JP6063566B2 - 4位置換されたピラゾロピリミジン誘導体及び医薬の製造におけるその使用 - Google Patents

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Description

本願発明は、有機合成薬の技術分野に属し、そして特に、ピラゾロピリミジン誘導体並びに医薬の製造におけるその調製方法及び使用に関する。ピラゾロピリミジン誘導体は、主に4位で置換されている。
キナーゼは、生物中に広く存在し、そして細胞増殖、成長、分化、アポトーシス、老化などの調節において重要な役割を果たしている。キナーゼの異常な活性は、がん、自己免疫疾患(例えば、エリテマトーデス、関節リウマチ及び乾癬)、糖尿病及び炎症を含む多くの主要な疾患を引き起こすかもしれない。従って、最も重要な疾患治療標的の1つとして、キナーゼは重点的に研究されてきた。
ヒトの遺伝子地図によると、518のキナーゼが、ヒトにおいて同定されている。キナーゼと腫瘍及び自己免疫疾患の間の関係が、解明されている。例えば、血管内皮細胞増殖因子受容体2(VEGFR2)の受容体型チロシンキナーゼ及び血小板由来成長因子受容体(PDGFR)は、血管新生の調節に関与している。この血管新生は、身体の発育、創傷、治癒、組織再生及び他の生理的過程において重要な役割を果たし、そしてまた、腫瘍を含む病理過程において重要な関係者である。腫瘍治療の目的は、腫瘍組織の血管新生を阻害し、そしてさらに腫瘍の栄養供給を阻止することによって達成することができる。Fms様チロシンキナーゼ3(FLT3)は、他の受容体型チロシンキナーゼであり、そして造血幹細胞の増殖及び分化において重要な役割を果たす。近年の分子生物学の研究において、急性骨髄性白血病患者の約1/3で、FLT3変異又は高発現が、造血幹細胞に起こることが見出された。多くの研究は、FLT3変異を有するAML患者が、再発及び予後不良の傾向にあることを示してきた。現在のところ、FLT3は、AMLの重要な治療標的であり、そしてその阻害剤は、AMLを処置するための最も見込みのある分子標的薬として知られている。いくつかのFLT3阻害剤、例えば、SU−5416、PKC−412及びCEP−701などは、臨床試験において使用されている。しかしながら、最新の研究では、これらの化合物の臨床試験が理想的ではなく、そして主要な原因の1つが、それらの大きな毒性及び副作用が薬の用量の増加を制限し、そしてさらに有効性に影響を及ぼすことであることが見出された。従って、AML治療のために高い有効性及び低い毒性を有するFLT3阻害剤を研究開発することは特に重要である。また、腫瘍は、他のキナーゼ、例えば、ヒトFms様チロシンキナーゼ1(FLT1)、ヒトFms様チロシンキナーゼ4(FLT4)、BRAFセリン/スレオニンプロテインキナーゼ(BRAF)、cRAFセリン/スレオニンプロテインキナーゼ(cRAF)、線維芽細胞増殖因子受容体(FGFR1)RET受容体型チロシンキナーゼ(RET)、SRCチロシンキナーゼ(SRC)、EphA2チロシンキナーゼ(EphA2)、EphB2チロシンキナーゼ(EphB2)、c−KIT、CDK1及びチロシンプロテインキナーゼ(KIT)などに密接に関連している。
近年の研究は、FLT3が急性骨髄性白血病だけでなく全身性エリテマトーデス、関節リウマチ、乾癬、多発性硬化症、炎症性免疫疾患などの自己免疫疾患にも関連していることが確認された。FLT3は、樹状細胞(DC)の前駆細胞において高発現し、そしてFLT3リガンドは、DCの分化及び成熟を誘導することができる。さらに、FLT3は、また、成熟樹状細胞において高発現し、そしてそれは、FLT3シグナル経路が通常のDCの機能を維持するのに重要な役割を果たしていることを示唆している。DCは、ヒト免疫系の重要な関係者の1つであり、そしてDCの異常な調節は、主要な自己免疫疾患の重要な原因である。近年における研究では、FLT3活性化が、DCの分化及び成熟を調節することを阻害し、そして自己免疫疾患の治療目的を達成できることを示してきた。従って、高活性FLT3阻害剤は、AML治療のために使用でき、そして自己免疫疾患を処置するために特に重要である。
伝統的に、単一のキナーゼの高度選択的なキナーゼ阻害剤は、キナーゼ薬の研究開発の観点から、主に取り組まれてきた。しかしながら、複雑な疾患、例えば、腫瘍及び自己免疫疾患などのために、複数のキナーゼを標的とする複数標的薬が、有効性及び再発防止の観点からより有利である。
本願発明は、主に4位置換を有する新規ピラゾロピリミジン誘導体を提供する。本願発明のピラゾロピリミジン誘導体は、以下の構造式I:
(式中、
Yは、窒素、酸素又は硫黄であり;及び
Lは、マトリックスのベンゼン環の3位又は4位で置換された、以下:
であり(式中、N原子の1端は、マトリックスと結合している);
1は、−H、C1〜C6アルキル、以下:
メチル基を置換された置換された6〜10員の芳香族環であり;及び置換された芳香族環の置換基が、−H、ハロゲン又はC1〜C4アルキルであり;
2は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4アルキルスルフェニル又は−NO2であり;
3は、置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカル、以下:
であり;置換された芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜4であり、ヘテロ原子がN、O又はSであり;置換された芳香族複素環の置換基が−H、C1〜C6アルキル、置換されたアリール、−CF3、5〜10員の芳香族複素環ラジカル、カルボキシル又はC3〜C6シクロアルキルであり;及び置換されたアリールの置換基が−H又はハロゲンであり;
4は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3、モルホリニル又はC1〜C4フェニルアルキルであり;
5は、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;
m=0〜2であり;及び
n=0〜4である)
を有する。
好ましくは、Yは、窒素、酸素又は硫黄であり;及びLは、マトリックスのベンゼン環の3位又は4位で置換された以下:
であり(式中、N原子の1端は、マトリックスのベンゼン環と結合している);
1は、−H、C1〜C6アルキル、以下:
メチル基を置換された置換された6〜10員の芳香族環であり;及び置換された芳香族環の置換基が、−H、ハロゲン又はC1〜C4アルキルであり;
2は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4アルキルスルフェニル又は−NO2であり;
3は、置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカル、以下:
であり;置換された芳香族複素環の置換基が、−H、C1〜C6アルキル、アリール、−CF3又は5〜10員の芳香族複素環ラジカルであり;及び芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜4であり、ヘテロ原子がN、O又はSであり;
4は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3、モルホリニル又はC1〜C4フェニルアルキルであり;
5は、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;
m=0〜2であり;及び
n=0〜4である。
好ましくは、Yは、窒素、酸素又は硫黄であり;及びLは、マトリックスのベンゼン環の3位又は4位で置換された以下:
であり(式中、N原子の1端は、マトリックスのベンゼン環と結合している);
1は、−H、C1〜C4アルキル、以下:
メチル基を置換された置換された6〜10員の芳香族環であり;及び置換された芳香族環の置換基が、−H、ハロゲン又はC1〜C4アルキルであり;
2は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4アルキルスルフェニル又は−NO2であり;
3は、置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカル、以下:
であり;置換された芳香族複素環の置換基が、−H、C1〜C6アルキル、アリール、−CF3又は5〜10員の芳香族複素環ラジカルであり;及び芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜4であり、ヘテロ原子がN、O又はSであり;
4は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3、モルホリニル又はC1〜C4フェニルアルキルであり;
5は、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
n=0〜4である。
より好ましくは、Yは、窒素、酸素又は硫黄であり;及びLは、マトリックスのベンゼン環の3位又は4位で置換された以下:
であり(式中、N原子の1端は、マトリックスのベンゼン環と結合している);
1は、−H、C1〜C4アルキル、以下:
メチル基を置換された置換された6〜10員の芳香族環であり;及び置換された芳香族環の置換基が、−H、ハロゲン又はC1〜C4アルキルであり;
2は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ又は−NO2であり;
3は、置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカル、以下:
であり;置換された芳香族複素環の置換基が、−H、C1〜C6アルキル、アリール、−CF3又は5〜10員の芳香族複素環ラジカルであり;及び芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜4であり、ヘテロ原子がN、O又はSであり;
4は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3、モルホリニル又はC1〜C4フェニルアルキルであり;
5は、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
n=0〜4である。
好ましくは、Yは、窒素、酸素又は硫黄であり;及びLは、マトリックスのベンゼン環の3位又は4位で置換された以下:
であり(式中、N原子の1端は、マトリックスのベンゼン環と結合している);
1は、−H、C1〜C4アルキル、以下:
メチル基を置換された置換されたフェニルであり;及び置換されたフェニル基の置換基が、−H、ハロゲン又はC1〜C4アルキルであり;
2は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ又は−NO2であり;
3は、置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカル、以下:
であり;置換された芳香族複素環の置換基が、−H、C1〜C6アルキル、アリール、−CF3又は5〜10員の芳香族複素環ラジカルであり;及び芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜4であり、ヘテロ原子がN、O又はSであり;
4は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3、モルホリニル又はC1〜C4フェニルアルキルであり;
5は、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
n=0〜3である。
好ましくは、Yは、窒素、酸素又は硫黄であり;及びLは、マトリックスのベンゼン環の3位又は4位で置換された以下:
であり(式中、N原子の1端は、マトリックスのベンゼン環と結合している);
1は、−H、C1〜C4アルキル、以下:
メチル基を置換された置換されたフェニルであり;及び置換されたフェニル基の置換基が、−H、−F、−Cl又は−Brであり;
2は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ又は−NO2であり;
3は、置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカル、以下:
であり;置換された芳香族複素環の置換基が、−H、C1〜C6アルキル、アリール、−CF3又は5〜10員の芳香族複素環ラジカルであり;及び芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜4であり、ヘテロ原子がN、O又はSであり;
4は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3、モルホリニル又はC1〜C4フェニルアルキルであり;
5は、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
n=0〜3である。
Yは、窒素、酸素又は硫黄であり;及びLは、マトリックスのベンゼン環の3位又は4位で置換された以下:
であり(式中、N原子の1端は、マトリックスのベンゼン環と結合している);
1は、−H、C1〜C4アルキル、以下:
メチル基を置換された置換されたフェニルであり;及び置換されたフェニル基の置換基が、−H、又は−Brであり;
2は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ又は−NO2であり;
3は、置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカル、以下:
であり;置換された芳香族複素環の置換基が、−H、C1〜C6アルキル、アリール、−CF3又は5〜10員の芳香族複素環ラジカルであり;及び芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜4であり、ヘテロ原子がN、O又はSであり;
4は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3、モルホリニル又はC1〜C4フェニルアルキルであり;
5は、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
n=0〜3である。
好ましくは、Yは、窒素、酸素又は硫黄であり;及びLは、マトリックスのベンゼン環の3位又は4位で置換された以下:
であり(式中、N原子の1端は、マトリックスのベンゼン環と結合している);
1は、−H、C1〜C4アルキル、以下:
であり;
2は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ又は−NO2であり;
3は、置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカル、以下:
であり;置換された芳香族複素環の置換基が、−H、C1〜C6アルキル、アリール、−CF3又は5〜10員の芳香族複素環ラジカルであり;及び芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜4であり、ヘテロ原子がN、O又はSであり;
4は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3、モルホリニル又はC1〜C4フェニルアルキルであり;
5は、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
n=0〜3である。
好ましくは、Yは、窒素、酸素又は硫黄であり;及びLは、マトリックスのベンゼン環の3位又は4位で置換された以下:
であり(式中、N原子の1端は、マトリックスのベンゼン環と結合している);
1は、−H、C1〜C4アルキル、以下:
であり;
2は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ又は−NO2であり;
3は、置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカル、以下:
であり;置換された芳香族複素環の置換基が、−H、C1〜C6アルキル、アリール、−CF3又は5〜10員の芳香族複素環ラジカルであり;及び芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜4であり、ヘテロ原子がN、O又はSであり;
4は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3、モルホリニル又はC1〜C4フェニルアルキルであり;
5は、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
n=0〜3である。
好ましくは、Yは、窒素、酸素又は硫黄であり;及びLは、マトリックスのベンゼン環の3位又は4位で置換された以下:
であり(式中、N原子の1端は、マトリックスのベンゼン環と結合している);
1は、−Hであり;
2は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ又は−NO2であり;
3は、置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカル、以下:
であり;置換された芳香族複素環の置換基が、−H、C1〜C6アルキル、アリール、−CF3又は5〜10員の芳香族複素環ラジカルであり;及び芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜4であり、ヘテロ原子がN、O又はSであり;
4は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3、モルホリニル又はC1〜C4フェニルアルキルであり;
5は、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
n=0〜3である。
より好ましくは、Yは、窒素、酸素又は硫黄であり;及びLは、マトリックスのベンゼン環の3位又は4位で置換された以下:
であり(式中、N原子の1端は、マトリックスのベンゼン環と結合している);
1は、−H、C1〜C4アルキル、以下:
メチル基を置換された置換されたフェニルであり;及び置換されたフェニル基の置換基が、−H、ハロゲン又はC1〜C4アルキルであり;
2は、−H、−F、−Cl、−Br、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ又は−NO2であり;
3は、置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカル、以下:
であり;置換された芳香族複素環の置換基が、−H、C1〜C6アルキル、アリール、−CF3又は5〜10員の芳香族複素環ラジカルであり;及び芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜4であり、ヘテロ原子がN、O又はSであり;
4は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3、モルホリニル又はC1〜C4フェニルアルキルであり;
5は、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
n=0〜4である。
好ましくは、Yは、窒素、酸素又は硫黄であり;及びLは、マトリックスのベンゼン環の3位又は4位で置換された以下:
であり(式中、N原子の1端は、マトリックスのベンゼン環と結合している);
1は、−H、C1〜C4アルキル、以下:
メチル基を置換された置換されたフェニルであり;及び置換されたフェニル基の置換基が、−H、ハロゲン又はC1〜C4アルキルであり;
2は、−H、−F、−Cl、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ又は−NO2であり;
3は、置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカル、以下:
であり;置換された芳香族複素環の置換基が、−H、C1〜C6アルキル、アリール、−CF3又は5〜10員の芳香族複素環ラジカルであり;及び芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜4であり、ヘテロ原子がN、O又はSであり;
4は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3、モルホリニル又はC1〜C4フェニルアルキルであり;
5は、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
n=0〜3である。
好ましくは、Yは、窒素、酸素又は硫黄であり;及びLは、マトリックスのベンゼン環の3位又は4位で置換された以下:
であり(式中、N原子の1端は、マトリックスのベンゼン環と結合している);
1は、−H、C1〜C4アルキル、以下:
メチル基を置換された置換されたフェニルであり;及び置換されたフェニル基の置換基が、−H、ハロゲン又はC1〜C4アルキルであり;
2は、−H、−F、−Cl、メチル、メトキシ又は−NO2であり;
3は、置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカル、以下:
であり;置換された芳香族複素環の置換基が、−H、C1〜C6アルキル、アリール、−CF3又は5〜10員の芳香族複素環ラジカルであり;及び芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜4であり、ヘテロ原子がN、O又はSであり;
4は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3、モルホリニル又はC1〜C4フェニルアルキルであり;
5は、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
n=0〜3である。
より好ましくは、Yは、窒素、酸素又は硫黄であり;及びLは、マトリックスのベンゼン環の3位又は4位で置換された以下:
であり(式中、N原子の1端は、マトリックスのベンゼン環と結合している);
1は、−H、C1〜C4アルキル、以下:
メチル基を置換された置換されたフェニルであり;及び置換されたフェニル基の置換基が、−H、ハロゲン又はC1〜C4アルキルであり;
2は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ又は−NO2であり;
3は、置換された5〜10員の芳香族複素環ラジカル、以下:
であり;置換された芳香族複素環の置換基が、−H、C1〜C4アルキル、アリール、−CF3又は5〜10員の芳香族複素環ラジカルであり;及び芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜3であり、ヘテロ原子がN又はOであり;
4は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3、モルホリニル又はC1〜C4フェニルアルキルであり;
5は、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
n=0〜4である。
好ましくは、Yは、窒素、酸素又は硫黄であり;及びLは、マトリックスのベンゼン環の3位又は4位で置換された以下:
であり(式中、N原子の1端は、マトリックスのベンゼン環と結合している);
1は、−H、C1〜C4アルキル、以下:
メチル基を置換された置換されたフェニルであり;及び置換されたフェニル基の置換基が、−H、ハロゲン又はC1〜C4アルキルであり;
2は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ又は−NO2であり;
3は、置換された5〜10員の芳香族複素環ラジカル、以下:
であり;置換された芳香族複素環の置換基が、−H、C1〜C4アルキル、アリール、−CF3又はキノリルであり;及び芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜3であり、ヘテロ原子がN又はOであり;
4は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3、モルホリニル又はC1〜C4フェニルアルキルであり;
5は、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
n=0〜4である。
好ましくは、Yは、窒素、酸素又は硫黄であり;及びLは、マトリックスのベンゼン環の3位又は4位で置換された以下:
であり(式中、N原子の1端は、マトリックスのベンゼン環と結合している);
1は、−H、C1〜C4アルキル、以下:
メチル基を置換された置換されたフェニルであり;及び置換されたフェニル基の置換基が、−H、ハロゲン又はC1〜C4アルキルであり;
2は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ又は−NO2であり;
3は、置換された5〜10員の芳香族複素環ラジカル、以下:
であり;置換された芳香族複素環の置換基が、−H、C1〜C4アルキル、アリール、−CF3又はキノリルであり;及び芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜3であり、ヘテロ原子がN又はOであり;
4は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3、モルホリニル又はC1〜C4フェニルアルキルであり;
5は、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
n=0〜4である。
好ましくは、Yは、窒素、酸素又は硫黄であり;及びLは、マトリックスのベンゼン環の3位又は4位で置換された以下:
であり(式中、N原子の1端は、マトリックスのベンゼン環と結合している);
1は、−H、C1〜C4アルキル、以下:
メチル基を置換された置換されたフェニルであり;及び置換されたフェニル基の置換基が、−H、ハロゲン又はC1〜C4アルキルであり;
2は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ又は−NO2であり;
3は、置換された5〜10員の芳香族複素環ラジカル、以下:
であり;置換された芳香族複素環の置換基が、−H、C1〜C4アルキル、フェニル、−CF3又はキノリンであり;及び芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1又は2であり、ヘテロ原子がN又はOであり;
4は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3、モルホリニル又はC1〜C4フェニルアルキルであり;
5は、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
n=0〜3である。
好ましくは、Yは、窒素、酸素又は硫黄であり;及びLは、マトリックスのベンゼン環の3位又は4位で置換された以下:
であり(式中、N原子の1端は、マトリックスのベンゼン環と結合している);
1は、−H、C1〜C4アルキル、以下:
メチル基を置換された置換されたフェニルであり;及び置換されたフェニル基の置換基が、−H、ハロゲン又はC1〜C4アルキルであり;
2は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ又は−NO2であり;
3は、置換されたピラゾリル、置換されたイソオキサゾリル、置換されたキノリル、置換されたピリジル、以下:
であり;置換基が、−H、C1〜C4アルキル、フェニル、−CF3又はキノリルであり;
4は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3、モルホリニル又はC1〜C4フェニルアルキルであり;
5は、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
n=0〜3である。
より好ましくは、Yは、窒素、酸素又は硫黄であり;及びLは、マトリックスのベンゼン環の3位又は4位で置換された以下:
であり(式中、N原子の1端は、マトリックスのベンゼン環と結合している);
1は、−H、C1〜C4アルキル、以下:
メチル基を置換された置換されたフェニルであり;及び置換されたフェニル基の置換基が、−H、ハロゲン又はC1〜C4アルキルであり;
2は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ又は−NO2であり;
3は、置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカル、以下:
であり;置換された芳香族複素環の置換基が、−H、C1〜C6アルキル、アリール、−CF3又は5〜10員の芳香族複素環ラジカルであり;及び芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜4であり、ヘテロ原子がN又はOであり;
4は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3又はモルホリニルであり;
5は、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
n=0〜4である。
好ましくは、Yは、窒素、酸素又は硫黄であり;及びLは、マトリックスのベンゼン環の3位又は4位で置換された以下:
であり(式中、N原子の1端は、マトリックスのベンゼン環と結合している);
1は、−H、C1〜C4アルキル、以下:
メチル基を置換された置換されたフェニルであり;及び置換されたフェニル基の置換基が、−H、ハロゲン又はC1〜C4アルキルであり;
2は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ又は−NO2であり;
3は、置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカル、以下:
であり;置換された芳香族複素環の置換基が、−H、C1〜C6アルキル、アリール、−CF3又は5〜10員の芳香族複素環ラジカルであり;及び芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜4であり、ヘテロ原子がN又はOであり;
4は、−H、−F、−Cl、−Br、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3又はモルホリニルであり;
5は、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
n=0〜4である。
好ましくは、Yは、窒素、酸素又は硫黄であり;及びLは、マトリックスのベンゼン環の3位又は4位で置換された以下:
であり(式中、N原子の1端は、マトリックスのベンゼン環と結合している);
1は、−H、C1〜C4アルキル、以下:
メチル基を置換された置換されたフェニルであり;及び置換されたフェニル基の置換基が、−H、ハロゲン又はC1〜C4アルキルであり;
2は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ又は−NO2であり;
3は、置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカル、以下:
であり;置換された芳香族複素環の置換基が、−H、C1〜C6アルキル、アリール、−CF3又は5〜10員の芳香族複素環ラジカルであり;及び芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜4であり、ヘテロ原子がN又はOであり;
4は、−H、−F、−Cl、−Br、C1〜C4アルキル、メトキシ、−CF3、−OCF3又はモルホリニルであり;
5は、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
n=0〜4である。
好ましくは、Yは、窒素、酸素又は硫黄であり;及びLは、マトリックスのベンゼン環の3位又は4位で置換された以下:
であり(式中、N原子の1端は、マトリックスのベンゼン環と結合している);
1は、−H、C1〜C4アルキル、以下:
メチル基を置換された置換されたフェニルであり;及び置換されたフェニル基の置換基が、−H、ハロゲン又はC1〜C4アルキルであり;
2は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ又は−NO2であり;
3は、置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカル、以下:
であり;置換された芳香族複素環の置換基が、−H、C1〜C6アルキル、アリール、−CF3又は5〜10員の芳香族複素環ラジカルであり;及び芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜4であり、ヘテロ原子がN又はOであり;
4は、−H、−F、−Cl、−Br、メチル、メトキシ、−CF3、−OCF3又はモルホリニルであり;
5は、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
n=0〜3である。
より好ましくは、Yは、窒素、酸素又は硫黄であり;及びLは、マトリックスのベンゼン環の3位又は4位で置換された以下:
であり(式中、N原子の1端は、マトリックスのベンゼン環と結合している);
1は、−H、C1〜C4アルキル、以下:
メチル基を置換された置換されたフェニルであり;及び置換されたフェニル基の置換基が、−H、ハロゲン又はC1〜C4アルキルであり;
2は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ又は−NO2であり;
3は、置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカル、以下:
であり;置換された芳香族複素環の置換基が、−H、C1〜C6アルキル、アリール、−CF3又は5〜10員の芳香族複素環ラジカルであり;及び芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜4であり、ヘテロ原子がN又はOであり;
4は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3又はモルホリニルであり;
5は、−H、フェニル又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
n=0〜4である。
好ましくは、Yは、窒素、酸素又は硫黄であり;及びLは、マトリックスのベンゼン環の3位又は4位で置換された以下:
であり(式中、N原子の1端は、マトリックスのベンゼン環と結合している);
1は、−H、C1〜C4アルキル、以下:
メチル基を置換された置換されたフェニルであり;及び置換されたフェニル基の置換基が、−H、ハロゲン又はC1〜C4アルキルであり;
2は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ又は−NO2であり;
3は、置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカル、以下:
であり;置換された芳香族複素環の置換基が、−H、C1〜C6アルキル、アリール、−CF3又は5〜10員の芳香族複素環ラジカルであり;及び芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜4であり、ヘテロ原子がN又はOであり;
4は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3又はモルホリニルであり;
5は、−H、フェニル又はシクロヘキシルであり;及び
n=0〜4である。
より好ましくは、Yは、酸素又は硫黄であり;及びLは、マトリックスのベンゼン環の4位で置換された以下:
であり;
1は、−H、C1〜C4アルキル、以下:
メチル基を置換された置換された6〜10員の芳香族環であり;及び置換された芳香族環の置換基が、−H、ハロゲン又はC1〜C4アルキルであり;
2は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4アルキルスルフェニル又は−NO2であり;
3は、置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカル、以下:
であり;置換された芳香族複素環の置換基が、−H、C1〜C6アルキル、アリール、−CF3又は5〜10員の芳香族複素環ラジカルであり;及び芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜4であり、ヘテロ原子がN、O又はSであり;
4は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3、モルホリニル又はC1〜C4フェニルアルキルであり;
5は、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
n=0〜4である。
好ましくは、Yは、酸素又は硫黄であり;及びLは、マトリックスのベンゼン環の4位で置換された以下:
であり;
1は、−H又はC1〜C4アルキルであり;
2は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4アルキルスルフェニル又は−NO2であり;
3は、置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカル、以下:
であり;置換された芳香族複素環の置換基が、−H、C1〜C6アルキル、アリール、−CF3又は5〜10員の芳香族複素環ラジカルであり;及び芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜4であり、ヘテロ原子がN、O又はSであり;
4は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3、モルホリニル又はC1〜C4フェニルアルキルであり;
5は、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
n=0〜4である。
好ましくは、Yは、酸素又は硫黄であり;及びLは、マトリックスのベンゼン環の4位で置換された以下:
であり;
1は、−Hであり;
2は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4アルキルスルフェニル又は−NO2であり;
3は、置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカル、以下:
であり;置換された芳香族複素環の置換基が、−H、C1〜C6アルキル、アリール、−CF3又は5〜10員の芳香族複素環ラジカルであり;及び芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜4であり、ヘテロ原子がN、O又はSであり;
4は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3、モルホリニル又はC1〜C4フェニルアルキルであり;
5は、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
n=0〜4である。
最も好ましくは、Yは、酸素又は硫黄であり;及びLは、マトリックスのベンゼン環の4位で置換された以下:
であり;
1は、−Hであり;
2は、−H、−F,−Cl、メチル、メトキシ又は−NO2であり;
3は、置換されたピラゾリル、置換されたイソオキサゾリル、置換されたキノリル、置換されたピリジル、以下:
であり;及び置換基が、−H、C1〜C4アルキル、フェニル、−CF3又はキノリルであり;
4は、−H、−F、−Cl、−Br、メチル、イソプロピル、メトキシ、−CF3、−OCF3又はモルホリニルであり;
5は、−H、フェニル又はシクロヘキシル;及び
n=0〜3である。
さらに、Lが以下;
である場合、ピラゾロピリミジン誘導体は、以下の構造式II:
(式中、
Yは、窒素、酸素又は硫黄であり;
1は、−H、C1〜C4アルキル、以下:
メチル基を置換された置換されたフェニルであり;及び置換されたフェニル基の置換基が、−H、ハロゲン又はC1〜C4アルキルであり;
2は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ又は−NO2であり;
3は、置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカル、以下:
であり;置換された芳香族複素環の置換基が、−H、C1〜C6アルキル、アリール、−CF3又は5〜10員の芳香族複素環ラジカルであり;及び芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜4であり、ヘテロ原子がN、O又はSであり;
4は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3又はモルホリニルであり;
5は、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
n=0〜4である)
を有する。
好ましくは、Yは、窒素、酸素又は硫黄であり;及び
1は、−H、C1〜C4アルキル、以下:
メチル基を置換された置換されたフェニルであり;及び置換されたフェニル基の置換基が、−H、−F、−Cl又は−Brであり;
2は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ又は−NO2であり;
3は、置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカル、以下:
であり;置換された芳香族複素環の置換基が、−H、C1〜C6アルキル、アリール、−CF3又は5〜10員の芳香族複素環ラジカルであり;及び芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜4であり、ヘテロ原子がN、O又はSであり;
4は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3又はモルホリニルであり;
5は、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
n=0〜3である。
好ましくは、Yは、窒素、酸素又は硫黄であり;及び
1は、−H、C1〜C4アルキル、以下:
メチル基を置換された置換されたフェニルであり;及び置換されたフェニル基の置換基が、−H又は−Brであり;
2は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ又は−NO2であり;
3は、置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカル、以下:
であり;置換された芳香族複素環の置換基が、−H、C1〜C6アルキル、アリール、−CF3又は5〜10員の芳香族複素環ラジカルであり;及び芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜4であり、ヘテロ原子がN、O又はSであり;
4は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3又はモルホリニルであり;
5は、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
n=0〜3である。
好ましくは、Yは、窒素、酸素又は硫黄であり;及び
1は、−H、C1〜C4アルキル、以下:
であり;
2は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ又は−NO2であり;
3は、置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカル、以下:
であり;置換された芳香族複素環の置換基が、−H、C1〜C6アルキル、アリール、−CF3又は5〜10員の芳香族複素環ラジカルであり;及び芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜4であり、ヘテロ原子がN、O又はSであり;
4は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3、モルホリニル又はC1〜C4フェニルアルキルであり;
5は、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
n=0〜3である。
好ましくは、Yは、窒素、酸素又は硫黄であり;及び
1は、−H、以下:
であり;
2は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ又は−NO2であり;
3は、置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカル、以下:
であり;置換された芳香族複素環の置換基が、−H、C1〜C6アルキル、アリール、−CF3又は5〜10員の芳香族複素環ラジカルであり;及び芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜4であり、ヘテロ原子がN、O又はSであり;
4は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3、モルホリニル又はC1〜C4フェニルアルキルであり;
5は、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
n=0〜3である。
好ましくは、Yは、窒素、酸素又は硫黄であり;及び
1は、−Hであり;
2は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ又は−NO2であり;
3は、置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカル、以下:
であり;置換された芳香族複素環の置換基が、−H、C1〜C6アルキル、アリール、−CF3又は5〜10員の芳香族複素環ラジカルであり;及び芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜4であり、ヘテロ原子がN、O又はSであり;
4は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3、モルホリニル又はC1〜C4フェニルアルキルであり;
5は、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
n=0〜3である。
より好ましくは、Yは、窒素、酸素又は硫黄であり;及び
1は、−H、C1〜C4アルキル、以下:
メチル基を置換された置換されたフェニルであり;及び置換されたフェニル基の置換基が、−H、ハロゲン又はC1〜C4アルキルであり;
2は、−H、−F、−Cl、−Br、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ又は−NO2であり;
3は、置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカル、以下:
であり;置換された芳香族複素環の置換基が、−H、C1〜C6アルキル、アリール、−CF3又は5〜10員の芳香族複素環ラジカルであり;及び芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜4であり、ヘテロ原子がN、O又はSであり;
4は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3又はモルホリニルであり;
5は、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
n=0〜4である。
好ましくは、Yは、窒素、酸素又は硫黄であり;及び
1は、−H、C1〜C4アルキル、以下:
メチル基を置換された置換されたフェニルであり;及び置換されたフェニル基の置換基が、−H、ハロゲン又はC1〜C4アルキルであり;
2は、−H、−F、−Cl、メチル、メトキシ又は−NO2であり;
3は、置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカル、以下:
であり;置換された芳香族複素環の置換基が、−H、C1〜C6アルキル、アリール、−CF3又は5〜10員の芳香族複素環ラジカルであり;及び芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜4であり、ヘテロ原子がN、O又はSであり;
4は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3又はモルホリニルであり;
5は、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
n=0〜3である。
より好ましくは、Yは、窒素、酸素又は硫黄であり;及び
1は、−H、C1〜C4アルキル、以下:
メチル基を置換された置換されたフェニルであり;及び置換されたフェニル基の置換基が、−H、ハロゲン又はC1〜C4アルキルであり;
2は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ又は−NO2であり;
3は、置換された5〜10員の芳香族複素環ラジカル、以下:
であり;置換された芳香族複素環の置換基が、−H、C1〜C4アルキル、アリール、−CF3又はキノリルであり;及び芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜3であり、ヘテロ原子がN又はOであり;
4は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3又はモルホリニルであり;
5は、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
n=0〜4である。
好ましくは、Yは、窒素、酸素又は硫黄であり;及び
1は、−H、C1〜C4アルキル、以下:
メチル基を置換された置換されたフェニルであり;及び置換されたフェニル基の置換基が、−H、ハロゲン又はC1〜C4アルキルであり;
2は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ又は−NO2であり;
3は、置換されたピラゾリル、置換されたイソオキサゾリル、置換されたキノリル、置換されたピリジル、以下:
であり;置換基が、−H、C1〜C4アルキル、フェニル、−CF3又はキノリルであり;
4は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3又はモルホリニルであり;
5は、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
n=0〜3である。
より好ましくは、Yは、窒素、酸素又は硫黄であり;及び
1は、−H、C1〜C4アルキル、以下:
メチル基を置換された置換されたフェニルであり;及び置換されたフェニル基の置換基が、−H、ハロゲン又はC1〜C4アルキルであり;
2は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ又は−NO2であり;
3は、置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカル、以下:
であり;置換された芳香族複素環の置換基が、−H、C1〜C6アルキル、アリール、−CF3又は5〜10員の芳香族複素環ラジカルであり;及び芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜4であり、ヘテロ原子がN又はOであり;
4は、−H、−F、−Cl、−Br、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3又はモルホリニルであり;
5は、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
n=0〜4である。
好ましくは、Yは、窒素、酸素又は硫黄であり;及び
1は、−H、C1〜C4アルキル、以下:
メチル基を置換された置換されたフェニルであり;及び置換されたフェニル基の置換基が、−H、ハロゲン又はC1〜C4アルキルであり;
2は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ又は−NO2であり;
3は、置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカル、以下:
であり;置換された芳香族複素環の置換基が、−H、C1〜C6アルキル、アリール、−CF3又は5〜10員の芳香族複素環ラジカルであり;及び芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜4であり、ヘテロ原子がN又はOであり;
4は、−H、−F、−Cl、−Br、メチル、イソプロピル、メトキシ、−CF3、−OCF3又はモルホリニルであり;
5は、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
n=0〜3である。
より好ましくは、Yは、窒素、酸素又は硫黄であり;及び
1は、−H、C1〜C4アルキル、以下:
メチル基を置換された置換されたフェニルであり;及び置換されたフェニル基の置換基が、−H、ハロゲン又はC1〜C4アルキルであり;
2は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ又は−NO2であり;
3は、置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカル、以下:
であり;置換された芳香族複素環の置換基が、−H、C1〜C6アルキル、アリール、−CF3又は5〜10員の芳香族複素環ラジカルであり;及び芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜4であり、ヘテロ原子がN又はOであり;
4は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3又はモルホリニルであり;
5は、−H、フェニル又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
n=0〜4である。
好ましくは、Yは、窒素、酸素又は硫黄であり;及び
1は、−H、C1〜C4アルキル、以下:
メチル基を置換された置換されたフェニルであり;及び置換されたフェニル基の置換基が、−H、ハロゲン又はC1〜C4アルキルであり;
2は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ又は−NO2であり;
3は、置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカル、以下:
であり;置換された芳香族複素環の置換基が、−H、C1〜C6アルキル、アリール、−CF3又は5〜10員の芳香族複素環ラジカルであり;及び芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜4であり、ヘテロ原子がN又はOであり;
4は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3又はモルホリニルであり;
5は、−H、フェニル又はシクロヘキシルであり;及び
n=0〜3である。
より好ましくは、Yは、酸素又は硫黄であり;及び
1は、−H、C1〜C4アルキル、以下:
メチル基を置換された置換された6〜10員の芳香族環であり;及び置換された芳香族環の置換基が、−H、ハロゲン又はC1〜C4アルキルであり;
2は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4アルキルスルフェニル又は−NO2であり;
3は、置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカル、以下:
であり;置換された芳香族複素環の置換基が、−H、C1〜C6アルキル、アリール、−CF3又は5〜10員の芳香族複素環ラジカルであり;及び芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜4であり、ヘテロ原子がN、O又はSであり;
4は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3、モルホリニル又はC1〜C4フェニルアルキルであり;
5は、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
n=0〜4である。
好ましくは、Yは、酸素又は硫黄であり;及び
1は、−H又はC1〜C4アルキルであり;
2は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4アルキルスルフェニル又は−NO2であり;
3は、置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカル、以下:
であり;置換された芳香族複素環の置換基が、−H、C1〜C6アルキル、アリール、−CF3又は5〜10員の芳香族複素環ラジカルであり;及び芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜4であり、ヘテロ原子がN、O又はSであり;
4は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3、モルホリニル又はC1〜C4フェニルアルキルであり;
5は、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
n=0〜4である。
好ましくは、Yは、酸素又は硫黄であり;及び
1は、−Hであり;
2は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4アルキルスルフェニル又は−NO2であり;
3は、置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカル、以下:
であり;置換された芳香族複素環の置換基が、−H、C1〜C6アルキル、アリール、−CF3又は5〜10員の芳香族複素環ラジカルであり;及び芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜4であり、ヘテロ原子がN、O又はSであり;
4は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3、モルホリニル又はC1〜C4フェニルアルキルであり;
5は、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
n=0〜4である。
最も好ましくは、Yは、酸素又は硫黄であり;及び
1は、−Hであり;
2は、−H、−F、−Cl、メチル、メトキシ又は−NO2であり;
3は、置換されたピラゾリル、置換されたイソオキサゾリル、置換されたキノリル、置換されたピリジル、以下:
であり;置換基が、−H、−C1〜C4アルキル、フェニル、−CF3又はキノリルであり;
4は、−H、−F、−Cl、−Br、メチル、イソプロピル、メトキシ、−CF3、−OCF3又はモルホリニルであり;
5は、−H、フェニル又はシクロヘキシルであり;及び
n=0〜3である。
さらに、Lが、以下:
である場合、ピラゾロピリミジン誘導体は、以下の構造式III:
(式中、
3は、置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカル、以下:
であり;置換された芳香族複素環の置換基が、−H、C1〜C6アルキル、アリール、−CF3又は5〜10員の芳香族複素環ラジカルであり;及び芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜4であり、ヘテロ原子がN、O又はSであり;
4は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3又はモルホリニルであり;
5は、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
n=0〜4である。
好ましくは、R3は、置換された5〜10員の芳香族複素環ラジカル、又は以下:
であり;置換された芳香族複素環の置換基が、−H、C1〜C6アルキル、アリール、−CF3又は5〜10員の芳香族複素環ラジカルであり;及び芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜4であり、ヘテロ原子がN又はOであり;及び
4は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3又はモルホリニルである。
好ましくは、R3は、以下:
置換されたピラゾリル、置換されたイソオキサゾリル、置換されたキノリル又は置換されたピリジルであり、そして置換基が、−H、C1〜C4アルキル、フェニル、−CF3又はキノリルであり;及び
4は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3又はモルホリニルである。
好ましくは、R3は、以下:
であり;及び
4は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3又はモルホリニルである。
好ましくは、R3は、以下:
であり;及び
4は、−H、−F、−Cl、−Br、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ又は−CF3である。
好ましくは、R3は、以下:
であり;及び
4は、−H、C1〜C4アルキル又は−CF3である。
好ましくは、R3は、以下:
であり;及び
4は、−H又は−CF3である。
さらに、Lが、以下:
であり、そしてN原子の1端がマトリックスに結合している場合、本願発明のピラゾロピリミジン誘導体は、以下の構造式IV:
(式中、
4は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ又は−CF3であり;及び
m=0〜2である)
を有する。
好ましくは、R4は、ハロゲン又は−CF3であり;及び
m=0又は1である。
最も好ましくは、R4は、−F、−Cl、−Br又は−CF3であり;及び
m=0又は1である。
さらに、ピラゾロピリミジン誘導体の具体的な名称は、以下:
1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)フェニル)-3-(4-(トリフルオロメチル)フェニル)ウレア、
1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)フェニル)-3-(4-クロロ-3-(トリフルオロメチル)フェニル)ウレア、
1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)フェニル)-3-(4-ブロモフェニル)ウレア、
1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)フェニル)-3-(2,3-ジメチルフェニル)ウレア、
1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)フェニル)-3-(3-メトキシフェニル)ウレア、
1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)フェニル)-3-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)ウレア、
1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)-3-フルオロフェニル)-3-(3-イソプロピルフェニル)ウレア、
1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)-3-フルオロフェニル)-3-(3-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ウレア、
1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)-3-フルオロフェニル)-3-(4-(トリフルオロメチル)フェニル)ウレア、
1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)-3-フルオロフェニル)-3-(4-クロロ-3-(トリフルオロメチル)フェニル)ウレア、
1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)-2-メチルフェニル)-3-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)ウレア、
1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)フェニル)-3-(3,5-ビス(トリフルオロメチル)フェニル)ウレア、
1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)フェニル)-3-(2-クロロ-4-(トリフルオロメチル)フェニル)ウレア、
1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)フェニル)-3-(3-フルオロフェニル)ウレア、
1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)フェニル)-3-フェニルウレア、
1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)フェニル)-3-(4-モルホリンフェニル)ウレア、
1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)フェニル)-3-(4-フルオロフェニル)ウレア、
(S)-1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)フェニル)-3-(1-フェネチル)ウレア、
(R)-1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)フェニル)-3-(1-フェネチル)ウレア、
1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)フェニル)-3-(メチルシクロヘキシル)ウレア、
1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)フェニル)-3-シクロヘキシルウレア、
1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)フェニル)-3-(6-キノリル)ウレア、
1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)フェニル)-3-ピリジルウレア、
1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)フェニル)-3-(3-tert-ブチル-1-フェニル-1H-ピラゾール-5-イル)ウレア、
1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)フェニル)-3-(3-tert-ブチルイソオキサゾール-5-イル)ウレア、
1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)フェニル)-3-(5-tert-ブチルイソオキサゾール-3-イル)ウレア、
1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)フェニル)-3-(3-イソプロピル-1-メチル-ピラゾール-5-イル)ウレア、
1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)フェニル)-3-(5-(トリフルオロメチル)イソオキサゾール-3-イル)ウレア、
1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)-2-メチルフェニル)-3-(5-tert-ブチルイソオキサゾール-3-イル)ウレア、
1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)-2-フルオロフェニル)-3-(5-tert-ブチルイソオキサゾール-3-イル)ウレア、
1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)-3-フルオロフェニル)-3-(5-tert-ブチルイソオキサゾール-3-イル)ウレア、
1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)-3-クロロフェニル)-3-(3-tert-ブチル-1-メチルピラゾール-5-イル)ウレア、
1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)-3,5-ジフルオロフェニル)-3-(5-tert-ブチルイソオキサゾール-3-イル)ウレア、
1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)フェニル)-3-(3-tert-ブチル-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)ウレア、
1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)フェニル)-3-(1-メチル-3(トリフルオロメチル)1H-ピラゾール-5-イル)ウレア、
1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)-3-フルオロフェニル)-3-(1-メチル-3(トリフルオロメチル)1H-ピラゾール-5-イル)ウレア、
1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)-2-ニトロフェニル)-3-(5-tert-ブチルイソオキサゾール-3-イル)ウレア、
1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)-3-フルオロフェニル)-3-(3-tert-ブチルイソオキサゾール-5-イル)ウレア、
1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)-2-メトキシフェニル)-3-(5-tert-ブチルイソオキサゾール-3-イル)ウレア、
1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)フェニル)-3-(3-tert-ブチル-1-(キノリン-7-イル)-1H-ピラゾール-5-イル)ウレア、
1-(3-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)フェニル)-3-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)ウレア、
1-(3-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)フェニル)-3-(4-クロロ-3-(トリフルオロメチル)フェニル)ウレア、
1-(3-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)フェニル)-3-(4-(トリフルオロメチル)フェニル)ウレア、
1-(3-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)フェニル)-3-(5-tert-ブチルイソオキサゾール-3-イル)ウレア、
1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)フェニル)-3-フェニルチオウレア、
1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)フェニル)-3-(3-トリフルオロメチルフェニル)チオウレア、
1-(4-(1H-ピラゾロピリミジン-4-スルフヒドリル)フェニル)-3-(4-トリフルオロメチル)フェニル)ウレア、
1-(4-(1H-ピラゾロピリミジン-4-スルフヒドリル)フェニル)-3-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)ウレア、
1-(4-(1H-ピラゾロピリミジン-4-スルフヒドリル)フェニル)-3-(5-tert-ブチルイソオキサゾール-3-イル)ウレア、
1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)-3-フルオロフェニル)-3-(3-tert-ブチル-1-メチルピラゾール-5-イル)ウレア、
1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)-3-クロロフェニル)-3-(5-tert-ブチルイソオキサゾール-3-イル)ウレア、
1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)-2-フルオロフェニル)-3-(4-クロロ-3-(トリフルオロメチル)フェニル)ウレア、
1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)-2-クロロフェニル)-3-(4-クロロ-3-(トリフルオロメチル)フェニル)ウレア、
1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)-3-フルオロフェニル)-3-(3-tert-ブチル-1-フェニル-1H-ピラゾール-5-イル)ウレア、
1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)-3-クロロフェニル)-3-(3-tert-ブチル-1-フェニル-1H-ピラゾール-5-イル)ウレア、
5-(3-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)フェニル)カルバミド)-3-tert-ブチル-1H-ピラゾール-1-カルボン酸、
5-(3-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)-3-フルオロフェニル)カルバミド)-3-tert-ブチル-1H-ピラゾール-1-カルボン酸、
1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)-3-フルオロフェニル)-3-(3-tert-ブチル-1-(4-フルオロフェニル)-1H-ピラゾール-5-イル)ウレア、
1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)フェニル)-3-(3-tert-ブチル-1-シクロペンチル-1H-ピラゾール-5-イル)ウレア、
1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)-3-フルオロフェニル)-3-(3-tert-ブチル-1-シクロペンチル-1H-ピラゾール-5-イル)ウレア、
1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)フェニル)-3-(3-tert-ブチル-チアゾール-2-イル)ウレア、
1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)フェニル)-3-(4-フェニルチアゾール-2-イル)ウレア、又は
1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)フェニル)-3-(ベンゾチアゾール-2-イル)ウレア
である。
より好ましくは、構造式Iのピラゾロピリミジン誘導体は、以下:
(式中、
Yは、酸素であり;
Lは、マトリックスのベンゼン環の4位で置換された以下:
であり;及び
1は、−Hであり;
2は、−H又はハロゲンであり;
3は、置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカルであり;置換された芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが、1〜4であり、ヘテロ原子がN、O又はSであり;置換された芳香族複素環の置換基が、−H、C1〜C6アルキル、置換されたフェニル、−CF3、5〜10員の芳香族複素環ラジカル、カルボキシル又はC3〜C6シクロアルキルであり;及び置換されたアリールの置換基が、−H又はハロゲンである)
である。
好ましくは、Yは、酸素であり;
Lは、マトリックスのベンゼン環の4位で置換された以下:
であり;
1は、−Hであり;及び
2は、−H又はハロゲンであり;
3は、置換された4〜6員の芳香族複素環ラジカルであり;置換された芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが、1又は2であり、ヘテロ原子がN又はSであり;置換された芳香族複素環の置換基が、−H、C1〜C6アルキル、置換されたフェニル、−CF3、5〜10員の芳香族複素環ラジカル、カルボキシル又はC3〜C6シクロアルキルであり;及び置換されたアリールの置換基が、−H又はハロゲンである。
好ましくは、Yは、酸素であり;
Lは、マトリックスのベンゼン環の4位で置換された以下:
であり;
1は、−Hであり;及び
2は、−H又はハロゲンであり;
3は、置換されたピラゾリル又はチアゾリルであり;置換されたピラゾリル又はチアゾリルの置換基が、−H、C1〜C6アルキル、置換されたフェニル、−CF3、5〜10員の芳香族複素環ラジカル、カルボキシル又はC3〜C6シクロアルキルであり;及び置換されたアリールの置換基が、−H又はハロゲンである。
好ましくは、Yは、酸素であり;
Lは、マトリックスのベンゼン環の4位で置換された以下:
であり;
1は、−Hであり;及び
2は、−H又はハロゲンであり;
3は、置換されたピラゾリル又はチアゾリルであり;置換されたピラゾリル又はチアゾリルの置換基が、−H、C1〜C4アルキル、置換されたフェニル、カルボキシル又はC3〜C6シクロアルキルであり;及び置換されたアリールの置換基が、−H又はハロゲンである。
最も好ましくは、Yは、酸素であり;
Lは、マトリックスのベンゼン環の4位で置換された以下:
であり;
1は、−Hであり;及び
2は、−H又はハロゲンであり;
3は、置換されたピラゾリル又はチアゾリルであり;置換されたピラゾリル又はチアゾリルの置換基が、−H、C1〜C4アルキル、パラ‐フルオロフェニル、カルボキシル又はシクロペンチルである。
本願発明はまた、ピラゾロピリミジン誘導体の調製方法を提供する。Yが、酸素又は硫黄である場合、式(II)、(III)及び(IV)の化合物の合成経路は、以下:
である。
Yが窒素である場合、式(II)の化合物の合成経路は、以下:
である。
Yが窒素、酸素又は硫黄である場合、タイプ5化合物の合成経路は、以下:
である。
具体的な反応条件は、以下の通りである。
a)アロプリノール(1)とPOCl3とを反応させて化合物(2)を得る;
ここで、溶媒は、キシレン、トルエン、アセトニトリル及びPOCl3の少なくとも1つであり、触媒は、DMF(N,N‐ジメチルホルムアミド)、ピリジン、N,N‐ジメチルアニリン及びN,N‐ジエチルアニリンの少なくとも1つであり;反応温度は、100℃〜125℃、好ましくは、120℃であり;そして反応時間は、3〜6時間である。
b)化合物(2)と、以下:
とを、無機塩基の存在下で反応させて、化合物(3)を得る;
ここで、無機塩基は、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウム及び水酸化カリウムの水溶液の少なくとも1つであり;溶媒は、THF(テトラヒドロフラン)、アセトン、DMF及びジオキサンの少なくとも1つでもよく;反応温度は、45℃〜60℃、好ましくは60℃であり;そして反応時間は、1〜2時間である。
c)化合物(c)と、以下:
とを反応させて化合物(4a)又は(4c)を得る;
ここで、溶媒は、ベンゼン、キシレン、THF、アセトニトリル又はトルエンの少なくとも1つであり;及び還流反応時間は、5〜12時間である。
d)化合物(3)と、以下:
とを反応させて化合物(4a)を得る;
ここで、溶媒は、ジクロロメタン、THF、アセトン、DMF及びジオキサンの少なくとも1つであってもよく;触媒は、1‐ヒドロキシベンゾトリアゾール、1‐(3‐ジメチルアミノプロピル)‐3‐エチルカルボジイミド塩酸塩及びN,N‐ジイソプロピルエチルアミンの少なくとも1つであり;反応温度は、25℃〜60℃、好ましくは、60℃であり;そして反応時間は、10〜20時間である。
e)以下の化合物:
と、R3置換アミンとを反応させて化合物(6)を得る;
ここで、溶媒は、THF、アセトン、DMF、アセトニトリル又はジオキサンの少なくとも1つであってもよく;そして還流反応時間は、0.5〜3時間である。
f)化合物(6)と反応剤とを反応させて化合物(7)を得る;
ここで、溶媒は、6以下の炭素数を有する有機アルコール溶媒、例えば、メタノール、エタノールなど、及び水であってもよく;反応剤は、鉄粉、塩化第一スズ、ヒドロ亜硫酸ナトリウム及び水素の少なくとも1つであり;反応時間は、1〜8時間であり;そして反応温度は、25℃〜100℃、好ましくは、90℃である。
g)化合物(7)と化合物(2)とを、酸の存在下で反応させて化合物(4b)を得る;
ここで、酸は、有機及び無機酸、例えば、塩酸、硫酸、p‐トルエンスルホン酸、トリフルオロ酢酸及び酢酸などであり;溶媒は、エタノール、イソプロパノール及びn‐ブチルアルコールの1つであり;反応温度は、80℃〜110℃、好ましくは、100℃であり;そして反応時間は、3〜8時間である。
h)化合物(3)又は化合物(4a、4b及び4c)とハロゲン置換R1とを、塩基性触媒の存在下で反応させて化合物(5)を得る;
ここで、無機塩基は、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム及び水素化ナトリウムの少なくとも1つであり;及び有機塩基は、トリエチルアミン、ピリジン、ジエチルアミン及びDMAP(4‐ジメチルアミノピリジン)の少なくとも1つであり;溶媒は、メタノール、エタノール、プロパノール、THF、アセトン、DMF、ジオキサン、ジクロロメタン及び酢酸エチルの少なくとも1つであり;反応時間は、2〜20時間であり;そして反応温度は、25℃〜120℃である。
ここで、Xは、−Cl又は−Brである場合、Yは、窒素、酸素又は硫黄であり、そしてZは、酸素又は硫黄であり;
1は、−H、C1〜C4アルキル、以下:
メチル基を置換された置換されたフェニルであり;及び置換されたフェニルの置換基は、−H、ハロゲン又はC1〜C4アルキルであり;
2は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4アルキルスルフェニル又は−NO2であり;
3は、置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカル、以下:
であり;置換された芳香族複素環の置換基が、−H、C1〜C6アルキル、アリール、−CF3又は5〜10員の芳香族複素環ラジカルであり;及び芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜4であり、ヘテロ原子がN、O又はSであり;
4は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3又はモルホリニルであり;
5は、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
n=0〜4である。
好ましくは、Xは、−Cl又は−Brであり;
Yは、窒素、酸素又は硫黄であり、そしてZは、酸素又は硫黄であり;及び
1は、−H、C1〜C4アルキル、以下:
メチル基を置換された置換されたフェニルであり;及び置換されたフェニルの置換基は、−H、―F、−Cl又は−Brであり;
2は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ又は−NO2であり;
3は、置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカル、以下:
であり;置換された芳香族複素環の置換基が、−H、C1〜C6アルキル、アリール、−CF3又は5〜10員の芳香族複素環ラジカルであり;及び芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜4であり、ヘテロ原子がN、O又はSであり;
4は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3又はモルホリニルであり;
5は、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
n=0〜3である。
好ましくは、Xは、−Cl又は−Brであり;
Yは、窒素、酸素又は硫黄であり;
Zは、酸素又は硫黄であり;
1は、−H、C1〜C4アルキル、以下:
メチル基を置換された置換されたフェニルであり;及び置換されたフェニルの置換基は、−H又は−Brであり;
2は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ又は−NO2であり;
3は、置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカル、以下:
であり;置換された芳香族複素環の置換基が、−H、C1〜C6アルキル、アリール、−CF3又は5〜10員の芳香族複素環ラジカルであり;及び芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜4であり、ヘテロ原子がN、O又はSであり;
4は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3又はモルホリニルであり;
5は、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
n=0〜3である。
好ましくは、Xは、−Cl又は−Brであり;
Yは、窒素、酸素又は硫黄であり;
Zは、酸素又は硫黄であり;
1は、−H、メチル、イソプロピル、以下:
メチル基を置換された置換されたフェニルであり;及び置換されたフェニルの置換基は、−H又は−Brであり;
2は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ又は−NO2であり;
3は、置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカル、以下:
であり;置換された芳香族複素環の置換基が、−H、C1〜C6アルキル、アリール、−CF3又は5〜10員の芳香族複素環ラジカルであり;及び芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜4であり、ヘテロ原子がN、O又はSであり;
4は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3又はモルホリニルであり;
5は、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
n=0〜3である。
より好ましくは、Xは、−Cl又は−Brであり;
Yは、窒素、酸素又は硫黄であり;
Zは、酸素又は硫黄であり;
1は、−H、C1〜C4アルキル、以下:
メチル基を置換された置換されたフェニルであり;及び置換されたフェニルの置換基は、−H、ハロゲン又はC1〜C4アルキルであり;
2は、−H、―F、−Cl、−Br、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ又は−NO2であり;
3は、置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカル、以下:
であり;置換された芳香族複素環の置換基が、−H、C1〜C6アルキル、アリール、−CF3又は5〜10員の芳香族複素環ラジカルであり;及び芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜4であり、ヘテロ原子がN、O又はSであり;
4は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3又はモルホリニルであり;
5は、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
n=0〜4である。
好ましくは、Xは、−Cl又は−Brであり;
Yは、窒素、酸素又は硫黄であり;
Zは、酸素又は硫黄であり;
1は、−H、C1〜C4アルキル、以下:
メチル基を置換された置換されたフェニルであり;及び置換されたフェニルの置換基は、−H、ハロゲン又はC1〜C4アルキルであり;
2は、−H、―F、−Cl、メチル、メトキシ又は−NO2であり;
3は、置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカル、以下:
であり;置換された芳香族複素環の置換基が、−H、C1〜C6アルキル、アリール、−CF3又は5〜10員の芳香族複素環ラジカルであり;及び芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜4であり、ヘテロ原子がN、O又はSであり;
4は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3又はモルホリニルであり;
5は、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
n=0〜3である。
より好ましくは、Xは、−Cl又は−Brであり;
Yは、窒素、酸素又は硫黄であり;
Zは、酸素又は硫黄であり;
1は、−H、C1〜C4アルキル、以下:
メチル基を置換された置換されたフェニルであり;及び置換されたフェニルの置換基は、−H、ハロゲン又はC1〜C4アルキルであり;
2は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ又は−NO2であり;
3は、置換された5〜10員の芳香族複素環ラジカル、以下:
であり;置換された芳香族複素環の置換基が、−H、C1〜C4アルキル、アリール、−CF3又はキノリルであり;及び芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜3であり、ヘテロ原子がN又はOであり;
4は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3又はモルホリニルであり;
5は、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
n=0〜4である。
好ましくは、Xは、−Cl又は−Brであり;
Yは、窒素、酸素又は硫黄であり;
Zは、酸素又は硫黄であり;
1は、−H、C1〜C4アルキル、以下:
メチル基を置換された置換されたフェニルであり;及び置換されたフェニルの置換基は、−H、ハロゲン又はC1〜C4アルキルであり;
2は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ又は−NO2であり;
3は、置換されたピラゾリル、置換されたイソオキサゾリル、置換されたキノリル、置換されたピリジル、以下:
であり、置換基が、−H、C1〜C4アルキル、フェニル、−CF3又はキノリルであり;
4は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3又はモルホリニルであり;
5は、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
n=0〜3である。
より好ましくは、Xは、−Cl又は−Brであり;
Yは、窒素、酸素又は硫黄であり;
Zは、酸素又は硫黄であり;
1は、−H、C1〜C4アルキル、以下:
メチル基を置換された置換されたフェニルであり;及び置換されたフェニルの置換基は、−H、ハロゲン又はC1〜C4アルキルであり;
2は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ又は−NO2であり;
3は、置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカル、以下:
であり;置換された芳香族複素環の置換基が、−H、C1〜C6アルキル、アリール、−CF3又は5〜10員の芳香族複素環ラジカルであり;及び芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜4であり、ヘテロ原子がN又はOであり;
4は、−H、―F、−Cl、−Br、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3又はモルホリニルであり;
5は、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
n=0〜4である。
好ましくは、Xは、−Cl又は−Brであり;
Yは、窒素、酸素又は硫黄であり;
Zは、酸素又は硫黄であり;
1は、−H、C1〜C4アルキル、以下:
メチル基を置換された置換されたフェニルであり;及び置換されたフェニルの置換基は、−H、ハロゲン又はC1〜C4アルキルであり;
2は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ又は−NO2であり;
3は、置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカル、以下:
であり;置換された芳香族複素環の置換基が、−H、C1〜C6アルキル、アリール、−CF3又は5〜10員の芳香族複素環ラジカルであり;及び芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜4であり、ヘテロ原子がN又はOであり;
4は、−H、―F、−Cl、−Br、メチル、イソプロピル、メトキシ、−CF3、−OCF3又はモルホリニルであり;
5は、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
n=0〜3である。
より好ましくは、Xは、−Cl又は−Brであり;
Yは、窒素、酸素又は硫黄であり;
Zは、酸素又は硫黄であり;
1は、−H、C1〜C4アルキル、以下:
メチル基を置換された置換されたフェニルであり;及び置換されたフェニルの置換基は、−H、ハロゲン又はC1〜C4アルキルであり;
2は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ又は−NO2であり;
3は、置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカル、以下:
であり;置換された芳香族複素環の置換基が、−H、C1〜C6アルキル、アリール、−CF3又は5〜10員の芳香族複素環ラジカルであり;及び芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜4であり、ヘテロ原子がN又はOであり;
4は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3又はモルホリニルであり;
5は、−H、フェニル又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
n=0〜4である。
好ましくは、Xは、−Cl又は−Brであり;
Yは、窒素、酸素又は硫黄であり;
Zは、酸素又は硫黄であり;
1は、−H、C1〜C4アルキル、以下:
メチル基を置換された置換されたフェニルであり;及び置換されたフェニルの置換基は、−H、ハロゲン又はC1〜C4アルキルであり;
2は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ又は−NO2であり;
3は、置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカル、以下:
であり;置換された芳香族複素環の置換基が、−H、C1〜C6アルキル、アリール、−CF3又は5〜10員の芳香族複素環ラジカルであり;及び芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜4であり、ヘテロ原子がN又はOであり;
4は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3又はモルホリニルであり;
5は、−H、フェニル又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
n=0〜3である。
最も好ましくは、Xは、−Cl又は−Brであり;
Yは、窒素、酸素又は硫黄であり;
Zは、酸素又は硫黄であり;
1は、−H、メチル、イソプロピル、以下:
p‐ブロモベンジルであり;
2は、−H、―F、−Cl、メチル、メトキシ又は−NO2であり;
3は、置換されたピラゾリル、置換されたイソオキサゾリル、置換されたキノリル、置換されたピリジル、以下:
であり、そして置換基が、−H、C1〜C4アルキル、フェニル、−CF3又はキノリルであり;
4は、−H、−F、−Cl、−Br、メチル、イソプロピル、メトキシ、−CF3、−OCF3又はモルホリニルであり;
5は、−H、フェニル又はシクロヘキシルであり;及び
n=0〜3である。
本願発明はまた、ピラゾロピリミジン誘導体の医薬的に許容される塩を提供する。本願発明はまた、化合物のプロドラッグを提供する。本願発明によると、プロドラッグは、化合物の誘導体であり、そして弱い活性を有するか、又は活性を有さないが、投与すると、生理学的条件下(例えば、代謝、加溶媒分解又は他の方法により)で、生物学的に活性な形態に変換される。本願発明はまた、ピラゾロピリミジン誘導体の医薬的に許容される水和物を提供する。
本願発明はまた、本願発明のピラゾロピリミジン誘導体及び医薬的に許容される補助成分をから調製される医薬組成物を提供する。本願発明のピラゾロピリミジン誘導体の構造は、式I〜IVとして示される。
本願発明はまた、キナーゼ阻害剤の調製における、ピラゾロピリミジン誘導体及びその塩又は水和物の使用を提供する。さらに、キナーゼ阻害剤は、ヒトFms様チロシンキナーゼ3(FLT3)、血管内皮細胞増殖因子受容体2(VEGFR2)、ヒトFms様チロシンキナーゼ1(FLT1)、ヒトFms様チロシンキナーゼ4(FLT4)、RET受容体チロシンキナーゼ(RET)、cRAFセリン/スレオニンプロテインキナーゼ(cRAF)、B−RAFセリン/スレオニンプロテインキナーゼ(B−RAF)、チロシンプロテインキナーゼKIT(c−KIT)、血小板由来成長因子受容体α(PDGFα)、血小板由来成長因子受容体β(PDGFβ)、線維芽細胞増殖因子受容体2(FGFR2)、線維芽細胞増殖因子受容体1(FGFR1)、EphA2チロシンキナーゼ(EphA2)、EphB2チロシンキナーゼ(EphB2)、SRCチロシンキナーゼ(SRC)、ABLチロシンキナーゼ(ABL)、未分化リンパ腫キナーゼ(ALK)及びMetチロシンキナーゼ(Met)の少なくとも1つを阻害する薬である。
本願発明はまた、抗腫瘍薬の調製における、ピラゾロピリミジン誘導体及びその塩又は水和物の使用を提供する。さらに、腫瘍は、白血病又は固形腫瘍である。さらに、固形腫瘍は、肺がん、乳がん、甲状腺腫瘍、胃がん、悪性黒色腫、膵臓がん、子宮頸がん、神経膠腫及び大腸がんの少なくとも1つであり、ここで白血病は、急性骨髄性白血病又は混合型白血病である。
本願発明の実験は、ピラゾロピリミジン誘導体が、ヒト白血病、ヒト甲状腺腫瘍、ヒト胃がん、ヒト悪性黒色腫、ヒト膵臓がん、ヒト子宮頸がん、ヒト大腸がんなどへのより良い阻害を示すことを示す。
本願発明はまた、自己免疫疾患のための医薬の調製における、ピラゾロピリミジン誘導体及びその塩又は水和物の使用を提供する。さらに、自己免疫疾患は、全身性エリテマトーデス、関節リウマチ、乾癬、多発性硬化症及び炎症性免疫疾患の少なくとも1つである。
本願発明はまた、腫瘍血管新生阻害剤の調製における、ピラゾロピリミジン及びその塩又は水和物の使用を提供する。本願発明はまた、主に4位置換を有する新規ピラゾロピリミジン誘導体及び単純、効率的、そして低コストのその調製方法を提供する。本願発明のピラゾロピリミジン誘導体は、複数のキナーゼに対して優れた阻害活性を有し;複数の固形腫瘍、白血病及び自己免疫疾患への阻害効果を有し;キナーゼ阻害剤、自己免疫疾患のための医薬、血管新生阻害剤及び抗腫瘍薬の調製のための新たな効果的な選択肢を提供し;そして優れた応用展望を有する。
図1は、ヌードマウス‐皮下ヒト白血病MV4‐11モデルにおける、化合物4a‐2の腫瘍阻害曲線を示す。 図2は、ヌードマウス‐皮下ヒト白血病MV4‐11モデルにおける、化合物4a‐31の腫瘍阻害曲線を示す。 図3は、ヌードマウス‐皮下ヒト悪性黒色腫WM2664モデルにおける、化合物4a‐2の腫瘍阻害曲線を示す。 図4は、ヌードマウス‐皮下ヒト大腸がんHT29モデルにおける、化合物4a‐6の腫瘍阻害曲線を示す。 図5は、ヌードマウス‐皮下ヒト神経膠腫U251モデルにおける、化合物4a‐6の腫瘍阻害曲線を示す。 図6は、1μg/mLの濃度でのFLT1トランスジェニックゼブラフィッシュに関する化合物4a‐6及び4a‐31の血管新生阻害を示す。 図7は、ヌードマウス‐皮下ヒト白血病MV4‐11モデルにおける、化合物4a‐58の腫瘍阻害曲線を示す。 図8は、トランスジェニックゼブラフィッシュに関する化合物4a‐54の血管新生阻害活性の試験を示す。
発明を実施するための形態
実施例1:4‐クロロ‐1H‐ピラゾロピリミジン(2)の調製
10mLのオキシ塩化リン(POCl3)を、5gのアロプリノール(化合物1)に添加し、そして0℃で、DMF(5mLのN,N‐ジメチルホルムアミド)を、ゆっくりと滴下し、その後、DMA(1mLのN,N‐ジメチルアニリン)を、ゆっくりと滴下し、そして反応混合物を常温で数分間撹拌した後、反応系の温度を、5時間反応の間、120℃に上昇させた。反応生成物の冷却の間、大量の氷水を添加して、過剰なオキシ塩化リンをクエンチし、その後、反応生成物を、酢酸エチルで2回抽出し、そして酢酸エチル相をスピンドライして、3.2gの固体を得た(収率56.4%)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 14.12(s, 1H), 9.32(s, 1H), 7.55(s, 1H) ppm
実施例2:4‐(1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)アニリン(3a‐1)の調製
P‐アミノフェノール(0.55g、5.5mmol)及び水酸化ナトリウム(0.20g、5.5mmol)を、10mLの水に添加した。炭酸カリウム(0.76g、5.5mmol)を、反応混合物を常温で30分間撹拌した後、添加した。温度を60℃に上昇させ、そして4‐クロロ‐1H‐ピラゾロピリミジン(中間体2)のテトラヒドロフラン溶液(0.94g、6.6mmol)を、反応溶液にゆっくりと添加した。1時間後、反応を停止させた。反応系のテトラヒドロフランを蒸留して乾燥させた後、残っている系を酢酸エチル及び水で2回抽出した。酢酸エチル相を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、そしてその後、スピンドライし、そしてその後、精製用のカラムに導入して0.77gの4‐(1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)アニリン(3a‐1)を得た(収率62.1%)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 14.07(s, 1H), 8.50(s, 1H), 7.67(s, 1H), 6.96(d, J=8.8 Hz, 2H), 6.64(d, J=8.8 Hz, 2H), 5.20(s, 2H) ppm . LCMS m/z: 228.1 [M + H]
実施例3:4‐(1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)‐2‐メチルアニリン(3a‐2)の調製
中間体(3a‐1)の合成方法によって、中間体(3a‐2)を、中間体2及び4‐アミノ‐3‐メチルフェノールから得た(収率64.2%)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 14.04(s, 1H), 8.49(s, 1H), 7.65(s, 1H), 6.89(d, J=2.4 Hz, 1H), 6.85(d, J=8.0 Hz, 1H), 6.68(d, J=8.4 Hz, 1H), 4.94(s, 2H), 2.08(s, 3H) ppm
実施例4:4‐(1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐スルフヒドリル)‐アニリン(3c‐3)の調製
中間体(3a‐1)の合成方法によって、中間体(3c‐3)を、中間体(2)及びp‐アミノチオフェノールから得た(94.2%)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 13.98(s, 1H), 8.61(s, 1H), 7.37(d, J=9.2 Hz, 2H), 6.72(d, J=8.0 Hz, 2H), 6.62(s, 1H), 5.86(s, 2H) ppm
実施例5:1‐(4‐1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)フェニル)‐3‐(4‐トリフルオロメチル)フェニル)ウレア(4a‐1)の調製
4‐(トリフルオロメチル)アニリン(1.6g、10mmol)を、50mLのテトラヒドロフランに溶解した。トリホスゲン(2.98、10mmol)のテトラヒドロフラン溶液をゆっくりと滴下した。アニリンの滴下数分後、3mLのトリエチルアミンを反応溶液に添加し、そして数分間撹拌した。反応溶液中のテトラヒドロフランを蒸留して乾燥させた後、4‐(1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)アニリン(3a‐1、1.8g、8mmol)を添加して、溶媒としてアセトニトリルで、90℃で8時間反応させた。アセトニトリルをスピンドライし、そして水及びアセトンで洗浄して、2.3gの生成物(4a‐1)を得た(収率71.0%)。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d6): δ 14.15(s, 1H), 9.13(s, 1H), 8.97(s, 1H), 8.51(s, 1H), 8.04(s, 1H), 7.60-7.51(m, 5H), 7.32(d, J=7.2 Hz, 1H), 7.24(d, J=8.8 Hz, 2H), 7.27(d, J=8.8 Hz, 2H) ppm
実施例6:1‐(4‐(1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)フェニル)‐3‐(4‐クロロ‐3‐(トリフルオロメチル)フェニル)ウレア(4a‐2)の調製
化合物(4a‐1)の合成方法によって、化合物(4a‐2)を、中間体(3a‐1)及び4‐クロロ‐3‐トリフルオロメチル‐フェニルイソシアネートから得た(収率70.1%)。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d6): δ 14.14(s, 1H), 9.26(s, 1H), 9.02(s, 1H), 8.50(s, 1H), 8.12(s, 1H), 8.05(s, 1H),7.64(d, J=7.2 Hz, 2H), 7.56(d, J=8.4 Hz, 2H), 7.25(d, J=8.4 Hz, 2H) ppm
実施例7:1‐(4‐(1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)フェニル)‐3‐(4‐ブロモフェニル)ウレア(4a‐3)の調製
化合物(4a‐1)の合成方法によって、化合物(4a‐3)を、中間体(3a‐1)及び4‐ブロモ‐フェニルイソシアネートから得た(収率70.8%)。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d6): δ 14.14(s, 1H), 8.87(d, J=10.8 Hz, 2H), 8.89(s, 1H), 8.50(s, 1H), 8.04(s, 1H), 7.54(d, J=8.8 Hz, 2H), 7.42(d, J=17.6 Hz, 4H), 7.24(d, J=8.8 Hz, 2H) ppm
実施例8:1‐(4‐(1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)フェニル)‐3‐(2,3‐ジメチルフェニル)ウレア(4a‐4)の調製
化合物(4a‐1)の合成方法によって、化合物(4a‐4)を、中間体(3a‐1)及び2,3‐ジメチル‐フェニルイソシアネートから得た(収率72.8%)。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d6): δ 14.13(s, 1H), 9.06(s, 1H), 8.51(s, 1H), 8.00(s, 1H), 7.55(t, J=13.6 3H), 7.24(d, J=8.8 Hz, 2H), 7.04(t, J=15.2 Hz, 1H), 6.91(d, J=7.2 Hz, 1H), 2.24(s, 3H), 2.12(s, 3H) ppm
実施例9:1‐(4‐(1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)フェニル)‐3‐(3‐メトキシフェニル)ウレア(4a‐5)の調製
化合物(4a‐1)の合成方法によって、化合物(4a‐5)を、中間体(3a‐1)及び3‐メトキシ‐フェニルイソシアネートから得た(収率71.2%)。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d6): δ 14.14(s, 1H), 8.79(s, 1H), 8.73(s, 1H), 8.51(s, 1H), 8.03(s, 1H), 7.60(d, J=8.8 Hz 2H), 7.26-7.21(m, 4H), 6.96(d, J=8.0 Hz, 1H), 6.57(dd, J=2.0 Hz, J=6.0 Hz, 1H), 3.74(s, 3H) ppm
実施例10:1‐(4‐(1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)フェニル)‐3‐(3‐トリフルオロメチル)フェニル)ウレア(4a‐5)の調製
化合物(4a‐1)の合成方法によって、化合物(4a‐6)を、中間体(3a‐1)及び3‐トリフルオロメチル‐フェニルイソシアネートから得た(収率71.8%)。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d6): δ 14.14(s, 1H), 9.12(s, 1H), 8.95(s, 1H), 8.51(s, 1H), 8.04(d, J=4.0 Hz, 2H), 7.61-7.51(m, 4H), 7.32(d, J=7.6 Hz, 1H), 7.26(d, J=8.4 Hz, 2H) ppm
実施例11:1‐(4‐(1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)‐3‐フルオロフェニル)‐3‐(3‐イソプロピルフェニル)ウレア(4a‐5)の調製
化合物(4a‐1)の合成方法によって、化合物(4a‐7)を、中間体(3a‐1)及び3‐イソプロピル‐フェニルイソシアネートから得た(収率70.2%)。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d6): δ 14.13(s, 1H), 8.77(s, 1H), 8.66(s, 1H), 8.51(s, 1H), 8.01(s, 2H), 7.55(d, J=8.8 Hz, 2H), 7.36(s, 1H), 7.28-7.20(m, 4H), 6.87(d, J=7.6 Hz, 1H), 2.87-2.83(m, 1H), 1.20(d, J=6.8 Hz, 6H) ppm
実施例12:1‐(4‐(1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)‐3‐フルオロフェニル)‐3‐(3‐トリフルオロメトキシ)フェニル)ウレア(4a‐8)の調製
化合物(4a‐1)の合成方法によって、化合物(4a‐8)を、中間体(3a‐1)及び3‐トリフルオロメトキシ‐フェニルイソシアネートから得た(収率72.6%)。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d6): δ 14.13(s, 1H), 9.06(s, 1H), 8.91(s, 1H), 8.51(s, 1H), 8.04(s, 1H), 7.61(s, 1H), 7.52(d, J=8.0 Hz, 2H),7.32(m, 1H), 7.18(d, J=7.2 Hz, 1H), 6.92(d, J=6.4 Hz, 2H), 6.82(d, J=6.4 Hz, 1H) ppm. LCMS m/z: 431.1 [M + H]
実施例13:1‐(4‐(1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)‐3‐フルオロフェニル)‐3‐(4‐トリフルオロメトキシ)フェニル)ウレア(4a‐9)の調製
化合物(4a‐1)の合成方法によって、化合物(4a‐9)を、中間体4‐(ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)‐3‐フルオロアニリン及び4‐トリフルオロメチル‐フェニルイソシアネートから得た(収率70.0%)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 14.24 (s, 1H), 9.25 (s, 1H), 9.14 (s, 1H), 8.52 (s, 1H), 8.32 (s, 1H), 7.70-7.64 (m, 5H), 7.42 (t, J=8.4 Hz, 1H), 7.25 (d, J=8.4 Hz, 1H) ppm
実施例14:1‐(4‐(1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)‐3‐フルオロフェニル)‐3‐(4‐クロロ‐3‐(トリフルオロメチル)フェニル)ウレア(4a‐10)の調製
化合物(4a‐1)の合成方法によって、化合物(4a‐10)を、中間体4‐(ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)‐3‐フルオロアニリン及び4‐クロロ‐3‐トリフルオロメチル‐フェニルイソシアネートから得た(収率72.6%)。
MS m/z 429.1[M + Na]
実施例15:1‐(4‐(1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)‐2‐メチルフェニル)‐3‐(3‐(トリフルオロメチル)フェニル)ウレア(4a‐10)の調製
化合物(4a‐1)の合成方法によって、化合物(4a‐11)を、中間体(3a‐2)及び3‐トリフルオロメチル‐フェニルイソシアネートから得た(収率70.6%)。
MS m/z 429.1[M + Na]
実施例16:1‐(4‐(1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)フェニル)‐3‐(3,5‐ビス(トリフルオロメチル)フェニル)ウレア(4a‐12)の調製
化合物(4a‐1)の合成方法によって、化合物(4a‐12)を、中間体(3a‐1)及び3,5‐ビス(トリフルオロメチル)‐フェニルイソシアネートから得た(収率73.0%)。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d6): δ 14.14(s, 1H), 9.46(s, 1H), 9.13(s, 1H), 8.51(s, 1H), 8.16(s, 2H), 8.05(s, 1H), 7.65(s, 1H), 7.60(d, J=8.8 Hz, 2H), 7.28(d, J=8.8 Hz, 2H) ppm. LCMS m/z: 483.2 [M + H]
実施例17:1‐(4‐(1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)フェニル)‐3‐(2‐クロロ‐4‐(トリフルオロメチル)フェニル)ウレア(4a‐13)の調製
化合物(4a‐1)の合成方法によって、化合物(4a‐13)を、中間体(3a‐1)及び2‐クロロ‐4‐トリフルオロメチル‐フェニルイソシアネートから得た(収率71.7%)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): 14.14 (s, 1H), 9.11 (s, 1H), 8.96 (s, 1H), 8.50 (s, 1H), 8.04 (s, 1H), 7.80 (s, 1H), 7.68 (d, J=7.2 Hz 1H), 7.45-7.48 (m, 4H), 6.86 (d, J=8.4 Hz, 2H) ppm
実施例18:1‐(4‐(1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)フェニル)‐3‐(3‐フルオロフェニル)ウレア(4a‐14)の調製
化合物(4a‐1)の合成方法によって、化合物(4a‐14)を、中間体(3a‐1)及び3‐フルオロ‐フェニルイソシアネートから得た(収率71.6%)。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d6): δ 14.15(s, 1H), 8.98(s, 1H), 8.89(s, 1H), 8.52(s, 1H), 8.05(s, 1H), 7.57(d, J=8.8 Hz, 2H), 7.52(d, J=12.0 Hz, 1H), 7.32(d, J=7.2 Hz, 1H), 7.27(d, J=8.8 Hz, 2H), 7.15(d, J=7.6 Hz, 1H), 6.80(t, J=8.4 Hz, 1H) ppm
実施例19:1‐(4‐(1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)フェニル)‐3‐フェニルウレア(4a‐15)の調製
化合物(4a‐1)の合成方法によって、化合物(4a‐15)を、中間体(3a‐1)及びフェニルイソシアネートから得た(収率69.0%)。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d6): δ 14.14(s, 1H), 8.81(s, 1H), 8.73(s, 1H), 8.51(s, 1H), 8.03(s, 1H), 7.56(d, J=8.4 Hz, 2H), 7.47(d, J=7.6 Hz, 1H), 7.31-7.24(m, 4H), 6.98(t, J=7.2 Hz, 1H) ppm. LCMS m/z: 347.1 [M + H]
実施例20:1‐(4‐(1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)フェニル)‐3‐(4‐モルホリニルフェニル)ウレア(4a‐16)の調製
化合物(4a‐1)の合成方法によって、化合物(4a‐16)を、中間体(3a‐1)及び4‐モルホリニル‐フェニルイソシアネートから得た(収率71.8%)。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d6): δ 14.16(s, 1H), 9.12(s, 1H), 8.99(s, 1H), 8.51(s, 1H), 8.04(s, 1H), 7.61-7.52(m, 4H), 7.31(d, J=8.0 Hz, 2H), 7.28(d, J=8.8 Hz, 2H), 3.76(br s, 4H), 3.12(br s, 4H) ppm. LCMS m/z: 432.2[M + H]
実施例21:1‐(4‐(1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)フェニル)‐3‐(4‐フルオロフェニル)ウレア(4a‐17)の調製
化合物(4a‐1)の合成方法によって、化合物(4a‐17)を、中間体(3a‐1)及び4‐フルオロ‐フェニルイソシアネートから得た(収率72.8%)。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d6): δ 14.12(s, 1H), 8.80(s, 1H), 8.75(s, 1H), 8.51(s, 1H), 8.02(s, 2H), 7.55(d, J=8.0 Hz, 2H), 7.48(t, J=8.8 Hz, 2H), 7.25(d, J=8.0 Hz, 2H), 7,13(t, J=8.0 Hz, 2H) ppm. LCMS m/z: 365.1 [M + H]
実施例22:(S)‐1‐(4‐(1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)フェニル)‐3‐(1‐フェネチル)ウレア(4a‐18)の調製
化合物(4a‐1)の合成方法によって、化合物(4a‐18)を、中間体(3a‐1)及び(S)‐2‐メチルベンジルイソシアネートから得た(収率74.6%)。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d6): δ 14.12(s, 1H), 8.51(d, J=8.8 Hz 1H), 7.96(s, 1H), 7.47(d, J=8.4Hz, 1H), 7.36(s, 4H), 7.26(s, 2H), 7.18(d, J=8.4 Hz, 2H), 6.98(d, J=7.2Hz, 2H), 4.86-4.83(m, 1H), 1.41(d, J=6.4 Hz, 3H) ppm
実施例23:(R)‐1‐(4‐(1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)フェニル)‐3‐(1‐フェネチル)ウレア(4a‐19)の調製
化合物(4a‐1)の合成方法によって、化合物(4a‐19)を、中間体(3a‐1)及び(R)‐2‐メチルベンジルイソシアネートから得た(収率74.0%)。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d6): δ 14.15(s, 1H), 8.55(s, 1H), 8.49(s, 1H), 7.95(s, 1H), 7.47(d, J=7.2 Hz, 2H), 7.36(d, J=4.0 Hz, 4H), 7.25(m, 1H), 7.18(d, J=8.8 Hz, 2H), 6.68(d, J=7.6 Hz, 1H), 4.84(m, 1H), 1.41(d, J=6.8 Hz, 3H) ppm. LCMS m/z: 375.4 [M + H]
実施例24:1‐(4‐(1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)フェニル)‐3‐(メチルシクロヘキシル)ウレア(4a‐20)の調製
化合物(4a‐1)の合成方法によって、化合物(4a‐20)を、中間体(3a‐1)及びシクロヘキサンメチルイソシアネートから得た(収率52.1%)。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d6): δ 14.11(s, 1H), 8.50(s, 1H), 8.44(s, 2H), 7.94(s, 1H), 7.46(d, J=9.2 Hz, 2H), 7.17(d, J=8.8 Hz, 2H), 6.11(d, J=7.6 Hz, 1H), 3.50-3.45(m, 1H), 1.83-1.80(m, 2H), 1.68-65(m, 2H), 1.56-1.53(m, 1H), 1.36-1.28(m, 2H), 1.22-1.16(m, 3H) ppm. LCMS m/z: 353.2 [M + H]
実施例25:1‐(4‐(1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)フェニル)‐3‐シクロヘキシルウレア(4a‐21)の調製
化合物(4a‐1)の合成方法によって、化合物(4a‐21)を、中間体(3a‐1)及びシクロヘキシルイソシアネートから得た(収率48.7%)。
LCMS m/z 353.2[M + H]
実施例26:1‐(4‐(1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)フェニル)‐3‐(6‐キノリル)ウレア(4a‐22)の調製
化合物(4a‐1)の合成方法によって、化合物(4a‐22)を、中間体(3a‐1)及びカルバミド‐6‐キノリルエステルから得た(収率69.2%)。
MS m/z 398.1[M + H]
実施例27:1‐(4‐(1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)フェニル)‐3‐ピリジルウレア(4a‐23)の調製
化合物(4a‐1)の合成方法によって、化合物(4a‐23)を、中間体(3a‐1)及びカルバミド‐3‐ピリジルエステルから得た(収率66.2%)。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d6): δ 14.16(s, 1H), 9.44(s, 1H), 9.40(s, 1H), 8.68(s, 1H), 8.51(s, 1H), 8.23(s, 1H), 8.03-7.96(m, 2H), 7.57(d, J=8.0 Hz, 2H), 7.38(s, 1H), 7.25(d, J=8.8 Hz, 2H) ppm. LCMS m/z: 348.3 [M + H]
実施例28:1‐(4‐(1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)フェニル)‐3‐(3‐tert‐ブチル‐1‐フェニル‐1H‐ピラゾール‐5‐イル)ウレア(4a‐24)の調製
化合物(4a‐1)の合成方法によって、化合物(4a‐24)を、中間体(3a‐1)及び1‐フェニル‐3‐tert‐ブチル‐カルバミド‐5‐ピラゾールエステルから得た(収率68.8%)。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d6): δ 14.13(s, 1H), 9.16(s, 1H), 8.50(s, 1H), 8.45(s, 1H), 8.03(s, 1H), 7.55-7.50(m, 6H), 7.43(d, J=4.8 Hz 1H), 7.23(d, J=9.2 Hz, 2H), 6.40(s, 1H), 1.29(s, 9H) ppm
実施例29:1‐(4‐(1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)フェニル)‐3‐(3‐tert‐ブチルイソオキサゾール‐5‐イル)ウレア(4a‐25)の調製
化合物(4a‐1)の合成方法によって、化合物(4a‐25)を、中間体(3a‐1)及び3‐tert‐ブチル‐イソシアネート‐5‐イソオキサゾールエステルから得た(収率74.8%)。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d6): δ 14.14(s, 1H), 9.56(s, 1H), 8.94(s, 1H), 8.51(s, 1H), 8.06(s, 1H), 7.56(d, J=8.8 Hz, 2H), 7.27(d, J=8.8 Hz, 2H), 6.52(s, 1H), 1.30(s, 9H) ppm
実施例30:1‐(4‐(1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)フェニル)‐3‐(5‐tert‐ブチルイソオキサゾール‐3‐イル)ウレア(4a‐26)の調製
化合物(4a‐1)の合成方法によって、化合物(4a‐26)を、中間体(3a‐1)及び5‐tert‐ブチル‐イソシアネート‐3‐イソオキサゾールエステルから得た(収率76.0%)。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d6): δ 14.15(s, 1H), 9.57(s, 1H), 8.95(s, 1H), 8.51(s, 1H), 8.06(s, 1H), 7.56(d, J=8.8 Hz, 2H), 7.27(d, J=8.8 Hz, 2H), 6.52(s, 1H), 1.30(s, 9H) ppm
実施例31:1‐(4‐(1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)フェニル)‐3‐(3‐イソプロピル‐1‐メチル‐ピラゾール‐5‐イル)ウレア(4a‐27)の調製
化合物(4a‐1)の合成方法によって、化合物(4a‐27)を、中間体(3a‐1)及び1‐メチル‐3‐イソプロピル‐イソシアネート‐5‐ピラゾールエステルから得た(収率68.0%)。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d6): δ 14.12(s, 1H), 9.01(s, 1H), 8.55(s, 1H), 8.50(s, 1H), 8.02(s, 1H), 7.56(d, J=8.8 Hz, 2H), 7.25(d, J=8.8 Hz, 2H), 6.02(s, 1H), 3.61(s, 3H) , 2.71-2.82(m, 1H), 1.17(d, J=8.0 Hz, 6H) ppm.LCMS m/z 380.4[M + H]
実施例32:1‐(4‐(1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)フェニル)‐3‐(5‐トリフルオロメチル)イソオキサゾール‐3‐イル)ウレア(4a‐28)の調製
化合物(4a‐1)の合成方法によって、化合物(4a‐28)を、中間体(3a‐1)及び5‐トリフルオロメチル‐イソシアネート‐3‐イソオキサゾールエステルから得た(収率66.2%)。
LCMS m/z 406.3[M + H]
実施例33:1‐(4‐(1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)‐2‐メチルフェニル)‐3‐(5‐tert‐ブチルイソオキサゾール‐3‐イル)ウレア(4a‐29)の調製
化合物(4a‐1)の合成方法によって、化合物(4a‐29)を、中間体(3a‐2)及び5‐tert‐ブチル‐イソシアネート‐3‐イソオキサゾールエステルから得た(収率68.4%)。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d6): δ 14.14 (s, 1H), 9.95(s, 1H), 8.51(s, 1H), 8.42(s, 1H), 8.05(s,1H), 7.91(d, J=8.8 Hz, 1H), 7.20(d, J=2.4 Hz, 1H), 7.13(dd, J=2.8 Hz, J=6.0 Hz,1H), 6.47(s, 1H), 2.28(s, 1H), 1.30(s, 9H) ppm
実施例34:1‐(4‐(1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)‐2‐フルオロフェニル)‐3‐(5‐tert‐ブチルイソオキサゾール‐3‐イル)ウレア(4a‐30)の調製
化合物(4a‐1)の合成方法によって、化合物(4a‐30)を、中間体(3a‐3)及び5‐tert‐ブチル‐イソシアネート‐3‐イソオキサゾールエステルから得た(収率71.4%)。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d6): δ 14.18 (s, 1H), 9.87(s, 1H), 8.86(s, 1H), 8.53(s, 1H), 8.18(d, J=11.6 Hz, 2H), 7.44(d, J=10.4 Hz, 1H), 7.17(d, J=8.4 Hz, 1H), 6.51(s, 1H) 1.30(s, 9H) ppm
実施例35:1‐(4‐(1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)‐3‐フルオロフェニル)‐3‐(5‐tert‐ブチルイソオキサゾール‐3‐イル)ウレア(4a‐31)の調製
化合物(4a‐1)の合成方法によって、化合物(4a‐31)を、中間体4‐(ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)‐3‐フルオロアニリン及び5‐tert‐ブチル‐イソシアネート‐3‐イソオキサゾールエステルから得た(収率75.4%)。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d6): δ 14.27 (s, 1H), 9.63(s, 1H), 9.13(s, 1H), 8.51(s, 1H), 8.29(s, 1H), 7.67(d, J=10.4 Hz, 1H), 7.41(t, J=8.8 Hz, 1H), 7.23(d, J=8.8 Hz, 1H), 6.50(s, 1H) 1.30(s, 9H) ppm
実施例36:1‐(4‐(1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)‐3‐クロロフェニル)‐3‐(3‐tert‐ブチル‐1‐メチルピラゾール‐5‐イル)ウレア(4a‐32)の調製
化合物(4a‐1)の合成方法によって、化合物(4a‐32)を、中間体4‐(ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)‐3‐クロロアニリン及び3‐tert‐ブチル‐1‐メチル‐イソシアネート‐5‐ピラゾールエステルから得た(収率71.4%)。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d6): δ 14.23 (s, 1H), 9.30(s, 1H), 8.71(s, 1H), 8.51(s, 1H), 8.24(s, 1H), 7.89(d, J=1.6 Hz, 1H), 7.44-7.38(m, 2H), 6.07(s, 1H), 3.62(s, 3H), 1.22(s, 9H) ppm
LCMS m/z 408.2[M + H]
実施例37:1‐(4‐(1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)‐3,5‐ジフルオロフェニル)‐3‐(5‐tert‐ブチルイソオキサゾール‐3‐イル)ウレア(4a‐33)の調製
化合物(4a‐1)の合成方法によって、化合物(4a‐33)を、中間体4‐(ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)‐3,5‐ジフルオロアニリン及び5‐tert‐ブチル‐イソシアネート‐3‐イソオキサゾールエステルから得た(収率68.9%)。
LCMS m/z 429.4[M + H]
実施例38:1‐(4‐(1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)フェニル)‐3‐(3‐tert‐ブチル‐1‐メチル‐1H‐ピラゾール‐5‐イル)ウレア(4a‐34)の調製
化合物(4a‐1)の合成方法によって、化合物(4a‐34)を、中間体(3a‐1)及び3‐tert‐ブチル‐1‐メチル‐イソシアネート‐5‐ピラゾールエステルから得た(収率72.1%)。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d6): δ 14.13 (s, 1H), 9.19(s, 1H), 9.03(br s, 1H), 8.54(s, 1H), 8.51(s, 1H), 8.03(s, 1H), 7.56(d, J=8.0 Hz, 2H), 7.25(d, J=8.0 Hz, 2H), 6.06(s, 1H), 3.62(s, 3H), 1.22(s, 9H) ppm
実施例39:1‐(4‐(1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)フェニル)‐3‐(1‐メチル‐3‐(トリフルオロメチル)1H‐ピラゾール‐5‐イル)ウレア(4a‐35)の調製
化合物(4a‐1)の合成方法によって、化合物(4a‐35)を、中間体(3a‐1)及び3‐フルオロメチル‐1‐メチル‐イソシアネート‐5‐ピラゾールエステルから得た(収率70.1%)。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d6): δ 14.15 (s, 1H), 9.19(s, 1H), 9.13(br s, 1H), 8.51(s, 1H), 8.06(s, 1H), 7.57(d, J=8.8 Hz, 2H), 7.27(d, J=8.8 Hz, 2H), 6.63(s, 1H), 3.79(s, 3H) ppm
実施例40:1‐(4‐(1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)3‐フルオロフェニル)‐3‐(1‐メチル‐3‐(トリフルオロメチル)1H‐ピラゾール‐5‐イル)ウレア(4a‐36)の調製
化合物(4a‐1)の合成方法によって、化合物(4a‐36)を、中間体4‐(ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)‐3‐クロロアニリン及び3‐トリフルオロメチル‐1‐メチル‐イソシアネート‐5‐ピラゾールエステルから得た(収率72.4%)。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d6): δ 14.23 (s, 1H), 9.41(s, 1H), 9.13(br s, 1H), 8.53(s, 1H), 8.33(s, 1H), 7.69(d, J=12.8 Hz, 1H), 7.41(t, J=8.8 Hz, 1H), 7.28(d, J=8.8 Hz, 1H), 6.64(s, 1H), 3.79(s, 3H) ppm
実施例41:1‐(4‐(1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)‐2‐ニトロフェニル)‐3‐(5‐tert‐ブチルイソオキサゾール‐3‐イル)ウレア(4a‐37)の調製
化合物(4a‐1)の合成方法によって、化合物(4a‐37)を、中間体4‐(ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)‐2‐フルオロ‐アニリン及び5‐tert‐ブチル‐イソシアネート‐3‐イソオキサゾールエステルから得た(収率24.4%)。
LCMS m/z 439.4[M + H]
実施例42:1‐(4‐(1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)‐3‐フルオロフェニル)‐3‐(5‐tert‐ブチルイソオキサゾール‐5‐イル)ウレア(4a‐38)の調製
化合物(4a‐1)の合成方法によって、化合物(4a‐38)を、中間体4‐(ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)‐3‐フルオロ‐アニリン及び5‐tert‐ブチル‐イソシアネート‐3‐イソオキサゾールエステルから得た(収率69.1%)。
LCMS m/z 412.2[M + H]
実施例43:1‐(4‐(1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)‐2‐メトキシフェニル)‐3‐(5‐tert‐ブチルイソオキサゾール‐3‐イル)ウレア(4a‐39)の調製
化合物(4a‐1)の合成方法によって、化合物(4a‐39)を、中間体4‐(ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)‐2‐メトキシ‐アニリン及び3‐tert‐ブチル‐イソシアネート‐5‐イソオキサゾールエステルから得た(収率69.1%)。
LCMS m/z 424.2[M + H]
実施例44:1‐(4‐(1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)フェニル)‐3‐(3‐tert‐ブチル‐1‐(キノリン‐7‐イル)‐1H‐ピラゾール‐5‐イル)ウレア(4a‐40)の調製
化合物(4a‐1)の合成方法によって、化合物(4a‐40)を、中間体(3a‐1)及び3‐tert‐ブチル‐1‐(キノリン‐7‐イル)‐イソシアネート‐5‐ピラゾールエステルから得た(収率69.1%)。
MS m/z 520.2[M + H]
実施例45:1‐(3‐(1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)フェニル)‐3‐(3‐トリフルオロメチル)フェニル)ウレア(4a‐41)の調製
化合物(4a‐1)の合成方法によって、化合物(4a‐41)を、中間体3‐(ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)‐アニリン及び3‐トリフルオロメチル‐フェニルイソシアネートから得た(収率79.2%)。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d6): δ 14.18(s, 1H), 9.20 (s, 1H), 9.05(s, 1H), 8.54(s, 1H), 8.11(s, 1H), 7.6-7.59(m, 5H), 7.43(t, J=7.6 Hz, 1H), 7.34(d, J=8.0 Hz, 2H), 6.97(d, J=7.2 Hz, 2H) ppm
実施例46:1‐(3‐(1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)フェニル)‐3‐(4‐クロロ‐3‐(トリフルオロメチル)フェニル)ウレア(4a‐42)の調製
化合物(4a‐1)の合成方法によって、化合物(4a‐42)を、中間体3‐(ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)‐アニリン及び4‐トリフルオロメチル‐フェニルイソシアネートから得た(収率80.1%)。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d6): δ 14.19(s, 1H), 9.22(s, 1H), 9.09(s, 1H), 8.51(s, 1H), 8.08(s, 1H), 7.60-7.56(m, 3H), 7.42(t, J=8.0 Hz, 1H), 7.32(d, J=8.0 Hz, 1H), 6.96(d, J=7.6 Hz, 1H) ppm
実施例47:1‐(3‐(1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)フェニル)‐3‐(4‐トリフルオロメチル)フェニル)ウレア(4a‐43)の調製
化合物(4a‐1)の合成方法によって、化合物(4a‐43)を、中間体3‐(ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)‐アニリン及び4‐トリフルオロメチル‐フェニルイソシアネートから得た(収率78.2%)。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d6): δ 14.16(s, 1H), 9.17 (s, 1H), 9.03(s, 1H), 8.53(s, 1H), 8.10(s, 1H), 7.66-7.57(m, 5H), 7.42(t, J=8.0 Hz, 1H), 7.33(d, J=8.8 Hz, 1H), 6.97(d, J=7.2 Hz, 1H) ppm
実施例48:1‐(3‐(1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)フェニル)‐3‐(5‐tert‐ブチルイソオキサゾール‐3‐イル)ウレア(4a‐44)の調製
化合物(4a‐1)の合成方法によって、化合物(4a‐44)を、中間体3‐(ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)‐アニリン及び5‐tert‐ブチル‐イソシアネート‐3‐イソオキサゾールエステルから得た(収率81.6%)。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d6): δ 14.17(s, 1H), 9.58(s, 1H), 8.01(s, 1H), 8.52(s, 1H), 8.10(s, 1H), 7.58(s, 1H), 7.42(t, J=8.4 Hz, 1H), 6.99(d, J=7.6 Hz, 1H), 6.48(s, 1H), 1.28(s, 9H) ppm
実施例49:1‐(4‐(1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)‐3‐フルオロフェニル)‐3‐(3‐tert‐ブチル‐1‐メチルピラゾール‐5‐イル)ウレア(4a‐45)の調製
化合物(4a‐1)の合成方法によって、化合物(4a‐45)を、中間体4‐(ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)‐3‐フルオロアニリン及び3‐tert‐ブチル‐1‐メチル‐イソシアネート‐5‐ピラゾールエステルから得た(収率70.4%)。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d6): δ 14.24 (s, 1H), 9.21(s, 1H), 8.61(s, 1H), 8.52(s, 1H), 8.31(s, 1H), 7.69(d, J=1.2 Hz, 1H), 7.41-7.37(m, 1H), 7.26-7.22(m, 1H), 6.07(s, 1H), 3.62(s, 3H), 1.22(s, 9H) ppm
実施例50:1‐(4‐(1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)‐3‐クロロフェニル)‐3‐(5‐tert‐ブチルイソオキサゾール‐3‐イル)ウレア(4a‐46)の調製
化合物(4a‐1)の合成方法によって、化合物(4a‐46)を、中間体4‐(ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)‐3‐クロロアニリン及び5‐tert‐ブチル‐イソシアネート‐3‐イソオキサゾールエステルから得た(収率78.4%)。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d6): δ 14.25 (s, 1H), 9.68(s, 1H), 9.10(s, 1H), 8.52(s, 1H), 8.26(s, 1H), 7.89(d, J=4.0 Hz, 1H), 7.49-7.41(m, 2H), 6.53(s, 1H) 1.30(s, 9H) ppm
実施例51:N‐(4‐(1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)‐4‐ブロモベンズアミド(4a‐47)の調製
4‐ブロモ安息香酸(265mg、1.32mmol)、1‐ヒドロキシベンゾトリアゾール(HOBT、178.8mg、1.32mmol)、1‐(3‐ジメチルアミノプロピル)‐3‐エチルカルボジイミド塩酸塩(EDCI、254.6mg、1.32mmol)及びN,N‐ジイソプロピルエチルアミン(DIEA、0.33mL、2.0mmol)を、25mLのテトラヒドロフランに添加し、そして常温で30分間撹拌し、化合物(3a‐1)(300mg、1.32mmol)を添加して60℃に温度を上昇させて一晩反応させた。反応及び冷却後、5mLの氷水を添加して大量の固体を分離し、固体を抽出して洗浄し、390mgの化合物(4a‐47)を得た(収率72.1%)。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d6): δ 14.18(s, 1H), 10.49(s, 1H), 8.53(s, 1H), 8.11(br s, 1H), 7.95(d, J=8.4 Hz, 2H), 7.88(d, J=8.8 Hz, 2H), 7.79(d, J=8.4 Hz, 2H), 7.34(d, J=9.2 Hz, 2H) ppm
実施例52:N‐(3‐(1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)‐4‐ブロモベンズアミド(4a‐48)の調製
化合物(4a‐47)の合成方法によって、化合物(4a‐48)を、中間体3‐(ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)‐アニリン及び4‐ブロモ安息香酸から得た(収率76.6%)。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d6): δ 14.19(s, 1H), 10.51(s, 1H), 8.53(s, 1H), 8.16(s, 1H), 7.91(d, J=8.4 Hz, 2H), 7.83(s, 1H), 7.76(d, J=8.4 Hz, 2H), 7.71(d, J=8.0 Hz, 1H), 7.49(t, J=8.0 Hz, 1H), 7.09(dd, J=1.6 Hz, 6.4 Hz, 1H ) ppm. LCMS m/z: 410.0 [M + H]
実施例53:N‐(3‐(1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)‐4‐フルオロベンズアミド(4a‐49)の調製
化合物(4a‐47)の合成方法によって、化合物(4a‐49)を、中間体3‐(ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)‐アニリン及び3‐フルオロ安息香酸から得た(収率76.0%)。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d6): δ 14.18(s, 1H), 10.50(s, 1H), 8.53(s, 1H), 8.15(s, 1H), 7.84-7.70(m, 4H), 7.62(d, J=6.0Hz, 1H), 7.59(t, J=4.0Hz, 1H), 7.57-7.46(m, 1H), 7.09(d, J=2.0Hz, 1H) ppm. LCMS m/z: 350.1 [M + H]
実施例54:N‐(3‐(1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)フェニル)‐4‐(トリフルオロメチル)ベンズアミド(4a‐50)の調製
化合物(4a‐47)の合成方法によって、化合物(4a‐50)を、中間体3‐(ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)‐アニリン及び4‐(トリフルオロメチル)安息香酸から得た(収率71.2%)。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d6): δ 14.18(s, 1H), 10.66(s, 1H), 8.53(s, 1H), 8.15(d, J=8.4 Hz, 3H), 7.93(d, J=8.4 Hz, 2H), 7.84(s, 1H), 7.72(d, J=8.8 Hz, 1H), 7.50(t, J=8.0 Hz, 1H), 7.12(dd, J=2.0 Hz, J=6.4 Hz, 1H ) ppm. LCMS m/z: 400.3 [M + H]
実施例55:N‐(3‐(1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)フェニル)‐2‐(4‐クロロフェニル)アセトアミド(4a‐51)の調製
化合物(4a‐47)の合成方法によって、化合物(4a‐51)を、中間体3‐(ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)‐アニリン及び4‐クロロフェニル酢酸から得た(収率67.8%)。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d6): δ 14.17(s, 1H), 10.47(s, 1H), 8.50(s, 1H), 8.12(s, 1H), 7.68-7.34(m, 8H), 7.00(d, J=1.2Hz, 1H), 3.67(s, 1H) ppm.LCMS m/z: 380.1 [M + H]
実施例56:1‐(4‐(1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)フェニル)‐3‐フェニルチオウレア(4a‐52)の調製
化合物(4a‐1)の合成方法によって、化合物(4a‐52)を、中間体(3a‐1)及びフェニルイソチオシアネートから得た(収率82.0%)。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d6): δ 14.13(s, 1H), 8.80(s, 1H), 8.72(s, 1H), 8.51(s, 1H), 8.03(s, 2H), 7.56(d, J=8.8 Hz, 2H), 7.47 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.31-7.24(m, 4H), 6.98(t, J=8.0 Hz, 1H) ppm..LCMS m/z: 365.1 [M + H]
実施例57:1‐(4‐(1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)フェニル)‐3‐(3‐トリフルオロメチルフェニル)チオウレア(4a‐53)の調製
化合物(4a‐1)の合成方法によって、化合物(4a‐53)を、中間体(3a‐1)及び3‐トリフルオロメチル‐フェニルイソチオシアネートから得た(収率79.8%)。
LCMS m/z 431.02[M + H]
実施例58:1‐(4‐(1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)‐2‐フルオロフェニル)‐3‐(4‐クロロ‐3‐(トリフルオロメチル)フェニル)ウレア(4a‐54)の調製
化合物(4a‐1)の合成方法によって、化合物(4a‐54)を、中間体4‐(ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)‐2‐フルオロアニリン及び4‐クロロ‐3‐トリフルオロメチルフェニルイソシアネートから得た(収率66%)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 14.19(s, 1H), 9.55(s, 1H), 8.74(s, 1H), 8.53(s, 1H), 8.21(s, 1H), 8.13(d, J=2.4 Hz, 2H), 7.64(s, 2H), 7.43(d, J=11.6Hz, 1H), 7.17(d, J=8.8 Hz, 1H).LCMS m/z 467.1[M + H]
実施例59:1‐(4‐(1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)フェニル)‐2‐クロロフェニル)‐3‐(4‐クロロ‐3‐(トリフルオロメチル)フェニル)ウレア(4a‐55)の調製
化合物(4a‐1)の合成方法によって、化合物(4a‐55)を、中間体4‐(ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)‐2‐クロロアニリン及び4‐クロロ‐3‐トリフルオロメチルフェニルイソシアネートから得た(収率68%)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 14.20(s, 1H), 9.56(s, 1H), 8.70(s, 1H), 8.54(s, 1H), 8.21(s, 1H), 8.13(d, J=4.8 Hz, 2H), 7.68(s, 2H), 7.43(d, J=11.6Hz, 1H), 7.15(d, J=8.8 Hz, 1H).LCMS m/z 483.0[M + H]
実施例60:1‐(4‐(1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)‐3‐フルオロフェニル)‐3‐(3‐tert‐ブチル‐1‐フェニル‐1H‐ピラゾール‐5‐イル)ウレア(4a‐56)の調製
化合物(4a‐1)の合成方法によって、化合物(4a‐56)を、中間体4‐(ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)‐3‐フルオロアニリン及び1‐フェニル‐3‐tert‐ブチル‐イソシアネート‐5‐ピラゾールエステルから得た(収率86%)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 14.23(s, 1H), 9.33(s, 1H), 8.53(s, 1H), 8.50(s, 1H), 8.30(s, 1H), 7.66(d, J=2.4 Hz, 1H), 7.55(d, J=4.4 Hz 4H), 7.43-7.39(m, 2H), 7.21(d, J=2.4 Hz, 1H), 6.40(s, 1H), 1.29(s, 9H) ppm.LCMS m/z 487.1[M + H]
実施例61:1‐(4‐(1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)フェニル)‐3‐フルオロフェニル)‐3‐(3‐tert‐ブチル‐1‐フェニル‐1H‐ピラゾール‐5‐イル)ウレア(4a‐57)の調製
化合物(4a‐1)の合成方法によって、化合物(4a‐57)を、中間体4‐(ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)‐3‐クロロアニリン及び1‐フェニル‐3‐tert‐ブチル‐イソシアネート‐5‐ピラゾールエステルから得た(収率87%)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 14.22(s, 1H), 9.31(s, 1H), 8.53(s, 1H), 8.50(s, 1H), 8.23(s, 1H), 7.85(d, J=2.0 Hz, 1H), 7.55(d, J=4.4 Hz 4H), 7.43-7.39(m, 2H), 7.34(d, J=2.0 Hz, 1H), 6.40(s, 1H), 1.29(s, 9H) ppm
13C NMR (100 MHz, DMSO-d6): δ 170.3, 162.2, 160.8, 156.8, 154.8, 151.7, 142.1, 138.6, 136.8, 131.7, 129.3, 127.2, 126.0, 124.5, 124.2, 119.2, 118.1, 101.0, 96.1, 32.0, 30.1ppm.LCMS m/z 503.1[M + H]
実施例62:5‐(3‐(4‐(1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)フェニル)カルバミド)‐3‐tert‐ブチル‐1H‐ピラゾール‐1‐カルボン酸(4a‐58)の調製
化合物(4a‐1)の合成方法によって、化合物(4a‐58)を、中間体(3a‐1)及び1‐Boc‐3‐tert‐ブチル‐イソシアネート‐5‐ピラゾールエステルから得た(収率86%)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 14.12 (s, 1H), 11.99(s, 1H), 9.31(s, 1H), 8.93(s, 1H), 8.51(s, 1H), 8.02(s, 1H), 7.54(d, J=8.4 Hz, 2H), 7.24(d, J=8.4 Hz, 2H), 6.00(s, 1H), 1.26(s, 9H) ppm.LCMS m/z 435.1 [M - H]
実施例63:5‐(3‐(4‐(1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)‐3‐フルオロ‐フェニル)カルバミド)‐3‐tert‐ブチル‐1H‐ピラゾール‐1‐カルボン酸(4a‐59)の調製
化合物(4a‐1)の合成方法によって、化合物(4a‐59)を、中間体4‐(ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)‐3‐フルオロアニリン及び1‐Boc‐3‐tert‐ブチル‐イソシアネート‐5‐ピラゾールエステルから得た(収率84%)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 14.12 (s, 1H), 11.99(s, 1H), 9.31(s, 1H), 8.93(s, 1H), 8.51(s, 1H), 8.02(s, 1H), 7.65(dd, J=2.4 Hz, J=10.8 Hz, 1H), 7.40(t, J=8.8 Hz, 1H), 7.22(d, J=8.8 Hz, 1H), 6.00(s, 1H), 1.26(s, 9H) ppm.LCMS m/z 453.1 [M - H]
実施例64:1‐(4‐(1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)‐3‐フルオロフェニル)‐3‐(3‐tert‐ブチル‐1‐(4‐フルオロ‐フェニル)‐1H‐ピラゾール‐5‐イル)ウレア(4a‐60)の調製
化合物(4a‐1)の合成方法によって、化合物(yll728)を、中間体4‐(ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)‐3‐フルオロアニリン及び1‐(4‐フルオロフェニル)‐3‐tert‐ブチル‐イソシアネート‐5‐ピラゾールエステルから得た(収率79%)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 14.23(s, 1H), 9.29(s, 1H), 8.51(s, 1H), 8.49(s, 1H), 8.30(s, 1H), 7.65-7.56(m, 3H), 7.38(t, J=8.8 Hz, 3H), 7.18(d, J=8.8 Hz, 1H), 6.38(s, 1H), 1.29(s, 9H) ppm.LCMS m/z 505.2[M + H]
実施例65:1‐(4‐(1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)フェニル)‐3‐(3‐tert‐ブチル‐1‐シクロペンチル‐1H‐ピラゾール‐5‐イル)ウレア(4a‐61)の調製
化合物(4a‐1)の合成方法によって、化合物(4a‐61)を、中間体(3a‐1)及び1‐シクロペンチル‐3‐tert‐ブチル‐イソシアネート‐5‐ピラゾールエステルから得た(収率92%)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 14.15 (s, 1H), 9.38(s, 1H), 8.79(s, 1H), 8.51(s, 1H), 8.03(s, 1H), 7.56(d, J=8.0 Hz, 2H), 7.24(d, J=8.0 Hz, 2H), 6.05(s, 1H), 4.63-4.55(m, 1H), 1.99-1.92(m, 4H), 1.84-1.81(m, 2H), 1.60-1.56(m, 2H), 1.22(s, 9H) ppm.LCMS m/z 461.2[M + H]
実施例66:1‐(4‐(1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)‐3‐フルオロフェニル)‐3‐(3‐tert‐ブチル‐1‐シクロペンチル‐1H‐ピラゾール‐5‐イル)ウレア(4a‐62)の調製
化合物(4a‐1)の合成方法によって、化合物(4a‐62)を、中間体4‐(ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)‐3‐フルオロアニリン及び1‐シクロペンチル‐3‐tert‐ブチル‐イソシアネート‐5‐ピラゾールエステルから得た(収率94%)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 14.23(s, 1H), 9.17(s, 1H), 8.52(s, 1H), 8.49(s, 1H), 8.30(s, 1H), 7.68(dd, J=2.4 Hz, J=10.8 Hz, 1H), 7.40(t, J=8.8 Hz, 1H), 7.24(d, J=8.8 Hz, 1H), 6.05(s, 1H), 4.55-4.48(m, 1H), 1.98-1.89(m, 4H), 1.88-1.80(m, 2H), 1.62-1.56(m, 2H), 1.22(s, 9H) ppm
13C NMR (100 MHz, DMSO-d6): δ 162.1, 158.4, 156.7, 154.8, 152.3, 152.1, 138.9, 135.8, 132.9, 131.7, 124.2, 114.4, 106.4, 100.9, 94.7, 57.00, 31.8, 30.3, 23.9ppm.LCMS m/z 479.2[M + H]
実施例67:1‐(4‐(1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)フェニル)‐3‐(3‐tert‐ブチル‐チアゾール‐2‐イル)ウレア(4a‐63)の調製
化合物(4a‐1)の合成方法によって、化合物(4a‐63)を、中間体(3a‐1)及び4‐tert‐ブチル‐2‐イソシアネートチアゾールエステルから得た(収率76%)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 14.06(s, 1H), 10.60(s, 1H), 8.99(s, 1H), 8.51(s, 1H), 8.07(s, 1H), 7.57(d, J=8.8 Hz, 2H), 7.28(d, J=8.8 Hz, 2H), 6.65(s, 1H), 1.26(s, 9H) ppm.LCMS m/z 410.1[M + H]
実施例68:1‐(4‐(1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)フェニル)‐3‐(4‐フェニルチアゾール‐2‐イル)ウレア(4a‐64)の調製
化合物(4a‐1)の合成方法によって、化合物(4a‐64)を、中間体(3a‐1)及び4‐フェニル‐2‐イソシアネートチアゾールエステルから得た(収率71%)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 14.14(s, 1H), 10.76(s, 1H), 9.06(s, 1H), 8.51(s, 1H), 8.06(s, 1H), 7.90(d, J=8.8 Hz, 2H), 7.60(d, J=8.8 Hz, 2H), 7.56(s, 1H), 7.43(t, J=8.0 Hz, 2H), 7.34-7.29(m, 3H) ppm.LCMS m/z 430.1[M + H]
実施例69:1‐(4‐(1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)フェニル)‐3‐(ベンゾチアゾール‐2‐イル)ウレア(4a‐65)の調製
化合物(4a‐1)の合成方法によって、化合物(4a‐65)を、中間体(3a‐1)及び2‐フェニル‐2‐イソシアネートベンゾチアゾールエステルから得た(収率69%)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 14.14 (s, 1H), 10.85(s, 1H), 9.33(s, 1H), 8.52(s, 1H), 8.07(s, 1H), 7.91(d, J=7.2 Hz, 1H), 7.64(d, J=8.4 Hz, 3H), 7.40(t, J=7.6 Hz, 1H), 7.30(d, J=8.8 Hz, 2H), 7.25(t, J=8.0 Hz, 1H) ppm.LCMS m/z 404.1[M + H]
実施例70:1‐(3‐(1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐アミド)フェニル)‐3‐(3‐クロロ‐4‐(フルオロフェニル)ウレア(4b‐1)の調製
1‐(3‐アミノフェニル)‐3‐(3‐クロロ‐4‐(フルオロフェニル)ウレア(1.4g)に、60mLのn‐ブチルアルコールを添加した後、触媒量の塩酸を添加し、そして常温で20分間撹拌した。780mgの4‐クロロ‐1H‐ピラゾロピリミジン(中間体2)を添加した。温度を100℃に上昇させて2.5時間反応させた後、溶媒をスピンドライした。pH値の適切な調節のために炭酸カリウムを添加した後、酢酸エチルを使用して2回抽出した。酢酸エチル相をスピンドライしそして撹拌した後、反応生成物を、精製のために、24:1のジクロロメタンとメタノールの比率で、カラムに導入し、そして1.71gの固体を得た(収率86.6%)。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d6): δ 13.65(s, 1H), 10.02(s, 1H), 8.88(d, J=11.2Hz,1H), 8.40(s, 1H), 8.31(s, 2H), 8.03(m, 6H), 7.83(t, J=6.4Hz, 1H), 7.57(d, J=7.6Hz, 1H), 7.37-7.27(m, 3H), 7.19(d, J=7.6Hz, 1H) ppm
実施例71:(R)‐1‐(4‐(1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐アミド)フェニル)‐3‐(1‐フェネチル)ウレア(4b‐2)の調製
化合物(4b‐1)の合成方法によって、化合物(4b‐2)を、中間体(2)及び(R)‐1‐(4‐アミド‐フェニル)‐3‐(1‐フェネチル)ウレアから得た(収率87.9%)。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d6): δ 13.56(s, 1H), 9.86(s, 1H), 8.41(s, 1H), 8.32(s, 1H), 8.01(s, 1H), 7.61(s, 2H), 7.40-7.34(m, 6H), 7.26-7.23(m, 1H), 6.62(d, J=8.0Hz, 1H), 4.84-4.81(m, 1H), 1.39(d, J=6.8 Hz, 3H) ppm
実施例72:1‐(4‐(1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐アミド)‐3‐(3‐メトキシフェニル)ウレア(4b‐3)の調製
化合物(4b‐1)の合成方法によって、化合物(4b‐3)を、中間体(2)及び1‐(4‐アミド‐フェニル)‐3‐(3‐メトキシフェニル)ウレアから得た(収率87.6%)。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d6): δ 13.59(s, 1H), 9.93(s, 1H), 8.69(d, J=5.6Hz, 2H), 8.35(s, 1H), 8.15(s, 1H), 7.71(d, J=8.0Hz, 2H), 7.47(d, J=8.8Hz, 2H), 7.21-7.16(m, 2H), 6.93(d, J=8.0Hz, 1H), 6.56-6.53(m, 1H), 3.74(s, 3H) ppm
実施例73:(S)‐1‐(4‐(1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐アミド)フェニル)‐3‐(1‐フェネチル)ウレア(4b‐4)の調製
化合物(4b‐1)の合成方法によって、化合物(4b‐4)を、中間体(2)及び(S)‐1‐(4‐アミド‐フェニル)‐3‐(1‐フェネチル)ウレアから得た(収率85.6%)。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d6): δ 13.55(s, 1H), 9.85(s, 1H), 8.40(s, 1H), 8.32(s, 1H), 8.01(s, 1H), 7.61(s, 2H), 7.40-7.34(m, 6H), 7.26-7.22(m, 1H), 6.61(d, J=8.0Hz, 1H), 4.84-4.81(m, 1H), 1.39(d, J=6.8 Hz, 3H) ppm
実施例74:1‐(4‐(1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐アミド)フェニル)‐3‐(4‐クロロ‐3‐(トリフルオロメチル)フェニル)ウレア(4b‐5)の調製
化合物(4b‐1)の合成方法によって、化合物(4b‐5)を、中間体(2)及び1‐(4‐アミド‐フェニル)‐3‐(4‐クロロ‐3‐トリフルオロメチルフェニル)ウレアから得た(収率88.6%)。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d6): δ 13.60(s, 1H), 9.95(s, 1H), 9.17 (s, 1H) H), 8.86(s, 1H), 8.36(s, 1H), 8.15(b, 1H), 8.14(s, 1H), 7.75(d, J=8.4Hz, 2H), 7.67-7.61(m,2H), 7.49(d, J=8.8Hz, 2H) ppm
実施例75:1‐(4‐(1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐アミド)フェニル)‐3‐(4‐メトキシフェニル)ウレア(4b‐6)の調製
化合物(4b‐1)の合成方法によって、化合物(4b‐6)を、中間体(2)及び1‐(4‐アミド‐フェニル)‐3‐(4‐メトキシフェニル)ウレアから得た(収率88.0%)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 13.57 (s, 1H), 9.90 (s, 1H), 8.58 (s, 1H), 8.46 (s, 1H), 8.34 (s, 1H), 8.15 (b, 1H), 7.68 (s, 2H), 7.45 (d, J=8.0Hz, 2H), 7.35 (d, J=8.0Hz, 2H), 6.86 (d, J=8.4Hz, 2H), 3.71 (s, 3H) ppm
実施例76:1‐(4‐(1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐アミド)フェニル)‐3‐(2,4,6‐トリメチルフェニル)ウレア(4b‐7)の調製
化合物(4b‐1)の合成方法によって、化合物(4b‐7)を、中間体(2)及び1‐(4‐アミド‐フェニル)‐3‐(2,4,6‐トリメチルフェニル)ウレアから得た(収率87.2%)。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d6): δ 13.62(s, 1H), 10.14(s, 1H), 8.86(s, 1H), 8.37(s, 2H), 8.34(s, 1H), 8.11(b, 1H), 7.67-7.62(m, 3H), 7.46(d, J=8.0Hz, 2H), 6.89(s, 2H), 2.23(s, 3H), 2.18(s, 6H) ppm
実施例77:1‐(4‐(1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐アミド)フェニル)‐3‐(5‐tert‐ブチルイソオキサゾール‐3‐イル)ウレア(4b‐8)の調製
化合物(4‐1)の合成方法によって、化合物(4b‐8)を、中間体N1‐(ピラゾロピリミジン‐4‐イル)フェニル‐1,4‐ジアミン及び3‐tert‐ブチル‐イソシアネート‐5‐イソオキサゾールエステルから得た(収率52.7%)。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d6): δ 13.57 (s, 1H), 10.04(s, 1H), 9.74(s, 1H), 8.42(s, 1H), 8.24(s, 1H), 8.14(s, 1H), 7.32(d, J=6.8 Hz, 2H), 7.12(t, J=7.6 Hz, 1H), 6.45(s, 1H), 1.26(s, 9H) ppm
実施例78:1‐(4‐(1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐スルフヒドリル)フェニル)‐3‐(4‐トリフルオロメチル)フェニル)ウレア(4c‐1)の調製
化合物(4a‐1)の合成方法によって、化合物(4c‐1)を、中間体(3c‐1)及びp‐トリフルオロメチルフェニルイソシアネートから得た(収率46.6%)。
LCMS m/z 431.0[M + H]
実施例79:1‐(4‐(1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐スルフヒドリル)フェニル)‐3‐(3‐トリフルオロメチル)フェニル)ウレア(4c‐2)の調製
化合物(4a‐1)の合成方法によって、化合物(4c‐2)を、中間体(3c‐1)及び2‐(トリフルオロメチル)フェニルイソシアネートから得た(収率42.3%)。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d6): δ 14.09(s, 1H), 9.22(s, 2H), 8.64(s, 1H), 8.04(s, 2H), 7.62-7.54(m, 4H), 7.36(d, J=7.2 Hz, 1H), 7.27(d, J=8.4 Hz, 2H) ppm
LCMS m/z 431.0[M + H]
実施例80:1‐(4‐(1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐スルフヒドリル)フェニル)‐3‐(5‐tert‐ブチルイソオキサゾール‐3‐イル)ウレア(4c‐3)の調製
化合物(4a‐1)の合成方法によって、化合物(4c‐3)を、中間体(3c‐1)及び5‐tert‐ブチル‐イソシアネート‐3‐イソオキサゾールエステルから得た(収率42.6%)。
LCMS m/z 410.2[M + H]
実施例81:1‐(4‐(1メチル‐1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)フェニル)‐3‐(4‐(トリフルオロメチル)フェニル)ウレア(5a‐1)の調製
70mgの水酸化カリウム(1.21mmol)を、500mg(1.21mmol)の化合物(4a‐1)のDMF(20mL)溶液に添加し、常温で30分間撹拌し、そしてその後、メチルイオジド(0.07mL、1.21mmol)を添加し、そして常温で一晩撹拌した。反応後、水及び酢酸エチルを使用して3回抽出し、そして酢酸エチル相をスピンドライし、そして精製のためのカラムに導入して、320mgの生成物を得た(収率71.4%)。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d6): δ 9.17(s, 1H), 8.96(s, 1H), 8.55(s, 1H), 8.07(s, 2H), 7.70-7.64(m, 4H), 7.57(d, 1H), 7.67-7.62(m, J=8.4Hz, 2H), 7.26(d, J=8.8Hz, 2H) 4.05(s, 3H) ppm
実施例82:1‐(4‐(1‐メチル‐1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)フェニル)‐3‐(3‐メトキシフェニル)ウレア(5a‐2)の調製
化合物(5a‐1)の合成方法によって、化合物(5a‐2)を、化合物(4a‐5)及びメチルイオジドから得た(収率78.6%)。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d6): δ 8.82(s, 1H), 8.75(s, 1H), 8.55(s, 1H), 8.05(s, 1H), 7.55(d, J=8.8 Hz, 2H), 7.26-7.17(m, 4H), 6.95(d, J=8.4 Hz, 1H), 6.57(d, J=8.4 Hz, 1H) ppm
LCMS m/z: 391.4 [M + H]
実施例83:1‐(5‐tert‐ブチルイソオキサゾール‐3‐イル)‐3‐(4‐(1‐メチル‐1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)フェニル)ウレア(5a‐3)の調製
化合物(5a‐1)の合成方法によって、化合物(5a‐3)を、化合物(4a‐26)及びメチルイオジドから得た(収率76.0%)。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d6): δ 9.57(s, 1H), 8.95(s, 1H), 8.55(s, 1H), 8.08(s, 1H), 7.56(d, J=9.2 Hz, 2H), 7.27(d, J=8.8 Hz, 2H), 6.52(s, 1H), 4.05(s, 3H), 1.30(s, 9H) ppm
実施例84:1‐(5‐tert‐ブチルイソオキサゾール‐3‐イル)‐3‐(4‐(1‐イソプロピル‐1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)フェニル)ウレア(5a‐4)の調製
化合物(5a‐1)の合成方法によって、化合物(5a‐4)を、化合物(4a‐26)及び2‐ブロモプロパンから得た(収率69.0%)。
LCMS m/z:436.2 [M + H]
実施例85:1‐(5‐tert‐ブチルイソオキサゾール‐3‐イル)‐3‐(4‐(1‐(2‐モルホリンエチル)‐1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)フェニル)ウレア(5a‐4)の調製
水酸化カリウム(70mg、1.21mmol)を、化合物(3a‐1)の275mg(1.21mmol)のDMF(20mL)溶液に添加し、そして常温で30分間撹拌し、そしてその後、4‐(2‐クロロエチル)モルホリン塩酸塩(224mg、1.21mmol)を添加して80℃で6時間反応させ、その後、反応溶液を、大量の水及び酢酸エチルで抽出した。反応後、反応溶液を、水及び酢酸エチルで3回抽出し、そして酢酸エチル相をスピンドライし、精製のためにカラムに導入して、280mgの4‐(1‐(2‐モルホリンエチル)‐ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)アニリンを得た(収率68.1%)。
化合物(5a‐5)を、化合物(4a‐1)の合成方法によって、中間体4‐(1‐(2‐モルホリンエチル)‐ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)アニリン及び3‐tert‐ブチル‐イソシアネート‐5‐イソオキサゾールエステルから得た(収率72.1%)。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d6): δ 9.60(s, 1H), 9.06(s, 1H), 8.54(s, 1H), 8.11(s, 1H), 7.56(d, J=8.4 Hz, 2H), 7.27(d, J=8.4 Hz, 2H), 6.52(s, 1H) , 4.56(br s, 1H), 3.46(s, 4H), 2.80(s, 2H), 2.43(s, 4H), 1.30(s, 9H) ppm
実施例86:1‐(5‐tert‐ブチルイソオキサゾール‐3‐イル)‐3‐(4‐(1‐(3‐ジメチルアミノプロピル)‐1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)フェニル)ウレア(5a‐6)の調製
化合物(5a‐6)を、化合物(5a‐5)の合成方法によって、中間体(3a‐1)及び3‐クロロ‐N,N‐ジメチルプロピル‐1‐アミンから得た(収率49.1%)。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d6): δ 9.77(s, 1H), 9.59(s, 1H), 8.57(s, 1H), 8.11(s, 1H), 7.58(d, J=9.2 Hz, 2H), 7.26(d, J=8.8 Hz, 2H), 6.52(s, 1H) , 4.52(t, J=6.4 Hz, 2H), 2.98(t, J=7.6 Hz, 2H), 2.64(s, 6H), 2.24(t, J=7.6 Hz, 2H), 1.30(s, 9H) ppm
実施例87:1‐(5‐tert‐ブチル‐1H‐ピラゾール‐3‐イル)‐3‐(4‐(1‐イソプロピル‐1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)フェニル)ウレア(5a‐7)の調製
化合物(5a‐7)を、化合物(5a‐5)の合成方法によって、中間体(3a‐1)、3‐ブロモプロパン及び5‐tert‐ブチル‐3‐アミノピラゾールから得た(収率54.2%)。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d6): δ 12.00(s, 1H), 9.31(br s, 1H), 8.95(s, 1H), 8.53(s, 1H), 8.03(s, 1H), 7.55(d, J=8.8 Hz, 2H), 7.24(d, J=8.8 Hz, 2H), 6.00(s, 1H), 5.17-5.11(m, 1H), 1.50(d, J=6.0 Hz 6H), 1.26(s, 9H) ppm
LCMS m/z:435.2 [M + H]
実施例88:1‐(5‐tert‐ブチルイソオキサゾール‐3‐イル)‐3‐(4‐(1‐(2‐モルホリンエチル)‐1H‐ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)フェニル)ウレア(5a‐8)の調製
化合物(5a‐8)を、化合物(5a‐5)の合成方法によって、中間体(3a‐1)、4‐(2‐クロロエチル)モルホリン塩酸塩及び5‐tert‐ブチル‐3‐アミノピラゾールから得た(収率51.0%)。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d6): δ 11.99(s, 1H), 9.30(br s, 1H), 8.94(s, 1H), 8.54(s, 1H), 8.07(s, 1H), 7.50(d, J=8.8 Hz, 2H), 7.25(d, J=8.8 Hz, 2H), 6.00(s, 1H) , 4.56(t, J=6.4 Hz 2H), 3.46(s, 4H), 2.80(t, J=6.0 Hz 2H), 2.42(s, 4H), 1.26(s, 9H) ppm
実施例89:1‐(4‐(1‐(4‐ブロモフェニル)‐ピラゾロピリミジン‐4‐フェノキシ)フェニル)‐3‐(5‐tert‐ブチルイソオキサゾール‐3‐イル)ウレア(5a‐9)の調製
化合物(5a‐9)を、化合物(5a‐1)の合成方法によって、化合物(4a‐26)及び4‐ブロモベンジルブロミドから得た(収率86.7%)。
LCMS m/z: 562.2[M + H]
実施例90:本願発明のピラゾロピリミジン誘導体のキナーゼ阻害活性試験
本試験の目的は、放射性同位体標識法(ATPのγリン酸基を標識)用いて、インビトロキナーゼに対する本願発明の化合物の阻害活性を試験することである。本試験において、FLT3、VEGFR2、FLT1、FLT4、RET、c‐RAF、B‐RAF、c‐KIT、PDGFα、PDGFβ、FGFR2、FGFR1、EphA2、EphB2、SRC、ABL、ALK及びMetなどのキナーゼのインビトロ活性阻害を、それぞれ試験した。スタウロスポリンは、参照分子(又は陽性対照)であった。試験化合物のキナーゼ阻害活性を50%阻害濃度(IC50)又は10μMの濃度での試験化合物のキナーゼ活性阻害率によって表した。IC50値は、異なる濃度での試験化合物のキナーゼ活性阻害率を計算することにより得られた。
1)実験材料:
20mM 3‐(N‐モルホリニル)プロパンスルホン酸(MOPS)、1mM エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、0.01% Brij35(Brij‐35)、5%グリセロール、0.1%メルカプトエタノール、1mg/mLウシ血清アルブミン(BSA)、10mM塩化マンガン溶液(MnCl2)、0.1mg/mLグルタミン酸/チロシン(4:1)ポリペプチド(ポリ(Glu,Tyr)4:1)、50μM EAIYAAPFAKKK(FLT3の基質)、0.33 mg/mLミエリン塩基性タンパク質(VEGFR2の基質)、250μM KKKSPGEYVNIEFG(FLT1(h)の基質)、500μM GGEEEEYFELVKKKK(FLT4(h)の基質)、250μM KKKSPGEYVNIEFG(RETの基質)、0.66mg/mLミエリン塩基性タンパク質(C‐RAFの基質)、250μM GGMEDIYFEFMGGKKK (C‐KITの基質)、250μM GGMEDIYFEFMGGKKK(PDGFαの基質)、250μM KKKSPGEYVNIEFG(FGFR1の基質)、500mM GGEEEEYFELVKKKK(SRCの基質)、50μM EAIYAAPFAKKK(ABLの基質)、250μM KKKSPGEYVNIEFG(ALKの基質)、250μM KKKSPGEYVNIEFG(Met(h)に基質)、10mM 酢酸マグネシウム及びγ‐33p‐ATP溶液、停止緩衝液(3%リン酸緩衝液)、洗浄緩衝液(75mM リン酸溶液)、メタノール、Filtermat A膜、FLT3、VEGFR2、FLT1、FLT4、RET、c‐RAF、B‐RAF、c‐KIT、PDGFRα、PDGFRβ、FGFR2、FGFR1、EphA2、EphB2、SRC、ABL、ALK、Met及び他のキナーゼ、並びに試験化合物。
2)試験方法:
緩衝液(8mM MOPS(pH7.0)、0.2mM EDTA及び10mM MnCl2)、試験キナーゼ(5〜10mU)(FLT3、VEGFR2、FLT1、FLT4、RET、c‐RAF、B‐RAF、c‐KIT、PDGFRα、PDGFRβ、FGFR2、FGFR1、EphA2、EphB2、SRC、ABL、ALK及びMet)、試験キナーゼ基質(実験材料を参照)、10mM 酢酸マグネシウム及びγ‐33P‐ATP溶液、並びに異なる濃度の試験化合物を反応チューブに順序正しく添加した。反応をMgATPの添加から開始し(ATP濃度は、対応するキナーゼのKm値である、すなわち、FLT3の濃度は200μMであり、VEGFR2の濃度は90μMであり、FLT1の濃度は200μMであり、FLT4の濃度は200μMであり、RETの濃度は70μMであり、c‐RAFの濃度は45μMであり、B‐RAFの濃度は200μMであり、c‐KITの濃度は200μMであり、PDGFRαの濃度は120μMであり、PDGFRβの濃度は200μMであり、FGFR2の濃度は90μMであり、FGFR1の濃度は200μMであり、EphA2の濃度は155μMであり、EphB2の濃度は10μMであり、SRCの濃度は45μMであり、ABLの濃度は45μMであり、ALKの濃度は200μMであり及びMetの濃度は45μMである)、そして反応物を室温で40分間インキュベートした。反応を最終的に5μLの3%リン酸緩衝液で停止し、そして10μLの反応溶液をFiltermatA膜に滴定した。溶液を75mMリン酸溶液で3回、それぞれ5分間洗浄し、そしてその後、メタノールで1回洗浄した。最終的に、FiltermatA膜を乾燥させて、そしてシンチレーション計数を膜上で行い、キナーゼの活性阻害を特徴付けることができるように、基質のリン酸化の程度を示すシンチレーション計数を用いた。
3)実験結果:
キナーゼ(FLT3、VEGFR2、FLT1、FLT4、RET、c‐RAF、B‐RAF、c‐KIT、PDGFRα、PDGFRβ、FGFR2、FGFR1、EphA2、EphB2、SRC、ABL、ALK及びMet)に対する本願発明の化合物の阻害活性を、上記実験方法によって試験した。
いくつかのキナーゼに対する試験化合物のIC50値(阻害活性値)(4a‐2、4a‐6、4a‐25及び4a‐31)を表1に示す。キナーゼ(FLT3及びVEGFR2)に対するいくつかの試験化合物のIC50値(阻害活性値)を表2に示す。
10μMの濃度でのキナーゼ(FLT3、VEGFR2、c‐KIT、PDGFRα、FGFR2、FGFR1、EphA2、EphB2、ABL、ALK及びMet)に対するいくつかの試験化合物の活性阻害率(%)を表3に示す(それぞれの表中の「‐‐」は、試験を行わなかったことを示す)。
実験結果は、試験化合物がFLT3及びVEGFR2に対して強い阻害活性を有し、そして試験化合物のいくつかがまた、キナーゼ(FLT1、FLT4、RET、c‐RAF、B‐RAF、c‐KIT、PDGFRα、PDGFRβ、FGFR2、FGFR1、EphA2、EphB2、SRC、ABL、ALK及びMet)に対して優れた阻害活性を有することを示す。
実施例91:本願発明のピラゾロピリミジン誘導体に関するインビトロでのヒト腫瘍細胞増殖阻害実験
実験の目的は、メチルチアゾリルテトラゾリウム(MTT)比色分析による、インビトロでのヒト腫瘍細胞増殖に対する本願発明の化合物の阻害活性を試験することである。
1)実験材料:
主な試薬:RPMI‐1640、ウシ胎児血清、パンクレアチンなどを、Gibco BRL社(Invitrogen Corporation,USA)から購入し、そしてIMDM培地をアメリカン タイプ カルチャー コレクション(ATCC)から購入した。メチルチアゾリルテトラゾリウム(MTT)及びジメチルスルホキシド(DMSO)を、Sigma社(USA)から購入した。ピラゾロピリミジン誘導体は、発明者等が作成した。インビトロ実験の間、10mMストック溶液を100%DMSOを用いて調製し、溶液を、その後の使用のために、冷蔵庫(−20℃)で保存し、そして使用前に、完全培地で所望の濃度に希釈した。
細胞株及び培養物:ヒト白血病細胞MV4‐11、Jurkat、K562、ヒト甲状腺腫瘍細胞株TT、ヒト胃がん細胞株MKN‐45、ヒト悪性黒色腫細胞株A375及びA875、ヒト膵臓がん細胞panc‐1、ヒト子宮頸がん細胞株HELA、ヒト大腸がん細胞株HCT116、などを、アメリカン タイプ カルチャー コレクションから購入し、そして本研究室で保存した。すべての白血病細胞株(MV4‐11以外)、胃がん細胞株及び甲状腺腫瘍細胞株を、10%ウシ胎児血清、100U/mLペニシリン及び100μg/mLストレプトマイシンを含むRPMI‐1640完全培地で、37℃、5%CO2で培養した。残りの細胞株を、10%ウシ胎児血清(20%MV4‐11細胞を含む)、100U/mLペニシリン及び100μg/mLストレプトマイシンを含むDMEM完全培地で、37℃、5%CO2で培養した。
2)実験方法:
1〜2×104/mLの濃度を有する細胞懸濁液を完全培地で調節し、そして96ウェルプレートに、200μlの細胞懸濁液を播種し、一晩培養した。翌日、上清を吸引除去し(上清を懸濁細胞の遠心時に吸引した)、そしてその後、細胞を段階的濃度で、それぞれ試験化合物で処理した。それと同時に、当量の、薬剤を含まない陰性対照群及び溶媒対照群を用意し、そしてDMSOの濃度は、0.1%であった。それぞれの用量群を、3つのウェルに入れ、そして37℃、5%CO2で培養した。72時間後、20μlの5mg/mL MTT試薬をそれぞれのウェルに添加し、そしてさらに2〜4時間培養し、上清を捨てた。150μLのDMSOをそれぞれのウェルに再度添加し、15分毎に、振とうしそして混合した。吸光度(A)の値(生細胞量に比例)を、マイクロタイターリーダー(λ=570nm)で測定し、そして平均化した。相対的な細胞増殖阻害率=(対照群A570−実験群A570)/対照群A570×100%である。実験を少なくとも3回繰り返した。実験データを平均で示し、統計データをt検定で試験し、そしてP<0.05は、差異が統計的有意性を有することを意味する。以下のすべての化合物の細胞増殖阻害効果を、IC50又は阻害率で表す。
3)実験結果:
ヒト白血病細胞株(MV4‐11、Jurkat及びK562)、ヒト甲状腺腫瘍細胞株(TT)、ヒト胃がん細胞株(MKN‐45)、ヒト悪性黒色腫細胞株(A375及びA875)、ヒト膵臓がん細胞株(panc‐1)、ヒト子宮頸がん細胞株(HELA)、ヒト大腸がん細胞株(HCT116)などに対する増殖阻害活性を、本方法により試験した。さまざまな細胞株に対する試験化合物の増殖阻害活性(IC50)を、表4に示す。
結果は、試験化合物が、FLT3‐ITDの変異細胞株MV4‐11に対して非常に強い阻害活性を有し、いくつかの試験化合物が、RET変異細胞株TTに対して優れた阻害活性を有し、そしていくつかの試験化合物がまた、MKN45及びA375などを含む他の腫瘍細胞株に対して阻害活性を有することを示す。
実施例92:化合物4a‐2のインビボ抗白血病腫瘍実験
実験の目的は、本願発明の化合物のインビボでの抗腫瘍効果について試験することである。この実験において、NOD‐SCIDマウス‐皮下ヒト白血病腫瘍モデルを使用して、化合物4a‐2のインビボでの抗腫瘍活性を試験した。使用した細胞株は、ヒト白血病細胞株MV4‐11であった。抗白血病臨床試験を受けている薬剤(ソラフェニブ(sorafenib))を、陽性対照として使用した。
1)実験材料:
IMDM、ウシ胎児血清、パンクレアチンなどをGibco BRL社(Invitrogen Corporation,USA)から購入した。IMDM培地をアメリカン タイプ カルチャー コレクション(ATCC)から購入した。ヒト白血病細胞株MV4‐11をアメリカン タイプ カルチャー コレクション(ATCC)から購入した。NOD‐SCIDマウスをBeijing HFK Bioscience Co.,Ltd.から購入した。ソラフェニブをNanjing Dirise Chemical Co.,Ltd。から購入した。
2)実験方法:
6〜8週齢のNOD‐SCIDマウスを使用し、そしてMV4‐11細胞を、1×107/0.1mL/マウスの濃度で、マウスの臀部の皮下に接種した。腫瘍が400〜500mm3に成長した後(約20日)、マウス(n=6)を群にし、そして経口胃内投与に供した。
実験群:薬剤溶媒対照群(12.5%ヒマシ油+12.5%エタノール+75%水)
化合物4a‐2:1mg/kg q.d.;
化合物4a‐2:3mg/kg q.d.;
化合物4a‐2:10mg/kg q.d.;
陽性対照ソラフェニブ:3mg/kg q.d.
薬剤のそれぞれの群を、12.5%ヒマシ油+12.5%エタノール+75%水に溶解した。
観察標的:マウスの体重及び腫瘍の長径と短径を3日毎に測定し、そして腫瘍体積(全長×幅2×0.52)を計算し、下痢、発作、発疹、大幅な体重減少及び他の反応を観察した。
3)実験結果:
実験で測定した異なる群の腫瘍成長曲線を図1に示す。実験結果は、試験化合物(4a‐2)がFLT‐3ITDの変異体ヒト白血病細胞株MV4‐11に対して明らかなインビボ成長阻害効果を有し、3mg/kg以上の1日投与量で、腫瘍成長を明らかに阻害することができ又は完全に腫瘍を消滅することができ、そして陽性対照(ソラフェニブ)よりも優れた阻害効果を示すことを示す。体重減少、発疹、下痢及び他の副作用は、マウスにおいて投与中に見られず、そしてそれは、試験化合物(4a‐2)が、試験投与量での投与量範囲内で、非常に毒性が低いことを示す。
実施例93:化合物4a‐31のインビボ抗白血病腫瘍実験
実験の目的は、本願発明の化合物のインビボ抗腫瘍効果について試験することである。本実験において、NOD‐SCIDマウス‐皮下ヒト白血病腫瘍モデルを使用して、化合物4a‐31のインビボ抗腫瘍活性を試験した。使用した細胞株は、ヒト白血病細胞株MV4‐11であった。抗白血病臨床試験を受けている薬剤(ソラフェニブ)を陽性対照として使用した。
1)実験材料:
IMDM、ウシ胎児血清、パンクレアチンなどを、Gibco BRL社(Invitrogen Corporation,USA)から購入した。IMDM培地を、アメリカン タイプ カルチャー コレクション(ATCC)から購入した。ヒト白血病細胞株MV4‐11を、アメリカン タイプ カルチャー コレクションから購入した。NOD‐SCIDマウスを、Beijing HFK Bioscience Co.,Ltd.から購入した。
2)実験方法:
6〜8週齢のNOD‐SCIDマウスを使用し、そしてMV4‐11細胞を、1×107/0.1mL/マウスの濃度で臀部の皮下に接種した。400〜500mm3に腫瘍が成長した後(約20日)、マウス(n=6)を群にし、そして経口胃内投与に供した。
実験群:薬剤溶媒対照群(12.5%ヒマシ油+12.5%エタノール+75%水)
化合物4a‐31:1mg/kg q.d.;
化合物4a‐31:3mg/kg q.d.;
化合物4a‐31:10mg/kg q.d.;
陽性対照(ソラフェニブ):3mg/kg q.d.
薬剤のそれぞれの群を、12.5%ヒマシ油+12.5%エタノール+75%水に溶解した。
観察標的:マウスの体重及び腫瘍の長径と短径を3日毎に測定し、そして腫瘍体積(全長×幅2×0.52)を計算し、下痢、発作、発疹、大幅な体重減少及び他の反応を観察した。
3)実験結果:
実験で測定した異なる群の腫瘍成長曲線を図2に示す。実験結果は、試験化合物4a‐31がFLT‐3ITDの変異体ヒト白血病細胞株MV4‐11に対して明らかなインビボ成長阻害効果を有し、1mg/kgの1日投与量で、腫瘍成長を明らかに阻害することができ、そして3mg/kg以上の1日投与量で、完全に腫瘍を消滅することができ、そして陽性対照(ソラフェニブ)よりも優れた阻害効果を示すことを示す。体重減少、発疹、下痢及び他の副作用は、マウスにおいて投与中に見られず、そしてそれは、試験化合物4a‐31が、試験投与量での投与量範囲内で、非常に毒性が低いことを示す。
実施例94:化合物4a‐2のインビボ抗黒色腫実験
実験の目的は、本願発明の化合物のインビボ抗腫瘍効果を試験することである。本実験において、ヌードマウス‐皮下悪性黒色腫モデルを使用して、本願発明の化合物4a‐2のインビボ抗腫瘍活性を試験した。使用した細胞株は、ヒト悪性黒色腫細胞株WM2664であった。抗黒色腫臨床試験を受けている薬剤(ソラフェニブ)を、陽性対照として使用した。
1)実験材料:
DMEM、ウシ胎児血清、パンクレアチンなどをGibco BRL社(Invitrogen Corporation,USA)から購入した。ヒト悪性黒色腫細胞株WM2664を、アメリカン タイプ カルチャー コレクション(ATCC)から購入した。BALB/Cヌードマウスを、Beijing HFK Bioscience Co.,Ltd.から購入した。ヒマシ油(C5135‐500G)は、Sigma社の製品であった。
2)実験方法:
6〜8週齢のBALB/Cヌードマウスを使用し、そしてWM2664細胞を、5×106/0.1mL/マウスの濃度で、マウスの臀部の皮下に接種した。200〜300mm3に腫瘍が成長した後(約15日)、マウス(n=6)を群にし、そして経口胃内投与に供した。
実験群:薬剤溶媒対照群(12.5%ヒマシ油+12.5%エタノール+75%水)
陽性対照(ソラフェニブ)群:50mg/kg q.d.;
化合物4a‐2:12.5mg/kg q.d.;
化合物4a‐2:25mg/kg q.d.
薬剤のそれぞれの群を、12.5%ヒマシ油+12.5%エタノール+75%水に溶解した。
観察標的:マウスの体重及び腫瘍の長径と短径を3日毎に測定し、そして腫瘍体積(全長×幅2×0.52)を計算し、下痢、発作、発疹、大幅な体重減少及び他の反応を観察した。
3)実験結果:
実験で測定した異なる群の腫瘍成長曲線を図3に示す。実験結果は、試験化合物4a‐2が、BRAFV600Dの変異体ヒト悪性黒色腫細胞株2664に対して明らかなインビボ成長阻害効果を有し、25mg/kgの1日投与量で、腫瘍成長を明らかに阻害することができ、そして50mg/kgの1日投与量でのソラフェニブよりも有効であることを示す。体重減少、発疹、下痢及び他の副作用は、ヌードマウスにおいて投与中に見られず、そしてそれは、試験化合物4a‐2が、試験投与量での投与量範囲内で、非常に毒性が低いことを示す。
実施例95:化合物4a‐6のインビボ抗腫瘍実験
実験の目的は、本願発明の化合物のインビボ抗腫瘍効果を試験することである。本実験において、ヌードマウス‐皮下接種ヒト大腸がんモデル及びヒト神経膠腫モデルをそれぞれ使用して、本願発明の化合物(4a‐6)のインビボ抗腫瘍活性を試験した。使用した細胞株は、ヒト大腸がん細胞株HT29及びヒト神経膠腫細胞株U251であった。
1)実験材料:
DMEM、ウシ胎児血清、パンクレアチンなどをGibco BRL社(Invitrogen Corporation,USA)から購入した。DMEM培地をアメリカン タイプ カルチャー コレクション(ATCC)から購入した。ヒト大腸がん細胞株HT29及びヒトグリオーマ細胞株U251 BALB/Cを、アメリカン タイプ カルチャー コレクションから購入した。BALB/Cヌードマウスを、Institute of Zoology,Chinese Academy of Scienceから購入した。クレモホール(cremopher)(C5135‐500G)を、Sigma社から購入した。
2)実験方法:
6〜8週齢のBALB/Cヌードマウスを使用し、そしてヒト大腸がん細胞モデルにおいて、HT29細胞を、1×107/0.1mL/マウスの濃度でマウスの臀部の皮下に接種した。150〜200mm3に腫瘍が成長した後(約10日)、マウス(n=6)を群にし、そして経口胃内投与に供した。ヒト神経膠腫モデルのために、U251細胞を、5×106/0.1mL/マウスの濃度で、マウスの臀部の皮下に接種した。150〜200mm3に腫瘍が成長した後(約14日)、マウス(n=6)を群にし、そして経口胃内投与に供した。
実験群:薬剤溶媒対照群(12.5%ヒマシ油+12.5%エタノール+75%水)
化合物4a‐6:15mg/kg q.d.;
化合物4a‐6:30mg/kg q.d.;
化合物4a‐6:60mg/kg q.d.;
陽性対照(ソラフェニブ)群:30mg/kg q.d.;
薬剤のそれぞれの群を、12.5%ヒマシ油+12.5%エタノール+75%水に溶解した。
観察標的:マウスの体重及び腫瘍の長径と短径を3日毎に測定し、そして腫瘍体積(全長×幅2×0.52)を計算し、下痢、発作、発疹、大幅な体重減少及び他の反応を観察した。
3)実験結果:
実験で測定した異なる群のヒト大腸がんモデルHT29の腫瘍成長曲線を図4に示し、そして実験で測定した異なる群のヒト神経膠腫モデルU251の腫瘍成長曲線を図5に示す。
実験結果は、試験化合物4a‐6が、2つの腫瘍モデルに対して明らかなインビボ成長阻害効果を有し、そして30mg/kg以上の1日投与量で腫瘍成長を明らかに阻害することができることを示す。体重減少、発疹、下痢及び他の副作用は、ヌードマウスにおいて投与中に見られず、そしてそれは、試験化合物4a‐6が、試験投与量での投与量範囲内で、非常に毒性が低いことを示す。
実施例96:トランスジェニックゼブラフィッシュにおける化合物4a‐6及び4a‐31の血管新生阻害活性試験
実験の目的は、異なる濃度で、トランスジェニックゼブラフィッシュ(FLK1‐GFP)の体節間の血管の本願発明の化合物の阻害を観察することによって、本願発明の化合物のインビボ血管新生阻害活性について試験することである。試験化合物の血管新生阻害活性を、ゼブラフィッシュの体節間の血管に対する試験化合物の、10μg/mL、3μg/mL及び1μg/mLの濃度での阻害の程度によって表す。
1)試験材料:
トランスジェニックゼブラフィッシュ(FLK1‐GFP):本研究所で飼育
試験試薬:ジメチルスルホキシド(DMSO)、試験化合物
主な実験装置:蛍光顕微鏡、実体顕微鏡、CCDカメラなど
2)実験方法
ゼブラフィッシュ胚の取得:本研究所で使用するゼブラフィッシュは、蛍光トランスジェニックゼブラフィッシュ(FLK1:GFP)であった。ゼブラフィッシュの繁殖及び飼育のためのWesterfield法を参照のこと。産卵前に取得し、オス及びメスのゼブラフィッシュを、1:1の比率で組にした。2日目、オス及びメスのゼブラフィッシュを自然につがわせ、そして十分な照明下、約28℃の温度で、産卵させた。十分なゼブラフィッシュ胚を採取し、洗浄し、胚培地に移し、そして培養のために28℃のインキュベータに入れた。胚の生存を、形態学的及び系統発生学的基準によって識別し、そして死んだ胚は白色であり、そして適時取り除いて水質の低下を防いだ。
薬剤:ゼブラフィッシュ胚が受精した10時間後(顕微鏡を使用して、ゼブラフィッシュ胚が芽期になる過程を観察した)、健康な胚を群分けのために無作為に選択し、24ウェルプレートのそれぞれに、10個のゼブラフィッシュ胚を入れ、すべての培地を吸引により除去し、そして異なる濃度の化合物溶液を添加した。それぞれの化合物の濃度を、10μg/mL、3μg/mL及び1μg/mLにそれぞれ設定した。ブランクを化合物の添加なしで設定し、そして培養のために28℃のインキュベータに入れた。
結果観察:ゼブラフィッシュ胚が受精した31時間後、ゼブラフィッシュを除去し、そして卵の皮を除去し、そしてその後、ゼブラフィッシュをスライドに載せ、1‰トリカイン溶液を添加して魚体に麻酔をかけ、そして1.5%メチルセルロースを使用して魚体を固定し、そして体節間の血管(ISV)を、蛍光顕微鏡下で観察し、カウントしそして撮影した。
3)実験結果
図6は、1μg/mLの濃度での、FLK1トランスジェニックゼブラフィッシュに対する化合物4a‐6及び4a‐31の血管新生阻害を示す。結果は、化合物4a‐6及び4a‐31が、対照群と比較して、非常に良好にゼブラフィッシュの血管新生を阻害できることを示す。実験結果は、本願発明の実施例において調製されたほとんどの化合物が、FLK1トランスジェニックゼブラフィッシュの血管新生に対して非常に優れた阻害活性を有することを示し、そしてそれは、VEGFR2に対して、これらの化合物が非常に優れた阻害活性を有することを示す。
実施例97:化合物4a‐58のインビボ抗白血病腫瘍実験
実験の目的は、本願発明の化合物のインビボ抗腫瘍効果について試験することである。本試験において、NOD‐SCIDマウス‐皮下ヒト白血病固形腫瘍モデルを使用して、化合物4a‐58のインビボ抗腫瘍活性を試験した。使用した細胞株は、ヒト急性骨髄白血病細胞株MV4‐11であり、陽性対照として抗白血病薬キザルチニブ(Quizartinib)(AC220)を使用した。
1)実験材料
DMEM、ウシ胎児血清、パンクレアチンなどをGibco BRL社(Invitrogen Corporation,USA)から購入した。IMDM培地をアメリカン タイプ カルチャー コレクション(ATCC)から購入した。ヒト白血病細胞株MV4‐11を、アメリカン タイプ カルチャー コレクションから購入した。NOD‐SCIDマウスをBeijing HFK Bioscience Co.,Ltd.から購入した。
2)実験方法
6〜8週齢のNOD‐SCIDマウスを使用し、そしてMV4‐11細胞を、1×107/0.1mL/マウスの濃度でマウスの臀部の皮下に接種した。2000mm3超に腫瘍が成長した後、マウス(n=3)を群にし、そして経口胃内投与に供した。
実験群:化合物4a‐58:3mg/kg q.d.;
化合物4a‐58:10mg/kg q.d.;
陽性対照 A220:3mg/kg q.d.;
陽性対照 A220:10mg/kg q.d.;
薬剤のそれぞれの群を、12.5%ヒマシ油+12.5%エタノール+75%水に溶解した。
観察標的:マウスの体重及び腫瘍の長径と短径を3日毎に測定し、そして腫瘍体積(全長×幅2×0.52)を計算し、下痢、発作、発疹、大幅な体重減少及び他の反応を観察した。
3)実験結果
実験で測定した異なる群の腫瘍成長曲線を図7に示す。実験結果は、試験化合物4a‐58が、FLT3‐ITDの変異体ヒト急性骨髄白血病細胞株に対する明らかなインビボ成長阻害効果を有することを示し、たとえ腫瘍体積が非常に大きくても、化合物が3mg/kg以上の1日投与量で完全に腫瘍の成長を阻害できることを示す。体重減少、発疹、下痢及び他の副作用は、マウスにおいて投与中に見られず、そしてそれは、試験化合物4a‐58が、試験投与量での投与量範囲内で、非常に毒性が低いことを示す。
実施例98:トランスジェニックゼブラフィッシュに対する化合物4a‐54の血管新生阻害活性
実験の目的は、1つの濃度での、トランスジェニックゼブラフィッシュ(FLK1‐GFP)の体節間の血管の本願発明の化合物の阻害を観察することによって、本願発明の化合物のインビボ血管新生阻害活性について試験することである。化合物4a‐54の血管新生に対する阻害活性をゼブラフィッシュの体節間の血管に対する化合物の阻害の程度によって表す。
1)試験材料:
トランスジェニックゼブラフィッシュ(FLK1‐GFP):本研究所で飼育
試験試薬:ジメチルスルホキシド(DMSO)、試験化合物
主な実験装置:蛍光顕微鏡、実体顕微鏡、CCDカメラなど
2)実験方法
ゼブラフィッシュ胚の取得:本研究所で使用するゼブラフィッシュは、蛍光トランスジェニックゼブラフィッシュ(FLK1:GFP)であった。ゼブラフィッシュの繁殖及び飼育のためのWesterfield法を参照のこと。産卵前に取得し、オス及びメスのゼブラフィッシュを、1:1の比率で組にした。2日目、オス及びメスのゼブラフィッシュを自然につがわせ、そして十分な照明下、約28℃の温度で、産卵させた。十分なゼブラフィッシュ胚を採取し、洗浄し、胚培地に移し、そして培養のために28℃のインキュベータに入れた。胚の生存を、形態学的及び系統発生学的基準によって識別し、そして死んだ胚は白色であり、そして適時取り除いて水質の低下を防いだ。
薬剤:ゼブラフィッシュ胚が受精した10時間後(顕微鏡を使用して、ゼブラフィッシュ胚が芽期になる過程を観察した)、健康な胚を群分けのために無作為に選択し、24ウェルプレートのそれぞれに、6個のゼブラフィッシュ胚を入れ、すべての培地を吸引により除去し、そして異なる濃度の化合物溶液を添加した。ブランクを化合物の添加なしで設定し、そして培養のために28℃のインキュベータに入れた。
結果観察:ゼブラフィッシュ胚が受精した31時間後、を除去し、そして孵化したゼブラフィッシュを除去し、そしてその後、孵化したゼブラフィッシュをスライドに載せ、1‰トリカイン溶液を添加して魚体に麻酔をかけ、そして1.5%メチルセルロースを使用して魚体を固定し、そして体節間の血管(ISV)を、蛍光顕微鏡下で観察し、カウントしそして撮影した。
3)実験結果
図8は、5μmの濃度での、FLK1トランスジェニックゼブラフィッシュに対する化合物4a‐54の血管新生阻害を示す。5μmの濃度の化合物4a‐54は、ブランク対照群と比較して、ゼブラフィッシュの血管新生を完全に阻害することができる。実験結果は、本願発明の実施例において調製されたほとんどの化合物が、FLK1トランスジェニックゼブラフィッシュの血管新生に対して非常に優れた阻害活性を有することを示す。
本願発明の実施例に含まれる具体的な化合物の構造式は、以下の通りである。

Claims (69)

  1. 以下の構造式I:
    (式中、
    は、酸素又は硫黄であり;
    Lは、ベンゼン環の3位又は4位で置換された、以下:
    であり(式中、N原子の1端は、前記ベンゼン環と結合している);
    1は、−H、C1〜C6アルキル、以下:
    6〜10員の芳香族環で置換されたメチル基であって、ここで前記芳香族環が、−H、ハロゲン又はC1〜C4アルキルで置換されており;
    2は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4アルキルスルフェニル又は−NO2であり;
    3は、置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカル、以下:
    であり;前記置換された芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜4であり、前記ヘテロ原子がN、O又はSであり;前記置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカルの置換基が−H、C1〜C6アルキル、置換されたアリール、−CF3、5〜10員の芳香族複素環ラジカル、カルボキシル又はC3〜C6シクロアルキルであり;そして前記置換されたアリールの置換基が−H又はハロゲンであり;
    4は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3、モルホリニル又はC1〜C4フェニルアルキルであり;
    5は、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;
    m=0〜2であり;及び
    n=0〜4である)
    のピラゾロピリミジン誘導体、又はその医薬的に許容される塩若しくは水和物。
  2. が、酸素又は硫黄であり;
    Lが、ベンゼン環の3位又は4位で置換された、以下:
    であり(式中、N原子の1端は、前記ベンゼン環と結合している);
    1が、−H、C1〜C6アルキル、以下:
    6〜10員の芳香族環で置換されたメチル基であって、ここで前記芳香族環が、−H、ハロゲン又はC1〜C4アルキルで置換されており;
    2が、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4アルキルスルフェニル又は−NO2であり;
    3が、置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカル、以下:
    であり;前記置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカルの置換基が、−H、C1〜C6アルキル、アリール、−CF3又は5〜10員の芳香族複素環ラジカルであり;そして前記置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜4であり、前記ヘテロ原子がN、O又はSであり;
    4が、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3、モルホリニル又はC1〜C4フェニルアルキルであり;
    5が、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;
    m=0〜2であり;及び
    n=0〜4である
    ことを特徴とする、請求項1に記載のピラゾロピリミジン誘導体、又はその医薬的に許容される塩若しくは水和物。
  3. が、酸素又は硫黄であり;
    Lが、ベンゼン環の3位又は4位で置換された、以下:
    であり(式中、N原子の1端は、前記ベンゼン環と結合している);
    1が、−H、C1〜C4アルキル、以下:
    6〜10員の芳香族環で置換されたメチル基であって、ここで前記芳香族環が、−H、ハロゲン又はC1〜C4アルキルで置換されており;
    2が、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4アルキルスルフェニル又は−NO2であり;
    3が、置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカル、以下:
    であり;前記置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカルの置換基が、−H、C1〜C6アルキル、アリール、−CF3又は5〜10員の芳香族複素環ラジカルであり;そして前記置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜4であり、前記ヘテロ原子がN、O又はSであり;
    4が、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3、モルホリニル又はC1〜C4フェニルアルキルであり;
    5が、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
    n=0〜4である
    ことを特徴とする、請求項2に記載のピラゾロピリミジン誘導体、又はその医薬的に許容される塩若しくは水和物。
  4. が、酸素又は硫黄であり;
    Lが、ベンゼン環の3位又は4位で置換された、以下:
    であり(式中、N原子の1端は、ベンゼン環と結合している);
    1が、−H、C1〜C4アルキル、以下:
    6〜10員の芳香族環で置換されたメチル基であって、ここで前記芳香族環が、−H、ハロゲン又はC1〜C4アルキルで置換されており;
    2が、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ又は−NO2であり;
    3が、置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカル、以下:
    であり;前記置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカルの置換基が、−H、C1〜C6アルキル、アリール、−CF3又は5〜10員の芳香族複素環ラジカルであり;そして前記置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜4であり、前記ヘテロ原子がN、O又はSであり;
    4が、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3、モルホリニル又はC1〜C4フェニルアルキルであり;
    5が、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
    n=0〜4である
    ことを特徴とする、請求項3に記載のピラゾロピリミジン誘導体、又はその医薬的に許容される塩若しくは水和物。
  5. が、酸素又は硫黄であり;
    Lが、ベンゼン環の3位又は4位で置換された、以下:
    であり(式中、N原子の1端は、ベンゼン環と結合している);
    1が、−H、C1〜C4アルキル、以下:
    フェニル基で置換されたメチル基であって、ここで前記フェニル基が、−H、ハロゲン又はC1〜C4アルキルで置換されており;
    2が、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ又は−NO2であり;
    3が、置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカル、以下:
    であり;前記置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカルの置換基が、−H、C1〜C6アルキル、アリール、−CF3又は5〜10員の芳香族複素環ラジカルであり;そして前記置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜4であり、前記ヘテロ原子がN、O又はSであり;
    4が、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3、モルホリニル又はC1〜C4フェニルアルキルであり;
    5が、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
    n=0〜3である
    ことを特徴とする、請求項4に記載のピラゾロピリミジン誘導体、又はその医薬的に許容される塩若しくは水和物。
  6. が、酸素又は硫黄であり;
    Lが、ベンゼン環の3位又は4位で置換された、以下:
    であり(式中、N原子の1端は、前記ベンゼン環と結合している);
    1が、−H、C1〜C4アルキル、以下:
    フェニル基で置換されたメチル基であって、ここで前記フェニル基が、−H、−F、−Cl又は−Brで置換されており;
    2が、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ又は−NO2であり;
    3が、置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカル、以下:
    であり;前記置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカルの置換基が、−H、C1〜C6アルキル、アリール、−CF3又は5〜10員の芳香族複素環ラジカルであり;そして前記置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜4であり、前記ヘテロ原子がN、O又はSであり;
    4が、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3、モルホリニル又はC1〜C4フェニルアルキルであり;
    5が、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
    n=0〜3である
    ことを特徴とする、請求項5に記載のピラゾロピリミジン誘導体、又はその医薬的に許容される塩若しくは水和物。
  7. が、酸素又は硫黄であり;
    Lが、ベンゼン環の3位又は4位で置換された、以下:
    であり(式中、N原子の1端は、前記ベンゼン環と結合している);
    1が、−H、C1〜C4アルキル、以下:
    フェニル基で置換されたメチル基であって、ここで前記フェニル基が、−H、又は−Brで置換されており;
    2が、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ又は−NO2であり;
    3が、置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカル、以下:
    であり;前記置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカルの置換基が、−H、C1〜C6アルキル、アリール、−CF3又は5〜10員の芳香族複素環ラジカルであり;そして前記置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜4であり、前記ヘテロ原子がN、O又はSであり;
    4が、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3、モルホリニル又はC1〜C4フェニルアルキルであり;
    5が、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
    n=0〜3である
    ことを特徴とする、請求項6に記載のピラゾロピリミジン誘導体、又はその医薬的に許容される塩若しくは水和物。
  8. が、酸素又は硫黄であり;
    Lが、ベンゼン環の3位又は4位で置換された、以下:
    であり(式中、N原子の1端は、前記ベンゼン環と結合している);
    1が、−H、C1〜C4アルキル、以下:
    であり;
    2が、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ又は−NO2であり;
    3が、置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカル、以下:
    であり;前記置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカルの置換基が、−H、C1〜C6アルキル、アリール、−CF3又は5〜10員の芳香族複素環ラジカルであり;そして前記置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜4であり、前記ヘテロ原子がN、O又はSであり;
    4が、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3、モルホリニル又はC1〜C4フェニルアルキルであり;
    5が、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
    n=0〜3である
    ことを特徴とする、請求項7に記載のピラゾロピリミジン誘導体、又はその医薬的に許容される塩若しくは水和物。
  9. が、酸素又は硫黄であり;
    Lが、ベンゼン環の3位又は4位で置換された、以下:
    であり(式中、N原子の1端は、前記ベンゼン環と結合している);
    1は、−H、C1〜C4アルキル、以下:
    であり;
    2が、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ又は−NO2であり;
    3が、置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカル、以下:
    であり;前記置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカルの置換基が、−H、C1〜C6アルキル、アリール、−CF3又は5〜10員の芳香族複素環ラジカルであり;そして前記置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜4であり、前記ヘテロ原子がN、O又はSであり;
    4が、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3、モルホリニル又はC1〜C4フェニルアルキルであり;
    5が、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
    n=0〜3である
    ことを特徴とする、請求項8に記載のピラゾロピリミジン誘導体、又はその医薬的に許容される塩若しくは水和物。
  10. が、酸素又は硫黄であり;
    Lが、ベンゼン環の3位又は4位で置換された以下:
    であり(式中、N原子の1端は、前記ベンゼン環と結合している);
    1が、−Hであり;
    2が、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ又は−NO2であり;
    3が、置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカル、以下:
    であり;前記置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカルの置換基が、−H、C1〜C6アルキル、アリール、−CF3又は5〜10員の芳香族複素環ラジカルであり;そして前記置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜4であり、前記ヘテロ原子がN、O又はSであり;
    4が、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3、モルホリニル又はC1〜C4フェニルアルキルであり;
    5が、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
    n=0〜3である
    ことを特徴とする、請求項9に記載のピラゾロピリミジン誘導体、又はその医薬的に許容される塩若しくは水和物。
  11. が、酸素又は硫黄であり;
    Lが、ベンゼン環の3位又は4位で置換された以下:
    であり(式中、N原子の1端は、前記ベンゼン環と結合している);
    1が、−H、C1〜C4アルキル、以下:
    フェニル基で置換されたメチル基であって、ここで前記フェニル基が、−H、ハロゲン又はC1〜C4アルキルで置換されており;
    2が、−H、−F、−Cl、−Br、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ又は−NO2であり;
    3が、置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカル、以下:
    であり;前記置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカルの置換基が、−H、C1〜C6アルキル、アリール、−CF3又は5〜10員の芳香族複素環ラジカルであり;そして前記置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜4であり、前記ヘテロ原子がN、O又はSであり;
    4が、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3、モルホリニル又はC1〜C4フェニルアルキルであり;
    5が、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
    n=0〜4である
    ことを特徴とする、請求項3に記載のピラゾロピリミジン誘導体、又はその医薬的に許容される塩若しくは水和物。
  12. が、酸素又は硫黄であり;
    Lが、ベンゼン環の3位又は4位で置換された、以下:
    であり(式中、N原子の1端は、前記ベンゼン環と結合している);
    1が、−H、C1〜C4アルキル、以下:
    フェニル基で置換されたメチル基であって、ここで前記フェニル基が、−H、ハロゲン又はC1〜C4アルキルで置換されており;
    2が、−H、−F、−Cl、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ又は−NO2であり;
    3が、置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカル、以下:
    であり;前記置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカルの置換基が、−H、C1〜C6アルキル、アリール、−CF3又は5〜10員の芳香族複素環ラジカルであり;そして前記置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜4であり、前記ヘテロ原子がN、O又はSであり;
    4が、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3、モルホリニル又はC1〜C4フェニルアルキルであり;
    5が、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
    n=0〜3である
    ことを特徴とする、請求項11に記載のピラゾロピリミジン誘導体、又はその医薬的に許容される塩若しくは水和物。
  13. が、酸素又は硫黄であり;
    Lが、ベンゼン環の3位又は4位で置換された、以下:
    であり(式中、N原子の1端は、前記ベンゼン環と結合している);
    1が、−H、C1〜C4アルキル、以下:
    フェニル基で置換されたメチル基であって、ここで前記フェニル基が、−H、ハロゲン又はC1〜C4アルキルで置換されており;
    2が、−H、−F、−Cl、メチル、メトキシ又は−NO2であり;
    3が、置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカル、以下:
    であり;前記置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカルの置換基が、−H、C1〜C6アルキル、アリール、−CF3又は5〜10員の芳香族複素環ラジカルであり;そして前記置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜4であり、ヘテロ原子がN、O又はSであり;
    4が、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3、モルホリニル又はC1〜C4フェニルアルキルであり;
    5が、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
    n=0〜3である
    ことを特徴とする、請求項12に記載のピラゾロピリミジン誘導体、又はその医薬的に許容される塩若しくは水和物。
  14. が、酸素又は硫黄であり;
    Lが、ベンゼン環の3位又は4位で置換された、以下:
    であり(式中、N原子の1端は、前記ベンゼン環と結合している);
    1が、−H、C1〜C4アルキル、以下:
    フェニル基で置換されたメチル基であって、ここで前記フェニル基が、−H、ハロゲン又はC1〜C4アルキルで置換されており;
    2が、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ又は−NO2であり;
    3が、置換された5〜10員の芳香族複素環ラジカル、以下:
    であり;前記置換された5〜10員の芳香族複素環ラジカルの置換基が、−H、C1〜C4アルキル、アリール、−CF3又は5〜10員の芳香族複素環ラジカルであり;そして前記置換された5〜10員の芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜3であり、前記ヘテロ原子がN又はOであり;
    4が、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3、モルホリニル又はC1〜C4フェニルアルキルであり;
    5が、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
    n=0〜4である
    ことを特徴とする、請求項3に記載のピラゾロピリミジン誘導体、又はその医薬的に許容される塩若しくは水和物。
  15. が、酸素又は硫黄であり;
    Lが、ベンゼン環の3位又は4位で置換された、以下:
    であり(式中、N原子の1端は、前記ベンゼン環と結合している);
    1が、−H、C1〜C4アルキル、以下:
    フェニル基で置換されたメチル基であって、ここで前記フェニル基が、−H、ハロゲン又はC1〜C4アルキルで置換されており;
    2が、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ又は−NO2であり;
    3が、置換された5〜10員の芳香族複素環ラジカル、以下:
    であり;前記置換された5〜10員の芳香族複素環ラジカルの置換基が、−H、C1〜C4アルキル、アリール、−CF3又はキノリルであり;そして前記置換された5〜10員の芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜3であり、前記ヘテロ原子がN又はOであり;
    4が、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3、モルホリニル又はC1〜C4フェニルアルキルであり;
    5が、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
    n=0〜4である
    ことを特徴とする、請求項14に記載のピラゾロピリミジン誘導体、又はその医薬的に許容される塩若しくは水和物。
  16. が、酸素又は硫黄であり;
    Lが、ベンゼン環の3位又は4位で置換された、以下:
    であり(式中、N原子の1端は、前記ベンゼン環と結合している);
    1は、−H、C1〜C4アルキル、以下:
    フェニル基で置換されたメチル基であって、ここで前記フェニル基が、−H、ハロゲン又はC1〜C4アルキルで置換されており;
    2が、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ又は−NO2であり;
    3が、置換された5〜10員の芳香族複素環ラジカル、以下:
    であり;前記置換された5〜10員の芳香族複素環ラジカルの置換基が、−H、C1〜C4アルキル、アリール、−CF3又はキノリルであり;そして前記置換された5〜10員の芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜3であり、前記ヘテロ原子がN又はOであり;
    4が、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3、モルホリニル又はC1〜C4フェニルアルキルであり;
    5が、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
    n=0〜4である
    ことを特徴とする、請求項15に記載のピラゾロピリミジン誘導体、又はその医薬的に許容される塩若しくは水和物。
  17. が、酸素又は硫黄であり;
    Lが、ベンゼン環の3位又は4位で置換された、以下:
    であり(式中、N原子の1端は、前記ベンゼン環と結合している);
    1が、−H、C1〜C4アルキル、以下:
    フェニル基で置換されたメチル基であって、ここで前記フェニル基が、−H、ハロゲン又はC1〜C4アルキルで置換されており;
    2が、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ又は−NO2であり;
    3が、置換された5〜10員の芳香族複素環ラジカル、以下:
    であり;前記置換された5〜10員の芳香族複素環ラジカルの置換基が、−H、C1〜C4アルキル、フェニル、−CF3又はキノリンであり;そして前記置換された5〜10員の芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1又は2であり、前記ヘテロ原子がN又はOであり;
    4が、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3、モルホリニル又はC1〜C4フェニルアルキルであり;
    5が、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
    n=0〜3である
    ことを特徴とする、請求項16に記載のピラゾロピリミジン誘導体、又はその医薬的に許容される塩若しくは水和物。
  18. が、酸素又は硫黄であり;
    Lが、マトリックスのベンゼン環の3位又は4位で置換された、以下:
    であり(式中、N原子の1端は、前記ベンゼン環と結合している);
    1が、−H、C1〜C4アルキル、以下:
    フェニル基で置換されたメチル基であって、ここで前記フェニル基が、−H、ハロゲン又はC1〜C4アルキルで置換されており;
    2が、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ又は−NO2であり;
    3が、置換されたピラゾリル、置換されたイソオキサゾリル、置換されたキノリル、置換されたピリジル、以下:
    であり;そして前記置換基が、−H、C1〜C4アルキル、フェニル、−CF3又はキノリルであり;
    4が、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3、モルホリニル又はC1〜C4フェニルアルキルであり;
    5が、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
    n=0〜3である
    ことを特徴とする、請求項17に記載のピラゾロピリミジン誘導体、又はその医薬的に許容される塩若しくは水和物。
  19. が、酸素又は硫黄であり;
    Lが、ベンゼン環の3位又は4位で置換された以下:
    であり(式中、N原子の1端は、前記ベンゼン環と結合している);
    1が、−H、C1〜C4アルキル、以下:
    フェニル基で置換されたメチル基であって、ここで前記フェニル基が、−H、ハロゲン又はC1〜C4アルキルで置換されており;
    2が、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ又は−NO2であり;
    3が、置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカル、以下:
    であり;前記置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカルの置換基が、−H、C1〜C6アルキル、アリール、−CF3又は5〜10員の芳香族複素環ラジカルであり;そして前記置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜4であり、前記ヘテロ原子がN又はOであり;
    4が、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3又はモルホリニルであり;
    5が、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
    n=0〜4である
    ことを特徴とする、請求項3に記載のピラゾロピリミジン誘導体、又はその医薬的に許容される塩若しくは水和物。
  20. が、酸素又は硫黄であり;
    Lが、ベンゼン環の3位又は4位で置換された、以下:
    であり(式中、N原子の1端は、前記ベンゼン環と結合している);
    1が、−H、C1〜C4アルキル、以下:
    フェニル基で置換されたメチル基であって、ここで前記フェニル基が、−H、ハロゲン又はC1〜C4アルキルで置換されており;
    2が、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ又は−NO2であり;
    3が、置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカル、以下:
    であり;前記置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカルの置換基が、−H、C1〜C6アルキル、アリール、−CF3又は5〜10員の芳香族複素環ラジカルであり;そして前記置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜4であり、前記ヘテロ原子がN又はOであり;
    4が、−H、−F、−Cl、−Br、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3又はモルホリニルであり;
    5が、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
    n=0〜4である
    ことを特徴とする、請求項19に記載のピラゾロピリミジン誘導体、又はその医薬的に許容される塩若しくは水和物。
  21. が、酸素又は硫黄であり;
    Lが、ベンゼン環の3位又は4位で置換された以下:
    であり(式中、N原子の1端は、前記ベンゼン環と結合している);
    1が、−H、C1〜C4アルキル、以下:
    フェニル基で置換されたメチル基であって、ここで前記フェニル基が、−H、ハロゲン又はC1〜C4アルキルで置換されており;
    2が、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ又は−NO2であり;
    3が、置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカル、以下:
    であり;前記置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカルの置換基が、−H、C1〜C6アルキル、アリール、−CF3又は5〜10員の芳香族複素環ラジカルであり;そして前記置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜4であり、前記ヘテロ原子がN又はOであり;
    4が、−H、−F、−Cl、−Br、C1〜C4アルキル、メトキシ、−CF3、−OCF3又はモルホリニルであり;
    5が、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
    n=0〜4である
    ことを特徴とする、請求項20に記載のピラゾロピリミジン誘導体、又はその医薬的に許容される塩若しくは水和物。
  22. が、酸素又は硫黄であり;
    Lが、ベンゼン環の3位又は4位で置換された、以下:
    であり(式中、N原子の1端は、前記ベンゼン環と結合している);
    1が、−H、C1〜C4アルキル、以下:
    フェニル基で置換されたメチル基であって、ここで前記フェニル基が、−H、ハロゲン又はC1〜C4アルキルで置換されており;
    2が、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ又は−NO2であり;
    3が、置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカル、以下:
    であり;前記置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカルの置換基が、−H、C1〜C6アルキル、アリール、−CF3又は5〜10員の芳香族複素環ラジカルであり;そして前記置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜4であり、前記ヘテロ原子がN又はOであり;
    4が、−H、−F、−Cl、−Br、メチル、メトキシ、−CF3、−OCF3又はモルホリニルであり;
    5が、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
    n=0〜3である
    ことを特徴とする、請求項21に記載のピラゾロピリミジン誘導体、又はその医薬的に許容される塩若しくは水和物。
  23. が、酸素又は硫黄であり;
    Lが、ベンゼン環の3位又は4位で置換された、以下:
    であり(式中、N原子の1端は、前記ベンゼン環と結合している);
    1は、−H、C1〜C4アルキル、以下:
    フェニル基で置換されたメチル基であって、ここで前記フェニル基が、−H、ハロゲン又はC1〜C4アルキルで置換されており;
    2が、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ又は−NO2であり;
    3が、置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカル、以下:
    であり;前記置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカルの置換基が、−H、C1〜C6アルキル、アリール、−CF3又は5〜10員の芳香族複素環ラジカルであり;そして前記置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜4であり、前記ヘテロ原子がN又はOであり;
    4が、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3又はモルホリニルであり;
    5が、−H、フェニル又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
    n=0〜4である
    ことを特徴とする、請求項3に記載のピラゾロピリミジン誘導体、又はその医薬的に許容される塩若しくは水和物。
  24. が、酸素又は硫黄であり;
    Lが、ベンゼン環の3位又は4位で置換された、以下:
    であり(式中、N原子の1端は、前記ベンゼン環と結合している);
    1が、−H、C1〜C4アルキル、以下:
    フェニル基で置換されたメチル基であって、ここで前記フェニル基が、−H、ハロゲン又はC1〜C4アルキルで置換されており;
    2が、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ又は−NO2であり;
    3が、置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカル、以下:
    であり;前記置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカルの置換基が、−H、C1〜C6アルキル、アリール、−CF3又は5〜10員の芳香族複素環ラジカルであり;そして前記置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜4であり、前記ヘテロ原子がN又はOであり;
    4が、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3又はモルホリニルであり;
    5が、−H、フェニル又はシクロヘキシルであり;及び
    n=0〜3である
    ことを特徴とする、請求項23に記載のピラゾロピリミジン誘導体。
  25. Yが、酸素又は硫黄であり;
    Lが、ベンゼン環の4位で置換された以下:
    であり;
    1が、−H、C1〜C4アルキル、以下:
    6〜10員の芳香族環で置換されたメチル基であって、ここで前記芳香族環が、−H、ハロゲン又はC1〜C4アルキルで置換されており;
    2が、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4アルキルスルフェニル又は−NO2であり;
    3が、置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカル、以下:
    であり;前記置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカルの置換基が、−H、C1〜C6アルキル、アリール、−CF3又は5〜10員の芳香族複素環ラジカルであり;そして前記4〜12員の芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜4であり、前記ヘテロ原子がN、O又はSであり;
    4が、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3、モルホリニル又はC1〜C4フェニルアルキルであり;
    5が、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
    n=0〜4である
    ことを特徴とする、請求項3に記載のピラゾロピリミジン誘導体、又はその医薬的に許容される塩若しくは水和物。
  26. Yが、酸素又は硫黄であり;
    Lが、ベンゼン環の4位で置換された、以下:
    であり;
    1が、−H又はC1〜C4アルキルであり;
    2が、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4アルキルスルフェニル又は−NO2であり;
    3が、置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカル、以下:
    であり;前記置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカルの置換基が、−H、C1〜C6アルキル、アリール、−CF3又は5〜10員の芳香族複素環ラジカルであり;そして前記置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜4であり、前記ヘテロ原子がN、O又はSであり;
    4が、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3、モルホリニル又はC1〜C4フェニルアルキルであり;
    5が、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
    n=0〜4である
    ことを特徴とする、請求項25に記載のピラゾロピリミジン誘導体、又はその医薬的に許容される塩若しくは水和物。
  27. Yが、酸素又は硫黄であり;
    Lが、ベンゼン環の4位で置換された、以下:
    であり;
    1が、−Hであり;
    2が、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4アルキルスルフェニル又は−NO2であり;
    3が、置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカル、以下:
    であり;前記置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカルの置換基が、−H、C1〜C6アルキル、アリール、−CF3又は5〜10員の芳香族複素環ラジカルであり;そして前記置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜4であり、前記ヘテロ原子がN、O又はSであり;
    4が、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3、モルホリニル又はC1〜C4フェニルアルキルであり;
    5が、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
    n=0〜4である
    ことを特徴とする、請求項26に記載のピラゾロピリミジン誘導体、又はその医薬的に許容される塩若しくは水和物。
  28. Yが、酸素又は硫黄であり;
    Lが、ベンゼン環の4位で置換された、以下:
    であり;
    1が、−Hであり;
    2が、−H、−F,−Cl、メチル、メトキシ又は−NO2であり;
    3が、置換されたピラゾリル、置換されたイソオキサゾリル、置換されたキノリル、置換されたピリジル、以下:
    であり、そして前記置換基が、−H、C1〜C4アルキル、フェニル、−CF3又はキノリルであり;
    4が、−H、−F、−Cl、−Br、メチル、イソプロピル、メトキシ、−CF3、−OCF3又はモルホリニルであり;
    5が、−H、フェニル又はシクロヘキシル;及び
    n=0〜3である
    ことを特徴とする、請求項27に記載のピラゾロピリミジン誘導体、又はその医薬的に許容される塩若しくは水和物。
  29. Lが以下;
    である場合、ピラゾロピリミジン誘導体は、以下の構造式II:
    (式中、
    は、酸素又は硫黄であり;
    1は、−H、C1〜C4アルキル、以下:
    フェニル基で置換されたメチル基であって、ここで前記フェニル基が、−H、ハロゲン又はC1〜C4アルキルで置換されており;
    2は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ又は−NO2であり;
    3は、置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカル、以下:
    であり;前記置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカルの置換基が、−H、C1〜C6アルキル、アリール、−CF3又は5〜10員の芳香族複素環ラジカルであり;そして前記置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜4であり、前記ヘテロ原子がN、O又はSであり;
    4は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3又はモルホリニルであり;
    5は、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
    n=0〜4である)
    を有する、請求項2に記載のピラゾロピリミジン誘導体、又はその医薬的に許容される塩若しくは水和物。
  30. が、酸素又は硫黄であり;及び
    1が、−H、C1〜C4アルキル、以下:
    フェニル基で置換されたメチル基であって、ここで前記フェニル基が、−H、−F、−Cl又は−Brで置換されており;
    2が、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ又は−NO2であり;
    3が、置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカル、以下:
    であり;前記置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカルの置換基が、−H、C1〜C6アルキル、アリール、−CF3又は5〜10員の芳香族複素環ラジカルであり;そして前記置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜4であり、前記ヘテロ原子がN、O又はSであり;
    4が、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3又はモルホリニルであり;
    5が、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
    n=0〜3である
    ことを特徴とする、請求項29に記載のピラゾロピリミジン誘導体、又はその医薬的に許容される塩若しくは水和物。
  31. が、酸素又は硫黄であり;及び
    1が、−H、C1〜C4アルキル、以下:
    フェニル基で置換されたメチル基であって、ここで前記フェニル基が、−H又は−Brで置換されており;
    2が、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ又は−NO2であり;
    3が、置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカル、以下:
    であり;前記置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカルの置換基が、−H、C1〜C6アルキル、アリール、−CF3又は5〜10員の芳香族複素環ラジカルであり;そして前記置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜4であり、前記ヘテロ原子がN、O又はSであり;
    4が、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3又はモルホリニルであり;
    5が、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
    n=0〜3である
    ことを特徴とする、請求項30に記載のピラゾロピリミジン誘導体、又はその医薬的に許容される塩若しくは水和物。
  32. が、酸素又は硫黄であり;
    1が、−H、C1〜C4アルキル、以下:
    であり;
    2が、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ又は−NO2であり;
    3が、置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカル、以下:
    であり;前記置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカルの置換基が、−H、C1〜C6アルキル、アリール、−CF3又は5〜10員の芳香族複素環ラジカルであり;そして前記置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜4であり、前記ヘテロ原子がN、O又はSであり;
    4が、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3、又はモルホリニルであり;
    5が、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
    n=0〜3である
    ことを特徴とする、請求項31に記載のピラゾロピリミジン誘導体、又はその医薬的に許容される塩若しくは水和物。
  33. が、酸素又は硫黄であり;
    1が、−H、以下:
    であり;
    2が、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ又は−NO2であり;
    3が、置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカル、以下:
    であり;前記置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカルの置換基が、−H、C1〜C6アルキル、アリール、−CF3又は5〜10員の芳香族複素環ラジカルであり;そして前記置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜4であり、前記ヘテロ原子がN、O又はSであり;
    4が、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3、又はモルホリニルであり;
    5が、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
    n=0〜3である
    ことを特徴とする、請求項32に記載のピラゾロピリミジン誘導体、又はその医薬的に許容される塩若しくは水和物。
  34. が、酸素又は硫黄であり;
    1が、−Hであり;
    2が、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ又は−NO2であり;
    3が、置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカル、以下:
    であり;前記置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカルの置換基が、−H、C1〜C6アルキル、アリール、−CF3又は5〜10員の芳香族複素環ラジカルであり;そして前記置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜4であり、前記ヘテロ原子がN、O又はSであり;
    4が、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3、又はモルホリニルであり;
    5が、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
    n=0〜3である
    ことを特徴とする、請求項33に記載のピラゾロピリミジン誘導体、又はその医薬的に許容される塩若しくは水和物。
  35. が、酸素又は硫黄であり;
    1が、−H、C1〜C4アルキル、以下:
    フェニル基で置換されたメチル基であって、ここで前記フェニル基が、−H、ハロゲン又はC1〜C4アルキルで置換されており;
    2が、−H、−F、−Cl、−Br、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ又は−NO2であり;
    3が、置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカル、以下:
    であり;前記置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカルの置換基が、−H、C1〜C6アルキル、アリール、−CF3又は5〜10員の芳香族複素環ラジカルであり;そして前記置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜4であり、前記ヘテロ原子がN、O又はSであり;
    4が、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3又はモルホリニルであり;
    5が、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
    n=0〜4である
    ことを特徴とする、請求項29に記載のピラゾロピリミジン誘導体、又はその医薬的に許容される塩若しくは水和物。
  36. が、酸素又は硫黄であり;
    1が、−H、C1〜C4アルキル、以下:
    フェニル基で置換されたメチル基であって、ここで前記フェニル基が、−H、ハロゲン又はC1〜C4アルキルで置換されており;
    2が、−H、−F、−Cl、メチル、メトキシ又は−NO2であり;
    3が、置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカル、以下:
    であり;前記置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカルの置換基が、−H、C1〜C6アルキル、アリール、−CF3又は5〜10員の芳香族複素環ラジカルであり;そして前記置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜4であり、前記ヘテロ原子がN、O又はSであり;
    4が、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3又はモルホリニルであり;
    5が、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
    n=0〜3である
    ことを特徴とする、請求項35に記載のピラゾロピリミジン誘導体、又はその医薬的に許容される塩若しくは水和物。
  37. が、酸素又は硫黄であり;
    1が、−H、C1〜C4アルキル、以下:
    フェニル基で置換されたメチル基であって、ここで前記フェニル基が、−H、ハロゲン又はC1〜C4アルキルで置換されており;
    2が、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ又は−NO2であり;
    3が、置換された5〜10員の芳香族複素環ラジカル、以下:
    であり;前記置換された5〜10員の芳香族複素環ラジカルの置換基が、−H、C1〜C4アルキル、アリール、−CF3又はキノリルであり;そして前記置換された5〜10員の芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜3であり、前記ヘテロ原子がN又はOであり;
    4が、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3又はモルホリニルであり;
    5が、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
    n=0〜4である
    ことを特徴とする、請求項29に記載のピラゾロピリミジン誘導体、又はその医薬的に許容される塩若しくは水和物。
  38. が、酸素又は硫黄であり;
    1が、−H、C1〜C4アルキル、以下:
    フェニル基で置換されたメチル基であって、ここで前記フェニル基が、−H、ハロゲン又はC1〜C4アルキルで置換されており;
    2が、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ又は−NO2であり;
    3が、置換されたピラゾリル、置換されたイソオキサゾリル、置換されたキノリル、置換されたピリジル、以下:
    であり、前記置換基が、−H、C1〜C4アルキル、フェニル、−CF3又はキノリルであり;
    4は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3又はモルホリニルであり;
    5が、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
    n=0〜3である
    ことを特徴とする、請求項37に記載のピラゾロピリミジン誘導体、又はその医薬的に許容される塩若しくは水和物。
  39. が、酸素又は硫黄であり;
    1が、−H、C1〜C4アルキル、以下:
    フェニル基で置換されたメチル基であって、ここで前記フェニル基が、−H、ハロゲン又はC1〜C4アルキルで置換されており;
    2が、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ又は−NO2であり;
    3が、置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカル、以下:
    であり;前記置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカルの置換基が、−H、C1〜C6アルキル、アリール、−CF3又は5〜10員の芳香族複素環ラジカルであり;そして前記置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜4であり、前記ヘテロ原子がN又はOであり;
    4が、−H、−F、−Cl、−Br、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3又はモルホリニルであり;
    5が、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
    n=0〜4である
    ことを特徴とする、請求項29に記載のピラゾロピリミジン誘導体、又はその医薬的に許容される塩若しくは水和物。
  40. が、酸素又は硫黄であり;
    1が、−H、C1〜C4アルキル、以下:
    フェニル基で置換されたメチル基であって、ここで前記フェニル基が、−H、ハロゲン又はC1〜C4アルキルで置換されており;
    2が、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ又は−NO2であり;
    3が、置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカル、以下:
    であり;前記置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカルの置換基が、−H、C1〜C6アルキル、アリール、−CF3又は5〜10員の芳香族複素環ラジカルであり;そして前記置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜4であり、前記ヘテロ原子がN又はOであり;
    4が、−H、−F、−Cl、−Br、メチル、イソプロピル、メトキシ、−CF3、−OCF3又はモルホリニルであり;
    5が、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
    n=0〜3である
    ことを特徴とする、請求項39に記載のピラゾロピリミジン誘導体、又はその医薬的に許容される塩若しくは水和物。
  41. が、酸素又は硫黄であり;
    1が、−H、C1〜C4アルキル、以下:
    フェニル基で置換されたメチル基であって、ここで前記フェニル基が、−H、ハロゲン又はC1〜C4アルキルで置換されており;
    2が、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ又は−NO2であり;
    3が、置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカル、以下:
    であり;前記置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカルの置換基が、−H、C1〜C6アルキル、アリール、−CF3又は5〜10員の芳香族複素環ラジカルであり;そして前記置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜4であり、前記ヘテロ原子がN又はOであり;
    4が、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3又はモルホリニルであり;
    5が、−H、フェニル又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
    n=0〜4である
    ことを特徴とする、請求項29に記載のピラゾロピリミジン誘導体、又はその医薬的に許容される塩若しくは水和物。
  42. が、酸素又は硫黄であり;
    1が、−H、C1〜C4アルキル、以下:
    フェニル基で置換されたメチル基であって、ここで前記フェニル基が、−H、ハロゲン又はC1〜C4アルキルで置換されており;
    2が、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ又は−NO2であり;
    3が、置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカル、以下:
    であり;前記置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカルの置換基が、−H、C1〜C6アルキル、アリール、−CF3又は5〜10員の芳香族複素環ラジカルであり;そして前記置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜4であり、前記ヘテロ原子がN又はOであり;
    4が、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3又はモルホリニルであり;
    5が、−H、フェニル又はシクロヘキシルであり;及び
    n=0〜3である
    ことを特徴とする、請求項41に記載のピラゾロピリミジン誘導体、又はその医薬的に許容される塩若しくは水和物。
  43. Yが、酸素又は硫黄であり;
    1が、−H又はC1〜C4アルキルであり;
    2が、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、又は−NO2であり;
    3が、置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカル、以下:
    であり;前記置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカルの置換基が、−H、C1〜C6アルキル、アリール、−CF3又は5〜10員の芳香族複素環ラジカルであり;そして前記置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜4であり、前記ヘテロ原子がN、O又はSであり;
    4が、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3、又はモルホリニルであり;
    5が、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
    n=0〜4である
    ことを特徴とする、請求項29に記載のピラゾロピリミジン誘導体、又はその医薬的に許容される塩若しくは水和物。
  44. Yが、酸素又は硫黄であり;
    1が、−Hであり;
    2が、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、又は−NO2であり;
    3が、置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカル、以下:
    であり;前記置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカルの置換基が、−H、C1〜C6アルキル、アリール、−CF3又は5〜10員の芳香族複素環ラジカルであり;そして前記置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜4であり、前記ヘテロ原子がN、O又はSであり;
    4が、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3、又はモルホリニルであり;
    5が、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
    n=0〜4である
    ことを特徴とする、請求項4に記載のピラゾロピリミジン誘導体、又はその医薬的に許容される塩若しくは水和物。
  45. Yが、酸素又は硫黄であり;
    1が、−Hであり;
    2が、−H、−F、−Cl、メチル、メトキシ又は−NO2であり;
    3が、置換されたピラゾリル、置換されたイソオキサゾリル、置換されたキノリル、置換されたピリジル、以下:
    であり;前記置換基が、−H、−C1〜C4アルキル、フェニル、−CF3又はキノリルであり;
    4が、−H、−F、−Cl、−Br、メチル、イソプロピル、メトキシ、−CF3、−OCF3又はモルホリニルであり;
    5が、−H、フェニル又はシクロヘキシルであり;及び
    n=0〜3である
    ことを特徴とする、請求項4に記載のピラゾロピリミジン誘導体、又はその医薬的に許容される塩若しくは水和物。
  46. Lが、以下:
    である場合、ピラゾロピリミジン誘導体は、以下の構造式III:
    (式中、
    3は、置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカル、以下:
    であり;前記置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカルの置換基が、−H、C1〜C6アルキル、アリール、−CF3又は5〜10員の芳香族複素環ラジカルであり;そして前記置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜4であり、前記ヘテロ原子がN、O又はSであり;
    4は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3又はモルホリニルであり;
    5は、−H、アリール又はC3〜C8シクロアルキルであり;及び
    n=0〜4である)
    を有する、請求項2に記載のピラゾロピリミジン誘導体、又はその医薬的に許容される塩若しくは水和物。
  47. 3が、置換された5〜10員の芳香族複素環ラジカル、又は以下:
    であり;前記置換された5〜10員の芳香族複素環ラジカルの置換基が、−H、C1〜C6アルキル、アリール、−CF3又は5〜10員の芳香族複素環ラジカルであり;そして前記置換された5〜10員の芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜4であり、前記ヘテロ原子がN又はOであり;及び
    4が、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3又はモルホリニルである
    ことを特徴とする、請求項4に記載のピラゾロピリミジン誘導体、又はその医薬的に許容される塩若しくは水和物。
  48. 3が、以下:
    置換されたピラゾリル、置換されたイソオキサゾリル、置換されたキノリル又は置換されたピリジルであり、そして前記置換基が、−H、C1〜C4アルキル、フェニル、−CF3又はキノリルであり;及び
    4が、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3又はモルホリニルである
    ことを特徴とする、請求項4に記載のピラゾロピリミジン誘導体、又はその医薬的に許容される塩若しくは水和物。
  49. 3が、以下:
    であり;及び
    4が、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、−CF3、−OCF3又はモルホリニルである
    ことを特徴とする、請求項4に記載のピラゾロピリミジン誘導体、又はその医薬的に許容される塩若しくは水和物。
  50. 3が、以下:
    であり;及び
    4が、−H、−F、−Cl、−Br、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ又は−CF3である
    ことを特徴とする、請求項49に記載のピラゾロピリミジン誘導体、又はその医薬的に許容される塩若しくは水和物。
  51. 3が、以下:
    であり;及び
    4が、−H、C1〜C4アルキル又は−CF3である
    ことを特徴とする、請求項5に記載のピラゾロピリミジン誘導体、又はその医薬的に許容される塩若しくは水和物。
  52. 3が、以下:
    であり;及び
    4が、−H又は−CF3である
    ことを特徴とする、請求項5に記載のピラゾロピリミジン誘導体、又はその医薬的に許容される塩若しくは水和物。
  53. Lが、以下:
    であり、そしてN原子の1端がベンゼン環に結合している場合、ピラゾロピリミジン誘導体は、以下の構造式IV:
    (式中、
    4は、−H、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ又は−CF3であり;及び
    m=0〜2である)
    を有する、請求項2に記載のピラゾロピリミジン誘導体、又はその医薬的に許容される塩若しくは水和物。
  54. 4が、ハロゲン又は−CF3であり;及び
    m=0又は1である
    ことを特徴とする、請求項5に記載のピラゾロピリミジン誘導体、又はその医薬的に許容される塩若しくは水和物。
  55. 4が、−F、−Cl、−Br又は−CF3であり;及び
    m=0又は1である
    ことを特徴とする、請求項5に記載のピラゾロピリミジン誘導体、又はその医薬的に許容される塩若しくは水和物。
  56. Yが、酸素であり;
    Lが、前記ベンゼン環の4位で置換された、以下:
    であり;
    1が、−Hであり;
    2が、−H又はハロゲンであり;及び
    3が、置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカルであり;前記置換された芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1〜4であり、前記ヘテロ原子がN、O又はSであり;前記置換された4〜12員の芳香族複素環ラジカルの置換基が、−H、C1〜C6アルキル、置換されたフェニル、−CF3、5〜10員の芳香族複素環ラジカル、カルボキシル又はC3〜C6シクロアルキルであり;及び置換されたフェニルの置換基が、−H又はハロゲンである
    ことを特徴とする、請求項1に記載のピラゾロピリミジン誘導体。
  57. Yが、酸素であり;
    Lが、前記ベンゼン環の4位で置換された、以下:
    であり;
    1が、−Hであり;
    2が、−H又はハロゲンであり;及び
    3が、置換された4〜6員の芳香族複素環ラジカルであり;前記置換された芳香族複素環ラジカルのヘテロ原子のメンバーが1又は2であり、前記ヘテロ原子がN又はSであり;前記置換された4〜6員の芳香族複素環ラジカルの置換基が、−H、C1〜C6アルキル、置換されたフェニル、−CF3、5〜10員の芳香族複素環ラジカル、カルボキシル又はC3〜C6シクロアルキルであり;そして前記置換されたフェニルの置換基が、−H又はハロゲンである
    ことを特徴とする、請求項5に記載のピラゾロピリミジン誘導体、又はその医薬的に許容される塩若しくは水和物。
  58. Yが、酸素であり;
    Lが、前記ベンゼン環の4位で置換された、以下:
    であり;
    1が、−Hであり;
    2が、−H又はハロゲンであり;及び
    3が、置換されたピラゾリル又はチアゾリルであり;前記置換されたピラゾリル又はチアゾリルの置換基が、−H、C1〜C6アルキル、置換されたフェニル、−CF3、5〜10員の芳香族複素環ラジカル、カルボキシル又はC3〜C6シクロアルキルであり;そして前記置換されたアリールの置換基が、−H又はハロゲンである
    ことを特徴とする、請求項5に記載のピラゾロピリミジン誘導体、又はその医薬的に許容される塩若しくは水和物。
  59. Yが、酸素であり;
    Lが、前記ベンゼン環の4位で置換された、以下:
    であり;
    1が、−Hであり;
    2が、−H又はハロゲンであり;及び
    3が、置換されたピラゾリル又はチアゾリルであり;前記置換されたピラゾリル又はチアゾリルの置換基が、−H、C1〜C4アルキル、置換されたフェニル、カルボキシル又はC3〜C6シクロアルキルであり;そして前記置換されたフェニルの置換基が、−H又はハロゲンである
    ことを特徴とする、請求項5に記載のピラゾロピリミジン誘導体、又はその医薬的に許容される塩若しくは水和物。
  60. Yが、酸素であり;
    Lが、前記ベンゼン環の4位で置換された、以下:
    であり;
    1が、−Hであり;
    2が、−H又はハロゲンであり;及び
    3が、置換されたピラゾリル又はチアゾリルであり;そして前記置換されたピラゾリル又はチアゾリルの置換基が、−H、C1〜C4アルキル、パラ‐フルオロフェニル、カルボキシル又はシクロペンチルである
    ことを特徴とする、請求項59に記載のピラゾロピリミジン誘導体、又はその医薬的に許容される塩若しくは水和物。
  61. 1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)フェニル)-3-(4-(トリフルオロメチル)フェニル)ウレア、
    1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)フェニル)-3-(4-クロロ-3-(トリフルオロメチル)フェニル)ウレア、
    1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)フェニル)-3-(4-ブロモフェニル)ウレア、
    1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)フェニル)-3-(2,3-ジメチルフェニル)ウレア、
    1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)フェニル)-3-(3-メトキシフェニル)ウレア、
    1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)フェニル)-3-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)ウレア、
    1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)-3-フルオロフェニル)-3-(3-イソプロピルフェニル)ウレア、
    1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)-3-フルオロフェニル)-3-(3-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ウレア、
    1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)-3-フルオロフェニル)-3-(4-(トリフルオロメチル)フェニル)ウレア、
    1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)-3-フルオロフェニル)-3-(4-クロロ-3-(トリフルオロメチル)フェニル)ウレア、
    1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)-2-メチルフェニル)-3-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)ウレア、
    1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)フェニル)-3-(3,5-ビス(トリフルオロメチル)フェニル)ウレア、
    1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)フェニル)-3-(2-クロロ-4-(トリフルオロメチル)フェニル)ウレア、
    1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)フェニル)-3-(3-フルオロフェニル)ウレア、
    1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)フェニル)-3-フェニルウレア、
    1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)フェニル)-3-(4-モルホリンフェニル)ウレア、
    1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)フェニル)-3-(4-フルオロフェニル)ウレア、
    (S)-1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)フェニル)-3-(1-フェネチル)ウレア、
    (R)-1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)フェニル)-3-(1-フェネチル)ウレア、
    1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)フェニル)-3-(メチルシクロヘキシル)ウレア、
    1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ))フェニル)-3-シクロヘキシルウレア、
    1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)フェニル)-3-(6-キノリル)ウレア、
    1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)フェニル)-3-ピリジルウレア、
    1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)フェニル)-3-(3-tert-ブチル-1-フェニル-1H-ピラゾール-5-イル)ウレア、
    1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)フェニル)-3-(3-tert-ブチルイソオキサゾール-5-イル)ウレア、
    1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)フェニル)-3-(5-tert-ブチルイソオキサゾール-3-イル)ウレア、
    1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)フェニル)-3-(3-イソプロピル-1-メチル-ピラゾール-5-イル)ウレア、
    1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)フェニル)-3-(5-(トリフルオロメチル)イソオキサゾール-3-イル)ウレア、
    1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)-2-メチルフェニル)-3-(5-tert-ブチルイソオキサゾール-3-イル)ウレア、
    1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)-2-フルオロフェニル)-3-(5-tert-ブチルイソオキサゾール-3-イル)ウレア、
    1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)-3-フルオロフェニル)-3-(5-tert-ブチルイソオキサゾール-3-イル)ウレア、
    1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)-3-クロロフェニル)-3-(3-tert-ブチル-1-メチルピラゾール-5-イル)ウレア、
    1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)-3,5-ジフルオロフェニル)-3-(5-tert-ブチルイソオキサゾール-3-イル)ウレア、
    1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)フェニル)-3-(3-tert-ブチル-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)ウレア、
    1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)フェニル)-3-(1-メチル-3(トリフルオロメチル)1H-ピラゾール-5-イル)ウレア、
    1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)3-フルオロフェニル)-3-(1-メチル-3(トリフルオロメチル)1H-ピラゾール-5-イル)ウレア、
    1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)-2-ニトロフェニル)-3-(5-tert-ブチルイソオキサゾール-3-イル)ウレア、
    1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)-3-フルオロフェニル)-3-(3-tert-ブチルイソオキサゾール-5-イル)ウレア、
    1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)-2-メトキシフェニル)-3-(5-tert-ブチルイソオキサゾール-3-イル)ウレア、
    1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)フェニル)-3-(3-tert-ブチル-1-(キノリン-7-イル)-1H-ピラゾール-5-イル)ウレア、
    1-(3-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)フェニル)-3-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)ウレア、
    1-(3-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)フェニル)-3-(4-クロロ-3-(トリフルオロメチル)フェニル)ウレア、
    1-(3-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)フェニル)-3-(4-(トリフルオロメチル)フェニル)ウレア、
    1-(3-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)フェニル)-3-(5-tert-ブチルイソオキサゾール-3-イル)ウレア、
    1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)フェニル)-3-フェニルチオウレア、
    1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)フェニル)-3-(3-トリフルオロメチルフェニル)チオウレア、
    1-(4-(1H-ピラゾロピリミジン-4-スルフヒドリル)フェニル)-3-(4-トリフルオロメチル)フェニル)ウレア、
    1-(4-(1H-ピラゾロピリミジン-4-スルフヒドリル)フェニル)-3-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)ウレア、
    1-(4-(1H-ピラゾロピリミジン-4-スルフヒドリル)フェニル)-3-(5-tert-ブチルイソオキサゾール-3-イル)ウレア、
    1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)-3-フルオロフェニル)-3-(3-tert-ブチル-1-メチルピラゾール-5-イル)ウレア、
    1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)-3-クロロフェニル)-3-(5-tert-ブチルイソオキサゾール-3-イル)ウレア、
    1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)-2-フルオロフェニル)-3-(4-クロロ-3-(トリフルオロメチル)フェニル)ウレア、
    1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)-2-クロロフェニル)-3-(4-クロロ-3-(トリフルオロメチル)フェニル)ウレア、
    1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)-3-フルオロフェニル)-3-(3-tert-ブチル-1-フェニル-1H-ピラゾール-5-イル)ウレア、
    1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)-3-クロロフェニル)-3-(3-tert-ブチル-1-フェニル-1H-ピラゾール-5-イル)ウレア、
    5-(3-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)フェニル)カルバミド)-3-tert-ブチル-1H-ピラゾール-1-カルボン酸、
    5-(3-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)-3-フルオロ-フェニル)カルバミド)-3-tert-ブチル-1H-ピラゾール-1-カルボン酸、
    1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)-3-フルオロフェニル)-3-(3-tert-ブチル-1-(4-フルオロフェニル)-1H-ピラゾール-5-イル)ウレア、
    1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)フェニル)-3-(3-tert-ブチル-1-シクロペンチル-1H-ピラゾール-5-イル)ウレア、
    1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)-3-フルオロフェニル)-3-(3-tert-ブチル-1-シクロペンチル-1H-ピラゾール-5-イル)ウレア、
    1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)フェニル)-3-(3-tert-ブチル-チアゾール-2-イル)ウレア、
    1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)フェニル)-3-(4-フェニルチアゾール-2-イル)ウレア、又は
    1-(4-((1H-ピラゾロピリミジン-4-イル)オキシ)フェニル)-3-(ベンゾチアゾール-2-イル)ウレア
    であることを特徴とする、ピラゾロピリミジン誘導体。
  62. 請求項1に記載のピラゾロピリミジン誘導体、及び/又は医薬的に許容されるその塩、及び/又は医薬的に許容されるその水和物、及び医薬的に許容される補助成分を含む、医薬組成物。
  63. 請求項1に記載のピラゾロピリミジン誘導体、及び/又は医薬的に許容されるその塩、及び/又は医薬的に許容されるその水和物を使用することを含む、キナーゼ阻害剤の調製方法。
  64. 請求項1に記載のピラゾロピリミジン誘導体、及び/又は医薬的に許容されるその塩、及び/又は医薬的に許容されるその水和物を使用することを含む、抗腫瘍薬の調製方法。
  65. 前記腫瘍が白血病又は固形腫瘍であることを特徴とする、請求項6に記載の方法。
  66. 前記腫瘍が、甲状腺腫瘍、胃がん、悪性黒色腫、膵臓がん、子宮頸がん及び大腸がんであることを特徴とする、請求項6に記載の方法。
  67. 前記白血病が急性骨髄性白血病又は混合型白血病であることを特徴とする、請求項6に記載の方法。
  68. 請求項1に記載のピラゾロピリミジン誘導体、及び/又は医薬的に許容されるその塩、及び/又は医薬的に許容されるその水和物を使用することを含む、自己免疫疾患のための医薬の調製方法。
  69. 請求項1に記載のピラゾロピリミジン誘導体、及び/又は医薬的に許容されるその塩、及び/又は医薬的に許容されるその水和物を使用することを含む、血管新生阻害剤の調製方法。
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