JP6064126B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
これでは、通常遊技状態において折角小当り遊技を獲得できも、直ぐに決着が付いてしまうと遊技の面白味が半減するおそれがある。
そこで本発明は上記事情に鑑み、通常遊技状態と開放延長遊技状態とで各々の遊技状態に合わせた小当り遊技を実施するようにして小当り遊技を充分に楽しむことができ、興趣の豊かな遊技機を実現することを課題としてなされたものである。
遊技球が入球し通過することにより普通図柄の抽選の契機となる作動ゲートと、
常時入球可能で入球により第1特別図柄の抽選の契機となる第1の始動口と、
前記普通図柄の抽選の結果に応じて開閉作動する普通電動役物により遊技球の入球が困難な状態、又は入球可能な状態若しくは入球容易な状態に切替え可能で入球により第2特別図柄の抽選の契機となる第2の始動口と、
少なくとも前記第1特別図柄の抽選の結果又は前記第2特別図柄の抽選の結果が小当りであり小当り遊技を実施したときに開放する大入賞口と、
前記小当りの発生時に決定される第1特別図柄又は第2特別図柄の小当り図柄に応じて大入賞口の開放パターンを設定する開放パターン設定手段と、
該大入賞口内に設けられた特定領域と、を備え、
前記小当り遊技で前記特定領域へ遊技球が入球することで大当り遊技へ移行可能となし、
大当り遊技の終了後に、前記第2の始動口を入球可能な状態若しくは入球容易な状態とする前記普通電動役物の開放動作の頻度が高くなる開放延長遊技を実施可能な遊技機において、
前記大入賞口には、その内部に、遊技球を貯留可能な貯留状態又は非貯留状態に切替え可能な貯留手段と、該貯留手段の下流位置に、遊技球を前記特定領域へ入球させる又は入球させないように一定の割合で振分ける振分手段と、を設け、
前記貯留手段は、小当り遊技の開始から第1所定時間の経過後に前記非貯留状態から前記貯留状態へ切替わって遊技球を貯留し、かつ第2所定時間の経過後に前記貯留状態から前記非貯留状態へ切替わって遊技球を解放するようになし、
前記貯留手段から解放された遊技球又は前記非貯留状態の貯留手段を通過した遊技球は前記振分手段により前記特定領域へ入球させるか否か振分けられ、
前記開放パターン設定手段により設定される開放パターンは、前記第2特別図柄の小当り図柄に応じて設定される開放パターンの方が、前記第1特別図柄の小当り図柄に応じて設定される開放パターンよりも、前記大入賞口が開放している間に前記貯留手段が前記貯留状態に作動する可能性の低い開放パターンが選択される確率が高いことを特徴とする。
例えば、前記開放パターン設定手段は、前記第1特別図柄の小当り図柄に応じて、前記大入賞口が開放している間に前記貯留手段が前記貯留状態に作動する可能性が高くなる開放パターンを設定する一方、前記第2特別図柄の小当り図柄に応じて、大入賞口が開放している間に前記貯留手段が前記貯留状態に作動する可能性が低くなる開放パターンを設定する。また、第2特別図柄の小当り図柄に応じて、大入賞口が開放している間に貯留手段が貯留状態に作動する可能性の低い開放パターンが選択される確率は100%でもよい。更にまた、第1特別図柄の小当り図柄に応じて、大入賞口が開放している間に貯留手段が貯留状態に作動する可能性の高い開放パターンが選択される確率は100%でもよい。
尚、大入賞口内の貯留手段の動作や振分手段の動作は一定であることが望ましく、例えば、小当り開始時に貯留手段は作動せず、第1所定時間後に遊技球を貯留するよう作動し、更に第2所定時間後に貯留を解除するようになす。このため、第1特別図柄の小当り遊技の開放パターンとしては、最初に大入賞口への入球がほぼ不可能な短時間開放を実行して、貯留手段が貯留可能になってから、入球が可能な長時間開放するパターンとし、第2特別図柄の小当り遊技の開放パターンとしては、最初から大入賞口への入球が可能な長時間開放を実行し、貯留される前には閉鎖するパターンとすることが望ましい。
また、小当り遊技開始は開放開始時でもよいし、開放すると決定されてから(小当り図柄が停止してから)でもよく、小当りが生起して、開放することが確定している間であればよい。
小当り遊技開始を開放開始時ではなく、開放すると決定されてからとすると前記したように短時間開放をしなくても、小当りの開放を開始するまでのインターバル時間を異ならせることで実行できる。
また貯留手段の動作は一定であることが望ましいが、貯留手段の解除タイミングを図柄により、異ならせてもよい(第2所定時間が複数種類となる)。こうすると、解除されるタイミングを遊技者が把握しづらいため、当るタイミングか否かの判断がしづらくなる。
請求項1に記載の遊技機において、
発射された遊技球が流下する遊技領域は、遊技球を第1の発射強度で発射したときに遊技球が流下する第1の遊技領域と、前記第1の発射強度よりも強い第2の発射強度で発射したときに遊技球が流下する第2の遊技領域とに分けられ、
前記第1及び第2の遊技領域にそれぞれ、前記普通図柄の作動ゲートを設け、
少なくとも前記第1の遊技領域を流下する遊技球が入球可能な位置に前記第1の始動口を設け、
かつ前記第2の遊技領域には前記第2の始動口及び前記大入賞口を設けたことを特徴とする。
請求項1又は2に記載の遊技機において、
前記第1特別図柄の抽選により小当り遊技となり、前記大入賞口が開放している間に前記貯留手段が前記貯留状態に作動する可能性が高くなる開放パターンで、大入賞口への入球があると、前記貯留手段による貯留解除のタイミング及び前記振分手段により遊技球を前記特定領域へ導くタイミングに基づいて大当りが発生するか否かの信頼度を示す演出を行なうことを特徴とする。
前枠11の板ガラス110の奥には前記内枠に保持された遊技盤2(図2)が設けてある。
下皿13は上皿12から溢れた賞球を受ける構成で、球抜きレバーの操作により下皿13に溜まった遊技球を遊技店に備えられた別箱(ドル箱)に移すことができる。
センターケース200は中央に演出図柄表示装置21(全体の図示は省略)のLCDパネルが配設されている。またセンターケース200には、周知のものと同様にワープ入口、ワープ樋、ステージなどが設けられている。
第1特図始動口23への入球により第1特図の大当り決定用乱数、第1特図の大当り図柄決定乱数、第1特図の変動パターン決定用乱数などの複数種類の乱数が抽出され、保留記憶される。保留記憶は4つまで記憶される。これら保留記憶に基づいて第1特図の当否判定が実行され、結果は大当り、小当り、ハズレのいずれかの判定がなされる。
左打ち領域Lには、遊技球が常時通過(入球)可能であり、通過により普通図柄(以下、普図という)の当否抽選を開始する普図作動ゲート22が設けられている。
また左打ち領域Lには複数の普通入賞口27が配置されている。
第2特図始動口24は、入球により第2特図の当否判定が実行される起因となる入球口である。第2特図始動口24への入球により第2特図の大当り決定用乱数、大当り図柄決定乱数、第2特図の変動パターン決定用乱数などの複数種類の乱数が抽出され、保留記憶される。保留記憶は4つまで記憶される。この保留記憶に応じて第2特図の当否判定が実行され、結果は大当り、小当り、ハズレのいずれかの判定がなされる。尚、本実施形態では、通常遊技時の普図の変動時間は長く、普電役物の開放時間は短時間に設定しているので、通常遊技時に右打ちしても第2特図始動口24での抽選は開始されないように設計されている。そのため、通常遊技時は左打ちにて第1特図始動口23で大当りを目指す遊技がメインとなる。
図3に示すように、第2大入賞口6Bは開閉扉600の開放時に遊技球が入球可能な構成である。第2大入賞口6Bの内部には、第2カウントSW507が設けられ、これにより入球した遊技球が検出される。遊技球の検出により入賞と見做して賞球を払出すことが望ましい。
尚、シャッタ60によりメイン流路601への流入を阻止された遊技球は枝分かれしたサブ流路602を経て流路下端のハズレ穴61へ流入して第2大入賞口6Bから排出されて遊技盤裏面側の機構へ取り込まれる。
振分装置63は、メイン流路601の下向きの下流端開放部に隣接して略円盤のスプロケットからなり、振分装置63にはその外周側面に入球口からなる特定領域64と2つのハズレ穴61が等間隔で配置されている。
また遊技盤2の右下端部には、レール201の外部に表示部が設けられている。該表示部には、第1特図の当否判定結果を示唆する第1特図表示装置28A、第2特図の当否判定結果を示唆する第2特図表示装置28B、第1特図の保留記憶数を示唆する第1特図保留数表示装置281、第2特図の保留記憶数を示唆する第2特図保留数表示装置282、普図の抽選結果を示唆する普図表示装置29、及び普図保留数表示装置291が設けられている。
盤側から出力される信号をホールコンピュータへ出力するための端子)と枠側(外枠10、前枠11、内枠30)から出力される信号をホールコンピュータへ出力するための端子)の2種類を用いているが、本実施形態では、ひとつの外部接続端子板38を介して遊技状態や遊技結果を示す信号をホールコンピュータへ送信する。
発射制御装置44にはCPU、ROM、RAM等が設けられていない、しかしこれに限るわけではなく、発射制御装置44にCPU、ROM、RAM等を設けてもよい。
普図表示装置29及び普図保留数表示装置291等の表示制御を行なう。
主制御装置40からの出力信号は試験信号端子にも出力される他、図柄変動や大当り等の管理用の信号が外部接続端子板38を経てホールコンピュータ500に送られる。
主制御装置40と払出制御装置41とは双方向通信が可能である。
そしてサブ統合制御装置42は、スピーカ112を駆動して音声を出力することや、各種LEDや各種ランプ113の点灯、消灯等を制御する。更に演出図柄制御装置43へキャラクタなどを表示する擬似演出や特図の擬似図柄の表示態様のコマンドを送信する。
パチンコ機1は、第1特図始動口23への入球に起因して第1特図の当否判定が、第2特図始動口24への入球に起因して第2特図の当否判定が実行される。当否判定に応じて第1特図表示装置28A又は第2特図表示装置28Bと演出図柄表示装置21の図柄変動を開始する。その後、第1又は第2特図表示装置28A,28Bに第1又は第2特図の確定図柄を、演出図柄表示装置21に第1又は第2特図に対応する擬似演出図柄を確定表示して第1又は第2特図の当否判定の結果を報知する。
判定結果が大当り(図柄当り)となると、条件装置が作動することによって役物連続作動装置が作動して第1の大入賞口6Aが賞球の獲得に有利な所定の態様で開放される大当り遊技(特別遊技)が実行される。
この場合、遊技状況に応じて第2大入賞口6B内の貯留装置62を制御して遊技球を貯留及び貯留解除することで特定領域64への入球率を可変するようになした。
また時短付与率は通常遊技状態では第1、第2特図ともに50%で、時短遊技状態では第1、第2特図ともに80%とされ、時短回数は第1特図、第2特図ともに100回(図柄変動回数)又は次の大当りまでとされている。尚、小当りでは、小当り遊技終了後に、小当りが生起した時点の時短回数から時短遊技が継続される。
小当り契機の大当り確率(役物当り確率)は、通常遊技状態では第1、第2特図ともに100%で、時短遊技状態では第1、第2特図ともに80%とされている。
普図の当り確率は、通常遊技状態では50分の1で、時短遊技状態では100%とされ、通常遊技状態での普電役物のロング開放の割合は2分の1に設定されている。
前記図柄当りでは第1特図、第2特図ともに第2大入賞口6Aの28秒間の開放が16ラウンド(16回)実施される。また前記役物当りでは第1特図、第2特図ともに第2大入賞口6Aの28秒間の開放が15ラウンド(15回)実施される。
図7は主制御装置40で実行される「メインルーチン」のフローチャートを示し、「メインルーチン」は本処理(S100〜S110,S115)と残余処理(S111)とで構成され、2ms又は4ms周期の割り込み信号に起因して開始され、最初に正常割り込みか否かを判断する(S100)。この判断はRAMの特定アドレスに特定の数値が書き込まれているか否かに基づいて行われ、ここで否定判断(S100:no)なら初期設定(S115)を実行する。前述の正常割り込みか否かを判断するための数値は、この初期設定の一環としてRAMに書き込まれる。
図8に示す「始動口入賞処理」は、第1特図始動口23、第2特図始動口24に遊技球が入球したときに抽出される当否乱数等の種々の乱数を、保留記憶として主制御装置40に格納(記憶)する。そして各特図始動口23,24への入球に起因する各種コマンドをサブ統合制御装置42に送信する処理となる。以後、第1特図始動口23に遊技球が入球したときに格納される第1特図の保留記憶を第1保留記憶、第2特図始動口24に遊技球が入球したときに格納される第2特図の保留記憶を第2保留記憶とする。尚、本実施形態における記憶可能な保留記憶数は第1保留記憶数、第2保留記憶数ともには4個である。
尚、第2保留記憶機能を備えない構成でもよい。保留記憶すると、遊技状態が変更した場合に持ち越すことがあり、色々な状況での小当り遊技を想定して備える必要が生じるため、第2特図の保留記憶は無くてもよい。
勿論、持ち越すことにより遊技性を発揮させることも考えられる。例えば、通常遊技になる大当りを発生された場合でも、大当り遊技後に保留記憶に記憶されていた小当りにより大当りを獲得できれば、開放延長遊技を引き戻すことが可能となる遊技性を発揮するようになる。
続くS203の処理で加算した第1保留記憶カウンタの値を示す第1保留数指示コマンドをサブ統合制御装置42に送信する。
続くS207の処理で加算した第2保留記憶カウンタの値を示す第2保留数指示コマンドをサブ統合制御装置42に送信する。
図9に示すように、「当否判定処理」は、先ず、S300の処理において条件装置の未作動を確認して大当り遊技中か否かを確認する。条件装置が作動中(S300:no)であればリターンする。
条件装置が未作動で大当り遊技中でなければ(S300:yes)、S301の処理において特図の変動が停止中か否かを確認する。変動停止中であれば(S301:yes)、S302の処理において特図の確定図柄が未表示であるか否かを確認する(S302)。
尚、第2大入賞口6B内に遊技球がない状態であるときにこの「当否判定処理」を実行するように、特図の変動時間、小当り遊技の開始インターバル、終了インターバルなどを、大入賞口への入賞から排出までに要する時間以上の時間となるように設定している。
第1特図又は第2特図の保留記憶があれば(S303:yes)、S304の処理にて保留記憶のシフト処理を行う。該シフト処理により保留記憶のうち最も古い保留記憶が当否判定の対象となる。この場合、第1特図の保留記憶よりも第2特図の保留記憶を優先的に当否判定することが望ましい。
第1特図又は第2特図の保留記憶がいずれもなければ(S303:no)、リターンする。
その後、S309の処理において前記当否判定結果を示すデータ(大当り、小当り、ハズレの種類、リーチの有り無し、変動時間など)を含んだ特図変動開始コマンドをサブ統合制御装置42及び演出図柄制御装置43に出力するとともに、第1特図表示装置28A又は第2特図表示装置28Bにおいて第1特図又は第2特図を変動表示させる処理を行う。該S309の処理後、リターンする。
次に、S313の小当り内容設定処理において、前記大当り図柄決定用乱数の値に基づいて小当り遊技の内容(第2大入賞口6Bの開放パターン、オープニング演出時間、エンディング演出時間等)及び小当り遊技終了後の遊技状態等の設定を行なう。更に遊技状態、例えば特定領域への入球率に合わせた小当り遊技時間を設定する。その後、前記S309へ移行してこの処理を行なう。
一方、変動時間が経過したことを確認すると(S320:yes)、S321の処理においてサブ統合制御装置42及び演出図柄制御装置43に図柄停止コマンドを送信する。
続くS322の処理において図柄が大当り図柄であることが確認できれば(S322:yes)、S323の処理において第1特図表示装置28A又は第2特図表示装置28Bに大当り図柄を確定表示させる処理を行う。
その後、S326の処理において時短F(フラグ)が「1」(時短中)であることが確認できれば(S326:yes)、S327の処理において時短Fを「0」にリセットする。そしてS328の処理において大当りF(フラグ)に「1」をセットする。その後、リターンする。
その後、S331の処理において時短F(フラグ)が「1」(時短中)であることが確認できれば(S331:yes)、S332の処理において時短Fを「0」にリセットする。更にS333の処理において時短遊技の付与回数を制限する時短カウンタのカウント値を減算して記憶する。これにより小当り遊技終了後に時短、小当り発生時の時短回数から継続させる。そしてS334の処理において小当りF(フラグ)に「1」をセットする。その後、リターンする。
尚、これに限らず、小当り遊技では開放延長を作動したままとし、時短フラグを「0」にしなくてもよい。この構成では、普電役物(第2特図始動口24)の開放が第2大入賞口6Bへの入球を阻害してしまう可能性があるので、第2特図始動口24を第2大入賞口6Bの下流に設けることが望ましい。尚、小当り時もハズレ時と同様に時短カウンタを減算する。
一方、規定数に達していなければ(S421:no)、S422の処理において第2大入賞口6Bの開放時間が終了したか否かを確認する。開放時間の終了が確認できれば(S422:yes)、前記S423の処理において第2大入賞口6Bを閉鎖する。
続くS433の処理において第2大入賞口6Bが開放中であることが確認されれば(S433:yes)、S434の処理において第2大入賞口6Bを閉鎖し、更にS435の処理において特定領域64を無効化する。
その後、S436の処理において役物大当り開始演出の設定を行ない、これによりサブ統合制御装置42及び演出図柄制御装置43へ役物大当り開始コマンドを送信する。そしてS437の処理において小当りFを「0」にリセットするとともに、S438の処理において大当りFに「1」をセットする。これにより小当りから役物大当りへ移行する。その後、リターンする。
尚、S440の処理にて、特定領域64に入球しなかった場合に特定領域64を無効にする。
大当りのインターバル中であれば(S451:yes)、S452の処理においてインターバル終了時間であるか否かを確認し、インターバル終了時間であれば(S452:yes)、S453の処理において第1大入賞口6Aを開放する。その後、リターンする。
大当り開始演出中であれば(S455:yes)、S456の処理において大当り開始演出時間が経過したか否かを確認し、演出時間の経過を確認できれば(S456:yes)、S457の処理において第1大入賞口6Aを開放する。その後、リターンする。
一方、規定数に達していなければ(S460:no)、S461の処理において第1大入賞口6Aの開放時間が終了したか否かを確認する。開放時間の終了を確認すれば(S461:yes)、第1大入賞口6Aを閉鎖する(S462)。
一方、最終ラウンドの終了であれば(S463:yes)、S465の処理において大当り終了演出処理を行ない、これにより大当り終了コマンドをサブ統合制御装置42及び演出図柄制御装置43へ送信する。その後、リターンする。
そして小当りとなると、第1特図始動口23への入球を起因とする小当り遊技(第1特図の小当り遊技)と、第2特図始動口24への入球を起因とする小当り遊技(第2特図の小当り遊技)とで、第1特図の小当り図柄及び第2特図の小当り図柄に応じて第2大入賞口6Bの開放パターンを相違させるように構成されている。
図19(a)は第1特図の小当り遊技(小当り1)の開放パターンのタイミングチャートを示し、該開放パターンは、小当り遊技の開始とともに遊技球の第2大入賞口6Bへの入球が困難な0.2秒程度の極短時間の開放(ア)を行い小当り遊技が開始されたことを遊技者に伝える。
尚、第2大入賞口6Bのシャッタ60は一定に開閉作動を繰り返す。
貯留装置62は、小当り遊技の開始時には作動せず非貯留状態をなし、小当り遊技の開始から所定時間(ウ時間)経過後に作動して、遊技球を貯留するよう貯留状態となる。更に貯留の開始から所定時間(エ時間)経過後に非貯留状態に戻って貯留を解除する。
そして前記短時間開放後に閉じた第2大入賞口6Bは、前記貯留装置62の作動に合わせて約2.8秒の開放(イ)を行い、貯留装置62に遊技球が貯留される可能性が高くなるような開放パターンとされている。
尚、貯留装置62は、小当り遊技の開始時の第2大入賞口6Bの短時間開放と同様に短時間の貯留状態に作動させてもよい。
尚、小当り2は貯留装置62の動作パターンで開放するタイミングには小当り動作が終了するので、貯留装置62を作動させない構成である。また、貯留装置62は、小当り遊技の開始時の短時間の貯留状態に作動させてもよい。
尚、本実施形態では、貯留装置62の動作を一定としたが、貯留装置62の解除タイミングを小当り図柄により相違させるようにしてもよい。こうすると、解除されるタイミングを遊技者が把握しづらいため、当るタイミングか否かの判断がしづらくなる。
図20は本パチンコ機1の演出図柄表示装置21において表示される前記演出の表示態様の代表例を示す。図20(a)は第1特図の小当りの表示態様を示し、演出図柄表示装置21の表示画面には、上部左寄りの位置に小当りにより役物大当りが狙えることを示唆するチャンス表示210を行い、上部右寄りの位置には本パチンコ機1のメインキャラクタの熊の達吉211が表示される。そして前記チャンス表示210の下方に右打ちを推奨する右打ち表示212を行う。更に第1特図の小当り図柄に対応して、3つの同一図柄からなる小当り擬似演出図柄213が表示される。
図22に示すように、第2大入賞口6Cは開閉扉600の開放時に遊技球が入球可能な構成である。第2大入賞口6Cの内部には、第2カウントSW507が設けられ、これにより入球した遊技球が検出される。遊技球の検出により入賞と見做して賞球を払出すことが望ましい。
尚、シャッタ60によりメイン流路601への流入を阻止された遊技球は枝分かれしたサブ流路602を経て流路下端のハズレ穴61へ流入して第2大入賞口6Cから排出されて遊技盤裏面側の機構へ取り込まれる。
振分装置63は、第1の流路65及び第2の流路66の下流端開放部に隣接して略円盤のスプロケットからなり、振分装置63にはその外周側面に入球口からなる特定領域64と2つのハズレ穴61が等間隔で配置されている。
例えば、誘導装置67は小当り遊技の開始から一定時間が経過するまでは遊技球を第2の流路66へ誘導し、前記一定時間の経過後に前記第1の流路65へ誘導する構成とする。
このように分岐装置68の作用により遊技球を特定領域64側へ案内する確率が下がる。よって分岐装置68を備えない第2の流路66の方が、分岐装置68を備えた第1の流路65よりも高い確率で遊技球を特定領域64側へ向けて案内する。
そして小当りとなると、第1特図始動口23への入球を起因とする小当り遊技(第1特図の小当り遊技)と、第2特図始動口24への入球を起因とする小当り遊技(第2特図の小当り遊技)とで、第1特図の小当り図柄及び第2特図の小当り図柄に応じて第2大入賞口6Cの開放パターンを相違させるように構成されている。
図23(a)は第1特図の小当り遊技(小当り1)の開放パターンのタイミングチャートを示し、該開放パターンは、小当り遊技の開始とともに遊技球の第2大入賞口6Cへの入球が困難な0.2秒程度の極短時間の開放(ア)を行い小当り遊技が開始されたことを遊技者に伝える。
尚、第2大入賞口6Bのシャッタ60は一定に開閉作動を繰り返す。
誘導装置67は、小当り遊技の開始時には遊技球を第2の流路66へ誘導する状態をなし、小当り遊技の開始から一定時間(オ時間)経過後に切り替わって、遊技球を第1の流路65へ誘導する状態となる。尚、誘導装置67は小当り遊技の終了により遊技球を第2の流路66へ誘導する状態に戻る。
そして前記短時間開放後に閉じた第2大入賞口6Cは、前記誘導装置67の作動に合わせて約2.8秒の開放(イ)を行い、遊技球を第1の流路65へ誘導する可能性が高くなるような開放パターンとされている。
尚、誘導装置67は、小当り遊技の開始時の第2大入賞口6Cの短時間開放と同様に短時間の貯留状態に作動させてもよい。
尚、小当り2は誘導装置67の動作パターンで開放するタイミングには小当り動作が終了するので、誘導装置67を作動させない構成である。また、誘導装置67は、小当り遊技の開始時に短時間、遊技球を第1の流路66へ誘導するように作動させてもよい。
尚、本実施形態では、誘導装置67の誘導先を切替えるタイミングを小当り図柄により相違させるようにしてもよい。こうすると、前記切替えのタイミングを遊技者が把握しづらいため、当るタイミングか否かの判断がしづらくなる。
また、小当りの開放パターンを同一のものだけとし、遊技状態により、開始インターバルの時間を異ならせる構成としてもよい。このような構成によって、小当り時の開放タイミングを貯留装置や誘導装置の動作タイミングに合わせて設定することで同様な構成を実行させることができる。
詳しくは、貯留装置の動作パターンは実施形態と同一とし、第2大入賞口の開放パターンは小当り2と同様にア+イの時間とした場合に、通常遊技状態時の小当りは開始インターバルを、小当り1のイの開放タイミングで開放するように設定し、時短遊技状態時は小当り2の開放タイミングで開放するように設定する構成でよい。
更に、第1特図の小当り時に前記「小当り2(図19(b)、図23(b))」の遊技を低い確率で実施するようにし、第2特図の小当り時に前記「小当り1(図19(a)、図23(a))」の遊技を低い確率で実施するようにしてもよい。
20 遊技領域
21 演出図柄表示装置
22 作動ゲート
23 第1特図始動口(第1の始動口)
24 第2特図始動口(第2の始動口)
40 主制御装置(開放パターン設定手段、図柄決定手段)
42 サブ統合制御装置(演出実施手段、演出制御手段)
6B,6C 第2大入賞口(大入賞口)
61 ハズレ穴
62 貯留装置(貯留手段)
63 振分装置(振分手段)
64 特定領域
65 第1の流路
66 第2の流路
67 誘導装置(誘導手段)
68 分岐装置(分岐手段)
680 受皿部
681 流下穴
L 左打ち領域(第1の遊技領域)
R 右打ち領域(第2の遊技領域)
Claims (3)
- 遊技球が入球し通過することにより普通図柄の抽選の契機となる作動ゲートと、
常時入球可能で入球により第1特別図柄の抽選の契機となる第1の始動口と、
前記普通図柄の抽選の結果に応じて開閉作動する普通電動役物により遊技球の入球が困難な状態、又は入球可能な状態若しくは入球容易な状態に切替え可能で入球により第2特別図柄の抽選の契機となる第2の始動口と、
少なくとも前記第1特別図柄の抽選の結果又は前記第2特別図柄の抽選の結果が小当りであり小当り遊技を実施したときに開放する大入賞口と、
前記小当りの発生時に決定される第1特別図柄又は第2特別図柄の小当り図柄に応じて大入賞口の開放パターンを設定する開放パターン設定手段と、
該大入賞口内に設けられた特定領域と、を備え、
前記小当り遊技で前記特定領域へ遊技球が入球することで大当り遊技へ移行可能となし、
大当り遊技の終了後に、前記第2の始動口を入球可能な状態若しくは入球容易な状態とする前記普通電動役物の開放動作の頻度が高くなる開放延長遊技を実施可能な遊技機において、
前記大入賞口には、その内部に、遊技球を貯留可能な貯留状態又は非貯留状態に切替え可能な貯留手段と、該貯留手段の下流位置に、遊技球を前記特定領域へ入球させる又は入球させないように一定の割合で振分ける振分手段と、を設け、
前記貯留手段は、小当り遊技の開始から第1所定時間の経過後に前記非貯留状態から前記貯留状態へ切替わって遊技球を貯留し、かつ第2所定時間の経過後に前記貯留状態から前記非貯留状態へ切替わって遊技球を解放するようになし、
前記貯留手段から解放された遊技球又は前記非貯留状態の貯留手段を通過した遊技球は前記振分手段により前記特定領域へ入球させるか否か振分けられ、
前記開放パターン設定手段により設定される開放パターンは、前記第2特別図柄の小当り図柄に応じて設定される開放パターンの方が、前記第1特別図柄の小当り図柄に応じて設定される開放パターンよりも、前記大入賞口が開放している間に前記貯留手段が前記貯留状態に作動する可能性の低い開放パターンが選択される確率が高いことを特徴とする遊技機。 - 請求項1に記載の遊技機において、
発射された遊技球が流下する遊技領域は、遊技球を第1の発射強度で発射したときに遊技球が流下する第1の遊技領域と、前記第1の発射強度よりも強い第2の発射強度で発射したときに遊技球が流下する第2の遊技領域とに分けられ、
前記第1及び第2の遊技領域にそれぞれ、前記普通図柄の作動ゲートを設け、
少なくとも前記第1の遊技領域を流下する遊技球が入球可能な位置に前記第1の始動口を設け、
かつ前記第2の遊技領域には前記第2の始動口及び前記大入賞口を設けたことを特徴とする遊技機。 - 請求項1又は2に記載の遊技機において、
前記第1特別図柄の抽選により小当り遊技となり、前記大入賞口が開放している間に前記貯留手段が前記貯留状態に作動する可能性が高くなる開放パターンで、大入賞口への入球があると、前記貯留手段による貯留解除のタイミング及び前記振分手段により遊技球を前記特定領域へ導くタイミングに基づいて大当りが発生するか否かの信頼度を示す演出を行なうことを特徴とする遊技機。
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