JP6065477B2 - 画像処理装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、撮影された画像の中から拡張現実マーカを検出する画像処理装置及びプログラムに関する。
一般に、スマートフォンなどの携帯端末装置にあっては、その多機能化が進み、カメラ機能(撮像機能)のほかに、AR(Augmented Reality:拡張現実)機能という画像処理機能が搭載されており、撮影された画像内の所定の位置に仮想画像(例えば、キャラクタ画像など)を合成して表示するようにしている。すなわち、被写体の位置又はその付近に印刷物としての拡張現実マーカ(ARマーカ)が配置されている状態において、その被写体が撮像機能によって撮影されると、携帯端末装置は、その撮影画像を解析することによりその中に含まれているARマーカを認識し、このARマーカの位置に仮想画像を合成して表示するようにしている。その際、ARマーカを検出するために、撮影された画像を例えば、グレースケール化し、そのグレースケール画像を適応型二値化法を用いて二値化するようにしている。このように適応型二値化法を用いて画像を二値化する技術としては、例えば、特許文献1などが提案されている。
特開平7−57080号公報
しかしながら、上述した特許文献1のように、適応型二値化法を用いて撮影画像を二値化する技術にあっては、撮影された画像をフレーム毎に二値化処理するようにしているが、例えば、スマートフォンなどの携帯端末装置のCPU性能では、その処理が重くなり過ぎてしまい、処理速度が遅くなり、ARマーカをスムーズに検出することができないという問題があった。
また、一般に、ARマーカにあっては、そのマーカ領域を特定するために、例えば、正方形の黒枠内に白パターン(マーク模様)を配置するといったデザイン的な制約があった。
本発明の課題は、拡張現実マーカの検出率向上と検出処理速度の向上を同時に実現できるようにすることである。
上述した課題を解決するために本発明の画像処理装置は、
複数の発光体によって囲まれている拡張現実マーカを撮影する撮影手段と、
前記撮影手段によって撮影された撮影画像を所定の閾値で二値化する処理を行う第1の二値化手段と、
前記第1の二値化手段により二値化された二値化画像の中から前記複数の発光体を検出する処理を行う第1の検出手段と、
前記第1の検出手段によって検出された複数の発光体によって囲まれている領域を二値化する処理を行う第2の二値化手段と、
前記第2の二値化手段により二値化された二値化画像を基に前記拡張現実マーカを検出する処理を行う第2の検出手段と、
前記第1の二値化手段、前記第1の検出手段、前記第2の二値化手段、前記第2の検出手段の動作を順次実行している状態において前記第2の検出手段で拡張現実マーカが検出
された場合には、それ以降、前記第1の二値化手段及び前記第1の検出手段の発光体検出動作を繰り返し実行させ、この発光体検出動作の繰り返し実行中において前記第1の検出手段によって発光体を検出できなかった場合には、再度、前記第1の二値化手段、前記第1の検出手段、前記第2の二値化手段、前記第2の検出手段の動作を順次実行させる制御手段と、
を備えることを特徴とする画像処理装置である。
本発明によれば、拡張現実マーカの検出率向上と検出処理速度の向上を同時に実現することができる。
画像処理装置として適用したカメラ機能付き多機能型携帯電話機の基本的な構成要素を示したブロック図。 (1)〜(4)は、複数のLED12によって囲まれたARマーカ11を示すと共に、それを撮影した画像を二値化した後の検出イメージを示した図。 (1)、(2)は、同時撮影した複数種のARマーカ11の中から所定のARマーカ11のみを検出する場合を説明するための図。 拡張現実撮影モードの切り換えに応じて実行開始される拡張現実処理を説明するためのフローチャート。 (1)〜(4)は、第1実施形態の変形例として、各LED12の輝度が異なる場合での図2(1)〜(4)に対応する図。 (1)、(2)は、第1実施形態の変形例として、各LED12の発光色(三原色)が異なる場合での図2(1)、(2)に対応する図。 (1)、(2)は、第1実施形態の変形例として、各LED12の点滅状態(点灯、消灯、点滅)が異なる場合での図2(1)、(2)に対応する図。 (1)〜(4)は、第1実施形態の変形例として、ARマーク11の向きを変更する処理を説明するための図。 第2実施形態において、拡張現実撮影モードの切り換えに応じて実行開始される拡張現実処理を説明するためのフローチャート。 第2実施形態において使用する動作テーブルTを示した図。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(実施形態1)
先ず、図1〜図4を参照して本発明の第1実施形態を説明する。
本実施形態は、画像処理装置としてカメラ機能付き多機能型携帯電話機(スマートフォン)に適用した場合を例示したもので、図1は、このカメラ機能付き多機能型携帯電話機の基本的な構成要素を示したブロック図である。
この多機能型携帯電話機は、通話機能、電子メール機能、インターネット接続機能、カメラ機能の基本機能のほか、カメラ機能によって撮影された画像内に所定の仮想画像(例えば、キャラクタ画像)を合成して表示する拡張現実処理機能などを備えている。
CPU1は、二次電池(図示省略)を備えた電源部2からの電力供給によって動作し、記憶部3内の各種のプログラムに応じてこの携帯電話機の全体動作を制御する中央演算処理装置である。記憶部3には、プログラムメモリM1、ワークメモリM2などが設けられている。プログラムメモリM1は、図4に示した動作手順に応じて本実施形態を実現するためのプログラムや各種のアプリケーションなどが格納されているほか、それに必要とする情報などが記憶されている。ワークメモリM2は、携帯電話機が動作するために必要となる各種の情報(例えば、撮影された画像、フラグ、タイマなど)を一時的に記憶するワーク領域である。なお、記憶部3は、例えば、SDカード、ICカードなど、着脱自在な可搬型メモリ(記録メディア)を含む構成であってもよく、また、その一部が図示しない所定の外部サーバの領域を含むものであってもよい。
無線通信部4は、音声通話機能、電子メール機能、インターネット接続機能時に使用される広域通信部であり、通話機能の動作時には音声信号処理部5を介して通話用スピーカSPから音声出力させ、また、通話用マイクMCからの入力音声データを音声信号処理部5から取り込んでアンテナから発信出力させる。タッチ入力表示部6は、表示部6Aとタッチ入力部6Bを有する構成で、高精細な表示部6Aの前面にタッチ入力部6Bを配置することによりソフトウェアキー(タッチキー)を割り当て配置してその機能名を表示したり、指などによるタッチ操作を感知してそのタッチ操作に応じたデータを入力したりするデバイスである。表示部6Aは、高精細液晶ディスプレイなどであり、カメラ機能の使用時には撮影された画像をライブビュー画像(モニタ画像)として表示するファインダ画面となる。
撮像部7は、被写体を高精細に撮影可能なカメラ部を構成するもので、ズームレンズやフォーカスレンズ(図示省略)などを備えたレンズ部7Aと、CCD又はCMOSなどの撮像素子7Bと、照度計などの各種のセンサを備えたセンサ部7Cを有するほか、更に撮像素子7Bで光電変換された画像信号(アナログ値の信号)に対して、色分離やRGBの色成分毎のゲイン調整などを行ってデジタル値のデータに変換するアナログ処理回路7Dと、このアナログ処理回路7Dによりデジタル変換された画像データに対して色補間処理(デモザイク処理)などを施すデジタル信号処理回路7Eを有する構成となっている。本実施形態では、例えば、夜景撮影モード、夕焼け撮影モードなどの各種の撮影モードに切り換え可能となっており、この各種の撮影モードの中には拡張現実撮影モードが含まれている。この拡張現実撮影モードは、拡張現実処理機能を使用して撮影を行う撮影モードで、この拡張現実撮影モードに切り換えられると、オートフォーカス(AF)調整機能、自動露出(AE)調整機能、自動ホワイトバランス(AWB)調整機能を動作させるようにしている。
図2は、拡張現実処理時に使用される拡張現実マーカ(ARマーカ)11を説明するための図である。
図2(1)、(2)は、ARマーカ11を被写体として撮影した場合の撮影画像を示している。ARマーカ11は、例えば、電子機器の表面に配設されているもので、正方形の黒枠内に任意形状の白領域のパターン(図示の例ではL字パターン)を配置した構成で、黒の領域と白の領域とは所定の割合となっている。このARマーカ11の黒枠四隅の各位置(4点位置)には、複数個の発光体として発光ダイオード(LED)12が配設されている。
言い換えれば、ARマーカ11の全体は、複数個(4個)の発光体(LED)12によって囲まれている。そして、各LED12は、発光面が小さい点光源であり、同一のLEDである。すなわち、各LED12は、同一輝度で発光する同一サイズのLEDで、その発光面がARマーカ11の黒枠四隅の位置にそれぞれ配設されている。この各LED12を配置した電子機器は、例えば、各LED12の点灯、消灯などを制御するようにしている。このようなLED12付きのARマーカ11が撮像部7によって撮影されると、その撮影画像は、ARマーカ11に対する撮影向きに応じて図2(1)あるいは(2)に示すような画像内容となる。
図2(1)は、複数のLED12によって囲まれたLED12付きのARマーカ11をその正面側から撮影した場合の撮影画像を示した図である。また、図2(2)は、LED12付きのARマーカ11をその背面側の斜め右方向(図中、正面の右上方向)から撮影した場合を示した図である。ここで、図2(1)、(2)は、撮影画像内においてLED12付きのARマーカ11を概念的に示した図である。図中、円形は、LED12の発光面を示し、正方形の黒枠は、ARマーカ11を構成する外枠を示し、内部のL字パターンは、ARマーカ11を構成する白領域を示しているが、実際のLED12、ARマーカ11と区別せずに撮影画像内でもLED12、ARマーカ11と呼称するものとする(以下、同様)。このようにしてARマーカ11が撮像部7によって撮影されると、CPU1は、撮像素子7Bに映っている撮影画像(実画像)を解析することによってARマーカ11を検出するが、その際、その撮影画像を各LED12の輝度に合わせた閾値を用いた固定閾値二値化法によって二値化することによって各LED12をそれぞれ検出するようにしている。
図2(3)は、図2(1)で示した向きから撮影した画像を二値化した後の検出イメージを示した図であり、図2(4)は、図2(2)で示した向きから撮影した画像を二値化した後の検出イメージを示した図で、各LED12だけが検出された場合を例示している。なお、図中、破線で囲んだ領域は、ARマーカ11が存在する領域(以下、同様)を示し、円形は、検出した発光面を示している。このように複数のLED12を検出すると、それらのLED12によって囲まれている領域内を適応型二値化法に従って二値化して、その二値化画像を基にARマーカ11の検出を行うようにしている。このように第1実施形態においては、撮影画像をLED12の輝度に応じて二値化して、その二値化画像の中から複数のLED12を検出した後、この各LED12によって囲まれている領域内を更に二値化してその二値化画像を基にARマーカ11を検出する動作をフレーム毎に繰り返すようにしている。これによってARマーカ11を検出すると、CPU1は、その検出したARマーカ11の位置に所定の仮想画像(例えば、キャラクタ画像など)を合成して重畳表示させるようにしている。
図3は、同時撮影した複数種のARマーカ11の中から所定のARマーカ11のみを検出する場合を説明するための図である。
上述したARマーカ11側の電子機器には、4種類のARマーカ11が隣接配設されており、そのいずれかのARマーカ11を囲むLED12のみを選択的に点灯するようにしている。図3(1)は、電子機器の表面に配設されている4種類のARマーカ11を同時に撮影した場合を示した図である。図示の例では、各ARマーカ11の黒枠四隅の各位置(4点位置)には、図2の場合と同様に、LED12が配設されているが、隅部が隣り合うARマーカ11には共通のLED12が配設されている場合を例示している。ここで、図示の例は、4種類のARマーカ11のうちそのいずれかのARマーカ11のみを選択的に有効とするために、そのARマーカ11の周囲に存在している4個のLED12が点灯され、その他のLED12が全て消灯されている場合で、図中、塗りつぶしの円形は、点灯中の各LED12を示している。
図3(2)は、図3(1)で示した撮影画像をLED12の輝度に合わせた閾値を用いた固定閾値二値化法によって二値化した後の検出イメージを示している。この場合、点灯中の4個のLED12だけが検出されるために、この点灯中のLED12によって囲まれた領域(図中、破線で囲んだ領域)に対して、適応型二値化法に従って二値化する処理を行う。これによってその領域内に存在しているARマーカ11だけが検出されることになる。CPU1は、検出したARマーカ11の位置に所定の仮想画像(例えば、キャラクタ画像など)を合成して表示させるようにしている。
次に、本実施形態における多機能型携帯電話機の動作概念を図4に示すフローチャートを参照して説明する。ここで、このフローチャートに記述されている各機能は、読み取り可能なプログラムコードの形態で格納されており、このプログラムコードにしたがった動作が逐次実行される。また、ネットワークなどの伝送媒体を介して伝送されてきた上述のプログラムコードに従った動作を逐次実行することもできる。なお、図4は、多機能型携帯電話機の全体動作のうち、本実施形態の特徴部分の動作概要を示したフローチャートであり、この図3のフローから抜けた際には、全体動作のメインフロー(図示省略)に戻る。
図4は、拡張現実撮影モードの切り換えに応じて実行開始される拡張現実処理を説明するためのフローチャートである。
先ず、CPU1は、ユーザ操作などにより拡張現実撮影モードに切り換えられると、拡張現実撮影アプリケーションを起動させた後、撮像素子7Bに映っている撮影画像(実画像)を取得し(ステップA1)、LED12の輝度に合わせた閾値を用いた固定閾値二値化法によって撮影画像(実画像)を二値化する(ステップA2)。このようにLED12の輝度に合わせた閾値を用いて二値化することにより撮影画像内からLED12のみが検出可能となるが、この場合、LED12の輝度は、ユーザ操作により予め任意に設定されており、その設定値(輝度値)を読み出すことによって二値化処理を行うようにしている。
そして、二値化した二値化画像を基に4点全てのLED12を検出することができたか否かを調べ(ステップA3)、4点のLED12を検出することができなければ(ステップA3でNO)、最初から処理をやり直すためにステップA1に戻るが、4点のLED12を検出することができたとき、例えば、図2(3)や(4)あるいは図3(2)に示すように二値化画像内から4点全てのLED12を検出できたときには(ステップA3でYES)、そのLED12の4点座標をそれぞれ取得する(ステップA4)。これによって取得した4点座標を基に二値化画像内でのARマーカ11の領域を特定すると共に、この特定したARマーカ11の領域内において、大津の二値化法(大津展之氏の論文、判別および最小2乗基準に基づく自動しきい値選定法」、電子通信学会論文誌、Vol.J63−D、No.4、pp.349−356(1980)を参照。)を使用して、ARマーカ11の領域内での二値化閾値を算出する(ステップA5)。この場合、大津の二値化法ではARマーカ11の領域内においてクラス内分散及びクラス間分散を基準として、クラス内分散が最小となり、クラス間分散が最大となる閾値を二値化閾値として算出取得する。
そして、上述のようにして二値化した二値化画像を基にARマーカ11を検出することかできたかを調べる(ステップA6)。この場合、ARマーカ11内に描かれている白領域のパターンを特定することによりARマーカ11の認識を行う。その結果、ARマーカ11を検出することができなければ(ステップA6でNO)、最初から処理をやり直すためにステップA1に戻るが、ARマーカ11を正常に検出することができたときには(ステップA6でYES)、仮想画像を読み出して撮影画像内のARマーカ11上に重畳して合成表示させる(ステップA7)。以下、拡張現実処理の終了がユーザ操作により指示されたかを調べ(ステップA8)、終了指示があれば(ステップA8でYES)、図4のフローから抜けるが、拡張現実処理の終了指示がなければ(ステップA8でNO)、上述のステップA1に戻って、以下、上述の動作を繰り返す。
以上のように、第1実施形態においてCPU1は、複数のLED12によって囲まれているARマーカ11が撮像部7によって撮影されると、その撮影画像をLED12の輝度に応じて二値化してその二値化画像の中から複数のLED12を検出した後、この複数のLED12によって囲まれている領域を更に二値化してその二値化画像を基にARマーカ11を検出するようにしたので、LED12を検出するだけでマーカ領域を特定することができ、マーク認識処理速度を向上させることができるほか、LED12の認識はマーク枠(黒枠)の認識よりも精度が高いためにマーク認識率を向上させることができる。このように高認識率を維持しながら認識処理速度の向上が可能となり、実用性に富んだものとなる。また、従来のARマーカ11は、マークを特定するために黒枠を配置するという制約があったが、本実施形態においては、複数のLED12によってマークを特定することが可能となるために、黒枠の役目も有することになり、マーカデザインの自由度が向上する。
その撮影画像を二値化する場合に、LED12の輝度に合わせた閾値を用いた固定閾値二値化法によって二値化するようにしたので、LED12の検出する場合にその誤検出(誤認識)の確率を大幅に低くすることが可能となる。この場合、図3で示したように、電子機器側に複数種類のARマーカ11が隣接配設されていて、そのいずれかのARマーカ11を囲むLED12のみが選択的に点灯されている場合には、その撮影画像の中から点灯中のLED12によって囲まれた領域を二値化することにより、その領域内に存在しているARマーカ11だけを検出することが可能となる。
なお、上述した第1実施形態において各LED12は、同一の輝度で発光するようにしたが、各LED12の輝度が異なるようにしてもよい。
図5は、各LED12の輝度が異なる場合であり、図5(1)は、図2(1)と同様に、ARマーカ11をその正面側から撮影した場合を示し、図5(2)は、図2(2)と同様に、ARマーカ11をその背面側の斜め右方向から撮影した場合を示した図である。図5(1)は、図中、左上及び右下のLED12の輝度が“暗め”、右上のLED12の輝度が“明るめ”、左下のLED12の輝度が“中間”の場合である。図5(2)は、図中、上及び右のLED12の輝度が“暗め”、下のLED12の輝度が“明るめ”、左のLED12の輝度が“中間”の場合である。
図5(3)は、図5(1)で示した向きから撮影した画像を二値化した後の検出イメージを示した図であり、また、図5(4)は、図5(2)で示した向きから撮影した画像を二値化した後の検出イメージを示した図であり、二値化画像内から各LED12だけが検出された場合である。なお、図中、破線で囲んだ領域は、ARマーカ11が存在する領域を示し、円形は、検出された発光面を示しているが、その大きさの相違は、対応するLED12の輝度の違いを示している。CPU1は、上述のようにLED12の輝度の違いに応じた輝度パターンを認識し、この輝度パターンが予め決められているパターンであることを条件にLED12を検出したものとする。
このように撮影画像を二値化した二値化画像の中から複数のLED12を検出する場合に、各LED12の輝度の違いに応じた輝度パターンを認識し、この輝度パターンが予め決められているパターンであることを条件にLED12を検出したものとすれば、LED12の検出精度をより向上させることが可能となる。
また、上述した第1実施形態において各LED12は、同一の色で発光するようにしたが、各LED12の発光色が異なるようにしてもよい。
図6は、各LED12の発光色(三原色)が異なる場合であり、図6(1)は、図2(1)と同様に、ARマーカ11をその正面側から撮影した場合を示し、図6(2)は、図2(2)と同様に、ARマーカ11をその背面側の斜め右方向から撮影した場合を示した図である。図6(1)は、図中、右上及び左下のLED12の発光色が“緑色”、左上のLED12の発光色が“赤色”、右下のLED12の発光色が“青色”の場合である。図6(2)は、図中、上及び下のLED12の発光色が“緑色”、右のLED12の発光色が“赤色”、左のLED12の発光色が“青色”の場合である。CPU1は、上述のようにLED12の発光色の違いに応じた色パターンを認識し、この色パターンが予め決められているパターンであることを条件にLED12を検出したものとする。
このように撮影画像を二値化した二値化画像の中から複数のLED12を検出する場合に、各LED12の発光色の違いに応じた色パターンを認識し、この色パターンが予め決められているパターンであることを条件にLED12を検出したものとすれば、LED12の検出精度をより向上させることが可能となる。
また、上述した第1実施形態において各LED12は、点灯発光するようにしたが、各LED12の点滅状態(点灯、消灯、点滅)が異なるようにしてもよい。
図7は、各LED12の点滅状態(点灯、消灯、点滅)が異なる場合であり、図7(1)は、図2(1)と同様に、ARマーカ11をその正面側から撮影した場合を示し、図7(2)は、図2(2)と同様に、ARマーカ11をその背面側の斜め右方向から撮影した場合を示した図である。なお、この場合の撮影画像は、所定時間(例えば、1秒)に相当する複数フレーム分の画像であり、LED12の点滅は、例えば、1秒間に数回、点灯/消灯を繰り返す。図7(1)は、図中、左上及び右上のLED12が“点滅”、左下及び右下のLED12が“点灯”の場合である。図7(2)は、図中、右及び下のLED12が“点滅”、左及び上のLED12が“消灯”の場合である。CPU1は、上述のようにLED12の点滅状態の違いに応じた点滅パターンを認識し、この点滅パターンが予め決められているパターンであることを条件にLED12を検出したものとする。
このように撮影画像を二値化した二値化画像の中から複数のLED12を検出する場合に、各LED12の点滅状態の違いに応じた点滅パターンを認識し、この点滅パターンが予め決められているパターンであることを条件にLED12を検出したものとすれば、LED12の検出精度をより向上させることが可能となる。
また、上述したようにLED12の発光状態に応じた発光パターン(輝度パターン、色パターン、点滅パターン)を認識した場合に、その発光パターンに応じてARマーク11の向きを特定し、そのARマーク11が所定の向きでない場合には、ARマーク11が所定の向きとなるように、発光パターンを含めてARマーク11の全体を回転させてその向きを変更する処理を行うようにしてもよい。図8は、ARマーク11の向きを変更する処理を説明するための図である。図8(1)は、上述した所定の向きとして、予めユーザ操作によって記憶されているLED12の発光パターン(色パターン)とARマーク11の向きを示した図で、上述した図2(1)と同様にARマーク11をその正面から撮影した場合である。
図8(2)は、実際のLED12付きARマーク11を示し、図8(3)は、実際のLED12付きARマーク11を斜め方向から撮影した場合の撮影画像内の発光パターン(色パターン)を示した図である。図8(1)に示す発光パターン(色パターン)は、“正方形”であるのに対し、図8(3)に示す発光パターン(色パターン)は、“ひし形”であるため、この“ひし形”が所定の向きとなるように発光パターン(ARマーク11を含む)の全体を回転させてその向きを変更すると、変更後の発光パターンは、図8(4)に示すように“正方形”となる。
このようにLED12の発光状態に応じた発光パターンに応じてARマーク11の向きを特定し、そのARマーク11が所定の向きでない場合には、ARマーク11が所定の向きとなるように、発光パターンを含めてARマーク11の全体を回転させてその向きを変更する処理を行うようにすれば、発光パターンで囲まれている領域を二値化してマークを検出する処理が容易なものとなる。
(第2実施形態)
以下、この発明の第2実施形態について図9及び図10を参照して説明する。
なお、上述した第1実施形態においては、撮影画像をLED12の輝度に応じて二値化してその二値化画像の中から複数のLED12を検出した後、この各LED12によって囲まれている領域を更に二値化してその二値化画像を基にARマーカ11を検出する動作をフレーム毎に繰り返すようにしたが、この第2実施形態においては、上述した一連の動作でARマーカ11を検出することができた場合に、次回のフレーム以降ではLED検出動作のみを繰り返すようにしたものである。更に、所定の仮想画像(例えば、キャラクタ画像など)を合成表示させる場合に、複数のLED12によって特定した発光パターンの種類に応じて仮想画像の表示動作を制御するようにしたものである。ここで、両実施形態において基本的あるいは名称的に同一のものは、同一符号を付して示し、その説明を省略すると共に、以下、第2実施形態の特徴部分を中心に説明するものとする。
図9は、第2実施形態において、拡張現実撮影モードの切り換えに応じて実行開始される拡張現実処理を説明するためのフローチャートである。
先ず、CPU1は、上述した図4のステップA1〜A6に対応する同様の処理を行う(ステップB1〜B6)。すなわち、撮影画像(実画像)を取得し(ステップB1)、LED12の輝度に合わせた閾値を用いた固定閾値二値化法によって撮影画像を二値化する(ステップB2)。そして、二値化した二値化画像を基に4点のLED12を検出することができたか否かを調べる(ステップB3)。
その結果、4点のLED12を検出することができなければ(ステップB3でNO)、最初から処理をやり直すためにステップB1に戻るが、4点のLED12を検出することができたときには(ステップB3でYES)、そのLED12の4点座標を取得する(ステップB4)。これによって取得した4点座標を基に二値化画像内でのARマーカ11の領域を特定すると共に、この特定したARマーカ11の領域内において、大津の二値化法を使用して、ARマーカ11の領域内での二値化閾値を算出する(ステップB5)。そして、二値化した二値化画像を基にARマーカ11を検出することかできたかを調べ(ステップB6)、ARマーカ11を検出することができなければ(ステップB6でNO)、最初から処理をやり直すためにステップB1に戻る。
ここで、ARマーカ11を検出することができたときには(ステップB6でYES)、検出した各ARマーカ11からその発光パターンを特定すると共に、その発光パターンの種類を一時記憶しておく(ステップB7)。そして、この発光パターンの種類に基づいて動作テーブルT(図10を参照)を検索することにより仮想画像の表示動作を特定する(ステップB8)。
図10は、この動作テーブルTを説明するための図である。動作テーブルTは、「発光パターンの種類」に対応付けて仮想画像の「表示動作」を記憶する構成で、図示の例では、発光パターン(色パターン)の種類として、赤色が1個、緑色が2個、青色が1個の発光パターンに対応して「動作A」が記憶され、赤色が1個、緑色が1個、青色が2個の発光パターンに対応して「動作B」が記憶され、赤色が2個、緑色が1個、青色が1個の発光パターンに対応して「動作C」が記憶されている。
これによって特定した表示動作の仮想画像を撮影画像内のARマーカ11上に重畳して合成表示させる(ステップB9)。このようにしてARマーカ11を検出してその位置に仮想画像を表示させた後は、撮影画像(実画像)を取得し(ステップB10)、LED12の輝度に合わせた閾値を用いた固定閾値二値化法によって撮影画像を二値化する(ステップB11)。そして、二値化した二値化画像を基に4点のLED12を検出することができたか否かを調べる(ステップB12)。
ここで、4点のLED12を検出することができたときには(ステップB12でYES)、そのLED12の4点座標を取得する(ステップB13)。これによって取得した4点座標を基に二値化画像内でのARマーカ11の領域を特定すると共に、この特定したARマーカ11の領域の中心位置に仮想画像を重畳して合成表示させる(ステップB14)。この場合、上述のステップB7で一時記憶した発光パターンの種類に対応して動作テーブルT1を検索することにより、それに対応付けられている仮想画像の表示動作を読み出して、仮想画像を合成表示させる。
そして、以下、拡張現実処理の終了がユーザ操作により指示されたかを調べ(ステップB15)、終了指示があれば(ステップB15でYES)、図9のフローから抜けるが、拡張現実処理の終了指示がなければ(ステップB15でNO)、上述のステップB10に戻って、以下、ARマーカ11を検出する動作を繰り返す。このようにARマーカ11を検出する動作を繰り返して実行している状態において、ARマーカ11を見失ってそれを検出することができなくなったときには(ステップB12でNO)、最初から処理をやり直すためにステップB1に戻る。
以上のように、第2実施形態においては、ARマーカ11を検出した場合に、次回のフレーム以降では複数のLED12(発光パターン)のみを検出する動作のみを繰り返すようにしたので、ARマーカ11を検出する動作が省略することができる。したがって、高認識率を維持しながら認識処理速度の向上が可能となる。
また、所定の仮想画像を合成表示させる場合に、複数のLED12によって特定した発光パターンの種類に応じて仮想画像の表示動作を制御するようにしたので、発光パターンを変化させるだけで仮想画像の表示動作を変えることができ、変化に富んだ表示を容易に実現することが可能となる。
なお、上述した各実施形態においてARマーカ11は、正方形の黒枠内に任意形状の白領域のパターンなどを配置した構成であるが、ARマーカ11の構成はこれに限らず、任意である。また、LED12をARマーカ11の四隅に配置するようにしたが、ARマーカ11の形状などに応じてLED12の配置位置や個数なども任意である。すなわち、LED12を配置することによってARマーカ11の領域を特定することが可能であれば、LED12の配置位置や個数などは任意である。
また、上述した各実施形態においては、LED12の4点座標を基に二値化画像内でのARマーカ11の領域内を二値化する場合に、大津の二値化法を使用するようにしたが、この場合の二値化は、これに限らず、任意である。
また、上述した実施形態においては、カメラ機能付き多機能型携帯電話機(スマートフォン)に適用した場合を例示したが、これに限らず、カメラ機能付きパーソナルコンピュータ・PDA(個人向け携帯型情報通信機器)・音楽プレイヤー・電子ゲーム機などであってもよく、勿論、デジタルカメラ自体であってもよい。
また、上述した各実施形態において示した“装置”や“部”とは、機能別に複数の筐体に分離されていてもよく、単一の筐体に限らない。また、上述したフローチャートに記述した各ステップは、時系列的な処理に限らず、複数のステップを並列的に処理したり、別個独立して処理したりするようにしてもよい。
以上、この発明の実施形態について説明したが、この発明は、これに限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲を含むものである。
以下、本願出願の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(付記)
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、
複数の発光体によって囲まれている拡張現実マーカを撮影する撮影手段と、
前記撮影手段によって撮影された撮影画像を所定の閾値で二値化する処理を行う第1の二値化手段と、
前記第1の二値化手段により二値化された二値化画像の中から前記複数の発光体を検出する処理を行う第1の検出手段と、
前記第1の検出手段によって検出された複数の発光体によって囲まれている領域を二値化する処理を行う第2の二値化手段と、
前記第2の二値化手段により二値化された二値化画像を基に前記拡張現実マーカを検出する処理を行う第2の検出手段と、
を備えることを特徴とする画像処理装置である。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の画像処理装置において、
前記第1の二値化手段は、前記複数の発光体によって囲まれている拡張現実マーカが前記撮影手段によって撮影された場合に、その撮影画像を前記発光体の輝度に合わせた閾値を用いた固定閾値二値化法によって二値化する処理を行う、
ようにしたことを特徴とする画像処理装置である。
(請求項3)
請求項3に記載の発明は、請求項1あるいは請求項2に記載の画像処理装置において、
前記第1の二値化手段により二値化された二値化画像の中から前記各発光体の輝度の違いに応じた輝度パターンを認識する輝度パターン認識手段を更に備え、
前記第1の検出手段は、前記輝度パターン認識手段によって認識された輝度パターンが予め決められているパターンであることを条件に前記複数の発光体を検出したものとする、
ようにしたことを特徴とする画像処理装置である。
(請求項4)
請求項4に記載の発明は、請求項1あるいは請求項2に記載の画像処理装置において、
前記第1の二値化手段により二値化された二値化画像の中から前記各発光体の発光色の違いに応じた色パターンを認識する色パターン認識手段を更に備え、
前記第1の検出手段は、前記色パターン認識手段によって認識された色パターンが予め決められているパターンであることを条件に前記複数の発光体を検出したものとする、
ようにしたことを特徴とする画像処理装置である。
(請求項5)
請求項5に記載の発明は、請求項1あるいは請求項2に記載の画像処理装置において、
前記第1の二値化手段により二値化された二値化画像の中から前記各発光体の点滅状態に応じた点滅パターンを認識する点滅パターン認識手段を更に備え、
前記第1の検出手段は、前記点滅パターン認識手段によって認識された点滅パターンが予め決められているパターンであることを条件に前記複数の発光体を検出したものとする、
ようにしたことを特徴とする画像処理装置である。
(請求項6)
請求項6に記載の発明は、請求項1〜請求項5のいずれかに記載の画像処理装置において、
前記第1の二値化手段により二値化された二値化画像の中から前記各発光体の発光状態に応じた発光パターンを認識する発光パターン認識手段と、
前記発光パターン認識手段によって認識された発光パターンに基づいて前記拡張現実マーカの向きを認識する向き認識手段と、
前記向き認識手段によって認識された認識結果に基づいて前記拡張現実マーカを所定の向きに変更する変更手段と、
を更に備える、
ようにしたことを特徴とする画像処理装置である。
(請求項7)
請求項7に記載の発明は、請求項1〜請求項6のいずれかに記載の画像処理装置において、
前記第1の二値化手段、前記第1の検出手段、前記第2の二値化手段、前記第2の検出手段の動作を順次実行している状態において前記第2の検出手段で拡張現実マーカが検出された場合には、それ以降、前記第1の二値化手段及び前記第1の検出手段の発光体検出動作を繰り返し実行させ、この発光体検出動作の繰り返し実行中において前記第1の検出手段によって発光体を検出できなかった場合には、再度、前記第1の二値化手段、前記第1の検出手段、前記第2の二値化手段、前記第2の検出手段の動作を順次実行させる制御手段を更に備える、
ようにしたことを特徴とする画像処理装置である。
(請求項8)
請求項8に記載の発明は、請求項1〜請求項7のいずれかに記載の画像処理装置において、
前記第2の検出手段により拡張現実マーカが検出された場合に、前記撮影画像内のマーク位置に仮想画像を表示させる仮想画像表示手段と、
前記複数の発光体の発光状態に応じた発光パターンに対応付けて前記仮想画像の表示動作を記憶する動作記憶手段と、
前記第1の二値化手段により二値化された二値化画像の中から前記各発光体の発光状態に応じた発光パターンを認識する発光パターン認識手段と、
前記発光パターン認識手段によって認識された発光パターンに対応する表示動作を前記動作記憶手段から読み出し、その表示動作に応じて前記仮想画像を制御する仮想画像制御手段と、
を更に備える、
ようにしたことを特徴とする画像処理装置である。
(請求項9)
請求項9に記載の発明は、
コンピュータに対して、
複数の発光体によって囲まれている拡張現実マーカを撮影する機能と、
前記撮影された撮影画像を所定の閾値で二値化する処理を行う機能と、
前記二値化された二値化画像の中から前記複数の発光体を検出する処理を行う機能と、
前記検出された複数の発光体によって囲まれている領域を二値化する処理を行う機能と、
前記領域が二値化された二値化画像を基に前記拡張現実マーカを検出する処理を行う機能と、
を実現させるためのプログラムである。
1 CPU
3 記憶部
6 タッチ入力表示部
6A 表示部
7 撮像部
11 ARマーカ
12 LED
M1 プログラムメモリ

Claims (7)

  1. 複数の発光体によって囲まれている拡張現実マーカを撮影する撮影手段と、
    前記撮影手段によって撮影された撮影画像を所定の閾値で二値化する処理を行う第1の二値化手段と、
    前記第1の二値化手段により二値化された二値化画像の中から前記複数の発光体を検出する処理を行う第1の検出手段と、
    前記第1の検出手段によって検出された複数の発光体によって囲まれている領域を二値化する処理を行う第2の二値化手段と、
    前記第2の二値化手段により二値化された二値化画像を基に前記拡張現実マーカを検出する処理を行う第2の検出手段と、
    前記第1の二値化手段、前記第1の検出手段、前記第2の二値化手段、前記第2の検出手段の動作を順次実行している状態において前記第2の検出手段で拡張現実マーカが検出
    された場合には、それ以降、前記第1の二値化手段及び前記第1の検出手段の発光体検出動作を繰り返し実行させ、この発光体検出動作の繰り返し実行中において前記第1の検出手段によって発光体を検出できなかった場合には、再度、前記第1の二値化手段、前記第1の検出手段、前記第2の二値化手段、前記第2の検出手段の動作を順次実行させる制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記第1の二値化手段は、前記複数の発光体によって囲まれている拡張現実マーカが前記撮影手段によって撮影された場合に、その撮影画像を前記発光体の輝度に合わせた閾値を用いた固定閾値二値化法によって二値化する処理を行う、
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記第1の二値化手段により二値化された二値化画像の中から前記各発光体の輝度の違いに応じた輝度パターンを認識する輝度パターン認識手段を更に備え、
    前記第1の検出手段は、前記輝度パターン認識手段によって認識された輝度パターンが予め決められているパターンであることを条件に前記複数の発光体を検出したものとする、
    ようにしたことを特徴とする請求項1あるいは請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記第1の二値化手段により二値化された二値化画像の中から前記各発光体の点滅状態に応じた点滅パターンを認識する点滅パターン認識手段を更に備え、
    前記第1の検出手段は、前記点滅パターン認識手段によって認識された点滅パターンが予め決められているパターンであることを条件に前記複数の発光体を検出したものとする、
    ようにしたことを特徴とする請求項1あるいは請求項2に記載の画像処理装置。
  5. 前記第1の二値化手段により二値化された二値化画像の中から前記各発光体の発光状態に応じた発光パターンを認識する発光パターン認識手段と、
    前記発光パターン認識手段によって認識された発光パターンに基づいて前記拡張現実マーカの向きを認識する向き認識手段と、
    前記向き認識手段によって認識された認識結果に基づいて前記拡張現実マーカを所定の向きに変更する変更手段と、
    を更に備える、
    ようにしたことを特徴とする請求項1〜請求項のいずれかに記載の画像処理装置。
  6. 前記第2の検出手段により拡張現実マーカが検出された場合に、前記撮影画像内のマーク位置に仮想画像を表示させる仮想画像表示手段と、
    前記複数の発光体の発光状態に応じた発光パターンに対応付けて前記仮想画像の表示動作を記憶する動作記憶手段と、
    前記第1の二値化手段により二値化された二値化画像の中から前記各発光体の発光状態に応じた発光パターンを認識する発光パターン認識手段と、
    前記発光パターン認識手段によって認識された発光パターンに対応する表示動作を前記動作記憶手段から読み出し、その表示動作に応じて前記仮想画像を制御する仮想画像制御手段と、
    を更に備える、
    ようにしたことを特徴とする請求項1〜請求項のいずれかに記載の画像処理装置。
  7. コンピュータに対して、
    複数の発光体によって囲まれている拡張現実マーカを撮影する撮影機能と、
    前記撮影された撮影画像を所定の閾値で二値化する処理を行う第1の二値化機能と、
    前記二値化された二値化画像の中から前記複数の発光体を検出する処理を行う第1の検出機能と、
    前記検出された複数の発光体によって囲まれている領域を二値化する処理を行う第2の二値化機能と、
    前記領域が二値化された二値化画像を基に前記拡張現実マーカを検出する処理を行う第2の検出機能と、
    前記第1の二値化機能、前記第1の検出機能、前記第2の二値化機能、前記第2の検出機能の動作を順次実行している状態において前記第2の検出機能で拡張現実マーカが検出された場合には、それ以降、前記第1の二値化機能及び前記第1の検出機能の発光体検出動作を繰り返し実行させ、この発光体検出動作の繰り返し実行中において前記第1の検出機能によって発光体を検出できなかった場合には、再度、前記第1の二値化機能、前記第1の検出機能、前記第2の二値化機能、前記第2の検出機能の動作を順次実行させる制御機能と、
    を実現させるためのプログラム
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