JP7230330B2 - 情報処理装置及び情報処理プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置及び情報処理プログラムに関する。
特許文献1には、プロジェクト関係者間のコミュニケーションに関連するプロジェクトリスクの予測を支援することを課題とし、プロジェクト関係者の端末、サーバがネットワーク上に存在し、サーバは、発信者識別子と発信日時とを含む情報がメッセージごとに格納されるコミュニケーション情報蓄積部、演算処理部を有し、演算処理部は、いずれかの端末がメッセージを発信すると、そのメッセージに関するコミュニケーション情報をコミュニケーション情報蓄積部に格納し、また、コミュニケーション情報蓄積部の蓄積情報に基づき、プロジェクト関係者ごとに、プロジェクト関係者のメッセージ送信回数を時系列に表す解析情報を出力することが開示されている。
特許文献2には、プロジェクト関係者間のコミュニケーションに関連するプロジェクトリスクの予測を支援することを課題とし、サーバは、発信者識別子と発信日時と受信者識別子と受信日とを含む情報がメッセージごとに格納されるコミュニケーション情報蓄積部、演算処理部を有し、演算処理部は、いずれかの端末がメッセージを発信すると、そのメッセージに関するコミュニケーション情報をコミュニケーション情報蓄積部に格納し、また、コミュニケーション情報蓄積部の蓄積情報に基づき、プロジェクト関係者ごとに、プロジェクト関係者のメッセージ送信回数を時系列に表す解析情報を出力することが開示されている。
特許文献3には、プロジェクトに関連するデータから当該プロジェクトのリスク情報を、ユーザーへ提示できるプロジェクトリスク検知システム、プロジェクトリスク検知方法及びプログラムを提供することを課題とし、予め決められたテキストの表現と意図との関係に基づいて、プロジェクトに関連するテキスト文に含まれる発言の意図を判定する意図判定手段と、予め決められたテキスト表現とトピックとの関係に基づいて、前記テキスト文に含まれる発言のトピックを判定するトピック判定手段と、複数の発言の意図及びトピックの出現パターンから成るリスク文抽出条件が記憶された抽出条件記憶手段と、前記意図判定手段により判定された意図及び前記トピック判定手段により判定されたトピックと、前記抽出条件記憶手段に記憶されているリスク文抽出条件とを照合し、前記リスク文抽出条件に合致する意図及びトピックに対応する発言をリスク発言として特定する発言特定手段とを有することが開示されている。
特開2004-054606号公報 特開2004-127140号公報 特許第5212604号公報
複数人の集団でプロジェクトを進行するには、そのプロジェクトの関係者相互間で適切なコミュニケーションをとる必要がある。このような、メンバー相互間のコミュニケーションには、例えば、電子メール等が利用されており、コミュニケーションが行われたことを計数することができる。しかし、単にコミュニケーションが行われた数だけでは、プロジェクトのリスク等を予測することはできない。プロジェクトには複数段階のフェーズがあり、その各フェーズには、それぞれに適したコミュニケーションがあるからである。
本発明は、プロジェクト内のフェーズにおけるコミュニケーション状況を提示するにあたって、第1のフェーズと第2のフェーズが異なるか否かに関する情報に基づいたリスクの予測結果を提示することができる情報処理装置及び情報処理プログラムを提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。なお、以下の「請求項」とあるのは、出願当初の請求項である。
請求項1の発明は、プロジェクトに関わるコミュニケーション情報と、該プロジェクトのフェーズを示すフェーズ情報と、該プロジェクトのフェーズにより要求されるコミュニケーションのモデル情報を取得する取得手段と、前記フェーズ情報に対応するモデル情報と、前記コミュニケーション情報から、前記プロジェクトのフェーズにおけるコミュニケーション状況を提示する提示手段を備えた情報処理装置である。
請求項2の発明は、前記モデル情報にしたがって、前記コミュニケーション情報の特徴を抽出し、該特徴が予め定められた条件を満たすか否かによって、リスクの予測を行う予測手段をさらに備え、前記提示手段は、前記予測手段による予測結果をコミュニケーション状況として提示する、請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項3の発明は、前記フェーズが文書を作成するフェーズである場合は、該フェーズにおける成果である文書に対するコメントをコミュニケーション情報とする、請求項2に記載の情報処理装置である。
請求項4の発明は、前記コメント及び該コメントに対する返信をコミュニケーション情報とする、請求項3に記載の情報処理装置である。
請求項5の発明は、前記フェーズが合意形成を行うフェーズである場合は、該フェーズにおける成果である文書に対して該合意が反映されているか否かを示す情報をコミュニケーション情報とする、請求項2に記載の情報処理装置である。
請求項6の発明は、前記フェーズが議論を行うフェーズである場合は、該フェーズにおける議論を示す情報をコミュニケーション情報とする、請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項7の発明は、前記取得手段は、さらに、前記プロジェクトの関係者を示す関係者情報を取得し、前記提示手段は、前記フェーズ情報に対応するモデル情報と、前記関係者情報から、前記プロジェクトのフェーズにおけるコミュニケーション状況を提示する、請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項8の発明は、前記プロジェクトのコミュニケーション情報から第1のフェーズを推定するフェーズ推定手段と、第2のフェーズを取得するフェーズ情報取得手段をさらに備え、前記提示手段は、前記第1のフェーズと前記第2のフェーズに応じて、前記コミュニケーション状況を提示する、請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項9の発明は、前記フェーズ情報取得手段は、前記プロジェクトが計画上であるべきフェーズを前記第2のフェーズとして取得し、前記提示手段は、前記第1のフェーズと前記第2のフェーズが異なるか否かに関する情報を、前記コミュニケーション状況として提示する、請求項8に記載の情報処理装置である。
請求項10の発明は、前記フェーズ情報取得手段は、前記プロジェクトの成果から推定したフェーズを前記第2のフェーズとして取得し、前記提示手段は、前記第1のフェーズと前記第2のフェーズが異なるか否かに関する情報を、前記コミュニケーション状況として提示する、請求項8に記載の情報処理装置である。
請求項11の発明は、コンピュータを、プロジェクトに関わるコミュニケーション情報と、該プロジェクトのフェーズを示すフェーズ情報と、該プロジェクトのフェーズにより要求されるコミュニケーションのモデル情報を取得する取得手段と、前記フェーズ情報に対応するモデル情報と、前記コミュニケーション情報から、前記プロジェクトのフェーズにおけるコミュニケーション状況を提示する提示手段として機能させるための情報処理プログラムである。
請求項1の情報処理装置によれば、プロジェクト内のフェーズにおけるコミュニケーション状況を提示するにあたって、そのフェーズに対応するモデル情報とコミュニケーション情報を用いたコミュニケーション状況を提示することができる。
請求項2の情報処理装置によれば、コミュニケーション情報の特徴が予め定められた条件を満たすか否かによって、リスクの予測を行うことができる。
請求項3の情報処理装置によれば、文書を作成するフェーズである場合は、成果である文書に対するコメントをコミュニケーション情報として用いることができる。
請求項4の情報処理装置によれば、コメント及びそのコメントに対する返信をコミュニケーション情報として用いることができる。
請求項5の情報処理装置によれば、合意形成を行うフェーズである場合は、成果である文書に対してその合意が反映されているか否かを示す情報をコミュニケーション情報として用いることができる。
請求項6の情報処理装置によれば、議論を行うフェーズである場合は、議論を示す情報をコミュニケーション情報として用いることができる。
請求項7の情報処理装置によれば、フェーズ情報に対応するモデル情報と、関係者情報から、プロジェクトのフェーズにおけるコミュニケーション状況を提示することができる。
請求項8の情報処理装置によれば、第1のフェーズと第2のフェーズに応じて、コミュニケーション状況を提示することができる。
請求項9の情報処理装置によれば、第1のフェーズと第2のフェーズが異なるか否かに関する情報を、コミュニケーション状況として提示することができる。
請求項10の情報処理装置によれば、第1のフェーズと第2のフェーズが異なるか否かに関する情報を、コミュニケーション状況として提示することができる。
請求項11の情報処理プログラムによれば、プロジェクト内のフェーズにおけるコミュニケーション状況を提示するにあたって、そのフェーズに対応するモデル情報とコミュニケーション情報を用いたコミュニケーション状況を提示することができる。
本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。 本実施の形態を利用したシステム構成例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 本実施の形態による処理対象となるフェーズの例を示す説明図である。 プロジェクト計画テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 モデル情報テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 コミュニケーション情報テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 成果情報テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 本実施の形態を実現するコンピュータのハードウェア構成例を示すブロック図である。
以下、図面に基づき本発明を実現するにあたっての好適な一実施の形態の例を説明する。
図1は、本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータ・プログラム)、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、それらのモジュールとして機能させるためのコンピュータ・プログラム(コンピュータにそれぞれの手順を実行させるためのプログラム、コンピュータをそれぞれの手段として機能させるためのプログラム、コンピュータにそれぞれの機能を実現させるためのプログラム)、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させる、又は記憶装置に記憶させるように制御するという意味である。また、モジュールは機能に一対一に対応していてもよいが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係、ログイン等)の場合にも用いる。「予め定められた」とは、対象としている処理の前に定まっていることをいい、本実施の形態による処理が始まる前はもちろんのこと、本実施の形態による処理が始まった後であっても、対象としている処理の前であれば、そのときの状況・状態にしたがって、又はそれまでの状況・状態にしたがって定まることの意を含めて用いる。「予め定められた値」が複数ある場合は、それぞれ異なった値であってもよいし、2以上の値(もちろんのことながら、全ての値も含む)が同じであってもよい。また、「Aである場合、Bをする」という記載は、「Aであるか否かを判断し、Aであると判断した場合はBをする」の意味で用いる。ただし、Aであるか否かの判断が不要である場合を除く。また、「A、B、C」等のように事物を列挙した場合は、断りがない限り例示列挙であり、その1つのみを選んでいる場合(例えば、Aのみ)を含む。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(一対一対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。「装置」と「システム」とは、互いに同義の用語として用いる。もちろんのことながら、「システム」には、人為的な取り決めである社会的な「仕組み」(社会システム)にすぎないものは含まない。
また、各モジュールによる処理ごとに又はモジュール内で複数の処理を行う場合はその処理ごとに、対象となる情報を記憶装置から読み込み、その処理を行った後に、処理結果を記憶装置に書き出すものである。したがって、処理前の記憶装置からの読み込み、処理後の記憶装置への書き出しについては、説明を省略する場合がある。なお、ここでの記憶装置としては、ハードディスク、RAM(Random Access Memory)、外部記憶媒体、通信回線を介した記憶装置、CPU(Central Processing Unit)内のレジスタ等を含んでいてもよい。
本実施の形態である情報処理装置100は、複数人による集団によって行われるプロジェクトの進行を支援するものであって、図1の例に示すように、コミュニケーション情報記憶モジュール105、プロジェクト情報フェーズ情報取得モジュール110、成果記憶モジュール115、モデル情報記憶モジュール120、成果コメント情報取得モジュール125、成果情報取得モジュール130、コメント充実度判断モジュール135、提示モジュール140を有している。
特に、情報処理装置100は、関係者間のコミュニケーション情報を使ったプロジェクト遅延リスクの予測を行うものである。具体的には、プロジェクトのフェーズにより要求されるコミュニケーションが変化することに対応して、コミュニケーション内容からコミュニケーション状況の推定(リスク予測等)を行うことができるものである。なお、フェーズとは、プロジェクト全体に対して、そのプロジェクトよりも小さな期間又は規模でプロジェクトを区切った単位である。
コミュニケーション情報記憶モジュール105は、成果コメント情報取得モジュール125、提示モジュール140のコミュニケーション状況の推定モジュール145と接続されている。コミュニケーション情報記憶モジュール105は、プロジェクトの関係者(例えば、担当者等)の間で行われたコミュニケーションに関する情報を記憶している。コミュニケーションに関する情報として、例えば、それらの関係者間で、やり取りされた電子メール情報、チャットシステムでやり取りされた会話情報、SNS(Social Networking Service)のコミュニケーション機能によってやり取りされた情報、文書に貼り付けられたコメント等がある。文書に貼り付けられたコメントとして、例えば、文書に貼り付けることができる付箋を模したアノテーション(電子付箋)に記載されたテキスト情報がある。文書に電子付箋を貼り付けるようにして、コメントを書き込むことによって、その文書を読んだ者の間でのコミュニケーションが行われる。「文書に貼り付けられたコメント」については、図3の例を用いて後述する。
プロジェクト情報フェーズ情報取得モジュール110は、提示モジュール140のコミュニケーション状況の推定モジュール145と接続されている。プロジェクト情報フェーズ情報取得モジュール110は、ユーザー190の操作によって、プロジェクト(具体的には、プロジェクトID等)とフェーズ(具体的には、フェーズID等)の指定を受け付ける。
成果記憶モジュール115は、成果情報取得モジュール130と接続されている。成果記憶モジュール115は、プロジェクトにおける成果である文書を記憶している。文書(ファイルともいわれる)とは、テキストデータ、数値データ、図形データ、画像データ、動画データ、音声データ等、又はこれらの組み合わせであり、記憶、編集及び検索等の対象となり、システム又は利用者間で個別の単位として交換できるものをいい、これらに類似するものを含む。具体的には、文書は、文書作成プログラムによって作成された文書、画像読取装置(スキャナー等)で読み込まれた画像、Webページ等を含む。この文書には、コミュニケーション情報を関連付けることができる。文書に関連付けるコミュニケーション情報として、例えば、その文書を作成するまでに行われたコミュニケーションにおけるコミュニケーション情報、作成後の文書に対して行われたレビューにおけるコミュニケーション情報等が該当する。具体的には、前述した電子付箋等を文書に貼り付けることができる。
モデル情報記憶モジュール120は、提示モジュール140のコミュニケーション状況の推定モジュール145と接続されている。モデル情報記憶モジュール120は、コミュニケーション状況の推定モジュール145がコミュニケーション状況を推定するために必要なモデル情報を記憶している。ここでのモデル情報は、プロジェクトを進めるにあたって必要な条件(又は、リスクが発生する可能性が高い条件)を定めているものである。また、その条件を判断するための対象(特徴)を定めていてもよい。そして、そのモデル情報は、プロジェクトのフェーズに対応して、モデル情報記憶モジュール120に記憶されている。
具体的には、モデル情報には、フェーズに対応して、抽出すべきコミュニケーション情報の特徴が設定されている。
例えば、モデル情報には、フェーズに対応して、抽出すべきコミュニケーション情報の特徴が設定されている。「抽出すべきコミュニケーション情報の特徴」の第1の具体例として、文書を作成するフェーズである場合は、そのフェーズにおける成果である文書に対するコメント(又は、コメントに対する返信)がある。そして、その特徴を抽出することが、モデル情報に設定されていてもよい。また、「抽出すべきコミュニケーション情報の特徴」の第2の具体例として、合意形成を行うフェーズである場合は、そのフェーズにおける成果である文書に対して、その合意が反映されているか否かを示す情報がある。そして、その特徴を抽出することが、モデル情報に設定されていてもよい。また、フェーズが議論を行うフェーズである場合は、そのフェーズにおける議論を示す情報をコミュニケーション情報の特徴として抽出することが、モデル情報に設定されていてもよい。
また、プロジェクトの関係者がモデル情報の特徴として設定されていてもよい。具体的には、文書を作成するフェーズである場合は、担当者がその文書の作成に関わっていることが、モデル情報に設定されていてもよい。また、合意形成を行うフェーズである場合は、プロジェクトの責任者がその合意形成の会議の参加者であることが、モデル情報に設定されていてもよい。また、フェーズが議論を行うフェーズである場合は、プロジェクトの関係者がX%より多く又は以上参加していることが、モデル情報に設定されていてもよい。
モデル情報は、フェーズに従って、どのような判断基準で、コミュニケーション情報からリスク予測を行うかを決定するための条件である。このモデル情報によって、フェーズに応じて、モデル情報を切り替えることで、リスク予測の方法を切り替えることが可能となる。
例えば、開発計画フェーズである場合、モデル情報は、「『スレッド総件数、合意事項(結論)と判定したメッセージが書き込まれたスレッド件数及びその割合』(コミュニケーション情報の特徴の一例)に基づいて、コミュケーション状況の推定(リスク予測等)を行うことを指定する情報」である。
具体的には、以下のように判定することになる。
・スレッド総件数:100
・合意事項(結論)判定スレッド件数:25
・その割合:25%
・閾値:20%
この例では、閾値を上回るのでリスクなしと判定することとなる。
また、例えば、仕様書作成フェーズである場合、モデル情報は、「『成果への指摘コメントの件数、成果のページ数、その件数の割合』(コミュニケーション情報の特徴の一例)に基づいて、コミュケーション状況の推定(リスク予測等)を行うことを指定する情報」である。
具体的には、以下のように判定することになる。
・成果(文書)への指摘コメントの件数:40
・成果(文書)のページ数:10ページ
・指摘コメントの件数をページ数で割った値:4
・閾値:5
この例では、閾値を下回るのでリスクありと判定することとなる。
成果コメント情報取得モジュール125は、コミュニケーション情報記憶モジュール105、コメント充実度判断モジュール135と接続されている。成果コメント情報取得モジュール125は、プロジェクト情報フェーズ情報取得モジュール110によって受け付けられたプロジェクトとフェーズに対応するコミュニケーション情報を、コミュニケーション情報記憶モジュール105から取得する。
成果情報取得モジュール130は、成果記憶モジュール115、コメント充実度判断モジュール135と接続されている。成果情報取得モジュール130は、プロジェクト情報フェーズ情報取得モジュール110によって受け付けられたプロジェクトとフェーズに対応する成果である文書を、成果記憶モジュール115から取得する。
コメント充実度判断モジュール135は、成果コメント情報取得モジュール125、成果情報取得モジュール130、提示モジュール140のコミュニケーション状況の推定モジュール145と接続されている。コメント充実度判断モジュール135は、成果情報取得モジュール130が取得した文書、その文書に関連付けられたコミュニケーション情報から、コメントの充実度を判断する。
例えば、コメント充実度判断モジュール135は、文書に関連付けられたコミュニケーション情報のうちのコメント情報の数(又は、データ容量)と予め定められた閾値とを比較して、コメント情報の数が閾値未満又は以下である場合は、「十分に議論されていない」状態であるとの判断を行うようにしてもよい。なお、コミュニケーション情報には、コミュニケーション種類(図8の例で後述するコミュニケーション情報テーブル800のコミュニケーション情報欄825)が含まれており、このコミュニケーション種類によってコメント情報であるか否かを判断できる。コメント情報の具体例として、レビューコメント等がある。
そして、コミュニケーション状況の推定モジュール145は、コメント充実度判断モジュール135による判断結果であるコメントの充実度を用いて、リスク予測を行うようにしてもよい。
提示モジュール140は、コミュニケーション状況の推定モジュール145を有している。提示モジュール140は、フェーズ情報に対応するモデル情報と、コミュニケーション情報から、プロジェクトのフェーズにおけるコミュニケーション状況をユーザー190に提示する。具体的には、液晶ディスプレイ等の表示装置に、コミュニケーション状況を表示する。また、表示装置への表示の他に、3D(Dimensions)映像としての出力を含めてもよく、さらに、プリンター等の印刷装置での印刷、スピーカー等の音声出力装置による音声の出力、振動等を組み合わせてもよい。
また、提示モジュール140は、コミュニケーション状況の推定モジュール145による予測結果をコミュニケーション状況として提示するようにしてもよい。
また、提示モジュール140は、フェーズ情報に対応するモデル情報と、関係者情報から、プロジェクトのフェーズにおけるコミュニケーション状況を提示するようにしてもよい。
また、提示モジュール140は、第1のフェーズと第2のフェーズに応じて、コミュニケーション状況を提示するようにしてもよい。第1のフェーズ、第2のフェーズは、同じプロジェクトを構成するフェーズであれば、どのフェーズであってもよい。例えば、ユーザーの操作によって選択されたフェーズであってもよいし、予め定められたフェーズであってもよい。
また、提示モジュール140は、第1のフェーズと第2のフェーズが異なるか否かに関する情報を、コミュニケーション状況として提示するようにしてもよい。
コミュニケーション状況の推定モジュール145は、コミュニケーション情報記憶モジュール105、プロジェクト情報フェーズ情報取得モジュール110、モデル情報記憶モジュール120、コメント充実度判断モジュール135と接続されている。コミュニケーション状況の推定モジュール145は、ユーザー190に予測結果を渡す。
また、コミュニケーション状況の推定モジュール145は、プロジェクトに関わるコミュニケーション情報と、そのプロジェクトのフェーズを示すフェーズ情報と、そのプロジェクトのフェーズにより要求されるコミュニケーションのモデル情報を取得する。
ここで「コミュニケーション情報」として、例えば、スレッド、メッセージ、電子メール等がある。
「フェーズ」として、例えば、文書作成フェーズ、合意形成フェーズ等がある。
「モデル情報」として、例えば、成果(成果物を含む)への指摘コメントの件数等の条件がある。
「コミュニケーション状況」として、例えば、リスク予測等がある。
また、コミュニケーション状況の推定モジュール145は、さらに、プロジェクトの関係者を示す関係者情報を取得するようにしてもよい。
また、コミュニケーション状況の推定モジュール145は、第2のフェーズを取得するようにしてもよい。例えば、プロジェクトが計画上であるべきフェーズを、第2のフェーズとして取得してもよい。
また、例えば、コミュニケーション状況の推定モジュール145は、プロジェクトの成果から推定したフェーズを第2のフェーズをとして取得してもよい。
そして、コミュニケーション状況の推定モジュール145は、モデル情報にしたがって、コミュニケーション情報の特徴を抽出し、その特徴が予め定められた条件を満たすか否かによって、リスクの予測を行う。
例えば、フェーズが文書を作成するフェーズ(具体例として、仕様書作成フェーズ等)である場合は、そのフェーズにおける成果である文書に対するコメント(メッセージを含む)をコミュニケーション情報として抽出するようにしてもよい。そして、コメント及びそのコメントに対する返信をコミュニケーション情報としてもよい。例えば、レビューコメント(批判、批評等のコメント)に対する返信が行われていないものがある場合は、リスクがあると予測するようにしてもよい。
また、フェーズが合意形成を行うフェーズ(具体例として、開発計画フェーズ等)である場合は、そのフェーズにおける成果である文書に対して、その合意が反映されているか否かを示す情報をコミュニケーション情報とするようにしてもよい。例えば、合意事項がコメントや文書に記載されていない場合は、リスクがあると予測するようにしてもよい。また、合意を内容とするメッセージ数が、そのフェーズにおける全メッセージの数に対しての予め定められた割合未満又は以下である場合は、リスクがあると予測するようにしてもよい。
また、フェーズが議論を行うフェーズである場合は、そのフェーズにおける議論を示す情報をコミュニケーション情報とするようにしてもよい。
なた、コミュニケーション状況の推定モジュール145は、プロジェクトのコミュニケーション情報から第1のフェーズを推定するようにしてもよい。
コミュニケーション状況の推定モジュール145が行う、リスク予測以外のコミュニケーション情報の例として、「議論フェーズ」にあるコミュニケーションの場合は、「同じ議論をしている状況」であることを推定して、「メンバーを増やした方がよい」、「新しい情報を取得してから議論したほうがよい」等がある。
図2は、本実施の形態を利用したシステム構成例を示す説明図である。
サーバーであるプロジェクト管理装置200は、プロジェクト管理の機能を有しており、情報処理装置100の機能を有している。コミュニケーション情報記憶モジュール105、成果記憶モジュール115は、情報処理装置100に備え付けられているものの他に、外部の装置に備え付けられているものを利用してもよい。例えば、外部の装置に備えつけられているものとして、文書管理装置230の成果記憶モジュール115、コミュニケーション処理装置240のコミュニケーション情報記憶モジュール105を利用してもよい。
文書管理装置230は、文書管理の機能を有している。例えば、文書を記憶でき、他のユーザーが閲覧、ダウンロード、共同編集等ができるようにしている。
コミュニケーション処理装置240は、コミュニケーション機能を有している。例えば、電子メールシステム、チャットシステム、SNS、電子付箋処理装置等が該当する。
プロジェクト管理装置200、ユーザー端末210A、ユーザー端末210B、ユーザー端末210C、文書管理装置230、コミュニケーション処理装置240は、通信回線290を介してそれぞれ接続されている。通信回線290は、無線、有線、これらの組み合わせであってもよく、例えば、通信インフラとしてのインターネット、イントラネット等であってもよい。また、プロジェクト管理装置200、文書管理装置230、コミュニケーション処理装置240による機能は、クラウドサービスとして実現してもよい。複数人のユーザー190によって、プロジェクトが進められる。そして、例えば、ユーザー190として、プロジェクトの責任者であるユーザー190Aが、プロジェクト管理装置200の情報処理装置100を用いて、そのプロジェクトにおける予測リスク等のコミュニケーションの状況を確認する。
図3は、本実施の形態による処理例を示す説明図である。
図3(a)に示すプロジェクト管理画面300は、プロジェクトにおける成果である文書へのコメント(コミュニケーション情報の一例)の表示処理、添付処理を行うためのものである。具体的には、掲示板型のWebアプリケーションである。
プロジェクト管理画面300には、プロジェクト名表示領域305、更新ボタン310、「文書上でレビュー」ボタン315、担当状態変更ボタン320、コミュニケーション情報テーブル325、返信ボタン335、メッセージボタン337、レビューボタン339、コミュニケーション内容表示領域340を表示する。
更新ボタン310が選択された場合は、そのプロジェクトにおけるコミュニケーション情報テーブル325の内容を最新の状態にする。
「文書上でレビュー」ボタン315が選択された場合は、図3(b)の例に示す文書表示画面350を表示する。
担当状態変更ボタン320が選択された場合は、操作者が担当しているプロジェクトの状態を表示し、その状態を変更可能とする。
コミュニケーション情報テーブル325は、タイトル欄327、作成者欄329、操作欄331を有している。タイトル欄327は、文書又はコメントのタイトルを表示している。作成者欄329は、その文書又はコメントの作成者を表示している。操作欄331は、その文書又はコメントに対して可能な操作を表示している。例えば、文書等に対して可能な操作として、その文書又はコメントの表示、修正等がある。
返信ボタン335が選択された場合は、コミュニケーション情報テーブル325で選択されているコメントに対して返信処理を行う。具体的には、そのコメントに対しての返信の内容を有する電子付箋を作成し、対象となっている文書に貼り付けることである。
メッセージボタン337が選択された場合は、新たなメッセージの作成処理を行う。具体的には、対象となっている文書に、コメントが記載された電子付箋を貼り付けることである。
レビューボタン339が選択された場合は、そのプロジェクトのレビュー処理を行う。具体的には、レビュー参加者にレビュー開催を通知し、予定日時になったら、レビューを開催する。
コミュニケーション内容表示領域340には、コミュニケーション情報テーブル325で選択された行のコミュニケーションの内容を表示する。図3(a)の例では、コミュニケーション情報テーブル325の1行目が選択され、その内容を表示している。
図3(b)に示す文書表示画面350は、「文書上でレビュー」ボタン315が選択された場合に表示する。文書表示画面350は、プロジェクトにおける成果である文書へのコメント(コミュニケーション情報の一例)の表示処理、添付処理を行うためのものである。
文書表示画面350には、対象となっているプロジェクトにおいて作成された文書355(図3(a)の例では、タイトルが「ABC・・・」)を表示する。そして、コミュニケーションとして、電子付箋360、電子付箋365、電子付箋370が文書355に貼り付けられている。
電子付箋360は、コミュニケーション情報テーブル325の2行目に対応し、電子付箋365は、コミュニケーション情報テーブル325の3行目に対応し、電子付箋370は、コミュニケーション情報テーブル325の4行目に対応する。
そして、それらのコメント(電子付箋360、電子付箋365、電子付箋370)に対して、返信が行われた件数(返信の件数表示領域362、返信の件数表示領域367、返信の件数表示領域372)を表示する。
これらのコメント、返信は、コミュニケーション情報記憶モジュール105に格納される。
図4は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
ステップS400では、処理を開始する。
ステップS402では、プロジェクト情報フェーズ情報取得モジュール110は、プロジェクトの管理者等であるユーザーの操作に応じて、プロジェクトの指定を取得する。一般的に、そのユーザーが参加しているプロジェクトは複数あり、コミュニケーション状況を知りたいプロジェクトを選択する。
ステップS404では、プロジェクト情報フェーズ情報取得モジュール110は、ユーザーの操作に応じて、フェーズの指定を取得する。一般的に、そのプロジェクトは、複数のフェーズによって構成されており、コミュニケーション状況を知りたいフェーズを選択する。
図5は、本実施の形態による処理対象となるフェーズの例を示す説明図である。
このプロジェクトでは、プロジェクト定義フェーズ510の後にプロジェクト計画フェーズ520を行い、プロジェクト計画フェーズ520の後にプロジェクト実行フェーズ530を行い、プロジェクト実行フェーズ530の後にプロジェクト終結フェーズ540を行う。また、フェーズは、さらに複数のフェーズによって構成されていてもよい。例えば、プロジェクト実行フェーズ530として、仕様書作成フェーズ532の後に議論フェーズ534を行い、議論フェーズ534の後に合意形成フェーズ536を行う。
プロジェクト内のフェーズは、例えば、プロジェクト計画テーブル600によって管理される。図6は、プロジェクト計画テーブル600のデータ構造例を示す説明図である。プロジェクト計画テーブル600は、プロジェクトID欄605、フェーズID欄610、期間欄615を有しており、期間欄615は、開始日時欄620、終了日時欄625を有している。プロジェクトID欄605は、本実施の形態において、プロジェクトを一意に識別するための情報(プロジェクトID:IDentification)を記憶している。フェーズID欄610は、本実施の形態において、フェーズを一意に識別するための情報(フェーズID)を記憶している。期間欄615は、そのフェーズの予定期間を記憶している。開始日時欄620は、そのフェーズの予定開始日時を記憶している。終了日時欄625は、そのフェーズの予定終了日時を記憶している。
ステップS406では、コミュニケーション状況の推定モジュール145は、ユーザーに指定されたフェーズに対応するモデル情報を取得する。例えば、モデル情報テーブル700を用いて、ステップS404で指定されたフェーズからモデル情報を取得する。図7は、モデル情報テーブル700のデータ構造例を示す説明図である。
モデル情報テーブル700は、プロジェクトID欄705、フェーズID欄710、モデル情報欄715を有している。プロジェクトID欄705は、プロジェクトIDを記憶している。フェーズID欄710は、フェーズIDを記憶している。モデル情報欄715は、そのフェーズIDが示すフェーズにおけるモデル情報を記憶している。
ステップS408では、コミュニケーション状況の推定モジュール145は、ユーザーに指定されたプロジェクトに関わるコミュニケーション情報をコミュニケーション情報記憶モジュール105から取得する。例えば、コミュニケーション情報として、コミュニケーション情報テーブル800を取得する。図8は、コミュニケーション情報テーブル800のデータ構造例を示す説明図である。コミュニケーション情報テーブル800は、コミュニケーションID欄805、プロジェクトID欄810、フェーズID欄815、日時欄820、コミュニケーション種類欄825、作成者欄830、内容欄835、結論欄840を有している。コミュニケーションID欄805は、本実施の形態において、コミュニケーション情報を一意に識別するための情報(コミュニケーションID)を記憶している。プロジェクトID欄810は、そのコミュニケーションが行われたプロジェクトのプロジェクトIDを記憶している。フェーズID欄815は、そのコミュニケーションが行われたフェーズのフェーズIDを記憶している。日時欄820は、そのコミュニケーションが行われた日時(年、月、日、時、分、秒、秒以下、又はこれらの組み合わせであってもよい)を記憶している。コミュニケーション種類欄825は、コミュニケーションの種類を記憶している。コミュニケーション種類欄825は、例えば、スレッド、メッセージ、電子メール等を示す情報を記憶する。作成者欄830は、作成者を記憶している。内容欄835は、そのコミュニケーション情報の内容を記憶している。結論欄840は、そのコミュニケーション情報が結論等(結論の他に、レビュー、返信、指摘、提案等を含めてもよい)であるか否かを示す情報を記憶している。例えば、そのコミュニケーション情報を作成する際に、作成者が結論であるか否かを示す属性情報を指定するようにしてもよいし、予め定められた言葉が含まれている場合は結論等であると判定してもよいし、既に収集したコミュニケーション情報とその属性情報を教師データとした機械学習によって生成したモデルを用いて判定するようにしてもよい。
また、ステップS408では、コミュニケーション状況の推定モジュール145は、ユーザーに指定されたプロジェクトに関わる成果である文書を成果記憶モジュール115から取得するようにしてもよい。例えば、「成果である文書」として、成果情報テーブル900を取得する。図9は、成果情報テーブル900のデータ構造例を示す説明図である。成果情報テーブル900は、文書ID欄905、プロジェクトID欄910、フェーズID欄915、作成日時欄920、作成者欄925、文書欄930を有している。文書ID欄905は、本実施の形態において、文書を一意に識別するための情報(文書ID)を記憶している。プロジェクトID欄910は、その文書が作成されたプロジェクトのプロジェクトIDを記憶している。フェーズID欄915は、その文書が作成されたフェーズのフェーズIDを記憶している。作成日時欄920は、その文書が作成された日時を記憶している。作成者欄925は、その文書の作成者を記憶している。文書欄930は、文書を記憶している。記憶する対象は、文書本体であってもよいし、その文書が記憶されている場所を示す情報(例えば、URL:Uniform Resource Locator等)であってもよい。
ステップS410では、コミュニケーション状況の推定モジュール145は、モデル情報に従ってコミュニケーション情報の特徴を算出する。例えば、特徴として、前述したように、文書に対するコメント(又は、コメントに対する返信)、合意が反映されているか否かを示す情報、議論を示す情報等がある。
ステップS412では、モデル情報に従ってコミュニケーション情報の特徴が条件を満たすか否かを判定し、「リスクなし」の場合はステップS414へ進み、「リスクあり」の場合はステップS416へ進む。前述したように、モデル情報内に条件が定められている。例えば、合意事項(結論)と判定したメッセージが書き込まれたスレッドの割合が閾値を下回ると開発計画フェーズではリスクありとなる。
具体例として、以下のような処理を行う。
スレッド総件数(全メッセージ数):100
合意事項(結論)判定スレッド件数(合意メッセージ数):25
合意の割合:25%
閾値:20%
この例では、閾値を上回るので「リスクなし」と判定する。
ステップS414では、推定した状況をユーザーに提示する。具体的には、そのフェーズにおいては、「リスクなし」の状況である旨を提示する。
ステップS416では、推定した状況をユーザーに提示する。具体的には、そのフェーズにおいては、「リスクあり」の状況である旨を提示する。その理由を提示するようにしてもよい。前述の例では、合意メッセージ数が閾値に達していないことを提示する。
ステップS499では、処理を終了する。
図10は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。成果である文書のコメント充実度からリスクを予測するものである。
図4の例に示したステップS408からステップS412までの処理を、図10の例に示すフローチャートに置きかえてもよい。
ステップS1000では、リスク予測処理を開始する。
ステップS1002では、ユーザーに指定されたプロジェクトの成果情報を取得する。
ステップS1004では、取得した成果に関連して投稿したコメント(成果コメント)を取得する。具体的には、前述したように、文書に貼り付けられた電子付箋を取得すればよい。
ステップS1006では、取得したメッセージが成果への指摘であるか判定して件数をカウントする。前述したように、コメントの属性情報(コミュニケーション情報テーブル800の結論欄840)から指摘であるか否かを判定してもよいし、予め定められた言葉が含まれている場合は指摘であると判定してもよいし、機械学習によって生成したモデルを用いて判定するようにしてもよい。
ステップS1008では、成果(ドキュメント)のページ数を取得する。
ステップS1010では、成果コメントの成果への指摘総件数をページ数で割った値がリスク条件を満たすか(閾値を下回っているか)否かを判定し、「下回らない(つまり、リスクなし)」の場合はステップS1012へ進み、「下回る(つまり、リスクあり)」の場合はステップS1014へ進む。
具体例として、以下のような処理を行う。
成果への指摘コメントの件数:40
成果のページ数:10ページ
指摘コメントの件数をページ数で割った値:4
閾値:5
この例では、閾値を下回るので「リスクあり」と判定する。
ステップS1012では、リスク予測処理を終了する(リスクなし)。この後、図4の例に示すステップS414に進む。
ステップS1014では、リスク予測処理を終了する(リスクあり)。この後、図4の例に示すステップS416に進む。
図11は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。プロジェクトのフェーズにあわせて関わるべき関係者が参加できているか否かにより、リスクを予測するものである。
図4の例に示したステップS408からステップS412までの処理を、図11の例に示すフローチャートに置きかえてもよい。
ステップS1100では、リスク予測処理を開始する。
ステップS1102では、現在日の周辺のコミュニケーション情報を取得する。例えば、1か月分のコミュニケーション情報を取得する。
ステップS1104では、取得したコミュニケーション情報に含まれる関与者(関係者)の情報を取得する。関与者として、例えば、コミュニケーションを行った者(コミュニケーション情報テーブル800の作成者欄830)を取得すればよい。
ステップS1106では、取得した関与者の組織情報を取得して、組織ごとに関与者を区分する。例えば、ユーザーIDとそのユーザーの組織情報(そのユーザーが属している組織、そのユーザーの職階等を含む)を対応させて記憶しているユーザー情報を用いて、組織情報を取得すればよい。また、区分として、リーダー(課長、部長等)、メンバー等がある。
ステップS1108では、モデル情報に従って現在のフェーズで関わっているべき、関与者の区分情報を取得する。ここでのモデル情報には、フェーズごとに関与者の区分情報(組織情報)を定義している。
ステップS1110では、実際にコミュニケーションに関わった関与者の区分と、現在のフェーズで加わっているべき関与者の区分の比率が閾値を下回るか否かを判定し、「下回らない、リスクなし」の場合はステップS1112へ進み、「下回る、リスクあり」の場合はステップS1114へ進む。つまり、モデル情報に定義されている「現在のフェーズで加わっているべき関与者の区分」に対する「実際にコミュニケーションに関わった関与者の区分」の比率が、閾値を下回るか否かを判定する。
具体例その1として、以下のような処理を行う。以下(具体例その1~3)では、閾値の比率を60%とする。
実際に加わっているメンバー:チームリーダー、メンバー
ドキュメントを作成するフェーズで加わるべきメンバー:チームリーダー、メンバー
この例では、モデル情報に定義されている「現在のフェーズで加わっているべき関与者の区分」が「チームリーダー、メンバー」の2職種であり、「実際にコミュニケーションに関わった関与者の区分」も同じ「チームリーダー、メンバー」の2職種であるので、比率は100%となり、「リスクなし」と判定する。
具体例その2として、以下のような処理を行う。
実際に加わっているメンバー:チームリーダー、メンバー
合意形成を行うフェーズで加わるべきメンバー:部長、グループリーダー、メンバー
この例では、モデル情報に定義されている「現在のフェーズで加わっているべき関与者の区分」が「部長、グループリーダー、メンバー」の3職種であるが、「実際にコミュニケーションに関わった関与者の区分」では「チームリーダー、メンバー」であり、「部長、グループリーダー」が不足しており、比率は33%となり、「リスクあり」と判定する。
具体例その3として、以下のような処理を行う。
実際に加わっているメンバー:計画部メンバー、開発部メンバー
商品開発のテスト中フェーズで加わるべきメンバー:開発部メンバー、品質保証部メンバー
この例では、モデル情報に定義されている「現在のフェーズで加わっているべき関与者の区分」が「開発部メンバー、品質保証部メンバー」の2職種であり、「実際にコミュニケーションに関わった関与者の区分」では「計画部メンバー、開発部メンバー」であり、「品質保証部メンバー」が不足しており、比率は50%となり、「リスクあり」と判定する。
ステップS1112では、リスク予測処理を終了する(リスクなし)。この後、図4の例に示すステップS414に進む。
ステップS1114では、リスク予測処理を終了する(リスクあり)。この後、図4の例に示すステップS416に進む。
図12は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。コミュニケーション情報から推定したフェーズとあるべきフェーズとのズレ具合からリスクを予測するものである。
図4の例に示したステップS408からステップS412までの処理を、図12の例に示すフローチャートに置きかえてもよい。
ステップS1200では、リスク予測処理を開始する。
ステップS1202では、現時点でのプロジェクトのあるべきフェーズを特定する。
例えば、(1)ユーザーがあるべきフェーズを指定するようにしてもよいし、(2)プロジェクト情報(いわゆるスケジュール情報であり、モデル情報の一例)からフェーズを特定する。例えば、プロジェクト情報として、「11月は開発計画フェーズ」、「12月は設計フェーズ」、「1月は実装フェーズ」と定められている場合、現時点が12月であれば、「設計フェーズ」が特定されることになる。
ステップS1204では、現在日の周辺のコミュニケーション情報を取得する。例えば、1か月分のコミュニケーション情報を取得する。
ステップS1206では、取得したコミュニケーション情報に含まれるキーワード及びその頻度分布を取得する。
ステップS1208では、キーワードの頻度分布からフェーズを推定し、そのフェーズの確からしさを算出する。例えば、「設計」という言葉が多く含まれていれば、設計フェーズと推定する。なお、ここでの「多く」とは、そのキーワードの数が予め定められた閾値より多い又は以上である場合、又は、コミュニケーション情報内の全体の用語数に占める割合を算出し、予め定められた閾値より多い又は以上である場合等をいう。また、確からしさは、予め定められたルールに従って算出する。ルールとして、例えば、前述の例で、第1の閾値と第2の閾値(第2の閾値は第1の閾値よりも大)を定め、第1の閾値以上であり第2の閾値未満である場合は60%、第2の閾値以上である場合は80%としてもよい。
ステップS1210では、取得した[あるべきフェーズ]と[推定したフェーズ]がズレているか否かを判定し、[推定したフェーズ]が[あるべきフェーズ]である確からしさが、閾値を下回っていれば、リスクありとする。つまり、その確からしさが、閾値を「上回る(つまり、リスクなし)」の場合はステップS1212へ進み、「下回る(つまり、リスクあり)」の場合はステップS1214へ進む。
具体例として、以下のような処理を行う。
現在あるべきフェーズ:実装フェーズ
現在のフェーズが実装フェーズである確からしさ:60%
閾値:80%
この例では、閾値を下回るので「リスクあり」と判定する。
ステップS1212では、リスク予測処理を終了する(リスクなし)。この後、図4の例に示すステップS414に進む。
ステップS1214では、ズレ具合を含めてユーザーにリスクを提示する。ズレ具合として、例えば、「本来は実装フェーズであるべきであるが、現在は設計フェーズである」等を提示する。
ステップS1216では、リスク予測処理を終了する(リスクあり)。この後、図4の例に示すステップS416に進む。
図13は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。コミュニケーション情報から推定したフェーズと成果情報から推定したフェーズとのズレ具合からリスクを予測するものである。
図4の例に示したステップS408からステップS412までの処理を、図13の例に示すフローチャートに置きかえてもよい。
ステップS1300では、リスク予測処理を開始する。
ステップS1302では、現在日周辺のコミュニケーション情報を取得する。例えば、1か月分のコミュニケーション情報を取得する。
ステップS1304では、取得したコミュニケーション情報に含まれるキーワード及び頻度分布を取得する。
ステップS1306では、コミュニケーション情報のキーワードの頻度分布からフェーズを推定する。例えば、設計という言葉が多く含まれていれば、設計フェーズと推定する。
ステップS1308では、プロジェクトの成果のうち、現在日周辺に更新された成果情報を取得する。例えば、1か月分の成果情報を取得する。そのプロジェクトにおいて、その間に作成された文書を収集すればよい。
ステップS1310では、取得した成果情報に含まれるキーワード及び頻度分布を取得する。
ステップS1312では、成果情報のキーワードの頻度分布からフェーズを推定する。成果情報を対象として、ステップS1306の処理と同様に、フェーズを推定する。
また、ステップS1312では、次のような処理を行ってもよい。
成果情報のキーワードの頻度分布から、ステップS1306で推定したフェーズである確からしさを算出するようにしてもよい。例えば、ステップS1306で設計フェーズと推定した場合は、成果情報内のキーワード「設計」の頻度分布から設計フェーズである確からしさを算出するようにしてもよい。つまり、このステップS1312では、予め定められたフェーズ(ステップS1306で推定したフェーズ)に対して、その確からしさを算出してもよい。なお、確からしさは、前述しように、予め定められたルールに従って算出する。
ステップS1314では、[コミュニケーションから推定したフェーズ]と[成果から推定したフェーズ]がズレているか否かを判定する。ずれがない場合はステップS1316へ進み、ずれがある場合はステップS1318へ進む。
具体例として、以下のような処理を行う。
ステップS1306での推定結果:設計フェーズ
ステップS1312での推定結果:開発計画フェーズ
この例では、推定したフェーズが異なるので「リスクあり」と判定とする。
また、ステップS1312で、ステップS1306で推定したフェーズである確からしさを算出した場合は、そのフェーズである確からしさが、閾値を「上回る(つまり、リスクなし)」の場合はステップS1316へ進み、「下回る(つまり、リスクあり)」の場合はステップS1318へ進む。
具体例として、以下のような処理を行う。
コミュニケーションから推定したフェーズ:実装フェーズ
成果から推定した実装フェーズの確からしさ:60%
閾値:80%
この例では、閾値を下回るので「リスクあり」と判定する。
ステップS1316では、リスク予測処理を終了する(リスクなし)。この後、図4の例に示すステップS414に進む。
ステップS1318では、ズレ具合を含めてユーザーにリスクを提示する。ズレ具合として、例えば、「コミュニケーションから推定したフェーズは実装フェーズであるが、成果から推定したフェーズは設計フェーズである」等を提示する。
ステップS1320では、リスク予測処理を終了する(リスクあり)。この後、図4の例に示すステップS416に進む。
なお、本実施の形態としてのプログラムが実行されるコンピュータのハードウェア構成は、図14に例示するように、一般的なコンピュータであり、具体的にはパーソナルコンピュータ、サーバとなり得るコンピュータ等である。つまり、具体例として、処理部(演算部)としてCPU1401を用い、記憶装置としてRAM1402、ROM1403、HD1404を用いている。HD1404として、例えばハードディスク、SSD(Solid State Drive)を用いてもよい。プロジェクト情報フェーズ情報取得モジュール110、成果コメント情報取得モジュール125、成果情報取得モジュール130、コメント充実度判断モジュール135、提示モジュール140、コミュニケーション状況の推定モジュール145等のプログラムを実行するCPU1401と、そのプログラムやデータを記憶するRAM1402と、本コンピュータを起動するためのプログラム等が格納されているROM1403と、コミュニケーション情報記憶モジュール105、成果記憶モジュール115、モデル情報記憶モジュール120等としての機能を有する補助記憶装置(フラッシュ・メモリ等であってもよい)であるHD1404と、キーボード、マウス、タッチスクリーン、マイク、カメラ(視線検知カメラ等を含む)等に対する利用者の操作(動作、音声、視線等を含む)に基づいてデータを受け付ける受付装置1406と、CRT、液晶ディスプレイ、スピーカー等の出力装置1405と、ネットワークインタフェースカード等の通信ネットワークと接続するための通信回線インタフェース1407、そして、それらをつないでデータのやり取りをするためのバス1408により構成されている。これらのコンピュータが複数台互いにネットワークによって接続されていてもよい。
前述の実施の形態のうち、コンピュータ・プログラムによるものについては、本ハードウェア構成のシステムにソフトウェアであるコンピュータ・プログラムを読み込ませ、ソフトウェアとハードウェア資源とが協働して、前述の実施の形態が実現される。
なお、図14に示すハードウェア構成は、1つの構成例を示すものであり、本実施の形態は、図14に示す構成に限らず、本実施の形態において説明したモジュールを実行可能な構成であればよい。例えば、一部のモジュールを専用のハードウェア(例えば特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)等)で構成してもよく、一部のモジュールは外部のシステム内にあり通信回線で接続している形態でもよく、さらに図14に示すシステムが複数互いに通信回線によって接続されていて互いに協調動作するようにしてもよい。また、特に、パーソナルコンピュータの他、携帯情報通信機器(携帯電話、スマートフォン、モバイル機器、ウェアラブルコンピュータ等を含む)、情報家電、ロボット、複写機、ファックス、スキャナー、プリンター、複合機(スキャナー、プリンター、複写機、ファックス等のいずれか2つ以上の機能を有している画像処理装置)などに組み込まれていてもよい。
なお、説明したプログラムについては、記録媒体に格納して提供してもよく、また、そのプログラムを通信手段によって提供してもよい。その場合、例えば、前記説明したプログラムについて、「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」の発明として捉えてもよい。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通等のために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD-R、DVD-RW、DVD-RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD-ROM)、CDレコーダブル(CD-R)、CDリライタブル(CD-RW)等、ブルーレイ・ディスク(Blu-ray(登録商標) Disc)、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、SD(Secure Digital)メモリーカード等が含まれる。
そして、前記のプログラムの全体又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、又は無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分若しくは全部であってもよく、又は別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化等、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。
100…情報処理装置
105…コミュニケーション情報記憶モジュール
110…プロジェクト情報フェーズ情報取得モジュール
115…成果記憶モジュール
120…モデル情報記憶モジュール
125…成果コメント情報取得モジュール
130…成果情報取得モジュール
135…コメント充実度判断モジュール
140…提示モジュール
145…コミュニケーション状況の推定モジュール
190…ユーザー
200…プロジェクト管理装置
210…ユーザー端末
230…文書管理装置
240…コミュニケーション処理装置
290…通信回線

Claims (5)

  1. ユーザーが指定したプロジェクト及びフェーズにしたがって、該プロジェクトの該フェーズに関わるコミュニケーション情報を取得する取得手段と、
    前記プロジェクトのコミュニケーション情報から第1のフェーズを推定するフェーズ推定手段と、
    前記プロジェクトの成果である文書のうち、現在日周辺に作成又は更新された文書の内容に基づいて、第2のフェーズを推定するフェーズ情報取得手段と、
    前記第1のフェーズと前記第2のフェーズが異なるか否かに関する情報に基づいてリスクの予測を行う予測手段と、
    前記予測手段による予測結果を提示する提示手段と、
    を備える情報処理装置。
  2. 前記フェーズ情報取得手段は、前記プロジェクトの成果である文書のうち、現在日周辺に作成又は更新された文書に含まれるキーワードの頻度分布から、第2のフェーズを推定する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記フェーズ情報取得手段は、前記プロジェクトが計画上であるべきフェーズを前記第2のフェーズとして取得し、
    前記提示手段は、前記第1のフェーズと前記第2のフェーズが異なるか否かに関する情報を、前記コミュニケーション状況として提示する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記フェーズ情報取得手段は、前記プロジェクトの成果から推定したフェーズを前記第2のフェーズとして取得し、
    前記提示手段は、前記第1のフェーズと前記第2のフェーズが異なるか否かに関する情報を、前記コミュニケーション状況として提示する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  5. コンピュータを、
    ユーザーが指定したプロジェクト及びフェーズにしたがって、該プロジェクトの該フェーズに関わるコミュニケーション情報を取得する取得手段と、
    前記プロジェクトのコミュニケーション情報から第1のフェーズを推定するフェーズ推定手段と、
    前記プロジェクトの成果である文書のうち、現在日周辺に作成又は更新された文書の内容に基づいて、第2のフェーズを推定するフェーズ情報取得手段と、
    前記第1のフェーズと前記第2のフェーズが異なるか否かに関する情報に基づいてリスクの予測を行う予測手段と、
    前記予測手段による予測結果を提示する提示手段と、
    として機能させるための情報処理プログラム。
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