JP6063803B2 - 真空装置及びバルブ制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、被処理体にプラズマ処理等を行うための真空装置及びバルブ制御方法に関する。
FPD(フラットパネルディスプレイ)の製造工程においては、FPD用基板に対してプラズマエッチング、プラズマアッシング、プラズマ成膜等の種々のプラズマ処理が行われている。このようなプラズマ処理を行う装置として、例えば平行平板型のプラズマ処理装置や、誘導結合プラズマ(ICP:Inductively Coupled Plasma)処理装置などが知られている。これらのプラズマ処理装置は、処理容器内を真空状態に減圧して処理を行う真空装置として構成されている。
近年では、大型のFPD用基板を処理するために処理容器も大型化している。そのため、処理容器内を減圧排気するための真空ポンプを複数個配備することが一般的になっている。これらの真空ポンプの排気方向上流側には、自動圧力制御(Adaptive Pressure Control)バルブ(以下、「APCバルブ」という。)が設けられ、排気経路のコンダクタンスを自動調節することによって、処理容器内の圧力を調節している。例えば、プラズマエッチング装置では、プロセス時に、マスフローコントローラによって一定流量の処理ガスを処理容器内に供給しながら、APCバルブによって排気経路のコンダクタンスを調節し、所望のプロセス圧力に制御する方法が採用されている。
真空装置の圧力制御に関する従来技術として、特許文献1では、複数の排気路に接続される真空排気手段と、複数の排気路のうちの一部分の排気路に設けられたゲートバルブと、ゲートバルブが設けられた排気路以外の排気路に対応して設けられたAPCバルブと、を備えた真空装置が提案されている。
特開2009−16382号公報(図2など)
従来、複数系統の排気路にそれぞれAPCバルブを配備する場合、その中の1つをマスタバルブとし、他をスレーブバルブとして構成していた。各スレーブバルブは、マスタバルブに連動して作動する。つまり、すべてのAPCバルブは互いに同期して開閉動作を行う構成がとられていた。
ところで、APCバルブの特性として、バルブの開度が一定レベルを超えると、開度1%当たりのコンダクタンスの変化量が大きくなり、圧力の制御性が低下する。従って、通常はAPCバルブの開度の上限を30%程度に設定して使用している。その結果、真空ポンプの実効排気速度がAPCバルブの開度に制約されてしまい、排気能力が大きな真空ポンプを使用しても、十分にその性能を引き出すことができなかった。そのため、必要な排気速度を得るためには、さらに排気能力が大きな真空ポンプを使用せざるを得ず、装置コストを増加させる一因となっていた。例えば、エッチングレートを向上させるために大流量のエッチングガスを必要とするプラズマエッチングプロセスが知られている。このようなプラズマエッチングプロセスにおいて、従来のAPCバルブと真空ポンプの組み合わせによる複数系統の排気では、APCバルブは同期して同じ開度に設定されることから、上述の開度による制約のため、排気系のコンダクタンスを十分に上げることができなかった。そのため、高真空条件で処理ガスを大流量、大排気量で使用する処理が困難であるか、あるいは、真空ポンプのスペックをより排気能力の高いものに代替する必要があった。
従って、本発明の目的は、処理ガスを大流量で使用するプロセスへの対応が可能な真空装置を提供することである。
本発明の真空装置は、被処理体を収容するとともに、内部を真空保持可能な処理容器と、前記処理容器内にガス供給路を介して処理ガスを供給するガス供給源と、前記ガス供給路に設けられ、前記処理ガスの供給流量を調節する流量調節装置と、前記処理容器内の圧力を検出する圧力検出装置と、を備えている。また、本発明の真空装置は、前記処理容器に接続され、第1のバルブが設けられた複数の第1の排気路と、前記処理容器に接続され、第2のバルブが設けられた複数の第2の排気路と、前記第1の排気路又は第2の排気路に接続された排気装置と、前記処理容器内の圧力が所定の値になるように、前記圧力検出装置により検出された検出圧力値と設定圧力値とに基づき、前記第1のバルブ及び前記第2のバルブをそれぞれ制御する制御部と、を備えている。さらに、本発明の真空装置において、前記第1のバルブは、前記第1の排気路のコンダクタンスを可変に調節するバルブであり、前記第2のバルブは、前記第2の排気路の開閉の切り替えを行うバルブである。そして、本発明の真空装置において、前記制御部は、複数の前記第1の排気路にそれぞれ設けられた前記第1のバルブの開度を統括して調節する開度調節部と、複数の前記第2の排気路にそれぞれ設けられた前記第2のバルブの開閉の切り替えを統括して行う開閉切替部を含むものである。
本発明の真空装置は、前記第1の排気路及び前記第2の排気路の両方に、一つの前記排気装置が接続されていてもよい。
本発明の真空装置において、前記制御部は、前記第1の排気路において前記第1のバルブによってコンダクタンスを調節したときの排気ガス流量をV11とし、前記第1の排気路において前記第1のバルブの開度を全開にしたときの排気ガス流量をV12とし、前記第2の排気路における排気ガス流量をV2としたとき、下記の式(1);
n×V11≦m×V2≦n×V12…(1)
(ここで、nは前記第1の排気路の本数を示し、mは前記第2の排気路の本数を示す。)
の関係が成立するように前記第1のバルブの開度及び前記第2のバルブの開閉を調節するものであってもよい。
本発明の真空装置は、前記第2のバルブとして、前記第2の排気路のコンダクタンスを可変に調節するバルブを用い、開閉動作のみを行うものであってもよい。
本発明の真空装置は、被処理体に対して、エッチングを行うエッチング装置であってもよい。
本発明の真空装置は、被処理体が、FPD用基板であってもよい。
本発明のバルブの制御方法は、真空装置におけるバルブの制御方法である。本発明のバルブの制御方法において、前記真空装置は、被処理体を収容するとともに、内部を真空保持可能な処理容器と、前記処理容器内にガス供給路を介して処理ガスを供給するガス供給源と、前記ガス供給路に設けられ、前記処理ガスの供給流量を調節する流量調節装置と、
前記処理容器内の圧力を検出する圧力検出装置と、を備えている。また、本発明のバルブの制御方法において、前記真空装置は、前記処理容器に接続され、第1のバルブが設けられた複数の第1の排気路と、前記処理容器に接続され、第2のバルブが設けられた複数の第2の排気路と、前記第1の排気路又は第2の排気路に接続された排気装置と、を備えている。さらに、本発明のバルブの制御方法において、前記真空装置は、前記処理容器内の圧力が所定の値になるように、前記圧力検出装置により検出された検出圧力値と設定圧力値とに基づき、前記第1のバルブ及び前記第2のバルブをそれぞれ制御する制御部と、を備えている。また、本発明のバルブの制御方法において、前記第1のバルブは、前記第1の排気路のコンダクタンスを可変に調節するバルブであり、前記第2のバルブは、前記第2の排気路の開閉の切り替えを行うバルブであり、前記制御部は、複数の前記第1の排気路にそれぞれ設けられた前記第1のバルブの開度を統括して調節する開度調節部と、複数の前記第2の排気路にそれぞれ設けられた前記第2のバルブの開閉の切り替えを統括して行う開閉切替部を含むものである。そして、本発明のバルブの制御方法は、全ての前記第2のバルブの開度を同期して全開にするステップと、前記圧力検出装置により検出された検出圧力値と設定圧力値に基づき、全ての前記第1のバルブの開度を同期して調節するステップと、を備えている。
本発明のバルブの制御方法は、前記第1の排気路において前記第1のバルブによってコンダクタンスを調節したときの排気ガス流量をV11とし、前記第1の排気路において前記第1のバルブの開度を全開にしたときの排気ガス流量をV12とし、前記第2の排気路における排気ガス流量をV2としたとき、下記の式(1);
n×V11≦m×V2≦n×V12…(1)
(ここで、nは前記第1の排気路の本数を示し、mは前記第2の排気路の本数を示す。)
の関係が成立するように前記第1のバルブの開度及び前記第2のバルブの開閉を調節するものであってもよい。
本発明によれば、大型の真空装置において、装置コストを抑制しながら、大流量の処理ガスを使用したプロセスを行うことが可能になる。
本発明の第1の実施の形態に係るプラズマエッチング装置の構成を模式的に示す断面図である。 図1のプラズマエッチング装置の底壁の平面図である。 図1のプラズマエッチング装置の制御部のハードウェア構成を示すブロック図である。 図3におけるモジュールコントローラのハードウェア構成を示すブロック図である。 図3におけるモジュールコントローラの機能構成を示す機能ブロック図である。 本発明の作用を説明する処理ガス流量と圧力との関係を示す特性図である。 本発明の第2の実施の形態に係るプラズマエッチング装置の構成を簡略化して示す模式図である。 図7のプラズマエッチング装置の底壁の平面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の処理装置の第1の実施の形態としてのプラズマエッチング装置の概略構成を示す断面図である。図1に示したように、プラズマエッチング装置100は、被処理体として、例えばFPD用のガラス基板(以下、単に「基板」と記す)Sに対してエッチングを行なう容量結合型の平行平板プラズマエッチング装置として構成されている。なお、FPDとしては、液晶ディスプレイ(LCD)、エレクトロルミネセンス(Electro Luminescence;EL)ディスプレイ、プラズマディスプレイパネル(PDP)等が例示される。
このプラズマエッチング装置100は、内側が陽極酸化処理(アルマイト処理)されたアルミニウムからなる角筒形状に成形された処理容器1を有している。処理容器1の本体(容器本体)は、底壁1a、4つの側壁1b(2つのみ図示)により構成されている。また、処理容器1の本体の上部には、蓋体1cが接合されている。図示は省略するが、側壁1bには基板搬送用開口と、これを封止するゲートバルブが設けられている。
蓋体1cは、図示しない開閉機構により、側壁1bに対して開閉可能に構成されている。蓋体1cを閉じた状態で蓋体1cと各側壁1bとの接合部分は、Oリング3によってシールされ、処理容器1内の気密性が保たれている。
処理容器1内の底部には、枠形状の絶縁部材10が配置されている。絶縁部材10の上には、基板Sを載置可能な載置台であるサセプタ11が設けられている。下部電極でもあるサセプタ11は、基材12を備えている。基材12は、例えばアルミニウムやステンレス鋼(SUS)などの導電性材料で形成されている。基材12は、絶縁部材10の上に配置され、両部材の接合部分にはOリングなどのシール部材13が配備されて気密性が維持されている。絶縁部材10と処理容器1の底壁1aとの間も、Oリングなどのシール部材14により気密性が維持されている。基材12の側部外周は、絶縁部材15により囲まれている。これによって、サセプタ11の側面の絶縁性が確保され、プラズマ処理の際の異常放電が防止されている。
サセプタ11の上方には、このサセプタ11と平行に、かつ対向して上部電極として機能するシャワーヘッド31が設けられている。シャワーヘッド31は処理容器1の上部の蓋体1cに支持されている。シャワーヘッド31は中空状をなし、その内部には、ガス拡散空間33が設けられている。また、シャワーヘッド31の下面(サセプタ11との対向面)には、処理ガスを吐出する複数のガス吐出孔35が形成されている。このシャワーヘッド31は接地されており、サセプタ11とともに一対の平行平板電極を構成している。
シャワーヘッド31の上部中央付近には、ガス導入口37が設けられている。このガス導入口37には、処理ガス供給管39が接続されている。この処理ガス供給管39には、2つのバルブ41,41およびマスフローコントローラ(MFC)43を介して、エッチングのための処理ガスを供給するガス供給源45が接続されている。処理ガスとしては、例えばハロゲン系ガスやOガスのほか、Arガス等の希ガスなどを用いることができる。
前記処理容器1内の底壁1aには、複数の箇所(例えば8か所)に貫通した排気用開口51が形成されている。各排気用開口51には、それぞれ排気管53が接続されている。各排気管53は、その端部にフランジ部53aを有しており、このフランジ部53aと底壁1aとの間にOリング(図示省略)を介在させた状態で固定されている。各排気管53には、APCバルブ55及び排気装置57が接続されている。
ここで、図2を参照しながら、プラズマエッチング装置100における排気路とAPCバルブ55A,55Bの配置例について説明する。図2は、図1のプラズマエッチング装置100における底壁1aの平面図である。説明の便宜上、図2には、8つの排気用開口51に、4本の第1の排気管53A及び4本の第2の排気管53Bの配置を示した。排気管53は、第1の排気路としての複数(例えば4本)の第1の排気管53Aと、第2の排気路としての複数(例えば4本)の第2の排気管53Bと、を含んでいる。第1の排気管53Aには、第1のバルブとしてのAPCバルブ55Aが設けられている。第2の排気管53Bには、第2のバルブとしてのAPCバルブ55Bが設けられている。APCバルブ55Aは、制御部80からの制御信号に基いて開度を変化させ、第1の排気管53Aのコンダクタンスを自動調節する。APCバルブ55Bは、全開又は全閉の2ポジションの切り替え動作のみを行うように設定されており、制御部80からの制御信号に基いて第2の排気管53Bの開放もしくは閉鎖を行う。
図2に示すように、2本の第1の排気管53A,53Aが隣接して配置され、底壁1aの中心を基準に、対向する2つの短辺付近に2本ずつ対称に配置されている。従って、APCバルブ55Aも同様の配置である。また、2本の第2の排気管53B,53Bが隣接して配置され、底壁1aの中心を基準に、対向する2つの長辺付近に2本ずつ対称に配置されている。従って、APCバルブ55Bも同様の配置である。第1の排気管53A及び第2の排気管53Bは、それぞれ排気装置57に接続されている。排気装置57は、例えばターボ分子ポンプなどの真空ポンプを備えており、これにより処理容器1内を所定の減圧雰囲気まで真空引きすることが可能に構成されている。
プラズマエッチング装置100には、処理容器1内の圧力を計測する圧力計61が設けられている。圧力計61は、制御部80と接続されており、処理容器1内の圧力の計測結果をリアルタイムで制御部80へ提供する。
サセプタ11の基材12には、給電線71が接続されている。この給電線71には、マッチングボックス(M.B.)73を介して高周波電源75が接続されている。これにより、高周波電源75から例えば13.56MHzの高周波電力が、下部電極としてのサセプタ11に供給される。なお、給電線71は、底壁1aに形成された貫通開口部としての給電用開口77を介して処理容器1内に導入されている。
プラズマエッチング装置100の各構成部は、制御部80に接続されて制御される構成となっている。図3を参照して、本実施の形態のプラズマエッチング装置100をその一部分に含む基板処理システムの制御部80について説明する。図3は、制御部80のハードウェア構成を示すブロック図である。図3に示したように、制御部80は、装置コントローラ(Equipment Controller;以下、「EC」と記すことがある)81と、複数(図2では2つのみ図示しているが、これに限るものではない)のモジュールコントローラ(Module Controller;以下、「MC」と記すことがある)83と、EC81とMC83とを接続するスイッチングハブ(HUB)85とを備えている。
EC81は、複数のMC83を統括して、基板処理システムの全体の動作を制御する主制御部(マスタ制御部)である。複数のMC83は、それぞれ、EC81の制御の下で、プラズマエッチング装置100をはじめとする各モジュールの動作を制御する副制御部(スレーブ制御部)である。スイッチングハブ85は、EC81からの制御信号に応じて、EC81に接続されるMC83を切り替える。
EC81は、基板処理システムで実行される基板Sに対する各種処理を実現するための制御プログラムと、処理条件データ等が記録されたレシピとに基づいて、各MC83に制御信号を送ることによって、基板処置システムの全体の動作を制御する。
制御部80は、更に、サブネットワーク87と、DIST(Distribution)ボード88と、入出力(以下、I/Oと記す。)モジュール89と、を備えている。各MC83は、サブネットワーク87およびDISTボード88を介してI/Oモジュール89に接続されている。
I/Oモジュール89は、複数のI/O部90を有している。I/O部90は、プラズマエッチング装置100をはじめとする各モジュールの各エンドデバイスに接続されている。図示しないが、I/O部90には、デジタル信号、アナログ信号およびシリアル信号の入出力を制御するためのI/Oボードが設けられている。各エンドデバイスに対する制御信号は、それぞれI/O部90から出力される。また、各エンドデバイスからの出力信号は、それぞれI/O部90に入力される。プラズマエッチング装置100において、I/O部90に接続されたエンドデバイスとしては、例えば、マスフローコントローラ(MFC)43、APCバルブ55A,55B、圧力計61、排気装置57などが挙げられる。
EC81は、LAN(Local Area Network)91を介して、基板処理システム100が設置されている工場全体の製造工程を管理するMES(Manufacturing Execution System)としてのコンピュータ93に接続されている。コンピュータ93は、基板処理システム100の制御部80と連携して工場における工程に関するリアルタイム情報を基幹業務システムにフィードバックすると共に、工場全体の負荷等を考慮して工程に関する判断を行う。コンピュータ93は、例えば他のコンピュータ95などの情報処理機器に接続されていてもよい。
次に、図4を参照して、MC83のハードウェア構成の一例について説明する。MC83は、主制御部101と、キーボード、マウス等の入力装置102と、プリンタ等の出力装置103と、表示装置104と、記憶装置105と、外部インターフェース106と、これらを互いに接続するバス107とを備えている。主制御部101は、CPU(中央処理装置)111、RAM(ランダムアクセスメモリ)112およびROM(リードオンリメモリ)113を有している。記憶装置105は、情報を記憶できるものであれば、その形態は問わないが、例えばハードディスク装置または光ディスク装置である。また、記憶装置105は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体115に対して情報を記録し、また記録媒体115より情報を読み取るようになっている。記録媒体115は、情報を記憶できるものであれば、その形態は問わないが、例えばハードディスク、光ディスク、フラッシュメモリなどである。記録媒体115は、本実施の形態に係るプラズマエッチング方法のレシピを記録した記録媒体であってもよい。
MC83では、CPU111が、RAM112を作業領域として用いて、ROM113または記憶装置105に格納されたプログラムを実行することにより、本実施の形態のプラズマエッチング装置100において基板Sに対するプラズマエッチング処理を実行できるようになっている。なお、図3におけるEC81、コンピュータ93,95のハードウェア構成も、例えば、図4に示した構成になっている。
次に、図5を参照して、MC83の機能構成について説明する。図5は、MC83の機能構成を示す機能ブロック図である。なお、以下の説明では、MC83のハードウェア構成が図4に示した構成になっているものとして、図4中の符号も参照する。図5に示したように、MC83は、開度調節部121と、開閉切替部123と、を備えている。これらは、CPU111が、RAM112を作業領域として用いて、ROM113または記憶装置105に格納されたプログラムを実行することによって実現される。
開度調節部121は、圧力計61により検出された検出圧力値と、予め記憶装置105に保存されているレシピやパラメータ等で規定された設定圧力値とに基づいて、各APCバルブ55Aに制御信号を送信することにより、プラズマエッチング装置100の処理容器1内が所望の圧力になるように各APCバルブ55Aの開度を統括して調節する。APCバルブ55Aの開度は、例えば0〜1000までの1000段階に区分されており、所定の開度の値が、MC83の開度調節部121からデジタルアウトプット(DO)情報として各APCバルブ55Aに送出される。
開閉切替部123は、予め記憶装置105に保存されているレシピやパラメータ等に基づいて、各APCバルブ55Bに制御信号を送信することにより、所定のタイミングで各APCバルブ55Bの開閉の切り替えを統括して行う。APCバルブ55Bの開閉の切替指令は、MC83の開閉切替部123からデジタルアウトプット(DO)情報として各APCバルブ55Bに送出される。
次に、以上のように構成されるプラズマエッチング装置100における処理動作について説明する。まず、図示しないゲートバルブが開放された状態で基板搬送用開口を介して、被処理体である基板Sが、図示しない搬送装置のフォークによって処理容器1内へと搬入され、サセプタ11へ受渡される。その後、ゲートバルブが閉じられ、排気装置57によって、処理容器1内が所定の真空度まで真空引きされる。この場合、まず、MC83の開閉切替部123から制御信号が各APCバルブ55Bへ送出され、すべてのAPCバルブ55Bが全開にされる。また、MC83の開度調節部121が圧力計61による検出圧力値をモニタし、各APCバルブ55Aに制御信号を送信することにより、処理容器1内が所望の圧力になるように各APCバルブ55Aの開度を統括して調節する。
次に、バルブ41を開放して、処理ガスをガス供給源45から処理ガス供給管39、ガス導入口37を介してシャワーヘッド31のガス拡散空間33へ導入する。この際、マスフローコントローラ43によって処理ガスの流量制御が行われる。ガス拡散空間33に導入された処理ガスは、さらに複数の吐出孔35を介してサセプタ11上に載置された基板Sに対して均一に吐出され、処理容器1内の圧力が所定の値に維持される。
この状態で高周波電源75から高周波電力がマッチングボックス73を介してサセプタ11に印加される。これにより、下部電極としてのサセプタ11と上部電極としてのシャワーヘッド31との間に高周波電界が生じ、処理ガスが解離してプラズマ化する。このプラズマにより、基板Sにエッチング処理が施される。
本実施の形態のプラズマエッチング装置100において、MC83は、上記プラズマエッチング処理の間も、MC83の開度調節部121が圧力計61による検出圧力値をモニタし、各APCバルブ55Aに制御信号を送信することにより、処理容器1内が所望の圧力になるように各APCバルブ55Aの開度を統括して調節する。
また、MC83の開閉切替部123は、プラズマエッチング処理の間、すべてのAPCバルブ55Bを全開に保持する。複数(例えば4つ)のAPCバルブ55Bを全開にすることによって、第2の排気管53Bに接続された排気装置57の排気能力を最大限に引き出し、大流量の処理ガスを用いるエッチングプロセスが可能になる。
エッチング処理を施した後、高周波電源75からの高周波電力の印加を停止し、ガス導入を停止した後、処理容器1内を所定の圧力まで減圧する。次に、ゲートバルブを開放し、サセプタ11から図示しない搬送装置のフォークに基板Sを受け渡し、処理容器1の基板搬送用開口から基板Sを搬出する。以上の操作により、一枚の基板Sに対するプラズマエッチング処理が終了する。
<作用>
次に、図6を参照しながら本実施の形態のプラズマ処理装置100の作用について説明する。図6は、実際の実験データに基づき作成したものであり、排気装置57を用いてプラズマエッチング装置100の処理容器1内を減圧排気しながら処理ガスを導入した場合の圧力変化(縦軸)と、処理ガスの流量(横軸)との関係を示す特性図である。曲線Aは、処理容器1に接続された複数(例えば8本)の排気管53のすべてのAPCバルブ55の開度を300(30%)に設定した場合を示している。曲線Bは、処理容器1に接続された複数(例えば8本)の排気管53のすべてのAPCバルブ55の開度を1000(100%)に設定した場合を示している。曲線Aと曲線Bとの比較から、同じ圧力P1でも、APCバルブ55の開度を全開にした曲線Bの方が、開度を300に設定した曲線Aに比べて、より大流量の処理ガスを排気できることが理解される(Q1<Q3)。換言すれば、曲線Bの場合は、曲線Aに比べ、同じ流量でも、より低圧力での処理が可能になる。
本実施の形態のプラズマ処理装置100では、処理容器1に接続された8本の排気管53のうち、4本の第1の排気管53Aでは、APCバルブ55Aを開度300(30%)に設定し、残りの4本の第2の排気管53Bでは、APCバルブ55Bを開度1000(100%)に設定した。これにより、4本の第1の排気管53AのAPCバルブ55Aによって処理容器1内の圧力を調節しながら、残りの4本の第2の排気管53Bのコンダクタンスを最大化できる。従って、図6中の曲線Cのように、APCバルブの開度を300に設定したときの曲線Aと、APCバルブの開度を1000に設定したときの曲線Bとの間で、処理容器1内での圧力制御と処理ガスの流量制御を行うことが可能になる。すなわち、曲線Cは、曲線Aに比べると、同じ圧力P1でも、より大流量の処理ガスを排気できる(Q1<Q2)。また、曲線Cの場合は、曲線Aに比べ、同じ流量(例えばQ1)のときに、より低圧力での処理が可能になる(P1<P2)。
以上のように、本実施の形態のプラズマ処理装置100では、第1の排気管53Aに設けられたAPCバルブ55Aによって処理容器1内の圧力制御を行いながら、第2の排気管53Bに設けられた全開状態のAPCバルブ55Bによって、処理ガスの大流量化への対応を図ることができる。第1の排気管53Aに設けられたAPCバルブ55Aは、コンダクタンスの制御性がよい開度30%までの範囲内で使用することが可能になる。一方、第2の排気管53Bでは、開度100%のAPCバルブ55Bによってコンダクタンスを最大化できるため、第2の排気管53Bに用いる排気装置57のターボ分子ポンプを排気能力の低いもので代替するなどの低スペック化が可能になり、装置コストを低減できる。
なお、第1の排気管53Aに設けられたAPCバルブ55Aと、第2の排気管53Bに設けられた全開状態のAPCバルブ55Bとの設置個数の比率は、1:1に限らず、適宜設定できる。すなわち、開度を調節するAPCバルブ55Aと全開状態に設定されるAPCバルブ55Bとの設置比率を変化させることによって、図6の曲線Aと曲線Bとの間で精度よく処理容器1内での圧力制御と処理ガスの流量制御を行うことが可能になる。
また、MC83の開度調節部121及び開閉切替部123は、第1の排気管53AにおいてAPCバルブ55Aによってコンダクタンスを所定の値に調節したときの排気ガス流量をV11とし、第1の排気管53AにおいてAPCバルブ55Aの開度を全開にしたときの排気ガス流量をV12とし、第2の排気管53Bにおける排気ガス流量をV2としたとき、式(1);
n×V11≦m×V2≦n×V12…(1)
(ここで、nは第1の排気管53Aの本数を示し、mは第2の排気管53Bの本数を示す。)
の関係が成立するようにAPCバルブ55Aの開度及びとAPCバルブ55Bの開閉を調節することが好ましい。ここで、第1の排気管53AにおいてAPCバルブ55Aによってコンダクタンスを所定の値に調節する場合の開度としては、例えば開度15%〜30%の範囲内、好ましくは開度15〜25%の範囲内、より好ましくは開度20%とすることができる。式(1)の関係を満たす場合は、処理容器1内の圧力を制御性よくコントロールしながら、十分に大きな総排気量を得ることができる。ここで、n×V11>m×V2の場合は、m本の第2の排気管53Bにおける合計の排気ガス流量が小さすぎて、装置全体での排気量を大きくすることができないため、大流量プロセスへの対応が困難になる。一方、m×V2>n×V12の場合は、m本の第2の排気管53Bにおける合計の排気ガス流量が大きくなりすぎて、n本の第1の排気管53AにおけるAPCバルブ55Aによる処理容器1内の圧力制御性が低下することがある。また、上記式(1)を満たすようにすることによって、APCバルブ55AとAPCバルブ55Bとの設置比率を最適な配分にすることもできる。
なお、本実施の形態のプラズマエッチング装置100では、第2のAPCバルブ55Bについて、開度0又は1000の切り替えを行う開閉機能のみを利用する構成としたが、第2のAPCバルブ55Bの一部分又は全部に代えて、例えばゲートバルブなどの開閉バルブを用いてもよい。
[第2の実施の形態]
次に、図7及び図8を参照して、本発明の第2の実施の形態のプラズマエッチング装置について説明する。以下の説明では、第1の実施の形態との相違点を中心に説明し、第1の実施の形態と同一の構成について重複する説明は省略する。
図7は、本実施の形態のプラズマエッチング装置100Aの構成を簡略化して示す模式図である。プラズマエッチング装置100Aの基本構成は、第1の実施の形態のプラズマエッチング装置100と同様であるため、詳細な構成は図示及び説明を省略する。
図8は、プラズマエッチング装置100Aにおける底壁1aの平面図である。説明の便宜上、図8には、8つの排気用開口51に、4本の第1の排気管53A及び4本の第2の排気管53Bの配置を示した。第1の排気管53Aには、APCバルブ55Aが設けられており、第2の排気管53Bには、APCバルブ55Bが設けられている。本実施の形態では、図8に示すように、第1の排気管53Aと第2の排気管53Bが隣接して配置され、底壁1aの中心を基準に、対向する2つの短辺及び長辺に沿って2本ずつ対称に配置されている。従って、APCバルブ55A及びAPCバルブ55Bも同様の配置である。
本実施の形態のプラズマエッチング装置100Aは、2つのAPCバルブ55A,55Bの排気方向の下流側に一つの排気装置57を接続する構成としている。すなわち、プラズマエッチング装置100Aでは、8本の排気管53のうち、隣接する第1の排気管53Aと第2の排気管53Bとを合流させて合流排気管53ABとし、この合流排気管53ABに一つの排気装置57を接続している。このような構成でも、第1の排気管53Aに設けられたAPCバルブ55Aを、コンダクタンスの制御性がよい開度30%までの範囲内で使用しながら処理容器1内の圧力制御を行うことができる。一方、第2の排気管53Bでは、開度100%のAPCバルブ55Bによってコンダクタンスを最大化できるため、プラズマエッチング装置100A全体の排気能力を低下させずに済み、大流量プロセスへの対応が可能になる。しかも、本実施の形態では、2つのAPCバルブ55A,55Bの排気方向下流位置で隣接する第1の排気管53Aと第2の排気管53Bとを合流させ、合流排気管53ABに一つの排気装置57を接続する構成としている。かかる構成によって、第1の実施の形態と比べても、高価なターボ分子ポンプなどを有する排気装置57の設置数を半減させることができるので、装置コストをさらに大幅に低減できる。
本実施の形態の他の構成及び効果は、第1の実施の形態と同様である。
以上、本発明の実施の形態を例示の目的で詳細に説明したが、本発明は上記実施の形態に制約されることはなく、種々の変形が可能である。例えば、上記実施の形態では、平行平板型のプラズマエッチング装置を例に挙げたが、本発明は、例えば、誘導結合プラズマ装置、表面波プラズマ装置、ECR(Electron Cyclotron Resonance)プラズマ装置、ヘリコン波プラズマ装置など他の方式のプラズマエッチング装置にも適用可能である。また、チャンバー内の圧力調節が必要な真空装置であれば、ドライエッチング装置に限らず、例えば、成膜装置やアッシング装置などにも同等に適用可能である。
また、本発明は、FPD用基板を被処理体とするものに限らず、例えば半導体ウエハや太陽電池用基板を被処理体とする場合にも適用できる。
1…処理容器、1a…底壁、1b…側壁、1c…蓋体、11…サセプタ、12…基材、13,14…シール部材、15…絶縁部材、31…シャワーヘッド、33…ガス拡散空間、35…ガス吐出孔、37…ガス導入口、39…処理ガス供給管、41…バルブ、43…マスフローコントローラ、45…ガス供給源、51…排気用開口、53…排気管、53a…フランジ部、53A…第1の排気管、53B…第2の排気管、55,55A,55B…APCバルブ、57…排気装置、61…圧力計、71…給電線、73…マッチングボックス(M.B.)、75…高周波電源、100,100A…プラズマエッチング装置

Claims (6)

  1. 被処理体であるFPD用基板を収容するとともに、内部を真空保持可能な処理容器と、
    前記処理容器内にガス供給路を介して処理ガスを供給するガス供給源と、
    前記ガス供給路に設けられ、前記処理ガスの供給流量を調節する流量調節装置と、
    前記処理容器内の圧力を検出する圧力検出装置と、
    前記処理容器に接続され、第1のバルブが設けられた複数の第1の排気路と、
    前記処理容器に接続され、第2のバルブが設けられた複数の第2の排気路と、
    前記第1の排気路又は第2の排気路に接続された排気装置と、
    前記処理容器内の圧力が所定の値になるように、前記圧力検出装置により検出された検出圧力値と設定圧力値とに基づき、前記第1のバルブ及び前記第2のバルブをそれぞれ制御する制御部と、
    を備え、
    前記第1のバルブは、前記処理容器内の圧力に応じて前記第1の排気路のコンダクタンスを可変に調節する自動圧力制御バルブであり、
    前記第2のバルブは、前記処理容器内の圧力に応じて前記第2の排気路のコンダクタンスを可変に調節する自動圧力制御バルブであって前記第2の排気路の開閉動作の切り替えを行うバルブであり、
    前記制御部は、複数の前記第1の排気路にそれぞれ設けられた前記第1のバルブの開度を統括して調節する開度調節部と、複数の前記第2の排気路にそれぞれ設けられた前記第2のバルブの開閉の切り替えを統括して行う開閉切替部を有し、前記FPD用基板に対する処理を行う間、前記第1のバルブの開度を15〜30%、前記第2のバルブの開度を100%に制御するものである真空装置。
  2. 前記第1の排気路及び前記第2の排気路の両方に、一つの前記排気装置が接続されている請求項1に記載の真空装置。
  3. 前記制御部は、前記第1の排気路において前記第1のバルブによってコンダクタンスを調節したときの排気ガス流量をV11とし、前記第1の排気路において前記第1のバルブの開度を全開にしたときの排気ガス流量をV12とし、前記第2の排気路における排気ガス流量をV2としたとき、下記の式(1);
    n×V11≦m×V2≦n×V12…(1)
    (ここで、nは前記第1の排気路の本数を示し、mは前記第2の排気路の本数を示す。)
    の関係が成立するように前記第1のバルブの開度及び前記第2のバルブの開閉を調節する請求項1又は2に記載の真空装置。
  4. 前記FPD用基板に対して、エッチングを行うエッチング装置である請求項1からのいずれか1項に記載の真空装置。
  5. 真空装置におけるバルブの制御方法であって、
    前記真空装置は、
    被処理体であるFPD用基板を収容するとともに、内部を真空保持可能な処理容器と、
    前記処理容器内にガス供給路を介して処理ガスを供給するガス供給源と、
    前記ガス供給路に設けられ、前記処理ガスの供給流量を調節する流量調節装置と、
    前記処理容器内の圧力を検出する圧力検出装置と、
    前記処理容器に接続され、第1のバルブが設けられた複数の第1の排気路と、
    前記処理容器に接続され、第2のバルブが設けられた複数の第2の排気路と、
    前記第1の排気路又は第2の排気路に接続された排気装置と、
    前記処理容器内の圧力が所定の値になるように、前記圧力検出装置により検出された検出圧力値と設定圧力値とに基づき、前記第1のバルブ及び前記第2のバルブをそれぞれ制御する制御部と、
    を備えており、
    前記第1のバルブは、前記処理容器内の圧力に応じて前記第1の排気路のコンダクタンスを可変に調節する自動圧力制御バルブであり、
    前記第2のバルブは、前記処理容器内の圧力に応じて前記第2の排気路のコンダクタンスを可変に調節する自動圧力制御バルブであって前記第2の排気路の開閉動作の切り替えを行うバルブであり、
    前記制御部は、複数の前記第1の排気路にそれぞれ設けられた前記第1のバルブの開度を統括して調節する開度調節部と、複数の前記第2の排気路にそれぞれ設けられた前記第2のバルブの開閉の切り替えを統括して行う開閉切替部を有するものであり、
    全ての前記第2のバルブの開度を同期して全開にするステップと、
    前記圧力検出装置により検出された検出圧力値と設定圧力値に基づき、全ての前記第1のバルブの開度を同期して調節するステップと、
    含むとともに、
    前記FPD用基板に対する処理を行う間、前記第1のバルブの開度を15〜30%、前記第2のバルブの開度を100%に制御することを特徴とするバルブの制御方法。
  6. 前記第1の排気路において前記第1のバルブによってコンダクタンスを調節したときの排気ガス流量をV11とし、前記第1の排気路において前記第1のバルブの開度を全開にしたときの排気ガス流量をV12とし、前記第2の排気路における排気ガス流量をV2としたとき、下記の式(1);
    n×V11≦m×V2≦n×V12…(1)
    (ここで、nは前記第1の排気路の本数を示し、mは前記第2の排気路の本数を示す。)
    の関係が成立するように前記第1のバルブの開度及び前記第2のバルブの開閉を調節する請求項に記載のバルブの制御方法。
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