JP4841447B2 - 画像同定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、撮影画像内の被写体を同定するための画像同定装置に関する。
近年、画像から顔部分を検出し、さらに検出した顔部分から個人を特定する技術に関する研究が、監視カメラや車載カメラ、テレビ会議用のカメラといった業務用カメラの分野で特に進んでいる。
このような個人特定の技術に関し、例えば、特許文献1では、ユーザに関する複数の顔画像を、データベースに記憶された顔画像と照合し、正面を向いた顔画像だけを選択して個人の認証に利用している。
また、多くのユーザが利用する、所謂パーソナルユースの撮影装置では、こうした顔画像の検出技術を、個人の同定等に利用するのではなく、顔部分の露出やピントを適正にするために利用することが多い。
特開2002−288670号公報
近年、民生用の撮影装置においても、撮影されたものが何であるか、又は誰であるかを特定する機能を有するものが求められてきている。このような個人の同定機能を有する撮影装置を用いれば、例えば、写真の整理や写真の焼き増し等を行う際に非常に便利である。
しかしながら、個人の同定機能を撮影装置内に持たせるために、その被写体が何であるか、或いは誰であるかを同定するためのデータベースを持たせることは、システムとして非常に無駄が多く、結果、撮影装置が大型化したり、消費電力を増大させたり、高価なものとしたりして、ユーザに喜ばれるものではない。
そこで、極力、簡単な構成で、同定機能を実現できるシステムが求められるが、こうしたパーソナルユースの撮像装置によって撮影される写真に映る被写体の構図は、撮影時における撮影者や被写体の都合や好み等によって変化するものであり、必ずしも、それが誰であるかとか、何であるかを同定しやすい構図(例えば、被写体が正面を向いている)になっているとは限らない。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、簡易な構成で且つ確実に被写体を同定できる画像同定装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の第1の態様の画像同定装置は、被写体に係る第1画像と上記第1画像における特定対象に関する第2画像とを受信する受信部と、上記第2画像と関連する関連情報が記憶されたデータベースと、上記受信部により受信した上記第1画像の上記特定対象に関する情報を、上記受信部により受信した上記第2画像に基づいて上記データベースの中から検索する検索部と、上記検索部で検索した情報に基づいて上記第1画像を同定する画像同定部とを備え、上記データベースには、上記第2画像と関連する関連情報として、上記第2画像と関連するブログの掲載先アドレス情報が記憶され、上記画像同定部は上記検索部で検索した掲載先アドレス情報に基づいて上記第1画像を掲載するブログを同定することを特徴とする。
本発明によれば、簡易な構成で且つ確実に被写体を同定できる画像同定装置を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
[第1の実施形態]
まず、本発明の第1の実施形態について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る画像同定システムに用いられる撮影装置の一例としてのデジタルカメラ100の構成を示すブロック図である。図1に示すデジタルカメラ100は、マイクロプロセッシングユニット(MPU)101と、操作部102と、撮影レンズ103と、オートフォーカス(AF)回路104と、絞り機構105と、絞り制御回路106と、撮像素子107と、アナログフロントエンド(AFE)回路108と、画像処理回路109と、表示制御回路110と、表示パネル111と、形状検出回路112と、距離検出回路113と、顔検出回路114と、圧縮部115と、記録制御回路116と、記録メディア117と、通信部118と、補助光発光回路119とを有して構成されている。また、このデジタルカメラ100は、ネットワーク600を介してサーバ500、PC400と通信自在に接続されている。
MPU101は、ユーザからの操作部102の操作に応じてデジタルカメラ100を構成する各ブロックをシーケンシャルに制御する。操作部102は、デジタルカメラ100による撮影を実行させるためのレリーズスイッチや、デジタルカメラ100の動作モードを撮影モード、再生モード、画像出力モード等の間で切り替えるための切り替えスイッチ、サーバ500から得られる情報表示のオンオフを切り替えるスイッチ等が含まれる。
また、MPU101は、ユーザによって写真撮影がなされた時刻を計測するためのタイマを有している。これにより、撮影によって得られる画像データに対して撮影時刻が関連付けられる。
撮影レンズ103は、被写体200からの像を撮像素子107に結像させる。この撮影レンズ103は、オートフォーカス(ピント合わせ)用のレンズを含んでいる。オートフォーカスの際に、MPU101は、ピント合わせレンズのレンズ位置をモニタしつつ、AF回路104を制御してピント合わせレンズのレンズ位置を切り替えて撮影レンズ103のピント合わせを行う。また、絞り機構105は、撮影レンズ103内又はその近傍に設けられ、シャッタや絞りの効果を奏する機構である。絞り機構105は、撮影開始時に絞り制御回路106によって所定の口径まで開かれ、撮影終了時に閉じられるものである。撮影時の絞り機構105の口径を変えることによって、撮影レンズ103の被写界深度が変化する。これによって、背景被写体のぼけ具合等を調整して、撮影時に主要被写体を浮かび上がらせたり、背景被写体をしっかりと描写したりするなどの表現の切替を行うことができる。
撮像素子107は、多数の画素が配列されて構成される受光面を有し、撮影レンズ103を介して受光した被写体200からの像を電気的な信号に変換する。本実施形態においては、撮像素子107にはCCD方式及びCMOS方式の何れを用いても良い。
AFE回路108は、CDS回路、ゲイン調整回路、AD変換回路等を含み、撮像素子107において得られるアナログ電気信号に対し相関二重サンプリング処理、ゲイン調整処理といったアナログ処理を行った後、これによって得られる画像信号をデジタルデータ化して画像処理回路109に入力する。また、AFE回路108には、撮像素子107を構成する複数の画素からの信号を一括して読み出す機能も設けられている。例えば、AFE回路108によって、4画素(2×2画素)や9画素(3×3画素)の信号をまとめて読み出し、これら読み出した電気信号を加算することでS/Nを向上させることが出来る。このような処理によって、撮像素子107の見かけ上の感度を上げること等が出来る。
さらに、AFE回路108は、撮像素子107からの出力信号を取捨選択する機能も有し、撮像素子107の全有効画素のうち、限られた範囲の画素からの信号のみを抽出することも出来る。一般に、撮像素子107は間引きを行うことで高速で信号を読み出すことが出来る。この機能を利用して、撮像素子107で構図確認用に得られた画像を高速で読み出して画像処理回路109において処理してから表示パネル111に表示すれば、ユーザは表示パネル111上に表示される画像を利用してフレーミングを行うことが可能である。
画像処理回路109は、AFE回路108から入力される画像データにおける色や階調、シャープネス等を補正処理したり、画像データのレベルを所定のレベルに増幅して、正しい濃淡及び正しい灰色レベルに調整したりする各種画像処理を行う。
また、上述したようなフレーミング用の画像等の各種の画像を表示するために、画像処理回路109は、AFE回路108から入力される画像データを表示パネル111に表示可能なようにリサイズ(縮小)する機能も有する。
表示制御回路110は、画像処理回路109で得られた画像データや記録メディア117に記録されている画像データを映像信号に変換し、表示パネル111に表示させる。表示パネル111は液晶表示パネルや有機EL表示パネル等の表示パネルである。また、表示制御回路110は、表示パネル111に複数の画像を重畳して表示させるマルチ画面表示機能も有している。このマルチ画面表示機能によって、撮影した画像や撮影する画像の上に、モード設定の文字表示やいろいろな警告表示を重畳表示することも可能である。
形状検出回路112は、画像処理回路109によって得られる画像データにおける輪郭情報を検出する。
距離検出回路113は、画像処理回路109によって得られる画像のコントラストを検出する。この距離検出回路113によって検出されるコントラストはオートフォーカスの際に用いられる。即ち、AF回路104によって撮影レンズ103のピント合わせレンズのレンズ位置を変化させながら、距離検出回路113によって画像のコントラストを逐次検出し、検出されるコントラストが最大となるレンズ位置でピント合わせレンズを停止させることで、撮影レンズ103のピント合わせを行うことができる。また、ピント合わせ時のレンズ位置の情報によって、主要被写体の距離や背景被写体の距離等を検出することも可能である。
顔検出回路114は、画像処理回路109によって得られる画像内の特徴点(例えば、主要被写体が人物等であれば、目や鼻、口等)の分布から、主要被写体の特に顔の位置を検出する。また、顔検出回路114は、顔の特徴をなす陰影から目や鼻の部分を判定したりすることで顔の向きを検出することも行う。
圧縮部115は、撮影時に、画像処理回路109において処理された画像データを圧縮する。この圧縮部115は、JPEG等の周知の静止画圧縮機能を有する静止画圧縮部115aとMPEG4やH.264等の周知の動画圧縮機能を有する動画圧縮部115bとを有している。動画圧縮部115bを持たせておくことにより、例えば複数の静止画像を動画として記録して比較的小さい容量で記録することが可能である。また、MPEG方式等の動画圧縮部では、圧縮のためにフレーム間の画像の動きを検出する機能を有しているので、この機能を利用して、被写体が何であるかの情報や、画像内のどこからどこまでが被写体の体の部分であるかなどを判定することも出来る。
記録制御回路116は、圧縮部115で圧縮された画像データに付随データを付随させて記録メディア117に記録する。また、記録制御回路116は、顔部等の画像を検索するためのデータベース116aを有している。このデータベース116aの内容は、カメラ製造時に記録してもよいが、デジタルカメラ100外部のサーバ500等からネットワーク経由で書き換え可能としてもよい。
通信部118は、画像出力モード時に、記録メディア117に記録された画像データ等をデジタルカメラ100外部のパーソナルコンピュータ(以下、PCと称する)400やサーバ500等に送信したり、サーバ500等から各種の情報を受信したりする際の通信制御を行う。この通信部118によって、デジタルカメラ100で撮影した画像を他の人に転送したり、ネットワーク上のサービス(例えば、ネットワーク接続されたサイト等と連携したサービス)を利用して、情報を付加したり、受信したりすることが出来る。
補助光発光回路119は、撮影時の状況に応じて被写体200に補助光を照射する。これによって、撮影時の明るさの不足や不均一を防止する。
このような構成のデジタルカメラ100において、本実施形態では、ユーザによって撮影がなされる前後のタイミングで得られる画像の中から、顔検出回路114における顔検出機能を駆使し、被写体200を特定しやすいものを選択し、サーバ500と連携して被写体を判別するようにしている。
図2は、本発明の第1の実施形態に係る画像同定システムの構成を示す図である。図2に示す画像同定システムは、撮影装置の一例としてのデジタルカメラ100と、画像同定装置の一例としてのサーバ500とがネットワーク600を介してデータ通信自在に接続されている。さらに、ネットワーク600にはパーソナルコンピュータ300、400が接続されている。
デジタルカメラ100において、ユーザにより任意のタイミングで撮影されて得られた画像データ(以下、第1画像データと称する)701がネットワーク600を介して(一旦、PC300を介しても良い)送信されるとき、第1画像データ701に、該第1画像データ701を同定するための画像データ(以下、第2画像データと称する)が添付される。ここで、第2画像データは、第1画像データが撮影される前後のタイミングで得られる画像データの中から選択される画像データである。つまり、第1画像データは、ユーザが自由な条件で撮影した画像であるため、例えば人物写真であったとしても、正面を向いた証明写真のような画像ではなく横や斜めを向いた写真である場合もある。この場合、第1画像データから被写体200を同定できるとは限らない。そこで、撮影の前後の所定時間のタイミングで複数回の撮影を行い、その中で被写体200を特定しやすい、例えば顔の正面画像を第2画像データとして、時間的にも空間的にも切り出すようする。この手法については後述する。
ネットワーク600には、そこに行きかう情報を駆使して各種のサービスを行う、サーバ500が存在する。このサーバ500はデジタルカメラ100(或いはPC300)から第1画像データとともに送信されてくる第2画像データから、第1画像データの送り先等を同定する。このサーバ500は、記録部501と、データベース502と、画像判定部503と、送信先判定部504と、アクセス切り替え部505と、時間判定部506と、表示制御部507とを有して構成されている。
記録部501は、デジタルカメラ100又はPC300から送信されてくる第1画像データ701及び第2画像データ702等の各種データを記録する。データベース502は、顔画像とその顔画像によって特定される人物に係る関連情報とを対応付けて記憶している。この関連情報としては、例えば、人物の名前や、その電子メールアドレス、ブログの掲載先アドレス等が含まれる。画像判定部503は、第2画像データ702とデータベース502に記録されている顔画像とを照合し、照合の結果、対応する人物の関連情報として、例えば照合した人物の電子メールアドレスを検索する。送信先判定部504は、画像判定部503によって検索されたアドレスから第1画像データ701の送信先を判定し、その送信先に第1画像データ701を添付した電子メールを送信する。また、第1画像データ701を電子メールで送るのではなく、所定のブログに掲載する場合には、画像判定部503によって検索されるアドレスはブログの掲載先アドレスとなる。アクセス切り替え部505はこのような画像判定部503による検索アドレスの切り替えを行う。
時間判定部506は、第1画像データ701に付随情報として付与される撮影時刻情報から、第1画像データ701の撮影時刻を判定する。表示制御部507は、時間判定部506において判定された撮影時刻やPC300によって作成され第1画像データ701に関連付けられたテキスト、被写体200の名前等を例えば参照符号703で示すようにして第1画像データ701に合成する。この合成画像は、PC300やPC400のブラウザソフトウェアによって閲覧可能である。
以下、図2に示す画像同定システムの作用について説明する。図3は、図2の画像同定システムにおけるデジタルカメラ100の動作を示すフローチャートである。なお、図3の処理は、MPU101によって制御されるものである。
撮影モードにおいて、MPU101は、まず、現在が撮影前後のタイミングであるか否かを判定する(ステップS1)。なお、ここでの「撮影前後のタイミング」とは、デジタルカメラ100の動作モードが撮影モードであって、撮影前若しくは撮影後にユーザがデジタルカメラ100を構えていると考えられるタイミングのことである。ここで、撮影前にデジタルカメラ100が構えられているタイミングは例えば撮像素子107で得られる画像の変化からデジタルカメラ100の揺れを検出し、この揺れが所定期間、一定量以下であった場合にデジタルカメラ100が構えられているタイミングと判定することができる。或いは、AFのためのレリーズボタンの半押し操作等の所定の操作を検出して判定するようにしても良い。また、撮影後にデジタルカメラ100が構えられているタイミングはデジタルカメラ100の揺れから判定するようにしても良いし、撮影後に所定期間(例えば5秒程度)が経過したか否かによって判定するようにしても良い。
ステップS1の判定において、撮影前後のタイミングであると判定した場合、MPU101は、フレーミングのために撮像素子107を介して逐次取得される画像データにおける輪郭成分を形状検出回路112によって検出し(ステップS2)、検出した輪郭成分から、顔検出回路114によって被写体200の顔部分を検出する(ステップS3)。次に、MPU101は、顔検出回路114によって顔部分における両目部分を検出する(ステップS4)。その後、MPU101は、形状検出回路112によって検出された輪郭成分と顔検出回路114によって検出された両目部分の位置等から、被写体200が正面を向いているか否かを判定する(ステップS5)。この正面の判定手法については後述する。
ステップS5の判定において、被写体200が正面を向いている場合には被写体200の顔部の画像データを切り出し、切り出した画像データを第2画像データとして記録メディア117に記録する(ステップS6)。その後、ステップS1に戻る。なお、第2画像データは被写体200の同定が行えれば良いので、背景部分は記録する必要がない。このようにして、背景部分を記録しないようにすることによって第2画像データのデータ量を減らすことが出来る。一方、ステップS5の判定において、被写体200が正面を向いていない場合には第2画像データの記録を行わずにステップS1に戻る。
また、ステップS1の判定において、撮影前後のタイミングでない場合に、MPU101は、ユーザによる撮影開始操作(例えばレリーズボタンの全押し操作)がなされたか否かを判定する(ステップS7)。ステップS7の判定において、撮影開始操作がなされた場合に、MPU101は、各ブロックを制御して撮影を実行する(ステップS8)。次に、MPU101は、撮影して得られた画像データ(第1画像データ)に撮影時刻情報を付与する(ステップS9)。その後、ステップS5と同様の手法により、撮影画像データにおける被写体200が正面を向いているか否かを判定する(ステップS10)。ステップS10の判定において、被写体200が正面を向いていない場合には、ステップS6において記録しておいた第2画像を撮影画像に添付する(ステップS11)。一方、ステップS10の判定において、被写体が正面を向いている場合には、必ずしも第2画像を添付する必要がない。そこで、この場合には撮影画像が顔正面の画像を含む旨を示す情報のみを付与する(ステップS12)。その後、ステップS1に戻る。
また、ステップS7の判定において、撮影開始操作がなされていない場合に、MPU101は、ユーザによってデジタルカメラ100の動作モードが再生モードに切り替えられたか否かを判定する(ステップS13)。ステップS13の判定において、再生モードに切り替えられた場合に、MPU101は再生モードの処理を行う(ステップS14)。
また、ステップS13の判定において、再生モードに切り替えられていない場合に、MPU101は、ユーザによってデジタルカメラ100の動作モードが画像出力モードに切り替えられたか否かを判定する(ステップS15)。ステップS15の判定において、画像出力モードに切り替えられた場合に、MPU101は画像出力モードの処理を行う(ステップS16)。その後、ステップS1に戻る。一方、ステップS15の判定において、画像出力モードに切り替えられていない場合にもステップS1に戻る。
次に、図3のステップS5、S10における正面判定について図4及び図5を参照して説明する。ここで、図4は、正面判定の概念について示した図であり、図5は正面判定を行うための処理の流れについて示すフローチャートである。
第2画像の生成においては、撮影前若しくは撮影後に撮像素子107によって取得される画像における被写体200から、図4に示すようにして目や鼻の部分の陰影をもとに顔部200aを抽出し、ここから、顔の大きさ(図示直径D)や両目の位置を抽出する。そして、直径Dの円として単純化した顔の中心位置から、両目の上下方向位置C2及び両目の中心の左右方向位置C1を検出し、これらの値より、被写体200が正面を向いているか否かを判定する。
図5において、まず、MPU101は、顔検出回路114によって被写体200の顔部分を検出する(ステップS101)。これは、例えば、略円状の輪郭を有し且つ円状部分に目や鼻の部分に相当する陰影が存在している部分を顔部分として検出することにより行う。次に、顔部の中心を検出する(ステップS102)。これは、例えば、顔部分を直径Dの円状として近似し、その円の中心を求めることにより行う。その後、両目部を顔部の陰影から検出する(ステップS103)。次に、両目部が顔部の上下方向の中心位置にあるか否か(ステップS104)、両目が顔部の左右位置に均等に分布しているか否か(ステップS105)を判定する。そして、ステップS104の判定において両目部が顔部の上下方向の中心位置にない、若しくはステップS105の判定において両目が顔部の左右位置に均等に分布していない場合には「正面ではない」と判定する(ステップS106)。
一方、ステップS104の判定において両目部が顔部の上下方向の中心位置にあり、ステップS105の判定において両目が顔部の左右位置に均等に分布している場合には、顔の正面の向き具合で小さくなる係数Fを算出する。このFを求めるために、まず、左右の目の中心位置と顔部の左右方向の中心位置との差(図4のC1)を顔部の直径Dで割ることにより係数F1を求める(ステップS107)。さらに、左右の目の中心位置と、顔部の上下方向の中心位置との差(図4のC2)を顔部の直径Dで割ることにより係数F2を求める(ステップS108)。最後に係数F1に係数F2を乗じて係数Fを求める(ステップS109)。
係数Fを求めた後、求めたFが所定値F0より小さいか否かを判定する(ステップS110)。ステップS110の判定において、Fが所定値F0以上の場合には、ステップS106に移行して「正面でない」という判定をする。その後、図3のフローチャートの処理に戻る。一方、Fが所定値F0未満の場合には、「正面である」という判定をする(ステップS111)。その後、図3のフローチャートの処理に戻る。
図6は、図2の画像同定システムにおけるサーバ500の動作を示すフローチャートである。まず、デジタルカメラ100からネットワーク600を介して第1画像データと第2画像データ(第1画像データが正面画像である場合には第1画像データのみ)を受信すると(ステップS201)、サーバ500は第2画像データとデータベース502に記憶されている顔画像とを照合し、被写体200を同定する(ステップS202)。次に、同定した被写体に対応した電子メールアドレス若しくはブログの掲載先アドレスをデータベース502から検索する(ステップS203)。この切り替えはアクセス切り替え部505の設定により行う。その後、ステップS203における検索によって特定される送り先に第1画像データを送信する(ステップS204)。この際、被写体200の名前情報や撮影時刻情報等の第1画像データに係る各種情報を同時に送るようにしても良い。これにより、デジタルカメラ100で撮影された画像を他のユーザが共有することが可能となる。
以上説明したように、第1の実施形態によれば、撮影モードにおける一連の処理の中で、被写体を同定しやすい画像を第2画像として取得し、それをユーザによる撮影によって得られる第1画像に添付することにより、後の被写体の同定を容易に行うことが可能である。これにより、撮影された被写体を同定し、判定の結果、同定された人に、第1画像を電子メールで送信したりすることが可能である。
ここで、上述の説明においては、データベース502に記憶されている顔画像とその送り先のアドレスとを関連付けしているが、これ以外にも画像のタイトルを関連付けるようにしても良いし、映っているものを示すキーワード等を関連付けして、後の検索を容易に行えるようにしても良い。
[変形例]
次に、本発明の第1の実施形態の変形例について説明する。この変形例は、第2画像データとして最も被写体の同定に適した1枚のみを記録メディア117に記録するものである。図7は、第1の実施形態の変形例における第2画像データの記録処理について示したフローチャートである。なお、図7の処理は、図3のステップS1〜S6の処理に変えて行われるものである。これ以外の処理については図3と同様であるので説明を省略する。
まず、MPU101は、撮影前後のタイミングであるかを判定するために、図3のステップS1で説明した手法により、現在フレーミング中であるか否かを判定する(ステップS301)。ステップS301の判定において、フレーミング中でない場合には図7のフローチャートを抜ける。一方、ステップS301の判定において、フレーミング中である場合にはユーザによる撮影開始操作(例えばレリーズボタンの全押し操作)がなされたか否かを判定する(ステップS302)。ステップS302の判定において、撮影開始操作がなされた場合には図7のフローチャートを抜け、撮影動作を実行する。一方、ステップS302の判定において、ユーザによる撮影開始操作がなされていない場合には、図5で説明した正面判定処理を行う(ステップS303)。
ステップS303の正面判定処理において、被写体200が正面を向いていると判定されると、そのときの係数Fが最小値であったか否かを判定する(ステップS304)。ステップS304の判定において、現在の係数Fが最小値であった場合には、そのときに取得されている画像データを第2画像データとして記録メディア117に上書き記録する(ステップS305)。その後、ステップS301に戻る。一方、ステップS304の判定において、現在の係数Fが最小値でなかった場合には第2画像データの上書き記録をせずに、ステップS301に戻る。
このような変形例によれば、記録メディア117には、被写体200が最も正面を向いたときの画像のみが第2画像として記録されるので記録メディア117の容量を圧迫せず、且つ後の被写体200の同定精度を高めることも可能である。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。第1の実施形態においては被写体200が人物であることを想定して説明してきたが、被写体200は必ずしも人物であるとは限らない。そして、被写体200が人物ではなく、動物である場合には、顔の正面が、必ずしも、その動物の何たるかを判定するために相応しい画像とは言えない。そこで、第2の実施形態では、被写体200に頭部はあるが、目鼻立ちの陰影が人間とは異なる、動物等の場合の第2画像データの選択方法について説明する。
例えば、図8に示す被写体200では、正面画像では、口の飛び出し方が判断できないため、犬なのか猫なのかをコンピュータ上で判断することが困難である。即ち、被写体200が動物の場合には、顔だけでの同定が難しい場合が多いため、正面画像ではなく側面画像の方が、特徴を伝える画像となりうる。
このような側面画像を動物の画像に添付する場合は、図8のように、顔部200aから連続した輪郭で且つ最も遠い位置に存在する部位200bを尻尾(尾部)とする(さらに、顔部より細い部分等の条件も加味して尾部を判定してもよい)。そして、顔部200aから尾部200bまでの距離Lと頭部の幅Dを検出する。なお、顔部のみの画像しかない場合であっても横向きの顔部を検出するようにする。
図9は、第2の実施形態における第2画像データの記録処理について示したフローチャートである。なお、図9の処理は、図3のステップS1〜S6の処理に変えて行われるものである。これ以外の処理については図3と同様であるので説明を省略する。
まず、MPU101は、人間の顔部の検出のときと同様に、顔部の特徴である目や鼻の配置等を利用して、顔検出回路114により顔部を検出する(ステップS401)。次に、前述のように、顔部から連続する輪郭で且つ細くなっているような部分を尾部として検出する(ステップS402)。
次に、MPU101は、顔部と尾部とがともに検出できたか否かを判定する(ステップS403)。ステップS403の判定において、顔部、尾部ともに検出できた場合には顔部と尾部の距離Lが顔部の幅Dに対して十分に大きいか否かを判定する(ステップS404)。ステップS404の判定において、顔部と尾部との距離Lが顔部の幅Dに対して十分大きい場合には、その被写体200は側面を向いており、且つその全貌が分かる画像であることを意味している。そこで、そのときの被写体200の画像を切り出し、第2画像データとして記録メディア117に記録する(ステップS405)。その後に図9のフローチャートを抜ける。なお、第1の実施形態の変形例と同様の手法を用いて最も側面を向いている画像のみを記録するようにしても良い。
一方、ステップS403の判定において、尾部が検出できない場合には頭部から第2画像データを生成する。そこで、MPU101は顔検出回路114によって目と鼻の位置を画像上で検出する(ステップS406)。そして、MPU101は、検出した目と鼻の位置関係から被写体200の顔が横を向いているか否かを判定する(ステップS407)。この判定は例えば目が1つのみ検出され、目と鼻との距離が所定距離よりも長い場合に横顔と判定する。
ステップS407の判定において、横顔である場合には、ステップS405に移行して顔部分を切り出し、第2画像データとして記録メディア117に記録する。一方、ステップS407の判定において、横顔でない場合には、その時点では第2画像データに相応しい画像データが取得できなかったとして図9のフローチャートを抜ける。
以上説明したように、第2の実施形態によれば、人物に対する同定補助用の画像だけでなく、人物以外の動物に対する同定補助用の画像も生成できる。このような画像を、撮影画像に添付することにより、同定を目的とせず、作品化を目的とした撮影画像が、一見、何を写しているか分からない場合でも、正しく、それが何であるかを識別することが可能である。これにより、例えば「犬」とか「猫」とかのタイトルを決めたり、分類時のキーワードを決定したりすることが自動でできるようになる。
なお、第1の実施形態では人物、第2の実施形態では動物を例にとって説明しているが、上述した各実施形態の手法は人物や動物以外にも適用可能である。例えば、花であれば、花びらの状態が分かりやすい真上からの画像を第2画像データとして利用することができる。
以上実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可能なことは勿論である。
さらに、上記した実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件の適当な組合せにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、上述したような課題を解決でき、上述したような効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成も発明として抽出され得る。
本発明の第1の実施形態に係る画像同定システムに用いられる撮影装置の一例としてのデジタルカメラ100の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る画像同定システムの構成を示す図である。 図2の画像同定システムにおけるデジタルカメラ100の動作を示すフローチャートである。 正面判定の概念について示した図である。 正面判定を行うための処理の流れについて示すフローチャートである。 図2の画像同定システムにおけるサーバ500の動作を示すフローチャートである。 第1の実施形態の変形例における第2画像データの記録処理について示したフローチャートである。 本発明の第2の実施形態における、動物に対する第2画像データを選択するための概念について示したフローチャートである。 本発明の第2の実施形態における第2画像データの記録処理について示したフローチャートである。
符号の説明
100…デジタルカメラ、101…マイクロプロセッシングユニット(MPU)、102…操作部、103…撮影レンズ、104…オートフォーカス(AF)回路、105…絞り機構、106…絞り制御回路、107…撮像素子、108…アナログフロントエンド(AFE)回路、109…画像処理回路、110…表示制御回路、111…表示パネル、112…形状検出回路、113…距離検出回路、114…顔検出回路、115…圧縮部、116…記録制御回路、117…記録メディア、118…通信部、119…補助光発光回路、300,400…パーソナルコンピュータ(PC)、500…サーバ、600…ネットワーク

Claims (1)

  1. 被写体に係る第1画像と上記第1画像における特定対象に関する第2画像とを受信する受信部と、
    上記第2画像と関連する関連情報が記憶されたデータベースと、
    上記受信部により受信した上記第1画像の上記特定対象に関する情報を、上記受信部により受信した上記第2画像に基づいて上記データベースの中から検索する検索部と、
    上記検索部で検索した情報に基づいて上記第1画像を同定する画像同定部と、
    を備え
    上記データベースには、上記第2画像と関連する関連情報として、上記第2画像と関連するブログの掲載先アドレス情報が記憶され、
    上記画像同定部は上記検索部で検索した掲載先アドレス情報に基づいて上記第1画像を掲載するブログを同定することを特徴とする画像同定装置。
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