JP5233632B2 - 行動診断装置および行動診断プログラム - Google Patents

行動診断装置および行動診断プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP5233632B2
JP5233632B2 JP2008315978A JP2008315978A JP5233632B2 JP 5233632 B2 JP5233632 B2 JP 5233632B2 JP 2008315978 A JP2008315978 A JP 2008315978A JP 2008315978 A JP2008315978 A JP 2008315978A JP 5233632 B2 JP5233632 B2 JP 5233632B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
time
user
behavior
communication
ratio
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008315978A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010140260A (ja
Inventor
正和 藤本
学 植田
裕一 上野
伸宏 山崎
敦 伊東
啓一 根本
淳一 大住
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd, Fujifilm Business Innovation Corp filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2008315978A priority Critical patent/JP5233632B2/ja
Publication of JP2010140260A publication Critical patent/JP2010140260A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5233632B2 publication Critical patent/JP5233632B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、行動診断装置および行動診断プログラムに関する。
位置情報履歴から位置検出対象者の行動パターンを抽出する行動診断装置が知られている。
例えば、特許文献1の行動診断装置は、位置情報履歴からある位置検出対象者としての利用者の訪問場所と訪問順序と滞在時間を用いた行動パターンを抽出するため、多くの位置検出対象者について処理することで、多くの位置検出対象者に共通する行動パターンを抽出することができる。
特開2005−56022号公報
本発明の目的は、組織に属する利用者の行動の変化を抽出し、行動が適正か否かを診断することができる行動診断装置及び行動診断プログラムを提供することにある。
[1]指定された第1の時間帯において複数の利用者の位置情報の履歴を取得して、指定された利用者が他の利用者と同時に所在した時間を累積した第1の時間を取得した前記位置情報の履歴から抽出するとともに、指定された第2の時間帯において指定された前記利用者が他の利用者と同時に所在した時間を累積した第2の時間を取得した前記位置情報の履歴から抽出する同時所在行動抽出手段と、前記第1の時間帯に対する前記第1の時間の割合の分布を集計する同時所在量集計手段と、前記第1の時間の割合の分布と、前記第2の時間帯に対する前記第2の時間の割合とを比較して、前記利用者の行動が適正か否かを診断する同時所在量診断手段とを有する行動診断装置。
[2]前記同時所在量診断手段は、前記第1の時間の割合の分布に基づく適正範囲の上限値と下限値とを算出し、前記第2の時間の割合が前記上限値以下であって前記下限値以上であるとき、前記利用者の行動が適正であると診断する前記[1]に記載の行動診断装置。
[3]指定された第1の時間帯において複数の利用者の位置情報の履歴を取得して、指定された利用者が他の利用者と同時に所在した時間を累積した第1の時間を取得した前記位置情報の履歴から抽出するとともに、指定された第2の時間帯において指定された前記利用者が他の利用者と同時に所在した時間を累積した第2の時間を取得した前記位置情報の履歴から抽出する同時所在行動抽出手段と、前記第1の時間帯に対する前記第1の時間の割合の分布を集計する同時所在量集計手段と、前記他の利用者に対して予め定められた分類で前記第2の時間を分類する同時所在分類集計手段と、前記第1の時間の分布と、前記第2の時間帯に対する分類された前記第2の時間の割合とを比較して、前記利用者の行動が適正か否かを診断する同時所在量診断手段とを有する行動診断装置。
[4]前記行動診断装置は、前記同時所在量診断手段が指定された前記利用者の行動が適正でないと診断したとき、指定された前記利用者が同時に所在した前記他の利用者の第2の時間、及び前記他の利用者の前記第2の時間に対する同時所在量診断手段の診断結果に基づいて、指定された前記利用者の前記第2の時間に対する推奨施策を算出する推奨施策算出手段をさらに有する前記[3]に記載の行動診断装置。
[5]前記同時所在分類集計手段は、前記他の利用者に応じて前記第1の時間及び前記第2の時間を分類し、前記行動診断装置は、前記第1の時間の前記分類に対する分布と、前記第2の時間の前記分類に対する分布とを比較し、適合度を判定する同時所在量分布判定手段をさらに有する前記[3]に記載の行動診断装置。
[6]記憶手段に記憶された複数の利用者の位置情報の履歴を参照可能なコンピュータに、指定された第1の時間帯において前記複数の利用者の位置情報の履歴を取得して、指定された利用者が他の利用者と同時に所在した時間を累積した第1の時間を取得した前記位置情報の履歴から抽出するとともに、指定された第2の時間帯において指定された前記利用者が他の利用者と同時に所在した時間を累積した第2の時間を取得した前記位置情報の履歴から抽出する同時所在量集計機能と、前記第1の時間帯に対する前記第1の時間の割合の分布を集計する同時所在量集計機能と、前記第1の時間の割合の分布と、前記第2の時間帯に対する前記第2の時間の割合とを比較して、前記利用者の行動が適正か否かを診断する同時所在量診断機能とを実現させるための行動診断プログラム。
請求項1又は6に係る発明によれば、第1の時間の割合の分布と第2の時間の割合から利用者の行動の変化を抽出し、行動が適正か否かを診断することができる。
請求項2に係る発明によれば、第1の時間の履歴の範囲内に第2の時間が収まるか否かを判定して行動が適正か否かを診断することができる。
請求項3に係る発明によれば、第2の時間の分類に応じて行動が適正か否かを診断することができる。
請求項4に係る発明によれば、診断結果に対して施策を算出することができる。
請求項5に係る発明によれば、第2の時間の分類の分布に応じて行動が適正か否かを診断することができる。
[第1の実施の形態]
(行動診断システムの構成)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る行動診断システムの構成例を示す概略図である。
行動診断システム100は、ある位置検出対象者としての利用者と他の利用者とのコミュニケーションに関する行動が過去の行動と比較して適正かどうかを診断する行動診断サーバ1と、位置と時刻からなる位置検出対象者の所在としての位置情報履歴を格納する位置情報履歴データベース(DB)2と、利用者が所属する組織等の情報を格納する個人属性DB3と、行動診断サーバ1にアクセスして操作する端末装置4と、各部を通信可能に接続するネットワーク5とを有する。なお、位置情報履歴は、位置検出対象者にRFID(Radio Frequency IDentification)やGPS(Global Positioning System)等を所持させて、それらの位置検出結果を記録することで得られた情報である。
図2は、本発明の第1の実施の形態に係る行動診断サーバの構成例を示す概略図である。
行動診断サーバ1は、CPU(Central Processing Unit)等から構成され各部を制御するとともに各種のプログラムを実行する制御部10と、HDD(Hard Disc Drive)やフラッシュメモリ等の記憶装置から構成され情報を記憶する記憶部11と、ネットワーク5を介して外部と通信する通信部12とを有する。
制御部10は、後述する行動診断プログラム11Aを実行することで、コミュニケーション行動抽出手段10Aと、コミュニケーション量集計手段10Bと、コミュニケーション量診断手段10Cと、出力手段10Dとを動作させる。
コミュニケーション行動抽出手段10Aは、利用者同士のコミュニケーション量として、位置情報履歴DB2から同一のエリアにおいて利用者が同時検出される時間を抽出する。コミュニケーション量集計手段10Bは、利用者ごとに単位時間あたりのコミュニケーション量を集計する。コミュニケーション量診断手段10Cは、コミュニケーション量集計手段10Bが集計した過去のコミュニケーション量と、現在集計中のコミュニケーション量との比較により、コミュニケーションバランスを診断する。出力手段10Dは、コミュニケーション量診断手段10Cが診断した結果を行動診断結果11Bとして出力する。
記憶部11は、制御部10を上述した各手段として動作させる行動診断プログラム11Aと、出力手段10Dが出力する結果としての診断結果を示す行動診断結果11Bとを記憶する。
図3は、本発明の第1の実施の形態に係る位置情報履歴の構成例を示す概略図である。
位置情報履歴20は、位置情報検出対象者の所在としてのエリア及び時刻を示す情報であり、所在が始まった開始時刻及び所在が終了した終了時刻を示す時刻と、所在した場所を示すエリアと、位置情報検出対象者の識別情報を示すユーザIDとを有する。
(動作)
以下に、本発明の一実施の形態における行動診断システムの動作を各図を参照しつつ説明する。
図4は、本発明の第1の実施の形態に係る行動診断サーバの位置情報履歴からコミュニケーション行動を抽出する動作例を示す概略図である。
利用者としてのユーザ001、002及び006は、例えば、エリアIDが「192.168.015.002」のエリアにおいて、帯状に示される時間帯で検出される。ユーザ001、002及び006について、帯状の時間帯がそれぞれ二者間で重なる時間帯が、ユーザ001、002及び006のコミュニケーション時間であり、コミュニケーション行動抽出手段10Aによって抽出される。ユーザ001及び006のコミュニケーション時間は、08:58:00〜11:00:30の2時間2分30秒であり、ユーザ002のコミュニケーション時間は、09:03:30〜11:00:30の1時間57分となる。
図5(a)〜(c)は、本発明の第1の実施の形態に係る行動診断サーバの出力するコミュニケーション量集計結果の一例を示す概略図である。
図5の(a)は、例えば、ユーザ001について、1日=24時間に占めるコミュニケーション時間の割合を横軸に、1日分の情報を1コマとして過去40日分の情報を集計したものである。全体の情報のうち最大値と最小値の1件ずつ(図中の斜線のコマ)をはずれ値として扱い、除外するものとする。そうすると、上限値は、85%となり、下限値が25%となる。
図5の(b)は、例えば、ユーザ001について、1週間に占めるコミュニケーション時間の割合を横軸に、1週分の情報を1コマとして過去40週分の情報を集計したものである。全体の情報のうち最大値と最小値の1件ずつ(図中の斜線のコマ)をはずれ値として扱い、除外するものとする。そうすると、上限値は、75%となり、下限値が40%となる。
図5の(c)は、例えば、ユーザ001について、1ヶ月間に占めるコミュニケーション時間の割合を横軸に、1ヶ月分の情報を1コマとして過去40ヶ月分の情報を集計したものである。全体の情報のうち最大値と最小値の1件ずつ(図中の斜線のコマ)をはずれ値として扱い、除外するものとする。そうすると、上限値は、65%となり、下限値が40%となる。
なお、図5(a)〜(c)の各例では、全体の情報のうち最大値と最小値の1件ずつをはずれ値として扱い除外しているが、これは特異な行動とみなされる可能性が大きい値を除外して適切な上限値と下限値を求めるためである。また、上記のはずれ値の算出は一例であり、その他の方法を用いてもよい。更に、各例では現在より過去の一定期間のコミュニケーション量を集計に用いているが、指定された過去の期間のコミュニケーション量を集計に用いてもよく、ユーザが任意に定めることができる。
図6は、本発明の第1の実施の形態に係る行動診断サーバの出力するコミュニケーション量診断結果の一例を示す概略図である。
図6に示す例は、週単位で集計したコミュニケーション量集計結果をもとに、利用者の現在の週単位の見込みのコミュニケーション量を診断した診断結果である。例えば、ユーザ001の週間のコミュニケーション量集計結果が見込み比率で38%である場合、図5(b)に示す下限値40%を下回るため、診断結果は「−」と表示される。なお、ユーザ004は、ユーザ002より見込み比率が小さいにも関わらず、診断結果が「+」と表示されるのは、利用者ごとに過去の情報の集計から算出される上限値及び下限値が異なるためである。
図7は、本発明の第1の実施の形態に係る行動診断サーバの動作例を示すフローチャートである。
まず、利用者の行動の診断を要望する利用者は、端末装置4を操作し、ネットワーク5を介して行動診断サーバ1を動作させる。行動診断サーバ1は、端末装置4に入力された操作内容に基づき動作する。
行動診断サーバ1は、端末4からの入力操作に基づき動作し、コミュニケーション行動抽出手段10Aにより、位置情報履歴DB2の位置情報履歴を取得し、図4に示すように、各メンバーの同時検出の時間帯を求めることでコミュニケーション行動を抽出する処理を実行する(S10)。
次に、端末装置4からの入力操作に基づき診断の対象となる利用者を選択する(S11)。選択された利用者すべてについて以降に説明するステップS14〜S16を実行する(S12)。すべての利用者についてステップS14〜S16を実行し終えると(S12;Yes)、出力手段10Dにより、図6に示す診断結果を出力する(S13)。
各利用者に対して、まず、コミュニケーション量集計手段10Bにより、図5に示すように、所望の時間単位において所望の第一の時間帯におけるコミュニケーション量を集計して処理する(S14)。次に、図5に示すように、例えば、集計結果から最大値及び最小値をはずれ値として扱い、上限値及び下限値を算出する(S15)。次に、指定された第一の時間帯より後の時間単位(第二の時間帯)におけるコミュニケーション量を集計した後に、コミュニケーション量診断手段10Cにより、コミュニケーション行動抽出手段10Aが算出した見込み比率と、コミュニケーション量集計手段10Bが算出した上限値及び下限値とを比較し、図6に示すように、見込み比率が上限値より大きい場合は「+」、または下限値より小さい場合は「−」と診断する(S16)。なお、診断結果が「+」のユーザはコミュニケーション量が過多、「−」のユーザはコミュニケーション量が過少、空欄のユーザはコミュニケーション量が適切であることを意味する。
[第2の実施の形態]
図8は、本発明の第2の実施の形態に係る行動診断サーバの構成例を示す概略図である。
行動診断サーバ1の制御部10は、行動診断プログラム11Aを実行することで、コミュニケーション行動抽出手段10Aと、コミュニケーションパターン集計手段10Eと、コミュニケーション量診断手段10Cと、出力手段10Dとを動作させる。
コミュニケーションパターン集計手段10Eは、利用者とそのコミュニケーション相手の個人属性情報を個人属性DB3から取得して、コミュニケーションを分類し、分類したコミュニケーションごとにコミュニケーション量を集計する。
図9(a)及び(b)は、本発明の第2の実施の形態に係る行動診断サーバの出力するコミュニケーション比率の一例を示す概略図である。
図9の(a)は、例えば、ユーザ001について、1週間に占めるコミュニケーション時間の割合を縦軸に、コミュニケーションの分類ごとに集計したものである。この例では、コミュニケーションの分類として、コミュニケーション相手がユーザ001の所属するチームか、それ以外かで分けている。なお、上限値及び下限値は、第1の実施の形態と同様の方法で算出するものとする。
図9の(b)は、例えば、ユーザ001が所属するチームの利用者全員について、1週間に占めるコミュニケーション時間の割合を縦軸に、コミュニケーションの分類ごとに集計したものである。
なお、コミュニケーションの分類は上記したものに限らず、チーム内の利用者を上司と部下といったような分類で分けてもよい。
図10は、本発明の第2の実施の形態に係る行動診断サーバの動作例を示すフローチャートである。
なお、ステップS20〜S23については、図7に示すステップS10〜S13と同様の動作であるため、説明を省略する。また、ステップS21について、選択された利用者すべてについて以降に説明するステップS24〜S27を実行する(S22)。
各利用者に対して、まず、コミュニケーションパターン集計手段10Eにより、利用者の属性を個人属性DB3を参照して確認する(S24)。次に、図9に示すように、所望の時間単位において、過去のコミュニケーション量を利用者に対するコミュニケーションの分類ごとに集計して処理する(S25)。次に、例えば、集計結果から最大値及び最小値をはずれ値として扱い、上限値及び下限値を算出する(S26)。次に、コミュニケーション量診断手段10Cにより、コミュニケーション行動抽出手段10Aが算出した見込み比率と、コミュニケーションパターン集計手段10Eが算出した上限値及び下限値とを比較する(S27)。また、ステップS27において、上限値及び下限値との比較に加え、分類ごとにコミュニケーションを占める割合についてそれぞれ上限値及び下限値を算出して比較してもよい。
[第3の実施の形態]
図11は、本発明の第3の実施の形態に係る行動診断サーバの構成例を示す概略図である。
行動診断サーバ1の制御部10は、行動診断プログラム11Aを実行することで、コミュニケーション行動抽出手段10Aと、コミュニケーションパターン集計手段10Eと、コミュニケーション量診断手段10Cと、推奨施策算出手段10Fと、出力手段10Dとを動作させる。
推奨施策算出手段10Fは、コミュニケーション量が上限値より大きい又は下限値より小さいことにより、コミュニケーションのバランスが崩れていると診断された利用者に対し、他の利用者への影響を考慮しながら改善する施策を算出する。
図12(a)〜(d)は、本発明の第3の実施の形態に係る行動診断サーバの出力するコミュニケーション比率の一例を示す概略図である。
図12の(a)は、例えば、ユーザ001について、1週間に占めるコミュニケーション時間の割合を縦軸に、コミュニケーションの分類ごとに集計したものである。この例では、コミュニケーションの分類として、コミュニケーション相手がユーザ001の所属するチームか、それ以外かで分け、さらに所属するチーム内でのコミュニケーションを利用者ごとに分けている。なお、上限値及び下限値は、第1の実施の形態と同様の方法で算出するものとする。
図12の(b)は、例えば、ユーザ001のコミュニケーションの相手であるユーザ002のコミュニケーションについて、分類ごとに集計したものである。また、図12の(c)は、例えば、ユーザ001のコミュニケーションの相手であるユーザ003のコミュニケーションについて、分類ごとに集計したものである。また、図12の(d)は、例えば、ユーザ001のコミュニケーションの相手であるユーザ003のコミュニケーションについて、分類ごとに集計したものである。
推奨施策算出手段10Fは、図12(a)に示すユーザ001のコミュニケーション比率が上限を超えていることを検出すると、コミュニケーションの分類のいずれかの比率を下げるように施策を算出するが、その際、図12(b)に示すユーザ002とのコミュニケーションを減少させると、ユーザ002のコミュニケーション比率が下限を下回る恐れがあるため、図12(d)に示すコミュニケーション比率の比較的高いユーザ004とのコミュニケーションを減少させるよう推奨施策を算出する。すなわち、所定のユーザのコミュニケーション比率が上限を超える場合は、コミュニケーション相手の中から、当該相手の現状値と下限値の差が大きい相手の順にコミュニケーション量を減らす施策を算出し、所定のユーザのコミュニケーション比率が下限を下回る場合は、コミュニケーション相手の中から、当該相手の現状値と上限値の差が大きい相手の順にコミュニケーション量を増やす施策を算出するようにすればよい。
なお、例えば、上司と部下の関係等の重要度の高いコミュニケーションについて、そのコミュニケーション量を減らさないようにするために、相手の役割等に応じて上限値又は下限値との差分に対して係数を設定し、重み付けをして推奨施策を算出する構成としてもよい。
図13は、本発明の第3の実施の形態に係る行動診断サーバの動作例を示すフローチャートである。
なお、ステップS30〜S32については、図7に示すステップS10〜S12と同様の動作であるため、説明を省略する。また、ステップS36〜38は、図10に示すステップS24〜26と同様の動作であるため、説明を省略する。
まず、推奨施策算出手段10Fは、図12(a)〜(d)に示すように、ある利用者、例えば、ユーザ001のコミュニケーション量(比率)、及びユーザ001のコミュニケーションの相手であるユーザ002、003及び004のコミュニケーション量(比率)を比較する(S33)。
次に、図12(d)に示すコミュニケーション比率の比較的高いユーザ004とのコミュニケーションを減少させるよう推奨施策を算出し(S34)、施策算出結果を出力する(S35)。
[第4の実施の形態]
以降に説明する第4の実施の形態において、行動診断サーバ1の構成は図11に示す第3の実施の形態と同様である。
図14は、本発明の第4の実施の形態に係る組織情報の構成例を示す概略図である。
組織情報30は、個人属性DB3に格納され、利用者の所属する組織を示す情報であり、組織を識別する情報を示す組織IDと、利用者を識別する情報を示すユーザIDとを有する。例えば、ユーザ001、002、003及び004は、組織001に所属する。
図15は、本発明の第4の実施の形態に係る行動診断サーバの出力するコミュニケーション比率の一例を示す概略図である。
図15は、例えば、組織001について、1週間に占めるコミュニケーション時間の割合を縦軸に、コミュニケーションの分類ごとに集計したものである。この例では、コミュニケーションの分類として、コミュニケーション相手が組織001内か、組織001外かで分け、さらに組織001外とのコミュニケーションを組織ごとに分けている。なお、上限値及び下限値は、第1の実施の形態と同様の方法で算出するものとする。
動作に関しては、図13に示す第3の実施の形態と同様であるが、ステップS36において、個人属性を参照するときに図14に示す組織情報30を参照する点、及びステップS37において、コミュニケーション量を集計するとき、組織001に所属するユーザ001、002、003及び004のそれぞれのコミュニケーション量を合算して算出する点が異なる。
また、推奨施策算出手段10Fは、図15に示す組織001のコミュニケーション比率が上限を超えていることを検出すると、コミュニケーションの分類のいずれかの比率を下げるように施策を算出するが、その際、図12に示す例と同様に、他の組織のコミュニケーション比率を確認し、コミュニケーション比率の比較的高い組織とのコミュニケーションを減少させるよう推奨施策を算出する。
[第5の実施の形態]
図16は、本発明の第5の実施の形態に係る行動診断サーバの構成例を示す概略図である。
行動診断サーバ1の制御部10は、行動診断プログラム11Aを実行することで、コミュニケーション行動抽出手段10Aと、コミュニケーションパターン集計手段10Eと、コミュニケーション量分布判定手段10Gと、出力手段10Dとを動作させる。
コミュニケーション量分布判定手段10Gは、集計したコミュニケーション量について、現在のコミュニケーション量の分布が、過去のコミュニケーションの分布の範囲から逸脱していないか判定する。
図17(a)〜(c)は、本発明の第5の実施の形態に係る行動診断サーバの出力するコミュニケーション比率の一例を示す概略図である。
図17の(a)は、例えば、ユーザ001について、1ヶ月間に占めるコミュニケーション時間の割合を縦軸に、コミュニケーションの分類ごとに集計し、各月ごとに1年間分を表示したものである。この例では、コミュニケーションの分類として、第3の実施の形態のようにコミュニケーション相手がユーザ001の所属するチームか、それ以外かで分け、さらに所属するチーム内でのコミュニケーションを利用者ごとに分けている。なお、上限値及び下限値は、第1の実施の形態と同様の方法で算出するものとする。
図12の(b)は、ユーザ001の過去1年分のコミュニケーション比率を集計したものである。また、図12の(c)は、ユーザ001の1ヶ月分のコミュニケーション比率を集計したものである。
コミュニケーション量分布判定手段10Gは、図12(b)に示すユーザ001の過去のコミュニケーション比率の分布と、図12(c)に示す最近のコミュニケーション比率の分布とを比較し、その分布が異なるとき、その差異を出力手段10Dから出力する。なお、コミュニケーション比率の分布の比較は、χ二乗適合度検定等を用いて検定する。
図18は、本発明の第5の実施の形態に係る行動診断サーバの動作例を示すフローチャートである。
なお、ステップS40〜S42については、図7に示すステップS10〜S12と同様の動作であるため、説明を省略する。また、ステップS46〜48は、図10に示すステップS24〜26と同様の動作であるため、説明を省略する。
まず、コミュニケーション量分布判定手段10Gは、以上のステップから算出した図17(a)に示す過去から現在にかけるコミュニケーション比率から、過去の統計として図17(b)に示すコミュニケーション比率の分布、及び最近の統計として図17(c)に示すコミュニケーション比率を算出する(S43)。
次に、図17(b)及び(c)に示すコミュニケーション比率の分布を比較し(S44)、両者の分布に変化があったとき(S45;Yes)、出力手段10Dを介して変化分を端末4を操作する利用者に通知処理する(S49)。
[他の実施の形態]
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々な変形が可能である。例えば、上記実施の形態において、位置情報履歴を用いたが、組織内でやりとりされるメールの履歴、電話の履歴、文書の操作履歴等を用いてコミュニケーション量を集計してもよい。
また、上記実施の形態で使用されるコミュニケーション行動抽出手段10A、コミュニケーション量集計手段10B、コミュニケーション量診断手段10C、出力手段10D、コミュニケーションパターン集計手段10E、推奨施策算出手段10F、コミュニケーション量分布判定手段10Gは、CD−ROM等の記憶媒体から装置内の記憶部に読み込んでも良く、インターネット等のネットワークに接続されているサーバ装置等から装置内の記憶部にダウンロードしてもよい。また、上記実施の形態で使用される手段の一部または全部をASIC等のハードウェアによって実現してもよい。
本発明の第1の実施の形態に係る行動診断システムの構成例を示す概略図である。 本発明の第1の実施の形態に係る行動診断サーバの構成例を示す概略図である。 本発明の第1の実施の形態に係る位置情報履歴の構成例を示す概略図である。 本発明の第1の実施の形態に係る行動診断サーバの位置情報履歴からコミュニケーション行動を抽出する動作例を示す概略図である。 (a)〜(c)は、本発明の第1の実施の形態に係る行動診断サーバの出力するコミュニケーション量集計結果の一例を示す概略図である。 本発明の第1の実施の形態に係る行動診断サーバの出力するコミュニケーション量診断結果の一例を示す概略図である。 本発明の第1の実施の形態に係る行動診断サーバの動作例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る行動診断サーバの構成例を示す概略図である。 (a)及び(b)は、本発明の第2の実施の形態に係る行動診断サーバの出力するコミュニケーション比率の一例を示す概略図である。 本発明の第2の実施の形態に係る行動診断サーバの動作例を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態に係る行動診断サーバの構成例を示す概略図である。 (a)〜(d)は、本発明の第3の実施の形態に係る行動診断サーバの出力するコミュニケーション比率の一例を示す概略図である。 本発明の第3の実施の形態に係る行動診断サーバの動作例を示すフローチャートである。 本発明の第4の実施の形態に係る組織情報の構成例を示す概略図である。 本発明の第4の実施の形態に係る行動診断サーバの出力するコミュニケーション比率の一例を示す概略図である。 本発明の第5の実施の形態に係る行動診断サーバの構成例を示す概略図である。 (a)〜(c)は、本発明の第5の実施の形態に係る行動診断サーバの出力するコミュニケーション比率の一例を示す概略図である。 本発明の第5の実施の形態に係る行動診断サーバの動作例を示すフローチャートである。
符号の説明
1…行動診断サーバ、2…位置情報履歴データベース、3…個人属性データベース、4…端末装置、5…ネットワーク、10…制御部、10A…コミュニケーション行動抽出手段、10B…コミュニケーション量集計手段、10C…コミュニケーション量診断手段、10D…出力手段、10E…コミュニケーションパターン集計手段、10F…推奨施策算出手段、10G…コミュニケーション量分布判定手段、11…記憶部、11A…行動診断プログラム、11B…行動診断結果、12…通信部、20…位置情報履歴、30…組織情報、100…行動診断システム

Claims (6)

  1. 指定された第1の時間帯において複数の利用者の位置情報の履歴を取得して、指定された利用者が他の利用者と同時に所在した時間を累積した第1の時間を取得した前記位置情報の履歴から抽出するとともに、指定された第2の時間帯において指定された前記利用者が他の利用者と同時に所在した時間を累積した第2の時間を取得した前記位置情報の履歴から抽出する同時所在行動抽出手段と、
    前記第1の時間帯に対する前記第1の時間の割合の分布を集計する同時所在量集計手段と、
    前記第1の時間の割合の分布と、前記第2の時間帯に対する前記第2の時間の割合とを比較して、前記利用者の行動が適正か否かを診断する同時所在量診断手段とを有する行動診断装置。
  2. 前記同時所在量診断手段は、前記第1の時間の割合の分布に基づく適正範囲の上限値と下限値とを算出し、前記第2の時間の割合が前記上限値以下であって前記下限値以上であるとき、前記利用者の行動が適正であると診断する請求項1に記載の行動診断装置。
  3. 指定された第1の時間帯において複数の利用者の位置情報の履歴を取得して、指定された利用者が他の利用者と同時に所在した時間を累積した第1の時間を取得した前記位置情報の履歴から抽出するとともに、指定された第2の時間帯において指定された前記利用者が他の利用者と同時に所在した時間を累積した第2の時間を取得した前記位置情報の履歴から抽出する同時所在行動抽出手段と、
    前記第1の時間帯に対する前記第1の時間の割合の分布を集計する同時所在量集計手段と、
    前記他の利用者に対して予め定められた分類で前記第2の時間を分類する同時所在分類集計手段と、
    前記第1の時間の分布と、前記第2の時間帯に対する分類された前記第2の時間の割合とを比較して、前記利用者の行動が適正か否かを診断する同時所在量診断手段とを有する行動診断装置。
  4. 前記行動診断装置は、
    前記同時所在量診断手段が指定された前記利用者の行動が適正でないと診断したとき、指定された前記利用者が同時に所在した前記他の利用者の第2の時間、及び前記他の利用者の前記第2の時間に対する同時所在量診断手段の診断結果に基づいて、指定された前記利用者の前記第2の時間に対する推奨施策を算出する推奨施策算出手段をさらに有する請求項3に記載の行動診断装置。
  5. 前記同時所在分類集計手段は、前記他の利用者に応じて前記第1の時間及び前記第2の時間を分類し、
    前記行動診断装置は、
    前記第1の時間の前記分類に対する分布と、前記第2の時間の前記分類に対する分布とを比較し、適合度を判定する同時所在量分布判定手段をさらに有する請求項3に記載の行動診断装置。
  6. 記憶手段に記憶された複数の利用者の位置情報の履歴を参照可能なコンピュータに、
    指定された第1の時間帯において前記複数の利用者の位置情報の履歴を取得して、指定された利用者が他の利用者と同時に所在した時間を累積した第1の時間を取得した前記位置情報の履歴から抽出するとともに、指定された第2の時間帯において指定された前記利用者が他の利用者と同時に所在した時間を累積した第2の時間を取得した前記位置情報の履歴から抽出する同時所在量集計機能と、
    前記第1の時間帯に対する前記第1の時間の割合の分布を集計する同時所在量集計機能と、
    前記第1の時間の割合の分布と、前記第2の時間帯に対する前記第2の時間の割合とを比較して、前記利用者の行動が適正か否かを診断する同時所在量診断機能とを実現させるための行動診断プログラム。
JP2008315978A 2008-12-11 2008-12-11 行動診断装置および行動診断プログラム Expired - Fee Related JP5233632B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008315978A JP5233632B2 (ja) 2008-12-11 2008-12-11 行動診断装置および行動診断プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008315978A JP5233632B2 (ja) 2008-12-11 2008-12-11 行動診断装置および行動診断プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010140260A JP2010140260A (ja) 2010-06-24
JP5233632B2 true JP5233632B2 (ja) 2013-07-10

Family

ID=42350353

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008315978A Expired - Fee Related JP5233632B2 (ja) 2008-12-11 2008-12-11 行動診断装置および行動診断プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5233632B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5652047B2 (ja) * 2010-08-13 2015-01-14 富士ゼロックス株式会社 情報処理装置及び情報処理プログラム
CN103186570B (zh) * 2011-12-28 2017-08-18 富泰华工业(深圳)有限公司 基于云端服务器的数据源查询系统及其方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002230242A (ja) * 2001-02-05 2002-08-16 Daiwa Think Agency:Kk 能力・態度評価システム
JP2004021313A (ja) * 2002-06-12 2004-01-22 Fuji Electric Holdings Co Ltd 経費管理システム
JP2007094850A (ja) * 2005-09-29 2007-04-12 Fuji Xerox Co Ltd コミュニケーション分析装置および方法
JP2007219787A (ja) * 2006-02-16 2007-08-30 Fuji Xerox Co Ltd 業務スタイル分析装置および方法
JP4854555B2 (ja) * 2007-03-19 2012-01-18 大阪瓦斯株式会社 行動分析装置及びip電話システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010140260A (ja) 2010-06-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN109416820B (zh) 对用户满意度进行自动确定和响应的方法和系统
US8566144B2 (en) Closed loop voting feedback
RU2607953C2 (ru) Захват оптических данных об упражнениях в дополнение к расчету оценки здоровья
CN107910068A (zh) 投保用户的健康风险预测方法、装置、设备及存储介质
US20200234305A1 (en) Improved detection of fraudulent transactions
US20170039480A1 (en) Workout Pattern Detection
Lanzieri Fewer, older and multicultural?: projections of the EU populations by foreign/national background
CN110400215B (zh) 面向企业家族的小微企业信用评估模型构建方法及系统
CN107370614A (zh) 网络用户活跃度评估方法和预测方法
US20070226007A1 (en) Health service support system
KR20200079157A (ko) 주가 관련 지수정보를 이용한 주식 분석 시스템 및 그 방법
CN109615280A (zh) 员工数据处理方法、装置、计算机设备和存储介质
CN108197742A (zh) 用户的续保行为预测方法、系统及计算机可读存储介质
CN107798029A (zh) 贬损客户预测方法和装置
JP5233632B2 (ja) 行動診断装置および行動診断プログラム
JP2017117394A (ja) 生成装置、生成方法及び生成プログラム
US20210406928A1 (en) Information processing device, information processing method, and recording medium
CN112463856A (zh) 一种基于实时虚拟互动的性格特征分析方法、装置及终端设备
CN112735563A (zh) 推荐信息的生成方法、装置和处理器
CN110717653A (zh) 风险识别方法及装置和电子设备
JP4111397B2 (ja) テスト項目選択方法およびシステム、ならびにテスト項目選択プログラムおよびその記憶媒体
JP2023104132A (ja) 社会参加状況分析装置およびプログラム
JP5246432B2 (ja) 健康管理システム、計算機及び情報管理方法
US9392412B2 (en) Apparatus and method of determining a life change of a user of a mobile device based on behavioral abnormality
KR101323535B1 (ko) 전자상거래 사이트의 신뢰도 계산 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111124

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130220

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130226

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130311

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5233632

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160405

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees