JP2008301230A - 撮像システム及び撮像装置 - Google Patents

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【課題】通常のズーム撮影では得られないズーム画像を得ることが可能な撮像システム及び撮像装置を提供すること。
【解決手段】デジタルカメラ1のズームボタン102aが押し下げられると、まずズームレンズを用いた光学ズーム駆動が実行されてズーム画像が表示パネル111に表示される。さらにズームボタン102aが押し下げられると、デジタルカメラ1の現在位置、向き、ズームボタン102aの操作量の情報等がサーバ4に送信される。そして、サーバ4の位置特定部402において風景画像データを取得すべき仮想空間内の位置が特定され、特定された位置に対応した風景画像データとデジタルカメラ1から送信された画像データにおける人物被写体部の画像データとが画像合成部405において合成された後、これによって得られる仮想ズーム画像データがデジタルカメラ1に戻され、表示パネル111に表示される。
【選択図】図1

Description

本発明は、ズーム画像を得ることが可能な撮像システム及び撮像装置に関する。
従来、デジタルスチルカメラやデジタルムービーカメラにおいて、光学ズームと電子ズームとを併用するズーム手法が知られている。この手法では、ズームの範囲が光学ズームによるズーム可能範囲(ワイド端及びテレ端)を超えるまでは光学ズームによるズーミングを実行することで、得られる画像の画質を高め、ズームの範囲が光学ズームによるズーム可能範囲を超えた場合にはそのときに得られている画像を拡大又は縮小することでズーム画像を生成して光学ズームによるズーム可能範囲外でのズームをも可能としている。ここで、従来の光学ズームと電子ズームとを併用した手法では、光学ズームによって得られる画像を利用して電子ズームを行うので、画像として鑑賞に堪えるズーム画像を得ることができる範囲にはやはり限界がある。
また、旅先等の遠隔地における画像撮影に関連する技術として、例えば特許文献1では、携帯型のGPS受信機を携帯したユーザが、記念写真を撮りたい場所に行ったときに位置情報を計測して所定のメモリに記憶させておき、その後に、画像合成装置において位置情報に対応した風景画像をデータベースから取得して、取得した風景画像をユーザの画像と合成することで記念写真を得る手法が提案されている。このような手法によれば、ユーザが旅先に行った際にカメラを所有していなかった場合でも、あたかもその場所で記念写真撮影を行ったかのような画像を得ることができる。
特開2005−210412号公報
ここで、特許文献1の手法はユーザが実際に記念写真を撮影したい場所に実際に行き、その場所の位置情報を取得しなければ合成画像を得ることができないため、上述したズーム撮影に特許文献1の手法を適用することは困難である。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、通常のズーム撮影では得られないズーム画像を得ることが可能な撮像システム及び撮像装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の第1の態様の撮像システムは、互いに通信自在に接続された撮像装置とサーバとを有する撮像システムであって、上記撮像装置は、ズーム位置変化の指示を与えるための操作部と、上記撮像装置の現在位置及び向きを検出する位置検出部と、上記現在位置において被写体の画像を取得する被写体画像取得部とを具備し、上記サーバは、上記現在位置から上記向きに上記操作部の操作量に応じた距離だけ離れた位置を特定する位置特定部と、複数の風景画像を記憶するとともに、上記特定された位置に対応する風景画像を出力する風景画像記憶部と、上記出力された風景画像に上記被写体の画像を合成してズーム画像を生成する画像合成部とを具備することを特徴とする。
また、上記の目的を達成するために、本発明の第2の態様の撮像装置は、ズーム位置変化の指示を与えるための操作部と、当該撮像装置の現在位置及び向きを検出する位置検出部と、上記現在位置において被写体の画像を取得する被写体画像取得部と、上記現在位置から上記向きに上記操作部の操作量に応じた距離だけ離れた位置を特定する位置特定部と、複数の風景画像を記憶するとともに、上記特定された位置に対応する風景画像を出力する風景画像記憶部と、上記出力された風景画像に上記被写体の画像を合成してズーム画像を生成する画像合成部とを具備することを特徴とする。
本発明によれば、通常のズーム撮影では得られないズーム画像を得ることが可能な撮像システム及び撮像装置を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る撮像システムの構成を示す図である。図1に示す撮像システムは、撮像装置の一例としてのデジタルカメラ1と、パーソナルコンピュータ(PC)3と、サーバ4とを有している。そして、デジタルカメラ1は、PC3を介してサーバ4と通信自在に接続されている。さらに、デジタルカメラ1は、GPS受信機2からの測位データを受信可能に構成されている。なお、GPS受信機2は、デジタルカメラ1に内蔵するようにしても良い。
ここで、図1においては、デジタルカメラ1とサーバ4とがPC3を介して通信自在に接続される例を示しているが、デジタルカメラ1に例えば無線LAN機能等を持たせることによって、デジタルカメラ1とサーバ4とがPC3を介さずに通信できるように構成しても良い。
図1のデジタルカメラ1は、背面から見た外観を示している。図1に示すように、デジタルカメラ1の背面にはズームボタン102aと、十字ボタン102bと、表示パネル111とが配置されている。また、デジタルカメラ1の上面には、レリーズボタン102cが配置されている。
ズームボタン102aは、テレ(T)ボタンとワイド(W)ボタンとから構成され、ユーザがデジタルカメラ1によるズーム駆動の実行を指示するための操作部である。ユーザによってTボタンが押し下げられることによってデジタルカメラ1における望遠側のズーム駆動が行われる。一方、ユーザによってWボタンが押し下げられることによってデジタルカメラ1における広角側のズーム駆動が行われる。十字ボタン102bはユーザがデジタルカメラ1における各種の選択操作を行うための操作部である。表示パネル111は例えば液晶ディスプレイ等の表示パネルであり、各種の画像が表示される。レリーズボタン102cはユーザがデジタルカメラ1による撮影実行を指示するための操作部である。
図2は、デジタルカメラ1の内部の構成の一例を示すブロック図である。図2に示すように、デジタルカメラ1は、制御部101と、操作部102と、撮影レンズ103と、レンズ駆動部104と、撮像部105と、前処理部106と、バス107と、記憶部108と、画像処理部109と、表示制御部110と、表示パネル111と、圧縮/伸張部112と、記録メディア113と、角度検出部114と、通信部115とを有している。
制御部101は、デジタルカメラ1の各種シーケンスを統括的に制御する。この制御部101には、操作部102が接続されている。操作部102は、図1に示すズームボタン102a、十字ボタン102b、レリーズボタン102c等の操作部である。また、図2において、ズームボタン102aは操作量検出部102dを介して制御部101に接続されている。操作量検出部102dはズームボタン102aの操作量を検出して制御部101に出力する。操作量検出部102dによって検出される操作量は例えばズームボタン102aの押下時間や押圧力である。ユーザによって操作部102の各操作部が操作されることにより、制御部101は、ユーザ操作に応じた各種シーケンスを実行する。
撮影レンズ103は、図示しない被写体からの光学像を集光して撮像部105に入射させる。ここで、図1に示すデジタルカメラ1は撮影レンズ103の焦点距離を変化させるためのズームレンズ103aと、撮影レンズ103の焦点を調節するためのフォーカスレンズ103bとを有している。レンズ駆動部104は、ズームレンズ103aを駆動するためのズーム駆動部104aと、フォーカスレンズ103bを駆動するためのフォーカス駆動部104bとを有している。そして、レンズ駆動部104は、制御部101による制御に従ってズームレンズ103a又はフォーカスレンズ103bの駆動を行う。
被写体画像取得部としての機能を有する撮像部105は、撮影レンズ103により集光された光を光電変換によって電気信号に変換して前処理部106に出力する。前処理部106は、撮像部105から出力される電気信号に対し、相関二重サンプリング処理、波形整形処理、ゲイン調整処理等のアナログ処理や、これらのアナログ処理がなされた電気信号をデジタル信号に変換する処理等の前処理を行う。
バス107は、デジタルカメラ1の内部で発生した各種データをカメラ内の各部に転送するための転送路であり、制御部101と、前処理部106と、記憶部108と、画像処理部109と、表示制御部110と、圧縮/伸張部112と、記録メディア113と、通信部115とに接続されている。記憶部108は、前処理部106において得られた画像データや、画像処理部109、圧縮/伸張部112において処理される画像データ等の各種データを一時的に記憶する。
画像処理部109は、前処理部106で前処理され、記憶部108に記憶された画像データを読み出して、ホワイトバランス補正や、色補正、階調補正等の各種の画像処理を施す。表示制御部110は、表示パネル111に各種の画像を表示させる。圧縮/伸張部112は、画像処理部109において画像処理がなされた画像データや、後述する仮想ズーム駆動によって得られた仮想ズーム画像データ等を所定の符号化形式に従って圧縮する。また、圧縮/伸張部112は、記録メディア113に圧縮記録される画像データを読み出して、伸張する機能も有している。記録メディア113は、例えばデジタルカメラ本体に着脱可能なメモリカードからなる記録メディアであり、圧縮/伸張部112によって圧縮された画像データを記録する。
角度検出部114は、例えば複数の角速度センサから構成され、デジタルカメラ1の水平方向及び垂直方向の回転角度を検出して、撮影時におけるデジタルカメラ1の向き(方位、仰角)を検出する。
通信部115は、画像処理部109で処理された画像データやデジタルカメラ1において発生した各種の情報をサーバ4等の外部に送信したり、サーバ4から詳細は後述する仮想ズーム画像データやその他の各種の情報を受信したりする際の処理を行う。
GPS受信機2は、図示しない複数のGPS衛星からの電波信号を受信するとともに、各GPS衛星から受信される電波信号の伝搬時間と各GPS衛星の位置とから、デジタルカメラ1の現在位置(経度及び緯度)を測定する。ここで、角度検出部114とGPS受信機2とにより位置検出部が構成される。PC3は、デジタルカメラ1との通信機能及びサーバ4との通信機能を有するPCである。
サーバ4は、デジタルカメラ1における仮想ズーム駆動時の各種処理を行うためのサーバである。このサーバ4は、情報入力部401と、位置特定部402と、画像データベース(DB)403と、画像入出力部404と、画像合成部405とを有している。
情報入力部401は、デジタルカメラ1からPC3を介して入力される、デジタルカメラ1の現在位置(経度及び緯度)情報、向き情報、ズームボタン102aの操作量情報や十字ボタン102bの操作方向情報、現在日時情報等を受信する。
位置特定部402は、情報入力部401で受信された情報から、仮想ズーム駆動時に選択すべき風景画像データを特定する。風景画像記憶部としての機能を有する画像DB403は、所定距離間隔で撮影された多数の風景画像データを仮想空間内の位置(経度及び緯度)と対応付けて記憶しており、位置特定部402において特定された風景画像データを画像合成部405に出力する。ここで、仮想空間は、現実空間の延長上で現実の地図と対応した位置情報を有する。なお、画像DB403には、現実空間内の各地の風景画像データを記憶させておくことが好ましいが、データ量の削減のために、観光地等の特定の風景画像データのみを記憶させるようにしても良い。
また、画像DB403は1つの仮想空間内の位置に対応して異なる時間帯(例えば、朝、昼、夕)や異なる季節(例えば、春、夏、秋、冬)に撮影された複数の風景画像データを記憶しており、ユーザ操作に従って異なる時間帯や異なる季節の風景画像データを画像合成部405に出力可能になされている。
画像入出力部404は、デジタルカメラ1からPC3を介して入力される画像データを受信するとともに、画像合成部405において合成される仮想ズーム画像データを、PC3を介してデジタルカメラ1に出力する。画像合成部405は、デジタルカメラ1からPC3を介して入力される画像データに写っている人物被写体を、例えば輪郭抽出等の手法によって切り出し、切り出した人物被写体部の画像データと画像DB403から出力された風景画像データとを合成して仮想ズーム画像データを得る。
以下、本実施形態の撮像システムの動作について説明する。図3は、図1の撮像システムにおけるデジタルカメラ1の撮影時のメイン動作を示すフローチャートである。
図3において、制御部101は、ライブビュー表示を行うため処理を実行する(ステップS1)。このライブビュー表示において、制御部101は、撮像部105を連続動作させ、これによって得られる画像データを、逐次、画像処理部109によって処理する。その後、表示制御部110は、画像処理後の画像データを映像信号に変換し、この映像信号に基づいて撮像部105において得られる画像を、逐次、表示パネル111に表示させる。このようなライブビュー表示を行うことにより、ユーザは表示パネル111に表示された画像を利用してフレーミングを行うことが可能である。
ライブビュー表示の後、制御部101は、ユーザによってズームボタン102aが押されたかを判定する(ステップS2)。ステップS2の判定において、ズームボタン102aが押された場合に、制御部101はズーム動作を実行する(ステップS3)。ステップS3のズーム動作については後で詳しく説明する。一方、ステップS2の判定において、ズームボタン102aが押されていない場合に、制御部101は、ステップS3の動作をスキップする。
ステップS2又はステップS3の後、制御部101は、ズームレンズ103aのズーム位置が仮想ズーム域に達していたかを判定する(ステップS4)。ここで、仮想ズーム域とはズームレンズ103aの駆動範囲(ワイド端、テレ端)外のズーム域のことを言うものであり、ユーザ操作を受けてワイド端又はテレ端を超えたズーム駆動が行われていた場合には、ズーム位置が仮想ズーム域に達していたと判定する。ステップS4の判定において、ズーム位置が仮想ズーム域に達していない場合に、制御部101は、以下のステップS5〜ステップS8の動作をスキップする。
一方、ステップS4の判定において、ズーム位置が仮想ズーム域に達している場合に、制御部101は、ユーザによって十字ボタン102bが押されたかを判定する(ステップS5)。ステップS5の判定において、十字ボタン102bが押された場合に、制御部101は、後述する空間切り替え処理1を実行する(ステップS6)。一方、ステップS5の判定において、十字ボタン102bが押されていない場合に、制御部101は、ユーザによって構図調整モードへの移行操作がなされたかを判定する(ステップS7)。この構図調整モードへの移行操作がなされたかの判定は、例えばデジタルカメラ1のメニュー項目内で該当する項目が選択されたか否かを判定することで行う。ステップS7の判定において、構図調整モードへの移行操作がなされた場合に、制御部101は、後述する空間切り替え処理2を実行する(ステップS8)。一方、ステップS7の判定において、構図調整モードへの移行操作がなされていない場合に、制御部101は、ステップS8の動作をスキップする。
ステップS4、ステップS7又はステップS8の後、制御部101は、ユーザによって1stレリーズ操作、即ちレリーズボタン102cの半押しがなされたかを判定する(ステップS9)。ステップS9の判定において、1stレリーズ操作がなされていない場合には、ステップS2に戻り、制御部101はユーザによってズームボタン102aが押されたか否かを再び判定する。また、ステップS9の判定において、1stレリーズ操作がなされた場合に、制御部101は、自動露出制御(AE)、自動焦点調節(AF)の処理を実行する(ステップS10)。AEは、例えば撮像部105において得られる画像データの各色成分を所定区分毎に累積して得られる評価データから、撮影時における適正露出条件を求めることで行う。また、AFは、例えばフォーカスレンズ103bを駆動しながら撮像部105において得られる画像データを輝度データに変換し、この輝度データを所定区分毎に累積して得られる評価データから、画像のコントラストが最大となるフォーカスレンズ103bの位置を求めることで行う。
ステップS10のAE、AFの後、制御部101は、ユーザによって2ndレリーズ操作、即ちレリーズボタン102cの全押しがなされたかを判定する(ステップS11)。ステップS11の判定において、2ndレリーズ操作がなされていない場合に、制御部101は、ユーザによって1stレリーズ操作がなされているかを判定する(ステップS12)。ステップS12の判定において、1stレリーズ操作がなされている場合には、ステップS11に戻り、制御部101はユーザによって2ndレリーズ操作がなされたかを再び判定する。一方、ステップS12の判定において、1stレリーズ操作がなされていない場合には、ステップS2に戻る。
また、ステップS11の判定において、2ndレリーズ操作がなされている場合に、制御部101は、ズームレンズ103aのズーム位置が仮想ズーム域に達していたかを判定する(ステップS13)。ステップS13の判定において、ズーム位置が仮想ズーム域に達していない場合に、制御部101は通常の撮影動作を実行する(ステップS14)。この場合には、ステップS10のAEによって求められた露出条件に従って撮像部105を動作させ、これによって得られた画像データを画像処理部109において処理する。一方、ステップS13の判定において、ズーム位置が仮想ズーム域に達している場合に、制御部101は仮想撮影動作を実行する(ステップS15)。この場合には、ステップS10のAEによって求められた露出条件に従って撮像部105を動作させ、これによって得られた画像データを、PC3を介してサーバ4に送信する。その後、後述するサーバ4の処理によって得られる仮想ズーム画像データを受信する。
ステップS14又はステップS15の後、制御部101は得られた画像データを記録メディア113に記録させた後(ステップS16)、ステップS2に戻る。
次に、図3のステップS3のズーム動作の詳細について図4を参照して説明する。図4は、図3のステップS3のズーム動作の詳細について示すフローチャートである。
図4において、制御部101は、操作量検出部102dにより、ズームボタン102aの押下時間及び押圧量を測定する(ステップS101)。次に、制御部101は、ユーザによって押されたズームボタンがテレ(T)ボタンであるかを判定する(ステップS102)。ステップS102の判定において、ユーザによって押されたズームボタンがTボタンである場合に、ズーム位置が現実ズーム端か、即ち現在のズームレンズ103aのズーム位置が望遠側の駆動端であるテレ端に達しているか否かを判定する(ステップS103)。ステップS103の判定において、現在のズームレンズ103aのズーム位置がテレ端に達していない場合に、制御部101は、ズーム駆動部104aを制御してズームレンズ103aを所定量だけ望遠側(撮影レンズ103の焦点距離が長くなる側。図1では左側)に駆動させる望遠ズーム駆動を行う(ステップS104)。
また、ステップS102の判定において、ユーザによって押されたズームボタンがTボタンでない場合に、制御部101は、ユーザによって押されたズームボタンがワイド(W)ボタンであるかを判定する(ステップS105)。ステップS105の判定において、ユーザによって押されたズームボタンがWボタンである場合に、制御部101は、ズーム位置が現実ズーム端か、即ち現在のズームレンズ103aのズーム位置が広角側の駆動端であるワイド端に達しているか否かを判定する(ステップS106)。ステップS106の判定において、ズームレンズ103aのズーム位置がワイド端に達していない場合に、制御部101は、ズーム駆動部104aを制御してズームレンズ103aを所定量だけ広角側(撮影レンズ103の焦点距離が短くなる側。図1では右側)に駆動させる広角ズーム駆動を行う(ステップS107)。
ステップS104又はステップS107の後、制御部101は、撮像部105を動作させ、撮像部105を介して得られる画像をズーム画像として取得する(ステップS108)。次に、制御部101は、表示制御部110により、ステップS108において取得したズーム画像を表示パネル111に表示させる(ステップS113)。その後に、処理がステップS101に戻る。即ち、ズーム位置がズームレンズ103aの駆動範囲内である場合には、ズームボタン102aの押下げに応じて所定量毎のズームレンズ103aの駆動が行われ、これによって得られる現実のズーム画像がライブビュー表示される。
また、ステップS103の判定においてズームレンズ103aのズーム位置がテレ端に達している場合又はステップS106の判定においてズームレンズ103aのズーム位置がワイド端に達している場合には、それ以上の光学ズーム駆動を行うことができない。この場合には、仮想ズーム域での仮想的なズーム駆動を行う。このために、制御部101は、GPS受信機2において測定されたデジタルカメラ1の現在位置情報、角度検出部114によって検出されたデジタルカメラ1の向き情報、及びステップS101において測定されたズームボタン102aの操作量(押下時間及び押圧量)の情報、現在日時情報を通信部115により、PC3を介してサーバ4に送信する(ステップS109)。続いて、制御部101は、撮像部105を動作させ、これによって得られた画像データを、通信部115により、PC3を介してサーバ4に送信する(ステップS110)。なお、ステップS110の処理の時点でズームレンズ103aはテレ端若しくはワイド端に位置しているため、ステップS110において送信される画像データもテレ端若しくはワイド端における画像データとなる。
ステップS110において、サーバ4に画像データを送信した後、制御部101は、サーバ4からの通信要求がなされたかを判定し(ステップS111)、サーバ4からの通信要求がなされるまで待機する。サーバ4において後述する仮想ズーム画像データの合成処理が行われ、サーバ4からの通信要求がなされ後、制御部101は、通信部115により、PC3を介してサーバ4から仮想ズーム画像データを受信する(ステップS112)。次に、制御部101は、表示制御部110により、仮想ズーム画像を表示パネル111に表示させる(ステップS114)。その後に処理がステップS101に戻る。即ち、ズーム位置がズームレンズ103aの駆動範囲外である場合にはサーバ4において生成される仮想ズーム画像がライブビュー表示される。
また、ステップS105の判定において、ユーザによって押されたズームボタンがWボタンでない、即ちズームボタン102aの押し操作が解除された場合に、制御部101は、図4のズーム動作を終了させる。
図5は、図1の撮像システムにおけるサーバ4の仮想ズーム駆動時の動作を示すフローチャートである。ここで、図5において説明するサーバ4の動作は仮想撮影時にも行われるものである。
図5において、サーバ4の情報入力部401は、PC3を介してデジタルカメラ1から、デジタルカメラ1の現在位置情報、デジタルカメラ1の向き情報、ズームボタン102aの操作量の情報、現在日時情報を受信し、受信した各情報を位置特定部402に出力する(ステップS201)。また、サーバ4の画像入出力部404は、PC3を介してデジタルカメラ1から画像データを受信し、受信した画像データを画像合成部405に出力する(ステップS202)。
次に、位置特定部402は、デジタルカメラ1の現在位置情報、デジタルカメラ1の向き情報、ズームボタン102aの操作量の情報によって特定される仮想空間内の位置を特定する(ステップS203)。この仮想空間内の位置特定について説明する。まず、ズームボタン102aの操作量を距離に換算する。この距離は、押下時間及び押圧量に対して比例換算によって求めるようにしても良いが、仮想ズーム駆動における駆動範囲は光学ズーム駆動における駆動範囲と比べて格段に広いため、ユーザが、目的とする仮想ズーム画像データを得るまでには多大な時間がかかりやすい。そこで、本実施形態では、以下のようにして距離を決定する。
図6(a)は仮想ズーム駆動における、ズームボタン102aの押下時間及び押圧力と仮想ズーム速度との関係の一例を示す図である。ここで、仮想ズーム速度とは、所定の単位時間当たりの仮想空間内での距離の変化量を表す値である。図6(a)に示すように、本実施形態では、ズームボタン102aの押下時間及びズームボタン102aの押圧力に応じて仮想ズーム速度を上限速度まで加速度的に上げるようにして、目的の仮想ズーム画像データを素早く得られるようにする。
また、目的の仮想ズーム画像データを得るまでの時間をさらに短縮できるように、仮想空間内の位置に応じて仮想ズーム速度を変えるようにしても良い。図6(b)は仮想ズーム駆動における、ズームボタン102aの押下時間及び仮想空間内の位置と仮想ズーム速度との関係の一例を示す図である。図6(b)では、観光地等のユーザが撮影の目的としやすい場所付近の仮想ズーム速度を低速とし、海洋、砂漠、山岳地帯等のユーザが撮影の目的としにくい場所付近の仮想ズーム速度を高速とする例を示している。ここで、仮想ズーム速度の上限は遠方ほど上げるようにすることが好ましい。距離の演算時には、現在特定されている位置が、観光地付近であるか、海洋等であるかを判定し、この結果に従って図6(b)の何れかの仮想ズーム速度を選択して距離を求めるようにする。
以上のようにしてズームボタン102aの操作量を距離に換算した後、この距離に対応する仮想空間内の位置を特定する。即ち、この位置は、GPS受信機2によって測定されたデジタルカメラ1の現在位置から、角度検出部114によって検出されたデジタルカメラ1の向きに、ズームボタン102aの操作量から換算された距離を加算した位置(経度及び緯度)となる。
ステップS203において、仮想空間内での位置の特定を行った後、位置特定部402は、特定した位置を画像DB403に出力する。画像DB403は、位置特定部402において特定された位置と現在日時とに対応する風景画像データを検索し、検索した風景画像データを画像合成部405に出力する(ステップS204)。なお、特定された位置に対応する風景画像データが存在しない場合には、特定された位置と最も近い位置の風景画像データを検索するようにしても良い。画像合成部405は、画像入出力部404から入力された画像データから人物被写体部の画像データを抽出する。人物被写体部の画像データが抽出できた場合には、抽出した人物被写体部の画像データと風景画像データとを合成して仮想ズーム画像データを生成し、生成した仮想ズーム画像データを画像入出力部404に出力する(ステップS205)。その後、画像入出力部404は、仮想ズーム画像データを、PC3を介してデジタルカメラ1に送信する(ステップS206)。
図7は、上述したような本実施形態におけるズーム動作によって、表示パネル111に表示されるズーム画像の例を示す図である。図7において、例えば、撮影者は東京都庁の展望室にいて、西の方角(図示破線Aに沿う方向)に立っている少年にデジタルカメラ1を向けているとする。このときには、表示パネル111には図7の参照符号501で示すような画像が表示される。この状態で撮影者がズームボタン102aのTボタンを押し下げると、ズームレンズ103aが望遠側に駆動される。このとき、表示パネル111には例えば図7の参照符号502で示すような画像が表示され、遠方の富士山が確認できるようになる。
さらに、撮影者がズームボタン102aのTボタンを押し下げると、やがてズームレンズ103aのズーム位置がテレ端を越え、この後は、仮想ズーム駆動が行われる。仮想ズーム駆動においては、撮影者のズームボタン102aの押し下げに応じた位置の風景画像データがサーバ4において検索され、検索された風景画像データと少年の画像データとが合成された後、デジタルカメラ1に戻される。これにより、表示パネル111には、図示破線A上に存在する風景を含む画像が順次表示される。図7の例では、ズームボタン102aの押し下げに応じて例えば参照符号503で示す富士山が近景に見えるような画像が表示されたり、参照符号504で示す万里の長城が見えるような画像が表示されたり、参照符号505で示す凱旋門が見えるような画像が表示されたりする。このようなズーム駆動を行うことにより、通常のズーム撮影では得られないような遠方の風景の画像を撮影することが可能である。
なお、デジタルカメラ1が上方を向いている場合には空や宇宙の画像等と合成して仮想ズーム画像を得るようにしたり、デジタルカメラ1が下方を向いている場合には水中や地中の画像と合成して仮想ズーム画像を得るようにしても良い。
また、図7は、テレ側のズーム駆動について示しているが、ワイド側の仮想ズーム駆動においては、例えば人物被写体部の画像データと顕微鏡写真等の画像データとを合成する。
図8は、空間切り替え処理1について示すフローチャートである。空間繰り替え処理1は表示パネル111に表示されている風景画像を、十字ボタン102bの操作方向に対応した風景画像に切り替える処理である。ここで、十字ボタン102bの操作方向とそれに応じて切り替える風景画像との対応は予め設定しておくものである。これは、固定の設定としても良いし、ユーザが自由に設定できるようにしても良い。
空間切り替え処理1において、制御部101は、まず、十字ボタン102bの操作方向が上方向であるかを判定する(ステップS301)。ステップS301の判定において、操作方向が上方向である場合に、制御部101は、上方向が操作された旨を示す情報を通信部115によりPC3を介してサーバ4に送信する(ステップS302)。その後、図8の処理を抜けて図4のステップS110以後の処理を実行する。上方向が操作された旨を示す情報がサーバ4に送信されると、位置特定部402は、図5のステップS203で説明した位置の特定を行わずに、上方向の操作に対応した風景画像データを画像DB403から出力させる。以後は、図4のステップS112において仮想ズーム画像データが受信され、この仮想ズーム画像データに基づいて表示パネル111に仮想ズーム画像が表示される。
また、ステップS301の判定において、操作方向が上方向でない場合に、制御部101は、十字ボタン102bの操作方向が右方向であるかを判定する(ステップS303)。ステップS303の判定において、操作方向が右方向である場合に、制御部101は、右方向が操作された旨を示す情報を通信部115によりPC3を介してサーバ4に送信する(ステップS304)。その後、ステップS110以後の処理を実行する。右方向が操作された旨を示す情報がサーバ4に送信されると、位置特定部402は、図5のステップS203で説明した位置の特定を行わずに、右方向の操作に対応した風景画像データを画像DB403から出力させる。
また、ステップS303の判定において、操作方向が右方向でない場合に、制御部101は、十字ボタン102bの操作方向が左方向であるかを判定する(ステップS305)。ステップS305の判定において、操作方向が左方向である場合に、制御部101は、左方向が操作された旨を示す情報を通信部115によりPC3を介してサーバ4に送信する(ステップS306)。その後、ステップS110以後の処理を実行する。左方向が操作された旨を示す情報がサーバ4に送信されると、位置特定部402は、図5のステップS203で説明した位置の特定を行わずに、左方向の操作に対応した風景画像データを画像DB403から出力させる。
また、ステップS305の判定において、操作方向が左方向でない場合に、制御部101は、下方向が操作された旨を示す情報を通信部115によりPC3を介してサーバ4に送信する(ステップS307)。ステップS110以後の処理を実行する。下方向が操作された旨を示す情報がサーバ4に送信されると、位置特定部402は、図5のステップS203で説明した位置の特定を行わずに、下方向の操作に対応した風景画像データを画像DB403から出力させる。
図9は、空間切り替え処理1が行われたときの風景画像の切り替えの一例について示した図である。
図9の例では、十字ボタン102bの上下方向の操作によって、もとの風景画像データと異なる季節の風景画像データ(異なる月、年等でも良い)がサーバ4の画像DB403において検索され、検索された風景画像データと人物被写体部の画像データとが画像合成部405において合成され、これによって得られる仮想ズーム画像データがデジタルカメラ1の表示パネル111に順次表示される。例えば、もとの風景画像600が春に撮影されたものであった場合には、十字ボタン102bの上方向の操作によって風景画像600と同じ位置で冬に撮影された風景画像601が表示され、十字ボタン102bの下方向の操作によって風景画像600と同じ位置で夏に撮影された風景画像603が表示される。
また、十字ボタン102bの左右方向の操作によって、もとの風景画像データに対して仮想空間内で近距離に存在する風景画像データがサーバ4の画像DB403において検索され、検索された風景画像データと人物被写体部の画像データとが画像合成部405において合成され、これによって得られる仮想ズーム画像データがデジタルカメラ1の表示パネル111に順次表示される。図9の例では、十字ボタン102bの右方向の操作によって風景画像600を右に移動させた風景画像602が表示され、十字ボタン102bの左方向の操作によって風景画像600を左に移動させた風景画像604が表示される。
ここで、図8の処理では十字ボタン102bの操作方向を判定するようにしているが、十字ボタン102bの操作方向を判定するかわりに、ユーザによるデジタルカメラ1の向き変更操作を判定するようにしても良い。
図10は、空間切り替え処理2について示すフローチャートである。空間繰り替え処理2はユーザが構図の微調整を行うための処理である。仮想ズーム駆動においては、特に長距離の撮影になるほど、デジタルカメラ1の向きを少し変えただけで大きな構図の変化が生じるため、構図の調整を行うことが困難である。そこで、空間切り替え処理2は、通常の撮影と同様の感覚でユーザが構図の調整を行えるようにするための処理である。
空間切り替え処理2において、制御部101は、まず、角度検出部114の出力より、デジタルカメラ1の向きの変化があったかを判定する(ステップS401)。ステップS401の判定において、デジタルカメラ1の向きの変化がない場合に、制御部101は、空間切り替え処理2を終了させる。
また、ステップS401の判定において、デジタルカメラ1の向きの変化があった場合に、制御部101は、角度検出部114の出力からデジタルカメラ1の向きの変化速度(方向及び速さ)を検出する(ステップS402)。その後、制御部101は、検出したデジタルカメラの向きの変化速度を示す情報を通信部115によりPC3を介してサーバ4に送信する(ステップS403)。その後、ステップS110以後の処理を実行する。向きの変化速度を示す情報がサーバ4に送信されると、位置特定部402は、図5のステップS203で説明した位置の特定を行わずに、向きの変化速度に対応した風景画像データを画像DB403から出力させる。以後は、図4のステップS112において仮想ズーム画像データが受信され、この仮想ズーム画像データに基づいて表示パネル111に仮想ズーム画像が表示される。
図11は、空間切り替え2の処理が行われたときの風景画像データの切り替えの一例について示した図である。なお、図11はデジタルカメラ1の水平方向の向き変化に対する風景画像データの切り替えについて示している。図11の例では、デジタルカメラ1の向きの変化速度に応じて、もとの風景画像データから離れた位置の風景画像データがサーバ4の画像DB403において検索され、検索された風景画像データと人物被写体部の画像データとが画像合成部405において合成され、これによって得られる仮想ズーム画像データがデジタルカメラ1の表示パネル111に順次表示される。例えば、デジタルカメラ1の向きの変化速度が遅い場合にはもとの風景画像700に対応する位置から左右方向に所定の短距離だけ移動させた位置の風景画像701、703が表示される。このような表示を行うことにより、ユーザは構図の調整を行うことが可能である。また、デジタルカメラ1の向きの変化速度が速い場合にはもとの風景画像700に対応する位置から左右方向に所定の長距離だけを移動させた位置の風景画像702、704が表示される。この場合には、通常の仮想ズーム駆動と同様に大きな構図の変更を行うことができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、通常の光学ズームや電子ズームでは撮影できないようなズーム画像を、通常のズーム撮影と同様の操作感で得ることが可能である。ここで、光学ズーム駆動の駆動範囲内ではズームレンズ103aを利用した光学ズーム駆動を行うことにより現実の画像を利用した撮影を行うことが可能である。さらに、光学ズーム駆動の駆動範囲を超えた仮想ズーム域においては、仮想ズーム駆動を用いることで、通常では撮影できないような超遠距離や超近距離での撮影や、現実の季節や時間とは全く異なる風景の撮影を行ったり、宇宙や空等の本来ありえない場所での撮影を行ったりすることが可能である。
また、仮想ズーム駆動においては、ズームボタン102aの操作量や、仮想空間内の位置に応じて、仮想空間内における位置特定のための距離の変化量を変えることにより、ユーザが目的とする仮想ズーム画像を短時間で得ることが可能である。さらに、構図調整モードを設けることにより、超遠距離の撮影における構図の微調整も可能である。
次に、本実施形態の変形例について説明する。図12は、本実施形態の変形例に係る撮像システムの構成を示す図である。なお、図12において、図1と同様の参照符号を付している構成は、図1と同様のものであるので説明を省略する。図12に示す撮像システムにおいては、PC3と、サーバ4と、キーワード検索エンジン6とがインターネット5を介して通信自在に接続されている。キーワード検索エンジン6は、サーバ4における仮想空間内で特定された位置の名称をキーワードとして検索を行い、該位置の名称に関連する風景画像データを取得して、サーバ4の画像合成部405に入力する。このようなキーワード検索エンジン6をシステムに持たせることにより、サーバ4内の画像DB403を省略することが可能である。
また、上述した実施形態では、ズームレンズ103aにズーム位置が光学ズームの駆動範囲に達した後は、すぐに仮想ズーム駆動を行うようにしているが、光学ズームの駆動域と仮想ズームの駆動域との間に、光学ズームで得られる画像データを拡大又は縮小することによりズーム画像データを得る電子ズーム域を設けるようにしても良い。
また、上述した実施形態においては、デジタルカメラ1と、サーバ4とを含む撮像システムについて説明しているが、サーバ4の機能を全てデジタルカメラ1に持たせることができれば、サーバ4はなくとも良い。
以上実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可能なことは勿論である。
さらに、上記した実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件の適当な組合せにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、上述したような課題を解決でき、上述したような効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成も発明として抽出され得る。
本発明の一実施形態に係る撮像システムの構成を示す図である。 デジタルカメラの内部の構成の一例を示すブロック図である。 デジタルカメラの撮影時のメイン動作を示すフローチャートである。 ズーム動作の詳細について示すフローチャートである。 サーバの仮想ズーム駆動時の動作を示すフローチャートである。 図6(a)は仮想ズーム駆動におけるズームボタンの押下時間及び押圧力と仮想ズーム速度との関係の一例を示す図であり、図6(b)は仮想ズーム駆動におけるズームボタンの押下時間及び仮想空間内の位置と仮想ズーム速度との関係の一例を示す図である。 ズーム動作によって表示パネルに表示されるズーム画像の例を示す図である。 空間切り替え処理1について示すフローチャートである。 空間切り替え処理1が行われたときの風景画像の切り替えの一例について示した図である。 空間切り替え処理2について示すフローチャートである。 空間切り替え処理2が行われたときの風景画像の切り替えの一例について示した図である。 変形例の撮像システムの構成を示す図である。
符号の説明
1…デジタルカメラ、2…GPS受信機、3…パーソナルコンピュータ(PC)、4…サーバ、5…インターネット、6…キーワード検索エンジン、101…制御部、102a…ズームボタン、102b…十字ボタン、102c…レリーズボタン、102d…操作量検出部、102…操作部、103a…ズームレンズ、103b…フォーカスレンズ、104…レンズ駆動部、104a…ズーム駆動部、105…撮像部、106…前処理部、107…バス、108…記憶部、109…画像処理部、110…表示制御部、111…表示パネル、112…圧縮/伸張部、113…記録メディア、114…角度検出部、115…通信部、401…情報入力部、402…位置特定部、403…画像データベース(DB)、404…画像入出力部、405…画像合成部

Claims (6)

  1. 互いに通信自在に接続された撮像装置とサーバとを有する撮像システムであって、
    上記撮像装置は、
    ズーム位置変化の指示を与えるための操作部と、
    上記撮像装置の現在位置及び向きを検出する位置検出部と、
    上記現在位置において被写体の画像を取得する被写体画像取得部と、
    を具備し、
    上記サーバは、
    上記現在位置から上記向きに上記操作部の操作量に応じた距離だけ離れた位置を特定する位置特定部と、
    複数の風景画像を記憶するとともに、上記特定された位置に対応する風景画像を出力する風景画像記憶部と、
    上記出力された風景画像に上記被写体の画像を合成してズーム画像を生成する画像合成部と、
    を具備することを特徴とする撮像システム。
  2. 上記撮像装置は、上記操作部の操作量に応じてズーム位置を変化させるズームレンズをさらに具備し、
    上記ズーム位置が上記ズームレンズの駆動範囲外である場合のみ上記画像合成部において上記ズーム画像を生成し、上記ズーム位置が上記ズームレンズの駆動範囲内である場合には上記ズームレンズを駆動して得られる画像をズーム画像として取得することを特徴とする請求項1に記載の撮像システム。
  3. 上記位置特定部は、上記操作量が大きくなるほど上記距離の変化量を大きくするように演算することを特徴とする請求項1に記載の撮像システム。
  4. 上記位置特定部は、前回、風景画像取得部によって取得した風景画像に対応する位置に応じて、次回の上記距離の変化量を変えることを特徴とする請求項1に記載の撮像システム。
  5. 上記操作部は、上記撮像装置を構図調整モードに設定するための設定部をさらに有し、
    上記撮像装置が構図調整モードに設定された場合に、上記風景画像記憶部は、上記特定された位置に対して、上記撮像装置の向きの変化速度に応じた距離だけ離れた位置に対応する風景画像を出力することを特徴とする請求項1に記載の撮像システム。
  6. ズーム位置変化の指示を与えるための操作部と、
    当該撮像装置の現在位置及び向きを検出する位置検出部と、
    上記現在位置において被写体の画像を取得する被写体画像取得部と、
    上記現在位置から上記向きに上記操作部の操作量に応じた距離だけ離れた位置を特定する位置特定部と、
    複数の風景画像を記憶するとともに、上記特定された位置に対応する風景画像を出力する風景画像記憶部と、
    上記出力された風景画像に上記被写体の画像を合成してズーム画像を生成する画像合成部と、
    を具備することを特徴とする撮像装置。
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