いることもできる。
なお、図4を参照すると、第2ブロック13の下側には、試験機側中継基板16が配置されている。試験機側中継基板16は接着により第2ブロック13の下側に取り付けられている。この試験機側中継基板16は、接点部17と接続されている。すなわち、試験機側中継基板16は、接点部17と試験機との信号のやり取りを中継するものである。コンタクト装置1は、接点部17と試験機との信号のやり取りを実現することができればよい。このため、他の手段により、接点部17と試験機との信号のやり取りが実現されていれば、試験機側中継基板16を取り去った形態としてもよい。
中継部20は、第2ブロック13の下側に配置されている。図4を参照すると、中継部20は、側面から観たときに五角形状を有するブロック状の部材であり、その材質には、押圧部33とのすべり性が要求される。このため、本実施形態における中継部20は、エンプラ材、より具体的に、ポリアセタール製とされている。中継部20は、第2ブロック13と対向する二面、本実施形態においては、試験機側中継基板16と対向する二面となる第1面20aと第2面20bを備える。第2面20bは、第1面20aよりも前側に位置している。第1面20aと第2面20bとを隔てる辺縁は、中継部20が第2軸部材15を支点として回転し、第2ブロック13の後端部に作用して第2ブロック13の後端部を押し上げる押し上げ部20cとなる。なお、第1面20a及び第2面20bの反対側の面となる第3面20dがブロック状の中継部20の下面となり、この第3面20dに押圧部33が接して中継部20が押される。中継部20は、押圧部30によって押されることによって第2軸部材15を支点として回転する。
中継部20は、上述のように第2軸部材15によって回転可能に軸支されている。第2軸部材15は、第1ブロック11の両側に下方に向かって延設された軸支部12に設けられた第2軸穴12aに支持されている。ここで、第1軸部材14と第2軸部材15との位置関係をはじめ、各部の位置関係について説明する。
図7は中継部20の回転による第2ブロック13の動作を示す説明図であり、(A)は閉状態を示し、(B)は開状態を示す説明図である。図7において、押圧部33は、説明の都合上省略されている。また、クリップ部10の断面を示すハッチング処理も省略されている。図7(A)を参照し、第1軸部材14と第2軸部材15の前後方向の配置に着目すると、第2軸部材15は、第1軸部材14よりも距離X分だけ後側に配置されている。また、図7(A)に示す閉状態の中継部20において、押し上げ部20cは、第2軸部材15よりも後側に位置している。閉状態の中継部20は、第2面20bが第2ブロック13の下面と平行となる姿勢をとる。ここで、図7(A)、(B)中の符号L1は、第2面20bから第2軸部材15までの距離を示している。また、符号L2は、押し上げ部20cから第2軸部材15までの距離を示している。距離L1と距離L2との関係は、L1<L2である。このような寸法関係を有する中継部20の第3面20dが押圧部33によって押され、第2軸部材15を支点として矢示22のように回転すると、押し上げ部20cの上下方向位置、すなわち、垂直方向位置が距離S分だけ高くなる。このとき、第1軸部材14、第2軸部材15の垂直方向位置は変化せず、第1ブロック11の姿勢も変化しない。押し上げ部20cの垂直方向位置が距離S分だけ上方に変化することとにより第2ブロック13の後端部がバネ18の付勢力に抗して押し上げられ、第2ブロック13の先端部が矢示23のように下方に移動する。これにより、クリップ部10の前端部10aが開状態となる。
図7(A)に示す符号GCは、中継部20の重心位置を示している。重心位置GCは、第2軸部材15よりも後側に位置している。これにより、図7(A)に示すように押圧部33による押圧がない状態で後端部が下がった状態となる。この結果、押圧部33による中継部20の押圧が解除されると押し上げ部20cの垂直方向位置が下がり、押し上げ部20cによる第2ブロック13の後端部の押し上げ状態が解除される。すなわち、クリップ部10は、閉状態に復帰する。
なお、本実施形態における中継部20は、ブロック状の部材であるが、必ずしもブロック状であることは要しない。例えば、図8に示すように、回転軸部21cを介して連設された押し上げ部21aと押圧部33の当接部21bを備えた中継部21としてもよい。押し上げ部21a及び当接部21bは、その形状は問わず、いずれも板状とすることもできるし、棒状とすることもできる。要は、中継部は、押圧部33のクリップ部10側への移動、又は、上方向への移動によって回転し、押し上げ部先端部の垂直方向位置を変化させてクリップ部10の開動作を行えるものであればよい。なお、図8に示す形状の中継部21を採用した場合、その重心位置GCは、回転軸部21cよりも後側となるので、中継部20と同様に押圧部33による押圧が解除された状態でクリップ部10を閉状態とすることができる。
つぎに、以上のようなコンタクト装置の動作につき、図9及び図10を参照しつつ説明する。図9(A)〜(D)では、コンタクト装置1に基板2をセットする一連の動作を示す。図10(E)〜(H)では、コンタクト装置1から基板2を回収する一連の動作を示す。
まず、図9(A)を参照すると、クリップ部10と基板2を基板保持部32に搭載したハンド部とを、クリップ部10が備える接点部17と端子部に相当するエッジコネクタ2bとが対向する状態で配置する。この段階で、中継部20は、その重心位置GCにより後端部が下がった状態となっており、クリップ部10は、前端部10aを閉状態としている。基板2は、機械を用いて基板保持部32に保持させてもよいし、作業者によって保持させてもよい。いずれにしても、基板2は、基板保持部32に載置すれば位置合せされるため、基板2は、容易に基板保持部32にセットされる。
つぎに、図9(B)を参照すると、ハンド部30を矢示41のようにクリップ部10側へ移動させる。そして、ハンド部30が備える押圧部33によって中継部20の第3面20dを押圧する。これにより、中継部20が備える押し上げ部20cを、第2軸部材15を支点として回転させる。押し上げ部20cが回転することにより、クリップ部10を形成する第1ブロック11と第2ブロック13のうち、下側に位置する第2ブロック13の後端部を押し上げる。これにより、クリップ部10の前端部が開状態となる。この状態でハンド部30がさらに矢示41のように移動することにより開状態となったクリップ部10の前端部10aにエッジコネクタ2bが挿入される。
そして、図9(C)に示すように、ハンド部30を下方に退避させる。これにより、押圧部33による中継部20の押圧を解除する。押圧部33によって押圧されなくなった中継部20は、その重心位置BCが第2軸部材15よりも後側に位置していることから第2軸部材15を支点として時計回りに回転し、元の状態に復帰する。中継部20が元の状態に復帰し、押し上げ部20cが第2ブロック13の後端部の押し上げを解除したことにより、クリップ部10の前端部10aは閉状態となり、エッジコネクタ2bに接点部17が接触する。すなわち、エッジコネクタ2bと接点部17との電気的導通が図られる。ハンド部30の下方への退避動作により、基板2は、ハンド部30、より具体的に基板保持部32から離脱する。
図9(D)を参照すると、その後、ハンド部30は、矢示43のように、クリップ部10から遠ざかるように移動する。これにより、コンタクト装置1に基板2をセットする一連の動作が完了する。この状態で、基板2の各種試験が実施される。
以上説明したように、実際に動力によって直接的に稼動しているのはハンド部30のみであり、クリップ部10を開閉するための格別の動力は不要である。また、ハンド部30の一連の動作は、従来、ハンド部30が実行しているものである。そのため、従来の装置を利用して容易に本実施形態の動作を実施することができる。
つぎに、図10(E)を参照すると、ハンド部30は、基板保持部32が基板2に接触することがなく、押圧部33が中継部20に接触することがない高さを保つ。そして、図10(F)に示すように、矢示44に示す向きにハンド部30を移動させ、基板保持部32を基板2に設けられた取付穴2aと一致する位置に配置すると共に、押圧部33を中継部20の下側に位置させる。
そして、図10(G)を参照すると、ハンド部30は、矢示45で示すように上昇する。これにより、基板保持部32に基板2が保持される。また、押圧部33によって中継部20が押し上げられ、第2軸部材15を支点として回転する。これにより、押し上げ部20が回転して第2ブロック13の後端部を押し上げる。これにより、クリップ部10の前端部が開状態となる。
そして、図10(H)を参照すると、ハンド部30が矢示46のように退避移動すれば、エッジコネクタ2bと接点部17との電気的導通を解除して、基板2を回収することができる。また、ハンド部30の退避移動に伴って、押圧部33による中継部20の押圧が解除されるため、クリップ部10も閉状態に復帰する。
以上説明したように、基板2を回収する際も、クリップ部10を開閉するための格別の動力は不要である。また、ハンド部30の一連の動作は、従来、ハンド部30が実行しているものである。そのため、従来の装置を利用して容易に本実施形態の動作を実現することができる。
以上説明したように本実施形態のコンタクト装置1によれば、端子部と接触部との電気的導通及び電気的導通解除の動作を格別の動力を備えることなく行うことができる。
以上本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。例えば、上記実施形態におけるコンタクト装置は、基板の試験を行う試験機に組み込まれることを想定しているが、基板が備える端子部と接点部との電気的導通が求められる他の種々の用途に用いることができる。また、上記実施形態では、押圧部33のクリップ部側への移動によって下側に配置された第2ブロックの後端部を押し上げる例を示しているが、上側に配置された第1ブロックの後端部を押し下げるようにしてもよい。
1 コンタクト装置
2 基板
2a 取付穴
2b エッジコネクタ
10 クリップ部
10a 前端側
10b 後端側
11 第1ブロック
11a 第1軸穴
12 軸支部
12a 第2軸穴
13 第2ブロック
14 第1軸部材
15 第2軸部材
16 試験機側中継基板
17 接点部
18 バネ
20 中継部
20a 第1面
20b 第2面
20c 押し上げ部
30 ハンド部
32 基板保持部
33 押圧部
34 前後進・昇降アクチュエータ

Claims (5)

  1. 前端部に接点部が設けられ、開閉可能に軸支されたクリップ部と、
    回転可能に軸支され、回転することで前記クリップ部の後端部を押圧し、前記クリップ部の前端部を開状態とする中継部と、
    前記接点部と接触させる基板を保持する基板保持部と、前記クリップ部に向かって移動するときに、前記中継部を押圧し、前記中継部を介して前記クリップ部の前端部を開状態とする押圧部とを備えるハンド部と、
    を、備え
    前記クリップ部の軸支される位置は前記前端部と前記後端部との間であり、
    前記中継部の軸支される位置は前記クリップ部の軸支される位置と前記後端部との間であるコンタクト装置。
  2. 前記クリップ部は、第1軸部材によって開閉可能に組み合わされた第1ブロックと第2ブロックとを備え、
    前記中継部は、前記第1軸部材よりも後側に配置された第2軸部材によって回転可能に軸支され、前記押圧部によって押圧されることによって前記第2軸部材を支点として回転し、前記第1ブロックと前記第2ブロックのいずれかの後端部を押圧して前記クリップ部の前端部を開状態とする請求項1に記載のコンタクト装置。
  3. 前記クリップ部は、上側に位置する第1ブロックと、下側に位置すると共に第1軸部材によって開閉可能に前記第1ブロックと組み合わされた第2ブロックとを備え、
    前記中継部は、前記第1軸部材よりも後側に配置された第2軸部材によって前記回転可能に軸支された状態で前記第2ブロックの下側に配置され、前記押圧部によって押圧されて回転することによって前記第2ブロックの後端部を押し上げる押し上げ部を備えた請求項1又は2に記載のコンタクト装置。
  4. 前記中継部は、前記第2軸部材よりも後側に重心位置を有し、前記押圧部による押圧がない状態で後端部が下がった状態となり、前記押し上げ部による前記第2ブロックの後端部の押し上げ状態を解除する請求項3に記載のコンタクト装置。
  5. 前端部に接点部が設けられたクリップ部と、端子部を備えた基板を搭載したハンド部とを、前記接点部と前記端子部とが対向する状態に配置する工程と、
    前記ハンド部を前記クリップ部側へ移動させて、前記ハンド部が備える押圧部によって中継部を押圧することによって前記中継部が備える押し上げ部を回転させ、前記クリップ部を形成する第1ブロックと第2ブロックのうち、下側に位置する第2ブロックの後端部を前記押し上げ部によって押し上げて前記クリップ部の前端部を開状態とする工程と、
    開状態となった前記クリップ部の前端部に前記端子部を挿入する工程と、
    前記ハンド部を下方に退避させて、前記押圧部による前記中継部の押圧を解除し、前記クリップ部の前端部を閉状態として前記端子部に前記接点部を接触させるとともに、前記基板を前記ハンド部から離脱させる工程と、
    を含むコンタクト方法。
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