JP6064359B2 - 環境負荷評価装置、環境負荷評価方法及びプログラム - Google Patents
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Description
そのため、化学物質の生態系に与える影響や、因果関係をできるだけ多く考慮して被害評価を行うことが望ましい。
この環境負荷評価装置は、基準物質の生態毒性値と、生態毒性値による生態系に対する被害係数との対応情報を記憶する記憶部を有する。また、環境負荷評価装置は、環境負荷の評価対象物質の化学構造をもとに、評価対象物質の生態毒性値を推定し、記憶部に記憶された対応情報をもとに、推定した生態毒性値から生態系に対する被害係数を換算する制御部を有する。
この環境負荷評価方法は、制御部が、環境負荷の評価対象物質の化学構造をもとに、評価対象物質の生態毒性値を推定する。そして、制御部が、記憶部に記憶された、基準物質の生態毒性値と、生態毒性値による生態系に対する被害係数との対応情報をもとに、推定した生態毒性値から生態系に対する被害係数を換算する。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態の環境負荷評価装置及び環境負荷評価方法の一例を説明する図である。
記憶部11は、基準物質の生態毒性値と、その生態毒性値による生態系に対する被害係数との対応情報を記憶する。図1の例では、対応情報は、被害係数予測データベースD2として記憶部11に記憶されている。なお、図1の例では、さらに、複数の化学物質に対して各化学物質の生態毒性値が対応付けられた対応情報が、生態毒性値予測データベースD1として記憶部11に記憶されている。
まず、たとえば、ユーザから、評価対象物質の化学構造の情報が与えられると、制御部12は、評価対象物質の生態毒性値を推定する(ステップS1)。
このとき、制御部12は、記憶部11に記憶された被害係数予測データベースD2を参照する。被害係数予測データベースD2には、基準物質とその生態毒性値と被害係数の例が示されている。図1の例では、基準物質としてビスフェノールAが示されている。また、その生態毒性値として、魚類急性毒性試験におけるLC50の値、8[mg/L]が示されている。また、被害係数として、EINESの値、5.90E−11が示されている。
たとえば、評価対象物質として、フッ化アンモニウムが与えられ、推定した生態毒性値が、LC50で107.5[mg/L]であったとする。このとき、制御部12は、基準物質であるビスフェノールAのLC50の値、8[mg/L]との比率、8/107.5を求め、この比率を基準物質のEINESの値、5.90E−11に掛け合わせて、フッ化アンモニウムのEINESの値、0.439E−12を得る。
(第2の実施の形態)
以下、第2の実施の形態の環境負荷評価装置及び環境負荷評価方法を説明する。
環境負荷評価装置20は、たとえば、コンピュータであり、CPU(Central Processing Unit)21によって装置全体が制御されている。CPU21には、バス28を介してRAM(Random Access Memory)22と複数の周辺機器が接続されている。CPU21は、第1の実施の形態の環境負荷評価装置10の制御部12の機能を実現する。
グラフィック処理装置24には、モニタ24aが接続されている。グラフィック処理装置24は、CPU21からの命令にしたがって、画像をモニタ24aの画面に表示させる。モニタ24aとしては、CRT(Cathode Ray Tube)を用いた表示装置や液晶表示装置などがある。
まず、環境負荷評価装置20は、環境負荷の評価対象物質を取得する(ステップS10)。評価対象物質は、たとえば、ユーザにより入力インタフェース25を介して入力される。
生態毒性値の推定の際には、たとえば、以下に示すような生態毒性値予測データベースが用いられる。
生態毒性値予測データベースでは、複数の化学物質に対して各化学物質の生態毒性値が対応付けられている。図4の例では、生態毒性値として、96時間の魚類急性毒性試験におけるLC50(魚毒性LC50)の推定値が示されている。これらの推定値としては、たとえば、前述のKATEなどの生態毒性予測システムにより推定された値が利用可能である。
評価対象物質が与えられると、CPU21の制御のもと、たとえば、図4のような生態毒性値予測データベースが参照される。そして、たとえば、評価対象物質の官能基の種類や数などによって、生態毒性値予測データベース上の類似する化学物質の魚毒性LC50の推定値を、評価対象物質の生態毒性値の推定値とする。官能基の数が、生態毒性値予測データベース上に存在する化学物質の何れとも一致しない場合には、たとえば、官能基の種類が同じでその数が異なる化学物質の生態毒性値の推定値を用い、線形補間などにより、評価対象物質の生態毒性値を推定してもよい。
以上のような生態毒性値の推定が終わると、CPU21の制御のもと、その生態毒性値から被害係数への換算が行われる(ステップS13)。
図5は、被害係数予測データベースの一例を示す図である。
また、図7は、アミン類の化学物質の生態毒性値と被害係数との対応関係の一例を示す図である。
図6〜図8では、図5の被害係数予測データベースの値がプロットされている。横軸はLC50[mg/L]であり、縦軸はEINES/kgである。縦軸を対数で示すと、図6〜図8のように、各グループにおけるLC50とEINESとの対応関係は、近似直線で表せる。
図5に示した被害係数予測データベースのように、化学物質の属ごとに、生態毒性値と被害係数との対応を管理することで、評価対象物質の化学構造をもとに、生態毒性値を推定し、被害係数に換算する際の検索効率が上がる。
また、上記の説明では、生態毒性値の例として、LC50を用いたがこれに限定されず、たとえば、EC50(Effective Concentration 50)などを用いてもよい。
11 記憶部
12 制御部
D1 生態毒性値予測データベース
D2 被害係数予測データベース
Claims (5)
- 基準物質の第1の生態毒性値と、前記第1の生態毒性値による生態系に対する被害係数との対応情報を記憶する記憶部と、
環境負荷の評価対象物質の化学構造をもとに、前記評価対象物質の第2の生態毒性値を推定し、前記記憶部に記憶された前記対応情報をもとに、推定した前記第2の生態毒性値から生態系に対する被害係数を換算する制御部と、を有し、
前記対応情報は、化学物質の属ごとに管理されており、前記属ごとに、前記第1の生態毒性値と前記被害係数との対応関係が異なっており、
前記制御部は、前記対応情報から、前記属ごとに、前記第1の生態毒性値と前記被害係数との対応関係を示す近似式を求め、前記評価対象物質の前記化学構造から前記属を特定し、特定した前記属の前記近似式をもとに、推定した前記第2の生態毒性値から前記被害係数を換算する、
環境負荷評価装置。 - 前記記憶部には、複数の化学物質に対して各化学物質の第3の生態毒性値の推定値が対応付けられた他の対応情報が記憶されており、
前記制御部は、前記他の対応情報をもとに、前記評価対象物質の前記第2の生態毒性値を推定する、請求項1に記載の環境負荷評価装置。 - 前記他の対応情報は、前記複数の化学物質の前記属ごとに管理されている、請求項2に記載の環境負荷評価装置。
- 制御部が、環境負荷の評価対象物質の化学構造をもとに、前記評価対象物質の第1の生態毒性値を推定し、
前記制御部が、記憶部に記憶された、基準物質の第2の生態毒性値と、前記第2の生態毒性値による生態系に対する被害係数との対応情報をもとに、推定した前記第1の生態毒性値から生態系に対する被害係数を換算し、
前記対応情報は、化学物質の属ごとに管理されており、前記属ごとに、前記第2の生態毒性値と前記被害係数との対応関係が異なっており、
前記制御部が、前記対応情報から、前記属ごとに、前記第2の生態毒性値と前記被害係数との対応関係を示す近似式を求め、前記評価対象物質の前記化学構造から前記属を特定し、特定した前記属の前記近似式をもとに、推定した前記第1の生態毒性値から前記被害係数を換算する、
環境負荷評価方法。 - 制御部が、環境負荷の評価対象物質の化学構造をもとに、前記評価対象物質の第1の生態毒性値を推定し、
前記制御部が、記憶部に記憶された、基準物質の第2の生態毒性値と、前記第2の生態毒性値による生態系に対する被害係数との対応情報をもとに、推定した前記第1の生態毒性値から生態系に対する被害係数を換算し、
前記対応情報は、化学物質の属ごとに管理されており、前記属ごとに、前記第2の生態毒性値と前記被害係数との対応関係が異なっており、
前記制御部が、前記対応情報から、前記属ごとに、前記第2の生態毒性値と前記被害係数との対応関係を示す近似式を求め、前記評価対象物質の前記化学構造から前記属を特定し、特定した前記属の前記近似式をもとに、推定した前記第1の生態毒性値から前記被害係数を換算する、
処理をコンピュータに実行させるプログラム。
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