JP6063020B1 - ラジオペンチ - Google Patents

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Abstract

【課題】電線を左手で持ってラジオペンチを右手に持ったままで必要な長さのジャンパ線を容易に得ることができるラジオペンチを得る。【解決手段】ラジオペンチの咥部15に、ユニバーサル基板100のピッチp1の第1の整数倍(0含まず:1、2、3)となる咥部横幅利用目盛印Mp(Mp1、Mp2、Mp3)と第1の整数倍(0含まず:1、2、3)以上の第2の整数倍(4、5、6)の咥部縦長利用目盛印Mq(Mq4、Mq5、Mq6)とを備えて必要な長さのジャンパ線116を得る。【選択図】図2

Description

本発明は、ラジオペンチに関し、特にユニバーサル基板で用いる必要な長さのジャンパ線を容易に得ることができるラジオペンチに関する。
一般に電子工作においては、自在基板と称されるユニバーサル基板に電子部品を配置して、ジャンパ線で接続する方法が多く用いられる。
ユニバーサル基板は、種々の大きさがあるが、縦横の両方向に1/10インチ(2.54mm)間隔で穴(以下スルーホールという)が開いているものが主である。
そして、電子部品は複数の脚を有していて、これらの脚の相互の間隔は1/10インチの整数倍(「0」を含まず)となっているのがほとんどである。
このため、電子工作をする者(以下工作者という)は、電子部品をユニバーサル基板の任意の位置に配置することが可能となっている。
前述のユニバーサル基板における電子部品の配置は、電子部品の各足の役割や、相互の関連などが考慮されて各電子部品の配置が決定される。
そして、これらの電子部品の結線は、電子部品の脚を適当な長さに切断して折り曲げて利用するものの、別途、改めて電線で接続する場合が多い。
このユニバーサル基板を用いて回路を作成する具体的な手順を、図12を用いて説明する。図12(a)には、スルーホール111同士(中心)の間隔が1/10インチ(2.54mm)のユニバーサル基板100を示し、図12(b)にはユニバーサル基板100の表面に電子部品である半導体素子112の配置を示して説明する。
前述の1/10インチ(2.54mm)を1単位、2/10インチ(5.08mm)を2単位、3/10インチ(7.62mm)を3単位、4/10インチ(10.16mm)を4単位、5/10インチ(12.70mm)を5単位、6/10インチ(15.24mmを6単位とし、ピッチp1、ピッチp2、ピッチp3、ピッチp4、ピッチp5、ピッチp6と称する。
また、図12(c)には半導体素子112を配置したユニバーサル基板100の裏面を示し、図12(d)には電線115(スズメッキ線等)を巻き付けた電線ドラム113を示し、図12(e)にはユニバーサル基板100の裏面の半導体素子112の脚とスルーホール111とに電線115を切断して折り曲げて生成したジャンパ線116を接続した図を示して説明する。
図12(a)に示すユニバーサル基板100の表面に半導体素子112の脚をスルーホール111に差し込んで(図12(b))、ユニバーサル基板100の裏面に脚を突き出させる(図12(c))。そして、図12(d)に示す電線ドラム113の電線115(スズメッキ線等)を引き出す。ピッチp1(1/10インチ(2.54mm)は、人の指先で扱うには小さいのでラジオペンチを用いて折り曲げることになる。
そして、ラジオペンチで電線115を必要な長さに切断して(ピッチp1、ピッチp2・・)、かつラジオペンチで両端を適当に折り曲げる。そして、このジャンパ線116の一端を半導体素子112の脚に半田付けし、他端を適当な位置のスルーホール111に半田付する。
前述のジャンパ線116を得るには、電線ドラム113の電線115を引き出して欲しい長さを計測しなければならない。この計測には定規又はユニバーサル基板100のピッチPi(p1、p2、p3、p4、p5、p6)を用いて計測するのが一般的である。
ユニバーサル基板100のピッチPiを用いて4単位であるピッチp4の長さのジャンパ線116を得る場合は、片手で電線115を掴んでピッチp4に相当する長さを得るスルーホール111に電線115の末端を合わせるが、電線115は軽量であるので末端側が浮き上がったり若しくは曲がったりする。
このため、図13に示すように、左手で電線115の一方を掴んで、ユニバーサル基板100の端から電線115の末端を5個目のスルーホール111に合わせて右手の指で末端を押さえる。つまり、必要とする長さのジャンパ線を得るには両手を使用している。
そして、右手の指で末端を押さえたままで左手の指でユニバーサル基板100の端から1個目のスルーホール111付近を押さえて、右手でペンを持ってピッチp4分の長さとなる電線115の位置に印等を付ける。そして、右手をペンからラジオペンチにおきかえて、かつ電線115を左手で持って、電線115の印の位置を右手のラジオペンチで切断してピッチp4分のジャンパ線116を得る。そして、必要に応じてこのジャンパ線116の両端をラジオペンチで折り曲げる(例えばピッチp1分)。
前述のラジオペンチは、下記の文献に開示されているものを用いるのが一般的である。
実開平5−72366号公報
しかしながら、両手を使用して必要とする長さのジャンパ線116をユニバーサル基板100のスルーホール111の間隔で決めて、右手の指で末端を押さえた状態で左手の指でユニバーサル基板100の端から1個目のスルーホール111付近を押さえる。そして、右手でペンを持って必要な長さとなる電線115の位置に印を付けた後に、右手をペンからラジオペンチに持ち替えて、かつ電線115を左手で持って、電線115の印の位置を右手のラジオペンチで切断している。
つまり、両手で電線を押さえた後に、左手の指で電線を押さえた状態で右手の指で電線を押さえて、右手でペンを持って印を付けた後に右手でラジオペンチに持ち替える複数の工程によって必要な長さのジャンパ線116を得ているので手間がかかる(効率が悪い)。
また、得られたジャンパ線を再び左手で持ってラジオペンチで両端を折り曲げているのでさらに工数がかかる。
本発明は以上の課題を解決するためになされたもので、電線を左手で持ってラジオペンチを右手に持ったままで必要な長さのジャンパ線を容易に得ることができるラジオペンチを得ることを目的とする。
本発明に係るラジオペンチは、縦横列に一定のピッチp1でスルーホール(111)を設けた基板(100)における必要な長さのジャンパ線(116)を得るための目盛(Mi)を、先端(19)に向かって次第に厚みが直線状に低下するテーパ形状の直状型の咥部(15)に設けたラジオペンチであって、
前記咥部(15)は、
前記ピッチp1の第1の整数倍(「0」含まず)となる各々の咥部横幅wi)を得る各々の位置に、電線(115)を横に咥えて前記各々の咥部横幅(wi)となる長さのジャンパ線(116)を得るための咥部横幅利用目盛印(Mp)と、
前記ピッチp1)に相当する前記咥部横幅(wi)に対して前記第1の整数倍(「0」含まず)以上の第2の整数倍(「0」含まず)となる各々の縦長(TLi)に相当する先端(19)からの各々の位置に、先端(19)側から前記電線(115)を咥えて前記各々の縦長(TLi)となるジャンパ線(116)を得るための咥部縦長利用目盛印(Mq)とで前記目盛(Mi)を設けていることを要旨とする。
以上のように本発明によれば、電線(115)を左手でもってラジオペンチを右手でもって、ラジオペンチの咥部(15)に刻まれている咥部横幅利用目盛印(Mp)を目安にしてラジオペンチの側面から電線(115)を咥部横幅利用目盛印(Mp)一杯に差し込んで折り曲げるだけで、ユニバーサル基板のピッチp1の整数倍のジャンパ線を容易に得ることができる。
また、咥部横幅利用目盛印(Mp)で得られたユニバーサル基板(100)のピッチp1の第1の整数倍以上となる第2の整数倍の長さのジャンパ線を得るには、電線(115)を左手でもってラジオペンチを右手でもって、咥部縦長利用目盛印(Mq)を目安にして電線(115)を差し込んで先端(19)で折り曲げるだけで第1の整数倍以上の第2の整数倍のジャンパ線を容易に得ることができる。
すなわち、電線を左手で持ってラジオペンチを右手に持ったままで必要な長さのジャンパ線を容易に得ることができる。
実施の形態で用いる一般的なラジオペンチの外観図である。 実施の形態1の咥部電線長計測用目盛付ラジオペンチ30の斜視図である。 ピッチpiで目盛Miの位置を決定する説明図である。 先端19からの目盛Miの位置を決定する説明図である。 第1目盛用印Mp1、第2目盛用印Mp2、第3目盛用印Mp3の使用形態の説明図である。 第4目盛用印Mq4、第5目盛用印Mq5、第6目盛用印Mq6の使用形態を説明する説明図である。 一般的なラジオペンチの切断部を説明する説明図である。 本実施の形態の咥部電線長計測用目盛付ラジオペンチ30の切断刃部11を説明する説明図である。 本実施の形態の咥部電線長計測用目盛付ラジオペンチ30の切断刃部11の使用形態を説明する説明図である。 他の実施の形態の説明図である。 他の実施の形態の説明図である。 ユニバーサル基板を用いて回路を作成する具体的な手順を説明する説明図である。 従来の必要な長さのジャンパ線を得るための手順を説明する説明図である。
本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。図面は模式的なものであり、構成等は現実のものとは異なることに留意すべきである。
実施の形態の説明にあたって、初めに電子部品用の保持工具であるラジオペンチ(Needle Nose Plier)の名称等について図1を用いて説明する。また、実施の形態のラジオペンチは、後述する咥部は、先端に向かうに従って厚みが低下する丸みを帯びたテーパ形状にされている。
図1(a)は、ラジオペンチ10の切断刃部11側から見た斜視図である。図1(b)は切断刃裏穴12側から見た斜視図である。
そして、ラジオペンチ10の切断刃部11側から見た場合に、図1(a)に示すように、工作者の右手側となるアームを右側アーム13、左手側となるアームを左側アーム14と称する。
また、右側アーム13は、右側アーム咥部15aと右側アーム切断部16aと右側アーム握部17a等からなる。
また、左側アーム14は、左側アーム咥部15bと左側アーム切断部16bとヒンジ18と左側アーム握部17b等からなる。
前述の右側アーム咥部15aと左側アーム咥部15bとを総称して咥部15と称し、右側アーム切断部16aと左側アーム切断部16bとを総称して切断部16と称し、右側アーム握部17aと左側アーム握部17bとを総称して握部17と称する。
この右側アーム握部17aは、ヒンジ18を介して左側アーム咥部15bと一体にされ、
左側アーム握部17bは、ヒンジ18を介して右側アーム咥部15aと一体にされている。
また、右側アーム咥部15aのテーパ状の面を右側アーム咥部テーパ面15aaと称し、左側アーム咥部15bのテーパ状の面を左側アーム咥部テーパ面15bbと称する。
また、右側アーム咥部15aの右側アーム咥部テーパ面15aaの後方の右側アーム切断部16aの平な面の部分を右側切断部上面16aeと称し、左側アーム咥部15bの左側アーム咥部テーパ面15bbの後方の左側アーム切断部16bの平な面の部分を左側切断部上面16beと称する。この右側切断部上面16aeと左側切断部上面16beとを総称して切断部上面16eと称する。
<実施の形態1>
以下に実施の形態1のラジオペンチを説明する。但し、実施の形態1においては咥部15に後述する咥部横幅利用目盛印Mp(Mp1、Mp2、Mp3)と咥部縦長利用目盛印Mq(Mq4、Mq5、Mq6)とからなる電線長計測用の目盛Miを設けているので咥部電線長計測用目盛付ラジオペンチ30と称する。
図2は実施の形態1の咥部電線長計測用目盛付ラジオペンチ30の斜視図である。図2においてはユニバーサル基板100を示して説明する。
つまり、縦横列に一定のピッチp1間隔(例えば1/10インチ)でスルーホール111を設けたユニバーサル基板100における必要な長さのジャンパ線116を得るための目盛Miを先端19に向かって次第に厚みが直線状に低下するテーパ形状の直状型の咥部15に設けた咥部電線長計測用目盛付ラジオペンチ30である。
実施の形態1の咥部電線長計測用目盛付ラジオペンチ30は「右利き」及び「左利き」に対応できるが「右利き」の工作者を想定して説明する。
図2は咥部15(15a、15b)の後方に設けられている切断部16の切断刃部11(右側切断刃11a、左側切断刃11b)が正面になっている。
つまり、「右利き」の工作者が右手で咥部電線長計測用目盛付ラジオペンチ30の握部17を持ったときには「切断刃部11」側が左側になるので、この「切断刃部11」側を見た方向の面を左側面と称し、反対方向から見た面を右側面と称する。
また、右利き」の工作者が右手で咥部電線長計測用目盛付ラジオペンチ30の握部17を持ったときに、咥部電線長計測用目盛付ラジオペンチ30を上から見た面を上面と称し、反対方向から見た面を下面と称する。
また、右側アーム咥部15a及び左側アーム咥部15bは、スズメッキ線、電子部品等は咥える平面側を咥面と称し、右側アーム咥部15aの咥面を右側アーム咥部平面部15acと称し、右側アーム咥部平面部15acに対向する左側アーム咥部15bの咥面を左側アーム咥部平面部15bcと称する。この右側アーム咥部平面部15acと左側アーム咥部平面部15bcとで被咥物である電子部品、電線115等を咥える。
そして、右側アーム13の右側アーム咥部15aの右側アーム咥部テーパ面15aa及び左側アーム咥部15bの左側アーム咥部テーパ面15bbには図2に示すように、先端19から後方に向かって目盛Miを形成している。
この先端19は、右側アーム咥部平面部15ac及び左側アーム咥部平面部15bcの先端であり、右側アーム咥部15a側は右側アーム咥部平面部先端19aと称し、左側アーム咥部15b側は左側アーム咥部平面部先端19bと称する。
また、右側アーム咥部平面部15acの右側切断刃11a側となる後端を右側アーム咥部平面後端19aa(図示せず)と称し、左側アーム咥部平面部15bcの左側切断刃11bとなる後端を左側アーム咥部平面後端19bbと称する。
そして、右側アーム咥部平面部先端19aの中心から右側アーム咥部平面後端19aa(図示せず)の中心を通る中心線を右側アーム咥部中心線Lah(図示せず)と称する。
さらに、左側アーム咥部平面部先端19bの中心から左側アーム咥部平面後端19bbの中心を通る中心線を左側アーム咥部中心線Lbhと称する。総称して咥部平面中心線Lhと称する。図2においては、咥部平面中心線Lhは左側アーム咥部中心線Lbhのみを示している。
咥部横幅利用目盛印Mpは、電線115の長さを計測するための目盛となる第1目盛用印Mp1、第2目盛用印Mp2及び第3目盛用印Mp3よりなり、咥部縦長利用目盛印Mqは第4目盛用印Mq4、第5目盛用印Mq5、第6目盛用印Mq6等よりなる。これらは、消えないインク等で書かれた直線状の線又は丸状のマーカであっても良いが電線115の直径の略半分程度の径の溝で形成するのが好ましい。
なお、第1目盛用印Mp1、第2目盛用印Mp2及び第3目盛用印Mp3は、右側アーム咥部テーパ面15aaと左側アーム咥部テーパ面15bbとの両方若しくはいずれか一方に設けても構わないが、実施の形態1では右側アーム咥部テーパ面15aaに設けたとして説明する。
また、第4目盛用印Mq4、第5目盛用印Mq5及び第6目盛用印Mq6は、右側アーム咥部テーパ面15aaと左側アーム咥部テーパ面15bbとの両方或いはいずれか一方でも構わないが実施の形態1では右側アーム咥部テーパ面15aaと左側アーム咥部テーパ面15bbとの両方に設けたことにして説明する。
咥部縦長利用目盛印Mqである第4目盛用印Mq4、第5目盛用印Mq5及び第6目盛用印Mq6は、咥部横幅利用目盛印Mpと区別するために短くして形成して異なる色を塗布している。
そして、右側アーム咥部テーパ面15aaに設けられた第4目盛用印Mq4を右側アーム咥部テーパ面第4目盛用印Mq4a、第5目盛用印Mq5を右側アーム咥部テーパ面第5目盛用印Mq5a、第6目盛用印Mq6を右側アーム咥部テーパ面第6目盛用印Mqaと称する。
すなわち、縦列横列に一定のピッチp1間隔(例えば1/10インチ)でスルーホール111を設けたユニバーサル基板100で用いるジャンパ線116を生成するために、左手で電線115を持って、右手で握部17を握ったままで、ピッチp1の整数倍(「0」含まず)のジャンパ線116を容易に得る咥部電線長計測用目盛付ラジオペンチ30である。
(ピッチpiで目盛Miの位置を決定)
目盛Mi(Mp1、Mp2、・・・Mq6)の位置は、図2に示すユニバーサル基板100のスルーホール111の一定の間隔であるピッチp1(1/10インチ(2.54mm))の整数倍(「0」を含まず:1,2、・・・6)のピッチpi(p1、p2・・・)に対応している。
第1目盛用印Mp1は、ユニバーサル基板100のピッチp1(1/10インチ(2.54mm))の間隔に相当(一致)する右側アーム咥部テーパ面15aa(又は右側アーム咥部平面部15ac)における横幅(以下ピッチp1相当横幅w1という)をノギス等(図示せず)で見つける。
そして、咥部平面中心線Lh(Lah又はLbh)にピッチp1相当横幅w1を得た位置(以下ピッチp1相当咥部横幅利用目盛印位置Mdp1という:図示せず)であることを定める。そして、このピッチp1相当咥部横幅利用目盛印位置Mdp1に対向する右側アーム咥部テーパ面15aa(右側アーム咥部15aの表面)の全周(一部でも構わない)に溝を刻んで形成している。つまり、咥部平面中心線Lh(Lah又はLbh)に対して直角でかつピッチp1相当咥部横幅利用目盛印位置Mdp1における垂直線(図示せず)を通るように、右側アーム咥部テーパ面15aaの周囲に成形する。
第2目盛用印Mp2は、ユニバーサル基板100のピッチp2(2/10インチ(5.08mm))の間隔に相当(一致)する右側アーム咥部テーパ面15aa(又は右側アーム咥部平面部15ac)における横幅(以下ピッチp2相当横幅w2という)をノギス等(図示せず)で見つける。そして、咥部平面中心線Lh(Lah又はLbh)にピッチp2相当横幅w2を得た位置(以下ピッチp2相当咥部横幅利用目盛印位置Mdp2という:図示せず)であることを定める。
そして、このピッチp2相当咥部横幅利用目盛印位置Mdp2に対向する右側アーム咥部テーパ面15aa(右側アーム咥部15aの表面)の全周(一部でも構わない)に溝を刻んで形成している。つまり、咥部平面中心線Lh(Lah又はLbh)に対して直角でかつピッチp2相当咥部横幅利用目盛印位置Mdp2における垂直線(図示せず)を通るように右側アーム咥部テーパ面15aaの周囲に成形する。
第3目盛用印Mp3は、ユニバーサル基板100のピッチp3(3/10インチ(7.62mm))の間隔に相当する右側アーム咥部テーパ面15aa(又は右側アーム咥部平面部15ac)における横幅に相当する右側アーム咥部テーパ面15aa(又は右側アーム咥部平面部15ac)における横幅(以下ピッチp3相当横幅w3という)をノギス等(図示せず)で見つける。
そして、咥部平面中心線Lh(Lah又はLbh)にピッチp3相当横幅w3を得た位置(以下ピッチp1相当咥部横幅利用目盛印位置Mdp1という:図示せず)であることを定める。そして、このピッチp3相当咥部横幅利用目盛印位置Mdp3に対向する右側アーム咥部テーパ面15aa(右側アーム咥部15aの表面)の全周(一部でも構わない)に溝を刻んで形成している。つまり、咥部平面中心線Lh(Lah又はLbh)に対して直角でかつピッチp3相当咥部横幅利用目盛印位置Mdp3における垂直線(図示せず)を通るように、右側アーム咥部テーパ面15aaの周囲に成形する。
前述のピッチp1相当横幅w1とピッチp2相当横幅w2とピッチp3相当横幅w3と
を総称して咥部横幅wiと称する。
また、ピッチp1相当咥部横幅利用目盛印位置Mdp1とピッチp2相当咥部横幅利用目盛印位置Mdp2とピッチp3相当咥部横幅利用目盛印位置Mdp3とを総称して咥部横幅利用目盛印位置Mdpiと称する。また、ピッチp1相当横幅w1、ピッチp2相当横幅w2、ピッチp3相当横幅w3を得るための整数倍(「0」を含まず:1、2、3)を第1の整数倍ともいう。
第4目盛用溝Mdq4(Mdq4a、Mdq4b)は、ユニバーサル基板100のピッチp4(4/10インチ(10.16mm))の間隔をノギス等で計測し、左側アーム咥部平面部先端19bからこの間隔に相当するピッチp4用縦長「g」の右側アーム咥部テーパ面15aa及び左側アーム咥部テーパ面15bbの側面における位置を見つける。そして、この位置に咥部平面中心線Lh(Lah又はLbh)に対して直角になるように、右側アーム咥部テーパ面15aa及び左側アーム咥部テーパ面15bbの周囲に成形する。つまり、Mq4a、Mq4bを形成する。
第5目盛用溝Mdq5(Mq5a、Mdq5b)は、ユニバーサル基板100のピッチp5(5/10インチ(12.70mm))の間隔をノギス等で計測し、左側アーム咥部平面部先端19bからこの間隔に相当するピッチp5用縦長「h」の右側アーム咥部テーパ面15aa及び左側アーム咥部テーパ面15bbの側面における位置を見つける。そして、この位置に咥部平面中心線Lh(Lah又はLbh)に対して直角になるように、右側アーム咥部テーパ面15aa及び左側アーム咥部テーパ面15bbの周囲に成形する。つまり、Mq5a、Mq5bを形成する。
第6目盛用溝Mq6(Mq6a、Mb)は、ユニバーサル基板100のピッチp6(6/10インチ(15.24mm))の間隔をノギス等で計測し、左側アーム咥部平面部先端19bからこの間隔に相当するピッチp6用縦長「i」の右側アーム咥部テーパ面15aa及び左側アーム咥部テーパ面15bbの側面における位置を見つける。そして、この位置に咥部平面中心線Lh(Lah又はLbh)に対して直角になるように、右側アーム咥部テーパ面15aa及び左側アーム咥部テーパ面15bbの周囲に成形する。つまり、Mq6a、Mq6bを形成する。
前述のピッチp4用縦長「g」、ピッチp5用縦長「h」、ピッチp6用縦長「」を得るための整数倍(「0」を含まず:4、5、6)を第2の整数倍(第1の整数倍以上)ともいう。
また、ピッチp4用縦長「g」となる位置、ピッチp5用縦長「h」となる位置、ピッチp6用縦長「i」となる位置を咥部縦長利用目盛印位置Mdqiと称する。
これらの第1目盛用印Mp1、第2目盛用印Mp2及び第3目盛用印Mp3並びに第4目盛用印Mq4、第5目盛用印Mq5及び第6目盛用印Mq6は電線115の直径(0.2〜0.5mmφ)の半分程度のドリルで形成された溝であり、赤又は黒等の色が塗布されている。
すなわち、咥部電線長計測用目盛付ラジオペンチ30の目盛Miとユニバーサル基板100のピッチpiとは図3に示す関係になっている。
図3(a)は1/10インチ(2.54mm)間隔でスルーホール111が形成されているユニバーサル基板100を示す。
図3(a)においては、整数倍の「ピッチP1」、「ピッチP2」、「ピッチP3」、「ピッチP4」、「ピッチP5」、「ピッチP6」を「P1」〜「P6」の記号で記している。
また、図3(b)には左には、右側アーム咥部15aの上面における第1目盛印Mp1を示し、図3(b)の中央には、右側アーム咥部15aの上面における第2目盛印Mp2を示し、右端には第3目盛印Mp3を示して説明する。
また、図3(c)には図3(a)の左側面を示して説明する。図3(c)においては、第4目盛印Mq4(Mqa、Mq4b)、第5目盛印Mq5(Mq5a、Mq5b)、第6目盛印Mq6(Mq6a、Mq6b)を示している。
すなわち、図3に示すように、ユニバーサル基板100のピッチP1(1/10インチ:2.54mm)は第1目盛印Mp1に対応し、ピッチP2(2/10インチ:5.08mm)は第2目盛印Mp2に対応し、ピッチp3(3/10インチ:7.62mm)は第3目盛印Mp3に対応している。
さらに、ピッチP4(4/10インチ:10.16mm)は第4目盛印Mq4に対応し、ピッチP5(5/10インチ:12.70mm)は第5目盛印Mq5に対応し、ピッチp6(6/10インチ:15.24mm)は第6目盛印Mq6に対応している。
Figure 0006063020
(先端19からの目盛Miの位置)
目盛Miの位置は先端19から長さを計測してその位置に成形しても構わない。図4を用いて以下に説明する。
図4(a)には咥部電線長計測用目盛付ラジオペンチ30の右側アーム13を上面(下面でも構わない)にして示す。但し、右側アーム咥部15aと右側アーム切断部16aの右側切断部上面16aeとを示して説明する。
また、図4(a)には右側アーム咥部15aの右側アーム咥部テーパ面15aaの右側切断部上面16aeの先端側を右側咥部テーパ面開始位置15at(左側は左側咥部テーパ面開始位置15bt)として示す。総称してテーパ面開始位置15tと称する。
図4(b)には図4(a)の咥部電線長計測用目盛付ラジオペンチ30を左側面から見た場合の左側面図を示す。
図4(a)に示すように、第1目盛印Mp1には、ピッチp1(1/10インチ(2.54mm))の長さに該当することを示す記号「p1」を印字し、第2目盛印Mp2にはピッチp2(2/10インチ(5.08mm))の長さに該当することを示す記号「p2」を印字し、第3目盛印Mp3にはピッチp3(3/10インチ(7.62mm))であることを示す記号「p3」を印字するのが好ましい。
さらに、図4(b)に示すように、第4目盛印Mq4には、ピッチp4(4/10インチ(10.16mm))の長さに該当することを示す記号「p4」を印字し、第5目盛印Mq5にはピッチp5(5/10インチ(12.70mm))の長さに該当することを示す記号「p5」を印字し、第6目盛印Mq6にはピッチp6(6/10インチ(15.24mm))の長さに該当することを示す記号「p6」を印字するのが好ましい。
また、図4(b)には先端19の高さ(以下先端高「j」という)を示し、切断部16の高さ(以下切断高「k」という)を示す。この「k」は咥部15の最大断面でもある。
そして、図4(b)に示すように咥部15における右側アーム咥部15aの右側アーム咥部テーパ面15aa及び左側アーム咥部15bの左側アーム咥部テーパ面15bbは、右側咥部テーパ面開始位置15at及び左側咥部テーパ面開始位置15btから直線状に次第に厚みを低下させて先端19に至るテーパ形状にされている。
上記の第1目盛印Mp1(ピッチp1)〜第3目盛印Mp3(ピッチp3)に相当する長さの目盛を付ける位置については、直線状に次第に厚みが先端に向かって細くなるテーパ面を有する場合は、そのテーパ面の勾配に依存する。
つまり、右側アーム咥部平面部15ac又は左側アーム咥部平面部15bcの縦長「a」(テーパ面間隔)とし、先端19の幅を先端横幅「b」とし、右側アーム咥部上面15ae及び左側アーム咥部上面15beの横幅を咥部上面最大横幅「c」とする。
また、ピッチp1からピッチp3を得るための、第1目盛印Mp1、第2目盛印Mp2、第3目盛印Mp3の位置である咥部横幅利用目盛印位置Mdpiまでの長さを、先端19からそれぞれ、「d」、「e」、および「f」とすると、これらの縦長TLiは、次式で求めることができる。ただし、単位はmmである。
先端19から第1目盛印Mp1までの縦長TLiである「d」は、
d= a × (2.54 − b)/ (c−b) (mm)
・・・・・・・・・・・・・式1(2.54はピッチp1)
先端19から第2目盛印Mp2までの縦長TLiである「e」は、
e = a × (5.08 − b)/ (c−b)(mm)
・・・・ 式2 (5.08はピッチp2)
先端19から第3目盛印Mp3までの縦長TLiである「f」は、
f = a × (7.62 − b)/ (c −b)(mm)
・・・・・・式3(7.62はピッチp3)
として算出できる。
一方、第4目盛印Mq4(ピッチp4)〜第6目盛印Mq6(ピッチp6)までの先端19からの縦長TLiは、それぞれを「g」、「h」、および「i」とするとき、以下となる。ただし、単位はmmである。
先端19から第4目盛印Mq4までの縦長TLiである「g」は、
g =10.16(mm)・・・・・・・・・ 式4(10.16はピッチp4)
先端19から第5目盛印Mq5までの縦長TLiである「h」は、
h=12.70 (mm)・・・式5(12.70はピッチp5)
先端19から第6目盛印Mq6までの縦長TLiである「i」は、
i = 15.24(mm)・・・・・・ 式6(15.24はピッチp6)
として決定する。
つまり、第4目盛印Mq4〜第6目盛印Mq6については、ユニバーサル基板100のピッチを計測して決定した値を式4〜式6とし、これらを用いて決定している。
上記の式1〜式6を用いて例えば全長が15.0mm、全幅が52、0mm、「a」が47.8mm、「b」が1.8mm、「c」が8.5mmのタイプのラジオペンチを用いて目盛Miの位置を決定した場合は、表2の位置となった。
Figure 0006063020
(使用方法)
図5及び図6は実施の形態1の使用形態を説明する説明図である。図5には第1目盛用印Mp1、第2目盛用印Mp2、第3目盛用印Mp3を用いての電線115の計測及び折り曲げを示し、図6には、第4目盛用印Mq4、第5目盛用印Mq5、第6目盛用印Mq6を用いての電線115の計測及び折り曲げを示す。
但し、図5においては、右側アーム13の右側アーム咥部15aの右側アーム咥部テーパ面15aaを上面にして説明する。また、第1目盛用印Mp1(ピッチp1)、第2目盛用印Mp2(ピッチp2)、第3目盛用印Mp3(ピッチp3)の内で、第2目盛用印Mp2を用いてピッチp2(2/10インチ(5.08mm))の電線115の計測を示す。
図5(a)に示すように電線115を左手で持って、右側アーム咥部テーパ面15aaが上側となるように咥部電線長計測用目盛付ラジオペンチ30を右手で持って電線115を咥部15で噛んだ状態にする。
つまり、咥部15の右側アーム咥部テーパ面15aaの第2目盛用印Mp2(ピッチp2)に平行になるように電線115を咥部電線長計測用目盛付ラジオペンチ30の左側面から左側アーム咥部平面部15bcの平面一杯(右側端まで)に置いて、これを右側アーム咥部平面部15acで噛んだ状態である。すなわち、ピッチp2/10インチ(5.08mm))の長さのジャンパ線116を得ることになる。
そして、図5(b)及び図5(c)に示すように、咥部電線長計測用目盛付ラジオペンチ30を反時計廻りに回して図5(d)に示すピッチp2/10インチ(5.08mm))を得る。
すなわち、電線115を左手で持って咥部電線長計測用目盛付ラジオペンチ30を右手に持って電線115を第1目盛印Mp1、第2目盛印Mp2、第3目盛印Mp3に合わせて右側アーム咥部15a及び左側アーム咥部15bで噛むことで容易にピッチp1(1/10インチ(2.54mm))、ピッチp2(2/10インチ(5.08mm))、ピッチp3(3/10インチ(7.62mm))のジャンパ線116を得ることができる。
一方、ピッチp4(4/10インチ(10.16mm))、ピッチp5(5/10インチ(12.70mm))、ピッチp6(6/10インチ(15.24mm))のジャンパ線116を得る場合は図6に示すような手順で得る。
但し、図6(a)は咥部電線長計測用目盛付ラジオペンチ30を右手(図示せず)で持って切断刃部11側を上側にして説明する。また、図6は、第4目盛用印Mq4(ピッチp4)、第5目盛用印Mq5(ピッチp5)、第6目盛用印Mq6(ピッチp6)の内で、第5目盛用印Mq5を用いてピッチp5(5/10インチ(12.70mm))の電線115の計測として説明する。
図6(a)に示すように、電線115を左手で持って、先端19から第5目盛印Mqまで電線115を合わせる。そして、咥部15で噛んだ状態にする。
つまり、ピッチp5/10インチ(12.70mm))の長さのジャンパ線を得ることになる。
そして、図6(b)及び図6(c)に示すように、咥部電線長計測用目盛付ラジオペンチ30を反時計廻りに回して図6(d)に示すように折り曲げる。つまり、ピッチp5/10インチ(12.70mm))の電線を得る。そして、このピッチp5(5/10インチ(12.70mm))の範囲の電線を切断する。
すなわち、電線115を左手で持って咥部電線長計測用目盛付ラジオペンチ30を右手に持って電線115を第目盛印Mq4、第目盛印Mq5、第目盛印Mq6に合わせて右側アーム咥部15a及び左側アーム咥部15bで噛むことで容易にピッチp4(4/10インチ(10.16mm))、ピッチp5(5/10インチ(12.70mm))、ピッチp6(6/10インチ(15.24mm))のジャンパ線116を得ることができる。
<実施の形態2>
上記実施の形態1の切断刃部11について実施の形態2として説明する。図7において上記の図と同一符号のものは説明を省略する。
図7(a)は一般的なラジオペンチを右手で持って左側面を正面として示し、図7(b)は上面を示し、図7(c)は図7(a)の切断刃付近の横断面を示している。
図7(a)には切断刃部11の右側切断刃11aと左側切断刃11bとがかみ合う刃筋20を示して説明する。
現在のラジオペンチの多くは、咥部15の後方の切断部16に切断刃部11を備えているのが一般的である。しかしながら、図7(c)の断面図に示すように、切断刃部11の右側切断刃11a、左側切断刃11bの二つ刃がかみ合う刃筋20は切断部16の左側面の面(側面)から1〜1.5mm程度内側にある。
このため、長さが1/10インチ(2.54mm)の精度のジャンパ線116を求めるにあたっては、無視できない量となっている。
つまり、左手の指(爪)が切断部16の側面で邪魔されるため、刃筋20のあるところにまで電線115を送ることができない。
このため、左手の指をずらすか、右手に握っているラジオペンチをニッパー(持ち際まで刃を寄せることができる)等の別の工具に替える必要がある。すなわち、作業工程が増えて、かつジャンパ線116の工作精度が落ちることになる。
そこで、電線115を切断する際の正確性と簡便性を向上させるよう、刃筋位置を変更する。
すなわち、咥部電線長計測用目盛付ラジオペンチ30の切断刃部11の刃筋位置を図8に示すような位置に成形(形成)している。
図8は咥部電線長計測用目盛付ラジオペンチ30の切断刃部11の説明図である。上記の図と同一符号については説明を省略する。図8(a)は咥部電線長計測用目盛付ラジオペンチ30を右手で持って左側面を正面として示し、図8(b)は上面を示し、図8(c)は図8(a)の切断刃付近の横断面を示している。
図8(c)の断面に示すように、切断刃部11を構成する右側切断刃11aと左側切断刃11bとは刃筋20が「左側面」と同一面上になるように成型している。
このため、図9(a)及び図9(b)に示すように、左手の親指と人差指とでつまんで、切断刃の位置で精度良く切断できる。
<他の実施の形態>
実施の形態1では目盛Mi(インク又は溝)を右側アーム咥部テーパ面15aa及び左側アーム咥部テーパ面15bbに形成したが、図10に示すように、左側アーム咥部平面部15bc(又は右側アーム咥部平面部15ac)に形成しても構わない。この目盛MiをMp1b、Mp2b、Mp3b、Mq4b、Mq5b、Mq6bと記載している。
また、Mp1bにはp1、Mp2bにはp2、Mp3bにはp3、Mq4bにはp4、Mq5bにはp5、Mq6bにはp6を刻印する。また、Mp1b、Mp2b及びMp3bと、Mq4b、Mq5b及びMq6bとは異なる色にするのが好ましい。
このように形成すると、Mp1b、Mp2b、Mp3bで電線115を横向き噛むことができるので、ジャンパ線116が真っ直ぐになる。
さらに、図11に示すように左側アーム咥部平面部15bc(又は右側アーム咥部平面部15ac)に目盛Mi(Mp1b、Mp2b、Mp3b、Mq4b、Mq5b、Mq6b;インク又は溝)を設けて、かつ左側アーム咥部平面部15bc(又は右側アーム咥部平面部15ac)の先端19から最後のMp3までの間に縦長利用溝TMiを形成してもよい。
この縦長利用溝TMiは、先端19の中央から左側アーム咥部平面部15bc(又は右側アーム咥部平面部15ac)の後辺の中央を通る咥部平面中心線Lh(Lah、bh)に沿って形成する。
このように形成すると、Mq4b、Mq5b、Mq6bによって電線115がその位置まで真っ直ぐになるので寸法精度がよいジャンパ線116を得ることができる。
なお、縦長利用溝TMiはさらに長くしても構わないし、目盛Mi(インク、溝)もさらに多く設けても構わない。
また、上記実施の形態では丸みを帯びたテーパ面を有するラジオペンチとして説明したが丸みを帯びない直線的なテーパ面を有したラジオペンチに上記の目盛Miを設けても構わない。
さらに、上記実施の形態ではユニバーサル基板100として説明したがブレッドボード、穴あきベーク板等であってもよいし、ピッチも1.29mmを1単位としているものでも構わない。
さらに、上記の目盛Miが溝で成型されている場合は、電線115を右側アーム咥部平面部15acに対向する左側アーム咥部平面部15bcで噛んで、この溝に電線115を這わせることで右側アーム咥部15a又は左側アーム咥部15bの略断面形状の形にしたジャンパ線を得ても構わない。
19 先端
15 咥部
30 咥部電線長計測用目盛付ラジオペンチ
16 切断部
11 切断刃部
11a 右側切断刃
11b 左側切断刃
15a 右側アーム咥部
15b 左側アーム咥部
15ac 右側アーム咥部平面部
15bc 左側アーム咥部平面部
Mi 目盛
19aa 右側アーム咥部平面後
Lh 咥部平面中心線
Mp 咥部横幅利用目盛印
Mq 咥部縦長利用目盛印

Claims (10)

  1. 縦横列に一定のピッチp1でスルーホール(111)を設けた基板(100)における必要な長さのジャンパ線(116)を得るための目盛(Mi)を、先端(19)に向かって次第に厚みが直線状に低下するテーパ形状の直状型の咥部(15)に設けたラジオペンチであって、
    前記咥部(15)は、
    前記ピッチp1の第1の整数倍(「0」含まず)となる各々の咥部横幅wi)を得る各々の位置に、電線(115)を横に咥えて前記各々の咥部横幅(wi)となる長さのジャンパ線(116)を得るための咥部横幅利用目盛印(Mp)と、
    前記ピッチp1)に相当する前記咥部横幅(wi)に対して前記第1の整数倍(「0」含まず)以上の第2の整数倍(「0」含まず)となる各々の縦長(TLi)に相当する先端(19)からの各々の位置に、先端(19)側から前記電線(115)を咥えて前記各々の縦長(TLi)となるジャンパ線(116)を得るための咥部縦長利用目盛印(Mq)とで前記目盛(Mi)を設けていることを特徴とするラジオペンチ。
  2. 前記咥部(15)は、
    平な面で被咥物を咥えるため右側アーム咥部平面部(15ac)を有する右側アーム咥部(15a)と前記右側アーム咥部平面部(15ac)に対向する左側アーム咥部平面部(15bc)を有する左側アーム咥部(15b)とからなり、
    前記咥部横幅利用目盛印(Mp)は、
    前記右側アーム咥部平面部(15ac)又は前記左側アーム咥部平面部(15bc)における前記ピッチp1の第1の整数倍(「0」含まず)となる前記各々の両端を各々の咥部横幅wi)とし、この各々の咥部横幅(wiを得る各々の位置を、咥部横幅利用目盛印位置(Mdpi)とし、
    この咥部横幅利用目盛印位置Mdpi)となる前記右側アーム咥部(15a)又は前記右側アーム咥部(15a)のいずれか若しくは両方のテーパ面の個所にそれぞれが溝又は色の塗布で設けられており、
    前記咥部縦長利用目盛印(Mq)は、
    前記先端19)の中央ら前記右側アーム咥部平面部(15ac)又は左側アーム咥部平面部(15bc)上の咥部平面中心線(Lh)を通る前記縦長(TLi)となる前記右側アーム咥部平面部(15ac)又は前記左側アーム咥部平面部(15bc)の各々の位置を咥部縦長利用目盛印位置(Mdqi)とし、
    この咥部縦長利用目盛印位置(Mdqi)となる前記右側アーム咥部(15a)又は前記右側アーム咥部(15a)のいずれか若しくは両方のテーパ面の個所に、前記咥部横幅利用目盛印(Mp)とは異なる溝又は色の塗布でそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1記載のラジオペンチ。
  3. 前記咥部横幅利用目盛印(Mp)及び前記咥部縦長利用目盛印(Mq)は、
    前記右側アーム咥部平面部(15ac)又は前記左側アーム咥部平面部(15bc)における部平面中心線(Lh)に対して直角となる方向の前記テーパ面上の位置に設けられていることを特徴とする請求項2記載のラジオペンチ。
  4. 前記咥部横幅利用目盛印(Mp)及び前記咥部縦長利用目盛印(Mq)は、丸状の色印又は直線状の溝あるいは直線状の色線であり、
    直線状の溝又は直線状の色線の場合は、前記咥部平面中心線(Lh)に対して直角となるように前記テーパ面上に設けられていることを特徴とする請求項3記載のラジオペンチ。
  5. 前記咥部(15)は、
    平な面で被咥物を咥えるため右側アーム咥部平面部(15ac)を有する右側アーム咥部(15a)と前記右側アーム咥部平面部(15ac)に対向する左側アーム咥部平面部(15bc)を有する左側アーム咥部(15b)とからなり、
    前記咥部横幅利用目盛印(Mp)と前記咥部縦長利用目盛印(Mq)との両方若しくはいずれか一方は、
    前記右側アーム咥部平面部(15ac)上又は前記左側アーム咥部平面部(15bc)上のいずれか一方若しくは両方に直線状の溝又は直線状の色線で設けられており、
    これは、前記右側アーム咥部平面部(15ac)又は前記左側アーム咥部平面部(15bc)における部平面中心線(Lh)に対して直交するように形成されていることを特徴とする請求項記載のラジオペンチ。
  6. 前記右側アーム咥部平面部(15ac)又は左側アーム咥部平面部(15bc)には、
    前記先端(19)から前記部平面中心線(Lh)を通って前記咥部横幅利用目盛印(Mp)及び咥部縦長利用目盛印(Mq)の各々を直交する縦長利用溝(TMi)が形成されていることを特徴とする請求項5記載のラジオペンチ。
  7. 前記咥部横幅利用目盛印(Mp)、前記咥部縦長利用目盛印(Mq)及び前記縦長利用溝(TMi)は直線状の溝であり、
    これらの直線状の溝は、前記基板(100)で用いる電線(115)の直径の略半分の径で形成していることを特徴とする請求項記載のラジオペンチ。
  8. 前記咥部横幅利用目盛印(Mp)の位置である咥部横幅利用目盛印位置(Mdpi)までの前記先端(19)からの縦長(TLi)は、
    縦長(TLi)=a×(ピッチpi−b)/(c−b)
    但し、 a:右側アーム咥部平面部(15ac)又は左側アーム咥部平面部(15bc)の縦長(テーパ面間隔)
    pi:ピッチp1の整数倍(「0」含まず)
    b:先端横幅
    c:咥部上面最大横幅
    されていることを特徴とする請求項1記載のラジオペンチ。
  9. 前記咥部横幅利用目盛印(Mp)、前記咥部縦長利用目盛印(Mq)の各々には該当するピッチを示す記号を設けていることを特徴とする請求項1記載のラジオペンチ。
  10. 前記咥部(15)の切断刃部(11)は、
    右側切断刃(11a)と左側切断刃(11b)とで構成されており、
    前記右側切断刃(11a)及び左側切断刃(11b)は、刃筋(20)が前記切断刃部(11)の側面と同一面上に形成されていることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載のラジオペンチ。
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