JP5652047B2 - 情報処理装置及び情報処理プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置及び情報処理プログラムに関する。
特許文献1には、業務プロセスにおけるリスクへの対処に問題があることを検出し、関係者に警告やレコメンドを行う業務リスク管理装置を提供することを課題とし、業務リスク管理装置において、特定の業務活動に関し、そこで想定される業務上のリスク及び該リスクに対処する業務活動を関連付けて記憶し、各業務プロセスにおいて守られるべき内部統制上の規約に基づいて、業務プロセスにおける内部統制上の問題点を検出し、これを利用者に通知することが開示されている。
特許文献2には、種々の活動において、自動的にコミュニケーション相手を予想することができるとともに、その予測情報に基づいて高精度なコミュニケーション評価を行うことができる評価システムを提供することを課題とし、プロセスにおける複数の活動相互間の関係に関するプロセス記述データを保持するプロセス記述保持手段と、組織内のメンバの各活動への関与情報を保持する活動フェーズ保持手段と、プロセス記述データと、メンバの各活動への関与情報とを用いて、各活動において行われる組織内の対話を予測する期待値算出手段と、実際の対話履歴を保持する対話履歴保持手段と、プロセスのうちから任意の活動を特定し、その活動の際に行われた対話を、予測情報と対話履歴とを用いて比較する比較手段と、を備えることが開示されている。
特許文献3には、会社のリスクに対する統制を評価する処理を、文書化された一覧を用いて実行し、全プロセスについて統合評価を行うことを課題とし、プロセス毎の統制を登録する統制登録手段と、プロセス毎の統制の評点を算出するプロセス別評点算出手段と、プロセス毎の統制を評価するプロセス別評価手段と、全プロセスの評価を統合する業務プロセス評価手段とを備え、統制登録手段は、プロセス毎の複数のリスク内容と、対処内容である統制内容と、統制結果の有効性とを管理し、プロセス別評点算出手段は、統制登録手段により管理されている各プロセスのリスク毎の統制結果の評点を算出し、プロセス別評価手段は、算出されたリスク毎の統制結果の評点をプロセス毎に纏め、業務プロセス評価手段は、プロセス毎に纏められたプロセス評点及びプロセス評価により、全プロセスのリスクに対する統制を評価することが開示されている。
特開2009−064114号公報 特開2009−059075号公報 特開2007−183807号公報
本発明は、業務を実行することによって顕在化する業務工程のリスクを出力するようにした情報処理装置及び情報処理プログラムを提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
請求項1の発明は、第1の担当者と第2の担当者の行動の履歴を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された行動の履歴に基づいて、第1の担当者と第2の担当者との間に発生した情報伝達量を計測する情報伝達量計測手段と、業務工程を構成する業務が終了するときに第1の担当者と第2の担当者の間に発生した第1の情報伝達量と、該業務が終了するときに該第1の担当者と該第2の担当者の間に発生し得る予め定められた第2の情報伝達量との差分を算出する差分算出手段と、前記業務工程における前記第1の担当者と、該業務工程又は該業務工程に関連する他の業務工程における前記第2の担当者との組み合わせにおける、前記差分算出手段によって算出された差分を加算する加算手段と、前記加算手段によって加算された結果を前記業務工程のリスクとして出力する出力手段と、前記業務工程と、前記第1の担当者と前記第2の担当者が関係する該業務工程以外の業務工程とが重なっている期間の割合に応じて、前記第1の情報伝達量を算出する情報伝達量算出手段を具備し、前記差分算出手段は、前記情報伝達量算出手段によって算出された第1の情報伝達量を用いて、該第1の情報伝達量と前記第2の情報伝達量との差分を算出し、前記出力手段は、前記リスクとして、(1)式によって算出した値を用いる
Figure 0005652047
ただし、
M(P)は、Pの業務担当者の集合、
M(P’)は、P’の業務担当者の集合、
P’は、Pに関連する他のインスタンス、
R(P)は、Pに関連する他のインスタンス及びPを含む集合、
C(t, m , m , P)は、時刻tの時点で、Pに関して担当者m 、m の間で行われたコミュニケーション量の推定値、
B(m , m , P)は、Pにおいて定義されているm 、m 間の期待コミュニケーション量Bである
ことを特徴とする情報処理装置である。
請求項2の発明は、前記情報伝達量算出手段は、さらに、前記第1の担当者と前記第2の担当者が関係する業務工程数に応じて、前記第1の情報伝達量を算出することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項3の発明は、前記業務工程の開始時から現在までの間に終了した業務における、前記差分算出手段による算出及び前記加算手段による加算を行い、該加算手段によって加算された結果を加算する第2の加算手段を更に具備し、前記出力手段は、前記第2の加算手段によって加算された結果を前記業務工程のリスクとして出力することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置である。
請求項4の発明は、前記第1の担当者又は前記第2の担当者が実行している業務工程の数に基づく値を前記加算手段によって加算された結果に加算する第3の加算手段を更に具備し、前記出力手段は、前記第3の加算手段によって加算された結果を前記業務工程のリスクとして出力することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置である。
請求項5の発明は、前記差分算出手段は、前記業務が終了するときに前記第1の担当者と前記第2の担当者の間に発生し得る予め定められた情報伝達量から、該業務が終了するときに前記第1の担当者と前記第2の担当者の間に発生した情報伝達量を引き算し、該引き算の結果の値が0以上の場合は該結果を該差分算出手段によって算出された差分とし、該引き算の結果の値が0未満の場合は0を該差分算出手段によって算出された差分とすることを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置である。
請求項6の発明は、前記出力手段は、終了した業務工程を対象とした場合における該業務工程のリスクと中断した業務工程を対象とした場合における該業務工程のリスクを比較して出力することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の情報処理装置である。
請求項7の発明は、コンピュータを、第1の担当者と第2の担当者の行動の履歴を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された行動の履歴に基づいて、第1の担当者と第2の担当者との間に発生した情報伝達量を計測する情報伝達量計測手段と、業務工程を構成する業務が終了するときに第1の担当者と第2の担当者の間に発生した第1の情報伝達量と、該業務が終了するときに該第1の担当者と該第2の担当者の間に発生し得る予め定められた第2の情報伝達量との差分を算出する差分算出手段と、前記業務工程における前記第1の担当者と、該業務工程又は該業務工程に関連する他の業務工程における前記第2の担当者との組み合わせにおける、前記差分算出手段によって算出された差分を加算する加算手段と、前記加算手段によって加算された結果を前記業務工程のリスクとして出力する出力手段と、前記業務工程と、前記第1の担当者と前記第2の担当者が関係する該業務工程以外の業務工程とが重なっている期間の割合に応じて、前記第1の情報伝達量を算出する情報伝達量算出手段として機能させ、前記差分算出手段は、前記情報伝達量算出手段によって算出された第1の情報伝達量を用いて、該第1の情報伝達量と前記第2の情報伝達量との差分を算出し、前記出力手段は、前記リスクとして、(1)式によって算出した値を用いる
Figure 0005652047
ただし、
M(P)は、Pの業務担当者の集合、
M(P’)は、P’の業務担当者の集合、
P’は、Pに関連する他のインスタンス、
R(P)は、Pに関連する他のインスタンス及びPを含む集合、
C(t, m , m , P)は、時刻tの時点で、Pに関して担当者m 、m の間で行われたコミュニケーション量の推定値、
B(m , m , P)は、Pにおいて定義されているm 、m 間の期待コミュニケーション量Bである
ことを特徴とする情報処理プログラムである。
請求項1の情報処理装置によれば、業務が終了するときに発生した担当者間の情報伝達量によって業務工程のリスクを出力することができる。
請求項2の情報処理装置によれば、複数の工程が重なっている期間の割合に応じて情報伝達量を算出することができる。
請求項3の情報処理装置によれば、業務プロセスにおける各業務におけるリスクの累積を算出することができる。
請求項4の情報処理装置によれば、担当者が兼務している業務工程の数に応じて業務工程のリスクを出力することができる。
請求項5の情報処理装置によれば、予め定められた情報伝達量よりも下回る情報伝達量の場合を業務工程のリスクとすることができる。
請求項6の情報処理装置によれば、終了した業務工程のリスクと中断した業務工程のリスクを比較して出力することができる。
請求項7の情報処理プログラムによれば、業務が終了するときに発生した担当者間の情報伝達量によって業務工程のリスクを出力することができる。
本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。 業務プロセスの定義の例を示す説明図である。 業務プロセスのインスタンスの例を示す説明図である。 業務プロセスインスタンステーブルのデータ構造例を示す説明図である。 行動ログテーブルのデータ構造例を示す説明図である。 電子メールログテーブルのデータ構造例を示す説明図である。 電話/TV会議ログテーブルのデータ構造例を示す説明図である。 インスタンス・コミュニケーション量テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 期待コミュニケーション量テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 コミュニケーション量の時間推移の例を示す説明図である。 業務プロセスのインスタンスの重複の例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示すフローチャート(1)である。 本実施の形態が提示する表示画面の例(1)を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示すフローチャート(2)である。 本実施の形態が提示する表示画面の例(2)を示す説明図である。 本実施の形態を実現するコンピュータのハードウェア構成例を示すブロック図である。
以下、図面に基づき本発明を実現するにあたっての好適な一実施の形態の例を説明する。
図1は、本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータ・プログラム)、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、それらのモジュールとして機能させるためのコンピュータ・プログラム(コンピュータにそれぞれの手順を実行させるためのプログラム、コンピュータをそれぞれの手段として機能させるためのプログラム、コンピュータにそれぞれの機能を実現させるためのプログラム)、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させる、又は記憶装置に記憶させるように制御するの意である。また、モジュールは機能に一対一に対応していてもよいが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係等)の場合にも用いる。「予め定められた」とは、対象としている処理の前に定まっていることをいい、本実施の形態による処理が始まる前はもちろんのこと、本実施の形態による処理が始まった後であっても、対象としている処理の前であれば、そのときの状況・状態に応じて、又はそれまでの状況・状態に応じて定まることの意を含めて用いる。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(一対一対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。「装置」と「システム」とは、互いに同義の用語として用いる。もちろんのことながら、「システム」には、人為的な取り決めである社会的な「仕組み」(社会システム)にすぎないものは含まない。
また、各モジュールによる処理毎に又はモジュール内で複数の処理を行う場合はその処理毎に、対象となる情報を記憶装置から読み込み、その処理を行った後に、処理結果を記憶装置に書き出すものである。したがって、処理前の記憶装置からの読み込み、処理後の記憶装置への書き出しについては、説明を省略する場合がある。なお、ここでの記憶装置としては、ハードディスク、RAM(Random Access Memory)、外部記憶媒体、通信回線を介した記憶装置、CPU(Central Processing Unit)内のレジスタ等を含んでいてもよい。
本実施の形態である情報処理装置は、業務工程のリスクを出力するものであって、図1の例に示すように、業務プロセス管理装置110、業務プロセス実行時リスク評価モジュール120、行動ログ/ICTログ記憶モジュール130、出力モジュール140を有している。
業務プロセス管理装置110は、業務プロセス管理モジュール112、業務プロセス定義・実態記憶モジュール114を有している。業務プロセス管理装置110は、業務工程(以下、業務プロセスともいう)の定義、その業務プロセスの定義にしたがって実際に業務が行われるように管理するものである。これは既存の業務プロセス管理装置であってもよい。
業務プロセスは、複数の業務(業務プロセスを構成する場合には、ステップともいわれる)によって構成されており、各業務間の依存関係により定義される。もちろんのことながら、各業務において実施する業務内容も定義されている。
業務プロセスの定義(モデル)例を、図2に例示する。図2は、業務プロセスの定義の例を示す説明図である。業務プロセス定義200は、業務A:202、業務B1:204、業務B2:206、業務C:208、業務D:210によって構成されており、業務A:202の後に業務B1:204、業務B2:206が行われ、業務B1:204、業務B2:206の後に業務C:208が行われ、業務C:208の後に業務D:210が行われることが定義されていることを示している。業務プロセス定義200を示すデータは業務プロセス定義・実態記憶モジュール114に記憶されている。具体的には、このようなネットワーク構造が実現できるデータ構造であれば、どのようなデータ構造であってもよい。例えば、リスト構造、テーブル構造等がある。なお、この業務プロセスの定義には、本実施の形態内で業務プロセスの定義を一意に識別できる符号であるプロセスID(IDentification)が付されている。
次に、この業務プロセスの定義にしたがって、実際に業務プロセスが行われた場合に管理する情報を説明する。図2に例示した業務プロセスの定義にしたがった例を図3に示す。図3は、業務プロセスのインスタンスの例を示す説明図である。ここで、インスタンスとは、業務プロセスの定義にしたがって実態化(実体化、具現化等ともいう)されたものである。つまり、業務を実施する際には、各業務に担当者が割り当てられた形でインスタンスが作られ、どの時点でどの業務が実施されたかの進捗が管理される。
業務プロセスインスタンス300は、業務A:302、業務B1:304、業務B2:306、業務C:308、業務D:310によって構成されており、各業務は図2に例示した業務プロセス定義200に対応している。なお、業務D:310は、未だ実施されていないので点線で示している。なお、この業務プロセスのインスタンスには、元となっている業務プロセスの定義を示すプロセスID、本実施の形態内で業務プロセスのインスタンスを一意に識別できる符号であるインスタンスIDが付されている。
業務プロセスインスタンス300を示すデータは業務プロセス定義・実態記憶モジュール114に記憶されている。各業務には、その業務を行った担当者を示す社員ID、その業務を行った日時(その業務を終了した日時、次の業務へ移る日時)が対応付けられている。例えば、業務A:302は、T1という日時に社員x1によって行われたことを示している。これらの各業務に対応付けられている情報は、業務プロセス定義・実態記憶モジュール114内に業務プロセスインスタンステーブル400のように記憶される。図4は、業務プロセスインスタンステーブル400のデータ構造例を示す説明図である。
業務プロセスインスタンステーブル400は、業務ID欄402、日時欄404、担当者ID欄406を有している。業務ID欄402は、対象としている業務プロセスのインスタンスにおける業務を一意に識別できる符号である業務IDを記憶する。日時欄404は、その業務が行われた日時を記憶する。担当者ID欄406は、その業務を行った担当者を一意に識別できる符号である担当者IDを記憶する。
また、業務プロセスの定義又は業務プロセスインスタンステーブル400に、各業務の業務内容として、ABC分析(重点分析)で用いることが可能なように工数の情報や、他の担当者との適切な情報伝達量(コミュニケーション量)の情報が含まれるようにしてもよい。
業務プロセス管理モジュール112は、業務プロセス定義・実態記憶モジュール114と接続されている。業務プロセス管理モジュール112は、1つ以上の業務プロセスの定義、インスタンス(実態)とその状態を管理する。例えば、業務プロセス定義にしたがって、業務を行う担当者に、その業務を行う旨の指示を、例えば電子メール等を用いて提示するようにしてもよい。そして、その業務が終了したら、その業務の業務IDに対応させて、その業務を行った担当者ID、終了日時を業務プロセスインスタンステーブル400に記憶させる。
業務プロセス定義・実態記憶モジュール114は、業務プロセス管理モジュール112、業務プロセス実行時リスク評価モジュール120と接続されている。業務プロセス定義・実態記憶モジュール114は、業務プロセス管理モジュール112が管理する情報を記憶する。例えば、前述の業務プロセスの定義情報、前述の業務プロセスのインスタンス等を記憶する。
行動ログ/ICTログ記憶モジュール130は、業務プロセス実行時リスク評価モジュール120と接続されている。行動ログ/ICTログ記憶モジュール130は、実空間内での会合や、メールや電話、TV会議等のICT(Information and Communication Technology)システム等を利用したログを記憶する。
実空間内での会合のログとは、例えば、担当者が所有しているICカード等を追跡し、ある会議室に集まった担当者を記録したものである。例えば、行動ログテーブル500として記憶する。図5は、行動ログテーブル500のデータ構造例を示す説明図である。行動ログテーブル500は、ID欄502、日時欄504、場所欄506、担当者IDの集合欄508、会合時間欄510を有している。ID欄502は、会合のログを一意に識別するIDを記憶する。日時欄504は、その会合が発生した日時を記憶する。場所欄506は、その会合が発生した場所(例えば、会議室ID、経度緯度情報等)を記憶する。担当者IDの集合欄508は、その会合を行った担当者の担当者IDを記憶する。なお、担当者は一人であってもよいし、複数人であってもよい。会合時間欄510は、その会合が行われていた時間(終了時間であってもよい)を記憶する。
また、電子メールのログは、電子メールログテーブル600に記憶させる。図6は、電子メールログテーブル600のデータ構造例を示す説明図である。電子メールログテーブル600は、ID欄602、日時欄604、送信元担当者ID欄606、送信先担当者IDの集合欄608を有している。ID欄602は、電子メールの送受信が行われたログを一意に識別するIDを記憶する。日時欄604は、その電子メールの送信又は受信が行われた日時を記憶する。送信元担当者ID欄606は、その電子メールの送信を行った担当者の担当者IDを記憶する。送信先担当者IDの集合欄608は、その電子メールを受信した担当者の担当者IDの集合(一人であってもよいし、複数人であってもよい)を記憶する。
また、電話、TV会議のログは、電話/TV会議ログテーブル700に記憶させる。図7は、電話/TV会議ログテーブル700のデータ構造例を示す説明図である。電話/TV会議ログテーブル700は、ID欄702、日時欄704、会合を実施した担当者IDの集合欄706、会合時間欄708を有している。ID欄702は、電話、TV会議が行われたログを一意に識別するIDを記憶する。日時欄704は、その電話、TV会議が行われた日時を記憶する。会合を実施した担当者IDの集合欄706は、その電話、TV会議に参加した担当者の担当者IDの集合を記憶する。会合時間欄708は、その電話、TV会議が行われていた時間(終了時間であってもよい)を記憶する。
業務プロセス実行時リスク評価モジュール120は、業務プロセス定義・実態記憶モジュール114、行動ログ/ICTログ記憶モジュール130、通知モジュール142、表示モジュール144と接続されており、業務プロセス定義・実態記憶モジュール114、行動ログ/ICTログ記憶モジュール130内の情報に基づき、業務プロセスのインスタンスとコミュニケーションログを対応付け、業務プロセスのインスタンスにおける各業務のコミュニケーション量と業務プロセスの期待コミュニケーション量との差異をリスクとして評価する。以下、より詳細に説明する。
業務プロセス実行時リスク評価モジュール120は、業務プロセスを構成する業務が終了するときに担当者Aと担当者Bの間に発生した情報伝達量Aと、その業務が終了するときに担当者Aと担当者Bの間に発生し得る予め定められた情報伝達量Bとの差分を算出する。そして、対象となっている業務プロセスにおける担当者Aと、その業務プロセス又はその業務プロセスに関連する他の業務プロセスにおける担当者Bとの組み合わせにおける、前記差分算出処理によって算出された差分を加算する。この加算結果をリスク評価値とする。なお、担当者A、担当者Bは、一人であってもよいし、チーム、グループ等の複数人であってもよい。
ここで、「業務が終了するとき」とは、状態変化タイミングの時間的近傍である。業務プロセスのインスタンスにおけるいずれかの業務が終了し、次の業務に実行が移るタイミングを、その業務プロセスにおける「状態変化タイミング」として捉える。より具体的な例を示すと、図3に例示したインスタンスにおいて、業務A:302の日時T1が該当する。なお、ここでの日時とは、本実施の形態によって状態変化タイミングを特定できればよく、年、月、日、時、分、秒、秒以下のいずれか又はこれらの組み合わせによって表現され得る。また、状態変化タイミングの時間的近傍とは、状態変化タイミングを少なくとも含む予め定められた期間をいう。状態変化タイミングは、その期間の中央であってもよいし、必ずしも中央でなくてもよい。例えば、状態変化タイミングの前の期間が長く、状態変化タイミングの後の期間が短くてもよい。
「業務が終了するときに担当者Aと担当者Bの間に発生した情報伝達量A」とは、実際に発生したコミュニケーション量(以下、コミュニケーション量Aともいう)である。このコミュニケーション量は、インスタンスの状態変化タイミングにおけるコミュニケーション量を計測すればよい。
「業務が終了するときに担当者Aと担当者Bの間に発生し得る予め定められた情報伝達量B」は、その業務を行うのに標準的に必要となるはずの期待コミュニケーション量(以下、コミュニケーション量Bともいう)であり、予め定められた値である。
業務においては「状態変化タイミング」の時間的近傍でコミュニケーションが発生することが一般的であるので、業務プロセス実行時リスク評価モジュール120は、この時間的近傍における関係者間のコミュニケーション量Aを計測し期待コミュニケーション量Bとの差をリスクとして評価する。
「業務プロセスに関連する他の業務プロセス」における「他の業務プロセス」は、対象となっている業務プロセスと予め定められた関連を有しており、例えば、予め対応付けられていてもよい。
つまり、コミュニケーションの範囲においては、業務プロセスのインスタンスの各業務担当者のみならず、関連する業務プロセスのインスタンスの担当者まで対象とする。関連する業務プロセスのインスタンスとしては、例えば、同じ業務プロセスの定義から生成されたインスタンスがあり、既に終了しているインスタンスの担当者(前任者)や、現在も実行中の他のインスタンスの担当者とのコミュニケーションも対象とする。つまり、対象としている業務プロセスのインスタンスのみならず、その業務プロセスのインスタンスに関連している業務プロセスのインスタンスの担当者間のコミュニケーションを含めて算定している。
時刻tの時点での業務プロセスのインスタンスPのリスク評価E(P,t)は、(1)式のように算定する。
Figure 0005652047
ただし、
M(P)は、Pの業務担当者の集合、
M(P’)は、P’の業務担当者の集合、
P’は、Pに関連する他のインスタンス、
R(P)は、Pに関連する他のインスタンス及びPを含む集合、
C(t, m, m, P)は、時刻tの時点で、Pに関して担当者m、mの間で行われたコミュニケーション量の推定値(後述する)、
B(m, m, P)は、Pにおいて定義されているm、m間の期待コミュニケーション量Bである(通常は依存関係の無い業務の担当者間は0であり、依存関係のある業務の担当者間は業務内容に即した値が設定されている)。
(1)式の右辺内の絶対値の計算部分は、コミュニケーション量Aと、コミュニケーション量Bとの差分を算出している。また、(1)式の右辺内の2つのΣによって、業務プロセスにおける担当者Aと、その業務プロセス又はその業務プロセスに関連する他の業務プロセスにおける担当者Bとの組み合わせにおける、絶対値の計算結果を加算している。
ここで、C(t,m,m,P)の算出について説明する。
業務プロセス管理装置110が、行動ログ/ICTログ記憶モジュール130内に記憶される情報を生成するようにしてもよい。その場合は、業務プロセス管理装置110が、どの業務と対応した行動等であるかが管理できるので、前述の行動ログテーブル500、電子メールログテーブル600、電話/TV会議ログテーブル700に業務IDを対応させて記憶させるようにしてもよい。この場合は、コミュニケーション量Aは、対象としている業務に対応し、状態変化タイミングの時間的近傍内に発生したコミュニケーションの回数を計数すればよい。
また、行動ログ/ICTログ記憶モジュール130内に記憶されている情報は、業務プロセス管理装置110とは関係なく生成されている場合について説明する。この場合、行動ログ/ICTログ記憶モジュール130に記憶されているコミュニケーションがどの業務プロセスの業務に関連して行われたかの情報を必ずしも含んでいないことになる。
業務プロセスのインスタンスPにおける状態変化タイミングtにおいては、その時間的近傍で関係者間のコミュニケーション量が増加する。定常時の単位時間当たりのコミュニケーション量との差分で、状態変化タイミングに依存した(つまり、状態変化タイミングの時間的近傍における)単位時間当たりのコミュニケーション量を測定する。
図10は、コミュニケーション量の時間推移の例を示す説明図である。このグラフは、縦軸にコミュニケーション量、横軸に時間推移を示している。図10に例示するように、時刻tの時間的近傍Δ及び定常時のコミュニケーション量を測るためのウィンドウ幅Tを設定した場合、定常時の単位時間当たりのコミュニケーション量はt0からt1まで及びt2からt3までのコミュニケーション量の積分値S0を(T−Δ)で割った値であり、時刻tの時間的近傍における単位時間当たりのコミュニケーション量はt1からt2までの間のコミュニケーション量の積分値S1をΔで割った値である。したがって、Pの状態変化に依存した単位時間当たりのコミュニケーション量はS1/Δ−S0/(T−Δ)である。
なお、コミュニケーション量の次元(単位)はログに応じて決定すればよい。例えば、行動ログや電話/TV会議であれば会合の時間(具体的には、行動ログテーブル500の会合時間欄510、電話/TV会議ログテーブル700の会合時間欄708)、電子メールであれば件数(具体的には、電子メールログテーブル600の送信元担当者ID欄606又は送信先担当者IDの集合欄608に対象とする担当者の担当者IDが記憶されている件数)のようにである。
業務プロセス実行時リスク評価モジュール120は、対象としている業務プロセスと、担当者Aと担当者Bが関係する該業務プロセス以外の業務プロセスとが重なっている期間の割合に応じて、コミュニケーション量Aを算出するようにしてもよい。そして、前記差分算出処理は、前記情報伝達量算出手段によって算出されたコミュニケーション量Aを用いて、そのコミュニケーション量Aとコミュニケーション量Bとの差分を算出するようにしてもよい。
これは、業務担当者m、mが業務プロセスのインスタンスP以外に他の業務プロセスのインスタンスP’にも関与し、業務プロセスP’における状態変化タイミングt’が業務プロセスPにおける状態変化タイミングtと近い場合には、mとmがコミュニケーションしているのはPについてかP’についてかが曖昧になるためである。なお、tとt’が近いとは、tの時間的近傍Δとt’の時間的近傍Δに重なりが生じることをいう。
図11は、業務プロセスのインスタンスの重複の例を示す説明図である。図11に例示するように、tとt’が近い場合、tの時間的近傍Δとt’の時間的近傍Δが重なることになる(図11内の網掛け部分)。
そこで、「確度」を(2)式のように定義し、(3)式のように単位時間当たりのコミュニケーション量を割り引くようにしてもよい。
Figure 0005652047
業務担当者m、mが業務プロセスのインスタンスPに関連したコミュニケーションを行っている確度Z(m,m,t,P)は、mとmが担当しているP以外の業務プロセスのインスタンスにおけるΔが重なっている割合により定義する。なお、Nはm、mが同時に関係する業務プロセスのインスタンス数である。図11の例では、tの時間的近傍Δとt’の時間的近傍Δが重なっている部分が、Δの25%であるとすると、確度は1−0.25/2=0.875となる。
Figure 0005652047
業務プロセスのインスタンスPの状態変化タイミングの時刻tにおけるリスク評価関数として、前述のようなE(P,t)を用いた。このリスク評価関数として、以下に示すような評価関数としてもよい。
<累積リスク量>
業務プロセス実行時リスク評価モジュール120は、更に、業務プロセスのインスタンスの開始時から現在までの間に終了した業務における、E(P,t)の算出結果を加算するようにしてもよい。これによって、累積リスク量EA(P)を算出するようにしてもよい。この算出結果をリスク評価値とする。業務プロセスのインスタンスPの開始時から現在時刻までの状態変化タイミングの集合を(4)式とし、累積リスク量EA(P)を数式で表現すると(5)式のように算出する。
Figure 0005652047
Figure 0005652047
<担当者の兼務多重度を考慮したリスク量>
業務プロセス実行時リスク評価モジュール120は、更に、担当者A又は担当者Bが実行している業務プロセスの数に基づく値をE(P,t)の算出結果に加算するようにしてもよい。この算出結果をリスク評価値とする。数式で表現すると(6)式のように算出する。
Figure 0005652047
従業員mが時刻tにおいて担当している、実行中の業務プロセスのインスタンスの数をD(m,t)とする。
「担当者の兼務多重度を考慮したリスク量ED(P,t)」は、プロセスPの担当従業員の兼務多重度の総計をリスク量に加算の算出結果である。なお、重みαは兼務多重度のリスクへの反映度合いを設定する因子であり、予め定められた値である。例えば、担当者の業務の複雑度などを考慮して、分析者が決定する。例えば、複雑な業務であれば兼務が多いとリスクが高いのでαを大きくし、そうでなければαを小さく設定する。
<コミュニケーションのタイミングの不適切さに基づくリスク量>
業務プロセス実行時リスク評価モジュール120は、前記差分算出処理は、業務が終了するときに担当者Aと担当者Bの間に発生し得る予め定められたコミュニケーション量Bから、その業務が終了するときに担当者Aと担当者Bの間に発生したコミュニケーション量を引き算するようにしてもよい。この算出結果をリスク評価値とする。なお、その引き算の結果の値が0以上の場合は該結果を差分算出処理によって算出された差分とし、その引き算の結果の値が0未満の場合は0を差分算出処理によって算出された差分とする。数式で表現すると(7)式のように算出する。
Figure 0005652047
業務プロセスのインスタンスPの状態変化タイミングの時刻tにおいて、期待コミュニケーション量を下回るコミュニケーション量しかなされていない場合にはリスクとして捉えているものである。なお、関数U(x)はx≧0のときxを返し、x<0のとき0を返す関数である。
なお、業務プロセス実行時リスク評価モジュール120は、前述のコミュニケーション量Aをインスタンス・コミュニケーション量テーブル800のように記憶してもよい。図8は、インスタンス・コミュニケーション量テーブル800のデータ構造例を示す説明図である。インスタンス・コミュニケーション量テーブル800は、業務ID欄802、日時欄804、担当者AID欄806、担当者BID欄808、コミュニケーション量欄810を有している。業務ID欄802は、対象としている業務プロセスのインスタンスにおける業務を一意に識別できる符号である業務IDを記憶する。日時欄804は、その業務が行われた日時(状態変化タイミング)を記憶する。担当者AID欄806は、その業務が行われた担当者Aの担当者IDを記憶する。担当者BID欄808は、担当者Aとコミュニケーションを行った担当者Bの担当者IDを記憶する。コミュニケーション量欄810は、業務プロセス実行時リスク評価モジュール120が前述のように算出したC(t, m, m, P)を記憶する。
また、業務プロセス実行時リスク評価モジュール120は、前述のコミュニケーション量Bを期待コミュニケーション量テーブル900のように記憶してもよい。図9は、期待コミュニケーション量テーブル900のデータ構造例を示す説明図である。期待コミュニケーション量テーブル900は、業務ID欄902、担当者AID欄904、担当者BID欄906、コミュニケーション量欄908を有している。業務ID欄902は、対象としている業務プロセスのインスタンスにおける業務を一意に識別できる符号である業務IDを記憶する。担当者AID欄904は、その業務を行う担当者Aの担当者IDを記憶する。担当者BID欄906は、その業務を行う担当者Bの担当者IDを記憶する。コミュニケーション量欄908は、予め定められた期待コミュニケーション量Bを記憶する。なお、期待コミュニケーション量Bは、業務プロセスの業務に応じて定められた値であってもよいし、担当者Aと担当者Bとの組み合わせに応じて定められた値であってもよいし、業務プロセスの業務と担当者Aと担当者Bとの組み合わせに応じて定められた値であってもよい。
そして、業務プロセス実行時リスク評価モジュール120は、インスタンス・コミュニケーション量テーブル800、期待コミュニケーション量テーブル900を用いて、リスク評価値を算出する。
出力モジュール140は、通知モジュール142、表示モジュール144を有している。出力モジュール140は、業務プロセス実行時リスク評価モジュール120によるリスク評価関数((1)式、(5)式、(6)式、(7)式)の算出結果を、対象としている業務プロセスのインスタンスのリスクとして出力する。
通知モジュール142は、業務プロセス実行時リスク評価モジュール120と接続されており、リスク評価関数の算出結果を利用者に電子メール等で通知する。例えば、予め定められた閾値と比較して、警告すべき旨のメッセージを生成して通知してもよい。
表示モジュール144は、業務プロセス実行時リスク評価モジュール120と接続されており、リスク評価関数の算出結果を本実施の形態の情報処理装置に備え付けられている表示装置に表示する。
図12は、本実施の形態による処理例を示すフローチャート(1)である。実行中の業務プロセスのリスクを俯瞰的に可視化する処理例である。図13を用いて説明する。図13は、本実施の形態が提示する表示画面1300の例を示す説明図である。
ステップS1202では、業務プロセス実行時リスク評価モジュール120が、実行中の業務プロセスのインスタンスPに対して、現在時間tにおける、リスク評価値E(P,t)を計算する。そして、表示モジュール144が表示する。例えば、図13に示すように、本実施の形態に備え付けられている表示装置に表示画面1300を表示する。表示画面1300内に、業務プロセスインスタンス表示領域1310を表示する。これは、リスク評価値E(P,t)に応じて、その業務プロセスのインスタンスIDを示す業務プロセスインスタンスアイコン1321〜1329を表示している。また、いずれかの業務プロセスインスタンスアイコンをマウスカーソル1320で指し示すと、業務プロセスインスタンス内容表示領域1330を表示するようにしてもよい。業務プロセスインスタンス内容表示領域1330内に表示するものは、図3に例示した業務プロセスインスタンス300と同等のものであり、マウスカーソル1320が指し示す業務プロセスのインスタンスの内容である。なお、業務プロセスインスタンスアイコンは、業務プロセスインスタンス表示領域1310内に、リスク評価値E(P,t)に対応した高さに表示し、横位置は重ならないようランダム値を利用した位置にする。
ステップS1204では、業務プロセス実行時リスク評価モジュール120は、実行中の業務プロセスのインスタンスのうち状態変化を起こした業務プロセスのインスタンスがあるか否かを判断し、ある場合ステップS1208へ進み、それ以外の場合はステップS1206へ進む。
ステップS1206では、業務プロセス実行時リスク評価モジュール120は、予め定められた時間待ち、その後ステップS1204の処理を行う。
ステップS1208では、業務プロセス実行時リスク評価モジュール120が、状態変化を起こした業務プロセスのインスタンスのインスタンスIDを変数Pに代入し、現在時刻(状態変化タイミング)を変数tへ代入する。
ステップS1210では、業務プロセス実行時リスク評価モジュール120が、リスク評価値E(P,t)を計算する。表示モジュール144が、対応する表示を更新する。そして、ステップS1204からの処理を繰り返し行う。
表示モジュール144は、終了した業務プロセスを対象とした場合における業務プロセスのリスクと中断した業務プロセスを対象とした場合における業務プロセスのリスクを比較して出力するようにしてもよい。これは、既に完了した業務プロセスのインスタンスについて、正常に終了した業務プロセスのインスタンスと、中断した業務プロセスのインスタンスとを別個に分けて表示し、業務プロセスの問題を分析できるようにするものである。この処理例を図14、図15を用いて説明する。
図14は、本実施の形態による処理例を示すフローチャート(2)である。図15は、本実施の形態が提示する表示画面1500の例を示す説明図である。
ステップS1402では、業務プロセス実行時リスク評価モジュール120が、業務プロセスのインスタンスPに対して、終了時刻又は中断時刻tにおける、リスク評価値E(P,t)を計算する。そして、表示モジュール144が表示する。例えば、図15に示すように、本実施の形態に備え付けられている表示装置に表示画面1500を表示する。表示画面1500内に、終了業務プロセスインスタンス表示領域1510、中断業務プロセスインスタンス表示領域1540を表示する。終了業務プロセスインスタンス表示領域1510内には、リスク評価値E(P,t)に応じて、その業務プロセスのインスタンスIDを示す業務プロセスインスタンスアイコン1521〜1529を表示している。中断業務プロセスインスタンス表示領域1540内には、リスク評価値E(P,t)に応じて、その業務プロセスのインスタンスIDを示す業務プロセスインスタンスアイコン1551〜1559を表示している。
そして、表示モジュール144は、終了業務プロセスインスタンス表示領域1510内には、問題業務プロセスインスタンス表示領域1530を表示する。表示モジュール144は、問題業務プロセスインスタンス表示領域1530内に表示するものとして、リスク評価値E(P,t)が予め定められた閾値よりも高いものを選択する。これらは、リスク評価値が高いにもかかわらず正常に終了したことを示しており、改善すべきことがある可能性があることを示している。
また、表示モジュール144は、中断業務プロセスインスタンス表示領域1540内には、問題業務プロセスインスタンス表示領域1560を表示する。表示モジュール144は、問題業務プロセスインスタンス表示領域1560内に表示するものとして、リスク評価値E(P,t)が予め定められた閾値よりも低いものを選択する。これらは、リスク評価値が低いにもかかわらず中断したこと(正常に終了しなかったこと)を示しており、改善すべきことがある可能性があることを示している。
高リスクなのに正常に終了した業務プロセスのインスタンス群と、低リスクなのに中断してしまった業務プロセスのインスタンス群は業務プロセスの設計自体に問題がある可能性があるので、これを利用者に発見しやすくするものである。
また、いずれかの業務プロセスインスタンスアイコンをマウスカーソル1550で指し示すと、業務プロセスインスタンス内容表示領域1570を表示するようにしてもよい。業務プロセスインスタンス内容表示領域1570内に表示するものは、図3に例示した業務プロセスインスタンス300と同等のものであり、マウスカーソル1320が指し示す業務プロセスのインスタンスの内容である。なお、業務プロセスインスタンスアイコンは、終了業務プロセスインスタンス表示領域1510、中断業務プロセスインスタンス表示領域1540内に、リスク評価値E(P,t)に対応した高さに表示し、横位置は重ならないようランダム値を利用した位置にする。
ステップS1404では、業務プロセス実行時リスク評価モジュール120は、実行中の業務プロセスのインスタンスのうち終了又は中断を起こした業務プロセスのインスタンスがあるか否かを判断し、ある場合はステップS1408へ進み、それ以外の場合はステップS1406へ進む。
ステップS1406では、業務プロセス実行時リスク評価モジュール120は、予め定められた時間待ち、その後ステップS1404の処理を行う。
ステップS1408では、業務プロセス実行時リスク評価モジュール120が、状態変化を起こした業務プロセスのインスタンスのインスタンスIDを変数Pに代入し、現在時刻(状態変化タイミング)を変数tへ代入する。
ステップS1410では、業務プロセス実行時リスク評価モジュール120が、リスク評価値E(P,t)を計算する。表示モジュール144が、対応する表示を更新する。そして、ステップS1404からの処理を繰り返し行う。
なお、図12、図14を用いた説明では、リスク評価値としてE(P,t)を用いたが、他のリスク評価値((5)式、(6)式、(7)式)を用いてもよい。
なお、本実施の形態としてのプログラムが実行されるコンピュータのハードウェア構成は、図16に例示するように、一般的なコンピュータであり、具体的にはパーソナルコンピュータ、サーバーとなり得るコンピュータ等である。つまり、具体例として、処理部(演算部)としてCPU1601を用い、記憶装置としてRAM1602、ROM1603、HD1604を用いている。HD1604として、例えばハードディスクを用いてもよい。業務プロセス実行時リスク評価モジュール120、出力モジュール140、業務プロセス管理モジュール112等のプログラムを実行するCPU1601と、そのプログラムやデータを記憶するRAM1602と、本コンピュータを起動するためのプログラム等が格納されているROM1603と、補助記憶装置であるHD1604と、キーボード、マウス等のデータを入力する入力装置1606と、CRTや液晶ディスプレイ等の出力装置1605と、ネットワークインタフェースカード等の通信ネットワークと接続するための通信回線インタフェース1607、そして、それらをつないでデータのやりとりをするためのバス1608により構成されている。これらのコンピュータが複数台互いにネットワークによって接続されていてもよい。
前述の実施の形態のうち、コンピュータ・プログラムによるものについては、本ハードウェア構成のシステムにソフトウェアであるコンピュータ・プログラムを読み込ませ、ソフトウェアとハードウェア資源とが協働して、前述の実施の形態が実現される。
なお、図16に示すハードウェア構成は、1つの構成例を示すものであり、本実施の形態は、図16に示す構成に限らず、本実施の形態において説明したモジュールを実行可能な構成であればよい。例えば、一部のモジュールを専用のハードウェア(例えばASIC等)で構成してもよく、一部のモジュールは外部のシステム内にあり通信回線で接続しているような形態でもよく、さらに図16に示すシステムが複数互いに通信回線によって接続されていて互いに協調動作するようにしてもよい。また、特に、パーソナルコンピュータの他、情報家電、複写機、ファックス、スキャナ、プリンタ、複合機(スキャナ、プリンタ、複写機、ファックス等のいずれか2つ以上の機能を有している画像処理装置)などに組み込まれていてもよい。
前述の実施の形態の説明では、リスク評価関数として(1)式、(5)式、(6)式、(7)式のいずれかの式を用いたが、これらを組み合わせてもよい。つまり、複数のリスク評価値を算出するようにしてもよい。また、複数のリスク評価関数を利用者の選択操作に応じて選択するようにしてもよい。また、複数のリスク評価値を算出し、そのリスク評価値としては、問題がありそうなリスク評価値となっているものを選択して表示するようにしてもよい。問題がありそうなリスク評価値の選択には、リスク評価関数毎に予め定められた閾値と比較して選択するようにしてもよい。
なお、説明したプログラムについては、記録媒体に格納して提供してもよく、また、そのプログラムを通信手段によって提供してもよい。その場合、例えば、前記説明したプログラムについて、「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」の発明として捉えてもよい。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通などのために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、ブルーレイ・ディスク(Blu−ray Disc(登録商標))、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM)、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)等が含まれる。
そして、前記のプログラム又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、あるいは無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
更に、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分であってもよく、あるいは別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して
記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化など、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。
110…業務プロセス管理装置
112…業務プロセス管理モジュール
114…業務プロセス定義・実態記憶モジュール
120…業務プロセス実行時リスク評価モジュール
130…行動ログ/ICTログ記憶モジュール
140…出力モジュール
142…通知モジュール
144…表示モジュール

Claims (7)

  1. 第1の担当者と第2の担当者の行動の履歴を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された行動の履歴に基づいて、第1の担当者と第2の担当者との間に発生した情報伝達量を計測する情報伝達量計測手段と、
    業務工程を構成する業務が終了するときに第1の担当者と第2の担当者の間に発生した第1の情報伝達量と、該業務が終了するときに該第1の担当者と該第2の担当者の間に発生し得る予め定められた第2の情報伝達量との差分を算出する差分算出手段と、
    前記業務工程における前記第1の担当者と、該業務工程又は該業務工程に関連する他の業務工程における前記第2の担当者との組み合わせにおける、前記差分算出手段によって算出された差分を加算する加算手段と、
    前記加算手段によって加算された結果を前記業務工程のリスクとして出力する出力手段と、
    前記業務工程と、前記第1の担当者と前記第2の担当者が関係する該業務工程以外の業務工程とが重なっている期間の割合に応じて、前記第1の情報伝達量を算出する情報伝達量算出手段
    を具備し、
    前記差分算出手段は、前記情報伝達量算出手段によって算出された第1の情報伝達量を用いて、該第1の情報伝達量と前記第2の情報伝達量との差分を算出し、
    前記出力手段は、前記リスクとして、(1)式によって算出した値を用いる
    Figure 0005652047
    ただし、
    M(P)は、Pの業務担当者の集合、
    M(P’)は、P’の業務担当者の集合、
    P’は、Pに関連する他のインスタンス、
    R(P)は、Pに関連する他のインスタンス及びPを含む集合、
    C(t, m , m , P)は、時刻tの時点で、Pに関して担当者m 、m の間で行われたコミュニケーション量の推定値、
    B(m , m , P)は、Pにおいて定義されているm 、m 間の期待コミュニケーション量Bである
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記情報伝達量算出手段は、さらに、前記第1の担当者と前記第2の担当者が関係する業務工程数に応じて、前記第1の情報伝達量を算出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記業務工程の開始時から現在までの間に終了した業務における、前記差分算出手段による算出及び前記加算手段による加算を行い、該加算手段によって加算された結果を加算する第2の加算手段
    を更に具備し、
    前記出力手段は、前記第2の加算手段によって加算された結果を前記業務工程のリスクとして出力する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記第1の担当者又は前記第2の担当者が実行している業務工程の数に基づく値を前記加算手段によって加算された結果に加算する第3の加算手段
    を更に具備し、
    前記出力手段は、前記第3の加算手段によって加算された結果を前記業務工程のリスクとして出力する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  5. 前記差分算出手段は、前記業務が終了するときに前記第1の担当者と前記第2の担当者の間に発生し得る予め定められた情報伝達量から、該業務が終了するときに前記第1の担当者と前記第2の担当者の間に発生した情報伝達量を引き算し、該引き算の結果の値が0以上の場合は該結果を該差分算出手段によって算出された差分とし、該引き算の結果の値が0未満の場合は0を該差分算出手段によって算出された差分とする
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  6. 前記出力手段は、終了した業務工程を対象とした場合における該業務工程のリスクと中断した業務工程を対象とした場合における該業務工程のリスクを比較して出力する
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. コンピュータを、
    第1の担当者と第2の担当者の行動の履歴を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された行動の履歴に基づいて、第1の担当者と第2の担当者との間に発生した情報伝達量を計測する情報伝達量計測手段と、
    業務工程を構成する業務が終了するときに第1の担当者と第2の担当者の間に発生した第1の情報伝達量と、該業務が終了するときに該第1の担当者と該第2の担当者の間に発生し得る予め定められた第2の情報伝達量との差分を算出する差分算出手段と、
    前記業務工程における前記第1の担当者と、該業務工程又は該業務工程に関連する他の業務工程における前記第2の担当者との組み合わせにおける、前記差分算出手段によって算出された差分を加算する加算手段と、
    前記加算手段によって加算された結果を前記業務工程のリスクとして出力する出力手段と、
    前記業務工程と、前記第1の担当者と前記第2の担当者が関係する該業務工程以外の業務工程とが重なっている期間の割合に応じて、前記第1の情報伝達量を算出する情報伝達量算出手段
    として機能させ
    前記差分算出手段は、前記情報伝達量算出手段によって算出された第1の情報伝達量を用いて、該第1の情報伝達量と前記第2の情報伝達量との差分を算出し、
    前記出力手段は、前記リスクとして、(1)式によって算出した値を用いる
    Figure 0005652047
    ただし、
    M(P)は、Pの業務担当者の集合、
    M(P’)は、P’の業務担当者の集合、
    P’は、Pに関連する他のインスタンス、
    R(P)は、Pに関連する他のインスタンス及びPを含む集合、
    C(t, m , m , P)は、時刻tの時点で、Pに関して担当者m 、m の間で行われたコミュニケーション量の推定値、
    B(m , m , P)は、Pにおいて定義されているm 、m 間の期待コミュニケーション量Bである
    ことを特徴とする情報処理プログラム。
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