JP5162613B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ遊技機に関わり、特に1種2種混合タイプのパチンコ遊技機に適用して好適なものである。
パチンコ遊技機には、周知のように、1種タイプ、2種タイプ、及び1種タイプと2種タイプを組み合わせた1種2種混合タイプ等がある。
1種タイプのパチンコ遊技機は、遊技盤に始動口、図柄変動表示器、大入賞装置等が設けられ、遊技球が始動口に入賞したときに取得した乱数に基づいて図柄変動表示器の特別図柄の変動表示を行う。そして特別図柄が予め定められた所定図柄で停止したときに遊技者に有利な大当たり(以下、「1種大当たり」と表記する)を実行する。
2種タイプのパチンコ遊技機は、「ヒコーキ」或いは「羽根物」等と称されているパチンコ遊技機であり、一対の羽根(可動片)からなる変動入賞装置が遊技盤に設けられ、始動口に遊技球が入賞するとソレノイドが作動して変動入賞装置の羽根が1回ないし2回開閉作動する。変動入賞装置の羽根は、遊技盤面を流下する遊技球を捕捉して、その内部に導くように構成されている。変動入賞装置の内部には、Vゾーンと称される特定領域が設けられており、入賞した遊技球が特定領域を通過すると大当たりが発生する。大当たり状態においては、当選した大当たりの内容に応じて、所定ラウンド数(最高16ラウンド)の大当たり(以下、「2種大当たり」と表記する)遊技を実行する。このとき、1ラウンド遊技として、変動入賞装置の羽根を、所定の期間或いは規定数の遊技球の入賞を検出するまで継続的に開閉するか、もしくは所定回数(例えば18回)継続的に開閉する遊技を行う。以下同様のラウンド遊技を所定ラウンド数まで繰り返し行うことにより、1回の大当たりで多数の遊技球を獲得できるように構成されている。
1種2種混合タイプのパチンコ遊技機は、上記した1種タイプと2種タイプの機能を備えたパチンコ遊技機であり、遊技球が始動口に入賞したときに乱数を取得し、取得した乱数に基づいて図柄変動表示器の特別図柄を変動表示する。そして特別図柄が予め定められた大当たり図柄で停止したときに1種大当たり遊技に移行する。
一方、特別図柄が予め定められた小当たり図柄で停止したときは、大入賞装置の羽根が1回ないし2回開閉作動し、大入賞装置の内部に入賞した遊技球がVゾーンを通過すると2種大当たり遊技を実行する。
このように構成される1種2種混合タイプのパチンコ遊技機には、特別図柄の始動条件の成立確率を高めた時間短縮遊技(以下、「時短遊技」と称する)機能を備えたものがある。時短遊技機能を搭載したパチンコ遊技機では、常時開口している始動口の他に遊技球が入球し難い閉状態から遊技球が入球し易い開状態に変化可能な変動入賞装置として、例えば電動式チューリップ(以下、「電チュー」と称する)を備えており、時短遊技のときは、この電チューの開放時間を延長するなどして遊技球の入賞率を高めた構成となっている。
なお、時短機能を備えた1種2種混合タイプのパチンコ遊技機の先行技術文献としては、特許文献1がある。
また特許文献2には、短時間で大量の出球を獲得できる遊技機として、第2特図表示器が変動表示中に電チューに遊技球が入賞した場合、例えば4個を上限として第2特別図柄を変動表示する権利を保留する第2特図保留手段を設けるように構成する。この場合、リミッタが作動して時短ゲーム状態から通常ゲーム状態に移行した時点では、第2特図保留手段に第2特別図柄を変動表示する権利が保留されている状態となるので、第2特図保留手段に保留されている保留個数分だけ100回の時短遊技を付与する大当たりに当選する割合が高い開閉ゲームを実行する遊技機が開示されている。
特開2007−301008公報 特開2010−29370公報
ところで、上記特許文献2に開示されているパチンコ遊技機では、短時間に効率よく出球を獲得するために、時短遊技中は変動入賞装置内の特定領域(Vゾーン)を遊技球が速やかに通過して2種大当たりに当選するように構成することが求められている。
2種大当たりの当選確率を高める一つの手段としては、変動入賞装置内のVゾーンを遊技球が入賞し易い構成とすることが考えられる。
しかしながら、変動入賞装置内のVゾーンを遊技球が入賞し易い構成とした場合は、通常遊技状態であるにも関わらず、変動入賞装置内に遊技球を入賞させてVゾーンを狙うといった変則的な遊技が行われるおそれがあった。
また、変動入賞装置内のVゾーンを遊技球が入賞し易い構成とした場合は、時短遊技状態から通常遊技状態へ移行した直後であって、第2特図保留手段に保留されている保留個数分の小当たり動作において、遊技球が変動入賞装置内のVゾーンを通過する確率が高くなるため、遊技者が獲得できる出球数が極端に多くなり、遊技者の射幸心を著しく煽るおそれがあった。
本発明は、このような点を鑑みてなされたものであり、時短遊技中は2種大当たりに速やかに当選するように構成する一方、通常遊技中は時短遊技中より2種大当たりに当選する確率より低確率となるように構成した遊技機を提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、以下の形態により実現することが可能である。
即ち、第1の形態の遊技機は、遊技球が第1始動口または第2始動口に入球することにより特別遊技を行うか否かを判定する特別遊技判定手段と、前記特別遊技判定手段による判定結果に基づいて、所定の図柄表示手段において図柄を変動表示させてから当該判定結果を示す判定図柄を停止表示させる図柄表示制御手段と、前記図柄表示制御手段により図柄が変動表示させられているときに遊技球が前記第2始動口に入球した場合、前記特別遊技判定手段による判定の権利を保留する保留手段と、前記特別遊技判定手段により第1特別遊技を行うと判定された場合、前記図柄表示制御手段により当該判定結果を示す判定図柄が停止表示させられた後に、変動入賞装置を遊技球が入球可能となるようにする第1特別遊技を行う第1特別遊技実行手段と、前記第1特別遊技実行手段により第1特別遊技が行われる際に、前記変動入賞装置に入球した遊技球を特定領域または非特定領域に誘導可能な遊技球誘導部材を可動制御する誘導部材制御手段と、前記第1特別遊技実行手段により第1特別遊技が行われているときに前記変動入賞装置に入球した遊技球が前記特定領域を通過することにより、遊技者に有利な第2特別遊技を行う第2特別遊技実行手段と、前記第2特別遊技実行手段により前記第2特別遊技が行われた後に、前記第2始動口に遊技球が入球し易い特定遊技状態で遊技を制御可能な特定遊技状態制御手段と、を備え、前記第1特別遊技実行手段は、前記特定遊技状態制御手段によって前記特定遊技状態で遊技が制御されていないときに、前記特別遊技判定手段により前記第2始動口への遊技球の入球により第1特別遊技を行うと判定された場合、前記誘導部材制御手段により遊技球が前記特定領域に誘導され難いように前記変動入賞装置を遊技球が入球可能となるようにする第1特別遊技を行う通常第1特別遊技実行手段と、前記特定遊技状態制御手段によって前記特定遊技状態で遊技が制御されているときに、前記特別遊技判定手段により前記第2始動口への遊技球の入球により第1特別遊技を行うと判定された場合、前記誘導部材制御手段により遊技球が前記特定領域に誘導され易いように前記変動入賞装置を遊技球が入球可能となるようにする第1特別遊技を行う特殊第1特別遊技実行手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、特定遊技状態のときは第2特別遊技が行われる確率を高確率に設定することができる一方、特定遊技を付与しない通常遊技状態のときは特定遊技状態より第2特別遊技が行われる確率を低確率に設定することが可能になる。
これにより、特定遊技状態であるにも関わらず、変動入賞装置内に遊技球を入球させて、遊技球の特定領域の通過を狙うといった変則的な遊技が行われたり、或いは遊技者の射幸心を著しく煽ったりすることなく、特定遊技中の第2特別遊技を速やかに進行することができる遊技機を実現することが可能になる。
本発明の実施形態に係るパチンコ遊技機の全体正面図である。 本実施形態に係るパチンコ遊技機の遊技盤の一例を示した正面図である。 (a)〜(d)は本実施形態に係るパチンコ遊技機に備えられている変動入賞装置の構成を説明するための概略斜視図である。 本実施形態に係るパチンコ遊技機の遊技制御装置の構成を示したブロック図である。 本実施形態のパチンコ遊技機において取得される乱数を示した図であり、(a)は大当たり乱数、(b)は図柄乱数、(c)はゲート用当たり乱数の一例を示した図である。 (a)(b)は本実施形態のパチンコ遊技機に設けられている変動入賞装置の小当たり時の動作タイミングを示したタイミングチャートである。 本実施形態のパチンコ遊技機に設けられている変動入賞装置の第2の動作タイミングを示したタイミングチャートであり、(a)は時短遊技時の動作タイミング、(b)は通常遊技時の動作タイミングをそれぞれ示した図である。 遊技制御基板のCPUが実行するタイマ割込処理の一例を示したフローチャートである。 遊技制御基板のCPUが実行する始動口SW処理の一例を示したフローチャートである。 遊技制御基板のCPUが実行する特定領域SW処理の一例を示したフローチャートである。 遊技制御基板のCPUが実行するゲートSW処理の一例を示したフローチャートである。 遊技制御基板のCPUが実行する第1入賞検知SW処理の一例を示したフローチャートである。 遊技制御基板のCPUが実行する排出検知SW処理の一例を示したフローチャートである。 遊技制御基板のCPUが実行する第2入賞検知SW処理の一例を示したフローチャートである。 遊技制御基板のCPUが実行する特別図柄処理の一例を示したフローチャートである。 遊技制御基板のCPUが実行する大当たり判定処理の一例を示したフローチャートである。 遊技制御基板のCPUが実行する変動パターン選択処理の一例を示したフローチャートである。 遊技制御基板のCPUが実行する停止中処理の一例を示したフローチャートである。 遊技制御基板のCPUが実行する客待ち設定処理の一例を示したフローチャートである。 遊技制御基板のCPUが実行する普通図柄処理の一例を示したフローチャートである。 遊技制御基板のCPUが実行する大入賞口処理の一例を示したフローチャートである。 遊技制御基板のCPUが実行する大当たり遊技処理の一例を示したフローチャートである。 ラウンド数/作動パターンの設定例を示した図である。 遊技制御基板のCPUが実行する遊技状態設定処理の一例を示したフローチャートである。 遊技制御基板のCPUが実行する小当たり遊技処理の一例を示したフローチャートである。 遊技制御基板のCPUが実行する進退部材処理の一例を示したフローチャートである。 遊技制御基板のCPUが実行する電チュー処理の一例を示したフローチャートである。
図1は本発明の実施形態に係るパチンコ遊技機の全体正面図である。また図2は図1に示したパチンコ遊技機の遊技盤の一例を示した正面図である。
図1に示すパチンコ遊技機200は、矩形形状の枠201を有し、この枠201の窓孔に対して遊技盤1が着脱可能に取り付けられている。
遊技盤1の下方には、遊技球を貯留する受け皿部210と、この受け皿部210の遊技球を発射する発射ハンドル211が設けられている。
受け皿部210の上面には、例えば遊技者自身に操作を行わせて遊技に対する参加感を演出する演出ボタン212が設けられている。
また受け皿部210の上面には、遊技球の購入ボタン213、返却ボタン214、受け皿部210内の遊技球を下方から外部に抜くための球抜きボタン215が設けられている。
図2に示す遊技盤1における遊技領域1aの周囲には、外レールR1及び内レールR2が設けられている。これら外レールR1及び内レールR2は、図1に示した発射ハンドル211を操作したときに発射装置から発射された遊技球を遊技領域1aに案内する。
遊技盤1のほぼ中央には、画像表示器6が配置されている。画像表示器6は、例えば、液晶表示装置等の液晶表示パネルにより構成され、特別図柄に応じた演出用の図柄画像、例えば数字図柄、アルファベット図柄、キャラクター図柄等が表示される。また、所謂リーチ状態や特別遊技状態のときは、それぞれの遊技状態を示す演出画像等が表示される。リーチ状態は、例えば演出用の図柄画像として3つの図柄画像を表示する場合は、3つの図柄画像のうち2つの図柄画像が揃った状態であり、特別遊技状態(リーチ状態)は、3つの図柄画像が揃った状態を指す。
画像表示器6の下方中央には、第1始動口21が配置されている。第1始動口21は、遊技球が入賞したときに、第1特別図柄表示器10の第1特別図柄を変動表示させる権利を発生させる。このため、第1始動口21の内部には、遊技球の入球を検出する第1始動口スイッチ(SW)が設けられている。
また遊技盤1の右側領域であって、画像表示器6の右側下方には、第2始動口として機能する電チュー22が配置されている。電チュー22は、左右一対の開閉爪(可動片)を有し、遊技球が入賞したときに、第2特別図柄表示器11の第2特別図柄を変動表示させる権利を発生させる。このため、電チュー22の内部には、遊技球の入球を検出する第2始動口スイッチ(SW)が設けられている。
電チュー22は、普通図柄表示器12の普通図柄が所定態様で停止したときに所定時間、遊技球の入賞し難い閉状態から入賞し易い開状態になる。つまり、閉成状態から開成状態に変化するように構成されている。
また遊技盤1の右側領域であって、電チュー22の上方には、変動入賞装置2が配置されている。この変動入賞装置2には、遊技球を当該変動入賞装置2内へ導入する導入部として、遊技球が入賞し難い閉状態から遊技球が入賞し易い開状態に変化可能な羽根状の可動片3を備えている。なお、本実施形態では、変動入賞装置2の可動片3の形状を羽根状としているが、これはあくまでも一例であり、例えば進退可能な突出部材によって構成することも勿論可能である。
更に、遊技盤1の右側領域であって、変動入賞装置2の上方には、普通図柄表示器12を作動させるためのゲート23が配置されている。ゲート23は、その内部にゲートスイッチ(SW)が設けられている。
更にまた遊技盤1の右側領域であって、電チュー22の下方には、大当たり遊技状態のときに遊技球が入賞し難い閉成状態から遊技球が入賞し易い開成状態になる大入賞装置の大入賞口16が配置されている。
更に、遊技盤1の遊技領域1aには、一般入賞口17が配置されていると共に、風車や図示しない多数の遊技釘が突設されている。遊技釘は、遊技球の落下速度を遅くすると共に、落下方向を複雑に変化させて遊技進行上の興趣を高めている。
遊技盤1の遊技領域1aの最下部には、遊技球を排出するアウト口18が設けられている。
更に遊技盤1の右側下方の遊技領域1aの外には、第1特別図柄表示器10、第2特別図柄表示器11、及び普通図柄表示器12が設けられている。
第1特別図柄表示器10は、第1特別図柄を変動表示させ、所定時間経過後に当該変動表示を停止させることにより大当たりに当選した否かを表示する。
第2特別図柄表示器11は、第2特別図柄を変動表示させ、所定時間経過後に当該変動表示を停止させることにより小当たりに当選した否かを表示する。
また本実施形態に係るパチンコ遊技機200では、第1特別図柄表示器10又は第2特別図柄表示器11の特別図柄が変動中に第1始動口21に遊技球が入球した場合は、当該入球によって得られる第1特別図柄の変動表示を開始させる権利を最大4個、保留球として記憶する。この保留球の保留数は、第1特別図柄保留ランプ13によって表示される。
同様に、第1又は第2特別図柄が変動中に第2始動口である電チュー22に遊技球が入球した場合も、当該入球によって得られる特別図柄の変動表示を開始させる権利も最大4個、保留球として記憶する。この保留球の留保数は、第2特別図柄保留ランプ14によって表示される。
また普通図柄表示器12の普通図柄が変動中に遊技球がゲート23を通過した場合も、通過によって得られる普通図柄の変動表示を開始させる権利を最大4個保留可能とされる。この権利は普通図柄保留ランプ15によって表示される。
図3は、本実施形態に係るパチンコ遊技機に備えられている変動入賞装置の概略構成を示した概略斜視図であり、(a)は変動入賞装置の外観斜視図、(b)(c)(d)は変動入賞装置の内部構造を示した内部斜視図である。
図3に示す変動入賞装置2は、ベース部材31のベース面31aが遊技盤1の盤面と略同一平面となるように取り付けられている。
ベース部材31の前面側には、図3(a)に示すような前面カバー32が取り付けられている。ベース部材31と前面カバー32との間には、図3(b)〜(d)に示すように、変動入賞装置2内に遊技球を誘導するための可動片3と、図3(d)に示すように可動片3が開状態のときに可動片3を介して変動入賞装置2内に入賞した遊技球を検知する入賞検知SW2aが設けられている。
入賞検知SW2aの下方に位置するベース部材31の前面には、特定領域(以下、「Vゾーン」と称する)4が形成されている。Vゾーン4の内部には、後述する特定領域スイッチ(SW)が設けられている。またVゾーン4内の下方には、進退部材33が配置されている。この進退部材33は、前方へ突出した突出位置と、Vゾーン4内に退避した退避位置との間を進退自在に構成されている。
進退部材33が前方へ突出した突出位置にあるときは、Vゾーン4を遊技球が入賞し易い状態になる。一方、進退部材33がVゾーン4内の退避位置にあるときは、Vゾーン4を遊技球が入賞し難い状態となる。
進退部材33は、底板33aと壁部33bとにより略凹形に形成されている。また進退部材33の底板33aには、遊技球を保持する保持部33cが設けられている。これにより、進退部材33が突出位置にあるときに、進退部材33の底板33a上に到達した遊技球は、底板33aの保持部33cや壁部の33bにより保持されてVゾーン4へと誘導される。なお、進退部材33の底板33aは、図示しないが遊技球がVゾーン4の内部方向へ転動するような傾斜面とすることが好ましい。このように構成すれば、進退部材33が突出位置にあるときは、進退部材33上に到達した遊技球をVゾーン4内へ確実に誘導することが可能になる。
変動入賞装置2の内部には、この図には示していないが、入賞した遊技球が外部に排出されたことを検知する排出検知スイッチ(SW)が設けられている。
図4は、本実施形態に係るパチンコ遊技機全体の遊技制御を行う遊技制御装置の構成を示したブロック図である。
図4に示す遊技制御装置には、主(メイン)制御基板として、遊技の進行を制御する遊技制御基板111が設けられている。また副(サブ)制御基板として、演出制御基板121、画像制御基板131、ランプ制御基板141、払出制御基板151等が設けられている。
遊技制御基板111は、CPU112、ROM113、RAM114を有し、当該パチンコ遊技機200の主たる制御を行う。
遊技制御基板111には、第1始動口21に設けられた第1始動口SW21a、電チュー22内に設けられた第2始動口SW22a、電チュー22を開閉動作させるための電チューソレノイド(SOL)22b、ゲート23内に設けられたゲートSW23a、変動入賞装置2に入賞した遊技球を検出する入賞検知SW2a、変動入賞装置2に入賞した遊技球が外部に排出されたことを検出する排出検知SW2b、大入賞装置16に入賞した遊技球を検出する入賞検知SW16aが接続されている。
また、遊技制御基板111には、変動入賞装置2の可動片3を開閉動作させるための可動片ソレノイド(SOL)2c、大入賞装置の大入賞口16扉を開閉動作させるための大入賞口ソレノイド(SOL)16b、特定領域(Vゾーン)4を通過した遊技球を検知する特定領域SW4a、一般入賞口17に設けられた一般入賞口SW17aが接続されている。
更に、第1特別図柄表示器10、第2特別図柄表示器11、普通図柄表示器12、第1特別図柄保留ランプ13、第2特別図柄保留ランプ14、普通図柄保留ランプ15、Vゾーン4内の進退部材33を進退動作させるためのVソレノイド(SOL)33a等が接続されている。
更にまた、遊技制御基板111には、演出制御基板121、払出制御基板151、及び盤用外部情報端子基板160等が接続されている。
演出制御基板121は、CPU122、ROM123、RAM124を有し、遊技演出全体の制御を行う。このため、演出制御基板121には、画像制御基板131、ランプ制御基板141、演出ボタン212等が接続されている。
画像制御基板131は、CPU132、ROM133、RAM134を有し、演出制御基板121の指示に基づいて、画像及び音声の制御を行う。このため、画像制御基板131には、画像表示器6及びスピーカ216等が接続されている。
ランプ制御基板141は、CPU142、ROM143、RAM144を有し、接続されている各種ランプの制御を行う。このため、ランプ制御基板141には、枠ランプ145、盤ランプ146、演出役物147等が接続されている。
払出制御基板151は、CPU152、ROM153、RAM154を有し、遊技球の払い出し制御を行う。このため、払出制御基板151には、払出モータ155、払出球検出SW156、球有り検出SW157、満タン検出SW158等が接続されている。更に払出制御基板151には、枠用外部情報端子基板170が接続されている。
ここで、本実施形態のパチンコ遊技機において取得される各種乱数について説明しておく。
図5は、本実施形態のパチンコ遊技機において取得される乱数を示した図であり、(a)は大当たり乱数、(b)は図柄乱数、(c)はゲート用当たり乱数の一例を示した図である。
図5(a)に示す大当たり乱数は、遊技球が第1又は第2始動口に入賞した時に1つ乱数値が取得される。遊技制御基板111は、取得された大当たり乱数に基づいて、大当たり、小当たり、ハズレの何れかを選択する。
例えば、図5(a)に示す大当たり乱数は、第1始動口21は大当たりの割合が1/400に設定されており、「0」〜「399」の400個の乱数値から「3」が取得されたときに大当たり(1種大当たり)を選択する。また第2始動口である電チュー22は小当たりの割合が399/400に設定されており、「0」〜「399」の400個の乱数値から「1」〜「399」が取得されたときに小当たり、「0」が取得されたときにハズレを選択する。
次に、図5(b)に示す図柄乱数は、遊技球が第1始動口、第2始動口に入賞した時に1つの乱数値が取得される。遊技制御基板111では、取得された図柄乱数と同時に取得された大当たり乱数とに基づいて、大当たりの種類を選択する。
例えば、図5(b)に示す図柄乱数では、1種大当たり(15ラウンド当たり)が選択される割合が10/10に設定されており、第1始動口へ遊技球が入賞したときに大当たりが選択された場合、すなわち大当たり乱数が「3」の場合、遊技制御基板111は、図柄乱数値に関わらず1種大当たりを選択する。
一方、2種大当たり(16ラウンド当たり)が選択される割合も、1種大当たり同様、10/10に設定されており、第2始動口へ遊技球が入賞して小当たりが選択されたときに、変動入賞装置2内のVゾーン4に遊技球が通過した場合、遊技制御基板111は、図柄乱数値に関わらず2種大当たりを選択する。
また図5(c)に示すゲート用当たり乱数では、遊技球がゲート23を通過した時に、例えば「0」〜「9」までの10個の乱数の中から一つの乱数値が取得される。図5(c)に示す当たり乱数では、当たりの割合が例えば9/10に設定されており、遊技制御基板111は、取得した乱数値が「0」〜「8」のときに当たりを選択する。
上記のように構成される本実施形態のパチンコ遊技機200では、遊技制御基板111は、第1始動口21又は電チュー22に遊技球が入球したときに大当たり乱数、図柄乱数等からなる第1遊技データ又は第2遊技データをそれぞれ取得する。取得した第1遊技データに基づいて、第1特別図柄表示器10に表示する第1特別図柄の変動と停止を制御すると共に、第2遊技データに基づいて、第2特別図柄表示器11に表示する第2特別図柄の変動と停止を制御する。
そして、第1特別図柄表示器10の第1特別図柄が所定の大当たり図柄で停止表示されたときは大入賞装置の大入賞口16を利用した大当たり遊技を実行する。
大当たり遊技終了後は、大当たり回数が予め設定した設定回数(例えば3回)に到達しているか否かの判定を行い、大当たり回数が予め設定した設定回数に到達するまでは、所定回数(例えば100回)の時短遊技を付与するようにしている。
時短遊技中は、普通図柄が当たり図柄で停止したときに電チュー22の開放時間が通常遊技状態のときにより長くなるように構成されている。従って、時短遊技中は、ゲート23及び電チュー22が配置されている遊技盤1の右側領域を狙って遊技球を発射することで、結果として電チュー22への遊技球の入賞率が高くなる。
電チュー22に遊技球が入賞した場合は、その入賞によって第2特別図柄が所定時間変動して停止する。このとき、第2特別図柄は、399/400の割合で、小当たり図柄で停止表示することになる。第2特別図柄が小当たり図柄で停止した場合、小当たり動作として、変動入賞装置2の可動片3を1回又は複数回、開閉する開閉動作を行う。そして、この開閉動作において遊技球が変動入賞装置2内に入賞し、入賞した遊技球がVゾーン4を通過すると、2種大当たりが発生し、大入賞装置の大入賞口16を利用した大当たり遊技が実行する。
また本実施形態のパチンコ遊技機200は、大当たり回数が予め設定した設定回数に到達するまで時短遊技が付与されるので、遊技者は大当たり遊技後も右打ち遊技を継続して行うことで、時短遊技中に再び2種大当たりに当選する確率が高くなるように構成されている。そして、大当たり回数をカウントしたカウント値が予め設定した設定回数に到達したときに、リミッタ機能が作動して大当たり遊技後の遊技状態を通常遊技状態に設定するようにしている。これにより、遊技者は、1回、1種大当たりに当選すれば、その後、2回の2種大当たりに当選する確率が高くなるので1回の大当たりで大量の出球を獲得することが可能になる。
更に、本実施形態のパチンコ遊技機200は、第2特別図柄表示器11の第2特別図柄が変動表示中に電チュー22に遊技球が入賞した場合は、例えば4個を上限として第2特別図柄を変動表示する権利を遊技制御基板111のRAM114に保留可能な構成となっている。このように構成した場合は、予め設定した設定回数(3回)だけ連続して大当たりに当選した後、リミッタが作動して、大当たり遊技後の遊技状態が時短遊技状態から通常遊技状態に移行した時点では、第2特別図柄を変動表示する権利が最大4個保留状態となっている。
従って、遊技者は、大当たり遊技後に通常遊技状態に移行したとしても、第2特別図柄が保留されている保留個数分(例えば4回)の第2特別図柄の変動が停止するまでの期間、右打ち遊技を継続し、この保留個数分の小当たり動作により変動入賞装置2に入賞した遊技球が再びVゾーン4を通過すれば、再度、大当たり遊技を獲得することができるように構成されている。この場合、それまでの大当たり回数はリセットされるので、大当たり終了後に、さらに2回の2種大当たりに当選する確率が高くなり、短時間でより一層の出球を獲得することが期待できる。
なお、本実施形態では、大当たり連続回数を3回に設定する場合を例に挙げて説明したが、これはあくまでも一例であり、設定回数は任意に設定可能である。
また、大当たりに当選するごとに、時短遊技を付与するか否かの抽選を行うように構成可能であることはいうまでもない。
また、本実施形態のパチンコ遊技機200は、大入賞装置として、Vゾーン4を備えた変動入賞装置2と、大入賞口16を有する大入賞装置とを備えた構成を例に挙げて説明したが、これはあくまでも一例であり、変動入賞装置2を利用して大当たり遊技を実行することも可能である。従って、大入賞口16を有する大入賞装置を必ずしも設ける必要は無い。
ところで、上記のように構成したパチンコ遊技機200では、短時間に効率よく出球を獲得するために、時短遊技中は変動入賞装置2内のVゾーン4を遊技球が通過しやすい構成とすることが求められていた。つまり、変動入賞装置2のVゾーン4への入賞確率を高確率にすることが求められていた。
しかしながら、変動入賞装置2内のVゾーン4への遊技球の入賞確率を高めた場合は、通常遊技状態であるにも関わらず、遊技盤1の右側領域を狙って変動入賞装置2内に遊技球を入賞させてVゾーン4を狙うといった変則遊技が行われるおそれがあった。
通常遊技中における電チュー22の開放時間は、時短遊技中に比べて極めて短時間に設定されているため、通常遊技中に右打ち遊技を行ったとしても、電チュー22には遊技球が入賞し難い構成となっている。しかし、仮に電チュー22に遊技球が入賞した場合は、第2特別図柄が小当たりで停止する確率が高いため、変動入賞装置2内のVゾーン4への遊技球の入賞確率を高めた場合は、その分Vゾーン4への入賞期待度が高まるので、変則遊技が行われるおそれがあった。
また、上記したパチンコ遊技機200のように変動入賞装置2内のVゾーン4を遊技球が入賞し易い構成とした場合は、時短遊技状態から通常遊技状態へ移行した直後であって、遊技制御基板111のRAM114に保留されている保留個数分の小当たり動作においても、遊技球が変動入賞装置2内のVゾーン4に入賞する確率が高くなってしまうため、遊技者が獲得できる出球数が極端に多くなり、遊技者の射幸心を著しく煽るおそれがあった。
そこで、本実施形態のパチンコ遊技機200では、遊技制御基板111は、大当たり遊技終了後に時短遊技を付与したときに、遊技球が変動入賞装置2内のVゾーン4を通過し易い態様となるように変動入賞装置2の可動片3の動作と進退部材33の進退動作の動作タイミングを制御するようにした点に特徴がある。
図6は、本実施形態のパチンコ遊技機に設けられている変動入賞装置の第1の動作タイミングを示したタイミングチャートであり、(a)は時短遊技時の動作タイミング、(b)は通常遊技時の動作タイミングをそれぞれ示した図である。
この場合、図6(a)(b)に示すように、遊技制御基板111は、第2特別図柄が小当たり図柄で停止表示された後、進退部材33を進退動作させるVソレノイド33aを一定の周期Tで動作させるように制御する。
そのうえで、遊技制御基板111は、時短遊技が付与されている時短遊技中は、図6(a)に示すように、例えば第2特別図柄の変動停止直後のタイミングで可動片3を可動させるように制御する。このようにすると、可動片3を介して変動入賞装置2内に遊技球が入賞したときに変動入賞装置2内の進退部材33が突出位置にあるので、可動片3を介して入賞した遊技球が進退部材33を介してVゾーン4に入賞する確率が高くなる。
これに対して、通常遊技中は、図6(b)に示すように、例えば第2特別図柄の変動停止直後にオープニング期間を設け、このオープニング期間(OP)を経過したタイミングで可動片3を可動させるように制御する。このようにすると、可動片3を介して変動入賞装置2内に遊技球が入賞したときは変動入賞装置2内の進退部材33が退避位置にあるので、可動片3を介して入賞した遊技球が進退部材33を介してVゾーン4に入賞する確率を、時短遊技状態より低くすることができる。
このように構成すれば、時短遊技中は、2種大当たりに当選する確率を高確率に設定することができる。一方、通常遊技中は、2種大当たりに当選する確率を時短遊技中より低確率に設定することが可能になる。よって、大当たり直後の遊技状態が通常遊技状態のときは、少なくとも保留された第2特別図柄を変動表示させる権利が消化される期間は、上記した時短遊技状態より大当たりの当選確率を低確率に設定することが可能になるので、遊技者の射幸心を著しく煽ることがない。
また、本実施形態のパチンコ遊技機200では、通常遊技中は時短遊技中に比べて変動入賞装置2内のVゾーン4に遊技球が入賞する確率が低確率に設定されているため、通常遊技中に変動入賞装置2内のVゾーン4を狙って大当たりを獲得するといった期待感を抱かせることがないので、遊技者が通常遊技中に遊技盤1の右側領域を狙うといった変則遊技を行うのを未然に防ぐことが可能になる。
つまり、本実施形態のパチンコ遊技機200によれば、通常遊技状態であるにも関わらず、変動入賞装置2内に遊技球を入賞させて、遊技球のVゾーン4の通過を狙うといった変則的な遊技が行われたり、或いは遊技者の射幸心を著しく煽ったりすることなく、時短遊技中の大当たり遊技を速やかに進行することができる遊技機を実現することが可能になる。
図7は、本実施形態のパチンコ遊技機に設けられている変動入賞装置の第2の動作タイミングを示したタイミングチャートであり、(a)は時短遊技時の動作タイミング、(b)は通常遊技時の動作タイミングをそれぞれ示した図である。
この場合、図7(a)(b)に示すように、遊技制御基板111は、第2特別図柄が小当たり図柄で停止表示された後、進退部材33を進退動作させるVソレノイド33aを一定の周期Tで動作させるように制御すると共に、変動入賞装置2の可動片3を複数回開閉させる開閉制御を行う。図7に示す例では、変動入賞装置2の可動片3を第1の期間(例えば0.1秒)と、この第1の期間より長い第2の期間(例えば2.0秒)の2回、開状態となるように制御するようにしている。
そのうえで、遊技制御基板111は、時短遊技が付与されている時短遊技中は、図7(a)に示すように、例えば第2特別図柄の変動停止直後にオープニング期間(OP)を設け、このオープニング期間(OP)を経過したタイミングで、第1の期間及び第2の期間、可動片3を可動させるように制御する。このようにすると、可動片3の開放時間が長い第2の期間に、可動片3を介して変動入賞装置2内に遊技球が入賞した場合は、変動入賞装置2内の進退部材33が突出位置にある確率が高いので、第2の期間に可動片3を介して入賞した遊技球が進退部材33を介してVゾーン4に入賞する確率を高めることができる。
これに対して、通常遊技中は、図7(b)に示すように、例えば第2特別図柄の変動停止直後のタイミングで、上記同様、第1の期間及び第2の期間、可動片3を可動させるように制御する。このようにすると、開放時間が短い第1の期間に可動片3を介して変動入賞装置2内に遊技球が入賞した場合は、変動入賞装置2内の進退部材33が突出位置にある確率が高くなるものの、開放時間が長い第2の期間に可動片3を介して変動入賞装置2内に遊技球が入賞した場合は、変動入賞装置2内の進退部材33が退避位置にある確率が高いので、可動片3を介して変動入賞装置2内に入賞した遊技球が進退部材33を介してVゾーン4に入賞する確率を時短遊技状態より低くすることができる。
従って、このように構成した場合も、時短遊技中は、2種大当たりに当選する確率を高確率に設定することができる。一方、通常遊技中は、2種大当たりに当選する確率を時短遊技中より低確率に設定することが可能になる。よって、大当たり直後の遊技状態が通常遊技状態のときは、少なくとも保留された第2特別図柄を変動表示させる権利が消化される期間は、上記した時短遊技状態より大当たりの当選確率を低確率に設定することが可能になるので、遊技者の射幸心を著しく煽ることもない。
以下、これまで説明した本実施形態のパチンコ遊技機200の動作を実現するために遊技制御装置が実行する処理について説明する。
なお、以下に説明する処理は、遊技制御基板111のCPU112がROM113に格納されているプログラムを実行することにより実現することができる。
[タイマ割込処理]
図8は、遊技制御基板のCPUが実行するタイマ割込処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、タイマ割込処理として、乱数更新処理(S10)、スイッチ処理(S20)、図柄処理(S30)、電動役物処理(S40)、賞球処理(S50)、出力処理(S60)を実行する。
以下、上記タイマ割込処理として実行される各種処理について説明する。
先ず、図9〜図11を用いて乱数更新処理と各種スイッチ処理について説明する。
[始動口SW処理]
図9は、遊技制御基板のCPUが実行する始動口SW処理の一例を示したフローチャートである。
この場合、CPU112は、第1始動口21の第1始動口SW21aがオンであるか否かの判別を行い(S201)、第1始動口SW21aがオンであると判別した場合は、第1始動口SW21aの保留個数U1が「4」より少ないか否かの判別を行う(S202)。ここで、保留個数U1が「4」より少ないと判別した場合は、保留個数U1に「1」を加算する(S203)。この後、遊技データとして、大当たり乱数、図柄乱数、変動パターン乱数等を取得してRAM114に格納する(S204)。次いで、第1特別図柄保留ランプ13の保留数を増加するために第1保留数増加コマンドをセットする(S205)。なお、ステップS202において、否定結果が得られた場合、つまり保留個数U1が最大保留可能個数である「4」と判別した場合は、ステップS203〜S205の処理をスキップしてステップS206に進む。
次に、CPU112は、第2始動口である電チュー22の第2始動口SW22aがオンであるか否かの判別を行い(S206)、第2始動口SW22aがオンであると判別した場合は、第2始動口SW22aの保留個数U2が「4」より少ないか否かの判別を行う(S207)。ここで、保留個数U2が「4」より少ないと判別した場合は、保留個数U2に「1」を加算する(S208)。この後、遊技データとして、大当たり乱数、図柄乱数、変動パターン乱数等を取得してRAM114に格納する(S209)。次いで、第2特別図柄保留ランプ14の保留数を増加するために第2保留数増加コマンドをセットして(S210)、始動口SW処理を終了する。なお、ステップS207において、否定結果が得られた場合、つまり保留個数U2が最大保留可能個数である「4」と判別した場合は、ステップS208〜S210の処理をスキップして始動口SW処理を終了する。また、ステップS206において、第2始動口SW22aがオンでないと判別した場合は、ステップS207〜S210の処理をスキップして始動口SW処理を終了する。
[特定領域SW処理]
図10は、遊技制御基板のCPUが実行する特定領域SW処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、変動入賞装置2内の特定領域(Vゾーン)の特定領域SW4aがオンであるか否かの判別を行う(S221)。特定領域SW4aがオンであると判別した場合は、変動入賞装置2内に遊技球が入球していることを示す入球フラグがONであるか否かの判別、即ちVゾーンが有効期間であるか否かの判別を行う(S222)。そして、入球フラグがONであると判別した場合は、VフラグをONにし(S223)、Vゾーンに入賞したことを示すV入賞コマンドをセットして(S224)、特定領域SW処理を終了する。なお、ステップS221において、特定領域SW4aがオンでないと判別した場合、或いはステップS222において、入球フラグがONでないと判別した場合、即ちVゾーンが無効期間であると判別した場合は、特定領域SW処理を終了する。
[ゲートSW処理]
図11は、遊技制御基板のCPUが実行するゲートSW処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、ゲート23のゲートSW23aがオンであるか否かの判別を行い(S231)、ゲートSW23aがオンであると判別した場合は、ゲートSW23aのゲート通過回数Gが「4」より少ないか否かの判別を行う(S232)。ゲート通過回数Gが「4」より少ないと判別した場合は、ゲート通過回数Gに「1」を加算し(S233)、ゲート用の当たり乱数を取得してRAM114に格納して(S234)ゲートSW処理を終了する。
なお、ステップS231において、ゲートSW23aがオンでないと判別した場合、或いはステップS232において、否定結果が得られた場合、つまりゲート通過回数Gが最大保留可能個数である「4」と判別した場合は、ゲートSW処理を終了する。
[第1入賞検知SW処理]
図12は、遊技制御基板のCPUが実行する第1入賞検知SW処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、変動入賞装置2内の入賞検知SW2aがオンであるか否かの判別を行い(S241)、入賞検知SW2aがオンであると判別した場合は、変動入賞装置2内に滞在している遊技球の入球個数をカウントする個数カウンタXに「1」を加算する(S242)。この後、変動入賞装置2内に遊技球が滞在していることを示すと共に、Vゾーンを有効にする入球フラグをONにして(S243)、第1入賞検知処理を終了する。なお、ステップS241において、入賞検知SW2aがオンでないと判別した場合は、第1入賞検知処理を終了する。
[排出球検知SW処理]
図13は、遊技制御基板のCPUが実行する上排出検知SW処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、変動入賞装置2の排出球検知SW2bがオンであるか否かの判別を行い(S251)、排出球検知SW2bがオンであると判別した場合は、変動入賞装置2内に滞在している遊技球の入球個数を示す個数カウンタXから「1」を減算する(S252)。次に、個数カウンタXの値が「0」であるか否かの判別を行い(S253)、個数カウンタXの値が「0」であると判別した場合は、入球フラグをOFFにして、Vゾーンを無効にした後(S254)、排出球検知SW処理を終了する。
一方、ステップS251において、排出球検知SW2bがオンでないと判別した場合は、個数カウンタXの値を減算することなく、ステップS253に移行する。また、ステップS253において、個数カウントXの値が「0」でないと判別した場合は、入球フラグをOFFにすることなくONにすることなく、排出球検知SW処理を終了する。
[第2入賞検知SW処理]
図14は、遊技制御基板のCPUが実行する第2入賞検知SW処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、大入賞装置16内の入賞検知SW16aがオンであるか否かの判別を行い(S261)、入賞検知SW16aがオンであると判別した場合は、次に大当たり中であるか否かの判別を行う(S262)。ステップS262において、大当たり中であると判別した場合は、入賞個数をカウントする個数カウンタCに「1」を加算して(S263)、第2入賞検知処理を終了する。
なお、ステップS262において、大当たり中でないと判別した場合、或いはステップS261において、入賞検知SW16aがオンでないと判別した場合は、第2入賞検知処理を終了する。
次に、図15〜図20を用いて図柄処理について説明する。
[特別図柄処理]
図15は、遊技制御基板のCPUが実行する特別図柄処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、大当たり遊技フラグがONであるか否か、つまり大当たりゲーム中であるか否かの判別を行い(S311)、大当たりゲーム中でないと判別した場合は、第1特別図柄表示器10の特別図柄、又は第2特別図柄表示器11の特別図柄が変動中であるか否かの判別を行う(S312)。特別図柄が変動中でないと判別した場合は、優先的に消化する第2始動口SW22aの保留個数U2が「1」より多いか否かの判別を行い(S313)、保留個数U2が「1」より多いと判別した場合は、保留個数U2を「1」減算する(S314)。
この際、RAM114に第2特別図柄表示器11の特別図柄に対応した遊技データを記憶する記憶領域として、例えば第1〜第4の記憶領域が設けられている場合は、第4記憶領域に記憶された遊技データを第3記憶領域にシフトし、第3記憶領域に記憶された遊技データを第2記憶領域にシフトし、第2記憶領域に記憶された遊技データを第1記憶領域にシフトする。そして第1記憶領域に記憶されたデータを所定の処理領域に書き込むようにする。
一方、ステップS313において、保留個数U2が≧1でないと判別した場合、つまり保留個数U2が「0」である場合は、次に第1始動口SW21aの保留個数U1が「1」より多いか否かの判別を行い(S316)、保留個数U1が「1」より多いと判別した場合は、保留個数U1を「1」減算する(S317)。この時も、RAM114に第1特別図柄表示器10の特別図柄に対応した遊技データを記憶する記憶領域として、例えば第1〜第4の記憶領域が設けられている場合は、第4記憶領域に記憶された遊技データを第3記憶領域にシフトし、第3記憶領域に記憶された遊技データを第2記憶領域にシフトし、第2記憶領域に記憶された遊技データを第1記憶領域にシフトする。そして第1記憶領域に記憶された遊技データを所定の処理領域に書き込むようにする。
次に、CPU112は、客待ちフラグをOFFにする(S315)。次いで、所定の処理領域に書き込まれた遊技データに基づいて、後述する大当たり判定処理を実行する(S318)。大当たり判定処理実行後は、後述する変動パターン選択処理を実行する(S319)。変動パターン選択処理実行後は、対応する第1特別図柄表示器10、又は第2特別図柄表示器11の図柄変動を開始すると共に変動開始コマンドをセットする(S320、S321)。
次に、CPU112は、第1又は第2特別図柄の変動時間が所定の変動時間を経過したか否かの判別を行い(S322)、所定の変動時間を経過したと判別した場合は、第1特別図柄表示器10又は第2特別図柄表示器11の変動を停止して所定特別図柄を表示させる(S323)。この後、変動停止コマンドをセットし(S324)、後述する停止中処理(S325)を実行して特別図柄処理を終了する。
なお、ステップS311において当たり遊技フラグがONであると判別した場合、或いはステップS322において、特別図柄の変動時間が所定の変動時間に達していないと判別した場合は、特別図柄処理を終了する。
また、ステップS312において、特別図柄が変動中であると判別した場合は、ステップS322に進み、特別図柄の変動時間が所定の変動時間を経過したか否かの判別を行う。
また、ステップS316において、保留個数U1が≧1でないと判別した場合、つまり保留個数U1、U2の保留が無いと判別した場合は、後述する客待ち設定処理に実行して(S326)、特別図柄処理を終了する。
[大当たり判定処理]
図16は、遊技制御基板のCPUが実行する大当たり判定処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、RAM114の所定の処理領域に書き込まれた遊技データに含まれる大当たり乱数の判定を行い(S331)、続くステップS332において、大当たりであるか否かの判別を行う。ここで、大当たりと判別した場合は、RAM114の所定の処理領域に書き込まれた遊技データに含まれる図柄乱数の判定を行い(S333)、その判定結果に基づいて、第1特別図柄表示器10又は第2特別図柄表示器11にセットする大当たり図柄を設定して(S334)、大当たり判定処理を終了する。
一方、ステップS332において、大当たりでないと判別した場合は、次に大当たり乱数により小当たりであるか否かの判別を行う(S335)。ここで、小当たりと判別した場合は、図柄乱数の判定を行い(S336)、第1特別図柄表示器10又は第2特別図柄表示器11にセットする小当たり図柄を設定して(S337)、大当たり判定処理を終了する。また、ステップS335において、小当たりでない判別した場合は、第1特別図柄表示器10又は第2特別図柄表示器11にセットするハズレ図柄を設定して(S338)、大当たり判定処理を終了する。
[変動パターン選択処理]
図17は、遊技制御基板のCPUが実行する変動パターン選択処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、大当たりであるか否かの判別を行い(S341)、大当たりであると判別した場合は、大当たり用テーブルをRAM114にセットする(S342)。
一方、ステップS341において、大当たりでないと判別した場合はステップS343に進み、ステップS343において、小当たりであるか否かの判別を行い(S343)、小当たりであると判別した場合は、小当たり用テーブルをRAM114にセットする(S344)。また、ステップS343において、小当たりでないと判別した場合は、ハズレ用テーブルをRAM114にセットする(S345)。
次に、CPU112は、上記ステップS204、S209(図9参照)において取得した変動パターン乱数の判定を行い(S346)、その変動パターン乱数に応じた変動パターンをそれぞれセットされたテーブルの中から設定する(S347)。
このとき、小当たり用テーブルでは、変動入賞装置2の可動片3を、図6(又は図7)に示すように動作させる変動パターンのみが記憶されている。変動パターン設定後は、変動パターン選択処理を終了する。
[停止中処理]
図18は、遊技制御基板のCPUが実行する停止中処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、時短フラグがONであるか否かの判別を行い(S351)、時短フラグがONであると判別した場合は、RAM114に記憶されている時短ゲームの残ゲーム回数Jから「1」を減算する(S352)。
次に、CPU112は、残ゲーム回数Jが「0」であるか否かの判別を行い(S353)、残ゲーム回数Jが「0」であれば、時短ゲームにおいて特別図柄の変動表示が所定回数(例えば100回)行われたことを意味するので時短フラグをOFFにする(S354)。なお、ステップS351において時短フラグがONでないと判別した場合、或いはステップS353において、残ゲーム回数Jが「0」でないと判別した場合は、ステップS355に移行する。
次に、CPU112は、第1特別図柄表示器10又は第2特別図柄表示器11にセットされた特別図柄により大当たりであるか否かの判別を行い(S355)、大当たりでないと判別した場合は、次にセットされている特別図柄が「小当たり」であるか否かの判別を行う(S356)。
ここで、小当たりであると判別した場合は、小当たり遊技フラグをONにする(S357)。この後、時短フラグに応じて小当たりオープニング時間をセットする(S358)。例えば、図6に示す第1の動作タイミングを実行する場合は、時短フラグがONであればオープニング時間を0秒にセットし、時短フラグがOFFであればオープニング時間を所定秒(例えば2秒)にセットする。また、例えば、図7に示す第2の動作タイミングを実行する場合は、時短フラグがONであればオープニング時間を所定秒(例えば3秒)にセットし、時短フラグがOFFであればオープニング時間を0秒にセットする。
次に、CPU112は、小当たりのオープニングを開始すると共に、小当たりオープニングコマンドをセットして(S359、S360)、停止中処理を終了する。
一方、ステップS356において、小当たりでないと判別した場合は、小当たり遊技フラグをONにすることなく変動停止中処理を終了する。
また、ステップS355において、大当たりであると判別した場合は、時短ゲームの残ゲーム回数Jに「0」をセットして、残ゲーム回数Jをリセットすると共に、時短フラグをOFFにする(S361、S362)。この後、大当たりのオープニングを開始すると共に、大当たりオープニングコマンドをセットして(S363、S364)、停止中処理を終了する。
[客待ち設定処理]
図19は、遊技制御基板のCPUが実行する客待ち設定処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、客待ちフラグがONであるか否かの判別を行い(S371)、客待ちフラグがONであると判別した場合は、客待ち設定処理を終了する。
一方、ステップS371において、客待ちフラグがONでないと判別した場合は、客待ちコマンドをセットすると共に、客待ちフラグをONにしてから(S372、S373)、客待ち設定処理を終了する。
[普通図柄処理]
図20は、遊技制御基板のCPUが実行する普通図柄変動処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、電チュー22が作動中であることを示す補助遊技フラグがONであるか否の判別を行い(S381)、補助遊技フラグがONであると判別した場合は、普通図柄処理を終了する。
一方、ステップS381において、補助遊技フラグがONでないと判別した場合は、普通図柄が変動中であるか否かの判別を行う(S382)。ここで、普通図柄が変動中でないと判別した場合は、ゲートSW23aのゲート通過回数Gが「1」より多いか否かの判別を行い(S383)、カウント通過回数Gが「1」より多い場合は、ゲート通過回数Gを「1」減算し(S384)、ゲート通過回数Gが「1」より多くないと判別した場合、つまり「0」の場合は、普通図柄処理を終了する。
次に、CPU112は、普通図柄の当たり乱数の判定を行い(S385)、普通図柄表示器12に停止表示する停止図柄と変動時間を設定する(S386、S387)。
ここで、設定する変動時間は、RAM114に記憶されている時短フラグの状態によって異なる。例えば、時短フラグがOFFの場合、変動時間は比較的長い4.0秒に設定される。
一方、時短フラグがONの場合は、比較的短い1.5秒に設定される。この後、普通図柄表示器12の変動を開始する。
次に、CPU112は、普通図柄の変動時間が所定時間経過したか否かの判別を行い(S389)、普通図柄の変動時間が所定時間経過していないと判別した場合は、普通図柄処理を終了する。
一方、所定の変動時間を経過したと判別した場合は変動を停止し(S390)、次に普通図柄が当たり図柄であるか否かの判別を行う(S391)。
普通図柄が当たり図柄である場合は、補助遊技フラグをONにして(S392)、普通図柄処理を終了する。なお、ステップS391において、停止図柄が当たり図柄でない場合は、補助遊技フラグをONにすることなく普通図柄処理を終了する。
なお、ステップS382において、普通図柄が変動中であると判別した場合は、ステップS389に進み、普通図柄の変動時間が所定の変動時間を経過したか否かの判別を行う。
次に、図21〜図27を用いて電動役物処理について説明する。
[当たり遊技処理]
図21は、遊技制御基板のCPUが実行する当たり遊技処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、大当たり遊技フラグがONであるか否かの判別を行い(S411)、大当たり遊技フラグがONであると判別した場合は、大入賞装置の大入賞口16を利用した大当たり遊技処理を実行する(S412)。
一方、ステップS411において、大当たり遊技フラグがONでないと判別した場合は、小当たり遊技フラグがONであるか否かの判別を行い(S413)、小当たり遊技フラグがONであると判別した場合は、変動入賞装置2を利用した小当たり遊技処理を実行する(S414)。上記大当たり遊技処理又は小当たり遊技処理を実行後、当たり遊技処理を終了する。また、ステップS413において、小当たり遊技フラグがONでないと判別した場合も当たり遊技処理を終了する。
[大当たり遊技処理]
図22は、遊技制御基板のCPUが実行する大当たり遊技処理の一例を示したフローチャートである。なお、変動入賞装置2を利用した大当たり遊技処理と、大入賞装置の大入賞口16を利用した大当たり遊技処理は、利用する大入賞装置に合わせてラウンド数と開放パターンの設定を変更するだけで、他は同一処理により実現できるため、ここでは、大入賞口装置30を利用した大当たり動作について説明する。
CPU112は、先ず、大当たりのオープニング中であるか否かの判別を行う(S421)。大当たりのオープニング中であると判別した場合は、次にオープニング時間を経過したか否かの判別を行う(S422)。オープニング時間を経過したと判別した場合は、大当たりラウンド数を示すラウンド数Rの値に「1」をセットする(S423)。この後、ラウンド数(R数)/作動パターンの設定を行う(S424)。
図23は、ラウンド数/作動パターンの設定例を示した図である。
本実施形態では、大当たりが1種大当たりである場合は、大入賞装置16を利用して、ラウンド数(R数)15R、1R中の作動パターンを例えば29.5秒開放×1回に設定した大当たり遊技を実行する。
また、大当たりが変動入賞装置2内のVゾーンを経由した2種大当たりである場合は、変動入賞装置2を利用してラウンド数(R数)16R、1R目の作動パターンは小当たり動作、2R目以降の作動パターンを例えば29.5秒開放×1回に設定した大当たり遊技を実行する。
次に、CPU112は、大入賞装置16の1ラウンドあたりの入賞個数を示す個数カウンタCを「0」にリセットすると共に、ラウンド数Rの値に「1」を加算する(S425、S426)。この後、大入賞装置の大入賞口16の作動を開始する。つまり、大入賞装置の大入賞口16を閉状態から開状態にする(S427)。
次に、CPU112は、大入賞装置の大入賞口16の作動時間が所定の作動時間を経過したか否かの判別を行い(S428)、作動時間が所定時間を経過していないと判別した場合は、次に個数カウンタCの値が規定個数Cに達したか否かの判別を行う(S429)。
ステップS429において、個数カウンタCの値が規定個数Cであると判別した場合は、大入賞装置の大入賞口16の作動を終了する(S430)。つまり、大入賞装置の大入賞口16を開状態から閉状態にする。
これに対して、個数カウンタCの値が規定個数Cでないと判別した場合は、大当たり遊技処理を終了する。
また、ステップS428において、大入賞装置16の作動時間が所定の作動時間を経過していた場合は、ステップS429の処理をスキップして、個数カウンタCの個数をチェックすることなく大入賞装置の大入賞口16の作動を終了する(S430)。
次に、CPU112は、大当たりラウンド数が最大ラウンド数Rであるか否かの判別を行う。つまり、大当たりラウンドが最終ラウンドであるか否かの判別を行う(S431)。ここで、大当たりラウンドが最終ラウンドであると判別した場合は、大当たりエンディングを開始し(S432)、大当たりエンディングコマンドをセットする(S433)。
次に、ラウンド数Rの値を「0」にリセットした後(S434)、大当たりエンディング時間が経過したか否かの判別を行う(S435)。そして、大当たりエンディング時間を経過したと判別した場合は、遊技状態設定処理を実行し(S436)、大当たり遊技フラグをOFFにして(S437)、大当たり遊技処理を終了する。
一方、ステップS431において、大当たりラウンドが最終ラウンドでないと判別した場合は、大当たり遊技処理を終了する。
また、ステップS421において、大当たりのオープニング中でないと判別した場合は、大当たりエンディング中であるか否かの判別を行い(S438)、大当たりエンディング中であると判別した場合は、ステップS435に進み、大当たりエンディング中でないと判別した場合は、大入賞装置の大入賞口16が作動中であるか否かの判別を行う(S439)。
ここで、大入賞装置の大入賞口16が作動中であると判別した場合は、ステップS428に移行し、大入賞装置の大入賞口16が作動中でないと判別した場合はステップS425に移行する。
また、ステップS422において大当たりオープニング時間を経過していないと判別した場合、ステップS429において個数カウンタCの値が規定個数Cに達していないと判別した場合、或いはステップS435において、大当たりエンディング時間を経過していないと判別した場合は、大当たり遊技処理を終了する。
[遊技状態設定処理]
図24は、遊技制御基板のCPUが実行する遊技状態設定処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、先ず、大当たり当選時の時短フラグがOFFであったか否かの判別を行い(S451)、時短フラグがOFFであると判別した場合は、リミッタ値Lに「1」を代入する(S454)。この後、時短フラグをONにして(S455)、遊技状態設定処理を終了する。
一方、ステップS451において、時短フラグがOFFでないと判別した場合は、リミッタ値Lに「1」を加算する(S453)。
次に、CPU112は、リミッタ値Lが「3」であるか否かの判別を行い(S454)、リミッタ値が「3」でなければ、ステップS455に移行して時短フラグをONにして遊技状態設定処理を終了する。
また、ステップS454において、リミッタ値が「3」であると判別したときは、時短フラグをOFFにすると共に(S456)、リミッタ値Lを「0」にセットして(S457)、遊技状態設定処理を終了する。
[小当たり遊技処理]
図25は、遊技制御基板のCPUが実行する小当たり遊技処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、変動入賞装置2の入球フラグがONであるか否かの判別を行う(S471)。ステップS471において、入球フラグがONでないと判別した場合は、変動入賞装置2の可動片3が作動中であるか否かの判別を行う(S472)。そしてステップS472において、変動入賞装置2が作動中でないと判別した場合は、小当たり開放パターンを設定する(S473)。
次に、CPU112は、変動入賞装置2の可動片3を閉状態から開状態にする(S474)。この後、変動入賞装置2の可動片3の作動時間が所定時間を経過したか否かの判別を行い(S475)、所定の作動時間を経過していた場合は、可動片3の作動を終了する(S476)。一方、ステップS475において、作動時間が所定時間を経過していないと判別した場合は、小当たり遊技処理を終了する。
次に、CPU112は、変動入賞装置2の入球フラグがOFFであるか否かの判別を行う(S477)。そしてステップS477において、入球フラグがOFFであると判別した場合は、次に遊技球がVゾーンを通過したことを示すVフラグがONあるか否かの判別を行い(S478)、VフラグがONであると判別した場合は、大当たり遊技フラグをON、時短フラグをOFFにする(S479、S480)。この後、大当たりのオープニングを開始し(S481)、大当たりオープニングコマンドをセットする(S482)。
次に、VフラグをOFFに戻し(S483)、小当たり遊技フラグをOFFに戻して(S486)、小当たり遊技処理を終了する。
なお、ステップS478において、VフラグがONでないと判別した場合は、小当たりエンディングを開始し(S484)、小当たりエンディングコマンドをセットして(S485)、ステップS486に進む。
なお、ステップS471において、入球フラグがONであると判別した場合は、ステップS477に進む。また、ステップS472において、変動入賞装置2の可動片3が作動中であると判別した場合は、ステップS475に進む。
[進退部材処理]
図26は、遊技制御基板のCPUが実行する進退部材処理の一例を示したフローチャートである。
この場合、CPU112は、小当たり遊技フラグがONであるか否かの判別を行い(S501)、小当たり遊技フラグがONであると判別した場合は、次に進退部材33が作動中であるか否かの判別を行う(S502)。
ここで、進退部材33が作動中でないと判別した場合は、進退部材33の作動パターンを設定して、進退部材33の作動を開始させる(S503、S504)。また進退部材33が作動中であると判別した場合は、ステップS503、S504の処理を行うことなくステップS505に進む。
次にCPU112は、所定の作動時間を経過したか否かの判別を行い(S505)、所定の作動時間を経過したと判別した場合は、進退部材33の作動を停止して(S506)、進退部材処理を終了する。なお、ステップS505において、所定の作動時間を経過していないと判別した場合、或いはステップS501において、小当たり遊技フラグがONでないと判別した場合は、進退部材処理を終了する。
[電チュー処理]
図27は、遊技制御基板のCPUが実行する電チュー処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、補助遊技フラグがONであるか否かの判別を行い(S511)、補助遊技フラグがONであると判別した場合は、次に電チュー22が作動中であるか否かの判定を行う(S512)。ここで、電チュー22が作動中でなければ、電チュー22の作動パターンを設定し(S513)、電チューの作動を開始する(S514)。
電柱の作動パターンとしては、例えば、時短フラグがOFFのときは、電チュー22の開放時間を0.15秒、開放回数を1回に設定し、時短フラグがONのときは、電チュー22の開放時間を1.80秒、開放回数を3回に設定する。
次に、CPU112は、電チュー22の作動時間が所定の作動時間を経過したか否かの判別を行い(S515)、電チュー22の作動時間が経過したと判別した場合は、補助遊技フラグをOFFにして(S516)、電チュー処理を終了する。
なお、ステップS512において、電チュー22が作動中であると判別した場合は、ステップS515に移行する。
また、ステップS511において、補助遊技フラグがONでないと判別した場合、或いはステップS515において、電チュー22の作動時間が経過していないと判別した場合、電チュー処理を終了する。
1…遊技盤、2…変動入賞装置、3…可動片、4…Vゾーン(特定領域)、10…第1特別図柄表示器、11…第2特別図柄表示器、13…第1特別図柄保留ランプ、14…第2特別図柄保留ランプ、16…大入賞口、21…第1始動口、22…電チュー、23…ゲート、33…進退部材、111…遊技制御基板、112 122…CPU、113 123…ROM、114 124…RAM、200…パチンコ遊技機

Claims (1)

  1. 遊技球が第1始動口または第2始動口に入球することにより特別遊技を行うか否かを判定する特別遊技判定手段と、
    前記特別遊技判定手段による判定結果に基づいて、所定の図柄表示手段において図柄を変動表示させてから当該判定結果を示す判定図柄を停止表示させる図柄表示制御手段と、
    前記図柄表示制御手段により図柄が変動表示させられているときに遊技球が前記第2始動口に入球した場合、前記特別遊技判定手段による判定の権利を保留する保留手段と、
    前記特別遊技判定手段により第1特別遊技を行うと判定された場合、前記図柄表示制御手段により当該判定結果を示す判定図柄が停止表示させられた後に、変動入賞装置を遊技球が入球可能となるようにする第1特別遊技を行う第1特別遊技実行手段と、
    前記第1特別遊技実行手段により第1特別遊技が行われる際に、前記変動入賞装置に入球した遊技球を特定領域または非特定領域に誘導可能な遊技球誘導部材を可動制御する誘導部材制御手段と、
    前記第1特別遊技実行手段により第1特別遊技が行われているときに前記変動入賞装置に入球した遊技球が前記特定領域を通過することにより、遊技者に有利な第2特別遊技を行う第2特別遊技実行手段と、
    前記第2特別遊技実行手段により前記第2特別遊技が行われた後に、前記第2始動口に遊技球が入球し易い特定遊技状態で遊技を制御可能な特定遊技状態制御手段と、を備え、
    前記第1特別遊技実行手段は、
    前記特定遊技状態制御手段によって前記特定遊技状態で遊技が制御されていないときに、前記特別遊技判定手段により前記第2始動口への遊技球の入球により第1特別遊技を行うと判定された場合、前記誘導部材制御手段により遊技球が前記特定領域に誘導され難いように前記変動入賞装置を遊技球が入球可能となるようにする第1特別遊技を行う通常第1特別遊技実行手段と、
    前記特定遊技状態制御手段によって前記特定遊技状態で遊技が制御されているときに、前記特別遊技判定手段により前記第2始動口への遊技球の入球により第1特別遊技を行うと判定された場合、前記誘導部材制御手段により遊技球が前記特定領域に誘導され易いように前記変動入賞装置を遊技球が入球可能となるようにする第1特別遊技を行う特殊第1特別遊技実行手段と、を有することを特徴とする遊技機。
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