JP6304238B2 - 表示制御装置、表示制御方法および記録媒体 - Google Patents

表示制御装置、表示制御方法および記録媒体 Download PDF

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Description

本開示は、表示制御装置、表示制御方法および記録媒体に関する。
近年、撮像画像を画像信号として記録媒体に記憶するカメラが普及している。カメラは、ズーム操作を検出すると、望遠機能によって遠方の景色を順次に表示することが可能である。しかし、無限にズーム操作を行うことはできないため、遠方の景色を無限に表示し続けることは困難であった。そこで、遠方の景色をズーム操作に応じて仮想的に表示することが可能な技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。かかる技術によれば、無限にズーム操作を行って遠方の景色を仮想的に際限なく表示することが可能である。
特願2012−024772
しかしながら、かかる技術においては、カメラの位置情報および方向情報に基づいて表示対象の仮想オブジェクトが移動されるため、実空間における撮像範囲の移動量に対する仮想オブジェクトの移動量の割合が撮像倍率に関わらず一定となっている。しかし、撮像倍率に関わらず、実空間における撮像範囲の移動量に対する仮想オブジェクトの移動量の割合を一定とすると、ユーザの使用感が向上しないことが想定される。したがって、撮像箇所に対応する仮想オブジェクトを表示する場合において、ユーザの使用感を向上させることが可能な技術が実現されることが望ましい。
本開示によれば、撮像範囲が撮像された撮像画像を取得する画像取得部と、前記撮像画像に映る撮像対象に応じた仮想オブジェクトが表示されるように表示部を制御する表示制御部と、を備え、前記表示制御部は、前記撮像画像の撮像倍率に応じて、実空間における前記撮像範囲の移動量に対する仮想画像における前記仮想オブジェクトの移動量の割合が変化するように前記仮想オブジェクトを表示させる、表示制御装置が提供される。
また、本開示によれば、撮像範囲が撮像された撮像画像を取得することと、前記撮像画像に映る撮像対象に応じた仮想オブジェクトが表示されるように表示部を制御することと、前記撮像画像の撮像倍率に応じて、実空間における前記撮像範囲の移動量に対する仮想画像における前記仮想オブジェクトの移動量の割合が変化するように前記仮想オブジェクトを表示させることと、を含む、表示制御方法が提供される。
また、本開示によれば、コンピュータを、撮像範囲が撮像された撮像画像を取得する画像取得部と、前記撮像画像に映る撮像対象に応じた仮想オブジェクトが表示されるように表示部を制御する表示制御部と、を備え、前記表示制御部は、前記撮像画像の撮像倍率に応じて、実空間における前記撮像範囲の移動量に対する仮想画像における前記仮想オブジェクトの移動量の割合を変化するように前記仮想オブジェクトを表示させる、表示制御装置として機能させるためのプログラムを記録した、コンピュータに読み取り可能な記録媒体が提供される。
以上説明したように本開示によれば、撮像箇所に対応する仮想オブジェクトを表示する場合において、ユーザの使用感を向上させることが可能である。
本開示の実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。 本開示の実施形態に係る表示制御装置の機能構成例を示す図である。 本開示の実施形態に係る情報処理装置の機能構成例を示す図である。 本開示の実施形態に係る情報処理システムの概要を説明するための図である。 本開示の実施形態に係る情報処理システムの動作例を説明するための図である。 撮像倍率に応じた仮想オブジェクトの抽出について説明するための図である。 実空間における撮像範囲の移動量と仮想画像における仮想オブジェクトの移動量との関係の例を説明するための図である。 本開示の実施形態に係る情報処理システムの動作例を示すフローチャートである。 撮像範囲の変化量と撮像倍率と表示内容との関係の例を説明するための図である。 撮像画像の鮮明度と表示内容との関係の例を説明するための図である。 仮想オブジェクトが表示され得る撮像倍率の範囲の表示例を示す図である。 仮想画像の各領域に対応付けられている推奨撮像倍率の表示例を示す図である。 撮像倍率に応じて仮想オブジェクトの姿勢を変化させる例を説明するための図である。 本開示の実施形態に係る表示制御装置のハードウェア構成例を示す図である。 本開示の実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成例を示す図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットまたは数字を付して区別する場合もある。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。
また、以下に示す項目順序に従って当該「発明を実施するための形態」を説明する。
1.実施形態
1−1.情報処理システムの構成例
1−2.表示制御装置の機能構成例
1−3.情報処理装置の機能構成例
1−4.情報処理システムの概要
1−5.情報処理システムの機能詳細
1−6.ハードウェア構成例
2.むすび
<<1.実施形態>>
まず、本開示の実施形態について説明する。
[1−1.情報処理システムの構成例]
最初に、本開示の実施形態に係る情報処理システム1の構成例について説明する。図1は、本開示の実施形態に係る情報処理システム1の構成例を示す図である。図1に示すように、情報処理システム1は、表示制御装置10と情報処理装置20とを備える。表示制御装置10と情報処理装置20とはネットワーク30を介して通信を行うことが可能である。
表示制御装置10は、表示制御を行う機能を有する。以下の説明においては、表示制御装置10がデジタルカメラに適用される場合を例として説明するが、表示制御装置10は、デジタルカメラ以外の装置に適用されてもよい。例えば、表示制御装置10は、ビデオカメラ、カメラ機能付きのスマートフォン、PDA(Personal Digital Assistants)、PC(Personal Computer)、携帯電話、携帯用音楽再生装置、携帯用映像処理装置、携帯用ゲーム機器、望遠鏡、双眼鏡等に適用されてもよい。
情報処理装置20は、表示制御装置10からの要求に従った情報処理を行い、処理結果を表示制御装置10に応答することが可能である。なお、以下の説明においては、情報処理システム1が情報処理装置20を有する場合を例として説明するが、情報処理装置20が有する機能の一部または全部は、情報処理装置20の代わりに表示制御装置10が有してもよい。例えば、以下において説明する機能構成(認識部211および抽出部212)を表示制御装置10が有する場合には、情報処理システム1は情報処理装置20を有していなくてもよい。
ネットワーク30は、接続されている装置から送信される情報の有線または無線の伝送路である。例えば、ネットワーク30は、インターネット、電話回線網、衛星通信網などの公衆回線網や、Ethernet(登録商標)を含む各種のLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)などを含んでもよい。また、ネットワークは、IP−VPN(Internet Protocol−Virtual Private Network)などの専用回線網を含んでもよい。
[1−2.表示制御装置の機能構成例]
続いて、本開示の実施形態に係る表示制御装置10の機能構成例について説明する。図2は、本開示の実施形態に係る表示制御装置10の機能構成例を示す図である。図2に示すように、表示制御装置10は、制御部110、操作部120、撮像部130、記憶部140、通信部150および表示部160を備える。
制御部110は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などのプロセッサに相当する。制御部110は、記憶部140または他の記憶媒体に記憶されるプログラムを実行することにより、制御部110が有する様々な機能を発揮する。制御部110は、画像取得部111および表示制御部112を有する。画像取得部111および表示制御部112それぞれが有する機能については後に説明する。
操作部120は、ユーザによる操作を検出して制御部110に出力する。本明細書においては、操作部120がボタンにより構成される場合を想定しているため、ユーザによる操作はボタンを押下する操作に相当する。しかし、操作部120はボタン以外のハードウェア(例えば、タッチパネル等)により構成されていてもよい。なお、図2に示した例では、操作部120は表示制御装置10と一体化されているが、操作部120は、表示制御装置10と別体に構成されていてもよい。
撮像部130は、撮像範囲を撮像することにより撮像画像を取得し、撮像画像を制御部110に出力する。撮像部130は、操作部120に対して入力される操作に従って設定された撮像倍率により撮像を行う。撮像倍率の調整は、ズーム機能によって実現され得るが、このズーム機能は特に限定されず、光学ズーム機能であってもよいし、電子ズーム機能であってもよい。なお、図2に示した例では、撮像部130は表示制御装置10と一体化されているが、撮像部130は、表示制御装置10と別体に構成されていてもよい。
記憶部140は、半導体メモリまたはハードディスクなどの記憶媒体を用いて、制御部110を動作させるためのプログラムを記憶する。また、例えば、記憶部140は、プログラムによって使用される各種のデータ(例えば、各種の設定情報、コンテンツなど)を記憶することもできる。なお、図2に示した例では、記憶部140は表示制御装置10と一体化されているが、記憶部140は表示制御装置10と別体に構成されていてもよい。
通信部150は、情報処理装置20と通信を行うことが可能である。通信部150による通信の形式は特に限定されず、通信部150による通信は、無線による通信であってもよいし、有線による通信であってもよい。なお、図2に示した例では、通信部150は表示制御装置10と一体化されているが、通信部150は、表示制御装置10と別体に構成されていてもよい。また、表示制御装置10と情報処理装置20との間の通信が不要である場合には、通信部150は存在しなくてもよい。
表示部160は、表示制御部112による制御に従って、各種情報の表示を行う。表示部160は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、有機EL(Electroluminescence)ディスプレイ装置などにより構成される。なお、図2に示した例では、表示部160は表示制御装置10と一体化されているが、表示部160は表示制御装置10と別体に構成されていてもよい。
以上、本開示の実施形態に係る表示制御装置10の機能構成例について説明した。
[1−3.情報処理装置の機能構成例]
続いて、本開示の実施形態に係る情報処理装置20の機能構成例について説明する。図3は、本開示の実施形態に係る情報処理装置20の機能構成例を示す図である。図3に示すように、情報処理装置20は、制御部210、記憶部220および通信部230を備える。
制御部210は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などのプロセッサに相当する。制御部210は、記憶部220または他の記憶媒体に記憶されるプログラムを実行することにより、制御部210が有する様々な機能を発揮する。制御部210は、認識部211および抽出部212を有する。認識部211および抽出部212それぞれが有する機能については後に説明する。
記憶部220は、半導体メモリまたはハードディスクなどの記憶媒体を用いて、制御部210を動作させるためのプログラムを記憶する。また、例えば、記憶部220は、プログラムによって使用される各種のデータ(例えば、各種の設定情報、コンテンツなど)を記憶することもできる。なお、図3に示した例では、記憶部220は情報処理装置20と一体化されているが、記憶部220は情報処理装置20と別体に構成されていてもよい。
通信部230は、表示制御装置10と通信を行うことが可能である。通信部230による通信の形式は特に限定されず、通信部230による通信は、無線による通信であってもよいし、有線による通信であってもよい。なお、図3に示した例では、通信部230は情報処理装置20と一体化されているが、通信部230は、情報処理装置20と別体に構成されていてもよい。
以上、本開示の実施形態に係る情報処理装置20の機能構成例について説明した。
[1−4.情報処理システムの概要]
続いて、本開示の実施形態に係る情報処理システム1の概要について説明する。図4は、本開示の実施形態に係る情報処理システム1の概要を説明するための図である。図4に示すように、撮像部130により撮像範囲が撮像されると、画像取得部111により撮像画像が取得される。図4に示した例では、撮像範囲内に撮像対象40が存在するため、撮像画像には撮像対象40が映る。なお、以下の説明においては、撮像対象40が絵画である場合を例として説明するが、撮像対象40は絵画以外の物体であってもよい。
図5は、本開示の実施形態に係る情報処理システム1の動作例を説明するための図である。図5に示すように、撮像画像60が画像取得部111によって取得されると、認識部211によって撮像画像60から撮像対象40が認識される。例えば、認識部221は、撮像画像60から、撮像対象40、実空間における撮像対象40の位置および姿勢を認識する。例えば、認識部221は、撮像画像60から決定される特徴量をあらかじめ登録された実オブジェクトの特徴量と照合することにより、撮像対象40を認識することができる。
より具体的には、認識部221は、SIFT法またはRandom Ferns法などの特徴量決定法に従って撮像画像60に映る撮像対象40の特徴量を決定し、決定した特徴量をあらかじめ登録された実オブジェクトの特徴量と照合する。そして、認識部221は、撮像画像60に映る撮像対象40の特徴量と最も適合する特徴量と関連付けられている実オブジェクト識別情報、実空間における撮像対象40の位置および姿勢を認識する。
ここで、認識部221により、実オブジェクトの特徴量と実オブジェクト識別情報とが関連付けられてなる特徴量辞書が使用されるが、特徴量辞書は、記憶部140により記憶されていてもよいし、サーバから通信部150により受信されてもよい。実オブジェクトの特徴量は、例えば、SIFT法またはRandom Ferns法に従って実オブジェクトの学習用画像から決定された特徴量の集合であってもよい。
なお、撮像対象40の認識はかかる例に限定されない。例えば、認識部221は、撮像対象40に関連付けられている既知の図形若しくは記号、人工マーカ(例えば、CyberCode(登録商標)若しくはQRコード(登録商標)などの二次元バーコード)または自然マーカなどのマーカを認識することにより、撮像対象40を間接的に認識してもよい。また、認識部221は、撮像対象40を認識し、撮像対象40の撮像画像60におけるサイズおよび形状から撮像対象40の位置および姿勢を認識してもよい。
また、上記では、認識部221が撮像画像60に含まれる撮像対象40の位置および姿勢を画像処理により認識する例を説明したが、撮像対象40の位置および姿勢の認識手法は画像処理による認識手法に限定されない。例えば、認識部221は、撮像対象40の向きおよび撮像対象40の現在位置を検出し、検出結果に基づいて、撮像画像60における撮像対象40の位置および姿勢を推定することも可能である。
撮像対象40が認識されると、撮像対象40に応じた仮想画像50が認識部211によって取得される。例えば、実オブジェクト識別情報と仮想画像とが関連付けられてなる情報が記憶部220によりあらかじめ記憶されている場合には、撮像対象40の実オブジェクト識別情報に関連付けられた仮想画像50が、認識部211により記憶部220から取得される。
仮想画像50が取得されると、抽出部212によって仮想画像50から仮想オブジェクト51が抽出される。例えば、抽出部212は、撮像対象40における撮像箇所41に対応する仮想オブジェクト51を仮想画像50から抽出する。より詳細には、図5に示すように、抽出部212は、撮像対象40の位置および姿勢に従って、撮像対象40における撮像箇所41に対応する仮想オブジェクト51の位置を決定し、決定した位置に存在する仮想オブジェクト51を仮想画像50から抽出する。
仮想オブジェクト51が抽出されると、表示制御部112は、仮想オブジェクト51が表示部160により表示されるように表示部160を制御する。例えば、表示制御部112は、撮像画像60の代わりに仮想オブジェクト51を表示させてもよいし、撮像画像60に仮想オブジェクト51を重畳させた合成画像を表示させてもよい。表示制御部112は、合成画像を表示させる場合には、図5に示したように、撮像対象40の位置および姿勢に合うように仮想オブジェクト51の位置および姿勢を調整して撮像画像60に重畳させた合成画像を表示部160に表示させてもよい。
表示制御部112は、抽出部212によって抽出された仮想オブジェクト51をそのまま表示させてもよいし、仮想オブジェクト51に対して何らかの加工を行った上で表示させてもよい。例えば、表示制御部112は、仮想オブジェクト51に対して撮像画像60に応じたフィルタ処理を施し、フィルタ処理が施された後の仮想オブジェクトが表示されるように制御してもよい。フィルタ処理は、撮像画像の画素値に仮想オブジェクトの画素値を近づける処理であってもよい。フィルタ処理としては、ライティングやカラートランスファーなどといった技術を用いることができる。
このように仮想オブジェクト51が表示された状態において、ユーザによる操作に従って撮像倍率が変更されると、変更後の撮像倍率に応じて変更された仮想オブジェクト51が抽出部212によって仮想画像50から抽出され、抽出された仮想オブジェクト51が表示制御部112により表示制御される。例えば、抽出部212は、撮像倍率が高いほど狭い領域の仮想オブジェクト51を仮想画像50から抽出すればよい。
図6は、撮像倍率に応じた仮想オブジェクト51の抽出について説明するための図である。図6に示した例では、撮像倍率p−xに比較して撮像倍率p−yの方が高くなっている。このような場合には、撮像倍率p−xに応じて抽出される仮想オブジェクト51よりも撮像倍率p−yに応じて抽出される仮想オブジェクト51の方が狭い領域となるように、仮想オブジェクト51が抽出されて表示されればよい。
一般的には、撮像倍率を高くするに従って撮像画像60の鮮明度は低下していくと考えられる。一方、このようにして撮像倍率に応じた仮想オブジェクト51が抽出されて表示されることによって、撮像倍率を高くしても、鮮明度を低下させずに撮像倍率に応じた仮想オブジェクト51を表示させることができる。図6に示したように、撮像倍率p−yの場合には、仮想画像50の狭い領域が仮想オブジェクト51として抽出されて表示されるが、仮想オブジェクト51の鮮明度は低下させずに済む。
ここで、ユーザによって撮像範囲が移動された場合には、撮像範囲の移動に伴って仮想画像50における仮想オブジェクト51を移動させる必要がある。この場合、上記したように、実空間における撮像範囲の移動量に対する仮想画像50における仮想オブジェクト51の移動量の割合を撮像倍率に関わらず一定とすると、ユーザの使用感が向上しないことが想定される。
具体的な例について以下に説明する。図7は、実空間における撮像範囲の移動量と仮想画像50における仮想オブジェクト51の移動量との関係の例を説明するための図である。図7に示すように、撮像倍率p−xに比較して撮像倍率p−yの方が高い場合を想定する。このような場合には、撮像倍率p−yにおける撮像箇所41−y1、41−y2の方が、撮像倍率p−xにおける撮像箇所41−x1、41−x2よりも狭い領域となる。
そこで、ユーザが移動量mだけ撮像範囲を移動させた場合(あるいは角度aだけ撮像方向を回転させた場合)、撮像倍率p−xによって撮像したときと比較して、撮像倍率p−yによって撮像したときの方が、撮像箇所のサイズを基準とした相対的な撮像範囲の移動量は大きくなってしまう。相対的な撮像範囲の移動量が大きくなれば、ユーザが撮像しようとする箇所を撮像範囲内に収めるのが困難になるといった状況にもつながり得る。
そこで、本明細書においては、撮像箇所に対応する仮想オブジェクト51を表示する場合において、ユーザの使用感を向上させることが可能な技術を提案する。具体的には、表示制御部112は、撮像画像60の撮像倍率に応じて、実空間における撮像範囲の移動量mに対する仮想画像50における仮想オブジェクト51の移動量の割合が変化するように仮想オブジェクト51を表示させればよい。
そのために、まず、抽出部212は、撮像画像60の撮像倍率に応じて、実空間における撮像範囲の移動量mに対する仮想画像50における仮想オブジェクト51の移動量の割合を変化させればよい。そして、抽出部212は、変化後の割合に基づいて算出した移動量だけ仮想画像50において仮想オブジェクト51を移動させればよい。表示制御部112は、移動後の仮想オブジェクト51を表示させればよい。
特に、仮想画像50における仮想オブジェクト51の移動量は、撮像倍率p−xによって撮像したときと比較して撮像倍率p−yによって撮像したときの方が小さくなるとユーザの使用感が向上することが期待される。具体的には、図7に示したように、撮像倍率p−xによって撮像したときの仮想画像50における仮想オブジェクト51の移動量nxよりも、撮像倍率p−yによって撮像したときの仮想画像50における仮想オブジェクト51の移動量nyの方が小さいとよい。
したがって、表示制御部112は、撮像画像60の撮像倍率が大きいほど、実空間における撮像範囲の移動量に対する仮想画像50における仮想オブジェクト51の移動量の割合が小さくなるように仮想オブジェクト51を表示させるとよい。そのために、抽出部212は、撮像画像60の撮像倍率が大きいほど、実空間における撮像範囲の移動量に対する仮想画像50における仮想オブジェクト51の移動量の割合を小さくすればよい。なお、図7においては、移動前の仮想オブジェクトを51−1、移動後の仮想オブジェクトを51−2としている。
以上、本開示の実施形態に係る情報処理システム1の概要について説明した。
[1−5.情報処理システムの機能詳細]
続いて、本開示の実施形態に係る情報処理システム1の機能詳細について説明する。まず、本開示の実施形態に係る情報処理システム1の動作例について説明する。図8は、本開示の実施形態に係る情報処理システム1の動作例を示すフローチャートである。
図8に示すように、まず、撮像部130が撮像範囲を撮像すると(S11)、画像取得部111は、撮像部130により撮像された撮像画像を取得する(S12)。続いて、認識部211は、撮像画像から撮像対象を認識し(S13)、撮像対象に応じた仮想画像を取得する(S14)。なお、認識部211によって撮像対象が認識されなかった場合には、表示制御部112は、撮像画像が表示されるように制御すればよい。
続いて、抽出部212は、仮想画像から仮想オブジェクトを抽出し(S15)、表示制御部112は、仮想オブジェクトが表示部160に表示されるように表示部160を制御する。表示部160は、表示制御部112による制御に従って、仮想オブジェクトを表示する(S16)。その後、撮像倍率が変更された場合には(S17で「Yes」)、抽出部212は、その撮像倍率を取得し(S18)、撮像倍率に応じた仮想オブジェクトを仮想画像から抽出する(S19)。
続いて、表示制御部112は、仮想オブジェクトが表示部160に表示されるように表示部160を制御する。表示部160は、表示制御部112による制御に従って、仮想オブジェクトを表示し直す(S20)。なお、撮像倍率が変更されていない場合には(S17で「No」)、S21の動作に進めばよい。
続いて、所定の条件が満たされた場合には(S21で「Yes」)、抽出部212は、仮想画像における仮想オブジェクトの移動量を決定し(S22)、仮想画像において仮想オブジェクトを移動させる(S23)。表示制御部112は、移動された後の仮想オブジェクトが表示部160に表示されるように表示部160を制御する。表示部160は、表示制御部112による制御に従って、仮想オブジェクトを表示し直す(S24)。
ここで、所定の条件は特に限定されない。例えば、所定の条件は、撮像範囲が移動したという条件であってもよいし、他の条件であってもよい。所定の条件については、後に詳細に説明する。
なお、S24の後の動作は特に限定されない。例えば、認識部211により撮像対象が認識されている間は、S17以降の動作が繰り返されてもよい。一方、例えば、認識部211により他の撮像対象が認識された場合は、S14以降の動作が繰り返されてもよい。また、認識部211により撮像対象が認識されなくなった場合は、表示制御部112は、撮像画像が表示部160に表示されるように表示部160を制御してもよい。
以上、本開示の実施形態に係る情報処理システム1の動作例について説明した。
続いて、撮像範囲の変化量と撮像倍率と表示内容との関係の例について説明する。図9は、撮像範囲の変化量と撮像倍率と表示内容との関係の例を説明するための図である。図9に示すように、表示制御部112は、撮像倍率が仮想オブジェクトを表示可能な撮像倍率の上限値よりも大きい場合には、撮像画像が表示部160に表示されるように表示部160を制御すればよい。また、表示制御部112は、撮像倍率が仮想オブジェクトを表示可能な撮像倍率の下限値よりも小さい場合には、撮像画像が表示部160に表示されるように表示部160を制御すればよい。
なお、仮想オブジェクトを表示可能な撮像倍率の上限値および下限値は、あらかじめ定められていてもよい。撮像倍率を大きくしすぎたり小さくしすぎたりした場合には、仮想オブジェクトのサイズが適切ではなくなる可能性があるからである。かかる下限値から上限値までの範囲は、仮想オブジェクトが表示され得る撮像倍率の範囲に相当する。また、図9において、「最大値」は、撮像部130の撮像倍率として設定可能な最大の値に相当し、「最小値」は、撮像部130の撮像倍率として設定可能な最小の値に相当する。
撮像倍率が仮想オブジェクトを表示可能な範囲である場合においては、撮像範囲の移動に伴って仮想画像において仮想オブジェクトが必ず移動されてもよいが、上記したように、所定の条件が満たされる場合に、仮想オブジェクトが移動されてもよい。例えば、撮像範囲の変化量が第1の閾値を下回る場合には、ユーザの手ぶれによって撮像範囲が変化していることが想定される。したがって、かかる場合には、表示制御部112は、仮想画像における仮想オブジェクトの移動を禁止してもよい。図9に示した例では、撮像倍率が下限値である場合に第1の閾値が閾値Th1と示されている。
ここで、撮像範囲の変化量は、どのような手法によって取得されてもよい。例えば、表示制御部112は、撮像画像における特徴点の動き量を撮像範囲の変化量として測定してもよい。また、表示制御部112は、所定のセンサによって検出された撮像部130の動き量を撮像範囲の変化量として取得してもよい。所定のセンサの種類は特に限定されないが、例えば、所定のセンサが加速度センサである場合には、加速度センサによって測定された加速度を撮像範囲の変化量として取得してもよい。
第1の閾値は、撮像倍率に関わらず一定であってもよいが、撮像倍率に従って変化されてもよい。すなわち、表示制御部112は、撮像画像の撮像倍率に応じて第1の閾値を制御してもよい。例えば、上記したように、撮像画像の撮像倍率が大きいほど、撮像箇所が狭い領域となり、撮像箇所のサイズを基準とした相対的な撮像範囲の移動量は大きくなってしまう。そのため、表示制御部112は、撮像画像の撮像倍率が大きいほど、第1の閾値を大きくしてもよい。このようにすれば、撮像範囲の変化がある程度大きくなってしまったとしても、仮想オブジェクトの移動が禁止され、ユーザの使用感が向上することが期待される。
なお、図9に示した例では、第1の閾値を示すラインが曲線を描いているが、この曲線の形状は限定されない。あるいは、第1の閾値を示すラインは直線であってもよい。すなわち、第1の閾値は、撮像倍率の変化に伴い線形的に変化してもよいし、非線形的に変化してもよい。
一方、例えば、撮像範囲の変化量が第1の閾値と第2の閾値との間である場合には、ユーザが、仮想オブジェクトを仮想画像において移動させながら閲覧しようとしていることが想定される。したがって、かかる場合には、表示制御部112は、仮想画像において仮想オブジェクトを移動させてもよい。図9に示した例では、撮像倍率が下限値である場合に第2の閾値が閾値Th2と示されている。
また、例えば、撮像範囲の変化量が第2の閾値を上回る場合には、ユーザが仮想オブジェクトを閲覧しようとしていないことが想定される。したがって、かかる場合には、表示制御部112は、仮想画像における仮想オブジェクトの移動を禁止してもよい。
第2の閾値も第1の閾値と同様に、撮像倍率に関わらず一定であってもよいが、撮像倍率に従って変化されてもよい。すなわち、表示制御部112は、撮像画像の撮像倍率に応じて第2の閾値を制御してもよい。例えば、上記したように、撮像画像の撮像倍率が大きいほど、撮像箇所が狭い領域となり、撮像箇所のサイズを基準とした相対的な撮像範囲の移動量は大きくなってしまう。そのため、表示制御部112は、撮像画像の撮像倍率が大きいほど、第2の閾値を大きくしてもよい。このようにすれば、撮像範囲の変化がある程度大きくなってしまったとしても、仮想オブジェクトが移動され、ユーザの使用感が向上することが期待される。
なお、図9に示した例では、第2の閾値を示すラインが曲線を描いているが、この曲線の形状は限定されない。あるいは、第2の閾値を示すラインは直線であってもよい。すなわち、第2の閾値は、撮像倍率の変化に伴い線形的に変化してもよいし、非線形的に変化してもよい。
以上、撮像範囲の変化量と撮像倍率と表示内容との関係の例について説明した。
続いて、撮像画像の鮮明度と表示内容との関係の例について説明する。図10は、撮像画像の鮮明度と表示内容との関係の例を説明するための図である。上記では、撮像画像から撮像対象が認識された場合には、撮像対象に応じた仮想オブジェクトを表示させるが、撮像画像から撮像対象が認識されない場合には、撮像画像を表示させる例を示した。
しかし、撮像画像の鮮明度に応じて、仮想オブジェクトを表示させるか撮像画像を表示させるかを切り替えるようにしてもよい。例えば、撮像画像の鮮明度が所定の閾値よりも高い場合には、撮像画像がユーザの閲覧に適していることが想定されるが、撮像画像の鮮明度が所定の閾値よりも低い場合には、撮像画像がユーザの閲覧に適していないことが想定される。
したがって、表示制御部112は、撮像画像の鮮明度が所定の閾値を上回る場合には、撮像画像が表示されるように制御してもよい。一方、表示制御部112は、撮像画像の鮮明度が所定の閾値を下回る場合には、仮想オブジェクトが表示されるように制御してもよい。図10に示した例では、撮像画像の鮮明度c−aは閾値Th3より高いが、撮像画像の鮮明度c−bは閾値Th3より低い。このような場合には、表示制御部112は、撮像画像の鮮明度c−aの場合には、仮想オブジェクトが表示されるように制御し、撮像画像の鮮明度c−bの場合には、撮像画像が表示されるように制御してもよい。
以上、撮像画像の鮮明度と表示内容との関係の例について説明した。
続いて、仮想オブジェクトが表示され得る撮像倍率の範囲の表示例について説明する。図11は、仮想オブジェクトが表示され得る撮像倍率の範囲の表示例を示す図である。上記したように、撮像倍率の下限値から上限値までの範囲は、仮想オブジェクトが表示され得る撮像倍率の範囲に相当する。したがって、表示制御部112によって仮想オブジェクトが表示され得る撮像倍率の範囲が表示されるように制御されれば、ユーザの利便性が向上することが期待される。
図11に示した例では、表示制御部112は、仮想オブジェクトが表示され得る撮像倍率の範囲を下限値から上限値までの範囲によって表示されるように制御している。また、図11に示すように、表示制御部112は、撮像部130の撮像倍率として設定可能な最小値から最大値までの範囲が表示されるように制御してもよい。さらに、図11に示すように、表示制御部112は、現在の撮像倍率p−nが表示されるように制御してもよい。
以上、仮想オブジェクトが表示され得る撮像倍率の範囲の表示例について説明した。
続いて、推奨撮像倍率の表示について説明する。推奨される撮像倍率は仮想画像毎に異なっている場合が想定される。したがって、表示制御部112によって、仮想画像に対応付けられている推奨撮像倍率が表示されるように制御されれば、ユーザは撮像倍率を推奨撮像倍率に合わせて仮想画像を閲覧することが容易になる。
さらに、推奨される撮像倍率は仮想画像の領域毎に異なっている場合が想定される。したがって、表示制御部112によって、仮想画像の各領域に対応付けられている推奨撮像倍率が表示されるように制御されれば、ユーザは撮像倍率を推奨撮像倍率に合わせて仮想画像のその領域を閲覧することが容易になる。
図12は、仮想画像の各領域に対応付けられている推奨撮像倍率の表示例を示す図である。図12に示した例では、表示制御部112によって、仮想画像の各領域に対応付けられている推奨撮像倍率が、「推奨撮像倍率5倍」「推奨撮像倍率10倍」「推奨撮像倍率3倍」などとして表示されるように制御されている。なお、推奨撮像倍率は、あらかじめ仮想画像に対応付けられて登録されていてもよい。
以上、推奨撮像倍率の表示について説明した。
続いて、撮像倍率に応じて仮想オブジェクトの姿勢を変化させる例を説明する。上記したように、表示制御部112は、撮像対象の姿勢に合うように仮想オブジェクトの姿勢を調整して表示部160に表示させてもよいが、仮想オブジェクトの姿勢を調整せずに表示部160に表示させてもよい。例えば、撮像倍率が高い場合には、仮想オブジェクトが画面内に大きく表示されるため、仮想オブジェクトの姿勢は調整されなくてもよいが、撮像倍率が低い場合には、仮想オブジェクトが画面内に小さく表示されるため、仮想オブジェクトの姿勢は調整されてもよい。
したがって、表示制御部112は、撮像画像の撮像倍率に応じて、仮想オブジェクトの姿勢が変化したように仮想オブジェクトを表示させればよい。例えば、表示制御部112は、撮像倍率が所定の閾値よりも小さい場合には、仮想オブジェクトの姿勢を撮像対象の姿勢に合うように調整して表示させ、撮像倍率が所定の閾値よりも大きい場合には、仮想オブジェクトの姿勢を調整せずに表示させてもよい。
図13は、撮像倍率に応じて仮想オブジェクトの姿勢を変化させる例を説明するための図である。図13に示した例では、撮像倍率p−xが閾値Th4よりも小さく、撮像倍率p−yが閾値Th4よりも大きい。したがって、表示制御部112は、撮像倍率p−xによって撮像された場合には、仮想オブジェクト51の姿勢を撮像対象の姿勢に合うように調整して表示させ、撮像倍率p−yによって撮像された場合には、仮想オブジェクト51の姿勢を調整せずに表示させてもよい。
以上、撮像倍率に応じて仮想オブジェクトの姿勢を変化させる例を説明した。また、本開示の実施形態に係る情報処理システム1の機能詳細について説明した。
[1−6.ハードウェア構成例]
続いて、本開示の実施形態に係る表示制御装置10のハードウェア構成例について説明する。図14は、本開示の実施形態に係る表示制御装置10のハードウェア構成例を示す図である。ただし、図14に示したハードウェア構成例は、表示制御装置10のハードウェア構成の一例を示したに過ぎない。したがって、表示制御装置10のハードウェア構成は、図14に示した例に限定されない。
図14に示したように、表示制御装置10は、CPU(Central Processing Unit)801と、ROM(Read Only Memory)802と、RAM(Random Access Memory)803と、センサ804と、入力装置808と、出力装置810と、ストレージ装置811と、ドライブ812と、撮像装置813と、通信装置815とを備える。
CPU801は、演算処理装置および制御装置として機能し、各種プログラムに従って表示制御装置10内の動作全般を制御する。また、CPU801は、マイクロプロセッサであってもよい。ROM802は、CPU801が使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶する。RAM803は、CPU801の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を一時記憶する。これらはCPUバスなどから構成されるホストバスにより相互に接続されている。
センサ804は、表示制御装置10の状態を検知するための端末状態検知センサなどの各種検知用センサとその周辺回路からなる。センサ804としては、一例として、傾きセンサ、加速度センサ、方位センサ、温度センサ、湿度センサ、照度センサなどを挙げることができる。センサ804による検知信号は、CPU801に送られる。これにより、CPU801は、表示制御装置10の状態(傾き、加速度、方位、温度、湿度、照度など)を知ることができる。
入力装置808は、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、マイクロフォン、スイッチおよびレバーなどユーザが情報を入力するための入力部と、ユーザによる入力に基づいて入力信号を生成し、CPU801に出力する入力制御回路などから構成されている。表示制御装置10のユーザは、該入力装置808を操作することにより、表示制御装置10に対して各種のデータを入力したり処理動作を指示したりすることができる。
出力装置810は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)装置、OLED(Organic Light Emitting Diode)装置およびランプなどの表示装置を含む。さらに、出力装置810は、スピーカおよびヘッドホンなどの音声出力装置を含む。例えば、表示装置は、撮像された画像や生成された画像などを表示する。一方、音声出力装置は、音声データ等を音声に変換して出力する。
ストレージ装置811は、表示制御装置10の記憶部の一例として構成されたデータ格納用の装置である。ストレージ装置811は、記憶媒体、記憶媒体にデータを記録する記録装置、記憶媒体からデータを読み出す読出し装置および記憶媒体に記録されたデータを削除する削除装置などを含んでもよい。このストレージ装置811は、CPU801が実行するプログラムや各種データを格納する。
ドライブ812は、記憶媒体用リーダライタであり、表示制御装置10に内蔵、あるいは外付けされる。ドライブ812は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリ等のリムーバブル記憶媒体71に記録されている情報を読み出して、RAM803に出力する。また、ドライブ812は、リムーバブル記憶媒体71に情報を書き込むこともできる。
撮像装置813は、光を集光する撮影レンズおよびズームレンズなどの撮像光学系、およびCCD(Charge Coupled Device)またはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの信号変換素子を備える。撮像光学系は、被写体から発せられる光を集光して信号変換部に被写体像を形成し、信号変換素子は、形成された被写体像を電気的な画像信号に変換する。
通信装置815は、例えば、ネットワークに接続するための通信デバイス等で構成された通信インタフェースである。また、通信装置815は、無線LAN(Local Area Network)対応通信装置であっても、LTE(Long Term Evolution)対応通信装置であっても、有線による通信を行うワイヤー通信装置であってもよい。通信装置815は、例えば、ネットワーク30を介して情報処理装置20と通信を行うことが可能である。
以上、本開示の実施形態に係る表示制御装置10のハードウェア構成例について説明した。
続いて、本開示の実施形態に係る情報処理装置20のハードウェア構成例について説明する。図15は、本開示の実施形態に係る情報処理装置20のハードウェア構成例を示す図である。ただし、図15に示したハードウェア構成例は、情報処理装置20のハードウェア構成の一例を示したに過ぎない。したがって、情報処理装置20のハードウェア構成は、図15に示した例に限定されない。
図15に示したように、情報処理装置20は、CPU(Central Processing Unit)901と、ROM(Read Only Memory)902と、RAM(Random Access Memory)903と、ストレージ装置911と、ドライブ912と、通信装置915とを備える。
CPU901は、演算処理装置および制御装置として機能し、各種プログラムに従って情報処理装置20内の動作全般を制御する。また、CPU901は、マイクロプロセッサであってもよい。ROM902は、CPU901が使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶する。RAM903は、CPU901の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を一時記憶する。これらはCPUバスなどから構成されるホストバスにより相互に接続されている。
ストレージ装置911は、情報処理装置20の記憶部の一例として構成されたデータ格納用の装置である。ストレージ装置911は、記憶媒体、記憶媒体にデータを記録する記録装置、記憶媒体からデータを読み出す読出し装置および記憶媒体に記録されたデータを削除する削除装置などを含んでもよい。このストレージ装置911は、CPU901が実行するプログラムや各種データを格納する。
ドライブ912は、記憶媒体用リーダライタであり、情報処理装置20に内蔵、あるいは外付けされる。ドライブ912は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリ等のリムーバブル記憶媒体71に記録されている情報を読み出して、RAM903に出力する。また、ドライブ912は、リムーバブル記憶媒体71に情報を書き込むこともできる。
通信装置915は、例えば、ネットワークに接続するための通信デバイス等で構成された通信インタフェースである。また、通信装置915は、無線LAN(Local Area Network)対応通信装置であっても、LTE(Long Term Evolution)対応通信装置であっても、有線による通信を行うワイヤー通信装置であってもよい。通信装置915は、例えば、ネットワーク30を介して情報処理装置20と通信を行うことが可能である。
<<2.むすび>>
以上説明したように、本開示の実施形態によれば、撮像範囲が撮像された撮像画像を取得する画像取得部111と、撮像画像に映る撮像対象に応じた仮想画像から抽出された仮想オブジェクトが表示されるように制御する表示制御部112と、を備える表示制御装置10が提供される。表示制御部112は、撮像画像の撮像倍率に応じて、実空間における撮像範囲の移動量に対する仮想画像における仮想オブジェクトの移動量の割合が変化するように仮想オブジェクトを表示させる。かかる構成によれば、ユーザの使用感を向上させることが可能である。
なお、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
また、コンピュータに内蔵されるCPU、ROMおよびRAMなどのハードウェアを、上記した表示制御装置10が有する構成と同等の機能を発揮させるためのプログラムも作成可能である。また、該プログラムを記録した、コンピュータに読み取り可能な記録媒体も提供され得る。
また、コンピュータに内蔵されるCPU、ROMおよびRAMなどのハードウェアを、上記した情報処理装置20が有する構成と同等の機能を発揮させるためのプログラムも作成可能である。また、該プログラムを記録した、コンピュータに読み取り可能な記録媒体も提供され得る。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
撮像範囲が撮像された撮像画像を取得する画像取得部と、
前記撮像画像に映る撮像対象に応じた仮想オブジェクトが表示されるように表示部を制御する表示制御部と、を備え、
前記表示制御部は、前記撮像画像の撮像倍率に応じて、実空間における前記撮像範囲の移動量に対する仮想画像における前記仮想オブジェクトの移動量の割合が変化するように前記仮想オブジェクトを表示させる、
表示制御装置。
(2)
前記表示制御部は、前記撮像対象に応じた仮想画像から抽出された仮想オブジェクトが表示されるように前記表示部を制御する、
前記(1)に記載の表示制御装置。
(3)
前記表示制御部は、前記撮像画像の撮像倍率が大きいほど、実空間における前記撮像範囲の移動量に対する前記仮想画像における前記仮想オブジェクトの移動量の割合が小さくなるように前記仮想オブジェクトを表示させる、
前記(1)に記載の表示制御装置。
(4)
前記表示制御部は、前記撮像範囲の変化量が第1の閾値を下回る場合には、前記仮想画像における前記仮想オブジェクトの移動を禁止する、
前記(1)〜(3)のいずれか一項に記載の表示制御装置。
(5)
前記表示制御部は、前記撮像画像の撮像倍率に応じて前記第1の閾値を制御する、
前記(4)に記載の表示制御装置。
(6)
前記表示制御部は、前記撮像画像の撮像倍率が大きいほど、前記第1の閾値を大きくする、
前記(5)に記載の表示制御装置。
(7)
前記表示制御部は、前記撮像範囲の変化量が第2の閾値を上回る場合には、前記仮想画像における前記仮想オブジェクトの移動を禁止する、
前記(4)〜(6)のいずれか一項に記載の表示制御装置。
(8)
前記表示制御部は、前記撮像画像の撮像倍率に応じて前記第2の閾値を制御する、
前記(7)に記載の表示制御装置。
(9)
前記表示制御部は、前記撮像画像の鮮明度が所定の閾値を上回る場合には、前記撮像画像が表示されるように制御し、前記撮像画像の鮮明度が所定の閾値を下回る場合には、前記仮想オブジェクトが表示されるように制御する、
前記(1)〜(8)のいずれか一項に記載の表示制御装置。
(10)
前記表示制御部は、前記仮想オブジェクトが表示され得る撮像倍率の範囲が表示されるように制御する、
前記(1)〜(9)のいずれか一項に記載の表示制御装置。
(11)
前記表示制御部は、前記仮想画像に対応付けられている推奨撮像倍率が表示されるように制御する、
前記(1)〜(10)のいずれか一項に記載の表示制御装置。
(12)
前記表示制御部は、前記仮想画像の各領域に対応付けられている推奨撮像倍率が表示されるように制御する、
前記(11)に記載の表示制御装置。
(13)
前記表示制御部は、前記撮像画像に応じたフィルタ処理が施された後の仮想オブジェクトが表示されるように制御する、
前記(1)〜(12)のいずれか一項に記載の表示制御装置。
(14)
前記表示制御部は、前記撮像画像の撮像倍率に応じて、前記仮想オブジェクトの姿勢が変化したように前記仮想オブジェクトを表示させる、
前記(1)〜(13)のいずれか一項に記載の表示制御装置。
(15)
撮像範囲が撮像された撮像画像を取得することと、
前記撮像画像に映る撮像対象に応じた仮想オブジェクトが表示されるように表示部を制御することと、
前記撮像画像の撮像倍率に応じて、実空間における前記撮像範囲の移動量に対する仮想画像における前記仮想オブジェクトの移動量の割合が変化するように前記仮想オブジェクトを表示させることと、
を含む、表示制御方法。
(16)
コンピュータを、
撮像範囲が撮像された撮像画像を取得する画像取得部と、
前記撮像画像に映る撮像対象に応じた仮想オブジェクトが表示されるように表示部を制御する表示制御部と、を備え、
前記表示制御部は、前記撮像画像の撮像倍率に応じて、実空間における前記撮像範囲の移動量に対する仮想画像における前記仮想オブジェクトの移動量の割合を変化するように前記仮想オブジェクトを表示させる、表示制御装置として機能させるためのプログラムを記録した、コンピュータに読み取り可能な記録媒体。
1 情報処理システム
10 表示制御装置
20 情報処理装置
30 ネットワーク
40 撮像対象
41 撮像箇所
60 撮像画像
50 仮想画像
51 仮想オブジェクト
110 制御部
111 画像取得部
112 表示制御部
120 操作部
130 撮像部
140 記憶部
150 通信部
160 表示部
210 制御部
211 認識部
212 抽出部
220 記憶部
230 通信部
221 認識部

Claims (18)

  1. 撮像範囲が撮像された撮像画像を取得する画像取得部と、
    前記撮像画像に映る撮像対象に応じた仮想オブジェクトが表示されるように表示部を制御する表示制御部と、を備え、
    前記表示制御部は、前記撮像画像の撮像倍率に応じて、実空間における前記撮像範囲の移動量に対する仮想画像における前記仮想オブジェクトの移動量の割合が変化するように前記仮想オブジェクトを表示させ
    前記表示制御部は、前記撮像範囲の変化量が第1の閾値を下回る場合には、前記仮想画像における前記仮想オブジェクトの移動を禁止し、前記撮像画像の撮像倍率に応じて前記第1の閾値を制御する、
    表示制御装置。
  2. 前記表示制御部は、前記撮像画像の撮像倍率が大きいほど、前記第1の閾値を大きくする、
    請求項1に記載の表示制御装置。
  3. 撮像範囲が撮像された撮像画像を取得する画像取得部と、
    前記撮像画像に映る撮像対象に応じた仮想オブジェクトが表示されるように表示部を制御する表示制御部と、を備え、
    前記表示制御部は、前記撮像画像の撮像倍率に応じて、実空間における前記撮像範囲の移動量に対する仮想画像における前記仮想オブジェクトの移動量の割合が変化するように前記仮想オブジェクトを表示させ、
    前記表示制御部は、前記撮像範囲の変化量が第2の閾値を上回る場合には、前記仮想画像における前記仮想オブジェクトの移動を禁止し、前記撮像画像の撮像倍率に応じて前記第2の閾値を制御する、
    表示制御装置。
  4. 撮像範囲が撮像された撮像画像を取得する画像取得部と、
    前記撮像画像に映る撮像対象に応じた仮想オブジェクトが表示されるように表示部を制御する表示制御部と、を備え、
    前記表示制御部は、前記撮像画像の撮像倍率に応じて、実空間における前記撮像範囲の移動量に対する仮想画像における前記仮想オブジェクトの移動量の割合が変化するように前記仮想オブジェクトを表示させ、
    前記表示制御部は、前記仮想画像の各領域に対応付けられている推奨撮像倍率が表示されるように制御する、
    表示制御装置。
  5. 撮像範囲が撮像された撮像画像を取得する画像取得部と、
    前記撮像画像に映る撮像対象に応じた仮想オブジェクトが表示されるように表示部を制御する表示制御部と、を備え、
    前記表示制御部は、前記撮像画像の撮像倍率に応じて、実空間における前記撮像範囲の移動量に対する仮想画像における前記仮想オブジェクトの移動量の割合が変化するように前記仮想オブジェクトを表示させ、
    前記表示制御部は、前記撮像画像の撮像倍率に応じて、前記仮想オブジェクトの姿勢が変化したように前記仮想オブジェクトを表示させる、
    表示制御装置。
  6. 前記表示制御部は、前記撮像対象に応じた仮想画像から抽出された仮想オブジェクトが表示されるように前記表示部を制御する、
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の表示制御装置。
  7. 前記表示制御部は、前記撮像画像の撮像倍率が大きいほど、実空間における前記撮像範囲の移動量に対する前記仮想画像における前記仮想オブジェクトの移動量の割合が小さくなるように前記仮想オブジェクトを表示させる、
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の表示制御装置。
  8. 前記表示制御部は、前記撮像画像の鮮明度が所定の閾値を上回る場合には、前記撮像画像が表示されるように制御し、前記撮像画像の鮮明度が所定の閾値を下回る場合には、前記仮想オブジェクトが表示されるように制御する、
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の表示制御装置。
  9. 前記表示制御部は、前記仮想オブジェクトが表示され得る撮像倍率の範囲が表示されるように制御する、
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の表示制御装置。
  10. 前記表示制御部は、前記撮像画像に応じたフィルタ処理が施された後の仮想オブジェクトが表示されるように制御する、
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の表示制御装置。
  11. 撮像範囲が撮像された撮像画像を取得することと、
    前記撮像画像に映る撮像対象に応じた仮想オブジェクトが表示されるように表示部を制御することと、
    前記撮像画像の撮像倍率に応じて、実空間における前記撮像範囲の移動量に対する仮想画像における前記仮想オブジェクトの移動量の割合が変化するように前記仮想オブジェクトを表示させることと、
    を含み、
    前記撮像範囲の変化量が第1の閾値を下回る場合には、前記仮想画像における前記仮想オブジェクトの移動を禁止することと、
    前記撮像画像の撮像倍率に応じて前記第1の閾値を制御することと、
    を含む、表示制御方法。
  12. 撮像範囲が撮像された撮像画像を取得することと、
    前記撮像画像に映る撮像対象に応じた仮想オブジェクトが表示されるように表示部を制御することと、
    前記撮像画像の撮像倍率に応じて、実空間における前記撮像範囲の移動量に対する仮想画像における前記仮想オブジェクトの移動量の割合が変化するように前記仮想オブジェクトを表示させることと、
    み、
    前記撮像範囲の変化量が第2の閾値を上回る場合には、前記仮想画像における前記仮想オブジェクトの移動を禁止することと、
    前記撮像画像の撮像倍率に応じて前記第2の閾値を制御することと、
    を含む、表示制御方法。
  13. 撮像範囲が撮像された撮像画像を取得することと、
    前記撮像画像に映る撮像対象に応じた仮想オブジェクトが表示されるように表示部を制御することと、
    前記撮像画像の撮像倍率に応じて、実空間における前記撮像範囲の移動量に対する仮想画像における前記仮想オブジェクトの移動量の割合が変化するように前記仮想オブジェクトを表示させることと、
    み、
    前記仮想画像の各領域に対応付けられている推奨撮像倍率が表示されるように制御すること、
    を含む、表示制御方法。
  14. 撮像範囲が撮像された撮像画像を取得することと、
    前記撮像画像に映る撮像対象に応じた仮想オブジェクトが表示されるように表示部を制御することと、
    前記撮像画像の撮像倍率に応じて、実空間における前記撮像範囲の移動量に対する仮想画像における前記仮想オブジェクトの移動量の割合が変化するように前記仮想オブジェクトを表示させることと、
    み、
    前記撮像画像の撮像倍率に応じて、前記仮想オブジェクトの姿勢が変化したように前記仮想オブジェクトを表示させること、
    を含む、表示制御方法。
  15. コンピュータを、
    撮像範囲が撮像された撮像画像を取得する画像取得部と、
    前記撮像画像に映る撮像対象に応じた仮想オブジェクトが表示されるように表示部を制御する表示制御部と、を備え、
    前記表示制御部は、前記撮像画像の撮像倍率に応じて、実空間における前記撮像範囲の移動量に対する仮想画像における前記仮想オブジェクトの移動量の割合を変化するように前記仮想オブジェクトを表示させ
    前記表示制御部は、前記撮像範囲の変化量が第1の閾値を下回る場合には、前記仮想画像における前記仮想オブジェクトの移動を禁止し、前記撮像画像の撮像倍率に応じて前記第1の閾値を制御する、
    表示制御装置として機能させるためのプログラムを記録した、コンピュータに読み取り可能な記録媒体。
  16. コンピュータを、
    撮像範囲が撮像された撮像画像を取得する画像取得部と、
    前記撮像画像に映る撮像対象に応じた仮想オブジェクトが表示されるように表示部を制御する表示制御部と、を備え、
    前記表示制御部は、前記撮像画像の撮像倍率に応じて、実空間における前記撮像範囲の移動量に対する仮想画像における前記仮想オブジェクトの移動量の割合を変化するように前記仮想オブジェクトを表示させ、
    前記表示制御部は、前記撮像範囲の変化量が第2の閾値を上回る場合には、前記仮想画像における前記仮想オブジェクトの移動を禁止し、前記撮像画像の撮像倍率に応じて前記第2の閾値を制御する、
    表示制御装置として機能させるためのプログラムを記録した、コンピュータに読み取り可能な記録媒体。
  17. コンピュータを、
    撮像範囲が撮像された撮像画像を取得する画像取得部と、
    前記撮像画像に映る撮像対象に応じた仮想オブジェクトが表示されるように表示部を制御する表示制御部と、を備え、
    前記表示制御部は、前記撮像画像の撮像倍率に応じて、実空間における前記撮像範囲の移動量に対する仮想画像における前記仮想オブジェクトの移動量の割合が変化するように前記仮想オブジェクトを表示させ、
    前記表示制御部は、前記仮想画像の各領域に対応付けられている推奨撮像倍率が表示されるように制御する、
    表示制御装置として機能させるためのプログラムを記録した、コンピュータに読み取り可能な記録媒体。
  18. コンピュータを、
    撮像範囲が撮像された撮像画像を取得する画像取得部と、
    前記撮像画像に映る撮像対象に応じた仮想オブジェクトが表示されるように表示部を制御する表示制御部と、を備え、
    前記表示制御部は、前記撮像画像の撮像倍率に応じて、実空間における前記撮像範囲の移動量に対する仮想画像における前記仮想オブジェクトの移動量の割合が変化するように前記仮想オブジェクトを表示させ、
    前記表示制御部は、前記撮像画像の撮像倍率に応じて、前記仮想オブジェクトの姿勢が変化したように前記仮想オブジェクトを表示させる、
    表示制御装置として機能させるためのプログラムを記録した、コンピュータに読み取り可能な記録媒体。
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